JPS6357428B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6357428B2 JPS6357428B2 JP56038830A JP3883081A JPS6357428B2 JP S6357428 B2 JPS6357428 B2 JP S6357428B2 JP 56038830 A JP56038830 A JP 56038830A JP 3883081 A JP3883081 A JP 3883081A JP S6357428 B2 JPS6357428 B2 JP S6357428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bromide
- process according
- oxygen
- oxidation
- ionone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C403/00—Derivatives of cyclohexane or of a cyclohexene or of cyclohexadiene, having a side-chain containing an acyclic unsaturated part of at least four carbon atoms, this part being directly attached to the cyclohexane or cyclohexene or cyclohexadiene rings, e.g. vitamin A, beta-carotene, beta-ionone
- C07C403/14—Derivatives of cyclohexane or of a cyclohexene or of cyclohexadiene, having a side-chain containing an acyclic unsaturated part of at least four carbon atoms, this part being directly attached to the cyclohexane or cyclohexene or cyclohexadiene rings, e.g. vitamin A, beta-carotene, beta-ionone having side-chains substituted by doubly-bound oxygen atoms
- C07C403/16—Derivatives of cyclohexane or of a cyclohexene or of cyclohexadiene, having a side-chain containing an acyclic unsaturated part of at least four carbon atoms, this part being directly attached to the cyclohexane or cyclohexene or cyclohexadiene rings, e.g. vitamin A, beta-carotene, beta-ionone having side-chains substituted by doubly-bound oxygen atoms not being part of —CHO groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07B—GENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
- C07B2200/00—Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
- C07B2200/09—Geometrical isomers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2601/00—Systems containing only non-condensed rings
- C07C2601/12—Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
- C07C2601/16—Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring the ring being unsaturated
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカロチノイドを合成する際の価値ある
中間体である3,5,5―トリメチル―4―〔(E)
―3―オキソ―1―ブテニル〕―2―シクロヘキ
セン―1―オン(3―オキソ―α―イオノン)の
新規な製造方法に関する。 本発明に従えば、式 の3,5,5―トリメチル―4―〔(E)―3―オキ
ソ―1―ブテニル〕―2―シクロヘキセン―1―
オンが、式 のα―イオノンを濃酢酸中にて酢酸コバルト/ブ
ロマイド触媒の存在下において酸素または酸素含
有ガスで酸化することによつて製造される。 従来、式の3―オキソ―α―イオノンはα―
イオノンをクロム酸t―ブチルで酸化することに
より製造されていた〔V.Prelog等、Helv.Chim.
Acta 35,986―992(1952)〕。しかしながら、こ
の方法は14日以内で転化率60%のみであり、反応
したα―イオノンに関する収率はわずか25%であ
る。 更に、酢酸コバルト/ブロマイド触媒を用いる
接触酸化法はアリル及びベンジル基を含む化合物
に対しては公知である〔A.S.Hay等、Can.J.
Chem.,43,1306―1317(1965)〕。唯一の例はア
リル基を含む化合物に対して述べられている、即
ちシクロヘキセンの3―アセトキシシクロヘキセ
ンへの酸化であり、この酸化は更に極めて低収率
で行われる。 一方、本発明によつて提供される方法は主とし
てオキソ化合物を生じる。更に、酸化の高度の選
択性は驚ろくべきであり、その理由はα―イオノ
ンが3個のアリル性中心を有し、そしてアリル転
移の可能性を含めて、4つの位置で酸素と反応さ
せることができるためである。直接結晶化した95
%の生成物の収率は約30%までになり、化学的収
率は用いたα―イオノンに関して約40%までであ
る。更に、本発明によつて提供される方法は工業
的規模で容易に用いることができる。 α―イオノンの式の3―オキソ―α―イオノ
ンへの転化は濃酢酸中の均一接触酸化として本発
明に従つて行われる。使用する触媒は酢酸コバル
ト/ブロマイド触媒であり〔例えばCan.J.Chem.
43,1306〜1317(1965)に記載されている如きも
の〕、そして用いる酸化剤は酸素含有ガスまたは
酸素である。 触媒は酸化溶液中に可溶な酢酸コバルト/ブロ
マイド触媒を生成する酢酸コバルト及びブロマイ
ドイオン生成物質から、酸化を行う反応容器中で
直接製造することができる。酢酸コバルトを好ま
しくは酢酸コバルト四水和物の状態で用いる。使
用する溶媒または溶媒混合物中でブロマイドイオ
ンを生じる物質の例は、特に臭化アセチル、臭化
水素、臭化ナトリウム、臭化アンモニウム等であ
る。臭化ナトリウムまたは臭化アンモニウムを用
いることが好ましく、臭化アンモニウムが特に好
ましい。 コバルト塩を有利にはα―イオノンを基準にし
て少なくとも約10モル%、好ましくは約20モル%
の量で用いる。ブロマイド/コバルトのモル比は
有利には少なくとも約0.5:1、好ましくは約
1:1である。 本発明によつて提供される方法においては、濃
酢酸を溶媒として用いる。本発明の範囲内で「濃
酢酸」なる語は、酸化の初期に酸化混合物の総水
濃度が(酢酸コバルト四水和物を用いる場合に
は、結晶水も含めて)約2重量%を超えない量を
意味する。この酸化は好ましくは水が多くとも約
1重量%、特に好ましくは多くとも約0.7重量%
になる状態で行われる。「濃酢酸」なる語は特に
氷酢酸を意味する。この濃酢酸を有利には不活性
有機溶媒との混合物の状態で用いる。 酢酸との混合物として使用する追加の有機溶媒
は、ケトン、エステル、ジオキサン、飽和炭化水
素、不活性芳香族溶媒等であることができる。か
かる溶媒の例はアセトン、エチルメチルケトン、
ジエチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソプロピ
ル、酢酸n―ブチル、シクロヘキサン、ヘキサ
ン、ベンゼン及びクロロベンゼンである。好適な
追加の溶媒はケトン及び特にエステル及びシクロ
ヘキサンである。シクロヘキサンが殊に好まし
い。従つて酸化を好ましくは氷酢酸及びシクロヘ
キサンの混合物中で行う。溶媒成分の最適容量比
は用いる成分のタイプに依存する。例えば氷酢
酸/シクロヘキサンの場合にはこの比は約1:1
である。 ある場合には、触媒の溶解性を保証するため
に、最小の水濃度が必要なことがある。例えば氷
酢酸/酢酸エチル(1:1)及び酢酸コバルト四
水和物を用いる際に約0.4%の水を添加せぬ場合、
酸化中に触媒が分離する。しかしながら過剰量の
水は明らかに酸化を遅らせる。 「酸素含有ガス」なる語は一般に酸素及び不活
性ガスの混合物を意味する。酸素含有ガスとして
有利には窒素/酸素混合物(例えば空気)を用い
る。しかしながら、一般に酸素の量は約10%乃至
約50%、好ましくは約20%乃至約40%間である。
酸化を密封系中で行う場合、大部分が不活性ガス
濃度であるものを用いることが有利である。 酸化を行う最適温度は溶媒に依存する。しかし
ながら、一般に酸化は大気圧下及び約30℃〜約80
℃の温度で行われ、最高温度は混合物の還流温度
である。ある場合には、還流温度近傍で酸化速度
の顕著な低下を生じることがある。酸化は好まし
くは約35℃〜約65℃、特に約40℃〜約55℃で行わ
れる。約45℃〜約50℃の温度が極めて好ましい。 酸化終了後、酸化混合物から溶媒を真空下で除
去し、残渣を氷で処理し、例えば水酸化ナトリウ
ムで中和してPH値を約6.5にし、生成物を抽出す
る(例えばエーテルによる)。生成物の結晶化を、
最初に生成物の抽出液をシリカゲルで処理するこ
とにより生ぜしめることができる。過し、溶媒
の蒸発後、結晶化を例えばエーテル/ヘキサン混
合物から行うことができる。この方法で式の結
晶性の約95%3―オキソ―α―イオノンが約30%
までの収率で得ることができる。収率は母液をク
ロマトグラフイーにかけることにより増加させる
ことができる。酸化を溶媒として酢酸のみを用い
て行つた場合、多量のアセトキシ化合物が存在す
るために、3―オキソ―α―イオノンを直接結晶
化させることはできない。しかしながら、かかる
場合には、クロマトグラフイーによつて単離する
ことができる。 以下の実施例は本発明を説明するものである。 実施例 1 酢酸コバルト四水和物10.4g(41.6ミリモル)
及び臭化アンモニウム4.0g(41.6ミリモル)を
容量750mlのスルホン化用フラスコに入れ、氷酢
酸240ml及びシクロヘキサン240mlで処理した。こ
の混合物を撹拌し且つ35%酸素を導入しながら、
油浴中で50℃に加熱した。この温度に達して約10
分後、この濃い青色の溶液(青色は触媒的に活性
な酢酸コバルト/ブロマイド錯体の生成を示す)
に98%α―イオノン40g(208ミリモル)を一度
に加えた。酸化は4〜5時間後に終了した。この
混合物を水流ポンプによる真空下にて50℃でほと
んど濃縮し、残渣を氷50g及び水50mlと混合し
た。水性乳液を10%水酸化ナトリウム約25mlでPH
値6〜6.5に調節し、次にエーテル各150mlで3回
抽出した。有機相を合液し、水各150mlで2回洗
浄し、酢酸マグネシウム上で乾燥し、シリカゲル
40gで処理した。この懸濁液を室温で3時間撹拌
し、次にシリカゲルを別し、エーテル200mlで
洗浄した。液を蒸発させ、残渣(約38g)をエ
ーテル/ヘキサンから結晶化させた。結晶化によ
り、融点74.5゜〜76℃の淡黄色をおびた結晶とし
て、95%3,5,5―トリメチル―4―〔(E)―3
―オキソ―1―ブテニル〕―2―シクロヘキセン
―1―オン(3―オキソ―α―イオノン)13.4g
(30%)を得た。 実施例 2〜7 下記の第1表に示す実施例2〜7は実施例1と
同様の方法で、92%α―イオノン5gを用いて行
つた。触媒として酢酸コバルト四水和物1.3g
(20モル%)及び臭化アンモニウム0.7g(27モル
%)を用いた。用いた溶媒の量は60mlであつた。
3,5,5―トリメチル―4―((E)―3―オキソ
―1―ブテニル〕―2―シクロヘキセン―1―オ
ン(3―オキソ―α―イオノン)の収率はガスク
ロマトグラフイーによつて測定した。ガスクロマ
トグラムに現われる全生成物の和は全重量の約60
%の最大値にすぎないことが認められよう。残り
は多分オリゴマー副生成物からなる。酸化条件は
最適ではなかつた。 【表】 実施例 8〜10 下記の第2表に示す実施例8〜10は実施例1と
同様の方法で、氷酢酸/シクロヘキサン(1:
1)60ml中の92%α―イオノン5gを用いて、酢
酸コバルト四水和物20モル%、酸素30〜35%及び
臭化アンモニウムの変化量によつて行つた。酸化
時間は6時間であつた。3,5,5―トリメチル
―4―〔(E)―3―オキソ―1―ブテニル〕―2―
シクロヘキセン―1―オン(3―オキソ―α―イ
オノン)の収率はガスクロマトグラフイーによつ
て測定した。ガスクロマトグラムに現われる全生
成物の和は全重量の約60%の最大値にすぎない。
残りは多分オリゴマー副生成物からなる。酸化条
件は最適ではなかつた。 【表】
中間体である3,5,5―トリメチル―4―〔(E)
―3―オキソ―1―ブテニル〕―2―シクロヘキ
セン―1―オン(3―オキソ―α―イオノン)の
新規な製造方法に関する。 本発明に従えば、式 の3,5,5―トリメチル―4―〔(E)―3―オキ
ソ―1―ブテニル〕―2―シクロヘキセン―1―
オンが、式 のα―イオノンを濃酢酸中にて酢酸コバルト/ブ
ロマイド触媒の存在下において酸素または酸素含
有ガスで酸化することによつて製造される。 従来、式の3―オキソ―α―イオノンはα―
イオノンをクロム酸t―ブチルで酸化することに
より製造されていた〔V.Prelog等、Helv.Chim.
Acta 35,986―992(1952)〕。しかしながら、こ
の方法は14日以内で転化率60%のみであり、反応
したα―イオノンに関する収率はわずか25%であ
る。 更に、酢酸コバルト/ブロマイド触媒を用いる
接触酸化法はアリル及びベンジル基を含む化合物
に対しては公知である〔A.S.Hay等、Can.J.
Chem.,43,1306―1317(1965)〕。唯一の例はア
リル基を含む化合物に対して述べられている、即
ちシクロヘキセンの3―アセトキシシクロヘキセ
ンへの酸化であり、この酸化は更に極めて低収率
で行われる。 一方、本発明によつて提供される方法は主とし
てオキソ化合物を生じる。更に、酸化の高度の選
択性は驚ろくべきであり、その理由はα―イオノ
ンが3個のアリル性中心を有し、そしてアリル転
移の可能性を含めて、4つの位置で酸素と反応さ
せることができるためである。直接結晶化した95
%の生成物の収率は約30%までになり、化学的収
率は用いたα―イオノンに関して約40%までであ
る。更に、本発明によつて提供される方法は工業
的規模で容易に用いることができる。 α―イオノンの式の3―オキソ―α―イオノ
ンへの転化は濃酢酸中の均一接触酸化として本発
明に従つて行われる。使用する触媒は酢酸コバル
ト/ブロマイド触媒であり〔例えばCan.J.Chem.
43,1306〜1317(1965)に記載されている如きも
の〕、そして用いる酸化剤は酸素含有ガスまたは
酸素である。 触媒は酸化溶液中に可溶な酢酸コバルト/ブロ
マイド触媒を生成する酢酸コバルト及びブロマイ
ドイオン生成物質から、酸化を行う反応容器中で
直接製造することができる。酢酸コバルトを好ま
しくは酢酸コバルト四水和物の状態で用いる。使
用する溶媒または溶媒混合物中でブロマイドイオ
ンを生じる物質の例は、特に臭化アセチル、臭化
水素、臭化ナトリウム、臭化アンモニウム等であ
る。臭化ナトリウムまたは臭化アンモニウムを用
いることが好ましく、臭化アンモニウムが特に好
ましい。 コバルト塩を有利にはα―イオノンを基準にし
て少なくとも約10モル%、好ましくは約20モル%
の量で用いる。ブロマイド/コバルトのモル比は
有利には少なくとも約0.5:1、好ましくは約
1:1である。 本発明によつて提供される方法においては、濃
酢酸を溶媒として用いる。本発明の範囲内で「濃
酢酸」なる語は、酸化の初期に酸化混合物の総水
濃度が(酢酸コバルト四水和物を用いる場合に
は、結晶水も含めて)約2重量%を超えない量を
意味する。この酸化は好ましくは水が多くとも約
1重量%、特に好ましくは多くとも約0.7重量%
になる状態で行われる。「濃酢酸」なる語は特に
氷酢酸を意味する。この濃酢酸を有利には不活性
有機溶媒との混合物の状態で用いる。 酢酸との混合物として使用する追加の有機溶媒
は、ケトン、エステル、ジオキサン、飽和炭化水
素、不活性芳香族溶媒等であることができる。か
かる溶媒の例はアセトン、エチルメチルケトン、
ジエチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソプロピ
ル、酢酸n―ブチル、シクロヘキサン、ヘキサ
ン、ベンゼン及びクロロベンゼンである。好適な
追加の溶媒はケトン及び特にエステル及びシクロ
ヘキサンである。シクロヘキサンが殊に好まし
い。従つて酸化を好ましくは氷酢酸及びシクロヘ
キサンの混合物中で行う。溶媒成分の最適容量比
は用いる成分のタイプに依存する。例えば氷酢
酸/シクロヘキサンの場合にはこの比は約1:1
である。 ある場合には、触媒の溶解性を保証するため
に、最小の水濃度が必要なことがある。例えば氷
酢酸/酢酸エチル(1:1)及び酢酸コバルト四
水和物を用いる際に約0.4%の水を添加せぬ場合、
酸化中に触媒が分離する。しかしながら過剰量の
水は明らかに酸化を遅らせる。 「酸素含有ガス」なる語は一般に酸素及び不活
性ガスの混合物を意味する。酸素含有ガスとして
有利には窒素/酸素混合物(例えば空気)を用い
る。しかしながら、一般に酸素の量は約10%乃至
約50%、好ましくは約20%乃至約40%間である。
酸化を密封系中で行う場合、大部分が不活性ガス
濃度であるものを用いることが有利である。 酸化を行う最適温度は溶媒に依存する。しかし
ながら、一般に酸化は大気圧下及び約30℃〜約80
℃の温度で行われ、最高温度は混合物の還流温度
である。ある場合には、還流温度近傍で酸化速度
の顕著な低下を生じることがある。酸化は好まし
くは約35℃〜約65℃、特に約40℃〜約55℃で行わ
れる。約45℃〜約50℃の温度が極めて好ましい。 酸化終了後、酸化混合物から溶媒を真空下で除
去し、残渣を氷で処理し、例えば水酸化ナトリウ
ムで中和してPH値を約6.5にし、生成物を抽出す
る(例えばエーテルによる)。生成物の結晶化を、
最初に生成物の抽出液をシリカゲルで処理するこ
とにより生ぜしめることができる。過し、溶媒
の蒸発後、結晶化を例えばエーテル/ヘキサン混
合物から行うことができる。この方法で式の結
晶性の約95%3―オキソ―α―イオノンが約30%
までの収率で得ることができる。収率は母液をク
ロマトグラフイーにかけることにより増加させる
ことができる。酸化を溶媒として酢酸のみを用い
て行つた場合、多量のアセトキシ化合物が存在す
るために、3―オキソ―α―イオノンを直接結晶
化させることはできない。しかしながら、かかる
場合には、クロマトグラフイーによつて単離する
ことができる。 以下の実施例は本発明を説明するものである。 実施例 1 酢酸コバルト四水和物10.4g(41.6ミリモル)
及び臭化アンモニウム4.0g(41.6ミリモル)を
容量750mlのスルホン化用フラスコに入れ、氷酢
酸240ml及びシクロヘキサン240mlで処理した。こ
の混合物を撹拌し且つ35%酸素を導入しながら、
油浴中で50℃に加熱した。この温度に達して約10
分後、この濃い青色の溶液(青色は触媒的に活性
な酢酸コバルト/ブロマイド錯体の生成を示す)
に98%α―イオノン40g(208ミリモル)を一度
に加えた。酸化は4〜5時間後に終了した。この
混合物を水流ポンプによる真空下にて50℃でほと
んど濃縮し、残渣を氷50g及び水50mlと混合し
た。水性乳液を10%水酸化ナトリウム約25mlでPH
値6〜6.5に調節し、次にエーテル各150mlで3回
抽出した。有機相を合液し、水各150mlで2回洗
浄し、酢酸マグネシウム上で乾燥し、シリカゲル
40gで処理した。この懸濁液を室温で3時間撹拌
し、次にシリカゲルを別し、エーテル200mlで
洗浄した。液を蒸発させ、残渣(約38g)をエ
ーテル/ヘキサンから結晶化させた。結晶化によ
り、融点74.5゜〜76℃の淡黄色をおびた結晶とし
て、95%3,5,5―トリメチル―4―〔(E)―3
―オキソ―1―ブテニル〕―2―シクロヘキセン
―1―オン(3―オキソ―α―イオノン)13.4g
(30%)を得た。 実施例 2〜7 下記の第1表に示す実施例2〜7は実施例1と
同様の方法で、92%α―イオノン5gを用いて行
つた。触媒として酢酸コバルト四水和物1.3g
(20モル%)及び臭化アンモニウム0.7g(27モル
%)を用いた。用いた溶媒の量は60mlであつた。
3,5,5―トリメチル―4―((E)―3―オキソ
―1―ブテニル〕―2―シクロヘキセン―1―オ
ン(3―オキソ―α―イオノン)の収率はガスク
ロマトグラフイーによつて測定した。ガスクロマ
トグラムに現われる全生成物の和は全重量の約60
%の最大値にすぎないことが認められよう。残り
は多分オリゴマー副生成物からなる。酸化条件は
最適ではなかつた。 【表】 実施例 8〜10 下記の第2表に示す実施例8〜10は実施例1と
同様の方法で、氷酢酸/シクロヘキサン(1:
1)60ml中の92%α―イオノン5gを用いて、酢
酸コバルト四水和物20モル%、酸素30〜35%及び
臭化アンモニウムの変化量によつて行つた。酸化
時間は6時間であつた。3,5,5―トリメチル
―4―〔(E)―3―オキソ―1―ブテニル〕―2―
シクロヘキセン―1―オン(3―オキソ―α―イ
オノン)の収率はガスクロマトグラフイーによつ
て測定した。ガスクロマトグラムに現われる全生
成物の和は全重量の約60%の最大値にすぎない。
残りは多分オリゴマー副生成物からなる。酸化条
件は最適ではなかつた。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 のα―イオノンを濃酢酸中にて酢酸コバルト/ブ
ロマイド触媒の存在下において酸素または酸素含
有ガスで酸化することを特徴とする式 の3,5,5―トリメチル―4―〔(E)―3―オキ
ソ―1―ブテニル〕―2―シクロヘキセン―1―
オンの製造方法。 2 α―イオノンを、多くとも約1重量%、好ま
しくは多くとも約0.7重量%の水を含む混合物中
で酸化することからなる特許請求の範囲第1項記
載の方法。 3 溶媒として氷酢酸を用いる特許請求の範囲第
1または2項記載の方法。 4 不活性有機溶媒を追加使用する特許請求の範
囲第1〜3項のいずれかに記載の方法。 5 追加の有機溶媒として、ケトン、エステル、
飽和炭化水素または不活性芳香族溶媒を用いる特
許請求の範囲第4項記載の方法。 6 追加の有機溶媒として、ケトン、エステルま
たはシクロヘキサン、好ましくはエステルまたは
シクロヘキサンを用いる特許請求の範囲第5項記
載の方法。 7 追加の有機溶媒として、アセトン、エチルメ
チルケトン、ジエチルケトンまたは好ましくは酢
酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n―ブチルも
しくはシクロヘキサンを用いる特許請求の範囲第
6項記載の方法。 8 溶媒として、氷酢酸及びシクロヘキサンの混
合物を、好ましくは約1:1の容量比で用いる特
許請求の範囲第7項記載の方法。 9 ブロマイドイオン生成物質として、臭化アセ
チル、臭化水素、臭化ナトリウムまたは好ましく
は臭化アンモニウムを用いる特許請求の範囲第1
〜8項のいずれかに記載の方法。 10 ブロマイド/コバルトモル比が少なくとも
約0.5:1、好ましくは約1:1である触媒を用
いる特許請求の範囲第1〜9項のいずれかに記載
の方法。 11 酢酸コバルト/ブロマイド触媒を、α―イ
オノンを基準にして、少なくとも約10モル%、好
ましくは約20モル%の量の酢酸コバルトを用いて
生成させる特許請求の範囲第1〜10項のいずれ
かに記載の方法。 12 酸化を酸素約10〜約50%、好ましくは約20
〜約40%を含有する酸素/窒素混合物を用いて行
う特許請求の範囲第1〜11項のいずれかに記載
の方法。 13 酸化を約30℃〜約80℃の温度において、た
だし最高温度は混合物の還流温度で行う特許請求
の範囲第1〜12項のいずれかに記載の方法。 14 酸化を約35℃〜約65℃、好ましくは約40℃
〜約55℃で行う特許請求の範囲第13項記載の方
法。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH232980 | 1980-03-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56145269A JPS56145269A (en) | 1981-11-11 |
| JPS6357428B2 true JPS6357428B2 (ja) | 1988-11-11 |
Family
ID=4231267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3883081A Granted JPS56145269A (en) | 1980-03-25 | 1981-03-19 | Manufacture of 3,5,5-trimethyl-4-((e)-3-oxo-1- butenyl)-2-cyclohexene-1-one |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0036651B1 (ja) |
| JP (1) | JPS56145269A (ja) |
| AT (1) | ATE3285T1 (ja) |
| DE (1) | DE3160254D1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0101811B1 (de) * | 1982-07-20 | 1985-09-18 | F. HOFFMANN-LA ROCHE & CO. Aktiengesellschaft | Oxidation von Retroionon |
| DK173704B1 (da) * | 1985-04-17 | 2001-07-09 | Hoffmann La Roche | Fremgangsmåde til katalytisk oxidation af allyliske grupper |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3173933A (en) * | 1962-01-22 | 1965-03-16 | Gen Electric | Oxidation of alcohols and ethers to carbonyl containing compounds |
| US3217718A (en) * | 1963-11-29 | 1965-11-16 | Reynolds Tobacco Co R | Tobacco |
-
1981
- 1981-03-19 JP JP3883081A patent/JPS56145269A/ja active Granted
- 1981-03-20 DE DE8181102129T patent/DE3160254D1/de not_active Expired
- 1981-03-20 EP EP81102129A patent/EP0036651B1/de not_active Expired
- 1981-03-20 AT AT81102129T patent/ATE3285T1/de active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0036651A1 (de) | 1981-09-30 |
| ATE3285T1 (de) | 1983-05-15 |
| DE3160254D1 (en) | 1983-06-16 |
| JPS56145269A (en) | 1981-11-11 |
| EP0036651B1 (de) | 1983-05-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6215536B2 (ja) | ||
| KR100418450B1 (ko) | 칸타크산틴의 제조방법 | |
| WO1997041088A1 (en) | Process for preparing monoesters of 1,3-diols | |
| JPS62294636A (ja) | 2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造法 | |
| JP4540761B2 (ja) | 芳香族化合物のヒドロキシ芳香族化合物への酸化方法 | |
| Hampton et al. | Cuprous chloride catalyzed dimerizations of. beta.-dicarbonyl compounds via their dicarbanions | |
| US5118866A (en) | Preparation of polyene aldehydes | |
| JPS6357428B2 (ja) | ||
| EP0442816A1 (fr) | Nouveaux acides alpha-hydroxyles, procédé de préparation et leur utilisation | |
| US4393243A (en) | Carotenoid intermediate by an oxidation process | |
| EP0013995B1 (fr) | Procédé pour la préparation de cétones macrocycliques acétyleniques | |
| CA2091615C (en) | Process for producing vitamin a acid | |
| Suzuki et al. | A novel route to α, β-unsaturated esters via a Reformatsky-type reaction using sodium telluride | |
| US3906047A (en) | 8-(2,6,6-Trimethyl-4-oxo-2-cyclohexen-1-ylidene-2-methylene-6-methyl-4,6-octadien-3-ol | |
| US4144257A (en) | Process for preparing derivatives of conjugated diene dimers | |
| US3780084A (en) | Preparation of cyanoalkane carboxylic acids | |
| JP2000072737A (ja) | オキシムの製造方法 | |
| US4081482A (en) | Manufacture of 2,6,6-trimethyl-cyclohex-2-en-1-one | |
| US6034280A (en) | Process for the production of 2,5-dimethyl-2,5-di-t-butylperoxy-hexane | |
| US4028420A (en) | Process for the preparation of hex-2-enal | |
| FR2626275A1 (fr) | Procede de preparation de chloranil | |
| GB2051067A (en) | Process for the Preparation of 3,3-dimethyl-allyl Alcohol | |
| SU1057489A1 (ru) | Способ получени ди-(алкилфенил)-метанов | |
| US3649694A (en) | Process for the preparation of irone | |
| JP3570068B2 (ja) | 2,3,5−トリメチルハイドロキノンを製造する方法 |