JPS6345668B2 - - Google Patents
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- JPS6345668B2 JPS6345668B2 JP58000749A JP74983A JPS6345668B2 JP S6345668 B2 JPS6345668 B2 JP S6345668B2 JP 58000749 A JP58000749 A JP 58000749A JP 74983 A JP74983 A JP 74983A JP S6345668 B2 JPS6345668 B2 JP S6345668B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D209/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07D209/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
- C07D209/44—Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles
- C07D209/48—Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles with oxygen atoms in positions 1 and 3, e.g. phthalimide
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/34—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
- C08K5/3412—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
- C08K5/3415—Five-membered rings
- C08K5/3417—Five-membered rings condensed with carbocyclic rings
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Description
本発明は、難燃剤でありかつ1種以上のポリマ
ーとの混合時に特に有用である化合物を提供す
る。従つて、本発明は、構造式() 〔上記構造式()中、 a Rは
ーとの混合時に特に有用である化合物を提供す
る。従つて、本発明は、構造式() 〔上記構造式()中、 a Rは
【式】または
【式】
であり、
b R1、R2は、おのおのが独立に約2個〜約5
個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキ
レンであり、 c X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、
X10、X11、X12、X13は、おのおのが独立に水
素または塩素または臭素であり、但し (1) X1、X2、X3、X4のうちの少なくとも3個
は、おのおのが独立に塩素または臭素であ
り、 (2) X5、X6、X7、X8、X9のうちの少なくとも
3個は、おのおのが独立に塩素または臭素で
あり、 (3) X10、X11、X12、X13のうちの少なくとも
3個は、おのおのが独立に塩素または臭素で
ある ことを条件とする〕 によつて示される化合物を提供する。 典型的には、R1、R2は、おのおのが独立に約
2個〜約4個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキレンである。直鎖アルキレンが好まし
い。R1あるいはR2あるいはR1とR2の両方がエチ
レンであることが特に好ましい。 炭酸エステル化合物の2個の芳香族環のおのお
ののハロ基は混合であつてもよく、あるいは一方
の環のみのハロ基は等しいが、他方の環のハロ基
は混合であつてもよく、あるいは一方の環のハロ
基は同じであるが、他方の環のハロ基(それら自
体は同じである)と異なつていてもよく、あるい
は両方の環のハロ基が同じであつてもよい。X1、
X2、X3、X4、X10、X11、X12、X13のおのおのが
ブロモでありかつX5、X6、X7、X8、X9が、おの
おの独立に水素またはブロモであり、但しX5、
X6、X7、X8、X9のうちの少なくとも3個がブロ
モであることを条件とすることが好ましい。 Rとしては、好ましい基は2,4,6−トリブ
ロモフエニル、ペンタブロモフエニル、2−(テ
トラブロモフタルイミド)エチルである。 本発明の炭酸エステルの模範例となる化合物
は、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,3,4,6−テトラブロモフエニル、 炭酸3−(テトラブロモフタルイミド)プロピ
ル2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸5−(テトラブロモフタルイミド)ペンチ
ル2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)−1−メ
チルエチル2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(テトラクロロフタルイミド)エチル
2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,4,6−トリクロロフエニル、 炭酸2−(テトラクロロフタルイミド)エチル
2,4,6−トリクロロフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
ペンタブロモフエニル、 炭酸3−(テトラブロモフタルイミド)プロピ
ルペンタブロモフエニル、 炭酸5−(テトラブロモフタルイミド)ペンチ
ルペンタブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,4,6−トリブロモ−3,5−ジクロロフエ
ニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)−1−エ
チルエチルペンタブロモフエニル、 炭酸2−(テトラクロロフタルイミド)エチル
ペンタブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
ペンタクロロフエニル、 炭酸2−(テトラクロロフタルイミド)エチル
ペンタクロロフエニル、 炭酸5−(テトラクロロフタルイミド)ペンチ
ル2,4−ジブロモ−3,5,6−トリクロロフ
エニル、 炭酸ビス〔2−(テトラブロモフタルイミド)
エチル〕、 炭酸ビス〔2−(テトラクロロフタルイミド)
エチル〕、 炭酸ビス〔5−(テトラクロロフタルイミド)
ペンチル〕、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2−(テトラクロロフタルイミド)エチル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2−(3,4,6−トリブロモフタルイミド)エ
チル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2−(3,4,5−トリブロモフタルイミド)エ
チル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2−(3,4,6−トリクロロフタルイミド)プ
ロピル、 炭酸ビス〔2−(3,4,6−トリブロモフタ
ルイミド)エチル〕、 炭酸ビス〔2−(3,4,5−トリブロモフタ
ルイミド)エチル〕、 炭酸ビス−〔2−(3,4,6−トリクロロフタ
ルイミド)エチル〕、 炭酸ビス〔3−(3,4,5−トリクロロフタ
ルイミド)プロピル〕、 炭酸2−(3,4,6−トリブロモフタルイミ
ド)エチル2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(3,4,6−トリブロモフタルイミ
ド)−1−メチルエチルペンタブロモフエニル、 炭酸2−(3,4,6−トリブロモフタルイミ
ド)エチル2,4,6−トリブロモ−3,5−ジ
クロロフエニル、 炭酸2−(3,4,5−トリクロロフタルイミ
ド)エチルペンタブロモフエニル、 である。 少量の付加的な置換基は、その種類および数が
化合物の難燃性をいちぢるしく妨害しない限り、
分子に付いていてもよい。 本明細書ならびに特許請求の範囲に用いる場
合、フタルイミド基中の位置は、下記のように示
される。 従つて、3,4,6−トリブロモフタルイミド
は、1,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−4,
5,7−トリブロモ−2H−イソインドール−2
−イルと同等である。 本発明の炭酸エステルは、構造式() で示されるハロ蟻酸エステルを、構造式 で示されるハロゲン置換フエノールまたは構造式 で示されるN−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロ
フタルイミドと反応させることによつて製造する
ことができる。上記各式中、Xは塩素または臭素
であり、R1、R2、X1、X2、X3、X4、X5、X6、
X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13は、構造式
()に関して上で定義した通りである。 Xは塩素または臭素であることができるが、塩
素が好ましい。 反応は、便宜上、不活性有機溶媒中で行うこと
ができる。通常、1種以上のハロゲン化水素捕集
剤(scavenger)も存在する。この捕集剤の中に
は、反応の触媒として作用し得るものもあり、ま
た加熱時にハロゲン化水素を発生させて再生する
ことができるものもある。 2種の反応成分は、通常ほぼ化学量論量で用い
られるが、何れかが過剰に存在していてもよい。
化学量論量または僅かに過剰のヒドロキシ官能性
反応成分を用いるのが通例である。典型的には、
ヒドロキシ官能性化合物対ハロ蟻酸エステルのモ
ル比は、約0.1:1〜約10:1の範囲である。約
0.9:1〜約1.1:1が好ましい。 使用できる代表的な捕集剤は、ピリジン、イミ
ダゾール、2,6−ルチジン、2,4,6−コリ
ジン、ジ(メチルアミノ)ピリジンのような含窒
素複素環式有機化合物である。ジメチルアニリン
のような非複素環式含窒素芳香族捕集剤も有用で
ある。トリエチルアミンのような含窒素脂肪族化
合物は、補集剤として使用されることができ、同
様に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムのような無機塩基も使用
できる。所望ならば捕集剤の混合物も使用するこ
とができる。好ましい捕集剤はピリジンである。 捕集剤の使用量は、広範囲にわたつて変化され
る。通常、捕集剤対ハロ蟻酸エステルのモル比
は、約0.0001:1〜約100:1の範囲である。典
型的には、約0.0005:1〜約20:1の範囲であ
る。約0.001:1〜約1:1の範囲のモル比が好
ましい。 反応温度および反応温度以下に於て、反応成分
ならびに反応生成物に対して不活性である限り、
実質的にどんな溶媒または溶媒混合物でも用いる
ことができる。適当な溶媒の例は、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンのような芳香族炭化水素溶媒で
ある。塩化メチレン、クロロホルム、パークロロ
エチレン、トリクロロエチレン、四塩化炭素のよ
うな塩素化脂肪族溶媒も使用することができる。
同様に、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼ
ン、o−クロロトルエンのような塩素化芳香族溶
媒も有用である。好ましい不活性溶媒はクロロベ
ンゼン、o−ジクロロベンゼンであるが、クロロ
ベンゼンが特に好ましい。 最終的に用いられる不活性溶媒対反応成分の重
量比は広範囲に変化される。一般に、溶媒の量
は、反応温度に於て反応成分を少なくとも部分的
に溶解するのに十分でなければならない。最終的
に用いられる不活性溶媒対反応部分の重量比は、
通常、約0.5:1〜約100:1の範囲であり、約
2:1〜約20:1が好ましい。 反応を行う温度も、広範囲に変えることができ
る。約−20℃〜約+200℃の範囲の反応温度が、
最もしばしば用いられる。反応温度は、約50℃〜
約150℃の範囲であることが好ましい。 本発明の1つの態様によれば、構造式 で示される化合物は、構造式() 〔上記構造式中、R1、X1、X2、X3、X4は、構造
式()に関して上で定義した通りである〕 で示されるN−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロ
フタルイミドを炭酸二ハロゲン化物と反応させる
ことによつて製造することができる。 使用することができる炭酸二ハロゲン化物の例
としては、ホスゲン、ブロモホスゲン、ブロモク
ロロホスゲンが含まれる。好ましい炭酸二ハロゲ
ン化物はホスゲンである。所望な場合には、炭酸
二ハロゲン化物の混合物を使用することができ
る。 この反応は、不活性有機溶媒中で、好ましくは
ハロゲン化水素の捕集剤の存在下に於て行うこと
もできる。上述した溶媒および捕集剤が、満足に
使用できる。捕集剤対炭酸二ハロゲン化物のモル
比は、広範囲に変えることができるが、通常、約
0.0001:1〜約100:1の範囲である。約0.001:
1〜約2:1が好ましい。溶媒の量も、広く変え
ることができるが、一般に、上述した比率で用い
られる。 反応温度も、同様に広範囲に変えられる。約−
20℃〜約+150℃の範囲の温度が最もよく用いら
れる。約0℃〜約110℃が好ましい。 反応成分は、一般にそれぞれのほぼ化学量論量
で用いられるが、いずれの過剰を導入することが
できる。ヒドロキシ官能性化合物対炭酸二ハロゲ
ン化物のモル比は、通常約0.2:1〜約20:1の
範囲であり、約1.6:1〜約2.2:1が好ましい。 本発明のさらにもう1つの態様によれば、構造
式 で示される化合物は、構造式()で示されるN
−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフタルイミド
を、構造式 で示されるハロ蟻酸エステルと反応させることに
よつて製造することができる。上記各式中、Xは
塩素または臭素であり、R1、X1、X2、X3、X4、
X5、X6、X7、X8、X9は、構造式()に関して
上で定義した通りである。 この反応は、便宜上、不活性有機溶媒中で、好
ましくは塩化水素の捕集剤の存在下に於て行うこ
とができる。既述した溶媒および捕集剤が、満足
に使用できる。捕集剤対ハロ蟻酸エステルのモル
比は、広範囲に変えられるが、通常、約0.0001:
1〜約100:1の範囲であり、典型的には、約
0.0005:1〜約20:1の範囲であり、約0.001:
1〜約1:1が好ましい。溶媒の量も、広範囲に
変えられるが、一般に、記述した比率で用いられ
る。 反応温度も広範囲に変えることができ、約−20
℃〜約+200℃の範囲の温度が、最もよく用いら
れ、約50℃〜約150℃が好ましい。 反応成分は、一般に、それぞれのほぼ化学量論
量で用いられるが、いずれかの成分を過剰に導入
してもよい。ヒドロキシ官能性化合物対ハロ蟻酸
エステルのモル比は、通常、約0.1:1〜約10:
1の範囲であり、約0.9:1〜約1.1:1が好まし
い。 本発明のもう1つの態様は、ハロ蟻酸ポリハロ
フタルイミドアルキルの製造方法を提供する。こ
のことは、N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロ
フタルイミドを炭酸二ハロゲン化物と反応させる
ことによつて達成される。使用できる炭酸二ハロ
ゲン化物の例としては、ホスゲン、ブロモホスゲ
ン、ブロモクロロホスゲンが含まれる。 この反応は、一般に、不活性有機溶媒中で、好
ましくはハロゲン化水素の捕集剤の存在下に於て
行われる。上述した溶媒および捕集剤が、満足に
使用できる。捕集剤対炭酸二ハロゲン化物のモル
比は、広範囲に変えることができるが、通常、約
0.0001:約100:1の範囲であり、約0.0005:1
〜約20:1が典型的であり、約0.001:1〜約
1:1が好ましい。溶媒の量は、これも広範囲に
変えることができ、一般に、既述した比率で用い
られる。 反応成分は、一般に、それぞれのほぼ化学量論
量で用いられるが、いずれかの成分を過剰に導入
することもできる。ヒドロキシ官能性化合物対炭
酸二ハロゲン化物のモル比は、広範囲に変えるこ
とができるが、典型的には、約0.1:1〜約10:
1の範囲であり、約0.9:1〜約2:1が好まし
い。 反応温度は、広範囲に変えることができ、約−
20℃〜約+200℃の範囲の温度が最もよく用いら
れ、約50℃〜約150℃が好ましい。 通常、N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフ
タルイミドのヒドロキシアルキル基は、約2個〜
約5個の炭素原子を含有し、約2個〜約4個の炭
素原子が典型的である。アルキル部分は、直鎖で
あつても分枝鎖であつてもよいが、直鎖が好まし
い。好ましいヒドロキシアルキル基は2−ヒドロ
キシエチルである。 N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフタルイ
ミドの各ハロ基は、独立に塩素または臭素であ
る。通常、すべてのハロ基が塩素または臭素のい
ずれかであり、好ましくはすべてのハロ基が臭素
である。 式()〔式()中、X、R1、X1、X2、X3、
X4は上で定義した通りである〕で示されるハロ
蟻酸ポリハロフタルイミドアルキルは、この方法
で都合よく製造することができ、本発明の難燃剤
炭酸エステルの製造の中間体として、ならびに他
の化合物の製造用に用いられる。 N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフタルイ
ミドは、アミノアルカノールとポリハロフタル酸
無水物との反応によつて都合よく製造することが
できる。 この反応は、通常、不活性有機溶媒中で行われ
る。不活性溶媒対反応成分の重量比は、広範囲に
変えることができるが、通常、反応温度に於て反
応成分を少なくとも部分的に溶解するのに十分で
なければならない。最終的に用いられる不活性溶
媒対反応成分の重量比は、一般に、約0.5:1〜
約100:1の範囲であり、約2:1〜約20:1が
好ましい。 適当な溶媒の例としては、芳香族炭化水素溶
媒、塩素化芳香族溶媒、塩素化脂肪族溶媒が含ま
れ、これらの溶媒の例は既に挙げてある。好まし
い溶媒はクロロベンゼンである。 反応温度は、変えられるが、典型的には、約50
℃〜約200℃の範囲であり、約80℃〜約150℃が好
ましい。 ポリハロフタル酸無水物の好ましい亜族はテト
ラハロフタル酸無水物およびトリハロフタル酸無
水物である。 ポリハロフタル酸無水物の各ハロ基は、独立
に、塩素または臭素であることができるが、最も
しばしば、すべてが塩素またはすべてが臭素であ
る。これらの化合物の例は、3,4,5−トリク
ロロフタル酸無水物、3,4,6−トリクロロフ
タル酸無水物、テトラクロロフタル酸無水物、
3,4,5−トリブロモフタル酸無水物、3,
4,6−トリブロモフタル酸無水物、テトラブロ
モフタル酸無水物である。好ましい化合物はテト
ラクロロフタル酸無水物およびテトラブロモフタ
ル酸無水物であり、テトラブロモフタル酸無水物
が特に好ましい。 用いられるアミノアルカノールは、一般に、約
2個〜約5個の炭素原子を含有し、約2個〜約4
個の炭素原子が典型的である。−アミノ− −ア
ルカノールが好ましい。使用できるアミノアルカ
ノールの例としては、2−アミノエタノール、3
−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−
ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、2
−アミノ−1−プロパノール、1−アミノ−2−
プロパノール、2−アミノ−1−ブタノール、2
−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−
アミノ−3−メチル−1−ブタノールが含まれ
る。好ましいアミノアルカノールは2−アミノエ
タノールである。 何らかの理論に束縛されたくはないが、ポリハ
ロフタル酸無水物はアミノアルコールと反応して
対応する2−(ヒドロキシアルキルカルバミル)−
ポリハロ安息香酸を生成し、次いでこの2−(ヒ
ドロキシアルキルアルバミル)−ポリハロ安息香
酸が縮合して対応するN−(ヒドロキシアルキル)
−ポリハロフタルイミドを生成すると考えられ
る。 約110℃〜約200℃の範囲の温度でポリハロフタ
ル酸無水物をアミノアルカノールと反応させると
き、生成物は、本質的にN−(ヒドロキシアルキ
ル)−ポリハロフタルイミドである。反応温度が
約60℃〜約90℃の範囲である場合には、N−(ヒ
ドロキシアルキル)−ポリハロフタルイミドと2
−(ヒドロキシアルキルカルバミル)ポリハロ安
息香酸とがかなりの量で生成する。反応温度が約
0℃〜約50℃の範囲である場合には、生成物は、
本質的に2−(ヒドロキシアルキルカルバミル)−
ポリハロ安息香酸である。一方の生成物または他
方の生成物を生成する温度間の明確な境界線はお
そらくないだろうということは認められるべきで
ある。むしろ、反応温度が上がるにつれて、置換
安息香酸を犠牲にして生成される置換フタルイミ
ドの比率が増すようである。従つて、本発明のも
う1つの実施態様によれば、2−(ヒドロキシア
ルキルカルバミル)−ポリハロ安息香酸は、アミ
ノアルカノールとポリハロフタル酸無水物との反
応によつて製造され、2−(ヒドロキシアルキル
カルバミル)−ポリハロ安息香酸は反応混合物中
に集まる。 この反応は、一般に、不活性有機溶媒中で行わ
れる。不活性溶媒対反応成分の重量比は、広範囲
に変えることができるが、通常、反応温度に於て
反応成分を少なくとも部分的に溶解するのに十分
でなければならない。最終的に用いられる不活性
溶媒対反応成分の重量比は、一般に、約0.5:1
〜約100:1の範囲内であり、約2:1〜約20:
1が好ましい。 適当な溶媒の例としては、芳香族炭化水素溶
媒、塩素化芳香族溶媒、塩素化脂肪族溶媒が含ま
れ、これらの例は既述してある。好ましい溶媒は
クロロベンゼンである。 反応温度は、変えることができるが、通常、約
0℃〜約90℃の範囲であり、約0℃〜約50℃が好
ましい。 ポリハロフタル酸無水物の好ましい亜族、ポリ
ハロフタル酸無水物のハロ基、好ましいポリハロ
フタル酸無水物、一般に用いられるアミノアルカ
ノールの型および好ましいアミノアルカノールが
2−アミノエタノールであることに関して既述し
たことは本方法にも適用できる。2−(ヒドロキ
シアルキルカルバミル)−ポリハロ安息香酸は、
反応混合物の他の成分から分離されることがで
き、あるいは、所望によりそのように分離しない
でもよく、かつ熱することによつてN−(ヒドロ
キシアルキル)−ポリハロフタルイミドを生成す
る。2−(ヒドロキシアルキルカルバミル)−ポリ
ハロ安息香酸は、一般に、しかし必ずしもそうで
なくてもよいが、反応混合物の他の成分から分離
した後、N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフ
タルイミド以外の化合物の製造に於ける反応成分
として使用することもできる。 この方法は、構造式 (上記構造式中、 a R3は、約2個〜約5個の炭素原子を有する
直鎖または分枝鎖アルキレンであり、 b X14、X15、X16、X17は、おのおのが独立に
水素または塩素または臭素であり、但しX14、
X15、X16、X17のうちの少なくとも3個は、お
のおのが独立に塩素または臭素であることを条
件とする) で示される化合物の製造に用いられる。 典型的には、R3は、約2個〜約4個の炭素原
子を有する直鎖または分枝鎖アルキレンであり、
直鎖アルキレンが好ましい。R3がエチレンであ
ることが特に好ましい。 芳香族環のハロ基は、混合であつてもよく、あ
るいは同じであつてもよく、同じであることが好
ましい。X14、X15、X16、X17のおのおのが塩素
または臭素のいずれかであることが特に好まし
い。 2−(ヒドロキシアルキルアルバミル)−ポリハ
ロ安息香酸の代表例である化合物には、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
テトラブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
テトラクロロ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,4,5−トリブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,4,6−トリブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
4,5,6−トリブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,5,6−トリブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,4,5−トリクロロ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,4,6−トリクロロ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,5,6−トリクロロ−4−ブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシプロピル)カルバミル〕
−テトラブロ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシ−2−メチルエチル)カ
ルバミル〕−3,5,6−トリクロロ安息香酸、 2−〔(4−ヒドロキシブチル)カルバミル〕−
テトラクロロ安息香酸、 2−〔(3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)
カルバミル〕−4,5,6−トリブロモ安息香酸、 2−〔5−(ヒドロキシペンチル)カルバミル〕
−テトラブロモ安息香酸 が含まれる。 上述した種々の反応のおのおのは、通常、包囲
大気圧に於てまたは包囲大気圧付近で行われる
が、所望ならば、より高圧も、より低圧も用いる
ことができる。 本発明のポリハロフタルイミドアルキル官能性
炭酸エステルは、可燃性ポリマーと混合して該可
燃性ポリマーよりも大きい難燃性を有する組成物
を提供することができる。本発明の個々の炭酸エ
ステルは、ある種の可燃性ポリマーに対して他の
ポリマーに対するよりも有効であるが、組成物中
の難燃剤炭酸エステル濃度を適当に調節すること
によつて所望の効果を得ることができる。通常、
可燃性ポリマーは熱可塑性であるが、熱硬化性で
あつてもよい。可燃性ポリマーは、ホモポリマー
でもインターポリマーでもよく、またはポリマー
の混合物でもよい。本発明の難燃性ポリマーの中
に使用することができる可燃性ポリマーの例とし
ては、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
インターポリマーまたはグラフトポリマー、ポリ
スチレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエスチル、ポリカー
ボネートが含まれる。好ましいポリマーは、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレンインターポ
リマーまたはグラフトポリマー、耐衝撃性ポリス
チレン、高密度ポリエチレンである。 本発明の組成物中に存在する難燃剤炭酸エステ
ルの量は、広範囲に変えることができる。かかる
難燃剤炭酸エステルは、通常、ポリマーの約2〜
約30重量%の範囲の量で存在し、約5〜約20重量
%が好ましい。難燃剤炭酸エステルの混合物を用
いてもよい。 組成物中には、難燃性を増加させる他の物質が
随意に存在していてもよい。かかる物質の例とし
ては、酸化亜鉛、硼酸亜鉛、硼酸、硼砂、酸化第
二鉄、三酸化アンチモン、五酸化アンチモンが含
まれる。三酸化アンチモンが好ましい。所望なら
ば混合物を用いることができる。これらの物質の
量もまた、広範囲に変えることができる。これら
の物質を用いる場合、これらの物質は、通常、本
発明の組成物中に、約0.1〜約15重量%の範囲で
存在し、約1〜約10重量%の範囲の量が好まし
い。 本発明の組成物は、随意に、可塑剤、顔料、染
料、チント(tints)、樹脂顔料分散剤または粉砕
用ビヒクルなどを含むことができる。 上述の随意成分のリストは、決してすべてを網
羅してはいない。これらの成分および他の成分
は、それが良好なポリマー調合実施をひどく妨害
しない限り、通常の目的のための通常の量で用い
られる。 本発明の組成物は、通常、種々の成分を単に混
合することによつて製造される。これは、多くの
場合、粉砕によつて行われる。もし可燃性ポリマ
ーと難燃剤ポリマーとが、共に溶媒に可溶であれ
ば、それらを溶解し、混合し、溶媒を除去してポ
リマー混合物を回収する。最もしばしば、ポリマ
ーが溶融状態である間に成分を混合する。 本発明の組成物は、難燃剤特性を有し、多くの
用途がある。典型的には、本発明の組成物は、押
出によつて繊維またはフイルムまたは他の形にす
ることができ、あるいはほとんどどんな形にも成
形または整形または形成することができる。組成
物のポリマーが溶媒に可溶であるか、あるいは
水、または有機非溶媒または水および有機液体の
混和性系中に分散性である場合には、組成物をコ
ーテイング組成物中に用いることができる。 以下に、説明のための実施例を示すが、特に断
らない限り、これらの実施例中、部はすべて重量
部であり、%はすべて重量%である。 実施例 1 本実施例は、N−(2−ヒドロキシエチル)−テ
トラブロモフタルイミドの合成および2−〔(2−
ヒドロキシエチル)カルバミル〕−テトラブロモ
安息香酸の合成を示す。 927.4g(2モル)のテトラブロモフタル酸無
水物と2.7のクロロベンゼンとを4ビーカー
に仕込んだ。この仕込み原料を90℃に加熱した
が、テトラブロモフタル酸無水物の全部は溶解し
なかつた。 122.2g(2モル)の2−アミノエタノールと
350mlのクロロベンゼンとを混合し、99℃に加熱
することによつて添加物溶液を調製した。 この添加物溶液を、ビーカーの内容物へ、撹拌
しながら、1時間にわたつて添加した。150mlを
添加した後、反応混合物の温度は103℃であり、
ほぼ全部のテトラブロモフタル酸無水物が溶解し
た。添加完了後、反応混合物の温度は120℃より
僅かに高く、反応混合物相は、約700mlの下部液
体層と上部液体層とに分離した。この反応混合物
を、徐々に放冷させてほぼ室温にした。すると、
下部液体層は白色固体に固化した。この固体を、
過によつて第1収穫固体として集め、粉砕して
帯黄白色粉末とし、真空乾燥器中で、120℃、絶
対圧0.5Torrで乾燥し、769.7gの乾燥器乾燥第1
収穫固体を得た、液を25℃に冷却し、再び過
して、白色結晶を第2収穫固体として回収した。
この第2収穫固体を、開放皿中で20時間風乾して
171.2gの風乾第2収獲固体を得た。これを、次
に、真空乾燥器中で、160℃、絶対圧0.5Torrで
乾燥し、154.8gの乾燥器乾燥第2収穫固体を得
た。第2収穫固体からの液を、フラツシユエバ
ポレーター中でクロロベンゼンを蒸留することに
よつて濃縮してほぼ乾固させた。残留物を過
し、30mlのメタノールで洗つて第3収穫白色固体
を得た。これを、第2収穫固体乾燥に用いた方法
と同様な方法で乾燥して39.4gの乾燥器乾燥第3
収穫固体を得た。それぞれの収穫固体を液体クロ
マトグラフイーで分析した。結果は第1表に示す
が、これらの結果は相対値として示されている。
というのは、結果は、存在する物質の絶対重量%
ならびに化合物によつて異なる比紫外線吸収率の
関数であるからである。
個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキ
レンであり、 c X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、
X10、X11、X12、X13は、おのおのが独立に水
素または塩素または臭素であり、但し (1) X1、X2、X3、X4のうちの少なくとも3個
は、おのおのが独立に塩素または臭素であ
り、 (2) X5、X6、X7、X8、X9のうちの少なくとも
3個は、おのおのが独立に塩素または臭素で
あり、 (3) X10、X11、X12、X13のうちの少なくとも
3個は、おのおのが独立に塩素または臭素で
ある ことを条件とする〕 によつて示される化合物を提供する。 典型的には、R1、R2は、おのおのが独立に約
2個〜約4個の炭素原子を有する直鎖または分枝
鎖アルキレンである。直鎖アルキレンが好まし
い。R1あるいはR2あるいはR1とR2の両方がエチ
レンであることが特に好ましい。 炭酸エステル化合物の2個の芳香族環のおのお
ののハロ基は混合であつてもよく、あるいは一方
の環のみのハロ基は等しいが、他方の環のハロ基
は混合であつてもよく、あるいは一方の環のハロ
基は同じであるが、他方の環のハロ基(それら自
体は同じである)と異なつていてもよく、あるい
は両方の環のハロ基が同じであつてもよい。X1、
X2、X3、X4、X10、X11、X12、X13のおのおのが
ブロモでありかつX5、X6、X7、X8、X9が、おの
おの独立に水素またはブロモであり、但しX5、
X6、X7、X8、X9のうちの少なくとも3個がブロ
モであることを条件とすることが好ましい。 Rとしては、好ましい基は2,4,6−トリブ
ロモフエニル、ペンタブロモフエニル、2−(テ
トラブロモフタルイミド)エチルである。 本発明の炭酸エステルの模範例となる化合物
は、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,3,4,6−テトラブロモフエニル、 炭酸3−(テトラブロモフタルイミド)プロピ
ル2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸5−(テトラブロモフタルイミド)ペンチ
ル2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)−1−メ
チルエチル2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(テトラクロロフタルイミド)エチル
2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,4,6−トリクロロフエニル、 炭酸2−(テトラクロロフタルイミド)エチル
2,4,6−トリクロロフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
ペンタブロモフエニル、 炭酸3−(テトラブロモフタルイミド)プロピ
ルペンタブロモフエニル、 炭酸5−(テトラブロモフタルイミド)ペンチ
ルペンタブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,4,6−トリブロモ−3,5−ジクロロフエ
ニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)−1−エ
チルエチルペンタブロモフエニル、 炭酸2−(テトラクロロフタルイミド)エチル
ペンタブロモフエニル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
ペンタクロロフエニル、 炭酸2−(テトラクロロフタルイミド)エチル
ペンタクロロフエニル、 炭酸5−(テトラクロロフタルイミド)ペンチ
ル2,4−ジブロモ−3,5,6−トリクロロフ
エニル、 炭酸ビス〔2−(テトラブロモフタルイミド)
エチル〕、 炭酸ビス〔2−(テトラクロロフタルイミド)
エチル〕、 炭酸ビス〔5−(テトラクロロフタルイミド)
ペンチル〕、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2−(テトラクロロフタルイミド)エチル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2−(3,4,6−トリブロモフタルイミド)エ
チル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2−(3,4,5−トリブロモフタルイミド)エ
チル、 炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2−(3,4,6−トリクロロフタルイミド)プ
ロピル、 炭酸ビス〔2−(3,4,6−トリブロモフタ
ルイミド)エチル〕、 炭酸ビス〔2−(3,4,5−トリブロモフタ
ルイミド)エチル〕、 炭酸ビス−〔2−(3,4,6−トリクロロフタ
ルイミド)エチル〕、 炭酸ビス〔3−(3,4,5−トリクロロフタ
ルイミド)プロピル〕、 炭酸2−(3,4,6−トリブロモフタルイミ
ド)エチル2,4,6−トリブロモフエニル、 炭酸2−(3,4,6−トリブロモフタルイミ
ド)−1−メチルエチルペンタブロモフエニル、 炭酸2−(3,4,6−トリブロモフタルイミ
ド)エチル2,4,6−トリブロモ−3,5−ジ
クロロフエニル、 炭酸2−(3,4,5−トリクロロフタルイミ
ド)エチルペンタブロモフエニル、 である。 少量の付加的な置換基は、その種類および数が
化合物の難燃性をいちぢるしく妨害しない限り、
分子に付いていてもよい。 本明細書ならびに特許請求の範囲に用いる場
合、フタルイミド基中の位置は、下記のように示
される。 従つて、3,4,6−トリブロモフタルイミド
は、1,3−ジヒドロ−1,3−ジオキソ−4,
5,7−トリブロモ−2H−イソインドール−2
−イルと同等である。 本発明の炭酸エステルは、構造式() で示されるハロ蟻酸エステルを、構造式 で示されるハロゲン置換フエノールまたは構造式 で示されるN−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロ
フタルイミドと反応させることによつて製造する
ことができる。上記各式中、Xは塩素または臭素
であり、R1、R2、X1、X2、X3、X4、X5、X6、
X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13は、構造式
()に関して上で定義した通りである。 Xは塩素または臭素であることができるが、塩
素が好ましい。 反応は、便宜上、不活性有機溶媒中で行うこと
ができる。通常、1種以上のハロゲン化水素捕集
剤(scavenger)も存在する。この捕集剤の中に
は、反応の触媒として作用し得るものもあり、ま
た加熱時にハロゲン化水素を発生させて再生する
ことができるものもある。 2種の反応成分は、通常ほぼ化学量論量で用い
られるが、何れかが過剰に存在していてもよい。
化学量論量または僅かに過剰のヒドロキシ官能性
反応成分を用いるのが通例である。典型的には、
ヒドロキシ官能性化合物対ハロ蟻酸エステルのモ
ル比は、約0.1:1〜約10:1の範囲である。約
0.9:1〜約1.1:1が好ましい。 使用できる代表的な捕集剤は、ピリジン、イミ
ダゾール、2,6−ルチジン、2,4,6−コリ
ジン、ジ(メチルアミノ)ピリジンのような含窒
素複素環式有機化合物である。ジメチルアニリン
のような非複素環式含窒素芳香族捕集剤も有用で
ある。トリエチルアミンのような含窒素脂肪族化
合物は、補集剤として使用されることができ、同
様に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムのような無機塩基も使用
できる。所望ならば捕集剤の混合物も使用するこ
とができる。好ましい捕集剤はピリジンである。 捕集剤の使用量は、広範囲にわたつて変化され
る。通常、捕集剤対ハロ蟻酸エステルのモル比
は、約0.0001:1〜約100:1の範囲である。典
型的には、約0.0005:1〜約20:1の範囲であ
る。約0.001:1〜約1:1の範囲のモル比が好
ましい。 反応温度および反応温度以下に於て、反応成分
ならびに反応生成物に対して不活性である限り、
実質的にどんな溶媒または溶媒混合物でも用いる
ことができる。適当な溶媒の例は、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンのような芳香族炭化水素溶媒で
ある。塩化メチレン、クロロホルム、パークロロ
エチレン、トリクロロエチレン、四塩化炭素のよ
うな塩素化脂肪族溶媒も使用することができる。
同様に、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼ
ン、o−クロロトルエンのような塩素化芳香族溶
媒も有用である。好ましい不活性溶媒はクロロベ
ンゼン、o−ジクロロベンゼンであるが、クロロ
ベンゼンが特に好ましい。 最終的に用いられる不活性溶媒対反応成分の重
量比は広範囲に変化される。一般に、溶媒の量
は、反応温度に於て反応成分を少なくとも部分的
に溶解するのに十分でなければならない。最終的
に用いられる不活性溶媒対反応部分の重量比は、
通常、約0.5:1〜約100:1の範囲であり、約
2:1〜約20:1が好ましい。 反応を行う温度も、広範囲に変えることができ
る。約−20℃〜約+200℃の範囲の反応温度が、
最もしばしば用いられる。反応温度は、約50℃〜
約150℃の範囲であることが好ましい。 本発明の1つの態様によれば、構造式 で示される化合物は、構造式() 〔上記構造式中、R1、X1、X2、X3、X4は、構造
式()に関して上で定義した通りである〕 で示されるN−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロ
フタルイミドを炭酸二ハロゲン化物と反応させる
ことによつて製造することができる。 使用することができる炭酸二ハロゲン化物の例
としては、ホスゲン、ブロモホスゲン、ブロモク
ロロホスゲンが含まれる。好ましい炭酸二ハロゲ
ン化物はホスゲンである。所望な場合には、炭酸
二ハロゲン化物の混合物を使用することができ
る。 この反応は、不活性有機溶媒中で、好ましくは
ハロゲン化水素の捕集剤の存在下に於て行うこと
もできる。上述した溶媒および捕集剤が、満足に
使用できる。捕集剤対炭酸二ハロゲン化物のモル
比は、広範囲に変えることができるが、通常、約
0.0001:1〜約100:1の範囲である。約0.001:
1〜約2:1が好ましい。溶媒の量も、広く変え
ることができるが、一般に、上述した比率で用い
られる。 反応温度も、同様に広範囲に変えられる。約−
20℃〜約+150℃の範囲の温度が最もよく用いら
れる。約0℃〜約110℃が好ましい。 反応成分は、一般にそれぞれのほぼ化学量論量
で用いられるが、いずれの過剰を導入することが
できる。ヒドロキシ官能性化合物対炭酸二ハロゲ
ン化物のモル比は、通常約0.2:1〜約20:1の
範囲であり、約1.6:1〜約2.2:1が好ましい。 本発明のさらにもう1つの態様によれば、構造
式 で示される化合物は、構造式()で示されるN
−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフタルイミド
を、構造式 で示されるハロ蟻酸エステルと反応させることに
よつて製造することができる。上記各式中、Xは
塩素または臭素であり、R1、X1、X2、X3、X4、
X5、X6、X7、X8、X9は、構造式()に関して
上で定義した通りである。 この反応は、便宜上、不活性有機溶媒中で、好
ましくは塩化水素の捕集剤の存在下に於て行うこ
とができる。既述した溶媒および捕集剤が、満足
に使用できる。捕集剤対ハロ蟻酸エステルのモル
比は、広範囲に変えられるが、通常、約0.0001:
1〜約100:1の範囲であり、典型的には、約
0.0005:1〜約20:1の範囲であり、約0.001:
1〜約1:1が好ましい。溶媒の量も、広範囲に
変えられるが、一般に、記述した比率で用いられ
る。 反応温度も広範囲に変えることができ、約−20
℃〜約+200℃の範囲の温度が、最もよく用いら
れ、約50℃〜約150℃が好ましい。 反応成分は、一般に、それぞれのほぼ化学量論
量で用いられるが、いずれかの成分を過剰に導入
してもよい。ヒドロキシ官能性化合物対ハロ蟻酸
エステルのモル比は、通常、約0.1:1〜約10:
1の範囲であり、約0.9:1〜約1.1:1が好まし
い。 本発明のもう1つの態様は、ハロ蟻酸ポリハロ
フタルイミドアルキルの製造方法を提供する。こ
のことは、N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロ
フタルイミドを炭酸二ハロゲン化物と反応させる
ことによつて達成される。使用できる炭酸二ハロ
ゲン化物の例としては、ホスゲン、ブロモホスゲ
ン、ブロモクロロホスゲンが含まれる。 この反応は、一般に、不活性有機溶媒中で、好
ましくはハロゲン化水素の捕集剤の存在下に於て
行われる。上述した溶媒および捕集剤が、満足に
使用できる。捕集剤対炭酸二ハロゲン化物のモル
比は、広範囲に変えることができるが、通常、約
0.0001:約100:1の範囲であり、約0.0005:1
〜約20:1が典型的であり、約0.001:1〜約
1:1が好ましい。溶媒の量は、これも広範囲に
変えることができ、一般に、既述した比率で用い
られる。 反応成分は、一般に、それぞれのほぼ化学量論
量で用いられるが、いずれかの成分を過剰に導入
することもできる。ヒドロキシ官能性化合物対炭
酸二ハロゲン化物のモル比は、広範囲に変えるこ
とができるが、典型的には、約0.1:1〜約10:
1の範囲であり、約0.9:1〜約2:1が好まし
い。 反応温度は、広範囲に変えることができ、約−
20℃〜約+200℃の範囲の温度が最もよく用いら
れ、約50℃〜約150℃が好ましい。 通常、N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフ
タルイミドのヒドロキシアルキル基は、約2個〜
約5個の炭素原子を含有し、約2個〜約4個の炭
素原子が典型的である。アルキル部分は、直鎖で
あつても分枝鎖であつてもよいが、直鎖が好まし
い。好ましいヒドロキシアルキル基は2−ヒドロ
キシエチルである。 N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフタルイ
ミドの各ハロ基は、独立に塩素または臭素であ
る。通常、すべてのハロ基が塩素または臭素のい
ずれかであり、好ましくはすべてのハロ基が臭素
である。 式()〔式()中、X、R1、X1、X2、X3、
X4は上で定義した通りである〕で示されるハロ
蟻酸ポリハロフタルイミドアルキルは、この方法
で都合よく製造することができ、本発明の難燃剤
炭酸エステルの製造の中間体として、ならびに他
の化合物の製造用に用いられる。 N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフタルイ
ミドは、アミノアルカノールとポリハロフタル酸
無水物との反応によつて都合よく製造することが
できる。 この反応は、通常、不活性有機溶媒中で行われ
る。不活性溶媒対反応成分の重量比は、広範囲に
変えることができるが、通常、反応温度に於て反
応成分を少なくとも部分的に溶解するのに十分で
なければならない。最終的に用いられる不活性溶
媒対反応成分の重量比は、一般に、約0.5:1〜
約100:1の範囲であり、約2:1〜約20:1が
好ましい。 適当な溶媒の例としては、芳香族炭化水素溶
媒、塩素化芳香族溶媒、塩素化脂肪族溶媒が含ま
れ、これらの溶媒の例は既に挙げてある。好まし
い溶媒はクロロベンゼンである。 反応温度は、変えられるが、典型的には、約50
℃〜約200℃の範囲であり、約80℃〜約150℃が好
ましい。 ポリハロフタル酸無水物の好ましい亜族はテト
ラハロフタル酸無水物およびトリハロフタル酸無
水物である。 ポリハロフタル酸無水物の各ハロ基は、独立
に、塩素または臭素であることができるが、最も
しばしば、すべてが塩素またはすべてが臭素であ
る。これらの化合物の例は、3,4,5−トリク
ロロフタル酸無水物、3,4,6−トリクロロフ
タル酸無水物、テトラクロロフタル酸無水物、
3,4,5−トリブロモフタル酸無水物、3,
4,6−トリブロモフタル酸無水物、テトラブロ
モフタル酸無水物である。好ましい化合物はテト
ラクロロフタル酸無水物およびテトラブロモフタ
ル酸無水物であり、テトラブロモフタル酸無水物
が特に好ましい。 用いられるアミノアルカノールは、一般に、約
2個〜約5個の炭素原子を含有し、約2個〜約4
個の炭素原子が典型的である。−アミノ− −ア
ルカノールが好ましい。使用できるアミノアルカ
ノールの例としては、2−アミノエタノール、3
−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−
ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、2
−アミノ−1−プロパノール、1−アミノ−2−
プロパノール、2−アミノ−1−ブタノール、2
−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−
アミノ−3−メチル−1−ブタノールが含まれ
る。好ましいアミノアルカノールは2−アミノエ
タノールである。 何らかの理論に束縛されたくはないが、ポリハ
ロフタル酸無水物はアミノアルコールと反応して
対応する2−(ヒドロキシアルキルカルバミル)−
ポリハロ安息香酸を生成し、次いでこの2−(ヒ
ドロキシアルキルアルバミル)−ポリハロ安息香
酸が縮合して対応するN−(ヒドロキシアルキル)
−ポリハロフタルイミドを生成すると考えられ
る。 約110℃〜約200℃の範囲の温度でポリハロフタ
ル酸無水物をアミノアルカノールと反応させると
き、生成物は、本質的にN−(ヒドロキシアルキ
ル)−ポリハロフタルイミドである。反応温度が
約60℃〜約90℃の範囲である場合には、N−(ヒ
ドロキシアルキル)−ポリハロフタルイミドと2
−(ヒドロキシアルキルカルバミル)ポリハロ安
息香酸とがかなりの量で生成する。反応温度が約
0℃〜約50℃の範囲である場合には、生成物は、
本質的に2−(ヒドロキシアルキルカルバミル)−
ポリハロ安息香酸である。一方の生成物または他
方の生成物を生成する温度間の明確な境界線はお
そらくないだろうということは認められるべきで
ある。むしろ、反応温度が上がるにつれて、置換
安息香酸を犠牲にして生成される置換フタルイミ
ドの比率が増すようである。従つて、本発明のも
う1つの実施態様によれば、2−(ヒドロキシア
ルキルカルバミル)−ポリハロ安息香酸は、アミ
ノアルカノールとポリハロフタル酸無水物との反
応によつて製造され、2−(ヒドロキシアルキル
カルバミル)−ポリハロ安息香酸は反応混合物中
に集まる。 この反応は、一般に、不活性有機溶媒中で行わ
れる。不活性溶媒対反応成分の重量比は、広範囲
に変えることができるが、通常、反応温度に於て
反応成分を少なくとも部分的に溶解するのに十分
でなければならない。最終的に用いられる不活性
溶媒対反応成分の重量比は、一般に、約0.5:1
〜約100:1の範囲内であり、約2:1〜約20:
1が好ましい。 適当な溶媒の例としては、芳香族炭化水素溶
媒、塩素化芳香族溶媒、塩素化脂肪族溶媒が含ま
れ、これらの例は既述してある。好ましい溶媒は
クロロベンゼンである。 反応温度は、変えることができるが、通常、約
0℃〜約90℃の範囲であり、約0℃〜約50℃が好
ましい。 ポリハロフタル酸無水物の好ましい亜族、ポリ
ハロフタル酸無水物のハロ基、好ましいポリハロ
フタル酸無水物、一般に用いられるアミノアルカ
ノールの型および好ましいアミノアルカノールが
2−アミノエタノールであることに関して既述し
たことは本方法にも適用できる。2−(ヒドロキ
シアルキルカルバミル)−ポリハロ安息香酸は、
反応混合物の他の成分から分離されることがで
き、あるいは、所望によりそのように分離しない
でもよく、かつ熱することによつてN−(ヒドロ
キシアルキル)−ポリハロフタルイミドを生成す
る。2−(ヒドロキシアルキルカルバミル)−ポリ
ハロ安息香酸は、一般に、しかし必ずしもそうで
なくてもよいが、反応混合物の他の成分から分離
した後、N−(ヒドロキシアルキル)−ポリハロフ
タルイミド以外の化合物の製造に於ける反応成分
として使用することもできる。 この方法は、構造式 (上記構造式中、 a R3は、約2個〜約5個の炭素原子を有する
直鎖または分枝鎖アルキレンであり、 b X14、X15、X16、X17は、おのおのが独立に
水素または塩素または臭素であり、但しX14、
X15、X16、X17のうちの少なくとも3個は、お
のおのが独立に塩素または臭素であることを条
件とする) で示される化合物の製造に用いられる。 典型的には、R3は、約2個〜約4個の炭素原
子を有する直鎖または分枝鎖アルキレンであり、
直鎖アルキレンが好ましい。R3がエチレンであ
ることが特に好ましい。 芳香族環のハロ基は、混合であつてもよく、あ
るいは同じであつてもよく、同じであることが好
ましい。X14、X15、X16、X17のおのおのが塩素
または臭素のいずれかであることが特に好まし
い。 2−(ヒドロキシアルキルアルバミル)−ポリハ
ロ安息香酸の代表例である化合物には、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
テトラブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
テトラクロロ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,4,5−トリブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,4,6−トリブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
4,5,6−トリブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,5,6−トリブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,4,5−トリクロロ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,4,6−トリクロロ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシエチル)カルバミル〕−
3,5,6−トリクロロ−4−ブロモ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシプロピル)カルバミル〕
−テトラブロ安息香酸、 2−〔(2−ヒドロキシ−2−メチルエチル)カ
ルバミル〕−3,5,6−トリクロロ安息香酸、 2−〔(4−ヒドロキシブチル)カルバミル〕−
テトラクロロ安息香酸、 2−〔(3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)
カルバミル〕−4,5,6−トリブロモ安息香酸、 2−〔5−(ヒドロキシペンチル)カルバミル〕
−テトラブロモ安息香酸 が含まれる。 上述した種々の反応のおのおのは、通常、包囲
大気圧に於てまたは包囲大気圧付近で行われる
が、所望ならば、より高圧も、より低圧も用いる
ことができる。 本発明のポリハロフタルイミドアルキル官能性
炭酸エステルは、可燃性ポリマーと混合して該可
燃性ポリマーよりも大きい難燃性を有する組成物
を提供することができる。本発明の個々の炭酸エ
ステルは、ある種の可燃性ポリマーに対して他の
ポリマーに対するよりも有効であるが、組成物中
の難燃剤炭酸エステル濃度を適当に調節すること
によつて所望の効果を得ることができる。通常、
可燃性ポリマーは熱可塑性であるが、熱硬化性で
あつてもよい。可燃性ポリマーは、ホモポリマー
でもインターポリマーでもよく、またはポリマー
の混合物でもよい。本発明の難燃性ポリマーの中
に使用することができる可燃性ポリマーの例とし
ては、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
インターポリマーまたはグラフトポリマー、ポリ
スチレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエスチル、ポリカー
ボネートが含まれる。好ましいポリマーは、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレンインターポ
リマーまたはグラフトポリマー、耐衝撃性ポリス
チレン、高密度ポリエチレンである。 本発明の組成物中に存在する難燃剤炭酸エステ
ルの量は、広範囲に変えることができる。かかる
難燃剤炭酸エステルは、通常、ポリマーの約2〜
約30重量%の範囲の量で存在し、約5〜約20重量
%が好ましい。難燃剤炭酸エステルの混合物を用
いてもよい。 組成物中には、難燃性を増加させる他の物質が
随意に存在していてもよい。かかる物質の例とし
ては、酸化亜鉛、硼酸亜鉛、硼酸、硼砂、酸化第
二鉄、三酸化アンチモン、五酸化アンチモンが含
まれる。三酸化アンチモンが好ましい。所望なら
ば混合物を用いることができる。これらの物質の
量もまた、広範囲に変えることができる。これら
の物質を用いる場合、これらの物質は、通常、本
発明の組成物中に、約0.1〜約15重量%の範囲で
存在し、約1〜約10重量%の範囲の量が好まし
い。 本発明の組成物は、随意に、可塑剤、顔料、染
料、チント(tints)、樹脂顔料分散剤または粉砕
用ビヒクルなどを含むことができる。 上述の随意成分のリストは、決してすべてを網
羅してはいない。これらの成分および他の成分
は、それが良好なポリマー調合実施をひどく妨害
しない限り、通常の目的のための通常の量で用い
られる。 本発明の組成物は、通常、種々の成分を単に混
合することによつて製造される。これは、多くの
場合、粉砕によつて行われる。もし可燃性ポリマ
ーと難燃剤ポリマーとが、共に溶媒に可溶であれ
ば、それらを溶解し、混合し、溶媒を除去してポ
リマー混合物を回収する。最もしばしば、ポリマ
ーが溶融状態である間に成分を混合する。 本発明の組成物は、難燃剤特性を有し、多くの
用途がある。典型的には、本発明の組成物は、押
出によつて繊維またはフイルムまたは他の形にす
ることができ、あるいはほとんどどんな形にも成
形または整形または形成することができる。組成
物のポリマーが溶媒に可溶であるか、あるいは
水、または有機非溶媒または水および有機液体の
混和性系中に分散性である場合には、組成物をコ
ーテイング組成物中に用いることができる。 以下に、説明のための実施例を示すが、特に断
らない限り、これらの実施例中、部はすべて重量
部であり、%はすべて重量%である。 実施例 1 本実施例は、N−(2−ヒドロキシエチル)−テ
トラブロモフタルイミドの合成および2−〔(2−
ヒドロキシエチル)カルバミル〕−テトラブロモ
安息香酸の合成を示す。 927.4g(2モル)のテトラブロモフタル酸無
水物と2.7のクロロベンゼンとを4ビーカー
に仕込んだ。この仕込み原料を90℃に加熱した
が、テトラブロモフタル酸無水物の全部は溶解し
なかつた。 122.2g(2モル)の2−アミノエタノールと
350mlのクロロベンゼンとを混合し、99℃に加熱
することによつて添加物溶液を調製した。 この添加物溶液を、ビーカーの内容物へ、撹拌
しながら、1時間にわたつて添加した。150mlを
添加した後、反応混合物の温度は103℃であり、
ほぼ全部のテトラブロモフタル酸無水物が溶解し
た。添加完了後、反応混合物の温度は120℃より
僅かに高く、反応混合物相は、約700mlの下部液
体層と上部液体層とに分離した。この反応混合物
を、徐々に放冷させてほぼ室温にした。すると、
下部液体層は白色固体に固化した。この固体を、
過によつて第1収穫固体として集め、粉砕して
帯黄白色粉末とし、真空乾燥器中で、120℃、絶
対圧0.5Torrで乾燥し、769.7gの乾燥器乾燥第1
収穫固体を得た、液を25℃に冷却し、再び過
して、白色結晶を第2収穫固体として回収した。
この第2収穫固体を、開放皿中で20時間風乾して
171.2gの風乾第2収獲固体を得た。これを、次
に、真空乾燥器中で、160℃、絶対圧0.5Torrで
乾燥し、154.8gの乾燥器乾燥第2収穫固体を得
た。第2収穫固体からの液を、フラツシユエバ
ポレーター中でクロロベンゼンを蒸留することに
よつて濃縮してほぼ乾固させた。残留物を過
し、30mlのメタノールで洗つて第3収穫白色固体
を得た。これを、第2収穫固体乾燥に用いた方法
と同様な方法で乾燥して39.4gの乾燥器乾燥第3
収穫固体を得た。それぞれの収穫固体を液体クロ
マトグラフイーで分析した。結果は第1表に示す
が、これらの結果は相対値として示されている。
というのは、結果は、存在する物質の絶対重量%
ならびに化合物によつて異なる比紫外線吸収率の
関数であるからである。
【表】
第1表のデータは、風乾第2収穫固体乾燥器乾
燥によつて、存在する化合物Dの量のかなりの減
少と化合物Aの量のほぼ同量の増加とがもたらさ
れることを示す。このことは、化合物Dを、真空
乾燥器中で、約160℃に於て、減圧下で数時間加
熱することによつて化合物Aを製造することがで
きることを示している。 実施例 2 本実施例は、N−(2−ヒドロキシエチル)−テ
トラブロモフタルイミドの合成を示す。 第1ビーカーに、21.3g(0.349モル)の2−
アミノエタノールと400mlの氷酢酸とを仕込み、
39℃に於て透明溶液にした。 第2ビーカーに、141.9g(0.306モル)のテト
ラブロモフタルイミドと600mlの氷酢酸とを仕込
んだ。この仕込み原料を、撹拌しながら103℃に
加熱した。氷酢酸400mlずつを2回添加した。85
℃までの温度では、固体の完全溶解は見られなか
つた。アセトンを、200mlずつ2回添加し、固体
を沈降させた。透明液層を固体から分離し、未だ
熱い間(88℃から約80℃に冷却する間)に、第1
ビーカーの透明溶液へ、撹拌しながら添加して反
応混合物をつくつた。約75℃では、沈殿は見られ
なかつた。この反応混合物を放冷して室温にし
た。第2ビーカー中に残つている固体に、アセト
ン200mlずつを2回添加した。得られた混合物を
50℃に加熱し、固体を沈降させ、透明液を、固体
からデカンテーシヨンして反応混合物へ添加し
た。第2ビーカー中に残つている固体を160℃に
加熱し、180mlのo−ジクロロベンゼンを添加し
た。残つている固体を沈降させた。液体を、固体
からデカンテーシヨンし、150℃の温度である間
に反応混合物へ添加した。反応混合物中に沈殿は
見られず、透明であり、60℃で極めて淡い黄色溶
液であつた。第2ビーカー中に残つている固体を
180mlのo−クロロトルエンに溶解し、この溶液
を、熱いうちに、反応混合物へ添加した。60℃に
於て、沈殿は見られなかつた。この反応混合物
を、4ビーカー中で80℃に加熱した後、ホツト
プレートから取り除いた。この時点では、反応混
合物は、透明で、淡い緑がかつた、ほぼ無色の溶
液であり、固体は存在しなかつた。この反応混合
物を、フード中で、1晩、開放して放置した。こ
の間に、蒸発により、容積は約2500mlから約2000
mlに減少した。この反応混合物を、次に、ホツト
プレート上で、撹拌、沸騰させながら加熱し、容
積を2000mlから1500mlに減少させた。この蒸発工
程中に、反応混合物は、容積が約1800mlに減少し
たとき、曇つて来るのが見られた。 次に、1500mlの反応混合物を2部分に分け、フ
ラツシユエバポレーターを用いて、2フラスコ
中で蒸発して全容約1000mlにした。過によつて
第1収穫固体を得、300mlのアセトンで、数回に
分けて洗浄し、128〜130℃、絶対圧5Torrで、2
時間50分間乾燥した。得られた淡黄色固体は、融
点範囲が229℃〜248℃であり、121.4gであつた。 液は、フラツシユ蒸発によつて徐々に濃縮
し、2回再過して、白色乃至帯淡黄白色固体の
第2および第3収穫物を得た。第2収穫物は、乾
燥後、28.7gであり、融点範囲が195℃〜220℃で
あつた。第3収穫物は、乾燥後、重量が2.7gで
あり、融点範囲が197℃〜200℃であつた。 第1収穫物の臭素を分析した。C10H5Br4NO3
としての計算値:63.07%Br。実測値:61.99%、
62.07%Br。平均実測値:62.03%Br。第1収穫物
の赤外スペクトルおよび核磁気共鳴スペクトル
は、N−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモ
フタルイミドとして期待される吸収帯を示した。
臭素分析による純度は98.4%であつた。 第1収穫物の試料を、窒素流雰囲気中で、昇温
速度10℃/分を用いて熱重量分析した。結果は、
225℃に於て1重量%損失、298℃に於て5重量%
損失、312℃に於て8重量%損失であつた。 実施例 3 本実施例は、クロロ蟻酸2−(テトラブロモフ
タルイミド)エチルの2つの合成を示す。 第1合成では、撹拌機、温度計、イソプロパノ
ールと固形二酸化炭素で冷却された還流冷却器、
ホスゲンガス導入管、電熱用マントルを備えた12
の5つ口フラスコに、30.0g(0.38モル)のピ
リジンと6800mlのクロロベンゼンとを仕込んだ。
次に、室温に於て、622.1g(6.28モル)のホス
ゲンを、ガスとして、6.5g/分の速度で添加し
た。得られた溶液に、1950.5g(3.85モル)の固
体N−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモフ
タルイミドを、1時間かけて添加した。この添加
をするとき、反応混合物を加熱した。70℃に於
て、ホスゲンの僅かな還流が見られた。添加完了
時に、反応混合物を80℃に加熱し、この温度で1
時間保つた。冷却器の頂部に乾燥管を挿入し、反
応混合物を、1晩中、放冷して室温にした。翌
日、反応混合物を、30分間90℃、30分間100℃、
1時間105℃、2 1/2時間110℃、30分間115℃に
加熱し、透明な褐色溶液を得た。加熱の最終段階
では、二酸化炭素の発生が見られた。ピペツトで
少量の反応混合物を取り、液体クロマトグラフイ
ーにより分析した。結果を第2表に示す。
燥によつて、存在する化合物Dの量のかなりの減
少と化合物Aの量のほぼ同量の増加とがもたらさ
れることを示す。このことは、化合物Dを、真空
乾燥器中で、約160℃に於て、減圧下で数時間加
熱することによつて化合物Aを製造することがで
きることを示している。 実施例 2 本実施例は、N−(2−ヒドロキシエチル)−テ
トラブロモフタルイミドの合成を示す。 第1ビーカーに、21.3g(0.349モル)の2−
アミノエタノールと400mlの氷酢酸とを仕込み、
39℃に於て透明溶液にした。 第2ビーカーに、141.9g(0.306モル)のテト
ラブロモフタルイミドと600mlの氷酢酸とを仕込
んだ。この仕込み原料を、撹拌しながら103℃に
加熱した。氷酢酸400mlずつを2回添加した。85
℃までの温度では、固体の完全溶解は見られなか
つた。アセトンを、200mlずつ2回添加し、固体
を沈降させた。透明液層を固体から分離し、未だ
熱い間(88℃から約80℃に冷却する間)に、第1
ビーカーの透明溶液へ、撹拌しながら添加して反
応混合物をつくつた。約75℃では、沈殿は見られ
なかつた。この反応混合物を放冷して室温にし
た。第2ビーカー中に残つている固体に、アセト
ン200mlずつを2回添加した。得られた混合物を
50℃に加熱し、固体を沈降させ、透明液を、固体
からデカンテーシヨンして反応混合物へ添加し
た。第2ビーカー中に残つている固体を160℃に
加熱し、180mlのo−ジクロロベンゼンを添加し
た。残つている固体を沈降させた。液体を、固体
からデカンテーシヨンし、150℃の温度である間
に反応混合物へ添加した。反応混合物中に沈殿は
見られず、透明であり、60℃で極めて淡い黄色溶
液であつた。第2ビーカー中に残つている固体を
180mlのo−クロロトルエンに溶解し、この溶液
を、熱いうちに、反応混合物へ添加した。60℃に
於て、沈殿は見られなかつた。この反応混合物
を、4ビーカー中で80℃に加熱した後、ホツト
プレートから取り除いた。この時点では、反応混
合物は、透明で、淡い緑がかつた、ほぼ無色の溶
液であり、固体は存在しなかつた。この反応混合
物を、フード中で、1晩、開放して放置した。こ
の間に、蒸発により、容積は約2500mlから約2000
mlに減少した。この反応混合物を、次に、ホツト
プレート上で、撹拌、沸騰させながら加熱し、容
積を2000mlから1500mlに減少させた。この蒸発工
程中に、反応混合物は、容積が約1800mlに減少し
たとき、曇つて来るのが見られた。 次に、1500mlの反応混合物を2部分に分け、フ
ラツシユエバポレーターを用いて、2フラスコ
中で蒸発して全容約1000mlにした。過によつて
第1収穫固体を得、300mlのアセトンで、数回に
分けて洗浄し、128〜130℃、絶対圧5Torrで、2
時間50分間乾燥した。得られた淡黄色固体は、融
点範囲が229℃〜248℃であり、121.4gであつた。 液は、フラツシユ蒸発によつて徐々に濃縮
し、2回再過して、白色乃至帯淡黄白色固体の
第2および第3収穫物を得た。第2収穫物は、乾
燥後、28.7gであり、融点範囲が195℃〜220℃で
あつた。第3収穫物は、乾燥後、重量が2.7gで
あり、融点範囲が197℃〜200℃であつた。 第1収穫物の臭素を分析した。C10H5Br4NO3
としての計算値:63.07%Br。実測値:61.99%、
62.07%Br。平均実測値:62.03%Br。第1収穫物
の赤外スペクトルおよび核磁気共鳴スペクトル
は、N−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモ
フタルイミドとして期待される吸収帯を示した。
臭素分析による純度は98.4%であつた。 第1収穫物の試料を、窒素流雰囲気中で、昇温
速度10℃/分を用いて熱重量分析した。結果は、
225℃に於て1重量%損失、298℃に於て5重量%
損失、312℃に於て8重量%損失であつた。 実施例 3 本実施例は、クロロ蟻酸2−(テトラブロモフ
タルイミド)エチルの2つの合成を示す。 第1合成では、撹拌機、温度計、イソプロパノ
ールと固形二酸化炭素で冷却された還流冷却器、
ホスゲンガス導入管、電熱用マントルを備えた12
の5つ口フラスコに、30.0g(0.38モル)のピ
リジンと6800mlのクロロベンゼンとを仕込んだ。
次に、室温に於て、622.1g(6.28モル)のホス
ゲンを、ガスとして、6.5g/分の速度で添加し
た。得られた溶液に、1950.5g(3.85モル)の固
体N−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモフ
タルイミドを、1時間かけて添加した。この添加
をするとき、反応混合物を加熱した。70℃に於
て、ホスゲンの僅かな還流が見られた。添加完了
時に、反応混合物を80℃に加熱し、この温度で1
時間保つた。冷却器の頂部に乾燥管を挿入し、反
応混合物を、1晩中、放冷して室温にした。翌
日、反応混合物を、30分間90℃、30分間100℃、
1時間105℃、2 1/2時間110℃、30分間115℃に
加熱し、透明な褐色溶液を得た。加熱の最終段階
では、二酸化炭素の発生が見られた。ピペツトで
少量の反応混合物を取り、液体クロマトグラフイ
ーにより分析した。結果を第2表に示す。
【表】
第2合成では、第1合成の様式で装備された5
の4つ口フラスコに、2000mlのクロロベンゼン
と198.0g(2.0モル)のホスゲンガスとを仕込ん
だ。得られた溶液に、608.2g(1.2モル)の固体
N−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモフタ
ルイミドと9.0g(0.114モル)のピリジンとを、
45分間にわたつて添加した。この反応混合物を75
℃に加熱すると、ホスゲンの還流が見られた。ホ
スゲンの、むらのない還流が認められるまで、温
度を10℃づつ上げた。反応混合物を、115℃に2
時間保つた後、1晩中放冷して室温にした。翌
日、この反応混合物を、2時間115℃に加熱した。
冷却器中、フラスコ上部に、ピリジン塩酸塩の白
色昇華物が見られた。イソプロパノール、固形二
酸化炭素冷却式冷却器を水冷式還流冷却器と取り
換え、反応混合物を徐々に加熱して還流させ、1
時間還流を続けた。この1時間還流終了時には、
過剰のホスゲンはフラスコから除去され、水酸化
ナトリウム水溶液の入つているスクラツバーに吸
収されていた。ピペツトを用いて少量の反応混合
物試料を取つた。フラツシユエバポレーター上の
丸底フラスコ中に、この試料からほとんどのクロ
ロベンゼンを除いた後、残留物を過した。紙
上に残つた固体を、真空乾燥器中で、減圧下に、
約100℃で乾燥して恒量とした。生成物は、白色
固体で、融点範囲が225℃〜235℃であつた。 実施例 4 本実施例は、炭酸ビス−〔2−(テトラブロモフ
タルイミド)エチル〕の合成を示す。 撹拌機を備えた1の4つ口フラスコに、60.0
g(0.1184モル)のN−(2−ヒドロキシエチル)
−テトラブロモフタルイミド、145.0g(1.83モ
ル)のピリジン、400mlの塩化メチレンを仕込ん
だ。この仕込原料に、10.0g(0.101モル)のホ
スゲンを添加した。濃稠な白色粘稠塊が生成し
た。この反応混合物を室温で2時間撹拌した後、
4のビーカー中に注入し、250mlの5%塩酸を
加えた。濃稠なエマルジヨンの生成が見られた。
室温で1晩中放置した後、このエマルジヨンを、
250mlずつの5%塩酸で2回、250mlずつの水で2
回洗浄した。各場合に、分液漏斗中で下部の有機
層を上部水層から分離し、水層を捨てた。有機層
に2000mlのメタノールを添加すると、微細な白色
粉末が生成した。この粉末を、過によつて取
り、真空乾燥器中で、120℃で8時間乾燥した。
乾燥収量は54.9gすなわち理論値の89.2%であつ
た。この生成物は、赤外分析により、炭酸ビス−
〔2−(テトラブロモフタルイミド)エチル〕と同
定させた。この生成物の臭素の分析を行つた。
C21H8Br8N2O7としての計算値:61.49%Br。実
測値:60.24%、60.50%Br。平均実測値:60.40%
Br。実測臭素含量に基づく純度は98.22%であつ
た。赤外スペクトルによる純度は約99%であつ
た。融点範囲は263℃〜265℃であつた。 生成物の試料を、窒素流雰囲気中で、10℃/分
の昇温速度を用いて熱重量分析にかけた。結果
は、217℃に於て1%重量損失、294℃に於て5%
重量損失であつた。 実施例 5 本実施例は、炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチルペンタブロモフエニルの合成を示
す。 撹拌機、温度計、還流冷却器、電熱用マントル
を備えた500mlの4つ口フラスコに、N−(2−ヒ
ドロキシエチル)−テトラブロモフタルイミド
25.0g、クロロ蟻酸ペンタブロモフエニル約73%
とペンタブロモフエノール約27%とを含む混合物
26.4g、p−キシレン300ml、ピリジン1.0gを仕
込んだ。得られた帯黄白色反応混合物を撹拌し、
100℃に加熱し、この温度で2時間保つた。反応
混合物を加熱して還流し、ピリジン3.3gを冷却
器を通して添加した。2時間加熱還流後、反応混
合物を60℃に冷却し、5%塩酸75mlを添加し、混
合物を撹拌、混合した。次に、この反応混合物を
静置し、有機層と水層とに相分離させた。水層を
吸引で除去し、有機層を水75mlで洗い、有機層と
水層とに相分離後、水層を吸引で除去した。フラ
スコの内容物を、500mlのメタノールが入つてい
る1ビーカー中に注入した。微細な白色固体が
見られた。この固体を、過によつて除き、液
を貯蔵した。この固体を、500mlのメタノールで
洗い、過によつて再び取り、真空乾燥器中で、
120℃に於て8時間乾燥した。この固体の第1収
穫物の乾燥重量は37.6gであつた。融点範囲は
220℃〜230℃であつた。 固体の第2収穫物は、貯蔵液から減圧下でフ
ラツシユ蒸発によつて回収し、真空乾燥器中で、
120℃に於て3時間乾燥した。この固体の第2収
穫物の乾燥重量は9.8gであり、融点範囲は155℃
〜165℃であつた。第1収穫物に比べて第2収穫
物の融点範囲が低くかつキシレンおよびメタノー
ル中の溶解度が高いことは、第2収穫物がペンタ
ブロモフエノールを含むことを示した。第1収穫
物と第2収穫物との少量の50/50混合物の融点範
囲は175℃〜190℃であつた。第1収穫物は、赤外
分析によつて、炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチルペンタブロモフエニル約65〜70重量
%、N−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモ
フタルイミド約30〜35重量%、ペンタブロモフエ
ノール約5重量%未満であることが確認された。 第1収穫物の臭素を分析した。C17H4Br9NO5
としての計算値:70.41%Br。実測値:70.54%、
71.16%Br。平均実測値:70.85%Br。第1収穫物
の試料を、窒素流雰囲気中で、10℃/分の昇温速
度を用いて、熱重量分析にかけた。結果は、217
℃に於て1重量%の損失、286℃に於て5重量%
の損失であつた。 撹拌機、水冷式冷却器、温度計、電熱用マント
ルを備えた1の4つ口フラスコに、固体の第1
収穫物35.8g、固体の第2収穫物9.8g、ピリジ
ン145.0g、塩化メチレン400mlを仕込んだ。この
仕込み原料を撹拌して、幾らかの不溶性固体を含
む帯黄白色混合物を得た。7.5gの量のホスゲン
を、毎分1.0gの速度で添加した。不溶性白色固
体を含む褐色液体が得られた。このフラスコ内容
物を、メタノール1500mlを含むビーカー中へ注入
した。固体を、過によつて取り、蒸留水250ml
で洗い、過し、メタノール250mlで洗い、過
し、真空乾燥器中で、120℃に於て2時間乾燥し
て主生成物を得た。乾燥重量収量は33.0gであつ
た。この主生成物は、赤外分析により、炭酸2−
(テトラブロモフタルイミド)エチルペンタブロ
モフエニルであると同定され、およその相対的存
在量は95〜98重量%であつた。融点範囲は257℃
〜267℃であつた。臭素分析の結果は、計算値:
70.41%;実測値:70.89%、70.60%であつた。 この主生成物の試料を、窒素流雰囲気中で、昇
温速度10℃/分を用いて、熱重量分析にかけた。
その結果は、246℃±2℃に於て1重量%損失、
312℃±6℃に於て5重量%損失であつた。 実施例 6 本実施例は、クロロ蟻酸ペンタブロモフエニル
の合成を示す。 撹拌機と、温度計と、イソプロパノール、固形
二酸化炭素冷却式還流冷却器と、ホスゲンガス導
入管と、電熱用マントルとを備えた5の4つ口
フラスコに、ペンタブロモフエノール2443.1g
(5.0モル)、イミダゾール5.0g(0.07モル)、炭酸
ジエチル7500mlを仕込んだ。この仕込み原料を加
熱しながら、ホスゲンガスを、毎分8gの速度で
添加した。反応混合物の温度が室温である間にホ
スゲン添加を開始し、温度が105℃であるときに
終了した。611.2g(6.17モル)のホスゲンを添
加した。次に、反応混合物を、1時間90℃に保つ
た後、1晩中放冷させて室温にした。翌日、この
反応混合物を90℃に加熱し、90℃〜96℃の範囲の
温度に8時間保つた。この間に171.3g(1.73モ
ル)のホスゲンを添加した。次に、反応混合物
を、1晩中放冷して室温にした。翌日、反応混合
物を110℃に短時間加熱した。黄色透明液が見ら
れた。少量の試料をピペツトで取り、液体クロマ
トグラフイーで分析した。結果は、溶液中の全溶
解固体のうちクロロ蟻酸ペンタブロモフエニル、
ペンタブロモフエノールの相対重量%が、それぞ
れ87.7%および1.8%であることを示した。イソ
プロパノール、固形二酸化炭素冷却式冷却器を水
冷式冷却器と取り換えた。反応混合物を炭酸ジエ
チルの還流温度に加熱しながら反応混合物中にバ
ブリングさせた窒素流によつて8時間にわたり、
過剰のホスゲンをパージした。窒素流を止め、蒸
留によつて3000mlの溶媒を除去した。もう1つの
少量の試料を取り、液体クロマトグラフイーで分
析した。その結果は、溶液中の全溶解固体のう
ち、クロロ蟻酸ペンタブロモフエニルの相対重量
%が86.8%であり、ペンタブロモフエノールの相
対重量%が1.6%であることを示した。 反応混合物を、1晩中放冷して室温にした。そ
の結果、固体の第1収穫物が微細な白色固体とし
て沈殿した。この第1収穫物を過によつて集
め、真空乾燥器中で、70℃、絶対圧0.5Torrで3
時間乾燥して、融点範囲が80℃〜102℃の乾燥白
色粉末2033.0gを得た。 この第1収穫物の、窒素流雰囲気中、昇温速度
10℃/分での示差走査熱量分析は、融点が116℃、
分解温度が約300℃であることを示した。ガスク
ロマトグラフイーは、第1収穫物が0.08重量%の
炭酸ジエチルを含むことを示した。この第1収穫
物の窒素および塩素の分析を行つた。C7Br5ClO2
としての計算値:72.50%Br、6.43%Cl。実測
値:70.10%Br、69.90Br、6.25%Cl、6.18%Cl。
平均実測値:70.00%Br、6.22%Cl。純度は、下
記のように測定された。臭素含量に基づいて
96.55%;塩素含量に基づいて96.73%、液体クロ
マトグラフイーに基づいて93.3相対%。液体クロ
マトグラフイーによると、3.1相対重量%の炭酸
ビス(ペンタブロモフエニル)も存在した。赤外
分光分析によると、第1収穫物はクロロ蟻酸ペン
タブロモフエニルの構造を有し、識別できる不純
物は存在せず、0.02%未満のヒドロキシルが存在
した。 第1収穫物からの液を、フラツシユエバポレ
ーター中で濃縮して容積1400mlとした。これを
過して、白色固体の第2収穫物を回収した。この
第2収穫物を、真空乾燥器中で、70℃、絶対圧
0.5Torrで8時間乾燥して帯黄白色固体453.2gを
得た。第2収穫物のクロロ蟻酸ペンタブロモフエ
ニル純度は、クロロ蟻酸エステル滴定で88.5%、
液体クロマトグラフイーで86.6相対%であつた。 実施例 7 本実施例は、炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチルペンタブロモフエニルの合成を示
す。 実施例6のように装備されかつクロロベンゼン
6350ml、クロロ蟻酸ペンタブロモフエニル661.3
g(1.2モル)、イミダゾール2.4g(0.035モル)
を含む、128℃の12、4つ口フラスコ中に、室
温のN−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモ
フタルイミド608.2g(1.2モル)を添加した。こ
の添加によつて、反応混合物の温度は90℃に低下
した。この反応混合物を加熱還流させると(131
℃)、塩化水素ガスの発生が見られた。5時間還
流を続行した後、室温になるまで放冷し、冷却器
の頂部に乾燥管をつけて大気中の水分を吸収しな
いようにした。約2 1/2日後、反応混合物を85℃
に加熱し、20.0g(0.202モル)のホスゲンを添
加した。次に、反応混合物を、1 1/2時間、加熱
還流した。冷却器から、ピリジン15.8g(0.2モ
ル)を添加した。この反応混合物を1時間還流し
た後、僅かに還流させながら、8.0g(0.0808モ
ル)のホスゲンを添加した。冷却器から3 1/2
のメタノールを徐々に添加した。強い発泡があ
り、固体の第1収穫物の沈殿が見られた。この第
1収穫物を、過によつて集め、真空乾燥器中
で、130℃、絶対圧0.5Torrで、4時間乾燥して
帯黄白色固体562.6gを得た。この第1収穫物の
融点範囲は260℃〜270℃であつた。赤外分光分析
は、その構造が炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチルペンタブロモフエニルの構造である
ことを同定した。第1収穫物の臭素の分析を行つ
た。実測値:68.13%、68.06%Br。平均実測値:
68.10%Br。C17H4Br9NO5としての計算値:
70.41%Br。臭素分析に基づく第1収穫物の純度
は96.7%であつた。 第1収穫物からの液を徐々に濃縮しかつ反覆
過することにより、第2収穫物および第3収穫
物を得、第1収穫物と同様に乾燥した後、それぞ
れ437.3gおよび127.7gを得た。第2収穫物は帯
黄白色固体であつたが、第3収穫物は黄色固体で
あつた。 第1収穫物の試料を、窒素流雰囲気中で、昇温
速度10℃/分を用いて熱重量分析にかけた。その
結果は、236℃に於て1重量%損失、311℃に於て
5重量%損失、324℃に於て8重量%損失であつ
た。 実施例 8 本実施例は、クロロ蟻酸2−(テトラブロモフ
タルイミド)エチルの合成および炭酸2−(テト
ラブロモフタルイミド)エチルペンタブロモフエ
ニルの合成を示す。 実施例6と同様に装備された1の4つ口フラ
スコに、クロロベンゼン200ml、ピリジン0.45g
(0.00569モル)、ホスゲンガス8.3g(0.084モル)
を仕込んだ。得られた溶液に、室温で、N−(2
−ヒドロキシエチル)−テトラブロモフタルイミ
ド30.4g(0.06モル)を添加した。得られた緑色
スラリーを、75℃に1時間、85℃に1時間、110
℃に1時間加熱した後、130℃に、還流させなが
ら、1時間加熱した。褐色透明溶液が得られた。
イソプロパノール、固形二酸化炭素冷却式冷却器
を水冷式冷却器に取り換え、窒素パージしなが
ら、反応混合物を1時間加熱還流して、クロロ蟻
酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチルを含
む溶液を得た。還流条件を維持しながら、ペンタ
ブロモフエノール29.3g(0.06モル)を添加し、
この反応混合物を3時間還流させた。反応混合物
がまだ還流している間に、ホスゲン8.5g(0.086
モル)を添加した。次に、反応混合物を、1時
間、還流温度に保持した後、過して、生成物の
第1収穫物を、微細な白色結晶性固体として得
た。 第1収穫物からの液を、メタノール1.5中
に注入して第2収穫物を沈殿させ、過によつて
帯黄白色固体として集めた。 第1および第2収穫物は、共に、真空乾燥器中
で、80℃、絶対圧0.5Torrで、それぞれ23.9gお
よび25.0gの恒量になるまで乾燥した。第1収穫
物は、融点範囲が276℃〜278℃であり、溶融する
と、橙色透明液となつた。第2収穫物は、融点範
囲が225℃〜235℃であり、溶融すると曇つた液と
なり、270℃に於て黄色透明液となつた。 第1収穫物は、液体クロマトグラフイーによ
り、炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチ
ルペンタブロモフエニルと同定され、臭素および
塩素の分析を行つた。実測値:塩素検知せず
(Cl0.01%未満)。平均実測値:71.31%Br(5回の
測定の平均値)。第1収穫物の、臭素含量に基づ
く純度は98.74%であつた。液体クロマトグラフ
イーによる相対純度は88.6%であり、試料は6.5
相対%のクロロベンゼンをも含んでいた。 第1収穫物を、真空乾燥器中で、140℃、絶対
圧0.5Torrで4時間再乾燥した。再乾燥後、液体
クロマトグラフイーで測定して、相対純度は95.4
%であり、試料は1.5相対%のクロロベンゼンを
含んでいた。融点範囲は276℃〜278であつた。 実施例 9 本実施例は、N−(2−ヒドロキシエチル)−ト
リブロモフタルイミドの合成を示す。 約81.8%〜約97.0%のトリブロモフタル酸無水
物(位置異性体未測定)を含む臭素化フタル酸無
水物927.4gを、4ビーカー2個に当量に分配
し、各ビーカーに、2700mlのクロロベンゼンを添
加した。ビーカーを、ホツトプレート上で、磁気
撹拌しながら90℃〜110℃に加熱した。その結果、
ほとんどすべての固体が溶解した。 2個の500mlエルレンマイヤーフラスコのおの
おの中で、2−アミノエタノール61.1gを、クロ
ロベンゼン350ml中に、90℃で溶解した。この温
度に於て、撹拌しながら、一方のフラスコの内容
物を一方のビーカーへ添加し、他方のフラスコの
内容物を他方のビーカーへ添加し、各添加を15分
で完了した。この期間内に、ビーカー内の反応混
合物の温度は110℃に達した。次に、反応混合物
の温度を103℃〜125℃に30分間保ち、この間に各
反応混合物で沈殿が生成した。反応混合物を60℃
に放冷し、この温度に於て、上澄液を沈殿からデ
カンテーシヨンし、フード中で、3日間蒸発させ
て小容積にした。この結果、さらに多量の沈殿が
得られた。これらの沈殿を、過によつて回収
し、ビーカー中で初めに生成した沈殿と合わせて
第1収穫物とした。この第1収穫物を、メタノー
ル800mlで洗い、真空乾燥器中で、140℃、絶対圧
0.5Torrで9時間乾燥し、粉砕して粉末とし、室
温で24時間風乾し、真空乾燥器中で、160℃〜165
℃、絶対圧0.5Torrで5時間乾燥した。第1収穫
物の収量は917.3gで、淡黄色粉であつた。液体
クロマトグラフイーによる分析は、試料が96.9相
対重量%のN−(2−ヒドロキシエチル)−トリブ
ロモフタルイミドと0.2相対重量%のクロロベン
ゼンとを含むことを示した。 第1収穫物からの液を、フラツシユエバポレ
ーター中で濃縮し、過して固体の第2収穫物を
回収した。この第2収穫物を、真空乾燥器中で、
160℃、絶対圧0.5Torrで5時間乾燥した後、粉
砕して微細粉末156.1gを得た。 実施例 10 本実施例は、クロロ蟻酸2−(トリブロモフタ
ルイミド)エチルの合成を示す。 実施例6と同様に装備した5、4つ口フラス
コに、クロロベンゼン2000ml、ピリジン4.5g、
ホスゲン105.7gを仕込んだ。固体添加漏斗を通
して、45分間にわたつて、実施例9の第1収穫物
304.1gを添加した。得られた緑色スラリーを、
75℃で1時間、90℃で1時間、100℃で1時間、
130℃で1時間加熱した。得られた褐色透明溶液
の少量の試料を、液体クロマトグラフイーで分析
した所、試料は、76.3相対重量%のクロロ蟻酸2
−(トリブロモフタルイミド)エチルと0.6相対重
量%のN−(2−クロロエチル)−トリブロモフタ
ルイミドと12.5相対重量%のクロロベンゼンとを
含んでいた。試料採取後、イソプロパノール、固
形二酸化炭素冷却式還流冷却器を水冷式冷却器に
取り換えた。この反応混合物を、溶液中に窒素流
をバブリングさせながら、110℃で1時間加熱し
た。少量の試料を液体クロマトグラフイーで分析
したところ、得られた生成物は、54.1相対重量%
のクロロ蟻酸2−(トリブロモフタルイミド)エ
チルと23.9相対重量%のN−(2−クロロエチル)
−トリブロモフタルイミドと10.9相対重量%のク
ロロベンゼンとを含んでいた。 実施例 11 本実施例は、炭酸2−(トリブロモフタルイミ
ド)エチルペンタブロモフエニルの合成を示す。 実施例10の生成物に、未だ実施例10記載の装置
中にある間に、ペンタブロモフエノール293.2g
を添加した。この反応混合物を、還流温度(131
℃〜132℃)で3 1/2時間加熱した。初めに、ペ
ンタブロモフエノールが溶解するとき褐色透明液
が得られ、その後間もなく沈殿が生成した。還流
終了後、この反応混合物を熱時過し、固体の第
1収穫物を集めた。この第1収穫物を、空気乾燥
器中で、85℃で88時間乾燥した後、真空乾燥器中
で、140℃、絶対圧0.5Torrで4時間乾燥して、
融点範囲277℃〜280℃の粉末314.0gを得た。 この第1収穫物の液体クロマトグラフイー分析
は、この収穫物が100%の炭酸2−(トリブロモフ
タルイミド)エチルペンタブロモフエニルである
ことを示した。その構造は赤外分光分析で確認さ
れた。この第1収穫物の臭素の分析も行つた。実
測値:67.78%、67.79%Br。平均実測値:67.79%
Br。C17H5Br8NO5としての計算値:67.83%Br。
臭素分析に基づく第1収穫物の純度は99.94%で
あつた。 第1収穫物からの液を、蒸発乾固して、固体
の第2収穫物を得た。液体クロマトグラフイー分
析は、第2収穫物が7.8相対重量%の炭酸2−(ト
リブロモフタルイミド)エチル ペンタブロモフ
エニルと76.1相対重量%のN−(2−クロロエチ
ル)トリブロモフタルイミドと0.8相対重量%の
クロロベンゼンと2.3相対重量%のペンタブロモ
フエノールとを含むことを示した。 第1収穫物の試料を、昇温速度10℃/分を用
い、窒素流雰囲気中で熱重量分析にかけた。その
結果は、269℃に於て1重量%損失、310℃に於て
5重量%損失、319℃に於て8重量%損失であつ
た。窒素雰囲気中、昇温速度10℃/分での示差走
査熱量分析は、第1収穫物の融点が272℃であり、
約300℃で分解が起こることを示した。 実施例 12 本実施例は、炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチル2,4,6−トリブロモフエニルの
合成を示す。 実施例6のように装備された1の4つ口フラ
スコに、クロロベンゼン200ml、ホスゲンガス
48.1g、ピリジン0.75gを添加した。次に、実施
例1の第2収穫物50.7gを、この反応混合物を撹
拌しながら、室温に於て固体添加漏斗から添加し
た。次に、30mlのクロロベンゼンを、固体添加漏
斗から添加した。この反応混合物を、90℃〜100
℃の範囲で、30分間加熱した。イソプロパノー
ル、固形二酸化炭素冷却式冷却器を水冷式冷却器
に取り換え、反応混合物を、100℃で1 1/2時間
加熱した。この期間の終わりには、塩化水素およ
び過剰ホスゲンの発生が止んだ。100℃に於て、
全容280mlの反応混合物から28mlを、ピペツトで
取つた。フラスコ中の残りの反応混合物に、100
℃に於て、29.8gの2,4,6−トリブロモフエ
ノールを白色粉末として添加した。多量の塩化水
素ガスの発生が見られた。この反応混合物を、
100℃〜135℃で4時間加熱し、12gのホスゲンガ
スを約100℃で添加した。次に反応混合物を、1
晩中放冷して室温とし、冷却器上に乾燥管を付け
て大気中の水分を吸収しないようにした。翌日、
冷却器を水冷式冷却器に取り換え、反応混合物を
130℃に加熱し、この温度に2時間保つて、最後
の塩化水素およびホスゲンを、冷却器を通して除
去した。次に、この反応混合物を0℃に冷却し、
1のヘキサンと混合して、固体の第1収穫物を
沈殿させた。第1収穫物を、過によつて取り、
紙上で、50mlのヘプタンで洗い、30分間風乾
し、真空乾燥器中で、120℃、絶対圧0.5Torrで
2 1/2時間乾燥し、かつ真空乾燥器中で、130℃、
絶対圧0.5Torrで2時間乾燥した。第1収穫物の
収量は57.0gであつた。第1収穫物のうち、51.8
gを熱クロロベンゼン300mlに溶解し、得られた
溶液に、脱色炭6.4gを添加した。過によつて
脱色炭を除去した後、液をほとんど乾固するま
で濃縮して白色沈殿を得、これを過した。この
白色沈殿を、紙上で、アセトン200mlで洗浄し、
真空乾燥器中で、130℃、絶対圧0.5Torrで8時
間乾燥して白色固体24.4gを得た。粉砕して白色
粉末にした後、20.4gを、真空乾燥器中で、160
℃、絶対圧0.5Torrで4時間乾燥して、融点範囲
221℃〜224℃の主生成物18.5gを得た。この主生
成物の臭素分析を行つた。C17H6Br7NO5として
の計算値:64.77%Br。実測値:64.99%、64.92%
Br。平均実測値:64.95%Br。臭素分析に基づく
主生成物の純度は99.71%であつた。液体クロマ
トグラフイー分析は、主生成物が85.4相対重量%
の炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,4,6−トリブロモフエニルを含むことを示
した。主生成物の試料を、窒素流雰囲気中で、昇
温速度10℃/分を用いて熱重量分析にかけた。そ
の結果は、約235℃に於て1重量%損失、322℃に
於て5重量%損失、334℃に於て8重量%損失で
あつた。 白色沈殿からの液を、アセトン洗液と合わ
せ、フラツシユエバポレーター中でほとんど乾固
するまで蒸発させ、過し、乾燥して、白色固体
14.0gを第2収穫物として得た。液体クロマトグ
ラフイーによる分析は、第2収穫物が33.7相対重
量%の炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エ
チル2,4,6−トリブロモフエニル(この存在
は赤外分光分析で確認される)を含むことを示し
た。 第1収穫物からの液から、フラツシユエバポ
レーター上で溶媒を除去して沈殿を得た。ほとん
ど乾燥した沈殿を、ヘプタン約50mlとアセトン約
10mlで紙に移し、過し、乾燥した後、得られ
た第3収穫物の収量は18.3gであつた。液体クロ
マトグラフイーによる分析は、第3収穫物が21.5
相対重量%の炭酸2−(テトラブロモフタルイミ
ド)エチル2,4,6−トリブロモフエニルを含
むことを示した。 実施例 13 本実施例は、N−(5−ヒドロキシペンチル)−
テトラクロロフタルイミドの合成を示す。 4のビーカーに、テトラクロロフタル酸無水
物128.7g(0.45モル)とトルエン800mlとを仕込
んだ。この仕込み原料を加熱して溶液にした。こ
の溶液に、104℃に於て、磁気撹拌しながら、ト
ルエン400ml中に溶解した46.4g(0.45モル)の
5−アミノ−1−ペンタノールの溶液を18分間で
添加した。得られた淡黄色透明溶液を、時間皿で
カバーしたビーカー中で、106℃に於て1時間加
熱した。この溶液を、次に、フラツシユエバポレ
ーターで容積800mlになるまで濃縮し、室温に冷
却した。生成した白色固体を、過によつて集
め、室温に於てトルエン200mlで洗い、16時間風
乾し、熱風乾燥器中で、100℃に於て30分間乾燥
し、真空乾燥器中で、90℃、絶対圧0.5Torrで4
時間乾燥し、粉末にし、真空乾燥器中で、120℃、
絶対圧0.5Torrで2時間乾燥し、固体の第1収穫
物117.2gを得た。 第1収穫物からのトルエン液と洗液とを合わ
せ、フラツシユエバポレーターでほとんど乾固す
るまで濃縮した。得られた固体を、メタノール約
20mlで紙に移し、ヘキサン50mlで洗浄し、得ら
れた固体を、2時間風乾し、真空乾燥器中で、90
℃、絶対圧0.5Torrで3時間乾燥し、かつ真空乾
燥器中で、130℃、絶対圧0.5Torrで8時間乾燥
し、融点範囲150℃〜152℃の固体の第2収穫物
43.6gを得た。 第1収穫物の塩素分析を行つた。 C13H11Cl4NO3としての計算値:38.22%Cl。実
測値:37.51%、37.96%Cl。平均実測値:37.74%
Cl。塩素分析に基づく純度は98.74%であつた。
赤外スペクトル分析は、第1収穫物が4.46%の
OHを含有することを示し、この数字に基づく純
度は97.38%であつた。液体クロマトグラフイー
分析は、第1収穫物が96.2相対重量%のN−(5
−ヒドロキシペンチル)−テトラクロロフタルイ
ミドと0.6相対重量%のトルエンとを含むことを
示した。その構造は、赤外スペクトルおよび核磁
気共鳴スペクトルで確認され、純度が95〜99%で
あることを示した。 液体クロマトグラフイーによる第2収穫物の分
析は、第2収穫物が97.5相対重量%のN−(5−
ヒドロキシペンチル)−テトラクロロフタルイミ
ドと0.7相対重量%のトルエンとを含むことを示
した。 実施例 14 本実施例は、2,4−ジブロモ−3,5,6−
トリクロロフエノールの合成を示す。 撹拌機、温度計、水冷式還流冷却器、滴下漏
斗、電熱用マントルを備えた1の4つ口フラス
コに、氷酢酸500mlと2,3,5−トリクロロフ
エノール49.5g(0.2507モル)とを仕込み、この
仕込み原料に、塩化アルミニウム0.5g(0.00375
モル)を添加し、溶解させた。滴下漏斗から、液
体臭素96.0g(0.6モル)を15分間にわたつて添
加した。その結果、温度は、自発的に26℃から39
℃に上がつた。この反応混合物を、110℃で5時
間還流した後、1晩中放冷して室温にした。得ら
れた反応混合物は淡橙色液体で、少量の白色固体
が存在していた。この反応混合物を室温で過し
た。得られた固体の第1収穫物を、100mlの酢酸
で洗い、空気乾燥器中で、100℃に於て3時間乾
燥し、真空乾燥器中で、140℃、絶対圧0.5Torr
で4時間乾燥して、融点範囲187℃〜189℃の乾燥
固体23.6gを得た。 第1収穫物からの液を、2の氷水と混合し
て、固体の第2収穫物を沈殿させた。この混合物
を過して第2収穫物を取り、100mlの蒸留水で
洗い、第1収穫物の方法で乾燥した。乾燥固体の
収量は55.4gであつた。融点範囲は172℃〜183℃
であつた。 第2収穫物55.2gを500mlのジエチルエーテル
に溶解して溶液を調製し、この溶液を、6.4gの
脱色炭粉末を通して過し、フラツシユエバポレ
ーターで容積200mlになるまで濃縮した。ヘプタ
ン100mlを添加し、組成物をフラツシユエバポレ
ーターで容積100mlになるまで濃縮し、固体の第
3収穫物を沈殿させた。過によつてこの第3収
穫物を取り、ヘプタン140mlで洗い、第1収穫物
の方法で乾燥した。乾燥固体の収量は37.4gであ
り、融点範囲は185℃〜186℃であつた。 第3収穫物からのヘプタン液および洗液を、
ほぼ蒸発乾固し、第1収穫物の方法で乾燥して、
固体の第4収穫物を得た。乾燥固体の収量は12.8
gであつた。4種の収穫物のおのおのを、液体ク
ロマトグラフイーで分析した。結果を第3表に示
す。 第 3 表 分 析 結 果 収穫物 2,4−ジブロモ−3,5,6−トリク ロロフエノールの純度、相対重量% 1 96.3 2 90.4 3 97.1 4 80.4 2,4−ジブロモ−3,5,6−トリクロロフ
エノールの構造は、第1収穫物に於て、赤外およ
び核磁気共鳴分光分析で確認された。第3収穫物
の赤外スペクトルは第1収穫物と同じであつた。
液体クロマトグラフイーは、第4収穫物が11.6相
対重量%の4−ブロモ−2,3,5−トリクロロ
フエノールおよび5.6相対重量%の6−ブロモ−
2,3,5−トリクロロフエノールを含むことも
示した。 第1収穫物の臭素および塩素を分析した。 C6HBr2Cl3Oとしての計算値:44.99%Br、
29.94%Cl。実測値:44.73%、45.17%Br;29.17
%、28.03%Cl。平均実測値:44.95%Br;28.60%
Cl。 実施例 15 本実施例は、クロロ蟻酸5−(テトラクロロフ
タルイミド)ペンチルの合成を示す。 実施例6と同様に装備された2の4つ口フラ
スコに、クロロベンゼン800mlとピリジン1.0gと
を仕込んだ。得られた溶液に、30℃に於て、ホス
ゲンガス53.1gを、12分間にわたつて添加した。
次に、40分間にわたつて、実施例13の第1収穫物
72.2gを、固体添加漏斗から添加した。この添加
中に、反応混合物の温度は、35℃から70℃になつ
た。固体添加漏斗から、クロロベンゼン100mlを
添加し、反応混合物を、75℃で1時間、85℃で1
時間、105℃で1時間加熱した。イソプロパノー
ル、固形二酸化炭素冷却式冷却器を水冷式冷却器
に取り換え、窒素流を導入して塩化水素およびホ
スゲンを除去した。約1gのピリジン塩酸塩沈殿
を含む淡橙色溶液を得た。 この溶液の試料180mlをフラスコから取つた。
試料の178mlを、フラツシユエバポレーターでほ
ぼ乾固するまで濃縮した。固体残留物を、ヘキサ
ン30mlで紙に移し、過によつて液体から分離
し、真空乾燥器中で、50℃、絶対圧0.5Torrで16
時間乾燥し、かつ真空乾燥容器中で、25℃、絶対
圧0.5Torrで4時間乾燥して、融点範囲108℃〜
110℃の白色固体13.0gを得た。液体クロマトグ
ラフイー分析は、この白色固体が、63.2相対重量
%のクロロ蟻酸5−(テトラクロロフタルイミド)
ペンチルと、29.4相対重量%のN−(5−クロロ
ペンチル)−テトラクロロフタルイミドと、6.1相
対重量%のN−(5−ヒドロキシペンチル)−テト
ラクロロフタルイミドと1,3相対重量%のクロ
ロベンゼンを含むことを示した。反応性クロロ蟻
酸エステル塩素の滴定により、純度は、65.42%、
66.08%、平均65.75%であることがわかつた。2
種の主要成分の構造は、赤外および核磁気共鳴ス
ペクトルで確認された。赤外スペクトルは、ま
た、ヒドロキシル含量が0.73%であることを示し
ており、これは、試料中の15.93%のN−(5−ヒ
ドロキシペンチル)−テトラクロロフタルイミド
に相当する。この試料の塩素分析を行つた。 C14H10Cl5NO4としての計算値:40.89%Cl。実
測値:40.08%、39.97%Cl。平均実測値:40.02%
Cl。 実施例 16 本実施例は、炭酸5−(テトラクロロフタルイ
ミド)ペンチル2,4−ジブロモ−3,5,6−
トリクロロフエニルの合成を示す。 フラスコから取り出さなかつた実施例15の生成
物に、固体添加漏斗を通して、実施例14の第1お
よび第3収穫物から取つた2,4−ジブロモ−
3,5,6−トリクロロフエノール55.3gを添加
した。その直後に、室温に於て、330mlのクロロ
ベンゼンを添加した。反応混合物を、130℃に於
て4時間加熱し、塩化水素ガスを除去し、水冷式
冷却器から逃がした。 反応混合物を室温に冷却し、固体の第1収穫物
を沈殿させた。この反応混合物を過して第1収
穫物を取り、これを、次に室温で16時間乾燥した
後、真空乾燥器中で、70℃、絶対圧0.5Torrで16
時間乾燥して、融点範囲が93℃〜103℃の固体5.1
gを得た。 第1収穫物からの液を、クロロベンゼンの蒸
留によつて、容積約100mlに濃縮した後、室温に
冷却して、固体の第2収穫物を沈殿させた。この
第2収穫物を、過によつて分離し、50mlのクロ
ロベンゼンおよび100mlのメタノールで洗い、第
1収穫物の方法で乾燥して固体63.0gを得た。真
空乾燥器中で、110℃、絶対圧0.5Torrで、4時
間さらに乾燥した後、第2収穫物の融点範囲は
127℃〜130℃であつた。 第2収穫物からの液およびクロロベンゼン洗
液を蒸留乾固して、固体の第3収穫物を得た。こ
の第3収穫物を、10mlのメタノールで紙に移し
て過した。第3収穫物を、次に第1収穫物の方
法で乾燥し、融点範囲が112℃〜119℃の固体4.9
gを得た。 第3収穫物からのメタノール洗液を、蒸留によ
つて乾固しかつ第1収穫物の方法で乾燥して第4
収穫物を得た。この第4収穫物は、収量が7.1g
の固体で、融点範囲が86℃〜94℃であつた。 4種の収穫物のおのおのを、液体カラムクロマ
トグラフイーで分析した。結果を第4表に示す。
の4つ口フラスコに、2000mlのクロロベンゼン
と198.0g(2.0モル)のホスゲンガスとを仕込ん
だ。得られた溶液に、608.2g(1.2モル)の固体
N−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモフタ
ルイミドと9.0g(0.114モル)のピリジンとを、
45分間にわたつて添加した。この反応混合物を75
℃に加熱すると、ホスゲンの還流が見られた。ホ
スゲンの、むらのない還流が認められるまで、温
度を10℃づつ上げた。反応混合物を、115℃に2
時間保つた後、1晩中放冷して室温にした。翌
日、この反応混合物を、2時間115℃に加熱した。
冷却器中、フラスコ上部に、ピリジン塩酸塩の白
色昇華物が見られた。イソプロパノール、固形二
酸化炭素冷却式冷却器を水冷式還流冷却器と取り
換え、反応混合物を徐々に加熱して還流させ、1
時間還流を続けた。この1時間還流終了時には、
過剰のホスゲンはフラスコから除去され、水酸化
ナトリウム水溶液の入つているスクラツバーに吸
収されていた。ピペツトを用いて少量の反応混合
物試料を取つた。フラツシユエバポレーター上の
丸底フラスコ中に、この試料からほとんどのクロ
ロベンゼンを除いた後、残留物を過した。紙
上に残つた固体を、真空乾燥器中で、減圧下に、
約100℃で乾燥して恒量とした。生成物は、白色
固体で、融点範囲が225℃〜235℃であつた。 実施例 4 本実施例は、炭酸ビス−〔2−(テトラブロモフ
タルイミド)エチル〕の合成を示す。 撹拌機を備えた1の4つ口フラスコに、60.0
g(0.1184モル)のN−(2−ヒドロキシエチル)
−テトラブロモフタルイミド、145.0g(1.83モ
ル)のピリジン、400mlの塩化メチレンを仕込ん
だ。この仕込原料に、10.0g(0.101モル)のホ
スゲンを添加した。濃稠な白色粘稠塊が生成し
た。この反応混合物を室温で2時間撹拌した後、
4のビーカー中に注入し、250mlの5%塩酸を
加えた。濃稠なエマルジヨンの生成が見られた。
室温で1晩中放置した後、このエマルジヨンを、
250mlずつの5%塩酸で2回、250mlずつの水で2
回洗浄した。各場合に、分液漏斗中で下部の有機
層を上部水層から分離し、水層を捨てた。有機層
に2000mlのメタノールを添加すると、微細な白色
粉末が生成した。この粉末を、過によつて取
り、真空乾燥器中で、120℃で8時間乾燥した。
乾燥収量は54.9gすなわち理論値の89.2%であつ
た。この生成物は、赤外分析により、炭酸ビス−
〔2−(テトラブロモフタルイミド)エチル〕と同
定させた。この生成物の臭素の分析を行つた。
C21H8Br8N2O7としての計算値:61.49%Br。実
測値:60.24%、60.50%Br。平均実測値:60.40%
Br。実測臭素含量に基づく純度は98.22%であつ
た。赤外スペクトルによる純度は約99%であつ
た。融点範囲は263℃〜265℃であつた。 生成物の試料を、窒素流雰囲気中で、10℃/分
の昇温速度を用いて熱重量分析にかけた。結果
は、217℃に於て1%重量損失、294℃に於て5%
重量損失であつた。 実施例 5 本実施例は、炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチルペンタブロモフエニルの合成を示
す。 撹拌機、温度計、還流冷却器、電熱用マントル
を備えた500mlの4つ口フラスコに、N−(2−ヒ
ドロキシエチル)−テトラブロモフタルイミド
25.0g、クロロ蟻酸ペンタブロモフエニル約73%
とペンタブロモフエノール約27%とを含む混合物
26.4g、p−キシレン300ml、ピリジン1.0gを仕
込んだ。得られた帯黄白色反応混合物を撹拌し、
100℃に加熱し、この温度で2時間保つた。反応
混合物を加熱して還流し、ピリジン3.3gを冷却
器を通して添加した。2時間加熱還流後、反応混
合物を60℃に冷却し、5%塩酸75mlを添加し、混
合物を撹拌、混合した。次に、この反応混合物を
静置し、有機層と水層とに相分離させた。水層を
吸引で除去し、有機層を水75mlで洗い、有機層と
水層とに相分離後、水層を吸引で除去した。フラ
スコの内容物を、500mlのメタノールが入つてい
る1ビーカー中に注入した。微細な白色固体が
見られた。この固体を、過によつて除き、液
を貯蔵した。この固体を、500mlのメタノールで
洗い、過によつて再び取り、真空乾燥器中で、
120℃に於て8時間乾燥した。この固体の第1収
穫物の乾燥重量は37.6gであつた。融点範囲は
220℃〜230℃であつた。 固体の第2収穫物は、貯蔵液から減圧下でフ
ラツシユ蒸発によつて回収し、真空乾燥器中で、
120℃に於て3時間乾燥した。この固体の第2収
穫物の乾燥重量は9.8gであり、融点範囲は155℃
〜165℃であつた。第1収穫物に比べて第2収穫
物の融点範囲が低くかつキシレンおよびメタノー
ル中の溶解度が高いことは、第2収穫物がペンタ
ブロモフエノールを含むことを示した。第1収穫
物と第2収穫物との少量の50/50混合物の融点範
囲は175℃〜190℃であつた。第1収穫物は、赤外
分析によつて、炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチルペンタブロモフエニル約65〜70重量
%、N−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモ
フタルイミド約30〜35重量%、ペンタブロモフエ
ノール約5重量%未満であることが確認された。 第1収穫物の臭素を分析した。C17H4Br9NO5
としての計算値:70.41%Br。実測値:70.54%、
71.16%Br。平均実測値:70.85%Br。第1収穫物
の試料を、窒素流雰囲気中で、10℃/分の昇温速
度を用いて、熱重量分析にかけた。結果は、217
℃に於て1重量%の損失、286℃に於て5重量%
の損失であつた。 撹拌機、水冷式冷却器、温度計、電熱用マント
ルを備えた1の4つ口フラスコに、固体の第1
収穫物35.8g、固体の第2収穫物9.8g、ピリジ
ン145.0g、塩化メチレン400mlを仕込んだ。この
仕込み原料を撹拌して、幾らかの不溶性固体を含
む帯黄白色混合物を得た。7.5gの量のホスゲン
を、毎分1.0gの速度で添加した。不溶性白色固
体を含む褐色液体が得られた。このフラスコ内容
物を、メタノール1500mlを含むビーカー中へ注入
した。固体を、過によつて取り、蒸留水250ml
で洗い、過し、メタノール250mlで洗い、過
し、真空乾燥器中で、120℃に於て2時間乾燥し
て主生成物を得た。乾燥重量収量は33.0gであつ
た。この主生成物は、赤外分析により、炭酸2−
(テトラブロモフタルイミド)エチルペンタブロ
モフエニルであると同定され、およその相対的存
在量は95〜98重量%であつた。融点範囲は257℃
〜267℃であつた。臭素分析の結果は、計算値:
70.41%;実測値:70.89%、70.60%であつた。 この主生成物の試料を、窒素流雰囲気中で、昇
温速度10℃/分を用いて、熱重量分析にかけた。
その結果は、246℃±2℃に於て1重量%損失、
312℃±6℃に於て5重量%損失であつた。 実施例 6 本実施例は、クロロ蟻酸ペンタブロモフエニル
の合成を示す。 撹拌機と、温度計と、イソプロパノール、固形
二酸化炭素冷却式還流冷却器と、ホスゲンガス導
入管と、電熱用マントルとを備えた5の4つ口
フラスコに、ペンタブロモフエノール2443.1g
(5.0モル)、イミダゾール5.0g(0.07モル)、炭酸
ジエチル7500mlを仕込んだ。この仕込み原料を加
熱しながら、ホスゲンガスを、毎分8gの速度で
添加した。反応混合物の温度が室温である間にホ
スゲン添加を開始し、温度が105℃であるときに
終了した。611.2g(6.17モル)のホスゲンを添
加した。次に、反応混合物を、1時間90℃に保つ
た後、1晩中放冷させて室温にした。翌日、この
反応混合物を90℃に加熱し、90℃〜96℃の範囲の
温度に8時間保つた。この間に171.3g(1.73モ
ル)のホスゲンを添加した。次に、反応混合物
を、1晩中放冷して室温にした。翌日、反応混合
物を110℃に短時間加熱した。黄色透明液が見ら
れた。少量の試料をピペツトで取り、液体クロマ
トグラフイーで分析した。結果は、溶液中の全溶
解固体のうちクロロ蟻酸ペンタブロモフエニル、
ペンタブロモフエノールの相対重量%が、それぞ
れ87.7%および1.8%であることを示した。イソ
プロパノール、固形二酸化炭素冷却式冷却器を水
冷式冷却器と取り換えた。反応混合物を炭酸ジエ
チルの還流温度に加熱しながら反応混合物中にバ
ブリングさせた窒素流によつて8時間にわたり、
過剰のホスゲンをパージした。窒素流を止め、蒸
留によつて3000mlの溶媒を除去した。もう1つの
少量の試料を取り、液体クロマトグラフイーで分
析した。その結果は、溶液中の全溶解固体のう
ち、クロロ蟻酸ペンタブロモフエニルの相対重量
%が86.8%であり、ペンタブロモフエノールの相
対重量%が1.6%であることを示した。 反応混合物を、1晩中放冷して室温にした。そ
の結果、固体の第1収穫物が微細な白色固体とし
て沈殿した。この第1収穫物を過によつて集
め、真空乾燥器中で、70℃、絶対圧0.5Torrで3
時間乾燥して、融点範囲が80℃〜102℃の乾燥白
色粉末2033.0gを得た。 この第1収穫物の、窒素流雰囲気中、昇温速度
10℃/分での示差走査熱量分析は、融点が116℃、
分解温度が約300℃であることを示した。ガスク
ロマトグラフイーは、第1収穫物が0.08重量%の
炭酸ジエチルを含むことを示した。この第1収穫
物の窒素および塩素の分析を行つた。C7Br5ClO2
としての計算値:72.50%Br、6.43%Cl。実測
値:70.10%Br、69.90Br、6.25%Cl、6.18%Cl。
平均実測値:70.00%Br、6.22%Cl。純度は、下
記のように測定された。臭素含量に基づいて
96.55%;塩素含量に基づいて96.73%、液体クロ
マトグラフイーに基づいて93.3相対%。液体クロ
マトグラフイーによると、3.1相対重量%の炭酸
ビス(ペンタブロモフエニル)も存在した。赤外
分光分析によると、第1収穫物はクロロ蟻酸ペン
タブロモフエニルの構造を有し、識別できる不純
物は存在せず、0.02%未満のヒドロキシルが存在
した。 第1収穫物からの液を、フラツシユエバポレ
ーター中で濃縮して容積1400mlとした。これを
過して、白色固体の第2収穫物を回収した。この
第2収穫物を、真空乾燥器中で、70℃、絶対圧
0.5Torrで8時間乾燥して帯黄白色固体453.2gを
得た。第2収穫物のクロロ蟻酸ペンタブロモフエ
ニル純度は、クロロ蟻酸エステル滴定で88.5%、
液体クロマトグラフイーで86.6相対%であつた。 実施例 7 本実施例は、炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチルペンタブロモフエニルの合成を示
す。 実施例6のように装備されかつクロロベンゼン
6350ml、クロロ蟻酸ペンタブロモフエニル661.3
g(1.2モル)、イミダゾール2.4g(0.035モル)
を含む、128℃の12、4つ口フラスコ中に、室
温のN−(2−ヒドロキシエチル)−テトラブロモ
フタルイミド608.2g(1.2モル)を添加した。こ
の添加によつて、反応混合物の温度は90℃に低下
した。この反応混合物を加熱還流させると(131
℃)、塩化水素ガスの発生が見られた。5時間還
流を続行した後、室温になるまで放冷し、冷却器
の頂部に乾燥管をつけて大気中の水分を吸収しな
いようにした。約2 1/2日後、反応混合物を85℃
に加熱し、20.0g(0.202モル)のホスゲンを添
加した。次に、反応混合物を、1 1/2時間、加熱
還流した。冷却器から、ピリジン15.8g(0.2モ
ル)を添加した。この反応混合物を1時間還流し
た後、僅かに還流させながら、8.0g(0.0808モ
ル)のホスゲンを添加した。冷却器から3 1/2
のメタノールを徐々に添加した。強い発泡があ
り、固体の第1収穫物の沈殿が見られた。この第
1収穫物を、過によつて集め、真空乾燥器中
で、130℃、絶対圧0.5Torrで、4時間乾燥して
帯黄白色固体562.6gを得た。この第1収穫物の
融点範囲は260℃〜270℃であつた。赤外分光分析
は、その構造が炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチルペンタブロモフエニルの構造である
ことを同定した。第1収穫物の臭素の分析を行つ
た。実測値:68.13%、68.06%Br。平均実測値:
68.10%Br。C17H4Br9NO5としての計算値:
70.41%Br。臭素分析に基づく第1収穫物の純度
は96.7%であつた。 第1収穫物からの液を徐々に濃縮しかつ反覆
過することにより、第2収穫物および第3収穫
物を得、第1収穫物と同様に乾燥した後、それぞ
れ437.3gおよび127.7gを得た。第2収穫物は帯
黄白色固体であつたが、第3収穫物は黄色固体で
あつた。 第1収穫物の試料を、窒素流雰囲気中で、昇温
速度10℃/分を用いて熱重量分析にかけた。その
結果は、236℃に於て1重量%損失、311℃に於て
5重量%損失、324℃に於て8重量%損失であつ
た。 実施例 8 本実施例は、クロロ蟻酸2−(テトラブロモフ
タルイミド)エチルの合成および炭酸2−(テト
ラブロモフタルイミド)エチルペンタブロモフエ
ニルの合成を示す。 実施例6と同様に装備された1の4つ口フラ
スコに、クロロベンゼン200ml、ピリジン0.45g
(0.00569モル)、ホスゲンガス8.3g(0.084モル)
を仕込んだ。得られた溶液に、室温で、N−(2
−ヒドロキシエチル)−テトラブロモフタルイミ
ド30.4g(0.06モル)を添加した。得られた緑色
スラリーを、75℃に1時間、85℃に1時間、110
℃に1時間加熱した後、130℃に、還流させなが
ら、1時間加熱した。褐色透明溶液が得られた。
イソプロパノール、固形二酸化炭素冷却式冷却器
を水冷式冷却器に取り換え、窒素パージしなが
ら、反応混合物を1時間加熱還流して、クロロ蟻
酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチルを含
む溶液を得た。還流条件を維持しながら、ペンタ
ブロモフエノール29.3g(0.06モル)を添加し、
この反応混合物を3時間還流させた。反応混合物
がまだ還流している間に、ホスゲン8.5g(0.086
モル)を添加した。次に、反応混合物を、1時
間、還流温度に保持した後、過して、生成物の
第1収穫物を、微細な白色結晶性固体として得
た。 第1収穫物からの液を、メタノール1.5中
に注入して第2収穫物を沈殿させ、過によつて
帯黄白色固体として集めた。 第1および第2収穫物は、共に、真空乾燥器中
で、80℃、絶対圧0.5Torrで、それぞれ23.9gお
よび25.0gの恒量になるまで乾燥した。第1収穫
物は、融点範囲が276℃〜278℃であり、溶融する
と、橙色透明液となつた。第2収穫物は、融点範
囲が225℃〜235℃であり、溶融すると曇つた液と
なり、270℃に於て黄色透明液となつた。 第1収穫物は、液体クロマトグラフイーによ
り、炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチ
ルペンタブロモフエニルと同定され、臭素および
塩素の分析を行つた。実測値:塩素検知せず
(Cl0.01%未満)。平均実測値:71.31%Br(5回の
測定の平均値)。第1収穫物の、臭素含量に基づ
く純度は98.74%であつた。液体クロマトグラフ
イーによる相対純度は88.6%であり、試料は6.5
相対%のクロロベンゼンをも含んでいた。 第1収穫物を、真空乾燥器中で、140℃、絶対
圧0.5Torrで4時間再乾燥した。再乾燥後、液体
クロマトグラフイーで測定して、相対純度は95.4
%であり、試料は1.5相対%のクロロベンゼンを
含んでいた。融点範囲は276℃〜278であつた。 実施例 9 本実施例は、N−(2−ヒドロキシエチル)−ト
リブロモフタルイミドの合成を示す。 約81.8%〜約97.0%のトリブロモフタル酸無水
物(位置異性体未測定)を含む臭素化フタル酸無
水物927.4gを、4ビーカー2個に当量に分配
し、各ビーカーに、2700mlのクロロベンゼンを添
加した。ビーカーを、ホツトプレート上で、磁気
撹拌しながら90℃〜110℃に加熱した。その結果、
ほとんどすべての固体が溶解した。 2個の500mlエルレンマイヤーフラスコのおの
おの中で、2−アミノエタノール61.1gを、クロ
ロベンゼン350ml中に、90℃で溶解した。この温
度に於て、撹拌しながら、一方のフラスコの内容
物を一方のビーカーへ添加し、他方のフラスコの
内容物を他方のビーカーへ添加し、各添加を15分
で完了した。この期間内に、ビーカー内の反応混
合物の温度は110℃に達した。次に、反応混合物
の温度を103℃〜125℃に30分間保ち、この間に各
反応混合物で沈殿が生成した。反応混合物を60℃
に放冷し、この温度に於て、上澄液を沈殿からデ
カンテーシヨンし、フード中で、3日間蒸発させ
て小容積にした。この結果、さらに多量の沈殿が
得られた。これらの沈殿を、過によつて回収
し、ビーカー中で初めに生成した沈殿と合わせて
第1収穫物とした。この第1収穫物を、メタノー
ル800mlで洗い、真空乾燥器中で、140℃、絶対圧
0.5Torrで9時間乾燥し、粉砕して粉末とし、室
温で24時間風乾し、真空乾燥器中で、160℃〜165
℃、絶対圧0.5Torrで5時間乾燥した。第1収穫
物の収量は917.3gで、淡黄色粉であつた。液体
クロマトグラフイーによる分析は、試料が96.9相
対重量%のN−(2−ヒドロキシエチル)−トリブ
ロモフタルイミドと0.2相対重量%のクロロベン
ゼンとを含むことを示した。 第1収穫物からの液を、フラツシユエバポレ
ーター中で濃縮し、過して固体の第2収穫物を
回収した。この第2収穫物を、真空乾燥器中で、
160℃、絶対圧0.5Torrで5時間乾燥した後、粉
砕して微細粉末156.1gを得た。 実施例 10 本実施例は、クロロ蟻酸2−(トリブロモフタ
ルイミド)エチルの合成を示す。 実施例6と同様に装備した5、4つ口フラス
コに、クロロベンゼン2000ml、ピリジン4.5g、
ホスゲン105.7gを仕込んだ。固体添加漏斗を通
して、45分間にわたつて、実施例9の第1収穫物
304.1gを添加した。得られた緑色スラリーを、
75℃で1時間、90℃で1時間、100℃で1時間、
130℃で1時間加熱した。得られた褐色透明溶液
の少量の試料を、液体クロマトグラフイーで分析
した所、試料は、76.3相対重量%のクロロ蟻酸2
−(トリブロモフタルイミド)エチルと0.6相対重
量%のN−(2−クロロエチル)−トリブロモフタ
ルイミドと12.5相対重量%のクロロベンゼンとを
含んでいた。試料採取後、イソプロパノール、固
形二酸化炭素冷却式還流冷却器を水冷式冷却器に
取り換えた。この反応混合物を、溶液中に窒素流
をバブリングさせながら、110℃で1時間加熱し
た。少量の試料を液体クロマトグラフイーで分析
したところ、得られた生成物は、54.1相対重量%
のクロロ蟻酸2−(トリブロモフタルイミド)エ
チルと23.9相対重量%のN−(2−クロロエチル)
−トリブロモフタルイミドと10.9相対重量%のク
ロロベンゼンとを含んでいた。 実施例 11 本実施例は、炭酸2−(トリブロモフタルイミ
ド)エチルペンタブロモフエニルの合成を示す。 実施例10の生成物に、未だ実施例10記載の装置
中にある間に、ペンタブロモフエノール293.2g
を添加した。この反応混合物を、還流温度(131
℃〜132℃)で3 1/2時間加熱した。初めに、ペ
ンタブロモフエノールが溶解するとき褐色透明液
が得られ、その後間もなく沈殿が生成した。還流
終了後、この反応混合物を熱時過し、固体の第
1収穫物を集めた。この第1収穫物を、空気乾燥
器中で、85℃で88時間乾燥した後、真空乾燥器中
で、140℃、絶対圧0.5Torrで4時間乾燥して、
融点範囲277℃〜280℃の粉末314.0gを得た。 この第1収穫物の液体クロマトグラフイー分析
は、この収穫物が100%の炭酸2−(トリブロモフ
タルイミド)エチルペンタブロモフエニルである
ことを示した。その構造は赤外分光分析で確認さ
れた。この第1収穫物の臭素の分析も行つた。実
測値:67.78%、67.79%Br。平均実測値:67.79%
Br。C17H5Br8NO5としての計算値:67.83%Br。
臭素分析に基づく第1収穫物の純度は99.94%で
あつた。 第1収穫物からの液を、蒸発乾固して、固体
の第2収穫物を得た。液体クロマトグラフイー分
析は、第2収穫物が7.8相対重量%の炭酸2−(ト
リブロモフタルイミド)エチル ペンタブロモフ
エニルと76.1相対重量%のN−(2−クロロエチ
ル)トリブロモフタルイミドと0.8相対重量%の
クロロベンゼンと2.3相対重量%のペンタブロモ
フエノールとを含むことを示した。 第1収穫物の試料を、昇温速度10℃/分を用
い、窒素流雰囲気中で熱重量分析にかけた。その
結果は、269℃に於て1重量%損失、310℃に於て
5重量%損失、319℃に於て8重量%損失であつ
た。窒素雰囲気中、昇温速度10℃/分での示差走
査熱量分析は、第1収穫物の融点が272℃であり、
約300℃で分解が起こることを示した。 実施例 12 本実施例は、炭酸2−(テトラブロモフタルイ
ミド)エチル2,4,6−トリブロモフエニルの
合成を示す。 実施例6のように装備された1の4つ口フラ
スコに、クロロベンゼン200ml、ホスゲンガス
48.1g、ピリジン0.75gを添加した。次に、実施
例1の第2収穫物50.7gを、この反応混合物を撹
拌しながら、室温に於て固体添加漏斗から添加し
た。次に、30mlのクロロベンゼンを、固体添加漏
斗から添加した。この反応混合物を、90℃〜100
℃の範囲で、30分間加熱した。イソプロパノー
ル、固形二酸化炭素冷却式冷却器を水冷式冷却器
に取り換え、反応混合物を、100℃で1 1/2時間
加熱した。この期間の終わりには、塩化水素およ
び過剰ホスゲンの発生が止んだ。100℃に於て、
全容280mlの反応混合物から28mlを、ピペツトで
取つた。フラスコ中の残りの反応混合物に、100
℃に於て、29.8gの2,4,6−トリブロモフエ
ノールを白色粉末として添加した。多量の塩化水
素ガスの発生が見られた。この反応混合物を、
100℃〜135℃で4時間加熱し、12gのホスゲンガ
スを約100℃で添加した。次に反応混合物を、1
晩中放冷して室温とし、冷却器上に乾燥管を付け
て大気中の水分を吸収しないようにした。翌日、
冷却器を水冷式冷却器に取り換え、反応混合物を
130℃に加熱し、この温度に2時間保つて、最後
の塩化水素およびホスゲンを、冷却器を通して除
去した。次に、この反応混合物を0℃に冷却し、
1のヘキサンと混合して、固体の第1収穫物を
沈殿させた。第1収穫物を、過によつて取り、
紙上で、50mlのヘプタンで洗い、30分間風乾
し、真空乾燥器中で、120℃、絶対圧0.5Torrで
2 1/2時間乾燥し、かつ真空乾燥器中で、130℃、
絶対圧0.5Torrで2時間乾燥した。第1収穫物の
収量は57.0gであつた。第1収穫物のうち、51.8
gを熱クロロベンゼン300mlに溶解し、得られた
溶液に、脱色炭6.4gを添加した。過によつて
脱色炭を除去した後、液をほとんど乾固するま
で濃縮して白色沈殿を得、これを過した。この
白色沈殿を、紙上で、アセトン200mlで洗浄し、
真空乾燥器中で、130℃、絶対圧0.5Torrで8時
間乾燥して白色固体24.4gを得た。粉砕して白色
粉末にした後、20.4gを、真空乾燥器中で、160
℃、絶対圧0.5Torrで4時間乾燥して、融点範囲
221℃〜224℃の主生成物18.5gを得た。この主生
成物の臭素分析を行つた。C17H6Br7NO5として
の計算値:64.77%Br。実測値:64.99%、64.92%
Br。平均実測値:64.95%Br。臭素分析に基づく
主生成物の純度は99.71%であつた。液体クロマ
トグラフイー分析は、主生成物が85.4相対重量%
の炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エチル
2,4,6−トリブロモフエニルを含むことを示
した。主生成物の試料を、窒素流雰囲気中で、昇
温速度10℃/分を用いて熱重量分析にかけた。そ
の結果は、約235℃に於て1重量%損失、322℃に
於て5重量%損失、334℃に於て8重量%損失で
あつた。 白色沈殿からの液を、アセトン洗液と合わ
せ、フラツシユエバポレーター中でほとんど乾固
するまで蒸発させ、過し、乾燥して、白色固体
14.0gを第2収穫物として得た。液体クロマトグ
ラフイーによる分析は、第2収穫物が33.7相対重
量%の炭酸2−(テトラブロモフタルイミド)エ
チル2,4,6−トリブロモフエニル(この存在
は赤外分光分析で確認される)を含むことを示し
た。 第1収穫物からの液から、フラツシユエバポ
レーター上で溶媒を除去して沈殿を得た。ほとん
ど乾燥した沈殿を、ヘプタン約50mlとアセトン約
10mlで紙に移し、過し、乾燥した後、得られ
た第3収穫物の収量は18.3gであつた。液体クロ
マトグラフイーによる分析は、第3収穫物が21.5
相対重量%の炭酸2−(テトラブロモフタルイミ
ド)エチル2,4,6−トリブロモフエニルを含
むことを示した。 実施例 13 本実施例は、N−(5−ヒドロキシペンチル)−
テトラクロロフタルイミドの合成を示す。 4のビーカーに、テトラクロロフタル酸無水
物128.7g(0.45モル)とトルエン800mlとを仕込
んだ。この仕込み原料を加熱して溶液にした。こ
の溶液に、104℃に於て、磁気撹拌しながら、ト
ルエン400ml中に溶解した46.4g(0.45モル)の
5−アミノ−1−ペンタノールの溶液を18分間で
添加した。得られた淡黄色透明溶液を、時間皿で
カバーしたビーカー中で、106℃に於て1時間加
熱した。この溶液を、次に、フラツシユエバポレ
ーターで容積800mlになるまで濃縮し、室温に冷
却した。生成した白色固体を、過によつて集
め、室温に於てトルエン200mlで洗い、16時間風
乾し、熱風乾燥器中で、100℃に於て30分間乾燥
し、真空乾燥器中で、90℃、絶対圧0.5Torrで4
時間乾燥し、粉末にし、真空乾燥器中で、120℃、
絶対圧0.5Torrで2時間乾燥し、固体の第1収穫
物117.2gを得た。 第1収穫物からのトルエン液と洗液とを合わ
せ、フラツシユエバポレーターでほとんど乾固す
るまで濃縮した。得られた固体を、メタノール約
20mlで紙に移し、ヘキサン50mlで洗浄し、得ら
れた固体を、2時間風乾し、真空乾燥器中で、90
℃、絶対圧0.5Torrで3時間乾燥し、かつ真空乾
燥器中で、130℃、絶対圧0.5Torrで8時間乾燥
し、融点範囲150℃〜152℃の固体の第2収穫物
43.6gを得た。 第1収穫物の塩素分析を行つた。 C13H11Cl4NO3としての計算値:38.22%Cl。実
測値:37.51%、37.96%Cl。平均実測値:37.74%
Cl。塩素分析に基づく純度は98.74%であつた。
赤外スペクトル分析は、第1収穫物が4.46%の
OHを含有することを示し、この数字に基づく純
度は97.38%であつた。液体クロマトグラフイー
分析は、第1収穫物が96.2相対重量%のN−(5
−ヒドロキシペンチル)−テトラクロロフタルイ
ミドと0.6相対重量%のトルエンとを含むことを
示した。その構造は、赤外スペクトルおよび核磁
気共鳴スペクトルで確認され、純度が95〜99%で
あることを示した。 液体クロマトグラフイーによる第2収穫物の分
析は、第2収穫物が97.5相対重量%のN−(5−
ヒドロキシペンチル)−テトラクロロフタルイミ
ドと0.7相対重量%のトルエンとを含むことを示
した。 実施例 14 本実施例は、2,4−ジブロモ−3,5,6−
トリクロロフエノールの合成を示す。 撹拌機、温度計、水冷式還流冷却器、滴下漏
斗、電熱用マントルを備えた1の4つ口フラス
コに、氷酢酸500mlと2,3,5−トリクロロフ
エノール49.5g(0.2507モル)とを仕込み、この
仕込み原料に、塩化アルミニウム0.5g(0.00375
モル)を添加し、溶解させた。滴下漏斗から、液
体臭素96.0g(0.6モル)を15分間にわたつて添
加した。その結果、温度は、自発的に26℃から39
℃に上がつた。この反応混合物を、110℃で5時
間還流した後、1晩中放冷して室温にした。得ら
れた反応混合物は淡橙色液体で、少量の白色固体
が存在していた。この反応混合物を室温で過し
た。得られた固体の第1収穫物を、100mlの酢酸
で洗い、空気乾燥器中で、100℃に於て3時間乾
燥し、真空乾燥器中で、140℃、絶対圧0.5Torr
で4時間乾燥して、融点範囲187℃〜189℃の乾燥
固体23.6gを得た。 第1収穫物からの液を、2の氷水と混合し
て、固体の第2収穫物を沈殿させた。この混合物
を過して第2収穫物を取り、100mlの蒸留水で
洗い、第1収穫物の方法で乾燥した。乾燥固体の
収量は55.4gであつた。融点範囲は172℃〜183℃
であつた。 第2収穫物55.2gを500mlのジエチルエーテル
に溶解して溶液を調製し、この溶液を、6.4gの
脱色炭粉末を通して過し、フラツシユエバポレ
ーターで容積200mlになるまで濃縮した。ヘプタ
ン100mlを添加し、組成物をフラツシユエバポレ
ーターで容積100mlになるまで濃縮し、固体の第
3収穫物を沈殿させた。過によつてこの第3収
穫物を取り、ヘプタン140mlで洗い、第1収穫物
の方法で乾燥した。乾燥固体の収量は37.4gであ
り、融点範囲は185℃〜186℃であつた。 第3収穫物からのヘプタン液および洗液を、
ほぼ蒸発乾固し、第1収穫物の方法で乾燥して、
固体の第4収穫物を得た。乾燥固体の収量は12.8
gであつた。4種の収穫物のおのおのを、液体ク
ロマトグラフイーで分析した。結果を第3表に示
す。 第 3 表 分 析 結 果 収穫物 2,4−ジブロモ−3,5,6−トリク ロロフエノールの純度、相対重量% 1 96.3 2 90.4 3 97.1 4 80.4 2,4−ジブロモ−3,5,6−トリクロロフ
エノールの構造は、第1収穫物に於て、赤外およ
び核磁気共鳴分光分析で確認された。第3収穫物
の赤外スペクトルは第1収穫物と同じであつた。
液体クロマトグラフイーは、第4収穫物が11.6相
対重量%の4−ブロモ−2,3,5−トリクロロ
フエノールおよび5.6相対重量%の6−ブロモ−
2,3,5−トリクロロフエノールを含むことも
示した。 第1収穫物の臭素および塩素を分析した。 C6HBr2Cl3Oとしての計算値:44.99%Br、
29.94%Cl。実測値:44.73%、45.17%Br;29.17
%、28.03%Cl。平均実測値:44.95%Br;28.60%
Cl。 実施例 15 本実施例は、クロロ蟻酸5−(テトラクロロフ
タルイミド)ペンチルの合成を示す。 実施例6と同様に装備された2の4つ口フラ
スコに、クロロベンゼン800mlとピリジン1.0gと
を仕込んだ。得られた溶液に、30℃に於て、ホス
ゲンガス53.1gを、12分間にわたつて添加した。
次に、40分間にわたつて、実施例13の第1収穫物
72.2gを、固体添加漏斗から添加した。この添加
中に、反応混合物の温度は、35℃から70℃になつ
た。固体添加漏斗から、クロロベンゼン100mlを
添加し、反応混合物を、75℃で1時間、85℃で1
時間、105℃で1時間加熱した。イソプロパノー
ル、固形二酸化炭素冷却式冷却器を水冷式冷却器
に取り換え、窒素流を導入して塩化水素およびホ
スゲンを除去した。約1gのピリジン塩酸塩沈殿
を含む淡橙色溶液を得た。 この溶液の試料180mlをフラスコから取つた。
試料の178mlを、フラツシユエバポレーターでほ
ぼ乾固するまで濃縮した。固体残留物を、ヘキサ
ン30mlで紙に移し、過によつて液体から分離
し、真空乾燥器中で、50℃、絶対圧0.5Torrで16
時間乾燥し、かつ真空乾燥容器中で、25℃、絶対
圧0.5Torrで4時間乾燥して、融点範囲108℃〜
110℃の白色固体13.0gを得た。液体クロマトグ
ラフイー分析は、この白色固体が、63.2相対重量
%のクロロ蟻酸5−(テトラクロロフタルイミド)
ペンチルと、29.4相対重量%のN−(5−クロロ
ペンチル)−テトラクロロフタルイミドと、6.1相
対重量%のN−(5−ヒドロキシペンチル)−テト
ラクロロフタルイミドと1,3相対重量%のクロ
ロベンゼンを含むことを示した。反応性クロロ蟻
酸エステル塩素の滴定により、純度は、65.42%、
66.08%、平均65.75%であることがわかつた。2
種の主要成分の構造は、赤外および核磁気共鳴ス
ペクトルで確認された。赤外スペクトルは、ま
た、ヒドロキシル含量が0.73%であることを示し
ており、これは、試料中の15.93%のN−(5−ヒ
ドロキシペンチル)−テトラクロロフタルイミド
に相当する。この試料の塩素分析を行つた。 C14H10Cl5NO4としての計算値:40.89%Cl。実
測値:40.08%、39.97%Cl。平均実測値:40.02%
Cl。 実施例 16 本実施例は、炭酸5−(テトラクロロフタルイ
ミド)ペンチル2,4−ジブロモ−3,5,6−
トリクロロフエニルの合成を示す。 フラスコから取り出さなかつた実施例15の生成
物に、固体添加漏斗を通して、実施例14の第1お
よび第3収穫物から取つた2,4−ジブロモ−
3,5,6−トリクロロフエノール55.3gを添加
した。その直後に、室温に於て、330mlのクロロ
ベンゼンを添加した。反応混合物を、130℃に於
て4時間加熱し、塩化水素ガスを除去し、水冷式
冷却器から逃がした。 反応混合物を室温に冷却し、固体の第1収穫物
を沈殿させた。この反応混合物を過して第1収
穫物を取り、これを、次に室温で16時間乾燥した
後、真空乾燥器中で、70℃、絶対圧0.5Torrで16
時間乾燥して、融点範囲が93℃〜103℃の固体5.1
gを得た。 第1収穫物からの液を、クロロベンゼンの蒸
留によつて、容積約100mlに濃縮した後、室温に
冷却して、固体の第2収穫物を沈殿させた。この
第2収穫物を、過によつて分離し、50mlのクロ
ロベンゼンおよび100mlのメタノールで洗い、第
1収穫物の方法で乾燥して固体63.0gを得た。真
空乾燥器中で、110℃、絶対圧0.5Torrで、4時
間さらに乾燥した後、第2収穫物の融点範囲は
127℃〜130℃であつた。 第2収穫物からの液およびクロロベンゼン洗
液を蒸留乾固して、固体の第3収穫物を得た。こ
の第3収穫物を、10mlのメタノールで紙に移し
て過した。第3収穫物を、次に第1収穫物の方
法で乾燥し、融点範囲が112℃〜119℃の固体4.9
gを得た。 第3収穫物からのメタノール洗液を、蒸留によ
つて乾固しかつ第1収穫物の方法で乾燥して第4
収穫物を得た。この第4収穫物は、収量が7.1g
の固体で、融点範囲が86℃〜94℃であつた。 4種の収穫物のおのおのを、液体カラムクロマ
トグラフイーで分析した。結果を第4表に示す。
【表】
第2収穫物の臭素および塩素分析を行つた。
C20H10Br2Cl7NO5としての計算値:21.24%Br、
32.99%Cl。実測値:19.11%、19.35%Br;33.08
%、33.10%Cl。平均実測値:19.23%Br、33.09%
Cl。 窒素流雰囲気中に於ける昇温速度10℃/分での
示差走査熱量分析の結果、第2収穫物は、融点が
105℃であり、約300℃で分解が起こつた。窒素流
雰囲気中、昇温速度10℃/分に於ける第2収穫物
の熱重量分析は、185℃に於て1重量%損失、284
℃に於て5重量%損失、304℃に於て8重量%損
失を示した。 実施例 17 本実施例は、炭酸ビス〔5−(テトラクロロフ
タルイミド)ペンチル〕の合成を示す。 実施例6のように装備された2の4つ口フラ
スコに、実施例13の第1および第2収穫物から取
つたN−(5−ヒドロキシペンチル)−テトラクロ
ロフタルイミド77.8gと、トルエン1と、トリ
エチルアミン21.3gとピリジン1.7gとを仕込ん
だ。この仕込み原料を、57℃に加熱して固体を溶
解させた。得られた溶液を、外部氷水浴で30℃に
冷却し、この温度に於て、毎分1gの速度でホス
ゲンの添加を開始した。16分後、添加を完了し
た。反応混合物を、80℃で1時間加熱した後、こ
の熱反応混合物を、2のメタノール中へ注入し
て、固体の第1収穫物を生成させた。この第1収
穫物を、過によつて回収し、メタノール150ml
で洗い、粉砕し、真空乾燥器中で、120℃に於て
4時間乾燥して、融点範囲が214℃〜217℃の固体
46.6gを得た。 ジオキサン18%とヘキサン82%との混合物を溶
出用に用いる液状クロマトグラフイー分析は、第
1収穫物が、83.8相対重量%の炭酸ビス〔5−
(テトラクロロフタルイミド)ペンチル〕と9.5相
対重量%のクロロ蟻酸5−(テトラクロロフタル
イミド)ペンチルとを含むことを示した。 ジオキサン5%とヘキサン95%との混合物を溶
出用に用いる液体クロマトグラフイー分析は、第
1収穫物が、88.2相対重量%の炭酸ビス〔5−
(テトラクロロフタルイミド)ペンチル〕と9.8相
対重量%のクロロ蟻酸5−(テトラクロロフタル
イミド)ペンチルと0.7相対重量%のN−(5−ク
ロロペンチル)−テトラクロロフタルイミドとを
含むことを示した。 第1収穫物の塩素分析をも行つた。 C27H20Cl8N2O7としての計算値:36.92%Cl。
実測値:35.86%、35.86%Cl。平均実測値:35.86
%Cl。 窒素流雰囲気中、昇温速度10℃/分を用いる第
1収穫物の熱重量分析は、196℃に於て1重量%
損失、287℃に於て5重量%損失、312℃に於て8
重量%損失を示した。 第1収穫物からのメタノールおよびトルエン
液をメタノール洗液と合わせ、得られた混合物
を、フラツシユエバポレーターでほぼ蒸発乾固し
た。得られた固体の第2収穫物を、200mlのヘキ
サンで紙へ移し、過によつてこれを回収し、
真空乾燥器中で、65℃に於て4時間乾燥して59.7
gの固体を得た。この第2収穫物は、赤外分光分
析で、トリエチルアミン塩酸塩およびピリジン塩
酸塩を含む少量の他の物質と共に、炭酸ビス〔5
−テトラクロロフタルイミド)ペンチル〕を含む
ことがわかつた。 実施例 18 おのおのが評価されるべき添加物と三酸化アン
チモンとアクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ンインターポリマーとを含む一連の組成物の難燃
性を試験した。おのおのの被検組成物をつくるた
めに、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
インターポリマー(ABS)をミキサー中に導入
し、溶融した。評価されるべき添加物と三酸化ア
ンチモンとの混合物を溶融物に添加し、均一にな
るまで混合して組成物をつくつた。冷却後、各組
成物を小片に切断し、2.8575cm(1 1/8インチ)
ペレツトに押出成形した。このペレツトを射出成
形して棒にした。添加物の種類、棒中の物質の比
率を第5表に示す。アンダーライターズ・ラボラ
トリーズ社(Underwriters Laboratories Inc.)
の1974年2月1日付のバーテイカル バーニング
テスト UL94(Vertical Burning Test
UL94)の方法により、ならびにASTM標準法
D2863−70によつて、棒の可燃性を試験した。結
果は第5表に示してある。
C20H10Br2Cl7NO5としての計算値:21.24%Br、
32.99%Cl。実測値:19.11%、19.35%Br;33.08
%、33.10%Cl。平均実測値:19.23%Br、33.09%
Cl。 窒素流雰囲気中に於ける昇温速度10℃/分での
示差走査熱量分析の結果、第2収穫物は、融点が
105℃であり、約300℃で分解が起こつた。窒素流
雰囲気中、昇温速度10℃/分に於ける第2収穫物
の熱重量分析は、185℃に於て1重量%損失、284
℃に於て5重量%損失、304℃に於て8重量%損
失を示した。 実施例 17 本実施例は、炭酸ビス〔5−(テトラクロロフ
タルイミド)ペンチル〕の合成を示す。 実施例6のように装備された2の4つ口フラ
スコに、実施例13の第1および第2収穫物から取
つたN−(5−ヒドロキシペンチル)−テトラクロ
ロフタルイミド77.8gと、トルエン1と、トリ
エチルアミン21.3gとピリジン1.7gとを仕込ん
だ。この仕込み原料を、57℃に加熱して固体を溶
解させた。得られた溶液を、外部氷水浴で30℃に
冷却し、この温度に於て、毎分1gの速度でホス
ゲンの添加を開始した。16分後、添加を完了し
た。反応混合物を、80℃で1時間加熱した後、こ
の熱反応混合物を、2のメタノール中へ注入し
て、固体の第1収穫物を生成させた。この第1収
穫物を、過によつて回収し、メタノール150ml
で洗い、粉砕し、真空乾燥器中で、120℃に於て
4時間乾燥して、融点範囲が214℃〜217℃の固体
46.6gを得た。 ジオキサン18%とヘキサン82%との混合物を溶
出用に用いる液状クロマトグラフイー分析は、第
1収穫物が、83.8相対重量%の炭酸ビス〔5−
(テトラクロロフタルイミド)ペンチル〕と9.5相
対重量%のクロロ蟻酸5−(テトラクロロフタル
イミド)ペンチルとを含むことを示した。 ジオキサン5%とヘキサン95%との混合物を溶
出用に用いる液体クロマトグラフイー分析は、第
1収穫物が、88.2相対重量%の炭酸ビス〔5−
(テトラクロロフタルイミド)ペンチル〕と9.8相
対重量%のクロロ蟻酸5−(テトラクロロフタル
イミド)ペンチルと0.7相対重量%のN−(5−ク
ロロペンチル)−テトラクロロフタルイミドとを
含むことを示した。 第1収穫物の塩素分析をも行つた。 C27H20Cl8N2O7としての計算値:36.92%Cl。
実測値:35.86%、35.86%Cl。平均実測値:35.86
%Cl。 窒素流雰囲気中、昇温速度10℃/分を用いる第
1収穫物の熱重量分析は、196℃に於て1重量%
損失、287℃に於て5重量%損失、312℃に於て8
重量%損失を示した。 第1収穫物からのメタノールおよびトルエン
液をメタノール洗液と合わせ、得られた混合物
を、フラツシユエバポレーターでほぼ蒸発乾固し
た。得られた固体の第2収穫物を、200mlのヘキ
サンで紙へ移し、過によつてこれを回収し、
真空乾燥器中で、65℃に於て4時間乾燥して59.7
gの固体を得た。この第2収穫物は、赤外分光分
析で、トリエチルアミン塩酸塩およびピリジン塩
酸塩を含む少量の他の物質と共に、炭酸ビス〔5
−テトラクロロフタルイミド)ペンチル〕を含む
ことがわかつた。 実施例 18 おのおのが評価されるべき添加物と三酸化アン
チモンとアクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ンインターポリマーとを含む一連の組成物の難燃
性を試験した。おのおのの被検組成物をつくるた
めに、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
インターポリマー(ABS)をミキサー中に導入
し、溶融した。評価されるべき添加物と三酸化ア
ンチモンとの混合物を溶融物に添加し、均一にな
るまで混合して組成物をつくつた。冷却後、各組
成物を小片に切断し、2.8575cm(1 1/8インチ)
ペレツトに押出成形した。このペレツトを射出成
形して棒にした。添加物の種類、棒中の物質の比
率を第5表に示す。アンダーライターズ・ラボラ
トリーズ社(Underwriters Laboratories Inc.)
の1974年2月1日付のバーテイカル バーニング
テスト UL94(Vertical Burning Test
UL94)の方法により、ならびにASTM標準法
D2863−70によつて、棒の可燃性を試験した。結
果は第5表に示してある。
【表】
実施例 19
実施例18の一般的方法を用いて、一連の組成物
および組成物の棒を製造した。ABSではなく、
耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)を用いた。実施
例18のように、棒の可燃性を試験した。添加剤の
種類、棒中の物質の比率および結果を第6表に示
す。
および組成物の棒を製造した。ABSではなく、
耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)を用いた。実施
例18のように、棒の可燃性を試験した。添加剤の
種類、棒中の物質の比率および結果を第6表に示
す。
【表】
第5表の注1参照。
実施例 20 実施例18の一般的方法を用いて、2シリーズの
組成物および組成物の棒を製造した。ABSでは
なく、HIPSを用い、各場合の添加物は、実施例
7の第1収穫物であつた。第1シリーズでは、組
成物は、HIPS100部につき、添加物と三酸化ア
ンチモンとの合計16部を含んでいた。第2シリー
ズでは、組成物は、HIPS100部につき、添加物
と三酸化アンチモンとの合計18部を含んでいた。
バーの可燃性を、実施例18のようにして試験し
た。添加物も三酸化アンチモンも含まないブラン
クも、バーテイカルバーニングテストUL94分類
法で試験した。棒中の物質の比率および結果を第
7表に示す。
実施例 20 実施例18の一般的方法を用いて、2シリーズの
組成物および組成物の棒を製造した。ABSでは
なく、HIPSを用い、各場合の添加物は、実施例
7の第1収穫物であつた。第1シリーズでは、組
成物は、HIPS100部につき、添加物と三酸化ア
ンチモンとの合計16部を含んでいた。第2シリー
ズでは、組成物は、HIPS100部につき、添加物
と三酸化アンチモンとの合計18部を含んでいた。
バーの可燃性を、実施例18のようにして試験し
た。添加物も三酸化アンチモンも含まないブラン
クも、バーテイカルバーニングテストUL94分類
法で試験した。棒中の物質の比率および結果を第
7表に示す。
【表】
実験8および11の組成物の物理的性質を試験し
た。その結果を第8表に示す。
た。その結果を第8表に示す。
【表】
分
実施例 21 実施例18の一般的方法を用いて、一連の組成物
および組成物の棒を製造した。ABSでなく、高
密度ポリエチレン(HDPE)を用いた。棒の可燃
性を、実施例18のようにして試験した。添加物の
種類、棒中の物質の比率および結果を第9表に示
す。
実施例 21 実施例18の一般的方法を用いて、一連の組成物
および組成物の棒を製造した。ABSでなく、高
密度ポリエチレン(HDPE)を用いた。棒の可燃
性を、実施例18のようにして試験した。添加物の
種類、棒中の物質の比率および結果を第9表に示
す。
【表】
【表】
せず
5 実施例12の主生成物 100 10 5
94V−0 0.0 28.0 無し 無し
6 実施例4の生成物 100 10 5
失 敗 >30 23.0 無し 有り
せず
5 実施例12の主生成物 100 10 5
94V−0 0.0 28.0 無し 無し
6 実施例4の生成物 100 10 5
失 敗 >30 23.0 無し 有り
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 構造式() 〔上記構造式()中、 a Rは 【式】または 【式】 であり、 b R1、R2は、おのおのが独立に、約2個〜約
5個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アル
キレンであり、 c X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、
X10、X11、X12、X13は、おのおのが独立に、
水素または塩素または臭素であり、但し (1) X1、X2、X3、X4のうちの少なくとも3個
は、おのおのが独立に塩素または臭素であ
り、 (2) X5、X6、X7、X8、X9のうちの少なくとも
3個は、おのおのが独立に塩素または臭素で
あり、 (3) X10、X11、X12、X13のうちの少なくとも
3個は、おのおのが独立に塩素または臭素で
ある、 ことを条件とする〕 で示される化合物。 2 R1、R2のおのおのが独立に、約2個〜約5
個の炭素原子を有する直鎖アルキレンである特許
請求の範囲第1項に記載の化合物。 3 R1がエチレンである特許請求の範囲第1項
に記載の化合物。 4 R1、R2の両方がエチレンである特許請求の
範囲第1項に記載の化合物。 5 X1、X2、X3、X4、X10、X11、X12、X13の
おのおのが臭素であり、かつX5、X6、X7、X8、
X9のおのおのが独立に水素または臭素であり、
但しX5、X6、X7、X8、X9のうちの少なくとも3
個が臭素であることを条件とする特許請求の範囲
第1項に記載の化合物。 6 Rが2,4,6−トリブロモフエニルである
特許請求の範囲第5項に記載の化合物。 7 R1がエチレンである特許請求の範囲第6項
に記載の化合物。 8 Rがペンタブロモフエニルである特許請求の
範囲第5項に記載の化合物。 9 R1がエチレンである特許請求の範囲第8項
に記載の化合物。 10 Rが である特許請求の範囲第5項に記載の化合物。 11 R1がエチレンである特許請求の範囲第1
0項に記載の化合物。 12 構造式 (上記構造式中、 a Rは 【式】または 【式】 であり、 b R1、R2はおのおのが独立に約2個〜約5個
の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖アルキレ
ンであり、 c X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、
X10、X11、X12、X13は、おのおのが独立に、
水素または塩素または臭素であり、但し (1) X1、X2、X3、X4のうちの少なくとも3個
は、おのおのが独立に塩素または臭素であ
り、 (2) X5、X6、X7、X8、X9のうちの少なくとも
3個は、おのおのが独立に塩素または臭素で
あり、 (3) X10、X11、X12、X13のうちの少なくとも
3個は、おのおのが独立に塩素または臭素で
ある、 ことを条件とする) で示される化合物からなるポリマー用難燃剤。 13 R1、R2は、おのおの独立に、約2個〜約
5個の炭素原子を有する直鎖アルキレンである特
許請求の範囲第12項に記載の難燃剤。 14 R1がエチレンである特許請求の範囲第1
2項に記載の難燃剤。 15 R1、R2の両方がエチレンである特許請求
の範囲第12項に記載の難燃剤。 16 X1、X2、X3、X4、X10、X11、X12、X13
のおのおのが臭素であり、かつX5、X6、X7、
X8、X9は、おのおのが独立に水素または臭素で
あり、但しX5、X6、X7、X8、X9のうちの少なく
とも3個は臭素であることを条件とする特許請求
の範囲第12項に記載の難燃剤。 17 Rが2,4,6−トリブロモフエニルであ
る特許請求の範囲第16項に記載の難燃剤。 18 R1がエチレンである特許請求の範囲第1
7項に記載の難燃剤。 19 Rがペンタブロモフエニルである特許請求
の範囲第16項に記載の難燃剤。 20 R1がエチレンである特許請求の範囲第1
9項に記載の難燃剤。 21 Rが である特許請求の範囲第16項に記載の難燃剤。 22 R1がエチレンである特許請求の範囲第2
1項に記載の難燃剤。 23 ポリマーがフイルム形成性ポリマーである
特許請求の範囲第12項に記載の難燃剤。 24 ポリマーが繊維形成性ポリマーである特許
請求の範囲第12項に記載の難燃剤。 25 ポリマーが熱可塑性である特許請求の範囲
第12項に記載の難燃剤。 26 ポリマーがポリスチレン、あるいはアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン インターポ
リマーまたはグラフトポリマー、あるいはポリエ
チレンである特許請求の範囲第12項に記載の難
燃剤。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/337,660 US4414396A (en) | 1982-01-07 | 1982-01-07 | Polyhalophthalimidoalkyl-functional carbonates and haloformates |
| US337660 | 1982-01-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58126864A JPS58126864A (ja) | 1983-07-28 |
| JPS6345668B2 true JPS6345668B2 (ja) | 1988-09-12 |
Family
ID=23321470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58000749A Granted JPS58126864A (ja) | 1982-01-07 | 1983-01-06 | ポリハロフタルイミドアルキル官能性炭酸エステルおよびハロ蟻酸エステル |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4414396A (ja) |
| JP (1) | JPS58126864A (ja) |
| DE (1) | DE3300180A1 (ja) |
| FR (1) | FR2519340B1 (ja) |
| GB (1) | GB2114127B (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| US4666958A (en) * | 1982-01-07 | 1987-05-19 | Ppg Industries, Inc. | Polymeric compositions containing polyhalophthalimidoalkyl-functional carbonates |
| US4578409A (en) * | 1985-01-14 | 1986-03-25 | Mobay Chemical Corporation | Flame retarding silanes |
| US4753970A (en) * | 1986-04-21 | 1988-06-28 | Nippon Kasei Chemical Co., Ltd. | Fire-retardant polyolefin composition |
| US4904795A (en) * | 1988-03-25 | 1990-02-27 | Pennwalt Corporation | Halogen substituted phthalimide flame retardants |
| US4999391A (en) * | 1988-03-25 | 1991-03-12 | Atochem North America, Inc. | Halogen substituted phthalimide flame retardants |
| US9650335B2 (en) | 2011-01-17 | 2017-05-16 | Isp Investments Llc | Compounds, monomers, and polymers containing a carbonate linkage |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2451637A (en) * | 1947-02-01 | 1948-10-19 | Eastman Kodak Co | N(beta-hydroxy ethyl)-tetraiodophthalimide |
| US2657169A (en) * | 1950-10-28 | 1953-10-27 | Ethyl Corp | N-aminophthalic imides and salts thereof as fungicidal compositions |
| NL203955A (ja) * | 1955-01-28 | |||
| US3240792A (en) * | 1961-03-22 | 1966-03-15 | Imp Smelting Corp Ltd | Tetrafluorophthalic acids and derivatives |
| US3313763A (en) * | 1963-05-27 | 1967-04-11 | Hooker Chemical Corp | Fire retardant polymer compositions having improved thermal properties |
| FR1405916A (fr) * | 1963-05-27 | 1965-07-16 | Hooker Chemical Corp | Compositions polymères ignifuges et de propriétés thermiques améliorées |
| US3251855A (en) * | 1964-02-17 | 1966-05-17 | Upjohn Co | Derivatives of phthalimide |
| DE1257778B (de) * | 1964-08-13 | 1968-01-04 | Huels Chemische Werke Ag | Verfahren zur Herstellung von N-2-Acyloxyaethyl-phthalimiden |
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| CH515954A (de) * | 1968-10-17 | 1971-11-30 | Bayer Ag | Selbstverlöschende Polyamid-Formmasse |
| US3624024A (en) * | 1970-02-24 | 1971-11-30 | Eastman Kodak Co | Flame retardant poly(tetramethylene terephthalate) molding compositions |
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| US3847869A (en) * | 1973-09-28 | 1974-11-12 | Gen Electric | Method for preparing polyetherimides |
| US4003862A (en) * | 1975-10-23 | 1977-01-18 | Michigan Chemical Corporation | N-substituted tetrahalophthalimides as flame retardants |
| US4125535A (en) * | 1976-06-04 | 1978-11-14 | Cities Service Company | Process for preparing bisimides and bisimides prepared thereby |
| FR2369261A1 (fr) * | 1976-10-28 | 1978-05-26 | Dynamit Nobel Ag | Derives de tetrabromophtalimide et leur application a titre d'agents d'ignifugation |
| DE2656954A1 (de) * | 1976-12-16 | 1978-06-29 | Dynamit Nobel Ag | Esterimide und ihre verwendung als flammschutzmittel |
| US4140862A (en) * | 1977-01-17 | 1979-02-20 | Cities Service Company | Salts of diamines and tetrahalophthalates |
| US4250096A (en) * | 1977-10-14 | 1981-02-10 | Ciba-Geigy Corporation | 3- and 4-Azidophthalic acid derivatives |
| US4197133A (en) * | 1977-10-14 | 1980-04-08 | Ciba-Geigy Corporation | Photo-curable compositions of matter containing bis-azidophthalimidyl derivatives |
| US4263222A (en) * | 1980-02-22 | 1981-04-21 | General Electric Company | Dichloroformates |
-
1982
- 1982-01-07 US US06/337,660 patent/US4414396A/en not_active Expired - Fee Related
-
1983
- 1983-01-05 DE DE19833300180 patent/DE3300180A1/de active Granted
- 1983-01-06 GB GB08300207A patent/GB2114127B/en not_active Expired
- 1983-01-06 FR FR8300159A patent/FR2519340B1/fr not_active Expired
- 1983-01-06 JP JP58000749A patent/JPS58126864A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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