JPS6350880B2 - - Google Patents
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- JPS6350880B2 JPS6350880B2 JP54137303A JP13730379A JPS6350880B2 JP S6350880 B2 JPS6350880 B2 JP S6350880B2 JP 54137303 A JP54137303 A JP 54137303A JP 13730379 A JP13730379 A JP 13730379A JP S6350880 B2 JPS6350880 B2 JP S6350880B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printed wiring
- stirring
- bath
- electrodeposition
- wiring board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
Description
本発明は鋼板およびアルミニウム板等の導電性
基板を用いたプリント配線用基板に、優れた耐電
圧性、密着性等の物理的性質を有する平滑な絶縁
塗膜を与えるための塗装方法に関する。 近年電話交換機、民生用音響機器、コンピユー
ター機器、その他各種の配線を集約した機器の配
線回路を作成するに当り、それらの回路および基
板の寸法安定性、機械的強度、放熱性、経済性の
改良がますます望まれて来ている。 従来かかるプリント配線用基板として、ガラス
繊維強化エポキシ樹脂、あるいはフエノール樹脂
等の合成樹脂が使用されている。しかしこれら合
成樹脂基板は軽量ではあるが、寸法安定性、機械
的強度、放熱性等について充分満足できるもので
はなかつた。上記合成樹脂にかえて、鋼板および
アルミニウム板等の導電性基板を用いれば、かか
る欠点は克服されるが、これらは導電性であるた
めに、このままでプリント配線用に供し得ない。
導電性基板を絶縁性にするために絶縁塗料を塗布
することが考えられ、粉体塗料やあるいは粉体電
着塗料を塗布する方法〔特願昭53−100781号(特
開昭55−27647号、特公昭56−39076号)〕が提案
されているが、本発明はかかる方法の改良に係る
ものである。 通常、プリント配線用基板は直径2〜10mmの削
孔がある。かかる導電性プリント配線用基板を粉
体電着浴に浸漬した時に空気泡を抱き込むことが
多い。更に、基板素材には通常ロール目、ヤスリ
傷、その他物理的な傷が多くあり、これ等の部分
も、上記孔部と同様粉体電着浴に浸漬した時に、
局部的に粉体電着浴による濡れが悪くなり、空気
泡を抱き込むことになる。更にまた、基板への塗
膜の密着性の向上をはかるため、リン酸亜鉛ある
いはリン酸鉄等のリン酸塩化成処理などの適当な
前処理が施された場合、特にリン酸亜鉛処理が施
された場合、基板表面は微細な凹凸が多く、空気
泡を抱き込み易い。 このように空気泡を絶縁塗膜中に抱き込むと塗
膜の破壊電圧が低下し、絶縁性の低下となり所期
の目的を達せられなくなる問題が生じる。 本発明者は、上記の如き欠点を改良すべく鋭意
研究の結果、導電性プリント配線用基板をカチオ
ン粉体電着塗装法にて塗装するに際して、上記導
電性プリント配線用基板をカチオン粉体電着浴に
浸漬し、まず3〜30秒間は無通電の状態で、上記
導電性プリント配線用基板の表面での流速が10〜
80cm/秒となるように浴液を撹拌した後、上記流
速が5〜50cm/秒となるように浴液を撹拌しなが
ら通電してカチオン粉体電着塗装を行うと、空気
泡を塗膜中に抱き込むことなく、平滑で、絶縁性
にすぐれた塗膜を与えることを見出した。 本発明方法に用いるカチオン粉体電着塗装料は
顔料含有合成樹脂微粉体と水稀釈性カチオン性樹
脂を主成分としてなる。上記顔料含有合成樹脂微
粉体は熱硬化型エポキシ樹脂と当業界で一般に使
用される顔料、添加剤等を粉体塗料製造の常法に
より混練後微粉砕して得られる。その粒径は2〜
20μであることが望ましい。また絶縁の目的を損
わない限り、一部他の樹脂例えばポリエステル樹
脂、フエノール樹脂、エポキシウレタン樹脂、ウ
レタン樹脂、石油樹脂等を混入することもでき
る。 上記水稀釈性カチオン性樹脂は電着塗装実施
時、上記顔料含有合成樹脂微粉体に浴中での電気
泳動性を与える作用をする。かかる水稀釈性カチ
オン性樹脂はエポキシ樹脂を用いて作るのが好ま
しく、エポキシ樹脂に水稀釈性を与えるために1
級または2級アミンを付加し、更に酸性化合物で
中和する。 本発明方法を用いる電着浴は上記顔料含有合成
樹脂微粉体と水稀釈性カチオン性樹脂とを0.5〜
20:1の重量比で水中に分散または溶解して作
り、電着浴の固型分は5〜30重量%であることが
望ましい。 上記のようにして作成したカチオン粉体電着浴
に鋼板、アルミニウム板等の導電性プリント配線
用基板を浸漬する。本発明によれば浸漬後3〜30
秒間は無通電の状態で導電性プリント配線用基板
表面での流速が10〜80cm/秒、好ましくは30〜80
cm/秒となるように浴液を撹拌し、浸漬時基板表
面に抱き込んだ空気泡を除去する。この場合撹拌
流速が10cm/秒未満では抱き込んだ空気泡を除去
する効果が得られず、また80cm/秒を超える撹拌
流速では強すぎて、逆に電着浴中に空気泡を抱き
込み易くなる。また、該撹拌流速を与える時間は
3〜30秒間である。3秒間未満では空気泡除去の
効果が得られず、30秒間を超えて長時間の撹拌を
行つても、空気泡除去の効果の向上は見られず、
逆に水稀釈性カチオン性樹脂の水和に使用した酸
性化合物による腐食等の悪影響が顕れやすくな
る。一般に流速が大となればなる程時間は短くす
ることができる。 更に絶縁塗膜とプリント配線用基板との密着性
を向上させるために、プリント配線用基板をリン
酸亜鉛、リン酸鉄等の化成処理を行うことが多
い。かかる化成処理を行つた後、水洗水で濡れた
ままのプリント配線用基板を粉体電着浴に浸漬し
た場合、プリント配線用基板に近接した粉体電着
浴液が水で稀釈され濃度が低下する。この低濃度
の粉体電着浴下で電着塗装を行うと、水の電気分
解による水素ガス泡の大量発生があり、塗膜中に
水素ガスの抱き込みが起り易い。本発明方法によ
れば、水洗水による粉体電着浴の浴濃度の勾配を
解消し、低濃度での電着塗装が避けられる。 本発明方法は上記10〜80cm/秒の流速で浴液の
撹拌を3〜30秒間行つた後、5〜50cm/秒、好ま
しくは20〜30cm/秒の流速で浴液を撹拌しながら
通電を行い、粉体電着塗装をするものである。 即ち、前記空気泡の除去あるいは濃度勾配の解
消後被塗物を陰極とし、炭素、不銹鋼製等の不
蝕、不銹性の棒または板を対極の陽極とし、直流
電圧を印加する。この際、撹拌流速が弱いと、水
の電気分解により発生する水素ガスが絶縁塗膜中
に抱き込まれ易い、あるいは浴中に分散している
合成樹脂微粉体が沈降し易い等の欠点が生じる。
一方強すぎると被塗物が粉体電着浴中で安定に保
持されず、極間距離が一定に保たれず、均一な膜
厚が得られ難い。 撹拌を行うには、通常行われているノズルより
浴液を噴出させることで行つてもよいし、プロペ
ラを浴液中で回転させることで行つてもよい。ま
た、撹拌流の方向はプリント配線用基板の表面に
対して直角にするか平行にする。 塗装条件は浴液温度20〜30℃、電圧100〜
400V、通電時間5〜90秒、好ましくは浴液温度
20〜25℃、電圧150〜300V、通電時間10〜20秒で
ある。 電着された被塗物は、次いで常法により水洗、
水切乾燥工程を経て、焼付けし、電着被膜を硬化
させる。かくして3KV以上の耐電圧性を有する
平滑均一な絶縁被覆がプリント配線用導電性基板
上に形成できる。 本発明の方法を用いることによつて導電性プリ
ント配線用基板の有する多数の穿孔部および平面
に、その要求される厳密な寸法安定性を損うこと
なく、耐電圧性を有する均一膜厚の被膜を作るこ
とができる。 以下実施例を挙げて本発明を説明する。文中部
および%は全て重量部および重量%である。 粉体電着塗料の製造 (1) 粉体粒子の製造 エポキシ樹脂 エピコート1007(シエル化学)
40.0部 イソシアネート硬化剤 EH―118―2(旭電
化) 36.0 顔 料 チタンR―80(石原産業) 21.0 〃 カーボンMA―100(三菱化成) 0.5 〃 微粒シリカAEROSIL380(日本アエロシ
ル) 2.5 を通常の粉体塗料製造法によりエクストルーダ
ーで溶融混練りし、衝撃式粉砕機で10〜18μの
粒子径に粉砕した。 (2) 水稀釈性カチオン性樹脂の製造 エピコート1001(シエル化学) 488部 ジエタノールアミン 105 イソプロピルアルコール 250 を80℃で3時間還流下に反応させて液状の樹脂
を得た。 (3) 粉体電着塗料浴液の製造 上記カチオン性樹脂857部に氷酢酸38部およ
び脱イオン水5105部を加えて、デイゾルバーで
充分撹拌し、次いで上記粉体塗料5400部を加
え、高速回転ホモジナイザーで混合分散させた
後、固形分20%になるまで脱イオン水で稀釈
し、30000部の粉体電着塗料浴液を作成した。 実施例 1 電着槽にプロペラ撹拌機を設置し、被塗物とし
てのリン酸亜鉛処理した、多数の直径1〜5mmの
孔を有する鋼製のプリント配線用基板(250×200
×0.8mm)を浸漬し、無通電の状態で5秒間プリ
ント配線用基板の表面に平行で50cm/秒の流速と
なるよう撹拌後、撹拌流速を10cm/秒とし、下記
の条件で塗装した。対極として250×200mmのステ
ンレス板を被塗物の両側に浸漬した。 電着条件は次の如くであつた。 浴液温度 22℃ 極間距離 15cm 極 比 /=1/1 電 圧 300V 通電時間 20秒 電着後、清水で水洗し、その後焼付を行つた。
焼付条件は80℃で10分、次いで80℃から200℃ま
で15分間で昇温し、200℃で15分焼付けた。得ら
れた塗膜の膜厚は135μで破壊耐電圧は4.5KVであ
つた。顕微鏡により、孔部断面の塗膜を検査した
ところ気泡は抱き込まれていなかつた。 実施例 2 実施例1において、プロペラ撹拌のかわりにノ
ズル噴流による撹拌を行つた。浸漬直後の無通電
状態での撹拌は、プリント配線用基板の表面に平
行で流速が80cm/秒で10秒間行い、電着塗装時の
撹拌は30cm/秒の流速で行つた。上記の条件以外
は実施例1と同様に塗装したところ得られた塗膜
厚は120μで破壊耐電圧は4.5KVであつた。顕微鏡
により孔部断面の塗膜を検査したところ気泡は抱
き込まれていなかつた。 比較例 1 実施例1において、浸漬直後直ちに通電し電着
塗装を行つた。電着塗装時の撹拌流速は20cm/秒
であつた。得られた塗膜厚は150μであつたが、
破壊耐電圧は0.8KVと低かつた。顕微鏡により孔
部断面の塗膜を検査したところ気泡が存在するこ
とが判つた。 比較例 2 実施例1において、浸漬直後の撹拌を行わず2
秒間静置後通電し電着塗装を行つた。電着塗装時
の撹拌流速は20cm/秒であつた。得られた塗膜厚
は140μであつたが、破壊耐電圧は0.7KVであつ
た。顕微鏡により孔部断面の塗膜を検査したとこ
ろ気泡が存在することが判つた。 以上の結果を第1表にまとめて示す。
基板を用いたプリント配線用基板に、優れた耐電
圧性、密着性等の物理的性質を有する平滑な絶縁
塗膜を与えるための塗装方法に関する。 近年電話交換機、民生用音響機器、コンピユー
ター機器、その他各種の配線を集約した機器の配
線回路を作成するに当り、それらの回路および基
板の寸法安定性、機械的強度、放熱性、経済性の
改良がますます望まれて来ている。 従来かかるプリント配線用基板として、ガラス
繊維強化エポキシ樹脂、あるいはフエノール樹脂
等の合成樹脂が使用されている。しかしこれら合
成樹脂基板は軽量ではあるが、寸法安定性、機械
的強度、放熱性等について充分満足できるもので
はなかつた。上記合成樹脂にかえて、鋼板および
アルミニウム板等の導電性基板を用いれば、かか
る欠点は克服されるが、これらは導電性であるた
めに、このままでプリント配線用に供し得ない。
導電性基板を絶縁性にするために絶縁塗料を塗布
することが考えられ、粉体塗料やあるいは粉体電
着塗料を塗布する方法〔特願昭53−100781号(特
開昭55−27647号、特公昭56−39076号)〕が提案
されているが、本発明はかかる方法の改良に係る
ものである。 通常、プリント配線用基板は直径2〜10mmの削
孔がある。かかる導電性プリント配線用基板を粉
体電着浴に浸漬した時に空気泡を抱き込むことが
多い。更に、基板素材には通常ロール目、ヤスリ
傷、その他物理的な傷が多くあり、これ等の部分
も、上記孔部と同様粉体電着浴に浸漬した時に、
局部的に粉体電着浴による濡れが悪くなり、空気
泡を抱き込むことになる。更にまた、基板への塗
膜の密着性の向上をはかるため、リン酸亜鉛ある
いはリン酸鉄等のリン酸塩化成処理などの適当な
前処理が施された場合、特にリン酸亜鉛処理が施
された場合、基板表面は微細な凹凸が多く、空気
泡を抱き込み易い。 このように空気泡を絶縁塗膜中に抱き込むと塗
膜の破壊電圧が低下し、絶縁性の低下となり所期
の目的を達せられなくなる問題が生じる。 本発明者は、上記の如き欠点を改良すべく鋭意
研究の結果、導電性プリント配線用基板をカチオ
ン粉体電着塗装法にて塗装するに際して、上記導
電性プリント配線用基板をカチオン粉体電着浴に
浸漬し、まず3〜30秒間は無通電の状態で、上記
導電性プリント配線用基板の表面での流速が10〜
80cm/秒となるように浴液を撹拌した後、上記流
速が5〜50cm/秒となるように浴液を撹拌しなが
ら通電してカチオン粉体電着塗装を行うと、空気
泡を塗膜中に抱き込むことなく、平滑で、絶縁性
にすぐれた塗膜を与えることを見出した。 本発明方法に用いるカチオン粉体電着塗装料は
顔料含有合成樹脂微粉体と水稀釈性カチオン性樹
脂を主成分としてなる。上記顔料含有合成樹脂微
粉体は熱硬化型エポキシ樹脂と当業界で一般に使
用される顔料、添加剤等を粉体塗料製造の常法に
より混練後微粉砕して得られる。その粒径は2〜
20μであることが望ましい。また絶縁の目的を損
わない限り、一部他の樹脂例えばポリエステル樹
脂、フエノール樹脂、エポキシウレタン樹脂、ウ
レタン樹脂、石油樹脂等を混入することもでき
る。 上記水稀釈性カチオン性樹脂は電着塗装実施
時、上記顔料含有合成樹脂微粉体に浴中での電気
泳動性を与える作用をする。かかる水稀釈性カチ
オン性樹脂はエポキシ樹脂を用いて作るのが好ま
しく、エポキシ樹脂に水稀釈性を与えるために1
級または2級アミンを付加し、更に酸性化合物で
中和する。 本発明方法を用いる電着浴は上記顔料含有合成
樹脂微粉体と水稀釈性カチオン性樹脂とを0.5〜
20:1の重量比で水中に分散または溶解して作
り、電着浴の固型分は5〜30重量%であることが
望ましい。 上記のようにして作成したカチオン粉体電着浴
に鋼板、アルミニウム板等の導電性プリント配線
用基板を浸漬する。本発明によれば浸漬後3〜30
秒間は無通電の状態で導電性プリント配線用基板
表面での流速が10〜80cm/秒、好ましくは30〜80
cm/秒となるように浴液を撹拌し、浸漬時基板表
面に抱き込んだ空気泡を除去する。この場合撹拌
流速が10cm/秒未満では抱き込んだ空気泡を除去
する効果が得られず、また80cm/秒を超える撹拌
流速では強すぎて、逆に電着浴中に空気泡を抱き
込み易くなる。また、該撹拌流速を与える時間は
3〜30秒間である。3秒間未満では空気泡除去の
効果が得られず、30秒間を超えて長時間の撹拌を
行つても、空気泡除去の効果の向上は見られず、
逆に水稀釈性カチオン性樹脂の水和に使用した酸
性化合物による腐食等の悪影響が顕れやすくな
る。一般に流速が大となればなる程時間は短くす
ることができる。 更に絶縁塗膜とプリント配線用基板との密着性
を向上させるために、プリント配線用基板をリン
酸亜鉛、リン酸鉄等の化成処理を行うことが多
い。かかる化成処理を行つた後、水洗水で濡れた
ままのプリント配線用基板を粉体電着浴に浸漬し
た場合、プリント配線用基板に近接した粉体電着
浴液が水で稀釈され濃度が低下する。この低濃度
の粉体電着浴下で電着塗装を行うと、水の電気分
解による水素ガス泡の大量発生があり、塗膜中に
水素ガスの抱き込みが起り易い。本発明方法によ
れば、水洗水による粉体電着浴の浴濃度の勾配を
解消し、低濃度での電着塗装が避けられる。 本発明方法は上記10〜80cm/秒の流速で浴液の
撹拌を3〜30秒間行つた後、5〜50cm/秒、好ま
しくは20〜30cm/秒の流速で浴液を撹拌しながら
通電を行い、粉体電着塗装をするものである。 即ち、前記空気泡の除去あるいは濃度勾配の解
消後被塗物を陰極とし、炭素、不銹鋼製等の不
蝕、不銹性の棒または板を対極の陽極とし、直流
電圧を印加する。この際、撹拌流速が弱いと、水
の電気分解により発生する水素ガスが絶縁塗膜中
に抱き込まれ易い、あるいは浴中に分散している
合成樹脂微粉体が沈降し易い等の欠点が生じる。
一方強すぎると被塗物が粉体電着浴中で安定に保
持されず、極間距離が一定に保たれず、均一な膜
厚が得られ難い。 撹拌を行うには、通常行われているノズルより
浴液を噴出させることで行つてもよいし、プロペ
ラを浴液中で回転させることで行つてもよい。ま
た、撹拌流の方向はプリント配線用基板の表面に
対して直角にするか平行にする。 塗装条件は浴液温度20〜30℃、電圧100〜
400V、通電時間5〜90秒、好ましくは浴液温度
20〜25℃、電圧150〜300V、通電時間10〜20秒で
ある。 電着された被塗物は、次いで常法により水洗、
水切乾燥工程を経て、焼付けし、電着被膜を硬化
させる。かくして3KV以上の耐電圧性を有する
平滑均一な絶縁被覆がプリント配線用導電性基板
上に形成できる。 本発明の方法を用いることによつて導電性プリ
ント配線用基板の有する多数の穿孔部および平面
に、その要求される厳密な寸法安定性を損うこと
なく、耐電圧性を有する均一膜厚の被膜を作るこ
とができる。 以下実施例を挙げて本発明を説明する。文中部
および%は全て重量部および重量%である。 粉体電着塗料の製造 (1) 粉体粒子の製造 エポキシ樹脂 エピコート1007(シエル化学)
40.0部 イソシアネート硬化剤 EH―118―2(旭電
化) 36.0 顔 料 チタンR―80(石原産業) 21.0 〃 カーボンMA―100(三菱化成) 0.5 〃 微粒シリカAEROSIL380(日本アエロシ
ル) 2.5 を通常の粉体塗料製造法によりエクストルーダ
ーで溶融混練りし、衝撃式粉砕機で10〜18μの
粒子径に粉砕した。 (2) 水稀釈性カチオン性樹脂の製造 エピコート1001(シエル化学) 488部 ジエタノールアミン 105 イソプロピルアルコール 250 を80℃で3時間還流下に反応させて液状の樹脂
を得た。 (3) 粉体電着塗料浴液の製造 上記カチオン性樹脂857部に氷酢酸38部およ
び脱イオン水5105部を加えて、デイゾルバーで
充分撹拌し、次いで上記粉体塗料5400部を加
え、高速回転ホモジナイザーで混合分散させた
後、固形分20%になるまで脱イオン水で稀釈
し、30000部の粉体電着塗料浴液を作成した。 実施例 1 電着槽にプロペラ撹拌機を設置し、被塗物とし
てのリン酸亜鉛処理した、多数の直径1〜5mmの
孔を有する鋼製のプリント配線用基板(250×200
×0.8mm)を浸漬し、無通電の状態で5秒間プリ
ント配線用基板の表面に平行で50cm/秒の流速と
なるよう撹拌後、撹拌流速を10cm/秒とし、下記
の条件で塗装した。対極として250×200mmのステ
ンレス板を被塗物の両側に浸漬した。 電着条件は次の如くであつた。 浴液温度 22℃ 極間距離 15cm 極 比 /=1/1 電 圧 300V 通電時間 20秒 電着後、清水で水洗し、その後焼付を行つた。
焼付条件は80℃で10分、次いで80℃から200℃ま
で15分間で昇温し、200℃で15分焼付けた。得ら
れた塗膜の膜厚は135μで破壊耐電圧は4.5KVであ
つた。顕微鏡により、孔部断面の塗膜を検査した
ところ気泡は抱き込まれていなかつた。 実施例 2 実施例1において、プロペラ撹拌のかわりにノ
ズル噴流による撹拌を行つた。浸漬直後の無通電
状態での撹拌は、プリント配線用基板の表面に平
行で流速が80cm/秒で10秒間行い、電着塗装時の
撹拌は30cm/秒の流速で行つた。上記の条件以外
は実施例1と同様に塗装したところ得られた塗膜
厚は120μで破壊耐電圧は4.5KVであつた。顕微鏡
により孔部断面の塗膜を検査したところ気泡は抱
き込まれていなかつた。 比較例 1 実施例1において、浸漬直後直ちに通電し電着
塗装を行つた。電着塗装時の撹拌流速は20cm/秒
であつた。得られた塗膜厚は150μであつたが、
破壊耐電圧は0.8KVと低かつた。顕微鏡により孔
部断面の塗膜を検査したところ気泡が存在するこ
とが判つた。 比較例 2 実施例1において、浸漬直後の撹拌を行わず2
秒間静置後通電し電着塗装を行つた。電着塗装時
の撹拌流速は20cm/秒であつた。得られた塗膜厚
は140μであつたが、破壊耐電圧は0.7KVであつ
た。顕微鏡により孔部断面の塗膜を検査したとこ
ろ気泡が存在することが判つた。 以上の結果を第1表にまとめて示す。
【表】
上記のように本発明方法によれば、塗膜中に抱
き込まれる気泡がなく、もしくはあつても非常に
少なく、膜厚が小さいにもかかわらず、破壊耐電
圧は4.5KVと充分実用に耐えるものとなつた。一
方、本発明方法によらない従来法では比較例に示
すように、塗膜中に気泡を多く抱き込み、またそ
の気泡も大きなものであつた。そのため破壊耐電
圧も0.8KV、0.7KVと低く実用にならなかつた。
き込まれる気泡がなく、もしくはあつても非常に
少なく、膜厚が小さいにもかかわらず、破壊耐電
圧は4.5KVと充分実用に耐えるものとなつた。一
方、本発明方法によらない従来法では比較例に示
すように、塗膜中に気泡を多く抱き込み、またそ
の気泡も大きなものであつた。そのため破壊耐電
圧も0.8KV、0.7KVと低く実用にならなかつた。
Claims (1)
- 1 導電性プリント配線用基板を陰極とし、カチ
オン粉体電着塗装法にて塗装するに際して、上記
導電性プリント配線用基板をカチオン粉体電着浴
に浸漬し、まず3〜30秒間は無通電の状態で上記
導電性プリント配線用基板の表面での流速が10〜
80cm/秒となるように浴液を撹拌した後、上記流
速が5〜50cm/秒となるように浴液を撹拌しなが
ら通電し、上記撹拌流を上記基板に対し平行また
は直角に流すことを特徴とする導電性プリント配
線用基板の塗装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13730379A JPS5661198A (en) | 1979-10-24 | 1979-10-24 | Method of painting board for wiring conductive print |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13730379A JPS5661198A (en) | 1979-10-24 | 1979-10-24 | Method of painting board for wiring conductive print |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5661198A JPS5661198A (en) | 1981-05-26 |
| JPS6350880B2 true JPS6350880B2 (ja) | 1988-10-12 |
Family
ID=15195526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13730379A Granted JPS5661198A (en) | 1979-10-24 | 1979-10-24 | Method of painting board for wiring conductive print |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5661198A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04123261U (ja) * | 1991-04-23 | 1992-11-06 | 株式会社アスカエンジニアリング | アノードバスケツト |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE785937A (fr) * | 1971-07-08 | 1973-01-08 | Sandoz Sa | Nouveaux derives de la quinazoline, leur preparation et leur application comme medicaments |
| JPS5262661A (en) * | 1975-11-19 | 1977-05-24 | Nippon Telegraph & Telephone | Method of producing metallic core organic coating printed circuit wiring board |
-
1979
- 1979-10-24 JP JP13730379A patent/JPS5661198A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04123261U (ja) * | 1991-04-23 | 1992-11-06 | 株式会社アスカエンジニアリング | アノードバスケツト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5661198A (en) | 1981-05-26 |
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