JPS645665B2 - - Google Patents
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- JPS645665B2 JPS645665B2 JP56201732A JP20173281A JPS645665B2 JP S645665 B2 JPS645665 B2 JP S645665B2 JP 56201732 A JP56201732 A JP 56201732A JP 20173281 A JP20173281 A JP 20173281A JP S645665 B2 JPS645665 B2 JP S645665B2
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- G21C7/26—Control of nuclear reaction by displacement of the moderator or parts thereof by changing the moderator concentration
- G21C7/27—Spectral shift control
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B23K26/14—Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring using a fluid stream, e.g. a jet of gas, in conjunction with the laser beam; Nozzles therefor
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C7/00—Control of nuclear reaction
- G21C7/06—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section
- G21C7/08—Control of nuclear reaction by application of neutron-absorbing material, i.e. material with absorption cross-section very much in excess of reflection cross-section by displacement of solid control elements, e.g. control rods
- G21C7/10—Construction of control elements
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Description
本発明はスペクトル移動原子炉の制御に関し、
特に同制御のための機械的装置に関するものであ
る。 一般的な原子炉においては、反応度の制御は炉
心内の中性子吸収物質(毒物質)の量を変えるこ
とによつて行なう。そのためには中性子吸収制御
棒を使用するのが普通であり、炉心に関する制御
棒の数と場所とを変えて制御を行なう。また、制
御棒のほかに、可燃性毒物や原子炉冷却材に溶解
した毒物を反応度の制御に使用できる。 加圧水形原子炉における従来の構造では、炉心
の寿命が終わるまで反応度の減少があるので、過
剰反応度を用いて炉心の寿命を延長するべく、始
動時における反応度が過剰であるように原子炉の
炉心を設計している。炉心寿命の初期に過剰量の
反応度を原子炉炉心で用いるよう設計されている
ので、過剰反応度を適切に制御するために、可溶
性ホウ素のような中性子吸収物質を炉心寿命の初
期に炉心内に入れなければならない。炉心寿命
中、反応度が消費されるに連れて、中性子吸収物
質を炉心から徐々に取り出す。炉心寿命中に使用
される中性子吸収物質は中性子を吸収し炉心の反
応度を低下させるが、この反応度はプルトニウム
燃料製造におけるようなもつと生産的な方法に使
用できる。有用な生産物を製造しないこのような
反応度の消費によつて、そのように消費しない場
合よりもウランの減損効率が低下し、そして燃料
コストが上昇する結果になる。 重水炉の炉心における中性子吸収物質の量を低
減しながら炉心寿命を延長する一つの方法は“ス
ペクトル移動制御”(Spectral Shift Control)
を使用して行なわれる。この場合、過剰反応度の
減少(従つて中性子吸収物質)は、炉心寿命の初
期における中性子スペクトルが比較的に“硬”で
あるように、原子炉運転のある時期の後まで原子
炉冷却水の一部を引き止めておくことによつて行
なわれる。“軟”(soft)スペクトルから“硬”ス
ペクトルへの移動は、毒物質よりもむしろ有効な
方法でより多くの中性子がU238に消費される結果
になる。原子炉炉心の反応度を適切なレベルに維
持するように、反応度が消費されるに従つて、通
常の水を徐々に重水と取り替える。従つて、原子
炉は中性子吸収物質を必要とすることなく且つ始
動時に過剰反応度を用いることなく制御可能とな
り、ウラン燃料コストが相当に節約される。ま
た、付加的なプルトニウムの製造によつてU235の
濃縮の必要性が減じる。 従つて、本発明の主な目的は、負荷追従運転に
対する制御要求を十分に維持したまゝ炉心寿命を
延長する原子炉を提供することである。 この目的から、本発明は、内部に配置された炉
心と熱伝達する水冷却材を循環させるために入口
ノズル及び出口ノズルを有する原子炉容器と、核
分裂によつて熱を発生するため前記炉心内に配置
される複数の燃料集合体と、前記燃料集合体に対
して挿入又は引き抜き可能に配設される複数の中
性子吸収能力が低い水押出要素とを含むスペクト
ル移動加圧水形原子炉において、前記中性子吸収
能力が低い水押出要素よりも大きいが制御棒より
は小さい反応度価値を有する中性子吸収能力が中
程度の水押出要素が前記燃料集合体のあるものに
対して挿入又は引き抜き可能に原子炉に配設され
ており、前記中性子吸収能力が低い水押出要素及
び前記中性子吸収能力が中程度の水押出要素は、
前記燃料集合体に挿入された時に前記炉心から水
を押し出して前記炉心内の水量を減じるようにな
つていることを特徴とするものである。 中性子吸収能力が中程度の水押出要素はステン
レス鋼でよく、中性子吸収能力がより高いので、
それ等の1本当たりについて、純水押出要素もし
くは押出棒よりも大きな反応度変化を行わせるこ
とができる。しかし、クラスタに配設されるステ
ンレス鋼製水押出要素の数を少なくすることによ
つて、ステンレス鋼製水押出要素の反応度価値は
中性子吸収能力が低い水押出要素のクラスタより
も低下する。 本発明は、添付図面に一例として図示した好適
な実施例に関する下記の記載から一層容易に明ら
かとなろう。 第1図において、原子炉20は、頂部に脱着可
能の密閉頭部24が取り付けられた原子炉容器2
2を備える。原子炉容器22には入口ノズル26
及び出口ノズル28が設けられていて、水のよう
な冷却材が原子炉容器22内を循環しうる。原子
炉容器22の下方部分には炉心板30が配設され
ており、この炉心板が燃料集合体32を支持す
る。燃料集合体32は原子炉容器22内に配設さ
れ、炉心34を構成する。当該技術で知られてい
るように、燃料集合体32はその中のウランの核
分裂により熱を発生する。この燃料集合体32と
熱伝達関係で原子炉容器22を貫流する原子炉冷
却材が燃料集合体32の熱を原子炉20から離れ
た場所にある発電装置に運ぶ。制御棒を燃料集合
体32に挿入したり或は燃料集合体から引き出し
たりするために、当該技術で既知のものから選択
しうる複数の制御棒駆動機構36が密閉頭部24
に装着されている。また、押出棒40を燃料集合
体32に挿入したり或は燃料集合体から引き出し
たりするために、複数の押出棒駆動機構38も密
閉頭部24に装着されている。押出棒駆動機構3
8は米国特許願第217055号明細書に記載されたも
のと同様でよい。明瞭にするため、選択した幾つ
かの押出棒40のみを第1図に示す。しかし、押
出棒40の数は燃料集合体32内の押出棒案内管
の数に対応するよう選択されていることを理解さ
れたい。原子炉容器22の上方部分には複数の押
出棒案内構造42がそれぞれ押出棒駆動機構38
と整列した状態で配設されていて、原子炉容器2
2の上方部分を通る押出棒40の運動を案内して
いる。燃料集合体32と押出棒案内構造42との
間にはカランドリア44を配設してもよい。この
カランドリア44は各押出棒及び制御棒と共通の
直線上に整列して配置された多数の中空ステンレ
ス鋼管からなり、カランドリア領域内における押
出棒及び制御棒の案内を行なうと共に、流れによ
つて生じる押出棒及び制御棒の振動を最小にす
る。 第2図〜第4図において、燃料集合体32は燃
料要素48、格子50、底部ノズル52、頂部ノ
ズル54及び案内管56から構成される。燃料要
素は、核燃料を詰めて両端を端栓で封止した細長
い円筒形金属管でよく、20本×20本の実質的に正
方形の列群になつて配設され、格子50によつて
所定場所に保持される。本数は25でよい案内管5
6が各燃料集合体32内に5本×5本の列群にな
つて配設されている。各案内管56が占めるスペ
ースは燃料要素48の約4本分であり、案内管5
6は底部ノズル52から頂部ノズル54まで延び
て、格子50、頂部ノズル54及び底部ノズル5
2を支持する手段となつている。案内管56は、
押出棒40又は制御棒のような棒を収容可能なジ
ルカロイ(Zircaloy)製の中空円筒形金属管でよ
い。押出棒40及び制御棒は大体同一寸法に造ら
れているので、各案内管56は押出棒又は制御棒
のどちらか一方を等しく収容できる。棒で占めら
れていない時には、案内管56は原子炉冷却材で
満たされているが、案内管56に押出棒が挿入さ
れると、押出棒40は案内管内の冷却材を押し出
す。 格子50は、燃料集合体32の長さに沿つた
種々の場所に位置決めされていて、燃料要素48
及び案内管56を互いに関して適当な距離のとこ
ろに隔置する作用をしており、原子炉冷却材が燃
料要素48と熱伝達関係で循環しうるようになつ
ている。米国特許第3379617号及び第3379619号明
細書には類似する格子の詳細な説明が記載されて
いる。第4図から分かるように、ジルカロイで造
れる押出棒40は、特開昭57−124290号公報に記
載された型式の細長い、円筒形の、実質的に中空
の棒である。押出棒40には、棒に加重するため
及び棒の下方への移動性を高めるためにZrO2又
はAl2O3のペレツトが入れられている。押出棒4
0は案内管56と共通の直線上に整列するように
配設されているので、所望の時に押出棒40を案
内管56内に挿入しうる。これ等の押出棒40は
スパイダ58として知られている共通の装着構造
体に懸架されている。スパイダ58は、本体60
と、この本体から半径方向に延びる支柱62とを
備える。押出棒40は各支柱62に別個に取り付
けられていて、押出棒の挿入される案内管56の
列に対応する列を形成する。スパイダ58は、押
出棒駆動機構38に接続された駆動軸64に取り
付ける。押出棒駆動機構38の付勢によつて駆動
軸64が下降又は上昇され、それによつて炉心3
4内の燃料集合体32に対する押出棒40の挿入
又は引き抜きが行なわれる。 各スパイダ58が押出棒40を一つ以上の燃料
集合体32に挿入しうるように配設されているこ
とが重要である。例えば、第4図に示すように、
スパイダ58は25本の押出棒を中央の燃料集合体
32に挿入し、4本の押出棒を隣接する4つの燃
料集合体の各々に挿入しうる。このようにして、
スパイダ及び駆動機構の数を増すことなく、複数
の押出棒40を複数の燃料集合体32に対し出入
するよう移動させることができる。 第5図及び第6図において、押出棒案内構造4
2は、押出棒又は制御棒のような棒が通過しうる
ように設計された割りチユーブからなる複数のガ
イド70を備えている。押出棒案内構造42は第
1図に示すようにカランドリア44と密閉頭部2
4との間に位置決めされ、各押出棒駆動機構38
に対応するよう配列されている。多数のスペーサ
72がガイド70に沿つた種々の場所に配置され
ており、そしてガイド70と一緒に、原子炉容器
22の上方部分を通る押出棒40を案内する。第
6図から分かるように、押出棒40を案内するた
め8本のガイド70が設けられている。ガイド7
0の割りチユーブにある“割れ目”はスペーサ7
2にある溝74と共に、燃料集合体32において
案内管56に対する押出棒又は制御棒の整列を維
持しながらスパイダ58がスペーサを通過しうる
ように、作用する。駆動軸64を受け入れる溝7
6が中央に設けられているので、スパイダ58は
この溝を通つて移動しうる。 再び第1図において、多数の管からなるカラン
ドリア44は、カランドリア領域を通る押出棒4
0のような棒の案内を行なう。一般に、カランド
リア44内の管は、ガイド70のように割り管で
はないので、スパイダ58はカランドリア44内
の管の頂部に近付くとその下降を停止する。カラ
ンドリア44の頂部で停止した時には、全ての棒
がカランドリアの管内を通つて燃料集合体32内
に完全に挿入される。カランドリアの管に挿入さ
れている間、棒は原子炉冷却材の流れから保護さ
れるので、保護されていない場合にカランドリア
領域の原子炉冷却材の高速によつて生じるかも知
れない振動を最少にすることができる。 本発明においては、案内管56に挿入するため
少なくとも三種の制御棒が設けられている。例え
ば、押出棒、制御棒及びグレイ棒(gray rod)
を案内管56に挿入するべく配列しうる。棒の全
ては大体同一の寸法及び形状であるが、棒を造る
材料は異なつている。中空の肉厚管であるか又は
内部にZrO2又はAl2O3ペレツトのような中性子吸
収能力が低い物質を含んでいる押出棒40は、原
子炉冷却材を押し出し、それにより原子炉の減速
状態を制御するのに使用される。制御棒は当該技
術でよく知られた中性子吸収物質を含んでおり、
普通に知られた方法で炉心の反応度を制御する働
きをする。グレイ棒は押出棒40に似ているが、
ステンレス鋼のような中性子吸収能力が中程度の
物質で造られているので、1本当たりのそれ等の
反応度価値は押出棒40よりも大きい。 第7図〜第11図には、炉心1/4における燃料
要素48、押出棒40、制御棒80、グレイ棒8
2及び棒のない場所84の配列が示されている。
棒のない場所84は、他のものとの区別を明確に
するため、第8図、第9図及び第11図におい
て、斜線を付して示されている。炉心の安全な形
状は第7図に示した1/4炉心を他の炉心象限にも
展開することによつて得られる。実際には、第7
図に示した1/4炉心は第7図のA―A線に沿つた
1/8炉心の鏡像である。しかし、第7図には明瞭
にするため炉心1/4が示されている。 第10図から分かるように、各燃料集合体32
は燃料要素48の列と案内管56の列とを備えて
いる。一般に、制御棒80及びグレイ棒82は対
角線上に配設された案内管56内においてだけ使
用されるが、押出棒40は燃料集合体の全案内管
56内において使用されるのが普通である。ま
た、データ計測機器を収容するため、計装管88
が各燃料集合体32の中心近くに設けられてい
る。各燃料集合体32は第10図に示したものと
本質的に同一であるが、案内管56が原子炉冷却
材、押出棒40、制御棒80又はグレイ棒82の
どれによつて占められているかに応じて、各燃料
集合体32は異なる機能を発揮する。押出棒40
及びグレイ棒82は大体等量の水を押し出すよう
にほぼ同じ大きさに決められているのが普通であ
る。しかし、グレイ棒82は厚肉のステンレス鋼
製円筒棒であるから、各グレイ棒が有する反応度
価値は単一の押出棒よりも大きい。グレイ棒の肉
厚は約1.65mm(0.065in)でよい。しかし、グレイ
棒は、押出棒クラスタが41本の押出棒からなるの
に対し、9本でグレイ棒クラスタを形成するよう
に通常配列されているので、各グレイ棒クラスタ
が持つ反応度価値は押出棒クラスタより小さい。
従つて、棒の材料及び数を適切に選択することに
よつて、グレイ棒及び押出棒に対して平衡した反
応度価値を得ることができる。また、一つのグレ
イ棒クラスタの反応度価値は一つの押出棒クラス
タの約25%であるから、グレイ棒クラスタ及び押
出棒クラスタの運動を多様に組み合わせることに
より、炉心全体にわたり種々の反応度価値を生じ
させることができる。 第11図において、案内管56内で制御棒80
もグレイ棒82も使用されておらず且つ押出棒4
0のみが使用されている燃料集合体を総括的に押
出集合体90と呼び、押出棒40及び制御棒80
の双方を用いている(しかしグレイ棒はない)燃
料集合体を制御集合体92と呼び、同様に、押出
棒40及びグレイ棒82の双方が使用されている
燃料集合体をグレイ集合体94と呼ぶ。第11図
においては、明瞭にするため燃料要素48は省略
されており、また、これ等の燃料集合体は第10
図に示したものと同様である。 更に第11図において、制御棒80及びグレイ
棒82の各々はスパイダ58に類似するスパイダ
(図示しない)に取り付けられているが、この図
示しないスパイダは一つの燃料集合体に作用する
だけである。このようにして、任意の燃料集合体
における全ての制御棒80又はグレイ棒82は単
一の駆動機構によつて上昇又は下降させることが
できる。更に、押出棒の各スパイダ58は(第1
1図の中央部及び第4図に図示したように)隣接
する燃料集合体内に延入できるので、押出棒のス
パイダ58の運動が5本の燃料集合体の制御を行
ない必要な押出棒駆動機構の数を減少させる。勿
論、1/4炉心の周辺では(第7図に示すように)、
隣接する燃料集合体がないか或は棒のない場所8
4が存在するので、特定のスパイダは通常より少
ない本数の棒を移動させる。 第7図を構成する第8図及び第9図において、
各横列に100〜114の番号を付し各縦列に116〜130
の番号を付した1/4炉心の配列は次のように構成
されている。 燃料集合体 (100,116) 1/4押出集合体 (100,118) 1/2制御集合体 (100,120) 1/2押出集合体 (100,122) 1/2制御集合体 (100,124) 1/2押出集合体 (100,126) 1/2制御集合体 (100,128) 1/2押出集合体 (100,130) 1/2グレイ集合体 (102,116) 1/2制御集合体 (102,118) 押出集合体 (102,120) グレイ集合体 (102,122) 押出集合体 (102,124) グレイ集合体 (102,126) 押出集合体 (102,128) 制御集合体 (102,130) 押出集合体 (104,116) 1/2押出集合体 (104,118) グレイ集合体 (104,120) 押出集合体 (104,122) 制御集合体 (104,124) 押出集合体 (104,126) 制御集合体 (104,128) 押出集合体 (104,130) 棒のない部分的制御集合体 (106,116) 1/2制御集合体 (106,118) 押出集合体 (106,120) 制御集合体 (106,122) 押出集合体 (106,124) 制御集合体 (106,126) 押出集合体 (106,128) 制御集合体 (106,130) 押出集合体 (108,116) 1/2押出集合体 (108,118) グレイ集合体 (108,120) 押出集合体 (108,122) 制御集合体 (108,124) 押出集合体 (108,126) 制御集合体 (108,128) 押出集合体 (110,116) 1/2制御集合体 (110,118) 押出集合体 (110,120) 制御集合体 (110,122) 押出集合体 (110,124) 制御集合体 (110,126) 押出集合体 (110,128) 棒のない部分的押出集合体 (112,116) 1/2押出集合体 (112,118) 制御集合体 (112,120) 押出集合体 (112,122) 制御集合体 (112,124) 押出集合体 (112,126) 棒のない部分的押出集合体 (114,116) 1/2グレイ集合体 (114,118) 押出集合体 (114,120) 棒のない部分的制御集合体 (114,122) 押出集合体 1/4炉心に関する前述の記載から分かるように、
その概念に基づく炉心構造は第11図に示すよう
に大体図示できる。基本的には、第7図において
燃料集合体(100,116)で表わされている完全炉
心の中心の燃料集合体は制御集合体92又は多分
に押出集合体90のどちらか一方に決めることが
できる。一旦これが決定されたら、中心の燃料集
合体の側平面に直ぐ隣接する4つの燃料集合体を
他の型式のものに決め、対角線上にある燃料集合
体を中心の燃料集合体と同一型式のものに決め
る。次いでこの仕方を交互に続ける。例えば、第
7図における中心の燃料集合体(100,116)は押
出集合体90に決めたので、その側平面にある燃
料集合体は制御集合体92又はグレイ集合体94
のどちらかに決められ、一方対角線上にある燃料
集合体は押出集合体90に決められる。この仕方
は、炉心の周辺に達するまで交互に繰に返され
る。炉心の周辺では、端の燃料集合体は特定の炉
心の核物理学に基づいてハイブリツド(混成)集
合体であるように決めることができる。ある特定
の燃料集合体を制御集合体92にするかグレイ集
合体94にするかは、通常の炉心設計に基づいて
要求される制御集合体の数と場所とを先ず選択す
ることにより決定される。その後、制御集合体9
2と決めなかつた燃料集合体の残りをグレイ集合
体94として使用する。従つて、実質的に炉心全
体にわたつて押出集合体及び制御又はグレイ集合
体が交互する仕方で配列することが可能であり、
実際に全ての燃料集合体が少なくとも一つの押出
棒スパイダ58で操作され、且つ各押出棒スパイ
ダ58が一般に5本の燃料集合体を操作する。更
に、各燃料集合体は押出棒、制御棒又はグレイ棒
のどれかのための少なくとも一つの駆動機構によ
つて操作される。 図示の炉心配列は、炉心内の減速材の量を制御
することによつて中性子スペクトルを“スペクト
ル移動”の方法で制御することができる手段とな
る。減速材量の制御は、適切な時期に炉心内の水
冷却材を押し出しそして取り換えることによつて
行なうことが可能であり、それにより炉心の減速
が変化する。本発明においては、押出棒40及び
グレイ棒82はこの減速状態の変化を行なうため
に使用できる。 本発明によるスペクトル移動加圧水形原子炉の
運転に際しては、炉心寿命の初期に、全ての押出
棒40及びグレイ棒82を炉心34内に入れる。
しかし、その時期にはどの制御棒80も挿入する
必要がない。押出棒40及びグレイ棒82の挿入
は押出棒駆動機構38のような適切な機構を付勢
することにより行なわれる。駆動機構が付勢され
ると、押出棒40及びグレイ棒82は下降して燃
料集合体32の適切な案内管56内に入る。従つ
て、押出棒及びグレイ棒はそれ等の容積の冷却材
(水)を押し出し、炉心34内の減速材量が減少
する。減速材の減少は炉心の中性子スペクトルを
硬化させ、そしてプルトニウムの生産量を増大さ
せる。中性子スペクトルのこの硬化は一般に“ス
ペクトル移動”と呼ばれている。一層硬化した中
性子スペクトルはホウ素による化学的粗調整の必
要性を軽減し、一層大きい負減速材温度係数をも
たらし、そして可燃性毒物の必要性を減少ないし
は排除する。炉心内のウラン燃料の減損は炉心の
寿命が終わるまで続くので、ある数の押出棒40
及び(又は)グレイ棒82をそれ等の駆動機構の
付勢により炉心から引き抜く。棒の引き抜きによ
つて一層多量の水減速材が炉心領域に入り、炉心
の減速を助長する。これは、燃料の減損が反応度
価値の減損を生じさせている時に、実際に反応度
価値をもたらす。従つて、炉心の反応度は比較的
長期間にわたり適切なレベルに維持できる。棒の
引き抜きは、炉心寿命の末期近くに、全ての押出
棒40及び全てのグレイ棒82が炉心から引き抜
かれてしまうまで、炉心の種々の条件に依拠する
所定速度で継続することができる。 押出棒40及びグレイ棒82は“スペクトル移
動”のために使用するほかに、負荷追従のために
も使用できる。例えば、原子炉冷却材中のホウ素
濃度が約100ppm以下に低下すると、負荷追従中
のキセノン過渡変動に対して補償するホウ素の放
出・供給操作の能力が実際に則したものにならな
い場合がある。しかし、押出棒40又はグレイ棒
82のうち選択したものを引き抜くか或は挿入す
ることにより、適正な反応度変化を行なつてキセ
ノン過渡変動を補償できる。更に、かかる処置を
行なつて全出力要求又は半径方向出力分布を調整
することができる。グレイ棒82は押出棒40と
は異なる反応度価値を持つているので、また、グ
レイ棒82及び押出棒40は炉心内の別々の場所
に位置決めされているので、これ等の棒の適切な
選択及び運動により原子炉の微妙な制御を行なう
ことができる。 41本の押出棒からなる押出棒クラスタの反応度
価値を計算したところ、このクラスタは約75pcm
の反応度価値を持つている。即ち、燃料の燃焼度
が11000MWD/MTUである時、単一の押出棒
(41本)クラスタを完全に挿入した状態から完全
に引き抜いた状態へ動かした場合に、炉心の反応
度が約75pcmだけ増加すると考えられる。同時
に、反応度の減速材温度係数は約−70pcm/℃で
あると言える。ここで、制御棒の位置又は出力レ
ベルに変化を生じさせることなく単一の押出棒
(41本)クラスタを引き抜くと、押出棒の運動後、
約10〜20秒(1ループの伝達時間)遅れて、原子
炉冷却材の平均温度が約1℃上昇する。押出棒の
運動に応じて生じる冷却材の平均温度の変化は若
干であり且つゆつくり起こるので、冷却材の温度
変化は全炉心反応度に対する押出棒の運動の影響
を“クツシヨン”にするのに使用できる。即ち、
負減速材温度係数のため、原子炉冷却材の温度変
化は押出棒の運動によつて生じる反応度変化の一
部を相殺しようとするので、押出棒クラスタが運
動する時の炉心反応度の変化はスムースである。
押出棒クラスタの反応度価値及び減速材温度係数
の絶対値は、炉心内のホウ素濃度及び水素対ウラ
ンの比率の変化に連れて、同一方向に且つ比較し
うるわずかな割合で変化するので、押出棒クラス
タの単位運動当たりの温度変化は炉心寿命の後半
を通じて炉心状態に大体関係がない。 第12図において、原子炉制御に関するこの概
念を利用して、二つの原子炉冷却材温度帯域を選
び、原子炉を運転できる。これ等の帯域は従来の
運転帯域より広く且つそれとは異なつている。一
つの帯域、即ち帯域Aは広帯域であつて、原子炉
冷却材平均温度の設定点TSの各側に2〓づつ広
がる約4〓の巾に決められている。TSは原子炉
を運転するのに望ましい原子炉冷却材平均温度に
設定されている。或は、低温側の平均温度を使用
してもよい。行政上の指導限界又は狭帯域である
帯域Bは、設定点TSの各側に1.5〓づつ広がる約
3〓の巾に決められている。帯域Aは、原子炉冷
却材の温度がこの限界に達すると自動装置が作動
を開始して温度のドリフトを転換するよう選定さ
れている。また、帯域Bは作業の指導限界として
選定されているもので、原子炉冷却材の温度がこ
の限界に近付くと、運転員により或は押出棒運動
の自動的な選択及び開始により帯域Aの限界に達
するのを避けるようになつている。このような方
法で、時間t0〜t1間に示すようにキセノン蓄積中
に原子炉冷却材の温度が下方へドリフトする時
に、特定の押出棒クラスタ又はグレイ棒クラスタ
の引き抜きが開始される。時間t1及びt2間でクラ
スタが引き抜かれるが、完全に引き抜くには約15
分間を要する。クラスタの引き抜きによつて水―
減速材が炉心に入り、炉心の反応度が上昇すると
共に原子炉冷却材の温度が上方へドリフトする。
キセノンは蓄積を継続するので、時間t2〜t3間に
示すように冷却材温度は再び低下する。t3に達し
た時に、次のクラスタ、即ち必要とされる反応度
の増加に応じて押出棒クラスタ又はグレイ棒クラ
スタのどちらかを選んで引き抜くことが再び必要
になる。t4〜t5間の時間枠は、帯域Aの限界に達
するのを回避するため次のクラスタの引き抜きを
開始すべき時間枠である。このような方法で、キ
セノン過渡変動によつて起きるような原子炉冷却
材の温度変動を、原子炉内のホウ素濃度を調整す
ることなく且つ炉心寿命を延長しながら、補償す
ることができる。 特定のクラスタを何時動かすべきかを決定する
ほかに、どのクラスタ又はクラスタ群を動かすべ
きか及びそれ等を炉心に入れるべきか或は出すべ
きかどうかをも決定する必要がある。この点に関
しては、押出棒クラスタはグレイ棒クラスタより
も広い炉心領域に影響を及ぼすので、且つ、個々
のグレイ棒は個々の押出棒とは異なる反応度価値
を持つているので、種々のクラスタの適正な選択
及び運動によつて炉心反応度のレベル及び半径方
向の出力分布に変化を生じさせることができる。 第13図において、出力配分の計算機100は
各燃料集合体に割り当てられる全炉心出力の割合
を決定する。これは、十分な数の炉内放射線検出
器を使つて局部的な中性子束又は出力レベルの値
を測定する通常の方法により確認できる。例え
ば、約60の燃料集合体はガンマ線検出器のような
放射線検出器を5つ備える。この5つの放射線検
出器は燃料集合体に沿つて軸方向に隔置され、全
部で300の放射線検出器が60の炉心領域について
の反応度レベルを同時的に与えるようになつてい
る。これ等の読みは、較正及び重みつけの係数と
共に出力配分計算機100に送られ、各炉心領域
が担う出力配分割合が決定される。同時に、現況
コンパイラ102がホウ素濃度、水素対ウランの
割合、クラスタの現在位置等のその他の炉心条件
をコンパイルする。この情報を出力配分計算機1
00からの情報と共に押出棒運動による効果の予
報器104に送り、そこで、各クラスタの運動に
より生じると思われる反応度変化及び出力配分割
の変化を決定する。特定の燃料集合体に関し、そ
の対応するクラスタを動かすことにより生じる反
応度変化は燃料集合体の現在の出力密度に関係す
ることが分かつた。この関数は次のように表現で
きる。 △R=m×APD ここで、 △R=対応するクラスタ(押出棒又はグレイ
棒)を挿入又は引き抜くことによる燃
料集合体の反応度変化 APD=クラスタ移動前の燃料集合体の出力密
度 m =直線の勾配 尚、上の式において、△Rは相対的な値であり
無次元、mの単位はクラスタ1本のpcm/単位出
力密度である。pcmは増倍率を表すのに通常使用
され、1pcmは1000分の1パーセントである。ま
た、次のデータで示されるように係数mは燃焼度
に関係づけうることが分かつた。
特に同制御のための機械的装置に関するものであ
る。 一般的な原子炉においては、反応度の制御は炉
心内の中性子吸収物質(毒物質)の量を変えるこ
とによつて行なう。そのためには中性子吸収制御
棒を使用するのが普通であり、炉心に関する制御
棒の数と場所とを変えて制御を行なう。また、制
御棒のほかに、可燃性毒物や原子炉冷却材に溶解
した毒物を反応度の制御に使用できる。 加圧水形原子炉における従来の構造では、炉心
の寿命が終わるまで反応度の減少があるので、過
剰反応度を用いて炉心の寿命を延長するべく、始
動時における反応度が過剰であるように原子炉の
炉心を設計している。炉心寿命の初期に過剰量の
反応度を原子炉炉心で用いるよう設計されている
ので、過剰反応度を適切に制御するために、可溶
性ホウ素のような中性子吸収物質を炉心寿命の初
期に炉心内に入れなければならない。炉心寿命
中、反応度が消費されるに連れて、中性子吸収物
質を炉心から徐々に取り出す。炉心寿命中に使用
される中性子吸収物質は中性子を吸収し炉心の反
応度を低下させるが、この反応度はプルトニウム
燃料製造におけるようなもつと生産的な方法に使
用できる。有用な生産物を製造しないこのような
反応度の消費によつて、そのように消費しない場
合よりもウランの減損効率が低下し、そして燃料
コストが上昇する結果になる。 重水炉の炉心における中性子吸収物質の量を低
減しながら炉心寿命を延長する一つの方法は“ス
ペクトル移動制御”(Spectral Shift Control)
を使用して行なわれる。この場合、過剰反応度の
減少(従つて中性子吸収物質)は、炉心寿命の初
期における中性子スペクトルが比較的に“硬”で
あるように、原子炉運転のある時期の後まで原子
炉冷却水の一部を引き止めておくことによつて行
なわれる。“軟”(soft)スペクトルから“硬”ス
ペクトルへの移動は、毒物質よりもむしろ有効な
方法でより多くの中性子がU238に消費される結果
になる。原子炉炉心の反応度を適切なレベルに維
持するように、反応度が消費されるに従つて、通
常の水を徐々に重水と取り替える。従つて、原子
炉は中性子吸収物質を必要とすることなく且つ始
動時に過剰反応度を用いることなく制御可能とな
り、ウラン燃料コストが相当に節約される。ま
た、付加的なプルトニウムの製造によつてU235の
濃縮の必要性が減じる。 従つて、本発明の主な目的は、負荷追従運転に
対する制御要求を十分に維持したまゝ炉心寿命を
延長する原子炉を提供することである。 この目的から、本発明は、内部に配置された炉
心と熱伝達する水冷却材を循環させるために入口
ノズル及び出口ノズルを有する原子炉容器と、核
分裂によつて熱を発生するため前記炉心内に配置
される複数の燃料集合体と、前記燃料集合体に対
して挿入又は引き抜き可能に配設される複数の中
性子吸収能力が低い水押出要素とを含むスペクト
ル移動加圧水形原子炉において、前記中性子吸収
能力が低い水押出要素よりも大きいが制御棒より
は小さい反応度価値を有する中性子吸収能力が中
程度の水押出要素が前記燃料集合体のあるものに
対して挿入又は引き抜き可能に原子炉に配設され
ており、前記中性子吸収能力が低い水押出要素及
び前記中性子吸収能力が中程度の水押出要素は、
前記燃料集合体に挿入された時に前記炉心から水
を押し出して前記炉心内の水量を減じるようにな
つていることを特徴とするものである。 中性子吸収能力が中程度の水押出要素はステン
レス鋼でよく、中性子吸収能力がより高いので、
それ等の1本当たりについて、純水押出要素もし
くは押出棒よりも大きな反応度変化を行わせるこ
とができる。しかし、クラスタに配設されるステ
ンレス鋼製水押出要素の数を少なくすることによ
つて、ステンレス鋼製水押出要素の反応度価値は
中性子吸収能力が低い水押出要素のクラスタより
も低下する。 本発明は、添付図面に一例として図示した好適
な実施例に関する下記の記載から一層容易に明ら
かとなろう。 第1図において、原子炉20は、頂部に脱着可
能の密閉頭部24が取り付けられた原子炉容器2
2を備える。原子炉容器22には入口ノズル26
及び出口ノズル28が設けられていて、水のよう
な冷却材が原子炉容器22内を循環しうる。原子
炉容器22の下方部分には炉心板30が配設され
ており、この炉心板が燃料集合体32を支持す
る。燃料集合体32は原子炉容器22内に配設さ
れ、炉心34を構成する。当該技術で知られてい
るように、燃料集合体32はその中のウランの核
分裂により熱を発生する。この燃料集合体32と
熱伝達関係で原子炉容器22を貫流する原子炉冷
却材が燃料集合体32の熱を原子炉20から離れ
た場所にある発電装置に運ぶ。制御棒を燃料集合
体32に挿入したり或は燃料集合体から引き出し
たりするために、当該技術で既知のものから選択
しうる複数の制御棒駆動機構36が密閉頭部24
に装着されている。また、押出棒40を燃料集合
体32に挿入したり或は燃料集合体から引き出し
たりするために、複数の押出棒駆動機構38も密
閉頭部24に装着されている。押出棒駆動機構3
8は米国特許願第217055号明細書に記載されたも
のと同様でよい。明瞭にするため、選択した幾つ
かの押出棒40のみを第1図に示す。しかし、押
出棒40の数は燃料集合体32内の押出棒案内管
の数に対応するよう選択されていることを理解さ
れたい。原子炉容器22の上方部分には複数の押
出棒案内構造42がそれぞれ押出棒駆動機構38
と整列した状態で配設されていて、原子炉容器2
2の上方部分を通る押出棒40の運動を案内して
いる。燃料集合体32と押出棒案内構造42との
間にはカランドリア44を配設してもよい。この
カランドリア44は各押出棒及び制御棒と共通の
直線上に整列して配置された多数の中空ステンレ
ス鋼管からなり、カランドリア領域内における押
出棒及び制御棒の案内を行なうと共に、流れによ
つて生じる押出棒及び制御棒の振動を最小にす
る。 第2図〜第4図において、燃料集合体32は燃
料要素48、格子50、底部ノズル52、頂部ノ
ズル54及び案内管56から構成される。燃料要
素は、核燃料を詰めて両端を端栓で封止した細長
い円筒形金属管でよく、20本×20本の実質的に正
方形の列群になつて配設され、格子50によつて
所定場所に保持される。本数は25でよい案内管5
6が各燃料集合体32内に5本×5本の列群にな
つて配設されている。各案内管56が占めるスペ
ースは燃料要素48の約4本分であり、案内管5
6は底部ノズル52から頂部ノズル54まで延び
て、格子50、頂部ノズル54及び底部ノズル5
2を支持する手段となつている。案内管56は、
押出棒40又は制御棒のような棒を収容可能なジ
ルカロイ(Zircaloy)製の中空円筒形金属管でよ
い。押出棒40及び制御棒は大体同一寸法に造ら
れているので、各案内管56は押出棒又は制御棒
のどちらか一方を等しく収容できる。棒で占めら
れていない時には、案内管56は原子炉冷却材で
満たされているが、案内管56に押出棒が挿入さ
れると、押出棒40は案内管内の冷却材を押し出
す。 格子50は、燃料集合体32の長さに沿つた
種々の場所に位置決めされていて、燃料要素48
及び案内管56を互いに関して適当な距離のとこ
ろに隔置する作用をしており、原子炉冷却材が燃
料要素48と熱伝達関係で循環しうるようになつ
ている。米国特許第3379617号及び第3379619号明
細書には類似する格子の詳細な説明が記載されて
いる。第4図から分かるように、ジルカロイで造
れる押出棒40は、特開昭57−124290号公報に記
載された型式の細長い、円筒形の、実質的に中空
の棒である。押出棒40には、棒に加重するため
及び棒の下方への移動性を高めるためにZrO2又
はAl2O3のペレツトが入れられている。押出棒4
0は案内管56と共通の直線上に整列するように
配設されているので、所望の時に押出棒40を案
内管56内に挿入しうる。これ等の押出棒40は
スパイダ58として知られている共通の装着構造
体に懸架されている。スパイダ58は、本体60
と、この本体から半径方向に延びる支柱62とを
備える。押出棒40は各支柱62に別個に取り付
けられていて、押出棒の挿入される案内管56の
列に対応する列を形成する。スパイダ58は、押
出棒駆動機構38に接続された駆動軸64に取り
付ける。押出棒駆動機構38の付勢によつて駆動
軸64が下降又は上昇され、それによつて炉心3
4内の燃料集合体32に対する押出棒40の挿入
又は引き抜きが行なわれる。 各スパイダ58が押出棒40を一つ以上の燃料
集合体32に挿入しうるように配設されているこ
とが重要である。例えば、第4図に示すように、
スパイダ58は25本の押出棒を中央の燃料集合体
32に挿入し、4本の押出棒を隣接する4つの燃
料集合体の各々に挿入しうる。このようにして、
スパイダ及び駆動機構の数を増すことなく、複数
の押出棒40を複数の燃料集合体32に対し出入
するよう移動させることができる。 第5図及び第6図において、押出棒案内構造4
2は、押出棒又は制御棒のような棒が通過しうる
ように設計された割りチユーブからなる複数のガ
イド70を備えている。押出棒案内構造42は第
1図に示すようにカランドリア44と密閉頭部2
4との間に位置決めされ、各押出棒駆動機構38
に対応するよう配列されている。多数のスペーサ
72がガイド70に沿つた種々の場所に配置され
ており、そしてガイド70と一緒に、原子炉容器
22の上方部分を通る押出棒40を案内する。第
6図から分かるように、押出棒40を案内するた
め8本のガイド70が設けられている。ガイド7
0の割りチユーブにある“割れ目”はスペーサ7
2にある溝74と共に、燃料集合体32において
案内管56に対する押出棒又は制御棒の整列を維
持しながらスパイダ58がスペーサを通過しうる
ように、作用する。駆動軸64を受け入れる溝7
6が中央に設けられているので、スパイダ58は
この溝を通つて移動しうる。 再び第1図において、多数の管からなるカラン
ドリア44は、カランドリア領域を通る押出棒4
0のような棒の案内を行なう。一般に、カランド
リア44内の管は、ガイド70のように割り管で
はないので、スパイダ58はカランドリア44内
の管の頂部に近付くとその下降を停止する。カラ
ンドリア44の頂部で停止した時には、全ての棒
がカランドリアの管内を通つて燃料集合体32内
に完全に挿入される。カランドリアの管に挿入さ
れている間、棒は原子炉冷却材の流れから保護さ
れるので、保護されていない場合にカランドリア
領域の原子炉冷却材の高速によつて生じるかも知
れない振動を最少にすることができる。 本発明においては、案内管56に挿入するため
少なくとも三種の制御棒が設けられている。例え
ば、押出棒、制御棒及びグレイ棒(gray rod)
を案内管56に挿入するべく配列しうる。棒の全
ては大体同一の寸法及び形状であるが、棒を造る
材料は異なつている。中空の肉厚管であるか又は
内部にZrO2又はAl2O3ペレツトのような中性子吸
収能力が低い物質を含んでいる押出棒40は、原
子炉冷却材を押し出し、それにより原子炉の減速
状態を制御するのに使用される。制御棒は当該技
術でよく知られた中性子吸収物質を含んでおり、
普通に知られた方法で炉心の反応度を制御する働
きをする。グレイ棒は押出棒40に似ているが、
ステンレス鋼のような中性子吸収能力が中程度の
物質で造られているので、1本当たりのそれ等の
反応度価値は押出棒40よりも大きい。 第7図〜第11図には、炉心1/4における燃料
要素48、押出棒40、制御棒80、グレイ棒8
2及び棒のない場所84の配列が示されている。
棒のない場所84は、他のものとの区別を明確に
するため、第8図、第9図及び第11図におい
て、斜線を付して示されている。炉心の安全な形
状は第7図に示した1/4炉心を他の炉心象限にも
展開することによつて得られる。実際には、第7
図に示した1/4炉心は第7図のA―A線に沿つた
1/8炉心の鏡像である。しかし、第7図には明瞭
にするため炉心1/4が示されている。 第10図から分かるように、各燃料集合体32
は燃料要素48の列と案内管56の列とを備えて
いる。一般に、制御棒80及びグレイ棒82は対
角線上に配設された案内管56内においてだけ使
用されるが、押出棒40は燃料集合体の全案内管
56内において使用されるのが普通である。ま
た、データ計測機器を収容するため、計装管88
が各燃料集合体32の中心近くに設けられてい
る。各燃料集合体32は第10図に示したものと
本質的に同一であるが、案内管56が原子炉冷却
材、押出棒40、制御棒80又はグレイ棒82の
どれによつて占められているかに応じて、各燃料
集合体32は異なる機能を発揮する。押出棒40
及びグレイ棒82は大体等量の水を押し出すよう
にほぼ同じ大きさに決められているのが普通であ
る。しかし、グレイ棒82は厚肉のステンレス鋼
製円筒棒であるから、各グレイ棒が有する反応度
価値は単一の押出棒よりも大きい。グレイ棒の肉
厚は約1.65mm(0.065in)でよい。しかし、グレイ
棒は、押出棒クラスタが41本の押出棒からなるの
に対し、9本でグレイ棒クラスタを形成するよう
に通常配列されているので、各グレイ棒クラスタ
が持つ反応度価値は押出棒クラスタより小さい。
従つて、棒の材料及び数を適切に選択することに
よつて、グレイ棒及び押出棒に対して平衡した反
応度価値を得ることができる。また、一つのグレ
イ棒クラスタの反応度価値は一つの押出棒クラス
タの約25%であるから、グレイ棒クラスタ及び押
出棒クラスタの運動を多様に組み合わせることに
より、炉心全体にわたり種々の反応度価値を生じ
させることができる。 第11図において、案内管56内で制御棒80
もグレイ棒82も使用されておらず且つ押出棒4
0のみが使用されている燃料集合体を総括的に押
出集合体90と呼び、押出棒40及び制御棒80
の双方を用いている(しかしグレイ棒はない)燃
料集合体を制御集合体92と呼び、同様に、押出
棒40及びグレイ棒82の双方が使用されている
燃料集合体をグレイ集合体94と呼ぶ。第11図
においては、明瞭にするため燃料要素48は省略
されており、また、これ等の燃料集合体は第10
図に示したものと同様である。 更に第11図において、制御棒80及びグレイ
棒82の各々はスパイダ58に類似するスパイダ
(図示しない)に取り付けられているが、この図
示しないスパイダは一つの燃料集合体に作用する
だけである。このようにして、任意の燃料集合体
における全ての制御棒80又はグレイ棒82は単
一の駆動機構によつて上昇又は下降させることが
できる。更に、押出棒の各スパイダ58は(第1
1図の中央部及び第4図に図示したように)隣接
する燃料集合体内に延入できるので、押出棒のス
パイダ58の運動が5本の燃料集合体の制御を行
ない必要な押出棒駆動機構の数を減少させる。勿
論、1/4炉心の周辺では(第7図に示すように)、
隣接する燃料集合体がないか或は棒のない場所8
4が存在するので、特定のスパイダは通常より少
ない本数の棒を移動させる。 第7図を構成する第8図及び第9図において、
各横列に100〜114の番号を付し各縦列に116〜130
の番号を付した1/4炉心の配列は次のように構成
されている。 燃料集合体 (100,116) 1/4押出集合体 (100,118) 1/2制御集合体 (100,120) 1/2押出集合体 (100,122) 1/2制御集合体 (100,124) 1/2押出集合体 (100,126) 1/2制御集合体 (100,128) 1/2押出集合体 (100,130) 1/2グレイ集合体 (102,116) 1/2制御集合体 (102,118) 押出集合体 (102,120) グレイ集合体 (102,122) 押出集合体 (102,124) グレイ集合体 (102,126) 押出集合体 (102,128) 制御集合体 (102,130) 押出集合体 (104,116) 1/2押出集合体 (104,118) グレイ集合体 (104,120) 押出集合体 (104,122) 制御集合体 (104,124) 押出集合体 (104,126) 制御集合体 (104,128) 押出集合体 (104,130) 棒のない部分的制御集合体 (106,116) 1/2制御集合体 (106,118) 押出集合体 (106,120) 制御集合体 (106,122) 押出集合体 (106,124) 制御集合体 (106,126) 押出集合体 (106,128) 制御集合体 (106,130) 押出集合体 (108,116) 1/2押出集合体 (108,118) グレイ集合体 (108,120) 押出集合体 (108,122) 制御集合体 (108,124) 押出集合体 (108,126) 制御集合体 (108,128) 押出集合体 (110,116) 1/2制御集合体 (110,118) 押出集合体 (110,120) 制御集合体 (110,122) 押出集合体 (110,124) 制御集合体 (110,126) 押出集合体 (110,128) 棒のない部分的押出集合体 (112,116) 1/2押出集合体 (112,118) 制御集合体 (112,120) 押出集合体 (112,122) 制御集合体 (112,124) 押出集合体 (112,126) 棒のない部分的押出集合体 (114,116) 1/2グレイ集合体 (114,118) 押出集合体 (114,120) 棒のない部分的制御集合体 (114,122) 押出集合体 1/4炉心に関する前述の記載から分かるように、
その概念に基づく炉心構造は第11図に示すよう
に大体図示できる。基本的には、第7図において
燃料集合体(100,116)で表わされている完全炉
心の中心の燃料集合体は制御集合体92又は多分
に押出集合体90のどちらか一方に決めることが
できる。一旦これが決定されたら、中心の燃料集
合体の側平面に直ぐ隣接する4つの燃料集合体を
他の型式のものに決め、対角線上にある燃料集合
体を中心の燃料集合体と同一型式のものに決め
る。次いでこの仕方を交互に続ける。例えば、第
7図における中心の燃料集合体(100,116)は押
出集合体90に決めたので、その側平面にある燃
料集合体は制御集合体92又はグレイ集合体94
のどちらかに決められ、一方対角線上にある燃料
集合体は押出集合体90に決められる。この仕方
は、炉心の周辺に達するまで交互に繰に返され
る。炉心の周辺では、端の燃料集合体は特定の炉
心の核物理学に基づいてハイブリツド(混成)集
合体であるように決めることができる。ある特定
の燃料集合体を制御集合体92にするかグレイ集
合体94にするかは、通常の炉心設計に基づいて
要求される制御集合体の数と場所とを先ず選択す
ることにより決定される。その後、制御集合体9
2と決めなかつた燃料集合体の残りをグレイ集合
体94として使用する。従つて、実質的に炉心全
体にわたつて押出集合体及び制御又はグレイ集合
体が交互する仕方で配列することが可能であり、
実際に全ての燃料集合体が少なくとも一つの押出
棒スパイダ58で操作され、且つ各押出棒スパイ
ダ58が一般に5本の燃料集合体を操作する。更
に、各燃料集合体は押出棒、制御棒又はグレイ棒
のどれかのための少なくとも一つの駆動機構によ
つて操作される。 図示の炉心配列は、炉心内の減速材の量を制御
することによつて中性子スペクトルを“スペクト
ル移動”の方法で制御することができる手段とな
る。減速材量の制御は、適切な時期に炉心内の水
冷却材を押し出しそして取り換えることによつて
行なうことが可能であり、それにより炉心の減速
が変化する。本発明においては、押出棒40及び
グレイ棒82はこの減速状態の変化を行なうため
に使用できる。 本発明によるスペクトル移動加圧水形原子炉の
運転に際しては、炉心寿命の初期に、全ての押出
棒40及びグレイ棒82を炉心34内に入れる。
しかし、その時期にはどの制御棒80も挿入する
必要がない。押出棒40及びグレイ棒82の挿入
は押出棒駆動機構38のような適切な機構を付勢
することにより行なわれる。駆動機構が付勢され
ると、押出棒40及びグレイ棒82は下降して燃
料集合体32の適切な案内管56内に入る。従つ
て、押出棒及びグレイ棒はそれ等の容積の冷却材
(水)を押し出し、炉心34内の減速材量が減少
する。減速材の減少は炉心の中性子スペクトルを
硬化させ、そしてプルトニウムの生産量を増大さ
せる。中性子スペクトルのこの硬化は一般に“ス
ペクトル移動”と呼ばれている。一層硬化した中
性子スペクトルはホウ素による化学的粗調整の必
要性を軽減し、一層大きい負減速材温度係数をも
たらし、そして可燃性毒物の必要性を減少ないし
は排除する。炉心内のウラン燃料の減損は炉心の
寿命が終わるまで続くので、ある数の押出棒40
及び(又は)グレイ棒82をそれ等の駆動機構の
付勢により炉心から引き抜く。棒の引き抜きによ
つて一層多量の水減速材が炉心領域に入り、炉心
の減速を助長する。これは、燃料の減損が反応度
価値の減損を生じさせている時に、実際に反応度
価値をもたらす。従つて、炉心の反応度は比較的
長期間にわたり適切なレベルに維持できる。棒の
引き抜きは、炉心寿命の末期近くに、全ての押出
棒40及び全てのグレイ棒82が炉心から引き抜
かれてしまうまで、炉心の種々の条件に依拠する
所定速度で継続することができる。 押出棒40及びグレイ棒82は“スペクトル移
動”のために使用するほかに、負荷追従のために
も使用できる。例えば、原子炉冷却材中のホウ素
濃度が約100ppm以下に低下すると、負荷追従中
のキセノン過渡変動に対して補償するホウ素の放
出・供給操作の能力が実際に則したものにならな
い場合がある。しかし、押出棒40又はグレイ棒
82のうち選択したものを引き抜くか或は挿入す
ることにより、適正な反応度変化を行なつてキセ
ノン過渡変動を補償できる。更に、かかる処置を
行なつて全出力要求又は半径方向出力分布を調整
することができる。グレイ棒82は押出棒40と
は異なる反応度価値を持つているので、また、グ
レイ棒82及び押出棒40は炉心内の別々の場所
に位置決めされているので、これ等の棒の適切な
選択及び運動により原子炉の微妙な制御を行なう
ことができる。 41本の押出棒からなる押出棒クラスタの反応度
価値を計算したところ、このクラスタは約75pcm
の反応度価値を持つている。即ち、燃料の燃焼度
が11000MWD/MTUである時、単一の押出棒
(41本)クラスタを完全に挿入した状態から完全
に引き抜いた状態へ動かした場合に、炉心の反応
度が約75pcmだけ増加すると考えられる。同時
に、反応度の減速材温度係数は約−70pcm/℃で
あると言える。ここで、制御棒の位置又は出力レ
ベルに変化を生じさせることなく単一の押出棒
(41本)クラスタを引き抜くと、押出棒の運動後、
約10〜20秒(1ループの伝達時間)遅れて、原子
炉冷却材の平均温度が約1℃上昇する。押出棒の
運動に応じて生じる冷却材の平均温度の変化は若
干であり且つゆつくり起こるので、冷却材の温度
変化は全炉心反応度に対する押出棒の運動の影響
を“クツシヨン”にするのに使用できる。即ち、
負減速材温度係数のため、原子炉冷却材の温度変
化は押出棒の運動によつて生じる反応度変化の一
部を相殺しようとするので、押出棒クラスタが運
動する時の炉心反応度の変化はスムースである。
押出棒クラスタの反応度価値及び減速材温度係数
の絶対値は、炉心内のホウ素濃度及び水素対ウラ
ンの比率の変化に連れて、同一方向に且つ比較し
うるわずかな割合で変化するので、押出棒クラス
タの単位運動当たりの温度変化は炉心寿命の後半
を通じて炉心状態に大体関係がない。 第12図において、原子炉制御に関するこの概
念を利用して、二つの原子炉冷却材温度帯域を選
び、原子炉を運転できる。これ等の帯域は従来の
運転帯域より広く且つそれとは異なつている。一
つの帯域、即ち帯域Aは広帯域であつて、原子炉
冷却材平均温度の設定点TSの各側に2〓づつ広
がる約4〓の巾に決められている。TSは原子炉
を運転するのに望ましい原子炉冷却材平均温度に
設定されている。或は、低温側の平均温度を使用
してもよい。行政上の指導限界又は狭帯域である
帯域Bは、設定点TSの各側に1.5〓づつ広がる約
3〓の巾に決められている。帯域Aは、原子炉冷
却材の温度がこの限界に達すると自動装置が作動
を開始して温度のドリフトを転換するよう選定さ
れている。また、帯域Bは作業の指導限界として
選定されているもので、原子炉冷却材の温度がこ
の限界に近付くと、運転員により或は押出棒運動
の自動的な選択及び開始により帯域Aの限界に達
するのを避けるようになつている。このような方
法で、時間t0〜t1間に示すようにキセノン蓄積中
に原子炉冷却材の温度が下方へドリフトする時
に、特定の押出棒クラスタ又はグレイ棒クラスタ
の引き抜きが開始される。時間t1及びt2間でクラ
スタが引き抜かれるが、完全に引き抜くには約15
分間を要する。クラスタの引き抜きによつて水―
減速材が炉心に入り、炉心の反応度が上昇すると
共に原子炉冷却材の温度が上方へドリフトする。
キセノンは蓄積を継続するので、時間t2〜t3間に
示すように冷却材温度は再び低下する。t3に達し
た時に、次のクラスタ、即ち必要とされる反応度
の増加に応じて押出棒クラスタ又はグレイ棒クラ
スタのどちらかを選んで引き抜くことが再び必要
になる。t4〜t5間の時間枠は、帯域Aの限界に達
するのを回避するため次のクラスタの引き抜きを
開始すべき時間枠である。このような方法で、キ
セノン過渡変動によつて起きるような原子炉冷却
材の温度変動を、原子炉内のホウ素濃度を調整す
ることなく且つ炉心寿命を延長しながら、補償す
ることができる。 特定のクラスタを何時動かすべきかを決定する
ほかに、どのクラスタ又はクラスタ群を動かすべ
きか及びそれ等を炉心に入れるべきか或は出すべ
きかどうかをも決定する必要がある。この点に関
しては、押出棒クラスタはグレイ棒クラスタより
も広い炉心領域に影響を及ぼすので、且つ、個々
のグレイ棒は個々の押出棒とは異なる反応度価値
を持つているので、種々のクラスタの適正な選択
及び運動によつて炉心反応度のレベル及び半径方
向の出力分布に変化を生じさせることができる。 第13図において、出力配分の計算機100は
各燃料集合体に割り当てられる全炉心出力の割合
を決定する。これは、十分な数の炉内放射線検出
器を使つて局部的な中性子束又は出力レベルの値
を測定する通常の方法により確認できる。例え
ば、約60の燃料集合体はガンマ線検出器のような
放射線検出器を5つ備える。この5つの放射線検
出器は燃料集合体に沿つて軸方向に隔置され、全
部で300の放射線検出器が60の炉心領域について
の反応度レベルを同時的に与えるようになつてい
る。これ等の読みは、較正及び重みつけの係数と
共に出力配分計算機100に送られ、各炉心領域
が担う出力配分割合が決定される。同時に、現況
コンパイラ102がホウ素濃度、水素対ウランの
割合、クラスタの現在位置等のその他の炉心条件
をコンパイルする。この情報を出力配分計算機1
00からの情報と共に押出棒運動による効果の予
報器104に送り、そこで、各クラスタの運動に
より生じると思われる反応度変化及び出力配分割
の変化を決定する。特定の燃料集合体に関し、そ
の対応するクラスタを動かすことにより生じる反
応度変化は燃料集合体の現在の出力密度に関係す
ることが分かつた。この関数は次のように表現で
きる。 △R=m×APD ここで、 △R=対応するクラスタ(押出棒又はグレイ
棒)を挿入又は引き抜くことによる燃
料集合体の反応度変化 APD=クラスタ移動前の燃料集合体の出力密
度 m =直線の勾配 尚、上の式において、△Rは相対的な値であり
無次元、mの単位はクラスタ1本のpcm/単位出
力密度である。pcmは増倍率を表すのに通常使用
され、1pcmは1000分の1パーセントである。ま
た、次のデータで示されるように係数mは燃焼度
に関係づけうることが分かつた。
【表】
(MWD/MTU=メガワツト・日/ウランの
メートル・トン、pcm=パーセント・ミリ) 燃焼度に対する係数の関係は、 m=0.0054×BU となる。 ここで、BU=燃焼度(MWD/MTU)であ
り、係数0.0054の単位はpcm≒MWD/MTUで
ある。 従つて、 △R=0.0054×BU×APU 効果予報器104は、この関係を使用すること
によつて、その燃料集合体に対応するクラスタを
動かすことによつて生じると思われる反応度変化
を予報することができる。次にこの情報をクラス
タ選択器106に送る。 また、クラスタ引き抜き後の特定の燃料集合体
の出力密度は次のように関係付けうることが分か
つた。 NPD=(1.17+0.000033×BU)×OPD ここで、 NPD=燃料集合体の新出力密度 OPD=燃料集合体の旧出力密度 BU =燃焼度(MWD/MTU) 上記の式において係数0.000033の単位は1÷
MWD/MTUである。従つて、特定の燃料集合
体の出力密度変化はクラスタ移動前のその出力密
度に基づいて得ることができる。次いでこの情報
をクラスタ選択器106に送る。 当該技術で既知のものから選択できる要求予報
器108は、必要であると予想される反応度の増
加量又は減少量を決定しそれをクラスタ選択器1
06に送るべく設けられている。これは、冷却材
平均温度、出力レベル、帯域限界、設定点等のデ
ータに基づくことができる。また、出力配分計算
機は各燃料集合体の出力配分割合をクラスタ選択
器106に送る。 クラスタ選択器106は、クラスタ移動前の各
燃料集合体についての出力配分割合、クラスタを
動かしたと仮定した場合に予想される反応度変
化、各燃料集合体についての現在の出力密度
(OPD)、各燃料集合体についての予報出力密度
(NPD)及び要求される反応度変化を受け取る。
これ等から、各燃料集合体の新しい出力配分割合
を決定することができる。この情報並びに各クラ
スタの現在位置に基づいて、クラスタ選択器10
6は、全体の出力配分パターンを歪曲することな
く所望の反応度変化を生じさせるクラスタ運動を
行なう一つ又は複数のクラスタを選択できる。一
般に、この選択には、後からのクラスタ運動を妨
害するかも知れないクラスタ運動を行なわないよ
うに、次の反応度変化及びそれに必要な運動を予
報することが含まれる。選択したクラスタの配置
は出力分布検査器110、読出器112及び自動
制御器114に直接送られる。出力分布検査器は
旧出力配分割合に対する予報出力配分割合を検査
し、予報した変化が設定限界の外側に出れば警報
器116をトリツプすることができる。運転員は
読出器112を見て、選択したクラスタの配置の
どれを使用するか決定することができ、或は、ク
ラスタ選択器106によつて選択を自動的に行な
い、選択信号をクラスタ運動遂行のため自動制御
器114に送ることができる。従つて、例えば負
荷追従中に加圧水形原子炉を制御するため、これ
等の規準に基づいて、利用しうる押出棒又はグレ
イ棒クラスタの多数の組合せの各種の運動が評価
され、そして遂行される。
メートル・トン、pcm=パーセント・ミリ) 燃焼度に対する係数の関係は、 m=0.0054×BU となる。 ここで、BU=燃焼度(MWD/MTU)であ
り、係数0.0054の単位はpcm≒MWD/MTUで
ある。 従つて、 △R=0.0054×BU×APU 効果予報器104は、この関係を使用すること
によつて、その燃料集合体に対応するクラスタを
動かすことによつて生じると思われる反応度変化
を予報することができる。次にこの情報をクラス
タ選択器106に送る。 また、クラスタ引き抜き後の特定の燃料集合体
の出力密度は次のように関係付けうることが分か
つた。 NPD=(1.17+0.000033×BU)×OPD ここで、 NPD=燃料集合体の新出力密度 OPD=燃料集合体の旧出力密度 BU =燃焼度(MWD/MTU) 上記の式において係数0.000033の単位は1÷
MWD/MTUである。従つて、特定の燃料集合
体の出力密度変化はクラスタ移動前のその出力密
度に基づいて得ることができる。次いでこの情報
をクラスタ選択器106に送る。 当該技術で既知のものから選択できる要求予報
器108は、必要であると予想される反応度の増
加量又は減少量を決定しそれをクラスタ選択器1
06に送るべく設けられている。これは、冷却材
平均温度、出力レベル、帯域限界、設定点等のデ
ータに基づくことができる。また、出力配分計算
機は各燃料集合体の出力配分割合をクラスタ選択
器106に送る。 クラスタ選択器106は、クラスタ移動前の各
燃料集合体についての出力配分割合、クラスタを
動かしたと仮定した場合に予想される反応度変
化、各燃料集合体についての現在の出力密度
(OPD)、各燃料集合体についての予報出力密度
(NPD)及び要求される反応度変化を受け取る。
これ等から、各燃料集合体の新しい出力配分割合
を決定することができる。この情報並びに各クラ
スタの現在位置に基づいて、クラスタ選択器10
6は、全体の出力配分パターンを歪曲することな
く所望の反応度変化を生じさせるクラスタ運動を
行なう一つ又は複数のクラスタを選択できる。一
般に、この選択には、後からのクラスタ運動を妨
害するかも知れないクラスタ運動を行なわないよ
うに、次の反応度変化及びそれに必要な運動を予
報することが含まれる。選択したクラスタの配置
は出力分布検査器110、読出器112及び自動
制御器114に直接送られる。出力分布検査器は
旧出力配分割合に対する予報出力配分割合を検査
し、予報した変化が設定限界の外側に出れば警報
器116をトリツプすることができる。運転員は
読出器112を見て、選択したクラスタの配置の
どれを使用するか決定することができ、或は、ク
ラスタ選択器106によつて選択を自動的に行な
い、選択信号をクラスタ運動遂行のため自動制御
器114に送ることができる。従つて、例えば負
荷追従中に加圧水形原子炉を制御するため、これ
等の規準に基づいて、利用しうる押出棒又はグレ
イ棒クラスタの多数の組合せの各種の運動が評価
され、そして遂行される。
第1図は原子炉の立面の縦断面図、第2図は燃
料集合体の上方部分を一部断で示す立面図、第3
図は燃料集合体の下方部分を一部断面で示す立面
図、第4図は押出棒及び燃料集合体の斜視図、第
5図は押出棒案内構造を一部断面で示す立面図、
第6図は第5図の―線断面図、第7図は原子
炉の1/4炉心、即ち炉心の1/4を示す概略図、第8
図及び第9図は1/4炉心の一部の拡大図、第10
図は一般的な燃料集合体の概略断面図、第11図
は炉心の一部の概略図、第12図は負荷追従応答
を示すグラフ、第13図はクラスタ選択論理のブ
ロツク図である。 20……原子炉、22……原子炉容器、26…
…入口ノズル、28……出口ノズル、32……燃
料集合体、34……炉心、40……押出棒(中性
子吸収能力が低い水押出要素)、82……グレイ
棒(中性子吸収能力が中程度の水押出要素)。
料集合体の上方部分を一部断で示す立面図、第3
図は燃料集合体の下方部分を一部断面で示す立面
図、第4図は押出棒及び燃料集合体の斜視図、第
5図は押出棒案内構造を一部断面で示す立面図、
第6図は第5図の―線断面図、第7図は原子
炉の1/4炉心、即ち炉心の1/4を示す概略図、第8
図及び第9図は1/4炉心の一部の拡大図、第10
図は一般的な燃料集合体の概略断面図、第11図
は炉心の一部の概略図、第12図は負荷追従応答
を示すグラフ、第13図はクラスタ選択論理のブ
ロツク図である。 20……原子炉、22……原子炉容器、26…
…入口ノズル、28……出口ノズル、32……燃
料集合体、34……炉心、40……押出棒(中性
子吸収能力が低い水押出要素)、82……グレイ
棒(中性子吸収能力が中程度の水押出要素)。
Claims (1)
- 1 内部に配置された炉心と熱伝達する水冷却材
を循環させるために入口ノズル及び出口ノズルを
有する原子炉容器と、核分裂によつて熱を発生す
るため前記炉心内に配置される複数の燃料集合体
と、前記燃料集合体に対して挿入又は引き抜き可
能に配設される複数の中性子吸収能力が低い水押
出要素とを含むスペクトル移動加圧水形原子炉に
おいて、前記中性子吸収能力が低い水押出要素よ
りも大きいが制御棒よりは小さい反応度価値を有
する中性子吸収能力が中程度の水押出要素が前記
燃料集合体のあるものに対して挿入又は引き抜き
可能に原子炉に配設されており、前記中性子吸収
能力が低い水押出要素及び前記中性子吸収能力が
中程度の水押出要素は、前記燃料集合体に挿入さ
れた時に前記炉心から水を押し出して前記炉心内
の水量を減じるようになつていることを特徴とす
るスペクトル移動加圧水形原子炉。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US21706180A | 1980-12-16 | 1980-12-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57125391A JPS57125391A (en) | 1982-08-04 |
| JPS645665B2 true JPS645665B2 (ja) | 1989-01-31 |
Family
ID=22809536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56201732A Granted JPS57125391A (en) | 1980-12-16 | 1981-12-16 | Spectrum transmitting pressure water type reactor |
Country Status (12)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0054789B1 (ja) |
| JP (1) | JPS57125391A (ja) |
| KR (1) | KR890000412B1 (ja) |
| AT (1) | ATE10240T1 (ja) |
| CA (1) | CA1175161A (ja) |
| DE (1) | DE3167117D1 (ja) |
| ES (1) | ES507957A0 (ja) |
| FR (1) | FR2496321B1 (ja) |
| GB (1) | GB2089557A (ja) |
| IL (1) | IL64550A (ja) |
| IT (1) | IT1140333B (ja) |
| ZA (1) | ZA818395B (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2535509B1 (fr) * | 1982-10-27 | 1985-07-26 | Framatome Sa | Procede d'exploitation d'un reacteur nucleaire modere et refroidi par de l'eau legere |
| JPS6079195U (ja) * | 1983-11-04 | 1985-06-01 | 原子燃料工業株式会社 | 原子炉水排除用制御棒 |
| US4642216A (en) * | 1984-03-12 | 1987-02-10 | Westinghouse Electric Corp. | Control rod cluster arrangement |
| US4728480A (en) * | 1985-02-12 | 1988-03-01 | Westinghouse Electric Corp. | Apparatus and method for refurbishing a spectral shift mechanism for a nuclear reactor fuel assembly |
| US4681728A (en) * | 1985-03-22 | 1987-07-21 | Westinghouse Electric Corp. | Nuclear reactor |
| FR2584226B1 (fr) * | 1985-07-01 | 1989-09-08 | Framatome Sa | Reacteur nucleaire muni de grappes de commande a mise en action hydraulique. |
| US4728488A (en) * | 1985-11-14 | 1988-03-01 | Westinghouse Electric Corp. | Wear resistant zirconium base alloy article for water reactors |
| US4752433A (en) * | 1985-12-09 | 1988-06-21 | Westinghouse Electric Corp. | Vent system for displacer rod drive mechanism of pressurized water reactor and method of operation |
| US5640435A (en) * | 1988-01-14 | 1997-06-17 | Hitachi, Ltd. | Fuel assembly and nuclear reactor |
| US5617456A (en) * | 1988-01-14 | 1997-04-01 | Hitachi, Ltd. | Fuel assembly and nuclear reactor |
| FR2627317B1 (fr) * | 1988-02-15 | 1990-07-27 | Framatome Sa | Equipements internes superieurs de reacteur nucleaire, a dispositifs de guidage de grappes |
| USD945406S1 (en) * | 2019-12-09 | 2022-03-08 | Beijing Xiaomi Mobile Software Co., Ltd. | Headphone |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3036964A (en) * | 1957-11-12 | 1962-05-29 | Thompson Ramo Wooldridge Inc | Control method and apparatus |
| NL123585C (ja) * | 1958-01-20 | |||
| DE30160C (de) * | 1960-01-30 | 1900-01-01 | SOCIETE ANONYME DES TEINTURES ET APPRETS DE ; TARARE in Tarare, Rhone, Frankreich | Verfahren und Maschine zum j Färben von Geweben in Stücken |
| US3551289A (en) * | 1968-01-24 | 1970-12-29 | Westinghouse Electric Corp | Nuclear reactor |
| BE755919A (fr) * | 1969-09-27 | 1971-02-15 | Siemens Ag | Dispositif de regulation pour reacteur nucleaire a eau sous pression |
| DE2044303C3 (de) * | 1970-09-08 | 1974-06-06 | Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen | Doppelsteuerelement für Druckwasserreaktoren |
| JPS5435594A (en) * | 1977-08-26 | 1979-03-15 | Hitachi Ltd | Operational system of reactor |
-
1981
- 1981-12-03 ZA ZA818395A patent/ZA818395B/xx unknown
- 1981-12-04 AT AT81110147T patent/ATE10240T1/de not_active IP Right Cessation
- 1981-12-04 EP EP81110147A patent/EP0054789B1/en not_active Expired
- 1981-12-04 DE DE8181110147T patent/DE3167117D1/de not_active Expired
- 1981-12-09 CA CA000391869A patent/CA1175161A/en not_active Expired
- 1981-12-14 ES ES507957A patent/ES507957A0/es active Granted
- 1981-12-15 IL IL64550A patent/IL64550A/xx unknown
- 1981-12-15 IT IT25608/81A patent/IT1140333B/it active
- 1981-12-15 FR FR8123430A patent/FR2496321B1/fr not_active Expired
- 1981-12-16 KR KR1019810004951A patent/KR890000412B1/ko not_active Expired
- 1981-12-16 JP JP56201732A patent/JPS57125391A/ja active Granted
- 1981-12-16 GB GB8137870A patent/GB2089557A/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2089557A (en) | 1982-06-23 |
| ZA818395B (en) | 1983-07-27 |
| EP0054789A2 (en) | 1982-06-30 |
| CA1175161A (en) | 1984-09-25 |
| ATE10240T1 (de) | 1984-11-15 |
| ES8403652A1 (es) | 1984-03-16 |
| DE3167117D1 (en) | 1984-12-13 |
| KR890000412B1 (ko) | 1989-03-16 |
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| FR2496321B1 (fr) | 1985-06-28 |
| ES507957A0 (es) | 1984-03-16 |
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| IT1140333B (it) | 1986-09-24 |
| FR2496321A1 (fr) | 1982-06-18 |
| KR830008338A (ko) | 1983-11-18 |
| IT8125608A0 (it) | 1981-12-15 |
| IL64550A (en) | 1985-08-30 |
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