JPS634892B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS634892B2 JPS634892B2 JP60031505A JP3150585A JPS634892B2 JP S634892 B2 JPS634892 B2 JP S634892B2 JP 60031505 A JP60031505 A JP 60031505A JP 3150585 A JP3150585 A JP 3150585A JP S634892 B2 JPS634892 B2 JP S634892B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion
- alloys
- titanium
- alloy
- present
- Prior art date
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- Expired
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- Powder Metallurgy (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
チタンは、その耐食性が優れているため、従来
の耐食性金属に替わつて広く工業用材料として使
われるようになつてきたが、特に硝酸、クロム
酸、塩素酸、二酸化塩素、又は塩素酸塩等のよう
な酸化性腐食環境、並びに海水その他塩化物を含
む腐食環境において優れている。 一方、塩酸、硫酸などのような非酸化性酸にお
いては、上記のような環境ほど優れた威力を発揮
しない。そのため、この点を改良した既存の合金
としてTi−Pd合金、Ti−Ni合金、Ti−Ni−Mo
合金(特願昭50−37435)などが一部使用されて
いるが、Ti−Pd合金は、高価なパラジウムを使
用しているため値段が高いという欠点があり、
Ti−Ni合金、Ti−Ni−Mo合金は、加工性が悪
いという欠点があるため広く利用されるにはいた
つていないのが現状である。 以上の点から、チタンは優れた耐食性を有して
いるとはいえ過酷な腐食環境下では、まだ多くの
問題をのこしており、又同時にこれらに対し一部
改善されたチタン合金も開発されてはいるが多く
の欠点を有しており十分でない。 本発明は、これらの状況を踏まえ見いだされた
ものであり、特に非酸化性の酸などの厳しい腐食
環境で威力を発揮すると同時に、塩素イオンが存
在する溶液においてしばしば発生する隙間腐食に
もおおいに威力を発揮するチタン基合金に関する
ものである。 その組成範囲は、以下のとおりである。 元素 組成範囲(wt%) ルテニウム 0.005〜2.0 ニツケル 0.01 〜2.0 タングステン 0.005〜0.5(1種又は2
種) モリブデン 0.01 〜1.0(1種又は2
種) チタン balance 本発明の上記チタン基合金において、ルテニウ
ムの下限を0.005wt%とするのは、この添加量未
満では耐食性の向上が小さく実用的でないためで
あり、0.005wt%以上このましくは0.01wt%以上
が必要とされる。又、ルテニウムの上限を2.0wt
%以下としたのは、それより多くの添加は、耐食
性の効果が飽和し、又ルテニウムに費用がかかり
すぎ経済的でないためである。 ニツケルの下限を0.01wt%とするのは、この添
加量未満では耐食性の向上が小さく実用的でない
ためであり、好ましくは0.1wt%以上が必要とさ
れる。又ニツケルの上限を2.0wt%以下としたの
は、これより多く添加してもその効果があまりか
わらないことと、加工性の低下及び製造が難しく
なることにより、好ましくは1.0wt%以下である。 又タングステンの下限を0.005wt%とするのは、
この添加量以上で腐食速度の減少の効果が明らか
となるためであり、上限を0.5wt%とするのは、
これより多く添加すると加工性が著しく悪くなる
ためである。 モリブデンの下限を0.01wt%とするのは、この
添加量以上で腐食速度の減少の効果が現われ、上
限を1.0wt%としたのは、これより多く添加して
も腐食速度減少の効果がのびず、又加工性が著し
く悪化するためである。 次に、本発明のチタン合金を従来の耐食性チタ
ン合金と比較しその有効性を説明することにす
る。 比較試験 試験した腐食環境は、全面腐食では 1 1%H2SO4、沸騰状態 2 5%HCl、沸騰状態 であり、隙間腐食では 3 10%NaCl、PH=6.1、沸騰状態 で行なつた。 第1表に1%H2SO4の結果を示す。 純Ti及び既存の耐食性チタン合金をNo.1〜No.
6に示し、本発明合金をNo.7〜No.23に示す。 No.7〜No.9は、本発明合金においてMoの添加
量を変化させたものである。Mo添加量が0.01wt
%(No.7)において既にその効果はみられている
が、0.1wt%以上ではとくにはつきりと腐食速度
が減つており、No.6との比較においてMo添加の
効果がはつきりとうかがえる。 次に、No.10〜No.13は本発明合金においてWの添
加量を変化させたものである。0.005wt%(No.10)
ではつきりと腐食速度が減つており、No.6との比
較においてW添加の効果がはつきりとうかがえ
る。次に、No.14〜No.17は本発明合金においてRu
の添加量を変化させたものである。Ru添加量が
0.005wt%(No.14、No.16)と非常に低い場合でも
耐食性は良好であり、又Ru添加量が2.0wt%(No.
15、No.17)の場合は非常に低い腐食速度を示して
いる。次にNo.18〜No.21は本発明合金においてNi
の添加量を変化させたものである。どの合金とも
比較合金より低い腐食速度を示しており、良好な
耐食性を有していることがわかる。さらにNo.22、
No.23はNiの他にW、Moを添加しものであるが、
いずれも良好な耐食性を示している。 第2表は、5%HClでの腐食試験結果が示され
ている。1%H2SO4と比較した場合、腐食環境
がきびしいため腐食速度は全体的に上昇している
が、本発明合金が従来よりある耐食性チタン合金
より優れていることにかわりはない。
の耐食性金属に替わつて広く工業用材料として使
われるようになつてきたが、特に硝酸、クロム
酸、塩素酸、二酸化塩素、又は塩素酸塩等のよう
な酸化性腐食環境、並びに海水その他塩化物を含
む腐食環境において優れている。 一方、塩酸、硫酸などのような非酸化性酸にお
いては、上記のような環境ほど優れた威力を発揮
しない。そのため、この点を改良した既存の合金
としてTi−Pd合金、Ti−Ni合金、Ti−Ni−Mo
合金(特願昭50−37435)などが一部使用されて
いるが、Ti−Pd合金は、高価なパラジウムを使
用しているため値段が高いという欠点があり、
Ti−Ni合金、Ti−Ni−Mo合金は、加工性が悪
いという欠点があるため広く利用されるにはいた
つていないのが現状である。 以上の点から、チタンは優れた耐食性を有して
いるとはいえ過酷な腐食環境下では、まだ多くの
問題をのこしており、又同時にこれらに対し一部
改善されたチタン合金も開発されてはいるが多く
の欠点を有しており十分でない。 本発明は、これらの状況を踏まえ見いだされた
ものであり、特に非酸化性の酸などの厳しい腐食
環境で威力を発揮すると同時に、塩素イオンが存
在する溶液においてしばしば発生する隙間腐食に
もおおいに威力を発揮するチタン基合金に関する
ものである。 その組成範囲は、以下のとおりである。 元素 組成範囲(wt%) ルテニウム 0.005〜2.0 ニツケル 0.01 〜2.0 タングステン 0.005〜0.5(1種又は2
種) モリブデン 0.01 〜1.0(1種又は2
種) チタン balance 本発明の上記チタン基合金において、ルテニウ
ムの下限を0.005wt%とするのは、この添加量未
満では耐食性の向上が小さく実用的でないためで
あり、0.005wt%以上このましくは0.01wt%以上
が必要とされる。又、ルテニウムの上限を2.0wt
%以下としたのは、それより多くの添加は、耐食
性の効果が飽和し、又ルテニウムに費用がかかり
すぎ経済的でないためである。 ニツケルの下限を0.01wt%とするのは、この添
加量未満では耐食性の向上が小さく実用的でない
ためであり、好ましくは0.1wt%以上が必要とさ
れる。又ニツケルの上限を2.0wt%以下としたの
は、これより多く添加してもその効果があまりか
わらないことと、加工性の低下及び製造が難しく
なることにより、好ましくは1.0wt%以下である。 又タングステンの下限を0.005wt%とするのは、
この添加量以上で腐食速度の減少の効果が明らか
となるためであり、上限を0.5wt%とするのは、
これより多く添加すると加工性が著しく悪くなる
ためである。 モリブデンの下限を0.01wt%とするのは、この
添加量以上で腐食速度の減少の効果が現われ、上
限を1.0wt%としたのは、これより多く添加して
も腐食速度減少の効果がのびず、又加工性が著し
く悪化するためである。 次に、本発明のチタン合金を従来の耐食性チタ
ン合金と比較しその有効性を説明することにす
る。 比較試験 試験した腐食環境は、全面腐食では 1 1%H2SO4、沸騰状態 2 5%HCl、沸騰状態 であり、隙間腐食では 3 10%NaCl、PH=6.1、沸騰状態 で行なつた。 第1表に1%H2SO4の結果を示す。 純Ti及び既存の耐食性チタン合金をNo.1〜No.
6に示し、本発明合金をNo.7〜No.23に示す。 No.7〜No.9は、本発明合金においてMoの添加
量を変化させたものである。Mo添加量が0.01wt
%(No.7)において既にその効果はみられている
が、0.1wt%以上ではとくにはつきりと腐食速度
が減つており、No.6との比較においてMo添加の
効果がはつきりとうかがえる。 次に、No.10〜No.13は本発明合金においてWの添
加量を変化させたものである。0.005wt%(No.10)
ではつきりと腐食速度が減つており、No.6との比
較においてW添加の効果がはつきりとうかがえ
る。次に、No.14〜No.17は本発明合金においてRu
の添加量を変化させたものである。Ru添加量が
0.005wt%(No.14、No.16)と非常に低い場合でも
耐食性は良好であり、又Ru添加量が2.0wt%(No.
15、No.17)の場合は非常に低い腐食速度を示して
いる。次にNo.18〜No.21は本発明合金においてNi
の添加量を変化させたものである。どの合金とも
比較合金より低い腐食速度を示しており、良好な
耐食性を有していることがわかる。さらにNo.22、
No.23はNiの他にW、Moを添加しものであるが、
いずれも良好な耐食性を示している。 第2表は、5%HClでの腐食試験結果が示され
ている。1%H2SO4と比較した場合、腐食環境
がきびしいため腐食速度は全体的に上昇している
が、本発明合金が従来よりある耐食性チタン合金
より優れていることにかわりはない。
【表】
【表】
【表】
次に、隙間腐食試験結果を第3表に示す。
純チタン、Ti−0.15Pd合金は、1日を経ずし
て隙間腐食をおこしている。Ti−0.8Ni−0.3Mo
は、2日間を経たのち隙間腐食をおこしている。
これに比べ、本発明合金はどれもそれ以上の耐隙
間腐食性を有していることがわかる。
て隙間腐食をおこしている。Ti−0.8Ni−0.3Mo
は、2日間を経たのち隙間腐食をおこしている。
これに比べ、本発明合金はどれもそれ以上の耐隙
間腐食性を有していることがわかる。
【表】
【表】
〓×………すきま腐食発生
又、本発明合金は以上の耐食性の他耐水素吸収
性にもすぐれている。第4表にその試験結果を示
す。 本データは対極に白金をもちい、極間電圧を
6.0Vとして供試材の表面より水素の泡を出し水
素吸収を行なわせることにより得られたものであ
る。 純チタンにくらべ明らかに本発明合金の方が水
素吸収量が少ないことがわかる。
又、本発明合金は以上の耐食性の他耐水素吸収
性にもすぐれている。第4表にその試験結果を示
す。 本データは対極に白金をもちい、極間電圧を
6.0Vとして供試材の表面より水素の泡を出し水
素吸収を行なわせることにより得られたものであ
る。 純チタンにくらべ明らかに本発明合金の方が水
素吸収量が少ないことがわかる。
【表】
【表】
以上、本発明合金は塩酸、硫酸等の非常に腐食
力が強い非酸化性酸に対しても強い耐食性を有す
ると共に隙間腐食においても優れた抵抗力をもつ
ており、又耐水素吸収性にも優れている。これよ
り、本発明合金は既存の耐食性チタン合金の欠点
をなくし、しかもよりすぐれた耐食性を有してい
る全く新しいチタン合金であることがわかる。
力が強い非酸化性酸に対しても強い耐食性を有す
ると共に隙間腐食においても優れた抵抗力をもつ
ており、又耐水素吸収性にも優れている。これよ
り、本発明合金は既存の耐食性チタン合金の欠点
をなくし、しかもよりすぐれた耐食性を有してい
る全く新しいチタン合金であることがわかる。
Claims (1)
- 1 ルテニウム0.005重量%以上2.0重量%以下、
ニツケル0.01重量%以上2.0重量%以下、及びタ
ングステン0.005重量%以上0.5重量%以下もしく
はモリブデン0.01重量%以上1.0重量%以下の1
種又は2種を含有し、残部チタン及び不可避的不
純物からなる耐食性に優れたチタン基合金。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3150585A JPS61194143A (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 | 耐食性に優れたチタン基合金 |
| US06/796,839 US4666666A (en) | 1984-11-22 | 1985-11-12 | Corrosion-resistant titanium-base alloy |
| GB08528183A GB2167769B (en) | 1984-11-22 | 1985-11-15 | Corrosion-resistant titanium-base alloy |
| DE19853541223 DE3541223A1 (de) | 1984-11-22 | 1985-11-21 | Korrosionsbestaendige titanbasislegierung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3150585A JPS61194143A (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 | 耐食性に優れたチタン基合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61194143A JPS61194143A (ja) | 1986-08-28 |
| JPS634892B2 true JPS634892B2 (ja) | 1988-02-01 |
Family
ID=12333077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3150585A Granted JPS61194143A (ja) | 1984-11-22 | 1985-02-21 | 耐食性に優れたチタン基合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61194143A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS548529A (en) * | 1977-06-21 | 1979-01-22 | Nec Corp | Production of sintered type electrophotographic photoreceptor |
| JPS5858428B2 (ja) * | 1979-11-12 | 1983-12-24 | 住友金属工業株式会社 | チタニウム構成物の隙間腐食防止方法 |
-
1985
- 1985-02-21 JP JP3150585A patent/JPS61194143A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61194143A (ja) | 1986-08-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |