JPS6366376B2 - - Google Patents
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- JPS6366376B2 JPS6366376B2 JP59026810A JP2681084A JPS6366376B2 JP S6366376 B2 JPS6366376 B2 JP S6366376B2 JP 59026810 A JP59026810 A JP 59026810A JP 2681084 A JP2681084 A JP 2681084A JP S6366376 B2 JPS6366376 B2 JP S6366376B2
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Landscapes
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
本発明はカラーテレビブラウン管のシヤドウマ
スク用鋼に関する。 従来カラーテレビブラウン管のシヤドウマスク
は炭素含有量が0.1%以下のリムド鋼極薄冷延鋼
帯(板厚0.2mm以下)を素材に用いて、この鋼帯
をフオトエツチングにより穿孔した後焼鈍および
レベラー加工を順次施し、その後プレス成形する
ことにより製造されている。 しかしながら素材がリムド鋼鋼帯であると製造
上次のような問題が従来存在していた。 第1にリムド鋼は酸素含有量が高く、非金属介
在物が多いため、エツチング穿孔時欠陥が発生し
やすかつた。 第2のリムド鋼は十分脱炭を行つても窒素が固
定されていないため、ストレツチヤーストレイン
が発生しやすく、その防止のため、焼鈍温度を
900〜950℃と高くして結晶粒を大きくし、かつレ
ベラー回数をふやさねばならない。 第3に焼鈍はエツチング穿孔したものを切断し
て、その切断したものを重ねて前述の如く900〜
950℃の高温で行われる。このため板相互の密着
焼付けやうねりなどの平坦不良が生じやすく、焼
鈍により歩留が低下するものであつた。 第4に焼鈍後平坦度の改善やストレツチヤース
トレイン防止のためレベラー加工を行うが、リム
ド鋼の場合レベラー回数を多くしなければならな
い。このためエツチング孔に歪が生じていた。 以上の問題は鋼帯に極低炭アルミキルド鋼を用
いれば解決できることがすでに知られている。し
かし極低炭アルミキルド鋼より製造したシヤドウ
マスクの保磁力を調査してみると、保磁力が高
く、しかも一定しないことが往々に経験された。
シヤドウマスクはブラウン管に組込んだ後消磁装
置により一旦消磁するが、磁気的に保磁力が高い
と大きな電力を必要とする。また保磁力が高いと
外部から磁力が作用した場合、磁気が残留し、映
像中電子ビームの偏光に乱れを生じさせて色ずれ
を起させる。このため従来シヤドウマスク用素材
の保磁力は焼鈍後で1.4エルステツド(Oe)以下
であることが一般に必要であるとされている。こ
のためシヤドウマスクの製造においては前述の問
題点の改善のほかに保磁力を低くする必要があ
る。 そこで本発明者らはこの問題について種々検討
を行つた結果、保磁力は鋼中のN量およびO量に
より変動し、N量およびO量が少い程保磁力が低
くなることを見出した。かくして本発明は、C:
0.01%以下、S:0.014%以下、Mn:0.15〜0.50
%、Sol.Al:0.020〜0.080%、N:50ppm以下、
O:70ppm以下残部鉄および不可避的不純物から
なることを特徴とする保磁力の極めて低いシヤド
ウマスク用鋼を提供するものである。 以下本発明の成分限定理由を述べる。 C:C量はフオトエツチング性、保磁力および
降伏点伸びに影響を与える。すなわちC量が多く
なると、炭化物(Fe3C)の生成が多くなつて、
これがフオトエツチング時鉄地よりエツチングさ
れにくいため、エツチング後多く残るようになる
とともに保磁力も高くなる。また降伏点伸びも大
きくなるためプレス成形時に孔の形状を損う。こ
のためこれらを総合的に勘案してC量は0.01%下
にした。 S:Sが多いと熱間圧延中表面割れが生じ、ま
たこれを防止するのに添加するMnとの反応によ
るMnS系介在物が増加してフオトエツチングの
際孔の形状が損われるとともに保磁力も高くなつ
てしまう。このような事態はS量が0.014%を超
えると顕著になるので、S量は0.014%以下にし
た。 Mn:Sによる熱間圧延性の問題を解消するに
はMn量はMn/S>10程度にする必要があり、
かつ保磁力を低くするには少い方が望ましいので
0.15〜0.5%とした。 N:第1図はC:0.002%、S:0.010%、
Mn:0.18%、Al:0.035%、N:20〜90ppm、
O:30ppmのアルミキルド鋼冷延鋼帯を700℃で
焼鈍した後の鋼中N量と保磁力との関係を示した
もので、保磁力はN量の増加につれて高くなる。
シヤドウマスクの場合保磁力は1.4エルステツド
以下にする必要があるので、第1図よりN量は
50ppm以下とした。このようにN量を少くした場
合保磁力とともに降伏点伸びも小さくなり好都合
であるが、N量であまり少くなると結晶粒が粗大
化し、プレス成形時に伸びムラが生じるので、そ
の下限は20ppmにすることが好ましい。N量は
種々実験してみると保磁力およびプレス成形性を
調和させるのに20〜30ppmが好ましい。 Sol.Al:Alは固溶NをAlNとして固定して降
伏伸びを低下させるとともに、脱酸によりオフト
エツチングしにくい酸化物の生成を抑制する。こ
のためにはAl量は0.020%以上にする必要がある。
しかし必要以上に添加しても効果は変らず、コス
ト高になるので上限は0.080%にした。 O:第2図はC:0.001%、Mn:0.19%、S:
0.008%、Al:0.025%、N:0.0025%、O:
0.0020〜0.0100%の極低炭アルミキルド鋼冷圧延
鋼帯を700℃で焼鈍した後の鋼中O量と保磁力と
の関係を示したもので、保磁力はO量の増加につ
れて高くなる。とくに70ppm以上では急激に保磁
力が高くなつている。これはO量の増加につれて
非金属介在物が多くなつて、磁区の移動を防げる
ためであると考えられる。シヤドウマスクの場合
保磁力は前述の如く1.4エルステツド以下にする
必要があるので、O量は70ppm以下とした。しか
しO量は少い方が好ましいので、20ppm以下にす
るのが適当である。 実施例 第1表は先に述べたシヤドウマスク製造方法に
おいて、フオトエツチングまでは従来の如く行
い、その後の焼鈍は鋼種により変えて行つて、焼
鈍による板相互の密着(焼付き)と波打ち形状を
調査するとともに、焼鈍後平坦にするのに必要な
レベラー通板回数および保磁力を調査したもので
ある。
スク用鋼に関する。 従来カラーテレビブラウン管のシヤドウマスク
は炭素含有量が0.1%以下のリムド鋼極薄冷延鋼
帯(板厚0.2mm以下)を素材に用いて、この鋼帯
をフオトエツチングにより穿孔した後焼鈍および
レベラー加工を順次施し、その後プレス成形する
ことにより製造されている。 しかしながら素材がリムド鋼鋼帯であると製造
上次のような問題が従来存在していた。 第1にリムド鋼は酸素含有量が高く、非金属介
在物が多いため、エツチング穿孔時欠陥が発生し
やすかつた。 第2のリムド鋼は十分脱炭を行つても窒素が固
定されていないため、ストレツチヤーストレイン
が発生しやすく、その防止のため、焼鈍温度を
900〜950℃と高くして結晶粒を大きくし、かつレ
ベラー回数をふやさねばならない。 第3に焼鈍はエツチング穿孔したものを切断し
て、その切断したものを重ねて前述の如く900〜
950℃の高温で行われる。このため板相互の密着
焼付けやうねりなどの平坦不良が生じやすく、焼
鈍により歩留が低下するものであつた。 第4に焼鈍後平坦度の改善やストレツチヤース
トレイン防止のためレベラー加工を行うが、リム
ド鋼の場合レベラー回数を多くしなければならな
い。このためエツチング孔に歪が生じていた。 以上の問題は鋼帯に極低炭アルミキルド鋼を用
いれば解決できることがすでに知られている。し
かし極低炭アルミキルド鋼より製造したシヤドウ
マスクの保磁力を調査してみると、保磁力が高
く、しかも一定しないことが往々に経験された。
シヤドウマスクはブラウン管に組込んだ後消磁装
置により一旦消磁するが、磁気的に保磁力が高い
と大きな電力を必要とする。また保磁力が高いと
外部から磁力が作用した場合、磁気が残留し、映
像中電子ビームの偏光に乱れを生じさせて色ずれ
を起させる。このため従来シヤドウマスク用素材
の保磁力は焼鈍後で1.4エルステツド(Oe)以下
であることが一般に必要であるとされている。こ
のためシヤドウマスクの製造においては前述の問
題点の改善のほかに保磁力を低くする必要があ
る。 そこで本発明者らはこの問題について種々検討
を行つた結果、保磁力は鋼中のN量およびO量に
より変動し、N量およびO量が少い程保磁力が低
くなることを見出した。かくして本発明は、C:
0.01%以下、S:0.014%以下、Mn:0.15〜0.50
%、Sol.Al:0.020〜0.080%、N:50ppm以下、
O:70ppm以下残部鉄および不可避的不純物から
なることを特徴とする保磁力の極めて低いシヤド
ウマスク用鋼を提供するものである。 以下本発明の成分限定理由を述べる。 C:C量はフオトエツチング性、保磁力および
降伏点伸びに影響を与える。すなわちC量が多く
なると、炭化物(Fe3C)の生成が多くなつて、
これがフオトエツチング時鉄地よりエツチングさ
れにくいため、エツチング後多く残るようになる
とともに保磁力も高くなる。また降伏点伸びも大
きくなるためプレス成形時に孔の形状を損う。こ
のためこれらを総合的に勘案してC量は0.01%下
にした。 S:Sが多いと熱間圧延中表面割れが生じ、ま
たこれを防止するのに添加するMnとの反応によ
るMnS系介在物が増加してフオトエツチングの
際孔の形状が損われるとともに保磁力も高くなつ
てしまう。このような事態はS量が0.014%を超
えると顕著になるので、S量は0.014%以下にし
た。 Mn:Sによる熱間圧延性の問題を解消するに
はMn量はMn/S>10程度にする必要があり、
かつ保磁力を低くするには少い方が望ましいので
0.15〜0.5%とした。 N:第1図はC:0.002%、S:0.010%、
Mn:0.18%、Al:0.035%、N:20〜90ppm、
O:30ppmのアルミキルド鋼冷延鋼帯を700℃で
焼鈍した後の鋼中N量と保磁力との関係を示した
もので、保磁力はN量の増加につれて高くなる。
シヤドウマスクの場合保磁力は1.4エルステツド
以下にする必要があるので、第1図よりN量は
50ppm以下とした。このようにN量を少くした場
合保磁力とともに降伏点伸びも小さくなり好都合
であるが、N量であまり少くなると結晶粒が粗大
化し、プレス成形時に伸びムラが生じるので、そ
の下限は20ppmにすることが好ましい。N量は
種々実験してみると保磁力およびプレス成形性を
調和させるのに20〜30ppmが好ましい。 Sol.Al:Alは固溶NをAlNとして固定して降
伏伸びを低下させるとともに、脱酸によりオフト
エツチングしにくい酸化物の生成を抑制する。こ
のためにはAl量は0.020%以上にする必要がある。
しかし必要以上に添加しても効果は変らず、コス
ト高になるので上限は0.080%にした。 O:第2図はC:0.001%、Mn:0.19%、S:
0.008%、Al:0.025%、N:0.0025%、O:
0.0020〜0.0100%の極低炭アルミキルド鋼冷圧延
鋼帯を700℃で焼鈍した後の鋼中O量と保磁力と
の関係を示したもので、保磁力はO量の増加につ
れて高くなる。とくに70ppm以上では急激に保磁
力が高くなつている。これはO量の増加につれて
非金属介在物が多くなつて、磁区の移動を防げる
ためであると考えられる。シヤドウマスクの場合
保磁力は前述の如く1.4エルステツド以下にする
必要があるので、O量は70ppm以下とした。しか
しO量は少い方が好ましいので、20ppm以下にす
るのが適当である。 実施例 第1表は先に述べたシヤドウマスク製造方法に
おいて、フオトエツチングまでは従来の如く行
い、その後の焼鈍は鋼種により変えて行つて、焼
鈍による板相互の密着(焼付き)と波打ち形状を
調査するとともに、焼鈍後平坦にするのに必要な
レベラー通板回数および保磁力を調査したもので
ある。
【表】
(注) 焼鈍密着、波打ちの判定はこれらの双方が著
しいものを×、著しくないものを○で判定した。
第1表より明らかな如く鋼種がリムド鋼である
と保磁力は低いが焼鈍により板相互の密着および
波打ち形状が認められる。また鋼種が極低炭アル
ミキルド鋼でもN量が50ppmより多いかO量が
70ppmより多いと保磁力が高い。これに対して極
低炭アルミキルド鋼のN量およびO量をそれぞれ
50ppm以下および70ppm以下にすると保磁力は低
く、かつ変動も少い。 以上の如く本発明の鋼を使用すればシヤドウマ
スクの保磁力を低くかつ安定させることができる
ので、消磁の際大きな電力を必要とせず、映像中
カラーテレビの色ずれが生じることがない。
しいものを×、著しくないものを○で判定した。
第1表より明らかな如く鋼種がリムド鋼である
と保磁力は低いが焼鈍により板相互の密着および
波打ち形状が認められる。また鋼種が極低炭アル
ミキルド鋼でもN量が50ppmより多いかO量が
70ppmより多いと保磁力が高い。これに対して極
低炭アルミキルド鋼のN量およびO量をそれぞれ
50ppm以下および70ppm以下にすると保磁力は低
く、かつ変動も少い。 以上の如く本発明の鋼を使用すればシヤドウマ
スクの保磁力を低くかつ安定させることができる
ので、消磁の際大きな電力を必要とせず、映像中
カラーテレビの色ずれが生じることがない。
第1図はアルミキルド鋼鋼帯の鋼中N量と保磁
力の関係を示すグラフであり、第2図は同鋼中の
鋼中O量と保磁力の関係を示すグラフである。
力の関係を示すグラフであり、第2図は同鋼中の
鋼中O量と保磁力の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 C:0.01%以下、S:0.014%以下、Mn:
0.15〜0.50%、Sol.Al:0.020〜0.080%、N:
50ppm以下、O:70ppm以下、残部鉄および不可
避的不純物からなることを特徴とする保磁力の極
めて低いシヤドウマスク用鋼。 2 NおよびOがN:20〜30ppmおよびO:
20ppm以下であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の保磁力の極めて低いシヤドウマ
スク用鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59026810A JPS60174851A (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 保磁力の極めて低いシヤドウマスク用鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59026810A JPS60174851A (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 保磁力の極めて低いシヤドウマスク用鋼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60174851A JPS60174851A (ja) | 1985-09-09 |
| JPS6366376B2 true JPS6366376B2 (ja) | 1988-12-20 |
Family
ID=12203643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59026810A Granted JPS60174851A (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 保磁力の極めて低いシヤドウマスク用鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60174851A (ja) |
-
1984
- 1984-02-15 JP JP59026810A patent/JPS60174851A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60174851A (ja) | 1985-09-09 |
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