JPH0218809B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0218809B2 JPH0218809B2 JP56025442A JP2544281A JPH0218809B2 JP H0218809 B2 JPH0218809 B2 JP H0218809B2 JP 56025442 A JP56025442 A JP 56025442A JP 2544281 A JP2544281 A JP 2544281A JP H0218809 B2 JPH0218809 B2 JP H0218809B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aquatic plants
- bed
- floating
- spawning
- epiphyte
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Hydroponics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は河川や湖における魚介類の産卵、生
長、繁殖などに有用であり、天然の水草や藻類な
どの着生、繁茂が容易である水生植物の浮き産卵
礁に関する。
長、繁殖などに有用であり、天然の水草や藻類な
どの着生、繁茂が容易である水生植物の浮き産卵
礁に関する。
従来、湖沼や海域あるいは河川の沿岸の開発に
伴い、これらの沿岸における魚介類の枯かつ、減
少は水産資源確保の上から大きな問題になつてき
ており、この問題を解消する手段として、各種の
人工藻類や人工魚礁が注目され、前者の例として
は、特公昭53−9988号及び実開昭48−61092号各
公報、後者の例としては、特公昭44−26897号及
び特公昭50−5835号各公報など多くの提案が為さ
れている。
伴い、これらの沿岸における魚介類の枯かつ、減
少は水産資源確保の上から大きな問題になつてき
ており、この問題を解消する手段として、各種の
人工藻類や人工魚礁が注目され、前者の例として
は、特公昭53−9988号及び実開昭48−61092号各
公報、後者の例としては、特公昭44−26897号及
び特公昭50−5835号各公報など多くの提案が為さ
れている。
しかしながら、人工海草や藻類は一般に魚礁の
補助資材として使用されるものであつて、単独で
使用されることは少なく、また一時的な魚類の棲
息場や産卵場を提供するとしても、長期間に亘つ
て魚類の棲息、産卵、繁殖には有効ではなく、結
果として河川あるいは湖沼のゴミに帰するという
欠点がある。また後者の人工魚礁は主として海域
の魚類の棲息場を提供するものであつて、その規
模、設備などの点で河川や湖沼の産卵礁として
は、設置に莫大な費用を要し、施工性も悪く、し
かもその規模に比べて河川や湖沼の産卵礁として
は必ずしも有効ではない。すなわち、河川や湖沼
における魚類の産卵礁としては、河川や湖沼の沿
岸の開発によつて失われた天然の水生藻類や水草
類などの水生植物が極めて重要な役割を果してお
り、この天然の水生植物によつて河川や湖沼に棲
息する魚類は牽餌や産卵を行ない、繁殖、成長す
るのであり、このような天然の水生植物の成長、
繁殖を考慮していない従来の魚礁は、その効果が
実用上満足されないことが多いといえる。
補助資材として使用されるものであつて、単独で
使用されることは少なく、また一時的な魚類の棲
息場や産卵場を提供するとしても、長期間に亘つ
て魚類の棲息、産卵、繁殖には有効ではなく、結
果として河川あるいは湖沼のゴミに帰するという
欠点がある。また後者の人工魚礁は主として海域
の魚類の棲息場を提供するものであつて、その規
模、設備などの点で河川や湖沼の産卵礁として
は、設置に莫大な費用を要し、施工性も悪く、し
かもその規模に比べて河川や湖沼の産卵礁として
は必ずしも有効ではない。すなわち、河川や湖沼
における魚類の産卵礁としては、河川や湖沼の沿
岸の開発によつて失われた天然の水生藻類や水草
類などの水生植物が極めて重要な役割を果してお
り、この天然の水生植物によつて河川や湖沼に棲
息する魚類は牽餌や産卵を行ない、繁殖、成長す
るのであり、このような天然の水生植物の成長、
繁殖を考慮していない従来の魚礁は、その効果が
実用上満足されないことが多いといえる。
本発明者らは、魚類の産卵に必須の天然の水生
植物の根茎の植設が容易でその成長に有効であ
り、結果として天然の産卵礁に比肩する性能を示
す浮き産卵礁について鋭意、研究開発を行つて本
発明を見出すに到つたものである。
植物の根茎の植設が容易でその成長に有効であ
り、結果として天然の産卵礁に比肩する性能を示
す浮き産卵礁について鋭意、研究開発を行つて本
発明を見出すに到つたものである。
すなわち、本発明の目的とするところは、魚類
の索餌や産卵に必要なヨシやマコモなどの抽水植
物、水草やその他の天然の水生植物の幼芽や地下
茎を簡単に植設することができ、該水生植物の生
育、繁茂が容易で、しかも風波によつて植生した
水生植物の破損が少ない浮き産卵礁を提供するに
ある。他の目的は河川や湖沼の沿岸における施工
性にすぐれ、相対的に安価な費用で設置でき、し
かも水域の変動に対しても植設した水生植物の枯
死を抑制することができる浮設型の浮き産卵礁を
提供するにある。さらに他の目的は以下に詳述す
るところから明らかになるであろう。
の索餌や産卵に必要なヨシやマコモなどの抽水植
物、水草やその他の天然の水生植物の幼芽や地下
茎を簡単に植設することができ、該水生植物の生
育、繁茂が容易で、しかも風波によつて植生した
水生植物の破損が少ない浮き産卵礁を提供するに
ある。他の目的は河川や湖沼の沿岸における施工
性にすぐれ、相対的に安価な費用で設置でき、し
かも水域の変動に対しても植設した水生植物の枯
死を抑制することができる浮設型の浮き産卵礁を
提供するにある。さらに他の目的は以下に詳述す
るところから明らかになるであろう。
このような本発明の目的は約1〜30Kg/m2の余
剰浮力を有する少なくとも棒状体で構成された支
持枠体が水面に浮んだ状態にあり、かつ該支持枠
体内には、主として太さが0.2〜10mmのモノフイ
ラメント糸の絡合体からなる厚さが約2〜20cm、
見掛けの密度が約0.01〜0.5g/cm3の多孔質シー
ト状物で構成された積層体からなる着生床が係合
されており、かつ該着生床は積層体層間に水生植
物の根茎を挟持してなる浮き産卵礁で達成され
る。かかる構成によりに、上記着生床は水生植物
の根茎の植設が可能で、該水生植物の根茎を固
定、保持し、該植物が生長したのちも波浪、風波
に対しても十分な耐久性を与える特定の多孔質構
造を有するシート状物で達成されている。
剰浮力を有する少なくとも棒状体で構成された支
持枠体が水面に浮んだ状態にあり、かつ該支持枠
体内には、主として太さが0.2〜10mmのモノフイ
ラメント糸の絡合体からなる厚さが約2〜20cm、
見掛けの密度が約0.01〜0.5g/cm3の多孔質シー
ト状物で構成された積層体からなる着生床が係合
されており、かつ該着生床は積層体層間に水生植
物の根茎を挟持してなる浮き産卵礁で達成され
る。かかる構成によりに、上記着生床は水生植物
の根茎の植設が可能で、該水生植物の根茎を固
定、保持し、該植物が生長したのちも波浪、風波
に対しても十分な耐久性を与える特定の多孔質構
造を有するシート状物で達成されている。
すなわち、本発明の浮き産卵礁の特長の1つ
は、天然の水生植物の根茎を容易に植設すること
ができ、植設された水生植物の成長を妨げること
なく、かつ成長した該植物の根茎を強固に保持し
て、波浪や風水害による被害を最小限に止め、該
植物の脱落や枯死を防ぐために太さが約0.2〜10
mmのモノフイラメント糸からなる厚さが約2〜20
cm、見掛け密度が約0.01〜0.5g/cm3の多孔質シ
ート状物を前記水生植物の着生床として用いる点
にある。
は、天然の水生植物の根茎を容易に植設すること
ができ、植設された水生植物の成長を妨げること
なく、かつ成長した該植物の根茎を強固に保持し
て、波浪や風水害による被害を最小限に止め、該
植物の脱落や枯死を防ぐために太さが約0.2〜10
mmのモノフイラメント糸からなる厚さが約2〜20
cm、見掛け密度が約0.01〜0.5g/cm3の多孔質シ
ート状物を前記水生植物の着生床として用いる点
にある。
この多孔質シート状物を構成するモノフイラメ
ント糸としては、ポリオレフイン、ポリアミド、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルアルコールなど公知の各種合成
重合体からなるものがあげられる。本発明の絡合
体とは、かかるモノフイラメント糸を相互に絡合
してなる不織布状の多孔質シート状物であり、こ
の不織布状シートは場合によつては接着剤や加熱
融着されていてもよい。かかるシート状物は複数
枚積層された積層体の形で本発明の着生床を構成
する 本発明の浮き産卵礁は河川や湖など自然環境下
に設置されるので、該糸状物は自然の風水害に対
して十分耐える強度を有し、十分な平面保持性を
有する着生床を形成するのみならず、着生床に植
設された水生植物の根茎の成長を妨げず、該根茎
と絡み合い強固に固定する必要がある。かかる点
から該モノフイラメント糸の太さは0.2〜10mm、
好ましくは0.3〜5mmの範囲内でできるだけ剛直
なものがよい。
ント糸としては、ポリオレフイン、ポリアミド、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルアルコールなど公知の各種合成
重合体からなるものがあげられる。本発明の絡合
体とは、かかるモノフイラメント糸を相互に絡合
してなる不織布状の多孔質シート状物であり、こ
の不織布状シートは場合によつては接着剤や加熱
融着されていてもよい。かかるシート状物は複数
枚積層された積層体の形で本発明の着生床を構成
する 本発明の浮き産卵礁は河川や湖など自然環境下
に設置されるので、該糸状物は自然の風水害に対
して十分耐える強度を有し、十分な平面保持性を
有する着生床を形成するのみならず、着生床に植
設された水生植物の根茎の成長を妨げず、該根茎
と絡み合い強固に固定する必要がある。かかる点
から該モノフイラメント糸の太さは0.2〜10mm、
好ましくは0.3〜5mmの範囲内でできるだけ剛直
なものがよい。
このような糸条物からなる多孔質シート状物の
見掛け密度は、前記糸条物と同様の理由に加えて
本発明の浮き産卵礁に植設されるヨシやマモコな
どの水生植物の根茎の太さは通常約1〜3cmの直
径であるから、このような水生植物を植設するに
は、その作業性や着生床への浮泥の堆積および魚
巣効果を考慮すると約0.01〜0.5g/cm3、好まし
くは約0.02〜0.1g/cm3の範囲がよい。すなわち、
見掛け密度が約0.01g/cm3より小さくなると、水
生植物の根茎を安定に植設し難くなつたり、該水
生植物が成長した後の固定、保持が不十分となつ
たり、あるいは浮泥の堆積が少なくなり水生植物
の成長が悪くなつたりする。一方約0.5g/cm3を
越えると、水生植物の根茎の植設に当つて作業性
が低下し、浮泥の堆積が著しくなりすぎ、重量増
加や根腐りが生じ易くなるので好ましくない。
見掛け密度は、前記糸条物と同様の理由に加えて
本発明の浮き産卵礁に植設されるヨシやマモコな
どの水生植物の根茎の太さは通常約1〜3cmの直
径であるから、このような水生植物を植設するに
は、その作業性や着生床への浮泥の堆積および魚
巣効果を考慮すると約0.01〜0.5g/cm3、好まし
くは約0.02〜0.1g/cm3の範囲がよい。すなわち、
見掛け密度が約0.01g/cm3より小さくなると、水
生植物の根茎を安定に植設し難くなつたり、該水
生植物が成長した後の固定、保持が不十分となつ
たり、あるいは浮泥の堆積が少なくなり水生植物
の成長が悪くなつたりする。一方約0.5g/cm3を
越えると、水生植物の根茎の植設に当つて作業性
が低下し、浮泥の堆積が著しくなりすぎ、重量増
加や根腐りが生じ易くなるので好ましくない。
また、この多孔質シート状物、の厚さは約2〜
20cm、好ましくは約5〜10cmのものがよく、厚さ
が約2cmより薄くなると、該着生床に植設された
水生植物の成長に伴い該植物を安定に支持、固定
することが困難となる。一方厚さが約20cmより大
きいと、水生植物の根茎が該着生床の下面まで成
長し、繁茂するのを妨げ、魚類の産卵、索餌、生
長の促進効果が十分に発揮されないし、根腐れを
生じ易くなるので好ましくない。特に本発明の浮
き産卵礁は水生植物の根茎を着生床の下面の水中
に成長、繁茂させ、この根茎に魚類が産卵したり
魚巣を形成し、根茎を索餌する棲息の場所を提供
するものであり、かかる点からその厚さは重要で
ある。
20cm、好ましくは約5〜10cmのものがよく、厚さ
が約2cmより薄くなると、該着生床に植設された
水生植物の成長に伴い該植物を安定に支持、固定
することが困難となる。一方厚さが約20cmより大
きいと、水生植物の根茎が該着生床の下面まで成
長し、繁茂するのを妨げ、魚類の産卵、索餌、生
長の促進効果が十分に発揮されないし、根腐れを
生じ易くなるので好ましくない。特に本発明の浮
き産卵礁は水生植物の根茎を着生床の下面の水中
に成長、繁茂させ、この根茎に魚類が産卵したり
魚巣を形成し、根茎を索餌する棲息の場所を提供
するものであり、かかる点からその厚さは重要で
ある。
次に、絡合体の積層体からなる着生床を係合
し、支持する支持枠体としては、できるかぎり前
記着生床で覆い、かつ該着生床を機械的に強固に
係合し得るものであればよく、具体例としては、
たとえばポリエチレン、塩化ビニル、ABS、ポ
リアミド、ポリエステルなどの合成樹脂製の棒体
やパイプなどの棒状体、さらにはこれらに加えて
前述した各種合成繊維から得られるロープを用い
て適宜組立てた枠体、ネツトなどがある。
し、支持する支持枠体としては、できるかぎり前
記着生床で覆い、かつ該着生床を機械的に強固に
係合し得るものであればよく、具体例としては、
たとえばポリエチレン、塩化ビニル、ABS、ポ
リアミド、ポリエステルなどの合成樹脂製の棒体
やパイプなどの棒状体、さらにはこれらに加えて
前述した各種合成繊維から得られるロープを用い
て適宜組立てた枠体、ネツトなどがある。
しかしながら、本発明の浮き産卵礁を構成する
前記支持枠体はその余剰浮力が約1〜30Kg/m2、
好ましくは5〜20Kg/m2であるのが好ましい。す
なわち、余剰浮力は該支持枠体(枠体面)ならび
に着生床を水面に浮かせるためのものであり、た
とえば該枠体に浮力体を取付けたものでもよい
が、特に好ましくは支持枠体全体に浮力を均一に
持たせて枠体面を水平に浮かせる上で、該枠体自
体に浮力を有するものを適用する。たとえば第1
図の棒状体の固定具1や棒状体2を浮力を有す
る、たとえば発泡体などの材料で構成する態様が
好ましく適用される。後述するように本発明の浮
き産卵礁は水面下少なくとも20cm以上の場所に通
常設置されるが、この水深下に該人工産卵礁を浮
設する際に、支持枠体の余剰浮力が1Kg/m2より
小さいと、水生生物の付着や汚泥の堆積などによ
り、水草類が植生した着生床を沈降させ、結果と
して天然の水草類を枯死させることになる。
前記支持枠体はその余剰浮力が約1〜30Kg/m2、
好ましくは5〜20Kg/m2であるのが好ましい。す
なわち、余剰浮力は該支持枠体(枠体面)ならび
に着生床を水面に浮かせるためのものであり、た
とえば該枠体に浮力体を取付けたものでもよい
が、特に好ましくは支持枠体全体に浮力を均一に
持たせて枠体面を水平に浮かせる上で、該枠体自
体に浮力を有するものを適用する。たとえば第1
図の棒状体の固定具1や棒状体2を浮力を有す
る、たとえば発泡体などの材料で構成する態様が
好ましく適用される。後述するように本発明の浮
き産卵礁は水面下少なくとも20cm以上の場所に通
常設置されるが、この水深下に該人工産卵礁を浮
設する際に、支持枠体の余剰浮力が1Kg/m2より
小さいと、水生生物の付着や汚泥の堆積などによ
り、水草類が植生した着生床を沈降させ、結果と
して天然の水草類を枯死させることになる。
また、逆に余剰浮力が約30Kg/m2より大きい
と、支持枠体の水上部分が高く露出するため、材
料の耐久性を損ない、天然水草を枯死させたりす
る欠点がある。しかし余剰浮力を持ち支持体およ
び着生床が、水位の変動に追随できるように浮設
型として、係留することにより、天然水草などが
枯死したり、水が滞ることなく、湖沼の有効利用
と環境改善および魚類の繁殖に役立つのである。
と、支持枠体の水上部分が高く露出するため、材
料の耐久性を損ない、天然水草を枯死させたりす
る欠点がある。しかし余剰浮力を持ち支持体およ
び着生床が、水位の変動に追随できるように浮設
型として、係留することにより、天然水草などが
枯死したり、水が滞ることなく、湖沼の有効利用
と環境改善および魚類の繁殖に役立つのである。
以下、図面により本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の浮き産卵礁の1態様を示す斜
視図であり、図において、2は棒状体、1は棒状
体の固定具、4は着生床である。図に示すよう
に、本発明の浮き産卵礁は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS、ポリアミ
ド、ポリエステルなどの各種合成樹脂の棒体やパ
イプなどの棒状体2を同様の各種合成樹脂製の固
定具1によつて固定した枠体、すなわち、支持枠
体の面にモノフイラメント糸の相互絡合体、すな
わち着生床4が係合された構成を有している。ま
た、図示されているように、棒状体2は、多孔質
シート状物の単一層3を巻付けたものであつても
よく、棒状体2に多孔質シート状物の単一層3を
巻きつけることにより、該棒状体2に水生植物の
根茎を植設したり、該浮き産卵礁により育成され
た水生植物を強固に固定することができる。着生
床4を係合する支持枠体はその余剰浮力が1.0
Kg/m2以上、好ましくは5Kg/m2以上であるか
ら、浮体としての機能を有しており、着生床4に
植設された水生植物の根茎を水中に保持し、水生
植物の枯死を防止することができる。しかし、該
支持枠体の余剰浮力が余りに大きすぎると、着生
床が水面上に露出し、植設された水生植物の成長
を妨げ、かつ着成床が劣化し易くなるので、約30
Kg/m2を越えるものは好ましくない。
視図であり、図において、2は棒状体、1は棒状
体の固定具、4は着生床である。図に示すよう
に、本発明の浮き産卵礁は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS、ポリアミ
ド、ポリエステルなどの各種合成樹脂の棒体やパ
イプなどの棒状体2を同様の各種合成樹脂製の固
定具1によつて固定した枠体、すなわち、支持枠
体の面にモノフイラメント糸の相互絡合体、すな
わち着生床4が係合された構成を有している。ま
た、図示されているように、棒状体2は、多孔質
シート状物の単一層3を巻付けたものであつても
よく、棒状体2に多孔質シート状物の単一層3を
巻きつけることにより、該棒状体2に水生植物の
根茎を植設したり、該浮き産卵礁により育成され
た水生植物を強固に固定することができる。着生
床4を係合する支持枠体はその余剰浮力が1.0
Kg/m2以上、好ましくは5Kg/m2以上であるか
ら、浮体としての機能を有しており、着生床4に
植設された水生植物の根茎を水中に保持し、水生
植物の枯死を防止することができる。しかし、該
支持枠体の余剰浮力が余りに大きすぎると、着生
床が水面上に露出し、植設された水生植物の成長
を妨げ、かつ着成床が劣化し易くなるので、約30
Kg/m2を越えるものは好ましくない。
第2図は着生床を構成する単一シート層の一部
切開断面図で、モノフイラメント糸相互が絡合体
して一体化された不織布状構造を有するものであ
ることを示す。
切開断面図で、モノフイラメント糸相互が絡合体
して一体化された不織布状構造を有するものであ
ることを示す。
第3図は着生床内における水生植物の根茎挟持
状態を示すために積層体を一部剥離した斜視図で
あり、かかる構造を着生床に採用したことにより
特に水生植物の根茎の固定効果を大きく、設置初
期の水面下の陰影効果を大きくし、集魚および魚
巣効果を大きくすることができたものである。
状態を示すために積層体を一部剥離した斜視図で
あり、かかる構造を着生床に採用したことにより
特に水生植物の根茎の固定効果を大きく、設置初
期の水面下の陰影効果を大きくし、集魚および魚
巣効果を大きくすることができたものである。
このような本発明の浮き産卵礁の設置方法とし
ては、公知の浮魚礁の設置方法に準じて、該浮き
産卵礁をそのまま、あるいは適宜浮体を取り付け
て、水面近傍に係留することができる。設置する
浮き産卵礁の水深は着生床が水面から約20cmの範
囲がよく、水深20cm以上の深さになると着生床に
植設した水性植物の幼芽が魚類に牽餌されたり、
透光不十分のため、該植物の早期成長が抑制され
るので好ましくないし、水面より浮上すると着生
床が強い日光にさらされ、短期間で劣化すること
があり、好ましくない。
ては、公知の浮魚礁の設置方法に準じて、該浮き
産卵礁をそのまま、あるいは適宜浮体を取り付け
て、水面近傍に係留することができる。設置する
浮き産卵礁の水深は着生床が水面から約20cmの範
囲がよく、水深20cm以上の深さになると着生床に
植設した水性植物の幼芽が魚類に牽餌されたり、
透光不十分のため、該植物の早期成長が抑制され
るので好ましくないし、水面より浮上すると着生
床が強い日光にさらされ、短期間で劣化すること
があり、好ましくない。
なお、水中に設置された本発明の浮き産卵礁の
表面全体を公知の各種網地あるいは碁盤目状に組
んだ棒状体などで覆うことにより、該浮き産卵礁
に植設された水性植物が成長した後の水性植物の
固定を大巾に向上させることができる。
表面全体を公知の各種網地あるいは碁盤目状に組
んだ棒状体などで覆うことにより、該浮き産卵礁
に植設された水性植物が成長した後の水性植物の
固定を大巾に向上させることができる。
さらに、本発明の浮き産卵礁を構成する着生床
としての多孔質シート状物は、該着成床全体に設
ける必要はなく、魚巣、産卵礁効果を大きく、設
置施工性あるいは保守管理を容易にするために、
約0.25〜4m2の寸法の着生床を支持枠体に0.5〜
2mの間隔をおいて、部分的に取り付けることが
できる。
としての多孔質シート状物は、該着成床全体に設
ける必要はなく、魚巣、産卵礁効果を大きく、設
置施工性あるいは保守管理を容易にするために、
約0.25〜4m2の寸法の着生床を支持枠体に0.5〜
2mの間隔をおいて、部分的に取り付けることが
できる。
本発明の特徴
(1) 魚類の産卵期には、毎年、必ず水草が繁茂
し、汚れのない産卵場を提供する。
し、汚れのない産卵場を提供する。
(2) 浮設型であるため、水位の変動に追随し、水
草類を枯死させず、湖・海流を妨げない。
草類を枯死させず、湖・海流を妨げない。
(3) 湖沼底に埋れず、半恒久的な産卵場を提供す
る。
る。
(4) 湖沼の環境改善および水質改善に役立つ。
(5) 保守管理が不要である。
(6) 安価に設置できる。
(7) 水草類の種族を限定した畑を作ることがで
き、水草類を資源として活用しやすい。
き、水草類を資源として活用しやすい。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。
明する。
実施例 1
ABS製の直径が10cm、長さが2mの棒をポリ
エチレン樹脂製の45cm×6.5cmのブロツクに嵌合
して、該棒が5Kg/mの浮体を兼ねる、余剰浮力
が20Kg/m2碁盤目状の枠体を支持枠体として作成
した。一方、約4000デニールのナイロン製モノフ
イラメント糸(太さ約0.7mm)からなる見掛け密
度が0.05g/cm3のランダム絡合体を作製し、加熱
加圧して該モノフイラメント糸相互の接触点を接
合した厚さ5cmの絡合体シートを2枚積層して着
生床を作製し、前記碁盤目状枠体に取付け、第1
図に示す浮き産卵礁を作製した。
エチレン樹脂製の45cm×6.5cmのブロツクに嵌合
して、該棒が5Kg/mの浮体を兼ねる、余剰浮力
が20Kg/m2碁盤目状の枠体を支持枠体として作成
した。一方、約4000デニールのナイロン製モノフ
イラメント糸(太さ約0.7mm)からなる見掛け密
度が0.05g/cm3のランダム絡合体を作製し、加熱
加圧して該モノフイラメント糸相互の接触点を接
合した厚さ5cmの絡合体シートを2枚積層して着
生床を作製し、前記碁盤目状枠体に取付け、第1
図に示す浮き産卵礁を作製した。
該着生床に、湖の岸辺から採取し約20cmに切断
したヨシおよびマコモの地下茎を、約10cm間隔で
該シート状物の層間に多数植設した。
したヨシおよびマコモの地下茎を、約10cm間隔で
該シート状物の層間に多数植設した。
該植設作業は、該着生床を構成する積層体の表
面層以外の層間のシート層に穴を開け、該穴にヨ
シおよびマコモの地下茎を差し込む方法および、
該着生床のシート間に挾持する方法、さらにはか
かる方法に加えて該着生床に補強ネツトとシート
間に挾持する方法をとつた。該浮き産卵礁を、湖
の岸から50cmの沖合、水深3.5mの位置に浮設し、
2月から9月までの約8ケ月間、ヨシおよびマコ
モの繁茂を観察した。
面層以外の層間のシート層に穴を開け、該穴にヨ
シおよびマコモの地下茎を差し込む方法および、
該着生床のシート間に挾持する方法、さらにはか
かる方法に加えて該着生床に補強ネツトとシート
間に挾持する方法をとつた。該浮き産卵礁を、湖
の岸から50cmの沖合、水深3.5mの位置に浮設し、
2月から9月までの約8ケ月間、ヨシおよびマコ
モの繁茂を観察した。
初春から秋にかけ、該浮き産卵礁の辺りの湖中
には魚類が群れ、産卵期には、水草が水中に降ろ
している地下茎や根および葉に、魚類の着卵が多
くみられた、夏から秋にかけ、約20m/秒の風お
よび波高約1.5mの波を受けたが、該浮き産卵礁
および天然水草の繁茂には何ら支障がなかつた。
には魚類が群れ、産卵期には、水草が水中に降ろ
している地下茎や根および葉に、魚類の着卵が多
くみられた、夏から秋にかけ、約20m/秒の風お
よび波高約1.5mの波を受けたが、該浮き産卵礁
および天然水草の繁茂には何ら支障がなかつた。
第1図は本発明の浮き産卵礁の1例を示す模式
斜視図、第2図は本発明の着生床を構成する単一
シート層(絡合体)の部分切開断面図である。第
3図は本発明の着生床内の水生植物の根茎挟持状
態を示す一部剥離斜視図である。 1:棒状体の固定具、2:棒状体、3:多孔質
シート状物の単一シート層、4:着生床(積層
体)、6:水生植物の根茎。
斜視図、第2図は本発明の着生床を構成する単一
シート層(絡合体)の部分切開断面図である。第
3図は本発明の着生床内の水生植物の根茎挟持状
態を示す一部剥離斜視図である。 1:棒状体の固定具、2:棒状体、3:多孔質
シート状物の単一シート層、4:着生床(積層
体)、6:水生植物の根茎。
Claims (1)
- 1 約1〜30Kg/m2の余剰浮力を有する少なくと
も棒状体で構成された支持枠体が水面に浮んだ状
態にあり、かつ該支持枠体内には、主として太さ
が0.2〜10mmのモノフイラメント糸の絡合体から
なる厚さが約2〜20cm、見掛けの密度が約0.01〜
0.5g/cm3の多孔質シート状物で構成された積層
体からなる着生床が係合されており、かつ該着生
床は積層体層間に水生植物の根茎を挟持している
ことを特徴とする浮き産卵礁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56025442A JPS57141231A (en) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | Artificial growing bed of aquatic plant |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56025442A JPS57141231A (en) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | Artificial growing bed of aquatic plant |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57141231A JPS57141231A (en) | 1982-09-01 |
| JPH0218809B2 true JPH0218809B2 (ja) | 1990-04-26 |
Family
ID=12166111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56025442A Granted JPS57141231A (en) | 1981-02-25 | 1981-02-25 | Artificial growing bed of aquatic plant |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57141231A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0433739Y2 (ja) * | 1986-08-29 | 1992-08-12 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5629967B2 (ja) * | 1973-09-13 | 1981-07-11 | ||
| JPS5811821B2 (ja) * | 1978-05-29 | 1983-03-04 | 積水化成品工業株式会社 | 水耕栽培方法とこれに使用する栽培床の支持浮 |
-
1981
- 1981-02-25 JP JP56025442A patent/JPS57141231A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57141231A (en) | 1982-09-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4855503B2 (ja) | 人工浮島用植生基盤、その製法及び植生用人工浮島 | |
| KR101002567B1 (ko) | 해삼 양식용 인공 어초 | |
| KR20150143001A (ko) | 담수어족자원의 자연증가 및 보호용 부류식 뗏목형 인공산란장 | |
| JPH10211897A (ja) | 浮構造体施設 | |
| JP4916294B2 (ja) | 草体移植具および水底における草体の移植方法 | |
| JP2002330651A (ja) | 藻場造成方法と藻草育成ネット | |
| JPS5828213A (ja) | 人工育成床 | |
| JP3792170B2 (ja) | イカ類用人工産卵床 | |
| JP2002171854A (ja) | 多年生海藻の育成方法および育成器具 | |
| JP2007135429A (ja) | 水中植生工法及び水中植生施設 | |
| JP2002159229A (ja) | 海藻・藻場の造成方法および装置 | |
| Chabreck | Breeding habits of the Pied-billed Grebe in an impounded coastal marsh in Louisiana | |
| JPH0218809B2 (ja) | ||
| JPH034171B2 (ja) | ||
| JPS6218212Y2 (ja) | ||
| JPH08130999A (ja) | 海藻類の付着基質及び繁殖方法 | |
| JP3793807B2 (ja) | 魚類の保護方法及びそれに用いる人工浮島 | |
| JP2000188991A (ja) | 浮遊産卵床 | |
| JPH10323134A (ja) | 植物栽培用浮体マット | |
| JP3114373U (ja) | 人工浮魚礁 | |
| CN212279008U (zh) | 一种红树幼苗种植固定装置及系统 | |
| KR100590221B1 (ko) | 식생복원용 수생식물 매트 | |
| JP2007105002A (ja) | 外来魚採捕装置 | |
| JP2003158926A (ja) | 人工浮き生態礁 | |
| KR100353083B1 (ko) | 부어초 |