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JPS6361368B2 - - Google Patents
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JPS6361368B2 - - Google Patents

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JPS6361368B2
JPS6361368B2 JP11715586A JP11715586A JPS6361368B2 JP S6361368 B2 JPS6361368 B2 JP S6361368B2 JP 11715586 A JP11715586 A JP 11715586A JP 11715586 A JP11715586 A JP 11715586A JP S6361368 B2 JPS6361368 B2 JP S6361368B2
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  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製鉄所における溶銑処理工程におい
て、溶銑スラグの泡立ちを抑制するために好適に
使用し得るスラグ泡立ち防止剤に関するものであ
る。
[従来の技術] 高炉から出銑された溶銑中に対しては、溶銑鍋
或いはトピードカーで脱硅素処理を行う場合が多
いが、その際の反応によりCOガスが多量に発生
し、上層に堆積されているスラグを発泡させる。
この泡立ちが大きくなると、スラグが溶銑鍋等か
ら溢流するために、それ以上の溶銑の注入が不可
能となり、運搬効率が低下する問題がある。
このスラグの泡立ち現象の要因としては、(1)ス
ラグの特に表面における粘性、(2)スラグの表面張
力、(3)懸濁固体粒子の存在、(4)懸濁炭素飽和鉄微
粒子の酸化が挙げられ、これらの要因について次
に説明する。
● スラグの粘性 溶融スラグの温度と粘性の関係は、スラグ温度
が1500℃以上では粘性は殆ど変化せず、1500℃以
下となると急激に上昇し、極端な場合には温度が
170℃低下すると粘性は約8倍となる。特に、泡
末状の表面層のスラグは対流しないために、温度
低下はスラグの内部よりも著しく、そのために粘
性が大きくなり、泡立ちを大きくする要因と考え
られる。
● スラグの表面張力 スラグ中に介在するSiO2の一部は表面活性物
質SiO4 4等で存在し表面層に吸着され、またスラ
グ中に含まれるFe2O3,P2O5等も何れも表面活性
物質であつて、SiO4 4等と共に表面層に吸着され
る。スラグ泡沫の安定性には表面張力が大きく関
与するが、これら表面活性物質の存在は表面張力
を下げ、泡沫を壊れ難くする結果となつている。
スラグの場合は一般水溶液などの場合と異なり、
温度が高いほど表面張力が大きくなり、更には温
度が高いほど泡沫の寿命も短くなることが知られ
ている。
● 懸濁固体粒子の存在 スラグ中には未反応のCaO等の懸濁固体微粒子
が存在するが、これらは泡沫層中に存在し、泡沫
層中のスラグの沈降分離を妨げ泡沫層を破壊され
難くしている。
● 懸濁微粒炭素飽和鉄の酸化 スラグ中には微細粒子の炭素飽和鉄が介在して
おり、酸素ポテンシヤルの高いスラグ層において
炭素分は酸化してCOガスとなるが、懸濁炭素飽
和鉄粒子が細かいためにガス発生も急激に起るこ
とが考えられる。
なお、ここで云うスラグの泡立ち現象とは、上
述した(1)〜(4)のスラグ泡立ちの要因が組合わさ
れ、泡立ち現象が急激に起り、その結果として泡
沫層が系外に溢流するに至る現象を云うものとす
る。即ち、温度低下によるスラグ粘性の著しい増
加、表面粘性物質の存在による表面張力の低下、
一方では炭素飽和鉄中の炭素の酸化による急激な
COガスの発生による内部ガス圧の上昇があり、
或る瞬間これらの平衡が破れ、一挙にガスが外部
に突出してスラグ泡沫が溢流するものと考えるこ
とができる。
このスラグ泡立ち現象の防止については、これ
までにも操業条件の調節、ガス吹付けなどによる
泡沫層の破壊、バーナーによる熱的破壊、バルブ
廃滓等の添加によるスラグ表面温度の上昇等の手
段が採用されているが、末だ満足すべき解決策に
は至つていない。
本発明者等は特願昭60−274493号(特開昭62−
136512号)において、このスラグ泡立ち防止剤と
して金属アルミニウム粉末と炭素質物質を混合し
たものが効果的であることを提案した。これは、
この防止剤をスラグ表面に投入した場合に、熱を
スラグ表面に与えることによりスラグ表面の粘度
を低下させることに外ならない。
[発明の目的] 本発明の目的は、上述の問題点を解消すると共
に、先の出願による効果を更に増強し、使用によ
り極めて効果的にスラグの泡立ちを防止すること
が可能なスラグ泡立ち防止剤を提供することにあ
る。
[発明の概要] 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、
溶銑上のスラグ中に投入してスラグの泡立ちを抑
制するものであつて、比重5以下の軽金属の粉末
と炭素質粉末と硝酸ナトリウムから成る酸化剤と
を含むことを特徴とするスラグ泡立ち防止剤であ
る。
[発明の実施例] 本発明に係る防止剤は、軽金属粉末と炭素質物
質及び酸化剤とが混合されている。軽金属粉末は
比重が5以下の金属が利用でき、例えばアルミニ
ウム、マグネシウム、硅素、チタン等及びこれら
を含む合金等も使用できる。第1図は各金属にお
ける比重と酸化物生成自由エネルギ、及び生成熱
の関係を示したものであり、図中〇印は1000℃に
ける自由エネルギ、△印は常温における生成熱で
ある。従つて、この第1図から酸化鉄よりも酸素
との反応性が大きい金属、つまり自由エネルギが
酸化鉄のそれよりも小さく、生成熱が酸化鉄より
も小さな金属として、マンガン、アルミニウム、
硅素、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、
チタンなどの軽金属を挙げることができる。しか
しながら、現実の経済的効果や取り扱いの容易さ
等を考慮すると、添加すべき金属はアルミニウ
ム、マグネシウム、硅素、チタンが好適である。
混入する軽金属粉末はスラグ面に投入された場
合に、スラグ中の酸化鉄と直接反応して、例えば
アルミニウムであれば良く知られている所謂テル
ミツト反応を起し、鉄を環元すると共に反応熱を
スラグ面に提供する。従つて、用いられる軽金属
粉末としては前述したように酸素との反応性にお
いて酸化鉄よりも反応性が高い軽金属元素の中か
ら選択する必要があることは当然である。
また、炭素質物質としてはコークス、石炭、無
煙炭等が用いられる。この場合に、炭素分が50%
以上、発熱量が1Kg当り6000Kcal以上であるこ
とが望ましい。そして、炭素質物質の含有量は金
属粉末100に対する重量比で20%〜80%とする。
これは重量比が20%未満であると、発熱量が不足
するといいう問題があり、重量比が80%を超える
とテルミツト反応の寄与が不足するという問題が
あつて好ましくないことによる。
酸化剤は例えば前工程の溶銑処理において、脱
硅剤の投入により発生するCOガスのため相対的
に酸素分圧が低下しており、特に炭素質物質の燃
焼により熱をスラグ表面に伝える場合に、燃焼速
度が遅く充分な効果を発揮できない場合に利用で
きる。酸化剤としては、スラグ表面温度において
その機能を発揮できることが条件であり、硝酸ナ
トリウムがその点で効果的である。
酸化剤として硝酸ナトリウムを用いた場合に、
硝酸ナトリウムの熱分解により酸素を発生する機
構は、 2NaNO3=Na2O+2NO+3/2O2 で示され、吸熱反応であり、硝酸ナトリウムが分
解するために348Kcal/Kgの熱を供給することが
必要である。従つて、硝酸ナトリウムの添加量は
熱平衡上からも軽金属粉末と炭素質物質の合計に
対し1〜15%以下とすることが必要である。
これらの軽金属粉末、炭素質粉末、硝酸ナトリ
ウムは単に混合したまま使用してもよいが、結合
剤を用いてペレツト状とすることもできる。結合
剤としては、ベントナイトや水ガラス等の無機材
料、或いは澱粉などの有機材料で、有害なガスを
発生しないものや、スラグに対し悪い影響を与え
ないものを用いることができる。また、結合剤の
量は軽金属粉末、炭素質物質の粒度、性状により
異なるが2〜10%の重量比が好適である。これ
は、重量比で2%未満では結合効果が充分に発揮
できないという問題があり、10%を超えるとその
分だけ軽金属、炭素質物質の割合が減るために発
熱量が不足する問題があつて好ましくないことに
よる。また、ペレツトの大きさは例えば30mm×45
mm×40mmとして、その圧潰強度はハンドリング中
に壊れないよう2Kg以上とすることが望ましい。
このように構成した本発明に係る防止剤を、例
えば溶銑脱硅処理工程に投入した場合に、スラグ
泡立ち現象を抑制することができる。即ち、この
防止剤の投入により、(1)軽金属粉末とスラグ成分
中の酸化鉄との反応により熱量が供給される、(2)
炭素質物質の高温での燃焼により発生するCOガ
スが軽金属粉末の無駄な酸化を防止し、かつ熱量
をスラグ表面に供給する、(3)酸化剤は分解して酸
素を供給するので、炭素質物質の燃焼速度を高め
ることができる、即ち、このスラグ泡立ち防止剤
を溶銑処理工程のスラグ表面に投入するときは、
含有する軽金属粉末はスラグ成分中の酸化鉄と反
応する。例えば、軽金属粉末としてアルミニウム
を例にとり説明すると、 2Al+3FeO→Al2O3+2Fe +210400Kcal/Kgモル の反応より、アルミニウム1Kg当り210400/
(2・27)=3896Kcalの熱量をスラグ面に供給で
きる。
一方、コークス等の炭素質物質は1500℃以上の
高温においては、Boudourd反応によりCOガスが
発生し、このCOガスは軽金属粉末がスラグ面に
達するまでの酸化防止をすると共に、燃焼熱がス
ラグを加熱し含有する。また、スラグ成分である
Fe2O3等の酸化鉄の還元により、表面活性物質の
減少を図りスラグの改質に役立つものと考えられ
る。この場合に、例えば溶銑処理工程のように、
発生するCOガスのために相対的に酸素濃度が低
下している場合における炭素と酸素との反応は、 2C+O2=2CO となり、反応速度即ち燃焼速度は酸素分圧が高い
程大きくなり、酸化鉄の添加が有効である。
以上述べた点から明らかなように、本発明に係
るスラグ泡立ち防止剤は、含有する軽金属粉末に
よるスラグの酸化鉄との反応熱、及び炭素質物質
の燃焼による燃焼熱をスラグ表面に伝達し、泡沫
層を破壊しようとするものである。この場合に、
総発熱量が同じであれば、到達温度を高くするた
めには燃焼速度を速くすることが必要であり、そ
のためにも酸化鉄の添加が有効であることが判
る。そして、一方では到達温度は用いる泡立ち防
止剤の総発熱量とも関連し、できるだけ総発熱量
が大きいことが望ましことは勿論であるが、実質
的に総発熱量が5000Kcal以上とすることが望ま
しい。また、後述するように泡立ち防止剤を用い
た場合の熱精算からも明らかなように、スラグ層
への熱の伝熱効率は5%と低いため、発熱量が少
なければ使用量の増加をきたすばかりでなく、急
速に発生するスラグの泡立ち現象に対し、スラグ
泡沫層に有効な熱量を供給し泡沫を破壊させるこ
とはできない。このために、スラグ泡立ち防止剤
の総熱量を1Kg当り5000Kcal以上とすることが
好ましい。
また、このスラグ泡立ち防止剤は、ペレツトに
団鉱すると溶銑処理工程において投入された場合
に、或る一定時間効果を維持する持続性が得られ
る。即ち、燃焼速度はスラグ泡立ち防止剤の表面
積に比例して早くなるので、ペレツト状に団鉱し
て表面積を調整することができる。しかし、団鉱
したペレツトが緻密でないと、取扱上粉砕され易
いばかりでなく、団鉱による表面積調整の効果が
生じない。従つて、ペレツトの圧潰強度は2Kg以
上とする必要があり、ペレツトの大きさについて
も使用される状況下で決定することが好ましい。
次に理解の一助として、このスラグ泡立ち防止
剤を用いた場合の熱精算の一例を例示する。ここ
で、1400℃の溶銑に対しアルミニウム15%、コー
クス70%、硝酸ナトリウム15%組成の泡立ち防止
剤1Kgを投入し、表面スラグ温度1400℃を1500℃
に加熱した場合の熱収支は次のようになる。
入熱 スラグ泡立ち防止剤 5712Kcal 計 5712Kcal 出熱 排ガスの顕熱 2324Kcal 残滓の顕熱 112Kcal 放熱損失 2276Kcal 計 5712Kcal スラグの加熱に利用できる熱量は、(入熱)−
(排ガスの顕熱)−(放熱ロス)=1112Kcal であり、加熱するスラグの顕熱は25Kcal/Kgで
あるから、加熱可能なスラグ量は1112/25=44Kg
である。従つて、本スラグ泡立ち防止剤1Kg当り
スラグ44Kgを加熱することができる。
また、溶銑の脱珪処理工程において上述のスラ
グ泡立ち防止剤を投入し、レベル計によりスラグ
レベルの状態を観測した結果を第2図に示す。こ
の第2図からも明らかなように、スラグ泡立ち防
止剤を添加する度にスラグレベルは低下し、スラ
グの泡立ちが確実に抑制されていることが判る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るスラグ泡立ち
防止剤は、溶銑上層のスラグ中に投入することに
より、部分的にスラグ温度を上昇させるもので、
泡沫が破壊され易く内部のガスはこの部分から脱
出が容易となり、スラグ泡立ちを効果的に減少さ
せるばかりでなく、酸化剤の添加は更に酸素分圧
の低い状況でも、酸素分圧を高めることにより炭
素の燃焼速度を高め、スラグ泡立ちの抑制を一層
効果的にするものである。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は各金属の比重に対する酸化物生成
自由エネルギ、生成熱の関係を示すグラフ図、第
2図は本発明に係るスラグ泡立ち防止剤を銑鉄中
に投入した場合のスラグレベル測定値のグラフ図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶銑上のスラグ中に投入してスラグの泡立ち
    を抑制するものであつて、比重5以下の軽金属の
    粉末と炭素質粉末と硝酸ナトリウムから成る酸化
    剤とを含むことを特徴とするスラグ泡立ち防止
    剤。 2 前記金属粉末と炭素質物質の配合比は、軽金
    属粉末100に対し炭素質物質20〜80%、かつ軽金
    属粉末と炭素質物質に対し酸化剤1〜15%とした
    特許請求の範囲第1項に記載のスラグ泡立ち防止
    剤。 3 前記防止剤はペレツト状に団鉱した特許請求
    の範囲第1項に記載のスラグ泡立ち防止剤。
JP11715586A 1986-05-23 1986-05-23 スラグ泡立ち防止剤 Granted JPS62274013A (ja)

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