JPH0225977B2 - - Google Patents
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- JPH0225977B2 JPH0225977B2 JP17292182A JP17292182A JPH0225977B2 JP H0225977 B2 JPH0225977 B2 JP H0225977B2 JP 17292182 A JP17292182 A JP 17292182A JP 17292182 A JP17292182 A JP 17292182A JP H0225977 B2 JPH0225977 B2 JP H0225977B2
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Description
本発明は耐海水性、加工性および溶融亜鉛めつ
き性の良好な低合金鋼に関するものである。 近年、海洋開発の活発化にともない海洋の厳し
い腐食環境下において優れた耐腐食性を有する鋼
材が要求されるようになり、既に種々の耐海水性
鋼が開発されている。 ところで、鋼材はその用途により熱間圧延後、
種々の冷間加工を必要とする場合が多い。例えば
冷間圧延、冷間引抜き、冷間押出し、冷間鍛造な
どである。熱間圧延鋼材を冷間加工する場合、設
備、工程および加工後の鋼材の性質等から、熱間
圧延鋼材の強度を適切にすることが大切である。 しかるに従来の耐海水性鋼は主に構造作用とし
て開発された比較的強度の高い熱間圧延鋼材が多
く、上記のような冷間加工には必らずしも適当で
ないのが現状である。更に従来の耐海水性鋼では
溶融亜鉛めつきにおいて著しいめつきやけを生
じ、防食上溶融亜鉛めつきをする場合は不適当な
場合が多い。 本発明は以上のような従来の耐海水性鋼の欠点
を改良するために提案され、C:0.10%以下、
Si:0.03%以下、Mn:0.20〜0.50%、P:0.025
〜0.050%、Cu:0.20〜0.40%、Cr:0.50〜1.50%
を含有し、残部が実質的にFeからなることを特
徴とする耐海水性低合金鋼であり、この低合金鋼
によつて従来の耐海水性にくらべて著しく加工性
および溶融亜鉛めつき性が改善せしめられると共
に、耐海水性が良好である。 即ち、本発明鋼の特徴は前記組成範囲のP、
Cu、Crの複合作用により、海水中および海水飛
沫や潮風を受ける腐食環境下において優れた耐腐
食性を有すると共に、加工性、溶融亜鉛めつき性
を保持し得ることに成功したものであり、棒線、
形鋼、鋼板、鋼管等、あらゆる鋼材に使用可能で
ある。 次に本発明鋼の成分組成範囲の限定理由を述べ
る。 C:0.10%以下 この発明の低合金鋼におけるCは、強度を確保
するために有効な元素であるが、加工性、耐腐食
性を劣化させるので、0.10%以下に限定した。 Si:0.30%以下 Siは強度を上げる効果の他、脱酸剤として有効
であるが耐腐食性については有効とは言えない。
Siの含有率があまり高いと溶融亜鉛めつきにおい
て、めつきやけを生じるので、0.30%以下に限定
した。 Mn:0.20〜0.50% Mnはこの発明の耐海水性低合金鋼の強度を上
げる効果の他、脱酸剤として有効であり、少なく
とも0.20%以上は必要であるが、あまり高いと耐
腐食性を劣化させるので、上限値を0.50%以下、
下限値を0.20%とした。 P:0.25〜0.050% Pは耐腐食性に有効であり、少なくとも0.025
%以上は必要であるが、あまり高いと靭性を劣化
させるので0.050%以下に限定した。 Cu:0.20〜0.40% Cuは耐腐食性を向上させ、Pと共存してさら
にその効果を増すので少なくとも0.20%以上は必
要であるが、あまり高いと熱間脆性の原因となる
ので、下限値を0.20%、上限値を0.40%に限定し
た。 Cr:0.50〜1.50% Crは耐腐食性を向上させ、Cuと共存してさら
に効果を増すので少なくとも0.50%以上は必要で
あるが、あまり高いと局部腐食の原因となるの
で、その上限値を1.50%以下、下限値を0.50%と
した。 実施例 本発明鋼を線材に適用した場合の実施例を以下
に述べる。 第1表に示す如き成分組成を有する低合金鋼及
び比較鋼を溶製した。No.1の比較鋼は従来から用
いられている軟鋼であり、No.2およびNo.3は本発
明鋼で、夫々比較のために供試したものである。 第1表に供試材の化学成分および引張り強さ試
験結果を示す。
き性の良好な低合金鋼に関するものである。 近年、海洋開発の活発化にともない海洋の厳し
い腐食環境下において優れた耐腐食性を有する鋼
材が要求されるようになり、既に種々の耐海水性
鋼が開発されている。 ところで、鋼材はその用途により熱間圧延後、
種々の冷間加工を必要とする場合が多い。例えば
冷間圧延、冷間引抜き、冷間押出し、冷間鍛造な
どである。熱間圧延鋼材を冷間加工する場合、設
備、工程および加工後の鋼材の性質等から、熱間
圧延鋼材の強度を適切にすることが大切である。 しかるに従来の耐海水性鋼は主に構造作用とし
て開発された比較的強度の高い熱間圧延鋼材が多
く、上記のような冷間加工には必らずしも適当で
ないのが現状である。更に従来の耐海水性鋼では
溶融亜鉛めつきにおいて著しいめつきやけを生
じ、防食上溶融亜鉛めつきをする場合は不適当な
場合が多い。 本発明は以上のような従来の耐海水性鋼の欠点
を改良するために提案され、C:0.10%以下、
Si:0.03%以下、Mn:0.20〜0.50%、P:0.025
〜0.050%、Cu:0.20〜0.40%、Cr:0.50〜1.50%
を含有し、残部が実質的にFeからなることを特
徴とする耐海水性低合金鋼であり、この低合金鋼
によつて従来の耐海水性にくらべて著しく加工性
および溶融亜鉛めつき性が改善せしめられると共
に、耐海水性が良好である。 即ち、本発明鋼の特徴は前記組成範囲のP、
Cu、Crの複合作用により、海水中および海水飛
沫や潮風を受ける腐食環境下において優れた耐腐
食性を有すると共に、加工性、溶融亜鉛めつき性
を保持し得ることに成功したものであり、棒線、
形鋼、鋼板、鋼管等、あらゆる鋼材に使用可能で
ある。 次に本発明鋼の成分組成範囲の限定理由を述べ
る。 C:0.10%以下 この発明の低合金鋼におけるCは、強度を確保
するために有効な元素であるが、加工性、耐腐食
性を劣化させるので、0.10%以下に限定した。 Si:0.30%以下 Siは強度を上げる効果の他、脱酸剤として有効
であるが耐腐食性については有効とは言えない。
Siの含有率があまり高いと溶融亜鉛めつきにおい
て、めつきやけを生じるので、0.30%以下に限定
した。 Mn:0.20〜0.50% Mnはこの発明の耐海水性低合金鋼の強度を上
げる効果の他、脱酸剤として有効であり、少なく
とも0.20%以上は必要であるが、あまり高いと耐
腐食性を劣化させるので、上限値を0.50%以下、
下限値を0.20%とした。 P:0.25〜0.050% Pは耐腐食性に有効であり、少なくとも0.025
%以上は必要であるが、あまり高いと靭性を劣化
させるので0.050%以下に限定した。 Cu:0.20〜0.40% Cuは耐腐食性を向上させ、Pと共存してさら
にその効果を増すので少なくとも0.20%以上は必
要であるが、あまり高いと熱間脆性の原因となる
ので、下限値を0.20%、上限値を0.40%に限定し
た。 Cr:0.50〜1.50% Crは耐腐食性を向上させ、Cuと共存してさら
に効果を増すので少なくとも0.50%以上は必要で
あるが、あまり高いと局部腐食の原因となるの
で、その上限値を1.50%以下、下限値を0.50%と
した。 実施例 本発明鋼を線材に適用した場合の実施例を以下
に述べる。 第1表に示す如き成分組成を有する低合金鋼及
び比較鋼を溶製した。No.1の比較鋼は従来から用
いられている軟鋼であり、No.2およびNo.3は本発
明鋼で、夫々比較のために供試したものである。 第1表に供試材の化学成分および引張り強さ試
験結果を示す。
【表】
第1表に示す成分組成を有する本発明の低合金
鋼および軟鋼(比較鋼)を溶製後、直径5.5mmの
線材に熱間圧延し、さらに直径3.2mmに伸線した
各々の引張試験値は第1表に示す通りである。 さらに直径3.2mmの伸線材を裸線のまま、およ
び亜鉛付着量44グラム/m2の溶融亜鉛めつきを施
して、実海水中に浸漬し腐食減量を測定した。裸
線の実海水中における腐食試験結果を第1図に、
また溶融亜鉛めつき線の実海水中における腐食試
験結果を第2図に示す。 この第1図に示すように、裸線では従来から用
いられている軟鋼の比較鋼No.1が18ケ月経過後破
断しているのに対して、本発明鋼No.2およびNo.3
は24ケ月以上耐用している。また、第2図に示す
ように溶融亜鉛めつき線でも本発明鋼No.2および
No.3は比較鋼No.1よりも腐食減量が少なく、耐腐
食性が優れている。 以上のように、本発明鋼No.2およびNo.3は裸線
および溶融亜鉛めつき線のいずれでも比較鋼No.1
よりも海水に対して優れた耐腐食性を示してお
り、養殖用生簀、蛇篭、ふとん篭など海水中およ
び海水飛沫や潮風を受ける腐食環境下において使
用される鋼線材として好適である。
鋼および軟鋼(比較鋼)を溶製後、直径5.5mmの
線材に熱間圧延し、さらに直径3.2mmに伸線した
各々の引張試験値は第1表に示す通りである。 さらに直径3.2mmの伸線材を裸線のまま、およ
び亜鉛付着量44グラム/m2の溶融亜鉛めつきを施
して、実海水中に浸漬し腐食減量を測定した。裸
線の実海水中における腐食試験結果を第1図に、
また溶融亜鉛めつき線の実海水中における腐食試
験結果を第2図に示す。 この第1図に示すように、裸線では従来から用
いられている軟鋼の比較鋼No.1が18ケ月経過後破
断しているのに対して、本発明鋼No.2およびNo.3
は24ケ月以上耐用している。また、第2図に示す
ように溶融亜鉛めつき線でも本発明鋼No.2および
No.3は比較鋼No.1よりも腐食減量が少なく、耐腐
食性が優れている。 以上のように、本発明鋼No.2およびNo.3は裸線
および溶融亜鉛めつき線のいずれでも比較鋼No.1
よりも海水に対して優れた耐腐食性を示してお
り、養殖用生簀、蛇篭、ふとん篭など海水中およ
び海水飛沫や潮風を受ける腐食環境下において使
用される鋼線材として好適である。
第1図は本発明鋼および比較鋼(軟鋼)を素材
とした裸線の実海水中における腐食試験結果を示
す図、第2図は本発明鋼および比較鋼を素材とし
た溶融亜鉛めつき線の実海水中における腐食試験
結果を示す図。
とした裸線の実海水中における腐食試験結果を示
す図、第2図は本発明鋼および比較鋼を素材とし
た溶融亜鉛めつき線の実海水中における腐食試験
結果を示す図。
Claims (1)
- 1 C:0.10%以下、Si:0.30%以下、Mn:0.20
〜0.50%、P:0.025〜0.050%、Cu:0.20〜0.40
%、Cr:0.50〜1.50%を含有し、残部が実質的に
Feからなることを特徴とする耐海水性低合金鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17292182A JPS5964750A (ja) | 1982-09-30 | 1982-09-30 | 耐海水性低合金鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17292182A JPS5964750A (ja) | 1982-09-30 | 1982-09-30 | 耐海水性低合金鋼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5964750A JPS5964750A (ja) | 1984-04-12 |
| JPH0225977B2 true JPH0225977B2 (ja) | 1990-06-06 |
Family
ID=15950819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17292182A Granted JPS5964750A (ja) | 1982-09-30 | 1982-09-30 | 耐海水性低合金鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5964750A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61284594A (ja) * | 1985-06-10 | 1986-12-15 | Nippon Steel Corp | めつき層密着性のすぐれたZn系めつき鋼板 |
| KR100264362B1 (ko) * | 1993-07-09 | 2000-08-16 | 에모또 간지 | 고온다습환경에 적합한 내해수부식성강 및 그 제조방법 |
-
1982
- 1982-09-30 JP JP17292182A patent/JPS5964750A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5964750A (ja) | 1984-04-12 |
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