JPS642468B2 - - Google Patents
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- JPS642468B2 JPS642468B2 JP20067884A JP20067884A JPS642468B2 JP S642468 B2 JPS642468 B2 JP S642468B2 JP 20067884 A JP20067884 A JP 20067884A JP 20067884 A JP20067884 A JP 20067884A JP S642468 B2 JPS642468 B2 JP S642468B2
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- JP
- Japan
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- nozzle
- molten steel
- ring
- small diameter
- diameter
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D41/00—Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
- B22D41/50—Pouring-nozzles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明はタンデイツシユノズル特にはアルミニ
ユウム含有量が0.010%以上のアルミキルド鋼の
小断面連続鋳造法に使用するに最適なノズルに関
するものである。 (従来の技術および発明が解決しようとする問題
点) アルミキルド鋼の連続鋳造において、溶鋼中の
アルミニユウム含有量が0.010%を上まわると、
一般に市販されているタンデイツシユノズルで
は、溶鋼が通過する際にα―Al2O3を主体とした
付着物が生成することが良く知られている。この
付着物の生成メカニズムについては、未だ確固た
る定説はないが (1) 耐火物と溶鋼の反応生成物 (2) 耐火物気孔から浸入してくる空気による溶鋼
酸化物 (3) 温度低下による溶鋼中の過飽和Al2O3の析出
物の耐火物への付着 (4) 溶鋼中に存在する脱酸生成物の耐火物への付
着 といつた原因が挙げられている。いずれにしても
このような付着物はタンデイツシユノズルからの
溶鋼の供給を妨げるいわゆるノズル閉塞現象を引
き起こす原因となる。とりわけ小断面連鋳におい
ては、ノズル口径を大きくとれないのでノズル閉
塞が生じ易く、溶鋼中のアルミニユウム含有量が
0.010%を上まわると鋳込に著しい支障をきたす
ことは周知の事実である。 この現象を回避する為にタンデイツシユノズル
の付着物を不活性ガスで脱落させる方法が提案さ
れているが、ノズル口径が小さい小断面連鋳にお
いては、その細工が極めて困難である。その上不
活性ガスの吹き込みは注入流を乱し、ノズル耐火
物の溶損をまねき易いことが予想されその制御に
著しい困難が伴なうと考えられる。 またタンデイツシユノズルの付着物を脱落させ
閉塞を回避する為に故意に耐火物の溶損を大きく
したいわゆる溶損型タンデイツシユノズルの使用
も考案されているが均一に溶損させることが困難
で鋳込速度の変動をまねき易い。 いずれにしてもタンデイツシユノズルの付着物
を脱落させる手法は、その脱落物が溶鋼を汚染
し、品質上極めて好ましくない欠点となる懸念が
ある。 この他、タンデイツシユノズル口径を大きくし
ノズルの閉塞を回避する方法があるが、適切に溶
鋼供給速度を制御する為のストツパー、あるいは
スライデイングゲートバルブの併用が前提とな
る。このような大口径のタンデイツシユノズルを
使用することによつて、ノズルの閉塞は回避でき
るものの、付着物の脱着による溶鋼供給速度の変
動は避けられない。とりわけ小断面連鋳ではこの
変動によるモールド内メニスカスの変動が大き
く、その制御が極めて困難となり品質上の問題と
なる。さらにストツパーやスライデイングノズル
等の耐火物あるいは、付着物の脱落は溶鋼の汚染
源となる可能性がある。 (問題点を解決するための手段および実施例) 本発明は、上記の不具合を回避し、小断面連鋳
でも容易にアルミキルド鋼を鋳込めるタンデイツ
シユノズルの材質、および形状にかかわるもので
ある。 以下に本発明を第1図及び第2図を参照して説
明する。 第1図は本発明ノズルの典型例を示す断面図で
ありノズル部1、リング状ノズル部2から基本的
に構成される複合ノズルである。 ここで、ノズル部1には溶鋼の流路4aを形成
する大口径部1aとリング状ノズルの嵌合部4b
を形成する小口径部1bを有し、上流側の大口径
部と下流側の小口径部の間には段差がある。 そこで、このノズル部1は一般に市販されてい
るタンデイツシユノズルの材質、例えばAl2O3―
SiO2系シヤモツト及びハイアルミナ耐火物など
からなる材質で製造したものが使用でき、大口径
部の口径Dとしては、α―Al2O3を主体とした付
着物が生成しても閉塞が生じないと考えられる任
意の口径を容易に選ぶことができる。 つぎにリング状ノズル部2は小口径部1bの端
部内面にリング状として配設してなるセラミツク
ス内張りである。 本発明でこのリング状ノズル部は溶鋼に対して
濡れにくい材質からなるセラミツクスでつくられ
たものであり、これらの材質としては非酸化物の
セラミツクスが適当であり、具体的には、ZrB2、
TiC、B4C、AlN、BNの一種又は二種以上を主
成分とするものが好ましくなかでも、ZrB2―BN
複合体が溶鋼にぬれにくく、α―Al2O3等が付着
しない点から重量%でZrB295〜60%、BN5〜40
%のものが最適である。このようなセラミツクス
からなるリングノズルは予め環状リングとして成
形したものを焼結することで得られる一体焼結リ
ングであるものが好ましく使用でき、ノズル部本
体には適当な接合剤などを介して貼り合わせるな
り、或は故意にはめ合わせしめるなりして配設す
ることができる。 このようにこのリング状ノズル部は、 溶鋼との塗れ性が悪いので溶鋼と反応しにく
くかつ溶鋼によつて溶損されにくい。 温度低下による溶鋼中の過飽和Al2O3や脱酸
生成物が付着しにくい。 といつた特長を持つている。またこのリング状ノ
ズル部のノズル口径dは小断面連鋳においても最
適な溶鋼供給速度が得られる20mmφ以下の任意の
口径を選ぶことが可能である。 さらにこの部分に使用する前記の非酸化物のセ
ラミツクスは一般に高価であるが、本ノズルのよ
うにリング状ノズル部として使用した複合ノズル
とすることによつてその使用量を大巾に減らせる
のでコスト的にもきわめて有利である。 第2図は本発明の典型的な応用例を示す断面図
であり、ノズル部1とリング状ノズル部2ととも
に筒状ノズル部3から構成されてなるものであ
る。 このノズルの構成も基本的には第1図に説明し
たノズルと同様、溶鋼の流路4aを形成する大口
径部1aとリング状ノズル嵌合部4bを形成する
小口径部1bを有しているものである。 ここでリング状ノズル部2は第1図と同様小口
径部1bの少くとも溶鋼流の上流側となる端部1
c内面にリング状として配設してなるセラミツク
内張りであり、この例においては溶鋼流の下流側
となる端部1d内面にも同様に配設してある。 また、筒状ノズル部3は小口径部1bの望まし
くは少くとも長手方向中央部内面に配設されてな
るもので、上流および下流側端部に配設した前記
リング状ノズル部2の間にあつて、これらで本発
明タンデイツシユノズル全体の小口径部を構成し
ている。 ここで、この筒状ノズル部3はその直線部の長
さとしては、溶鋼の注入流の整流が得られるに十
分な長さ、具体的には内径dの2倍以上の直管部
分をもつものとするがよい。 このような使用条件に適合する材質としてはこ
の筒状ノズル部は微密質の耐火物筒状体で形成さ
れているのが望ましく、見掛気孔率が5%以下の
ものが好ましい。 具体的な材質としては特に気孔率を殆んど0に
もできる石英質からなる焼結体が最適である。 この筒状ノズル部のリング状ノズル部と同様予
め所定形状の焼結体として用意し、ノズル部本体
に接合、貼着、嵌合などして配設することで本発
明の複合ノズルとすることが容易に可能である。 このように、本ノズルは付着物が生成し易い通
常の材質の箇所は大口径になつている為、付着物
が生成してもノズルが閉塞せず、最もノズル閉塞
し易い小口径部分の入口部には付着物が生成しに
くいセラミツクスから構成されており、また筒状
ノズルを配設する例においては気孔率がほとんど
ゼロにもできる石英質などの微密質のものが使用
されており、完全にガス不透過性であつて外部か
らの空気中酸素の供給は遮断され、またごくわず
かづつ連続的に溶損される為Al2O3を主体とした
析出物が付着しにくいのでスムーズな注入流が得
られる。 さらにノズル出口部に存在する濡れにくいセラ
ミツク製のリング状ノズルによつて溶鋼流による
口径拡大の極めて少ない理想的な整流が確保でき
る。 さらに上記のノズルを使用する結果、α―
Al2O3を主体とした付着物によるノズル閉塞が回
避できると供に、一方でノズル口径が任意に選べ
るのでストツパーやスライデイングゲートバルブ
が不要となる。しかも筒ノズル部の長さが十分に
とれるので注入流が整流となり、操業上および製
品の品質上も好都合である。 以下に本ノズルを使用することによる効果をさ
らに実測データーを参照して説明する。 テストに供した溶鋼は電気炉―炉外精錬炉
(LF)によつて溶製されたアルミキルド鋼であ
り、結晶粒を微細にする為にアルミニユウムを
0.010%〜0.035%含有させている。また、比較の
為に一部アルミニユウム含有量の少ない溶鋼の鋳
造テストも実施した。 上記の溶鋼を130×130mmのビレツト連鋳機で内
径15mmφの各種タンデイツシユノズルを使用して
鋳込んだ。 次にタンデイツシユノズルを通過した溶鋼量を
取鍋内溶鋼量に対する比で示して鋳込量指数を定
義し、各種タンデイツシユノズルのノズル閉塞に
対する効果を評価し、第3図にその結果を示し
た。 すなわち鋳込量指数1の場合は、ノズルを閉塞
せず取鍋内溶鋼を全量完鋳したことを示す。 第3図について説明すると、これは、各種タン
デイツシユノズルに対する鋼中アルミニユウム含
有量と、鋳込量指数の関係を示しており、ここで
テストIは一般に市販されているZrO2質タンデ
イツシユノズル、テストはシヤモツト質
(Al2O340%―SiO260%)タンデイツシユノズル、
テストは下記(注)に記載の本発明によるタン
デイツシユノズルを使用した結果である。 即ち、テストでは溶鋼中のアルミニユウム含
有量が増加すると急激に鋳込量指数が減少しアル
ミニユウム含有量が0.010%を上回ると、ノズル
閉塞によりほとんど鋳込めなくなつたことを示
し、テストではに比較して鋳込量指数は大き
いものの、溶鋼中のアルミニユウム含有量が増加
するにつれてタンデイツシユノズルの付着物によ
る鋳込速度の減少があり、アルミニユウム含有量
が0.010%を上回ると閉塞現象が顕著となり完鋳
できなくなつたことを示している。これに対して
テストでは溶鋼中のアルミニユウム含有量が
0.030%を上回つてもほぼ完鋳でき鋳込も安定し
ていた。また本ノズルの鋳込後の所見によると
通常の材質である外ノズル部には付着物が認めら
れたが、大口径である為にノズル閉塞には至つて
おらず、リング状ノズル部、と筒状ノズル部には
何ら付着物が認められないか、付着物があつても
少量であり、その口径の侵食による拡大もほとん
どなかつた。 更に、本発明形状のリング状ノズル部に他の非
酸化物のセラミツクス、TiC、BN、B4C、AlN、
ZrB2質セラミツクスをテストと同一構成で組
込んで、溶鋼の鋳込テストを行い、ノズル閉塞に
対する効果を調べ、結果を第3図に併せて示し
た。また、使用した夫々のセラミツクスの材料物
性は注の表に示した。 ZrB2質セラミツクスとBN質セラミツクスでは
Al含有量が0.030%以上になつてもZrB2―BN複
合体に匹敵する鋳造結果が得られ、リンゲ状ノズ
ル部、筒状ノズル部に付着物は認められなかつ
た。 次に、B4C、TiC、AlN質セラミツクスでは、
Al含有量が0.010%以上になると、鋳込量指数が
少々低下の傾向が認められ、リング状ノズル部と
筒状ノズルの部分にも若干の付着物が認められた
が、比較例として示した従来方式のノズルを使つ
たテスト、テストと比べて大幅に安定な鋳造
結果が得られた。 以上の例の如く、本発明ノズルにより小断面ビ
レツトの連鋳においても溶鋼中のアルミニユウム
含有量が0.010%以上のアルミキルド鋼を安定し
て鋳込めることが確認された。 (注) ◎ノズルの大きさ 〇ノズル部本体;内径D70mm 長さ130mm 〇リングノズル部;内径d15mm (上下端部とも) 外径29mm 厚み5mm 〇筒状ノズル部;内径15mm 外径29mm 長さ50mm ◎ノズルの材料物性 〇ノズル部本体 シヤモツト質 特性:荷重軟化点 2Kg/T2(℃)1450℃ 熱間圧縮強さ 400Kg/cm2 at1260℃ 曲げ強さ80Kg/cm2 熱膨張率at1000℃ 0.45% 〇リング状ノズル部
ユウム含有量が0.010%以上のアルミキルド鋼の
小断面連続鋳造法に使用するに最適なノズルに関
するものである。 (従来の技術および発明が解決しようとする問題
点) アルミキルド鋼の連続鋳造において、溶鋼中の
アルミニユウム含有量が0.010%を上まわると、
一般に市販されているタンデイツシユノズルで
は、溶鋼が通過する際にα―Al2O3を主体とした
付着物が生成することが良く知られている。この
付着物の生成メカニズムについては、未だ確固た
る定説はないが (1) 耐火物と溶鋼の反応生成物 (2) 耐火物気孔から浸入してくる空気による溶鋼
酸化物 (3) 温度低下による溶鋼中の過飽和Al2O3の析出
物の耐火物への付着 (4) 溶鋼中に存在する脱酸生成物の耐火物への付
着 といつた原因が挙げられている。いずれにしても
このような付着物はタンデイツシユノズルからの
溶鋼の供給を妨げるいわゆるノズル閉塞現象を引
き起こす原因となる。とりわけ小断面連鋳におい
ては、ノズル口径を大きくとれないのでノズル閉
塞が生じ易く、溶鋼中のアルミニユウム含有量が
0.010%を上まわると鋳込に著しい支障をきたす
ことは周知の事実である。 この現象を回避する為にタンデイツシユノズル
の付着物を不活性ガスで脱落させる方法が提案さ
れているが、ノズル口径が小さい小断面連鋳にお
いては、その細工が極めて困難である。その上不
活性ガスの吹き込みは注入流を乱し、ノズル耐火
物の溶損をまねき易いことが予想されその制御に
著しい困難が伴なうと考えられる。 またタンデイツシユノズルの付着物を脱落させ
閉塞を回避する為に故意に耐火物の溶損を大きく
したいわゆる溶損型タンデイツシユノズルの使用
も考案されているが均一に溶損させることが困難
で鋳込速度の変動をまねき易い。 いずれにしてもタンデイツシユノズルの付着物
を脱落させる手法は、その脱落物が溶鋼を汚染
し、品質上極めて好ましくない欠点となる懸念が
ある。 この他、タンデイツシユノズル口径を大きくし
ノズルの閉塞を回避する方法があるが、適切に溶
鋼供給速度を制御する為のストツパー、あるいは
スライデイングゲートバルブの併用が前提とな
る。このような大口径のタンデイツシユノズルを
使用することによつて、ノズルの閉塞は回避でき
るものの、付着物の脱着による溶鋼供給速度の変
動は避けられない。とりわけ小断面連鋳ではこの
変動によるモールド内メニスカスの変動が大き
く、その制御が極めて困難となり品質上の問題と
なる。さらにストツパーやスライデイングノズル
等の耐火物あるいは、付着物の脱落は溶鋼の汚染
源となる可能性がある。 (問題点を解決するための手段および実施例) 本発明は、上記の不具合を回避し、小断面連鋳
でも容易にアルミキルド鋼を鋳込めるタンデイツ
シユノズルの材質、および形状にかかわるもので
ある。 以下に本発明を第1図及び第2図を参照して説
明する。 第1図は本発明ノズルの典型例を示す断面図で
ありノズル部1、リング状ノズル部2から基本的
に構成される複合ノズルである。 ここで、ノズル部1には溶鋼の流路4aを形成
する大口径部1aとリング状ノズルの嵌合部4b
を形成する小口径部1bを有し、上流側の大口径
部と下流側の小口径部の間には段差がある。 そこで、このノズル部1は一般に市販されてい
るタンデイツシユノズルの材質、例えばAl2O3―
SiO2系シヤモツト及びハイアルミナ耐火物など
からなる材質で製造したものが使用でき、大口径
部の口径Dとしては、α―Al2O3を主体とした付
着物が生成しても閉塞が生じないと考えられる任
意の口径を容易に選ぶことができる。 つぎにリング状ノズル部2は小口径部1bの端
部内面にリング状として配設してなるセラミツク
ス内張りである。 本発明でこのリング状ノズル部は溶鋼に対して
濡れにくい材質からなるセラミツクスでつくられ
たものであり、これらの材質としては非酸化物の
セラミツクスが適当であり、具体的には、ZrB2、
TiC、B4C、AlN、BNの一種又は二種以上を主
成分とするものが好ましくなかでも、ZrB2―BN
複合体が溶鋼にぬれにくく、α―Al2O3等が付着
しない点から重量%でZrB295〜60%、BN5〜40
%のものが最適である。このようなセラミツクス
からなるリングノズルは予め環状リングとして成
形したものを焼結することで得られる一体焼結リ
ングであるものが好ましく使用でき、ノズル部本
体には適当な接合剤などを介して貼り合わせるな
り、或は故意にはめ合わせしめるなりして配設す
ることができる。 このようにこのリング状ノズル部は、 溶鋼との塗れ性が悪いので溶鋼と反応しにく
くかつ溶鋼によつて溶損されにくい。 温度低下による溶鋼中の過飽和Al2O3や脱酸
生成物が付着しにくい。 といつた特長を持つている。またこのリング状ノ
ズル部のノズル口径dは小断面連鋳においても最
適な溶鋼供給速度が得られる20mmφ以下の任意の
口径を選ぶことが可能である。 さらにこの部分に使用する前記の非酸化物のセ
ラミツクスは一般に高価であるが、本ノズルのよ
うにリング状ノズル部として使用した複合ノズル
とすることによつてその使用量を大巾に減らせる
のでコスト的にもきわめて有利である。 第2図は本発明の典型的な応用例を示す断面図
であり、ノズル部1とリング状ノズル部2ととも
に筒状ノズル部3から構成されてなるものであ
る。 このノズルの構成も基本的には第1図に説明し
たノズルと同様、溶鋼の流路4aを形成する大口
径部1aとリング状ノズル嵌合部4bを形成する
小口径部1bを有しているものである。 ここでリング状ノズル部2は第1図と同様小口
径部1bの少くとも溶鋼流の上流側となる端部1
c内面にリング状として配設してなるセラミツク
内張りであり、この例においては溶鋼流の下流側
となる端部1d内面にも同様に配設してある。 また、筒状ノズル部3は小口径部1bの望まし
くは少くとも長手方向中央部内面に配設されてな
るもので、上流および下流側端部に配設した前記
リング状ノズル部2の間にあつて、これらで本発
明タンデイツシユノズル全体の小口径部を構成し
ている。 ここで、この筒状ノズル部3はその直線部の長
さとしては、溶鋼の注入流の整流が得られるに十
分な長さ、具体的には内径dの2倍以上の直管部
分をもつものとするがよい。 このような使用条件に適合する材質としてはこ
の筒状ノズル部は微密質の耐火物筒状体で形成さ
れているのが望ましく、見掛気孔率が5%以下の
ものが好ましい。 具体的な材質としては特に気孔率を殆んど0に
もできる石英質からなる焼結体が最適である。 この筒状ノズル部のリング状ノズル部と同様予
め所定形状の焼結体として用意し、ノズル部本体
に接合、貼着、嵌合などして配設することで本発
明の複合ノズルとすることが容易に可能である。 このように、本ノズルは付着物が生成し易い通
常の材質の箇所は大口径になつている為、付着物
が生成してもノズルが閉塞せず、最もノズル閉塞
し易い小口径部分の入口部には付着物が生成しに
くいセラミツクスから構成されており、また筒状
ノズルを配設する例においては気孔率がほとんど
ゼロにもできる石英質などの微密質のものが使用
されており、完全にガス不透過性であつて外部か
らの空気中酸素の供給は遮断され、またごくわず
かづつ連続的に溶損される為Al2O3を主体とした
析出物が付着しにくいのでスムーズな注入流が得
られる。 さらにノズル出口部に存在する濡れにくいセラ
ミツク製のリング状ノズルによつて溶鋼流による
口径拡大の極めて少ない理想的な整流が確保でき
る。 さらに上記のノズルを使用する結果、α―
Al2O3を主体とした付着物によるノズル閉塞が回
避できると供に、一方でノズル口径が任意に選べ
るのでストツパーやスライデイングゲートバルブ
が不要となる。しかも筒ノズル部の長さが十分に
とれるので注入流が整流となり、操業上および製
品の品質上も好都合である。 以下に本ノズルを使用することによる効果をさ
らに実測データーを参照して説明する。 テストに供した溶鋼は電気炉―炉外精錬炉
(LF)によつて溶製されたアルミキルド鋼であ
り、結晶粒を微細にする為にアルミニユウムを
0.010%〜0.035%含有させている。また、比較の
為に一部アルミニユウム含有量の少ない溶鋼の鋳
造テストも実施した。 上記の溶鋼を130×130mmのビレツト連鋳機で内
径15mmφの各種タンデイツシユノズルを使用して
鋳込んだ。 次にタンデイツシユノズルを通過した溶鋼量を
取鍋内溶鋼量に対する比で示して鋳込量指数を定
義し、各種タンデイツシユノズルのノズル閉塞に
対する効果を評価し、第3図にその結果を示し
た。 すなわち鋳込量指数1の場合は、ノズルを閉塞
せず取鍋内溶鋼を全量完鋳したことを示す。 第3図について説明すると、これは、各種タン
デイツシユノズルに対する鋼中アルミニユウム含
有量と、鋳込量指数の関係を示しており、ここで
テストIは一般に市販されているZrO2質タンデ
イツシユノズル、テストはシヤモツト質
(Al2O340%―SiO260%)タンデイツシユノズル、
テストは下記(注)に記載の本発明によるタン
デイツシユノズルを使用した結果である。 即ち、テストでは溶鋼中のアルミニユウム含
有量が増加すると急激に鋳込量指数が減少しアル
ミニユウム含有量が0.010%を上回ると、ノズル
閉塞によりほとんど鋳込めなくなつたことを示
し、テストではに比較して鋳込量指数は大き
いものの、溶鋼中のアルミニユウム含有量が増加
するにつれてタンデイツシユノズルの付着物によ
る鋳込速度の減少があり、アルミニユウム含有量
が0.010%を上回ると閉塞現象が顕著となり完鋳
できなくなつたことを示している。これに対して
テストでは溶鋼中のアルミニユウム含有量が
0.030%を上回つてもほぼ完鋳でき鋳込も安定し
ていた。また本ノズルの鋳込後の所見によると
通常の材質である外ノズル部には付着物が認めら
れたが、大口径である為にノズル閉塞には至つて
おらず、リング状ノズル部、と筒状ノズル部には
何ら付着物が認められないか、付着物があつても
少量であり、その口径の侵食による拡大もほとん
どなかつた。 更に、本発明形状のリング状ノズル部に他の非
酸化物のセラミツクス、TiC、BN、B4C、AlN、
ZrB2質セラミツクスをテストと同一構成で組
込んで、溶鋼の鋳込テストを行い、ノズル閉塞に
対する効果を調べ、結果を第3図に併せて示し
た。また、使用した夫々のセラミツクスの材料物
性は注の表に示した。 ZrB2質セラミツクスとBN質セラミツクスでは
Al含有量が0.030%以上になつてもZrB2―BN複
合体に匹敵する鋳造結果が得られ、リンゲ状ノズ
ル部、筒状ノズル部に付着物は認められなかつ
た。 次に、B4C、TiC、AlN質セラミツクスでは、
Al含有量が0.010%以上になると、鋳込量指数が
少々低下の傾向が認められ、リング状ノズル部と
筒状ノズルの部分にも若干の付着物が認められた
が、比較例として示した従来方式のノズルを使つ
たテスト、テストと比べて大幅に安定な鋳造
結果が得られた。 以上の例の如く、本発明ノズルにより小断面ビ
レツトの連鋳においても溶鋼中のアルミニユウム
含有量が0.010%以上のアルミキルド鋼を安定し
て鋳込めることが確認された。 (注) ◎ノズルの大きさ 〇ノズル部本体;内径D70mm 長さ130mm 〇リングノズル部;内径d15mm (上下端部とも) 外径29mm 厚み5mm 〇筒状ノズル部;内径15mm 外径29mm 長さ50mm ◎ノズルの材料物性 〇ノズル部本体 シヤモツト質 特性:荷重軟化点 2Kg/T2(℃)1450℃ 熱間圧縮強さ 400Kg/cm2 at1260℃ 曲げ強さ80Kg/cm2 熱膨張率at1000℃ 0.45% 〇リング状ノズル部
【表】
【表】
〇筒状ノズル部
組成
SiO2;99.99%以上
物性
使用最高温度 1500℃
曲げ強度 350Kg/cm2以上
硬度(Mohs) 6
熱膨張係数 5×10-7
気孔率 0.2%
〇複合ノズルの製法
各ノズル…ノズル部本体、リング状ノズル、
筒状ノズルを個々に作る。これ等を嵌合し
て接着材で第2図の様に一体化する。 尚、上記結果は第2図の構成に基づいたノズル
について得られたものであるが、第1図の構成に
基づくノズルを同様に製造し同様の使用に供した
ところ、ほぼ同等の効果を確認した。このことは
第1図に基づく構造のものがより簡易な構成から
なることを考慮すれば使用条件によつてはより有
利なことを示しているものである。 (発明の効果) 本発明のノズルを使用することにより、 1 α―Al2O3を主体とした付着物によるノズル
の閉塞が回避できるとともに、一方でノズル口
径を任意に選べるのでストツパーやスライデイ
ングゲートバルブが不要となる。 2 小口径ノズル部の口径dは小断面連鋳におい
て最適な溶鋼供給速度が得られる20mmφ以下の
任意の口径を選ぶことが可能である。 3 さらに小口径ノズル部分を形成するのに適し
た前記のZrB2―BN等その他の非酸化物セラミ
ツクスは、一般に高価であるが、本発明ノズル
のようにリング状ノズル部として使用した複合
ノズルとすることにより、その使用量を大幅に
減らせるので、コスト的にもきわめて有利であ
る。 など種々の効果を有するものでその実用的価値は
多大である。
筒状ノズルを個々に作る。これ等を嵌合し
て接着材で第2図の様に一体化する。 尚、上記結果は第2図の構成に基づいたノズル
について得られたものであるが、第1図の構成に
基づくノズルを同様に製造し同様の使用に供した
ところ、ほぼ同等の効果を確認した。このことは
第1図に基づく構造のものがより簡易な構成から
なることを考慮すれば使用条件によつてはより有
利なことを示しているものである。 (発明の効果) 本発明のノズルを使用することにより、 1 α―Al2O3を主体とした付着物によるノズル
の閉塞が回避できるとともに、一方でノズル口
径を任意に選べるのでストツパーやスライデイ
ングゲートバルブが不要となる。 2 小口径ノズル部の口径dは小断面連鋳におい
て最適な溶鋼供給速度が得られる20mmφ以下の
任意の口径を選ぶことが可能である。 3 さらに小口径ノズル部分を形成するのに適し
た前記のZrB2―BN等その他の非酸化物セラミ
ツクスは、一般に高価であるが、本発明ノズル
のようにリング状ノズル部として使用した複合
ノズルとすることにより、その使用量を大幅に
減らせるので、コスト的にもきわめて有利であ
る。 など種々の効果を有するものでその実用的価値は
多大である。
第1図及び第2図は本発明ノズルの実施例を示
す断面図、第3図は溶鋼中のアルミニユウム量と
各種ノズルを使用した場合の鋳込量指数の関係を
示す説明図である。 図面にて、1がノズル部本体、2がリング状ノ
ズル部、1aがノズルの大口径部、1bが小口径
部3が筒状ノズル部である。
す断面図、第3図は溶鋼中のアルミニユウム量と
各種ノズルを使用した場合の鋳込量指数の関係を
示す説明図である。 図面にて、1がノズル部本体、2がリング状ノ
ズル部、1aがノズルの大口径部、1bが小口径
部3が筒状ノズル部である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶鋼の流路を形成するノズルにおいて、上流
側の大口径部と下流側の小口径部を有し、大口径
部と小口径部の間には段差があり、小口径部の少
くとも上流側の端部内面にTiC、BN、B4C、
AlN、ZrB2のいずれか一種以上を主成分とする
セラミツクス内張りをリング状に設けてなること
を特徴とする溶鋼鋳造用ノズル。 2 小口径部の溶鋼流の下流側端部内面にも
TiC、BN、B4C、AlN、ZrB2のいずれか一種以
上を主成分とするセラミツクス内張りをリング状
に設けてなる特許請求の範囲第1項記載のノズ
ル。 3 小口径部の少くとも長手方向中央部内面が気
孔率5%以下のセラミツクス筒状体で形成されて
いる特許請求の範囲1項又は第2項いずれか1つ
に記載のノズル。 4 セラミツクス筒状体が石英質からなる特許請
求の範囲第3項記載のノズル。 5 TiC、BN、B4C、AlN、ZrB2のいずれか一
種以上を主成分とする予め一体成形して焼結した
環状リングを内張りとして使用する特許請求の範
囲第1項乃至第4項いずれか1つに記載のノズ
ル。 6 小口径部の口径dが20mm以下である特許請求
の範囲第1項乃至第5項いずれか1つに記載のノ
ズル。 7 ノズルがアルミキルド鋼鋳造用として使用す
るものである特許請求の範囲第1項乃至第6項い
ずれか1つに記載のノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20067884A JPS6178541A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20067884A JPS6178541A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6178541A JPS6178541A (ja) | 1986-04-22 |
| JPS642468B2 true JPS642468B2 (ja) | 1989-01-17 |
Family
ID=16428424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20067884A Granted JPS6178541A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6178541A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01284475A (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-15 | S T K Ceramics Kenkyusho:Kk | 底融点溶融金属処理具 |
| JPH0710832Y2 (ja) * | 1988-06-01 | 1995-03-15 | 株式会社香蘭社 | 溶湯流路管 |
| JP5164893B2 (ja) * | 2009-03-10 | 2013-03-21 | 新日鐵住金株式会社 | ロングノズルおよびその製造方法 |
| JP7719401B1 (ja) * | 2024-04-19 | 2025-08-06 | 品川リフラクトリーズ株式会社 | 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル及び鋼の連続鋳造方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4418828Y1 (ja) * | 1966-03-14 | 1969-08-14 | ||
| JPS555174A (en) * | 1978-06-29 | 1980-01-16 | Toshiba Ceramics Co Ltd | Immersion nozzle for continuous casting of aluminum killed steel |
| JPS5830265B2 (ja) * | 1980-03-10 | 1983-06-28 | 住友金属工業株式会社 | 連続鋳造用耐火物 |
| JPS5829181A (ja) * | 1981-08-15 | 1983-02-21 | Masamichi Matsuda | カセツトテ−プ |
| JPS601553U (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-08 | 三菱重工業株式会社 | 連続鋳造用タンデイツシユノズル |
| JPS6021889A (ja) * | 1983-07-13 | 1985-02-04 | 旭硝子株式会社 | ノズル耐火物 |
| JPS6148485A (ja) * | 1984-08-15 | 1986-03-10 | 旭硝子株式会社 | 溶融金属流通用耐火物 |
-
1984
- 1984-09-27 JP JP20067884A patent/JPS6178541A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6178541A (ja) | 1986-04-22 |
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