JPH0120865B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0120865B2 JPH0120865B2 JP61016930A JP1693086A JPH0120865B2 JP H0120865 B2 JPH0120865 B2 JP H0120865B2 JP 61016930 A JP61016930 A JP 61016930A JP 1693086 A JP1693086 A JP 1693086A JP H0120865 B2 JPH0120865 B2 JP H0120865B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yeast
- sake
- alcohol concentration
- alcohol
- growth
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、生酵母入り酒の製造方法に関する。
[従来技術]
酵母の細胞にはアミノ酸、ビタミンB群、ミネ
ラルをはじめマンナン、グルカンの繊維様の多糖
類が含まれているので、栄養補給剤として用いら
れている。また体内でアルコール解毒作用の働き
をするグルタチオンを豊富に含有していることか
ら近年注目されている。
ラルをはじめマンナン、グルカンの繊維様の多糖
類が含まれているので、栄養補給剤として用いら
れている。また体内でアルコール解毒作用の働き
をするグルタチオンを豊富に含有していることか
ら近年注目されている。
他方、特開昭58−224681号公報には、再醗酵清
酒の製造方法が示されている。この公知の方法で
は、再醗酵により清酒中の不揮発成分を減少させ
て熟し香発生要因物質を除去することを目的とし
ている。そして、その過程において、炭酸ガスを
除去することに努めている。
酒の製造方法が示されている。この公知の方法で
は、再醗酵により清酒中の不揮発成分を減少させ
て熟し香発生要因物質を除去することを目的とし
ている。そして、その過程において、炭酸ガスを
除去することに努めている。
また、固定化酵母を用いているので、酵母細胞
の混合がない澄明な清酒になる。
の混合がない澄明な清酒になる。
また、特開昭54−163898号公報には、米を原料
とした酒類の液表面に産膜性酵母を繁殖させて新
種の酒類を造る方法が示されている。しかし、こ
の公知の方法では、液表面に膜を形成させるの
で、商品価値が低下して好ましくない。また、被
膜形成後に過し、液を製品とするので、酵母
細胞が存在しない酒となる。
とした酒類の液表面に産膜性酵母を繁殖させて新
種の酒類を造る方法が示されている。しかし、こ
の公知の方法では、液表面に膜を形成させるの
で、商品価値が低下して好ましくない。また、被
膜形成後に過し、液を製品とするので、酵母
細胞が存在しない酒となる。
また、特開昭49−36892号公報には、前記特開
昭58−224681号公報の方法と同様に、再醗酵によ
つて不揮発成分、特に糖分を消失させて無糖ない
し超辛口の清酒を製造する方法が示されている。
しかし、この公知方法では、再醗酵させ充分糖分
を消失してから上槽し、適当にアルコールを添加
するので、繁殖した酵母細胞は上槽により除去さ
れてしまう。また、アルコールの添加は、発生し
た炭酸ガスの保留に好ましくない。
昭58−224681号公報の方法と同様に、再醗酵によ
つて不揮発成分、特に糖分を消失させて無糖ない
し超辛口の清酒を製造する方法が示されている。
しかし、この公知方法では、再醗酵させ充分糖分
を消失してから上槽し、適当にアルコールを添加
するので、繁殖した酵母細胞は上槽により除去さ
れてしまう。また、アルコールの添加は、発生し
た炭酸ガスの保留に好ましくない。
また、特許第112571号明細書には、炭酸ガスを
含有させたシヤンパン様の清酒を製造する方法が
示されている。しかし、この公知の方法では、再
酵母に過清澄して容器に収めているので、生酵
母が含まれない酒となる。
含有させたシヤンパン様の清酒を製造する方法が
示されている。しかし、この公知の方法では、再
酵母に過清澄して容器に収めているので、生酵
母が含まれない酒となる。
[発明の目的]
本発明は、清澄した清酒に酵母を繁殖させ栄養
源豊富な酵母細胞を含んだ健康酒を提供すべくな
されたものである。
源豊富な酵母細胞を含んだ健康酒を提供すべくな
されたものである。
[発明の知見]
清酒は、火落菌(腐敗菌の乳酸菌)が繁殖して
酸が増加し、白濁するので熱殺菌(55〜60℃、10
〜15分)を施さなくてはならない。本発明では、
酵母を接種してビン内で繁殖させるので熱殺菌を
することはできない。しかし、酵母の増殖開始に
よつて火落菌が抑制されることの発見によつて本
発明がなされたものである。
酸が増加し、白濁するので熱殺菌(55〜60℃、10
〜15分)を施さなくてはならない。本発明では、
酵母を接種してビン内で繁殖させるので熱殺菌を
することはできない。しかし、酵母の増殖開始に
よつて火落菌が抑制されることの発見によつて本
発明がなされたものである。
[発明の構成]
本発明による生酵母入り酒の製造方法は、清酒
のアルコール濃度を10〜14%に調整し、これに酵
母を接種してからビン詰めし、密閉して酵母を繁
殖させることより、腐敗しない生酵母入りで炭酸
ガスを含んだビン詰め清酒を製造することを特徴
としている。
のアルコール濃度を10〜14%に調整し、これに酵
母を接種してからビン詰めし、密閉して酵母を繁
殖させることより、腐敗しない生酵母入りで炭酸
ガスを含んだビン詰め清酒を製造することを特徴
としている。
[実施例]
(a) 清酒中での清酒酵母と火落菌との共棲による
火落菌の死滅 アルコール12.0%の清酒300mlに清酒酵母サ
ツカロミセス サケ(Sacch.sake ATCC
32701)と真性火落菌(S20)を同時に接種し、
室内(11月)に放置して菌数を測定した。第1
図で示すように、混合接種で7日目までは火落
菌の増殖がみられたが、16日目では検出されな
かつた。一方、火落菌単独接種では1.9×107/
mlにまで増殖していたことから、酵母の増加に
よつて火落菌が死滅したものと思われる。実地
では、火落菌は僅かにしか存在しないので、酵
母接種量を多くして早目に増殖開始をするよう
にすれば熱処理をしなくても火落の心配はな
い。このように酵母の増殖によつて火落菌の繁
殖が抑制されることを発見したことが本発明の
開発のきつかけとなつた。
火落菌の死滅 アルコール12.0%の清酒300mlに清酒酵母サ
ツカロミセス サケ(Sacch.sake ATCC
32701)と真性火落菌(S20)を同時に接種し、
室内(11月)に放置して菌数を測定した。第1
図で示すように、混合接種で7日目までは火落
菌の増殖がみられたが、16日目では検出されな
かつた。一方、火落菌単独接種では1.9×107/
mlにまで増殖していたことから、酵母の増加に
よつて火落菌が死滅したものと思われる。実地
では、火落菌は僅かにしか存在しないので、酵
母接種量を多くして早目に増殖開始をするよう
にすれば熱処理をしなくても火落の心配はな
い。このように酵母の増殖によつて火落菌の繁
殖が抑制されることを発見したことが本発明の
開発のきつかけとなつた。
(b) 酵母の発育限界アルコール濃度
清酒に水を加え、各アルコール濃度に調整
し、酵母を設種して、繁殖状態から発育限界ア
ルコール濃度を測定した。
し、酵母を設種して、繁殖状態から発育限界ア
ルコール濃度を測定した。
第2図に示したように、菌株によつて発育限
界アルコール濃度が異なる。発育限界アルコー
ル濃度より低いアルコール濃度では酵母の増殖
量は多いが醗酵も旺盛でガス圧が高くなりビン
が破れたり、開栓の時に泡が激しくふき出るな
ど好ましくない菌株もある。しかし、サツカミ
ロス バヤナス(Sacch.bayanus no.5)のよ
うに発育限界アルコール濃度は14.0〜15.5%と
高いが酵母の増殖量や醗酵ガス圧などから12.5
〜13.8%のアルコール濃度で酵母を接種した方
がよい。また酵母接種後の温度も注意しなけれ
ばならない。例えば発育限界アルコール濃度付
近では25〜30℃で繁殖しない菌株もある。この
ように菌株によつて発育限界アルコール濃度の
性質が異なるので使用する酵母の性質をよく把
握する必要がある。
界アルコール濃度が異なる。発育限界アルコー
ル濃度より低いアルコール濃度では酵母の増殖
量は多いが醗酵も旺盛でガス圧が高くなりビン
が破れたり、開栓の時に泡が激しくふき出るな
ど好ましくない菌株もある。しかし、サツカミ
ロス バヤナス(Sacch.bayanus no.5)のよ
うに発育限界アルコール濃度は14.0〜15.5%と
高いが酵母の増殖量や醗酵ガス圧などから12.5
〜13.8%のアルコール濃度で酵母を接種した方
がよい。また酵母接種後の温度も注意しなけれ
ばならない。例えば発育限界アルコール濃度付
近では25〜30℃で繁殖しない菌株もある。この
ように菌株によつて発育限界アルコール濃度の
性質が異なるので使用する酵母の性質をよく把
握する必要がある。
(c) 本発明による生酵母入りビン詰め清酒の成分
清酒に水を加えて各アルコール濃度に調整し
たものに酵母菌を接種してよく振つてから、ネ
ジ式キヤツプ付の300mlビンに清酒300mlを入
れ、密栓して室内に放置した。第3図に酵母接
種前の成分と酵母繁殖後、即ち本発明による製
品の分析値の一例を示す。酵母によつて異なり
サツカミロセス サケ(Sacch.sake
ATCC32701)は、増殖によつてアルコールの
生成が多く、日本酒度と糖分の変化大きく、酵
母量も多くなる傾向があり、ガス圧も他の酵母
に比べて高い。サツカミロセス バヤナス
(Sacch.bayanus no.5)はATCC32701)に比
べてアルコールの生成が少なく、日本酒度と糖
分の変化も少なく、酵母量も少なくガス圧も低
い。ハンゼヌラ サブペリクロサ(Hansenula
subpelliculosa D6.1)は、成分の変化やガス
圧の点から、酵母接種前のアルコール濃度は
11.0〜11.5%位がよい。ピヒヤ アアリノサ
(Pichia farinosa D1.2)は、アルコール濃度
が10.2〜11.4%で、酵母の増殖はみられるが発
生がないので好ましくない。アルコール濃度
8.2%ではアルコール生成があり、ガス圧が認
められる。
たものに酵母菌を接種してよく振つてから、ネ
ジ式キヤツプ付の300mlビンに清酒300mlを入
れ、密栓して室内に放置した。第3図に酵母接
種前の成分と酵母繁殖後、即ち本発明による製
品の分析値の一例を示す。酵母によつて異なり
サツカミロセス サケ(Sacch.sake
ATCC32701)は、増殖によつてアルコールの
生成が多く、日本酒度と糖分の変化大きく、酵
母量も多くなる傾向があり、ガス圧も他の酵母
に比べて高い。サツカミロセス バヤナス
(Sacch.bayanus no.5)はATCC32701)に比
べてアルコールの生成が少なく、日本酒度と糖
分の変化も少なく、酵母量も少なくガス圧も低
い。ハンゼヌラ サブペリクロサ(Hansenula
subpelliculosa D6.1)は、成分の変化やガス
圧の点から、酵母接種前のアルコール濃度は
11.0〜11.5%位がよい。ピヒヤ アアリノサ
(Pichia farinosa D1.2)は、アルコール濃度
が10.2〜11.4%で、酵母の増殖はみられるが発
生がないので好ましくない。アルコール濃度
8.2%ではアルコール生成があり、ガス圧が認
められる。
[発明の効果]
以上のように、酵母や接種前のアルコール濃度
によつて成分が異なるので市場の適合性から決定
するとよい。
によつて成分が異なるので市場の適合性から決定
するとよい。
風味の点から酵母臭(硫化水素臭)を強く感じ
るのと、ほとんど香気に変化をきたさない酵母も
ある。また、ガス圧の高いのは刺激を感じて良い
結果をもたらす場合もあるが、開栓の時に泡がふ
き出ることもあるので注意しなくてはなならな
い。
るのと、ほとんど香気に変化をきたさない酵母も
ある。また、ガス圧の高いのは刺激を感じて良い
結果をもたらす場合もあるが、開栓の時に泡がふ
き出ることもあるので注意しなくてはなならな
い。
また、酵母接種前のアルコール濃度が10%以下
になるとアルコール醗酵の強い野生清酒酵母の汚
染の危険があるので好ましくない。
になるとアルコール醗酵の強い野生清酒酵母の汚
染の危険があるので好ましくない。
前述したように、アルコール濃度が低いにもか
かわらず火落(腐敗)しないのも本発明の特徴で
ある。
かわらず火落(腐敗)しないのも本発明の特徴で
ある。
第1図は清酒中での清酒酵母と火落菌との共棲
による火落菌の死滅状態を示す図表、第2図は酵
母の発育限界アルコール濃度を示す図表、第3図
は本発明による生酵母入りビン詰め清酒の成分を
示す図表である。
による火落菌の死滅状態を示す図表、第2図は酵
母の発育限界アルコール濃度を示す図表、第3図
は本発明による生酵母入りビン詰め清酒の成分を
示す図表である。
Claims (1)
- 1 清酒のアルコール濃度を10〜14%に調整し、
これに酵母を接種してからビン詰めし、密閉して
酵母を繁殖させることにより、腐敗しない生酵母
入りで炭酸ガスを含んだビン詰め清酒を製造する
ことを特徴とする生酵母入り酒の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61016930A JPS62175164A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 生酵母入り酒の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61016930A JPS62175164A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 生酵母入り酒の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62175164A JPS62175164A (ja) | 1987-07-31 |
| JPH0120865B2 true JPH0120865B2 (ja) | 1989-04-18 |
Family
ID=11929840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61016930A Granted JPS62175164A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 生酵母入り酒の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62175164A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4112607B1 (ja) * | 2007-10-10 | 2008-07-02 | 永井酒造株式会社 | 発泡性清酒の製造方法 |
| JP5362321B2 (ja) * | 2008-10-29 | 2013-12-11 | 月桂冠株式会社 | 低糖質性清酒、及びその製造法 |
| CN108774616A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-11-09 | 山东博华高效生态农业科技有限公司 | 一种具有益智健脑作用的酒酿及其制作方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4936892A (ja) * | 1972-08-14 | 1974-04-05 | ||
| JPS54163898A (en) * | 1978-06-14 | 1979-12-26 | Kokuzeicho Japan | Propagating of yeast on liquid surface of sake based on rice |
| JPS58224681A (ja) * | 1982-06-21 | 1983-12-27 | Itoujinuemon Shoten:Kk | 再醗酵清酒の製造方法およびその製造装置 |
-
1986
- 1986-01-30 JP JP61016930A patent/JPS62175164A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62175164A (ja) | 1987-07-31 |
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