JPH0220868B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220868B2 JPH0220868B2 JP61183649A JP18364986A JPH0220868B2 JP H0220868 B2 JPH0220868 B2 JP H0220868B2 JP 61183649 A JP61183649 A JP 61183649A JP 18364986 A JP18364986 A JP 18364986A JP H0220868 B2 JPH0220868 B2 JP H0220868B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil passage
- differential
- annular oil
- friction
- boss
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/38—Constructional details
- F16H48/42—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon
- F16H2048/423—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement
- F16H2048/426—Constructional details characterised by features of the input shafts, e.g. mounting of drive gears thereon characterised by bearing arrangement characterised by spigot bearing arrangement, e.g. bearing for supporting the free end of the drive shaft pinion
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ 発明の目的
a 産業上の利用分野
本発明は、差動制限装置の潤滑装置、即ち自動
車その他の車両に用いられる差動制限機構付差動
装置における潤滑装置の改良に関するものであ
る。
車その他の車両に用いられる差動制限機構付差動
装置における潤滑装置の改良に関するものであ
る。
b 従来の技術
自動車その他の車両の差動制限装置は、車両の
直進時は両車輪を同一回転とし、旋回時には差動
により両車輪の角速度を変えて旋回走行をスムー
ズに行わせ、また片側車輪が例えば泥地や凍結路
面等の摩擦係数の小さな場所に入つた場合には、
外部手段その他により差動を制限して他の車輪に
充分なトルクを伝え、脱出を可能とするものであ
る。
直進時は両車輪を同一回転とし、旋回時には差動
により両車輪の角速度を変えて旋回走行をスムー
ズに行わせ、また片側車輪が例えば泥地や凍結路
面等の摩擦係数の小さな場所に入つた場合には、
外部手段その他により差動を制限して他の車輪に
充分なトルクを伝え、脱出を可能とするものであ
る。
その差動制限手段として近時は摩擦クラツチを
利用したものが多い。これは静止状態でも通常差
動と差動制限の切換えがスムーズに行なえるし、
装置に過度の応力が発生しない等の利点をもつ
が、摩擦面の冷却のため潤滑油を供給する必要が
ある。
利用したものが多い。これは静止状態でも通常差
動と差動制限の切換えがスムーズに行なえるし、
装置に過度の応力が発生しない等の利点をもつ
が、摩擦面の冷却のため潤滑油を供給する必要が
ある。
そこでこの差動制限装置における従来の潤滑装
置として、例えば特公昭50−22766号公報に見ら
れるようなものがある。それは車軸箱内の潤滑油
を、スクレーバですくい上げて差動装置内へ送
り、デフケース側面に形成した摩擦クラツチ内径
側への油路を通して、各摩擦板内径部とデフサイ
ドギヤ部のスプライン歯との僅かな間〓を経て各
摩擦間へ導き、潤滑作用をなさしめるものであ
る。
置として、例えば特公昭50−22766号公報に見ら
れるようなものがある。それは車軸箱内の潤滑油
を、スクレーバですくい上げて差動装置内へ送
り、デフケース側面に形成した摩擦クラツチ内径
側への油路を通して、各摩擦板内径部とデフサイ
ドギヤ部のスプライン歯との僅かな間〓を経て各
摩擦間へ導き、潤滑作用をなさしめるものであ
る。
c 発明が解決しようとする問題点
上記の如く従来の差動制限装置の潤滑装置は、
摩擦板内径部とデフサイドギヤのスプライン歯と
の間〓を通して、各摩擦板間へ給油する。その際
潤滑油は、前記デフケース側面の油路に近い1枚
目の摩擦板内径部とスプライン歯との間〓を通
り、その一部が1枚目の摩擦板の潤滑を行ない、
残りの潤滑油は2枚目の摩擦板内径部とスプライ
ン歯との間〓を通る。そしてこの潤滑油の一部が
2枚目の摩擦板の潤滑を行ない、更に前記と同様
に残りの潤滑油が3枚目へ……と、順次に油量を
減しながら供給されていく。
摩擦板内径部とデフサイドギヤのスプライン歯と
の間〓を通して、各摩擦板間へ給油する。その際
潤滑油は、前記デフケース側面の油路に近い1枚
目の摩擦板内径部とスプライン歯との間〓を通
り、その一部が1枚目の摩擦板の潤滑を行ない、
残りの潤滑油は2枚目の摩擦板内径部とスプライ
ン歯との間〓を通る。そしてこの潤滑油の一部が
2枚目の摩擦板の潤滑を行ない、更に前記と同様
に残りの潤滑油が3枚目へ……と、順次に油量を
減しながら供給されていく。
しかし摩擦板内径部とデフサイドギヤボス部の
スプライン歯との間〓はあまり大きくないため、
車両の仕様による差動制限増大により、摩擦クラ
ツチの摩擦板の枚数が増加すると、初め枚数の摩
擦板間は潤滑されても、奥寄りの摩擦板間には潤
滑油が導かれ難い。甚しい場合には無潤滑状態と
なつた、摩擦面の発熱・摩耗が生じ、修理・交換
を早めるという問題点がある。
スプライン歯との間〓はあまり大きくないため、
車両の仕様による差動制限増大により、摩擦クラ
ツチの摩擦板の枚数が増加すると、初め枚数の摩
擦板間は潤滑されても、奥寄りの摩擦板間には潤
滑油が導かれ難い。甚しい場合には無潤滑状態と
なつた、摩擦面の発熱・摩耗が生じ、修理・交換
を早めるという問題点がある。
本発明は差動制限装置の潤滑装置に関し、上記
従来のものが有する問題点を解決しようとするも
のである。即ち本発明の第1の目的は、摩擦クラ
ツチの各摩擦板間に潤滑油を、常に均一かつ充分
に供給可能とすることである。第2の目的は、差
動制限状態から通常差動状態へ切換時において
も、各摩擦板間に潤滑油を均一かつ充分に供給し
て、各摩擦板に蓄積された熱を早く冷却させ、か
つ通常差動状態から差動制限状態へ切換後、直ち
に各摩擦板間に潤滑油を均一かつ充分に供給可能
とすることである。第3の目的は、ピストン内の
環状油路からデフサイドギヤのボス部内環状油路
へ向けて、潤滑油の積極的な流れを形成し、摩擦
クラツチへの流入油量を増加させることである。
第4の目的は、各摩擦板間の内径側から外径側へ
向けて潤滑油の積極的な流れを形成し、各摩擦板
間を確実に潤滑することである。
従来のものが有する問題点を解決しようとするも
のである。即ち本発明の第1の目的は、摩擦クラ
ツチの各摩擦板間に潤滑油を、常に均一かつ充分
に供給可能とすることである。第2の目的は、差
動制限状態から通常差動状態へ切換時において
も、各摩擦板間に潤滑油を均一かつ充分に供給し
て、各摩擦板に蓄積された熱を早く冷却させ、か
つ通常差動状態から差動制限状態へ切換後、直ち
に各摩擦板間に潤滑油を均一かつ充分に供給可能
とすることである。第3の目的は、ピストン内の
環状油路からデフサイドギヤのボス部内環状油路
へ向けて、潤滑油の積極的な流れを形成し、摩擦
クラツチへの流入油量を増加させることである。
第4の目的は、各摩擦板間の内径側から外径側へ
向けて潤滑油の積極的な流れを形成し、各摩擦板
間を確実に潤滑することである。
ロ 発明の構成
a 問題点を解決するための手段
入力ピニオン1・リングギヤ2及び歯車式差動
機構3を有し、外部からの流体圧で作動するピス
トン4により、スライドスリーブ5を介し摩擦ク
ラツチ6にて通常差動と差動制限の切換えを行な
う差動制限装置において、スライドスリーブ5側
の車軸7と外周のピストン4との間に、車軸箱8
から潤滑油が流入可能なピストン内環状油路9を
設け、該ピストン内環状油路9に続いて、同車軸
7とスライドスリーブ5との間にスリーブ内環状
油路10を形成するとともに、該スリーブ内環状
油路10に続いて、同車軸7とその側のデフサイ
ドギヤ11のボス部12との間にボス部内環状油
路13を設け、前記ピストン内環状油路9・スリ
ーブ内環状油路10・ボス部内環状油路13は奥
寄りほど大径に形成し、前記スライドスリーブ5
には奥端をデフサイドギヤ11のボス部12内ま
で延長させ、ボス部12には内周から外周への油
通孔14を設け、その外周に噛合の各摩擦板15
の摩擦面には、外径側への油溝16を形成し、か
つクラツチケース17には外側の車軸箱8へ通じ
る排油孔18を設けてなるものである。
機構3を有し、外部からの流体圧で作動するピス
トン4により、スライドスリーブ5を介し摩擦ク
ラツチ6にて通常差動と差動制限の切換えを行な
う差動制限装置において、スライドスリーブ5側
の車軸7と外周のピストン4との間に、車軸箱8
から潤滑油が流入可能なピストン内環状油路9を
設け、該ピストン内環状油路9に続いて、同車軸
7とスライドスリーブ5との間にスリーブ内環状
油路10を形成するとともに、該スリーブ内環状
油路10に続いて、同車軸7とその側のデフサイ
ドギヤ11のボス部12との間にボス部内環状油
路13を設け、前記ピストン内環状油路9・スリ
ーブ内環状油路10・ボス部内環状油路13は奥
寄りほど大径に形成し、前記スライドスリーブ5
には奥端をデフサイドギヤ11のボス部12内ま
で延長させ、ボス部12には内周から外周への油
通孔14を設け、その外周に噛合の各摩擦板15
の摩擦面には、外径側への油溝16を形成し、か
つクラツチケース17には外側の車軸箱8へ通じ
る排油孔18を設けてなるものである。
上記構成において、ピストン内環状油路9・ス
リーブ内環状油路10・ボス部内環状油路13を
奥寄り即ち摩擦クラツチ6側ほど大径にする場合
は、例えば図示例の如く段階的にでよいが、それ
に限らず滑かに大径にしてもよい。デフサイドギ
ヤ11のボス部12の開口側は、ボス部内環状油
路13内に潤滑油が溜まりやすいように内側フラ
ンジ部19を設けておくのが望しい。ボス部12
と各摩擦板15とは、スプライン歯20で噛合し
てあり、またそこに形成の油通孔14は、ボス部
12の軸方向即ち摩擦板15の並ぶ方向へ長径の
長孔に形成するか、または丸孔を数個並設するの
がよい。スライドスリーブ5の奥端をボス部12
内まで延長させることは、スリーブ内環状油路1
0とボス部内環状油路13とが、間〓なく直通す
ることを意味する。
リーブ内環状油路10・ボス部内環状油路13を
奥寄り即ち摩擦クラツチ6側ほど大径にする場合
は、例えば図示例の如く段階的にでよいが、それ
に限らず滑かに大径にしてもよい。デフサイドギ
ヤ11のボス部12の開口側は、ボス部内環状油
路13内に潤滑油が溜まりやすいように内側フラ
ンジ部19を設けておくのが望しい。ボス部12
と各摩擦板15とは、スプライン歯20で噛合し
てあり、またそこに形成の油通孔14は、ボス部
12の軸方向即ち摩擦板15の並ぶ方向へ長径の
長孔に形成するか、または丸孔を数個並設するの
がよい。スライドスリーブ5の奥端をボス部12
内まで延長させることは、スリーブ内環状油路1
0とボス部内環状油路13とが、間〓なく直通す
ることを意味する。
前記ボス部12の油通孔14・各摩擦板15の
油溝16・クラツチケース17の排油孔18は、
各々潤滑油が均一かつ充分に潤滑可能な数を形成
しておく。
油溝16・クラツチケース17の排油孔18は、
各々潤滑油が均一かつ充分に潤滑可能な数を形成
しておく。
なお前記ピストン4とスライドスリーブ5の間
には、図示例の如く潤滑油の一部が通過可能に僅
かな間〓21を形成しておくことが望しい。
には、図示例の如く潤滑油の一部が通過可能に僅
かな間〓21を形成しておくことが望しい。
図において、22は作動箱、23はプレツシヤ
ープレート、24はころがり軸受、lは車軸の中
心線を示す。
ープレート、24はころがり軸受、lは車軸の中
心線を示す。
b 作用
上記差動制限装置の潤滑装置の作動状態は、次
の如くである。
の如くである。
潤滑油は車軸箱8内に、通常は車軸7の中心線
lあたりのレベルまで入れられている。そこで本
潤滑機構では、潤滑油は第1図の矢印aで示す如
くピストン4の側端から、ピストン4と車軸7間
のピストン内環状油路9内に流入する。続いてそ
の潤滑油は、スライドスリーブ5と車軸7間のス
リーブ内環状油路10から、デフサイドギヤ11
のボス部12と車軸7間のボス部内環状油路13
に向かう。
lあたりのレベルまで入れられている。そこで本
潤滑機構では、潤滑油は第1図の矢印aで示す如
くピストン4の側端から、ピストン4と車軸7間
のピストン内環状油路9内に流入する。続いてそ
の潤滑油は、スライドスリーブ5と車軸7間のス
リーブ内環状油路10から、デフサイドギヤ11
のボス部12と車軸7間のボス部内環状油路13
に向かう。
上記の場合に、3つの油路9,10,13は奥
寄りほど大径に形成してあるために、作動箱22
の回転による遠心力で吸引され、潤滑油は逆流す
ることなく、奥のボス部内環状油路13側に向つ
て積極的な流れとなる。またスライドスリーブ5
の奥端をデフサイドギヤ11のボス部12内まで
延長させ、スリーブ内環状油路10をボス部内環
状油路13に直通させてあるので、スリーブ内環
状油路10内の潤滑油は全てボス部内環状油路1
3へ進むことになる。
寄りほど大径に形成してあるために、作動箱22
の回転による遠心力で吸引され、潤滑油は逆流す
ることなく、奥のボス部内環状油路13側に向つ
て積極的な流れとなる。またスライドスリーブ5
の奥端をデフサイドギヤ11のボス部12内まで
延長させ、スリーブ内環状油路10をボス部内環
状油路13に直通させてあるので、スリーブ内環
状油路10内の潤滑油は全てボス部内環状油路1
3へ進むことになる。
ボス部内環状油路13に入つた潤滑油は、奥端
がデフサイドギヤ11で閉塞されているので、こ
こで均圧化されてボス部12の油通孔14を通
り、摩擦クラツチ6の各摩擦板15間へ直接的
に、均等かつ充分に供給される。さらに作動箱2
2の回転による遠心力にて、摩擦面の油溝16に
内径側から外径側へ向けて潤滑油の積極的な流れ
が形成され、摩擦面を充分に潤滑して発熱・摩耗
を軽減する。その後潤滑油は、各摩擦板15の外
径側から出て、クラツチケース17に形成の排油
孔18から、元の車軸箱8内へ戻ることになる。
がデフサイドギヤ11で閉塞されているので、こ
こで均圧化されてボス部12の油通孔14を通
り、摩擦クラツチ6の各摩擦板15間へ直接的
に、均等かつ充分に供給される。さらに作動箱2
2の回転による遠心力にて、摩擦面の油溝16に
内径側から外径側へ向けて潤滑油の積極的な流れ
が形成され、摩擦面を充分に潤滑して発熱・摩耗
を軽減する。その後潤滑油は、各摩擦板15の外
径側から出て、クラツチケース17に形成の排油
孔18から、元の車軸箱8内へ戻ることになる。
なお図示例の如く、ピストン4とスライドスリ
ーブ5間に、僅かな間〓21を形成したもので
は、ピストン内環状油路9を通つた潤滑油のごく
一部が、矢印bの如くその間〓21を通つてころ
がり軸受24の潤滑を行ない、そこでの異常な発
熱・摩耗をなくして、車軸箱8内へ戻る。
ーブ5間に、僅かな間〓21を形成したもので
は、ピストン内環状油路9を通つた潤滑油のごく
一部が、矢印bの如くその間〓21を通つてころ
がり軸受24の潤滑を行ない、そこでの異常な発
熱・摩耗をなくして、車軸箱8内へ戻る。
ハ 発明の効果
以上で明かな如く、本発明は次の如き効果を有
する。
する。
a 本発明によれば、摩擦クラツチの摩擦板の枚
数が多い場合にも、各摩擦面に潤滑油を常に均
一かつ充分に供給できる。即ち、従来の摩擦ク
ラツチへの潤滑装置では、摩擦クラツチ内径側
へ導かれた潤滑油は、各摩擦板内径部とデフサ
イドギヤボス部のスプライン歯との間〓を経
て、順次に奥寄りの摩擦板間へ送られていく。
しかしその間〓は僅かであつてあまり大きくと
れないし、また車両の仕様により差動制限力の
増加のため摩擦板の枚数が多くなると、なおさ
ら奥寄りの摩擦板間へ潤滑油が行き渡らない。
数が多い場合にも、各摩擦面に潤滑油を常に均
一かつ充分に供給できる。即ち、従来の摩擦ク
ラツチへの潤滑装置では、摩擦クラツチ内径側
へ導かれた潤滑油は、各摩擦板内径部とデフサ
イドギヤボス部のスプライン歯との間〓を経
て、順次に奥寄りの摩擦板間へ送られていく。
しかしその間〓は僅かであつてあまり大きくと
れないし、また車両の仕様により差動制限力の
増加のため摩擦板の枚数が多くなると、なおさ
ら奥寄りの摩擦板間へ潤滑油が行き渡らない。
しかし本発明では、ピストン内環状油路から
スリーブ内環状油路を経てボス部内環状油路へ
流入した潤滑油は、そこで均圧化されてからボ
ス部の油通孔を通り、直接的に各摩擦板間へ供
給される。そのため摩擦板の枚数が多いもので
あつても、従来のように順次に潤滑油が供給さ
れるものではないから、奥寄りの摩擦板間にも
潤滑油を均一かつ充分に供給でき、各摩擦面で
の異常な発熱・摩耗をなくすことができる。
スリーブ内環状油路を経てボス部内環状油路へ
流入した潤滑油は、そこで均圧化されてからボ
ス部の油通孔を通り、直接的に各摩擦板間へ供
給される。そのため摩擦板の枚数が多いもので
あつても、従来のように順次に潤滑油が供給さ
れるものではないから、奥寄りの摩擦板間にも
潤滑油を均一かつ充分に供給でき、各摩擦面で
の異常な発熱・摩耗をなくすことができる。
b 通常差動状態および差動制限状態において、
各摩擦板間に潤滑油を均一かつ充分に供給でき
る。即ち、従来のものではスライドスリーブの
奥端とデフサイドギヤのボス部との間に間〓が
あり、スリーブ内環状油路内に導かれた潤滑油
は、差動箱の回転による遠心力で吸引された場
合に、その間〓を通りクラツチケースの排出孔
から車軸箱に戻つてしまう。そのため、差動制
限状態から通常差動状態へ切換後は、各摩擦板
間に潤滑油が充分に供給されず、各摩擦板間に
蓄積された熱を早く冷却することができない。
また通常差動状態から差動制限状態へ切換後
は、摩擦クラツチとプレツシヤープレート間の
空間に潤滑油が満された後でないと、ボス部内
環状油路内へ潤滑油が流入してこないので、そ
の間は摩擦板間へ潤滑油が行き渡らず、摩擦面
での発熱・摩耗が激しかつた。
各摩擦板間に潤滑油を均一かつ充分に供給でき
る。即ち、従来のものではスライドスリーブの
奥端とデフサイドギヤのボス部との間に間〓が
あり、スリーブ内環状油路内に導かれた潤滑油
は、差動箱の回転による遠心力で吸引された場
合に、その間〓を通りクラツチケースの排出孔
から車軸箱に戻つてしまう。そのため、差動制
限状態から通常差動状態へ切換後は、各摩擦板
間に潤滑油が充分に供給されず、各摩擦板間に
蓄積された熱を早く冷却することができない。
また通常差動状態から差動制限状態へ切換後
は、摩擦クラツチとプレツシヤープレート間の
空間に潤滑油が満された後でないと、ボス部内
環状油路内へ潤滑油が流入してこないので、そ
の間は摩擦板間へ潤滑油が行き渡らず、摩擦面
での発熱・摩耗が激しかつた。
これに対して本発明は、スライドスリーブが
ボス部内まで延長して、スリーブ内環状油路と
ボス部内環状油路を直進させてある。そのた
め、スリーブ内環状油路内に流入した潤滑油
は、全てボス部内環状油路へ導かれることにな
る。したがつて通常差動状態・差動制限状態に
拘らず、各摩擦板間に均一かつ充分に潤滑油を
供給することができ、各摩擦面での異常な発
熱・摩耗をなくすことができる。
ボス部内まで延長して、スリーブ内環状油路と
ボス部内環状油路を直進させてある。そのた
め、スリーブ内環状油路内に流入した潤滑油
は、全てボス部内環状油路へ導かれることにな
る。したがつて通常差動状態・差動制限状態に
拘らず、各摩擦板間に均一かつ充分に潤滑油を
供給することができ、各摩擦面での異常な発
熱・摩耗をなくすことができる。
c 摩擦クラツチの各摩擦板の摩擦面に、潤滑油
を積極的に供給できる。即ち、本発明での潤滑
油は、ピストン内環状油路・スリーブ内環状油
路・ボス部内環状油路を経て、ボス部の油通孔
を通り各摩擦板の内径側へ流入し、差動箱の回
転による遠心力を利用して、各摩擦面の油溝を
通じて摩擦板の外径側への流れを形成するもの
である。そのため各摩擦面に、潤滑油を積極的
に供給することができ、この面からも各摩擦面
の異常な発熱・摩耗をなくすことができる。
を積極的に供給できる。即ち、本発明での潤滑
油は、ピストン内環状油路・スリーブ内環状油
路・ボス部内環状油路を経て、ボス部の油通孔
を通り各摩擦板の内径側へ流入し、差動箱の回
転による遠心力を利用して、各摩擦面の油溝を
通じて摩擦板の外径側への流れを形成するもの
である。そのため各摩擦面に、潤滑油を積極的
に供給することができ、この面からも各摩擦面
の異常な発熱・摩耗をなくすことができる。
d 摩擦クラツチへの潤滑油量を増すことができ
る。即ち、本発明では車軸箱から摩擦クラツチ
までの潤滑油の油路を、ピストン内環状油路・
スリーブ内環状油路・ボス部内環状油路で構成
し、かつ奥寄りほど段階的または滑かに大径に
形成してある。そのため差動箱の回転による遠
心力により、潤滑油が逆流することなくスムー
ズに流れ、摩擦クラツチへの潤滑油量を増すこ
とができる。
る。即ち、本発明では車軸箱から摩擦クラツチ
までの潤滑油の油路を、ピストン内環状油路・
スリーブ内環状油路・ボス部内環状油路で構成
し、かつ奥寄りほど段階的または滑かに大径に
形成してある。そのため差動箱の回転による遠
心力により、潤滑油が逆流することなくスムー
ズに流れ、摩擦クラツチへの潤滑油量を増すこ
とができる。
e 潤滑装置の構造を簡素化し、製作を容易にで
きるとともに、潤滑油の温度上昇をおさえ、か
つゴミの混入も防止することができる。即ち、
従来の潤滑装置では別にスクレパを設けたり、
差動箱に孔をあける等の特殊加工を必要とし、
また潤滑油が差動箱内を通過してくるため、そ
の間に油温の上昇や、デフピニオン・サイドギ
ヤの摩耗によるゴミの混入もあつた。
きるとともに、潤滑油の温度上昇をおさえ、か
つゴミの混入も防止することができる。即ち、
従来の潤滑装置では別にスクレパを設けたり、
差動箱に孔をあける等の特殊加工を必要とし、
また潤滑油が差動箱内を通過してくるため、そ
の間に油温の上昇や、デフピニオン・サイドギ
ヤの摩耗によるゴミの混入もあつた。
しかし本発明での潤滑油は、ピストン・スラ
イドスリーブ及びデフサイドギヤのボス部と車
軸間の各環状油路を通るように構成してあるの
で、差動箱への孔あけその他の特殊な加工は必
要なく、製造が容易となる。また潤滑油は、従
来のように差動装置内を通過せず、各環状油
路・油通孔を経て摩擦クラツチへ供給する構成
であるため、油温の上昇やゴミの混入を防止す
ることができる。
イドスリーブ及びデフサイドギヤのボス部と車
軸間の各環状油路を通るように構成してあるの
で、差動箱への孔あけその他の特殊な加工は必
要なく、製造が容易となる。また潤滑油は、従
来のように差動装置内を通過せず、各環状油
路・油通孔を経て摩擦クラツチへ供給する構成
であるため、油温の上昇やゴミの混入を防止す
ることができる。
図は本発明の実施例を示すもので、第1図はそ
の縦断正面図、第2図は一部拡大縦断正面図であ
る。 図面符号1……入力ピニオン、2……リングギ
ヤ、3……歯車差動機構、4……ピストン、5…
…スライドスリーブ、6……摩擦クラツチ、7…
…車軸、8……車軸箱、9……ピストン内環状油
路、10……スリーブ内環状油路、11……デフ
サイドギヤ、12……ボス部、13……ボス部内
環状油路、14……油通孔、15……摩擦板、1
6……油溝、17……クラツチケース、18……
排油孔。
の縦断正面図、第2図は一部拡大縦断正面図であ
る。 図面符号1……入力ピニオン、2……リングギ
ヤ、3……歯車差動機構、4……ピストン、5…
…スライドスリーブ、6……摩擦クラツチ、7…
…車軸、8……車軸箱、9……ピストン内環状油
路、10……スリーブ内環状油路、11……デフ
サイドギヤ、12……ボス部、13……ボス部内
環状油路、14……油通孔、15……摩擦板、1
6……油溝、17……クラツチケース、18……
排油孔。
Claims (1)
- 1 入力ピニオン1・リングギヤ2及び歯車式差
動機構3を有し、外部からの流体圧で作動するピ
ストン4により、スライドスリーブ5を介し摩擦
クラツチ6にて通常差動と差動制限の切換えを行
う差動制限装置において、スライドスリーブ5側
の車軸7と外周のピストン4との間に、車軸箱8
から潤滑油が流入可能なピストン内環状油路9を
設け、それに続いて同車軸7とスライドスリーブ
5との間に、スリーブ内環状油路10を形成する
とともに、該スリーブ内環状油路10に続いて、
同車軸7とその側のデフサイドギヤ11のボス部
12との間にボス部内環状油路13を設け、前記
ピストン内環状油路9・スリーブ内環状油路1
0・ボス部内環状油路13は奥寄りほど大径に形
成し、またスライドスリーブ5は奥端をデフサイ
ドギヤ11のボス部12内まで延長させ、ボス部
12には内周から外周への油通孔14を設け、そ
の外周に噛合の各摩擦板15の摩擦面には、外径
側へ油溝16を形成し、かつクラツチケース17
には外側の車軸箱8へ通じる排油孔18を設けて
なる、差動制限装置における潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61183649A JPS6338764A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 差動制限装置における潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61183649A JPS6338764A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 差動制限装置における潤滑装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6338764A JPS6338764A (ja) | 1988-02-19 |
| JPH0220868B2 true JPH0220868B2 (ja) | 1990-05-10 |
Family
ID=16139493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61183649A Granted JPS6338764A (ja) | 1986-08-04 | 1986-08-04 | 差動制限装置における潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6338764A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100803399B1 (ko) | 2006-09-13 | 2008-02-13 | 현대자동차주식회사 | 자동변속기용 차동장치의 윤활 장치 |
| US7918315B2 (en) * | 2008-01-08 | 2011-04-05 | Deere & Company | Differential transmission with cleaning feature |
| DE102018103295B3 (de) | 2018-02-14 | 2019-02-07 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Sperrdifferentialgetriebe für ein Kraftfahrzeug |
-
1986
- 1986-08-04 JP JP61183649A patent/JPS6338764A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6338764A (ja) | 1988-02-19 |
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