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JPH0143181B2 - - Google Patents
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JPH0143181B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0143181B2
JPH0143181B2 JP60184846A JP18484685A JPH0143181B2 JP H0143181 B2 JPH0143181 B2 JP H0143181B2 JP 60184846 A JP60184846 A JP 60184846A JP 18484685 A JP18484685 A JP 18484685A JP H0143181 B2 JPH0143181 B2 JP H0143181B2
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control
hydraulic
oil pressure
signal
pressure
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JP60184846A
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Masahiro Hasegawa
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KANZAKI KOKYU KOKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 この発明は、方向切換弁により作動を制御され
る複数個の油圧クラツチを備えた油圧クラツチ式
変速装置により車速を変更制御される自走式作業
車において、方向切換弁が各作用位置に変位され
たときに対応する油圧クラツチに対し作用せしめ
られる油圧を制御するための油圧制御装置に、関
するものである。 本願の第2番目の発明は、方向切換弁により作
動を制御される複数個の油圧クラツチを備えた油
圧クラツチ式の主変速装置とこの主変速装置に対
し直列接続された副変速装置とにより車速を変更
制御される自走式作業車において、主変速装置用
の方向切換弁が各作用位置に変位されたときに対
応する油圧クラツチに対し作用せしめられる油圧
を制御するための油圧制御装置に係る。 従来の技術 油圧クラツチ式変速装置を設けられた自走式作
業車において、同変速装置の変速段を切替え制御
する方向切換弁が中立位置から一作用位置に、或
は一の作用位置から他の作用位置に変位せしめら
れたとき、変位後の作用位置に対応する油圧クラ
ツチが緩衝的に作動開始し車両の発進或は変速が
スムーズに行なわれることとして操縦者のフイー
リングを良くするためには周知のように、油圧ク
ラツチに対する作用油圧の立上りを徐々に行なわ
せる油圧漸増型の調圧弁が用いられて来ている。 かかる調圧弁は例えば特公昭46−24924号公報、
特公昭49−30049号公報、特公昭57−18603号、実
公昭57−21051号公報、特公昭60−2205号公報、
実開昭60−45933号公報等に開示されているが、
従来のものは何れも、油圧の立上りを徐々にする
ために絞りを用いて来ている。すなわち例えば、
油圧クラツチに対し作用せしめられる、例えば16
Kg/cm2といつた正規油圧を設定する調圧弁の油圧
設定用スプリングの先端を、上記正規油圧に対応
するスプリング荷重を得させる位置まで前進可能
な制御ピストンに受けさせ、この制御ピストンの
背後に油圧クラツチに対する給油回路の油圧を絞
りを介して作用させる構造として、方向切換弁の
変位時点から上記制御ピストンが絞りを介しての
油圧作用で徐々に前進することにより油圧設定用
スプリングの荷重を徐々に高めさせてクラツチ作
用油圧を漸増させるものである。 上記した公報のうち特公昭60−2205号公報のも
のは、油圧クラツチ式変速装置と直列接続して他
の変速装置が設けられているのに対し、該他の変
速装置の作用変速段に応じ油圧クラツチ式変速装
置の油圧クラツチに対する作用油圧の立上り態様
を変更し車両の発進ないし増速加速度を常にほぼ
一定とすべく、油圧漸増型調圧弁における制御ピ
ストンの最後退位置を他の変速装置の作用変速段
に応じ変更して油圧クラツチに対する切期作用油
圧を変更制御することとする機構を設けている。 また実開昭60−45933号公報のものは、油圧漸
増型調圧弁における制御ピストンの背後にクラツ
チ給油回路の油圧を絞りを介し作用させる回路に
該回路を選択的に遮断可能な電磁弁を挿入設置す
ると共に、上記制御ピストンの背後を油タンクに
接続する回路を設けてこの回路にそれを選択的に
遮断可能な他の電磁弁を挿入設置し、両電磁弁の
変位制御によりクラツチ作用油圧の立上り態様を
種々に変更できることとしている。 発明が解決しようとする問題点 問題点 かかる従来のものは油圧漸増のために絞りを用
いていることから、クラツチ作用油圧の制御に対
し自ら限界を持つものとなつている。 すなわち絞りは基本的に、油流れの遅延により
油圧の立上りを緩慢とするから逆に比較的急速な
油圧の立上りが望ましい場合にもそれを許さない
と共に、その絞り度によつて油圧の立上りを勾配
を一義的に決定するから同立上り勾配の自在な変
更制御を許さない。すなわちこれを具体的にみれ
ば、油圧クラツチのエンゲージングは緩衝的に行
なわせるのが望ましいも、自走式作業車の前部或
は後部に装備させたバケツトとかフオーク等によ
り地上から土砂とか堆肥とかをすくい取るときは
車両をダツシユ的に移動させなければうまくすく
いとれず、また圃場内でのトレンチヤ作業とか深
耕ロータリ作業とかを行なう重牽引時に変速を行
なうときは瞬時的に変速を達成しないと車両が停
止してしまうおそれがあり、さらに車両自体或は
それに牽引させた作業機を湿田とかぬかるみなど
から脱出させる場合にも車両のダツシユ的な前進
が要求され、かかる場合には方向切換弁の変位時
点でクラツチ作用油圧を調圧弁による正規油圧に
まで瞬時的に立らせる、いわゆるシヨツク変速を
行なうのが望ましいか必要であるのに対し、絞り
を利用する従来のものではかかるシヨツク変速が
およそ不可能である。また車両の重牽引作業時と
中負荷作業時と路上走行時等の軽負荷時とでは操
縦者に良好なフイーリングを保証する油圧の立上
り態様がそれぞれ異なり、車両負荷が小さいほど
クラツチ作用油圧をゆつくりと高めてやらねば良
好なフイーリングが保証されないといつた事情、
そして類似して発進か変速かにより、また何れの
2変速段間での変速シフトかにより、さらに油圧
クラツチ式変速装置と他の変速装置とを直列接続
して設けてある車両では他の変速装置の何れの変
速段が作用状態にあるかにより、良好なフイーリ
ングを保証するクラツチ作用油圧の立上り態様が
異なつて来るといつた事情があるのに対し、従来
のものではかかる多くのフアクターに対応させた
油圧制御が困難であつた。さらに近時は油圧クラ
ツチ式変速装置用の方向切換弁として電磁バルブ
が多用されており、電磁バルブによればいわゆる
飛び越し変速、つまり前進1速と前進3速間或は
前進1速と後進1速間といつた中間の変速段(前
後進間の変速では中立状態)を経ない変速を簡単
に行なえることとなるが、このような飛び越し変
速は車速を大きく変更するものであることからシ
ヨツクが大きいのに対し、それに対処するような
油圧制御も困難であり、このため従来の場合には
例えば特開昭55−1229号公報に開示されているよ
うに飛び越し変速操作が行なわれると中間の変速
段を一定時間だけ経た上で新たな変速段へと移行
するといつた、所期の車速への到達にかなりの余
分の時間を要する手段によつてシヨツクを緩和し
ていた。 絞りを利用することからする次の問題点は、方
向切換弁の変位時点からの経時的な油圧の立上り
特性が油温及びエンジン回転数に大きく左右され
る点である。すなわち油の流動に対し抵抗を与え
る絞りを通過する油量は、油温による油の粘度変
化によつて大きく変動すると共にエンジン回転数
の変動に基づく油圧ポンプ回転数の変動によるポ
ンプ吐出油量変動によつても著しく変動すること
から、油温が高い場合及びエンジン回転数が高い
場合には油圧の立上りが急になり油温が低い場合
及びエンジン回転数が低い場合には油圧の立上り
が緩慢となるように、経時的な油圧の立上り特性
が変動する。このような特性変動は車両の発進時
及び変速時に、操縦者に対し一定の良好なフイー
リングを常に保証するような精密な油圧制御を不
可能とする。 発明課題 そこでこの発明は、油圧クラツチ式変速装置用
の油圧制御装置から絞りを無くして油圧制御上の
一つの制約を取除いた上で、クラツチ作用油圧を
フイードバツク制御により精密にコントロールで
きる機構を採入れ、且つ、車両の発進か変速か、
油圧クラツチ式変速装置の何れの2変速段間での
変速シフトか、車両負荷の大小はどうか、といつ
た多様な条件に適応して適確な油圧制御を達成さ
せる、新規な油圧制御装置を提供しようとするも
のである。 この発明の他の目的は、農用等の自走式作業車
では作業内容により車速を大幅に変更する必要が
ある点から、バルブ操作で軽快に変速シフトを行
なえる油圧クラツチ式変速装置を主変速装置とし
て、これに機械式(場合によつては油圧クラツチ
式)の副変速装置を直列接続して極く多段の変速
を可能とするトランスミツシヨンが採用されるこ
とが多い事実に鑑み、副変速装置の何れの変速段
が作用せしめられているかによつても油圧クラツ
チ式の主変速装置についての油圧制御態様を変更
制御する油圧制御装置を提供するにある。 問題点を解決するための技術的手段 この発明は第2,3図に例示するように、方向
切換弁1A,1Bにより作動を制御される複数個
の油圧クラツチ2F1,2F2,2F3,2Rを備え
た油圧クラツチ式変速装置3により車速を制御さ
れる自走式作業車において、方向切換弁1A,1
Bが各作用位置F1,F2,F3,Rに変位されたと
きに対応する油圧クラツチ2F1,2F2,2F3
2Rに対し作用せしめられる油圧を制御するため
の油圧制御装置に係る。図例では他の変速装置4
が油圧クラツチ式変速装置3と直列接続して設け
られており、後進1速Rの変速段を有する油圧ク
ラツチ式変速装置が主変速装置3、機械式の他の
変速装置が副変速装置4とされている。 上述目的の油圧制御装置においてこの発明は先
ず第2図に例示するように、油圧クラツチ2F1
−2Rに対し作用せしめられる正規油圧を設定す
る調圧弁5の油圧設定用スプリング6の先端を、
正規油圧に対応するスプリング荷重を得させる位
置(バルブケース内面上の環状段部7に接当する
位置)まで前進可能な制御ピストン8に受けさ
せ、この制御ピストン8の背後に油圧クラツチ2
F1−2Rに対する給油回路9の油圧を絞りを介
することなく導く第1の回路10と該制御ピスト
ン8の背後を油タンク11に接続する第2の回路
12とを設けて、これらの第1の回路10及び第
2の回路12にそれぞれ、該各回路を導通状態と
する位置を遮断する位置とを備えた第1の電磁弁
13A及び第2の電磁弁13Bを挿入設置する。 各電磁弁13A,13Bはソレノイド14A,
14Bの励解磁(以下、励磁を「オン」、解磁を
「オフ」という。)により位置を変更するが、第1
の電磁弁13Aはソレノイド14Aのオフにより
第1の回路10を導通状態とするものに、また第
2の電磁弁13Bはソレノイド14Bのオフによ
り第2の回路12を遮断するものに、それぞれ構
成されている。 調圧弁5は通例のように、油圧設定用スプリン
グ6の附勢下でポンプポート15からタンクポー
ト16へと油をリリーフさせつつスプリング6の
荷重に対応する油圧を設定する弁体17を備えて
いる。ポンプポート15は前記給油回路9に接続
されており、また弁体17内には該弁体17の背
後に対し、ポンプポート15の油圧を導くための
油路穴17aを形成してある。 次にこの発明は第1,4図に例示するように、
前記方向切換弁1A,1Bの2位置間での変位操
作を検出する切換弁操作検出手段18と、車両負
荷の大小に応じた複数の負荷状態をを択一的に人
為的にセツトされてセツトされた負荷状態に対応
する信号を出力する油圧制御モード設定手段19
と、前記給油回路9の油圧を検出する油圧センサ
ー20とを、設ける。 第1,4図の図例では第2番目の発明に従いさ
らに、前記副変速装置4において作用状態にある
変速段を検出する副変速段検出手段21を設けて
ある。 そしてこの発明は電子制御機構として第1図に
例示するように油圧制御情報記憶手段22、切頑
弁操作判別手段23、アドレス指定手段24、制
御油圧設定手段25、タイマー手段26、比較手
段27及び油圧制御信号発生手段28を設ける。 このうち油圧制御情報記憶手段22は、前記方
向切換弁1A,1Bの各2位置間での変位と車両
負荷の大小とに応じた油圧制御情報を、前記正規
油圧よりも低い制御油圧と該制御油圧を保持すべ
き制御時間とでもつて各制御油圧に対応するアド
レス及び各制御時間に対応するアドレスにおき記
憶し、一連のアドレスが指定されると順次、該一
連のアドレスに記憶された制御油圧に対応する信
号及び制御時間に対応する信号をこの順で出力可
能なものとされる。すなわちこの発明は油圧制御
情報記憶手段22に記憶させたデータ群の中か
ら、方向切換弁1A,1Bが変位操作される都
度、適当した一連のデータをとり出してそれに従
つた油圧制御を行なおうとするものであり、例え
ば第5図a,bに例示するような油圧制御特性を
得る。第5図aは車両の発進時の一例であり、方
向切換弁1A,1Bが中立位置Nから一作用位置
へ移されたとき或る低油圧P1を時間T1だけ保持
し、次にそれより若干高い低油圧P2を時間T2
け保持した上で、正規油圧Paを得ている。また
第5図bは変速時の一例であり、方向切換弁1
A,1Bが一の作用位置から他の作用位置へ移さ
れたとき、それまで給油回路9に成立していた正
規油圧Paを低油圧P′1へと急速に下降させて該低
油圧P′1を時間T′1だけ保持した上で、正規油圧
Paを得ている。かかる制御油圧と制御時間の組
合せが一連のデータであり、第5図a,bに例示
する油圧制御に対応する一連のアドレスはそれぞ
れ、次の第1表及び第2表のようである。
【表】
【表】 具体的な数値例を示せば、第1表において一連
のアドレスm0−m3が、車両の軽負荷状態で方向
切換弁1A,1Bが中立位置Nから前進1速位置
F1へと変位せしめられたときに選択され指定さ
れたものであるときは例えばP1=3.00Kg/cm2
T1=750msec、P2=5.01Kg/cm2、T2=750msec
であり、また第2表において一連のアドレス
m0′,m1′が、車両の中負荷状態で方向切換弁1
A,1Bが前進2速位置F2から前進3速位置F3
へと変位せしめられたときに指定されたものであ
るときは例えばP1′=5.03Kg/cm2、T1′=830msec
である。 次に前記切換弁操作判別手段23は、前記切換
弁操作検出手段18から信号入力を受けて方向切
換弁1A,1Bが何れの2位置間で操作されたか
を判別するものとされる。すなわち図例では方向
切換弁1A,1Bが中立位置N及び前進3速位置
F3、後進1速位置Rを備えた前段側の電磁バル
ブ1Aと中立位置N及び前進1速位置F1、前進
2速位置F2を備えた後段側の電磁バルブ1Bと
を、油圧ポンプ29からの給油方向において直列
接続して構成されているのに対し、これらの電磁
バルブのソレノイド30F1,30F2,30F3
30Rを励解磁させて行なわれる切換弁操作に際
し、切換弁操作検出手段18からの操作前の信号
を記憶しておきそれと操作後の信号とから方向切
換弁1A,1Bの前後位置を計算し判別して対応
した信号出力を行なうものとされる。 また前記アドレス指定手段24は、前記した副
変速段検出手段21を設けない第1番目の発明に
おいては切換弁操作判別手段23及び油圧制御モ
ード設定手段19から信号入力を受けるものに、
そして副変速段検出手段21を設ける第2番目の
発明においては切換弁操作判別手段23と副変速
段検出手段21と油圧制御モード設定手段19と
から信号入力を受けるものに、それぞれ構成さ
れ、入力信号に応じた一連のアドレスを算出選択
し油圧制御情報記憶手段22に対し一連のアドレ
スを指定すると共に該一連のアドレスの先頭アド
レス(第1表のアドレスm0、第2表のアドレス
m0′に相当のアドレス)に記憶された制御油圧に
対応する信号を出力させるものとされる。 次に同様に第1図に例示するように、前記制御
油圧設定手段25は油圧制御情報記憶手段22か
ら制御油圧信号を入力されて制御油圧を設定する
と共に設定完了により油圧制御情報記憶手段22
に対しアドレス歩進信号を附与するものとされ、
また前記タイマー手段26は油圧制御情報記憶手
段22から制御時間信号を入力されて制御時間を
設定すると共に制御時間の経過により油圧制御情
報記憶手段22に対しアドレス歩進信号を附与す
るものとされる。 そして前記比較手段27はタイマー手段26か
ら信号入力を受けて動作せしめられ、制御油圧設
定手段25の出力信号と前記油圧センサー20の
出力信号とを比較してその大小に応じたフイード
バツク制御信号を出力するものとされ、また前記
油圧制御信号発生手段28は比較手段27からフ
イードバツク制御信号を入力されて前記した第1
の電磁弁13A及び第2の電磁弁13Bを選択的
に変位させることにより前記調圧弁5にて設定さ
れる油圧のフイードバツク制御を行なうための信
号を出力するものとされる。 作 用 したがつてこの発明によれば、方向切換弁1
A,1Bが各作用位置F1,F2,F3或はRに変位
されたときに対応する油圧クラツチ2F1,2F2
2F3或は2Rに対し作用せしめられる油圧が次
のように制御される。 すなわち先ず方向切換弁1A,1Bを何れかの
作用位置へと変位させ給油回路9からの油のドレ
ンが無くなると、第2図に示すようにソレノイド
14A,14Bをオフさせた状態では給油回路9
から第1の回路10を介し制御ピストン8の背後
に油が供給され、それにより制御ピストン8が前
進して油圧設定用スプリング6の荷重を増大させ
ることとなる。また第6図に示すように、ソレノ
イド14Aをオンさせ第1の電磁弁13Aにより
第1の回路10を遮断させると共にソレノイド1
4Bをオンさせ第2の電磁弁13Bにより第2の
回路12を導通状態とするならば、制御ピストン
8の背後から油がドレンされ、制御ピストン8が
第2図に図示の最後退位置よりも前進していたと
すれば該ピストン8が油圧設定用スプリング6の
力で後退せしめられることになり、これによつて
スプリング6の荷重が減小せしめられることとな
る。さらに第7図に示すように、ソレノイド14
Aをオンさせ第1の電磁弁13Aにより第1の回
路10を遮断させると共にソレノイド14Bをオ
フさせておくならば、制御ピストン8の背後が両
電磁弁13A,13Bによりブロツクされ制御ピ
ストン8が一定の位置に留められて、油圧設定用
スプリング6の荷重が一定に保たれることとな
る。 したがつて前述した第5図aに例示するような
油圧制御を得ることは、方向切換弁1A,1Bが
一作用位置へと移され第2図に図示の両電磁弁1
3A,13B位置におき第1段目の制御油圧P1
が得られる位置まで制御ピストン8が前進した時
点で、両電磁弁13A,13Bを第7図に図示の
位置へと変位させて同位置に時間T1だけ保ち、
次に再び両電磁弁13A,13Bを第2図に図示
の位置として第2段目の制御油圧P2が得られる
位置まで制御ピストン8を前進させた上、また再
び両電磁弁13A,13Bを第7図に図示の位置
へと変位させ同位置に時間T2だけ保ち、その後
に両電磁弁13A,13Bを第2図に図示の位置
へと移して同位置に保ち制御ピストン8が最前進
した位置で正規油圧Paでの調圧弁5のリリーフ
動作を行なわせることにより、達成できることに
なる。また前述した第5図bに例示するような油
圧制御を得ることは、方向切換弁1A,1Bが一
の作用位置から他の作用位置へと変位された時点
で両電磁弁13A,13Bを第6図に図示の位置
へと変位させ、給油回路9の油圧Pを制御油圧
P1′にまで急速に低下させた上で、両電磁弁13
A,12Bを第7図に図示の位置へと変位させ同
位置に時間T1′だけ保ち、その後に両電磁弁13
A,13Bを第2図に図示の位置へと移し同位置
に保つて調圧弁5に正規油圧Paでのリリーフ動
作を持続させることにより、達成できることにな
る。 次に方向切換弁1A,1Bが各作用位置に変位
されたとき、油圧制御情報記憶手段22において
データ群を記憶するアドレス群の中からアドレス
指定手段24の作用で指定される一連のアドレス
(前述の第1表のアドレスm0,m1,m2,m3とか
第2表のアドレスm′0,m′1)は、方向切換弁1
A,1Bがどのような2位置間で変位されたか
(例えば中立位置Nから前進1速位置への変位と
か前進1速位置F1から前進2速位置F2への変位
とか)といつた条件と、油圧制御モード設定手段
19により設定されている当該時の車両負荷状態
(例えば中負荷状態とか軽負荷状態)といつた条
件とに、それぞれ適合させてある制御油圧及び制
御時間を記憶しているものとなる。第2番目の発
明ではさらに、他の条件として副変速装置4の作
用変速段(例えば1速とか2速)にも適合させて
ある制御油圧及び制御時間を記憶している一連の
アドレスとなる。 そしてアドレス指定手段24により油圧制御情
報記憶手段22の一連のアドレスが指定されその
先頭アドレスに記憶された制御油圧に対応する信
号出力が行なわれると、制御油圧設定手段25が
同制御油圧を設定した上で油圧制御情報記憶手段
22の上記一連のアドレスについて歩進させ、次
段のアドレスに記憶された制御時間に対応する信
号出力がなされる。この出力信号によりタイマー
手段26は、上記制御時間を設定した上で比較手
段27を動作させる信号出力を行なう。なお図例
ではタイマー手段26が後述するようなループカ
ウンタを備えたものとされている。 タイマー手段26にて設定された制御時間だけ
動作することとなる比較手段27は、制御油圧設
定手段25が設定した制御油圧と油圧センサー2
0が検出する給油回路9の油圧とを比較してその
大小に応じたフイードバツク制御信号を出力し、
油圧制御信号発生手段28により、第1図に油圧
制御ソレノイド群14として図示されている前記
ソレノイド14A,14B(第2,6,7図)を
オン・オフさせる信号出力を行なわせる。これに
より第1及び第2の電磁弁13A,13Bが第2
図に図示の位置と第6図に図示の位置と第7図に
図示の位置との間で選択的に変位せしめられて、
給油回路9の油圧を制御油圧設定手段25にて設
定された制御油圧に、タイマー手段26にて設定
された制御時間だけ保持することとなるフイード
バツク制御が達成される。 第5図b及び前述の第2表に示す場合のように
制御油圧を1種のみとする1段制御を行なう場合
にはこれで油圧制御が完結され、油圧制御信号発
生手段28がソレノイド群14をオンさせる信号
出力を行なわなくなることから両電磁弁13A,
13Bが第2図に図示の位置をとつて、制御ピス
トン8が最前進した状態下で調圧弁5がリリーフ
動作し給油回路9の油圧、したがつて変位後の方
向切換弁1A,1Bの作用位置に対応する油圧ク
ラツチに作用せしめられる油圧が正規油圧Paと
なつて同油圧Paが維持される。第5図a及び前
述の第1表に示す場合のように制御油圧を2種と
する2段制御を行なう場合には、タイマー手段2
6が制御時間の経過により出力するアドレス歩進
信号によつて油圧制御情報記憶手段22において
指定されている一連のアドレスのうちの第3段目
のアドレスに記憶された制御油圧に対応する制御
油圧信号が出力されて、事後は上述したのと同様
に、第2段目の制御油圧を選択された制御時間だ
だけ保持した上で正規油圧Paが得られ同油圧Pa
が維持される。 変位後の方向切換弁1A,1Bの作用位置に対
応する油圧クラツチは、上述のように正規油圧
Paより低い制御油圧が或る時間、作用せしめら
れることでその間に初期エンゲージングを完結し
てシヨツク無く作動開始する。第2図に図示のよ
うに油圧回路中に絞りを設けていず2個の電磁弁
13A,13Bのオン・オフ制御でクラツチ作用
油圧を制御することとしているから、同油圧の立
上り特性を緩急自在に変更可能であり、したがつ
て油圧制御情報記憶手段22に予め記憶させてお
く油圧制御情報データ群は多様な条件の各々に最
も適合する油圧立上り特性を得させうるものとで
きる。そしてこのようなデータ群の中からその都
度の諸条件に適合した一連のデータ(制御油圧デ
ータと制御時間データ)とを選択し、同一連のデ
ータに従つた油圧制御を、設定制御油圧と油圧セ
ンサー20が検出する実際の油圧とを比較対照し
つつフイードバツク制御によつて行なうことか
ら、上記の一連のデータを忠実にフオロウした制
御が達成される。 実施例 トランスミツシヨンの構造 第3図はこの発明の一実施例を装備した自走式
作業車のトランスミツシヨンを、作業機駆動系の
トランスミツシヨン部分は省いて図示している。 第3図において31はエンジンであり、前記し
た油圧クラツチ式の主変速装置3は、このエンジ
ン31に対し主クラツチ32と前記油圧ポンプ2
9とを介し接続された駆動軸33とそれに平行す
るパワーシフト軸34との間に配設されている。
また前記副変速装置4は、パワーシフト軸34に
対し歯車35,36にて減速接続された中空の伝
動軸37とそれに平行する変速軸38との間に配
設されている。変速軸38は差動装置39へと出
力伝導するものとされ、差動装置39の左右の出
力軸が最終減速歯車機構40を介し左右の後輪4
1へと接続されている。 主変速装置3は駆動軸33上に固定設置した4
個の歯車42F1,42F2,42F3,42Rとパ
ワーシフト軸34上に遊嵌設置した4個の歯車4
3F1,43F2,43F3,43Rとの対応するも
の同士を、後進変速段用の歯車42R,43Rに
ついては中間歯車44を介して、互に噛合せ、パ
ワーシフト軸34上の歯車43F1−43Rに配
して該歯車をパワーシフト軸34に対し選択的に
結合するための前記油圧クラツチ2F1,2F2
2F3,2Rを設けてあるものに、構成されてい
る。この主変速装置3は前述の通り、前進1、
2、3速と後進1速との4段の変速を行なう。 副変速装置4は伝動軸37上に3個の歯車45
,45,45を固定設定すると共に、この
うちの歯車45,45に噛合された歯車46
,46を変速軸38上に遊嵌設置し、さらに
該両歯車46,46間で変速軸38上に、歯
車45に対し噛合せうるシフト歯車46を摺
動のみ自在に設けてなる。シフト歯車46と各
歯車46,46間にはシフト歯車46のシ
フトにより入れられる噛合いクラツチを設けてあ
り、副変速装置4はシフト歯車46を選択的に
シフト操作し歯車45,46列を作用させる
ことで1速、歯車45,46列を作用させる
ことで2速、歯車45,46列を作用させる
ことで3速の変速伝動を行なうものに、構成され
ている。 バルブ及び油圧回路 図示の実施例に設けられているバルブ1A,1
B,5,13A,13Bは、第2図について前述
した通りのものとされている。 制御機構の概要 第1図について前述した電子制御機構の構成要
素23−28は、第4図に図示のワンチツプ・マ
イクロコンピユータ(「マイコン」と略称する。)
48に内蔵させてある。第1図に示すように、同
図で主変速制御ソレノイド群30として示されて
いる方向切換弁1A,1Bの前記ソレノイド30
F1,30F2,30F3,30R(第2図)を選択的
にオンさせるための信号を出力する主変速選択信
号発生手段49が設けられていて、この主変速選
択信号発生手段49は第1図の図例では切換弁操
作判別手段23がアドレス指定手段24に対し信
号出力を行なうのと同時に出力する信号によつて
動作せしめられるものとされている。また切換弁
操作判別手段23のリセツトは、タイマー手段2
6が制御時間の設定完了で出力するリセツト信号
により行なわれることとされている。上記した主
変速選択信号発生手段49もマイコン48に内蔵
させてある。 マイコン48は通例のように、基本的には
CPU50、RAM51及びROM52から構成さ
れ、ROM52にはCPU50を制御するために必
要なプログラムが書込まれている。CPU50は
このプログラムに従つてインプツトポート53か
ら必要な外部データを取込んだり、RAM51と
の間でデータの授受を行なつたりしながら演算処
理し、必要に応じて処理したデータをアウトプツ
トポート54に出力する。 同様に第4図に示すように、第1図について前
述した切換弁操作検出手段18、油圧制御モード
設定手段19、油圧センサー20及び副変速段検
出手段21はマイコン48のインプツトポート5
3へと接続されている。マイコン48のアウトプ
ツトポート54には、オン動作せしめられると前
記した第1及び第2の電磁弁13A,13Bのソ
レノイド14A,14Bをオンさせるスイツチン
グ・トランジスタTRa,TRb(トランジスタTRb
は第10図に図示)と、オン動作せしめられると
前記した方向切換弁1A,1Bのソレノイド30
F1,30F2,30F3,30Rをオンさせるスイ
ツチング・トランジスタTR1,TR2,TR3,TR4
(トランジスタTR2,TR3,TR4は図示を省略)
とが、その各ベースでもつて接続されている。 主変速装置3が中立状態にあるかどの変速段が
作用している状態にあるかを表示する主変速表示
部55と油圧制御モード設定手段19にて設定し
ているモードが何れのモードであるかを表示する
モード表示部56とを含む表示パネル57が設け
られていて、マイコン48に上記両表示部55,
56に表示すべきデータを演算処理する機能を有
せしめて、該両表示部55,56をアウトプツト
ポート54へと接続している。 マイコン外部の機構 マイコン48の外部に設けられている前記の切
換弁操作検出手段18、油圧制御モード設定手段
19、油圧センサー20及び副変速段検出手段2
1の具体構造について説明する。 先ず切換弁操作検出手段18は第4図に示すよ
うに、方向切換弁1A,1Bを択一的に中立位置
Nと各作用位置F1,F2,F3,Rへと変位させる
ために操作される5個のタツチスイツチ59N,
59F1,59F2,59F3,59Rを、プルアツ
プ抵抗を介し電源回路をアースする各別の5個の
並列回路中に挿入すると共に、該並列回路を各別
にマイコン48のインプツトポート53へと接続
してあるものに構成され、各スイツチが瞬時的
(10msec程度)にオンされるとその情報をRAM
51に更新しながら記憶させて行くことにより、
前後のスイツチ操作情報から方向切換弁1A,1
Bの各2位置間での変位操作を検出することとさ
れている。 次に油圧制御モード設定手段19は同様に第4
図に示すように、車両の重負荷(重牽引)状態を
セツトするためのタツチスイツチ60Hと中負荷
状態をセツトするためのタツチスイツチ60Mと
軽負荷状態をセツトするためのタツチスイツチ6
0Sより成る3個のタツチスイツチ60H,60
M,60Sを、プルアツプ抵抗を介し電源回路を
アースする各別の3個の並列回路中に挿入すると
共に、該並列回路を各別にマイコン48のインプ
ツトポート53に接続してあるものに構成され、
何れか1個のスイツチが瞬時的にオンせしめられ
るとその情報をRAM51に入力して記憶させて
おくこととされている。負荷状態と油圧制御態様
とをどのように関連させるかについては、後述す
る。 また油圧センサー20は第8図に示すように、
前記給油回路9(第2図)に設けたセンサー取付
部61に螺着して設けられ、給油回路9の油圧を
受けるダイヤフラム62上に4個のストレンゲー
ジRg1,Rg2,Rg3,Rg4を貼着して、油圧の変化
に基づくストレンゲージRg1−Rg4の抵抗値の変
化から給油回路9の油圧を検出するものに構成さ
れている。4個のストレンゲージは第4図に示す
ようにブリツジ回路に組込まれており、増幅器6
3とA/Dコンバータ64とを介しマイコン48
のインプツトポート53へと接続されている。 次に副変速段検出手段21は第9図に示すよう
に、3個のセンサースイツチ65,65,6
5を備えている。これらのセンサースイツチ6
5,65,65は第3図に図示の前記シフ
ト歯車46をシフトさせるシフトフオーク66
を取付けてあるフオークシヤフト67に対向位置
させてあり、副変速レバー68によつてフオーク
シヤフト67及びシフトフオーク66がシフト歯
車46を前記の各変速作用位置へとシフトされ
る位置まで操作されると選択的にオンせしめられ
るものとされている。すなわちフオークシヤフト
67には、シフト歯車46が中立位置にあると
きと各変速作用位置にあるときにデテント用ボー
ル69が突入する4個の溝穴70N,70,7
0,70を下面側で形成してある他に、シフ
ト歯車46が各変速作用位置にあるときに対応
するセンサースイツチ65,65或は65
の可動接点が突入する1個の溝穴71を上面側で
形成してあり、各センサースイツチ65,65
,65はその可動接点が溝穴71へと突入動
することでオン動作するものとされている。そし
て副変速装置4の1速、2速及び3速の変速段を
オン動作により検出するこれらのセンサースイツ
チ65,65,65は第4図に示すよう
に、抵抗を介し電源回路をアースする各別の3個
の並列回路中に挿入されていて、該並列回路を各
別にマイコン48のインプツトポート53へと接
続し、何れか1個のセンサースイツチ65,6
5或は65のオン状態から副変速装置4にお
いて作用状態にある変速段を検出することとされ
ている。 電子制御機構 第1図について前述した電子制御機構の具体構
造を、その主要部をアナログの等価回路でもつて
示す第10図を参照しつつ説明する。 第1図に図示の制御油圧設定手段25は、電磁
弁13A,13Bがハンチング的にオン・オフさ
れることを防ぐため制御油圧を一定の上下幅でも
つて設定するものとされており、第10図の等価
回路において73A,73Bはそれぞれ、制御油
圧の下限及び上限を設定する第1及び第2のコン
パレータを示している。油圧センサー20は前記
増幅器63を介し各コンパレータ73A,73B
のマイナス側入力端子へと接続されている。 第1のコンパレータ73Aのプラス側入力端子
には電源回路を、一群の並列する抵抗R1a,R2a
…,Rnaを介して接続してあり、各抵抗R1a,
R2a…,Rnaと直列接続して常開型のリレースイ
ツチS1a,S2a…,Snaが設けられ、リレースイツ
チS1a,S2a…,Snaの択一的なオンにより電源電
圧Vccが何れか1個の抵抗R1a,R2a…,Rnaに
よつて適当に落された上で第1のコンパレータ7
3Aのプラス側入力端子に印加されることとされ
ている。同様に第2のコンパレータ73Bのプラ
ス側入力端子には電源回路を、一群の並列する抵
抗R1b,R2b…,Rnbとそれに直列接続された一
群の常開型のリレースイツチS1b,S2b…,Snbと
を介して接続してあり、リレースイツチS1b,
S2b…,Snbの択一的なオンにより電源電圧Vcc
が何れか1個の抵抗R1b,R2b……,Rnbによつ
て適当に落された上で第2のコンパレータ73B
のプラス側入力端子に印加されることとされてい
る。抵抗R1a,R2a…,Rnaと抵抗R1b,R2b…
Rnbは等数字を付されたものが互に対をなし、対
をなす2個の抵抗のうち符号aを付されたものの
方が符号bを付されたものより適当値だけ高い抵
抗値を有することとされている。またリレースイ
ツチS1a,S2a…,SnaとリレースイツチS1b,
S2b,…Snbは、等数字を付されたものが互に対
をなし連動してオンするものとされている。 したがつて何れかの対のリレースイツチSia,
Sibがオンせしめられるとそのとき対応する各抵
抗Ria,Ribを介し各コンパレータ73A,73
Bのプラス側入力端子に印加される電圧は第2の
コンパレータ73Bでの方が若干高くなる。抵抗
R1a,R2a…,Rnaと抵抗R1b,R2b…,Rnbは前
記のような制御油圧を設定するためのものであ
り、いま対をなす抵抗Ria,Ribが制御油圧Piを
設定するためのものとすれば同制御油圧Piを基準
として第1及び第2のコンパレータ73A,73
Bは第11図に示すように、制御油圧の下限油圧
Piminと上限油圧Pimaxとを設定することとな
る。そしてこれらのコンパレータ73A,73B
のマイナス側入力端子に油圧センサー20が検出
する給油回路9の油圧に相当する電圧信号が入力
されることからして、第1のコンパレータ73A
は給油回路9の油圧が下限油圧Piminよりも高い
とオン動作してHレベルの信号Sgu出力を行な
い、また第2のコンパレータ73Bは給油回路9
の油圧が上限油圧Pimaxよりも高いとオン動作
してHレベルの信号Sgy出力を行なうこととな
る。 つまり抵抗R1a,R1b,R2a,R2b…,Rna,
Rnbが油圧制御情報記憶手段22に記憶させる制
御油圧データに対応し、制御油圧設定手段25は
コンパレータ73A,73Bに相当して油圧制御
情報記憶手段22から出力される制御油圧信号を
受け各制御油圧の上限と下限を設定して第11図
相当の油圧設定テーブルを作成し、また比較手段
27もコンパレータ73A,73Bに相当して給
油回路9の油圧を制御油圧の下限値及び上限値と
比較して給油回路9の油圧を制御油圧の上下限の
範囲内とするための信号出力を行なうものとされ
る。 次に第10図の等価回路にはタイマー手段を構
成する単安定マルチバイブレータ74が設けられ
ていて、このマルチバイブレータ74のトリガー
信号入力端子は並列する2個のスイツチSW1
SW2を介して電源回路に接続されている。また該
マルチバイブレータ74がトリガーされたときに
発生する電圧パルスの時間幅を決定するための抵
抗及びコンデンサCのうち、抵抗は互に並列接続
された一群の抵抗R1c,R2c…,Rncとされてお
り、各抵抗R1c,R2c…,Rncは常開型のリレー
スイツチS1c,S2c…,Sncを介して電源回路に接
続されている。 そして第1のコンパレータ73A及びマルチバ
イブレータ74の各出力信号を入力される第1の
ANDゲート75Aと第2のコンパレータ73B
及びマルチバイブレータ74の各出力信号を入力
される第2のANDゲート75Bとが設けられて
いて、第2のANDゲート75Bの出力端はソレ
ノイド14Bを選択的にオンさせるための前記ト
ランジスタTRbのベースへと接続されている。
また第1のANDゲート75Bの二次側には他1
個のANDゲート76が設けられていて、この
ANDゲート76に対し第1のANDゲート75A
と第2のANDゲート75Bとの各出力信号を、
第2のANDゲート75Bの出力信号はインバー
タ77により反転した上で、それぞれ入力させる
と共に、同ANDゲート76の出力端を、ソレノ
イド14Aを選択的にオンさせるための前記トラ
ンジスタTRaのベースへと接続している。 そこでいま、一群のリレースイツチS1c,S2c
…,Sncのうちの1個のリレースイツチSicがオ
ンしており対応する1個の抵抗Ricが作用下にあ
る状態でマルチバイブレータ74がトリガーさ
れ、電圧パルス信号Sgiが出力された場合につい
て考えてみると、給油回路9の油圧が第11図に
図示の下限油圧Piminより低く両コンパレータ7
3A,73Bともオフし信号Sgu,Sgv出力を行
なつていないとすれば、第1及び第2のANDゲ
ート75A,75Bの各出力端がLレベルにあ
り、またしたがつてANDゲート76の出力端も
Lレベルにあつて、両トランジスタTRa,TRb
が共にオフしていて第1及び第2の電磁弁13
A,13Bが第2図に図示の位置に留められるこ
ととなる。また給油回路9の油圧が第11図に図
示の上下限油圧Pimax,Pimin間の範囲にあり第
1のコンパレータ73Aのみがオンし信号Sgu出
力を行なつているとすれば、第1のANDゲート
75Aの出力端がHレベルとなり、また第2の
ANDゲート75Bの出力端がLレベルにあるこ
とでインバータ77二次側がHレベルにあること
から、ANDゲート76の出力端がHレベルとな
つてトランジスタTRaがオンせしめられ、この
ため第1の電磁弁13Aが回路10を遮断する位
置へと変位せしめられて、両電磁弁13A,13
Bの位置が第7図に図示のようになる。次に給油
回路9の油圧が第11図に図示の上限油圧
Pimaxより高く第1及び第2のコンパレータ7
3A,73Bが共に信号Sgu,Sgv出力を行なつ
ているとすれば、第1及び第2のANDゲート7
5A,75Bの出力端が共にHレベルとなること
から、インバータ77二次側がLレベルとなるこ
とでANDゲート76はオフし、第2のANDゲー
ト75Bからベース信号を入力されるトランジス
タTRbのみがオンして第2の電磁弁13Bが回
路12を導通状態とする位置へと変位せしめら
れ、両電磁弁13A,13Bの位置が第6図に示
す位置となる。 そして両電磁弁13A,13Bが上記のように
第2図に図示の位置から第6図或は第7図に図示
の位置へと位置変更されるのはマルチバイブレー
タ74がパルス信号Sgiを出力する間のみであり、
同信号Sgiの時間幅は一群の抵抗R1c,R2c…,
Rncの何れが作用せしめられているかによつて変
更される。また第1及び第2の電磁弁13A,1
3Bの位置が上述の態様で給油回路9の油圧に応
じ変更されることによつては、発明の作用として
前述したように第5図aもしくはbに例示したよ
うな油圧制御が達成されることになる。 つまり抵抗R1c,R2c…,Rncが油圧制御情報
記憶手段22に記憶させる制御時間データに対応
し、制御油圧設定手段25が出力する前述のアド
レス歩進信号に対応した信号によりスイツチSW1
を、また第5図aに例示するような油圧の2段制
御を行なう場合にはさらにスイツチSW2を一旦、
オンさせることで、そのときリレースイツチSic
にて選択されている制御時間がタイマー手段26
対応のマルチバイブレータ74に設定され出力さ
れることになる。第1図に図示のタイマー手段2
6はマイコン48内部でデジタル制御に関与する
ものとして、油圧制御情報記憶手段22からの信
号入力により設定時間をカウント値でセツトする
ループカウンタであつて比較手段27及び油圧制
御信号発生手段28との間でループを形成し設定
時間の経過でリセツトされるループカウンタを備
えたものとされている。油圧制御信号発生手段2
8は、第10図の等価回路におけるANDゲート
75B,76対応の信号出力を行なうものとされ
る。 第10図の等価回路において、ANDゲート7
6,75Bの出力端をトランジスタTRa,TRb
のベースに対し接続する回路中には、操作具78
による人為操作で選択的にオフさせうるスイツチ
SWa,SWbが挿入されている。したがつてこれ
らのスイツチSWa,SWbを操作すれば何れの状
態下でも両トランジスタTRa,TRbがオフし第
1及び第2の電磁弁13A,13Bが第2図に図
示の位置をとることとなる。これよりして方向切
換弁1A,1Bを中立位置Nから何れかの作用位
置へ変位させるとき操作具78による操作を行な
うと、第12図aに例示するように給油回路9の
油圧P、したがつて切換弁1A,1B位置に対応
する油圧クラツチへの作用油圧が正規油圧Paに
まで急速に高められることとなる。また方向切換
弁1A,1Bを一の作用位置から他の作用位置へ
と移すとき同様の操作を行なうと、第12図bに
例示するように切換弁1A,1Bが中立位置Nを
経過して変位することで若干の油圧低下は起きる
も、クラツチ作用油圧Pが実質的に正規油圧Pa
に維持されたままとなる。 対応する構成が第1図に図示の電子制御機構に
採入れられていて、油圧制御モード設定手段19
の前記タツチスイツチ60H(第4図)により車
両の重負荷状態がセツトされているときアドレス
指定手段24は同重負荷状態を認識し油圧制御情
報記憶手段22に対してではなく切換弁操作判別
手段23に対して、リセツト信号を附与するもの
とされており、このときは第1及び第2の電磁弁
13A,13Bが第2図に図示の位置に留められ
て第12図a或はbに例示するような油圧制御が
行なわれる。 第4図に示すマイコン48において、制御油圧
データ群及び制御時間データ群はROM52に書
き込まれており、また必要な制御プログラムも
ROM52に書き込まれている。方向切換弁1
A,1Bの変位操作時にその都度必要な一連のデ
ータはCPU50によつてROM52からとり出さ
れてRAM51に一時保管され、CPU50により
所要のように処理される。 制御油圧及び制御時間 油圧制御情報記憶手段22に記憶させておく制
御油圧データ及び制御時間データについて説明す
る。 この発明は前述のように、その都度の各種の条
件に応じアドレス指定手段24が選択し指定する
一連のアドレスに記憶させてある制御油圧及び制
御時間データに従つた油圧制御を行なおうとする
ものであり、図例では主変速装置3が前進側3
段、後進側1段の合計で4段の変速段を備えてお
り、対応して方向切換弁1A,1Bは中立位置N
及び4作用位置F1,F2,F3,Rの5位置のうち
の何れかの2位置間で変位せしめられるから、方
向切換弁1A,1Bがどの位置からどの位置へ変
位操作されたかといつた条件は、切換弁1A,1
Bの前後の位置を考えて次の第3表に〇印及び△
印で示す20通りあることになる。
【表】 そしてこの第3表において△印を示した変位操
作は方向切換弁1A,1Bを中立位置Nへ戻して
車両を停止させようとする操作であるから油圧制
御を要せず、結局、〇印の16通りの油圧制御条件
があることになる。また図例では副変速装置4が
3段の変速段を備えていて、副変速装置4がどの
変速段におかれているかで条件が変わつて来るか
ら、主変速装置3と副変速装置4とを併せて考え
た条件は16×3=48の48通りあることになる。さ
らに図例では油圧制御モード設定手段19により
3種の車両負荷状態をセツト可能としており、こ
れを併せて考えた条件は48×3=144の144通りあ
ることになる。但し第1図に図示の機構では車両
の重負荷状態がセツトされたときは前述のよう
に、油圧制御情報記憶手段22に記憶させた油圧
制御情報を利用せず両電磁弁13A,13Bを第
2図に図示の位置に留めておくこととしているか
ら、重負荷状態でのデータは記憶させておく必要
がなく、結局、48×2=96の96通りの条件に合せ
た油圧制御情報を、油圧制御情報記憶手段22に
記憶させておくことになる。 つまりアドレス指定手段24により指定される
一連のアドレスは96通りあることになる。 次に各種の条件により操縦者のフイーリングを
良くし、且つ、所期の車速を速かに得る等のた
め、油圧制御態様を如何にすべきかについての原
則を説明すれば、先ず発進時と変速時では車両の
慣性からして前述のような制御油圧及び制御時間
について発進時の方を、制御油圧についてはより
高く制御時間についてはより長くしてやる必要が
あり、また前述の第5図aに例示したように2段
制御をやるのが望ましい。また等しく発進時と言
つても車両を後進発進させるときは操縦者がシヨ
ツクを感じ易いから、前進発進時よりも制御時間
を長くしてやる必要がある。中間変速段を経ない
飛び越し変速を行なうときはシヨツクが大きいか
ら一般に2段制御が適当しており、特に前進段か
ら後進段への変速についてはそうである。しかし
かかる2段制御も、所期の車速を迅速に得る上
で、操縦者のフイーリングが損なわれない限度内
で制御油圧については極力高く制御時間について
は極力短かくすべきである。制御油圧を高くし制
御時間を短かくすることによつてはまた、油圧ク
ラツチのスリツプが少なくされ摩擦エレメントの
摩耗と油温の上昇とが抑制される。次に車速との
関係では、操縦者のシヨツクは低車速間での変速
時の方が大きく、また高車速間での変速時に制御
油圧を低くし過ぎると油圧クラツチのスリツプが
起り易いと共に車両がクラツチ・スリツプで低速
ないし車両停止となる時間が長くなつて操縦者の
フイーリングを不良とするといつた事情があり、
制御油圧と制御時間とを対応して決定してやる必
要がある。車両負荷との関係では、負荷が小さい
ときの発進及び変速の方がシヨツクが大きいか
ら、この点を考慮して制御油圧及び制御時間を決
定する。 その都度の各種の条件に最適した油圧制御態様
は以上のような原則と実試験により決定できる
が、いくつかの具体例を挙げれば次のようであ
る。 第13図a,bは副変速装置4が比較的高速段
側にあるか車両負荷が比較的大きい場合に、発進
時と変速時とについて行なう油圧制御の態様を例
示している。第13図aの発進時において、前進
1速F1での発進時と対比し前進3速F3での発進
時は、クラツチ・スリツプを少なくする意味で第
1段の制御油圧をより高く制御時間をより短かく
すると共に、第2段目の制御については前進3速
F3での発進時の方がエネルギー必要量大な点及
びクラツチのエンゲージング完了を速める意味
で、制御油圧をより高くしつつ、シヨツク防止も
考慮して制御時間をより長くしている。後進1速
Rでの発進に際しては、シヨツクが大きいことか
らして制御油圧をより低く制御時間をより長くし
ている。第13図bに図示の変速時においては1
段制御によつているが、前進1速F1から前進2
速F2へシフトする場合と前進3速F3へシフトす
る場合とでは、上述の発進時と同様の配慮から後
者の場合の方を制御油圧はより高く制御時間はよ
り長くしている。 第14図a,bは車両負荷が小さいときに飛び
越し変速を行なう場合についての配慮を示すもの
であつて、第14図aにおいて、飛び越し変速で
はない前進1速F1から前進2速F2へのシフト時
では、1段制御としているのに対し、飛び越し変
速に係る前進1速F1から前進3速F3へのシフト
時は2段制御とし、そのときの制御油圧はエネル
ギー必要量の点とクラツチ・スリツプ防止の点で
比較的高くし、逆に全体としての制御時間を長く
している。第14図bは前進1速F1と後進1速
R間での飛び越し変速の場合に係り、後進側への
飛び越し変速がよりシヨツクを感じさせる点に鑑
み、その場合の制御油圧をより低く制御時間をよ
り長くしている。 第15図a,bは他の条件が同じ場合に副変速
装置4の作用変速段により油圧制御態様を如何に
変更するかを示しており、発進時にも変速時にも
副変速1速の場合より副変速3速の場合の方を、
制御油圧についてはより高く制御時間については
より長くしている。 第16図a,bは、第4図に図示のタツチスイ
ツチ60S,60S,60Hにてセツトされる油
圧制御モードをそれぞれSモード、Mモード、H
モードとし、他の条件が等しい場合にモード別で
油圧制御態様がどのように変更されるかを示して
いる。Hモードのときは前述のように第1及び第
2の電磁弁13A,13Bが第2図に図示の位置
に留められることから、正規油圧Paが迅速に得
られる(第16図aの発進時)か実質的にそのま
ま維持される(第16図bの変速時)。車速負荷
が大きいときほど発進及び変速に伴なうシヨツク
は小さくクラツチ・スリツプは起き易いことか
ら、そして車両の軽負荷時にはシヨツクを発生し
易いことから、SモードとMモードとで対応して
制御油圧及び制御時間とが変更されている。Mモ
ードで制御時間を短かくしてあることによつては
また、所期の車速が迅速に得られる。 油圧制御情報記憶手段22に記憶させておく制
御油圧データ及び制御時間データは、以上に説明
して来たような油圧制御を達成させるためのもの
であり、図例では前述のように96通りの条件に合
せた96群のデータを記憶させてある。 実施例の作用 方向切換弁1A,1Bを変位させるべく第4図
に図示のタツチスイツチ59N,59F1,59
F2,59F3,59Rのうちの1個が操作された
とき、油圧制御モード設定手段19のタツチスイ
ツチ60M或は60Sの何れかが操作されていて
同操作が記憶されている状態であれば油圧の制御
は発明の作用として前述した通りに行なわれる。
このときの制御の流れを前述の第1表の場合を例
にとつて示せば、これ迄の説明から既に明らかな
通り、第17図に図示のフローチヤートのように
なる。 すなわちアドレス指定手段24により一連のア
ドレスm0,m1,m2,m3が指定されると、油圧
制御情報記憶手段22のアドレスm0が読まれて
必要な制御油圧データが制御油圧設定手段25に
与えられ、該手段25が第11図に対応する油圧
制御テーブルを作成する。次にアドレスm1が読
まれて必要な制御時間データがタイマー手段26
に与えられ、そのループカウンタがカウント値で
もつて制御時間を設定する。ループカウンタの1
回の出力ごとに比較手段27により、油圧センサ
ー20が測定する油圧について油圧設定テープが
参照され、給油回路9の油圧を設定油圧の上下限
の範囲内とするように第1及び第2の電磁弁13
A,13Bの位置を制御するための信号が、油圧
制御信号発生手段28から出力される。図示のタ
イマー手段26はここで1msecのウエイト時間
をおくものとされ、次いでループカウンタのカウ
ント数が設定カウント値に達したかどうかで制御
時間が経過したかどうかが判定され、制御時間未
経過であればループカウンタがさらに出力動作し
て油圧設定テーブルの参照による上述同様の油圧
制御が行なわれ、制御時間経過のときはループカ
ウンタがリセツトされると共にアドレスの歩進が
行なわれる。以下、同様に2段目の制御が行なわ
れて、全体として第5図aに例示したような油圧
制御が達成される。 油圧制御モード設定手段19においてタツチス
イツチ60Hが操作されていたとすれば、アドレ
ス指定手段24がアドレス指定を行なうことなく
切換弁操作判別手段23に対しリセツト信号を附
与する。したがつて切換弁1A,1B操作が発進
操作であれば第12図aに例示したような油圧制
御が、また変速操作であれば第12図bに例示し
たような油圧制御が、それぞれ行なわれる。かか
る油圧制御が従来技術の一つの問題点として前述
したシヨツク変速に該当し、従来のものでは不可
能であつたシヨツク変速が行なえることになる。
つまり車両をダツシユ的に走行させたい場合と
か、トレンチヤ作業とか深耕ロータリ作業のよう
な重牽引作業中で瞬時的な変速を行なわねば車両
の停止が起きる場合とかには、タツチスイツチ6
0Hを操作しておくことでシヨツク変速を達成で
きるのである。 変形例 第18図は副変速装置4を有しない車両におい
て、前述実施例の副変速段検出手段21を取去
り、また対応してアドレス指定手段24を、切換
弁操作判別手段23と油圧制御モード設定手段1
9とからの信号入力によりアドレス指定を行なう
ものとしてある変形例を示している。 この変形例では油圧制御モード設定手段19が
4種のモード、つまり前記同様のMモード及びS
モードと、前記Hモードに相当するHHモード
と、重牽引作業ではあるが牽引作業機による車両
負荷がやや小さい場合についてのモードであるH
モードとを、セツトできるものとされている。つ
まり前述の第16図a,bに相当する場合につい
てのグラフである第19図a,bに示すように、
Hモードは制御油圧を高くし制御時間を短かくし
た油圧制御を得させるように設けているのであ
り、重牽引作業ではあるが負荷が比較的小さい場
合にも車両の発進、変速を操縦者のフイーリング
を最良とするように行なえることとしている。 なお第20図に例示するように油圧の3段制
御、或はより多段の制御を可能とするように電子
制御機構を構成できることも匆論である。また図
例では電子制御機構の要素を全てマイコン48に
内蔵させたが、第10図について前述した等価回
路から理解される通り、例えば比較手段27とか
油圧制御信号発生手段28とかは容易にアナログ
制御型のものに置換できる。 発明の効果 この発明の油圧制御装置は、油圧クラツチに対
し作用させる正規油圧を設定する調圧弁5の油圧
設定用スプリング6のスプリング荷重を変更制御
してクラツチ作用油圧を制御する構造において、
スプリング荷重を変更制御するための制御ピスト
ン8の位置制御を、該ピストン8の背後をクラツ
チ給油回路9に接続する第1の回路10に挿入し
た第1の電磁弁13A及び制御ピストン8背後を
油タンクに接続する第2の回路12に挿入した第
2の電磁弁13Bにより、制御ピストン8の背後
に対する給油回路9の油供給と同背後からの油ド
レーンとを行なわせることによつて得る構造と
し、クラツチ作用油圧の制御機構から絞りを無く
していることから、絞りを設けた従来のものでみ
られていた前述の油圧制御上の制約を取除いてい
る。 そしてこの発明は上記した両電磁弁13A,1
3Bの位置を予定した制御油圧と制御時間とに応
じ変更制御してクラツチ作用油圧をコントロール
するのであるが、同電磁弁13A,13Bの位置
制御機構中に比較手段27を設けて、この比較手
段27により設定制御油圧と油圧センサー20が
検出するクラツチ作用油圧とを比較させてクラツ
チ作用油圧を設定制御油圧に維持するためのフイ
ードバツク制御を行なうこととしているから、調
圧弁5の制御ピストン8背後に対し絞りを介する
ことなく油の給排制御を行なう1対の電磁弁13
A,13Bを用いるものでありながらクラツチ作
用油圧を決定する制御ピストン8が意企する位置
に適確にコントロールされ、このためクラツチ作
用油圧を精密にコントロールするものとなつてい
る。 このようにこの発明は、クラツチ作用油圧の制
御機構から絞りを無くすことによりクラツチ作用
油圧を、絞りに制約されることなく自在に、且
つ、ポンプ回転数とか油温とかに左右されずに変
更制御できることとすると共に、同油圧制御をフ
イードバツク制御により精密に行なうこととした
上で、油圧クラツチ式変速装置の変速段を切替え
制御する方向切換弁1A,1Bの各2位置間での
変位及び車両負荷の大小に応じて最適した油圧制
御態様が異なる事実に鑑み、上記の条件に対応す
る油圧制御情報を予め記憶させておく油圧制御情
報記憶手段22を設けると共に、切換弁1A,1
Bの各2位置間での変位についてはそれを検出す
る切換弁操作検出手段18を、また車両負荷の大
小についてはそれを人為セツト可能な油圧制御モ
ード設定手段19を、それぞれ設けて、後者の2
手段18,19からの信号によりその都度の条件
を判別してその条件に応じた油圧制御情報を記憶
手段22から取出し、その都度の条件に適応した
油圧制御を行なう構造としているから、この発明
によれば車両の発進か変速か、油圧クラツチ式変
速装置の何れの2変速段間での変速シフトか、車
両負荷の大小はどうかといつた多様な条件に適応
した適確な油圧制御を行なえる。絞りを用いずし
て1対の電磁弁13A,13Bの位置制御により
クラツチ作用油圧を制御することとした構造、そ
して車両負荷の大小を人為セツト可能とし負荷大
のときはそれに応じた油圧制御が行なわれること
とした構造よりして、車両の発進時にはクラツチ
作用油圧を急速に高め変速時にはクラツチ作用油
圧を実質的に低下させずして車両のダツシユ的な
発進もしくは車速変更を得る前述のシヨツク変速
も匆論、可能とする。中間の変速段を経ない前述
の飛び越し変速については、そのような変速時に
シヨツクが発生せずしてしかも車速変更が極力短
時間で達成されることとなる油圧制御データに従
つた制御を行なえることからして、飛び越し変速
時にシヨツク防止のため中間の変速段を一定時間
だけ経て新たな変速段へ移行するといつた、所定
の車速への到達にかなりの余分の時間を要する手
段を採用する必要はなく、シヨツクが発生しない
範囲内で極力迅速に所期の車速を得ることができ
る。 また第2番目の発明は油圧クラツチ式の主変速
装置3とそれに直列接続された副変速装置4を設
けた車両において、副変速装置4の作用変速段の
検出を行なう検出手段21を設けると共に、油圧
制御情報記憶手段22に記憶させたデータ群の中
から副変速装置4の作用変速段にも適合したデー
タを取出せることとしているから、記憶手段22
に前述のような条件に加えて副変速装置4の各作
用変速段にも適合したデータを記憶させておくこ
とにより、2種の変速装置3,4を設けて極く多
段の変速を可能とした車両用トランスミツシヨン
においても前述のような適確な油圧制御が得られ
ることとする。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例における電子制御
機構を示すブロツク図、第2図は同実施例におけ
る油圧回路と調圧弁構造とを示す油圧回路図及び
縦断面図、第3図は同実施例を装備した自走式作
業車のトランスミツシヨンを示す機構図、第4図
は上記実施例に設けられたマイクロコンピユータ
の模式図及びマイクロコンピユータ外部の電気回
路の回路図、第5図a,bはそれぞれ、油圧制御
作用を説明するための模式的なグラフ、第6図及
び第7図はそれぞれ、作用を説明するための油圧
回路図、第8図は上記実施例に設けられた油圧セ
ンサーを示す縦断面図、第9図は上記自走式作業
車の一部の縦断側面図、第10図は上記実施例に
おける電子制御機構の主要部のアナログの等価回
路を示す電気回路図、第11図は油圧の設定につ
いて説明するための模式図、第12図a,bはそ
れぞれ、油圧制御作用を説明するための模式的な
グラフ、第13図a,b、第14図a,b、第1
5図a,b及び第16図a,bはそれぞれ、油圧
の制御態様の設定について説明するための模式的
なグラフ、第17図は上記実施例における油圧制
御作用を説明するためのフローチヤート、第18
図は他の実施例における電子制御機構を示すブロ
ツク図、第19図a,bはそれぞれ、油圧制御作
用を説明するための模式的なグラフ、第20図は
別の態様での油圧制御作用を説明するための模式
的なグラフである。 1A,1B……方向切換弁、2F1,2F2,2
F3,2R……油圧クラツチ、3……主変速装置
(油圧クラツチ式変速装置)、4……副変速装置
(他の変速装置)、5……調圧弁、6……油圧設定
用スプリング、8……制御ピストン、9……給油
回路、10……第1の回路、11……油タンク、
12……第2の回路、13A……第1の電磁弁、
13B……第2の電磁弁、14A,14B……ソ
レノイド、17……弁体、18……切換弁操作検
出手段、19……油圧制御モード設定手段、20
……油圧センサー、21……副変速段検出手段、
22……油圧制御情報記憶手段、23……切換弁
操作判別手段、24……アドレス指定手段、25
……制御油圧設定手段、26……タイマー手段、
27……比較手段、28……油圧制御信号発生手
段、30F1,30F2,30F3,30R……ソレ
ノイド、48……マイクロコンピユータ、49…
…主変速選択信号発生手段、59N,59F1
59F2,59F3,59R……タツチスイツチ、
60H,60M,60S……タツチスイツチ、6
0……ダイヤフラム、Rg1,Rg2,Rg3,Rg4……
ストレンゲージ、65,65,65……セ
ンサースイツチ、67……フオークシヤフト、6
8……副変速レバー、71……溝穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 方向切換弁により作動を制御される複数個の
    油圧クラツチを備えた油圧クラツチ式変速装置に
    より車速を変更制御される自走式作業車におい
    て、方向切換弁が各作用位置に変位されたときに
    対応する油圧クラツチに対し作用せしめられる油
    圧を制御するための油圧制御装置であつて、 A 前記した複数個の油圧クラツチに対し作用せ
    しめられる正規油圧を設定する調圧弁5の油圧
    設定用スプリング6の先端を、正規油圧に対応
    するスプリング荷重を得させる位置まで前進可
    能な制御ピストン8に受けさせ、この制御ピス
    トン8の背後に前記油圧クラツチに対する給油
    回路9の油圧を絞りを介することなく導く第1
    の回路10と該制御ピストン8の背後を油タン
    ク11に接続する第2の回路12とを設けて、
    これらの第1の回路10及び第2の回路12に
    それぞれ、該各回路を導通状態とする位置と遮
    断する位置とを備えた第1の電磁弁13A及び
    第2の電磁弁13Bを挿入設置したこと、 B 前記方向切換弁1A,1Bの2位置間での変
    位操作を検出する切換弁操作検出手段18と、
    車両負荷の大小に応じた複数の負荷状態を択一
    的に人為的にセツトされてセツトされた負荷状
    態に対応する信号を出力する油圧制御モード設
    定手段19と、前記給油回路9の油圧を検出す
    る油圧センサー20とを、設けたこと、 C 前記方向切換弁1A,1Bの各2位置間での
    変位と車両負荷の大小とに応じた油圧制御情報
    を、前記正規油圧よりも低い制御油圧と該制御
    油圧を保持すべき制御時間とでもつて各制御油
    圧に対応するアドレス及び各制御時間に対応す
    るアドレスにおき記憶する油圧制御情報記憶手
    段22であつて一連のアドレスが指定されると
    順次、該一連のアドレスに記憶された制御油圧
    に対応する信号及び制御時間に対応する信号を
    この順で出力可能な油圧制御信号記憶手段22
    と、前記切換弁操作検出手段18から信号入力
    を受けて方向切換弁1A,1Bが何れの2位置
    間で変位操作されたかを判別する切換弁操作判
    別手段23と、この切換弁操作判別手段23及
    び前記油圧制御モード設定手段19から信号入
    力を受けて入力信号に応じた一連のアドレスを
    選択し上記油圧制御情報記憶手段22に対し一
    連のアドレスを指定すると共に該一連のアドレ
    スの先頭アドレスに記憶された制御油圧に対応
    する信号を出力させるアドレス指定手段24
    と、上記油圧制御情報記憶手段22から制御油
    圧信号を入力されて制御油圧を設定すると共に
    設定完了により油圧制御情報記憶手段22に対
    しアドレス歩進信号を附与する制御油圧設定手
    段25と、上記油圧制御情報記憶手段22から
    制御時間信号を入力されて制御時間を設定する
    と共に制御時間の経過により油圧制御情報記憶
    手段22に対しアドレス歩進信号を附与するタ
    イマー手段26と、このタイマー手段26から
    信号入力を受けて動作せしめられる比較手段2
    7であつて上記制御油圧設定手段25の出力信
    号と前記油圧センサー20の出力信号とを比較
    してその大小に応じたフイードバツク制御信号
    を出力する比較手段27と、この比較手段27
    からフイードバツク制御信号を入力されて前記
    した第1の電磁弁13A及び第2の電磁弁13
    Bを選択的に変位させることにより前記調圧弁
    5にて設定される油圧のフイードバツク制御を
    行なうための信号を出力する油圧制御信号発生
    手段28とを、設けたこと、 を特徴とする油圧クラツチ式変速装置用の油圧制
    御装置。 2 方向切換弁により作動を制御される複数個の
    油圧クラツチを備えた油圧クラツチ式の主変速装
    置とこの主変速装置に対し直列接続された副変速
    装置とにより車速を変更制御される自走式作業車
    において、主変速装置用の方向切換弁が各作用位
    置に変位されたときに対応する油圧クラツチに対
    し作用せしめられる油圧を制御するための油圧制
    御装置であつて、 A 前記した複数個の油圧クラツチに対し作用せ
    しめられる正規油圧を設定する調圧弁5の油圧
    設定用スプリング6の先端を、正規油圧に対応
    するスプリング荷重を得させる位置まで前進可
    能な制御ピストン8に受けさせ、この制御ピス
    トン8の背敢に前記油圧クラツチに対する給油
    回路9の油圧を絞りを介することなく導く第1
    の回路10と該制御ピストン8の背後を油タン
    ク11に接続する第2の回路12とを設けて、
    これらの第1の回路10及び第2の回路12に
    それぞれ、該各回路を導通状態とする位置と遮
    断する位置とを備えた第1の電磁弁13A及び
    第2の電磁弁13Bを挿入設置したこと、 B 前記方向切換弁1A,1Bの2位置間での変
    位操作を検出する切換弁操作検出手段18と、
    前記副変速装置4において作用状態にある変速
    段を検出する副変速変速段検出手段21と、車
    両負荷の大小に応じた複数の負荷状態を択一的
    に人為的にセツトされてセツトされた負荷状態
    に対応する信号を出力する油圧制御モード設定
    手段19と、前記給油回路9の油圧を検出する
    油圧センサー20とを、設けたこと、 C 前記方向切換弁1A,1Bの各2位置間での
    変位と車両負荷の大小とに応じた油圧制御情報
    を、前記正規油圧よりも低い制御油圧と該制御
    油圧を保持すべき制御時間とでもつて各制御油
    圧に対応するアドレス及び各制御時間に対応す
    るアドレスにおき記憶する油圧制御情報記憶手
    段22であつて一連のアドレスが指定されると
    順次、該一連のアドレスに記憶された制御油圧
    に対応する信号及び制御時間に対応する信号を
    この順で出力可能な油圧制御信号記憶手段22
    と、前記切換弁操作検出手段18から信号入力
    を受けて方向切換弁1A,1Bが何れの2位置
    間で変位操作されたかを判別する切換操作判別
    手段23と、この切換弁操作判別手段23と前
    記した副変速変速段検出手段21と油圧制御モ
    ード設定手段19とから信号入力を受けて入力
    信号に応じた一連のアドレスを選択し上記油圧
    制御情報記憶手段22に対し一連のアドレスを
    指定すると共に該一連のアドレスの先頭アドレ
    スに記憶された制御油圧に対応する信号を出力
    させるアドレス指定手段24と、上記油圧制御
    情報記憶手段22から制御油圧信号を入力され
    て制御油圧を設定すると共に設定完了により油
    圧制御情報記憶手段22に対しアドレス歩進信
    号を附与する制御油圧設定手段27と、上記油
    圧制御情報記憶手段22から制御時間信号を入
    力されて制御時間を設定すると共に制御時間の
    経過により油圧制御情報記憶手段22に対しア
    ドレス歩進信号を附与するタイマー手段26
    と、このタイマー手段26から信号入力を受け
    て動作せしめられる比較手段27であつて上記
    制御油圧設定手段25の出力信号と前記油圧セ
    ンサー20の出力信号とを比較してその大小に
    応じたフイードバツク制御信号を出力する比較
    手段27と、この比較手段27からフイードバ
    ツク制御信号を入力されて前記した第1の電磁
    弁13A及び第2の電磁弁13Bを選択的に変
    位させることにより前記調圧弁5にて設定され
    る油圧のフイードバツク制御を行なうための信
    号を出力する油圧制御信号発生手段28とを、
    設けたこと、 を特徴とする油圧クラツチ式変速装置用の油圧制
    御装置。
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