JPS6338565B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6338565B2 JPS6338565B2 JP17939582A JP17939582A JPS6338565B2 JP S6338565 B2 JPS6338565 B2 JP S6338565B2 JP 17939582 A JP17939582 A JP 17939582A JP 17939582 A JP17939582 A JP 17939582A JP S6338565 B2 JPS6338565 B2 JP S6338565B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- journal
- parts
- pin
- hardening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C3/00—Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
- F16C3/04—Crankshafts, eccentric-shafts; Cranks, eccentrics
- F16C3/06—Crankshafts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
本発明はクランクシヤフトに係り、特にピン部
およびジヤーナル部の表面焼入れにおいて各軸受
円筒部の円筒方向に沿つて硬化層深さを連続的に
変化するように表面焼入れを施したクランクシヤ
フトに関する。 一般にクランクシヤフトのピン部およびジヤー
ナル部の軸受部分を表面焼入れする場合は熱処理
によつて発生する歪みを最小にする為の一手段と
して高周波誘導加熱による表面焼入れ方法が採用
されている。 従来は第1図に示すクランクシヤフト10の軸
断面図で見られる様にピン部11,12,13,
14およびジヤーナル部21,22,23,2
4,25の各軸受円筒部30および硬化層40に
限定して表面焼入れが施されていた。 一方、内燃機関の馬力増加に呼応して同一寸法
のクランクシヤフトの強度向上を図る為に第2図
の軸断面図に示す様に前記軸受円筒部30のみな
らず、円筒部30に続く曲成部31およびこれに
続くフイレツト部32をも含めた部分にも表面硬
化層50を形成させる方法が施行されるようにな
つて来た。 しかしながらクランクシヤフトはピン部とジヤ
ーナル部が同一軸線上になく、曲りくねつた複雑
な形状であるため、表面焼入後歪みが発生し、以
後の製作工程に多大の支障を来たしているのが現
状であり、特に前述の第2図に示す様に広い範囲
に硬化層パターンを形成させた場合にはますます
歪みが増大し、発生する歪みの量によつてクラン
クシヤフトの使用が不可能になることも多い。 尚表面焼入れ後歪みを矯正する場合に第2図に
示す如き硬化層パターンが形成されているときに
は曲成部31寸近に矯正時の応力が集中して、割
れ、破損等を起こす危険性が極めて高く、また焼
入れ時の発生歪みが大きいときは矯正作業は殆ん
ど不可能となる。 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、ヒン部およびジヤーナル部の軸受円筒部を含
みこれに続く曲成部およびフイレツト部に表面焼
入れを施し、かつ歪みの発生量を最小として、焼
入れ後の矯正作業を必要としないクランクシヤフ
トを提供することを目的とする。 歪みの発生を防止するためには焼入れ後に発生
する歪みの量や方向を予測し、歪みの原因となる
内部残留応力が相互に打ち消される様な硬化層パ
ターンを形成させればよく、その一つの方法とし
て前述の第2図に示す円周方向に均一の硬化層の
深さを持つ従来の均一硬化層パターンに対して円
周方向に深さの変化する偏差付硬化層パターンを
形成させる方法が考えられる。 しかしながらクランクシヤフトの曲成部および
フイレツト部まで焼入れすることにより発生する
歪みの量とその最大値を示す方向を決定する因子
は複雑で、しかも各因子の相互干渉効果を認めら
れ、これらを体系づけて解析することは極めて困
難である。 そこで、それ等を実験的に求める為に、加熱に
よつて歪みの発生を助長する様な加工による内部
応力が残留していないクランクシヤフトに対して
各種の実験を繰返えした結果、最大歪み量とその
方向を左右する因子として下記の項目をあげ得る
ことが判明した。 (1) クランクシヤフト自体の材質、前熱処理、形
状および寸法。 (2) 円筒部、曲成部、フイレツト部に誘導加熱に
よる表面焼入れを行つた場合については、 (2,1) 有効硬化層のパターンとその深
さ。 (2,2) ピン部及びジヤーナル部の焼入れ
の順序。 (2,3) 焼もどし処理方法。 以下に上記の実験を踏まえて実施した本発明の
実施例について説明する。 第3図は4気筒の内燃機関に使用されるクラン
クシヤフトのピン部11,12,13,14、ジ
ヤーナル部21,22,23,24,25に対し
て第1表に示す順序および条件で表面焼入れおよ
び焼もどしを行い、その都度クランクシヤフトの
両端をセンターで押え、ジヤーナル部22,23
および24に当接させたダイヤルゲージの読みを
そのまゝプロツトした折線を示している。 尚図中の折線は焼入れ前の状態を示してお
り、順序5′,6′は別個の試験片に対して順序4
まで同一の処理を行い次の段階でジヤーナル部2
3の焼入方法を均等焼入れから偏差付焼入れに変
更したものである。又、偏差付焼入れ、均等焼入
れについては後述する。
およびジヤーナル部の表面焼入れにおいて各軸受
円筒部の円筒方向に沿つて硬化層深さを連続的に
変化するように表面焼入れを施したクランクシヤ
フトに関する。 一般にクランクシヤフトのピン部およびジヤー
ナル部の軸受部分を表面焼入れする場合は熱処理
によつて発生する歪みを最小にする為の一手段と
して高周波誘導加熱による表面焼入れ方法が採用
されている。 従来は第1図に示すクランクシヤフト10の軸
断面図で見られる様にピン部11,12,13,
14およびジヤーナル部21,22,23,2
4,25の各軸受円筒部30および硬化層40に
限定して表面焼入れが施されていた。 一方、内燃機関の馬力増加に呼応して同一寸法
のクランクシヤフトの強度向上を図る為に第2図
の軸断面図に示す様に前記軸受円筒部30のみな
らず、円筒部30に続く曲成部31およびこれに
続くフイレツト部32をも含めた部分にも表面硬
化層50を形成させる方法が施行されるようにな
つて来た。 しかしながらクランクシヤフトはピン部とジヤ
ーナル部が同一軸線上になく、曲りくねつた複雑
な形状であるため、表面焼入後歪みが発生し、以
後の製作工程に多大の支障を来たしているのが現
状であり、特に前述の第2図に示す様に広い範囲
に硬化層パターンを形成させた場合にはますます
歪みが増大し、発生する歪みの量によつてクラン
クシヤフトの使用が不可能になることも多い。 尚表面焼入れ後歪みを矯正する場合に第2図に
示す如き硬化層パターンが形成されているときに
は曲成部31寸近に矯正時の応力が集中して、割
れ、破損等を起こす危険性が極めて高く、また焼
入れ時の発生歪みが大きいときは矯正作業は殆ん
ど不可能となる。 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、ヒン部およびジヤーナル部の軸受円筒部を含
みこれに続く曲成部およびフイレツト部に表面焼
入れを施し、かつ歪みの発生量を最小として、焼
入れ後の矯正作業を必要としないクランクシヤフ
トを提供することを目的とする。 歪みの発生を防止するためには焼入れ後に発生
する歪みの量や方向を予測し、歪みの原因となる
内部残留応力が相互に打ち消される様な硬化層パ
ターンを形成させればよく、その一つの方法とし
て前述の第2図に示す円周方向に均一の硬化層の
深さを持つ従来の均一硬化層パターンに対して円
周方向に深さの変化する偏差付硬化層パターンを
形成させる方法が考えられる。 しかしながらクランクシヤフトの曲成部および
フイレツト部まで焼入れすることにより発生する
歪みの量とその最大値を示す方向を決定する因子
は複雑で、しかも各因子の相互干渉効果を認めら
れ、これらを体系づけて解析することは極めて困
難である。 そこで、それ等を実験的に求める為に、加熱に
よつて歪みの発生を助長する様な加工による内部
応力が残留していないクランクシヤフトに対して
各種の実験を繰返えした結果、最大歪み量とその
方向を左右する因子として下記の項目をあげ得る
ことが判明した。 (1) クランクシヤフト自体の材質、前熱処理、形
状および寸法。 (2) 円筒部、曲成部、フイレツト部に誘導加熱に
よる表面焼入れを行つた場合については、 (2,1) 有効硬化層のパターンとその深
さ。 (2,2) ピン部及びジヤーナル部の焼入れ
の順序。 (2,3) 焼もどし処理方法。 以下に上記の実験を踏まえて実施した本発明の
実施例について説明する。 第3図は4気筒の内燃機関に使用されるクラン
クシヤフトのピン部11,12,13,14、ジ
ヤーナル部21,22,23,24,25に対し
て第1表に示す順序および条件で表面焼入れおよ
び焼もどしを行い、その都度クランクシヤフトの
両端をセンターで押え、ジヤーナル部22,23
および24に当接させたダイヤルゲージの読みを
そのまゝプロツトした折線を示している。 尚図中の折線は焼入れ前の状態を示してお
り、順序5′,6′は別個の試験片に対して順序4
まで同一の処理を行い次の段階でジヤーナル部2
3の焼入方法を均等焼入れから偏差付焼入れに変
更したものである。又、偏差付焼入れ、均等焼入
れについては後述する。
【表】
更に上記の実験結果について考察すると第3図
の折線はジヤーナル部23の焼入れ前の状態で
あり、同ジヤーナル部は同図の方向に0.63mm変
位しているが、ジヤーナル部23に均等焼入れを
施した場合は折線で示す様に上記と逆の方向即
ち方向に0.42mm変位している。 これは第3図の側よりも側のフイレツト付
近の質量が小さいために熱伝導損失が少なく、結
果として蓄積された熱がフイレツト部および曲成
部の硬化層深さ等に影響を与え方向に於ける軸
方向の伸びより方向に於ける軸方向の伸びが相
当量大きい為であると考えられる。 これに対してジヤーナル部23に対して偏差付
焼入を施した結果、前記の伸びの差を軽減するこ
とにより第3図に示す如き良好な結果が得られ
たものと考えられる。 そこで第4図に本発明の実施例につきピン部お
よびジヤーナル部の硬化層の形成状況を示す。 即ち全長約500mm、ピンのハーフストローク約
45mmの4気筒の内燃機関に使用されるクランクシ
ヤフトであつて軸受円筒部およびこれに続く曲成
部ならびにフイレツト部にまで表面焼入れが施さ
れると共に、全てのピン部およびジヤーナル部2
3には偏差付焼入れ、他のジヤーナル部に均等焼
入れが施されている。なお、第4図において10
1,102,103および104はカウンターウ
エイトである。 こゝにピン部11,12,13,14の偏差付
焼入れによる硬化層の深さはともに直径約50mmmm
の円筒部でクランクシヤフトの中心軸から遠い側
即ちトツプ側tで円筒部に於ける最小値3.2mm、
曲成部45度方向で2.2mm反対側のウエブ側wで最
大値4.2mm、曲成部45度方向で6.2mmである。 又、ジヤーナル部23については直径60mmの円
筒部に対しては図の上側即ちu部で最大値4.0mm、
下側即ちd部で最小値3.3mmであり23以外のそ
の他のジヤーナル部はすなわち21,22,2
4,25は3.3〜3.5mmの範囲内で同一深さの均等
焼入れが行われている。 以上説明したように、すべてのピン部およびジ
ヤーナル部23において、表面硬化層の円周方向
からみた深さが、それぞれのピン部或いはジヤー
ナル部23に隣接するカウンターウエイトをクラ
ンクシヤフトの軸方向からみて左右対称に分割す
る平面がそれぞれのピン部或いはジヤーナル部2
3と交差して生じるそれぞれのピン部或いはジヤ
ーナル部23の直径の端部のうち、上記カウンタ
ーウエイトに近いほうの端部において最大とな
り、他の端部において最小となり、両端部の中間
部分では最大から最小へまたは最小から最大へと
漸次変化しているような偏差付硬化層パターンが
形成されていることになる。 尚前記表面焼入れはピン部およびジヤーナル部
にそれぞれ最適のコイル体を使用し、ピン部およ
びジヤーナル部に対して12,13,14,1
1,22,24,25,21,23の順序で1個
処づつ順次行つた。 次に第5図は偏差付硬化層パターンを形成させ
る為の表面焼入れ方法を説明する為の説明図であ
る。 80は高周波コイル体であり、これが被焼入れ
面即ち図ではクランクシヤフト10のピン部11
の円筒部30に絶縁性のスペーサ81を介して当
接しており、公知のパンタグラフ機構により、加
熱中は被焼入れ部分の公転および自転にともない
前記スペーサ81により被焼入れ部分と一定の間
隙を保持しながら、クランクシヤフトの回転に応
じて追従する。 一方クランクシヤフト10を回転させるとピン
部11は矢印の様に公転しながら自転し、コイル
体80はピン部11の円筒部の全周にわたつて一
定の間隙を保つて摺動することとなり、その間コ
イル体80には高周波電流が通電される。 こゝで同図にθとして示す区間略120度に於て
小電流を流し、他の区間は大電流を流して加熱
し、適当な時間加熱した後被焼入面の表面から冷
媒により急冷却すれば、大電流を流した区間の硬
化層は厚く、他の区間では漸次薄くなり、小電流
区間の中間に於て最小の深さの硬化層が得られ
る。 上記の方法はジヤーナル部についても同様であ
り、高周波電流の変化時期はリミツトスイツチ等
を設定することにより、自動的に偏差付表面焼入
れを施すことができる。 本実施例に於ては4気筒の内燃機関のクランク
シヤフトについて説明したがこれに限ることはな
く、6気筒或いはそれ以上の多気筒のものについ
ても同様に製作することができる。 この場合いずれのジヤーナルに、いずれの方向
に偏差は焼入れを実施すべきかは若干の実験によ
つて容易に決定することができる。 本発明は以上述べて来た如くクランクシヤフト
のピン部およびジヤーナル部に於いてその円筒部
のみならず円筒部の端部に形成されている曲成部
およびフイレツト部にまで表面焼入れを実施する
場合に於て、すべてのピン部および一つ以上のジ
ヤーナル部について表面硬化層の円周方向からみ
た深さが、それぞれのピン部或いはジヤーナル部
に隣接するカウンターウエイトをクランクシヤフ
トの軸方向からみて左右対称に分割する平面がそ
れぞれのピン部或いはジヤーナル部と交差して生
じるそれぞれのピン部或いはジヤーナル部の直径
の端部のうち、前記カウンターウエイトに近いほ
うの端部において最大となり、他の端部において
最小となり、両端部の中間部分では最大から最小
へまたは最小から最大へと漸次変化している偏差
付硬化層パターンを有しているので内燃機関の馬
力増加に対応し得ると共に焼入れ歪の量を減少で
き、従つて焼入れ後のプレス矯正を省略すると共
に研摩仕上げの工数を縮少し得る利点を有する。
の折線はジヤーナル部23の焼入れ前の状態で
あり、同ジヤーナル部は同図の方向に0.63mm変
位しているが、ジヤーナル部23に均等焼入れを
施した場合は折線で示す様に上記と逆の方向即
ち方向に0.42mm変位している。 これは第3図の側よりも側のフイレツト付
近の質量が小さいために熱伝導損失が少なく、結
果として蓄積された熱がフイレツト部および曲成
部の硬化層深さ等に影響を与え方向に於ける軸
方向の伸びより方向に於ける軸方向の伸びが相
当量大きい為であると考えられる。 これに対してジヤーナル部23に対して偏差付
焼入を施した結果、前記の伸びの差を軽減するこ
とにより第3図に示す如き良好な結果が得られ
たものと考えられる。 そこで第4図に本発明の実施例につきピン部お
よびジヤーナル部の硬化層の形成状況を示す。 即ち全長約500mm、ピンのハーフストローク約
45mmの4気筒の内燃機関に使用されるクランクシ
ヤフトであつて軸受円筒部およびこれに続く曲成
部ならびにフイレツト部にまで表面焼入れが施さ
れると共に、全てのピン部およびジヤーナル部2
3には偏差付焼入れ、他のジヤーナル部に均等焼
入れが施されている。なお、第4図において10
1,102,103および104はカウンターウ
エイトである。 こゝにピン部11,12,13,14の偏差付
焼入れによる硬化層の深さはともに直径約50mmmm
の円筒部でクランクシヤフトの中心軸から遠い側
即ちトツプ側tで円筒部に於ける最小値3.2mm、
曲成部45度方向で2.2mm反対側のウエブ側wで最
大値4.2mm、曲成部45度方向で6.2mmである。 又、ジヤーナル部23については直径60mmの円
筒部に対しては図の上側即ちu部で最大値4.0mm、
下側即ちd部で最小値3.3mmであり23以外のそ
の他のジヤーナル部はすなわち21,22,2
4,25は3.3〜3.5mmの範囲内で同一深さの均等
焼入れが行われている。 以上説明したように、すべてのピン部およびジ
ヤーナル部23において、表面硬化層の円周方向
からみた深さが、それぞれのピン部或いはジヤー
ナル部23に隣接するカウンターウエイトをクラ
ンクシヤフトの軸方向からみて左右対称に分割す
る平面がそれぞれのピン部或いはジヤーナル部2
3と交差して生じるそれぞれのピン部或いはジヤ
ーナル部23の直径の端部のうち、上記カウンタ
ーウエイトに近いほうの端部において最大とな
り、他の端部において最小となり、両端部の中間
部分では最大から最小へまたは最小から最大へと
漸次変化しているような偏差付硬化層パターンが
形成されていることになる。 尚前記表面焼入れはピン部およびジヤーナル部
にそれぞれ最適のコイル体を使用し、ピン部およ
びジヤーナル部に対して12,13,14,1
1,22,24,25,21,23の順序で1個
処づつ順次行つた。 次に第5図は偏差付硬化層パターンを形成させ
る為の表面焼入れ方法を説明する為の説明図であ
る。 80は高周波コイル体であり、これが被焼入れ
面即ち図ではクランクシヤフト10のピン部11
の円筒部30に絶縁性のスペーサ81を介して当
接しており、公知のパンタグラフ機構により、加
熱中は被焼入れ部分の公転および自転にともない
前記スペーサ81により被焼入れ部分と一定の間
隙を保持しながら、クランクシヤフトの回転に応
じて追従する。 一方クランクシヤフト10を回転させるとピン
部11は矢印の様に公転しながら自転し、コイル
体80はピン部11の円筒部の全周にわたつて一
定の間隙を保つて摺動することとなり、その間コ
イル体80には高周波電流が通電される。 こゝで同図にθとして示す区間略120度に於て
小電流を流し、他の区間は大電流を流して加熱
し、適当な時間加熱した後被焼入面の表面から冷
媒により急冷却すれば、大電流を流した区間の硬
化層は厚く、他の区間では漸次薄くなり、小電流
区間の中間に於て最小の深さの硬化層が得られ
る。 上記の方法はジヤーナル部についても同様であ
り、高周波電流の変化時期はリミツトスイツチ等
を設定することにより、自動的に偏差付表面焼入
れを施すことができる。 本実施例に於ては4気筒の内燃機関のクランク
シヤフトについて説明したがこれに限ることはな
く、6気筒或いはそれ以上の多気筒のものについ
ても同様に製作することができる。 この場合いずれのジヤーナルに、いずれの方向
に偏差は焼入れを実施すべきかは若干の実験によ
つて容易に決定することができる。 本発明は以上述べて来た如くクランクシヤフト
のピン部およびジヤーナル部に於いてその円筒部
のみならず円筒部の端部に形成されている曲成部
およびフイレツト部にまで表面焼入れを実施する
場合に於て、すべてのピン部および一つ以上のジ
ヤーナル部について表面硬化層の円周方向からみ
た深さが、それぞれのピン部或いはジヤーナル部
に隣接するカウンターウエイトをクランクシヤフ
トの軸方向からみて左右対称に分割する平面がそ
れぞれのピン部或いはジヤーナル部と交差して生
じるそれぞれのピン部或いはジヤーナル部の直径
の端部のうち、前記カウンターウエイトに近いほ
うの端部において最大となり、他の端部において
最小となり、両端部の中間部分では最大から最小
へまたは最小から最大へと漸次変化している偏差
付硬化層パターンを有しているので内燃機関の馬
力増加に対応し得ると共に焼入れ歪の量を減少で
き、従つて焼入れ後のプレス矯正を省略すると共
に研摩仕上げの工数を縮少し得る利点を有する。
第1図は従来例に於ける焼入れ状況を示すクラ
ンクシヤフトの軸断面図、第2図は表面焼入れの
範囲を拡大した場合の断面図、第3図は焼入れ時
の歪量をプロツトしたグラフ、第4図は本発明品
の焼入れ状況を示す断面図、第5図は偏差付焼入
れ法の説明図である。 10……クランクシヤフト、11,12,1
3,14……ピン部、21,22,23,24,
25……シヤンク部、80……コイル体、10
1,102,103,104……カウンターウエ
イト。
ンクシヤフトの軸断面図、第2図は表面焼入れの
範囲を拡大した場合の断面図、第3図は焼入れ時
の歪量をプロツトしたグラフ、第4図は本発明品
の焼入れ状況を示す断面図、第5図は偏差付焼入
れ法の説明図である。 10……クランクシヤフト、11,12,1
3,14……ピン部、21,22,23,24,
25……シヤンク部、80……コイル体、10
1,102,103,104……カウンターウエ
イト。
Claims (1)
- 1 クランクシヤフトのピン部およびジヤーナル
部の円筒部分のみならず、同部分につづく端末の
曲成部およびこの曲成部につづくフイレツト部分
にも表面焼入れを施したクランクシヤフトにおい
て、すべてのピン部および一つ以上のジヤーナル
部の表面硬化層の円周方向からみた深さが、それ
ぞれの前記ピン部或いはジヤーナル部に隣接する
カウンターウエイトを前記クランクシヤフトの軸
方向からみて左右対称に分割する平面がそれぞれ
の前記ピン部或いはジヤーナル部と交差して生じ
るそれぞれの前記ピン部或いはジヤーナル部の直
径の端部のうち、前記カウンターウエイトに近い
ほうの端部において最大となり、他の端部におい
て最小となり、両端部の中間部分では最大から最
小へまたは最小から最大へと漸次変化している偏
差付硬化層パターンを有することを特徴とするク
ランクシヤフト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17939582A JPS5969516A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | クランクシヤフト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17939582A JPS5969516A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | クランクシヤフト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5969516A JPS5969516A (ja) | 1984-04-19 |
| JPS6338565B2 true JPS6338565B2 (ja) | 1988-08-01 |
Family
ID=16065111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17939582A Granted JPS5969516A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | クランクシヤフト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5969516A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01188624A (ja) * | 1988-01-22 | 1989-07-27 | Fuji Denshi Kogyo Kk | クランクシャフトのピン部の高周波表面焼入法 |
| JP2588695Y2 (ja) * | 1990-04-11 | 1999-01-13 | 三菱自動車工業株式会社 | クランク軸 |
| JP2576960Y2 (ja) * | 1990-04-11 | 1998-07-23 | 三菱自動車工業株式会社 | 多気筒エンジン用クランク軸 |
| EP1712745A1 (de) | 2005-04-14 | 2006-10-18 | Siemens Aktiengesellschaft | Komponente einer Dampfturbinenanlage, Dampfturbinenanlage, Verwendung und Herstellungsverfahren |
| US10161014B2 (en) | 2016-01-08 | 2018-12-25 | Ford Motor Company | Laser hardened crankshaft |
-
1982
- 1982-10-12 JP JP17939582A patent/JPS5969516A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5969516A (ja) | 1984-04-19 |
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