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JPS6360280B2 - - Google Patents
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JPS6360280B2 - - Google Patents

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JPS6360280B2
JPS6360280B2 JP22007282A JP22007282A JPS6360280B2 JP S6360280 B2 JPS6360280 B2 JP S6360280B2 JP 22007282 A JP22007282 A JP 22007282A JP 22007282 A JP22007282 A JP 22007282A JP S6360280 B2 JPS6360280 B2 JP S6360280B2
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corrosion
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高温水および蒸気などを輸送するのに
用いられる被覆配管に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種被覆配管は第1図に示すように、
配管1の外周面を断熱材、例えばアスベスト繊維
布、シリカ繊維布などを積層させた保温層3によ
り被覆し、さらにこの保温層3の外周面を防水材
例えばアルミニウム、ステンレス鋼、炭素鋼など
の薄肉の金属板、またはナイロン、ビニール、ポ
リエチレンなどの合成樹脂製シートからなる防水
層4により被覆して構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように配管1を保温層3および防水層4
により2重に被覆しても、その配管1の外周面は
外界の環境から完全に遮断されているわけではな
く、大気が防水層4および保温層3を形成する材
料の微細な隙間または空間を流通して配管1の外
周面に到達する。このため大気中に含まれた水分
(温度)は、配管1の表面の冷熱サイクルの過程
において結露し、その表面に付着するから電気化
学的に腐食反応が起りやすい状態となる。さらに
前記保温層3を形成するアスベスト繊維布、シリ
カ繊維布などから腐食性の塩素イオンなどが溶出
し、配管1の外周表面の不働態皮膜を破壊して腐
食現象を生ずる恐れがある。
上記腐食現象は、炭素鋼製被覆配管では全面腐
食状態となり、またステンレス製被覆配管では孔
食状態となる傾向がある。特に高温水および蒸気
などを輸送するステンレス鋼製被覆配管では、腐
食性環境と熱応力が相乗的に影響するため、配管
の外周表面から応力腐食割れを発生する恐れがあ
る。また被覆配管の最外側の被覆層すなわち防水
層4が金属体で形成されている場合には、その金
属体の内側面すなわち保温層3に接合する表面が
上記と同様に腐食して損傷する恐れがある。
本発明は上記にかんがみ保温層を設けた配管の
外周面および最外側の防水層の金属体の内面の腐
食を防止し、長寿命の被覆配管を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するために、配管の外
周面に断熱材よりなる保温層を設け、この保温層
の外周面に防水材よりなる防水層を設けた被覆配
管において、ゴム質基材100重量部、亜鉛微粉末
5〜350重量部、静電荷を帯電した炭素微粉末10
〜20重量部および酸化マグネシウム微粉末20〜
100重量部からなるゴム質被覆材の防食層を、前
記配管の外周面上に設けることにより達成され
る。
〔作用〕
防食層中の亜鉛がアノード側に分極し、配管の
金属表面の溶解反応を防いで配管を防食する。炭
素微粉末及び酸化マグネシウム微粉末は亜鉛を有
効に消費するのに役立つ。又、最外側の防水層は
防食層の防食機能および保温層の断熱作用を長期
間維持するために役立つている。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面について説明する。
第2図において、1は高温水および蒸気などを
輸送する配管で、この配管1の外周面は防食層2
により被覆されている。この防食層2は、ゴム質
基材100重量部、亜鉛微粉末5〜350重量部、静電
荷を帯電した炭素微粉末10〜200重量部および酸
化マグネシウム微粉末20〜100重量部からなるゴ
ム質被覆材により形成されている。前記ゴム質基
材は、配管1内を流通する流体の高温度に対し、
その耐熱性を考慮して選定される。3は前記防食
層2の外周面を被覆する保温層、4はこの保温層
3の外周面を被覆する防水層で、この防水層4お
よび前記保温層3は第1図に示す従来例と同様に
形成されるので、その説明を省略する。
次に上記各被覆層の機能について説明する。
まず防食層2はゴム質基材中に帯電性を有する
炭素微粉末を分散させることにより、ゴム生地に
導電性を付与することができる。ゴム質基材中に
亜鉛微粉末を添加することにより、ゴム質が金属
表面に接触すると、亜鉛粉末がゴム生地を電気導
体としてアノード分極しやすくする。
いま前記ゴム質被覆材を帯状に形成し、この帯
状体を配管1の外周面に巻回して防食層2を形成
すると、前記帯状体間より結露水が内部に侵入
し、配管1の外周面と防食層2との間に滞留す
る。このため配管1の金属表面(主として鉄表
面)の水溶液に対する電極電位は、ゴム生地中に
分岐している亜鉛の電極電位よりも貴電位系列に
位置するので、亜鉛はゴム生地を電気導体として
アノード側に分極し、下記(1)式に示す溶解反応を
行う。
Zn→Zn2++2e ……(1) また配管1の金属表面では、上記(1)式のアード
反応により放出される電子と等価的に下記(2)式の
カソード反応が行われるので、前記金属表面自体
の溶解反応は起らず防食される。
H2O+1/2O2+2e→2OH ……(2) 一方、亜鉛の溶解過程では液質を弱ルカリ性と
するため、配管の金属表面の不働態は保持される
から、その金属表面をほぼ完全な防食状態に維持
することができる。
さらに配管1の外周面からの熱伝達により、熱
放散はゴム質により抑制されるが、このゴム生地
では固体熱伝達となるから保温層3が必要であ
る。この保温層3は、熱伝導性の悪い空気を利用
するため、空間体積の多いシリカガラス繊維、発
泡ウレタンおよびポリスチレン樹脂などを主体と
して積層状に構成されている。これらの樹脂層か
ら前記結露現象により腐食要因となる塩素イオン
などのカチオンが溶出しても、このカチオンは防
食層1のゴム質最外層部において亜鉛により捕捉
され、塩化亜鉛となつてたまるから配管1の外周
面に到達する恐れはない。
最外側の防水層4は、前記防食層2の防食機能
および保温層3の断熱作用を長期間維持するため
に必要な被覆層である。この防水層4が金属体で
あるときには、機械強度の面では安定しているけ
れども、腐食による損傷が考えられるから内側表
面に防食処理を施す必要がある。すなわち防水層
4がアルミニウムまたはステンレス鋼よりなる場
合には、ポリブデンを主体とするポリマー100重
量部に亜鉛微粉末:30〜50重量部および静電荷を
滞電したエステル油:20〜200重量部からなる混
合物の層を、前記金属体の内周面または保温層3
の外周面に設けて隙間腐食の発生を抑制する。
一方、防水層4が合成樹脂よりなる場合には、
腐食に対して抵抗力があるけれども、機械的強度
が低く、かつ紫外線による劣化が考えられるの
で、適当な時期に新しいものと交換する必要があ
る。
次に防食層2および防水層4を形成する成分組
成の限定理由について説明する。
防食層2において、ゴム生地に対する亜鉛微粉
末の量は、ゴム質基材100重量部に対して5重量
部以下では防食効果を持続することができず、
350重量部以上ではゴム質が脆化するから5〜350
重量部に限定した。
また静電荷を滞電した炭素微粉末は相互に吸着
する作用を有し、鎖状に接続してゴム生成に分散
するから導電性を付与するが、10重量部以下では
効果がなく、200重量部以上ではゴム生地が脆化
されるから、炭素微粉末の添加量を10〜200重量
部に限定した。
さらに酸化マグネシウムは防食層2の電気化学
的作用を促進させるために必要な適度の吸湿作用
を行うのに有効であり、その添加量はゴム質基材
100重量部に対して20重量部以下では効果がなく、
100重量部以上ではゴム生地が脆化されるから20
〜10部に限定した。
前記のように防水層4が金属体からなる場合に
は、その金属体の内周面または保温層3の外周面
に設ける層はポリブデンポリマー100重量部に添
加する亜鉛微粉末は、30重量部以下では効果がな
く、350重量部以上では作業性が悪化するから、
添加量を30〜350重量部に限定した。前記添加亜
鉛を効果的に消費させるために添加されるエステ
ル油の添加量は、ゴム質基材100重量部に対して
20重量部以上では効果が少なく、200重量部以上
では腐食性を示すから20〜200重量部に限定した。
上述したように本実施例は、配管1を防食層
2、保温層3および防水層4により順次に被覆し
たものについて述べたが、本発明はこれに限定さ
れず、配管1を防食層2および防水層4により順
次に被覆してもよいことはもちろんである。
次に第3図に示す実施例について説明する。
供試材として前述した第1図および第2図に示
す従来の被覆配管Aおよび本発明に係わる被覆配
管Bを用い、この両供試材A,Bの保温層3の断
熱材中に蒸溜水を注入した後、第3図に示すよう
にボルト5、ナツト6およびシールリング7を介
して一体に結合し、この結合した両供試材A,B
をポンプおよび貯水槽(図示せず)に接続して閉
ループ試験装置を構成する。
上記供試材A,BのSUS304製配管1内に約80
℃の温水と冷却とを交互に循環させ、配管1の外
周面を交互に加熱、冷却させる。そして725,
1450,1920時間毎に分解して両配管1の各外周面
の状態を調査した。その結果、防食層2を有しな
い供試材Aの配管1外周面には孔食状の隙間腐食
を発生したが、これに反し防食層2を有する供試
材Bの配管1外周面には腐食損傷は全然認められ
ず、防食されていることが確認された。
第4図は第3図の被覆配管Bの防食層2におけ
る隙間内の液質のPHおよび隙間内表面の電極電位
の状態を調べる測定装置で、第4図ロは本発明に
係わる防食層2と同質材からなる試験片b、また
は市販のゴム(ニトリルブタジエン)からなる試
験片b′でこの試験片b,b′は3%食塩水(50℃)
中で60日間浸漬したものである。第4図イ,ハは
試験片bの保持部材、第4図ニは組立状態をそれ
ぞれ示す。第4図ニにおける9〜11はテフロン
パイプ、綿糸およびSUS304製電極をそれぞれ示
し、その電極11はポテンシヨスタツトに接続し
て測定する。また隙間内液質のPHは第4図ニに示
す組立状態を分解した後、残留液をPH紙により測
定した。
その結果、本発明に係わる試験片bおよび従来
例の試験片b′を使用した場合の隙間内のPHは、第
5図のC,D線にそれぞれ示すとおりである。す
なわち隙間内のPHは、本発明に係わる試験片bの
場合C線では、漸次弱アルカリ性を示すが、従来
例の試験片b′の場合D線では、漸次酸性を示して
腐食性となることが容易に理解される。
また本発明に係わる試験片bおよび従来例の試
験片b′を使用した場合の隙間内の電位は、第6図
のE,F線にそれぞれ示すとおりである。すなわ
ち本発明に係わる試験片bの場合E線の電位は、
従来例の試験片b′の場合F線の電位よりも大幅に
卑電位に分極する。したがつて前者では亜鉛によ
りカソード分極されるから、防食されることが容
易に理解される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、被覆層を
設けた配管の外周面および最外側の防水金属体の
内周面の防食を防止することにより、配管の寿命
を大幅に延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の被覆配管の断面図、第2図は本
発明被覆配管の一実施例を示す断面図、第3図は
従来品および本発明品の実験例を示す断面図、第
4図イ〜ハおよびニは防食層の隙間内の液体のPH
と隙間内表面の電極電位を測定する部品およびそ
れらの組立状態を示す断面図、第5図および第6
図は従来品と本発明品の特性を示す説明図であ
る。 1……配管、2……防食層、3……保温層、4
……防水層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 配管の外周面に断熱材よりなる保温層を設
    け、この保温層の外周面に防水材よりなる防水層
    を設けた被覆配管において、ゴム質基材100重量
    部、亜鉛微粉末5〜350重量部、静電荷を帯電し
    た炭素微粉末10〜200重量部および酸化マグネシ
    ウム微粉末20〜100重量部からなるゴム質被覆材
    の防食層を、前記配管の外周面上に設けたことを
    特徴とする被覆配管。 2 前記防水層がアルミニウム、ステンレス鋼お
    よび炭素鋼のうちいずれか一つの金属材料である
    場合に、ポリブデンポリマー100重量部、亜鉛微
    粉末30〜350重量部および静電荷を帯電したエス
    テル油類20〜200重量部からなる混合物の層を、
    前記防水層の内面または保温層の外周面に設けた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の被
    覆配管。
JP22007282A 1982-12-17 1982-12-17 被覆配管 Granted JPS59110996A (ja)

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JP22007282A JPS59110996A (ja) 1982-12-17 1982-12-17 被覆配管

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JPS59110996A JPS59110996A (ja) 1984-06-27
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