JPH0238706B2 - - Google Patents
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- JPH0238706B2 JPH0238706B2 JP57041142A JP4114282A JPH0238706B2 JP H0238706 B2 JPH0238706 B2 JP H0238706B2 JP 57041142 A JP57041142 A JP 57041142A JP 4114282 A JP4114282 A JP 4114282A JP H0238706 B2 JPH0238706 B2 JP H0238706B2
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- JP
- Japan
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- weft
- claw
- drum
- claws
- fixed drum
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は流体噴射式織機用緯糸貯留装置に関
するものであり、更に詳しくは織機回転と連動し
て回転式ヤーンガイドにより巻糸用固定ドラムの
周上に緯糸を必要回数巻付け貯留し、緯入れのた
めにメインノズルに供給する形式の緯糸貯留装置
の改良に関するものである。
するものであり、更に詳しくは織機回転と連動し
て回転式ヤーンガイドにより巻糸用固定ドラムの
周上に緯糸を必要回数巻付け貯留し、緯入れのた
めにメインノズルに供給する形式の緯糸貯留装置
の改良に関するものである。
尚この明細書の記載においては、貯留装置上の
緯糸の動きに基づいて、給糸源に近い側について
は便宜上「上流」の表現を用い、メインノズルに
近い側については「下流」の表現を用いる。
緯糸の動きに基づいて、給糸源に近い側について
は便宜上「上流」の表現を用い、メインノズルに
近い側については「下流」の表現を用いる。
上記形式の緯糸貯留装置の一従来例としては、
例えば特開昭55−2595号(特願昭54−70007号)
の発明がある。この発明の装置にあつては、固定
ドラム内部にドラム軸と直交する軸について回転
する円板を設け、この円板の周部に固定ドドラム
の周面を指向する如くに数個のツメを設け、更に
回転式ヤーンガイドの駆動軸を駆動源として上記
円板をして織機回転と連動して回転するように構
成したものである。円板の回転に伴つて各ツメは
次々と固定ドラム周面上に出て、固定ドラムの軸
方向(即ち上流側から下流側に向つて)に移動
し、更に固定ドラムの周面下に没してゆく。回転
式ヤーンガイドによつて固定ドラムに巻かれた緯
糸は、その上流側において固定ドラム周面上に出
てかつ軸方向に移動するツメによつて積極的に押
されて下流側に移動し、下流側のツメが固定ドラ
ムの周面下に没する直前のタイミングにおいてメ
インノズルの噴射が開始され牽引力がついた直後
に前記下流側ツメが周面下に没しよつて固定ドラ
ムから解舒されて緯入れのためにメインノズルに
供給されてゆく。しかしこの従来例のものには次
に述べるようないくつかの欠点がある。
例えば特開昭55−2595号(特願昭54−70007号)
の発明がある。この発明の装置にあつては、固定
ドラム内部にドラム軸と直交する軸について回転
する円板を設け、この円板の周部に固定ドドラム
の周面を指向する如くに数個のツメを設け、更に
回転式ヤーンガイドの駆動軸を駆動源として上記
円板をして織機回転と連動して回転するように構
成したものである。円板の回転に伴つて各ツメは
次々と固定ドラム周面上に出て、固定ドラムの軸
方向(即ち上流側から下流側に向つて)に移動
し、更に固定ドラムの周面下に没してゆく。回転
式ヤーンガイドによつて固定ドラムに巻かれた緯
糸は、その上流側において固定ドラム周面上に出
てかつ軸方向に移動するツメによつて積極的に押
されて下流側に移動し、下流側のツメが固定ドラ
ムの周面下に没する直前のタイミングにおいてメ
インノズルの噴射が開始され牽引力がついた直後
に前記下流側ツメが周面下に没しよつて固定ドラ
ムから解舒されて緯入れのためにメインノズルに
供給されてゆく。しかしこの従来例のものには次
に述べるようないくつかの欠点がある。
第1の欠点は下安定バルーニングによる糸外れ
の発生である。即ち上記したように固定ドラムに
巻かれた緯糸はその下流側ツメが固定ドラムの周
面下に没するタイミングから緯入れのために固定
ドラムから解舒されてゆくが、このとき当然のこ
とながらバルーンを形成する。すると解舒し終る
付近のタイミングで何らかの原因でバルーニング
が不安定になると、解舒している部分の上流側の
ツメの上流側で固定ドラムに巻かれている次の緯
入れのための緯糸の最下流側の1ワインドが不安
定バルーニングのはずみでツメを乗越えて解舒さ
れてしまう。この結果、緯入れ長さは長くなるも
のの現在進行中の緯入れは問題がないとしても、
次の緯入れ時にはメインノズルに供給される緯糸
量がこの1ワイン分だけ短くなる。従つて次の緯
入れは不成功で所謂シヨートピツクになり、織機
は停止してしまう。
の発生である。即ち上記したように固定ドラムに
巻かれた緯糸はその下流側ツメが固定ドラムの周
面下に没するタイミングから緯入れのために固定
ドラムから解舒されてゆくが、このとき当然のこ
とながらバルーンを形成する。すると解舒し終る
付近のタイミングで何らかの原因でバルーニング
が不安定になると、解舒している部分の上流側の
ツメの上流側で固定ドラムに巻かれている次の緯
入れのための緯糸の最下流側の1ワインドが不安
定バルーニングのはずみでツメを乗越えて解舒さ
れてしまう。この結果、緯入れ長さは長くなるも
のの現在進行中の緯入れは問題がないとしても、
次の緯入れ時にはメインノズルに供給される緯糸
量がこの1ワイン分だけ短くなる。従つて次の緯
入れは不成功で所謂シヨートピツクになり、織機
は停止してしまう。
第2の欠点は緯糸切断による糸外れの発生であ
る。経糸開口部に緯入れされた緯糸は緯打ちによ
り経糸と交錯するが、望ましい耳組織を形成する
ためには、この緯打中固定ドラム上のツメとメイ
ンノズルの間で緯糸が適宜緊張されていることが
必要である。緯打後この緊張状態の緯糸はカツタ
ーにより切断されるが、この切断直後固定ドラム
上で緯糸に弛みが生じる。タイミング的にみると
このとき該緯糸より上流側の次回緯入のために巻
かれた糸をひつかけているツメはかなり固定ドラ
ムの周面下に没し掛つている。従つてこの場合に
該ツメより上流側において固定ドラムに巻かれて
いる次の緯入れのための緯糸の最下流側の1ワイ
ンドが該ツメを越えて解舒され易い。
る。経糸開口部に緯入れされた緯糸は緯打ちによ
り経糸と交錯するが、望ましい耳組織を形成する
ためには、この緯打中固定ドラム上のツメとメイ
ンノズルの間で緯糸が適宜緊張されていることが
必要である。緯打後この緊張状態の緯糸はカツタ
ーにより切断されるが、この切断直後固定ドラム
上で緯糸に弛みが生じる。タイミング的にみると
このとき該緯糸より上流側の次回緯入のために巻
かれた糸をひつかけているツメはかなり固定ドラ
ムの周面下に没し掛つている。従つてこの場合に
該ツメより上流側において固定ドラムに巻かれて
いる次の緯入れのための緯糸の最下流側の1ワイ
ンドが該ツメを越えて解舒され易い。
第3の欠点は固定ドラムの軸長増加による解舒
抵抗の増大である。前記したようにツメをそなえ
た円板の軸はドラム軸と直交している。しかもツ
メをして軸方向に移動しながら一定の期間固定ド
ラムの周面上に出た状態に保つには、円板の径は
ある程度大きくなければならない。このことは該
円板を内蔵する固定ドラム軸長の増大を意味す
る。従つてツメが固定ドラムの周面から没する位
置から固定ドラムの下流端迄の距離が大となる。
即ち緯入れに際して緯糸は長い面と接触すること
を強いられ、その摩擦抵抗更にはそれによつて発
生する静電気の吸引力(特に合繊の場合)などに
より解舒抵抗が増大し、メインノイズが小さい牽
引力で安定して緯糸を固定ドラムから引出すこと
が不可能となる。
抵抗の増大である。前記したようにツメをそなえ
た円板の軸はドラム軸と直交している。しかもツ
メをして軸方向に移動しながら一定の期間固定ド
ラムの周面上に出た状態に保つには、円板の径は
ある程度大きくなければならない。このことは該
円板を内蔵する固定ドラム軸長の増大を意味す
る。従つてツメが固定ドラムの周面から没する位
置から固定ドラムの下流端迄の距離が大となる。
即ち緯入れに際して緯糸は長い面と接触すること
を強いられ、その摩擦抵抗更にはそれによつて発
生する静電気の吸引力(特に合繊の場合)などに
より解舒抵抗が増大し、メインノイズが小さい牽
引力で安定して緯糸を固定ドラムから引出すこと
が不可能となる。
第4の欠点は内設構造であることによつてくる
保全調整上の困難さである。即ち前記の円板は固
定ドラムに内設されると共に、その駆動源を回転
式ヤーンガイドと共通にしている。さて1回の緯
入れ当りの緯糸量を変えるには(例えば仕掛品種
が変つたような場合に必要になるが)、1回の緯
入れ当りの緯糸の固定ドラムへのワインド数を変
える必要があり、このためには回転式ヤーンガイ
ドの回転速度を変えることになる。これに伴つて
同一の駆動源をとつているツメ付円板の回転速度
も変えなければならない。即ち固定ドラム内で
種々の部品を交換調整する必要があるが、この交
際調節は内設構造であることもあつて作業的に複
雑となり、実際問題としてこの作業をユーザーサ
イドで行うことは大きな負担である。
保全調整上の困難さである。即ち前記の円板は固
定ドラムに内設されると共に、その駆動源を回転
式ヤーンガイドと共通にしている。さて1回の緯
入れ当りの緯糸量を変えるには(例えば仕掛品種
が変つたような場合に必要になるが)、1回の緯
入れ当りの緯糸の固定ドラムへのワインド数を変
える必要があり、このためには回転式ヤーンガイ
ドの回転速度を変えることになる。これに伴つて
同一の駆動源をとつているツメ付円板の回転速度
も変えなければならない。即ち固定ドラム内で
種々の部品を交換調整する必要があるが、この交
際調節は内設構造であることもあつて作業的に複
雑となり、実際問題としてこの作業をユーザーサ
イドで行うことは大きな負担である。
このような不都合を回避した従来例としては例
えば特開昭56−91042号(特願昭54−166904号)
の発明がある。この発明の装置にあつては、固定
ドラム内に織機の回転に連動するカムとこのカム
によつて揺動される1対のレバーを設けて、これ
らレバーの先端に形成したツメが固定ドラムのス
トレート部分においてレバーの揺動に伴つて上流
および下流の位置において所定の位相差で固定ド
ラムの周面上に出てかつ周面下に没するようにな
つている。この場合1回の緯入れに必要な緯糸は
固定ドラム周面上に出た該1対のツメの間に貯え
られ、下流側のツメが固定ドラムの周面下に没す
ると一気に解舒されてゆくが、これらのドラム上
に巻かれた糸の移動はツメに押される訳ではな
い。従つて固定ドラム上の緯糸の移動について前
出の従来例に比べると、消極的移動であると言え
る。
えば特開昭56−91042号(特願昭54−166904号)
の発明がある。この発明の装置にあつては、固定
ドラム内に織機の回転に連動するカムとこのカム
によつて揺動される1対のレバーを設けて、これ
らレバーの先端に形成したツメが固定ドラムのス
トレート部分においてレバーの揺動に伴つて上流
および下流の位置において所定の位相差で固定ド
ラムの周面上に出てかつ周面下に没するようにな
つている。この場合1回の緯入れに必要な緯糸は
固定ドラム周面上に出た該1対のツメの間に貯え
られ、下流側のツメが固定ドラムの周面下に没す
ると一気に解舒されてゆくが、これらのドラム上
に巻かれた糸の移動はツメに押される訳ではな
い。従つて固定ドラム上の緯糸の移動について前
出の従来例に比べると、消極的移動であると言え
る。
この従来例のものは前出の従来例に特有な欠点
のいくつかを回避しているが、それでもまだ次に
述べるようないくつかの欠点を有しているのであ
る。
のいくつかを回避しているが、それでもまだ次に
述べるようないくつかの欠点を有しているのであ
る。
第1の欠点は上流側のツメによる緯糸貯留の態
様によつてくる解舒不良である。即ち上流側のツ
メが固定ドラムの周面上に出る位置は固定ドラム
の円錐部とストレート部との境界であり、該周面
上に上流側のツメが出た状態のときその上流側に
おいて円錐部に緯糸がまず貯留される。ところが
使用されている緯糸が、毛足の長いものであつた
り、フラメント数の多いものであつたり、静電気
が発生し易いものであつたりすると緯糸のワイン
ド間にくつつき現象が生じる。この状態で上流側
のツメが固定ドラムの周面下に没してもワインド
同志は分離し難く、緯糸に急激な弛緩が生じて固
定ドラムの周面上を急激に移動するようになる。
この結果固定ドラム周面上に巻きつけられた緯糸
の姿勢が不安定となり、ワインド間に張力斑が生
じることになり、下流側ツメが没して、緯入可能
の状態になつてもメインノズルが小さい牽引力で
緯糸を固定ドラムから引出すことが不可能とな
る。
様によつてくる解舒不良である。即ち上流側のツ
メが固定ドラムの周面上に出る位置は固定ドラム
の円錐部とストレート部との境界であり、該周面
上に上流側のツメが出た状態のときその上流側に
おいて円錐部に緯糸がまず貯留される。ところが
使用されている緯糸が、毛足の長いものであつた
り、フラメント数の多いものであつたり、静電気
が発生し易いものであつたりすると緯糸のワイン
ド間にくつつき現象が生じる。この状態で上流側
のツメが固定ドラムの周面下に没してもワインド
同志は分離し難く、緯糸に急激な弛緩が生じて固
定ドラムの周面上を急激に移動するようになる。
この結果固定ドラム周面上に巻きつけられた緯糸
の姿勢が不安定となり、ワインド間に張力斑が生
じることになり、下流側ツメが没して、緯入可能
の状態になつてもメインノズルが小さい牽引力で
緯糸を固定ドラムから引出すことが不可能とな
る。
第2の欠点は解舒時における緯糸の急激な速度
低下によつてくる糸損傷と緯糸搬送用動力の消費
増大である。下流側のツメがドラム周面下に没す
るとメインノズルの牽引力により緯糸は固定ドラ
ムか緯入れのために引出されてゆくが、その速度
は緯入れの初期においてある値に達したあとはほ
ぼ一定となり、固定ドラム上の緯糸が無くなる瞬
間に零になる。今例に糸速30m/s(約100Km/h)
の緯糸が瞬間的に速度零になつたとすると、その
加速度(マイナス)によつて緯糸に掛る衝撃は相
当なものとなりこれによる緯糸の損傷は免れな
い。仮にそのような損傷は免れたとしても、今迄
のメインノズルより噴射されて飛走していた緯糸
全体が上記の加速度の影響で大きく踊ることにな
る。勿論製織効果上の観点からこのような蛇行状
態で緯糸を経糸と交錯させてやる訳にはいかない
から、上記のような踊りは極力抑えてやらなけれ
ばならない。従つてメインノズルおよびサブノズ
ルの噴射を増大強化して上記の加速度による影響
力を減殺してやらなければならない。このことは
必然的に緯糸搬送用動力の消費増大につながる。
しかもノズルによる噴射を増大強化すると徴妙な
構造を有した緯糸の場合には、糸切れやフイラメ
ント割れなどを惹起す危険もある。
低下によつてくる糸損傷と緯糸搬送用動力の消費
増大である。下流側のツメがドラム周面下に没す
るとメインノズルの牽引力により緯糸は固定ドラ
ムか緯入れのために引出されてゆくが、その速度
は緯入れの初期においてある値に達したあとはほ
ぼ一定となり、固定ドラム上の緯糸が無くなる瞬
間に零になる。今例に糸速30m/s(約100Km/h)
の緯糸が瞬間的に速度零になつたとすると、その
加速度(マイナス)によつて緯糸に掛る衝撃は相
当なものとなりこれによる緯糸の損傷は免れな
い。仮にそのような損傷は免れたとしても、今迄
のメインノズルより噴射されて飛走していた緯糸
全体が上記の加速度の影響で大きく踊ることにな
る。勿論製織効果上の観点からこのような蛇行状
態で緯糸を経糸と交錯させてやる訳にはいかない
から、上記のような踊りは極力抑えてやらなけれ
ばならない。従つてメインノズルおよびサブノズ
ルの噴射を増大強化して上記の加速度による影響
力を減殺してやらなければならない。このことは
必然的に緯糸搬送用動力の消費増大につながる。
しかもノズルによる噴射を増大強化すると徴妙な
構造を有した緯糸の場合には、糸切れやフイラメ
ント割れなどを惹起す危険もある。
第3の欠点は上流側のツメと緯糸との係合によ
つてくる製品々質の抵下および動力消費の増大で
ある。即ち緯入れが完了して緯糸が経糸と交錯す
るタイミングにあつては上流側のツメが固定ドラ
ムの周面上に出ており、しかもこのツメはドラム
軸方向には動かない。従つてこの上流側のツメに
緯糸は係合しており、該ツメと織物の耳部との間
の緯糸張力が必然的に高くなる。すると特に横畝
織物、例えばコール天などの場合には該耳部付近
の緯糸に隙間(クラツク)が発生し、製品の品質
が損われることになる。更に緯打後カツターで緯
糸を切断する際に高緯糸張力のために所謂スプリ
ングバツクもそれだけ大きくなる。従つてメイン
ノズル内で緯糸が大きく踊ることになり安定した
緯入れを期し得ない。これを克服るにはメインノ
ズの噴射を時間的に長く更に強さを増大強化する
必要があるが、これまた動力消費の増大につなが
る。また糸種のいかんによつては糸切れやフイラ
メント割れを招くことにもなる。
つてくる製品々質の抵下および動力消費の増大で
ある。即ち緯入れが完了して緯糸が経糸と交錯す
るタイミングにあつては上流側のツメが固定ドラ
ムの周面上に出ており、しかもこのツメはドラム
軸方向には動かない。従つてこの上流側のツメに
緯糸は係合しており、該ツメと織物の耳部との間
の緯糸張力が必然的に高くなる。すると特に横畝
織物、例えばコール天などの場合には該耳部付近
の緯糸に隙間(クラツク)が発生し、製品の品質
が損われることになる。更に緯打後カツターで緯
糸を切断する際に高緯糸張力のために所謂スプリ
ングバツクもそれだけ大きくなる。従つてメイン
ノズル内で緯糸が大きく踊ることになり安定した
緯入れを期し得ない。これを克服るにはメインノ
ズの噴射を時間的に長く更に強さを増大強化する
必要があるが、これまた動力消費の増大につなが
る。また糸種のいかんによつては糸切れやフイラ
メント割れを招くことにもなる。
この発明の目的は、前記した2通りの従来例に
見られるような諸欠点を除き、しかも固定ドラム
上における緯糸の消極移動の利点を充分に活した
流体噴射式織機用緯糸貯留装置を提供することに
ある。
見られるような諸欠点を除き、しかも固定ドラム
上における緯糸の消極移動の利点を充分に活した
流体噴射式織機用緯糸貯留装置を提供することに
ある。
即ちこの発明においては、固定ドラムの周面上
に密接に関連づけられたタイミングでそれぞれ出
没する1対のツメをドラム軸長方向について上流
側と下流側に設けるとともに、これらのツメを互
に密接に関連づけられたタイミングでそれぞれド
ラム軸長方向に移動させ、これら1対のツメの協
働により各緯入れ分の緯糸を安定した状態で固定
ドラム上に貯留しかつ解舒させるのである。
に密接に関連づけられたタイミングでそれぞれ出
没する1対のツメをドラム軸長方向について上流
側と下流側に設けるとともに、これらのツメを互
に密接に関連づけられたタイミングでそれぞれド
ラム軸長方向に移動させ、これら1対のツメの協
働により各緯入れ分の緯糸を安定した状態で固定
ドラム上に貯留しかつ解舒させるのである。
上記したツメの移動は、緯入開始時、糸の移動
をさせる時固定ドラム上の緯糸が無くなる付近の
タイミング、および緯入れが完了して緯糸が経糸
と交錯しカツターで切断される過程において起る
べく設定されている。
をさせる時固定ドラム上の緯糸が無くなる付近の
タイミング、および緯入れが完了して緯糸が経糸
と交錯しカツターで切断される過程において起る
べく設定されている。
以下添付の図面に示す実施態様によつて更に詳
細にこの発明について説明する。尚以下の説明に
おいては、1回の緯入れ当りの緯糸使用量が固定
ドラム上の4ワインドに相当するものと仮定する
が、この発明がそれ以外の場合にも応用できるこ
とは言う迄もない。
細にこの発明について説明する。尚以下の説明に
おいては、1回の緯入れ当りの緯糸使用量が固定
ドラム上の4ワインドに相当するものと仮定する
が、この発明がそれ以外の場合にも応用できるこ
とは言う迄もない。
更に以下の各図においては、直接この発明に関
係ない部分はこれを省略するか、あるいは簡略化
して表示する。
係ない部分はこれを省略するか、あるいは簡略化
して表示する。
第1〜4図に示すのはこの発明の装置の第1の
実施態様である。
実施態様である。
固定ドラム1は上流側の円錐部1aとこれに連
続する下流側のストレート部1b(わずかに円錐
状が好ましい)とを有しており、この円錐部1a
の下流端付近からストレート部1bの略中央付近
に亘つてドラム軸長方向に長孔1cが穿設されて
いる。また固定ドラム1には同心状に駆動軸2が
回転自在に支持されている。
続する下流側のストレート部1b(わずかに円錐
状が好ましい)とを有しており、この円錐部1a
の下流端付近からストレート部1bの略中央付近
に亘つてドラム軸長方向に長孔1cが穿設されて
いる。また固定ドラム1には同心状に駆動軸2が
回転自在に支持されている。
固定ドラム1に対して固定状の内部フレーム3
には、ドラム軸長方向と直交状に2本の支軸4,
6が固定支持されている。支軸4には三叉レバー
7がその頂角部において軸支されており、このレ
バー7の下流腕端部にはドラム周面を指向する如
くしてツメP1が固定支持されるとともに、上流
腕端部にはコロ8が回転自在に支持されている。
更に第3の腕上適宜な位置にはバネ座9が固定さ
れており、これには圧縮バネ11の一端が支持さ
れている。この圧縮バネ11の他端は第2図に示
すように内部フレーム3に固嵌されたバネ座12
によつて支持されている。同様に支軸6には二叉
レバー13がその頂角部において軸支されてお
り、このレバー13の下流腕端部にはドラム周面
を指向する如くしてツメP2が固定支持されると
ともに、上流腕端部にはコロ14が回転自在に支
持されている。更に上流腕上適宜な位置にはバネ
座16が固定されており、これには圧縮バネ17
の一端が支持されている。この圧縮バネ17の他
端は第2図に示すようにやはり内部フレーム3に
固嵌されたバネ座18によつて支持されている。
には、ドラム軸長方向と直交状に2本の支軸4,
6が固定支持されている。支軸4には三叉レバー
7がその頂角部において軸支されており、このレ
バー7の下流腕端部にはドラム周面を指向する如
くしてツメP1が固定支持されるとともに、上流
腕端部にはコロ8が回転自在に支持されている。
更に第3の腕上適宜な位置にはバネ座9が固定さ
れており、これには圧縮バネ11の一端が支持さ
れている。この圧縮バネ11の他端は第2図に示
すように内部フレーム3に固嵌されたバネ座12
によつて支持されている。同様に支軸6には二叉
レバー13がその頂角部において軸支されてお
り、このレバー13の下流腕端部にはドラム周面
を指向する如くしてツメP2が固定支持されると
ともに、上流腕端部にはコロ14が回転自在に支
持されている。更に上流腕上適宜な位置にはバネ
座16が固定されており、これには圧縮バネ17
の一端が支持されている。この圧縮バネ17の他
端は第2図に示すようにやはり内部フレーム3に
固嵌されたバネ座18によつて支持されている。
以上の構成においては、支軸4上の三叉レバー
7によつて支持されたツメP1が支軸6上の二叉
レバー13によつて支持されたツメP2よりも通
常は上流側に位置するように、各部の寸法関係が
設定されている。
7によつて支持されたツメP1が支軸6上の二叉
レバー13によつて支持されたツメP2よりも通
常は上流側に位置するように、各部の寸法関係が
設定されている。
前記の内部フレーム3には、これらの支軸4,
6と平行かつ水平に延在するカム軸19が回転自
在に支持されており、このカム軸19には2枚の
カムC1,C2が固嵌されている。尚図中ではこ
れらのカムの輪部を一部のみ示すに止める。カム
C1の周面には圧縮バネ11の付勢により三叉レ
バー7上のコロ8が、またカムC2の周面には圧
縮バネ17の付勢により二叉レバー13上のコロ
14が、それぞれ弾性的に圧接されている。従つ
てカム軸19が回転すると、レバー7,13はそ
れぞれのカムC1,C2に駆動されて支軸4,6
について揺動し、これに伴つてツメP1,P2は
長孔cを通つてドラム周面上に出入りするととも
にドラム軸長方向に移動する。その詳細について
は後述する。
6と平行かつ水平に延在するカム軸19が回転自
在に支持されており、このカム軸19には2枚の
カムC1,C2が固嵌されている。尚図中ではこ
れらのカムの輪部を一部のみ示すに止める。カム
C1の周面には圧縮バネ11の付勢により三叉レ
バー7上のコロ8が、またカムC2の周面には圧
縮バネ17の付勢により二叉レバー13上のコロ
14が、それぞれ弾性的に圧接されている。従つ
てカム軸19が回転すると、レバー7,13はそ
れぞれのカムC1,C2に駆動されて支軸4,6
について揺動し、これに伴つてツメP1,P2は
長孔cを通つてドラム周面上に出入りするととも
にドラム軸長方向に移動する。その詳細について
は後述する。
第4図も上記した各部の関係を示すものである
が、理解を容易とするため図中左側(即ち上流
側)を一部展開して示してある。
が、理解を容易とするため図中左側(即ち上流
側)を一部展開して示してある。
次にカムC1,C2の駆動関係について第1,
3図により説明する。この駆動の源は回転式ヤー
ンガイド21の駆動軸2には傘歯車22が固嵌さ
れており、この傘歯車22は回転軸23と一体の
傘歯車24に噛合係合している。第1の回転軸2
3の他端には平歯車28が一体に形成されてお
り、この平歯車28は同じく内部フレーム3に支
持された第2の回転軸29に固嵌された平歯車3
1と噛合係合している。該第2の回転軸29の他
端には傘歯車32が形成されており、この傘歯車
32はカム軸19の一端に固嵌された傘歯車33
と噛合係合している。従つて駆動軸2の回転は回
転軸23→29を経てカム軸19に伝達されて、
カムC1,C2が回転駆動されるのである。
3図により説明する。この駆動の源は回転式ヤー
ンガイド21の駆動軸2には傘歯車22が固嵌さ
れており、この傘歯車22は回転軸23と一体の
傘歯車24に噛合係合している。第1の回転軸2
3の他端には平歯車28が一体に形成されてお
り、この平歯車28は同じく内部フレーム3に支
持された第2の回転軸29に固嵌された平歯車3
1と噛合係合している。該第2の回転軸29の他
端には傘歯車32が形成されており、この傘歯車
32はカム軸19の一端に固嵌された傘歯車33
と噛合係合している。従つて駆動軸2の回転は回
転軸23→29を経てカム軸19に伝達されて、
カムC1,C2が回転駆動されるのである。
次に動作について説明するが、第1図からも明
らかなように第1および第2のツメP1,P2は
それぞれ支軸4,6を中心とする円弧状経路に沿
つて揺動するものである。従つてこれらのドラム
周面からの出没とドラム軸長方向への移動は別個
に行われるのではなく、両者が組合わされた円弧
運動の形で行われるのである。更に具体的に言う
と、いずれのツメもドラム周面上に出ようとする
とき上流に向つて移動し、ドラム周面から没しよ
うとするときは下流側に向つて移動するのであ
る。
らかなように第1および第2のツメP1,P2は
それぞれ支軸4,6を中心とする円弧状経路に沿
つて揺動するものである。従つてこれらのドラム
周面からの出没とドラム軸長方向への移動は別個
に行われるのではなく、両者が組合わされた円弧
運動の形で行われるのである。更に具体的に言う
と、いずれのツメもドラム周面上に出ようとする
とき上流に向つて移動し、ドラム周面から没しよ
うとするときは下流側に向つて移動するのであ
る。
第5図はツメP1,P2の動きを示すタイミン
グ線図で、それぞれカムC1,C2のダイアグラ
ムに相当し、縦軸にはドラム周面Sに対するツメ
の位置を(上方が周面外側)、横軸には時間をと
つてある。また第6図には第5図中の各時点
()〜()におけるツメP1,P2の状態を
示したもので付記した矢印はその運動の方向を示
している。
グ線図で、それぞれカムC1,C2のダイアグラ
ムに相当し、縦軸にはドラム周面Sに対するツメ
の位置を(上方が周面外側)、横軸には時間をと
つてある。また第6図には第5図中の各時点
()〜()におけるツメP1,P2の状態を
示したもので付記した矢印はその運動の方向を示
している。
まず時点()において緯入れが開始される。
この時点では第1のツメP1は最も上流側でかつ
最も進出した位置に向つており第2のツメP2は
正にドラム周面下に退入した位置にあり、ストレ
ート部b上の4ワインドの緯糸はメインノズルよ
つて牽引されて自由飛走をしながら引出されてゆ
く。この付近で第1のツメP1はまだこの時点で
はドエル(Dwell)に入つておらず、第2のツメ
は更に退入すると共に下流側に移動する。
この時点では第1のツメP1は最も上流側でかつ
最も進出した位置に向つており第2のツメP2は
正にドラム周面下に退入した位置にあり、ストレ
ート部b上の4ワインドの緯糸はメインノズルよ
つて牽引されて自由飛走をしながら引出されてゆ
く。この付近で第1のツメP1はまだこの時点で
はドエル(Dwell)に入つておらず、第2のツメ
は更に退入すると共に下流側に移動する。
時点()においては、第1、第2ツメP1,
P2は共にドエルに入つており、第2のツメP2
は最も下流側でかつ最も退入た位置にある。この
第2のツメP2はドエルが終了すると進出しなが
ら上流側に移動を始める。この間ストレート部1
b上の緯糸は自由飛走をしながら引出されてい
る。この時点において第1のツメP1上流側の円
錐部1aには既に回転式ヤーンガイド19による
次の緯糸の巻つけが始まつている。
P2は共にドエルに入つており、第2のツメP2
は最も下流側でかつ最も退入た位置にある。この
第2のツメP2はドエルが終了すると進出しなが
ら上流側に移動を始める。この間ストレート部1
b上の緯糸は自由飛走をしながら引出されてい
る。この時点において第1のツメP1上流側の円
錐部1aには既に回転式ヤーンガイド19による
次の緯糸の巻つけが始まつている。
時点()になるとストレート部1b上の4ワ
インドの全てが引出されるから緯糸は自由飛走を
終えて一瞬ピンと張つた状態となるが、これと時
を同じくして第1のツメP1がドラム退入しなが
ら下流側に向つて移動を開始するか、している途
中である。すると第1ツメP1上流側の円錐部1
aに巻かれていた緯糸が逐次ストレート部1b方
向に移動するから巻径差の故に緯糸がゆるみその
ゆるみ分が第1のツメPを経て引出されてゆく。
即ち拘束飛走が行われる。この間第2のツメP2
は進出しながら上流側への移動を続けやがてはド
ラム周面上に出る。
インドの全てが引出されるから緯糸は自由飛走を
終えて一瞬ピンと張つた状態となるが、これと時
を同じくして第1のツメP1がドラム退入しなが
ら下流側に向つて移動を開始するか、している途
中である。すると第1ツメP1上流側の円錐部1
aに巻かれていた緯糸が逐次ストレート部1b方
向に移動するから巻径差の故に緯糸がゆるみその
ゆるみ分が第1のツメPを経て引出されてゆく。
即ち拘束飛走が行われる。この間第2のツメP2
は進出しながら上流側への移動を続けやがてはド
ラム周面上に出る。
時点()になると互に接近しつつあつた第
1、第2のツメP1,P2がドラム軸長方向一位
置に至り、その後第1のツメP1は更に退入しな
がら下流側に移動し、第2のツメP2は少しの期
間ドエルに入つた後下流側へ移動し始める。この
結果今迄第1のツメP1の上流側に巻かれていた
緯糸を第2のツメP2が継承することになる。上
記したように緯糸の拘束飛走は第1のツメP1が
緯糸の係止を開始した時点()で始まるが、そ
の終る時点()は上記の継承の時点()迄な
らいつでもよいが、、現実の問題としては拘束飛
走の終る時点()は継承時点()の直線とな
る。尚以上の経過中も回転式ヤーンガイド21に
よる緯糸の巻つけは続いている。
1、第2のツメP1,P2がドラム軸長方向一位
置に至り、その後第1のツメP1は更に退入しな
がら下流側に移動し、第2のツメP2は少しの期
間ドエルに入つた後下流側へ移動し始める。この
結果今迄第1のツメP1の上流側に巻かれていた
緯糸を第2のツメP2が継承することになる。上
記したように緯糸の拘束飛走は第1のツメP1が
緯糸の係止を開始した時点()で始まるが、そ
の終る時点()は上記の継承の時点()迄な
らいつでもよいが、、現実の問題としては拘束飛
走の終る時点()は継承時点()の直線とな
る。尚以上の経過中も回転式ヤーンガイド21に
よる緯糸の巻つけは続いている。
その後も第1のツメP1は退入をつづけてドラ
ム周面下に没し、ワインドを継承している第2の
ツメP2が下流側に移動を続ける中で第1のツメ
P1はドエルに入る。即ち時点()においては
第1のツメP1は最も下流側でかつ退入してドラ
ム周面下に没した位置にあり、第2のツメP2は
最も上流側よりやや下流側に移動し、しかもドラ
ム周面上に出た位置にある。この間も回転式ヤー
ンガイド21による緯糸の巻付けは続いている。
ム周面下に没し、ワインドを継承している第2の
ツメP2が下流側に移動を続ける中で第1のツメ
P1はドエルに入る。即ち時点()においては
第1のツメP1は最も下流側でかつ退入してドラ
ム周面下に没した位置にあり、第2のツメP2は
最も上流側よりやや下流側に移動し、しかもドラ
ム周面上に出た位置にある。この間も回転式ヤー
ンガイド21による緯糸の巻付けは続いている。
やがて第1のツメP1はドエルが終り、第2の
ツメP2の上流側に3ワインド巻かれた直後のタ
イミングで周面上に突出しはじめると共に第2の
ツメP2が下流側に移動しつつある。するとある
期間に亘つては両方のツメP1,P2が共にドラ
ム周面上に出てかつドラム軸長方向に離れた状態
になり、この時両方のツメP1,P2間のストレ
ート部1bに次の緯入れのための4ワインドが区
画貯留される。
ツメP2の上流側に3ワインド巻かれた直後のタ
イミングで周面上に突出しはじめると共に第2の
ツメP2が下流側に移動しつつある。するとある
期間に亘つては両方のツメP1,P2が共にドラ
ム周面上に出てかつドラム軸長方向に離れた状態
になり、この時両方のツメP1,P2間のストレ
ート部1bに次の緯入れのための4ワインドが区
画貯留される。
やがて第1のツメP1は最も上流側のかつ最も
進出した位置に向い第2のツメP2は正にドラム
周面下に沈む位置に至り、時点()の状態に戻
り、次回の緯入れが行われる。
進出した位置に向い第2のツメP2は正にドラム
周面下に沈む位置に至り、時点()の状態に戻
り、次回の緯入れが行われる。
以上から明らかなように、この発明によれば単
に1対のツメをドラム周面に対して出没させるに
とどまらずこれと平行してドラム軸長方向に相対
移動させてこれらのツメ間で緯糸の継承をさせて
いる。従つて、第1のツメP1に係止されてドラ
ム上に巻かれていた緯糸は緩やかに第2のツメP
2に引渡されるので、緯糸に急激な弛緩が生じな
い。そこで緯糸は巻き姿勢が安定した状態で下流
側に移動していく。このように緯糸は安定した状
態でドラムから解舒されるので、緯入れも安定し
たものとなり、緯糸搬送用動力の消費も減少す
る。
に1対のツメをドラム周面に対して出没させるに
とどまらずこれと平行してドラム軸長方向に相対
移動させてこれらのツメ間で緯糸の継承をさせて
いる。従つて、第1のツメP1に係止されてドラ
ム上に巻かれていた緯糸は緩やかに第2のツメP
2に引渡されるので、緯糸に急激な弛緩が生じな
い。そこで緯糸は巻き姿勢が安定した状態で下流
側に移動していく。このように緯糸は安定した状
態でドラムから解舒されるので、緯入れも安定し
たものとなり、緯糸搬送用動力の消費も減少す
る。
さらに、拘束飛走を採用すれば高速で引出され
ていた緯糸の速度が急激に零となる現象が緩和さ
れるので糸の損傷が防止できる。また緯糸切断時
点以前に第2のツメP2を下流側に移動させれ
ば、緯打により緯糸が経糸と交錯する際の緯糸張
力の高まりが抑制されるから、ノズルによる噴射
が低圧で短時間であつても安定した緯入れが行わ
れ、織物中の弛みもなくなる。従つて消費動力が
少くてすみ、糸切れやフイラメント割れなどの不
都合も回避できる。
ていた緯糸の速度が急激に零となる現象が緩和さ
れるので糸の損傷が防止できる。また緯糸切断時
点以前に第2のツメP2を下流側に移動させれ
ば、緯打により緯糸が経糸と交錯する際の緯糸張
力の高まりが抑制されるから、ノズルによる噴射
が低圧で短時間であつても安定した緯入れが行わ
れ、織物中の弛みもなくなる。従つて消費動力が
少くてすみ、糸切れやフイラメント割れなどの不
都合も回避できる。
さて以上に述べたようにこの発明の装置は従来
例のものに比べて秀れた効果を有するものである
が、第1の実施態様のものではツメが固定ドラム
の内側から周面上に進出してゆくといういわばツ
メ内設方式によつている。このため緯糸引出時の
バルーン条件のいかんあるいは緯糸切断時の衝撃
のいかんによつては、次回緯入れのための緯糸が
ツメを乗越えるという事故を完全には防止できな
い。
例のものに比べて秀れた効果を有するものである
が、第1の実施態様のものではツメが固定ドラム
の内側から周面上に進出してゆくといういわばツ
メ内設方式によつている。このため緯糸引出時の
バルーン条件のいかんあるいは緯糸切断時の衝撃
のいかんによつては、次回緯入れのための緯糸が
ツメを乗越えるという事故を完全には防止できな
い。
このように緯糸がツメを越えてゆくということ
は緯糸がドラム周面から外側に浮上ることを意味
するから、これを阻止するには内側からでなく逆
に外側からドラム周面に対してツメを進退するよ
うに構成すればよい訳であつて、かかる発想に基
づいて構成されたのが第7,8図に示すこの発明
の装置の第2の実施態様である。
は緯糸がドラム周面から外側に浮上ることを意味
するから、これを阻止するには内側からでなく逆
に外側からドラム周面に対してツメを進退するよ
うに構成すればよい訳であつて、かかる発想に基
づいて構成されたのが第7,8図に示すこの発明
の装置の第2の実施態様である。
この実施態様の場合ツメP1,P2を駆動する
ためのカムD1,D2は固定ドラムの外側におい
て適宜固定されたマガジン41内に収納されてお
り、ツメP1,P2は該マガジン41の固定ドラ
ムに面した側(図中では下側になる)にドラム軸
長方向に延在して穿設形成された長孔41aから
固定ドラム1に向つて突出している。
ためのカムD1,D2は固定ドラムの外側におい
て適宜固定されたマガジン41内に収納されてお
り、ツメP1,P2は該マガジン41の固定ドラ
ムに面した側(図中では下側になる)にドラム軸
長方向に延在して穿設形成された長孔41aから
固定ドラム1に向つて突出している。
即ちマガジン41の内部フレーム42には固定
ドラムの軸長方向と直交する方向に延在して支軸
43が固定支持されており、この支軸43には2
本のレバー44,46が遊嵌されている。これら
のレバー44,46の一端(固定ドラムに近い
側)にはツメP1,P2がそれぞれ固定支持され
ており、他端にはコロ47,48がそれぞれ回転
自在に支持されている。またレバー44,46上
の適宜な部位にはバネ座49,51が形成されて
おり、これと内部フレーム42上に固定されたバ
ネ座52との間には引張バネ53,54が介挿さ
れている。
ドラムの軸長方向と直交する方向に延在して支軸
43が固定支持されており、この支軸43には2
本のレバー44,46が遊嵌されている。これら
のレバー44,46の一端(固定ドラムに近い
側)にはツメP1,P2がそれぞれ固定支持され
ており、他端にはコロ47,48がそれぞれ回転
自在に支持されている。またレバー44,46上
の適宜な部位にはバネ座49,51が形成されて
おり、これと内部フレーム42上に固定されたバ
ネ座52との間には引張バネ53,54が介挿さ
れている。
内部フレーム42には更に前記の支軸43と同
方向かつ平行に延在するカム軸56が回転自在に
支承されており、このカム軸56にはツメP1,
P2用のカムD1,D2が固嵌されている。第7
図中には該カムの内1個の輪部の一部のみを示
す。なおカム軸56は公知の方法により適宜外部
の駆動源、例えば回転式ヤーンガイド21の駆動
軸(第1図参照)に作動連結されている。前記の
バネ53,54の付勢によりコロ47,48はそ
れぞれのカムD1,D2と常時弾性圧接状態に保
たれる。
方向かつ平行に延在するカム軸56が回転自在に
支承されており、このカム軸56にはツメP1,
P2用のカムD1,D2が固嵌されている。第7
図中には該カムの内1個の輪部の一部のみを示
す。なおカム軸56は公知の方法により適宜外部
の駆動源、例えば回転式ヤーンガイド21の駆動
軸(第1図参照)に作動連結されている。前記の
バネ53,54の付勢によりコロ47,48はそ
れぞれのカムD1,D2と常時弾性圧接状態に保
たれる。
ツメの動作の内容およびタイミングは本質的に
は第5,6図に示した第1の実施態様のものと変
らない。ただこの実施態様の場合には、ドラム周
面との関係において内側から出没するのに対し
て、外側からドラム周面に対して接近離間するの
である。
は第5,6図に示した第1の実施態様のものと変
らない。ただこの実施態様の場合には、ドラム周
面との関係において内側から出没するのに対し
て、外側からドラム周面に対して接近離間するの
である。
ツメが常にドラム周面の外側にあるから、不安
定なバルーンによつて緯糸が外側に拡がる程ツメ
との係合度合が増すことになり、ツメを越えると
いうような事故はなくなる。
定なバルーンによつて緯糸が外側に拡がる程ツメ
との係合度合が増すことになり、ツメを越えると
いうような事故はなくなる。
第1図;この発明の装置の一実施態様を示す一
部断面側面図。第2図;そのレバー付勢構造を示
す側面図。第3図;そのカム駆動構造を示す一部
断面平面図。第4図;その主要部の構造を示す一
部展開平面図。第5図;そのツメの動きを示すタ
イミング線図。第6図;そのツメの作用を模型的
に示す側面図。第7図;この発明の装置の他の実
施態様を示す一部断面側面図。第8図;その一部
断面端面図。 1…固定ドラム、1a…円錐部、1b…ストレ
ート部、1c…長孔、2…駆動軸、3,42…内
部フレーム、4,6,43…支軸、7,13,4
4,46…レバー、19,56…カム軸、C1,
C2,D1,D2…カム、P1,P2…ツメ、2
1…回転式ヤーンガイド。
部断面側面図。第2図;そのレバー付勢構造を示
す側面図。第3図;そのカム駆動構造を示す一部
断面平面図。第4図;その主要部の構造を示す一
部展開平面図。第5図;そのツメの動きを示すタ
イミング線図。第6図;そのツメの作用を模型的
に示す側面図。第7図;この発明の装置の他の実
施態様を示す一部断面側面図。第8図;その一部
断面端面図。 1…固定ドラム、1a…円錐部、1b…ストレ
ート部、1c…長孔、2…駆動軸、3,42…内
部フレーム、4,6,43…支軸、7,13,4
4,46…レバー、19,56…カム軸、C1,
C2,D1,D2…カム、P1,P2…ツメ、2
1…回転式ヤーンガイド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 円錐部とストレート部とからなる周面を具え
た固定ドラムの周りを回転するヤーンガイドの働
きにより円錐部を滑らせつつ緯糸を固定ドラム周
面上に巻きつけるとともに、固定ドラムに対して
緯糸と係合し得る位置と係合しない位置とをそれ
ぞれとる1対のツメP1,P2間に1ピツク分の
緯糸を区分貯留した後で解舒させる形式であつ
て、 前記のツメP1,P2が固定ドラム軸と直交す
る方向に延在する支軸4,6,43を中心として
カム駆動されて揺動する1対のレバー7,13,
46により支持されており、 一方のレバーの揺動により一方のツメP1は、
ドラム円錐部上の作用区間およびこれより下流の
待機位置とに、置かれ、 他方のレバーの揺動により他方のツメは、一方
のツメの作用区間の最上流点からストレート部に
至る作用区間とこれより下流側の待機位置とに、
置かれ、かつ 一方のツメから他方のツメに緯糸が引渡される
タイミングにおいて両ツメの作用区間の重複部分
において両ツメが交叉する如く、両レバーの揺動
がカムにより設定される ことを特徴とする流体噴射式織機用緯糸貯留装
置。 2 緯糸係止開始前後のタイミングにおいて、一
方のツメP1が両ツメの交叉位置に向けて上流側
から移動する如くに、一方のレバーがカム駆動さ
れる ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 3 緯糸切断前のタイミングにおいて、他方のツ
メP2が両ツメの交叉位置より下流側に移動する
如くに、他方のレバーがカム駆動される ことを特徴とする請求項1または2に記載の装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4114282A JPS58163759A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 流体噴射式織機用緯糸貯留装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4114282A JPS58163759A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 流体噴射式織機用緯糸貯留装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58163759A JPS58163759A (ja) | 1983-09-28 |
| JPH0238706B2 true JPH0238706B2 (ja) | 1990-08-31 |
Family
ID=12600167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4114282A Granted JPS58163759A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | 流体噴射式織機用緯糸貯留装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58163759A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006071058A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Nok Corp | 密封装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5860042A (ja) * | 1981-10-05 | 1983-04-09 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 織機における緯糸測長装置 |
-
1982
- 1982-03-15 JP JP4114282A patent/JPS58163759A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58163759A (ja) | 1983-09-28 |
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