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JPH0229294B2 - - Google Patents
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JPH0229294B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0229294B2
JPH0229294B2 JP54064578A JP6457879A JPH0229294B2 JP H0229294 B2 JPH0229294 B2 JP H0229294B2 JP 54064578 A JP54064578 A JP 54064578A JP 6457879 A JP6457879 A JP 6457879A JP H0229294 B2 JPH0229294 B2 JP H0229294B2
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JP
Japan
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light
drying
hydroxy
film
seaweed
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JP54064578A
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Isamu Harasawa
Yukio Hariki
Katsuhiko Maeda
Koichi Nakamura
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Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
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Publication date
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  • Cultivation Of Seaweed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は種網、すなわち育苗後の海苔網の陸上
における乾燥方法に関し、更に詳しくは育苗後の
本養殖に使用した残りの種網の冷蔵貯蔵する場合
の乾燥工程において、海苔の小葉体もしくは幼芽
の枯死細胞数を低下させ、かつ解凍後の養殖段階
においても海苔の生育が優れ、増収及び/又は海
苔の軟かさ、艶等の品質向上を図ることができる
種網の乾燥方法及び該方法に使用する被覆材に関
する。 海苔の養殖に係る生産方法、特に種網の乾燥方
法は変りやすい天候を相手とする古典的漁法に依
存しているため、天候に左右される因子が多く、
海苔生産業者の大きな悩みとなつている。 一般的な海苔の養殖工程は毎年1月から3月に
かけて老化した海苔からの果胞子の採取、及び3
月から10月にかけてフラスコ内での糸状体の培
養、カキ貝殻等への菌体の接種が行なわれる。 10月上旬には沿岸海域において貝殻中の糸状体
の胞子のうから発生した殻胞子の網ヒビ(海苔
網)への種付が行なわれる。10月上旬から下旬に
かけて5〜10枚の層状に張られた網ヒビの中で海
苔の殻胞子が発芽し、葉長1〜3cmの幼芽に至る
までそのまま幼芽の育成がおこなわれる。この工
程によつて得られた海苔網を種網という。 以前はこのまま本養殖に入る場合が多かつた
が、最近の海苔の需要、生産量の拡大により、沖
合の浮き流し形式へと漁場が拡大されたため、そ
れらの種網用あるいは張り替え用に備える種網を
つくるために種網は一担陸上に引きあげられ、そ
の日の早朝から午前中いつぱい天日にて種網の乾
燥がおこなわれる。天日乾燥直後の葉体の含水量
は20〜40%である。その後、それぞれの乾燥した
種網をポリエチレンの袋におさめ密封し、冷蔵庫
に入れ、−15〜20℃の低温で冷凍貯蔵がなされる。
この方法で3〜4ケ月の種網の貯蔵が可能であ
る。その後10月下旬から3月いつぱいにかけて随
時種網を取り出し、海水で解凍した後、漁場での
本養殖及び摘採が行なわれる。摘採は通常12〜1
月は月に2回,2月〜3月は月に1回割合で10〜
15cmに成長した海苔の葉体が収穫される。上記の
種網乾燥において従来10月上旬から約20日間にわ
たる幼芽の育苗が完了した後、晴天あるいは曇天
の早朝に海中から種網を取りはずし、屋外の網干
場で午前中4〜5時間直接天日にさらすか、軒下
の限られた場所に日中種網を吊して乾燥してい
た。この従来の天日乾燥方法は、天候の変化によ
り種網の乾燥状態が大きく左右され、殊に晴天時
は乾燥作業が遅れて午後にまで天日乾燥を続けた
りすると、小葉体(幼芽)の細胞がいたみ死細胞
が白い斑点状となつて多数発生したりした。葉体
中にこのような死細胞が多く存在していると、後
の本養殖過程において葉体の発育が著しく阻害さ
れ、海苔の品質も低下するのが実情である。又雨
天時は従来乾燥に適さないため、乾燥作業はほと
んど行なわれていない。さらに軒下での乾燥方式
は大量の種網を処理するには非常に効率が低く、
この方法だけでは乾燥種網の需要を満たすには程
遠いのが現状であつた。しかも未だに種網の乾燥
法について天日乾燥法に優る簡易な乾燥法が見い
だされておらず、海苔養殖業者にとつて増大した
種網需要を満すべく枯死細胞発生を防ぎつつ良質
の種網を一度に大量に乾燥する方法の出現が望ま
れていた。 本発明者らは種網を乾燥する過程において、従
来の天日乾燥に用いられている種網乾燥棚(高さ
約2m×長さ18〜20m×開口約5m)を現在の野菜
等の農業用施設栽培に広く使用されているパイプ
ハウス及び鉄骨ハウス内に配置し、かつそれらの
ハウスの光質条件を少なくとも340nm及びそれ以
下の波長域の光が実質的に抑制された光質雰囲気
にして、その光質条件下で種網すなわち育苗後の
海苔網を所望の水分まで乾燥することにより、従
来の天日乾燥した海苔苗よりいたみが少なく、特
に枯死細胞の数の極端に少い海苔苗を得ることが
でき、且つ解凍後の本養殖場での成育の促進のみ
ならず、収量、品質ともに向上することを見い出
した。 本発明の第一の特徴は少なくとも海苔の育苗が
完了した時期(海苔の幼芽の育成が完了した時
期)、好ましくは海苔網に長さ1〜5cmの健全な
小葉体が均一に育成した時期以降に特定の光質雰
囲気下に種網を好ましく晴天時は4〜5時間、曇
天時には5〜6時間乾燥することにある。 本発明で適用しうる海苔とは、藻植物門の紅藻
植物亜門、紅藻綱、原始紅藻亜綱、ウシケノリ
目、ウシケノリ科、アマノリ属のものを指す。ア
マノリ属中には、ヒトエアマノリ亜属、フタツボ
シアマノリ亜属及びフタエアマノリ亜属があり、
ヒトエアマノリ亜属には、クロノリ、マルバアマ
ノリ、ツクシアヤノリ、オニアマノリ、マルバア
サクサノリ、ヤブレアマノリ、ウタスツノリ、イ
チマツノリ、カイガラアマノリ、ベンテンアマノ
リ、アナアマノリ、サツキノリ、メソワケアマノ
リ、アサクサノリ、カヤベノリ、スサビノリ、コ
スジノリ、ウツブルイノリ、マツバアマノリ及び
チシマクロノリ等があり、フタツボシアマノリ亜
属には、マクレアマノリ、オオノノリ及びスナゴ
アマノリ等があり、フタエアマノリ亜属には、タ
サ、フクロタサ、フイリタサ及びベンタサ等が含
まれる。 本発明の方法は如何なるアマノリ属の海苔に対
しても適用できるが、例えば、アサクサノリ、マ
ルバアサクサノリ、スサビノリ、チシマクロノ
リ、ウツプルイノル等が好ましい。 本発明の方法による上記種網の乾燥は、少くと
も380nm及びそれ以下の波長域の光が実質的に抑
制された光質雰囲気下に行なわれる。 本明細書において、〔xnm及びそれ以下の波長
域の光が実質的に抑制された光質雰囲気」なる語
は、好ましくはxnm及びそれ以下の波長域の光
が100%完全に存在しない光質雰囲気を意味する
が、しかし該波長域の光が本発明の乾燥に悪影響
を及ぼさない程度の少量で存在しても支障はない
ことを意味する。従つて、太陽光線照射下での乾
燥においては、太陽光線中の該波長域の光の透過
が少なくとも70%、好ましくは80%以上、さらに
好ましくは90〜100%阻止された光質条件下に乾
燥することが望ましい。また、380nm及びそれ以
上の波長域の光を「実質的に透過」するとは、該
波長域の光を実質的に透過しても、或いは透過が
実質的に抑制されてもかまわないが、一般には該
波長域の光の平均透過率が5〜70%、好ましくは
20〜70%、より好ましくは30〜60%の範囲内にお
さまるようにするのが好適である。 しかして、本発明に従う種網の乾燥は、上記特
定の光質雰囲気を使用するという制限を除けば、
何ら特別の種網の乾燥条件を必要とせず、従来の
種網の乾燥操作方法及び条件等に準じて行なうこ
とができる。 本発明が適用される代表的な海苔の養殖工程は (1) 老化した海苔からの果胞子の採取(1〜3
月) (2) フラスコ内での糸状体の培養、カキの貝殻等
への菌体の接種 (3) 貝殻中の糸状体の胞子のうから発生した殻胞
子の網ヒビへの種付(10月上旬) (4) 殻胞子の発芽から幼芽に至る育苗(幼芽の育
成:10月上旬〜下旬) (5) 陸上での種網の乾燥(10月下旬の午前中,葉
体の含水量20〜40%)(本発明の光質条件下で
乾燥する) (6) 種網の冷凍貯蔵(−15〜20℃,最大3〜4ケ
月保存) (7) 海水で解凍したのち漁場での本養殖及び摘採
(10月下旬〜3月) 等を挙げることができる。 しかして、本発明によれば、上記光の透過特性
を有する種網の乾燥用の被覆材が提供される。 本発明の被覆材としては、上記の光線透過特性
を有するものであれば、その材質等は特に制限さ
れるものではなく、どのようなタイプの被覆材で
も使用することができる。そしてかかる被覆材は
通常無機質又は有機質のフイルム、板、その他の
成形体から成ることができる。しかして、例えば
無機質フイルム又は板としては、典型的には染料
又は顔料(例:エメラルドグリーン)を配合した
ガラス板、下記に示す紫外線吸収剤を含有する合
成樹脂膜を塗布又は積層したガラス板等が挙げら
れ、また、有機質フイルム又は板としては、特に
紫外線吸収剤を塗布又は含有せしめた合成樹脂フ
イルム又は板が好適である。 この成形に使用しうる樹脂としては、後述する
熱可塑性樹脂の他、例えば、メラミン樹脂、フエ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、尿
素樹脂、アルキツド樹脂、アリルフタレート樹脂
等の熱硬化性樹脂もまた用いることができる。 しかしながら、本発明においては、被覆材とし
て、特に紫外線吸収剤含有合成樹脂フイルム又は
板が適しており、以下この合成樹脂フイルム又は
板についてさらに詳細に説明する。 本発明に使用し得る透明フイルム又は板は、例
えば通常のフイルム形成性熱可塑性樹脂に適当な
紫外線吸収剤を配合し、フイルム又は板に成形す
ることにより製造することができる。 使用し得るフイルム成形性熱可塑性合成樹脂と
しては、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレ
ート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、
含フツソ樹脂、セルロース系樹脂、ABS樹脂等、
又はこれら重合体を主体(好ましくは50重量%以
上)とする共重合体もしくはブレンド物が包含さ
れ、特に耐光性、強度、光線透過性の理由からポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、セルロース系樹脂及びポリスチレ
ンが好適である。 また、上記の如き合成樹脂に配合して、少なく
とも380nm以下の波長の光の透過を実質的に抑制
する能力のある紫外線吸収剤は、該紫外線吸収剤
の紫外線吸収能や使用する合成樹脂との相容性等
を考慮して広範囲の種類の中から適宜選択使用す
ることができる。 使用可能な紫外線吸収剤としては例えば下記の
如きものが挙げられる。 ハイドロキノン系:ハイドロキノン、ハイドロキ
ノンジサリチレート サリチル酸系:フエニルサリチレート、パラオク
チルフエニルサリチレート ベンゾフエノン系:2―ヒドロキシ―4―メトキ
シベンゾフエノン、2―ヒドロキシ―4―n―
オクトキシベンゾフエノン、2―ヒドロキシ―
4―メトキシ―2―カルボキシベンゾフエノ
ン、2,4―ジヒドロキシベンゾフエノン、
2,2′―ジヒドロキシ―4,4′―ジメトキシベ
ンゾフエノン、2―ヒドロキシ―4―ベンゾイ
ルオキシベンゾフエノン、2,2′―ヒドロキシ
―4―メトキシベンゾフエノン、2―ヒドロキ
シ―4―メトキシ―5―スルホンベンゾフエノ
ン、2,2′,4,4′―テトラヒドロキシベンゾ
フエノン、2,2′―ヒドロキシ―4,4′―ジメ
トキシ―5―ナトリウムスルホベンゾフエノ
ン、4―ドデシルオキシ―2―ヒドロキシベン
ゾフエノン、2―ハイドロキシ―5―クロルベ
ンゾフエノン ベンゾトリアゾール系:2―(2′―ヒドロキシ―
5′―メチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
―(2′―ヒドロキシ―5′―メチルフエニル)―
5―ブトキシカルボニルベンゾトリアゾール、
2―(2′―ヒドロキシ―5′―メチルフエニル)
―5,6―ジクロルベンゾトリアゾール、2―
(2′―ヒドロキシ―5′―メチルフエニル)―5
―エチルスルホンベンゾトリアゾール、2―
(2′―ヒドロキシ―5′―tert―ブチルフエニル)
―5―クロルベンゾトリアゾール、2―(2′―
ヒドロキシ―5′―tert―ブチルフエニル)ベン
ゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―5′―
アミノフエニル)ベンゾトリアゾール、2―
(2′―ヒドロキシ―3′,5′―ジメチルフエニル)
ベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―
3′,5′―ジメチルフエニル)―5―メトキシベ
ンゾトリアゾール、2―(2′―メチル―4′―ヒ
ドロキシフエニル)ベンゾトリアゾール、2―
(2′―ステアリルオキシ―3′,5′―ジメチルフエ
ニル)―5―メチルベンゾトリアゾール、2―
(2′―ヒドロキシ―5′―エトキシカルボニルフ
エニル)ベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒド
ロキシ―3′―メチル―5′―tert―ブチルフエニ
ル)ベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキ
シ―3′,5′―ジ―tert―ブチルフエニル)―5
―クロル―ベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒ
ドロキシ―5′―メトキシフエニル)ベンゾトリ
アゾール、2―(2′―ヒドロキシ―5′―フエニ
ルフエニル)―5―クロルベンゾトリアゾー
ル、2―(2′―ヒドロキシ―5′―シクロヘキシ
ルフエニル)ベンゾトリアゾール、ブトキシカ
ルボニルベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒド
ロキシ―3′,5′―ジクロルフエニル)ベンゾト
リアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―4′,5′―
ジクロル)ベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒ
ドロキシ―3′,5′―ジメチルフエニル)―5―
エチルスルホンベンゾトリアゾール、2―
(2′―ヒドロキシ―5′―フエニルフエニル)ベ
ンゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―
4′―オクトキシフエニル)ベンゾトリアゾー
ル、2―(2′―ヒドロキシ―5―メトキシフエ
ニル)―5―メチルベンゾトリアゾール、2―
(2′―ヒドロキシ―5′―メチルフエニル)―5
―エトキシカルボニルベンゾトリアゾール、2
―(2′―アセトキシ―5′―メチルフエニル)ベ
ンゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―
3′,5′―ジターシヤリブチルフエニル)―5―
クロロベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロ
キシ―3―tert―ブチル―5′―メチルフエニル)
―5―クロルベンゾトリアゾール、2―(2′―
ヒドロキシ―3′―tert―ブチル―5′―メチルフ
エニル)―5,6―ジクロルベンゾトリアゾー
ル、2―(2′―ヒドロキシ―3′5′―ジ―tert―
ブチルフエニル)―4,5―ジクロルベンゾト
リアゾール。 これらの紫外線吸収剤のうち、ベンゾフエノン
系及びベンゾトリアゾール系のものが好適であ
り、就中、ベンゾフエノン系では、2,3′―ジヒ
ドロキシ―4,4′―ジメトキシベンゾフエノン、
2,2′―ジヒドロキシ―4―メトキシベンゾフエ
ノン及び2,2′,4,4′―テトラヒドロキシベン
ゾフエノン:ベンゾトリアゾール系では、2―
(2′―ハイドロキシ―5′―メチルフエニル)ベン
ゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―5′―メ
チルフエニル)―5,6―ジクロルベンゾトリア
ゾール,2―(2′―ヒドロキシ―3′―メチル―
5′―tert―ブチルフエニル)ベンゾトリアゾール、
2―(2′―ヒドロキシ―3′,5′―ジ―tert―ブチ
ルフエニル)―5―クロル―ベンゾトリアゾール
及び2―(2′―ヒドロキシ―5′―フエニルフエニ
ル)―5―クロルベンゾトリアゾール、2―
(2′―ヒドロキシ―3′,5′―ジターシヤリブチルフ
エニル)―5―クロロベンゾトリアゾール、2―
(2′―ヒドロキシ―5′―オクトキシフエニル)ベ
ンゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―3′―
tert―ブチル―5′―メチルフエニル)―5―クロ
ルベンゾトリアゾール、2―(2′―ヒドロキシ―
3′―tert―ブチル―5′―メチルフエニル)―5,
6―ジクロルベンゾトリアゾール等が有効であ
る。 特に好適な紫外線吸収剤は、式 又は 式中、R1及びR2は同一もしくは相異なり、そ
れぞれ低級アルキル基又はアリール基(特にフエ
ニル基)を表わし、殊にR1は好ましくはC5以下
の分岐鎖状の低級アルキル基又はフエニル基であ
り、R3はC6以上、特なC8〜C10のアルキル基を表
わし、Xは水素原子又はハロゲン原子、特に塩素
原子である、 で表わされるベンゾトリアゾール誘導体である。 上記の如き紫外線吸収剤の配合量は、紫外線吸
収剤の種類、使用する合成樹脂の種類、フイルム
又は板の厚さ等に依存して広範に変えることがで
きるが、本発明が目的としている380nm及びそれ
以下の紫外線の透過を実質的に阻止するために
は、紫外線吸収剤の配合量と得られるフイルム又
は板の厚さとの間に下記式 15≦AB≦600 好適には 20≦AB≦400 式中、Aは紫外線吸収剤の配合量(PHR)を
表わし、Bはフイルム又は板の厚さ(μ)であ
る、 で示される関係が満たされていることが特に好ま
しいことが見出された。ここにPHRとは合成樹
脂100重量部当りの重量部数を意味する。 また紫外線吸収剤の配合量(A)は、合成樹脂及び
紫外線吸収剤の種類により異なるが、一般に
0.001〜5PHR、特にフイルムの場合0.1〜5.0PHR
の範囲が好適である。 また、得られるフイルムを実質的に白色にし、
且つ前期所定の光線透過率を達成するために前記
合成樹脂に配合し得る白色顔料としては、例えば
チタン白、リトポン、鉛白、亜鉛華及び炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム等の炭
酸塩、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム等の硫
酸塩、金属アルミニウム粉末等が挙げられ、また
これら白色顔料に、カーボンブラツクのような黒
色顔料を該白色顔料による白色度を実質的に害さ
ない程度の量で組み合せてもよい。また必要に応
じて白色系染料を使用してもよい。 かかる白色顔料の配合量は、該顔料の種類及び
被覆材の厚さにもよるが、一般には、合成樹脂
100重量部当り0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜
5重量部の範囲が好適である。 また、本発明に使用する合成樹脂には、紫外線
吸収剤及び白色及至黒色顔料に加えて、必要に応
じて他の通常の樹脂添加物、例えば可塑剤、滑
剤、酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、防潤
剤、熱安定剤等を少量含ませることもできる。ま
た本発明に使用する合成樹脂フイルム又は板或い
は前記の如き成形体は、それ自体公知の種々の方
法、例えばカレンダー法、インフレーシヨン法等
の溶触押出法、プレス法、溶液流延法、射出成形
法等を用いて製造することができる。またフイル
ムの物性劣下の防止のため、他樹脂をコートする
か他のフイルムをラミネートすることもできる。 かくの如くして成形されたフイルム又は板は、
その用途等に応じて、その厚さを広い範囲に亘つ
て変えることができるが、一般に本発明の目的に
対しては、15〜5000μ、特に20〜300μの範囲が好
適である。該フイルム又は板は、必要に応じて、
補強等の目的で、他の合成樹脂のフイルムやシー
ト、ガラス等に積層して使用することもできる。
また、上記の如くして成形された合成樹脂フイル
ム又は板、殊にフイルムは、補強繊維例えばガラ
ス繊維、ワイヤーメツシユや網状繊維構造物によ
り補強してもよい。 また、必要に応じて塵などが付着して、本発明
の被覆材の透明性が低下するのを防止するため、
薬剤による表面処理やかかる薬剤を含む他の合成
樹脂をラミネート又はコートしてもよい。 上記本発明に従う被覆材を用い、前記特定の光
質雰囲気を形成するに際して、種網を、前記特定
の波長域の紫外線に対して完全に密閉状態にする
必要はなく、通常の種網の乾燥に対し、照射光線
(例えば直射日光)中に存在しうる該波長域の光
の照射が実質的に抑制されるように被覆すればよ
い。 しかして、太陽光線下で種網を乾燥する場合に
種網に照射される光としては、通常、直射日光と
間接的な散乱光線との2つが考えられるが、本発
明の方法においては、少なくともこの直射日光に
対して種網を保護するようにすればよい。 本発明の被覆材の被覆方法としては従来野菜果
樹等の施設栽培用の鉄骨並びにパイプハウスやト
ンネルなどの骨材をそのまま流用して作ることが
できる。種網の乾燥においては、温度調節と通風
のため、直射日光が入射しない程度に裾上げをし
たり天窓換気、あるいは太陽の位置の反対側を肩
換気したり、ハウスの妻部を開放したりすること
ができる。かくして、本発明の方法に従えば、種
網は前記フイルムで被覆したハウスやトンネル内
で乾燥される。 以上述べた本発明の方法によれば今迄有効な防
止対策がなく、ある程度の発生はやむを得ないと
されていた太陽の直射光による幼芽の枯死細胞の
発生及び劣化を実質的に完全に防止することがで
きる。のみならず本発明の方法によれば解凍後の
本養殖場での海苔の生育は良い為増収が見込め、
又、死細胞がほとんどないので、黒味の強い形の
よく整のつた品質の良い葉体の収穫が見込めるな
どの利点がある。このように本発明の方法は、海
苔の種網乾燥において海苔養殖業従事者に寄与す
るところ極めて大である。 次に実施例により本発明をさらに説明する。 参考例 本発明及び比較例のフイルムの調整 (1) ポリ塩化ビニル100重量部、ジオクチルフタ
レート(可塑剤)45重量部、ジブチル錫マレエ
ート(熱安定剤)1.5重量部、ステアリン酸亜
鉛(熱安安剤)1.0重量部、ステアリン酸(滑
剤)0.1重量部、ソルビタンモノラウレート
(無滴剤)1.0重量部及び2―(2′ヒドロキシ―
3′,5′ジターシヤリブチルフエンル)―5―ク
ロロベンゾトリアゾール(紫外線吸収剤)1.5
重量部、酸化チタン(R―820)2.5重量部を相
互に充分に混合し、その混合物をエクストルー
ダにより200℃で溶融押出し、厚さ0.1m/mの
白色フイルムを得た。このフイルムを以後フイ
ルムNo.1と呼び、後記実施例で被覆用に使用す
る。又、上記配合の内酸化チタン成分のみを完
全に除いた配合組成で同様に溶融押出し、厚さ
0.1m/mの無色透明フイルムを得た。このフ
イルムを以後フイルムNo.2と呼び後記比較例で
被覆用用に使用する。又、上記No.2フイルム組
成の紫外線吸収剤をベンゾフエノン系の
Seesorb101 1.2重量部に替えて混合し、同様の
方法で製膜し、厚さ0.1m/mの無色透明フイ
ルムを得た。このフイルムを以後フイルムNo.3
と呼び、前記比較例で被覆用に使用する。 (2) 一方比較のため、一般農業用被覆材として、
市販されているポリ塩化ビニルフイルム(厚さ
0.1m/m;三菱モンサント化成(株)製“ノービ
エース”)を用意した。このフイルムを以後フ
イルムNo.4と呼ぶ。 上記フイルムNo.1〜4の波長別光線透過率曲線
を添付図面の第1図に示す。 実施例1、比較例1〜4 種網乾燥施設として第2図の様なハウスを設置
した。開口8m,長さ24m,高さ約4mのパイプハ
ウスで従来の天日乾燥用の網棚、幅5m、長さ
2.5mを十分にかく納するスペースをもつ。 被覆材としてはフイルムNo.1〜4を各ハウスの
屋根部に被覆したこれらのハウスの骨材は、従来
野菜・果樹等の施設栽培に広く使用されているも
のを、そのまま、流用した。図中の斜線部にはフ
イルムNo.1〜4のそれぞれ被覆材を屋根部に被覆
した。種網は、慣行法により10月3日〜10月10日
にわたり種付を行ない、その後10月11日より30日
間の幼芽の育成を行なつて乾燥試験に供した。11
月12日、13日、14日の晴天と曇天の3日間を選ん
で乾燥試験を行なつたその結果を表―1に示し
た。その後これらの種網をそれぞれポリエチレン
の袋におさめ密封し、70日間約−15℃の温度管理
下の冷凍を慣行法により行なつた後、翌年1月15
日に解凍し、そのまま従来の支柱式養殖法と浮き
流し式養殖法で30日間2月14日まで本養殖を行な
つた。本養殖期間中、15日毎に計2回摘採し、得
られた海苔の養殖収量、品質、等級などを測定し
その結果を表−1に示した。
【表】 浮き流し式養殖法
試験方法 枯死細胞率の判定方法: 干出し後、無作為に実施例区、及び比較例区の
種網よりそれぞれ海苔の葉体25枚を切り取り、検
鏡して、250視野中の枯死細胞数を測定する。 枯死細胞率=250視野中の枯死細胞数/250視野中の計
測細胞全数×100 収穫した海苔の養殖収量指数. 比較例2(天日慣行法)で養殖し、収穫された
6寸3分×5寸8分の海苔の枚数を100とした時
の他試験区の収穫枚数比 食味時の海苔の軟かさの判定 検査員による官能検査、検査員10名による優良
品と回答した回答数 海苔の外観 黒色の判定 検査員による官能検査、検査員10名による黒色
の点で優良品と回答した回答数。 艶の判定 検査員による官能検査、検査員10名による艶の
点での良品と回答した回答数。 品質の総合判定 検査員による官能検査、検査員10名による総合
的に判断して優良品と回答した回答数。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1、比較例1〜3で使用したフ
イルムNo.1〜No.4の波長別光線透過曲線である。
第2図は実施例1〜3、比較例1で使用したパイ
プハウスであり、hは高さ4.0m、aは間口8m、
bは奥行24mとする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも380nm及びそれ以下の波長域の光
    の透過を実質的に抑制し、かつ380nm以上の近紫
    外・可視・赤外域の光の透過を5〜70%に抑制し
    た光質雰囲気下で種網を乾燥することを特徴とす
    る種網の乾燥方法。 2 少なくとも380nm及びそれ以下の波長域の光
    の透過を実質的に抑制し、かつ380nm以上の近紫
    外・可視・赤外域の光の透過を5〜70%に抑制す
    る無機又は有機質のフイルム又は板から成ること
    を特徴とする種網を乾燥するに使用する被覆材。 3 該有機質フイルム又は板が紫外線吸収剤を含
    有する合成樹脂フイルム又は板である特許請求の
    範囲第2項記載の被覆材。 4 該紫外線吸収剤が式 又は 〔式中R1及びR2は同一もしくは相異なり、それ
    ぞれ低級アルキル基又はアリール基(特にフエニ
    ル基)を表わし、殊にR1は好ましくは分岐鎖状
    の低級アルキル基又はフエニル基であり、R3
    C6以上、特にC8〜C10のアルキル基を表わし、X
    は水素原子又はハロゲン原子(特に塩素原子)で
    ある〕 のベンゾトリアゾール誘導体である特許請求の範
    囲第3項記載の被覆材。 5 該合成樹脂フイルム又は板がポリ塩化ビニル
    から成ることを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載の被覆材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH071789U (ja) * 1993-06-14 1995-01-13 ▲き▼代次 杉浦 珍味焼いか

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52122592A (en) * 1976-04-03 1977-10-14 Toukichi Mizuguchi Method of enlarging culture of fresh water weed aegagropila sauteri

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