JPS649953B2 - - Google Patents
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- JPS649953B2 JPS649953B2 JP20315081A JP20315081A JPS649953B2 JP S649953 B2 JPS649953 B2 JP S649953B2 JP 20315081 A JP20315081 A JP 20315081A JP 20315081 A JP20315081 A JP 20315081A JP S649953 B2 JPS649953 B2 JP S649953B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- letterpress
- printing
- screen
- color
- plate
- Prior art date
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- Expired
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M1/00—Inking and printing with a printer's forme
- B41M1/14—Multicolour printing
- B41M1/18—Printing one ink over another
Landscapes
- Printing Methods (AREA)
Description
本発明は、凸版による多色重ね印刷法、さらに
言えば写真製版法により、分解色ごとに夫々、ス
クリーンを通して網分解ネガを作り、そのネガを
通して、ハイライト部に近い中間部を含む色の凸
版と、ハイライト部に近い中間部を含まない色の
凸版とを製作し、各凸版に夫々の色のインキを供
給し、それらのインキを被印刷物面に転写する多
色重ね印刷法に関する。 印刷方式を版により分類すると、凸版印刷、平
版印刷及び凹版印刷があり、凸版印刷は画線部が
凸になつている亜鉛等の金属版を用い、その版の
凸版にインキを付着し、該凸版と圧胴との間に、
紙の如き柔軟性のある被印刷体を挾んで押圧して
印刷する方式であり、平版印刷は版には凹凸がな
く、インキを盛つた画線部以外を水で湿潤状態に
し、その画線部のインキをゴム質のブランケツト
に転写し、このブランケツト上のインキを被印刷
体に転写して印刷する方式であり、凹版印刷は、
画線部を凹にした版の該凹部にインキを供給し、
このインキを被印刷体に転写して印刷する方式で
ある。 ところで、ブリキ板の如き硬質材に印刷するに
は、ゴム質のブランケツトを用いる平版印刷が用
いられている。凸版印刷では、版を硬質材に押し
つけると版の凸版が摩耗、変形するので、大量印
刷ができなくなるからである。しかし、凸版印刷
では平版印刷とちがい、湿し水を必要としないの
で印刷作業やその管理が容易であるという利点が
あり、もし、凸版印刷の方法が適用できるように
なれば、極めて有用な印刷方法が得られることに
なる。 この点につき本発明者らは、ブランケツトを使
用し、凸版のインキをそのブランケツトに移して
転写すること、それを写真製版について実用化す
ることを研究した。 写真製版は、色つきの写真原稿から色フイルタ
ーを用いて、大ていは、赤版、黄版、青版、墨版
の色分解ネガを作り、このネガからそれぞれの色
の色分解ポジを作り、これらのポジからスクリー
ン(第1図に示すように格子になつている)を通
してそれぞれの色の版(網点版)を作るという工
程で作成される。 そのスクリーンの格子の巾と、格子間の空間の
巾とは等しく、而して1インチ間の格子の数を線
数といい、1平方インチの面積全部に画線部があ
る場合、線数70のスクリーンを用いると、版の
当該面積に4900個(70×70)の凸点が等間隔で形
成され、線数が150のスクリーンを用いると22500
個の凸点が形成される。 単位面積に凸点従つてインキの点が多く形成さ
れている程、目がつまつた印刷となり、美しく、
かつ、もとの色に近い印刷色が得られる。印刷仕
上りを、色調が連続的に変つている原写真に近づ
けようとするとき、線数の多いスクリーンを使用
して版を作るのは、このためである。 又、色の濃淡は、凸点の大きさになつて版に表
われる。例えば線数150のスクリーンを用いて
製作した版では、画線部はどこでも1平方インチ
当り22500個の凸点をもつているが、色の濃いと
ころでは、その凸点の巾が凸点と凸点との間隔よ
り大で、色が淡くなるに従つて凸点の巾が小さく
なり凸点間の間隔が大になる。最も濃いところで
は凸点と凸点は接して間隔がなくなる。この無間
隔の部分をシヤドー部という。一方、色がないと
ころでは凸点はなくなる。この部分をハイライト
部という。シヤドー部とハイライト部との間の部
分を中間部という。 シヤドー部からハイライト部に向つて漸次凸部
が小さくなる状態を第2図に示す。図の左側端が
シヤドー部である。シヤドー部は単位面積当りの
インキ付着面積が大であり、ハイライト部に向つ
てインキ付着面積が小になる。 ブリキ板のような硬質材の多色印刷には平版が
用いられていることは前述した通りであるが、こ
れを写真製版するときは、通常、線数が100〜150
間のスクリーンで製作した網目版が用いられてい
る。 そこで本発明者等は、試みに、線数150のス
クリーンを用い写真製版の常法に従つて色分解し
た4色それぞれの網凸版を製作し、それらの凸版
からゴム質のブランケツトにインキを転写し、さ
らにブランケツトからブリキ板にインキを移して
4色の重ね印刷を行ない、印刷の色調を調べたと
ころ、ボカシ部分のみが、原稿写真に比べて甚し
く異つて見えること、その原因がハイライト部に
近い中間部(インキ付着面積が単位面積の1平方
インチの5%以下の部分)がなく、その中間部を
含まない部分から、直ちにハイライト部になつて
いて、ボカシが中途で終つているためであること
を知つた。このボカシが中途で終わる原因は以下
のように考えられる。 凸版の網点印刷においては、インキが凸版から
ブランケツト及びブランケツトからブリキ板に転
写される時に網点(ドツト)が太くなるという現
象、即ちドツトゲインを生じ(本発明者等の実験
によると、ブランケツトを経てブリキ板に移され
たインキの網点径は凸版の網点よりも約45μくら
い大きくなる。)、ドツトゲインの比率(転写され
る網点の大きくなる割合)はハイライトに近い網
点ほど大きくなるので、そのまま印刷を行うと、
その印刷は原稿に比べてハイライトに近い部分が
特に色濃度が濃くなり、色調のバランスが崩れ、
原稿を再現するという印刷の機能が発揮されな
い。 そこでその対策として、製版の段階で凸版の網
点の大きさをドツトゲイン分だけ予め小さくして
おく(減力しておく)ことが通常行なわれてい
る。 表は、ネガ上に再現可能な網点の面積率と網
点の大きさを示し、表は、ドツトゲイン分(印
刷後の網点の太り分)を減力した場合の網点の大
きさを示す。 尚、実験により、凸版による被印刷面上での網
点の太りが約45μφと確認されているので減力は
45μφとした。
言えば写真製版法により、分解色ごとに夫々、ス
クリーンを通して網分解ネガを作り、そのネガを
通して、ハイライト部に近い中間部を含む色の凸
版と、ハイライト部に近い中間部を含まない色の
凸版とを製作し、各凸版に夫々の色のインキを供
給し、それらのインキを被印刷物面に転写する多
色重ね印刷法に関する。 印刷方式を版により分類すると、凸版印刷、平
版印刷及び凹版印刷があり、凸版印刷は画線部が
凸になつている亜鉛等の金属版を用い、その版の
凸版にインキを付着し、該凸版と圧胴との間に、
紙の如き柔軟性のある被印刷体を挾んで押圧して
印刷する方式であり、平版印刷は版には凹凸がな
く、インキを盛つた画線部以外を水で湿潤状態に
し、その画線部のインキをゴム質のブランケツト
に転写し、このブランケツト上のインキを被印刷
体に転写して印刷する方式であり、凹版印刷は、
画線部を凹にした版の該凹部にインキを供給し、
このインキを被印刷体に転写して印刷する方式で
ある。 ところで、ブリキ板の如き硬質材に印刷するに
は、ゴム質のブランケツトを用いる平版印刷が用
いられている。凸版印刷では、版を硬質材に押し
つけると版の凸版が摩耗、変形するので、大量印
刷ができなくなるからである。しかし、凸版印刷
では平版印刷とちがい、湿し水を必要としないの
で印刷作業やその管理が容易であるという利点が
あり、もし、凸版印刷の方法が適用できるように
なれば、極めて有用な印刷方法が得られることに
なる。 この点につき本発明者らは、ブランケツトを使
用し、凸版のインキをそのブランケツトに移して
転写すること、それを写真製版について実用化す
ることを研究した。 写真製版は、色つきの写真原稿から色フイルタ
ーを用いて、大ていは、赤版、黄版、青版、墨版
の色分解ネガを作り、このネガからそれぞれの色
の色分解ポジを作り、これらのポジからスクリー
ン(第1図に示すように格子になつている)を通
してそれぞれの色の版(網点版)を作るという工
程で作成される。 そのスクリーンの格子の巾と、格子間の空間の
巾とは等しく、而して1インチ間の格子の数を線
数といい、1平方インチの面積全部に画線部があ
る場合、線数70のスクリーンを用いると、版の
当該面積に4900個(70×70)の凸点が等間隔で形
成され、線数が150のスクリーンを用いると22500
個の凸点が形成される。 単位面積に凸点従つてインキの点が多く形成さ
れている程、目がつまつた印刷となり、美しく、
かつ、もとの色に近い印刷色が得られる。印刷仕
上りを、色調が連続的に変つている原写真に近づ
けようとするとき、線数の多いスクリーンを使用
して版を作るのは、このためである。 又、色の濃淡は、凸点の大きさになつて版に表
われる。例えば線数150のスクリーンを用いて
製作した版では、画線部はどこでも1平方インチ
当り22500個の凸点をもつているが、色の濃いと
ころでは、その凸点の巾が凸点と凸点との間隔よ
り大で、色が淡くなるに従つて凸点の巾が小さく
なり凸点間の間隔が大になる。最も濃いところで
は凸点と凸点は接して間隔がなくなる。この無間
隔の部分をシヤドー部という。一方、色がないと
ころでは凸点はなくなる。この部分をハイライト
部という。シヤドー部とハイライト部との間の部
分を中間部という。 シヤドー部からハイライト部に向つて漸次凸部
が小さくなる状態を第2図に示す。図の左側端が
シヤドー部である。シヤドー部は単位面積当りの
インキ付着面積が大であり、ハイライト部に向つ
てインキ付着面積が小になる。 ブリキ板のような硬質材の多色印刷には平版が
用いられていることは前述した通りであるが、こ
れを写真製版するときは、通常、線数が100〜150
間のスクリーンで製作した網目版が用いられてい
る。 そこで本発明者等は、試みに、線数150のス
クリーンを用い写真製版の常法に従つて色分解し
た4色それぞれの網凸版を製作し、それらの凸版
からゴム質のブランケツトにインキを転写し、さ
らにブランケツトからブリキ板にインキを移して
4色の重ね印刷を行ない、印刷の色調を調べたと
ころ、ボカシ部分のみが、原稿写真に比べて甚し
く異つて見えること、その原因がハイライト部に
近い中間部(インキ付着面積が単位面積の1平方
インチの5%以下の部分)がなく、その中間部を
含まない部分から、直ちにハイライト部になつて
いて、ボカシが中途で終つているためであること
を知つた。このボカシが中途で終わる原因は以下
のように考えられる。 凸版の網点印刷においては、インキが凸版から
ブランケツト及びブランケツトからブリキ板に転
写される時に網点(ドツト)が太くなるという現
象、即ちドツトゲインを生じ(本発明者等の実験
によると、ブランケツトを経てブリキ板に移され
たインキの網点径は凸版の網点よりも約45μくら
い大きくなる。)、ドツトゲインの比率(転写され
る網点の大きくなる割合)はハイライトに近い網
点ほど大きくなるので、そのまま印刷を行うと、
その印刷は原稿に比べてハイライトに近い部分が
特に色濃度が濃くなり、色調のバランスが崩れ、
原稿を再現するという印刷の機能が発揮されな
い。 そこでその対策として、製版の段階で凸版の網
点の大きさをドツトゲイン分だけ予め小さくして
おく(減力しておく)ことが通常行なわれてい
る。 表は、ネガ上に再現可能な網点の面積率と網
点の大きさを示し、表は、ドツトゲイン分(印
刷後の網点の太り分)を減力した場合の網点の大
きさを示す。 尚、実験により、凸版による被印刷面上での網
点の太りが約45μφと確認されているので減力は
45μφとした。
【表】
【表】
表の結果及びネガに部分露光で再現可能な網
点の大きさが約18μφ以上であることから、線数
の多いスクリーン(網点の細かい)を使用したネ
ガは、ハイライトに近い網点、例えば、5%以下
の網点は無くなつてしまう。 その結果、線数150のスクリーンを用いて、
製作した版では、製版の修正ネガの減力時にハイ
ライト部分の網点が消滅し、それが刷版でも消滅
したままであるから、この版で印刷したブリキ板
上の印刷は、ハイライト部に近い中間部がない色
調バランスの崩れたものになつてしまうのである
(第5図参照)。 しかしこの対策方法は、版の製作、修正に手間
がかかり好ましくない。 本発明は、写真を色分解し凸版で多色重ね印刷
するという条件の下で、平滑な被印刷面に上記ボ
カシ部分を可及的原稿写真通りに印刷すること
を、平板印刷に比べて簡単な手段で可能にする印
刷方法を提供することを目的とし、これによれ
ば、色分解写真製版法により製作された、ハイラ
イト部に近い中間部を含む色の凸版aと、ハイラ
イト部に近い中間部を含まない色の凸版bを用い
て、被印刷物上にインキを転写して行う多色重ね
印刷法において、線数100以上のスクリーンを
用いて製作した凸版bと、線数100以上で且つ
凸版bの製作に用いるスクリーンよりも線数の少
ない線数を用いて製作した凸版aとをそれぞれ使
用し、それぞれの版からゴム質のブランケツトを
経て、平滑な被印刷面に転写することを特徴とす
る凸版多色重ね印刷法が得られる。 本発明では、線数の多いスクリーンを用いて網
ネガ(元ネガ)を作り、ご網ネガからドツトゲイ
ン分だけ減力(減力修正ネガ作成)しても、修正
ネガの解像上問題とならない(修正ネガ上に解像
できる)だけの大きさの網点が得られる凸版、即
ち、ハイライト部に近い中間部を含まない色の凸
版bは、もとの色により近い印刷色が得られ易い
線数の多いスクリーンを用いて製作し、一方、も
し線数の多いスクリーンを用いいて網ネガを作る
と、ドツトゲイン分だけ減力する際に、ハイライ
ト部に近く面積率の小さい網点が、修正ネガ上に
解像できなくなつてしまうハイライト部に近い中
間部(面積率の小さい網点を有する部分)を含む
色の凸版aは、後でドツトゲイン分だけ減力(現
象修正ネガ作成)しても修正ネガの解像上問題と
ならない(面積率の小さい網点が修正ネガ上に解
像される)だけの大きさの網点が得られる線数の
スクリーンを用いて製作し、これらの凸版bと凸
版aとを使用し、それぞれの版からゴム質のブラ
ンケツトを経て、平滑な被印刷面に複数色のイン
キを転写するので、転写されてインキはドツトゲ
インを起こしてそれぞれ原稿(元ネガ)の網点の
大きさとなり、シヤドウ部に近い中間部へ、シヤ
ドウ部に近い中間部からハイライト部に近い中間
部へ、ハイライト部に近い中間部からハイライト
部へのそれぞれの網点の面積率の減少がスムーズ
且つ自然に行なわれ、その結果、色濃度は原稿と
同程度になり、色再現性の良い印刷物が得られ
る。 第5図と第6図に線数150のスクリーンと線
数100のスクリーンとをそれぞれ用いて元ネガ
を作つた場合の網点面積率5%の網点が、修正ネ
ガ作成(減力)、刷版作成 印刷の各工程でそれ
ぞれどう変化するかを示す。線数150のスクリ
ーンを使用して凸版を製作した場合(第5図参
照)には、減力する修正ネガ作成の段階で面積率
5%の網点が消滅してしまうが、線数100のス
クリーンを使用して凸版を製作した場合(第6図
参照)には、減力する修正ネガ作成の段階で面積
率5%の網点は小さくなるが、印刷時には元ネガ
の大きさに戻ることが判る。 尚、上記説明では、スクリーンを用いて網ネガ
(元ネガ)を作成してから減力する修正ネガを作
成する場合を述べたが、スクリーンを用いて網ネ
ガを作成をすると同時に減力操作(光学的に網点
を縮小する)を行つて、一気に修正ネガと同じも
のを作成することもできる。 ここでスクリーンの線数を100以上としたのは、
線数100未満のスクリーンを用いて凸版を作る
方法では、本発明方法を使用する意味がない、即
ち、100未満のスクリーンの場合には、原稿写真
と比べたとき、印刷面の全体がぼやけているた
め、そのなかのボカシ部分のボカシの段階が急激
に変つていても格別奇異に感じないからであり、
さらに被印刷面が平滑であることは、印刷を原稿
写真に近づけるための必須要件であり、線数を
100以上と規定することと関連する(粗面を対象
とする場合は線数を多くしても、多くした利点、
即ち原稿写真に近づけるという利点を生じない。)
ものである。 本発明は、原稿写真を色分解し、各色の凸版を
製作する際に、各色とも同一線数のスクリーンを
用いて製版しなければ、美しい印刷絵を可能にす
る版ができないという従来の概念にとらわれるこ
となく、ハイライト部に近い中間部をもつ色の凸
版を、そのような中間部を含まない色の凸版をつ
くるためのスクリーンの線数よりも少ない線数
(但し100以上)のスクリーンを用いて製作し、
又、凸版印刷では考えられなかつたブランケツト
を使用し、線数の異なるスクリーンを使つて作つ
た版を用いて印刷することで、平滑な被印刷面
に、原稿写真通りのボカシ部をもつ印刷を行うこ
とを可能にしたものである。 次に本発明方法を用いた印刷の実施例を示す。 オフセツト印刷機を使用し、版をつくるため、
第3図に示すような静物原画写真を色分解した。
その結果、赤、黄、藍、墨の4色が得られ、ボカ
シのない部分(ハイライト部に近い中間部を含ま
ない色の部分)は赤と黄であり、ボカシのある部
分(ハイライト部に近い中間部を含む色の部分)
は、藍と墨であつた。そこで赤版と黄版を線数1
20のスクリーンを用いて、又、藍版と墨版を線
数100のスクリーンを用いて夫々製作し、これ
らの凸版から夫々インキをゴム製ブランケツトに
移し、さらにブリキの平滑面上に赤、黄、藍、墨
の順に重ね印刷した。 できた印刷は、ボカシ部も順調にぼかされてい
た。 比較例 比較例として、藍版と墨版とを、赤版、黄版と
同じく線数120のスクリーンで製作し、上記実
施例と同じようにして印刷したところ、第4図に
示すようにボカシ部分のない、原稿写真とは相当
異なる印象を与えるものが得られた。 本発明によれば、従来凸版印刷では出来ないと
されていた分野においても、原稿写真に極め近似
した多色重ね印刷が、湿し水を用いない凸版印刷
の技法でできるようになつたのであり、この意味
において本発明は極めて有意義なものと言える。 本発明は、被印刷物が硬質で平滑面の場合につ
いてとくに有効であるが、プラスチツクフイルム
の如き軟質な物でも平滑な面でありさえすれば、
その印刷にも適用することはできる。
点の大きさが約18μφ以上であることから、線数
の多いスクリーン(網点の細かい)を使用したネ
ガは、ハイライトに近い網点、例えば、5%以下
の網点は無くなつてしまう。 その結果、線数150のスクリーンを用いて、
製作した版では、製版の修正ネガの減力時にハイ
ライト部分の網点が消滅し、それが刷版でも消滅
したままであるから、この版で印刷したブリキ板
上の印刷は、ハイライト部に近い中間部がない色
調バランスの崩れたものになつてしまうのである
(第5図参照)。 しかしこの対策方法は、版の製作、修正に手間
がかかり好ましくない。 本発明は、写真を色分解し凸版で多色重ね印刷
するという条件の下で、平滑な被印刷面に上記ボ
カシ部分を可及的原稿写真通りに印刷すること
を、平板印刷に比べて簡単な手段で可能にする印
刷方法を提供することを目的とし、これによれ
ば、色分解写真製版法により製作された、ハイラ
イト部に近い中間部を含む色の凸版aと、ハイラ
イト部に近い中間部を含まない色の凸版bを用い
て、被印刷物上にインキを転写して行う多色重ね
印刷法において、線数100以上のスクリーンを
用いて製作した凸版bと、線数100以上で且つ
凸版bの製作に用いるスクリーンよりも線数の少
ない線数を用いて製作した凸版aとをそれぞれ使
用し、それぞれの版からゴム質のブランケツトを
経て、平滑な被印刷面に転写することを特徴とす
る凸版多色重ね印刷法が得られる。 本発明では、線数の多いスクリーンを用いて網
ネガ(元ネガ)を作り、ご網ネガからドツトゲイ
ン分だけ減力(減力修正ネガ作成)しても、修正
ネガの解像上問題とならない(修正ネガ上に解像
できる)だけの大きさの網点が得られる凸版、即
ち、ハイライト部に近い中間部を含まない色の凸
版bは、もとの色により近い印刷色が得られ易い
線数の多いスクリーンを用いて製作し、一方、も
し線数の多いスクリーンを用いいて網ネガを作る
と、ドツトゲイン分だけ減力する際に、ハイライ
ト部に近く面積率の小さい網点が、修正ネガ上に
解像できなくなつてしまうハイライト部に近い中
間部(面積率の小さい網点を有する部分)を含む
色の凸版aは、後でドツトゲイン分だけ減力(現
象修正ネガ作成)しても修正ネガの解像上問題と
ならない(面積率の小さい網点が修正ネガ上に解
像される)だけの大きさの網点が得られる線数の
スクリーンを用いて製作し、これらの凸版bと凸
版aとを使用し、それぞれの版からゴム質のブラ
ンケツトを経て、平滑な被印刷面に複数色のイン
キを転写するので、転写されてインキはドツトゲ
インを起こしてそれぞれ原稿(元ネガ)の網点の
大きさとなり、シヤドウ部に近い中間部へ、シヤ
ドウ部に近い中間部からハイライト部に近い中間
部へ、ハイライト部に近い中間部からハイライト
部へのそれぞれの網点の面積率の減少がスムーズ
且つ自然に行なわれ、その結果、色濃度は原稿と
同程度になり、色再現性の良い印刷物が得られ
る。 第5図と第6図に線数150のスクリーンと線
数100のスクリーンとをそれぞれ用いて元ネガ
を作つた場合の網点面積率5%の網点が、修正ネ
ガ作成(減力)、刷版作成 印刷の各工程でそれ
ぞれどう変化するかを示す。線数150のスクリ
ーンを使用して凸版を製作した場合(第5図参
照)には、減力する修正ネガ作成の段階で面積率
5%の網点が消滅してしまうが、線数100のス
クリーンを使用して凸版を製作した場合(第6図
参照)には、減力する修正ネガ作成の段階で面積
率5%の網点は小さくなるが、印刷時には元ネガ
の大きさに戻ることが判る。 尚、上記説明では、スクリーンを用いて網ネガ
(元ネガ)を作成してから減力する修正ネガを作
成する場合を述べたが、スクリーンを用いて網ネ
ガを作成をすると同時に減力操作(光学的に網点
を縮小する)を行つて、一気に修正ネガと同じも
のを作成することもできる。 ここでスクリーンの線数を100以上としたのは、
線数100未満のスクリーンを用いて凸版を作る
方法では、本発明方法を使用する意味がない、即
ち、100未満のスクリーンの場合には、原稿写真
と比べたとき、印刷面の全体がぼやけているた
め、そのなかのボカシ部分のボカシの段階が急激
に変つていても格別奇異に感じないからであり、
さらに被印刷面が平滑であることは、印刷を原稿
写真に近づけるための必須要件であり、線数を
100以上と規定することと関連する(粗面を対象
とする場合は線数を多くしても、多くした利点、
即ち原稿写真に近づけるという利点を生じない。)
ものである。 本発明は、原稿写真を色分解し、各色の凸版を
製作する際に、各色とも同一線数のスクリーンを
用いて製版しなければ、美しい印刷絵を可能にす
る版ができないという従来の概念にとらわれるこ
となく、ハイライト部に近い中間部をもつ色の凸
版を、そのような中間部を含まない色の凸版をつ
くるためのスクリーンの線数よりも少ない線数
(但し100以上)のスクリーンを用いて製作し、
又、凸版印刷では考えられなかつたブランケツト
を使用し、線数の異なるスクリーンを使つて作つ
た版を用いて印刷することで、平滑な被印刷面
に、原稿写真通りのボカシ部をもつ印刷を行うこ
とを可能にしたものである。 次に本発明方法を用いた印刷の実施例を示す。 オフセツト印刷機を使用し、版をつくるため、
第3図に示すような静物原画写真を色分解した。
その結果、赤、黄、藍、墨の4色が得られ、ボカ
シのない部分(ハイライト部に近い中間部を含ま
ない色の部分)は赤と黄であり、ボカシのある部
分(ハイライト部に近い中間部を含む色の部分)
は、藍と墨であつた。そこで赤版と黄版を線数1
20のスクリーンを用いて、又、藍版と墨版を線
数100のスクリーンを用いて夫々製作し、これ
らの凸版から夫々インキをゴム製ブランケツトに
移し、さらにブリキの平滑面上に赤、黄、藍、墨
の順に重ね印刷した。 できた印刷は、ボカシ部も順調にぼかされてい
た。 比較例 比較例として、藍版と墨版とを、赤版、黄版と
同じく線数120のスクリーンで製作し、上記実
施例と同じようにして印刷したところ、第4図に
示すようにボカシ部分のない、原稿写真とは相当
異なる印象を与えるものが得られた。 本発明によれば、従来凸版印刷では出来ないと
されていた分野においても、原稿写真に極め近似
した多色重ね印刷が、湿し水を用いない凸版印刷
の技法でできるようになつたのであり、この意味
において本発明は極めて有意義なものと言える。 本発明は、被印刷物が硬質で平滑面の場合につ
いてとくに有効であるが、プラスチツクフイルム
の如き軟質な物でも平滑な面でありさえすれば、
その印刷にも適用することはできる。
第1図は、スクリーンの一例を示す平面図、第
2図はシヤドー部からハイライト部への凸部の大
きさの変化の状態の一例を示す説明図、第3図は
本発明実施例により得られた印刷画のスケツチ
図、第4図は比較例により得られた印刷画のスケ
ツチ図、第5図及び第6図は、夫々線数150の
スクリーン及び線数100のスクリーンを用いて
元ネガを作つた場合の面積率5%の網点が、減力
修正ネガ作成、刷版作成、印刷の工程でどう変化
するかを示す略図である。
2図はシヤドー部からハイライト部への凸部の大
きさの変化の状態の一例を示す説明図、第3図は
本発明実施例により得られた印刷画のスケツチ
図、第4図は比較例により得られた印刷画のスケ
ツチ図、第5図及び第6図は、夫々線数150の
スクリーン及び線数100のスクリーンを用いて
元ネガを作つた場合の面積率5%の網点が、減力
修正ネガ作成、刷版作成、印刷の工程でどう変化
するかを示す略図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 色分解写真製版法により製作された、ハイラ
イト部に近い中間部を含む色の凸版aと、ハイラ
イト部に近い中間部を含まない色の凸版bとを用
いて、被印刷物上にインキを転写して行う多色重
ね印刷法において、 線数100以上のスクリーンを用いて製作した該
凸版bと、線数が100以上で且つ該凸版bの製作
に用いるスクリーンよりも線数の少ないスクリー
ンを用いて製作した凸版aとをそれぞれ使用し、 それぞれの版からゴム質のブラケツトを経て、 平滑な被印刷面に転写する ことを特徴とする、凸版多色重ね印刷法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法において色
が4色である方法。 3 特許請求の範囲第1項記載の方法において、
凸版bの製作に用いるスクリーンの線数が120で
あり、凸版aの製作に用いるスクリーンの線数が
100である方法。 4 特許請求の範囲第1項記載の方法において被
印刷物がブリキ板等の硬質材である方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20315081A JPS58104790A (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 凸版多色重ね印刷法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20315081A JPS58104790A (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 凸版多色重ね印刷法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58104790A JPS58104790A (ja) | 1983-06-22 |
| JPS649953B2 true JPS649953B2 (ja) | 1989-02-20 |
Family
ID=16469249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20315081A Granted JPS58104790A (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 凸版多色重ね印刷法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58104790A (ja) |
-
1981
- 1981-12-16 JP JP20315081A patent/JPS58104790A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58104790A (ja) | 1983-06-22 |
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