JPH0210288B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210288B2 JPH0210288B2 JP57125316A JP12531682A JPH0210288B2 JP H0210288 B2 JPH0210288 B2 JP H0210288B2 JP 57125316 A JP57125316 A JP 57125316A JP 12531682 A JP12531682 A JP 12531682A JP H0210288 B2 JPH0210288 B2 JP H0210288B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- steel
- thermal expansion
- sleeve body
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D55/00—Endless track vehicles
- B62D55/08—Endless track units; Parts thereof
- B62D55/18—Tracks
- B62D55/20—Tracks of articulated type, e.g. chains
- B62D55/205—Connections between track links
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
この発明は、ブルドーザなどの土木建設機械が
備える履帯(キヤタピラ:商標名)の構造部材で
あるスリーブ(ブツシユ)に関するものである。 一般に、例えばブルドーザが、前後部に備える
スプロケツトを回転させ、この回転でスプロケツ
トとかみ合う履帯を駆動させて走行することは良
く知られている。 また、履帯が、スプロケツトとかみ合うスリー
ブ内に回転自在に嵌入されたピンの両端部を、例
えばシユーに取付けたリンクに固着し、これを連
続させて無端ベルトを形成することにより組立て
られることも知られている。 また、履帯が、その使用環境上苛酷な土砂摩耗
にさらされ、したがつて履帯の構造部材であるス
リーブには、スプロケツトとのかみ合い面に土砂
の入り込みによる異常摩耗が起り易いために耐摩
耗性が要求され、かつスリーブ自体にスプロケツ
トの回転駆動時に高い曲げ荷重がかかり、疲労破
壊が生じ易いために高強度が要求されることも知
られている。 このため、履帯のスリーブとしては、構造用鋼
または構造用合金鋼の鋼溶解材で構成され、かつ
浸炭焼入れ処理により表面硬化されたスリーブが
広く用いられている。 この従来スリーブは、構造用鋼および構造用合
金鋼の鋼溶解材のもつ高強度によつて、繰返し高
荷重に対してすぐれた耐久性を示すものの、表面
硬さが十分でないために、スプロケツトとのかみ
合い面に異常摩耗を生じ易く、満足する使用寿命
を示さないのが現状である。 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、土砂摩耗に対してすぐれた耐摩耗性を示すと
ともに、スプロケツトとのかみ合い時の繰り返し
曲げ荷重に対しても疲労破壊の発生のない高強度
を有する履帯用スリーブを開発すべく研究を行な
つた結果、履帯用スリーブを、 構造用鋼または構造用合金鋼の鋼溶解材からな
る高強度スリーブ本体における回転駆動するスプ
ロケツトとのかみ合い面の少なくとも主要部に、 50%以上がマルテンサイトで構成された素地中
にマイクロビツカース硬さ(MHv)で1000以上
の高硬度を有する硬質粒子が15%以上の面積比で
分散した組織、並びに、 上記高強度スリーブ本体との熱膨張係数の差が
0〜600℃の温度範囲で3×10-6/℃以下である
熱膨張係数、 を有する鉄系合金焼結材からなる硬質表面部材、
を拡散接合や硬ろうなどを用いて接合してなる構
造の複合スリーブとすると、上記高強度スリーブ
本体によつて繰り返しの高荷重に対してすぐれた
耐久性が確保され、かつ上記組織の硬質表面部材
によつて上記の建設機械が遭遇する程度の土砂摩
耗では容易に異常摩耗を生ずることのないすぐれ
た耐摩耗性が確保され、さらに上記高強度スリー
ブ本体と上記硬質表面部材との0〜600℃の温度
範囲における熱膨張係数の差を3×10-6/℃以下
とすることにより、これら両者間にはすぐれた接
合強度が確保されるようになり、すぐれた性能を
著しく長期に亘つて発揮するという研究結果を得
たのである。 この発明は、上記研究結果にもとづいてなされ
たものであつて、さらにこの発明の履帯用複合ス
リーブについて説明する。 (a) スリーブ本体 高強度を確保するためには、上記の通り機械
構造用炭素鋼鋼材などの構造用鋼や、クロムモ
リブデン鋼鋼材などの構造用合金鋼の溶解材で
構造する必要がある。 (b) 硬質表面部材 硬質表面部材としては、すぐれた耐摩耗性を
確保する目的で、MHvで1000以上の高硬度を
有するCr3C2やMo2Cなどの炭化物などの硬質
粒子が、50%以上がマルテンサイトで構成され
た素地中に15%以上の割合で分散した組織を有
する鉄系合金焼結材で構成するものであり、こ
の場合硬質粒子は、その硬さが、MHvで1000
以下では所望のすぐれた耐摩耗性を確保するこ
とができないので、MHvで1000以上の高硬度
をもつものでなければならないが、その含有に
関しては、硬質粒子が素地中に析出分散した上
記の各種合金鋼粉末を原料粉末として焼結材中
に分散含有させても、また硬質粒子が形成され
る条件で焼結して含有させてもよく、さらに原
料粉末として、MHvで1000以上の高硬度を有
するTiC粉末やNbC粉末などを用い、これらを
焼結材中に分散含有させるようにしてもよく、
また、マルテンサイトの素地に占める割合が50
%未満でも、硬質粒子の割合が15%未満でも所
望の高硬度を保持することができず、この結果
実用時にすぐれた耐摩耗性を確保するのが困難
になることから、素地に占めるマルテンサイト
の割合を50%以上にして、MHvで1000以上を
有する硬質粒子の割合を15%以上にしてすぐれ
た耐摩耗性を確保するようにする。 さらに、一般に、焼結材は、その内部に存在
する空孔が熱膨張を吸収するために、空孔の存
在しない溶解材に比して熱膨張係数は小さい
が、この発明の複合スリーブにおけるように、
鉄系合金焼結材の熱膨張係数をスリーブ本体を
構成する鋼溶解材に近づけて大きくするために
は、成分組成による調整のほかに、これにホツ
トプレスやHIP(熱間静水圧プレス)処理など
を施して空孔をできるだけ少なくし、99%以上
の理論密度比をもつようにするのがよく、これ
によつて実用温度範囲である0〜600℃におけ
るスリーブ本体と硬質表面部材の熱膨張係数の
差が3×10-6/℃以下になり、この状態になる
と、接合時や、接合後の浸炭焼入れ処理時に剥
離が生じることはなく、強固な接合状態を保持
するようになるのである。 つぎに、この発明の複合スリーブを実施例によ
り具体的に説明する。 実施例 いずれも通常の溶解鋳造法および熱間圧延法に
より成形した外径:60mm×内径:45mm×長さ:
120mmの寸法をもち、かつC:0.45%、Si:0.28
%、Mn:0.76%、P:0.013%、S:0.023%の組
成(以上重量%、以下同じ)をもつた構造用鋼の
溶解材(以下S45C溶解材という)、およびC:
0.16%、Si:0.21%、Mn:0.67%、S:0.021%、
P:0.018%、Cr:1.04%、Mo:0.21%の組成を
もつた構造用合金鋼の溶解材(以下SCM21溶解
材という)からなり、かつ第1表に示される熱膨
張係数および引張強度をもつた2種類のスリーブ
本体を用意し、一方原料粉末として、−100mcsh
の粒度を有するFe−Cr合金(Cr:63%含有)粉
末、Fe−Mo合金(Mo:61%含有)粉末、Fe−
W合金(W:80%含有)粉末、Fe−V合金
(V:50%含有)粉末、Fe−Nb合金(Nb:65%
含有)粉末、Fe−P合金(P:27%含有)粉末、
Fe粉末、および炭素粉末を用い、これら原料粉
末を硬質表面部材を形成する目的で、それぞれ第
1表に示される配合組成に配合し、ボールミル中
で72時間湿式混合し、乾燥した後、5ton/cm2の圧
力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を真空雰
囲気中、1000〜1050℃の範囲内の所定温度に加熱
して、外径:70mm×内径:60mm×長さ:120mmの
寸法をもつた円筒状仮焼結体を成形し、ついでこ
のうちから、長さだけを90mmに短かくしたもの、
長さを80mmにつめて中心角:90゜の円弧部分を切
除したもの、および長さ:35mmのリング状にした
ものをそれぞれ加工し、ついでこの結果得られた
スリーブ本体と各種形状の仮焼結体をそれぞれ第
1図a〜dに斜視図で示される通りセツトし、こ
の状態で窒素雰囲気中、温度:1150℃、圧力:
1000気圧の条件でHIP処理を施して、スリーブ本
体1の表面所要個所にいずれも99%以上の理論密
度比を有する鉄系合金焼結材からなる硬質表面部
材2が強固に拡散接合した構造とし、さらに前記
スリーブ本体の露出面の硬さを向上させる目的
で、900℃の浸炭雰囲気に5時間保持後、870℃の
温度から油焼入れし、150℃に2時間保持の焼戻
し処理を施す浸炭焼入れ処理を行なうことにより
本発明複合スリーブ1〜4をそれぞれ製造した。 ついで、この結果の本発明複合スリーブ1〜4
について、硬質表面部材における素地のマルテン
サイトおよび硬質粒子の面積割合を金属顕微鏡写
真を用いて測定すると共に、硬質粒子のMHvを
測定し、さらに硬質表面部材の熱膨張係数を測定
し、かつスリーブ本体との接合強度を測定した。
備える履帯(キヤタピラ:商標名)の構造部材で
あるスリーブ(ブツシユ)に関するものである。 一般に、例えばブルドーザが、前後部に備える
スプロケツトを回転させ、この回転でスプロケツ
トとかみ合う履帯を駆動させて走行することは良
く知られている。 また、履帯が、スプロケツトとかみ合うスリー
ブ内に回転自在に嵌入されたピンの両端部を、例
えばシユーに取付けたリンクに固着し、これを連
続させて無端ベルトを形成することにより組立て
られることも知られている。 また、履帯が、その使用環境上苛酷な土砂摩耗
にさらされ、したがつて履帯の構造部材であるス
リーブには、スプロケツトとのかみ合い面に土砂
の入り込みによる異常摩耗が起り易いために耐摩
耗性が要求され、かつスリーブ自体にスプロケツ
トの回転駆動時に高い曲げ荷重がかかり、疲労破
壊が生じ易いために高強度が要求されることも知
られている。 このため、履帯のスリーブとしては、構造用鋼
または構造用合金鋼の鋼溶解材で構成され、かつ
浸炭焼入れ処理により表面硬化されたスリーブが
広く用いられている。 この従来スリーブは、構造用鋼および構造用合
金鋼の鋼溶解材のもつ高強度によつて、繰返し高
荷重に対してすぐれた耐久性を示すものの、表面
硬さが十分でないために、スプロケツトとのかみ
合い面に異常摩耗を生じ易く、満足する使用寿命
を示さないのが現状である。 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、土砂摩耗に対してすぐれた耐摩耗性を示すと
ともに、スプロケツトとのかみ合い時の繰り返し
曲げ荷重に対しても疲労破壊の発生のない高強度
を有する履帯用スリーブを開発すべく研究を行な
つた結果、履帯用スリーブを、 構造用鋼または構造用合金鋼の鋼溶解材からな
る高強度スリーブ本体における回転駆動するスプ
ロケツトとのかみ合い面の少なくとも主要部に、 50%以上がマルテンサイトで構成された素地中
にマイクロビツカース硬さ(MHv)で1000以上
の高硬度を有する硬質粒子が15%以上の面積比で
分散した組織、並びに、 上記高強度スリーブ本体との熱膨張係数の差が
0〜600℃の温度範囲で3×10-6/℃以下である
熱膨張係数、 を有する鉄系合金焼結材からなる硬質表面部材、
を拡散接合や硬ろうなどを用いて接合してなる構
造の複合スリーブとすると、上記高強度スリーブ
本体によつて繰り返しの高荷重に対してすぐれた
耐久性が確保され、かつ上記組織の硬質表面部材
によつて上記の建設機械が遭遇する程度の土砂摩
耗では容易に異常摩耗を生ずることのないすぐれ
た耐摩耗性が確保され、さらに上記高強度スリー
ブ本体と上記硬質表面部材との0〜600℃の温度
範囲における熱膨張係数の差を3×10-6/℃以下
とすることにより、これら両者間にはすぐれた接
合強度が確保されるようになり、すぐれた性能を
著しく長期に亘つて発揮するという研究結果を得
たのである。 この発明は、上記研究結果にもとづいてなされ
たものであつて、さらにこの発明の履帯用複合ス
リーブについて説明する。 (a) スリーブ本体 高強度を確保するためには、上記の通り機械
構造用炭素鋼鋼材などの構造用鋼や、クロムモ
リブデン鋼鋼材などの構造用合金鋼の溶解材で
構造する必要がある。 (b) 硬質表面部材 硬質表面部材としては、すぐれた耐摩耗性を
確保する目的で、MHvで1000以上の高硬度を
有するCr3C2やMo2Cなどの炭化物などの硬質
粒子が、50%以上がマルテンサイトで構成され
た素地中に15%以上の割合で分散した組織を有
する鉄系合金焼結材で構成するものであり、こ
の場合硬質粒子は、その硬さが、MHvで1000
以下では所望のすぐれた耐摩耗性を確保するこ
とができないので、MHvで1000以上の高硬度
をもつものでなければならないが、その含有に
関しては、硬質粒子が素地中に析出分散した上
記の各種合金鋼粉末を原料粉末として焼結材中
に分散含有させても、また硬質粒子が形成され
る条件で焼結して含有させてもよく、さらに原
料粉末として、MHvで1000以上の高硬度を有
するTiC粉末やNbC粉末などを用い、これらを
焼結材中に分散含有させるようにしてもよく、
また、マルテンサイトの素地に占める割合が50
%未満でも、硬質粒子の割合が15%未満でも所
望の高硬度を保持することができず、この結果
実用時にすぐれた耐摩耗性を確保するのが困難
になることから、素地に占めるマルテンサイト
の割合を50%以上にして、MHvで1000以上を
有する硬質粒子の割合を15%以上にしてすぐれ
た耐摩耗性を確保するようにする。 さらに、一般に、焼結材は、その内部に存在
する空孔が熱膨張を吸収するために、空孔の存
在しない溶解材に比して熱膨張係数は小さい
が、この発明の複合スリーブにおけるように、
鉄系合金焼結材の熱膨張係数をスリーブ本体を
構成する鋼溶解材に近づけて大きくするために
は、成分組成による調整のほかに、これにホツ
トプレスやHIP(熱間静水圧プレス)処理など
を施して空孔をできるだけ少なくし、99%以上
の理論密度比をもつようにするのがよく、これ
によつて実用温度範囲である0〜600℃におけ
るスリーブ本体と硬質表面部材の熱膨張係数の
差が3×10-6/℃以下になり、この状態になる
と、接合時や、接合後の浸炭焼入れ処理時に剥
離が生じることはなく、強固な接合状態を保持
するようになるのである。 つぎに、この発明の複合スリーブを実施例によ
り具体的に説明する。 実施例 いずれも通常の溶解鋳造法および熱間圧延法に
より成形した外径:60mm×内径:45mm×長さ:
120mmの寸法をもち、かつC:0.45%、Si:0.28
%、Mn:0.76%、P:0.013%、S:0.023%の組
成(以上重量%、以下同じ)をもつた構造用鋼の
溶解材(以下S45C溶解材という)、およびC:
0.16%、Si:0.21%、Mn:0.67%、S:0.021%、
P:0.018%、Cr:1.04%、Mo:0.21%の組成を
もつた構造用合金鋼の溶解材(以下SCM21溶解
材という)からなり、かつ第1表に示される熱膨
張係数および引張強度をもつた2種類のスリーブ
本体を用意し、一方原料粉末として、−100mcsh
の粒度を有するFe−Cr合金(Cr:63%含有)粉
末、Fe−Mo合金(Mo:61%含有)粉末、Fe−
W合金(W:80%含有)粉末、Fe−V合金
(V:50%含有)粉末、Fe−Nb合金(Nb:65%
含有)粉末、Fe−P合金(P:27%含有)粉末、
Fe粉末、および炭素粉末を用い、これら原料粉
末を硬質表面部材を形成する目的で、それぞれ第
1表に示される配合組成に配合し、ボールミル中
で72時間湿式混合し、乾燥した後、5ton/cm2の圧
力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を真空雰
囲気中、1000〜1050℃の範囲内の所定温度に加熱
して、外径:70mm×内径:60mm×長さ:120mmの
寸法をもつた円筒状仮焼結体を成形し、ついでこ
のうちから、長さだけを90mmに短かくしたもの、
長さを80mmにつめて中心角:90゜の円弧部分を切
除したもの、および長さ:35mmのリング状にした
ものをそれぞれ加工し、ついでこの結果得られた
スリーブ本体と各種形状の仮焼結体をそれぞれ第
1図a〜dに斜視図で示される通りセツトし、こ
の状態で窒素雰囲気中、温度:1150℃、圧力:
1000気圧の条件でHIP処理を施して、スリーブ本
体1の表面所要個所にいずれも99%以上の理論密
度比を有する鉄系合金焼結材からなる硬質表面部
材2が強固に拡散接合した構造とし、さらに前記
スリーブ本体の露出面の硬さを向上させる目的
で、900℃の浸炭雰囲気に5時間保持後、870℃の
温度から油焼入れし、150℃に2時間保持の焼戻
し処理を施す浸炭焼入れ処理を行なうことにより
本発明複合スリーブ1〜4をそれぞれ製造した。 ついで、この結果の本発明複合スリーブ1〜4
について、硬質表面部材における素地のマルテン
サイトおよび硬質粒子の面積割合を金属顕微鏡写
真を用いて測定すると共に、硬質粒子のMHvを
測定し、さらに硬質表面部材の熱膨張係数を測定
し、かつスリーブ本体との接合強度を測定した。
【表】
これらの結果を第1表に示した。
また、比較の目的で、上記の2種類のスリーブ
本体に、同じく上記の条件で浸炭焼入れ処理を施
すことにより従来スリーブ1,2をそれぞれ製造
した。 引続いて、これらの各種のスリーブを、実機の
ブルドーザに組み込み、1ケ月走行使用後の最大
摩耗深さを測定した。これらの結果も第1表に示
した。 第1表に示される結果から、本発明複合スリー
ブ1〜4は、いずれも65Kg/mm2以上の引張強さを
有するスリーブ本体によつて高強度が確保され、
一方MHvで1000以上の高硬度を有する硬質粒子
が、マルテンサイトの割合が50%以上の素地に15
%以上の割合で分散した組織を有する鉄系合金焼
結材で構成された硬質表面部材によつてすぐれた
耐摩耗性が確保され、さらにスリーブ本体と硬質
表面部材がスリーブ本体の引張強さと同等の高い
接合強度で接合され、かつこれら両者の0〜600
℃の実用温度範囲における熱膨張係数はほぼ同じ
値を示し、その差が3×10-6/℃以下となつてお
り、したがつてこれを実用に供した場合、高い曲
げ荷重が繰り返しかかる苛酷な土砂摩耗環境下
で、スリーブ本体から硬質表面部材が剥離するこ
となく、すぐれた耐摩耗性を示し、従来スリーブ
1,2に比して著しく長い使用寿命を示すことが
明らかである。 上述のように、この発明の複合スリーブは、土
砂摩耗に対してすぐれた耐摩耗性を示すと共に、
繰り返し曲げ荷重に対してもすぐれた疲労強度を
示すので、これらの特性が要求されるブルドーザ
などの履帯の構造部材として用いた場合、すぐれ
た性能を著しく長期に亘つて安定的に発揮するの
である。
本体に、同じく上記の条件で浸炭焼入れ処理を施
すことにより従来スリーブ1,2をそれぞれ製造
した。 引続いて、これらの各種のスリーブを、実機の
ブルドーザに組み込み、1ケ月走行使用後の最大
摩耗深さを測定した。これらの結果も第1表に示
した。 第1表に示される結果から、本発明複合スリー
ブ1〜4は、いずれも65Kg/mm2以上の引張強さを
有するスリーブ本体によつて高強度が確保され、
一方MHvで1000以上の高硬度を有する硬質粒子
が、マルテンサイトの割合が50%以上の素地に15
%以上の割合で分散した組織を有する鉄系合金焼
結材で構成された硬質表面部材によつてすぐれた
耐摩耗性が確保され、さらにスリーブ本体と硬質
表面部材がスリーブ本体の引張強さと同等の高い
接合強度で接合され、かつこれら両者の0〜600
℃の実用温度範囲における熱膨張係数はほぼ同じ
値を示し、その差が3×10-6/℃以下となつてお
り、したがつてこれを実用に供した場合、高い曲
げ荷重が繰り返しかかる苛酷な土砂摩耗環境下
で、スリーブ本体から硬質表面部材が剥離するこ
となく、すぐれた耐摩耗性を示し、従来スリーブ
1,2に比して著しく長い使用寿命を示すことが
明らかである。 上述のように、この発明の複合スリーブは、土
砂摩耗に対してすぐれた耐摩耗性を示すと共に、
繰り返し曲げ荷重に対してもすぐれた疲労強度を
示すので、これらの特性が要求されるブルドーザ
などの履帯の構造部材として用いた場合、すぐれ
た性能を著しく長期に亘つて安定的に発揮するの
である。
第1図a〜dはこの発明の複合スリーブの実施
態様を示す斜視図である。 1……スリーブ本体、2……硬質表面部材。
態様を示す斜視図である。 1……スリーブ本体、2……硬質表面部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 構造用鋼または構造用合金鋼の鋼溶解材から
なる高強度スリーブ本体における回転駆動するス
プロケツトとのかみ合い面の少なくとも主要部
に、 50%以上がマルテンサイトで構成された素地中
にマイクロビツカース硬さで1000以上の高硬度を
有する硬質粒子が15%以上の面積比で分散した組
織、並びに、 上記高強度スリーブ本体との熱膨張係数の差が
0〜600℃の温度範囲で3×10-6/℃以下である
熱膨張係数、 を有する鉄系合金焼結材からなる硬質表面部材、
を接合してなる履帯用複合スリーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12531682A JPS5937325A (ja) | 1982-07-19 | 1982-07-19 | 履帯駆動用複合スリ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12531682A JPS5937325A (ja) | 1982-07-19 | 1982-07-19 | 履帯駆動用複合スリ−ブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5937325A JPS5937325A (ja) | 1984-02-29 |
| JPH0210288B2 true JPH0210288B2 (ja) | 1990-03-07 |
Family
ID=14907085
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12531682A Granted JPS5937325A (ja) | 1982-07-19 | 1982-07-19 | 履帯駆動用複合スリ−ブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5937325A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0497096U (ja) * | 1990-12-18 | 1992-08-21 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02262482A (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-25 | Sanyo Special Steel Co Ltd | トラックブッシュ用複合鋼管 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3796111A (en) * | 1971-08-18 | 1974-03-12 | Sundstrand Corp | Hydromechanical multi-range transmission |
| JPS5943676B2 (ja) * | 1978-02-13 | 1984-10-23 | 住友電気工業株式会社 | 超硬メカニカルシ−ルおよびその製造方法 |
| ZA803433B (en) * | 1980-06-09 | 1981-05-27 | Caterpillar Tractor Co | A track bushing for track-type vehicles |
-
1982
- 1982-07-19 JP JP12531682A patent/JPS5937325A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0497096U (ja) * | 1990-12-18 | 1992-08-21 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5937325A (ja) | 1984-02-29 |
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