JPWO2005117365A1 - 通信制御装置及び通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
パスを構成してコネクション型の通信を可能とするネットワークの或るノードに設けられる通信制御装置200において、最低限確保しておくパスの数Tを設定し、障害により現用パスの数がTを下回った時に、パスを新たに確保するためのパス設定を行い、パスを新たに確保するためのシグナリングを行うことによって、パスを新たに確保するためのシグナリングの頻度を低減させる。これにより、ネットワークにおける回線障害の回避に伴う高負荷状態を軽減し、高速な障害対応を行ない、信頼性の高いネットワークを構築する。
Description
本発明は、通信制御装置及び通信制御方法に関し、特にパスを設定する通信制御装置及び通信制御方法に関する。
近年、IPネットワークにおいて、音声やストリーム系トラヒックに対する通信品質の保証を実現できるパケット伝送方式としてMPLS(Multi−Protocol−Label−Switching)が注目されている。
MPLSは、コネクションレスのIPネットワーク上にLSP(Label Switched Path)というパスを作成し、コネクション型の通信を可能とする技術である。
一般にインターネットで利用されているルータ間のデータ転送では、ルーティング(経路選択)情報としてIPヘッダを利用するが、MPLSは、IPヘッダの代わりにラベルと呼ばれる短い固定長の識別標識を利用する。MPLS対応ルータ(Label−Switching Router)によって構成されたネットワーク内では、転送処理と経路計算処理の分離が可能となり、個々のルータの負担が軽減されて処理の高速化が実現される。又、より高度な通信品質制御(QoS)や、ネットワーク構成に依存しないプライベートネットワークの構築も可能となる。
MPLSによるネットワークでは、現在確保しているパス(以下、現用パスと呼ぶ)の他、現用パスに障害が発生した時に切り替えられるパス(以下、予備パスと呼ぶ)が設定されており、障害発生を検知すると、ルータ内の通信制御装置はパスの切り替えを行ない、障害を迂回して、パケットを伝送することができる。
又、仮想パスを利用するATMによるネットワークにおいても、同様に現用パスと予備パスを設定し、障害が発生した場合、現用パスを予備パスに切り替えて障害の迂回を行なっている。
従来のパスの切り替え方法は、特許文献1(特開2003−2442202号公報)に開示されているように、現用パスと予備パスを予め設定し、ネットワーク内の各回線に対して当該回線を識別する回線識別番号を割り振り、通信に影響しない回線番号の集合を各パス毎にパス管理テーブルとして登録・管理し、ネットワーク内の故障が発生した場合、故障を検出した装置から当該回線識別番号を目的の装置に通知し、その通知を基にパス管理テーブルを参照して切り替えの要否を判断してパスを切り替えるという方法が用いられている。
図1に、従来技術による、現用パスに発生した障害の検知からパス確保までの流れを示す。従来の通信制御装置は、パスの障害を検知すると(ステップS1)、上述した方法によって現用パスを予備パスに切り替え(ステップS3)、ルーティングテーブルを更新し(ステップS5)、切り替えられた予備パスをシグナリングにより確保する(ステップS7)。この時、ネットワーク内の他ノードとの間で、更新されたルーティング情報の送受信や、パスを確保するためのシグナリング情報の送受信を行なう。
従来技術では、障害が発生する度に、シグナリングや、変更されるルーティング情報のやり取りが行なわれるので、狭帯域ネットワークや、回線が安定しない無線区間を利用するネットワークのような回線障害が頻発するネットワークである場合、これらの情報による負荷が増大し、データの伝送の妨げになっている。
MPLSは、コネクションレスのIPネットワーク上にLSP(Label Switched Path)というパスを作成し、コネクション型の通信を可能とする技術である。
一般にインターネットで利用されているルータ間のデータ転送では、ルーティング(経路選択)情報としてIPヘッダを利用するが、MPLSは、IPヘッダの代わりにラベルと呼ばれる短い固定長の識別標識を利用する。MPLS対応ルータ(Label−Switching Router)によって構成されたネットワーク内では、転送処理と経路計算処理の分離が可能となり、個々のルータの負担が軽減されて処理の高速化が実現される。又、より高度な通信品質制御(QoS)や、ネットワーク構成に依存しないプライベートネットワークの構築も可能となる。
MPLSによるネットワークでは、現在確保しているパス(以下、現用パスと呼ぶ)の他、現用パスに障害が発生した時に切り替えられるパス(以下、予備パスと呼ぶ)が設定されており、障害発生を検知すると、ルータ内の通信制御装置はパスの切り替えを行ない、障害を迂回して、パケットを伝送することができる。
又、仮想パスを利用するATMによるネットワークにおいても、同様に現用パスと予備パスを設定し、障害が発生した場合、現用パスを予備パスに切り替えて障害の迂回を行なっている。
従来のパスの切り替え方法は、特許文献1(特開2003−2442202号公報)に開示されているように、現用パスと予備パスを予め設定し、ネットワーク内の各回線に対して当該回線を識別する回線識別番号を割り振り、通信に影響しない回線番号の集合を各パス毎にパス管理テーブルとして登録・管理し、ネットワーク内の故障が発生した場合、故障を検出した装置から当該回線識別番号を目的の装置に通知し、その通知を基にパス管理テーブルを参照して切り替えの要否を判断してパスを切り替えるという方法が用いられている。
図1に、従来技術による、現用パスに発生した障害の検知からパス確保までの流れを示す。従来の通信制御装置は、パスの障害を検知すると(ステップS1)、上述した方法によって現用パスを予備パスに切り替え(ステップS3)、ルーティングテーブルを更新し(ステップS5)、切り替えられた予備パスをシグナリングにより確保する(ステップS7)。この時、ネットワーク内の他ノードとの間で、更新されたルーティング情報の送受信や、パスを確保するためのシグナリング情報の送受信を行なう。
従来技術では、障害が発生する度に、シグナリングや、変更されるルーティング情報のやり取りが行なわれるので、狭帯域ネットワークや、回線が安定しない無線区間を利用するネットワークのような回線障害が頻発するネットワークである場合、これらの情報による負荷が増大し、データの伝送の妨げになっている。
本発明の目的は、ネットワーク内において発生する回線障害時のルーティング情報やシグナリング情報による高負荷状態を軽減することができる通信制御装置及び通信制御方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ネットワークの特性やユーザのニーズに応じた回線障害の対応ができる通信制御装置及び通信制御方法を提供することにある。
本発明による通信制御装置、本発明による通信制御方法、及び本発明による通信制御プログラムは、以下のとおりである。
(1) 通信網を介して少なくとも1つの他ノードと接続されるルーティング情報処理部と、
前記通信網を介して前記他ノードと接続されるシグナリングプロセッサと、
前記ルーティング情報処理部と前記シグナリングプロセッサとに接続されるパス管理処理部とを備え、
前記ルーティング情報処理部は、前記他ノードとの間で、データをルーティングするためのルーティング情報を送受信し、受信される前記ルーティング情報を基にパスの障害を検知すると前記パス管理処理部に障害情報を送信し、
前記パス管理処理部は、最低限確保しておくパスの数Tを保持し、受信される前記障害情報を考慮に入れた、現在確保しているパスの数Rを計算し、該Rを前記Tと比較し、R<Tの時、パスを新たに確保することを決定し、前記パスを新たに確保するためのパス設定を行なうとともに、前記パス設定の内容を前記ルーティング情報処理部に通知し、前記シグナリングプロセッサに前記パス設定の内容に基づいたパス設定命令を送信し、
前記ルーティング情報処理部は、前記パス設定の内容に基づいたルーティング情報を前記他ノードに送信し、
前記シグナリングプロセッサは、受信される前記パス設定命令に基づき、前記他ノードとシグナリングを行ない、前記パス管理処理部に設定されたパスを新たに確保することを特徴とする通信制御装置。
(2) 上記(1)に記載の通信制御装置であって、
新たに確保するパスの数をD、
最大限確保できるパスの数をMとすると、
前記パス管理処理部は、T≦R+D≦Mを満たす任意の固定値である前記Dを保持し、R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行ない、前記D本のパスを新たに確保することを特徴とする通信制御装置。
(3) 上記(2)に記載の通信制御装置において、
前記パス管理処理部は、外部装置と接続され、外部装置からT≦R+D≦Mを満たす任意の前記Dを受信し、R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行ない、前記D本のパスを新たに確保することを特徴とする通信制御装置。
(4) 上記(2)に記載の通信制御装置であって、
履歴記憶部を備え、
前記履歴記憶部は、過去におけるパスの確保された持続時間と、前記パスに障害が起きた確率を記録し、
前記パス管理処理部は、前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出することを特徴とする通信制御装置。
(5) 上記(4)に記載の通信制御装置であって、
前記履歴記憶部は、パスの確保されている持続時間及び前記パスに障害が起きた確率を時系列的に記録し、
前記パス管理処理部は、前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出することを特徴とする通信制御装置。
(6) 上記(1)に記載の通信制御装置であって、
前記ルーティング情報処理部に接続されるルーティングテーブルを備え、
前記ルーティングテーブルには、前記他ノードから受信されるデータのルーティングを行なうためのルーティング情報が記録されており、前記ルーティング情報処理部は、前記パス管理処理部から受信される前記パス設定の内容に基づきルーティングテーブルの書き換えを行なうとともに、前記他ノードに前記パス設定の内容に基づいた前記ルーティング情報を送信することを特徴とする通信制御装置。
(7) 上記(1)に記載の通信制御装置であって、
データバッファと、前記他ノードとネットワークを介して接続されるデータ受信部と、データ送信部とを備え、
前記データバッファは、前記データ受信部と、前記データ送信部に接続され、前記Rが0の場合、前記データ受信部に受信されるデータを記録し、
前記パスが新たに確保され0<Rになると、データ送信部は、前記データバッファが記憶した前記データを前記他ノードに送信することを特徴とする通信制御装置。
(8) 複数のノードによってリンクが形成される通信網において、
前記ノードに実装され、データの伝送に使用するためのパスを設定する通信制御方法であって、
障害を有する前記パスの障害を検出するステップと、
検出される障害の情報を考慮に入れた、現在確保しているパスの数Rを計算するステップと、
最低限確保しておくパスの数Tと比較し、R<Tの時、パスを新たに確保するためのパス設定を行なうステップと、
前記パス設定の内容に基づいたルーティング情報を前記他ノードに送信するステップと、
前記パス設定の内容に基づいて、前記他ノードとシグナリングを行ない前記パスを新たに確保するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(9) 上記(8)に記載の通信制御方法において、
新たに確保するパスの数をD、
最大限確保できるパスの数をMとすると、
T≦R+D≦Mを満たす前記Dを保持し、R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行なうステップと、
前記パス設定に基づいて前記D本のパスを新たに確保するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(10) 上記(9)に記載の通信制御方法において、
外部からT≦R+D≦Mを満たす前記Dを受信するステップと、
R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行なうとともに、前記パス設定に基づいて前記D本のパスを新たに確保するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(11) 上記(9)に記載の通信制御方法であって、
過去におけるパスが確保された持続時間と、前記パスに障害が起きた確率を記録するステップと、
前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(12) 上記(9)に記載の通信制御方法であって、
前記パスの確保された持続時間と前記パスに障害が起きた確率を時系列的に記録するステップと、
前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(13) 上記(8)に記載の通信制御方法であって、
前記パス設定の内容を含むルーティング情報に基づき、前記ノードに受信されるデータのルーティングを行なうためのルーティングテーブルの書き換えを行なうステップと、
他ノードに前記ルーティング情報を送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(14) 上記(8)に記載の通信制御方法であって、
前記Rが0の場合、前記ノードに受信されるデータを記録するステップと、
前記パスを確保し、0<Rになると、データを前記他ノードに送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(15) 計算機により、請求項8記載の通信制御方法を実現する通信制御プログラム。
本発明による通信制御装置は、パスを設定することでコネクション型の通信を可能とする伝送方式であれば、どのような形態のパケット通信網にも適用できる。
発明の効果
本発明の通信制御装置及び方法によれば、ネットワーク内において発生する回線障害時のルーティング情報やシグナリング情報による高負荷状態を軽減することができる。
更に、本発明の通信制御装置及び方法によれば、ネットワークの特性やユーザのニーズに応じた回線障害の対応ができる。
本発明の他の目的は、ネットワークの特性やユーザのニーズに応じた回線障害の対応ができる通信制御装置及び通信制御方法を提供することにある。
本発明による通信制御装置、本発明による通信制御方法、及び本発明による通信制御プログラムは、以下のとおりである。
(1) 通信網を介して少なくとも1つの他ノードと接続されるルーティング情報処理部と、
前記通信網を介して前記他ノードと接続されるシグナリングプロセッサと、
前記ルーティング情報処理部と前記シグナリングプロセッサとに接続されるパス管理処理部とを備え、
前記ルーティング情報処理部は、前記他ノードとの間で、データをルーティングするためのルーティング情報を送受信し、受信される前記ルーティング情報を基にパスの障害を検知すると前記パス管理処理部に障害情報を送信し、
前記パス管理処理部は、最低限確保しておくパスの数Tを保持し、受信される前記障害情報を考慮に入れた、現在確保しているパスの数Rを計算し、該Rを前記Tと比較し、R<Tの時、パスを新たに確保することを決定し、前記パスを新たに確保するためのパス設定を行なうとともに、前記パス設定の内容を前記ルーティング情報処理部に通知し、前記シグナリングプロセッサに前記パス設定の内容に基づいたパス設定命令を送信し、
前記ルーティング情報処理部は、前記パス設定の内容に基づいたルーティング情報を前記他ノードに送信し、
前記シグナリングプロセッサは、受信される前記パス設定命令に基づき、前記他ノードとシグナリングを行ない、前記パス管理処理部に設定されたパスを新たに確保することを特徴とする通信制御装置。
(2) 上記(1)に記載の通信制御装置であって、
新たに確保するパスの数をD、
最大限確保できるパスの数をMとすると、
前記パス管理処理部は、T≦R+D≦Mを満たす任意の固定値である前記Dを保持し、R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行ない、前記D本のパスを新たに確保することを特徴とする通信制御装置。
(3) 上記(2)に記載の通信制御装置において、
前記パス管理処理部は、外部装置と接続され、外部装置からT≦R+D≦Mを満たす任意の前記Dを受信し、R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行ない、前記D本のパスを新たに確保することを特徴とする通信制御装置。
(4) 上記(2)に記載の通信制御装置であって、
履歴記憶部を備え、
前記履歴記憶部は、過去におけるパスの確保された持続時間と、前記パスに障害が起きた確率を記録し、
前記パス管理処理部は、前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出することを特徴とする通信制御装置。
(5) 上記(4)に記載の通信制御装置であって、
前記履歴記憶部は、パスの確保されている持続時間及び前記パスに障害が起きた確率を時系列的に記録し、
前記パス管理処理部は、前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出することを特徴とする通信制御装置。
(6) 上記(1)に記載の通信制御装置であって、
前記ルーティング情報処理部に接続されるルーティングテーブルを備え、
前記ルーティングテーブルには、前記他ノードから受信されるデータのルーティングを行なうためのルーティング情報が記録されており、前記ルーティング情報処理部は、前記パス管理処理部から受信される前記パス設定の内容に基づきルーティングテーブルの書き換えを行なうとともに、前記他ノードに前記パス設定の内容に基づいた前記ルーティング情報を送信することを特徴とする通信制御装置。
(7) 上記(1)に記載の通信制御装置であって、
データバッファと、前記他ノードとネットワークを介して接続されるデータ受信部と、データ送信部とを備え、
前記データバッファは、前記データ受信部と、前記データ送信部に接続され、前記Rが0の場合、前記データ受信部に受信されるデータを記録し、
前記パスが新たに確保され0<Rになると、データ送信部は、前記データバッファが記憶した前記データを前記他ノードに送信することを特徴とする通信制御装置。
(8) 複数のノードによってリンクが形成される通信網において、
前記ノードに実装され、データの伝送に使用するためのパスを設定する通信制御方法であって、
障害を有する前記パスの障害を検出するステップと、
検出される障害の情報を考慮に入れた、現在確保しているパスの数Rを計算するステップと、
最低限確保しておくパスの数Tと比較し、R<Tの時、パスを新たに確保するためのパス設定を行なうステップと、
前記パス設定の内容に基づいたルーティング情報を前記他ノードに送信するステップと、
前記パス設定の内容に基づいて、前記他ノードとシグナリングを行ない前記パスを新たに確保するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(9) 上記(8)に記載の通信制御方法において、
新たに確保するパスの数をD、
最大限確保できるパスの数をMとすると、
T≦R+D≦Mを満たす前記Dを保持し、R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行なうステップと、
前記パス設定に基づいて前記D本のパスを新たに確保するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(10) 上記(9)に記載の通信制御方法において、
外部からT≦R+D≦Mを満たす前記Dを受信するステップと、
R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行なうとともに、前記パス設定に基づいて前記D本のパスを新たに確保するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(11) 上記(9)に記載の通信制御方法であって、
過去におけるパスが確保された持続時間と、前記パスに障害が起きた確率を記録するステップと、
前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(12) 上記(9)に記載の通信制御方法であって、
前記パスの確保された持続時間と前記パスに障害が起きた確率を時系列的に記録するステップと、
前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(13) 上記(8)に記載の通信制御方法であって、
前記パス設定の内容を含むルーティング情報に基づき、前記ノードに受信されるデータのルーティングを行なうためのルーティングテーブルの書き換えを行なうステップと、
他ノードに前記ルーティング情報を送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(14) 上記(8)に記載の通信制御方法であって、
前記Rが0の場合、前記ノードに受信されるデータを記録するステップと、
前記パスを確保し、0<Rになると、データを前記他ノードに送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。
(15) 計算機により、請求項8記載の通信制御方法を実現する通信制御プログラム。
本発明による通信制御装置は、パスを設定することでコネクション型の通信を可能とする伝送方式であれば、どのような形態のパケット通信網にも適用できる。
発明の効果
本発明の通信制御装置及び方法によれば、ネットワーク内において発生する回線障害時のルーティング情報やシグナリング情報による高負荷状態を軽減することができる。
更に、本発明の通信制御装置及び方法によれば、ネットワークの特性やユーザのニーズに応じた回線障害の対応ができる。
図1は、従来技術による障害の検知からパス確保までの動作を説明するためのフローチャートである。
図2は、本発明が適用される、複数のノードによって構成されたネットワークを示した図である。
図3は、図2に示されたネットワークにおいて構成される仮想パスの例を説明するための図である。
図4は、本発明の第1の実施例による通信制御装置のブロック図である。
図5は、図4の通信制御装置がネットワークにおける或るノードに実装された場合の該通信制御装置の動作の説明に使用する図である。
図6は、本発明による通信制御装置の障害検知から新たなパス確保までの動作を説明するためのフローチャートである。
図7は、本発明の第2の実施例による通信制御装置のブロック図である。
図8は、本発明の第3の実施例による通信制御装置のブロック図である。
図2は、本発明が適用される、複数のノードによって構成されたネットワークを示した図である。
図3は、図2に示されたネットワークにおいて構成される仮想パスの例を説明するための図である。
図4は、本発明の第1の実施例による通信制御装置のブロック図である。
図5は、図4の通信制御装置がネットワークにおける或るノードに実装された場合の該通信制御装置の動作の説明に使用する図である。
図6は、本発明による通信制御装置の障害検知から新たなパス確保までの動作を説明するためのフローチャートである。
図7は、本発明の第2の実施例による通信制御装置のブロック図である。
図8は、本発明の第3の実施例による通信制御装置のブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図2は、本発明が適用される、複数のノード30、50、…によって構成されたネットワーク100を示した図である。このネットワーク100は、例えば、無線通信網によるネットワークや狭帯域のネットワークのような障害が発生し易い不安定な回線を持つネットワークである。
このようなネットワーク100においては、各ノード(例えば、或るノード30)は、図3に示されるような複数の仮想パス(例えばパス111からパス115)を構成して、或るノード30から音声や画像等の各種パケットデータを相手ノード50に伝送するコネクション型の通信を確保することができる。
図4を参照すると、本発明の第1の実施例による通信制御装置200が示されている。この通信制御装置200は、図1(あるいは、図2)に示されたネットワーク100の各ノードに実装される。
通信制御装置200は、例えば、図5に示された状態のネットワーク100における、或るノード30に実装され、通信に使用するために現在確保しているパス(以下、現用パスと呼ぶ)に伝送障害や、装置故障等の障害が発生した時、使用していない予備のパス(以下、予備パスと呼ぶ)に切り替え、予備パスを確保することで障害を迂回し、信頼性のあるネットワークを獲得するものである。
図4において、通信制御装置200は、ルーティング情報処理部31と、シグナリングプロセッサ32と、パス管理処理部33とを有する。ルーティング情報処理部31は、隣接する他ノード40とネットワーク100(図5)を介して接続されている。シグナリングプロセッサ32も、他ノード40と前記ネットワーク100を介して接続されている。パス管理処理部33は、ルーティング情報処理部31及びシグナリングプロセッサ32に接続される。
ルーティング情報処理部31は、他ノード40との間で現用パス上のノード情報や使用帯域に関する情報やルーティングに必要な情報を含むルーティング情報201の送受信を行なって、現用パスの状態監視を実施し、現用パスの障害の発生を検知すると、障害情報202をパス管理処理部33に送信する部分である。
シグナリングプロセッサ32は、パス管理処理部33によって制御され、パス管理処理部33からのパス設定命令203により、相手ノード50(図5)との間の予備パスを確保するため、予備パス上のノードとシグナリングを行ないパスを確保する。
パス管理処理部33は、障害情報202から障害の検出を行ない、現用パスと予備パスを管理し、最低限確保しておくパスの数Tを保持し、障害情報202を考慮に入れた、現用パス(現在確保しているパス)の数Rを決定して、パス設定を行ない、パス設定の内容をルーティング情報処理部31に通知し、シグナリングプロセッサ32を制御する部分である。
具体的には、パス管理処理部33は、ルーティング情報処理部31を監視し、ルーティング情報処理部31から受信される障害情報202を基に障害が発生した現用パスを特定し、障害が発生した現用パス以外の現用パスの数Rを算出する。次に、パス管理処理部33は、保持している最低限確保しておくパスの数Tと比較し、R<Tである場合、新たに確保するパスの数Dを決定し、D本の予備パスを新たな現用パスとして設定するパス設定を行なう。このようにして、パス管理処理部33は、D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行なうと、パス設定の内容203をルーティング情報処理部31に通知し、シグナリングプロセッサ32にパス設定の内容に基づいたパス設定命令204を送信する。
ルーティング情報処理部31は、パス設定の内容202に基づいたルーティング情報を他ノード40に送信する。シグナリングプロセッサ32は、受信されるパス設定命令204に基づき、他ノード40とシグナリングを行ない、パス管理処理部33に設定されたパスを新たに確保する。このようにして、シグナリングプロセッサ32は、パス設定命令204に基づき、D本の予備パスの新たな現用パスとしての確保を実施する。
図6には、図5に示されたネットワーク100において、障害1が発生した時の、或るノード30内の通信制御装置200(図4)の障害検知から、パス設定までの動作が示されている。
図6を参照して、図5において、ネットワーク100内のノード30とノード50との間に、現用パスが3本(パス111からパス113)、予備パスが3本(パス211からパス213)設定されている時、パス113に障害1が発生した場合の或るノード30の通信制御装置200(図4)の動作を説明する。
或るノード30に隣接するノードを他ノード40とすると、パス113に障害1が発生した時、或るノード30内のルーティング情報処理部31は、他ノード40から受信されるルーティング情報に基づき障害を検知し、障害情報202をパス管理処理部33に送信する(ステップS2)。
パス管理処理部33は、受信される障害情報202に基づき、障害を有するパスがパス113であることを特定し、現用パスの数Rを3から2に変更する(ステップS4)。
次に、現用パス数Rが0である(障害を有さない正常なパスが無い)かどうかを確認し(ステップS6)、現用パス数がR=2であるので、確保するパス数Dを決定する処理が行なわれる(ステップS8)。
パス管理処理部33は、最大限確保できるパス数をMとして、最低限確保しておくパス数T(T≦M)を保持している。最低限確保しておくパス数Tと現用パス数Rを比較して、RがTより下まわった場合、すなわちR<Tの場合、パスの切り替えを決定し、新たに確保するパス数Dを決定する。R≧Tの場合は、D=0となる。
例えば、最低限確保しておくパスの数がT=1、又は、2とすると、R=2であるので、R≧Tとなり、新たに確保するパスの数はD=0となる。しかし、T=3である場合は、R<Tとなるので、新たに確保するパスの数Dが決定される。
更に、最大限確保できるパスの数をMとして、T≦R+D≦Mを満たす固定値Dを新たに確保するパスの数として設定することで、新たに確保するパスの数を制限するとともに、R<Tとなった時、最低限D本のパスを確保することができる。例えばM=5、T=3と設定する場合、新たに確保するパスの数Dは、1から3の範囲で任意の固定値で設定され、最大3本のパスの新たな確保(最大3本のパスの切り替え)が可能となる。この時、例えば、D=2と設定すると、R<Tとなった場合、すなわちRが0、1、2であれば、必ず2本のパスを新たに確保するように動作し、R≧Tとなるまで、1本づつのパスの新たな確保(1本づつのパスの切り替え)を行なう。
図7を参照すると、本発明の第2の実施例による通信制御装置200’が示されている。この通信制御装置200’は、同様の参照符号で示された同様の部分を含む。この通信制御装置200’では、パス管理装置33に設定されるTやDは、例えば、NMS(Network Management System)である外部装置500によって設定され、或いは、例えば、入力装置である外部装置500を用いてユーザによって設定され、任意の時間、任意の場所から変更可能である。
図6に戻って、図5のネットワーク100の或るノード30に設けられた通信制御装置200(図4)の動作の続きを説明する。
パス管理処理部33は、上述したように、RとTの比較によって新たに確保するパスの数DがステップS8において決定した後、Dが0かどうかを確認する(ステップS10)。D=0の場合、新たなパスの設定は行なわない。しかし、Dが0でない場合、例えばD=2の時は2本の予備パスを現用パスとして設定する新たなパス設定(パス切り替え)を行ない、パス設定の内容(パス切り替えの内容)203をルーティング情報処理部31に通知する(ステップS12)。パス設定の内容(パス切り替えの内容)203を通知されたルーティング情報処理部31は、他ノード40にパス設定の内容(パス切り替えの内容)を含むルーティング情報201を送信するとともに必要な場合ルーティングテーブルを更新する(ステップS14)。
新たなパス設定(パス切り替え)を決定したパス管理処理部33は、新たに確保するパスを選択し、シグナルプロセッサ32にパス設定命令204を送信する。パス管理処理部33は、例えば、D=2の時、新たに確保するパスとして、図5の予備パスの中からパス211とパス212を選択し、シグナリングプロセッサにパス211とパス212を確保するためのパス設定命令204を送信する。シグナリングプロセッサ32は、パス211とパス212上にあるノードのシグナリングプロセッサとシグナリングを行ない、新たなパスを確保する(ステップS16)。このようにして、シグナリングプロセッサ32は、D本の予備パスの新たな現用パスとしての確保を実施する。
以上のように、現用パスに障害が起きた時、最低限確保しておくパスの数Tを設定しておくことで、現用パス数RがR<Tになるまではパス設定(パス切り替え)を行わずにすみ、パス設定(パス切り替え)の度に生じるルーティング情報の送受信や、パスを確保するためのシグナリングを頻繁にする必要がなくなり、頻繁に障害が発生するネットワークにおけるルーティング情報の送受信や、パスを確保するためのシグナリングによる負荷を軽減することができる。
上述のステップS6において、全ての現用パスに障害が生じ、現用パスの数が無くなった場合(R=0)、パス管理処理部33は、予備パスの残数を調べ、新たなパスの確保が可能かどうかを判断する(ステップS9)。予備パスが存在し、パスの確保が可能な場合、新たに確保するパス数Dを決定するステップS8に移行する。
図6に加えて、再び、図7を参照して、通信制御装置200’は、データバッファ36を備え、新たなパスの確保ができない場合、他ノードの他通信制御装置300からデータ受信部38に受信されるデータ301を、一時データバッファ36に記憶させる(ステップS11)。
他ノードからのルーティング情報201により障害復旧や新たなリンクがルーティング情報処理部31に通知され、そこから新たなパスの確保が可能になることがパス管理処理部33に通知されると(ステップS13)、新たに確保するパス数Dを決定するステップS8に移行する。
図7において、通信制御装置200’では、新たなパスが確保されると、データバッファ36に記憶されているデータはデータ送信部37から新たに確保されたパス上の他ノードの他通信制御装置400にデータ302として送信される。
この通信制御装置200’は、データをルーティングするためのルーティングテーブル35を備えている。回線障害に伴うパス設定の際、パス管理処理部33からルーティング情報処理部31へ送信されるパス設定の内容203によって、ルーティング情報処理部31は、必要に応じルーティングテーブル35を書き換え、その内容を含むルーティング情報201を他ノード40に送信する。
図8を参照すると、本発明の第3の実施例による通信制御装置200”が示されている。この通信制御装置200”は、同様の参照符号で示された同様の部分を含む。この通信制御装置200’は、履歴記憶部34を備えている。パス管理処理部33は、履歴記憶部34に、過去におけるパス毎の確保された累計持続時間と累計障害発生時間と障害発生確率を履歴情報として記録する。パス管理処理部33は、その履歴情報から必要な新たに確保するパス数Dを算出して、パス設定を行なう。パス管理処理部33は、例えば、障害が頻繁に起きるパスを有するネットワークでは、新たに確保するパス数Dに大きめの値を設定し、一度に多くのパスを確保することで、信頼性を高めることができる。又、障害の発生の少ないパスを有するネットワークでは、シグナリング等のやり取りを極力少なくするため、パス管理処理部33は、少ない値のDに設定する。
更に、履歴記憶部34は、パス管理処理部33から受信するパス毎の確保される持続時間と障害時間を時系列的に記録し、それらから障害確率を算出し、それらを時系列的に障害履歴として記録する。パス管理処理部33は、その障害履歴から時系列的に変化する確保するパス数Dを算出して、パスの設定を行なう。これにより、1日の障害発生率の特性に基づいたDを決定することができ、例えば、日中は、障害が少ないのでDを小さい値に設定し、夜間は、障害が多く発生するので、Dを増大させて確保するパスの数を増やし、信頼性の高いネットワークにすることができる。
本発明による通信制御方法を実現する通信制御装置は、装置でもプログラムでも構わない。
本発明による通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラムは、回線障害の起き易いネットワークの他、故障の起き易いノードや、移動体を用いたノードによりネットワークの形態が頻繁に変更するような場合においても、重要な音声や画像を含むパケットデータを相手ノードに確実に送信できる信頼性の高い通信を提供することができる。
図2は、本発明が適用される、複数のノード30、50、…によって構成されたネットワーク100を示した図である。このネットワーク100は、例えば、無線通信網によるネットワークや狭帯域のネットワークのような障害が発生し易い不安定な回線を持つネットワークである。
このようなネットワーク100においては、各ノード(例えば、或るノード30)は、図3に示されるような複数の仮想パス(例えばパス111からパス115)を構成して、或るノード30から音声や画像等の各種パケットデータを相手ノード50に伝送するコネクション型の通信を確保することができる。
図4を参照すると、本発明の第1の実施例による通信制御装置200が示されている。この通信制御装置200は、図1(あるいは、図2)に示されたネットワーク100の各ノードに実装される。
通信制御装置200は、例えば、図5に示された状態のネットワーク100における、或るノード30に実装され、通信に使用するために現在確保しているパス(以下、現用パスと呼ぶ)に伝送障害や、装置故障等の障害が発生した時、使用していない予備のパス(以下、予備パスと呼ぶ)に切り替え、予備パスを確保することで障害を迂回し、信頼性のあるネットワークを獲得するものである。
図4において、通信制御装置200は、ルーティング情報処理部31と、シグナリングプロセッサ32と、パス管理処理部33とを有する。ルーティング情報処理部31は、隣接する他ノード40とネットワーク100(図5)を介して接続されている。シグナリングプロセッサ32も、他ノード40と前記ネットワーク100を介して接続されている。パス管理処理部33は、ルーティング情報処理部31及びシグナリングプロセッサ32に接続される。
ルーティング情報処理部31は、他ノード40との間で現用パス上のノード情報や使用帯域に関する情報やルーティングに必要な情報を含むルーティング情報201の送受信を行なって、現用パスの状態監視を実施し、現用パスの障害の発生を検知すると、障害情報202をパス管理処理部33に送信する部分である。
シグナリングプロセッサ32は、パス管理処理部33によって制御され、パス管理処理部33からのパス設定命令203により、相手ノード50(図5)との間の予備パスを確保するため、予備パス上のノードとシグナリングを行ないパスを確保する。
パス管理処理部33は、障害情報202から障害の検出を行ない、現用パスと予備パスを管理し、最低限確保しておくパスの数Tを保持し、障害情報202を考慮に入れた、現用パス(現在確保しているパス)の数Rを決定して、パス設定を行ない、パス設定の内容をルーティング情報処理部31に通知し、シグナリングプロセッサ32を制御する部分である。
具体的には、パス管理処理部33は、ルーティング情報処理部31を監視し、ルーティング情報処理部31から受信される障害情報202を基に障害が発生した現用パスを特定し、障害が発生した現用パス以外の現用パスの数Rを算出する。次に、パス管理処理部33は、保持している最低限確保しておくパスの数Tと比較し、R<Tである場合、新たに確保するパスの数Dを決定し、D本の予備パスを新たな現用パスとして設定するパス設定を行なう。このようにして、パス管理処理部33は、D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行なうと、パス設定の内容203をルーティング情報処理部31に通知し、シグナリングプロセッサ32にパス設定の内容に基づいたパス設定命令204を送信する。
ルーティング情報処理部31は、パス設定の内容202に基づいたルーティング情報を他ノード40に送信する。シグナリングプロセッサ32は、受信されるパス設定命令204に基づき、他ノード40とシグナリングを行ない、パス管理処理部33に設定されたパスを新たに確保する。このようにして、シグナリングプロセッサ32は、パス設定命令204に基づき、D本の予備パスの新たな現用パスとしての確保を実施する。
図6には、図5に示されたネットワーク100において、障害1が発生した時の、或るノード30内の通信制御装置200(図4)の障害検知から、パス設定までの動作が示されている。
図6を参照して、図5において、ネットワーク100内のノード30とノード50との間に、現用パスが3本(パス111からパス113)、予備パスが3本(パス211からパス213)設定されている時、パス113に障害1が発生した場合の或るノード30の通信制御装置200(図4)の動作を説明する。
或るノード30に隣接するノードを他ノード40とすると、パス113に障害1が発生した時、或るノード30内のルーティング情報処理部31は、他ノード40から受信されるルーティング情報に基づき障害を検知し、障害情報202をパス管理処理部33に送信する(ステップS2)。
パス管理処理部33は、受信される障害情報202に基づき、障害を有するパスがパス113であることを特定し、現用パスの数Rを3から2に変更する(ステップS4)。
次に、現用パス数Rが0である(障害を有さない正常なパスが無い)かどうかを確認し(ステップS6)、現用パス数がR=2であるので、確保するパス数Dを決定する処理が行なわれる(ステップS8)。
パス管理処理部33は、最大限確保できるパス数をMとして、最低限確保しておくパス数T(T≦M)を保持している。最低限確保しておくパス数Tと現用パス数Rを比較して、RがTより下まわった場合、すなわちR<Tの場合、パスの切り替えを決定し、新たに確保するパス数Dを決定する。R≧Tの場合は、D=0となる。
例えば、最低限確保しておくパスの数がT=1、又は、2とすると、R=2であるので、R≧Tとなり、新たに確保するパスの数はD=0となる。しかし、T=3である場合は、R<Tとなるので、新たに確保するパスの数Dが決定される。
更に、最大限確保できるパスの数をMとして、T≦R+D≦Mを満たす固定値Dを新たに確保するパスの数として設定することで、新たに確保するパスの数を制限するとともに、R<Tとなった時、最低限D本のパスを確保することができる。例えばM=5、T=3と設定する場合、新たに確保するパスの数Dは、1から3の範囲で任意の固定値で設定され、最大3本のパスの新たな確保(最大3本のパスの切り替え)が可能となる。この時、例えば、D=2と設定すると、R<Tとなった場合、すなわちRが0、1、2であれば、必ず2本のパスを新たに確保するように動作し、R≧Tとなるまで、1本づつのパスの新たな確保(1本づつのパスの切り替え)を行なう。
図7を参照すると、本発明の第2の実施例による通信制御装置200’が示されている。この通信制御装置200’は、同様の参照符号で示された同様の部分を含む。この通信制御装置200’では、パス管理装置33に設定されるTやDは、例えば、NMS(Network Management System)である外部装置500によって設定され、或いは、例えば、入力装置である外部装置500を用いてユーザによって設定され、任意の時間、任意の場所から変更可能である。
図6に戻って、図5のネットワーク100の或るノード30に設けられた通信制御装置200(図4)の動作の続きを説明する。
パス管理処理部33は、上述したように、RとTの比較によって新たに確保するパスの数DがステップS8において決定した後、Dが0かどうかを確認する(ステップS10)。D=0の場合、新たなパスの設定は行なわない。しかし、Dが0でない場合、例えばD=2の時は2本の予備パスを現用パスとして設定する新たなパス設定(パス切り替え)を行ない、パス設定の内容(パス切り替えの内容)203をルーティング情報処理部31に通知する(ステップS12)。パス設定の内容(パス切り替えの内容)203を通知されたルーティング情報処理部31は、他ノード40にパス設定の内容(パス切り替えの内容)を含むルーティング情報201を送信するとともに必要な場合ルーティングテーブルを更新する(ステップS14)。
新たなパス設定(パス切り替え)を決定したパス管理処理部33は、新たに確保するパスを選択し、シグナルプロセッサ32にパス設定命令204を送信する。パス管理処理部33は、例えば、D=2の時、新たに確保するパスとして、図5の予備パスの中からパス211とパス212を選択し、シグナリングプロセッサにパス211とパス212を確保するためのパス設定命令204を送信する。シグナリングプロセッサ32は、パス211とパス212上にあるノードのシグナリングプロセッサとシグナリングを行ない、新たなパスを確保する(ステップS16)。このようにして、シグナリングプロセッサ32は、D本の予備パスの新たな現用パスとしての確保を実施する。
以上のように、現用パスに障害が起きた時、最低限確保しておくパスの数Tを設定しておくことで、現用パス数RがR<Tになるまではパス設定(パス切り替え)を行わずにすみ、パス設定(パス切り替え)の度に生じるルーティング情報の送受信や、パスを確保するためのシグナリングを頻繁にする必要がなくなり、頻繁に障害が発生するネットワークにおけるルーティング情報の送受信や、パスを確保するためのシグナリングによる負荷を軽減することができる。
上述のステップS6において、全ての現用パスに障害が生じ、現用パスの数が無くなった場合(R=0)、パス管理処理部33は、予備パスの残数を調べ、新たなパスの確保が可能かどうかを判断する(ステップS9)。予備パスが存在し、パスの確保が可能な場合、新たに確保するパス数Dを決定するステップS8に移行する。
図6に加えて、再び、図7を参照して、通信制御装置200’は、データバッファ36を備え、新たなパスの確保ができない場合、他ノードの他通信制御装置300からデータ受信部38に受信されるデータ301を、一時データバッファ36に記憶させる(ステップS11)。
他ノードからのルーティング情報201により障害復旧や新たなリンクがルーティング情報処理部31に通知され、そこから新たなパスの確保が可能になることがパス管理処理部33に通知されると(ステップS13)、新たに確保するパス数Dを決定するステップS8に移行する。
図7において、通信制御装置200’では、新たなパスが確保されると、データバッファ36に記憶されているデータはデータ送信部37から新たに確保されたパス上の他ノードの他通信制御装置400にデータ302として送信される。
この通信制御装置200’は、データをルーティングするためのルーティングテーブル35を備えている。回線障害に伴うパス設定の際、パス管理処理部33からルーティング情報処理部31へ送信されるパス設定の内容203によって、ルーティング情報処理部31は、必要に応じルーティングテーブル35を書き換え、その内容を含むルーティング情報201を他ノード40に送信する。
図8を参照すると、本発明の第3の実施例による通信制御装置200”が示されている。この通信制御装置200”は、同様の参照符号で示された同様の部分を含む。この通信制御装置200’は、履歴記憶部34を備えている。パス管理処理部33は、履歴記憶部34に、過去におけるパス毎の確保された累計持続時間と累計障害発生時間と障害発生確率を履歴情報として記録する。パス管理処理部33は、その履歴情報から必要な新たに確保するパス数Dを算出して、パス設定を行なう。パス管理処理部33は、例えば、障害が頻繁に起きるパスを有するネットワークでは、新たに確保するパス数Dに大きめの値を設定し、一度に多くのパスを確保することで、信頼性を高めることができる。又、障害の発生の少ないパスを有するネットワークでは、シグナリング等のやり取りを極力少なくするため、パス管理処理部33は、少ない値のDに設定する。
更に、履歴記憶部34は、パス管理処理部33から受信するパス毎の確保される持続時間と障害時間を時系列的に記録し、それらから障害確率を算出し、それらを時系列的に障害履歴として記録する。パス管理処理部33は、その障害履歴から時系列的に変化する確保するパス数Dを算出して、パスの設定を行なう。これにより、1日の障害発生率の特性に基づいたDを決定することができ、例えば、日中は、障害が少ないのでDを小さい値に設定し、夜間は、障害が多く発生するので、Dを増大させて確保するパスの数を増やし、信頼性の高いネットワークにすることができる。
本発明による通信制御方法を実現する通信制御装置は、装置でもプログラムでも構わない。
本発明による通信制御装置、通信制御方法及び通信制御プログラムは、回線障害の起き易いネットワークの他、故障の起き易いノードや、移動体を用いたノードによりネットワークの形態が頻繁に変更するような場合においても、重要な音声や画像を含むパケットデータを相手ノードに確実に送信できる信頼性の高い通信を提供することができる。
Claims (15)
- 通信網を介して少なくとも1つの他ノードと接続されるルーティング情報処理部と、
前記通信網を介して前記他ノードと接続されるシグナリングプロセッサと、
前記ルーティング情報処理部と前記シグナリングプロセッサとに接続されるパス管理処理部とを備え、
前記ルーティング情報処理部は、前記他ノードとの間で、データをルーティングするためのルーティング情報を送受信し、受信される前記ルーティング情報を基にパスの障害を検知すると前記パス管理処理部に障害情報を送信し、
前記パス管理処理部は、最低限確保しておくパスの数Tを保持し、受信される前記障害情報を考慮に入れた、現在確保しているパスの数Rを計算し、該Rを前記Tと比較し、R<Tの時、パスを新たに確保することを決定し、前記パスを新たに確保するためのパス設定を行なうとともに、前記パス設定の内容を前記ルーティング情報処理部に通知し、前記シグナリングプロセッサに前記パス設定の内容に基づいたパス設定命令を送信し、
前記ルーティング情報処理部は、前記パス設定の内容に基づいたルーティング情報を前記他ノードに送信し、
前記シグナリングプロセッサは、受信される前記パス設定命令に基づき、前記他ノードとシグナリングを行ない、前記パス管理処理部に設定されたパスを新たに確保することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1に記載の通信制御装置であって、
新たに確保するパスの数をD、
最大限確保できるパスの数をMとすると、
前記パス管理処理部は、T≦R+D≦Mを満たす任意の固定値である前記Dを保持し、R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行ない、前記D本のパスを新たに確保することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項2記載の通信制御装置において、
前記パス管理処理部は、外部装置と接続され、外部装置からT≦R+D≦Mを満たす任意の前記Dを受信し、R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行ない、前記D本のパスを新たに確保することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項2記載の通信制御装置であって、
履歴記憶部を備え、
前記履歴記憶部は、過去におけるパスの確保された持続時間と、前記パスに障害が起きた確率を記録し、
前記パス管理処理部は、前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項4記載の通信制御装置であって、
前記履歴記憶部は、パスの確保されている持続時間及び前記パスに障害が起きた確率を時系列的に記録し、
前記パス管理処理部は、前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置であって、
前記ルーティング情報処理部に接続されるルーティングテーブルを備え、
前記ルーティングテーブルには、前記他ノードから受信されるデータのルーティングを行なうためのルーティング情報が記録されており、前記ルーティング情報処理部は、前記パス管理処理部から受信される前記パス設定の内容に基づきルーティングテーブルの書き換えを行なうとともに、前記他ノードに前記パス設定の内容に基づいた前記ルーティング情報を送信することを特徴とする通信制御装置。 - 請求項1記載の通信制御装置であって、
データバッファと、前記他ノードとネットワークを介して接続されるデータ受信部と、データ送信部とを備え、
前記データバッファは、前記データ受信部と、前記データ送信部に接続され、前記Rが0の場合、前記データ受信部に受信されるデータを記録し、
前記パスが新たに確保され0<Rになると、データ送信部は、前記データバッファが記憶した前記データを前記他ノードに送信することを特徴とする通信制御装置。 - 複数のノードによってリンクが形成される通信網において、
前記ノードに実装され、データの伝送に使用するためのパスを設定する通信制御方法であって、
障害を有する前記パスの障害を検出するステップと、
検出される障害の情報を考慮に入れた、現在確保しているパスの数Rを計算するステップと、
最低限確保しておくパスの数Tと比較し、R<Tの時、パスを新たに確保するためのパス設定を行なうステップと、
前記パス設定の内容に基づいたルーティング情報を前記他ノードに送信するステップと、
前記パス設定の内容に基づいて、前記他ノードとシグナリングを行ない前記パスを新たに確保するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。 - 請求項8記載の通信制御方法において、
新たに確保するパスの数をD、
最大限確保できるパスの数をMとすると、
T≦R+D≦Mを満たす前記Dを保持し、R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行なうステップと、
前記パス設定に基づいて前記D本のパスを新たに確保するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。 - 請求項9記載の通信制御方法において、
外部からT≦R+D≦Mを満たす前記Dを受信するステップと、
R<Tの時、前記D本のパスを新たに確保するためのパス設定を行なうとともに、前記パス設定に基づいて前記D本のパスを新たに確保するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。 - 請求項9記載の通信制御方法であって、
過去におけるパスが確保された持続時間と、前記パスに障害が起きた確率を記録するステップと、
前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。 - 請求項9記載の通信制御方法であって、
前記パスの確保された持続時間と前記パスに障害が起きた確率を時系列的に記録するステップと、
前記持続時間及び前記確率から前記Dを算出するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。 - 請求項8記載の通信制御方法であって、
前記パス設定の内容を含むルーティング情報に基づき、前記ノードに受信されるデータのルーティングを行なうためのルーティングテーブルの書き換えを行なうステップと、
他ノードに前記ルーティング情報を送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。 - 請求項8記載の通信制御方法であって、
前記Rが0の場合、前記ノードに受信されるデータを記録するステップと、
前記パスを確保し、0<Rになると、データを前記他ノードに送信するステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。 - 計算機により、請求項8記載の通信制御方法を実現する通信制御プログラム。
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090401 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090805 |