JPS649963B2 - - Google Patents
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- JPS649963B2 JPS649963B2 JP16993881A JP16993881A JPS649963B2 JP S649963 B2 JPS649963 B2 JP S649963B2 JP 16993881 A JP16993881 A JP 16993881A JP 16993881 A JP16993881 A JP 16993881A JP S649963 B2 JPS649963 B2 JP S649963B2
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Description
本発明はヘルペス群のウイルス(HV)によつ
て引き起こされた病気を治療するための医薬組成
物に関する。ウイルス感染症は世界中の人口の間
に広く広がつている。最も広範に広がつており、
危険なウイルス感染症の中において、帯状ヘルペ
ス、ヘルペス性角膜炎、角結膜炎、ウイルス性肝
炎、脳炎などのヘルペス群のウイルスによつて引
き起こされる病気ある。ヘルペス性感染症のコン
トロールを実質的に妨げる内在的な特徴は、ヘル
ペスウイルスの生物体内の長期間の持続性、度重
なる再発及び複数の臨床徴候に存在する。 普通のヘルペス(単純ヘルペス(Herpes
simplex))は主に小水泡性の発疹によつて特徴
付けられる。感染の強さは異るが、高体温を伴う
ヘルペス性熱、抑うつ症、頭痛及び関節の痛みの
いずれかの中程度の一般的徴候を伴う。病気の徴
候は又、口内炎、舌炎、角膜炎及び角結膜炎、喉
頭炎、粘膜及び皮膚上の小水泡性発疹などもあ
る。更に、しばしば傷つけられるのは口、鼻、ま
ぶたの周辺の顔並びに性器である。帯状ヘルペス
の場合においては皮膚の損傷に先立つて炎症現象
及び神経節根及び脊髄の後柱における変化が起こ
り、これは、強いしばしばがまんのできない神経
に沿つた痛み及び局所的な皮膚の徴候、即ち水
腫、かゆみ、小水泡性発疹などを伴う。ヘルペス
性病気においては、子供、大人のいずれにも、む
しろしばしばヘルペス性肝炎が見られる場合が多
い。又比較的に研究は不充分であるが、髄膜炎、
脳炎及び脳脊髄炎の形での中枢神経系統の障害が
ある。これは、致命的な結果を伴うヘルペスの一
般的な形態である。 抗ウイルス活性を有する薬剤の広範な研究にも
拘らず、ヘルペス群のウイルスによつて起こるウ
イルス病の研究の問題はなお依然として緊急問題
である。現存する抗ウイルス薬剤はこれに課せら
れている全ての要請を満足するものではなく、そ
れらの適用によつては完全な回復の結果も得ら
ず、又、再発の防止も行い得ない。 ヘルペス性病気の治療には抗生物質、ある種の
化学組成物、コルチコイド類、特異性及び非特異
性のワクチン療法を用いる試みが行われている。
スルフアニルアミド及び抗生物質の使用はヘルペ
ス性病気の進行には何らの効果も与えず単に細菌
感染を防止あるいは除去することのみが可能であ
ることが見出されている。これらの病気の治療に
用いられている化学薬剤としてはピリミジン塩基
の類縁物、JDU(5−ヨウ素−2−デスオキシウ
リジン)、5−フルオロウラシルは代謝拮抗物質
であり、ウイルスに効果を及ぼすが、又生物体に
も影響を及ぼす。更にこれらはむしろ毒性物質で
ある。 その結果、公知の抗ウイルス性薬剤は全ての必
要な要請を満足するものではなく(再発を防止し
ない、完全な回復を行わない)、そのためにヘル
ペス群に関するウイルスによつて起こされるウイ
ルス病を治療する問題は依然として解決される問
題として残つている。 本発明は、被感染者に対して高度に選択的な活
性を有し、高度な治療効果を与え、非毒性であ
り、製造が可能である、ヘルペス群のウイルスに
よつて引き起こされる病気を治療するような医薬
組成物を提供することを目的とするものである。 この目的は、活性成分として下記の式で表わさ
れる2−c−β−D−グルコピラノシル−1,
3,6,7−テトラオキシキサントン を医薬担体と組合わせてなる医薬組成物によつて
達成される。 本発明の活性成分は式C19H18O11のキサントン
性物質(mangiferin euxantogen)の一つであ
る。その外観は融点が258〜261℃の黄色結晶物質
であり、エタノールに難溶であり、水、クロロホ
ルム、エチルエーテルに不溶である、この化合物
はこれまで医薬において用いられたことがない。 前記の如く、本発明の活性成分は医薬担体と組
合わされて用いられる。 皮膚及び粘膜のウイルス性病気の場合(単純ヘ
ルペス、帯状ヘルペス、扁平苔癬、陰部ヘルペ
ス、アフタ性水泡性口内炎、喉頭炎、鼻炎その他
のウイルス性病因のその他の病気)の外部適用に
は、該活性成分をワセリン油及びワセリンの混合
物からなる軟膏用の製薬賦形剤と組合わせて含有
する医薬組成物を利用するのが有利である。 この様な医薬組成物は2〜5重量%の活性成
分、4〜10%のワセリン油及び85〜96重量%のワ
セリンの割合で用いるのがよい。 経口投与にはその医薬組成物を錠剤の形で用い
るのが好ましい。この目的のために製薬賦形剤と
して乳糖、デンプン、タルク及びステアリン酸カ
ルシウムが利用される。薬剤の組成物には40重量
%の活性成分、40重量%の乳糖、17重量%のデン
プン、2重量%のタルク及び1重量%のステアリ
ン酸カルシウムを用いることが好ましい。この薬
剤は上記の病気の場合並びにウイルス性肝炎、脳
炎、髄膜炎などの場合に投与することができる。 本発明による薬剤は“アルピザリン”と命名さ
れた。 本発明の活性成分の抗ウイルス特性の研究は、
ニワトリの肺の繊維芽球細胞の培養における生体
外実験において抗ウイルス薬剤の一次スクリーニ
ングの通常用いられる操作に従つて行われた。細
胞はフラスコあるいは試験管内で5〜10容量%の
ウシ血清を添加した栄養培地199の上で成長させ
た。次いで、ウイルスを細胞と接触させるために
フラスコ中にウイルス含有物質を1,10,100及
び1000TCD50の投与量で添加した。ウイルスの
細胞上への吸着は室温において1時間行われ、そ
の後ウイルスを含有する培地を除去し、培地199
をフラスコあるいは試験管に導入した。この培地
は活性成分を細胞に対して最大許容濃度において
含有する(この濃度における物質は細胞毒効果を
有さない)。フラスコあるいは試験管は次いで37
℃の恒温に保たれた。ウイルス抑制効果は5日間
対照例及び試験フラスコ及び試験管内の細胞変性
効果(cytopathogenic effect)の存在を比較す
ることによつて決定した。対照例としては、細胞
の単層、ウイルスのない活性成分及び活性成分の
ないウイルスを用いた。 その結果、10μg/mlの濃度の活性成分は、
100TCD50HVに関して高度のウイルス抑制効果
を有することが判明した。 活性成分及び医薬組成物全体の化学療法的効果
は白色マウスのヘルペス性脳炎の実験ウイルスモ
デルについて行つた。実験においては1500匹をこ
える動物が用いられた。実験的な脳炎を得るため
には8〜10gの体重の白色マウスの大脳内に感染
を行つた。感染に先立つて動物の頭皮にヨウ素を
塗り、次いで10倍稀釈率のウイルス含有液を0.03
mlの容量でツベルクリン針で前頭部中心線近くの
眼窩上の領域中に1〜2mmの深さで脳に直接注射
した。その後3〜7日後動物中に病気の徴候(興
奮、協調障害、筋脱力症、不全麻痺及び麻痺)が
みられ、これらは次第に強まつて死に至つた。実
験は動物の生残り(パーセント)及び対照例と比
較しての試験動物の平均寿命期間によつて評価さ
れた。 治療目的のために錠剤形態での活性成分あるい
は医薬組成物を感染した動物に経口的に胃管を用
いて0.5ml容量の水性懸濁液として体重1Kg当り
20〜500mgの投与量で日に1〜2回投与した。こ
の試験は三種の様式によつて行つた。第一の様式
においては、動物の体内に予め活性成分或いは錠
剤を飽和させるためにこれらを感染の1〜2日前
に動物に供与した(予防試験)。第二の様式にお
いては、活性成分あるいは医薬組成物の治療効果
を表わすために、これらは感染日、あるいは感染
の1〜2日後に導入された。第三の様式において
は(治療−予防)活性成分あるいは医薬組成物は
感染の前日あるいは感染日に投与され、いずれの
場合にも動物の治療は感染後5〜7日間続けられ
た。 最初の二つの様式による場合の活性成分あるい
は医薬組成物を投与した場合には動物の死亡は対
象動物と同一の時間内に起こつたので統計的に確
かな医薬組成物あるいは活性成分の化学療法的効
果を発現することは不可能であつた。 活性成分あるいは医薬組成物の最も有利な化学
療法的効果は治療−予防適用(第三様式)の条件
下において示された。試験結果を以下の表1及び
2に示す。
て引き起こされた病気を治療するための医薬組成
物に関する。ウイルス感染症は世界中の人口の間
に広く広がつている。最も広範に広がつており、
危険なウイルス感染症の中において、帯状ヘルペ
ス、ヘルペス性角膜炎、角結膜炎、ウイルス性肝
炎、脳炎などのヘルペス群のウイルスによつて引
き起こされる病気ある。ヘルペス性感染症のコン
トロールを実質的に妨げる内在的な特徴は、ヘル
ペスウイルスの生物体内の長期間の持続性、度重
なる再発及び複数の臨床徴候に存在する。 普通のヘルペス(単純ヘルペス(Herpes
simplex))は主に小水泡性の発疹によつて特徴
付けられる。感染の強さは異るが、高体温を伴う
ヘルペス性熱、抑うつ症、頭痛及び関節の痛みの
いずれかの中程度の一般的徴候を伴う。病気の徴
候は又、口内炎、舌炎、角膜炎及び角結膜炎、喉
頭炎、粘膜及び皮膚上の小水泡性発疹などもあ
る。更に、しばしば傷つけられるのは口、鼻、ま
ぶたの周辺の顔並びに性器である。帯状ヘルペス
の場合においては皮膚の損傷に先立つて炎症現象
及び神経節根及び脊髄の後柱における変化が起こ
り、これは、強いしばしばがまんのできない神経
に沿つた痛み及び局所的な皮膚の徴候、即ち水
腫、かゆみ、小水泡性発疹などを伴う。ヘルペス
性病気においては、子供、大人のいずれにも、む
しろしばしばヘルペス性肝炎が見られる場合が多
い。又比較的に研究は不充分であるが、髄膜炎、
脳炎及び脳脊髄炎の形での中枢神経系統の障害が
ある。これは、致命的な結果を伴うヘルペスの一
般的な形態である。 抗ウイルス活性を有する薬剤の広範な研究にも
拘らず、ヘルペス群のウイルスによつて起こるウ
イルス病の研究の問題はなお依然として緊急問題
である。現存する抗ウイルス薬剤はこれに課せら
れている全ての要請を満足するものではなく、そ
れらの適用によつては完全な回復の結果も得ら
ず、又、再発の防止も行い得ない。 ヘルペス性病気の治療には抗生物質、ある種の
化学組成物、コルチコイド類、特異性及び非特異
性のワクチン療法を用いる試みが行われている。
スルフアニルアミド及び抗生物質の使用はヘルペ
ス性病気の進行には何らの効果も与えず単に細菌
感染を防止あるいは除去することのみが可能であ
ることが見出されている。これらの病気の治療に
用いられている化学薬剤としてはピリミジン塩基
の類縁物、JDU(5−ヨウ素−2−デスオキシウ
リジン)、5−フルオロウラシルは代謝拮抗物質
であり、ウイルスに効果を及ぼすが、又生物体に
も影響を及ぼす。更にこれらはむしろ毒性物質で
ある。 その結果、公知の抗ウイルス性薬剤は全ての必
要な要請を満足するものではなく(再発を防止し
ない、完全な回復を行わない)、そのためにヘル
ペス群に関するウイルスによつて起こされるウイ
ルス病を治療する問題は依然として解決される問
題として残つている。 本発明は、被感染者に対して高度に選択的な活
性を有し、高度な治療効果を与え、非毒性であ
り、製造が可能である、ヘルペス群のウイルスに
よつて引き起こされる病気を治療するような医薬
組成物を提供することを目的とするものである。 この目的は、活性成分として下記の式で表わさ
れる2−c−β−D−グルコピラノシル−1,
3,6,7−テトラオキシキサントン を医薬担体と組合わせてなる医薬組成物によつて
達成される。 本発明の活性成分は式C19H18O11のキサントン
性物質(mangiferin euxantogen)の一つであ
る。その外観は融点が258〜261℃の黄色結晶物質
であり、エタノールに難溶であり、水、クロロホ
ルム、エチルエーテルに不溶である、この化合物
はこれまで医薬において用いられたことがない。 前記の如く、本発明の活性成分は医薬担体と組
合わされて用いられる。 皮膚及び粘膜のウイルス性病気の場合(単純ヘ
ルペス、帯状ヘルペス、扁平苔癬、陰部ヘルペ
ス、アフタ性水泡性口内炎、喉頭炎、鼻炎その他
のウイルス性病因のその他の病気)の外部適用に
は、該活性成分をワセリン油及びワセリンの混合
物からなる軟膏用の製薬賦形剤と組合わせて含有
する医薬組成物を利用するのが有利である。 この様な医薬組成物は2〜5重量%の活性成
分、4〜10%のワセリン油及び85〜96重量%のワ
セリンの割合で用いるのがよい。 経口投与にはその医薬組成物を錠剤の形で用い
るのが好ましい。この目的のために製薬賦形剤と
して乳糖、デンプン、タルク及びステアリン酸カ
ルシウムが利用される。薬剤の組成物には40重量
%の活性成分、40重量%の乳糖、17重量%のデン
プン、2重量%のタルク及び1重量%のステアリ
ン酸カルシウムを用いることが好ましい。この薬
剤は上記の病気の場合並びにウイルス性肝炎、脳
炎、髄膜炎などの場合に投与することができる。 本発明による薬剤は“アルピザリン”と命名さ
れた。 本発明の活性成分の抗ウイルス特性の研究は、
ニワトリの肺の繊維芽球細胞の培養における生体
外実験において抗ウイルス薬剤の一次スクリーニ
ングの通常用いられる操作に従つて行われた。細
胞はフラスコあるいは試験管内で5〜10容量%の
ウシ血清を添加した栄養培地199の上で成長させ
た。次いで、ウイルスを細胞と接触させるために
フラスコ中にウイルス含有物質を1,10,100及
び1000TCD50の投与量で添加した。ウイルスの
細胞上への吸着は室温において1時間行われ、そ
の後ウイルスを含有する培地を除去し、培地199
をフラスコあるいは試験管に導入した。この培地
は活性成分を細胞に対して最大許容濃度において
含有する(この濃度における物質は細胞毒効果を
有さない)。フラスコあるいは試験管は次いで37
℃の恒温に保たれた。ウイルス抑制効果は5日間
対照例及び試験フラスコ及び試験管内の細胞変性
効果(cytopathogenic effect)の存在を比較す
ることによつて決定した。対照例としては、細胞
の単層、ウイルスのない活性成分及び活性成分の
ないウイルスを用いた。 その結果、10μg/mlの濃度の活性成分は、
100TCD50HVに関して高度のウイルス抑制効果
を有することが判明した。 活性成分及び医薬組成物全体の化学療法的効果
は白色マウスのヘルペス性脳炎の実験ウイルスモ
デルについて行つた。実験においては1500匹をこ
える動物が用いられた。実験的な脳炎を得るため
には8〜10gの体重の白色マウスの大脳内に感染
を行つた。感染に先立つて動物の頭皮にヨウ素を
塗り、次いで10倍稀釈率のウイルス含有液を0.03
mlの容量でツベルクリン針で前頭部中心線近くの
眼窩上の領域中に1〜2mmの深さで脳に直接注射
した。その後3〜7日後動物中に病気の徴候(興
奮、協調障害、筋脱力症、不全麻痺及び麻痺)が
みられ、これらは次第に強まつて死に至つた。実
験は動物の生残り(パーセント)及び対照例と比
較しての試験動物の平均寿命期間によつて評価さ
れた。 治療目的のために錠剤形態での活性成分あるい
は医薬組成物を感染した動物に経口的に胃管を用
いて0.5ml容量の水性懸濁液として体重1Kg当り
20〜500mgの投与量で日に1〜2回投与した。こ
の試験は三種の様式によつて行つた。第一の様式
においては、動物の体内に予め活性成分或いは錠
剤を飽和させるためにこれらを感染の1〜2日前
に動物に供与した(予防試験)。第二の様式にお
いては、活性成分あるいは医薬組成物の治療効果
を表わすために、これらは感染日、あるいは感染
の1〜2日後に導入された。第三の様式において
は(治療−予防)活性成分あるいは医薬組成物は
感染の前日あるいは感染日に投与され、いずれの
場合にも動物の治療は感染後5〜7日間続けられ
た。 最初の二つの様式による場合の活性成分あるい
は医薬組成物を投与した場合には動物の死亡は対
象動物と同一の時間内に起こつたので統計的に確
かな医薬組成物あるいは活性成分の化学療法的効
果を発現することは不可能であつた。 活性成分あるいは医薬組成物の最も有利な化学
療法的効果は治療−予防適用(第三様式)の条件
下において示された。試験結果を以下の表1及び
2に示す。
【表】
表1に示されたデータから活性成分あるいは医
薬組成物を投与した際に最高度の統計学的に確実
な化学療法的効果が日に二回投与した場合に達成
されていることがわかる。
薬組成物を投与した際に最高度の統計学的に確実
な化学療法的効果が日に二回投与した場合に達成
されていることがわかる。
【表】
表2より活性成分あるいは医薬組成物の化学療
法的効果は感染より最大限短かい時間において投
与した場合が最高であることがわかる。 本発明の活性成分の薬理学的特性は二つの方法
を用いて行つた。即ち、心臓欠陥、中枢神経系統
に及ぼす影響については心臓リズム効果により、
血液凝集形態については抗炎症及び抗潰瘍及び抗
糖尿病性効果により調べた。 この化合物の血液動力学及び呼吸の特性に対す
る影響についての研究が6匹の麻痺をかけたネコ
(ウレタン1.0g/Kg、クロラロース60mg/Kg)に
ついて活性成分を50mg/Kg胃内投与した急性実験
において行つた。各々のネコにおいて同時に呼吸
頻度、心臓収縮頻度、全身動脈血圧、腹部大動脈
内の血液流量の大きさ、脳レオグラム及び大腿部
筋肉レオグラムの大きさを記録した。 試験結果により、活性成分は全身動脈血圧をわ
ずかに低下することが示された。その他の血液力
学特性は実質的に変化しなかつた。呼吸頻度は21
%減少し(10分間、P0.05未満)及び32%減少し
た(30分間、P0.01未満)。動脈血圧及び呼吸頻度
とこの化合物の投与後60分及び90分後の減少値は
対照例と異らなかつた。 活性成分の心臓学的効果は単離されたネコの心
臓についての実験において研究され、心電図特性
についての効果は、ウサギに対する実験において
研究され、血管拡張効果は単離されたウサギの耳
の血管に対して研究が行われ、鎮痙効果はラツト
の小腸の単離部分の平滑筋のアセチルコリン及び
バリウム痙攣に対して研究が行われた。 研究の結果、活性成分をウサギに20mg/Kgの投
与量で静脈内投与すると、心臓収縮を34%(P=
0.05)増大させ、50mg/Kg投与すると41%(P=
0.05)増大させ、ウサギの心臓収縮のリズムを平
均で10〜18%稀薄化させ、ピークPの電圧を32%
増大させた。活性成分を50及び150mg/Kgの投与
量で胃内投与した場合には心臓収縮のリズム及び
心臓サイクルの間隔の長さに対して実質的な影響
を与えなかつた。ピークPの電圧が平均してわず
かに20%増大することが観察された。従つて、こ
の活性成分は血管拡張及び鎮痙効果は有さず、
又、この活性成分のわずかな心臓刺戟効果は実用
的な意義を示さない。 活性成分の心臓リズム的効果が不整脈のラツト
のアコニチンモデルについて10及び50mg/Kgの静
脈内投与によつて研究された。心電図の分析によ
ると研究された投与量における活性成分は心臓リ
ズム的効果を有さないことが示された。 活性成分の神経向性活性はヘキセナールあるい
は抱水クロラールの催眠効果に対するその影響に
より評価される。物質は経口的に1,10及び100
mg/Kgの量で導入される。これらの投与量におい
てこの化合物は抱水クロラールあるいはヘキセナ
ールによつて引き起こされた睡眠の長さに対して
実質的な効果を及ぼさない。 活性成分の抗潰瘍効果をラツトのカフエイン−
ヒ素潰瘍のモデルについて研究した。物質は1,
10及び20mg/Kgの投与量で経口的に9日間投与さ
れた。この化合物は20mg/Kgの投与量において弱
い抗潰瘍効果を与えることが判明した。 ネコに対する急性試験において活性成分の胆汁
分泌の強さに及ぼす効果が研究された。20及び50
mg/Kgの投与量において、この化合物は胆汁分泌
強度を増大させなかつた。 活性成分の炎症の急性滲出性及び慢性増殖性相
に対する10及び50mg/Kgの投与量における効果が
マウスに対する経口投与について研究された。研
究結果によると、この化合物はわずかな消炎効果
しか有さない。50mg/Kgの投与量において炎症の
滲出性相の拡がりを抑制し、ホルマリン12.7
(P0.005未満)及びデキストラン16.5(P0.05未満)
の水腫に対して消炎活性を有し、皮膚血管の侵入
を15%(P0.05未満)低下させる。慢性増殖的炎
症のモデルに対してはこの化合物は滲出性相を幾
分抑制し、慢性炎症の増殖段階における造粒−繊
維組織の形成を遅らせる。 活性成分の血液凝固のある種の特性に対する効
果の研究が5匹のウサギについて行われた。化合
物は経口的に50mg/Kgの投与量で2%デンプンペ
ースト中の懸濁物として投与された。血液の検査
は投与前及び懸濁液の一回投与後4時間内に行わ
れた。測定されたものは血漿再カルシウム沈着、
トロシビン時間、凝血弾性図特性及び血小板濃度
である。得られた結果の分析によると、研究され
た投与量において活性成分は実質的に血液凝固過
程に影響を及ぼさない。 活性成分と抗糖尿病効果をみるために、栄養炭
水化物負荷条件下においてウサギ内のブドウ糖含
量に及ぼす影響を研究した。活性成分はチユーブ
を通して1%デンプンペーストとして50及び100
mg/Kgの投与量で経口的に投与された。実験手順
は次の通りである。空腹時のウサギの血液のブド
ウ糖含量を測定し、40分後又血液内のブドウ糖含
量を測定した。その後、ブドウ糖をウサギに1.5
g/Kgの割合で投与し、血液中のブドウ糖含量を
15、30、45、60、90及び120分後に測定した。得
られた結果、活性成分は50mg/Kgの投与量におい
ては炭水化物負荷条件下において糖血曲線の変化
の特性に影響を及ぼさない。100mg/Kgの投与量
においてウサギのブドウ糖許容量は不確実に14%
増大した。 従つて、活性成分の薬理学的特性の検討結果は
上記諸点において実質的な活性を示さなかつた。 活性成分及び錠剤の形での医薬組成物の急性毒
性及び許容量についての研究が各種投与形態によ
り白色マウス、ラツト、モルモツト及びイヌにつ
いて行われた。 活性成分及び医薬組成物の錠剤が水性懸濁液の
形で皮下注射、腹腔内注射及び胃の中に投与され
た。活性成分及び医薬組成物の腹腔内投与の場合
にはLD50は3000〜4000mg/Kg、皮下投与の場合
には5000mg/Kgを越え、胃内投与の場合には
10000mg/Kgである。 本発明による医薬組成物は軟膏の形態において
も良好な許容性を示し、皮膚に対する刺戟的な効
果を有さない。即ち、10%の軟膏を2ケ月間白色
ラツトの皮膚に塗布した場合、1%軟膏をウサギ
の眼の粘膜に10日間塗布した場合及び10%軟膏を
1.5ケ月間白色ラツトの腟に塗布した場合、塗布
部分に刺戟効果の減少は見られず、病的形態の変
化は何等見られなかつた。 活性成分の催奇活性の研究を体重が350gの成
熟したラツトの15組のカツプルについてそれぞれ
5カツプルずつ三つの群に分けて行つた。第一群
のメスには10mg/Kgの活性成分が経口的に30日間
ラツトの子どもが生まれるまで毎日投与した。第
二群のメスには100mg/Kgの活性成分を同一期間
投与した。第三群のメスは対照例である。 活性成分は催奇的特性を有さないことが判明し
た。即ち、試験群のラツトの子どもは対照群に比
較して予定通りに生まれ、数及び健康状態におい
て適正であつた。 又、この活性成分は変異誘発性活性を有さな
い。 従つて、活性成分及びこれに基づく医薬組成物
は毒性が低い。 軟膏形状の医薬組成物について皮膚病的、口内
化学的及び耳咽喉学的臨床の研究が行われた。研
究は981人の患者について行われた。軟膏は1重
量%、2重量%、5重量%及び10重量%活性成分
を含むものが用いられた。軟膏は1日1〜3回す
りこみあるいは塗布によつて投与された。臨床研
究のデータを下記表3に示す。
法的効果は感染より最大限短かい時間において投
与した場合が最高であることがわかる。 本発明の活性成分の薬理学的特性は二つの方法
を用いて行つた。即ち、心臓欠陥、中枢神経系統
に及ぼす影響については心臓リズム効果により、
血液凝集形態については抗炎症及び抗潰瘍及び抗
糖尿病性効果により調べた。 この化合物の血液動力学及び呼吸の特性に対す
る影響についての研究が6匹の麻痺をかけたネコ
(ウレタン1.0g/Kg、クロラロース60mg/Kg)に
ついて活性成分を50mg/Kg胃内投与した急性実験
において行つた。各々のネコにおいて同時に呼吸
頻度、心臓収縮頻度、全身動脈血圧、腹部大動脈
内の血液流量の大きさ、脳レオグラム及び大腿部
筋肉レオグラムの大きさを記録した。 試験結果により、活性成分は全身動脈血圧をわ
ずかに低下することが示された。その他の血液力
学特性は実質的に変化しなかつた。呼吸頻度は21
%減少し(10分間、P0.05未満)及び32%減少し
た(30分間、P0.01未満)。動脈血圧及び呼吸頻度
とこの化合物の投与後60分及び90分後の減少値は
対照例と異らなかつた。 活性成分の心臓学的効果は単離されたネコの心
臓についての実験において研究され、心電図特性
についての効果は、ウサギに対する実験において
研究され、血管拡張効果は単離されたウサギの耳
の血管に対して研究が行われ、鎮痙効果はラツト
の小腸の単離部分の平滑筋のアセチルコリン及び
バリウム痙攣に対して研究が行われた。 研究の結果、活性成分をウサギに20mg/Kgの投
与量で静脈内投与すると、心臓収縮を34%(P=
0.05)増大させ、50mg/Kg投与すると41%(P=
0.05)増大させ、ウサギの心臓収縮のリズムを平
均で10〜18%稀薄化させ、ピークPの電圧を32%
増大させた。活性成分を50及び150mg/Kgの投与
量で胃内投与した場合には心臓収縮のリズム及び
心臓サイクルの間隔の長さに対して実質的な影響
を与えなかつた。ピークPの電圧が平均してわず
かに20%増大することが観察された。従つて、こ
の活性成分は血管拡張及び鎮痙効果は有さず、
又、この活性成分のわずかな心臓刺戟効果は実用
的な意義を示さない。 活性成分の心臓リズム的効果が不整脈のラツト
のアコニチンモデルについて10及び50mg/Kgの静
脈内投与によつて研究された。心電図の分析によ
ると研究された投与量における活性成分は心臓リ
ズム的効果を有さないことが示された。 活性成分の神経向性活性はヘキセナールあるい
は抱水クロラールの催眠効果に対するその影響に
より評価される。物質は経口的に1,10及び100
mg/Kgの量で導入される。これらの投与量におい
てこの化合物は抱水クロラールあるいはヘキセナ
ールによつて引き起こされた睡眠の長さに対して
実質的な効果を及ぼさない。 活性成分の抗潰瘍効果をラツトのカフエイン−
ヒ素潰瘍のモデルについて研究した。物質は1,
10及び20mg/Kgの投与量で経口的に9日間投与さ
れた。この化合物は20mg/Kgの投与量において弱
い抗潰瘍効果を与えることが判明した。 ネコに対する急性試験において活性成分の胆汁
分泌の強さに及ぼす効果が研究された。20及び50
mg/Kgの投与量において、この化合物は胆汁分泌
強度を増大させなかつた。 活性成分の炎症の急性滲出性及び慢性増殖性相
に対する10及び50mg/Kgの投与量における効果が
マウスに対する経口投与について研究された。研
究結果によると、この化合物はわずかな消炎効果
しか有さない。50mg/Kgの投与量において炎症の
滲出性相の拡がりを抑制し、ホルマリン12.7
(P0.005未満)及びデキストラン16.5(P0.05未満)
の水腫に対して消炎活性を有し、皮膚血管の侵入
を15%(P0.05未満)低下させる。慢性増殖的炎
症のモデルに対してはこの化合物は滲出性相を幾
分抑制し、慢性炎症の増殖段階における造粒−繊
維組織の形成を遅らせる。 活性成分の血液凝固のある種の特性に対する効
果の研究が5匹のウサギについて行われた。化合
物は経口的に50mg/Kgの投与量で2%デンプンペ
ースト中の懸濁物として投与された。血液の検査
は投与前及び懸濁液の一回投与後4時間内に行わ
れた。測定されたものは血漿再カルシウム沈着、
トロシビン時間、凝血弾性図特性及び血小板濃度
である。得られた結果の分析によると、研究され
た投与量において活性成分は実質的に血液凝固過
程に影響を及ぼさない。 活性成分と抗糖尿病効果をみるために、栄養炭
水化物負荷条件下においてウサギ内のブドウ糖含
量に及ぼす影響を研究した。活性成分はチユーブ
を通して1%デンプンペーストとして50及び100
mg/Kgの投与量で経口的に投与された。実験手順
は次の通りである。空腹時のウサギの血液のブド
ウ糖含量を測定し、40分後又血液内のブドウ糖含
量を測定した。その後、ブドウ糖をウサギに1.5
g/Kgの割合で投与し、血液中のブドウ糖含量を
15、30、45、60、90及び120分後に測定した。得
られた結果、活性成分は50mg/Kgの投与量におい
ては炭水化物負荷条件下において糖血曲線の変化
の特性に影響を及ぼさない。100mg/Kgの投与量
においてウサギのブドウ糖許容量は不確実に14%
増大した。 従つて、活性成分の薬理学的特性の検討結果は
上記諸点において実質的な活性を示さなかつた。 活性成分及び錠剤の形での医薬組成物の急性毒
性及び許容量についての研究が各種投与形態によ
り白色マウス、ラツト、モルモツト及びイヌにつ
いて行われた。 活性成分及び医薬組成物の錠剤が水性懸濁液の
形で皮下注射、腹腔内注射及び胃の中に投与され
た。活性成分及び医薬組成物の腹腔内投与の場合
にはLD50は3000〜4000mg/Kg、皮下投与の場合
には5000mg/Kgを越え、胃内投与の場合には
10000mg/Kgである。 本発明による医薬組成物は軟膏の形態において
も良好な許容性を示し、皮膚に対する刺戟的な効
果を有さない。即ち、10%の軟膏を2ケ月間白色
ラツトの皮膚に塗布した場合、1%軟膏をウサギ
の眼の粘膜に10日間塗布した場合及び10%軟膏を
1.5ケ月間白色ラツトの腟に塗布した場合、塗布
部分に刺戟効果の減少は見られず、病的形態の変
化は何等見られなかつた。 活性成分の催奇活性の研究を体重が350gの成
熟したラツトの15組のカツプルについてそれぞれ
5カツプルずつ三つの群に分けて行つた。第一群
のメスには10mg/Kgの活性成分が経口的に30日間
ラツトの子どもが生まれるまで毎日投与した。第
二群のメスには100mg/Kgの活性成分を同一期間
投与した。第三群のメスは対照例である。 活性成分は催奇的特性を有さないことが判明し
た。即ち、試験群のラツトの子どもは対照群に比
較して予定通りに生まれ、数及び健康状態におい
て適正であつた。 又、この活性成分は変異誘発性活性を有さな
い。 従つて、活性成分及びこれに基づく医薬組成物
は毒性が低い。 軟膏形状の医薬組成物について皮膚病的、口内
化学的及び耳咽喉学的臨床の研究が行われた。研
究は981人の患者について行われた。軟膏は1重
量%、2重量%、5重量%及び10重量%活性成分
を含むものが用いられた。軟膏は1日1〜3回す
りこみあるいは塗布によつて投与された。臨床研
究のデータを下記表3に示す。
【表】
単純ヘルペスの治療の場合において、2日目に
嚢の水腫的特性及び強度が低下、3日目には嚢の
中心部に薄いかさぶたが形成され、新しい要素の
発疹は止まり、5〜7日目に回復がみられた。扁
平イボに悩む子供において陽性の治療効果が見ら
れた。7〜10日以内にイボの出現は完全に除去さ
れた。伝染性軟属腫の発疹を除去した後、子ども
達に病気の再発及び化膿球菌感染による合併症を
予防するために2%の軟膏を投与したところ陽性
の効果を得た。 扁平苔癬の場合における軟膏の治療効果は以下
の点にあつた。第1日目に患者のかゆみの現象が
消え、その後に部分的な後退が起こつた。軟膏で
治療している間に新しい発疹はみられなかつた。
しかしながら、丘疹症の発疹の完全な消散はみら
れなかつた。このために軟膏の投与と共に経口的
に毎日15mgのプレドニゾロンを処方し、引続いて
その投与量を減少させ、21〜25日後には投与を止
めたところ、完全な臨床的な回復が可能となつ
た。 乾癬、神経性皮膚炎、尋常性イボその他の病気
の場合には軟膏形態の効果は余り明瞭には表われ
なかつた。 従つて、皮膚病学における最大の効率は各種局
部の単純ヘルペス、扁平苔癬及び扁平イボに見ら
れた。 口内炎においては、軟膏の形状は急性及び慢性
口内炎、多形体紅斑、ヘルペスその他の病気の場
合には毎日1〜4回塗布して用いた。 2重量%及び5重量%の活性成分を含有する軟
膏形態の効率は次の場合に認められた。口唇のヘ
ルペス−過程の消散は5〜7日以内(通常は10〜
14日)にみられ、急性アフタ性口内炎−びらんの
上皮形成は3〜5日以内(通常の進行−7〜14日
以内)にみられた。 多形状の滲出性紅斑及び慢性再発性アフタ症口
内炎に悩む患者においては、用いられた軟膏形態
はより少ない効果を示した。 耳咽喉科学においては、軟膏形態は急性呼吸器
病、急性水泡性耳炎、口唇の皮膚、鼻にヘルペス
性発疹を伴う血管運動性鼻炎の病勢悪化、及び急
性外耳炎の場合に用いられた。 急性呼吸器系統病気の場合には軟膏状形態の高
い効率がみられた。軟膏の使用により最初の2日
間で実質的に全ての病気の進行が停止される。ヘ
ルペス性発疹及び発疹性耳炎の場合には軟膏形態
の投与により過程の消滅を平均2〜3日早め、早
期投与により小水泡性要素の拡がりを完全に防止
した。 上記病気の全ての場合において、2〜5重量%
の活性成分を含有する軟膏の使用により良好な医
療効果が達成される。活性成分を10%まで増加す
ることにより治療効果が改良されることはない。
活性成分を1%まで下げることによりそのような
軟膏の治療効果はわずかに減少する。 薬剤は2%及び5%軟膏として病気の性質に応
じて1回の投与量が0.2〜1.0g平均で毎日3〜4
回投与するのが好ましい。この様にウイルス性皮
膚病は2%〜5%の軟膏を毎日1〜3回引き伸ば
し、こすりこみあるいは塗布することによつて行
われる。薬剤は毎日1〜3回引き伸ばし、塗布あ
るいは栓塞杆により沈着される。ウイルス性病因
の鼻炎の治療の場合は鼻の粘膜に毎日1〜3回2
%の軟膏を塗るのが良い。ウイルス性病因の耳炎
の治療の場合は、2%の軟膏を毎日1〜3回栓塞
杆を用いて注入するのが良い。性器及び肛門のウ
イルス性病気の場合には2〜5%の軟膏を毎日1
〜3回塗布して治療を行うのが良い。 治療器管は個々の場合において、病気の種類及
び薬剤の個々の許容度に応じて決められる(即ち
数日間乃至3ケ月間)。 病気の慢性、再発性、進行の場合には、上記治
療計画に引続いてくり返し治療を行うことが可能
である。一回の治療過程当り一人の患者当り10〜
50gの軟膏を用いるのが良い。 この様に口唇、鼻翼の単純ヘルペス、ウイルス
性耳炎、鼻炎の場合には治療過程に2%の軟膏を
10g、ウイルス性口内炎及び性器のヘルペスの場
合には10〜20gの2〜5%の軟膏を、更に広範な
皮膚の損傷の場合、例えば帯状ヘルペスの場合に
は20〜50gの5%軟膏を用いれば充分である。 本発明による医薬組成物は同様な効果を有する
薬剤の治療機会を広げるものである。それは又、
副作用を有さないので静的(stationary)及び歩
行的(ambulatory)のいずれの条件においても
用いることができる。 薬剤の投与に対して何らの禁忌も見出されてい
ない。 本発明による薬剤は冷暗所に保管されるべきで
ある。 活性成分2−c−β−D−グルコピラノシル−
1,3,6,7−テトラオキシキサントン(マン
ギフエリン)はヘデイサルムアルピナム、ヘデイ
サルムフラベセンスsp.フアバシアエ
(Hedysarum alpinum,Hedysarum
flavescenes sp.Fabaceae)という薬草から調製
することができる。 薬草のすりつぶした部分を80%のエタノールで
60〜70℃の温度で4時間抽出する。植物性物質と
抽出剤の容積比は1:10に等しい。抽出は4回行
われる。抽出液を合わせて蒸発を行い、温水(90
〜95℃)を添加し、得られた混液を12〜14時間5
〜10℃の温度において静置する。残渣(付随生成
物)をロ別し、マンギフエリン含有溶液をクロロ
ホルムで精製する。精製した溶液を水で飽和され
たブタノールで繰返し処理する。ブタノール抽出
液を真空蒸留し、5〜10℃の温度で14〜16時間冷
却し、析出物をロ別し、次いでジオキサン−水
(1:1)の混液から再結晶させる。軟膏形態に
おける本発明の医薬組成物は例えば次の好ましい
組成を有する。 組成物 活性成分(マンギフエリン) 2g ワセリン油 4g ワセリン 100gまで添加 組成物 活性成分(マンギフエリン) 5g ワセリン油 10g ワセリン 100gまで添加 上記組成物の軟膏は以下の要領で調製すること
ができる。 マンギフエリンを磁器製の乳鉢内で充分にすり
つぶすことによつて微粉末に崩壊させる。得られ
た粉末に所要量のワセリン油を添加し、再び全混
合物をすりつぶす。その後ワセリンを数回に分け
て連続的に撹拌しながら添加する。 錠剤形態における医薬組成物は次の組成を有す
ることができる。 活性成分(マンギフエリン) 0.1g 乳糖 0.1g デンプン 0.0425g タルク 0.005g ステアリン酸カルシウム 0.0025g 錠剤の全重量 0.25g 上記組成の錠剤化された医薬組成物は次の要領
で調製することができる。 錠剤の全成分を予め篩にかける。次いでマンギ
フエリン、乳糖、デンプンの粉を混ぜ合わせる。
得られた混合物を充分に撹拌し、5%のデンプン
ペーストを添加する。次いで得られた混合物を
1.5〜2mmのメツシユ経の篩を通してこすり落す。
得られた果粒物を室温において一日乾燥させる。
得られた果粒を予備乾燥されたデンプン、タル
ク、及びステアリン酸カルシウムと共に粉末化
し、再び篩を通してこすり落した後錠剤化する。
嚢の水腫的特性及び強度が低下、3日目には嚢の
中心部に薄いかさぶたが形成され、新しい要素の
発疹は止まり、5〜7日目に回復がみられた。扁
平イボに悩む子供において陽性の治療効果が見ら
れた。7〜10日以内にイボの出現は完全に除去さ
れた。伝染性軟属腫の発疹を除去した後、子ども
達に病気の再発及び化膿球菌感染による合併症を
予防するために2%の軟膏を投与したところ陽性
の効果を得た。 扁平苔癬の場合における軟膏の治療効果は以下
の点にあつた。第1日目に患者のかゆみの現象が
消え、その後に部分的な後退が起こつた。軟膏で
治療している間に新しい発疹はみられなかつた。
しかしながら、丘疹症の発疹の完全な消散はみら
れなかつた。このために軟膏の投与と共に経口的
に毎日15mgのプレドニゾロンを処方し、引続いて
その投与量を減少させ、21〜25日後には投与を止
めたところ、完全な臨床的な回復が可能となつ
た。 乾癬、神経性皮膚炎、尋常性イボその他の病気
の場合には軟膏形態の効果は余り明瞭には表われ
なかつた。 従つて、皮膚病学における最大の効率は各種局
部の単純ヘルペス、扁平苔癬及び扁平イボに見ら
れた。 口内炎においては、軟膏の形状は急性及び慢性
口内炎、多形体紅斑、ヘルペスその他の病気の場
合には毎日1〜4回塗布して用いた。 2重量%及び5重量%の活性成分を含有する軟
膏形態の効率は次の場合に認められた。口唇のヘ
ルペス−過程の消散は5〜7日以内(通常は10〜
14日)にみられ、急性アフタ性口内炎−びらんの
上皮形成は3〜5日以内(通常の進行−7〜14日
以内)にみられた。 多形状の滲出性紅斑及び慢性再発性アフタ症口
内炎に悩む患者においては、用いられた軟膏形態
はより少ない効果を示した。 耳咽喉科学においては、軟膏形態は急性呼吸器
病、急性水泡性耳炎、口唇の皮膚、鼻にヘルペス
性発疹を伴う血管運動性鼻炎の病勢悪化、及び急
性外耳炎の場合に用いられた。 急性呼吸器系統病気の場合には軟膏状形態の高
い効率がみられた。軟膏の使用により最初の2日
間で実質的に全ての病気の進行が停止される。ヘ
ルペス性発疹及び発疹性耳炎の場合には軟膏形態
の投与により過程の消滅を平均2〜3日早め、早
期投与により小水泡性要素の拡がりを完全に防止
した。 上記病気の全ての場合において、2〜5重量%
の活性成分を含有する軟膏の使用により良好な医
療効果が達成される。活性成分を10%まで増加す
ることにより治療効果が改良されることはない。
活性成分を1%まで下げることによりそのような
軟膏の治療効果はわずかに減少する。 薬剤は2%及び5%軟膏として病気の性質に応
じて1回の投与量が0.2〜1.0g平均で毎日3〜4
回投与するのが好ましい。この様にウイルス性皮
膚病は2%〜5%の軟膏を毎日1〜3回引き伸ば
し、こすりこみあるいは塗布することによつて行
われる。薬剤は毎日1〜3回引き伸ばし、塗布あ
るいは栓塞杆により沈着される。ウイルス性病因
の鼻炎の治療の場合は鼻の粘膜に毎日1〜3回2
%の軟膏を塗るのが良い。ウイルス性病因の耳炎
の治療の場合は、2%の軟膏を毎日1〜3回栓塞
杆を用いて注入するのが良い。性器及び肛門のウ
イルス性病気の場合には2〜5%の軟膏を毎日1
〜3回塗布して治療を行うのが良い。 治療器管は個々の場合において、病気の種類及
び薬剤の個々の許容度に応じて決められる(即ち
数日間乃至3ケ月間)。 病気の慢性、再発性、進行の場合には、上記治
療計画に引続いてくり返し治療を行うことが可能
である。一回の治療過程当り一人の患者当り10〜
50gの軟膏を用いるのが良い。 この様に口唇、鼻翼の単純ヘルペス、ウイルス
性耳炎、鼻炎の場合には治療過程に2%の軟膏を
10g、ウイルス性口内炎及び性器のヘルペスの場
合には10〜20gの2〜5%の軟膏を、更に広範な
皮膚の損傷の場合、例えば帯状ヘルペスの場合に
は20〜50gの5%軟膏を用いれば充分である。 本発明による医薬組成物は同様な効果を有する
薬剤の治療機会を広げるものである。それは又、
副作用を有さないので静的(stationary)及び歩
行的(ambulatory)のいずれの条件においても
用いることができる。 薬剤の投与に対して何らの禁忌も見出されてい
ない。 本発明による薬剤は冷暗所に保管されるべきで
ある。 活性成分2−c−β−D−グルコピラノシル−
1,3,6,7−テトラオキシキサントン(マン
ギフエリン)はヘデイサルムアルピナム、ヘデイ
サルムフラベセンスsp.フアバシアエ
(Hedysarum alpinum,Hedysarum
flavescenes sp.Fabaceae)という薬草から調製
することができる。 薬草のすりつぶした部分を80%のエタノールで
60〜70℃の温度で4時間抽出する。植物性物質と
抽出剤の容積比は1:10に等しい。抽出は4回行
われる。抽出液を合わせて蒸発を行い、温水(90
〜95℃)を添加し、得られた混液を12〜14時間5
〜10℃の温度において静置する。残渣(付随生成
物)をロ別し、マンギフエリン含有溶液をクロロ
ホルムで精製する。精製した溶液を水で飽和され
たブタノールで繰返し処理する。ブタノール抽出
液を真空蒸留し、5〜10℃の温度で14〜16時間冷
却し、析出物をロ別し、次いでジオキサン−水
(1:1)の混液から再結晶させる。軟膏形態に
おける本発明の医薬組成物は例えば次の好ましい
組成を有する。 組成物 活性成分(マンギフエリン) 2g ワセリン油 4g ワセリン 100gまで添加 組成物 活性成分(マンギフエリン) 5g ワセリン油 10g ワセリン 100gまで添加 上記組成物の軟膏は以下の要領で調製すること
ができる。 マンギフエリンを磁器製の乳鉢内で充分にすり
つぶすことによつて微粉末に崩壊させる。得られ
た粉末に所要量のワセリン油を添加し、再び全混
合物をすりつぶす。その後ワセリンを数回に分け
て連続的に撹拌しながら添加する。 錠剤形態における医薬組成物は次の組成を有す
ることができる。 活性成分(マンギフエリン) 0.1g 乳糖 0.1g デンプン 0.0425g タルク 0.005g ステアリン酸カルシウム 0.0025g 錠剤の全重量 0.25g 上記組成の錠剤化された医薬組成物は次の要領
で調製することができる。 錠剤の全成分を予め篩にかける。次いでマンギ
フエリン、乳糖、デンプンの粉を混ぜ合わせる。
得られた混合物を充分に撹拌し、5%のデンプン
ペーストを添加する。次いで得られた混合物を
1.5〜2mmのメツシユ経の篩を通してこすり落す。
得られた果粒物を室温において一日乾燥させる。
得られた果粒を予備乾燥されたデンプン、タル
ク、及びステアリン酸カルシウムと共に粉末化
し、再び篩を通してこすり落した後錠剤化する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 で表わされる2−c−β−D−グルコピラノシル
−1,3,6,7−テトラオキシサントンを活性
成分とし、これと医薬担体とを組合わせてなるこ
とを特徴とする、ヘルペス群のウイルスによつて
感染された病気を治療するための医薬組成物。 2 軟膏用途の医薬担体がワセリン油及びワセリ
ンによつてつくられている、特許請求の範囲第1
項記載の医薬組成物。 3 活性成分を軟膏用医薬担体と組合わせる場合
に、医薬組成物が2〜5重量%の活性成分、4〜
10重量%のワセリン油及び85〜96重量%のワセリ
ンを含有する、特許請求の範囲第1項又は第2項
記載の医薬組成物。 4 錠剤用医薬担体として、乳糖、デンプン、タ
ルク、ステアリン酸カルシウムが利用される、特
許請求の範囲第1項記載の医薬組成物。 5 活性成分を錠剤用医薬担体と組合わせる場合
に、薬剤が40重量%の活性成分、40重量%の乳
糖、17重量%のデンプン、2重量%のタルク及び
1重量%のステアリン酸カルシウムを含有する、
特許請求の範囲第1項又は第4項記載の医薬組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16993881A JPS5872517A (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | ヘルペス群のウイルスによつて感染した病気を治療するための医薬組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16993881A JPS5872517A (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | ヘルペス群のウイルスによつて感染した病気を治療するための医薬組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5872517A JPS5872517A (ja) | 1983-04-30 |
| JPS649963B2 true JPS649963B2 (ja) | 1989-02-21 |
Family
ID=15895688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16993881A Granted JPS5872517A (ja) | 1981-10-23 | 1981-10-23 | ヘルペス群のウイルスによつて感染した病気を治療するための医薬組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5872517A (ja) |
-
1981
- 1981-10-23 JP JP16993881A patent/JPS5872517A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5872517A (ja) | 1983-04-30 |
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