JPH0156906B2 - - Google Patents
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- JPH0156906B2 JPH0156906B2 JP8042282A JP8042282A JPH0156906B2 JP H0156906 B2 JPH0156906 B2 JP H0156906B2 JP 8042282 A JP8042282 A JP 8042282A JP 8042282 A JP8042282 A JP 8042282A JP H0156906 B2 JPH0156906 B2 JP H0156906B2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
本発明は曲げ弾性率、曲げ強度に優れた繊維強
化積層体に関するものである。 従来、特に強度、精度が必要な構造体を製造す
る場合の多くは、金属、非鉄金属を切削、打抜
き、鋳造等により加工していた。しかし、このい
ずれの方式でも製造工程は複雑で生産コストが高
くなるといつた欠点を有していた。また、鋳造に
おいては内部のピンホールによる欠陥により不良
となる場合があつた。また、金属の切削、打抜き
の場合、加工歪によるソリ、ねじれ等の変形が生
じ、また、打抜きにおいては打抜き部にかえりが
生じ、その除去に時間を要していた。また、これ
らのいずれの方式においても金属であるため重量
が重くなり軽量化への試みにおいては限界があつ
た。 そこで、本発明者らは、これらの欠点を解消し
軽量化への手段として、プラスチツク−繊維複合
系材料に着目した。しかし、従来のプラスチツク
−繊維複合系材料において、親水性の繊維状強化
剤と親油性ポリマーとの相溶性が悪く、それぞれ
の界面において空隙を生じ易く外部からの熱、力
等によつて材料が容易に変形した。又、内部の応
力分布不均一による変形、そり等が生じた。ま
た、金属に比べ曲げ弾性率、曲げ強度が低く、構
造体として用いた場合変形を生じさせる原因とな
つていた。 本発明の目的は、従来のプラスチツク−繊維複
合系材料が有していた上記問題点を解決し、曲げ
弾性率、曲げ強度に優れた高比剛性積層物を提供
することである。 すなわち、発明者らは好ましくは、ポリカーボ
ネート、ポリサルフオン、ポリフエニレンサルフ
アイド、オレフインービニルアルコール系共重合
体、ポリエーテルサルフオン、アクリロニトリル
ースチレン共重合体よりなる群の中から選ばれた
少なくとも1種のベースポリマーと、エチレン性
二重結合または、およびエポキシ基を持つ化合物
と、好ましくは少なくとも40体積%以上の強化繊
維とからなる積層体が曲げ弾性率、曲げ強度に優
れているという、従来の積層体には全く見られな
い新規な積層体を発見したのである。この積層体
は、エチレン性二重結合またはおよびエポキシ基
を有する化合物をベースポリマーと強化繊維から
なる積層体に添加しておくことにより、強化繊維
とポリマーとを化学的に結合させ、相溶性を向上
させたものである。この相溶性向上により曲げ弾
性率、曲げ強度を改良する事が出来たのである。
ベースポリマーは主に、強化繊維を結びつける作
用をし、曲げ弾性率が15000〔Kg/cm2〕の樹脂であ
れば良い。エチレン性二重結合またはエポキシ基
を有する化合物はベースポリマーと強化繊維とを
結合させ、相溶させる作用がある。強化繊維はグ
ラスフアイバーの織布またはカーボンフアイバー
の織布であり40体積%以上充填していることが好
ましい。 次に本発明を実施例により説明する。 実施例 1 グラスフアイバーの織布を1.0重量%のアミノ
シランカツプリング剤に浸漬する。さらにこれを
5重量%のアリルグリシジルエーテル(以下
AGEと略す)中に浸漬する。これを乾燥機中で
80℃約1時間放置してアミノシランカツプリング
剤とAGEとを反応させた。次に、これを分子量
約23000のポリカーボネイト樹脂の約2mmの板と
板の間に55体積%となるように積層し、ホツトプ
レスで樹脂温度270℃、圧力約100Kg/cm2(ゲー
ジ)で15分間加圧した。このようにして得た積層
体をASTM規格に準じ試験片を作製、曲げ弾性
率、曲げ強度の測定をインストロン型万能試験機
にて行なつた。その結果を第1表に示した。ま
た、第2の実施例としては、実施例1と同様の方
法でAGEのみを添加しないで積層体を得た。こ
の積層体を実施例1と同様の試験を行ない、その
結果を第2表に示した。
化積層体に関するものである。 従来、特に強度、精度が必要な構造体を製造す
る場合の多くは、金属、非鉄金属を切削、打抜
き、鋳造等により加工していた。しかし、このい
ずれの方式でも製造工程は複雑で生産コストが高
くなるといつた欠点を有していた。また、鋳造に
おいては内部のピンホールによる欠陥により不良
となる場合があつた。また、金属の切削、打抜き
の場合、加工歪によるソリ、ねじれ等の変形が生
じ、また、打抜きにおいては打抜き部にかえりが
生じ、その除去に時間を要していた。また、これ
らのいずれの方式においても金属であるため重量
が重くなり軽量化への試みにおいては限界があつ
た。 そこで、本発明者らは、これらの欠点を解消し
軽量化への手段として、プラスチツク−繊維複合
系材料に着目した。しかし、従来のプラスチツク
−繊維複合系材料において、親水性の繊維状強化
剤と親油性ポリマーとの相溶性が悪く、それぞれ
の界面において空隙を生じ易く外部からの熱、力
等によつて材料が容易に変形した。又、内部の応
力分布不均一による変形、そり等が生じた。ま
た、金属に比べ曲げ弾性率、曲げ強度が低く、構
造体として用いた場合変形を生じさせる原因とな
つていた。 本発明の目的は、従来のプラスチツク−繊維複
合系材料が有していた上記問題点を解決し、曲げ
弾性率、曲げ強度に優れた高比剛性積層物を提供
することである。 すなわち、発明者らは好ましくは、ポリカーボ
ネート、ポリサルフオン、ポリフエニレンサルフ
アイド、オレフインービニルアルコール系共重合
体、ポリエーテルサルフオン、アクリロニトリル
ースチレン共重合体よりなる群の中から選ばれた
少なくとも1種のベースポリマーと、エチレン性
二重結合または、およびエポキシ基を持つ化合物
と、好ましくは少なくとも40体積%以上の強化繊
維とからなる積層体が曲げ弾性率、曲げ強度に優
れているという、従来の積層体には全く見られな
い新規な積層体を発見したのである。この積層体
は、エチレン性二重結合またはおよびエポキシ基
を有する化合物をベースポリマーと強化繊維から
なる積層体に添加しておくことにより、強化繊維
とポリマーとを化学的に結合させ、相溶性を向上
させたものである。この相溶性向上により曲げ弾
性率、曲げ強度を改良する事が出来たのである。
ベースポリマーは主に、強化繊維を結びつける作
用をし、曲げ弾性率が15000〔Kg/cm2〕の樹脂であ
れば良い。エチレン性二重結合またはエポキシ基
を有する化合物はベースポリマーと強化繊維とを
結合させ、相溶させる作用がある。強化繊維はグ
ラスフアイバーの織布またはカーボンフアイバー
の織布であり40体積%以上充填していることが好
ましい。 次に本発明を実施例により説明する。 実施例 1 グラスフアイバーの織布を1.0重量%のアミノ
シランカツプリング剤に浸漬する。さらにこれを
5重量%のアリルグリシジルエーテル(以下
AGEと略す)中に浸漬する。これを乾燥機中で
80℃約1時間放置してアミノシランカツプリング
剤とAGEとを反応させた。次に、これを分子量
約23000のポリカーボネイト樹脂の約2mmの板と
板の間に55体積%となるように積層し、ホツトプ
レスで樹脂温度270℃、圧力約100Kg/cm2(ゲー
ジ)で15分間加圧した。このようにして得た積層
体をASTM規格に準じ試験片を作製、曲げ弾性
率、曲げ強度の測定をインストロン型万能試験機
にて行なつた。その結果を第1表に示した。ま
た、第2の実施例としては、実施例1と同様の方
法でAGEのみを添加しないで積層体を得た。こ
の積層体を実施例1と同様の試験を行ない、その
結果を第2表に示した。
【表】
【表】
上記第1表、第2表より、実施例1は実施例2
と比べ曲げ弾性率で約30%、曲げ強度で約8.5%
の向上がみられた。 実施例 3〜10 次に第3〜第10の実施例として、実施例1、2
と同様の方法でグラスフアイバー織布が40、30、
20、10体積%となるように積層し、積層体を得
た。 この積層体を実施例1と同様の方法で試験を行
ないその結果を第3表に示した。(実施例3〜6
は実施例1と、実施例7〜10は実施例2と同様の
方法である。)
と比べ曲げ弾性率で約30%、曲げ強度で約8.5%
の向上がみられた。 実施例 3〜10 次に第3〜第10の実施例として、実施例1、2
と同様の方法でグラスフアイバー織布が40、30、
20、10体積%となるように積層し、積層体を得
た。 この積層体を実施例1と同様の方法で試験を行
ないその結果を第3表に示した。(実施例3〜6
は実施例1と、実施例7〜10は実施例2と同様の
方法である。)
【表】
【表】
第3表からあきらかなように、グラスフアイバ
ー織布の充填量が40体積%以下では実施例2と比
較しても顕著な差はなくグラスフアイバー織布の
充填量は40体積%以上が好ましいことがわかる。 実施例 11、12 次に第11、第12の実施例として、グラスフアイ
バー織布を実施例1及び実施例2と同様の方法で
処理した後、分子量約23000のアクリロニトリル
ースチレン共重合体の板厚2mmの板と板の間に
35、40、50、60、70、80体積%となるように積層
しホツトプレスで樹脂温度200℃、圧力100Kg/cm2
(ゲージ)で45分間プレスした。このようにして
得た積層体をASTM規格に準じ試験片を作成、
曲げ弾性率を測定した。この結果を第1図に示し
た。 第1図からあきらかなようにAGEを添加する
ことにより曲げ弾性率は約50〜60%向上した。 実施例 13、14 次に第13、第14の実施例として、未処理のカー
ボンクロスシート(“トレカ”クロス品番6341)
を濃度60%の硝酸中に浸漬し、100℃で24時間加
熱した後、水洗いした。さらにこのクロスを20時
間水煮沸を行ない、減圧乾燥を行ない完全に乾燥
した。 このクロスをAGEとメチルエチルケトンの混
合液(体積比1:1)500mlに浸漬し、85〜90℃
で24時間反応させた。その後、このクロスを取り
出しアセトンで充分に洗浄、減圧乾燥した。この
ようにして得たカーボンクロスシートを分子量約
24000のポリカーボネートの板厚2mmの板と板の
間に58体積%で4層、6層、10層となるよう積層
し、ホツトプレスで樹脂温度約270℃、圧力約100
Kg/cm2(ゲージ)で15分間加圧した。このように
して得た積層体をASTM規格に準じ試験片を作
製、曲げ弾性率を測定した。その結果を第2図に
示した。 第2図からあきらかなようにAGEを添加する
ことにより曲げ弾性率は約30〜60%向上した。 以上、本発明によると少なくとも1種以上の官
能基を有する化合物で強化繊維または織布を表面
処理することによつてそれぞれの界面で結合し、
親和性の向上がみられ、曲げ弾性率、曲げ強度が
従来のものと比べ8%〜60%程度向上する。これ
は、この結合による親和性の向上によつて、それ
ぞれれの界面での空隙が減少し、応力の均一伝
達、分散がはかられ、強度の向上がはかられ、そ
り、変形も減少するものと考えられる。
ー織布の充填量が40体積%以下では実施例2と比
較しても顕著な差はなくグラスフアイバー織布の
充填量は40体積%以上が好ましいことがわかる。 実施例 11、12 次に第11、第12の実施例として、グラスフアイ
バー織布を実施例1及び実施例2と同様の方法で
処理した後、分子量約23000のアクリロニトリル
ースチレン共重合体の板厚2mmの板と板の間に
35、40、50、60、70、80体積%となるように積層
しホツトプレスで樹脂温度200℃、圧力100Kg/cm2
(ゲージ)で45分間プレスした。このようにして
得た積層体をASTM規格に準じ試験片を作成、
曲げ弾性率を測定した。この結果を第1図に示し
た。 第1図からあきらかなようにAGEを添加する
ことにより曲げ弾性率は約50〜60%向上した。 実施例 13、14 次に第13、第14の実施例として、未処理のカー
ボンクロスシート(“トレカ”クロス品番6341)
を濃度60%の硝酸中に浸漬し、100℃で24時間加
熱した後、水洗いした。さらにこのクロスを20時
間水煮沸を行ない、減圧乾燥を行ない完全に乾燥
した。 このクロスをAGEとメチルエチルケトンの混
合液(体積比1:1)500mlに浸漬し、85〜90℃
で24時間反応させた。その後、このクロスを取り
出しアセトンで充分に洗浄、減圧乾燥した。この
ようにして得たカーボンクロスシートを分子量約
24000のポリカーボネートの板厚2mmの板と板の
間に58体積%で4層、6層、10層となるよう積層
し、ホツトプレスで樹脂温度約270℃、圧力約100
Kg/cm2(ゲージ)で15分間加圧した。このように
して得た積層体をASTM規格に準じ試験片を作
製、曲げ弾性率を測定した。その結果を第2図に
示した。 第2図からあきらかなようにAGEを添加する
ことにより曲げ弾性率は約30〜60%向上した。 以上、本発明によると少なくとも1種以上の官
能基を有する化合物で強化繊維または織布を表面
処理することによつてそれぞれの界面で結合し、
親和性の向上がみられ、曲げ弾性率、曲げ強度が
従来のものと比べ8%〜60%程度向上する。これ
は、この結合による親和性の向上によつて、それ
ぞれれの界面での空隙が減少し、応力の均一伝
達、分散がはかられ、強度の向上がはかられ、そ
り、変形も減少するものと考えられる。
第1図は強化繊維の体積分率を変えた場合で
の、発明品と従来品の曲げ弾性率の比較図、第2
図は、強化繊維の積層数を変えた場合での、発明
品と従来品の曲げ弾性率の比較図である。
の、発明品と従来品の曲げ弾性率の比較図、第2
図は、強化繊維の積層数を変えた場合での、発明
品と従来品の曲げ弾性率の比較図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン性2重結合およびエポキシ基を有す
る分子量2000以下の(1)〜(4)の式で示される分子構
造のグラフト表面処理剤を用い、グラスフアイバ
ーかまたはカーボンフアイバーの織布をこのグラ
フト表面処理剤で表面処理を行ない、この織布が
40体積%以上となるように、この織布と、ポリカ
ーボネート、ポリサルフオン、ポリフエニレンサ
ルフアイド、オレフインービニルアルコール系共
重合体、ポリエーテルサルフオン、アクリロニト
リルースチレン共重合体の1種と交互に積み重
ね、ホツトプレスで成形することによつてなる積
層体。 (Xはエチレン性2重結合をもつ官能基、Yはエ
ポキシ基)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57080422A JPS58197047A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57080422A JPS58197047A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 積層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58197047A JPS58197047A (ja) | 1983-11-16 |
| JPH0156906B2 true JPH0156906B2 (ja) | 1989-12-01 |
Family
ID=13717849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57080422A Granted JPS58197047A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58197047A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0330960A3 (en) * | 1988-03-04 | 1990-07-11 | General Electric Company | Method of forming a fiber-reinforced thermoplastic article |
| TWI547369B (zh) * | 2011-05-27 | 2016-09-01 | 康寧公司 | 玻璃塑膠積層之裝置、處理線、及方法 |
-
1982
- 1982-05-12 JP JP57080422A patent/JPS58197047A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58197047A (ja) | 1983-11-16 |
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