JPS6363672B2 - - Google Patents
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- JPS6363672B2 JPS6363672B2 JP56170659A JP17065981A JPS6363672B2 JP S6363672 B2 JPS6363672 B2 JP S6363672B2 JP 56170659 A JP56170659 A JP 56170659A JP 17065981 A JP17065981 A JP 17065981A JP S6363672 B2 JPS6363672 B2 JP S6363672B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- component
- feather
- long
- chain alkyl
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- Expired
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
本発明は、優れた防臭効果を有する羽毛処理剤
に関し、特に羽毛製品の経時的な異臭の発生を長
期にわたつて抑制しうる実用性の優れた新規羽毛
防臭処理剤に関するものである。 例えば、カモ、ガチヨウ、アヒル、ニワトリ、
白鳥などの原羽毛は、脱脂洗浄その他の処理を施
こして、ペツトフエザー、羽根箒、毛叩き、フア
ンシーフエザーあるいは寝具や着衣などに広く使
用されている。 しかし、近年、密閉性が高く、冷暖房設備の完
備した住居が増加するとともに、押入れ、天袋あ
るいはタンスなどに収納された羽毛製品、特に例
えば寝具、着衣等が保存中に異臭を発し、使用に
耐えられなくなるため、その防止方法の開発が強
く要望されるようになつた。 通常、原羽毛は上記のように洗浄して十分脱脂
処理し、水洗、脱水、乾燥されるが、羽毛の品質
を向上させるための処理方法ないし処理剤に関し
ていくつかの提案がなされた。例えば、特公昭51
−22087号公報には、α―オレフインスルホン酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩並びにオキシ
エチレン系のエーテル型非イオン界面活性剤より
成る洗浄剤及び帯電防止剤として第四級アンモニ
ウム型カチオン界面活性剤を用いて原羽毛を処理
することにより、汚垢除去と帯電防止性を付与さ
せうることが記載されている。また、特開昭55−
26226号公報には、α―オレフインスルホン酸塩
とオキシエチレン系アルキルフエノールエーテル
型非イオン界面活性剤との混合物から成る洗浄剤
とイミダゾリン型両性界面活性剤を用いて原羽毛
の洗浄と帯電防止付与処理する方法が提案されて
いる。また、これらの方法は、帯電防止の点で羽
毛製品の品質の向上が得られているが、羽毛製品
の重大な欠陥である経時的異臭発生を防止するこ
とは実質的にできないので、前記の乾燥工程に先
だつて長鎖アルキルジメチルベンジルアンモニウ
ム塩などを用いて防臭処理が行なわれている。し
かし、このような防臭処理では、長期にわたる満
足すべき異臭発生抑制効果を期待することはでき
ない。 本発明者らは、これまで知られたあるいは提案
された羽毛の防臭処理剤ないし処理方法について
追試し、その異臭抑制効果について調べたが、異
臭抑制効果が長期間持続され、実質的に満足しう
る異臭の発生を防止する方法又は処理剤は今のと
ころ見いだすことができなかつた。 本発明者らは、このような実状において、また
羽毛製品防臭処理が当面の解決すべき重要な課題
であることに着目し、実用上満足しうる羽毛防臭
処理剤について鋭意研究を重ねた結果、極めて優
れた処理剤を見いだした。 すなわち、本発明は、(A)第四級アンモニウム塩
型又はアルキルピリジニウム塩型カチオン界面活
性剤及び(B)有機カルボン酸を1:9〜9:1の重
量割合で含有して成る羽毛防臭処理剤を提供す
る。 本発明の処理剤に用いる第1の成分(A)は、第四
級アンモニウム塩型又はアルキルピリジニウム塩
型のカチオン界面活性剤である。 第四級アンモニウム塩型のカチオン界面活性剤
としては、例えば、一般式 (式中、R1はC6〜18の長鎖アルキル基、Xはハロ
ゲン原子である。) で表わされるアルキルトリメチルアンモニウム
塩、一般式 (式中、R2はC8〜22の長鎖アルキル基、Xはハロ
ゲン原子である。) で表わされるアルキルジメチルベンジルアンモニ
ウム塩、一般式 (式中、R3はC10〜18の長鎖アルキル基、Xはハロ
ゲン原子である。) で表わされるアルキルジメチルメタリルアンモニ
ウム塩、及び一般式 (式中、R4はC6〜12の長鎖アルキル基、n=1〜
3、Xはハロゲン原子である。) で表わされる化合物類を挙げることができる。 上記式()に包含される化合物としては、さ
らに具体的に、例えばn―オクチルトリメチルア
ンモニウムハライド(Cl、Br)、ラウリルトリメ
チルアンモニウムハライド、ミリスチルトリメチ
ルアンモニウムハライド、セチルトリメチルアン
モニウムハライドや天然のヤシ(C8〜18)、大豆
(C16〜18)、牛脂(C14〜18)混合アルキルトリメチ
ルアンモニウムハライドなどを例示することがで
き、式()に包含される化合物としては、例え
ばラウリルジメチルベンジルアンモニウムハライ
ド、ミリスチルジメチルベンジルアンモニウムハ
ライド、セチルジメチルベンジルアンモニウムハ
ライドやヤシ(C8〜18、大豆(C16〜18)、牛脂
(C14〜18)等の混合アルキルジメチルベンジルア
ンモニウムハライドなどを例示することができ
る。また式()の化合物としては、例えばセチ
ルジメチルメタリルアンモニウムハライド、ミリ
スチルジメチルメタリルアンモニウムハライドな
どが挙げられ、さらに式()の化合物として
は、例えばt―オクチルフエノキシエトキシエチ
ルジメチルベンジルアンモニウムハライドなどを
具体的に挙げることができる。 またアルキルピリジニウム塩型のカチオン界面
活性剤としては、例えば一般式 (式中、R5はC10〜18のアルキル基、R6はH又は
CH3を示しXはハロゲン原子である。) で表わされる化合物類であり、具体的には、例え
ば、ミリスチルピリジニウムハライド、セチルピ
リジニウムハライド、ラウリルピリジニウムハラ
イド、ラウリルピコリニウムハライドなどが挙げ
られる。これらは2種以上を併用することができ
る。 上記塩を形成するハロゲン原子は、塩素がもつ
とも一般的であり、塩化物が有利に使用される。 また、本発明の処理剤に用いる第2の成分(B)の
有機カルボン酸としては、例えばギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸などの飽和モノカルボン酸;シユウ
酸、コハク酸などの如き飽和ジカルボン酸;安息
香酸、フタル酸、サリチル酸の如き芳香族カルボ
ン酸類及びグリコール酸、乳酸、ヒドロアクリル
酸、リンゴ酸、酒石酸やクエン酸のような脂肪族
オキシカルボン酸などを挙げることができる。こ
れらの有機カルボン酸は単独で用いてもよいし、
また2種以上を組み合わせて用いてもよい。 これらのうち、脂肪族系のオキシカルボン酸及
び低級飽和モノカルボン酸類が成分(B)として好ま
しい。 本発明は、上記成分(A)の界面活性剤と成分(B)の
有機カルボン酸を組み合わせた処理剤であつて、
成分(A):成分(B)が1:9〜9:1の重量範囲割合
から成る新規防臭処理剤が羽毛製品の異臭の発生
を完全に防止し、かつ長期間にわたる抑制効果が
得られることの知見に基づくものである。成分(A)
のカチオン界面活性剤は強い殺菌力を有する殺菌
剤として、また防腐・防カビ剤、マスキング剤あ
るいは中和剤として使用され、よく知られた物質
類であるが、これを単独で羽毛処理しても長期防
臭効果は得られないし、また成分(B)との上記組合
わせ重量範囲を逸脱した場合にも満足しうる防臭
効果は得られない。 本発明は、成分(A)のカチオン界面活性剤と、従
来防臭性と本質的に無関係で、かつアニオン系に
属する有機カルボン酸を組み合わせた処理剤であ
つて、このような両成分の特定範囲量の組合わせ
により本発明の目的が効果的に達成されたことは
全く驚くべきことであつた。 また、本発明の処理剤において、木材の乾留な
どの際に副生採取され、市販されて容易に入手で
きる木酢を少量さらに加えるか、成分(B)の一部を
置きかえて使用することにより、いつそう優れた
防臭効果が得られることもわかつた。 本発明の処理剤は、成分(A)及び成分(B)に包含さ
れる物質は実質的に水溶性ないし自己分散性であ
るから、水を媒体とする液を調製して羽毛の処理
に適用することが有利であり望ましい。さらに、
これら有効成分は水溶液状態であることがより好
ましいので、水分散性の物質を有効成分として用
いるときあるいは湿潤性を向上させるために、例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテルその他
の知られた界面活性剤、好ましくは非イオン性界
面活性剤やエチレングリコール、プロピレングリ
コールなどの可溶化剤を添加したり、例えばメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、アセト
ンなどの水和性有機溶剤を加えることができる。 本発明の処理剤を構成する成分(A)及び成分(B)
は、好ましくは、それぞれの所定量を水に加え
て、両成分を含有する防臭処理剤液を調製し、前
処理した原羽毛をこの液に浸せきするか、液をス
プレーにより原羽毛と接触させ、本発明の組合わ
せ成分を所定の重量割合で羽毛表面に付着、保持
させるが、各成分を別個の水溶液に調製して別々
に接触処理し、成分(A)と成分(B)を本発明の重量割
合の範囲で羽毛表面に付着、保持させることもで
きる。従つて、本発明の羽毛防臭処理剤は、処理
後において両成分が組合わせ含有保持されている
場合を包含する。 また、本発明の処理剤は、通常5〜90重量%、
好ましくは15〜60重量%の濃度の水溶液に調製さ
れる。羽毛処理は1回の操作で完了することが望
ましいが、有効成分濃度が低すぎると組合せ有効
成分の付着量が不足し、複数回の処理を施さねば
ならないので不都合であり、濃度が高すぎると必
要以上の量が付着し、不経済となる。 本発明の組合わせ処理剤は、両成分の合計量が
処理される羽毛重量に対し、0.01〜5重量%、好
ましくは0.1〜3重量%の範囲量付着させること
がよい。 本発明の防臭処理剤により処理された羽毛は、
極めて長期間にわたつて異臭を発生することがな
く、実用的に優れた製品として提供される。この
ような優れた羽毛防臭処理剤は全く新規であり、
多くの実験の結果見いだされたもので、その実用
的価値は極めて高いものである。 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例1〜11及び比較例1〜11 北京産白アヒルの原羽毛5gをPOE(=9)
アルキル(C12〜15エーテル0.1gを溶解させた水溶
液250mlに浸せきし、よく洗浄したのち、すすい
で遠心脱水した。この羽毛を105℃の温度で1時
間乾燥した。 処理剤は、成分(A)としてアルキル(C16)ピリ
ジニウムクロライド、硬化牛脂を原料として製造
されたアルキルトリメチルアンモニウムクロリド
又は塩化ベンザルコニウムを用い、また成分(B)と
してリンゴ酸、酒石酸又は安息香酸を用いて、下
表中に示す重量割合の混合成分の50重量%水溶液
を調製して適用した。 羽毛への適用処理は、上記洗浄処理において、
洗浄後の羽毛を処理剤水溶液に浸せきする方法又
は乾燥時に処理剤水溶液をスプレーすることによ
り行つた。上記いずれの処理においても、処理剤
は原羽毛重量の約0.3重量%が羽毛に付着保持さ
れた。 なお、リンゴ酸の一部に木酢を用いた処理剤及
び比較のために成分(A)又は成分(B)をそれぞれ単独
で処理した場合及び成分(B)としてリン酸を成分(A)
と組み合わせた処理剤並びに本発明の組合せ重量
範囲外の組合せ処理剤についても試験し、それら
の結果を表中にまとめて示した。比較参考のため
に、無処理のものについても併記した。 防臭効果を調べる試験は、温度35℃及び相対湿
度(RH)85%の恒温恒湿室に羽毛を保存して異
臭の発生を経時的に調査した。 なお、表中の評価(A〜E)の基準は次の通り
で、製品として実質的に問題となる臭気はC以下
で、A及びBは影響のないものである。 A:異臭なし B:ほとんど異臭なし C:わずかに異臭あり D:異臭あり E:強い異臭あり
に関し、特に羽毛製品の経時的な異臭の発生を長
期にわたつて抑制しうる実用性の優れた新規羽毛
防臭処理剤に関するものである。 例えば、カモ、ガチヨウ、アヒル、ニワトリ、
白鳥などの原羽毛は、脱脂洗浄その他の処理を施
こして、ペツトフエザー、羽根箒、毛叩き、フア
ンシーフエザーあるいは寝具や着衣などに広く使
用されている。 しかし、近年、密閉性が高く、冷暖房設備の完
備した住居が増加するとともに、押入れ、天袋あ
るいはタンスなどに収納された羽毛製品、特に例
えば寝具、着衣等が保存中に異臭を発し、使用に
耐えられなくなるため、その防止方法の開発が強
く要望されるようになつた。 通常、原羽毛は上記のように洗浄して十分脱脂
処理し、水洗、脱水、乾燥されるが、羽毛の品質
を向上させるための処理方法ないし処理剤に関し
ていくつかの提案がなされた。例えば、特公昭51
−22087号公報には、α―オレフインスルホン酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩並びにオキシ
エチレン系のエーテル型非イオン界面活性剤より
成る洗浄剤及び帯電防止剤として第四級アンモニ
ウム型カチオン界面活性剤を用いて原羽毛を処理
することにより、汚垢除去と帯電防止性を付与さ
せうることが記載されている。また、特開昭55−
26226号公報には、α―オレフインスルホン酸塩
とオキシエチレン系アルキルフエノールエーテル
型非イオン界面活性剤との混合物から成る洗浄剤
とイミダゾリン型両性界面活性剤を用いて原羽毛
の洗浄と帯電防止付与処理する方法が提案されて
いる。また、これらの方法は、帯電防止の点で羽
毛製品の品質の向上が得られているが、羽毛製品
の重大な欠陥である経時的異臭発生を防止するこ
とは実質的にできないので、前記の乾燥工程に先
だつて長鎖アルキルジメチルベンジルアンモニウ
ム塩などを用いて防臭処理が行なわれている。し
かし、このような防臭処理では、長期にわたる満
足すべき異臭発生抑制効果を期待することはでき
ない。 本発明者らは、これまで知られたあるいは提案
された羽毛の防臭処理剤ないし処理方法について
追試し、その異臭抑制効果について調べたが、異
臭抑制効果が長期間持続され、実質的に満足しう
る異臭の発生を防止する方法又は処理剤は今のと
ころ見いだすことができなかつた。 本発明者らは、このような実状において、また
羽毛製品防臭処理が当面の解決すべき重要な課題
であることに着目し、実用上満足しうる羽毛防臭
処理剤について鋭意研究を重ねた結果、極めて優
れた処理剤を見いだした。 すなわち、本発明は、(A)第四級アンモニウム塩
型又はアルキルピリジニウム塩型カチオン界面活
性剤及び(B)有機カルボン酸を1:9〜9:1の重
量割合で含有して成る羽毛防臭処理剤を提供す
る。 本発明の処理剤に用いる第1の成分(A)は、第四
級アンモニウム塩型又はアルキルピリジニウム塩
型のカチオン界面活性剤である。 第四級アンモニウム塩型のカチオン界面活性剤
としては、例えば、一般式 (式中、R1はC6〜18の長鎖アルキル基、Xはハロ
ゲン原子である。) で表わされるアルキルトリメチルアンモニウム
塩、一般式 (式中、R2はC8〜22の長鎖アルキル基、Xはハロ
ゲン原子である。) で表わされるアルキルジメチルベンジルアンモニ
ウム塩、一般式 (式中、R3はC10〜18の長鎖アルキル基、Xはハロ
ゲン原子である。) で表わされるアルキルジメチルメタリルアンモニ
ウム塩、及び一般式 (式中、R4はC6〜12の長鎖アルキル基、n=1〜
3、Xはハロゲン原子である。) で表わされる化合物類を挙げることができる。 上記式()に包含される化合物としては、さ
らに具体的に、例えばn―オクチルトリメチルア
ンモニウムハライド(Cl、Br)、ラウリルトリメ
チルアンモニウムハライド、ミリスチルトリメチ
ルアンモニウムハライド、セチルトリメチルアン
モニウムハライドや天然のヤシ(C8〜18)、大豆
(C16〜18)、牛脂(C14〜18)混合アルキルトリメチ
ルアンモニウムハライドなどを例示することがで
き、式()に包含される化合物としては、例え
ばラウリルジメチルベンジルアンモニウムハライ
ド、ミリスチルジメチルベンジルアンモニウムハ
ライド、セチルジメチルベンジルアンモニウムハ
ライドやヤシ(C8〜18、大豆(C16〜18)、牛脂
(C14〜18)等の混合アルキルジメチルベンジルア
ンモニウムハライドなどを例示することができ
る。また式()の化合物としては、例えばセチ
ルジメチルメタリルアンモニウムハライド、ミリ
スチルジメチルメタリルアンモニウムハライドな
どが挙げられ、さらに式()の化合物として
は、例えばt―オクチルフエノキシエトキシエチ
ルジメチルベンジルアンモニウムハライドなどを
具体的に挙げることができる。 またアルキルピリジニウム塩型のカチオン界面
活性剤としては、例えば一般式 (式中、R5はC10〜18のアルキル基、R6はH又は
CH3を示しXはハロゲン原子である。) で表わされる化合物類であり、具体的には、例え
ば、ミリスチルピリジニウムハライド、セチルピ
リジニウムハライド、ラウリルピリジニウムハラ
イド、ラウリルピコリニウムハライドなどが挙げ
られる。これらは2種以上を併用することができ
る。 上記塩を形成するハロゲン原子は、塩素がもつ
とも一般的であり、塩化物が有利に使用される。 また、本発明の処理剤に用いる第2の成分(B)の
有機カルボン酸としては、例えばギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸などの飽和モノカルボン酸;シユウ
酸、コハク酸などの如き飽和ジカルボン酸;安息
香酸、フタル酸、サリチル酸の如き芳香族カルボ
ン酸類及びグリコール酸、乳酸、ヒドロアクリル
酸、リンゴ酸、酒石酸やクエン酸のような脂肪族
オキシカルボン酸などを挙げることができる。こ
れらの有機カルボン酸は単独で用いてもよいし、
また2種以上を組み合わせて用いてもよい。 これらのうち、脂肪族系のオキシカルボン酸及
び低級飽和モノカルボン酸類が成分(B)として好ま
しい。 本発明は、上記成分(A)の界面活性剤と成分(B)の
有機カルボン酸を組み合わせた処理剤であつて、
成分(A):成分(B)が1:9〜9:1の重量範囲割合
から成る新規防臭処理剤が羽毛製品の異臭の発生
を完全に防止し、かつ長期間にわたる抑制効果が
得られることの知見に基づくものである。成分(A)
のカチオン界面活性剤は強い殺菌力を有する殺菌
剤として、また防腐・防カビ剤、マスキング剤あ
るいは中和剤として使用され、よく知られた物質
類であるが、これを単独で羽毛処理しても長期防
臭効果は得られないし、また成分(B)との上記組合
わせ重量範囲を逸脱した場合にも満足しうる防臭
効果は得られない。 本発明は、成分(A)のカチオン界面活性剤と、従
来防臭性と本質的に無関係で、かつアニオン系に
属する有機カルボン酸を組み合わせた処理剤であ
つて、このような両成分の特定範囲量の組合わせ
により本発明の目的が効果的に達成されたことは
全く驚くべきことであつた。 また、本発明の処理剤において、木材の乾留な
どの際に副生採取され、市販されて容易に入手で
きる木酢を少量さらに加えるか、成分(B)の一部を
置きかえて使用することにより、いつそう優れた
防臭効果が得られることもわかつた。 本発明の処理剤は、成分(A)及び成分(B)に包含さ
れる物質は実質的に水溶性ないし自己分散性であ
るから、水を媒体とする液を調製して羽毛の処理
に適用することが有利であり望ましい。さらに、
これら有効成分は水溶液状態であることがより好
ましいので、水分散性の物質を有効成分として用
いるときあるいは湿潤性を向上させるために、例
えばポリオキシエチレンアルキルエーテルその他
の知られた界面活性剤、好ましくは非イオン性界
面活性剤やエチレングリコール、プロピレングリ
コールなどの可溶化剤を添加したり、例えばメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、アセト
ンなどの水和性有機溶剤を加えることができる。 本発明の処理剤を構成する成分(A)及び成分(B)
は、好ましくは、それぞれの所定量を水に加え
て、両成分を含有する防臭処理剤液を調製し、前
処理した原羽毛をこの液に浸せきするか、液をス
プレーにより原羽毛と接触させ、本発明の組合わ
せ成分を所定の重量割合で羽毛表面に付着、保持
させるが、各成分を別個の水溶液に調製して別々
に接触処理し、成分(A)と成分(B)を本発明の重量割
合の範囲で羽毛表面に付着、保持させることもで
きる。従つて、本発明の羽毛防臭処理剤は、処理
後において両成分が組合わせ含有保持されている
場合を包含する。 また、本発明の処理剤は、通常5〜90重量%、
好ましくは15〜60重量%の濃度の水溶液に調製さ
れる。羽毛処理は1回の操作で完了することが望
ましいが、有効成分濃度が低すぎると組合せ有効
成分の付着量が不足し、複数回の処理を施さねば
ならないので不都合であり、濃度が高すぎると必
要以上の量が付着し、不経済となる。 本発明の組合わせ処理剤は、両成分の合計量が
処理される羽毛重量に対し、0.01〜5重量%、好
ましくは0.1〜3重量%の範囲量付着させること
がよい。 本発明の防臭処理剤により処理された羽毛は、
極めて長期間にわたつて異臭を発生することがな
く、実用的に優れた製品として提供される。この
ような優れた羽毛防臭処理剤は全く新規であり、
多くの実験の結果見いだされたもので、その実用
的価値は極めて高いものである。 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例1〜11及び比較例1〜11 北京産白アヒルの原羽毛5gをPOE(=9)
アルキル(C12〜15エーテル0.1gを溶解させた水溶
液250mlに浸せきし、よく洗浄したのち、すすい
で遠心脱水した。この羽毛を105℃の温度で1時
間乾燥した。 処理剤は、成分(A)としてアルキル(C16)ピリ
ジニウムクロライド、硬化牛脂を原料として製造
されたアルキルトリメチルアンモニウムクロリド
又は塩化ベンザルコニウムを用い、また成分(B)と
してリンゴ酸、酒石酸又は安息香酸を用いて、下
表中に示す重量割合の混合成分の50重量%水溶液
を調製して適用した。 羽毛への適用処理は、上記洗浄処理において、
洗浄後の羽毛を処理剤水溶液に浸せきする方法又
は乾燥時に処理剤水溶液をスプレーすることによ
り行つた。上記いずれの処理においても、処理剤
は原羽毛重量の約0.3重量%が羽毛に付着保持さ
れた。 なお、リンゴ酸の一部に木酢を用いた処理剤及
び比較のために成分(A)又は成分(B)をそれぞれ単独
で処理した場合及び成分(B)としてリン酸を成分(A)
と組み合わせた処理剤並びに本発明の組合せ重量
範囲外の組合せ処理剤についても試験し、それら
の結果を表中にまとめて示した。比較参考のため
に、無処理のものについても併記した。 防臭効果を調べる試験は、温度35℃及び相対湿
度(RH)85%の恒温恒湿室に羽毛を保存して異
臭の発生を経時的に調査した。 なお、表中の評価(A〜E)の基準は次の通り
で、製品として実質的に問題となる臭気はC以下
で、A及びBは影響のないものである。 A:異臭なし B:ほとんど異臭なし C:わずかに異臭あり D:異臭あり E:強い異臭あり
【表】
上表より、本発明の処理剤が極めて優れた効果
を有することが明白に理解されよう。
を有することが明白に理解されよう。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A)第四級アンモニウム塩型又はアルキルピリ
ジニウム塩型カチオン界面活性剤及び(B)有機カル
ボン酸を1:9〜9:1の重量割合で含有して成
る羽毛防臭処理剤。 2 成分(A)が、下記一般式()ないし()て
表わされる化合物の中から選ばれたものである特
許請求の範囲第1項記載の処理剤。 (式中のR1はC6〜18の長鎖アルキル基、R2はC8〜22
の長鎖アルキル基、R3及びR5はC10〜18の長鎖アル
キル基、R4はC6〜12の長鎖アルキル基、R6はH又
はCH3を示し、Xはハロゲン原子、またnは1〜
3である) 3 成分(B)がギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコ
ール酸、リンゴ酸、クエン酸、シユウ酸、コハク
酸、酒石酸及び安息香酸の中から選ばれたもので
ある特許請求の範囲第1項記載の処理剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56170659A JPS5876579A (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 羽毛防臭処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56170659A JPS5876579A (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 羽毛防臭処理剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5876579A JPS5876579A (ja) | 1983-05-09 |
| JPS6363672B2 true JPS6363672B2 (ja) | 1988-12-08 |
Family
ID=15908978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56170659A Granted JPS5876579A (ja) | 1981-10-27 | 1981-10-27 | 羽毛防臭処理剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5876579A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4769159A (en) * | 1986-02-18 | 1988-09-06 | Ecolab Inc. | Institutional softener containing cationic surfactant and organic acid |
| JPH03152278A (ja) * | 1989-11-10 | 1991-06-28 | France Bed Co Ltd | 羽毛の処理方法 |
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-
1981
- 1981-10-27 JP JP56170659A patent/JPS5876579A/ja active Granted
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