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JPS6411073B2 - - Google Patents
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JPS6411073B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6411073B2
JPS6411073B2 JP16240082A JP16240082A JPS6411073B2 JP S6411073 B2 JPS6411073 B2 JP S6411073B2 JP 16240082 A JP16240082 A JP 16240082A JP 16240082 A JP16240082 A JP 16240082A JP S6411073 B2 JPS6411073 B2 JP S6411073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide
component unit
acid component
composition
dicarboxylic acid
Prior art date
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Expired
Application number
JP16240082A
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English (en)
Other versions
JPS5953536A (ja
Inventor
Takeshi Sakashita
Hidehiko Hashimoto
Takayuki Nakano
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP16240082A priority Critical patent/JPS5953536A/ja
Publication of JPS5953536A publication Critical patent/JPS5953536A/ja
Publication of JPS6411073B2 publication Critical patent/JPS6411073B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、耐熱特性、機械的特性、化学的物理
的特性および成形特性のいずれにも優れた性能を
兼ね備えた成形用強化ポリアミド組成物に関する
ものである。 一般に、ポリオレフイン、ポリエステル、ポリ
アミドなどの熱可塑性樹脂は圧縮成形、射出成形
または押し出し成形などの溶融成形を行うことが
でき、成形性には優れているが、耐熱特性、機械
的特性および化学的特性のいずれの性能において
もエンジニアリングプラスチツクスとして満足で
きるものではなく、それぞれの特性を活かしてそ
れぞれの汎用成形分野に使用されている。これら
の熱可塑性樹脂の耐熱特性、機械的特性または化
学的物理的特性を向上させる目的で該熱可塑性樹
脂にガラス粉、グラフアイト粉、ガラス繊維、炭
素繊維などの充填剤を配合した組成物が提案され
ている。これらの充填剤を配合した強化熱可塑性
樹脂組成物の前記性能はいずれもかなり改善され
るが、高性能のエンジニアリングプラスチツクス
に要求されるいずれの諸特性を満足するものでは
なく、これらの強化熱可塑性樹脂は前記同様にそ
れぞれの特性を活かした成形分野に利用されてい
るに過ぎない。 従来、耐熱特性、機械的特性および化学的物理
的特性に優れたエンジニアリングプラスチツクス
として、ポリテトラフロロエチレン(テフロン
)、ポリパラフエニレンテレフタルアミド(ケ
ブラー )、4,4′−ジアミノジフエニルエーテ
ルとピロメリツト酸無水物との縮合物よりなるポ
リイミド(カプトン )、ポリヘキサメチレンア
ジボアミド(6,6−ナイロン)、ポリ2,2,
4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミド
(トロガミドT )、ポリフエニレンスルフイド、
ポリアセタールなどが知られている。これらのう
ちでポリテトラフロロエチレン、ポリテレフタロ
イルパラフエニレンジアミンおよび前記ポリイミ
ド樹脂などは耐熱特性、機械的特性および化学的
物理的特性に優れているが、溶融成形を行うこと
ができないという欠点があり、その利用分野は著
しく制限されている。また、これらのエンジニア
リングプラスチツクスのうちで、ポリフエニレン
スルフイド、ポリヘキサメチレンアジポアミド
(6,6−ナイロン)、2,2,4−トリメチルヘ
キサメチレンテレフタルアミド(トロガミドT
)、ポリアセタールなどはいずれも溶融成形を
することができるという特徴はあるが、ポリフエ
ニレンスルフイドは融点、ガラス転移点、熱変形
温度などの耐熱特性および衝撃強度、耐摩耗性な
どの機械的特性に劣り、ポリヘキサメチレンアジ
ポアミド(6,6−ナイロン)およびポリ2,
2,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルア
ミド(トロガミドT )などのポリアミドはいず
れもガラス転移点、熱変形温度などの耐熱特性、
引張強度、曲げ強度、限界PV値、耐摩耗性など
の機械的特性および耐薬品性、耐沸水性、飽和吸
水率などの化学的物理的特性に劣り、ポリアセタ
ールは融点、熱変形温度などの耐熱特性および曲
げ強度、衝撃強度、耐摩耗性などの機械的特性に
劣るという欠点がそれぞれある。 本発明者らは、耐熱特性、機械的特性、化学的
物理的特性および成形特性のいずれにも優れた性
能を兼ね備えた成形用樹脂組成物を検討した結
果、テレフタル酸成分単位を主成分とする芳香族
系ジカルボン酸成分単位および直鎖脂肪族アルキ
レンジアミン成分単位からなる特定のポリアミド
および該ポリアミドに対して特定量の充填剤から
なる強化ポリアミド組成物が前記目的を達成する
ことを見出し、本発明に到達した。本発明によれ
ば、本発明の成形用強化ポリアミド組成物は、融
点、ガラス転移点および熱変形温度などの耐熱特
性、引張強度、曲げ強度、衝撃強度、動摩擦係
数、テーバー摩耗などの機械的特性、耐薬品性、
耐沸水性、飽和吸収水率などの化学的物理的特
性、溶融組成物の流動性、溶融圧縮成形性、溶融
射出成形性や溶融押出し成形性などの成形特性に
優れているという特徴がある。 本発明を概説すれば、本発明は、 〔A〕 テレフタル酸成分単位60ないし100モル
%の範囲およびテレフタル酸成分単位以外の芳
香族ジカルボン酸成分単位0ないし40モル%か
らなる芳香族系ジカルボン酸成分単位(a)および
炭素数6ないし18の直鎖脂肪族アルキレンジア
ミン成分単位(b)からなり、かつ濃硫酸中で30℃
で測定した極限粘度〔η〕が0.5ないし3.0dl/
gの範囲にあるポリアミドと、 [B] 該ポリアミド100重量部に対して0.5ない
し200重量部の範囲にあり、平均粒径が0.1mμ
ないし200μの範囲にあり、かつ下記の群から
選ばれる粉末状充填剤、 あるいは 該ポリアミド100重量部に対して0.5ないし200
重量部の範囲にあり、平均長が0.1ないし20mmの
範囲にあり、かつ下記の群から選ばれる有機系ま
たは無機系の繊維状充填剤、 とからなる成形用ポリアミド組成物: 粉末状充填剤:シリカ、シリカアルミナ、アル
ミナ、タルク、グラフアイト、二酸化チタ
ン、二硫化モリブデン、ポリテトラフロロ
エチレン 繊維状充填剤:全芳香族系ポリアミド繊維、ガ
ラス繊維、カーボン繊維、ホウ素繊維、を
要旨とするものである。 本発明の成形用強化ポリアミド組成物に樹脂成
分として配合されるポリアミド〔A〕は、テレフ
タル酸成分単位60ないし100モル%の範囲および
テレフタル酸成分単位以外の芳香族ジカルボン酸
成分単位0ないし40モル%の範囲からなる芳香族
系ジカルボン酸成分単位(a)および炭素数6ないし
18の直鎖脂肪族アルキレンジアミン成分単位(b)か
らなるポリアミドであり、該ポリアミドの濃硫酸
中で30℃で測定した極限粘度〔η〕は0.5ないし
3.0dl/gの範囲にあることが必要であり、好ま
しくは0.5ないし2.8、とくに好ましくは0.6ないし
2.5dl/gの範囲である。 本発明の成形用強化ポリアミド組成物のポリア
ミド〔A〕を構成する芳香族系ジカルボン酸成分
単位(a)として具体的には、テレフタル酸、イソフ
タル酸、フタル酸、2−メチルテレフタル酸、ナ
フタリンジカルボン酸などの各成分単位を例示す
ることができる。芳香族系ジカルボン酸成分単位
(a)の組成は、テレフタル酸成分単位単独であつて
もよいが、テレフタル酸成分単位とテレフタル酸
成分単位以外の前記例示の芳香族ジカルボン酸成
分単位の混合物であつてもよい。いずれの場合に
も該ポリアミドを構成する芳香族系ジカルボン酸
成分単位(a)の組成は、テレフタル酸成分単位60な
いし100モル%の範囲およびテレフタル酸成分単
位以外の芳香族ジカルボン酸成分単位0ないし40
モル%の範囲からなることが必要である。さらに
芳香族系ジカルボン酸成分単位(a)の組成は、ポリ
アミドを構成する直鎖脂肪族アルキレンジアミン
成分単位(b)が炭素数6の直鎖脂肪族アルキレンジ
アミンの場合は、テレフタル酸成分単位が60ない
し85モル%の範囲およびテレフタル酸成分単位以
外の芳香族ジカルボン酸成分単位が15ないし40モ
ル%の範囲にあると、熱変形温度などの耐熱特
性、曲げ強度、耐摩耗性などの機械的特性、成形
性が向上するようになるのでとくに好ましい。ま
た、ポリアミドを構成する直鎖脂肪族アルキレン
ジアミン成分単位(b)が炭素数8の直鎖脂肪族アル
キレンジアミンの場合は、テレフタル酸成分単位
65ないし100モル%の範囲およびテレフタル酸成
分単位以外の芳香族ジカルボン酸成分単位0ない
し35モル%の範囲にあると、熱変形温度などの耐
熱特性、曲げ強度、耐摩耗性などの機械的特性、
成形性が向上するようになるのでとくに好まし
い。また、ポリアミドを構成する直鎖脂肪族アル
キレンジアミン成分単位(b)が炭素数10ないし18の
直鎖脂肪族アルキレンジアミンの場合は、テレフ
タル酸成分単位75ないし100モル%の範囲および
テレフタル酸成分単位以外の芳香族ジカルボン酸
成分単位0ないし25モル%の範囲にあると、熱変
形温度などの耐熱特性、曲げ強度、耐摩耗性など
の機械的特性、成形性が向上するようになるので
とくに好ましい。芳香族系ジカルボン酸成分単位
(a)の組成がテレフタル酸成分単位が60モル%未満
になりかつテレフタル酸成分単位以外の芳香族ジ
カルボン酸成分単位が40モル%より大きくなる
と、熱変形温度などの耐熱特性、引張り強度、耐
摩耗性などの機械的特性、耐薬品性、耐水性など
の化学的物理的特性が低下するようになる。該ポ
リアミドを構成する芳香族系ジカルボン酸成分単
位(a)のテレフタル酸成分単位以外の芳香族ジカル
ボン酸成分単位のうちでは、イソフタル酸成分単
位またはナフタリンジカルボン酸成分単位である
ことが好ましく、とくにイソフタル酸成分単位で
あることが好ましい。また、該ポリアミドを構成
する前記芳香族系ジカルボン酸成分単位(a)は、テ
レフタル酸成分単位およびテレフタル酸成分単位
以外の前記芳香族ジカルボン酸成分単位を主成分
とするものであるが、前記必須成分の他に、少量
のトリメリツト酸、ピロメリツト酸などの三塩基
性以上の多価カルボン酸成分単位を含んでいても
差し支えない。 本発明の成形用強化ポリアミド組成物用のポリ
アミド〔A〕を構成する直鎖脂肪族アルキレンジ
アミン成分単位(b)は、炭素数が6ないし18の直鎖
脂肪族アルキレンジアミンであり、具体的には、
1,6−ジアミノヘキサン、1,7−ジアミノヘ
プタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジ
アミノノナン、1,10−ジアミノデカン、1,11
−ジアミノウンデカン、1,12−ジアミノドデカ
ンなどの各成分単位を例示することができる。こ
れらの直鎖脂肪族アルキレンジアミン成分単位(b)
のうちでは、1,16−ジアミノヘキサン成分単
位、1,18−ジアミノオクタン成分単位、1,10
−ジアミノデカン成分単位、1,12−ジアミノド
デカン成分単位またはこれらの混合成分単位であ
ることが好ましく、とくに1,10−ジアミノデカ
ン成分単位であることが好ましい。 また、本発明の成形用強化ポリアミド組成物の
うちでは、ポリアミド〔A〕を構成する芳香族系
ジカルボン酸成分単位(a)がテレフタル酸成分単位
を主成分としかつ直鎖脂肪族アルキレンジアミン
成分単位(b)が1,6−ジアミノヘキサン、1,8
−ジアミノオクタン、1,10−ジアミノデカンま
たは1,12−ジアミノドデカンからなるポリアミ
ドを含む組成物であることが好ましく、とくに
1,10−ジアミノデカンを含む組成物であること
が好ましい。 本発明の成形用強化ポリアミド組成物に配合さ
れる前記ポリアミド〔A〕は、従来公知の種々の
方法によつて製造することができる。たとえば、
前記ポリアミドは、Paul W.Morgan著、
Interscience publfshers発行(1965年)、
「Polymer Reviews 10、Condensation
Polymers、By Interfacial and Solution
Methods」およびVon H.Hopff and A.Krieger
著、Makromol.Chem.、47、93〜113(1961)に
記載されているように、該ポリアミドの構成成分
単位の前記芳香族系ジカルボン酸成分単位(a)に相
当する芳香族ジカルボン酸のジ酸ハライドと前記
直鎖脂肪族アルキレンジアミン成分単位(b)に相当
する直鎖脂肪族アルキレンジアミンを溶液法によ
つて重縮合させることにより製造することもでき
るし、界面法によつて重縮合させることにより製
造することもできる。また該ポリアミドの構成成
分単位の前記芳香族ジカルボン酸成分単位(a)に相
当する芳香族ジカルボン酸と前記直鎖脂肪族アル
キレンジアミン成分単位(b)に相当する直鎖脂肪族
アルキレンジアミンとのナイロン塩を加熱し、オ
リゴマーを製造した後固相重合させることにより
製造することもできる。本発明の成形用強化ポリ
アミド組成物には、いずれの方法によつて製造さ
れたポリアミドを使用することもできる。 本発明の成形用強化ポリアミド組成物に配合さ
れる他の構成成分の充填剤[B]としては、粉末
状充填剤または繊維状充填剤が用いられる。 粉末状充填剤としてはシリカ、シリカアルミ
ナ、アルミナ、タルク、グラフアイト、二酸化チ
タン、二硫化モリブデン、ポリテトラフロロエチ
レンが用いられる。これらのうちでとくに好まし
くはグラフアイト、二硫化モリブデンまたはポリ
テトラフロロエチレンが用いられる。とくにグラ
フアイト、二硫化モリブデンまたはポリテトラフ
ロロエチレンを使用すると該組成物から得られる
成形体の動摩擦係数、テーバー摩耗、限界PV値
などの耐摩耗性が向上するようになるので好まし
い。かかる充填剤の平均粒径は通常0.1mμない
し200μの範囲、とくに1mμないし100μの範囲
にあると前述の耐摩耗性が著しく向上するので好
ましい。かかる充填剤の配合割合は該ポリアミド
100重量部に対して0.5ないし200重量部の範囲に
あることが必要であり、好ましくは0.5ないし100
重量部の範囲、とくに好ましくは0.5ないし50重
量部の範囲である。 繊維状充填剤としては、有機系の全芳香族系ポ
リアミド繊維あるいは無機系のガラス繊維、カー
ボン繊維またはホウ素繊維が用いられる。 また、前記充填剤のうち、有機系の繊維状充填
剤としてはポリパラフエニレンテレフタルアミド
繊維、ポリメタフエニレンテレフタルアミド繊
維、ポリパラフエニレンイソフタルアミド繊維、
ポリメタフエニレンイソフタルアミド繊維、ジア
ミノジフエニルエーテルとテレフタル酸またはイ
ソフタル酸との縮合物から得られる繊維などの全
芳香族系ポリアミド繊維を使用する。このような
全芳香族系ポリアミド繊維を使用すると、該組成
物から得られる成形体の引張り強度、アイゾツト
衝撃強度などの機械的特性、熱変形温度などの耐
熱特性などが向上するようになるので好ましい。
また上記したような無機系の繊維を使用すると該
組成物から得られる成形体の引張強度、曲げ強
度、曲げ弾性率などの機械的特性、熱変形温度な
どの耐熱特性、耐水性などの化学的物理的特性な
どが向上するようになるので好ましい。前記有機
系または無機系の繊維状充填剤の平均長は0.1な
いし20mmの範囲、とくに1ないし10mmの範囲にあ
ると、該組成物の成形性が向上しかつ該組成物か
ら得られる成形体の熱変性温度などの耐熱特性、
引張強度、曲げ強度などの機械的特性などが向上
するようになるので好ましい。前記有機系または
無機系の繊維状充填剤の配合割合は該ポリアミド
100重量部に対して0.5ないし200重量部の範囲に
あることが必要であり、好ましくは5ないし180
重量部の範囲、とくに好ましくは5ないし150重
量部の範囲である。 前記粉末状あるいは繊維状などの充填剤の配合
割合が該ポリアミド100重量部に対して200重量部
より多くなると、該組成物の成形性および該組成
物から得られる成形体の可とう性が著しく低下す
るようになる。 これらの繊維状充填剤はクロス状などに二次加
工されていてもよい。 上記のような各種粉末状あるいは繊維状の充填
剤は単独で、あるいは組合せて用いることができ
る。これらの充填剤はシランカツプラーやチタン
カツプラーなどで処理されていてもよい。また、
本発明の組成物には、上記の粉末状あるいは繊維
状充填剤の他に本発明の目的を損なわない範囲
で、板状、クロス状など各種形態を有する他の充
填剤が含まれていてもよい。 また、本発明においては、シリカ、シリカアル
ミナ、アルミナ、タルク、グラフアイト、二酸化
チタン、二硫化モリブデン、ポリテトラフロロエ
チレン以外の粉末状充填剤を併用することもで
き、さらに全芳香族系ポリアミド繊維、ガラス繊
維、カーボン繊維、ホウ素繊維以外の繊維状充填
剤を併用することも可能である。 本発明の成形用強化ポリアミド組成物は、前記
ポリアミド〔A〕および前記充填剤〔B〕を必須
構成成分とするものであり、該両構成成分のみか
らなる組成物である場合もあるし、該両必須構成
成分の他に他成分を含む組成物である場合もあ
る。本発明の成形用強化ポリアミド組成物に必要
に応じて配合される前記両必須構成成分以外の成
分としては従来から公知の安定剤、可塑剤、離型
剤、滑剤などを例示することができる。 本発明の成形用強化ポリアミド組成物を調製す
る方法としては、前記各構成成分のポリアミドを
溶融状態に維持しながら充填剤を配合する方法な
どを例示することができる。溶融混練配合する方
法として具体的には、押出機、ニーダーなどを用
いて混練配合する方法などを例示することができ
る。 本発明の成形用強化ポリアミド組成物は通常の
溶融成形、たとえば圧縮成形、射出成形または押
し出し成形等によつて成形することができる。 次に、本発明の成形用強化ポリアミド組成物を
実施例によつて具体的に説明する。実施例および
比較例において使用したポリアミドの合成法を参
考例1ないし5に示した。また、強化樹脂組成物
の調製法、該強化樹脂組成物からの試験片の調製
法ならびに各性能の評価方法をも示した。 なお以下の表1および表3において使用した次
の略号はそれぞれ次の化合物を示す。 TA:テレフタル酸 IA:イソフタル酸 C6DA:1,6−ジアミノヘキサン C8DA:1,8−ジアミノヘキサン C10DA:1,10−ジアミノデカン 〔〕 ポリアミドの製造 参考例 1 1,6−ジアミノヘキサン116g(1M)、炭酸
ナトリウム220g(2.1M)、ラウリル硫酸ナトリ
ウム20gおよびイオン交換水5を撹拌棒、温度
計、還流冷却器を備えた4つ口10フラスコに仕
込み、N2雰囲気下5℃で撹拌し、この混合物に
塩化テレフタロイル152g(0.75M)および塩化
イソフタロイル51g(0.25M)のクロロホルム
(4)溶液を10分で適下した。適下後5℃で15
分間反応を行つた後、反応混合物をアセトン40
にあけ、析出したポリマーをグラスフイルターを
用いて吸引過し、捕集した。ポリマーを温水、
次いでアセトンで洗浄した後、真空オーブン中で
100℃、100mmHgの条件下で1日乾燥して234g
(95%)のポリマーを得た。ポリマー中のテレフ
タル酸成分単位のモル%、〔η〕および融点を表
1に示した。 参考例 2〜3 参考例1において塩化テレフタロイルと塩化イ
ソフタロイルの使用量を表1に記載したように変
えた以外は参考例1に記載した方法に従つてジカ
ルボン酸成分単位中のテレフタル酸成分単位の含
有率の異なるポリマーを得た。結果を表1に示し
た。
【表】 参考例 4 1,8−ジアミノオクタン81g(0.56M)、水
酸化ナトリウム47g(1.18M)、ラウリル硫酸ナ
トリウム11g、クロロホルム2.25およびイオン
交換水5.6を撹拌棒、温度計、還流冷却器を備
えた4つ口フラスコに仕込み、N2雰囲気下10℃
で撹拌し、この混合物に塩化テレフタロイル91g
(0.45M)塩化イソフタロイル23g(0.11M)の
クロロホルム(3)溶液を7分で滴下し、その
後10℃で20分反応を行つた。反応混合物をアセト
ン30にあけ、析出したポリマーをグラスフイル
ターを用いて吸引過し、捕集した。ポリマーを
アセトン、温水、次いでアセトンで洗浄した後真
空オーブン中で100℃、100mmHgの条件下で1日
乾燥して144g(93%)のポリマーを得た。ポリ
マーのジカルボン酸成分単位中のTA成分単位は
78モル%、〔η〕(conc.H2SO4中、30℃)は0.82
dl/g、融点は310℃であつた。 参考例 5 テレフタル酸232g(1.40M)、1,10−ジアミ
ノデカン241g(1.4M)およびイオン交換水10
を撹拌棒、温度計、還流冷却器を備えた10の反
応器に仕込み、N2雰囲気下95〜100℃で1時間反
応した反応後の透明溶液を空冷し、析出したナイ
ロン塩を吸引ろ過で捕集し、100℃、100mmHgで
乾燥してテレフタル酸−1,10−ジアミノデカン
のナイロン塩450g(95%)を得た。このナイロ
ン塩450g(1.33M)を1の反応器に仕込み、
1mmHgの減圧にした後N2気流を導入し、系内を
N2雰囲気下にした後N2気流中、310℃で1.5hr反
応して生成する水を系外に追い出し、テレフタル
酸と1,10−ジアミノデカンからなるポリアミド
390g(97%、〔η〕=0.72dl/gconc.H2SO4中、
30℃)を得た。前記ポリアミドをクラツシヤーに
よつて粉砕(32メツシユパス)し、100℃、1mm
Hgの条件で12hr乾燥した後295℃、0.7mmHgの条
件下12hr固相重合を行つて〔η〕(conc.H2SO4
中、30℃)1.25dl/gのテレフタル酸成分単位と
1,10−ジアミノデカン成分単位からなるポリア
ミド370g(96%)を得た。融点は316℃であつ
た。 〔〕 強化樹脂組成物の作製 界面重合法で合成したポリアミドはクラツシヤ
ーによつて粉砕(32メツシユパス)し、100℃、
1mmHgの条件で12hr乾燥した後強化樹脂組成物
の作製に供した。また固相重合品はそのまま使用
した。強化樹脂組成物の作製は、十分に乾燥した
所定量の充填剤と所定量のポリアミドを窒素雰囲
気下でまず乾式ブレンドする。この混合物を20mm
ベント式押出機(スクリユーL/D=28)によつ
て窒素雰囲気下、スクリユー回転数30rpm、所定
の温度および圧力下で溶融混合し、ストランドを
得た。このストランドを長さ0.8〜1cmにカツト
し、充填剤強化樹脂組成物を作製した。 〔〕 試験片の作製および各性能の評価法 充填剤強化樹脂組成物を100℃、1mmHgの条件
下12hr乾燥した後、プレス成形機によつて窒素雰
囲気中100Kg/cm2の圧力下、融点より20℃高い温
度でホツトプレスした後、20℃の温度でコールド
プレスし、2mmないし10mm厚の圧縮成形板を作製
した。これらの成形板を表2に記載の各試験片の
寸法に切削加工した後温度23℃、相対湿度65%の
雰囲気中に96hr放置した後試験に供した。
【表】 実施例 1 参考例1に記載したポリアミド100重量部、平
均長が6mmのガラス繊維(日東紡績KK製、チツ
プストランドCS 6PE−231)43重量部よりなる
ガラス繊維強化ポリアミド組成物を表3に記載の
押出し条件で作製した。この組成物を用いて作製
した試験片の性能を表3に示した。 実施例 2〜4 実施例1において参考例1に記載したポリアミ
ドを使用する代りに表3に記載したポリアミドを
用い、表3に記載した押出条件でガラス繊維強化
ポリアミド組成物を作製した他は実施例1に記載
の方法でガラス繊維強化ポリアミドを作製した。
これら組成物を用いて作製した試験片の性能を表
3に示した。 実施例 5 実施例4において6mm長のガラス繊維を使用す
る代りに平均長が3mmのガラス繊維(日東紡績
KK促、チツプストランドCS 3PE−231)を用い
た他は実施例4に記載の方法でガラス繊維強化ポ
リアミド組成物を作製した。この組成物を用いて
作製した試験片の性能を表3に示した。 実施例 6、7 実施例4において、ガラス繊維を43重量部使用
する代りに表3に記載した量用いた他は実施例4
に記載の方法でガラス繊維強化ポリアミド組成物
を作製した。これら組成物を用いて作製した試験
片の性能を表3に示した。 実施例 8〜11 表3に記載したポリアミド100重量部および表
3に記載した量のカーボン繊維(東レKK製、
T008A、平均長3mm又は6mm)からなるカーボ
ン繊維強化ポリアミド組成物を表3に記載した押
出し条件で作製した。これらの組成物を用いて作
製した試験片の性能を表3に示した。 実施例 12 実施例6においてガラス繊維を使用する代りに
ポリパラフエニレンテレフタルアミド繊維(デユ
ポン社製、ケブラー 49、平均長3mm)を用いた
他は実施例6に記載した方法でポリパラフエニレ
ンテレフタルアミド繊維強化ポリアミド組成物を
作製した。この組成物を用いて作製した試験片の
性能を表3に示した。 比較例 1 実施例4において、ガラス繊維を使用しなかつ
た他は実施例4に記載の方法でストランドおよび
試験片を作製した。結果を表3に示した。 比較例 2 参考例3に記載したポリアミド100重量部、平
均長6mmのガラス繊維(日東紡績KK製、チツプ
ストランドCS 6PE−231)43重量部よりなるガ
ラス繊維強化ポリアミド組成物を表3に記載した
押出条件で作製した。この組成物を用いて作製し
た試験片の性補を表3に示した。 比較例 3 比較例2において充填剤のガラス繊維を配合し
なかつた以外は、比較例2と同様にしてポリアミ
ドを作製した。このポリアミドを用いて作製した
試験片の性能を表3に示した。 比較例 4 100℃、1mmHgの条件下12hr乾燥した2,2,
4−トリメチルヘキサメチレンジアミン成分単位
とテレフタル酸成分単位からなるポリアミドダイ
ナミツトノーベル社製、トロガミドT)を窒素雰
囲気中275℃、100Kg/cm2の圧力でホツトプレス、
次いで20℃でコールドプレスして試験片を作製し
た。結果を表3に示した。 比較例 5 100℃、1mmHgの条件下12hr乾燥したガラス繊
維強化ポリフエニレンスルフイド(フイリツプ
社、Ryton R−4、ガラス繊維40%配合品)を
330℃、100Kg/cm2の圧力でホツトプレス、次いで
20℃でコールドして試験片を作製した。結果を表
3に示した。 比較例 6 100℃、1mmHgの条件下12hr乾燥したガラス繊
維強化ポリアセタール(ポリプラスチツクス社
製、ジユラコンGC−25、ガラス繊維25%配合品
を窒素雰囲気中200℃、100Kg/cm2の圧力でホツト
プレス、次いで20℃でコールドプレス試験片を作
製した。結果を表3に示した。
【表】
【表】
【表】 実施例 13〜15 実施例6においてガラス繊維を使用する代りに
表4に記載した充填剤を表4に記載した量用いた
他は実施例6に記載した方法でポリアミド組成物
を作製した。これらの組成物を用いて作製した試
験片の性能を表4に示した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 [A] テレフタル酸成分単位60ないし100
    モル%の範囲およびテレフタル酸成分単位以外
    の芳香族ジカルボン酸成分単位0ないし40モル
    %の範囲からなる芳香族系ジカルボン酸成分単
    位(a)および炭素数6ないし18の直鎖脂肪族アル
    キレンジアミン成分単位(b)からなり、かつ濃硫
    酸中30℃で測定した[η]が0.5ないし3.0dl/
    gの範囲にあるポリアミドと、 [B] 該ポリアミド100重量部に対して0.5ない
    し200重量部の範囲にあり、平均粒径が0.1mμ
    ないし200μの範囲にあり、かつ下記の群から
    選ばれる粉末状充填剤、 あるいは 該ポリアミド100重量部に対して0.5ないし200
    重量部の範囲にあり、平均長が、0.1ないし20mm
    の範囲にあり、かつ下記の群から選ばれる有機系
    または無機系の繊維状充填剤、 とからなる成形用ポリアミド組成物: 粉末状充填剤:シリカ、シリカアルミナ、アル
    ミナ、タルク、グラフアイト、二酸化チタ
    ン、二硫化モリブデン、ポリテトラフロロ
    エチレン 繊維状充填剤:全芳香族系ポリアミド繊維、ガ
    ラス繊維、カーボン繊維、ホウ素繊維。 2 ポリアミドを構成するテレフタル酸以外の芳
    香族系ジカルボン酸成分単位が、イソフタル酸成
    分単位またはナフタリンジカルボン酸成分単位で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の成形用ポリア
    ミド組成物。 3 ポリアミドを構成する直鎖脂肪族アルキレン
    ジアミン成分単位(b)が1,6−ジアミノヘキサン
    成分単位、1,8−ジアミノオクタン成分単位、
    1,10−ジアミノデカン成分単位または1,12−
    ジアミノドデカン成分単位である特許請求の範囲
    第1項に記載の成形用ポリアミド組成物。 4 濃硫酸中30℃で測定したポリアミドの極限粘
    度[η]が、0.6ないし2.5μ/gの範囲にあるポ
    リアミドである特許請求の範囲第1項に記載の成
    形用ポリアミド組成物。
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