JPS637894B2 - - Google Patents
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- JPS637894B2 JPS637894B2 JP13912382A JP13912382A JPS637894B2 JP S637894 B2 JPS637894 B2 JP S637894B2 JP 13912382 A JP13912382 A JP 13912382A JP 13912382 A JP13912382 A JP 13912382A JP S637894 B2 JPS637894 B2 JP S637894B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H7/00—Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
- B23H7/14—Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply
- B23H7/18—Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply for maintaining or controlling the desired spacing between electrode and workpiece
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
本発明は放電加工装置に関し、特に、棒状又は
線状等の単純形状の電極を用い、電極送りを数値
制御しつゝ放電加工を行う形式の放電加工方法又
は装置に於て、異常放電や短絡等が発生しそうに
なるか、又はそれらが発生し、且つそのような状
態が持続するような場合、そのような異常放電や
短絡等を発生させる異常加工間隙状態が持続され
るのを回避する方法及び装置に関する。 棒状又は線状等の単純形状の電極を用い、その
先端を被加工体と微小な加工間隙を隔てゝ対向さ
せ、加工間隙に加工液を供給しつゝ電極と被加工
体間の電圧パルスを供給して加工間隙内に放電を
生じさせると共に、電極と被加工体の相対位置を
数値制御して所望の形状に被加工体を加工する所
謂創成加工方式による放電加工方法及び装置は公
知であり、広く用いられつゝある。 而して、このような加工方法によるときは、総
型電極を製作しなくとも、複雑な形状の加工をな
し得るばかりでなく、電極消耗条件で加工しても
高い加工精度が得られ、更に総型電極を用いたと
きは極めて深刻な問題であつた加工間隙内の加工
屑の排除が簡単で、加工能率が高いという利点が
ある。 然しながら、このような加工方法でも加工上有
害なアーク放電等過大電流を伴う異常放電や短
絡、又はこれらに近い状態が発生することは不可
避であり、その場合には可及的速やかに過大放電
に伴い発生したアークを消去し、電極と被加工体
の完全な短絡による損傷を回避するため、両者を
急速に引き離す必要がある。 而して、従来は、異常放電や短絡が発生しそう
になるか、又はそれらが現に発生したとき、電極
をカラム主軸方向(z軸方向)に沿つて上方に引
き上げるか、又は、常時被加工体又は電極の加工
送り径路を記録しておき、直ちにそれらを逆行さ
せるか、更には、これらの複合運動を行わせるか
して加工間隙を拡大し、異常放電によるアークを
消すとともに、その電極、被加工体間の相対運動
によるポンプ作用で加工間隙に堆積した加工屑、
ガス等を排除し、絶縁を回復していたものであ
る。 この、電極を上方に引き上げるのは総型電極に
よる放電加工で有効な方法であり、送りを逆行さ
せるのはワイヤカツト放電加工に於て有効な方法
であつた。 然しながら、これらの方法はこの棒状電極等に
よる創成加工には必ずしも最適な方法でないこと
が判明した。 本発明は叙上の観点に立つてなされたものであ
り、その目的とするところは、この創成放電加工
に適した電極引き離し方法又は異常加工間隙状態
回避方法を提供することにあり、その要旨とする
ところは、電極をその先端移動軌跡の法線方向に
退避させるか、又はその法線方向退避運動と、電
極先端軌跡の切線と法線とに垂直な方向への電極
退避運動とを複合して行い、電極と被加工体の短
絡を回避することにある。 以下、図面を参照しつつ、本発明の構成の詳細
を説明する。 第1図は創成放電加工の説明図、第2図乃至第
4図は本発明にかかる短絡回避方法に於ける電極
退避方法の説明図、第5図は本発明にかかる短絡
回避装置の一実施例を示す回路図である。 而して、第1図中、1は棒状等の単純形状の電
極、2は被加工体、3は加工用電源、4は加工用
スイツチング素子、5はスイツチング素子4を制
御する加工用のパルス発振器、6は過大電流や短
絡等検出用の挿入抵抗、7は異常放電や短絡等の
異常加工間隙状態検出回路である。 電極1は図示されていない公知の加工機の加工
ヘツドに取り付けられており、モータ等によりz
軸方向に位置決め及び加工送りされ、被加工体2
は同じく図示されていない公知の加工タンク内に
設けたクロステーブル上に取り付けられ、クロス
テーブルに設けられたモータ等によりxy平面内
で位置決め及び加工送りされる。而して、これら
のモータ等の作動は公知の数値制御装置により制
御され、このため、電極1は被加工体2に対し相
対的にxyz三次元の位置決め及び加工送りをされ
ることになる。勿論、機械によつては電極1又は
被加工体2の一方が3軸移動を行うように構成さ
れることもあり、又いずれか一方がzx又はyzの
2軸移を行い、他の一方がy軸又はx軸の一軸移
動をするように構成されることもあり、又更に、
極座標方式や円筒座標方式の加工送りを採用した
り、より大きい自由度を与えることもあるが、本
発明は何れの場合にも適用できるものである。但
し、以下の説明では説明を簡略にするため被加工
体2は静止し、電極1が被加工体2の被加工面に
沿つてxyz3次元移動するものとする。 電極1の加工送りには各種の方法があるが、こ
こでは、電極加工送りはxy平面内で行われ、電
極先端は予め定められた被加工面上の等高線2
a,2aを形成するよう移動せしめられ、一つの
等高線に就いて予定された加工が終了すると、電
極1はz軸方向に微小距離加工送りされ、次段の
等高線加工が行なわれるものとする。 この等高線の高さと形状は加工の最初から中間
段階を経て最終の目的とする形状に至る間、一段
階ずつ数値制御プログラムにより予め詳細に決定
されているものである。 尚、各段階毎の加工送りは叙上の如くxy平面、
即ち等高線毎に行われるとは限らず、例えば、
yz平面(等経度面)、zy平面(等緯度面)上等で
行うこともあるが、原理は同一であるのでここで
は加工送りは通常等高線に沿つて行われるものと
して説明する。 本発明の基本原理は、異常放電や短絡が発生し
そうになるか、又はそれらが発生したのが検出さ
れ、電極1を被加工体2から引き離すときは、電
極1の先端の移動軌跡の接線Tと直交する面内で
電極1を移動させることにある。 而して、この移動に当つては多くの方法が考え
られる。理論上最も望ましいのは、当該被加工面
の法線方向に電極1を移動させることである。 然しながらこの方法では演算回路が複雑となる
ので、第2図に示す如く、電極1を電極先端移動
軌跡の法線方向で、被加工体2から離れる向きに
移動させる方法が最も簡便で方法として推奨さ
れ、更により効率的な方法として、第3図及び第
4図に示す如く、上記の接線方向退避運動と同期
して、電極1を上記電極先端移動軌跡の接線と法
線とに垂直な方向、即ち主平面に垂直な方向で、
被加工体2から離れる向きにも退避運動させる方
法が推奨されるものである。 尚、第3図及び第4図に於て、Tは記録先端移
動軌跡の接線、ΔNは法線方向の退避運動ベクト
ル、Δzは主平面に垂直な方向の退避運動ベクト
ル、ΔはΔNとΔzの合ベクトルである。 而して、ベクトルΔNに沿つた退避運動方法が
示されるならば、それと同期して、電極1をベク
トルΔzに沿つて退避運動させ得ることは自明で
あり、且つこれにより電極1の先端を結局合ベク
トルΔの方向へ退避運動させ得ることも亦自明で
あろう。 例えば、今、第2図に於てけるxy平面内で電
極先端移動軌跡の接線Tに垂直な法線方向でN1
又はN2の何れかの向きにΔNだけ移動させ得るも
のであれば、これと同期して電極1を数値制御に
よりz軸方向にも移動させれば、合ベクトルΔに
沿つての退避運動を実現し得るものである。従つ
て、ここでは主として法線方向の電極退避運動に
就いて説明する。 第5図はこのΔN方向に電極退避運動を行う装
置のブロツクダイアグラムであり、図中、8は数
値制御装置を含む中央制御装置、9及び10は被
積分変数x及びy用のレジスタ、11及び12は
加算器、13及び14は積分変数X及びY用のア
キユームレータ、15及び16は加工送りパルス
の符号記録用のフリツプフロツプ、17は電極退
避運動を加工進行方向の左右何れの向きに行うか
を記録するフリツプフロツプ、18及び19はア
キユームレータ13及び14のオーバーフローパ
ルス記録用のレジスタ、20,21は極性記録用
のレジスタ、22,22′,23,23′,24,
24′及び25,25′はパラレルシリアル変換
器、26乃至37はアンド回路、38乃至46は
オア回路、47は異常放電や短絡等の異常間隙状
態検出回路7の出力に応じて作動する電極退避運
動制御用のパルス発振器、48及び49はそれぞ
れx軸方向及びy軸方向加工送り用のモータ、5
0及び51はモータ48及び49を作動電源に接
続する端子、52,52、及び53,53は正回
転用スイツチング素子、52′,52′及び53′,
53′は逆回転用スイツチング素子である。 尚、図ではデジタル微分解析機による直線補間
の加工例が示されているが、本発明の要旨とする
ところは数値制御の方式や補間方式とは無関係な
ものであり、他の如何なるパルス分配方式及び補
間方式とも組み合せ得ることは以下の説明から直
ちに理解されよう。 先ず、正常な加工状態に就いて説明する。 x軸方向の加工送りをするモータ48は、アキ
ユームレータ13がオーバーフローパルスを発振
する都度正逆何れかの方向に1ステツプずつ回動
し、図示されていない加工送り装置を駆動し、設
定単位に応じた長さ又は角度を1ステツプとし
て、1ステツプずつ、そして前記オーバーフロー
パルスが次々と高速で連続して発振される場合に
は、恰も連続する如く滑らかに加工送りを行うも
のである。 即ち、フリツプフロツプ15がセツト状態にあ
るときは、オーバーフローパルスはアンド回路2
6及びオア回路42を介して正回転用スイツチン
グ素子52,52を導通させ、モータ48を正回
転させるが、フリツプフロツプ15がリセツト状
態にあるときは、このオーバーフローパルスはア
ンド回路26及びオア回路44を介して逆回転用
スイツチング素子52′,52′を導通させ、モー
タ48を逆回転させるものである。 同様に、y軸方向に加工送りをするモータ49
は、アキユームレータ14がオーバーフローパル
スを発振する都度正逆何れかの方向に1ステツプ
ずつ作動せしめられるものである。 而して、1ステツプの回動角に対応する加工送
り量は極微小距離であり、オーバーフローパルス
は高速且つ連続的に発生するから、実質的に滑ら
かに連続した加工送りが行われる。 而して、フリツプフロツプ16がセツト状態に
あるときは、オーバーフローパルスはアンド回路
27及びオア回路43を介して正回転用スイツチ
ング素子53,53を導通させ、モータ49を正
回転させるが、フリツプフロツプ16がリセツト
状態にあるときは、このオーバーフローパルスは
アンド回路29及びオア回路45を介して逆回転
用スイツチング素子53′,53′を導通させ、モ
ータ49を逆回転させる。 而して、モータ48,49が1ステツプ正回転
すると、電極1の先端は、図示されていない加工
送り装置を介して、それぞれx軸及びy軸の正の
方向にε、(但し、ε>0とする)だけ移動せし
められ、モータ48,49が逆回転すると、それ
ぞれx軸及びy軸の負の方向にεだけ移動せしめ
られる様構成されているものとする。 これらは公知のDDA方式の直線補間による輪
廊加工であるからこれ以上の説明は省略する。 次に退避運動制御装置に就いて説明するが、こ
の装置は、互いに対称的に構成されたx軸退避運
動制御装置とy軸退避運動制御装置とから成り、
且つそれらの制御装置の作用も互いに対称的で実
質的には同一のものであるので、ここでは主とし
てy軸用退避運動制御装置に就いて説明すること
とする。 y軸用退避運動制御装置は、レジスタ18,2
0、パラレルシリアル変換器22,22′,24,
24′、アンド回路30,32,34,36、オ
ア回路38,40,42、及び44から成る。 アキユームレータ13,14の出力を入力とす
るオア回路46の出力は、レジスタ18及び20
のシフトパルスとして利用される。即ち、アキユ
ームレータ13又は14がオーバーフローパルス
を発生すると、レジスタ18にはアキユームレー
タ13の出力状態が新たに記録され、同時に前の
記録データが1ビツト宛下位にシフトされ、同様
に、レジスタ20にはフリツプフロツプ15の状
態が記録され、同時に前の記録データが1ビツト
宛下位にシフトされる。 従つて、レジスタ18,19にはオア回路46
が8パルス出力を発生した最近の期間中の、アキ
ユームレータ13の出力状態とフリツプフロツプ
15の状態とがそれぞれ記録され、同時に、レジ
スタ19,21には同じ期間の、アキユームレー
タ14の出力状態とフリツプフロツプ16の状態
とがそれぞれ記録されるものである。 これらのデータは、過去のx軸方向及びy軸方
向の加工送りとその向きを示すものである。 即ち、レジスタ18,20のデータが1である
ときは、そのときそれぞれ実際にx軸方向、y軸
方向に電極加工送りが行われたことを示し、デー
タが0であるときは、対応する方向には加工送り
が行われなかつたことを示し、又、レジスタ2
0,21のデータ1は、対応する加工送りがx
軸、y軸の正の方向に行われたことを示し、デー
タ0はその加工送りが負の方向に行われたことを
示すものである。 図示されているデータは、第2図に示した電極
先端移動軌跡に対応するものであることが直ちに
理解されよう。 レジスタ18,20の記録が更新される都度、
そのデータは、それぞれ、パラレルシリアル変換
器22,22′及び同24,24′に転送される
が、放電加工が正常に進行している間は、パルス
発振器47は作動せず、従つてパラレルシリアル
変換器22,22′,24,24′はいずれも出力
を発生しない。 而して、異常放電や短絡等の異常間隙状態検出
回路7が、例えば異常な過大電流を検出すると、
図示されていない回路により中央制御装置8の数
値制御動作が一時中断され、同時にパルス発振器
47が作動せしめられる。 パルス発振器47は先ず、一方の出力端子47
−1から8個のパルスを発振し、パラレルシリア
ル変換器22及び24を作動させ、次いで、他の
一方の出力端子47−2から8個のパルスを発振
し、パラレルシリアル変換器22′及び24′を作
動させる。 パラレルシリアル変換器22及び24:22′
及び24′の出力は電極退避運動中モータ49を
制御するものであり、同22及び24は退避工程
を、同22′及び24′は復帰工程を制御する。 即ち、パラレルシリアル変換器22,24は出
力端子47−1の出力パルスにより最新のデータ
から順次経時的に過去に遡るようにシリアルにデ
ータを出力する。これらのデータはそれぞれオア
回路38,40を通つてアンド回路30乃至36
から成る選択回路に入力する。 この選択回路の入力は、これらオア回路38,
40の出力と、フリツプフロツプ17のセツト出
力であり、この選択回路はこれらの入力の組み合
せに応動し、電極退避運動に必要な入出力変換を
行うものである。 この変換は次頁の送り変換表に示す如くに行わ
れる。この表中、x=+1は、x軸正方向にεの
加工送りをなす加工送りパルスとし、x=−1
は、x軸負方向にεの加工送りをなす加工送りパ
ルスとする。 この変換表に示す如く、電極進行方向に向かつ
て右側に退避運動を行う場合には、x=+1、−
1は、退避工程に於てはy=−1、+1に、復帰
工程に於てはy=+1、−1にそれぞれ変換され、
逆に左側に退避運動を行う場合には、x=+1、
−1は、上記とは逆に退避工程に於てはy=+
1、−1に、復帰工程に於てはY=−1、+1にそ
れぞれ変換される。
線状等の単純形状の電極を用い、電極送りを数値
制御しつゝ放電加工を行う形式の放電加工方法又
は装置に於て、異常放電や短絡等が発生しそうに
なるか、又はそれらが発生し、且つそのような状
態が持続するような場合、そのような異常放電や
短絡等を発生させる異常加工間隙状態が持続され
るのを回避する方法及び装置に関する。 棒状又は線状等の単純形状の電極を用い、その
先端を被加工体と微小な加工間隙を隔てゝ対向さ
せ、加工間隙に加工液を供給しつゝ電極と被加工
体間の電圧パルスを供給して加工間隙内に放電を
生じさせると共に、電極と被加工体の相対位置を
数値制御して所望の形状に被加工体を加工する所
謂創成加工方式による放電加工方法及び装置は公
知であり、広く用いられつゝある。 而して、このような加工方法によるときは、総
型電極を製作しなくとも、複雑な形状の加工をな
し得るばかりでなく、電極消耗条件で加工しても
高い加工精度が得られ、更に総型電極を用いたと
きは極めて深刻な問題であつた加工間隙内の加工
屑の排除が簡単で、加工能率が高いという利点が
ある。 然しながら、このような加工方法でも加工上有
害なアーク放電等過大電流を伴う異常放電や短
絡、又はこれらに近い状態が発生することは不可
避であり、その場合には可及的速やかに過大放電
に伴い発生したアークを消去し、電極と被加工体
の完全な短絡による損傷を回避するため、両者を
急速に引き離す必要がある。 而して、従来は、異常放電や短絡が発生しそう
になるか、又はそれらが現に発生したとき、電極
をカラム主軸方向(z軸方向)に沿つて上方に引
き上げるか、又は、常時被加工体又は電極の加工
送り径路を記録しておき、直ちにそれらを逆行さ
せるか、更には、これらの複合運動を行わせるか
して加工間隙を拡大し、異常放電によるアークを
消すとともに、その電極、被加工体間の相対運動
によるポンプ作用で加工間隙に堆積した加工屑、
ガス等を排除し、絶縁を回復していたものであ
る。 この、電極を上方に引き上げるのは総型電極に
よる放電加工で有効な方法であり、送りを逆行さ
せるのはワイヤカツト放電加工に於て有効な方法
であつた。 然しながら、これらの方法はこの棒状電極等に
よる創成加工には必ずしも最適な方法でないこと
が判明した。 本発明は叙上の観点に立つてなされたものであ
り、その目的とするところは、この創成放電加工
に適した電極引き離し方法又は異常加工間隙状態
回避方法を提供することにあり、その要旨とする
ところは、電極をその先端移動軌跡の法線方向に
退避させるか、又はその法線方向退避運動と、電
極先端軌跡の切線と法線とに垂直な方向への電極
退避運動とを複合して行い、電極と被加工体の短
絡を回避することにある。 以下、図面を参照しつつ、本発明の構成の詳細
を説明する。 第1図は創成放電加工の説明図、第2図乃至第
4図は本発明にかかる短絡回避方法に於ける電極
退避方法の説明図、第5図は本発明にかかる短絡
回避装置の一実施例を示す回路図である。 而して、第1図中、1は棒状等の単純形状の電
極、2は被加工体、3は加工用電源、4は加工用
スイツチング素子、5はスイツチング素子4を制
御する加工用のパルス発振器、6は過大電流や短
絡等検出用の挿入抵抗、7は異常放電や短絡等の
異常加工間隙状態検出回路である。 電極1は図示されていない公知の加工機の加工
ヘツドに取り付けられており、モータ等によりz
軸方向に位置決め及び加工送りされ、被加工体2
は同じく図示されていない公知の加工タンク内に
設けたクロステーブル上に取り付けられ、クロス
テーブルに設けられたモータ等によりxy平面内
で位置決め及び加工送りされる。而して、これら
のモータ等の作動は公知の数値制御装置により制
御され、このため、電極1は被加工体2に対し相
対的にxyz三次元の位置決め及び加工送りをされ
ることになる。勿論、機械によつては電極1又は
被加工体2の一方が3軸移動を行うように構成さ
れることもあり、又いずれか一方がzx又はyzの
2軸移を行い、他の一方がy軸又はx軸の一軸移
動をするように構成されることもあり、又更に、
極座標方式や円筒座標方式の加工送りを採用した
り、より大きい自由度を与えることもあるが、本
発明は何れの場合にも適用できるものである。但
し、以下の説明では説明を簡略にするため被加工
体2は静止し、電極1が被加工体2の被加工面に
沿つてxyz3次元移動するものとする。 電極1の加工送りには各種の方法があるが、こ
こでは、電極加工送りはxy平面内で行われ、電
極先端は予め定められた被加工面上の等高線2
a,2aを形成するよう移動せしめられ、一つの
等高線に就いて予定された加工が終了すると、電
極1はz軸方向に微小距離加工送りされ、次段の
等高線加工が行なわれるものとする。 この等高線の高さと形状は加工の最初から中間
段階を経て最終の目的とする形状に至る間、一段
階ずつ数値制御プログラムにより予め詳細に決定
されているものである。 尚、各段階毎の加工送りは叙上の如くxy平面、
即ち等高線毎に行われるとは限らず、例えば、
yz平面(等経度面)、zy平面(等緯度面)上等で
行うこともあるが、原理は同一であるのでここで
は加工送りは通常等高線に沿つて行われるものと
して説明する。 本発明の基本原理は、異常放電や短絡が発生し
そうになるか、又はそれらが発生したのが検出さ
れ、電極1を被加工体2から引き離すときは、電
極1の先端の移動軌跡の接線Tと直交する面内で
電極1を移動させることにある。 而して、この移動に当つては多くの方法が考え
られる。理論上最も望ましいのは、当該被加工面
の法線方向に電極1を移動させることである。 然しながらこの方法では演算回路が複雑となる
ので、第2図に示す如く、電極1を電極先端移動
軌跡の法線方向で、被加工体2から離れる向きに
移動させる方法が最も簡便で方法として推奨さ
れ、更により効率的な方法として、第3図及び第
4図に示す如く、上記の接線方向退避運動と同期
して、電極1を上記電極先端移動軌跡の接線と法
線とに垂直な方向、即ち主平面に垂直な方向で、
被加工体2から離れる向きにも退避運動させる方
法が推奨されるものである。 尚、第3図及び第4図に於て、Tは記録先端移
動軌跡の接線、ΔNは法線方向の退避運動ベクト
ル、Δzは主平面に垂直な方向の退避運動ベクト
ル、ΔはΔNとΔzの合ベクトルである。 而して、ベクトルΔNに沿つた退避運動方法が
示されるならば、それと同期して、電極1をベク
トルΔzに沿つて退避運動させ得ることは自明で
あり、且つこれにより電極1の先端を結局合ベク
トルΔの方向へ退避運動させ得ることも亦自明で
あろう。 例えば、今、第2図に於てけるxy平面内で電
極先端移動軌跡の接線Tに垂直な法線方向でN1
又はN2の何れかの向きにΔNだけ移動させ得るも
のであれば、これと同期して電極1を数値制御に
よりz軸方向にも移動させれば、合ベクトルΔに
沿つての退避運動を実現し得るものである。従つ
て、ここでは主として法線方向の電極退避運動に
就いて説明する。 第5図はこのΔN方向に電極退避運動を行う装
置のブロツクダイアグラムであり、図中、8は数
値制御装置を含む中央制御装置、9及び10は被
積分変数x及びy用のレジスタ、11及び12は
加算器、13及び14は積分変数X及びY用のア
キユームレータ、15及び16は加工送りパルス
の符号記録用のフリツプフロツプ、17は電極退
避運動を加工進行方向の左右何れの向きに行うか
を記録するフリツプフロツプ、18及び19はア
キユームレータ13及び14のオーバーフローパ
ルス記録用のレジスタ、20,21は極性記録用
のレジスタ、22,22′,23,23′,24,
24′及び25,25′はパラレルシリアル変換
器、26乃至37はアンド回路、38乃至46は
オア回路、47は異常放電や短絡等の異常間隙状
態検出回路7の出力に応じて作動する電極退避運
動制御用のパルス発振器、48及び49はそれぞ
れx軸方向及びy軸方向加工送り用のモータ、5
0及び51はモータ48及び49を作動電源に接
続する端子、52,52、及び53,53は正回
転用スイツチング素子、52′,52′及び53′,
53′は逆回転用スイツチング素子である。 尚、図ではデジタル微分解析機による直線補間
の加工例が示されているが、本発明の要旨とする
ところは数値制御の方式や補間方式とは無関係な
ものであり、他の如何なるパルス分配方式及び補
間方式とも組み合せ得ることは以下の説明から直
ちに理解されよう。 先ず、正常な加工状態に就いて説明する。 x軸方向の加工送りをするモータ48は、アキ
ユームレータ13がオーバーフローパルスを発振
する都度正逆何れかの方向に1ステツプずつ回動
し、図示されていない加工送り装置を駆動し、設
定単位に応じた長さ又は角度を1ステツプとし
て、1ステツプずつ、そして前記オーバーフロー
パルスが次々と高速で連続して発振される場合に
は、恰も連続する如く滑らかに加工送りを行うも
のである。 即ち、フリツプフロツプ15がセツト状態にあ
るときは、オーバーフローパルスはアンド回路2
6及びオア回路42を介して正回転用スイツチン
グ素子52,52を導通させ、モータ48を正回
転させるが、フリツプフロツプ15がリセツト状
態にあるときは、このオーバーフローパルスはア
ンド回路26及びオア回路44を介して逆回転用
スイツチング素子52′,52′を導通させ、モー
タ48を逆回転させるものである。 同様に、y軸方向に加工送りをするモータ49
は、アキユームレータ14がオーバーフローパル
スを発振する都度正逆何れかの方向に1ステツプ
ずつ作動せしめられるものである。 而して、1ステツプの回動角に対応する加工送
り量は極微小距離であり、オーバーフローパルス
は高速且つ連続的に発生するから、実質的に滑ら
かに連続した加工送りが行われる。 而して、フリツプフロツプ16がセツト状態に
あるときは、オーバーフローパルスはアンド回路
27及びオア回路43を介して正回転用スイツチ
ング素子53,53を導通させ、モータ49を正
回転させるが、フリツプフロツプ16がリセツト
状態にあるときは、このオーバーフローパルスは
アンド回路29及びオア回路45を介して逆回転
用スイツチング素子53′,53′を導通させ、モ
ータ49を逆回転させる。 而して、モータ48,49が1ステツプ正回転
すると、電極1の先端は、図示されていない加工
送り装置を介して、それぞれx軸及びy軸の正の
方向にε、(但し、ε>0とする)だけ移動せし
められ、モータ48,49が逆回転すると、それ
ぞれx軸及びy軸の負の方向にεだけ移動せしめ
られる様構成されているものとする。 これらは公知のDDA方式の直線補間による輪
廊加工であるからこれ以上の説明は省略する。 次に退避運動制御装置に就いて説明するが、こ
の装置は、互いに対称的に構成されたx軸退避運
動制御装置とy軸退避運動制御装置とから成り、
且つそれらの制御装置の作用も互いに対称的で実
質的には同一のものであるので、ここでは主とし
てy軸用退避運動制御装置に就いて説明すること
とする。 y軸用退避運動制御装置は、レジスタ18,2
0、パラレルシリアル変換器22,22′,24,
24′、アンド回路30,32,34,36、オ
ア回路38,40,42、及び44から成る。 アキユームレータ13,14の出力を入力とす
るオア回路46の出力は、レジスタ18及び20
のシフトパルスとして利用される。即ち、アキユ
ームレータ13又は14がオーバーフローパルス
を発生すると、レジスタ18にはアキユームレー
タ13の出力状態が新たに記録され、同時に前の
記録データが1ビツト宛下位にシフトされ、同様
に、レジスタ20にはフリツプフロツプ15の状
態が記録され、同時に前の記録データが1ビツト
宛下位にシフトされる。 従つて、レジスタ18,19にはオア回路46
が8パルス出力を発生した最近の期間中の、アキ
ユームレータ13の出力状態とフリツプフロツプ
15の状態とがそれぞれ記録され、同時に、レジ
スタ19,21には同じ期間の、アキユームレー
タ14の出力状態とフリツプフロツプ16の状態
とがそれぞれ記録されるものである。 これらのデータは、過去のx軸方向及びy軸方
向の加工送りとその向きを示すものである。 即ち、レジスタ18,20のデータが1である
ときは、そのときそれぞれ実際にx軸方向、y軸
方向に電極加工送りが行われたことを示し、デー
タが0であるときは、対応する方向には加工送り
が行われなかつたことを示し、又、レジスタ2
0,21のデータ1は、対応する加工送りがx
軸、y軸の正の方向に行われたことを示し、デー
タ0はその加工送りが負の方向に行われたことを
示すものである。 図示されているデータは、第2図に示した電極
先端移動軌跡に対応するものであることが直ちに
理解されよう。 レジスタ18,20の記録が更新される都度、
そのデータは、それぞれ、パラレルシリアル変換
器22,22′及び同24,24′に転送される
が、放電加工が正常に進行している間は、パルス
発振器47は作動せず、従つてパラレルシリアル
変換器22,22′,24,24′はいずれも出力
を発生しない。 而して、異常放電や短絡等の異常間隙状態検出
回路7が、例えば異常な過大電流を検出すると、
図示されていない回路により中央制御装置8の数
値制御動作が一時中断され、同時にパルス発振器
47が作動せしめられる。 パルス発振器47は先ず、一方の出力端子47
−1から8個のパルスを発振し、パラレルシリア
ル変換器22及び24を作動させ、次いで、他の
一方の出力端子47−2から8個のパルスを発振
し、パラレルシリアル変換器22′及び24′を作
動させる。 パラレルシリアル変換器22及び24:22′
及び24′の出力は電極退避運動中モータ49を
制御するものであり、同22及び24は退避工程
を、同22′及び24′は復帰工程を制御する。 即ち、パラレルシリアル変換器22,24は出
力端子47−1の出力パルスにより最新のデータ
から順次経時的に過去に遡るようにシリアルにデ
ータを出力する。これらのデータはそれぞれオア
回路38,40を通つてアンド回路30乃至36
から成る選択回路に入力する。 この選択回路の入力は、これらオア回路38,
40の出力と、フリツプフロツプ17のセツト出
力であり、この選択回路はこれらの入力の組み合
せに応動し、電極退避運動に必要な入出力変換を
行うものである。 この変換は次頁の送り変換表に示す如くに行わ
れる。この表中、x=+1は、x軸正方向にεの
加工送りをなす加工送りパルスとし、x=−1
は、x軸負方向にεの加工送りをなす加工送りパ
ルスとする。 この変換表に示す如く、電極進行方向に向かつ
て右側に退避運動を行う場合には、x=+1、−
1は、退避工程に於てはy=−1、+1に、復帰
工程に於てはy=+1、−1にそれぞれ変換され、
逆に左側に退避運動を行う場合には、x=+1、
−1は、上記とは逆に退避工程に於てはy=+
1、−1に、復帰工程に於てはY=−1、+1にそ
れぞれ変換される。
【表】
又、y軸加工送りパルスに就いても同断であ
り、右側に退避運動を行う場合には、y=+1、
−1は、退避工程に於てはx=+1、−1に、復
帰工程に於てはx=−1、+1にそれぞれ変換さ
れ、左側に退避運動を行う場合には、退避工程に
於てはx=−1、+1に、復帰工程に於てはx=
+1、−1にそれぞれ変換されるものである。 右側に退避運動をすべきときには、フリツプフ
ロツプ17はセツト状態となつており、オア回路
38,40の出力は、アンド回路34及び36は
通過し得ず、同30又は32のいずれか一方を通
過する。 オア回路38の出力が状態0であるとき、即
ち、x軸方向には加工送りがなされなかつたとき
は、アンド回路30,32の出力も状態0であ
り、モータ49は駆動されないが、オア回路38
の出力が状態1であるときは、オア回路40の出
力状態に応じてモータ49が正逆何れかの方向に
1ステツプ駆動される。 オア回路40の出力が状態1であるとき、即
ち、x=+1であつたときには、アンド回路30
の出力が状態1となり、その出力パルスはオア回
路45を介してスイツチング素子53′,53′を
導通させ、モータ49を逆回転させる。換言すれ
ば、その選択回路により、x=+1が、y=−1
に変換されたことになる。 図示されている状態では、パラレルシリアル変
換器24のデータは総て0であるから、x=−1
であり、この場合はy=+1への変換が行われる
ことはもはや明らかであろう。 叙上のモータ49の制御と同期して、パラレル
シリアル変換器23,25もシリアル出力を発振
し、それらの出力はオア回路39,41を介して
アンド回路31,33,35及び37から成る選
択回路に入力し、上記同様にして信号の変換が行
われ、モータ48が駆動され、結局、第2図に示
すN1又はN2に沿つて電極退避運動が行われるこ
とになる。 この退避工程が終了すると、一定の休止時間経
過後、パルス発振器47はその出力端子47−2
から前と同様8パルスの出力を発振する。 而して、今度は、パラレルシリアル変換器2
2′及び24′、21′及び23′のデータが出力さ
れるものであるが、これらのデータは前記とは逆
に古いデータから発生順にシリアルに出力される
ものであり、且つ、パラレルシリアル変換器2
4′,25′の出力は、入力否定子を介してオア回
路40,41に入力するように構成されている。 従つて、この復帰工程では、上記変換表の復帰
工程の信号変換が行われることになり、そのため
電極は退避行程で移動した径路を逆行して、もと
の位置に変帰するものである。 而して、この往復動は予め定められた回数、通
常は一乃至数回程度行われ、それが完了すると中
央制御装置8は放電加工を再開する。 上記の説明では、z軸方向の電極退避運動に就
いては説明しなかつたが、パルス発振器47の出
力端子47−1及び47−2の出力パルスの論理
和により図示されていないz軸方向の電極加工送
り用モータを駆動し、電極を上記退避運動と同期
して昇降させれば、電極退避運動の方向は理論上
最も望ましい方向、即ち被加工面の法線により近
いものとなり、電極退避運動の効果が一層高めら
れることは直ちに理解されよう。 このとき、パルス発振器47の出力端子47−
1及び47−2の出力パルスの論理和パルスと、
z軸方向の電極加工送り用モータ駆動パルスのパ
ルスレートは通常1:1とするが、被加工面の傾
斜度によつてはこの比を2:1又は1:2とす
る。 又、電極加工送りが、xy平面上でなく、例え
ばyz平面状で行われている場合には、x軸方向
加工送り用モータ48と、z軸方向加工送り用モ
ータとを交替させればよいことも直ちに了解され
よう。 本発明は叙上の如く構成されるから、本発明に
よるときは、確実且つ効率的に、電極、被加工体
間の短絡を回避し得るようになるものである。 尚、本発明の構成は叙上の実施例に限定される
ものでなく、例えば、本発明は直角座標系のみな
らず極座標系、円筒座標系等の加工装置にも応用
できるものであり、又、制御回路の構成に就いて
言えば、加工送り路の記憶に替えて退避すべき径
路を記憶させてもよく、又これらの記憶装置の
内、パラレルシリアル変換器22,22′等を使
用せず、レジスタ18のデータを読み出して利用
するように構成することもあり、又、これらの回
路要素には、各種のレジスタ、RAMその他のメ
モリが利用でき、選択回路又は信号変換方法等も
本発明の目的の範囲で広く公知のものを利用して
自由に設計変更し得るものであつて、本発明はそ
れらのすべてを包摂するものである。
り、右側に退避運動を行う場合には、y=+1、
−1は、退避工程に於てはx=+1、−1に、復
帰工程に於てはx=−1、+1にそれぞれ変換さ
れ、左側に退避運動を行う場合には、退避工程に
於てはx=−1、+1に、復帰工程に於てはx=
+1、−1にそれぞれ変換されるものである。 右側に退避運動をすべきときには、フリツプフ
ロツプ17はセツト状態となつており、オア回路
38,40の出力は、アンド回路34及び36は
通過し得ず、同30又は32のいずれか一方を通
過する。 オア回路38の出力が状態0であるとき、即
ち、x軸方向には加工送りがなされなかつたとき
は、アンド回路30,32の出力も状態0であ
り、モータ49は駆動されないが、オア回路38
の出力が状態1であるときは、オア回路40の出
力状態に応じてモータ49が正逆何れかの方向に
1ステツプ駆動される。 オア回路40の出力が状態1であるとき、即
ち、x=+1であつたときには、アンド回路30
の出力が状態1となり、その出力パルスはオア回
路45を介してスイツチング素子53′,53′を
導通させ、モータ49を逆回転させる。換言すれ
ば、その選択回路により、x=+1が、y=−1
に変換されたことになる。 図示されている状態では、パラレルシリアル変
換器24のデータは総て0であるから、x=−1
であり、この場合はy=+1への変換が行われる
ことはもはや明らかであろう。 叙上のモータ49の制御と同期して、パラレル
シリアル変換器23,25もシリアル出力を発振
し、それらの出力はオア回路39,41を介して
アンド回路31,33,35及び37から成る選
択回路に入力し、上記同様にして信号の変換が行
われ、モータ48が駆動され、結局、第2図に示
すN1又はN2に沿つて電極退避運動が行われるこ
とになる。 この退避工程が終了すると、一定の休止時間経
過後、パルス発振器47はその出力端子47−2
から前と同様8パルスの出力を発振する。 而して、今度は、パラレルシリアル変換器2
2′及び24′、21′及び23′のデータが出力さ
れるものであるが、これらのデータは前記とは逆
に古いデータから発生順にシリアルに出力される
ものであり、且つ、パラレルシリアル変換器2
4′,25′の出力は、入力否定子を介してオア回
路40,41に入力するように構成されている。 従つて、この復帰工程では、上記変換表の復帰
工程の信号変換が行われることになり、そのため
電極は退避行程で移動した径路を逆行して、もと
の位置に変帰するものである。 而して、この往復動は予め定められた回数、通
常は一乃至数回程度行われ、それが完了すると中
央制御装置8は放電加工を再開する。 上記の説明では、z軸方向の電極退避運動に就
いては説明しなかつたが、パルス発振器47の出
力端子47−1及び47−2の出力パルスの論理
和により図示されていないz軸方向の電極加工送
り用モータを駆動し、電極を上記退避運動と同期
して昇降させれば、電極退避運動の方向は理論上
最も望ましい方向、即ち被加工面の法線により近
いものとなり、電極退避運動の効果が一層高めら
れることは直ちに理解されよう。 このとき、パルス発振器47の出力端子47−
1及び47−2の出力パルスの論理和パルスと、
z軸方向の電極加工送り用モータ駆動パルスのパ
ルスレートは通常1:1とするが、被加工面の傾
斜度によつてはこの比を2:1又は1:2とす
る。 又、電極加工送りが、xy平面上でなく、例え
ばyz平面状で行われている場合には、x軸方向
加工送り用モータ48と、z軸方向加工送り用モ
ータとを交替させればよいことも直ちに了解され
よう。 本発明は叙上の如く構成されるから、本発明に
よるときは、確実且つ効率的に、電極、被加工体
間の短絡を回避し得るようになるものである。 尚、本発明の構成は叙上の実施例に限定される
ものでなく、例えば、本発明は直角座標系のみな
らず極座標系、円筒座標系等の加工装置にも応用
できるものであり、又、制御回路の構成に就いて
言えば、加工送り路の記憶に替えて退避すべき径
路を記憶させてもよく、又これらの記憶装置の
内、パラレルシリアル変換器22,22′等を使
用せず、レジスタ18のデータを読み出して利用
するように構成することもあり、又、これらの回
路要素には、各種のレジスタ、RAMその他のメ
モリが利用でき、選択回路又は信号変換方法等も
本発明の目的の範囲で広く公知のものを利用して
自由に設計変更し得るものであつて、本発明はそ
れらのすべてを包摂するものである。
第1図は創成放電加工の説明図、第2図乃至第
4図は本発明にかかる短絡回避方法に於ける電極
退避方法の説明図、第5図は本発明にかかる短絡
回避装置の一実施例を示す回路図である。 1……電極、2……被加工体、3……加工用電
源、4……加工用スイツチング素子、5……加工
用パルス発振器、6……挿入抵抗、7……異常間
隙状態検出回路、8……数値制御装置、9,10
……レジスタ、11,12……加算器、13,1
4……アキユームレータ、15,16,17……
フリツプフロツプ、18,19,20,21……
レジスタ、22,23,24,25,22′,2
4′,24′,25′……パラレルシリアル変換器、
26,27,〜37……アンド回路、38,3
9,〜46……オア回路、47……パルス発振
器、48,49……モータ、50,51……電源
端子、52,53……正回転用スイツチング素
子、52′,53′……逆回転用スイツチング素
子。
4図は本発明にかかる短絡回避方法に於ける電極
退避方法の説明図、第5図は本発明にかかる短絡
回避装置の一実施例を示す回路図である。 1……電極、2……被加工体、3……加工用電
源、4……加工用スイツチング素子、5……加工
用パルス発振器、6……挿入抵抗、7……異常間
隙状態検出回路、8……数値制御装置、9,10
……レジスタ、11,12……加算器、13,1
4……アキユームレータ、15,16,17……
フリツプフロツプ、18,19,20,21……
レジスタ、22,23,24,25,22′,2
4′,24′,25′……パラレルシリアル変換器、
26,27,〜37……アンド回路、38,3
9,〜46……オア回路、47……パルス発振
器、48,49……モータ、50,51……電源
端子、52,53……正回転用スイツチング素
子、52′,53′……逆回転用スイツチング素
子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 棒状又は線状等の単純形状の電極を用い、電
極送りを数値制御して加工を行う形式の放電加工
に採用される異常放電や短絡等の異常加工間隙状
態の回避方法に於て、下記(a)項乃至(e)項記載の工
程から成ることを特徴とする上記の放電加工に於
ける異常放電や短絡等の異常加工間隙状態の回避
方法。 (a) 電極を退避せしめる向きを予め定め記録して
おく工程。 (b) 電極先端の移動軌跡の法線方向を決定するた
め必要なデータを記録する工程。 (c) 異常放電や短絡等の一定限度以上の異常加工
間隙状態の発生を検知する工程。 (d) 前項記載の工程により一定限度以上の異常加
工間隙状態の発生が検知されたとき、電極先端
を(b)項記載の工程により記録されたデータに基
き示される法線方向で且つ(a)項記載の工程によ
り記録された向きに微小距離移動させる工程。 (e) 前項記載の工程により微小距離移動させた電
極先端を元の位置まで復帰せしめる工程。 2 棒状又は線状等の単純形状の電極を用い、電
極送りを数値制御して加工を行う形式の放電加工
に採用される異常放電や短絡等の異常加工間隙状
態の回避方法に於て、下記(f)項乃至(j)項記載の工
程から成ることを特徴とする上記の放電加工に於
ける異常放電や短絡等の異常加工間隙状態の回避
方法。 (f) 電極を退避せしめる向きを予め定め記録して
おく工程。 (g) 電極先端の移動軌跡の法線方向を決定するた
め必要なデータを記録する工程。 (h) 異常放電や短絡等の一定限度以上の異常加工
間隙状態の発生を検知する工程。 (i) 前項記載の工程により一定限度以上の異常加
工間隙状態の発生が検知されたとき、電極先端
を(g)項記載の工程により記録されたデータに基
き示される法線方向で且つ(f)項記載の工程によ
り記録された向きのベクトルと、電極加工送り
が行われる主平面に一定の角度をなす方向で且
つ電極先端が被加工体から離れる向きのベクト
ルとの合ベクトルの方向及び向きに微小距離移
動させる工程。 (j) 前項記載の工程により微小距離移動させた電
極先端を元の位置まで復帰せしめる工程。 3 電極加工送りが行なわれる主平面に一定の角
度をなす方向で且つ電極先端が被加工体から離れ
る向きのベクトルと上記主平面とのなす角が直角
である特許請求の範囲第2項記載の放電加工に於
ける異常放電や短絡等の異常加工間隙状態の回避
方法。 4 棒状又は線状等の単純形状の電極を用い、電
極送りを数値制御装置により制御しつゝ加工を行
う形式の放電加工装置に採用される異常放電や短
絡等の異常加工間隙状態の回避装置に於て、下記
(k)項乃至(n)項記載の構成要素から成ることを
特徴とする上記の放電加工に於ける異常放電や短
絡等の異常加工間隙状態の回避装置。 (k) 電極を退避せしめる向きを予め定め記録して
おくメモリ。 (l) 電極先端の移動軌跡の法線方向を決定し得る
データが記録されるメモリ。 (m) 異常放電や短絡等の一定限度以上の異常加
工間隙状態の発生を検知し得る装置。 (n) 前項記載の検知装置により一定限度以上の
異常加工間隙状態が検知されたとき、数値制御
装置による電極送り制御を停止せしめると共
に、電極先端を(l)項記載のメモリに記録された
データにより示される法線方向で且つ(k)項記載
のメモリに記録された向きに微小距離移動さ
せ、その後元の位置まで復帰せしめるよう電極
送り装置を作動させる装置。 5 棒状又は線状等の単純形状の電極を用い、電
極送りを数値制御装置により制御しつゝ加工を行
う形式の放電加工装置に採用される異常放電や短
絡等の異常加工間隙状態の回避装置に於て、下記
(o)項乃至(r)項記載の構成要素から成るこ
とを特徴とする上記の放電加工に於ける異常放電
や短絡等の異常加工間隙状態の回避装置。 (o) 電極を退避せしめる向きを予め定め記録し
ておくメモリ。 (p) 電極先端の移動軌跡の法線方向を決定し得
るデータが記録されるメモリ。 (q) 異常放電や短絡等の一定限度以上の異常加
工間隙状態の発生を検知し得る装置。 (r) 前項記載の検知装置により一定限度以上の
異常加工間隙状態が検知されたとき、数値制御
装置による電極送り制御を停止せしめると共
に、電極先端を(p)項記載のメモリに記録さ
れたデータにより示される法線方向で且つ
(o)項記載のメモリに記録された向きのベク
トルと、電極加工送りが行われる主平面に一定
の角度をなす方向で且つ電極先端が被加工体か
ら離れる向きのベクトルとの合ベクトルの方向
及び向きに微小距離移動させ、その後元の位置
まで復帰せしめるよう電極送り装置を作動させ
る装置。 6 電極加工送りが行われる主平面に一定の角度
をなす方向で且つ電極先端が被加工体から離れる
向きのベクトルが、上記主平面となす角が直角で
ある特許請求の範囲第5項記載の放電加工に於け
る異常放電や短絡等の異常加工間隙状態の回避装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13912382A JPS5930622A (ja) | 1982-08-12 | 1982-08-12 | 放電加工に於ける異常放電や短絡等の異常加工間隙状態の回避方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13912382A JPS5930622A (ja) | 1982-08-12 | 1982-08-12 | 放電加工に於ける異常放電や短絡等の異常加工間隙状態の回避方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5930622A JPS5930622A (ja) | 1984-02-18 |
| JPS637894B2 true JPS637894B2 (ja) | 1988-02-18 |
Family
ID=15238037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13912382A Granted JPS5930622A (ja) | 1982-08-12 | 1982-08-12 | 放電加工に於ける異常放電や短絡等の異常加工間隙状態の回避方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5930622A (ja) |
-
1982
- 1982-08-12 JP JP13912382A patent/JPS5930622A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5930622A (ja) | 1984-02-18 |
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