JPH0231182B2 - - Google Patents
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- JPH0231182B2 JPH0231182B2 JP57222612A JP22261282A JPH0231182B2 JP H0231182 B2 JPH0231182 B2 JP H0231182B2 JP 57222612 A JP57222612 A JP 57222612A JP 22261282 A JP22261282 A JP 22261282A JP H0231182 B2 JPH0231182 B2 JP H0231182B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- water
- mortar
- pouring
- pour
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
本発明は、打継ぎ部の強度や止水性を、コンシ
ステンシーを犠性にしたり充填目地を用いたりせ
ずとも、通常のコンクリート施工のままで極めて
良好に発現できるコンクリートの打継ぎ(特に逆
打ち)施工法に関する。 既に施工したコンクリートに下方からコンクリ
ートを打継ぐ逆打ちコンクリート施工の場合には
特に、打継ぎ目で十分な付着強度が発現しないの
で、従来より種々の対策が採られている。すなわ
ち、よく知られているように、コンクリートはセ
メントの凝結過程でコンクリート上面にブリージ
ングによる水が発生して体積収縮が生じ、特に逆
打ちの場合はコンクリート上面が打継ぎ目となる
ので付着強度の低下が余儀なくされるのである
が、従来この対策として、(a)膨脹剤の添加によつ
てコンクリートに体積膨脹を付与する方法、(b)目
地を残して打ち止めこの目地に特殊モルタル等を
充填する方法、(c)ブリージングをできるだけ少な
くするように配合水を低下させた、いわゆる固練
りコンクリートを使用する、等の処法を単独また
は複合して実施することが行なわれている。 しかし、(a)法では、例えばアルミニウム粉末等
の膨脹剤を添加して体積収縮を補償するのである
が、これだけでは、打継ぎ目における水みちやレ
イタンスの弱層を完全に除去することが困難であ
り、打継ぎ目での十分な付着が期待されず、十分
な止水性も期待できないという問題が残されてい
る。また、(b)法による特殊な膨脹性モルタルなど
を目地に充填する方法では、作業に多くの手間が
かかり施工性がわるくなると共に、目地を残して
打ち止めたコンクリートのレイタンスを完全に除
去しなければ実効が得られず、大型コンクリート
の施工には難点が伴う。さらに、(c)の固練りコン
クリートの使用では、コンクリートの充填や締固
めが困難になり、このため施工された構造物にコ
ンクリートの不詰り部分が生じやすくなつて漏水
が生じることにもなる。また、最近では良質の骨
材が入手困難であり少ない水量で良好な施工性を
確保することはますます困難になつており、この
固練り法も実施工には適さない。 本発明はこのような従来のコンクリート打継ぎ
(逆打ち)施工における問題の解決を目的とした
もので、(a)のように膨脹させなくとも(ただし、
膨脹させても悪くはない)、また、(c)のように配
合水量を低下させなくとも、硬化途中または硬化
完了コンクリートに対してまだ固まらないコンク
リートを直接打継いだ場合に、この継ぎ目強度が
母材に匹敵する程度に強力となる施工性、強度、
止水性等の良好なコンクリート打継ぎ施工法を提
供するものである。すなわち本発明のコンクリー
ト打継ぎ施工法は、硬化途中または硬化完了コン
クリートにまだ固まらないコンクリートを直接打
継ぐにあたり、JIS R5201によるセメントの物理
試験法に従つて作成したモルタルをプレパツクド
コンクリートの注入モルタルのブリージング率お
よび膨脹率の試験方法(土木学会)に供したとき
にこのモルタル中のセメント粒子と砂粒子を粘着
させることによりブリージング率を0.1%以下に
する粘稠剤を、前記の打継ぎ用のまだ固まらない
コンクリート中に水量の重量比で0.2〜2%配合
させ、配合水量を減少させることなく打継ぎ部の
強度を高めることを特徴とする。つまり、本発明
は、コンシステンシーを低下させる単位水量の減
少によつてブリージングをできるだけ防止しよう
とする方向とは全異り、コンシステンシーは施工
に必要な程度に任意に調整可能としたままで、逆
打ちのように継ぎ目が上面にある場合でも、この
部分でのセメントと水の分配が内部とは全く異る
ことのない状態を実現させる点に特徴があり、こ
のために、セメント粒子と砂粒子とを互いに粘着
させ、まだ固まらない状態で重力下におかれても
上下での混練物中のセメントと砂の分配密度があ
まり異らない状態に硬化するまで維持させるよう
にしたものである。 この発想のもとに本発明者らは種々の試験研究
を重ねたが、このセメントと砂の粘着の程度は、
JIS R5201によるセメントの物理試験法に従つて
作成したモルタルを、プレパツクドコンクリート
の注入モルタルのブリージング率および膨脹率の
試験方法(土木学会)に供したときに、ブリージ
ング率が0.1%以下とする粘稠剤を選択し、この
粘稠剤をコンクリート中の水量の重量比で0.2〜
2%配合することが必要であることがわかつた。
ここで、JIS R5201によるセメントの物理試験法
に従つて作成したモルタルとは、同試験法におい
て「重量比でセメント1,標準砂2,水セメント
比0.65の配合で、1回に練り混ぜるセメント、標
準砂、水の規定採取量は、セメント520g、標準
砂1040g、水338gとし、原則として機械練り、
機械練りによることができない場合は、手練りに
よることができる」と定義された方法で作成した
モルタルを言う。 また、土木学会で規定の「プレパツクドコンク
リートの注入モルタルのブリージング率および膨
脹率の試験方法」(JSCE−1986)によるブリージ
ング率の測定は、周知のとおり、次の操作を行つ
て決定する。 1) モルタルを入れたときの直径が約5cmとな
る長さ50cm以上のポリエチレン製袋の中にモル
タルを約20cmの高さまで空気を混入しないよう
に満たす。 2) 容量1000c.c.のメスシリンダーの中に水400
c.c.を入れ、その水中に前記のモルタルを入れた
袋を静かに装入する。 3) メスシリンダー中の水面とモルタル面とが
一致するところまで袋を下げ、このときの水面
の読みから400c.c.を差し引くことによつてモル
タルの体積Vc.c.を求める。 4) 袋の上端を結び、つるして静置する。 5) 測定開始後、3時間を経過したらピペツト
を用いてモルタル上面のブリージングによる水
を吸い、20c.c.のメスシリンダーに入れて測定
し、これをBc.c.とする。この水は静かにモルタ
ル上面に返す。 6) 測定開始後、20時間以上経過したら前記5
と同様にブリージングよる水を測定しこれを
B′c.c.とする。 7) 試験は3個以上の供試体についておこな
う。 以上の試験によつてブリージング率は次の式で
求める。 3時間経過した時のブリージング率 =(B/V)×100(%) 最終ブリージング率 =(B′/V)×100(%) 本発明においても、この3時間経過した時のブ
リージング率と最終ブリージング率の両者を測定
する。そして両者の測定値が0.1%以下になるか
否かを調べ、両者とも0.1%以下になつた場合に
本発明の要件を充足したものと判断する。 前記試験によりブリージング率を0.1%以下と
することができる粘稠剤としては、ポリビニルア
ルコール、ポリアクリルアミド、ポリ酸化エチレ
ン、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチルセ
ルロース、メチルセルロース、およびこれらに代
表されるセルロースエーテル類、アルギン酸ソー
ダ、グアゴム、朝鮮銀杏草またはこれらに類する
粘稠剤が挙げられる。これらの粘稠剤は粉末状で
ある場合が多く、コンクリート練りまぜ時にドラ
イミツクスに添加すると均一に添加できるが、水
溶液にして生コン車で添加することもできる。ま
たこれらの粘稠剤の中には、微細な気泡を連行す
るものがあるが、このような場合には、消泡剤例
えばジブチルフタレート、非水溶性アルコール類
などを用いるとよい。また、水量を増すことなく
特に高いコンシステンシーを得たい施工現場のさ
いには、減水剤例えば高分子芳香族スルフオン化
物、メラミンスルホン酸塩などを併用するとよ
い。いづれにしても、このような複合添加剤の有
無にかかわらず、前記の試験条件を満足する粘稠
剤は、施工コンクリートの水量の重量比で0.2〜
2%配合することが必要で、0.2%未満では、施
工条件に応じた通常のコンシステンシーのもとで
十分な継ぎ目強度を得ることは困難であり、他
方、2%を超えて配合しても効果が飽和して無意
味である。 この条件に従う粘稠剤の配合によつて、たとえ
逆打ち施工の場合でも上部コンクリートとの間の
打継ぎ目は、母材と同等程度にまで強度を高める
ことができかつ止水も完全になるが、この上面継
ぎ目のみならず、側面、斜面、底面の継ぎ目の場
合も、このコンクリートは良好な流動性を保持す
るので上面継ぎ目同様の効果が得られる。特に施
工箇所によつては、型枠や保材の沈下や位置づれ
が予儀なくされ、継ぎ目に隙間を生ずることがよ
くあるが、このような場合にも本発明の場合はそ
の流動特性から継ぎ目の隙間を無くすることがで
き、十分な接合強度を得ることができる。もつと
も、このような隙間が大きい場合や、コンクリー
トに若干の膨脹性を付与した方がより確実な施工
ができると考えられる場合には、この粘稠剤に加
えてアルミニウム粉末などの膨脹剤を添加するこ
とができ、その膨脹効果によつて打継ぎ目での一
体性と止水性をより強固にすることができる。 このようにして、本発明法は構造物の規模や施
工条件によつて定まる必要なコンシステンシーを
満足させたまま、つまり、特別に単位水量を減少
させたりするようなことを行なわないで、通常の
コンクリート施工と同様に打設することにより打
継ぎ目の強度と止水性を確保することができるも
のであり、特に逆打ち施工法として従来法ではな
し得なかつた効果を発揮する。 以下に、この本発明の効果を代表的な実施例を
挙げて具体的に説明する。 実施例 水セメント比を55%、スランプを15〜18cmと
し、セメントおよび骨材は全く同じ材料を使用し
て次の4種のコンクリート混練物を作り、これ
を、第1図に示した型枠への打込みを実施した。 No.1……普通コンクリート。 No.2……No.1にアルミニウム粉末をセメント量の
重量比で0.012%添加したコンクリート。 No.3……No.1にメチルセルロース系の粘稠剤を水
量の重量比で0.6%添加したコンクリート。 No.4……No.1にメチルセルロース系の粘稠剤を水
量の重量比で0.6%添加し、さらにアルミ
ニウム粉末をセメント量の重量比で0.012
%添加したコンクリート。 なお、第1図において、1は先打ちコンクリー
ト(完全硬化コンクリート)、2は実施に供した
打継ぎコンクリート、3は型枠、4は縁切り用テ
ープ、を示している。 各供試体について、材令2日で、第2図に示す
載荷方法で曲げ試験を行なつた。第2図におい
て、5は載荷位置、6は反力位置を示す。その結
果を第1表に示した。
ステンシーを犠性にしたり充填目地を用いたりせ
ずとも、通常のコンクリート施工のままで極めて
良好に発現できるコンクリートの打継ぎ(特に逆
打ち)施工法に関する。 既に施工したコンクリートに下方からコンクリ
ートを打継ぐ逆打ちコンクリート施工の場合には
特に、打継ぎ目で十分な付着強度が発現しないの
で、従来より種々の対策が採られている。すなわ
ち、よく知られているように、コンクリートはセ
メントの凝結過程でコンクリート上面にブリージ
ングによる水が発生して体積収縮が生じ、特に逆
打ちの場合はコンクリート上面が打継ぎ目となる
ので付着強度の低下が余儀なくされるのである
が、従来この対策として、(a)膨脹剤の添加によつ
てコンクリートに体積膨脹を付与する方法、(b)目
地を残して打ち止めこの目地に特殊モルタル等を
充填する方法、(c)ブリージングをできるだけ少な
くするように配合水を低下させた、いわゆる固練
りコンクリートを使用する、等の処法を単独また
は複合して実施することが行なわれている。 しかし、(a)法では、例えばアルミニウム粉末等
の膨脹剤を添加して体積収縮を補償するのである
が、これだけでは、打継ぎ目における水みちやレ
イタンスの弱層を完全に除去することが困難であ
り、打継ぎ目での十分な付着が期待されず、十分
な止水性も期待できないという問題が残されてい
る。また、(b)法による特殊な膨脹性モルタルなど
を目地に充填する方法では、作業に多くの手間が
かかり施工性がわるくなると共に、目地を残して
打ち止めたコンクリートのレイタンスを完全に除
去しなければ実効が得られず、大型コンクリート
の施工には難点が伴う。さらに、(c)の固練りコン
クリートの使用では、コンクリートの充填や締固
めが困難になり、このため施工された構造物にコ
ンクリートの不詰り部分が生じやすくなつて漏水
が生じることにもなる。また、最近では良質の骨
材が入手困難であり少ない水量で良好な施工性を
確保することはますます困難になつており、この
固練り法も実施工には適さない。 本発明はこのような従来のコンクリート打継ぎ
(逆打ち)施工における問題の解決を目的とした
もので、(a)のように膨脹させなくとも(ただし、
膨脹させても悪くはない)、また、(c)のように配
合水量を低下させなくとも、硬化途中または硬化
完了コンクリートに対してまだ固まらないコンク
リートを直接打継いだ場合に、この継ぎ目強度が
母材に匹敵する程度に強力となる施工性、強度、
止水性等の良好なコンクリート打継ぎ施工法を提
供するものである。すなわち本発明のコンクリー
ト打継ぎ施工法は、硬化途中または硬化完了コン
クリートにまだ固まらないコンクリートを直接打
継ぐにあたり、JIS R5201によるセメントの物理
試験法に従つて作成したモルタルをプレパツクド
コンクリートの注入モルタルのブリージング率お
よび膨脹率の試験方法(土木学会)に供したとき
にこのモルタル中のセメント粒子と砂粒子を粘着
させることによりブリージング率を0.1%以下に
する粘稠剤を、前記の打継ぎ用のまだ固まらない
コンクリート中に水量の重量比で0.2〜2%配合
させ、配合水量を減少させることなく打継ぎ部の
強度を高めることを特徴とする。つまり、本発明
は、コンシステンシーを低下させる単位水量の減
少によつてブリージングをできるだけ防止しよう
とする方向とは全異り、コンシステンシーは施工
に必要な程度に任意に調整可能としたままで、逆
打ちのように継ぎ目が上面にある場合でも、この
部分でのセメントと水の分配が内部とは全く異る
ことのない状態を実現させる点に特徴があり、こ
のために、セメント粒子と砂粒子とを互いに粘着
させ、まだ固まらない状態で重力下におかれても
上下での混練物中のセメントと砂の分配密度があ
まり異らない状態に硬化するまで維持させるよう
にしたものである。 この発想のもとに本発明者らは種々の試験研究
を重ねたが、このセメントと砂の粘着の程度は、
JIS R5201によるセメントの物理試験法に従つて
作成したモルタルを、プレパツクドコンクリート
の注入モルタルのブリージング率および膨脹率の
試験方法(土木学会)に供したときに、ブリージ
ング率が0.1%以下とする粘稠剤を選択し、この
粘稠剤をコンクリート中の水量の重量比で0.2〜
2%配合することが必要であることがわかつた。
ここで、JIS R5201によるセメントの物理試験法
に従つて作成したモルタルとは、同試験法におい
て「重量比でセメント1,標準砂2,水セメント
比0.65の配合で、1回に練り混ぜるセメント、標
準砂、水の規定採取量は、セメント520g、標準
砂1040g、水338gとし、原則として機械練り、
機械練りによることができない場合は、手練りに
よることができる」と定義された方法で作成した
モルタルを言う。 また、土木学会で規定の「プレパツクドコンク
リートの注入モルタルのブリージング率および膨
脹率の試験方法」(JSCE−1986)によるブリージ
ング率の測定は、周知のとおり、次の操作を行つ
て決定する。 1) モルタルを入れたときの直径が約5cmとな
る長さ50cm以上のポリエチレン製袋の中にモル
タルを約20cmの高さまで空気を混入しないよう
に満たす。 2) 容量1000c.c.のメスシリンダーの中に水400
c.c.を入れ、その水中に前記のモルタルを入れた
袋を静かに装入する。 3) メスシリンダー中の水面とモルタル面とが
一致するところまで袋を下げ、このときの水面
の読みから400c.c.を差し引くことによつてモル
タルの体積Vc.c.を求める。 4) 袋の上端を結び、つるして静置する。 5) 測定開始後、3時間を経過したらピペツト
を用いてモルタル上面のブリージングによる水
を吸い、20c.c.のメスシリンダーに入れて測定
し、これをBc.c.とする。この水は静かにモルタ
ル上面に返す。 6) 測定開始後、20時間以上経過したら前記5
と同様にブリージングよる水を測定しこれを
B′c.c.とする。 7) 試験は3個以上の供試体についておこな
う。 以上の試験によつてブリージング率は次の式で
求める。 3時間経過した時のブリージング率 =(B/V)×100(%) 最終ブリージング率 =(B′/V)×100(%) 本発明においても、この3時間経過した時のブ
リージング率と最終ブリージング率の両者を測定
する。そして両者の測定値が0.1%以下になるか
否かを調べ、両者とも0.1%以下になつた場合に
本発明の要件を充足したものと判断する。 前記試験によりブリージング率を0.1%以下と
することができる粘稠剤としては、ポリビニルア
ルコール、ポリアクリルアミド、ポリ酸化エチレ
ン、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチルセ
ルロース、メチルセルロース、およびこれらに代
表されるセルロースエーテル類、アルギン酸ソー
ダ、グアゴム、朝鮮銀杏草またはこれらに類する
粘稠剤が挙げられる。これらの粘稠剤は粉末状で
ある場合が多く、コンクリート練りまぜ時にドラ
イミツクスに添加すると均一に添加できるが、水
溶液にして生コン車で添加することもできる。ま
たこれらの粘稠剤の中には、微細な気泡を連行す
るものがあるが、このような場合には、消泡剤例
えばジブチルフタレート、非水溶性アルコール類
などを用いるとよい。また、水量を増すことなく
特に高いコンシステンシーを得たい施工現場のさ
いには、減水剤例えば高分子芳香族スルフオン化
物、メラミンスルホン酸塩などを併用するとよ
い。いづれにしても、このような複合添加剤の有
無にかかわらず、前記の試験条件を満足する粘稠
剤は、施工コンクリートの水量の重量比で0.2〜
2%配合することが必要で、0.2%未満では、施
工条件に応じた通常のコンシステンシーのもとで
十分な継ぎ目強度を得ることは困難であり、他
方、2%を超えて配合しても効果が飽和して無意
味である。 この条件に従う粘稠剤の配合によつて、たとえ
逆打ち施工の場合でも上部コンクリートとの間の
打継ぎ目は、母材と同等程度にまで強度を高める
ことができかつ止水も完全になるが、この上面継
ぎ目のみならず、側面、斜面、底面の継ぎ目の場
合も、このコンクリートは良好な流動性を保持す
るので上面継ぎ目同様の効果が得られる。特に施
工箇所によつては、型枠や保材の沈下や位置づれ
が予儀なくされ、継ぎ目に隙間を生ずることがよ
くあるが、このような場合にも本発明の場合はそ
の流動特性から継ぎ目の隙間を無くすることがで
き、十分な接合強度を得ることができる。もつと
も、このような隙間が大きい場合や、コンクリー
トに若干の膨脹性を付与した方がより確実な施工
ができると考えられる場合には、この粘稠剤に加
えてアルミニウム粉末などの膨脹剤を添加するこ
とができ、その膨脹効果によつて打継ぎ目での一
体性と止水性をより強固にすることができる。 このようにして、本発明法は構造物の規模や施
工条件によつて定まる必要なコンシステンシーを
満足させたまま、つまり、特別に単位水量を減少
させたりするようなことを行なわないで、通常の
コンクリート施工と同様に打設することにより打
継ぎ目の強度と止水性を確保することができるも
のであり、特に逆打ち施工法として従来法ではな
し得なかつた効果を発揮する。 以下に、この本発明の効果を代表的な実施例を
挙げて具体的に説明する。 実施例 水セメント比を55%、スランプを15〜18cmと
し、セメントおよび骨材は全く同じ材料を使用し
て次の4種のコンクリート混練物を作り、これ
を、第1図に示した型枠への打込みを実施した。 No.1……普通コンクリート。 No.2……No.1にアルミニウム粉末をセメント量の
重量比で0.012%添加したコンクリート。 No.3……No.1にメチルセルロース系の粘稠剤を水
量の重量比で0.6%添加したコンクリート。 No.4……No.1にメチルセルロース系の粘稠剤を水
量の重量比で0.6%添加し、さらにアルミ
ニウム粉末をセメント量の重量比で0.012
%添加したコンクリート。 なお、第1図において、1は先打ちコンクリー
ト(完全硬化コンクリート)、2は実施に供した
打継ぎコンクリート、3は型枠、4は縁切り用テ
ープ、を示している。 各供試体について、材令2日で、第2図に示す
載荷方法で曲げ試験を行なつた。第2図におい
て、5は載荷位置、6は反力位置を示す。その結
果を第1表に示した。
【表】
第1表の結果から、単にアルミニウム粉末を添
加して膨脹させても(No.2の場合)、No.1に比べ
て若干の継ぎ目強度の向上効果が得られるが、本
発明に従う粘稠剤の使用により、このアルミニウ
ム粉末の有無にかかわらず、このアルミニウム粉
末添加の場合(No.2)に比べて、さらに約3倍の
曲げ強度が得られた(No.3およびNo.4)ことがわ
かる。この発明法による継ぎ目の強度は母材強度
に匹敵する。 さらに、No.4の配合のコンクリートを、第3図
に示す寸法および形状の打継ぎ施工を実施した。
第3図において、7は硬化した先打ちコンクリー
ト、8は打継ぎコンクリート、9は打継ぎ目であ
る。この打継ぎ施工後、材令1週間で、打継ぎ目
に3Kg/cm2の水圧を作用させて透水試験を行なつ
た。その結果、全く透水は起らず、打継ぎ目は完
全に一体化していることがわかつた。
加して膨脹させても(No.2の場合)、No.1に比べ
て若干の継ぎ目強度の向上効果が得られるが、本
発明に従う粘稠剤の使用により、このアルミニウ
ム粉末の有無にかかわらず、このアルミニウム粉
末添加の場合(No.2)に比べて、さらに約3倍の
曲げ強度が得られた(No.3およびNo.4)ことがわ
かる。この発明法による継ぎ目の強度は母材強度
に匹敵する。 さらに、No.4の配合のコンクリートを、第3図
に示す寸法および形状の打継ぎ施工を実施した。
第3図において、7は硬化した先打ちコンクリー
ト、8は打継ぎコンクリート、9は打継ぎ目であ
る。この打継ぎ施工後、材令1週間で、打継ぎ目
に3Kg/cm2の水圧を作用させて透水試験を行なつ
た。その結果、全く透水は起らず、打継ぎ目は完
全に一体化していることがわかつた。
第1図は本発明法の実施例に供した逆打ちコン
クリートの供試体の形状寸法を説明するための
図、第2図は第1図の供試体の曲げ試験の載荷方
法を示す図、第3図は逆打ちコンクリート施工体
実施例の形状と寸法を説明するための斜視図であ
る。 1,7……先打ちコンクリート、2,8……打
継ぎコンクリート。
クリートの供試体の形状寸法を説明するための
図、第2図は第1図の供試体の曲げ試験の載荷方
法を示す図、第3図は逆打ちコンクリート施工体
実施例の形状と寸法を説明するための斜視図であ
る。 1,7……先打ちコンクリート、2,8……打
継ぎコンクリート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硬化途中または硬化完了コンクリートにまだ
固まらないコンクリートを直接打継ぐにさいし、
JIS R5201によるセメントの物理試験法に従つて
作成したモルタルを土木学会で規定の「プレパツ
クドコンクリートの注入モルタルのブリージング
率および膨脹率の試験方法」(JSCE−1986)に供
したときにこのモルタル中のセメント粒子と砂粒
子を粘着させることによりブリージング率を0.1
%以下にする粘稠剤を、前記の打継ぎ用のまだ固
まらないコンクリート中に水量の重量比で0.2〜
2%配合させ、配合水量を減少させることなく打
継ぎ部の強度を高めることを特徴とするコンクリ
ートの打継ぎ施工法。 2 打継ぎ部はまだ固まらないコンクリートの上
方に位置する特許請求の範囲第1項記載のコンク
リートの打継ぎ施工法。 3 硬化途中または硬化完了コンクリートにまだ
固まらないコンクリートを直接打継ぐにさいし、
JIS R5201によるセメントの物理試験法に従つて
作成したモルタルを土木学会で規定の「プレパツ
クドコンクリートの注入モルタルのブリージング
率および膨脹率の試験方法」(JSCE−1986)に供
したときにこのモルタル中のセメント粒子と砂粒
子を粘着させることによりブリージング率を0.1
%以下にする粘稠剤を、前記の打継ぎ用のまだ固
まらないコンクリート中に水量の重量比で0.2〜
2%配合させると共にコンクリートを膨脹させる
適量の膨脹剤を配合し、これにより配合水量を減
少させることなく打継ぎ部の強度を高めることを
特徴とするコンクリートの打継ぎ施工法。 4 打継ぎ部はまだ固まらないコンクリートの上
方に位置する特許請求の範囲第3項記載のコンク
リートの打継ぎ施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22261282A JPS59114371A (ja) | 1982-12-18 | 1982-12-18 | コンクリ−トの打継ぎ施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22261282A JPS59114371A (ja) | 1982-12-18 | 1982-12-18 | コンクリ−トの打継ぎ施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59114371A JPS59114371A (ja) | 1984-07-02 |
| JPH0231182B2 true JPH0231182B2 (ja) | 1990-07-11 |
Family
ID=16785179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22261282A Granted JPS59114371A (ja) | 1982-12-18 | 1982-12-18 | コンクリ−トの打継ぎ施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59114371A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61176763A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-08 | 鹿島建設株式会社 | 先行コンクリ−トとの密着性を高めるセメントペ−ストまたはモルタルの充填法 |
| JPS6245864A (ja) * | 1985-08-26 | 1987-02-27 | 株式会社竹中工務店 | コンクリ−ト壁の打設工法及びこれに用いる充填コンクリ−ト |
| JPS6263764A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-20 | 株式会社大林組 | 逆打ちコンクリ−ト工法 |
| JPS6263258A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-19 | Suzuki Motor Co Ltd | Vベルト自動変速機の遠心重錘支持装置 |
| JP2699693B2 (ja) * | 1990-11-28 | 1998-01-19 | 株式会社大林組 | コンクリ―トの打継工法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1005465A (en) * | 1971-09-07 | 1977-02-15 | Morris Schupack | Method for grouting post-tensioned tendons for prestressed materials |
| JPS5244336B2 (ja) * | 1972-09-14 | 1977-11-07 | ||
| JPS5213853B2 (ja) * | 1972-10-26 | 1977-04-18 | ||
| JPS57135757A (en) * | 1981-02-13 | 1982-08-21 | Taisei Corp | Composition for controlling volume of cementitious material during setting process and concrete construction method therewith |
-
1982
- 1982-12-18 JP JP22261282A patent/JPS59114371A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59114371A (ja) | 1984-07-02 |
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