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JPS6348269B2 - - Google Patents
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JPS6348269B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6348269B2
JPS6348269B2 JP12170980A JP12170980A JPS6348269B2 JP S6348269 B2 JPS6348269 B2 JP S6348269B2 JP 12170980 A JP12170980 A JP 12170980A JP 12170980 A JP12170980 A JP 12170980A JP S6348269 B2 JPS6348269 B2 JP S6348269B2
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JP
Japan
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formula
reaction
acid
mol
phenylthio
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Application number
JP12170980A
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English (en)
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JPS5746975A (en
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Kozo Shirai
Takanobu Kumamoto
Mikio Watanabe
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Sanwa Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、従来文献未記載のα―又はβ―置換
―γ―フエニルチオ―γ―ブチロラクトン類を酸
化及び脱フエニルスルフイニル化することによ
り、例えば医薬分野、農園芸分野などにおいて、
殺菌、殺虫剤として有用性の期待される生理活性
を示すα―又はβ―置換―△α,β―もしくは―
△β,γ―ブテノリド類の製法に関する。 更にしくは、本発明は下記式() 但し式中、R1及びR2は、夫々、水素原子、低
級アルキル基、置換基を有していてよいフエニル
基及びベンジル基よりなる群からえらばれた基を
示し、ここで、R1及びR2のいづれか一方は水素
原子であり、他方は水素原子以外の基である。そ
して……で示した二重結合はα,βもしくはβ,
γ間にあるものとする、 で表わされるα―又はβ―置換―△α,β―もし
くは―△β,γ―ブテノリド類の製法に関する。 本発明者等は、γ―フエニルチオ―γ―ブチロ
ラクトン系化合物の合成研究を行つてきたが、今
回、前記式()で示すことのできるα―又はβ
―置換―△α,β―もしくは―△β,γ―ブテノ
リド類容易な手段で合成できることを発見した。 上記式()で示されるα―又はβ―置換―△
α,β―もしくは―△β,γ―ブテノリド類の合
成に関して、従来、いくつかの報告が知られてい
る。例えば、J.Am.Chem.Soc.,95,6840
(1973);Bull.Chem.Soc.,Japan,50,242
(1977);Chem.Rev.,76,625(1975);Ark.
Kemi.,29,229(1968)等に報告されている。こ
れら、従来提案においては、α―又はβ―フエニ
ルチオ―γ―ブチロラクトン類からの合成に関し
てのみ記載され、α―又はβ―置換―γ―フエニ
ルチオ―γ―ブチロラクトン類からの合成に関し
ては全く開示されていない。 今回、後記式()で示される従来文献未記載
のα―又はβ―置換―γ―フエニルチオ―γ―ブ
チロラクトン類が合成でき、これから、新しい反
応方式によつて、前記式()で示されるブテノ
リド類が容易に且つ好収率で製造できることが発
見された。 従つて、本発明の目的は、上記式()化合物
の製法を提供するにある。 本発明の上記諸目的及び更に多くの他の目的な
らびに利点は、以下の記載から一層明らかとなる
であろう。 前記式()化合物のR1及びR2中、低級アル
キル基の例としては、メチル、エチル、プロピル
(n―、iso―)、ブチル(n―、iso―、sec―、
tert―)などの如きC1―C4アルキル基を好ましく
例示できる。又、フエニル基が有していてよい置
換基の例としては、ハロゲンもしくは上記例示の
如き低級アルキル基を例示することができる。 前記式()化合物は、例えば、下記式に示す
ようにして製造することができる。 上記式()で表わされるα―又はβ―置換―
γフエニルチオ―エチルマロン酸ジエチル中、α
―置換体は、例えば、下記式、 に従つて、β―ブロムエチルフエニルスルフイド
とマロン酸ジエチルとを、適当な溶液たとえばエ
タノール溶液中で、適当な縮合剤たとえばナトリ
ウムエトキシドの存在下に反応させ、更に、適当
な酸受容剤たとえばナトリウムエトキシドを作用
させ、R1―X(R1は式()について述べたと同
義の但し水素原子以外の基、Xはハロゲン原子を
示す)で表わされるアルキル化剤でアルキル化反
応せしめることによつて形成することができる。 上記β―ブロムエチルフエニルスルフイドとマ
ロン酸ジエチルとの反応は、例えば約50゜〜約80
℃の如き温度条件下、1:約1〜約2の如きモル
比で行うことができる。形成されたβ―フエニル
チオ―エチルマロン酸ジエチルとR1―Xとの反
応は、例えば約50〜約80℃の如き温度条件下、
1:約1〜約1.5の如きモル比で行うことができ
る。 又、上記式()で表わされるα―又はβ―置
換―γ―フエニル―チオ―エチルマロン酸ジエチ
ル中、β―置換体は、例えば、下記式、 に従つて、フエニルチオケトン類を水素化硼素ナ
トリウムと例えばメタノール溶媒中で反応させて
β―フエニルチオ―イソプロパノール類を形成し
た後、たとえば三臭化リンとたとえば四塩化炭素
媒体中で作用させて
【式】 (β―フエニルチオイソプロピルブロミド類)を
形成し、前記の場合と同様に、たとえばエタノー
ル溶媒中、ナトリウムエトキシドの存在下にマロ
ン酸ジエチルと反応させて形成することができ
る。上記式中、R2は式()について述べたと
同義の但し水素原子以外の基を示す。 上記式
【式】とNaBH4と の反応は、たとえばメタノール溶媒中、約0゜〜約
−10℃の如き低温条件下で行うことができる。
NaBH4の使用量は適宜に選択できるが、上記式
化合物1モルに対して、約1〜約1.5モルの如き
使用量を例示することができる。形成された化合
物と三臭化リンとの反応は、例えば約20゜〜約60
℃の如き温度で行うことができる。使用する三臭
化リンの使用量は適宜に選択できるが、例えば形
成された化合物1モルに対して、約1〜約1.2モ
ルの如き使用量を例示することができる。このよ
うにして得られた
【式】は、 前記β―ブロムエチルフエニルスルフイドとマロ
ン酸ジエチルとの反応について述べたと同様な温
度条件及びモル比で、マロン酸ジエチルと反応せ
しめて、前記式()中、β―置換体を形成させ
ることができる。 前記式()のα―又はβ―置換―γ―フエニ
ルスルフイニル酪酸を形成するのに用いる前記式
()のα―又はβ―置換―γ―フエニルチオ酪
酸は、たとえば上述のようにして得ることのでき
る式() 但し式中、R1及びR2は式()において述べ
たと同義である、 で表わされるα―又はβ―置換―γ―フエニルチ
オ―エチルマロン酸ジエステルを、加水分解及び
脱炭酸反応せしめることにより形成することがで
きる。 反応は、適当な水性媒体中、例えば、水、水と
アルコール類の如き水混和性媒体との水性混合物
系、などの如き水性媒体中でアルカリ加水分解
し、更に、同様な水性媒体中で脱炭酸剤の存在下
に脱炭酸反応せしめることにより、行うことがで
きる。 上記アルカリ加水分解に利用するアルカリの例
としては、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムの如きアルカリ類を例示することができ
る。又、上記脱炭酸反応に利用する脱炭酸剤の例
としては、たとえば、硫酸、スルホン酸類の如き
無機もしくは有機酸類を例示することができる。 利用するアルカリ類及び酸類の濃度は、その種
類、反応温度などによつても適宜に変更選択でき
るが、例えば、約5〜約20%の如きアルカリ濃度
及び例えば約4〜約6規定の如き酸濃度を例示す
ることができる。 上記アルカリ加水分解及び酸類の存在下の脱炭
酸反応の反応濃度は適宜に選択できるが、例えば
約70゜〜約90℃の如き加水分解温度及び例えば約
90〜約110℃の如き脱炭酸温度を例示することが
できる。 前記式()化合物は、たとえば、上述のよう
にして得ることのできる式() 但し式中、R1及びR2は式()において述べ
たと同義である、 で表わされるα―又はβ―置換―γ―フエニルチ
オ酪酸を、酸化剤で酸化することにより形成でき
る。 反応は適当な含水溶媒、すなわち、水―水混和
性溶媒系中で行うことができる。このような水混
和性溶媒の例としては、メチルアルコール、エチ
ルアルコールの如きアルコール類等を挙げること
がでる。又、反応に利用する酸化剤の例としては
NaIO4などの如き過沃素酸塩類を例示することが
できる。 反応は、例えば約0゜〜約−10℃の如き低温条件
で行うことができる。 本発明方法によれば、たとえば、上述のように
して形成できる式()、 但し式中、R1及びR2は式()において述べ
たと同義である、 で表わされるα―又はβ―置換―γ―フエニルス
ルフイニル酪酸を無水酢酸及び酸触媒の存在下に
プンメレル(Pummerer)転移反応せしめること
により、本発明目的式()化合物の合成原料で
ある下記式()、 但し式中、R1及びR2は、夫々、水素原子、低
級アルキル基、置換基を有していてよいフエニル
基、ベンジル基よりなる群からえらばれた基を示
し、ここで、R1及びR2のいづれか一方は水素原
子であり、他方は水素原子以外の基である、 で表わされるα―又はβ―置換―γ―ブチロラク
トン類を製造することができる。 前記式()原料化合物も従来公知文献未記載
の化合物であつて、本発明方法によつて式()
の従来公知文献未記載の化合物を形成するのに有
利に利用できる。 式()化合物から式()化合物への転化
は、無水酢酸及び有機酸触媒たとえば、パラトル
エンスルホン酸、モノクロル酢酸、リン酸の如き
酸触媒の存在下に行うことができる。反応は適当
な溶媒の存在下に行うことができ、例えば約100
〜約120℃の如き温度条件下で行うことができる。
使用する溶媒の例としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロホルム、テトラヒドロフラ
ンの如き有機不活性溶媒を例示することができ
る。反応はほぼ定量的に進行し、高収率、高純度
で、式()化合物を取得することができる。 反応に利用する無水酢酸の使用量は適宜に選択
できるが、例えば、式()化合物に基いて約1
〜約6モル、より好ましくは約1〜約3モルの如
き使用量を例示できる。又、酸触媒の使用量も適
宜に選択でき、例えば()化合物に基いて約1
〜約10重量%、より好ましくは約2〜約8重量%
の如き使用量を例示できる。又、溶媒の使用量も
適宜に選択でき、例えば、式()化合物に対し
て約5〜約40容量倍の如き使用量を例示すること
ができる。 本発明によれば、たとえば上述のようにして得
られる式()、 但し式中、R1及びR2は、夫々、水素原子、低
級アルキル基、置換基を有していてよいフエニル
基及びベンジル基よりなる群からえらばれた基を
示し、ここで、R1及びR2のいづれか一方は水素
原子であり、他方は水素原子以外の基である、 で表わされるα―又はβ―置換―γ―フエニルチ
オ―γ―ブチロラクトン類を、メタクロル過安息
香酸で酸化して対応するγ―フエニルスルフイニ
ル化合物となし、ピリジンで脱フエニルスルフイ
ニル化することによつて式()、 但し式中、R1及びR2は上記したと同義、 で表わされるα―又はβ―置換―△α,β―もし
くは―△β,γ―ブテノリド類を得ることができ
る。 反応は溶媒中で行うのが好ましく、例えば、塩
化メチレン、クロロホルム等の如きハロゲン化炭
化水素溶媒を例示することができる。反応は低温
条件下に行うのがよく、例えば、約0〜約−10℃
の如き温度条件を例示することができる。メタク
ロル過安息香酸の使用量は適宜に選択できるが、
例えば、式()化合物1モルに対して約1〜約
1.2モルの如き使用量を例示することができる。
溶媒の使用量も適宜に選択でき、たとえば、式
()化合物に対して、約5〜約40容量倍の如き
使用量をあげることができる。反応は定量的に進
行し、生成物は、望むならば、アルカリ洗浄し、
溶媒を除去して分離採取することができる。 上述のようにして得られるα―又はβ―置換―
γ―フエニルスルフイニル―γ―ブチロラクトン
類をピリジンを用いて脱フエニルスルフイニル化
することによつて、前記式()化合物を形成す
ることができる。 反応は、たとえばピリジン中で加熱することに
よつて容易に行うことができる。ピリジンの使用
量は、適宜に選択できるが例えば式()の上記
ブチロラクトン類に対して約5〜約20重量倍の使
用量を例示できる。反応は還流温度条件下に行う
ことができる。反応時間は適宜に選択できるが、
約30分〜約2時間程度の反応時間を例示できる。
反応終了後、ピリジンを留去し、たとえばカラム
クロマトグラフイー手段で分離精製することがで
きる。 以下、実施例により本発明方法実施の数例につ
いて更に詳しく例示できる。 参考例1 β―ブロムエチルフエニルスルフイド
の合成:― エチルアルコール100ml中、4.00g(0.10モル)
の水酸化ナトリウムとチオフエノール1 1.00g
(0.10モル)を室温で撹拌下反応させ、ナトリウ
ムチオフエノキシドを合成する。この溶液を過剰
量の1,2―ジブロムエタン(56.40g、0.30モ
ル)のエタノール溶液(50ml)に滴下し反応させ
る。そのまま室温で4時間撹拌し反応させる。生
成した臭化ナトリウムの白沈を過し、エタノー
ルを減圧下濃縮する。残渣に10%塩酸を加え中和
後エーテルで抽出する。エーテル層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、エーテルを除去し、残渣を蒸
留する。95〜100℃/6mmHg、14.38g(66%)。 参考例2 β―(フエニルチオ)エチルマロン酸
ジエチルの合成 無水エタノール50mlに金属ナトリウム4.60g
(0.20モル)を加え、ナトリウムエトキシドを合
成し、ここにマロン酸ジエチル(32.00g、0.20
モル)を加え15分間還流を行う。室温に冷却した
のち、参考例1で得たβ―ブロムエチルフエニル
スルフイド(20.72g、0.10モル)のエタノール
溶液(10ml)を滴下し、その後4時間還流を行
う。生成した臭化ナトリウムを過し、エタノー
ルを減圧下濃縮する。残渣に10%塩酸を加え、中
和後、エーテルで抽出する。エーテル層を無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、エーテルおよび過剰量の
マロン酸ジエチルを蒸留によりのぞく。残渣をシ
リカゲルを用いたカラムクロマトグラフにより分
離し、ベンゼン留出液よりβ―(フエニルチオ)
エチルマロン酸ジエチル16.69gを得た。56%。
IR(NaCl):1730cm-1(C=O)、NMR(CDCl3);
δ=1.23(6H,t)、2.16(2H、f)、2.96(2H,
t)、3.58(1H,t)、4.15(4H,q)、7.04〜7.42
(5H,m)。 参考例3 ベンジル―β(フエニルチオ)エチル
マロン酸ジエチル〔式():R1=ベンジル〕
の合成:― 参考例2で得たβ(フエニルチオ)エチルマロ
ン酸ジエチル(0.023モル)をナトリウムエトキ
シドのエタノール溶液(30mlの無水エタノールと
0.69g、0.030モルの金属ナトリウムより合成)
に加え、15分間還流する。これを室温に冷却した
後臭化ベンジル5.13g(0.030モル)のエタノー
ル(5ml)溶液を滴下した後、4時間還流する。
室温に冷却した後白沈(臭化ナトリウム)を過
した後、減圧下濃縮を行う。残渣に10%塩酸を加
え中和後、エーテル抽出を行う。エーテル層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後エーテルを除去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフを用
い分離を行い、ベンゼン留出液よりベンジルβ
(フエニルチオ)エチルマロン酸ジエチルを7.80
g(88%)得た。 IR(NaCl):1720cm-1(C=O)、NMR
(CDCl3):δ=1.17(6H,t)、1.90―2.30(2H,
m)、2.40―3.06(2H,m)、3.18(2H,s)、4.08
(4H,q)、6.74―7.36(10H,m)。 参考例4 α―ベンジル―γ―フエニルチオ酪酸
〔式():R1=ベンジル〕の合成:― 10%水酸化ナトリウム水溶液20ml中へ、参考例
3で得たβ(フエニルチオ)エチルマロン酸ジエ
チル3.18g(0.0082モル)をエタノール20mlにと
かしたものを加え、6時間還流する。還流の後エ
タノールのみを除去し、10%塩酸を加え、酸性と
したのち、エーテル抽出を行う。エーテル層をと
り出し、エーテルを除去し、残渣に6N硫酸30ml
を加え12時間還流する。還流の後エーテル抽出を
行い、エーテル層を無水硫酸ナトリウムを用い乾
燥する。エーテルを除去した後残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフを用い分離を行い、ベンゼ
ン―エーテル(10:1)の留出液よりα―ベンジ
ル―γ―フエニルチオ酪酸を1.35g(57%)得
た。IR(NaCl):1720cm-1(C=O)、NMR
(CDCl3):δ=1.00―1.36(2H,m)、2.42―3.36
(4H,m)、3.84―4.30(1H,m)、7.02―7.30
(10H,m)、10.77(1H,s)。 参考例5 α―ベンジル―γ―フエニルスルフイ
ニル酪酸〔式():R1=ベンジル〕の合成:
― 過ヨウ素酸ナトリウム1.10gを25mlの水に溶解
させ、0℃に冷却しておく、そこへ参考例4で得
たα―ベンジル―γ―フエニルチオ酪酸1.25gを
25mlのエタノールに溶解させたものを加え氷冷下
12時間撹拌する。撹拌の後、析出した白沈を過
し、液のエタノールのみを減圧下濃縮する。残
つた水層をエーテルを用いて抽出しエーテル層を
無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥する。エーテル
を除去することにより、ほとんど純粋なα―ベン
ジル―γ―フエニルスルフイニル酪酸が得られ
る。1.10g。 参考例6 α―ベンジル―γ―フエニルチオ―γ
―ブチロラクトン〔式():R1=ベンジル〕
の合成:― 参考例5で得られたα―ベンジル―γ―フエニ
ルスルフイニル酪酸0.60g(0.002モル)と無水
酢酸1.00g(0.01モル)を20mlの無水トルエン中
に加え、触媒量のパラトルエンスルホン酸を加
え、1時間還流下反応させる。反応混合物より、
トルエンおよび過剰量の無水酢酸を減圧下濃縮す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフを用
い、分離し、ベンゼン留出液よりα―ベンジル―
γ―フエニルチオ―γ―ブチロラクトン0.35gを
得た。収率63%。IR:1770cm-1(C=O)、NMR
(CDCl3):δ=1.36〜3.50(5H,m)、5.50,5.80
(1H,m)、7.00〜7.58(10H,m)。 実施例1 α―ベンジル―△α,β―ブテノリド
〔式():R1=ベンジル〕の合成:― 参考例6で得たα―ベンジル―γ―フエニルチ
オ―γ―ブチロラクトン1.42g(0.005モル)と
メタクロル過安息香酸0.86g(0.005モル)を塩
化メチレン(30ml)中、0℃で1時間撹拌下反応
させる。反応混合物を10%炭酸水素ナトリウム水
溶液30mlとよく分液ロート中でふりメタクロル安
息香酸を除去する。塩化メチレン層を無水硫酸ナ
トリウムを用い乾燥する。塩化メチレンを除去す
ることによりα―ベンジル―γ―フエニルスルフ
イニル―γ―ブチロラクトンが得られるがこれを
さらに精製することなく、ピリジン20mlに加え1
時間還流を行う。ピリジン20mlに加え1時間還流
を行う。ピリジンを減圧下濃縮し残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフを用い分離し、ベンゼン
留出液より、α―ベンジル―△α,β―ブテノリ
ド0.56g(64%)を得た。その物理化学データは
後掲表2に示した。 参考例7 β―フエニルチオ―イソプロパノール
の合成:― フエニルチオアセトン6.64g(0.04モル)の無
水メタノール(40ml)溶液を0℃に冷却し、撹拌
下水素化ホウ素ナトリウム2g(0.05モル)を少
量ずつ加える。加えた後、0℃に冷却下、さらに
3時間撹拌させ反応させる。反応の後10mlの酢酸
を加え、過剰の水素化ホウ素ナトリウムを分解し
た後、メタノールを減圧下除去する。残渣の減圧
蒸留を行うことによりβ―フエニルチオ―イソプ
ロパノール5.29gを115℃/9mmHgの留分として
得た。 参考例8 β―フエニルチオイソプロピルプロミ
ドの合成:― 参考例7で得たβ―フエニルチオイソプロパノ
ール10g(0.06モル)を無水四塩化炭素50mlに溶
解させ、そこへ三臭化リン16.26g(0.06モル)
を少量ずつ滴下する。滴下後4時間還流を行う。
還流後反応混合物を100mlの水へそそぎこみ、よ
く撹拌後、四塩化炭素層を分離する。水層をさら
にエーテルで抽出し四塩化炭素層と混合し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥する。有機溶媒をのぞいた
後、残渣の減圧蒸留を行い、沸点115―122℃/10
mmHgの留分としてβ―フエニルチオ―イソプロ
ピルブロミドを11.00g得た(80%)。 参考例9 β―メチル――フエニルスルフイニル
酪酸〔式():R2=メチル〕の合成:― 前記参考例2に於けるβ―ブロムエチルフエニ
ルスルフイドの代りに、上記参考例7で得たβ―
フエニルチオイソプロピルブロミドを用いて、参
考例2と同様に行ない、以後、前記参考例3〜5
に準じて行つて、β―メチル―γ―フエニルスル
フイニル酪酸を収率30%を得た。 参考例10 β―メチル―γ―フエニルチオ―γ―
ブチロラクトン〔式():R2=メチル〕の合
成:― 前記参考例9で得られたβ―メチル―γ―フエ
ニルスルフイニル酪酸0.68g(0.003モル)と無
水酢酸1.53g(0.015モル)を30mlの無水トルエ
ン中に加え、触媒量のp―トルエンスルホン酸を
加えて1時間還流条件下に反応させる。反応生成
物は参考例6と同様に処理してβ―メチル―γ―
フエニルチオ―γ―ブチロラクトン0.32g(52
%)を得た。IR:1740cm-1(C=O)、MS(m/
e):208、NMR(CDCl3):δ=1.35―1.47(3H,
m)、5.18〜5.37(1H,m)、7.10〜7.63(5H,m)。 実施例2 β―メチル―△β,γ―ブテノリド
〔式():R2=メチル〕の合成:― 参考例10で得たβ―メチル―γ―フエニルチオ
―γ―ブチロラクトン1.04g(0.005モル)とメ
タクロル過安息香酸0.56g(0.005モル)を塩化
メチレン(30ml)中に、0℃で1時間撹拌下反応
させる。反応混合物を10%炭酸水素ナトリウム水
溶液30mlとよく分液ロート中でふり、メタクロル
酸安息香酸を除去する。塩化メチレン層を採取し
無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥し、塩化メチレ
ンを除去することによりβ―メチル―γ―フエニ
ルスルフイニル―γ―ブチロラクトンが得られ
る。これをさらに精製することなく、ピリジン20
mlを加えて1時間煮沸還流し、ピリジンを減圧濃
縮したのち、残渣をベンゼンを用いてシリカゲ
ル・カラムクロマトグラフイーすることにより、
ベンゼン留出液を採取し、ベンゼンを除去してβ
―メチル―△β,γ―ブテノリド0.36g(73%)
を得た。その物理化学データーを表1に示した。 実施例 3〜6 式()化合物を種々変更するほかは、実施例
1もしくは2の手法に準じて行ない下掲表1及び
2に示した化合物が得られた。なお、表1には、
実施例2で得られた化合物、表2には実施例1で
得られた化合物も一緒に示してある。
【表】
【表】
【特許請求の範囲】
1 一般式 〔式中、R1は低級アルキル基、ナフチル基、
モノ―またはジ―フエニル低級アルキル基(該フ
エニル環は低級アルキル基で置換されていてもよ
い)、フエニル基(環上にハロゲン原子、低級ア
ルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基から選ばれた1個または2個の置換基
を有していてもよい)、または式
【式】(m=1〜3の整 数)で示される基、R2は水素原子または低級ア
ルコキシカルボニル基を示す。ただし、R2が水
素原子でR1がベンジル基の場合を除く〕 で表わされる2(5H)―フラノン誘導体。

Claims (1)

  1. 但し式中、R1及びR2は上記したと同義、 で表わされるα―又はβ―置換―△α,β―もし
    くは―△β,γ―ブテノリド類の製法。
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