JPH0144998B2 - - Google Patents
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- JPH0144998B2 JPH0144998B2 JP28239086A JP28239086A JPH0144998B2 JP H0144998 B2 JPH0144998 B2 JP H0144998B2 JP 28239086 A JP28239086 A JP 28239086A JP 28239086 A JP28239086 A JP 28239086A JP H0144998 B2 JPH0144998 B2 JP H0144998B2
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は多孔質の焼結体、鋳造品、繊維成形体
等の被処理体をピツチタール系、金属系、ガラス
系等の溶湯に高圧下で浸漬して、多孔質被処理体
に他の物性体を含浸させその特性の改善および拡
大を計る高圧含浸装置に関する。
等の被処理体をピツチタール系、金属系、ガラス
系等の溶湯に高圧下で浸漬して、多孔質被処理体
に他の物性体を含浸させその特性の改善および拡
大を計る高圧含浸装置に関する。
一次焼結後の多孔質カーボン体、カーボン繊維
成形体、Si―C繊維成形体、鋳鉄等々の多孔質成
形前をガス圧媒を介した高圧下でピツチタール
系、金属系、ガラス系等々の溶湯中に浸漬して他
の物性体を含浸させることでその特性改善および
拡大を計る高圧含浸装置としては、例えば、第7
図に示す特開昭60―039104号公報、および第8図
に示す実願昭61―075630号に記載のものが提案さ
れている。
成形体、Si―C繊維成形体、鋳鉄等々の多孔質成
形前をガス圧媒を介した高圧下でピツチタール
系、金属系、ガラス系等々の溶湯中に浸漬して他
の物性体を含浸させることでその特性改善および
拡大を計る高圧含浸装置としては、例えば、第7
図に示す特開昭60―039104号公報、および第8図
に示す実願昭61―075630号に記載のものが提案さ
れている。
前者(特開昭60―039104号の提案)の従来技術
の装置の主要部を示す第7図において、 54は高圧室であつて、該高圧室54は高圧容
器51とその上下開口部に気密に嵌着された上蓋
52、下蓋53とにより画成されてなり、その内
部に断熱層55とヒータ56が周設してあり、ま
た該高圧室54には図示されていない高圧圧媒ガ
ス導入用のガス通路が設けられている。
の装置の主要部を示す第7図において、 54は高圧室であつて、該高圧室54は高圧容
器51とその上下開口部に気密に嵌着された上蓋
52、下蓋53とにより画成されてなり、その内
部に断熱層55とヒータ56が周設してあり、ま
た該高圧室54には図示されていない高圧圧媒ガ
ス導入用のガス通路が設けられている。
61は前記ヒータ56の内側に配設された保持
筒であつて、その上開口部には蓋62が気密にか
つ着脱可能に嵌着され、またその下端部は前記下
蓋2に気密に取付けられてある。ただし前記保持
筒61の下部には高圧室4側に連通するガス通路
61aが設けてあつて、前記高圧室54の加圧・
減圧の際に差圧によつて該保持筒61が破損する
ことを防止するよう構成されている。また前記ヒ
ータ56は絶縁部材を介して前記保持筒61の外
周に保持され、図外の給電手段により通電可能と
されている。
筒であつて、その上開口部には蓋62が気密にか
つ着脱可能に嵌着され、またその下端部は前記下
蓋2に気密に取付けられてある。ただし前記保持
筒61の下部には高圧室4側に連通するガス通路
61aが設けてあつて、前記高圧室54の加圧・
減圧の際に差圧によつて該保持筒61が破損する
ことを防止するよう構成されている。また前記ヒ
ータ56は絶縁部材を介して前記保持筒61の外
周に保持され、図外の給電手段により通電可能と
されている。
60は前記下蓋53を貫通して昇降自由に挿設
された押棒であつて、該押棒60はその下端部で
図外の駆動手段と連結され上下動可能とされてい
る。
された押棒であつて、該押棒60はその下端部で
図外の駆動手段と連結され上下動可能とされてい
る。
59は被含浸体であつて前記保持筒61の蓋6
2に保持部材を介して吊下保持されている。
2に保持部材を介して吊下保持されている。
58は含浸材の溶湯であつて、前記押棒60の
上端部に支持部材を介して載置された容器57内
に収容されている。
上端部に支持部材を介して載置された容器57内
に収容されている。
この前者の従来技術の装置は上記構成におい
て、あらかじめ容器57内に装入された含浸材を
ヒータ56にて加熱溶解して溶湯58となし、そ
して該溶湯58を収容した容器57と押棒60と
を介して上昇させ、その上方に吊下された被含浸
体59を該溶湯58内に浸漬させて高圧圧媒ガス
を介した等方的高圧下にて含浸処理するものであ
る。
て、あらかじめ容器57内に装入された含浸材を
ヒータ56にて加熱溶解して溶湯58となし、そ
して該溶湯58を収容した容器57と押棒60と
を介して上昇させ、その上方に吊下された被含浸
体59を該溶湯58内に浸漬させて高圧圧媒ガス
を介した等方的高圧下にて含浸処理するものであ
る。
後者(実願昭61―075630号の提案)の従来技術
の装置の主要部を示す第8図において、 74は高圧室であつて、該高圧室74は高圧容
器71とその上下開口部に気密に嵌着された上蓋
72、下蓋73とにより画成されてなり、その内
部に断熱層75とヒータ76が周設してあり、ま
た該高圧室74には図示されていない高圧圧媒ガ
ス導入用のガス通路が設けられている。
の装置の主要部を示す第8図において、 74は高圧室であつて、該高圧室74は高圧容
器71とその上下開口部に気密に嵌着された上蓋
72、下蓋73とにより画成されてなり、その内
部に断熱層75とヒータ76が周設してあり、ま
た該高圧室74には図示されていない高圧圧媒ガ
ス導入用のガス通路が設けられている。
また、前記断熱層75は前記高圧容器71内に
円筒状に配設され、その上端部には前記上蓋72
に取付けられた上部断熱層75aが配設されてあ
つて、前記ヒータ76は前記断熱層75の内側に
配設された保持筒81の外周に絶縁部材を介して
保持され、かつ図外の給電手段により通電可能と
されている。
円筒状に配設され、その上端部には前記上蓋72
に取付けられた上部断熱層75aが配設されてあ
つて、前記ヒータ76は前記断熱層75の内側に
配設された保持筒81の外周に絶縁部材を介して
保持され、かつ図外の給電手段により通電可能と
されている。
79は被含浸体であり、前記高圧容器51に挿
脱可能とされた前記上蓋72に支持部材90を介
して吊下保持されている。
脱可能とされた前記上蓋72に支持部材90を介
して吊下保持されている。
80は前記下蓋73を貫通して昇降自由に挿設
された押棒であつて、該押棒80はその下端部で
図外の駆動手段と連結され上下可能とされてい
る。
された押棒であつて、該押棒80はその下端部で
図外の駆動手段と連結され上下可能とされてい
る。
78は含浸材の溶湯であつて、前記押棒80の
上端部に支持部材を介して載置された容器77に
収容されている。また前記容器77の下部には該
容器77と共に昇降し、図外の給電手段により通
電可能とされたベースヒータ86が設けられてい
る。
上端部に支持部材を介して載置された容器77に
収容されている。また前記容器77の下部には該
容器77と共に昇降し、図外の給電手段により通
電可能とされたベースヒータ86が設けられてい
る。
この後者の従来技術の装置は上記構成におい
て、あらかじめ容器77内に装入された含浸材を
ヒータ76およびベースヒータ86にて加熱溶解
して溶湯78とし、そして該溶湯76を収容した
容器77と押棒80とを介して上昇させ、その上
方に吊下された被含浸体79を該溶湯78内に浸
漬させて、高圧圧媒ガスを介した等方向高圧下に
て含浸処理するものである。
て、あらかじめ容器77内に装入された含浸材を
ヒータ76およびベースヒータ86にて加熱溶解
して溶湯78とし、そして該溶湯76を収容した
容器77と押棒80とを介して上昇させ、その上
方に吊下された被含浸体79を該溶湯78内に浸
漬させて、高圧圧媒ガスを介した等方向高圧下に
て含浸処理するものである。
前述の従来の高圧含浸装置は、いずれも被含浸
体を高圧室の上方より吊下し、ヒータにより溶解
させた含浸材の溶湯を収容した容器を高圧室の下
方より上昇させて被含浸体を含浸材の溶湯に浸漬
させて、もつて高圧圧媒ガスを介した等方的高圧
下にて含浸処理するものである。
体を高圧室の上方より吊下し、ヒータにより溶解
させた含浸材の溶湯を収容した容器を高圧室の下
方より上昇させて被含浸体を含浸材の溶湯に浸漬
させて、もつて高圧圧媒ガスを介した等方的高圧
下にて含浸処理するものである。
この含浸処理に際しては、溶解させた含浸材の
溶湯よりヒータおよびヒータの絶縁部材に付着し
て有害な分解ガスあるいは金属蒸気が発生する。
溶湯よりヒータおよびヒータの絶縁部材に付着し
て有害な分解ガスあるいは金属蒸気が発生する。
例えば、ピツチタール系の含浸材溶湯からは、
炭化水素系(CmHm)等の分解ガスが生成され
るが、これらがヒータに付着すると良導電材の炭
素が表面に焼付いて残留しヒータの電気抵抗値を
下げて発熱効率を阻害し、またこれらがヒータを
保持する絶縁部材、入電部絶縁碍子等に付着する
とその絶縁を不良とし漏電による碍子破壊等によ
り操業不能に至る悪影響を与える。
炭化水素系(CmHm)等の分解ガスが生成され
るが、これらがヒータに付着すると良導電材の炭
素が表面に焼付いて残留しヒータの電気抵抗値を
下げて発熱効率を阻害し、またこれらがヒータを
保持する絶縁部材、入電部絶縁碍子等に付着する
とその絶縁を不良とし漏電による碍子破壊等によ
り操業不能に至る悪影響を与える。
また、例えば、低融点の金属(Zn、Pb、Cu
等)の含浸材溶湯からは、これら自体の金属蒸気
が発生し、これら金属蒸気は高圧室内の構成部材
の表面に付着するとき金属皮膜を形成し、ヒータ
および絶縁部材に対しては導電皮膜となり前述表
面に焼付いて残留した炭素と同様の悪影響を与え
るのみでなく、これらの付着金属は高温・高圧下
で付着したこともあいまつて除去し難い汚染とな
る。
等)の含浸材溶湯からは、これら自体の金属蒸気
が発生し、これら金属蒸気は高圧室内の構成部材
の表面に付着するとき金属皮膜を形成し、ヒータ
および絶縁部材に対しては導電皮膜となり前述表
面に焼付いて残留した炭素と同様の悪影響を与え
るのみでなく、これらの付着金属は高温・高圧下
で付着したこともあいまつて除去し難い汚染とな
る。
従つて、高圧含浸装置には処理中に含浸材の溶
湯より発生する分解ガスあるいは金属蒸気の影響
より特にヒータおよび絶縁部材を保護し得る機能
を具備する必要がある。
湯より発生する分解ガスあるいは金属蒸気の影響
より特にヒータおよび絶縁部材を保護し得る機能
を具備する必要がある。
しかし、前者(第7図に示す特開昭60―039104
号)の提案にかかる装置においては、含浸材の溶
湯58を収容する容器57および被含浸体59は
保持筒61にて封じられてあるが、この保持筒6
1には高圧室54側と連通するガス通路61aが
設けてあり、保持筒61内と高圧室54間でのガ
ス流通が自由であつて、前記溶湯58から発生す
る分解ガスあるいは金属蒸気の影響より前記高圧
室54内に配されたヒータ56および絶縁部材を
保護するには不十分な構成である。
号)の提案にかかる装置においては、含浸材の溶
湯58を収容する容器57および被含浸体59は
保持筒61にて封じられてあるが、この保持筒6
1には高圧室54側と連通するガス通路61aが
設けてあり、保持筒61内と高圧室54間でのガ
ス流通が自由であつて、前記溶湯58から発生す
る分解ガスあるいは金属蒸気の影響より前記高圧
室54内に配されたヒータ56および絶縁部材を
保護するには不十分な構成である。
そして、この装置においては、被含浸体59は
保持筒61の蓋62に支持部材を介して吊下保持
されてあつて、該被含浸体59の装脱について、
例えば高圧容器51の下開口部より装脱すると
き、下蓋53、押棒60、容器57、ヒータ56
および保持筒61と共に装脱することを要し、ま
た高圧容器51の上開口部より装脱するとき、断
熱層55を二分割構成として断熱層55の上部を
上蓋52と共に装脱可能としても、上蓋52と共
に装脱し得ず、蓋62とそれに吊下された被含浸
体59の装脱には上蓋52の装脱手段とは別の装
脱手段を備えることを要する。
保持筒61の蓋62に支持部材を介して吊下保持
されてあつて、該被含浸体59の装脱について、
例えば高圧容器51の下開口部より装脱すると
き、下蓋53、押棒60、容器57、ヒータ56
および保持筒61と共に装脱することを要し、ま
た高圧容器51の上開口部より装脱するとき、断
熱層55を二分割構成として断熱層55の上部を
上蓋52と共に装脱可能としても、上蓋52と共
に装脱し得ず、蓋62とそれに吊下された被含浸
体59の装脱には上蓋52の装脱手段とは別の装
脱手段を備えることを要する。
述上のように、この前者の提案にかかる装置
は、含浸材の溶湯から発生する分解ガスあるいは
金属蒸気の悪影響よりヒータおよび絶縁部材を保
護する機能が不十分で、かつ被含浸体の装脱につ
いて不能率な手順を要する欠点がある。
は、含浸材の溶湯から発生する分解ガスあるいは
金属蒸気の悪影響よりヒータおよび絶縁部材を保
護する機能が不十分で、かつ被含浸体の装脱につ
いて不能率な手順を要する欠点がある。
そしてまた、後者(第8図に示す実願昭61―
075630号)の提案にかかる装置においては、上蓋
72に上部断熱層75aおよび支持部材90を取
付けてあつて、支持部材90の下端に吊下保持さ
れた被含浸体79は上蓋72と共に一体として高
圧容器71の上開口部より装脱可能とした構成の
ものであつて、前述の前者の一方の欠点、すなわ
ち被含浸体の装脱についての不能率さを解消し得
るものである。
075630号)の提案にかかる装置においては、上蓋
72に上部断熱層75aおよび支持部材90を取
付けてあつて、支持部材90の下端に吊下保持さ
れた被含浸体79は上蓋72と共に一体として高
圧容器71の上開口部より装脱可能とした構成の
ものであつて、前述の前者の一方の欠点、すなわ
ち被含浸体の装脱についての不能率さを解消し得
るものである。
しかし、この装置においては、例えばヒータ7
6の保持筒81を気体不透過性の構成部材になる
ものとしても、含浸材の溶湯78から発生した分
解ガスあるいは金属蒸気は高圧ガス圧媒の対流に
より上方に搬送され、該保持筒81の上開口部を
経て該保持筒81外に拡散してヒータ76および
絶縁部材に達し、前述のようにヒータ76および
絶縁部材に悪影響をおよぼす。
6の保持筒81を気体不透過性の構成部材になる
ものとしても、含浸材の溶湯78から発生した分
解ガスあるいは金属蒸気は高圧ガス圧媒の対流に
より上方に搬送され、該保持筒81の上開口部を
経て該保持筒81外に拡散してヒータ76および
絶縁部材に達し、前述のようにヒータ76および
絶縁部材に悪影響をおよぼす。
述上のように、この後者の提案にかかる装置
は、含浸材の溶湯から発生する分解ガスあるいは
金属蒸気の悪影響よりヒータおよび絶縁部材を保
護する機能を有さず、ピツチタール系、低融点の
金属等のように含浸処理中に含浸材の溶湯からヒ
ータおよび絶縁部材に有害な分解ガスあるいは金
属蒸気を発生するものについて安定した操業が出
来ない欠点がある。
は、含浸材の溶湯から発生する分解ガスあるいは
金属蒸気の悪影響よりヒータおよび絶縁部材を保
護する機能を有さず、ピツチタール系、低融点の
金属等のように含浸処理中に含浸材の溶湯からヒ
ータおよび絶縁部材に有害な分解ガスあるいは金
属蒸気を発生するものについて安定した操業が出
来ない欠点がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、含浸処理
に際して含浸材の溶湯からヒータおよび絶縁部材
等に対して有害な分解ガスあるいは金属蒸気を発
生する含浸材についても安定して処理し得る高圧
含浸装置を提供することを目的とする。
に際して含浸材の溶湯からヒータおよび絶縁部材
等に対して有害な分解ガスあるいは金属蒸気を発
生する含浸材についても安定して処理し得る高圧
含浸装置を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するための本発明にかかる高
圧含浸装置は、高圧容器1と該高圧容器1の上下
開口部を密封する上蓋2、下蓋3とにより画成さ
れた高圧室4内に、断熱層5とその内部にヒータ
6を周設してあつて、また前記高圧室4にガス導
入口21と排出口22が設けてあつて、前記ヒー
タ6に囲繞された処理空間12に含浸材の溶湯8
を収容する容器7が載置され、かつ該容器7の上
方に被含浸体9が保持部材を介し吊下され、また
前記容器7と被含浸体9との相方または一方を上
下動させて相互に接近させる上下移動手段が設け
てあつて、もつて前記被含浸体9を前記含浸材の
溶湯8に浸漬して、前記高圧室4内に導入された
圧媒ガスを介した高圧下にて含浸処理する装置に
おいて、前記上蓋2の内部に冷却媒体の流通路2
0を設け、該流通路20は冷却媒体の供給および
排出手段に連通してあつて、前記断熱層5は倒立
コツプ状でかつその上底部に開口部を設けてあ
り、該断熱層5の上底部開口部には前記上蓋2に
取付けられた上部断熱層5aが遊嵌されてあつ
て、また前記断熱層5はその上端面と前記上蓋2
間に間隙を隔て配設してあつて、前記ガス排出口
22を前記下蓋3に設け、また前記ヒータ6の内
側に気体低透過性のコツプ状保護筒11を設け、
該保護筒11の底部に前記下蓋3のガス排出口2
2と連通するガス通路14を設け、かつ該保護筒
11の上端部を前記断熱層5と上部断熱層5aと
の遊嵌部間隙を経て、前記上蓋2の近傍まで配設
すると共に該保護筒11の上部に高圧室4に通ず
る気体通路を形成したことを特徴とするものであ
る。
圧含浸装置は、高圧容器1と該高圧容器1の上下
開口部を密封する上蓋2、下蓋3とにより画成さ
れた高圧室4内に、断熱層5とその内部にヒータ
6を周設してあつて、また前記高圧室4にガス導
入口21と排出口22が設けてあつて、前記ヒー
タ6に囲繞された処理空間12に含浸材の溶湯8
を収容する容器7が載置され、かつ該容器7の上
方に被含浸体9が保持部材を介し吊下され、また
前記容器7と被含浸体9との相方または一方を上
下動させて相互に接近させる上下移動手段が設け
てあつて、もつて前記被含浸体9を前記含浸材の
溶湯8に浸漬して、前記高圧室4内に導入された
圧媒ガスを介した高圧下にて含浸処理する装置に
おいて、前記上蓋2の内部に冷却媒体の流通路2
0を設け、該流通路20は冷却媒体の供給および
排出手段に連通してあつて、前記断熱層5は倒立
コツプ状でかつその上底部に開口部を設けてあ
り、該断熱層5の上底部開口部には前記上蓋2に
取付けられた上部断熱層5aが遊嵌されてあつ
て、また前記断熱層5はその上端面と前記上蓋2
間に間隙を隔て配設してあつて、前記ガス排出口
22を前記下蓋3に設け、また前記ヒータ6の内
側に気体低透過性のコツプ状保護筒11を設け、
該保護筒11の底部に前記下蓋3のガス排出口2
2と連通するガス通路14を設け、かつ該保護筒
11の上端部を前記断熱層5と上部断熱層5aと
の遊嵌部間隙を経て、前記上蓋2の近傍まで配設
すると共に該保護筒11の上部に高圧室4に通ず
る気体通路を形成したことを特徴とするものであ
る。
高圧容器1、上蓋2、下蓋3にて画成され、そ
の内部に断熱層5とヒータ6を備えた高圧室4内
に、含浸材の溶湯8を収容する容器7を載置し、
この含浸材の溶湯8内に被含浸体9を浸漬して、
高圧室4内に導入した高圧圧媒ガスを介した高圧
下にて高圧含浸処理を施す基本的作用は従来通り
であつて、概略次の工程順にて含浸処理される。
の内部に断熱層5とヒータ6を備えた高圧室4内
に、含浸材の溶湯8を収容する容器7を載置し、
この含浸材の溶湯8内に被含浸体9を浸漬して、
高圧室4内に導入した高圧圧媒ガスを介した高圧
下にて高圧含浸処理を施す基本的作用は従来通り
であつて、概略次の工程順にて含浸処理される。
真空引き工程(多孔質被含浸体内のガス抜
き) 真空加熱工程(含浸材溶解と被含浸体の予
熱) 浸漬工程(被含浸体の含浸材溶湯中への浸
漬) 加圧工程(高圧不活性圧媒ガスの導入) 引上げ工程(被含浸体の引上げおよび冷却) 減圧工程(高圧不活性圧媒ガスの排出)。
き) 真空加熱工程(含浸材溶解と被含浸体の予
熱) 浸漬工程(被含浸体の含浸材溶湯中への浸
漬) 加圧工程(高圧不活性圧媒ガスの導入) 引上げ工程(被含浸体の引上げおよび冷却) 減圧工程(高圧不活性圧媒ガスの排出)。
上記高圧含浸処理工程の真空加熱工程、乃至
引上工程の間に含浸材の溶湯8から含浸材の熱
分解ガスあるいは金属蒸気が発生する。
引上工程の間に含浸材の溶湯8から含浸材の熱
分解ガスあるいは金属蒸気が発生する。
しかし、本発明にかかる高圧含浸装置において
は、ヒータ6の内側に気体低透過性のコツプ状保
護筒11が設けてあり、また前記含浸材の溶湯8
を収容する容器7は前記ヒータ6に囲繞された処
理空間12、すなわち前記保護筒11内に載置さ
れてある。このため前述の高圧含浸処理工程中に
含浸材の溶湯8から発生した分解ガスあるいは金
属蒸気は前記保護筒11に遮られて直接的にヒー
タ6およびその絶縁部材側には達し得ない。
は、ヒータ6の内側に気体低透過性のコツプ状保
護筒11が設けてあり、また前記含浸材の溶湯8
を収容する容器7は前記ヒータ6に囲繞された処
理空間12、すなわち前記保護筒11内に載置さ
れてある。このため前述の高圧含浸処理工程中に
含浸材の溶湯8から発生した分解ガスあるいは金
属蒸気は前記保護筒11に遮られて直接的にヒー
タ6およびその絶縁部材側には達し得ない。
なお、前記気体低透過性のコツプ状保護筒11
の底部には下蓋3のガス排出口22と連通するガ
ス通路を設け、かつ該保護筒11の上端部は断熱
層5と上部断熱層5aとの遊嵌部間隙を経て、上
蓋2の近傍まで配設されてあり、また前記上蓋2
の内部には冷却媒体の供給・排出手段と連通した
冷却媒体流通路20が設けてある。このため前記
保護筒11内の含浸材溶湯8から発生した分解ガ
スあるいは金属蒸気は、前記保護筒11の下方に
おいて前記ガス通路14と下蓋3の排出口22を
介して系外へ流出し得ても、該保護筒11外のヒ
ータ6側には流出し得ない。そしてまた、前記保
護筒11内にて拡散し該保護筒11の上方におい
て、すなわちその上部開口端部より拡散流出せん
とする前記分解ガスあるいは金属蒸気は、該保護
筒11と前記上蓋2との間、すなわち前記上蓋の
近傍に達する。しかし、この上蓋2の近傍は前記
上蓋2の冷却媒体流通路20の冷却効果と断熱層
5aの熱遮断効果により下方の処理空間12に比
し大巾に低温であつて、前記上蓋2近傍の保護筒
11の上端部より拡散流出せんとする前記分解ガ
スあるいは金属蒸気は温度低下してガス体あるい
は蒸気体としての形態を維持し得ず、該上蓋近傍
の低温部にてデポジツトし、この低温部を経てそ
れ以外の部位に拡散流出し得ない。
の底部には下蓋3のガス排出口22と連通するガ
ス通路を設け、かつ該保護筒11の上端部は断熱
層5と上部断熱層5aとの遊嵌部間隙を経て、上
蓋2の近傍まで配設されてあり、また前記上蓋2
の内部には冷却媒体の供給・排出手段と連通した
冷却媒体流通路20が設けてある。このため前記
保護筒11内の含浸材溶湯8から発生した分解ガ
スあるいは金属蒸気は、前記保護筒11の下方に
おいて前記ガス通路14と下蓋3の排出口22を
介して系外へ流出し得ても、該保護筒11外のヒ
ータ6側には流出し得ない。そしてまた、前記保
護筒11内にて拡散し該保護筒11の上方におい
て、すなわちその上部開口端部より拡散流出せん
とする前記分解ガスあるいは金属蒸気は、該保護
筒11と前記上蓋2との間、すなわち前記上蓋の
近傍に達する。しかし、この上蓋2の近傍は前記
上蓋2の冷却媒体流通路20の冷却効果と断熱層
5aの熱遮断効果により下方の処理空間12に比
し大巾に低温であつて、前記上蓋2近傍の保護筒
11の上端部より拡散流出せんとする前記分解ガ
スあるいは金属蒸気は温度低下してガス体あるい
は蒸気体としての形態を維持し得ず、該上蓋近傍
の低温部にてデポジツトし、この低温部を経てそ
れ以外の部位に拡散流出し得ない。
また、前記保護筒11の上部には高圧室4に通
ずる気体通路を形成してあり、このため高圧含浸
処理中の昇圧・減圧時における保護筒11内と高
圧室4間の差圧は常にほぼ等圧に保たれる。
ずる気体通路を形成してあり、このため高圧含浸
処理中の昇圧・減圧時における保護筒11内と高
圧室4間の差圧は常にほぼ等圧に保たれる。
すなわち、前述の高圧含浸処理工程中に含浸材
の溶湯8から発生した分解ガスあるいは金属蒸気
に対し、保護筒11は以下の作用をなす。
の溶湯8から発生した分解ガスあるいは金属蒸気
に対し、保護筒11は以下の作用をなす。
蒸気圧の関連にて、前記高圧含浸処理工程の
真空加熱工程、乃至浸漬工程間に含浸材溶湯8
から最も多くの分解ガスあるいは金属蒸気が発生
するが、これらは保護筒11に遮られて直接保護
筒11外の高圧室4に流出し得ず、そのほとんど
が真空引きにより保護筒11の底部に設けられた
ガス排出口21を経て系外に排出される。そし
て、保護筒11内にて拡散し該保護筒11の上部
開口端部より拡散流出せんとする一部の分解ガス
あるいは金属蒸気は、前述のように上蓋2近傍の
低温部にて温度低下してガス体あるいは蒸気体と
しての形態を維持し得ず、該低温部にてデポジツ
トする。
真空加熱工程、乃至浸漬工程間に含浸材溶湯8
から最も多くの分解ガスあるいは金属蒸気が発生
するが、これらは保護筒11に遮られて直接保護
筒11外の高圧室4に流出し得ず、そのほとんど
が真空引きにより保護筒11の底部に設けられた
ガス排出口21を経て系外に排出される。そし
て、保護筒11内にて拡散し該保護筒11の上部
開口端部より拡散流出せんとする一部の分解ガス
あるいは金属蒸気は、前述のように上蓋2近傍の
低温部にて温度低下してガス体あるいは蒸気体と
しての形態を維持し得ず、該低温部にてデポジツ
トする。
そしてまた、前記高圧含浸処理工程の加圧工
程、乃至引上げ工程においては圧媒ガスの圧力
にて含浸材の溶湯8からの分解ガスあるいは金属
蒸気の発生は低下するとはいえその発生は継続す
るが、これらは保護筒11に遮られて直接保護筒
11外の高圧室4に流出し得ず、前述と同様に、
該保護筒11の上部開口端部より流出せんとする
とき、前記上蓋2近傍の低温部に達する結果とな
り、該低温部にてデポジツトする。
程、乃至引上げ工程においては圧媒ガスの圧力
にて含浸材の溶湯8からの分解ガスあるいは金属
蒸気の発生は低下するとはいえその発生は継続す
るが、これらは保護筒11に遮られて直接保護筒
11外の高圧室4に流出し得ず、前述と同様に、
該保護筒11の上部開口端部より流出せんとする
とき、前記上蓋2近傍の低温部に達する結果とな
り、該低温部にてデポジツトする。
従つて、含浸処理中に含浸材の溶湯8から発生
する分解ガスあるいは金属蒸気は保護筒11に遮
られて直接高圧室4に流出し得ず、そしてまた保
護筒11の上部開口部より流出せんとしてもガス
体あるいは蒸気体として形態を維持できず該開口
部近傍より拡散し得ず、保護筒11外のヒータ6
および絶縁部材へ達することなく、ヒータ6およ
び絶縁部材は前記分解ガスあるいは金属蒸気の悪
影響より保護される。
する分解ガスあるいは金属蒸気は保護筒11に遮
られて直接高圧室4に流出し得ず、そしてまた保
護筒11の上部開口部より流出せんとしてもガス
体あるいは蒸気体として形態を維持できず該開口
部近傍より拡散し得ず、保護筒11外のヒータ6
および絶縁部材へ達することなく、ヒータ6およ
び絶縁部材は前記分解ガスあるいは金属蒸気の悪
影響より保護される。
上記のように、本発明にかかる高圧含浸装置
は、含浸処理に際して含浸材の溶湯から発生する
分解ガスあるいは金属蒸気の影響よりヒータおよ
び絶縁部材を保護するを得、ヒータおよび絶縁部
材に対して有害な分解ガスあるいは金属蒸気をそ
の溶湯より発生する含浸材についても安定して処
理し得るものである。
は、含浸処理に際して含浸材の溶湯から発生する
分解ガスあるいは金属蒸気の影響よりヒータおよ
び絶縁部材を保護するを得、ヒータおよび絶縁部
材に対して有害な分解ガスあるいは金属蒸気をそ
の溶湯より発生する含浸材についても安定して処
理し得るものである。
以下、図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示すものであつ
て、第1図において、4は高圧室であつて、該高
圧室4は高圧容器1とその上下開口部に気密にか
つ着脱自由に嵌着された上蓋2、下蓋3とにより
画成されてなり、その内部に断熱層5とヒータ6
が周設してあり、下蓋3に設けたガス通路21を
介して高圧ガス圧媒が導入される。
て、第1図において、4は高圧室であつて、該高
圧室4は高圧容器1とその上下開口部に気密にか
つ着脱自由に嵌着された上蓋2、下蓋3とにより
画成されてなり、その内部に断熱層5とヒータ6
が周設してあり、下蓋3に設けたガス通路21を
介して高圧ガス圧媒が導入される。
前記断熱層5は前記下蓋3に支持された倒立コ
ツプ状とし、かつその上底部に開口部を設け、該
上底部開口部には前記上蓋2に吊下取付られた上
部断熱層5aが遊嵌されている。また、これら断
熱層5と上部断熱層5aは、それぞれの上端面に
前記上蓋2間に間隙を隔て配されている。
ツプ状とし、かつその上底部に開口部を設け、該
上底部開口部には前記上蓋2に吊下取付られた上
部断熱層5aが遊嵌されている。また、これら断
熱層5と上部断熱層5aは、それぞれの上端面に
前記上蓋2間に間隙を隔て配されている。
11は前記ヒータ6の内側に設けたコツプ状の
保護筒であつて、該保護筒11は支持部材13を
介して前記下蓋3に支持され、かつその外周に絶
縁部材を介して前記ヒータ6を保持するものであ
る。
保護筒であつて、該保護筒11は支持部材13を
介して前記下蓋3に支持され、かつその外周に絶
縁部材を介して前記ヒータ6を保持するものであ
る。
また前記保護筒11の底部中心部にガス通路1
4を設け、該ガス通路は下蓋3に設けたガス排出
口22と連通させてあり、かつ該保護筒11の上
部開口端部は前記断熱層5と上部断熱層5aとの
遊嵌部間隙を経て、前記上蓋2の近傍まで配され
ている。
4を設け、該ガス通路は下蓋3に設けたガス排出
口22と連通させてあり、かつ該保護筒11の上
部開口端部は前記断熱層5と上部断熱層5aとの
遊嵌部間隙を経て、前記上蓋2の近傍まで配され
ている。
そして前記上蓋2の内部には冷却媒体を流通さ
せる流通路20が設けられてある。
せる流通路20が設けられてある。
なお本実施例においては該保護筒11はステン
レス鋼(Sus304)になるものとしたが気体低透
過性であれば他の構成部材でも良い。
レス鋼(Sus304)になるものとしたが気体低透
過性であれば他の構成部材でも良い。
そして上蓋2に設けた冷却媒体の流通路20は
該上蓋2の下端面寄り設けたスパイラル状流通孔
とし、冷却媒体として水を使用したが、これはウ
オータジヤケツト方式としても良く、また他の冷
却媒体を使用しても良い。
該上蓋2の下端面寄り設けたスパイラル状流通孔
とし、冷却媒体として水を使用したが、これはウ
オータジヤケツト方式としても良く、また他の冷
却媒体を使用しても良い。
7は含浸材の溶湯8を収容する容器であつて、
この実施例においては耐火物よりなるルツボであ
り、保持部材を介して前記保護筒11の底部に支
持され載置されている。
この実施例においては耐火物よりなるルツボであ
り、保持部材を介して前記保護筒11の底部に支
持され載置されている。
9は被含浸体であつて、該被含浸体9は前記上
蓋2と上部断熱層5aとを貫通して昇降自由に挿
設された押棒10の下端部に支持部材を介して吊
下され、前記押棒10の上端部に連結された図外
の駆動手段により上昇・下降可能とされている。
蓋2と上部断熱層5aとを貫通して昇降自由に挿
設された押棒10の下端部に支持部材を介して吊
下され、前記押棒10の上端部に連結された図外
の駆動手段により上昇・下降可能とされている。
以下に上記本実施例の装置による高圧含浸処理
の手順を説明する。
の手順を説明する。
被処理体9は高圧室4外にて、上蓋2と一体的
に高圧容器1より取外された押棒10の下端に支
持部材を介して取付けられ、前記上蓋2と上部断
熱層5aと共に一体的に高圧容器1内に挿入され
る。
に高圧容器1より取外された押棒10の下端に支
持部材を介して取付けられ、前記上蓋2と上部断
熱層5aと共に一体的に高圧容器1内に挿入され
る。
あらかじめ高圧容器1の上開口部より容器7内
に装入した含浸材を図外の給電手段にてヒータ6
に通電し加熱溶解して溶湯8とするが、この溶解
段階においてはガス通路14とガス排出口22を
介して図外の真空ポンプにて真空引きを行い、多
孔性の被含浸体9内と高圧室4内のガスおよび含
浸材の溶解過程にて発生するガスを系外に排出す
る。
に装入した含浸材を図外の給電手段にてヒータ6
に通電し加熱溶解して溶湯8とするが、この溶解
段階においてはガス通路14とガス排出口22を
介して図外の真空ポンプにて真空引きを行い、多
孔性の被含浸体9内と高圧室4内のガスおよび含
浸材の溶解過程にて発生するガスを系外に排出す
る。
真空引きを継続しながら容器7内の含浸材を溶
解し溶湯8となした後、被含浸体9を押棒10を
介して下降させて溶湯8内に浸漬する。この過程
までに含浸材溶湯8から発生した分解ガスあるい
は金属蒸気は真空引きにより系外に排出される。
解し溶湯8となした後、被含浸体9を押棒10を
介して下降させて溶湯8内に浸漬する。この過程
までに含浸材溶湯8から発生した分解ガスあるい
は金属蒸気は真空引きにより系外に排出される。
そして、ガス通路21を介して高圧圧媒ガスを
高圧室4内に導入して、該高圧圧媒ガスを介した
等方圧的高圧下にて高圧含浸処理する。
高圧室4内に導入して、該高圧圧媒ガスを介した
等方圧的高圧下にて高圧含浸処理する。
設定した高温・高圧下にて被含浸体9を含浸処
理した後、前記押棒10を介して被含浸体9を溶
湯8内より引上げ溶湯8の水切りを行つた後にお
いて、高圧室4内の高圧圧媒ガスをガス通路14
とガス排出口22を介して排出・減圧すると共に
ヒータ6の通電を止める。高圧室4内が一定温度
以下に降温した後、被含浸処理体9を上部断熱層
5aと共に上蓋2により一体的に高圧筒1より取
り出す。
理した後、前記押棒10を介して被含浸体9を溶
湯8内より引上げ溶湯8の水切りを行つた後にお
いて、高圧室4内の高圧圧媒ガスをガス通路14
とガス排出口22を介して排出・減圧すると共に
ヒータ6の通電を止める。高圧室4内が一定温度
以下に降温した後、被含浸処理体9を上部断熱層
5aと共に上蓋2により一体的に高圧筒1より取
り出す。
以上の高圧含浸処理中に溶湯8から発生した分
解ガスあるいは金属蒸気は保護筒11に遮られて
直接保護筒11外の高圧室4側に流出し得ず、一
部が該保護筒11と上部断熱層5aとの間隙を経
て、該保護筒11の上部開口端部より拡散流出せ
んとする。
解ガスあるいは金属蒸気は保護筒11に遮られて
直接保護筒11外の高圧室4側に流出し得ず、一
部が該保護筒11と上部断熱層5aとの間隙を経
て、該保護筒11の上部開口端部より拡散流出せ
んとする。
しかし、前記保護筒11の上端部は前記上蓋2
の近傍まで配されてあり、この上蓋2の近傍は上
蓋2内部の冷却媒体の冷却効果と、断熱層5と上
部断熱層5aの熱遮断効果とにより下方の処理空
間12に比し大巾に低温であり、この低温なる上
蓋2近傍にて保護筒11の上端部より拡散流出せ
んとする前記含浸材溶湯8からの分解ガスあるい
は金属蒸気は、その温度が低下しガス体あるいは
蒸気体としての形態を維持し得ずデポジツトし、
該低温部の構成部材表面に付着して捕捉される。
の近傍まで配されてあり、この上蓋2の近傍は上
蓋2内部の冷却媒体の冷却効果と、断熱層5と上
部断熱層5aの熱遮断効果とにより下方の処理空
間12に比し大巾に低温であり、この低温なる上
蓋2近傍にて保護筒11の上端部より拡散流出せ
んとする前記含浸材溶湯8からの分解ガスあるい
は金属蒸気は、その温度が低下しガス体あるいは
蒸気体としての形態を維持し得ずデポジツトし、
該低温部の構成部材表面に付着して捕捉される。
本実施例においては、上部断熱層5aを支持部
材を介して上蓋2に吊下取付けて上部断熱層5a
と上蓋2間にも間隙を設けたが、これは該間隙を
低温空間となし、保護筒11と前記上部断熱層5
aとの間隙を経て保護筒11の上端部より拡散流
出せんとする分解ガスあるいは金属蒸気を該低温
空間にてデポジツト・捕捉するものである。ま
た、保護筒11の上端部外周側にフランジ状リム
を設けたが、これは該フランジ状リムの上面と上
蓋2間に上蓋2の冷却効果による低温なガス流路
を形成して保護筒11外に拡散流出せんとする前
記分解ガスあるいは金属蒸気をより確実に温度低
下させると共にデポジツトし付着する面をより広
くしてその捕捉をより確実とし得るものである。
材を介して上蓋2に吊下取付けて上部断熱層5a
と上蓋2間にも間隙を設けたが、これは該間隙を
低温空間となし、保護筒11と前記上部断熱層5
aとの間隙を経て保護筒11の上端部より拡散流
出せんとする分解ガスあるいは金属蒸気を該低温
空間にてデポジツト・捕捉するものである。ま
た、保護筒11の上端部外周側にフランジ状リム
を設けたが、これは該フランジ状リムの上面と上
蓋2間に上蓋2の冷却効果による低温なガス流路
を形成して保護筒11外に拡散流出せんとする前
記分解ガスあるいは金属蒸気をより確実に温度低
下させると共にデポジツトし付着する面をより広
くしてその捕捉をより確実とし得るものである。
上記のように、本実施例の高圧含浸装置は被処
理体9の装脱が容易で、また高圧室4と保護筒1
1間の差圧発生を防止するためのガス流路を確保
してなお含浸材の溶湯8から発生する有害な分解
ガスあるいは金属蒸気の影響よりヒータ6および
絶縁部材を保護し得るものである。
理体9の装脱が容易で、また高圧室4と保護筒1
1間の差圧発生を防止するためのガス流路を確保
してなお含浸材の溶湯8から発生する有害な分解
ガスあるいは金属蒸気の影響よりヒータ6および
絶縁部材を保護し得るものである。
第2図は本発明の第2実施例を示すものである
が、以下に記述する構成および効果以外は前述の
第1図に示す第1実施例と同一のものである。
が、以下に記述する構成および効果以外は前述の
第1図に示す第1実施例と同一のものである。
第2図において、30は被含浸体9の保持部材
であつて、上蓋2にその上端部を保持され、かつ
上部断熱層5aを貫通して挿設されその下端部に
被含浸体9を吊下保持するものである。
であつて、上蓋2にその上端部を保持され、かつ
上部断熱層5aを貫通して挿設されその下端部に
被含浸体9を吊下保持するものである。
40は押棒であつて、保持筒11の下部に設け
られたガス通路14と該通路14と連通する下蓋
3に設けられたガス排出口22を共通の貫通孔と
して昇降自由に挿設され、その上端部に含浸材の
溶湯8を収容する容器7が載置され、その下端部
は図外の駆動手段に連結してあつて、もつて前記
容器7を上昇・下降可能とするものである。
られたガス通路14と該通路14と連通する下蓋
3に設けられたガス排出口22を共通の貫通孔と
して昇降自由に挿設され、その上端部に含浸材の
溶湯8を収容する容器7が載置され、その下端部
は図外の駆動手段に連結してあつて、もつて前記
容器7を上昇・下降可能とするものである。
この第2実施例の高圧含浸装置は前述第1実施
例と同等の効果を有し、該装置の設置において、
上方に駆動手段を配置し難いときに有効な構成の
ものである。
例と同等の効果を有し、該装置の設置において、
上方に駆動手段を配置し難いときに有効な構成の
ものである。
第3図は本発明の第3実施例を示す部分断面図
で、図示以外の構成は第1実施例の第1図に記載
のものと同様であり、ここではその記載および説
明を省略する。
で、図示以外の構成は第1実施例の第1図に記載
のものと同様であり、ここではその記載および説
明を省略する。
第3図において、15は金属タワシ状フイルタ
であつて、該フイルタ15はリング状で、下端面
に保護筒11の上端部と嵌合する凹部がリング状
に設けてあり、上端面を上蓋2に接して、着脱可
能に上蓋2に取付けられている。
であつて、該フイルタ15はリング状で、下端面
に保護筒11の上端部と嵌合する凹部がリング状
に設けてあり、上端面を上蓋2に接して、着脱可
能に上蓋2に取付けられている。
また、該フイルタ15は前記上蓋2を高圧容器
1に嵌着したときその下面凹部が前記保護筒11
の上端部と嵌合し得るよう配されてあり、また該
フイルタ15は保護筒11の熱膨脹・収縮を吸収
し得る柔軟な構成とされている。
1に嵌着したときその下面凹部が前記保護筒11
の上端部と嵌合し得るよう配されてあり、また該
フイルタ15は保護筒11の熱膨脹・収縮を吸収
し得る柔軟な構成とされている。
本実施例においては、該フイルタ15をステン
レス(Sus304)鋼の細線よりなる金属タワシ状
のものとしたが、通気性を有する多孔質で全体と
して軟構造であれば他の構成部材よりなるもので
も良い。
レス(Sus304)鋼の細線よりなる金属タワシ状
のものとしたが、通気性を有する多孔質で全体と
して軟構造であれば他の構成部材よりなるもので
も良い。
本実施例の構成において、高圧室4と保護筒1
1内の処理空間12とのガス通路はフイルタ15
を介して確保され、両者の差圧による保護筒11
の圧壊は完全に防止出来、また処理空間12より
上部断熱層5aと保護筒11との間隙を経して流
出した含浸材の溶湯からの分解ガスあるいは金属
蒸気は上蓋に接して低温である前記フイルタ15
の構成部材の表面に接触して温度低下し、該表面
にてデポジツトして、付着し捕獲される。
1内の処理空間12とのガス通路はフイルタ15
を介して確保され、両者の差圧による保護筒11
の圧壊は完全に防止出来、また処理空間12より
上部断熱層5aと保護筒11との間隙を経して流
出した含浸材の溶湯からの分解ガスあるいは金属
蒸気は上蓋に接して低温である前記フイルタ15
の構成部材の表面に接触して温度低下し、該表面
にてデポジツトして、付着し捕獲される。
そして前記フイルタ15は処理後、前記上蓋
2、被処理材等と共に高圧容器1外に取り出され
て交換可能である。
2、被処理材等と共に高圧容器1外に取り出され
て交換可能である。
上記のように本実施例の上蓋2に取付けられた
フイルタ15は前述本発明の第1実施例の装置に
適用したとき、その効果すなわち含浸材の溶湯8
から発生して有害な分解ガスあるいは金属蒸気よ
りヒータ6および絶縁部材を保護する効果を確実
なものとし、かつデポジツトし汚染物として付着
する含浸材の組成分の除去もより容易とするもの
である。
フイルタ15は前述本発明の第1実施例の装置に
適用したとき、その効果すなわち含浸材の溶湯8
から発生して有害な分解ガスあるいは金属蒸気よ
りヒータ6および絶縁部材を保護する効果を確実
なものとし、かつデポジツトし汚染物として付着
する含浸材の組成分の除去もより容易とするもの
である。
なお、本実施例は前述の第2実施例の装置に適
用しても同様な効果を得るものである。
用しても同様な効果を得るものである。
第4図は本発明の第4実施例を示す部分断面図
で、図示以外の構成は第1実施例の第1図に記載
のものと同様であり、ここではその記載および説
明を省略する。
で、図示以外の構成は第1実施例の第1図に記載
のものと同様であり、ここではその記載および説
明を省略する。
第4図において、16は内フイン、17は外フ
インであつて、薄板構成部材よりなるリング状
で、上蓋2に保持部材を介して着脱可能に取りつ
けられている。またこれら内外フイン16,17
は前記保護筒11と同芯的に配設し、内フイン1
6は上部断熱層5a上に外フイン17は断熱層5
上に互に同一間隙を隔て多数枚配してある。
インであつて、薄板構成部材よりなるリング状
で、上蓋2に保持部材を介して着脱可能に取りつ
けられている。またこれら内外フイン16,17
は前記保護筒11と同芯的に配設し、内フイン1
6は上部断熱層5a上に外フイン17は断熱層5
上に互に同一間隙を隔て多数枚配してある。
なおこれら内外フイン16,17は上蓋2と共
に装脱可能に配されている。
に装脱可能に配されている。
本実施例においては、これら内外フイン16,
17はステンレス(Sus304)鋼板(0.5mm厚さ)
よりなるものとし、互の間隙を4mmとしたが、ガ
ス流通を防げず該上部空間にて広い表面積を確保
し得るものであれば他の構成部材および他の形状
になるものでも良い。
17はステンレス(Sus304)鋼板(0.5mm厚さ)
よりなるものとし、互の間隙を4mmとしたが、ガ
ス流通を防げず該上部空間にて広い表面積を確保
し得るものであれば他の構成部材および他の形状
になるものでも良い。
本実施例の構成において、前述第3実施例と同
様、高圧室4と保護筒11内の処理空間12との
ガス通路は確保され、また処理空間12より流出
した分解ガスあるいは金属蒸気は上蓋2に取付け
られて低温な内外フイン16,17の表面に接触
して温度低下し、該表面にてデポジツトし付着し
て捕獲される。なおこれら内外フイン16,17
は前述の第3実施例と同様含浸処理後に高圧容器
1外にて交換可能である。
様、高圧室4と保護筒11内の処理空間12との
ガス通路は確保され、また処理空間12より流出
した分解ガスあるいは金属蒸気は上蓋2に取付け
られて低温な内外フイン16,17の表面に接触
して温度低下し、該表面にてデポジツトし付着し
て捕獲される。なおこれら内外フイン16,17
は前述の第3実施例と同様含浸処理後に高圧容器
1外にて交換可能である。
上記のように本実施例の上蓋2に取付けられた
内外フイン17,18は前述本発明の第1実施例
および第2実施例の装置に適用したとき、その効
果すなわち含浸材の溶湯8から発生して有害な分
解ガスあるいは金属蒸気よりヒータ6および絶縁
部材を保護する効果をより確実なものとする。
内外フイン17,18は前述本発明の第1実施例
および第2実施例の装置に適用したとき、その効
果すなわち含浸材の溶湯8から発生して有害な分
解ガスあるいは金属蒸気よりヒータ6および絶縁
部材を保護する効果をより確実なものとする。
なお、この実施例は、金属蒸気を発生する含浸
材の含浸処理について特に高い効果を示した。
材の含浸処理について特に高い効果を示した。
第5図は本発明の第5実施例を示す部分断面図
で、図外以外の構成は第1実施例の第1図に記載
のものと同様であり、ここではその記載および説
明を省略する。
で、図外以外の構成は第1実施例の第1図に記載
のものと同様であり、ここではその記載および説
明を省略する。
第5図において、25は良熱伝導性部材よりな
る薄肉円筒であつて、該円筒25はその一端を上
蓋2に着脱可能に取付けられて、断熱層5の上方
に保護筒11と同芯的に配されてある。
る薄肉円筒であつて、該円筒25はその一端を上
蓋2に着脱可能に取付けられて、断熱層5の上方
に保護筒11と同芯的に配されてある。
26は溝付フランジであつて、該溝付フランジ
26はリング状でその上面に前記円筒25と互に
間隙を隔て遊嵌する凹状溝が設けてあり、その内
周部にて保護筒11の上端部に脱着可能に取付ら
れ前記断熱層5の上に配されてある。
26はリング状でその上面に前記円筒25と互に
間隙を隔て遊嵌する凹状溝が設けてあり、その内
周部にて保護筒11の上端部に脱着可能に取付ら
れ前記断熱層5の上に配されてある。
なお前記円筒25と溝付フランジ26は前記上
蓋2を高圧容器1に嵌着したとき、前記円筒25
の下端が前記溝付フランジ26の凹状溝に互に間
隙を隔て挿入された形にて遊嵌し得るよう配され
ている。
蓋2を高圧容器1に嵌着したとき、前記円筒25
の下端が前記溝付フランジ26の凹状溝に互に間
隙を隔て挿入された形にて遊嵌し得るよう配され
ている。
本実施例においては、前記円筒25を低炭素鋼
板よりなるものとし、前記溝付フランジ26をス
テンレス鋼(Sus304)板よりなるものとしたが、
これらは気体低透過性の他の部材であつても良
い。また前記円筒25とフランジ26の凹状溝は
それぞれ一個、すなわち一対配したが、これらは
同芯的に複数の対をなすよう配しても良い。なお
上部断熱層5aは上蓋2に直接取付ける形態とし
たが、両者間に間隙を有すよう配しても良い。
板よりなるものとし、前記溝付フランジ26をス
テンレス鋼(Sus304)板よりなるものとしたが、
これらは気体低透過性の他の部材であつても良
い。また前記円筒25とフランジ26の凹状溝は
それぞれ一個、すなわち一対配したが、これらは
同芯的に複数の対をなすよう配しても良い。なお
上部断熱層5aは上蓋2に直接取付ける形態とし
たが、両者間に間隙を有すよう配しても良い。
本実施例の構成において、前述第3実施例と同
様、高圧室4と保護筒11内の処理空間12との
ガス通路は確保され、また処理空間12より流出
した分解ガスあるいは金属蒸気は上蓋2に取付け
られて低温な円筒25の表面に接触して温度低下
し、該円筒表面あるいは溝付フランジ26の上表
面にてデポジツトして捕獲される。また前記溝付
フランジ26の凹状溝は液状流動体を滞溜させ得
る。なおこれら円筒25および溝付フランジ26
は前述第4実施例と同様含浸処理後に高圧容器1
外にて交換可能である。
様、高圧室4と保護筒11内の処理空間12との
ガス通路は確保され、また処理空間12より流出
した分解ガスあるいは金属蒸気は上蓋2に取付け
られて低温な円筒25の表面に接触して温度低下
し、該円筒表面あるいは溝付フランジ26の上表
面にてデポジツトして捕獲される。また前記溝付
フランジ26の凹状溝は液状流動体を滞溜させ得
る。なおこれら円筒25および溝付フランジ26
は前述第4実施例と同様含浸処理後に高圧容器1
外にて交換可能である。
上記のように本実施例の構成を前述第1実施例
および第2実施の装置に適用したとき、その効果
すなわち含浸材の溶湯8から発生して有害な分解
ガスあるいは金属蒸気よりヒータ6および絶縁部
材を保護する効果をより確実なものとする。
および第2実施の装置に適用したとき、その効果
すなわち含浸材の溶湯8から発生して有害な分解
ガスあるいは金属蒸気よりヒータ6および絶縁部
材を保護する効果をより確実なものとする。
なお、この実施例は分解ガスを発生するピツチ
タール系含浸材の含浸処理について特に高い効果
を示した。
タール系含浸材の含浸処理について特に高い効果
を示した。
第6図は本発明の第6実施例を示す部分断面図
で、図示以外の構成は第1実施例の第1図に記載
のものと同様であり、ここではその記載および説
明を省略する。
で、図示以外の構成は第1実施例の第1図に記載
のものと同様であり、ここではその記載および説
明を省略する。
第6図において、27は良熱伝導性部材になる
上部低温室であつて、該上部低温室27は、上蓋
2に取付けられた上部断熱層5aの外周にその内
周を接して該上部断熱層5aに一体的に取付けら
れ、その外周側を断熱層5上に配し、下面に保護
筒11の端部と間隙を隔て冠着する空間を有す
る。28は耐熱性柔軟部材になるリング状フエル
ト体であつて、該フエルト体28は前記上部低温
室27の外周下端部と断熱層5の上端面との間
に、上角2を高圧容器1に嵌着したとき上部低温
室27と断熱層5に接するよう配されてある。
上部低温室であつて、該上部低温室27は、上蓋
2に取付けられた上部断熱層5aの外周にその内
周を接して該上部断熱層5aに一体的に取付けら
れ、その外周側を断熱層5上に配し、下面に保護
筒11の端部と間隙を隔て冠着する空間を有す
る。28は耐熱性柔軟部材になるリング状フエル
ト体であつて、該フエルト体28は前記上部低温
室27の外周下端部と断熱層5の上端面との間
に、上角2を高圧容器1に嵌着したとき上部低温
室27と断熱層5に接するよう配されてある。
本実施例の構成において、上部低温室25は処
理空間12より拡散流出せんとする金属蒸気を該
低温室25内にてデポジツトさせて捕獲するもの
であり、またフエルト体28は保護筒11と断熱
層5間のヒータ6による圧媒ガスの上昇流と、断
熱層5と高圧容器1間の下降流とによる圧媒ガス
の対流を制御し、もつて加圧熱処理中の熱効率向
上を計るものであつて、本実施例は加圧熱処理が
比較的に高圧で行われ、圧媒ガスの対流が激し
く、かつ圧媒ガスの高圧下で比較的に金属蒸気の
発生が少い金属含浸材の含浸処理について有効な
ものである。
理空間12より拡散流出せんとする金属蒸気を該
低温室25内にてデポジツトさせて捕獲するもの
であり、またフエルト体28は保護筒11と断熱
層5間のヒータ6による圧媒ガスの上昇流と、断
熱層5と高圧容器1間の下降流とによる圧媒ガス
の対流を制御し、もつて加圧熱処理中の熱効率向
上を計るものであつて、本実施例は加圧熱処理が
比較的に高圧で行われ、圧媒ガスの対流が激し
く、かつ圧媒ガスの高圧下で比較的に金属蒸気の
発生が少い金属含浸材の含浸処理について有効な
ものである。
以上のように本発明にかかる高圧含浸装置は、
高圧容器1、上蓋2、下蓋3にて画成された高圧
室4内に断熱層5とヒータ6を備えて、ヒータ6
に囲繞された処理空間12にて含浸材の溶湯8中
に被処理体9を浸漬する含浸装置について、倒立
コツプ状なる断熱層5の上底部開口部に上蓋2に
取付けられた上部断熱層5aを遊嵌し、該上部断
熱層5aを上蓋2と一体的に挿脱し得る機能を具
備しながら、前記上蓋2に冷却手段を設けて高圧
室4上部の該上蓋2近傍を低温となし、かつ前記
ヒータ6の内側に気体低透過性のコツプ状保護筒
11、すなわちその内側に含浸材溶湯8を収容す
る容器7を載置する処理空間を有し、上端部を前
記上部断熱層5aの遊嵌部を経て上蓋2近傍まで
配し、底部に下蓋3のガス排出口22に連通する
ガス通路14を備え、またその上部に気体通路を
形成した保護筒11を設けたことより、以下の効
果を得るものである。
高圧容器1、上蓋2、下蓋3にて画成された高圧
室4内に断熱層5とヒータ6を備えて、ヒータ6
に囲繞された処理空間12にて含浸材の溶湯8中
に被処理体9を浸漬する含浸装置について、倒立
コツプ状なる断熱層5の上底部開口部に上蓋2に
取付けられた上部断熱層5aを遊嵌し、該上部断
熱層5aを上蓋2と一体的に挿脱し得る機能を具
備しながら、前記上蓋2に冷却手段を設けて高圧
室4上部の該上蓋2近傍を低温となし、かつ前記
ヒータ6の内側に気体低透過性のコツプ状保護筒
11、すなわちその内側に含浸材溶湯8を収容す
る容器7を載置する処理空間を有し、上端部を前
記上部断熱層5aの遊嵌部を経て上蓋2近傍まで
配し、底部に下蓋3のガス排出口22に連通する
ガス通路14を備え、またその上部に気体通路を
形成した保護筒11を設けたことより、以下の効
果を得るものである。
まず、上部断熱層5aを上蓋2と一体的に挿脱
可能としたことより、高圧筒1上部開口部より含
浸材を容器7に供給することを容易とし得、かつ
被含浸体9を上蓋2に保持させることで該上蓋2
と一体的に挿脱するを得て、含浸材の供給および
被含浸体9の挿脱を効率的に行い得る。
可能としたことより、高圧筒1上部開口部より含
浸材を容器7に供給することを容易とし得、かつ
被含浸体9を上蓋2に保持させることで該上蓋2
と一体的に挿脱するを得て、含浸材の供給および
被含浸体9の挿脱を効率的に行い得る。
そして、ヒータ6に囲繞された処理空間12、
すなわち保護筒11内の含浸材溶湯8から含浸処
理中に発生する分解ガスあるいは金属蒸気は、
保護筒11に遮られて直接的にヒータ6側に流出
し得ず、保護筒11の上開口部より拡散流出せ
んとするとき、低温なる上蓋2近傍を経て流出す
るを要し、該低温なる上蓋2近傍にて温度低下し
て、ガス体あるいは蒸気体としての形態を維持出
来ず、デポジツトし拡散流出し得ず、また保護
筒11の底部ガス通路14とガス排出口22を介
して系外に排出することを得て、これら効果より
保護筒11外のヒータ6側には達し得ない。
すなわち保護筒11内の含浸材溶湯8から含浸処
理中に発生する分解ガスあるいは金属蒸気は、
保護筒11に遮られて直接的にヒータ6側に流出
し得ず、保護筒11の上開口部より拡散流出せ
んとするとき、低温なる上蓋2近傍を経て流出す
るを要し、該低温なる上蓋2近傍にて温度低下し
て、ガス体あるいは蒸気体としての形態を維持出
来ず、デポジツトし拡散流出し得ず、また保護
筒11の底部ガス通路14とガス排出口22を介
して系外に排出することを得て、これら効果より
保護筒11外のヒータ6側には達し得ない。
そしてまた、保護筒11の上部には気体通路が
形成してあつて、高圧室4と該保護筒11内との
差圧は常にほぼ等圧であり、保護筒11は薄肉な
構成部材になるものでも加圧熱処理中の昇圧・降
圧において差圧により圧壊することがない。
形成してあつて、高圧室4と該保護筒11内との
差圧は常にほぼ等圧であり、保護筒11は薄肉な
構成部材になるものでも加圧熱処理中の昇圧・降
圧において差圧により圧壊することがない。
従つて、本発明にかかる高圧含浸装置は、含浸
材および被含浸材を効率的に挿脱し得てなお、含
浸処理に際して含浸材の溶湯8からヒータ6およ
び絶縁部材に対して有害な分解ガスあるいは金属
蒸気を発生する含浸材についても安定して処理す
ることを得、その適用範囲をより拡大し得るその
実益大なるものである。
材および被含浸材を効率的に挿脱し得てなお、含
浸処理に際して含浸材の溶湯8からヒータ6およ
び絶縁部材に対して有害な分解ガスあるいは金属
蒸気を発生する含浸材についても安定して処理す
ることを得、その適用範囲をより拡大し得るその
実益大なるものである。
第1図は本発明の第1実施例を示す主要部正断
面図である。第2図は本発明の第2実施例を示す
主要部正断面図である。第3図は本発明の第3実
施例を示す部分正断面図である。第4図は本発明
の第4実施例を示す部分正断面図である。第5図
は本発明の第5実施例を示す部分正断面図であ
る。第6図は本発明の第6実施例を示す部分正断
面図である。第7図は従来の装置の主要部正断面
図である。第8図は従来の装置の主要部正断面図
である。 1…高圧容器、2…上蓋、3…下蓋、4…高圧
室、5…断熱層、5a…上部断熱層、6…ヒー
タ、7…容器、8…含浸材の溶湯、9…被含浸
体、11…保護筒、12…処理空間、14…ガス
通路、20…冷却媒体の流通路、21…圧媒ガス
導入口、22…圧媒ガス排出口。
面図である。第2図は本発明の第2実施例を示す
主要部正断面図である。第3図は本発明の第3実
施例を示す部分正断面図である。第4図は本発明
の第4実施例を示す部分正断面図である。第5図
は本発明の第5実施例を示す部分正断面図であ
る。第6図は本発明の第6実施例を示す部分正断
面図である。第7図は従来の装置の主要部正断面
図である。第8図は従来の装置の主要部正断面図
である。 1…高圧容器、2…上蓋、3…下蓋、4…高圧
室、5…断熱層、5a…上部断熱層、6…ヒー
タ、7…容器、8…含浸材の溶湯、9…被含浸
体、11…保護筒、12…処理空間、14…ガス
通路、20…冷却媒体の流通路、21…圧媒ガス
導入口、22…圧媒ガス排出口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高圧容器1と該高圧容器1の上下開口部を密
封する上蓋2、下蓋3とにより画成された高圧室
4内に、断熱層5とその内部にヒータ6を周設し
てあつて、また前記高圧室4にガス導入口21と
排出口22が設けてあつて、前記ヒータ6に囲繞
された処理空間12に含浸材の溶湯8を収容する
容器7が載置され、かつ該容器7の上方に被含浸
体9が保持部材を介し吊下され、また前記容器7
と被含浸体9との相方または一方を上下動させて
相互に接近させる上下移動手段が設けてあつて、
もつて前記被含浸体9を前記含浸材の溶湯8に浸
漬して、前記高圧室4内に導入された圧媒ガスを
介した高圧下にて含浸処理する装置において、 前記上蓋2の内部に冷却媒体の流通路20を設
け、該流通路20は冷却媒体の供給および排出手
段に連通してあつて、前記断熱層5は倒立コツプ
状でかつその上底部に開口部を設けてあり、該断
熱層5の上底部開口部には前記上蓋2に取付けら
れた上部断熱層5aが遊嵌されてあつて、また前
記断熱層5はその上端面と前記上蓋2間に間隙を
隔て配設してあつて、前記ガス排出口22を前記
下蓋3に設け、また前記ヒータ6の内側に気体低
透過性のコツプ状保護筒11を設け、該保護筒1
1の底部に前記下蓋3のガス排出口22と連通す
るガス通路14を設け、かつ該保護筒11の上端
部を前記断熱層5と上部断熱層5aとの遊嵌部間
隙を経て、前記上蓋2の近傍まで配設すると共に
該保護筒11の上部に高圧室4に通ずる気体通路
を形成したことを特徴とする高圧含浸装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28239086A JPS63135782A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | 高圧含浸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28239086A JPS63135782A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | 高圧含浸装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63135782A JPS63135782A (ja) | 1988-06-08 |
| JPH0144998B2 true JPH0144998B2 (ja) | 1989-10-02 |
Family
ID=17651780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28239086A Granted JPS63135782A (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 | 高圧含浸装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63135782A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4488682B2 (ja) * | 2002-04-08 | 2010-06-23 | 株式会社神戸製鋼所 | 等方圧加圧装置 |
-
1986
- 1986-11-26 JP JP28239086A patent/JPS63135782A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63135782A (ja) | 1988-06-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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