JPS6361502B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6361502B2 JPS6361502B2 JP57127616A JP12761682A JPS6361502B2 JP S6361502 B2 JPS6361502 B2 JP S6361502B2 JP 57127616 A JP57127616 A JP 57127616A JP 12761682 A JP12761682 A JP 12761682A JP S6361502 B2 JPS6361502 B2 JP S6361502B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- pinion gear
- rotating shaft
- helical spline
- clutch inner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
- F02N15/022—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch
- F02N15/023—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch of the overrunning type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車や自動二輪車の内燃機関の始
動装置に関するもので、特にピニオンギヤを分割
して衝撃緩衝部材を適切に組込むことによりギヤ
部等の破損が防止された耐久性の良い始動装置を
提案するものである。
動装置に関するもので、特にピニオンギヤを分割
して衝撃緩衝部材を適切に組込むことによりギヤ
部等の破損が防止された耐久性の良い始動装置を
提案するものである。
従来、自動二輪車等の内燃機関を始動させる為
の装置として、所謂ベンデイツクス式、或いは慣
性摺動式と称される始動装置は良く知られてい
る。第1図にその始動装置の代表的な1例を示し
た。第1図において、始動モータ(不図示)から
動力の伝達を受けるドリブンギヤ1が軸着される
回転軸2に、一方向クラツチ装置の駆動部である
クラツチアウタ3が、嵌合面に刻設されたヘリカ
ルスプライン4を介して軸方向に摺動可能に外挿
されている。そして、一方向クラツチ5を介して
これの被動部であるピニオンギヤ6が、前記回転
軸2に軸受7を介して回転自在かつ軸方向にも摺
動自在に外挿され、さらに、コイルスプリング8
が、その1端を前記ピニオンギヤ6の端面に円筒
状のスプリングカバー9の内側に曲折された先端
部を介して当接させ、外挿されている。スプリン
グカバー9は、大口径カバー9aと略肉厚分だけ
それより口径が小さい略椀形状の小口径カバー9
bが互いに軸方向に摺動可能に接合されて構成さ
れており、従つて軸方向長さが伸縮自在となる。
前記小口径カバー9bは、回転軸2に外挿され、
ストツパ10により軸方向に移動しないよう固定
されている。又、前記クラツチアウタ3の括れた
部分の外側には、円盤を放射状に略3分割した形
状のガバナウエイト11aがクラツチアウタ3に
固着された放射状に三つ叉に分岐するウエイトホ
ルダ11bにより均等に支持され円環状のスプリ
ング11cにより外側からその弾発力で締めつけ
られ一体的に固定されて構成される遠心力ガバナ
装置11が、外挿されている。そして、更にその
外側には、A部に段差を有する略椀形状を成すウ
エイトガイド12が、その内部に遠心力ガバナ装
置11及びクラツチアウタ3の1部を収容する態
様で回転軸2に外挿され、C型止メ輪又はプツシ
ユ13で固定されている。
の装置として、所謂ベンデイツクス式、或いは慣
性摺動式と称される始動装置は良く知られてい
る。第1図にその始動装置の代表的な1例を示し
た。第1図において、始動モータ(不図示)から
動力の伝達を受けるドリブンギヤ1が軸着される
回転軸2に、一方向クラツチ装置の駆動部である
クラツチアウタ3が、嵌合面に刻設されたヘリカ
ルスプライン4を介して軸方向に摺動可能に外挿
されている。そして、一方向クラツチ5を介して
これの被動部であるピニオンギヤ6が、前記回転
軸2に軸受7を介して回転自在かつ軸方向にも摺
動自在に外挿され、さらに、コイルスプリング8
が、その1端を前記ピニオンギヤ6の端面に円筒
状のスプリングカバー9の内側に曲折された先端
部を介して当接させ、外挿されている。スプリン
グカバー9は、大口径カバー9aと略肉厚分だけ
それより口径が小さい略椀形状の小口径カバー9
bが互いに軸方向に摺動可能に接合されて構成さ
れており、従つて軸方向長さが伸縮自在となる。
前記小口径カバー9bは、回転軸2に外挿され、
ストツパ10により軸方向に移動しないよう固定
されている。又、前記クラツチアウタ3の括れた
部分の外側には、円盤を放射状に略3分割した形
状のガバナウエイト11aがクラツチアウタ3に
固着された放射状に三つ叉に分岐するウエイトホ
ルダ11bにより均等に支持され円環状のスプリ
ング11cにより外側からその弾発力で締めつけ
られ一体的に固定されて構成される遠心力ガバナ
装置11が、外挿されている。そして、更にその
外側には、A部に段差を有する略椀形状を成すウ
エイトガイド12が、その内部に遠心力ガバナ装
置11及びクラツチアウタ3の1部を収容する態
様で回転軸2に外挿され、C型止メ輪又はプツシ
ユ13で固定されている。
叙上の如く構成された始動装置において、始動
モータ(不図示)をオンしてドリブンギヤ1とこ
れを軸着する回転軸2を急高速回転させると、ヘ
リカルスプライン4が機能して、クラツチアウタ
3、クラツチ5及びピニオンギヤ6から成る摺動
可能な一方向クラツチ装置は回転軸2上を慣性力
で矢印で示される方向のドリブンギヤ1側に一体
に摺動する。そして、ピニオンギヤ6が近傍に突
出するリングギヤ14と衝突し、上述の摺動作用
に対して逆方向の抵抗力を受けると、上記一体摺
動部分は回転軸2と同方向に回転を開始し、適切
な位置でピニオンギヤ6がリングギヤ14と噛合
する。即ち、ピニオンギヤ6は回転しながら摺動
してその歯部がリングギヤ14の歯部に喰い込
み、互いの歯部の噛合が完了する。ここで、回転
軸2は急高速回転を開始する為、前記一体摺動部
分には大きい慣性摺動力が作用し、ピニオンギヤ
6とリングギヤ14の双方の端面が衝突して噛合
する時には激しい衝撃を伴う。この為、頻繁に双
方のギヤの歯部が破損したり端面が欠けて所謂端
面ダレが発生して双方のギヤの消耗が甚しく、こ
れが始動装置の寿命を縮める大きな要因となつて
いた。
モータ(不図示)をオンしてドリブンギヤ1とこ
れを軸着する回転軸2を急高速回転させると、ヘ
リカルスプライン4が機能して、クラツチアウタ
3、クラツチ5及びピニオンギヤ6から成る摺動
可能な一方向クラツチ装置は回転軸2上を慣性力
で矢印で示される方向のドリブンギヤ1側に一体
に摺動する。そして、ピニオンギヤ6が近傍に突
出するリングギヤ14と衝突し、上述の摺動作用
に対して逆方向の抵抗力を受けると、上記一体摺
動部分は回転軸2と同方向に回転を開始し、適切
な位置でピニオンギヤ6がリングギヤ14と噛合
する。即ち、ピニオンギヤ6は回転しながら摺動
してその歯部がリングギヤ14の歯部に喰い込
み、互いの歯部の噛合が完了する。ここで、回転
軸2は急高速回転を開始する為、前記一体摺動部
分には大きい慣性摺動力が作用し、ピニオンギヤ
6とリングギヤ14の双方の端面が衝突して噛合
する時には激しい衝撃を伴う。この為、頻繁に双
方のギヤの歯部が破損したり端面が欠けて所謂端
面ダレが発生して双方のギヤの消耗が甚しく、こ
れが始動装置の寿命を縮める大きな要因となつて
いた。
又、ピニオンギヤ6がリングギヤ14と適切に
噛合し内燃機関を始動させ安定駆動に達するまで
の所謂クランキング初期やその圧縮工程時及び逆
回転現象のケツチン発生時等には、負荷が大きく
なる為に双方の歯面間で大きい衝撃力が発生し、
ここでもギヤの破損等の消耗が助長されていた。
噛合し内燃機関を始動させ安定駆動に達するまで
の所謂クランキング初期やその圧縮工程時及び逆
回転現象のケツチン発生時等には、負荷が大きく
なる為に双方の歯面間で大きい衝撃力が発生し、
ここでもギヤの破損等の消耗が助長されていた。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであつ
て、始動装置のピニオンギヤが内燃機関側のギヤ
に飛び込んで噛合する際の激しい衝撃を緩和する
ことにより、ギヤ等の伝達機構部品の寿命が延び
耐久性が大幅に向上された内燃機関の始動装置を
提供することを目的とする。本発明の特徴とする
ところは、始動モータで回転される回転軸にクラ
ツチアウタを第1のヘリカルスプラインで嵌合
し、このクラツチアウタに一方向クラツチを介し
て回転軸からの回転力のみを伝達するクラツチイ
ンナと連結し、このクラツチインナと一体的に回
転し、リングギヤと噛合うピニオンとを備える内
燃機関の始動装置において、前記クラツチインナ
が前記回転軸に外挿されるとともに前記ピニオン
ギヤがクラツチインナに対して軸方向に摺動可能
にクラツチインナに外挿され、噛合する前記リン
グギヤの端面と対向する前記ピニオンギヤの端面
とは反対の端面側に衝撃緩衝部材が隣接され、さ
らに、前記クラツチインナと前記ピニオンギヤと
は前記第1のヘリカルスプラインとは螺旋方向が
逆方向の第2のヘリカルスプラインで嵌合してい
る点である。
て、始動装置のピニオンギヤが内燃機関側のギヤ
に飛び込んで噛合する際の激しい衝撃を緩和する
ことにより、ギヤ等の伝達機構部品の寿命が延び
耐久性が大幅に向上された内燃機関の始動装置を
提供することを目的とする。本発明の特徴とする
ところは、始動モータで回転される回転軸にクラ
ツチアウタを第1のヘリカルスプラインで嵌合
し、このクラツチアウタに一方向クラツチを介し
て回転軸からの回転力のみを伝達するクラツチイ
ンナと連結し、このクラツチインナと一体的に回
転し、リングギヤと噛合うピニオンとを備える内
燃機関の始動装置において、前記クラツチインナ
が前記回転軸に外挿されるとともに前記ピニオン
ギヤがクラツチインナに対して軸方向に摺動可能
にクラツチインナに外挿され、噛合する前記リン
グギヤの端面と対向する前記ピニオンギヤの端面
とは反対の端面側に衝撃緩衝部材が隣接され、さ
らに、前記クラツチインナと前記ピニオンギヤと
は前記第1のヘリカルスプラインとは螺旋方向が
逆方向の第2のヘリカルスプラインで嵌合してい
る点である。
次に、本発明の具体的な実施例について、添付
の図面に基づき説明する。第2図は、本発明によ
る自動二輪車の始動装置を示す図中で上半分を切
断した断面図である。尚、第1図に示した前記従
来実施例と同一の部品は同一符号で表わした。第
2図において、始動モータ(不図示)の回転の伝
達を受けるドリブンギヤ1が回転軸2の1端側に
軸着されている。この回転軸2の他端側には、一
方向クラツチ装置の駆動部を構成するクラツチア
ウタ3aが嵌合面に形成された第1ヘリカルスプ
ライン4aを介して軸方向に摺動可能に外挿され
ている。このクラツチアウタ3aは外形が2段に
括れた略椀形状をなし、その小径部には、ガバナ
ウエイト11a、ウエイトホルダ11b及び環状
スプリング11cで構成される遠心力ガバナ装置
11が装着されている。遠心力ガバナ装置11
は、円盤を放射状に略3分割した形状の3個のガ
バナウエイト11aが、クラツチアウタ3に外挿
固着された放射状に均等に三つ叉状に分岐するウ
エイトホルダ11bにより均等に支持され、一括
して外側か巻着された環状スプリング11cによ
りその弾発力で締付けられ一体的に固定されて構
成されており、従つて、クラツチアウタ3aと一
体的に回転すると共に、遠心力により3個のガバ
ナウエイト11aが夫々軸径方向に移動し、3個
のガバナウエイト11aで定義する外径を拡大す
る。そして、A部に段差が形成された略椀形状を
成すウエイトガイド12が、その内部に前記遠心
力ガバナ装置11及びクラツチアウタ3aの小径
部から大径部の1部を収容して被う態様で回転軸
2に外挿され、C型止メ輪又はプツシユ13で固
定されている。一方、クラツチアウタ3aの椀形
状をした大径部の内側には、スプリング(不図
示)ところ(不図示)を適数個づつ組合せて構成
され一方向回りの回転のみを伝達する一方向クラ
ツチ5が、椀側部内周面に沿つて装着されてい
る。
の図面に基づき説明する。第2図は、本発明によ
る自動二輪車の始動装置を示す図中で上半分を切
断した断面図である。尚、第1図に示した前記従
来実施例と同一の部品は同一符号で表わした。第
2図において、始動モータ(不図示)の回転の伝
達を受けるドリブンギヤ1が回転軸2の1端側に
軸着されている。この回転軸2の他端側には、一
方向クラツチ装置の駆動部を構成するクラツチア
ウタ3aが嵌合面に形成された第1ヘリカルスプ
ライン4aを介して軸方向に摺動可能に外挿され
ている。このクラツチアウタ3aは外形が2段に
括れた略椀形状をなし、その小径部には、ガバナ
ウエイト11a、ウエイトホルダ11b及び環状
スプリング11cで構成される遠心力ガバナ装置
11が装着されている。遠心力ガバナ装置11
は、円盤を放射状に略3分割した形状の3個のガ
バナウエイト11aが、クラツチアウタ3に外挿
固着された放射状に均等に三つ叉状に分岐するウ
エイトホルダ11bにより均等に支持され、一括
して外側か巻着された環状スプリング11cによ
りその弾発力で締付けられ一体的に固定されて構
成されており、従つて、クラツチアウタ3aと一
体的に回転すると共に、遠心力により3個のガバ
ナウエイト11aが夫々軸径方向に移動し、3個
のガバナウエイト11aで定義する外径を拡大す
る。そして、A部に段差が形成された略椀形状を
成すウエイトガイド12が、その内部に前記遠心
力ガバナ装置11及びクラツチアウタ3aの小径
部から大径部の1部を収容して被う態様で回転軸
2に外挿され、C型止メ輪又はプツシユ13で固
定されている。一方、クラツチアウタ3aの椀形
状をした大径部の内側には、スプリング(不図
示)ところ(不図示)を適数個づつ組合せて構成
され一方向回りの回転のみを伝達する一方向クラ
ツチ5が、椀側部内周面に沿つて装着されてい
る。
而して、上記一方向クラツチ5の被動部は、本
発明によつて略円筒状のクラツチインナ3bとこ
れに外挿されるピニオンギヤ6とに分割されてい
る。このクラツチインナ3bは、内外両周面に段
差が形成されており、その大外径部の1端側が上
記一方向クラツチ5と摺接すべくその内部に挿入
されると共に、回転軸2に軸受7を介して回転自
在かつ軸方向にも摺動自在に外挿されている。そ
して、略椀形状を成すクラツチカバー5aが、同
様に椀形状を成すクラツチアウタ3aの大径部の
口縁部を抱きかかえる如き態様でクラツチインナ
3bの段差部に外挿されている。このクラツチカ
バー5aは、その中心部の挿通孔が可及的に小さ
く穹設されており、従つて一方向クラツチ5をカ
バーするだけでなくクラツチアウタ3aとクラツ
チインナ3bを軸方向にずれないように拘束する
機能も果すが、挿通孔が小さい為組込むことが容
易でない。然るに、本発明においては、被動部が
ピニオンギヤ6とクラツチインナ3bに分割され
る為、上記の如く有用なクラツチカバー5aも容
易に組込むことができる。
発明によつて略円筒状のクラツチインナ3bとこ
れに外挿されるピニオンギヤ6とに分割されてい
る。このクラツチインナ3bは、内外両周面に段
差が形成されており、その大外径部の1端側が上
記一方向クラツチ5と摺接すべくその内部に挿入
されると共に、回転軸2に軸受7を介して回転自
在かつ軸方向にも摺動自在に外挿されている。そ
して、略椀形状を成すクラツチカバー5aが、同
様に椀形状を成すクラツチアウタ3aの大径部の
口縁部を抱きかかえる如き態様でクラツチインナ
3bの段差部に外挿されている。このクラツチカ
バー5aは、その中心部の挿通孔が可及的に小さ
く穹設されており、従つて一方向クラツチ5をカ
バーするだけでなくクラツチアウタ3aとクラツ
チインナ3bを軸方向にずれないように拘束する
機能も果すが、挿通孔が小さい為組込むことが容
易でない。然るに、本発明においては、被動部が
ピニオンギヤ6とクラツチインナ3bに分割され
る為、上記の如く有用なクラツチカバー5aも容
易に組込むことができる。
そして、クラツチインナ3bの一方向クラツチ
5と摺接する大外径部側とは反対側の小外径部に
は、ピニオンギヤ6が、前記第1ヘリカルスプラ
イン4aと形成されているネジの螺旋方向が反対
である、即ち逆ネジが形成された、第2ヘリカル
スプライン4bを介して、軸方向に慣性摺動可能
に外挿されている。このピニオンギヤ6の外周面
には、歯部6aが全周に突設されており、ピニオ
ンギヤ6が矢印の方向に慣性摺動させられた時に
近傍に突出するエンジン駆動用リングギヤ14と
適切に噛合可能な構成となつている。そして、ピ
ニオンギヤ6の図中右側先端にはサークリツプ6
bとストツパ6cがクラツチインナ3bに外挿さ
れており、ピニオンギヤが単独にリングギヤ14
側へ摺動するのを防止している。又、クラツチイ
ンナ3bには、第2ヘリカルスプライン4bの図
中左側に隣接して逃げ溝3cが刻設されており、
後述する如くピニオンギヤ6がリングギヤ14に
衝突して後退する場合の逃げ場となる。
5と摺接する大外径部側とは反対側の小外径部に
は、ピニオンギヤ6が、前記第1ヘリカルスプラ
イン4aと形成されているネジの螺旋方向が反対
である、即ち逆ネジが形成された、第2ヘリカル
スプライン4bを介して、軸方向に慣性摺動可能
に外挿されている。このピニオンギヤ6の外周面
には、歯部6aが全周に突設されており、ピニオ
ンギヤ6が矢印の方向に慣性摺動させられた時に
近傍に突出するエンジン駆動用リングギヤ14と
適切に噛合可能な構成となつている。そして、ピ
ニオンギヤ6の図中右側先端にはサークリツプ6
bとストツパ6cがクラツチインナ3bに外挿さ
れており、ピニオンギヤが単独にリングギヤ14
側へ摺動するのを防止している。又、クラツチイ
ンナ3bには、第2ヘリカルスプライン4bの図
中左側に隣接して逃げ溝3cが刻設されており、
後述する如くピニオンギヤ6がリングギヤ14に
衝突して後退する場合の逃げ場となる。
而して、ピニオンギヤ6と一方向クラツチ5を
カバーするクラツチカバー5aとの間には、二枚
の単一の皿バネを互いに外縁を合わせ従つて中央
部が膨らむ態様に重ねて構成されている皿バネ1
5が、クラツチインナ3bに外挿されている。こ
の2枚の皿バネ15に夫々穿設されている挿通孔
の周縁部の一方は、クラツチインナ3bの外周面
に形成された段差に係止されているが、他方は直
接ピニオンギヤ6の端面に当接している。従つ
て、皿バネ15の弾発力は、段差に係止された方
の周縁部が支点となり、ピニオンギヤ6をリング
ギヤ14側へ付勢すべく作用する。
カバーするクラツチカバー5aとの間には、二枚
の単一の皿バネを互いに外縁を合わせ従つて中央
部が膨らむ態様に重ねて構成されている皿バネ1
5が、クラツチインナ3bに外挿されている。こ
の2枚の皿バネ15に夫々穿設されている挿通孔
の周縁部の一方は、クラツチインナ3bの外周面
に形成された段差に係止されているが、他方は直
接ピニオンギヤ6の端面に当接している。従つ
て、皿バネ15の弾発力は、段差に係止された方
の周縁部が支点となり、ピニオンギヤ6をリング
ギヤ14側へ付勢すべく作用する。
クラツチインナ3bの回転軸2と軸受け7を介
して対向する内周面も2段に形成されており、一
方向クラツチ5と接する側とは反対側の端部の内
径が他より大きく確保され、空間Bが形成されて
いる。この空間Bには、回転軸2に外挿されてい
るコイルスプリング8の1端側が収容され、その
端面を段差面Cに当接されている。このコイルス
プリング9の他端側は、回転軸2に外挿されてい
る細長い椀形状をしたスプリングカバー9の椀内
部に収容され、その端面をスプリングカバー9の
椀底部に当接させている。スプリングカバー9
は、ストツパ10により軸方向に移動しないよう
に固定されている。従つて、クラツチインナ3b
は、コイルスプリング8の弾発力により、常にク
ラツチアウタ3a側に付勢されている。
して対向する内周面も2段に形成されており、一
方向クラツチ5と接する側とは反対側の端部の内
径が他より大きく確保され、空間Bが形成されて
いる。この空間Bには、回転軸2に外挿されてい
るコイルスプリング8の1端側が収容され、その
端面を段差面Cに当接されている。このコイルス
プリング9の他端側は、回転軸2に外挿されてい
る細長い椀形状をしたスプリングカバー9の椀内
部に収容され、その端面をスプリングカバー9の
椀底部に当接させている。スプリングカバー9
は、ストツパ10により軸方向に移動しないよう
に固定されている。従つて、クラツチインナ3b
は、コイルスプリング8の弾発力により、常にク
ラツチアウタ3a側に付勢されている。
ここで、前述した第1及び第2ヘリカルスプラ
イン4a,4bの螺旋方向について、第3a、第
3b図及び第4a、第4b図に基づき詳細に説明
する。第3a図は回転軸2の外周面とクラツチア
ウタ3aの内周面に刻設された第1ヘリカルスプ
ライン4aを示す分解斜視図であり、第3b図は
前記両者がヘリカルスプライン嵌合した状態を示
す模式的断面図で、実線が回転軸2に刻設された
雄側のヘリカルスプラインを表わし2点鎖線がク
ラツチアウタ3aに刻設された雌側のヘリカルス
プラインを表わしている。又、第4a図、第4b
図も、同様にクラツチインナ3bとピニオンギヤ
6の嵌合面に刻設された第2ヘリカルスプライン
4bを示す分解斜視図と模式的断面図である。第
3a図と第4a図及び第3b図と第4b図を対比
すると、夫々のヘリカルスプラインの螺旋方向、
即ち平面的には模式的断面図における傾斜方向、
が互いに逆方向になつていることが分る。かくの
如く構成された第1ヘリカルスプライン4aにお
いて、回転軸2が矢印Dで示される如く回転すれ
ば、その回転力Fはヘリカルスプラインの傾斜方
向分力F1と軸方向分力F2に分解され、クラツチ
アウタ3aはその軸方向分力F2により軸方向の
矢印Eの方向に慣性摺動せしめられる。一方、第
2ヘリカルスプライン4bにおいては、クラツチ
インナ3bがクラツチアウタ3aと同回転方向D
に回転すると、螺旋方向が前記第1ヘリカルスプ
ラインと逆である為、その回転力F′は第2ヘリカ
ルスプライン4bの傾斜方向分力F1′と軸方向に
分解され、ピニオンギヤ6はその軸方向分力
F2′により前記矢印Eとは逆方向の矢印E′の方向
に慣性摺動せしめられる。従つて、ピニオンギヤ
6は、後述する如く、噛合い時の激しい衝撃を後
退しつつ吸収して相手側のリングギヤに噛合で
き、従来技術の場合に比して噛合時の衝撃力が顕
著に緩和される。尚、この夫々のヘリカルスプラ
インの螺旋方向については、その捩れ方向が互い
に逆になつておれば良く、その螺旋角度、即ち平
面的には夫々の断面図における傾斜角度θ、を一
致させる必要はない。即ち、夫々のヘリカルスプ
ラインの傾斜が、夫々の断面図において互いに右
上りに対しては左上りと逆になつておれば良い。
イン4a,4bの螺旋方向について、第3a、第
3b図及び第4a、第4b図に基づき詳細に説明
する。第3a図は回転軸2の外周面とクラツチア
ウタ3aの内周面に刻設された第1ヘリカルスプ
ライン4aを示す分解斜視図であり、第3b図は
前記両者がヘリカルスプライン嵌合した状態を示
す模式的断面図で、実線が回転軸2に刻設された
雄側のヘリカルスプラインを表わし2点鎖線がク
ラツチアウタ3aに刻設された雌側のヘリカルス
プラインを表わしている。又、第4a図、第4b
図も、同様にクラツチインナ3bとピニオンギヤ
6の嵌合面に刻設された第2ヘリカルスプライン
4bを示す分解斜視図と模式的断面図である。第
3a図と第4a図及び第3b図と第4b図を対比
すると、夫々のヘリカルスプラインの螺旋方向、
即ち平面的には模式的断面図における傾斜方向、
が互いに逆方向になつていることが分る。かくの
如く構成された第1ヘリカルスプライン4aにお
いて、回転軸2が矢印Dで示される如く回転すれ
ば、その回転力Fはヘリカルスプラインの傾斜方
向分力F1と軸方向分力F2に分解され、クラツチ
アウタ3aはその軸方向分力F2により軸方向の
矢印Eの方向に慣性摺動せしめられる。一方、第
2ヘリカルスプライン4bにおいては、クラツチ
インナ3bがクラツチアウタ3aと同回転方向D
に回転すると、螺旋方向が前記第1ヘリカルスプ
ラインと逆である為、その回転力F′は第2ヘリカ
ルスプライン4bの傾斜方向分力F1′と軸方向に
分解され、ピニオンギヤ6はその軸方向分力
F2′により前記矢印Eとは逆方向の矢印E′の方向
に慣性摺動せしめられる。従つて、ピニオンギヤ
6は、後述する如く、噛合い時の激しい衝撃を後
退しつつ吸収して相手側のリングギヤに噛合で
き、従来技術の場合に比して噛合時の衝撃力が顕
著に緩和される。尚、この夫々のヘリカルスプラ
インの螺旋方向については、その捩れ方向が互い
に逆になつておれば良く、その螺旋角度、即ち平
面的には夫々の断面図における傾斜角度θ、を一
致させる必要はない。即ち、夫々のヘリカルスプ
ラインの傾斜が、夫々の断面図において互いに右
上りに対しては左上りと逆になつておれば良い。
以上の如く構成された上記実施例の動作につい
て、以下に説明する。第2図において、まず始動
モータ(不図示)がオンされ回転を開始し、その
回転がドリブンギヤ1に伝達され、ドリブンギヤ
1が軸着されている回転軸2は高速度で回転を開
始する。回転軸2に第1ヘリカルスプライン4a
をして外挿されているクラツチアウタ3aは、回
転軸2が第3b図における矢印D方向に回転を開
始したので、前述した如く第1ヘリカルスプライ
ン4aが機能して矢印Eの方向の慣性摺動作用を
受ける。この為、クラツチアウタ3aに一体的に
組付けられている遠心力ガバナ装置11、一方向
クラツチ5、クラツチインナ3b及びクラツチイ
ンナ3bにヘリカルスプライン嵌合されているピ
ンオンギヤ6等の一体摺動部は、クラツチインナ
3bに当接するコイルスプリング8の弾発力に抗
して、前記慣性摺動作用により、第2図において
矢印で示される軸方向に一体的に移動する。そし
て、ピニオンギヤ6の歯部6aが近傍に突出する
リングギヤ14に衝突し逆方向の抵抗力を受ける
と、これと同時に、第1ヘリカルスプライン4a
の効果により、クラツチアウタ3aからクラツチ
インナ3bに至る一体摺動部分は回転軸2と同方
向に回転を開始する。クラツチインナ3bが回転
を開始すると、第2ヘリカルスプライン4bが機
能し、ピニオンギヤ6にはクラツチインナ3b側
が摺動する方向とは逆方向の新たな摺動力が作用
する。然るに、ピニオンギヤ6は皿バネ15の弾
発力によりリングギヤ14側へ付勢されている
為、逆方向に摺動しつつクラツチインナ3bと同
方向に回転し始める。ピニオンギヤ6が回り始
め、ピニオンギヤ6の歯部6aがリングギヤ14
の歯部に適切に噛合可能な位置になると、再びピ
ニオンギヤ6はクラツチインナ3b側の摺動部分
と一体に当初の正方向、即ちドリブンギヤ1側に
向う方向、に摺動する。そして、第5図に示され
る如くクラツチインナ3bの先端がストツパ10
に当たり上記正方向の摺動が停止し、ピニオンギ
ヤ6のリングギヤ14への噛合が完了する。以上
の如く、ピニオンギヤ6は、リングギヤ14に対
して衝突した瞬間に後退し、即ち衝撃吸収方向に
逃げつつ進行して、リングギヤ14と適切に噛合
する。従つて、ピニオンギヤ6の飛び出しから噛
合までの動作を一段階で完了する従来技術の場合
に比べて、ギヤ同士の衝突による衝撃力が大幅に
緩和される。
て、以下に説明する。第2図において、まず始動
モータ(不図示)がオンされ回転を開始し、その
回転がドリブンギヤ1に伝達され、ドリブンギヤ
1が軸着されている回転軸2は高速度で回転を開
始する。回転軸2に第1ヘリカルスプライン4a
をして外挿されているクラツチアウタ3aは、回
転軸2が第3b図における矢印D方向に回転を開
始したので、前述した如く第1ヘリカルスプライ
ン4aが機能して矢印Eの方向の慣性摺動作用を
受ける。この為、クラツチアウタ3aに一体的に
組付けられている遠心力ガバナ装置11、一方向
クラツチ5、クラツチインナ3b及びクラツチイ
ンナ3bにヘリカルスプライン嵌合されているピ
ンオンギヤ6等の一体摺動部は、クラツチインナ
3bに当接するコイルスプリング8の弾発力に抗
して、前記慣性摺動作用により、第2図において
矢印で示される軸方向に一体的に移動する。そし
て、ピニオンギヤ6の歯部6aが近傍に突出する
リングギヤ14に衝突し逆方向の抵抗力を受ける
と、これと同時に、第1ヘリカルスプライン4a
の効果により、クラツチアウタ3aからクラツチ
インナ3bに至る一体摺動部分は回転軸2と同方
向に回転を開始する。クラツチインナ3bが回転
を開始すると、第2ヘリカルスプライン4bが機
能し、ピニオンギヤ6にはクラツチインナ3b側
が摺動する方向とは逆方向の新たな摺動力が作用
する。然るに、ピニオンギヤ6は皿バネ15の弾
発力によりリングギヤ14側へ付勢されている
為、逆方向に摺動しつつクラツチインナ3bと同
方向に回転し始める。ピニオンギヤ6が回り始
め、ピニオンギヤ6の歯部6aがリングギヤ14
の歯部に適切に噛合可能な位置になると、再びピ
ニオンギヤ6はクラツチインナ3b側の摺動部分
と一体に当初の正方向、即ちドリブンギヤ1側に
向う方向、に摺動する。そして、第5図に示され
る如くクラツチインナ3bの先端がストツパ10
に当たり上記正方向の摺動が停止し、ピニオンギ
ヤ6のリングギヤ14への噛合が完了する。以上
の如く、ピニオンギヤ6は、リングギヤ14に対
して衝突した瞬間に後退し、即ち衝撃吸収方向に
逃げつつ進行して、リングギヤ14と適切に噛合
する。従つて、ピニオンギヤ6の飛び出しから噛
合までの動作を一段階で完了する従来技術の場合
に比べて、ギヤ同士の衝突による衝撃力が大幅に
緩和される。
ピニオンギヤ6はリングギヤ14と適切に噛合
した後、今度は回転軸2と同期して回転し、リン
グギヤ14を回転させてエンジンを駆動する。こ
のエンジンの駆動初期においては、ピニオンギヤ
6に加わる負荷が非常に大きく、又ピニオンギヤ
6自体も回転軸2に同期して高速度で回転させら
れる為、ピニオンギヤ6とリングギヤ14の歯面
間に大きい衝撃力が発生する。然るに、本実施例
においては、ピニオンギヤ6とクラツチインナ3
b間に介設された第2ヘリカルスプライン4bに
より、上記衝撃力を軸方向に変換して緩和する。
即ち、ピニオンギヤ6が逃げ溝3cの軸方向幅だ
け逆方向に摺動でき、その分だけ上記衝撃力が吸
収される。又、この駆動初期には前述した如くケ
ツチン現象等の異常動作が起り易いが、この場合
の衝撃も上述の如くして緩和される。
した後、今度は回転軸2と同期して回転し、リン
グギヤ14を回転させてエンジンを駆動する。こ
のエンジンの駆動初期においては、ピニオンギヤ
6に加わる負荷が非常に大きく、又ピニオンギヤ
6自体も回転軸2に同期して高速度で回転させら
れる為、ピニオンギヤ6とリングギヤ14の歯面
間に大きい衝撃力が発生する。然るに、本実施例
においては、ピニオンギヤ6とクラツチインナ3
b間に介設された第2ヘリカルスプライン4bに
より、上記衝撃力を軸方向に変換して緩和する。
即ち、ピニオンギヤ6が逃げ溝3cの軸方向幅だ
け逆方向に摺動でき、その分だけ上記衝撃力が吸
収される。又、この駆動初期には前述した如くケ
ツチン現象等の異常動作が起り易いが、この場合
の衝撃も上述の如くして緩和される。
又この時、クラツチアウタ3aの外周面に装着
されている遠心力ガバナ装置11は、クラツチア
ウタ3aと一体的に回転し、その3個のガバナウ
エイト11aは、夫々遠心力により外側に巻着さ
れたスプリング11cの弾性締付力に抗して浮き
上る如く放射状に移動し、ウエイトガイド12の
段差Aを越えた大口径部の内周面に当接した態様
となつている。従つて、ピニオンギヤ6が噛合し
てリングギヤ14を回転駆動させるまでに、エン
ジンの回転が低下し不用意にピニオンギヤ6がリ
ングギヤ14から離脱しかかつても、この拡大し
たガバナウエイト11aが段差Aに係合されその
離脱を防止する。
されている遠心力ガバナ装置11は、クラツチア
ウタ3aと一体的に回転し、その3個のガバナウ
エイト11aは、夫々遠心力により外側に巻着さ
れたスプリング11cの弾性締付力に抗して浮き
上る如く放射状に移動し、ウエイトガイド12の
段差Aを越えた大口径部の内周面に当接した態様
となつている。従つて、ピニオンギヤ6が噛合し
てリングギヤ14を回転駆動させるまでに、エン
ジンの回転が低下し不用意にピニオンギヤ6がリ
ングギヤ14から離脱しかかつても、この拡大し
たガバナウエイト11aが段差Aに係合されその
離脱を防止する。
やがて、エンジンが安定駆動に達し始動モータ
がオフされ回転軸2が停止すると、クラツチアウ
タ3aも一方向クラツチ5から切離され停止しか
かるが、一方向クラツチ5を介してクラツチイン
ナ3bの回転に引きずられて回転する為、第1ヘ
リカルスプライン4aの効果によりウエイトガイ
ド12側へ戻す逆方向の相当大きい慣性摺動力が
クラツチアウタ3aに作用し、さらにコイルスプ
リング8の弾発力も相乗して、クラツチアウタ3
aからピニオンギヤ6に至る一体摺動部分は強力
に逆方向に押圧される。又、クラツチアウタ3a
が略停止しかかると、この外周に装着されている
遠心力ガバナ装置11のガバナウエイト11aに
作用していた遠心力も略消失する為、夫々のガバ
ナウエイト11aはスプリング11cの弾性締付
力により元のクラツチアウタ3aの外周上に戻つ
て拡大した外径を縮め、そのストツパ機能を解除
する。従つて、始動モータがオフされ遠心力ガバ
ナ装置11のストツパ機能が解除されると同時
に、上述した強力な押圧力が瞬発的に作用し、前
記一体摺動部分は激しい衝撃を伴つて始動前の位
置に戻り、ピニオンギヤ6はリングギヤ14から
離脱する。
がオフされ回転軸2が停止すると、クラツチアウ
タ3aも一方向クラツチ5から切離され停止しか
かるが、一方向クラツチ5を介してクラツチイン
ナ3bの回転に引きずられて回転する為、第1ヘ
リカルスプライン4aの効果によりウエイトガイ
ド12側へ戻す逆方向の相当大きい慣性摺動力が
クラツチアウタ3aに作用し、さらにコイルスプ
リング8の弾発力も相乗して、クラツチアウタ3
aからピニオンギヤ6に至る一体摺動部分は強力
に逆方向に押圧される。又、クラツチアウタ3a
が略停止しかかると、この外周に装着されている
遠心力ガバナ装置11のガバナウエイト11aに
作用していた遠心力も略消失する為、夫々のガバ
ナウエイト11aはスプリング11cの弾性締付
力により元のクラツチアウタ3aの外周上に戻つ
て拡大した外径を縮め、そのストツパ機能を解除
する。従つて、始動モータがオフされ遠心力ガバ
ナ装置11のストツパ機能が解除されると同時
に、上述した強力な押圧力が瞬発的に作用し、前
記一体摺動部分は激しい衝撃を伴つて始動前の位
置に戻り、ピニオンギヤ6はリングギヤ14から
離脱する。
以上詳述した如く、本発明によれば、一方向ク
ラツチの被動部分を少なくとも2個に分割して適
切に衝撃緩衝部材を組込むことにより、ピニオン
ギヤがリングギヤに飛び込み噛合する時の衝撃を
顕著に緩和することができる。又、上記被動部分
の分割面に飛び込み用のヘリカルスプラインと螺
旋方向が異なる別のヘリカルスプラインを刻設す
ることにより、更に効果的に各種衝撃を緩和する
ことができる。従つて、ピニオンギヤの歯部等の
寿命を延ばし、始動装置の耐久性を大幅に向上す
ることができる。又、被動部を分割することによ
り、クラツチカバー等の付属部品の組込が容易と
なる上に、ピニオンギヤの仕様を多様化すること
が可能となり、始動装置の原価低減を促進する。
尚、本発明は、上記の特定の実施例に限定される
ものではなく、本発明の技術的範囲において種々
の変形が可能であることは勿論である。例えば、
皿バネの枚数は2枚だけでなく3枚以上を組合せ
ても良く、又、被動部を3個以上に分割する構成
とすることも可能である。
ラツチの被動部分を少なくとも2個に分割して適
切に衝撃緩衝部材を組込むことにより、ピニオン
ギヤがリングギヤに飛び込み噛合する時の衝撃を
顕著に緩和することができる。又、上記被動部分
の分割面に飛び込み用のヘリカルスプラインと螺
旋方向が異なる別のヘリカルスプラインを刻設す
ることにより、更に効果的に各種衝撃を緩和する
ことができる。従つて、ピニオンギヤの歯部等の
寿命を延ばし、始動装置の耐久性を大幅に向上す
ることができる。又、被動部を分割することによ
り、クラツチカバー等の付属部品の組込が容易と
なる上に、ピニオンギヤの仕様を多様化すること
が可能となり、始動装置の原価低減を促進する。
尚、本発明は、上記の特定の実施例に限定される
ものではなく、本発明の技術的範囲において種々
の変形が可能であることは勿論である。例えば、
皿バネの枚数は2枚だけでなく3枚以上を組合せ
ても良く、又、被動部を3個以上に分割する構成
とすることも可能である。
第1図は従来の自動二輪車の始動装置を示す上
半分を切断した断面図、第2図は本発明による始
動装置の1実施例である自動二輪車の始動装置の
始動前の状態を示す上半分を切断した断面図、第
3a図、第3b図は前記1実施例に設けられた第
1ヘリカルスプラインの分解斜視図とその模式的
断面図、第4a図、第4b図は前記1実施例に設
けられた第2ヘリカルスプラインの分解斜視図と
その模式的断面図、第5図は前記1実施例のピニ
オンギヤがリングギヤと噛合した状態を示す上半
分を切断した断面図である。 符号の説明、3,3a:クラツチアウタ、3
b:クラツチインナ、4,4a:第1ヘリカルス
プライン、4b:第2ヘリカルスプライン、6:
ピニオンギヤ、15:皿バネ。
半分を切断した断面図、第2図は本発明による始
動装置の1実施例である自動二輪車の始動装置の
始動前の状態を示す上半分を切断した断面図、第
3a図、第3b図は前記1実施例に設けられた第
1ヘリカルスプラインの分解斜視図とその模式的
断面図、第4a図、第4b図は前記1実施例に設
けられた第2ヘリカルスプラインの分解斜視図と
その模式的断面図、第5図は前記1実施例のピニ
オンギヤがリングギヤと噛合した状態を示す上半
分を切断した断面図である。 符号の説明、3,3a:クラツチアウタ、3
b:クラツチインナ、4,4a:第1ヘリカルス
プライン、4b:第2ヘリカルスプライン、6:
ピニオンギヤ、15:皿バネ。
Claims (1)
- 1 始動モータで回転される回転軸にクラツチア
ウタを第1のヘリカルスプラインで嵌合し、この
クラツチアウタに一方向クラツチを介して回転軸
からの回転力のみを伝達するクラツチインナと連
結し、このクラツチインナと一体的に回転し、リ
ングギヤと噛合うピニオンとを備える内燃機関の
始動装置において、前記クラツチインナが前記回
転軸に外挿されるとともに前記ピニオンギヤがク
ラツチインナに対して軸方向に摺動可能にクラツ
チインナに外挿され、噛合する前記リングギヤの
端面と対向する前記ピニオンギヤの端面とは反対
の端面側に衝撃緩衝部材が隣接され、さらに、前
記クラツチインナと前記ピニオンギヤとは前記第
1のヘリカルスプラインとは螺旋方向が逆方向の
第2のヘリカルスプラインで嵌合していることを
特徴とする始動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12761682A JPS5918265A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12761682A JPS5918265A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 始動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5918265A JPS5918265A (ja) | 1984-01-30 |
| JPS6361502B2 true JPS6361502B2 (ja) | 1988-11-29 |
Family
ID=14964489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12761682A Granted JPS5918265A (ja) | 1982-07-23 | 1982-07-23 | 始動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5918265A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6030363U (ja) * | 1983-08-08 | 1985-03-01 | 本田技研工業株式会社 | エンジンのセルスタ−タ装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55127876A (en) * | 1979-03-22 | 1980-10-03 | Fuji Electric Co Ltd | Arc extinguishing system for thyristor |
| JPS5844008Y2 (ja) * | 1979-08-03 | 1983-10-05 | トヨタ自動車株式会社 | 車輛用独立懸架装置の補強用ストラツトバ−のための取付構造 |
-
1982
- 1982-07-23 JP JP12761682A patent/JPS5918265A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5918265A (ja) | 1984-01-30 |
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