JPS636592B2 - - Google Patents
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- JPS636592B2 JPS636592B2 JP57137811A JP13781182A JPS636592B2 JP S636592 B2 JPS636592 B2 JP S636592B2 JP 57137811 A JP57137811 A JP 57137811A JP 13781182 A JP13781182 A JP 13781182A JP S636592 B2 JPS636592 B2 JP S636592B2
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- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- ferrite
- powder
- composition
- epoxy resin
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
本発明は構造用接着剤組成物、さらに詳しくは
エポキシ樹脂と加熱活性硬化剤からなる一液性加
熱硬化型エポキシ樹脂系接着剤において、酸化金
属−酸化鉄焼結複合体フエライトまたはα−
Fe2O3粒子粉末を配合した電着塗装できる新規な
構造用接着剤に関する。 接着剤のうち、とくに金属と金属の接合部分に
使用する構造用接着剤は、その材料が受ける特定
の外力に対し材料と同等またはそれ以上に耐える
接着力を有し、あたかもその接合部位と構造物と
が一体をなすほどの強力な接着性を示すものであ
る。このような構造用接着剤はリベツト止め、ボ
ルト止め、溶接などの従来の工法に代つてあるい
はそれらと併用して、近時航空機産業、自動車産
業、製缶、電気、電子工学分野にて多く採用され
ている。なかでも、自動車の車体組立、接合にお
いて、例えばサイドドア、ボンネツト、トランク
などプレス成形して得られるインナーパネル鋼板
とアウターパネル鋼板とを接合して構成する場合
にかかる構造用接着剤が汎用されている。すなわ
ち、インナーパネル鋼板の外縁部に対してアウタ
ーパネルの外縁部を車体内方に向けてヘミング成
形し、接着、水密気密シールする際に、該構造用
接着剤をインターパネル外縁部に線状に塗布した
うえ、両外縁部をスポツト溶接などで溶接するこ
とによりインナーパネルとアウターパネルを固着
する組立方法が行なわれている。従来、この種の
目的のために用いられる構造用接着剤としては、
鉛丹やジンクロメートなどの防錆顔料およびスポ
ツト溶接と電着塗装ができるように若干の通電性
を付与するアルミニウムなどの金属粉を配合した
一液性加熱硬化型エポキシ樹脂系の構造用接着剤
が提案されている。しかしながら、この場合には
後工程の電着塗装工程において、接着剤塗布面お
よび塗布周縁に対する電着塗料の塗着が悪く、し
かも、アルミニウムなど金属粉の電極反応により
水素ガスが発生するので、接着剤に多数のポンホ
ールが起る。その結果、塩水噴霧装置による発錆
試験をすれば、24時間以内に、接着剤塗布周縁界
面から発錆するなどの欠点がある。この点は、と
くに自動車の軽量化に伴なう薄肉鋼板の使用と相
まつて、さらに重要な問題となつており、電着塗
装も可能で防錆性に優れた改良された構造用接着
剤の開発がきわめて重大な課題となつている。か
かる観点から接着剤に防錆性付与する検討あるい
は電着塗装が可能なように通電性付与する検討な
ど多くの研究がなされているが、いまだ満足すべ
き金属構造用接着剤は実用化されていない。 かかる事情のもとに、本発明者は所望の構造用
接着剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果、特殊な
酸化金属と酸化鉄の焼結複合体であるフエライト
またはα−Fe2O3粒子粉末を一液性加熱硬化型エ
ポキシ樹脂系接着剤組成物成分とすることによつ
て、従来品のような通電性金属粉を添加しなくて
も前記のような電着塗装が接着剤塗布面および周
縁部にも行なうことができ、しかも驚くべきこと
に、塩水噴霧試験による1000時間以上も発錆がな
いことを見出し本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明はエポキシ樹脂、加熱活性硬
化剤および一般式:MeO・Fe2O3(MeはBa、Mg
またはZn)で示される2価金属酸化物−酸化鉄
の焼結複合体フエライトまたはα−Fe2O3粒子粉
末からなることを特徴とする構造用接着剤を提供
するものである。 本発明のエポキシ樹脂としては通常のグリシジ
ルエーテル型、グリシジルエステル型、グリシジ
ルアミン型、線状脂肪族エポキサイド型、脂環族
エポキサイド型などから選ばれるエポキシ樹脂が
挙げられ、とくにグリシジルエーテル型のエポキ
シ当量150〜300の範囲のものが好ましい。これら
のエポキシ樹脂は所望の物性に応じてその1種を
単独で用いるかあるいは2種以上を組合せて使用
する。 加熱活性硬化剤としては加熱により硬化作用を
発揮する通常の硬化剤でよく、一般に80〜200℃
の温度範囲で活性であれば充分である。そのよう
な硬化剤としては、例えば、ジシアンジアミド、
4・4′−ジアミノジフエニルスルホン、2−n−
ヘプタデシルイミダゾールのようなイミダゾール
誘導体、イソフタル酸ジヒドラジド、N・N−ジ
アルキル尿素誘導体、N・N−ジアルキルチオ尿
素誘導体などが挙げられる。これらは、所望の硬
化状態に応じて適宜組成物中に配合されるが通
常、エポキシ樹脂100部(重量部、以下同じ)に
対して1〜15部の範囲で好ましく用いられる。 本発明における式:MeO・Fe2O3で示される酸
化金属−酸化鉄からなる焼結複合体フエライト
は、通常、金属酸化物と酸化鉄との粉末を混合
し、1000〜1400℃で焼成後、ほぼ200μ以下の粒
子粉末に粉砕されたものである。また本発明にお
けるα−Fe2O3は水酸化鉄、硝酸鉄、シユウ酸鉄
などを加熱して脱水、焼成粉砕して製造される。
さらに詳しくは、該焼結複合体フエライトは
Fe2O3と金属酸化物もしくは炭酸塩(BaCO3、
ZnO、MgOなど)の1種以上の粉末をモル比4
〜6の割合でボールミルなどで充分に混合し、常
法により1000〜1400℃にて焼成後、ロール、クラ
ツシヤーなどを用いて粗粉砕し、ついでアトマイ
ザー、パイプレイシンミル、アトライターなどを
用いて中粉砕ないし微粉砕してから分級して所望
のものを得ることができる。なお、分級した平均
粒子径は50μ以下にするのがエポキシ樹脂組成物
の物性の低下がないため望ましい。このようにし
て得られるフエライトはペースト状組成物のタレ
止め効果も得られるため、従来、この種の目的の
ために用いられていたアスベスト粉やケイ酸およ
びケイ酸塩の添加の必要もない特徴を有する。該
複合焼結体フエライトまたはα−Fe2O3フエライ
トまたはα−Fe2O3の粒子粉末はエポキシ樹脂
100部に対して20〜150部添加することができる。
その配合量が20部以下であれば電着塗料の塗着性
が悪く、防錆効果にも乏しい。また150部以上に
なれば、組成物の流動特性が不足し作業性に難点
が生じ、しかも物性的にも脆弱となり構造用接着
剤に要求される剥離強度の向上の面から望ましく
ない。このフエライトまたはα−Fe2O3の組成物
全量に基づく添加量は20〜70重量%の範囲であ
り、最も望ましい添加量は、電着塗装性、接着性
能、作業性などから適宜決定される。なお、かか
るフエライトまたはα−Fe2O3は一液性加熱硬化
型エポキシ樹脂組成物ばかりでなく、常温硬化型
の二液性組成物にも適用でき、さらに、ウレタン
樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエス
テルなどの接着剤、シーリング材、塗料などにも
使用できる。 なお、本発明の組成物は電着塗料の塗着が容易
に行なわれ防錆性と機械的強度が優れているが、
さらに剥離強度を増大させ、可撓性を高めるため
に、内部可塑化法として多硫化ゴム、ウレタンゴ
ム、ニトリル−ブタジエンゴムなどを添加した
り、あるいは外部可塑化法として、可撓性エポキ
シ樹脂〔エピコート871(油化シエルエポキシ(株))、
DER732(ダウケミカル(株))など〕や通常の可塑
剤(ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート
など)を適宜添加してもよい。また加硫ゴムの微
粒子を分散させて応力吸収を行う海−島構造とす
るいわゆるマトリツクス構造する方法も採用され
得る。このように、エポキシ樹脂の優れた機械的
性質、電気的性質を損うことなく、可撓性付与
剤、可塑剤、溶剤、充填剤、(タルク、炭酸カル
シウム、ケイ酸、クレー、カーボンなど)、さら
に反応触媒、染顔料、アスベスト粉などが適宜添
加配合される。 なお、前述したとおり、本発明の組成物はとく
に防錆剤の添加を行なわなくてものちの電着塗装
が良好に達成されるため、発錆の問題はほとんど
生じないが、所望により、通常の防錆顔料、例え
ば鉛丹、亜酸化鉛、ジアミド鉛、塩基性硫酸銅、
鉛酸カルシウム、亜鉛華のような塩基性顔料、ジ
ンクロメート、ストロンチウムクロメート、バリ
ウムカリウムクロメート、塩基性クロム酸鉛のよ
うな可溶性顔料、亜鉛末のような金属粉顔料など
を適宜配合してもよい。さらに、導電性付与のた
めに、カーボンおよび銀粉、銅粉、アルミニウム
粉などの金属粉を適量併用すれば電着塗装がさら
に有利となるが金属粉は電着塗装時に電極反応に
より水素ガスが発生し、カーボン粉末では該組成
物の貯蔵安定性を損なうなど難点があるため多量
に添加することは避けるべきである。 本発明の構造用接着剤組成物の製法は上記の各
成分の全量を竪型ミキサー、Z型ニーダーまたは
デスパーにて均一に混練したのち、三本ロールに
通し、再びミキサーまたはニーダーに戻し、5〜
10mmHgの減圧下で約1時間撹拌しながら脱泡し
て一液性加熱硬化型エポキシ樹脂組成物を得る。 本発明の構造用接着剤は金属と金属、金属とプ
ラスチツク、木材またはコンクリートなどの無機
質材料との組合せを接着する場合にとくに有利に
用いられ、自動車の組立構造、家電製品、航空機
組立、架橋建設などの土木分野、建築建材など多
くの分野にわたり接着および水密気密シール兼、
防錆保護のために使用できる。とくに、本発明の
接着剤組成物は鉄板素地に適用し重ね合せ接着後
に、塗装のための下地処理として電着塗装し、電
着塗料の焼付硬化条件、たとえば130〜200℃の温
度で20〜60分間の範囲で電着塗料の硬化と同時に
硬化できるような場合に有利である。 以上のように、本発明の構造用接着剤は鉄板素
地に対する発錆性を抑制し、しかも、該組成物表
面に電着塗装ができるためさらに防錆性が優れる
ものである。 以下、実施例により本発明の組成物をさらに具
体的に説明する。 実施例 1〜3 第1表に示す各成分を同表に示す配合割合にて
ニーダーで混練し、三本ロールに2回通したの
ち、再びニーダーにて脱泡撹拌して接着剤組成物
を調製する。 比較例 1〜3 実施例1〜3と同様にして第1表の成分を用い
て接着剤組成物を調製する。 上記実施例1〜3および比較例1〜3の組成物
について下記のように電着塗料の塗着性および発
錆性を試験した。 電着塗料の塗着性: トルエン脱脂後乾燥した鋼板(70×100×0.8
mm)に実施例および比較例の接着剤を一定巾30mm
にて、厚さを2mmから除々に薄く傾斜を付けて塗
布したのち、関西ペイント社製カチオン型電着塗
料液に浸漬し、200ボルト、0.5アンペアで60秒間
加電した状態で電着塗装を行い、流水で水洗後、
180℃、30分間乾燥硬化を行なつた。その後、目
視により電着塗料の塗着状態を観察評価した。 発錆性: 上記電着塗料の塗着性を評価した後に、このテ
ストパネルを5%食塩水に設定した塩水噴霧試験
装置内に100時間放置後、発錆有無の評価を目視
判定した。 その結果を第1表に示す。
エポキシ樹脂と加熱活性硬化剤からなる一液性加
熱硬化型エポキシ樹脂系接着剤において、酸化金
属−酸化鉄焼結複合体フエライトまたはα−
Fe2O3粒子粉末を配合した電着塗装できる新規な
構造用接着剤に関する。 接着剤のうち、とくに金属と金属の接合部分に
使用する構造用接着剤は、その材料が受ける特定
の外力に対し材料と同等またはそれ以上に耐える
接着力を有し、あたかもその接合部位と構造物と
が一体をなすほどの強力な接着性を示すものであ
る。このような構造用接着剤はリベツト止め、ボ
ルト止め、溶接などの従来の工法に代つてあるい
はそれらと併用して、近時航空機産業、自動車産
業、製缶、電気、電子工学分野にて多く採用され
ている。なかでも、自動車の車体組立、接合にお
いて、例えばサイドドア、ボンネツト、トランク
などプレス成形して得られるインナーパネル鋼板
とアウターパネル鋼板とを接合して構成する場合
にかかる構造用接着剤が汎用されている。すなわ
ち、インナーパネル鋼板の外縁部に対してアウタ
ーパネルの外縁部を車体内方に向けてヘミング成
形し、接着、水密気密シールする際に、該構造用
接着剤をインターパネル外縁部に線状に塗布した
うえ、両外縁部をスポツト溶接などで溶接するこ
とによりインナーパネルとアウターパネルを固着
する組立方法が行なわれている。従来、この種の
目的のために用いられる構造用接着剤としては、
鉛丹やジンクロメートなどの防錆顔料およびスポ
ツト溶接と電着塗装ができるように若干の通電性
を付与するアルミニウムなどの金属粉を配合した
一液性加熱硬化型エポキシ樹脂系の構造用接着剤
が提案されている。しかしながら、この場合には
後工程の電着塗装工程において、接着剤塗布面お
よび塗布周縁に対する電着塗料の塗着が悪く、し
かも、アルミニウムなど金属粉の電極反応により
水素ガスが発生するので、接着剤に多数のポンホ
ールが起る。その結果、塩水噴霧装置による発錆
試験をすれば、24時間以内に、接着剤塗布周縁界
面から発錆するなどの欠点がある。この点は、と
くに自動車の軽量化に伴なう薄肉鋼板の使用と相
まつて、さらに重要な問題となつており、電着塗
装も可能で防錆性に優れた改良された構造用接着
剤の開発がきわめて重大な課題となつている。か
かる観点から接着剤に防錆性付与する検討あるい
は電着塗装が可能なように通電性付与する検討な
ど多くの研究がなされているが、いまだ満足すべ
き金属構造用接着剤は実用化されていない。 かかる事情のもとに、本発明者は所望の構造用
接着剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果、特殊な
酸化金属と酸化鉄の焼結複合体であるフエライト
またはα−Fe2O3粒子粉末を一液性加熱硬化型エ
ポキシ樹脂系接着剤組成物成分とすることによつ
て、従来品のような通電性金属粉を添加しなくて
も前記のような電着塗装が接着剤塗布面および周
縁部にも行なうことができ、しかも驚くべきこと
に、塩水噴霧試験による1000時間以上も発錆がな
いことを見出し本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明はエポキシ樹脂、加熱活性硬
化剤および一般式:MeO・Fe2O3(MeはBa、Mg
またはZn)で示される2価金属酸化物−酸化鉄
の焼結複合体フエライトまたはα−Fe2O3粒子粉
末からなることを特徴とする構造用接着剤を提供
するものである。 本発明のエポキシ樹脂としては通常のグリシジ
ルエーテル型、グリシジルエステル型、グリシジ
ルアミン型、線状脂肪族エポキサイド型、脂環族
エポキサイド型などから選ばれるエポキシ樹脂が
挙げられ、とくにグリシジルエーテル型のエポキ
シ当量150〜300の範囲のものが好ましい。これら
のエポキシ樹脂は所望の物性に応じてその1種を
単独で用いるかあるいは2種以上を組合せて使用
する。 加熱活性硬化剤としては加熱により硬化作用を
発揮する通常の硬化剤でよく、一般に80〜200℃
の温度範囲で活性であれば充分である。そのよう
な硬化剤としては、例えば、ジシアンジアミド、
4・4′−ジアミノジフエニルスルホン、2−n−
ヘプタデシルイミダゾールのようなイミダゾール
誘導体、イソフタル酸ジヒドラジド、N・N−ジ
アルキル尿素誘導体、N・N−ジアルキルチオ尿
素誘導体などが挙げられる。これらは、所望の硬
化状態に応じて適宜組成物中に配合されるが通
常、エポキシ樹脂100部(重量部、以下同じ)に
対して1〜15部の範囲で好ましく用いられる。 本発明における式:MeO・Fe2O3で示される酸
化金属−酸化鉄からなる焼結複合体フエライト
は、通常、金属酸化物と酸化鉄との粉末を混合
し、1000〜1400℃で焼成後、ほぼ200μ以下の粒
子粉末に粉砕されたものである。また本発明にお
けるα−Fe2O3は水酸化鉄、硝酸鉄、シユウ酸鉄
などを加熱して脱水、焼成粉砕して製造される。
さらに詳しくは、該焼結複合体フエライトは
Fe2O3と金属酸化物もしくは炭酸塩(BaCO3、
ZnO、MgOなど)の1種以上の粉末をモル比4
〜6の割合でボールミルなどで充分に混合し、常
法により1000〜1400℃にて焼成後、ロール、クラ
ツシヤーなどを用いて粗粉砕し、ついでアトマイ
ザー、パイプレイシンミル、アトライターなどを
用いて中粉砕ないし微粉砕してから分級して所望
のものを得ることができる。なお、分級した平均
粒子径は50μ以下にするのがエポキシ樹脂組成物
の物性の低下がないため望ましい。このようにし
て得られるフエライトはペースト状組成物のタレ
止め効果も得られるため、従来、この種の目的の
ために用いられていたアスベスト粉やケイ酸およ
びケイ酸塩の添加の必要もない特徴を有する。該
複合焼結体フエライトまたはα−Fe2O3フエライ
トまたはα−Fe2O3の粒子粉末はエポキシ樹脂
100部に対して20〜150部添加することができる。
その配合量が20部以下であれば電着塗料の塗着性
が悪く、防錆効果にも乏しい。また150部以上に
なれば、組成物の流動特性が不足し作業性に難点
が生じ、しかも物性的にも脆弱となり構造用接着
剤に要求される剥離強度の向上の面から望ましく
ない。このフエライトまたはα−Fe2O3の組成物
全量に基づく添加量は20〜70重量%の範囲であ
り、最も望ましい添加量は、電着塗装性、接着性
能、作業性などから適宜決定される。なお、かか
るフエライトまたはα−Fe2O3は一液性加熱硬化
型エポキシ樹脂組成物ばかりでなく、常温硬化型
の二液性組成物にも適用でき、さらに、ウレタン
樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエス
テルなどの接着剤、シーリング材、塗料などにも
使用できる。 なお、本発明の組成物は電着塗料の塗着が容易
に行なわれ防錆性と機械的強度が優れているが、
さらに剥離強度を増大させ、可撓性を高めるため
に、内部可塑化法として多硫化ゴム、ウレタンゴ
ム、ニトリル−ブタジエンゴムなどを添加した
り、あるいは外部可塑化法として、可撓性エポキ
シ樹脂〔エピコート871(油化シエルエポキシ(株))、
DER732(ダウケミカル(株))など〕や通常の可塑
剤(ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート
など)を適宜添加してもよい。また加硫ゴムの微
粒子を分散させて応力吸収を行う海−島構造とす
るいわゆるマトリツクス構造する方法も採用され
得る。このように、エポキシ樹脂の優れた機械的
性質、電気的性質を損うことなく、可撓性付与
剤、可塑剤、溶剤、充填剤、(タルク、炭酸カル
シウム、ケイ酸、クレー、カーボンなど)、さら
に反応触媒、染顔料、アスベスト粉などが適宜添
加配合される。 なお、前述したとおり、本発明の組成物はとく
に防錆剤の添加を行なわなくてものちの電着塗装
が良好に達成されるため、発錆の問題はほとんど
生じないが、所望により、通常の防錆顔料、例え
ば鉛丹、亜酸化鉛、ジアミド鉛、塩基性硫酸銅、
鉛酸カルシウム、亜鉛華のような塩基性顔料、ジ
ンクロメート、ストロンチウムクロメート、バリ
ウムカリウムクロメート、塩基性クロム酸鉛のよ
うな可溶性顔料、亜鉛末のような金属粉顔料など
を適宜配合してもよい。さらに、導電性付与のた
めに、カーボンおよび銀粉、銅粉、アルミニウム
粉などの金属粉を適量併用すれば電着塗装がさら
に有利となるが金属粉は電着塗装時に電極反応に
より水素ガスが発生し、カーボン粉末では該組成
物の貯蔵安定性を損なうなど難点があるため多量
に添加することは避けるべきである。 本発明の構造用接着剤組成物の製法は上記の各
成分の全量を竪型ミキサー、Z型ニーダーまたは
デスパーにて均一に混練したのち、三本ロールに
通し、再びミキサーまたはニーダーに戻し、5〜
10mmHgの減圧下で約1時間撹拌しながら脱泡し
て一液性加熱硬化型エポキシ樹脂組成物を得る。 本発明の構造用接着剤は金属と金属、金属とプ
ラスチツク、木材またはコンクリートなどの無機
質材料との組合せを接着する場合にとくに有利に
用いられ、自動車の組立構造、家電製品、航空機
組立、架橋建設などの土木分野、建築建材など多
くの分野にわたり接着および水密気密シール兼、
防錆保護のために使用できる。とくに、本発明の
接着剤組成物は鉄板素地に適用し重ね合せ接着後
に、塗装のための下地処理として電着塗装し、電
着塗料の焼付硬化条件、たとえば130〜200℃の温
度で20〜60分間の範囲で電着塗料の硬化と同時に
硬化できるような場合に有利である。 以上のように、本発明の構造用接着剤は鉄板素
地に対する発錆性を抑制し、しかも、該組成物表
面に電着塗装ができるためさらに防錆性が優れる
ものである。 以下、実施例により本発明の組成物をさらに具
体的に説明する。 実施例 1〜3 第1表に示す各成分を同表に示す配合割合にて
ニーダーで混練し、三本ロールに2回通したの
ち、再びニーダーにて脱泡撹拌して接着剤組成物
を調製する。 比較例 1〜3 実施例1〜3と同様にして第1表の成分を用い
て接着剤組成物を調製する。 上記実施例1〜3および比較例1〜3の組成物
について下記のように電着塗料の塗着性および発
錆性を試験した。 電着塗料の塗着性: トルエン脱脂後乾燥した鋼板(70×100×0.8
mm)に実施例および比較例の接着剤を一定巾30mm
にて、厚さを2mmから除々に薄く傾斜を付けて塗
布したのち、関西ペイント社製カチオン型電着塗
料液に浸漬し、200ボルト、0.5アンペアで60秒間
加電した状態で電着塗装を行い、流水で水洗後、
180℃、30分間乾燥硬化を行なつた。その後、目
視により電着塗料の塗着状態を観察評価した。 発錆性: 上記電着塗料の塗着性を評価した後に、このテ
ストパネルを5%食塩水に設定した塩水噴霧試験
装置内に100時間放置後、発錆有無の評価を目視
判定した。 その結果を第1表に示す。
【表】
比較例 4
実施例3において、α−Fe2O3粉末の代わりに
γ−Fe2O3粉末を用いる以外は、同様な配合およ
び処方で接着剤組成物を調製する。これと、実施
例3(α−Fe2O3)および実施例1(BaO・Fe2O3)
の組成物との接着強度比較を以下の要領で実施し
た。 接着強度試験 2枚の脱脂したSPCC鋼板(25×150×0.8mm)
の接着面に各接着剤を一定厚みで塗布したのち、
両鋼板を重ね合せ、180℃、30分間の加熱硬化を
行い、20℃にてオートグラフでT剥離強度を測定
する。結果を以下に示す。 γ−Fe2O3:15Kg/in α−Fe2O3:35〃 BaO・Fe2O3:33〃
γ−Fe2O3粉末を用いる以外は、同様な配合およ
び処方で接着剤組成物を調製する。これと、実施
例3(α−Fe2O3)および実施例1(BaO・Fe2O3)
の組成物との接着強度比較を以下の要領で実施し
た。 接着強度試験 2枚の脱脂したSPCC鋼板(25×150×0.8mm)
の接着面に各接着剤を一定厚みで塗布したのち、
両鋼板を重ね合せ、180℃、30分間の加熱硬化を
行い、20℃にてオートグラフでT剥離強度を測定
する。結果を以下に示す。 γ−Fe2O3:15Kg/in α−Fe2O3:35〃 BaO・Fe2O3:33〃
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エポキシ樹脂、加熱活性硬化剤および一般
式:MeO・Fe2O3(MeはBa、MgまたはZn)で
示される酸化金属−酸化鉄の焼結複合体フエライ
トまたはα−Fe2O3粒子粉末からなることを特徴
とする構造用接着剤組成物。 2 該フエライトのMeがBaである前記第1項記
載の構造用接着剤組成物。 3 該フエライトの含有量が20〜70重量%の範囲
である前記第1項記載の構造用接着剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13781182A JPS5927976A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 構造用接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13781182A JPS5927976A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 構造用接着剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5927976A JPS5927976A (ja) | 1984-02-14 |
| JPS636592B2 true JPS636592B2 (ja) | 1988-02-10 |
Family
ID=15207402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13781182A Granted JPS5927976A (ja) | 1982-08-06 | 1982-08-06 | 構造用接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5927976A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020075972A (ko) * | 2001-03-26 | 2002-10-09 | 현대자동차주식회사 | 헤밍실러의 미립화 산화철 비드 |
| JP7122449B1 (ja) | 2021-05-25 | 2022-08-19 | サンスター技研株式会社 | 硬化性組成物及び硬化性組成物の製造方法 |
-
1982
- 1982-08-06 JP JP13781182A patent/JPS5927976A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5927976A (ja) | 1984-02-14 |
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