JPS643924B2 - - Google Patents
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- JPS643924B2 JPS643924B2 JP57131115A JP13111582A JPS643924B2 JP S643924 B2 JPS643924 B2 JP S643924B2 JP 57131115 A JP57131115 A JP 57131115A JP 13111582 A JP13111582 A JP 13111582A JP S643924 B2 JPS643924 B2 JP S643924B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/34—Methods of heating
- C21D1/42—Induction heating
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はテーパー部材の表面均一焼戻し方法お
よび焼戻し用加熱コイルに関する。
よび焼戻し用加熱コイルに関する。
テーパー部材の所定長さにわたる周面を焼戻し
するため、誘導加熱手段を用いて表層部を均一に
加熱する場合には、所定長さある被加熱部の一方
端側と他方端側とでは表層の後背質量に差があつ
て、熱伝導による熱の拡散が異るので、大径部は
小径部より電磁エネルギーの付与を大にする必要
があると考えられている。上記考えにもとづいた
従来焼戻し方法および加熱コイルを第1図aおよ
びbに示す。例えばセンター支持されて回転する
テーパー部材Wの被加熱部hを、当該被加熱部h
の長さに適合する長さに多巻回した加熱コイル
C′によつて誘導加熱するもので、この加熱コイル
C′の巻回ピツチを大径部側で密に小径部側で粗と
し、第1図aの如く同一内径で多巻回したものを
用いるかさらに上記に加えて、第1図bの如く大
径部側から小径部側へかけて内径を縮少しつつ多
巻回したものを用いるようにしている。ところで
上記加熱コイルC′の製作調整において、被加熱部
hを全長にわたつて均一加熱する適正な不等ピツ
チや巻径は計算から求めることはできない。その
ため、予め想定したピツチや内径で多巻回した加
熱コイルC′を製作し、当該加熱コイルC′を用いて
テーパー部材Wを加熱し、加熱温度を測温すると
ともに、第1図cの如く表層の焼戻し硬さを測定
して所定等硬度曲線を求めた結果にもとづいて、
ピツチや内径を修正する作業を数回にわたつて繰
り返しつつ、不均一加熱から均一加熱が得られる
ように調整している。この作業には多大の労力と
時間が費される。そのうえ上記の如く多大の労力
と時間を費して調整された加熱コイルC′は、長尺
の銅パイプを曲げ加工して作られたか、長尺の銅
帯を曲げ加工と口一付けによつて作られたもので
あるので、使用中に流れる電流による自己発熱や
管内に流通する自己冷却用冷却水による冷却等の
熱的変化の繰り返しを受け、徐々にピツチや巻径
が変化し、これに気付かぬまま使用して不均質な
不良熱処理品を多数生産してしまうような不測の
事故を惹起する慮が多分にあつた。
するため、誘導加熱手段を用いて表層部を均一に
加熱する場合には、所定長さある被加熱部の一方
端側と他方端側とでは表層の後背質量に差があつ
て、熱伝導による熱の拡散が異るので、大径部は
小径部より電磁エネルギーの付与を大にする必要
があると考えられている。上記考えにもとづいた
従来焼戻し方法および加熱コイルを第1図aおよ
びbに示す。例えばセンター支持されて回転する
テーパー部材Wの被加熱部hを、当該被加熱部h
の長さに適合する長さに多巻回した加熱コイル
C′によつて誘導加熱するもので、この加熱コイル
C′の巻回ピツチを大径部側で密に小径部側で粗と
し、第1図aの如く同一内径で多巻回したものを
用いるかさらに上記に加えて、第1図bの如く大
径部側から小径部側へかけて内径を縮少しつつ多
巻回したものを用いるようにしている。ところで
上記加熱コイルC′の製作調整において、被加熱部
hを全長にわたつて均一加熱する適正な不等ピツ
チや巻径は計算から求めることはできない。その
ため、予め想定したピツチや内径で多巻回した加
熱コイルC′を製作し、当該加熱コイルC′を用いて
テーパー部材Wを加熱し、加熱温度を測温すると
ともに、第1図cの如く表層の焼戻し硬さを測定
して所定等硬度曲線を求めた結果にもとづいて、
ピツチや内径を修正する作業を数回にわたつて繰
り返しつつ、不均一加熱から均一加熱が得られる
ように調整している。この作業には多大の労力と
時間が費される。そのうえ上記の如く多大の労力
と時間を費して調整された加熱コイルC′は、長尺
の銅パイプを曲げ加工して作られたか、長尺の銅
帯を曲げ加工と口一付けによつて作られたもので
あるので、使用中に流れる電流による自己発熱や
管内に流通する自己冷却用冷却水による冷却等の
熱的変化の繰り返しを受け、徐々にピツチや巻径
が変化し、これに気付かぬまま使用して不均質な
不良熱処理品を多数生産してしまうような不測の
事故を惹起する慮が多分にあつた。
本発明はテーパー部材の表面焼戻しを行う場合
の従来方法に存する上述の如き欠点を解消する目
的でなされたものであつて、多大の労力と時間の
かゝる加熱コイルのピツチや巻径の調整を一切行
う必要もなく、また使用中の保守に配慮する必要
もなく、極めて容易にテーパー部材の表面を均一
加熱して焼戻しをなしうる方法および焼戻し用加
熱コイルを提供するものである。
の従来方法に存する上述の如き欠点を解消する目
的でなされたものであつて、多大の労力と時間の
かゝる加熱コイルのピツチや巻径の調整を一切行
う必要もなく、また使用中の保守に配慮する必要
もなく、極めて容易にテーパー部材の表面を均一
加熱して焼戻しをなしうる方法および焼戻し用加
熱コイルを提供するものである。
本発明を第2図に示す実施例に従つて説明す
る。
る。
第2図においてaは一部断面正面図、bは平面
図である。テーパー部材Wは例えば図示しない回
転載置台に載置され、またはセンター支持されて
回転可能である。当該テーパー部材Wの被加熱部
hを加熱する加熱コイルCは、本発明ではC1と
して示す多巻回の一次コイルと当該一次コイル
C1の内径内に配置されるC2として示す単巻回の
二次コイルとからなる。上記一次コイルC1はテ
ーパー部材Wの大径部直径より十分大なる所定の
同一内径でほぼ均等ピツチをもつて多巻回されて
いるが、従来加熱コイルにおけるが如き特別のピ
ツチ配慮は不要である。当該一次コイルC1のコ
イル長さは被加熱部hの長さとほぼ等しいかやゝ
短かくすればよく、リードRおよびR′を介して
図示しない誘導加熱電源の出力端子に接続され
る。二次コイルC2はテーパー部材Wの被加熱部
hの長さに等しい巾と、被加熱部hの大径部側の
周径に所定間隙をへだてて対向可能な一方端面か
ら他方端面まで同一内径となる如く単巻回されて
いる。当該二次コイルC2は例えば図示の如く、
環周の一部に巾方向の切欠きSが形成された所謂
ドーナツ型の内腔Dを有する中空環状筒体であ
り、上記切欠きSの端面は閉面となつている。上
記切欠きSの間隙には電気絶縁材を嵌着して環状
二次コイルC2を補強してもよい。当該二次コイ
ルC2と前記一次コイルC1とは同軸に配置されか
つ二次コイルC2の外周と一次コイルC1の内径と
の間隙は良好な電磁結合を保持可能に設定され
る。必要に応じて自己冷却用冷却水を一次コイル
の管内および二次コイルの腔内に通水するように
してもよい。
図である。テーパー部材Wは例えば図示しない回
転載置台に載置され、またはセンター支持されて
回転可能である。当該テーパー部材Wの被加熱部
hを加熱する加熱コイルCは、本発明ではC1と
して示す多巻回の一次コイルと当該一次コイル
C1の内径内に配置されるC2として示す単巻回の
二次コイルとからなる。上記一次コイルC1はテ
ーパー部材Wの大径部直径より十分大なる所定の
同一内径でほぼ均等ピツチをもつて多巻回されて
いるが、従来加熱コイルにおけるが如き特別のピ
ツチ配慮は不要である。当該一次コイルC1のコ
イル長さは被加熱部hの長さとほぼ等しいかやゝ
短かくすればよく、リードRおよびR′を介して
図示しない誘導加熱電源の出力端子に接続され
る。二次コイルC2はテーパー部材Wの被加熱部
hの長さに等しい巾と、被加熱部hの大径部側の
周径に所定間隙をへだてて対向可能な一方端面か
ら他方端面まで同一内径となる如く単巻回されて
いる。当該二次コイルC2は例えば図示の如く、
環周の一部に巾方向の切欠きSが形成された所謂
ドーナツ型の内腔Dを有する中空環状筒体であ
り、上記切欠きSの端面は閉面となつている。上
記切欠きSの間隙には電気絶縁材を嵌着して環状
二次コイルC2を補強してもよい。当該二次コイ
ルC2と前記一次コイルC1とは同軸に配置されか
つ二次コイルC2の外周と一次コイルC1の内径と
の間隙は良好な電磁結合を保持可能に設定され
る。必要に応じて自己冷却用冷却水を一次コイル
の管内および二次コイルの腔内に通水するように
してもよい。
上記構成からなる加熱コイルを用いてテーパー
部材Wの被加熱部hを加熱する場合を以下に述べ
る。
部材Wの被加熱部hを加熱する場合を以下に述べ
る。
テーパー部材Wを加熱コイルC内の所定位置に
配置し、回転状態を維持せしめたのち、図示しな
い電源を投入する。所定周波数の電流I1はリード
RおよびR′を介して一次コイルC1に流れ一次誘
導磁束Φ1を発生する。当該一次誘導磁束Φ1は二
次コイルC2に誘導電流I2を誘起し、二次コイルC2
を流れる誘導電流I2によつて発生する二次誘導磁
束Φ2がテーパー部材Wの被加熱部hを均熱加熱
する。
配置し、回転状態を維持せしめたのち、図示しな
い電源を投入する。所定周波数の電流I1はリード
RおよびR′を介して一次コイルC1に流れ一次誘
導磁束Φ1を発生する。当該一次誘導磁束Φ1は二
次コイルC2に誘導電流I2を誘起し、二次コイルC2
を流れる誘導電流I2によつて発生する二次誘導磁
束Φ2がテーパー部材Wの被加熱部hを均熱加熱
する。
本発明の均熱加熱作用を以下に詳述する。
一次コイルC1の発生する誘導磁束Φ1は多巻回
されたそれぞれの導管cの個々に発生する誘導磁
束φの合成されたものである。従つて一次コイル
C1に所定間隙をへだてて対向している二次コイ
ルC2の外環壁では、上記導管cそれぞれに最近
接した位置で最も強く、また最遠接した位置で最
も弱い個々の導管cから発生する誘導磁束φを受
けるので、その強弱に応じて外環壁に周方向の誘
導電流I2が流れることとなる。しかし、例えば
個々の導管cを方向に流れる電流I1によつて発
生した矢印方向の誘導磁束φで合成された誘導磁
束Φ1によつて二次コイルC2の外周環壁C2aに誘起
され、その位置によつて強さの相違する二次誘導
電流I2は、当該二次コイルC2の切欠きSの閉端
面を第2図bに矢印で示される如く反転して内周
環壁C2bへと流れる間に、その強弱度が均等化
し、内周環壁C2bを流れる二次誘導電流I2は巾
方向にわたり均一な電流の流れと化す。従つて二
次コイルC2の内周環壁C2bからは、その位置によ
つて差が生ずることのない二次誘導磁束Φ2が発
生することとなる。
されたそれぞれの導管cの個々に発生する誘導磁
束φの合成されたものである。従つて一次コイル
C1に所定間隙をへだてて対向している二次コイ
ルC2の外環壁では、上記導管cそれぞれに最近
接した位置で最も強く、また最遠接した位置で最
も弱い個々の導管cから発生する誘導磁束φを受
けるので、その強弱に応じて外環壁に周方向の誘
導電流I2が流れることとなる。しかし、例えば
個々の導管cを方向に流れる電流I1によつて発
生した矢印方向の誘導磁束φで合成された誘導磁
束Φ1によつて二次コイルC2の外周環壁C2aに誘起
され、その位置によつて強さの相違する二次誘導
電流I2は、当該二次コイルC2の切欠きSの閉端
面を第2図bに矢印で示される如く反転して内周
環壁C2bへと流れる間に、その強弱度が均等化
し、内周環壁C2bを流れる二次誘導電流I2は巾
方向にわたり均一な電流の流れと化す。従つて二
次コイルC2の内周環壁C2bからは、その位置によ
つて差が生ずることのない二次誘導磁束Φ2が発
生することとなる。
一方上記二次コイルC2の内周環壁C2bが対向す
るワークWの被加熱部hの図示下方端方向径は大
径で表面後背質量が大であるので大きなエネルギ
ーの付与を必要とし、上方端方向径は小径で表面
後背質量が小であるので下方端方向程のエネルギ
ーの付与は必要としない。而して上下方向に均一
な二次誘導磁束Φ2を発生している二次コイルC2
の内周環壁C2bとテーパー部材Wの被加熱部hと
は大径部方向で小、小径部方向で大なる間隙とな
つているので、テーパー角が極端に大きい場合を
除き、二次誘導磁束Φ2のテーパー部材Wに及ぼ
す電磁エネルギーは間隙の差と後背質量の差とを
相殺してほぼ均一に付与されることとなり、かつ
被加熱部hの上下端部を直線的に結ぶが如くほぼ
等温度に昇温加熱せしめることとなる。
るワークWの被加熱部hの図示下方端方向径は大
径で表面後背質量が大であるので大きなエネルギ
ーの付与を必要とし、上方端方向径は小径で表面
後背質量が小であるので下方端方向程のエネルギ
ーの付与は必要としない。而して上下方向に均一
な二次誘導磁束Φ2を発生している二次コイルC2
の内周環壁C2bとテーパー部材Wの被加熱部hと
は大径部方向で小、小径部方向で大なる間隙とな
つているので、テーパー角が極端に大きい場合を
除き、二次誘導磁束Φ2のテーパー部材Wに及ぼ
す電磁エネルギーは間隙の差と後背質量の差とを
相殺してほぼ均一に付与されることとなり、かつ
被加熱部hの上下端部を直線的に結ぶが如くほぼ
等温度に昇温加熱せしめることとなる。
被加熱部hが所定焼戻し温度まで昇温した時点
で電源を断とし、テーパー部材Wの回転を停止し
たうえ加熱コイルC外に排出し、焼戻し工程を終
了する。
で電源を断とし、テーパー部材Wの回転を停止し
たうえ加熱コイルC外に排出し、焼戻し工程を終
了する。
尚単巻回の二次コイルC2が発生する誘導磁束
Φ2が上下方向端で均一ならば、本発明の単巻回
の二次コイルを直接電源に接続し、一次コイルを
廃止とすれば一次コイルC1の電磁エネルギーを
二次コイルC2に誘導する際に生ずるエネルギー
ロスが防げると考えるかもしれないが、これでは
均一加熱の目的は達せられない。その理由は、テ
ーパー部材Wの被加熱部hの長さに応じたコイル
巾をもつ単巻回コイルを必要とするが、コイル巾
が大となるに従つて出力端子に接続するコイルの
入力端子からリードを介して流れる電流が最短距
離の回路を形成しようとするので、コイルの巾方
向で不均一な電流が流れ、不均一加熱の結果しか
得られない。
Φ2が上下方向端で均一ならば、本発明の単巻回
の二次コイルを直接電源に接続し、一次コイルを
廃止とすれば一次コイルC1の電磁エネルギーを
二次コイルC2に誘導する際に生ずるエネルギー
ロスが防げると考えるかもしれないが、これでは
均一加熱の目的は達せられない。その理由は、テ
ーパー部材Wの被加熱部hの長さに応じたコイル
巾をもつ単巻回コイルを必要とするが、コイル巾
が大となるに従つて出力端子に接続するコイルの
入力端子からリードを介して流れる電流が最短距
離の回路を形成しようとするので、コイルの巾方
向で不均一な電流が流れ、不均一加熱の結果しか
得られない。
発明者は本発明の効果を確認するため次の焼戻
し試験を行つた。
し試験を行つた。
◎焼戻し試験
(1) 供試体;テーパーシヤフト
大径部………φ50mm
小径部………φ30mm
軸長………138mm
表面硬さ………HS75
(2) 焼戻し設備;電源400KW 8KHz加熱コイル
一次コイルC1 コイル長 133mm
内径 φ90mm
巻回数 3
二次コイルC2 コイル巾 133mm
内径 φ60mm
(3) 加熱温度測定試験
上記焼戻し設備をもちい、供試体TPを250℃
を目標加熱温度として8.7秒間加熱し、その被
加熱部の長さ方向の温度を測定した。
を目標加熱温度として8.7秒間加熱し、その被
加熱部の長さ方向の温度を測定した。
測定方法;被加熱部を巾の大なる単巻回二次コ
イルで巻回して加熱する関係上、直接測温可
能な計測器の使用ができないので、第3図に
示す如く供試体TPの表面軸方向に下記3種
類の測温試薬を縞状に塗布して通電加熱し、
加熱終了後測温試薬の変色を観察してその加
熱温度を測定した。
イルで巻回して加熱する関係上、直接測温可
能な計測器の使用ができないので、第3図に
示す如く供試体TPの表面軸方向に下記3種
類の測温試薬を縞状に塗布して通電加熱し、
加熱終了後測温試薬の変色を観察してその加
熱温度を測定した。
測温試薬a………239℃で変色
b………253℃で変色
c………274℃で変色
測定結果;供試体TPの被加熱部hの全長にわ
たり、測定試薬のaおよびbに変色が生じて
いるが、cの変色はみられず、これにより、
被加熱部は全長にわたりほぼ255〜270℃の間
まで昇温加熱されたことが判明し、ほぼ均一
加熱が達成されていることが証明された。
たり、測定試薬のaおよびbに変色が生じて
いるが、cの変色はみられず、これにより、
被加熱部は全長にわたりほぼ255〜270℃の間
まで昇温加熱されたことが判明し、ほぼ均一
加熱が達成されていることが証明された。
(4) 硬さ測定試験
上記加熱済供試体TPの被加熱部hの表面硬
度を軸方向にそつてシヨア硬さ試験機で測定
し、測定位置および測定値を第3図に記入し
た。
度を軸方向にそつてシヨア硬さ試験機で測定
し、測定位置および測定値を第3図に記入し
た。
測定結果;被加熱部hの長さ方向で範囲HS5
の測定値のばらつきしかなく、ほぼ均一な焼
戻しが達成されていることが証明された。
の測定値のばらつきしかなく、ほぼ均一な焼
戻しが達成されていることが証明された。
上記実施例では、二次コイルC2として巾方向
に切欠きSがあり、当該切欠き端面を閉面とした
中空環状体を用いているが、これに替えて導体板
材をほぼ筒状に曲げ、対向端面を所定間隙をへだ
てる如く形成したものでもよい。この場合使用す
る板材は電源の周波数に応じて磁束の透過深度以
上の厚さを有するものであれば同様の効果を得ら
れる。
に切欠きSがあり、当該切欠き端面を閉面とした
中空環状体を用いているが、これに替えて導体板
材をほぼ筒状に曲げ、対向端面を所定間隙をへだ
てる如く形成したものでもよい。この場合使用す
る板材は電源の周波数に応じて磁束の透過深度以
上の厚さを有するものであれば同様の効果を得ら
れる。
本発明はテーパー部材の所定長さにわたる被加
熱部を、多巻回して電源に接続する一次コイル内
に配置され、被加熱部と間隙をへだてて対向する
単巻回の二次コイルによつて、一次コイルの発生
する不均一な一次誘導磁束を均等化した二次誘導
磁束に変換して誘導加熱するようにした技術思想
であつて、上記均等化された二次誘導磁束は間隙
の小なる後背大質量部である大径部から、間隙の
大なる後背小質量部である小径部まで、被加熱部
の全長にわたつてほぼ均一な誘導発熱の効果を生
ずるが如き電磁エネルギー付与作用があるので、
被加熱部はほぼ均一な加熱温度で焼戻しされるこ
ととなる。
熱部を、多巻回して電源に接続する一次コイル内
に配置され、被加熱部と間隙をへだてて対向する
単巻回の二次コイルによつて、一次コイルの発生
する不均一な一次誘導磁束を均等化した二次誘導
磁束に変換して誘導加熱するようにした技術思想
であつて、上記均等化された二次誘導磁束は間隙
の小なる後背大質量部である大径部から、間隙の
大なる後背小質量部である小径部まで、被加熱部
の全長にわたつてほぼ均一な誘導発熱の効果を生
ずるが如き電磁エネルギー付与作用があるので、
被加熱部はほぼ均一な加熱温度で焼戻しされるこ
ととなる。
本発明方法を実施する加熱コイルは、一次コイ
ルとして特別の配慮を必要とするような不等ピツ
チの多巻回コイルではなく、ほぼ等ピツチ程度に
巻回すれば足り、また二次コイルとして熱的変化
の繰り返しによつても全く変形のおそれのない単
巻回コイルを用いるので製作が極めて簡易であ
る。
ルとして特別の配慮を必要とするような不等ピツ
チの多巻回コイルではなく、ほぼ等ピツチ程度に
巻回すれば足り、また二次コイルとして熱的変化
の繰り返しによつても全く変形のおそれのない単
巻回コイルを用いるので製作が極めて簡易であ
る。
従つて、従来多巻回加熱コイルを用いた場合に
問題とされた数回の加熱と硬さ測定の繰り返しに
よつて始めて均一加熱を達するような加熱コイル
調整に要する多大の労力と時間とを費す欠点が解
消されるとともに、使用中の熱的変化の繰り返し
によつて必然的に発生する加熱コイルの変形とそ
の変形に伴う保守または変形によつて惹起される
不均一加熱による不良熱処理品の生産の慮れが完
全に防止されることとなり、本発明の実施によつ
てテーパー部材の表面均一焼戻しは従来にくらべ
極めて容易かつ安定性を維持しうるものとなるの
でその実用性が高く評価される。
問題とされた数回の加熱と硬さ測定の繰り返しに
よつて始めて均一加熱を達するような加熱コイル
調整に要する多大の労力と時間とを費す欠点が解
消されるとともに、使用中の熱的変化の繰り返し
によつて必然的に発生する加熱コイルの変形とそ
の変形に伴う保守または変形によつて惹起される
不均一加熱による不良熱処理品の生産の慮れが完
全に防止されることとなり、本発明の実施によつ
てテーパー部材の表面均一焼戻しは従来にくらべ
極めて容易かつ安定性を維持しうるものとなるの
でその実用性が高く評価される。
第1図aおよびbはそれぞれ従来テーパー部材
の表面焼戻し方法にもとづく焼戻し用加熱コイル
を示す一部断面正面図、第1図cは従来加熱コイ
ルがピツチや巻径の調整を必要とすることを説明
するためのテーパー部材の断面正面図、第2図a
およびbはそれぞれ本発明方法の一実施例加熱コ
イルの一部断面正面図および平面図、第3図は本
発明の効果を確認するための焼戻し試験における
測温試薬の塗布状態と硬さ測定位置および測定値
を示す供試体の正面図である。 W……テーパー部材、h……被加熱部、C……
加熱コイル、C1……一次コイル、C2……二次コ
イル、Φ1……一次誘導磁束、Φ2……二次誘導磁
束、S……切り欠き。
の表面焼戻し方法にもとづく焼戻し用加熱コイル
を示す一部断面正面図、第1図cは従来加熱コイ
ルがピツチや巻径の調整を必要とすることを説明
するためのテーパー部材の断面正面図、第2図a
およびbはそれぞれ本発明方法の一実施例加熱コ
イルの一部断面正面図および平面図、第3図は本
発明の効果を確認するための焼戻し試験における
測温試薬の塗布状態と硬さ測定位置および測定値
を示す供試体の正面図である。 W……テーパー部材、h……被加熱部、C……
加熱コイル、C1……一次コイル、C2……二次コ
イル、Φ1……一次誘導磁束、Φ2……二次誘導磁
束、S……切り欠き。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 テーパー部材の所定長さにわたる周面を誘導
加熱手段により焼戻しする場合において、上記テ
ーパー部材の被加熱部を、多巻回して電源に接続
する一次コイル内に配置され、被加熱部と間隙を
へだてて対向する単巻回の二次コイルによつて、
一次コイルの発生する不均一な一次誘導磁束を均
等化した二次誘導磁束に変換して誘導加熱するよ
うにしたことを特徴とするテーパー部材の表面均
一焼戻し方法。 2 テーパー部材の所定長さにわたる被加熱部の
表面を加熱する加熱コイルが、電源に接続する一
次コイルと当該一次コイル内に配置された二次コ
イルとから構成され、上記一次コイルはほぼ等ピ
ツチで被加熱部の長さと等しいかまたはやゝ短い
コイル長さに同一巻回内径で多巻回された多巻回
コイルからなり、上記二次コイルは被加熱部に対
応する巾と被加熱部の大径部周と所定間隙をへだ
てて対向可能な両端面内径を同一径として単巻回
された単巻回コイルからなり、一次コイルと二次
コイルとは同軸的に配置されるとともに一次コイ
ルの内径が二次コイルの外周壁と電磁結合が良好
な所定間隙を保持して対向するように設定されて
いることを特徴とするテーパー部材の表面均一焼
戻し用加熱コイル。 3 二次コイルが巾方向に所定間隙の切り欠きの
ある中空環状体であつて、上記切り欠き端面が閉
端面となつている特許請求の範囲第2項記載のテ
ーパー部材の表面均一焼戻し用加熱コイル。 4 二次コイルが導体板材を環状に曲げて所定間
隙をへだてて端面を対向させ切り欠きが形成され
ている筒体であつて、当該板材の厚さが電源の周
波数に応じて一次コイルの一次誘導磁束の透過深
度以上の厚さである特許請求の範囲第2項記載の
テーパー部材の表面均一焼戻し用加熱コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57131115A JPS5923813A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | テ−パ−部材の表面均一焼戻し方法および焼戻し用加熱コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57131115A JPS5923813A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | テ−パ−部材の表面均一焼戻し方法および焼戻し用加熱コイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5923813A JPS5923813A (ja) | 1984-02-07 |
| JPS643924B2 true JPS643924B2 (ja) | 1989-01-24 |
Family
ID=15050331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57131115A Granted JPS5923813A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | テ−パ−部材の表面均一焼戻し方法および焼戻し用加熱コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5923813A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104470019A (zh) * | 2014-12-11 | 2015-03-25 | 中国航空工业标准件制造有限责任公司 | 组合式感应加热线圈 |
| WO2015041240A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 高周波熱錬株式会社 | 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2660408B2 (ja) * | 1987-09-29 | 1997-10-08 | 高周波熱錬株式会社 | 軸付き筒体の高周波焼戻し方法 |
| JP5231109B2 (ja) * | 2008-07-10 | 2013-07-10 | Ntn株式会社 | 高周波誘導加熱焼戻装置および高周波誘導加熱焼戻方法 |
| JP7010369B2 (ja) * | 2018-04-16 | 2022-01-26 | 日本製鉄株式会社 | 高周波焼入れ装置 |
-
1982
- 1982-07-29 JP JP57131115A patent/JPS5923813A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015041240A1 (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-26 | 高周波熱錬株式会社 | 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法 |
| JP2015060634A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | 高周波熱錬株式会社 | 誘導加熱コイル及び誘導加熱装置並びに加熱方法 |
| CN104470019A (zh) * | 2014-12-11 | 2015-03-25 | 中国航空工业标准件制造有限责任公司 | 组合式感应加热线圈 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5923813A (ja) | 1984-02-07 |
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