JPH0239287B2 - - Google Patents
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- JPH0239287B2 JPH0239287B2 JP57073028A JP7302882A JPH0239287B2 JP H0239287 B2 JPH0239287 B2 JP H0239287B2 JP 57073028 A JP57073028 A JP 57073028A JP 7302882 A JP7302882 A JP 7302882A JP H0239287 B2 JPH0239287 B2 JP H0239287B2
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Description
この発明は、従来のスラリー原液例えば汚泥水
の濃縮方法や濃縮脱水装置に比べてきわめて稼働
効率が高く、濃縮度の調整が容易なスラリー原液
濃縮脱水方法並びに装置に関する。 一般産業における用排水処理、下水道および上
水道等で浄水処理を行なう場合、大量のスラリー
状汚泥水が発生し、かかる汚泥水は屡々二次公害
の原因となるから、少なくとも法律的な規制値ま
で濃縮脱水しその減容化をはからねばならない。
すなわち汚泥水の処理における減容化に際し、現
在一般的に行なわれている方法としては、濃縮槽
による自然重力沈降後、遠心分離機等により汚泥
水を液性限界近くまで濃縮する方法、もしくは高
分子凝集剤等の薬剤を用いて凝縮する方法などが
あり、このような方法によつて濃縮減容化が行な
われている。 ところで、遠心分離機等による方法は初期設備
費が高価につくばかりでなく、運転時の消費電
力、メインテナンス等ランニングコスト高でもあ
り、さらには騒音・振動等による二次公害対策も
必要となる。また薬剤等を使用する方法は薬剤費
のランニングコストが高価につき、薬注による二
次公害対策が必要となる難点を有する。 また、汚泥水に限らず、スラリー原液を布の
過作用により濃縮脱水することは、一般に広く
行なわれている。しかしながら布による過濃
縮では、布表面に濃縮物が付着蓄積することか
ら、稼働時間の経過とともに過脱水後の濃縮物
の濃度が不均一となり、一定濃度の濃縮物を得た
い場合には、濃縮物排出後に撹拌混合の操作を必
要としたり、さらには、布表面に付着した濃縮
物が非常に大なる過抵抗を示し、著しく過能
力の低下を来たし、濃縮脱水に長時間を要すると
いう欠点を生ずる。 本発明は、上記した実状、および従来の濃縮脱
水方法の諸欠点に鑑みてなされたものであつて、
基本的には、ほぼ垂直に配設したホース状の布
筒内表面に接触しながら公転する掻取ブレードに
より、布筒内表面に付着する濃縮物をたえず掻
取き落し、布筒の過能の低下を防止すると同
時に撹拌作用により布筒の表面部と中心部間の
半径方向での濃縮度勾配をなくし、しかも布筒
の下方部に最大濃縮度をもつ上下方向での濃度勾
配を形成させ均一濃度の濃縮物を布筒の下方部
から連続的もしくは断続的に得ようとするもので
ある。 すなわち、上記目的を達成するための方法発明
は、上部供給端と排出弁に接続する下部排出端と
を有する布筒をほぼ垂直に配設し、該布筒内
にその供給端からスラリー原液を供給し、該布
筒の全表面を通して液を排出せしめるととも
に、該布筒のほぼ全長にわたつて、その内表面
に接触する掻取ブレードを公転せしめることによ
り布筒内表面に付着する濃縮物をたえず掻取り
沈降せしめ、前記布筒の排出端側に最大濃縮度
をもつ濃度勾配を形成させ、該最大濃縮度の経時
的増大に基づく前記公転する掻取ブレードの回転
トルクの経時的増加をトルク検出機構により検出
し、該検出トルクが所定値に達したとき該所定値
に基づき弁開閉制御機構を作動させて前記排出弁
を開放することにより所定濃縮度の濃縮物を排出
するようにしたことを特徴とするものであり、ま
た上記方法発明を実施するための装置発明は、上
部供給端をスラリー原液供給槽に連通接続し、下
部排出端を排出弁付漏斗管に連通接続してほぼ垂
直に配設された布筒と、該布筒のほぼ全長に
わたつてその内表面に接触して公転可能に配設し
た濃縮物の掻取ブレードと、該掻取ブレードを公
転させるための駆動機構と、該駆動機構に付設し
た掻取ブレードの回転トルク検出機構と、該回転
トルク検出機構による所定トルク値の検出に基づ
き前記排出弁の開閉を制御するための排出弁開閉
制御機構とを備えたことを特徴とするものであ
る。 以下図面を参照して、本発明の原理および本発
明を実施するいくつかの具体的装置について詳細
に説明する。 第1図および第2図は、本発明に基づき、自然
重力のみで過濃縮を行なう過脱水装置の概要
を示すもので、ホース状の布筒1は、その上部
供給端が供給槽2に連通接続され、その下部排出
端が排出弁4を有する漏斗管3に連通接続されて
ほぼ垂直に定置配設されている。供給槽2には、
スラリー原液槽14から、ポンプ15の駆動およ
び弁16の開放により管路17を経てスラリー原
液が供給される。該スラリー原液は布筒1およ
び供給槽2内にみたされ、該供給槽2内で一定水
位を保つようにオーバフローされこのオーバフロ
ーのスラリー原液は、管路18を経てスラリー原
液槽14へ環流するようになつている。 布筒1の中心にはモータ7により駆動プーリ
8を介して回転駆動される駆動軸6が垂下配設さ
れ、該駆動軸6には上部支持部材61、下部支持
部材62および中心位置保持部材63が一体的に固
着され、該中心位置保持部材63は、漏斗管3の
円錐形内面に軽く接触する程度の位置に設けられ
ている。また前記上部および下部の各支持部材6
1,62は布筒1の直径にほぼ等しく、支持部6
1,62の各半径方向端部を上下に連結し、布筒
1のほぼ全長にわたつてその内表面に接触する如
く掻取ブレード5,5が設けられる。 前記モータ7、駆動プーリ8、および駆動軸6
は、前記掻取ブレード5,5を布筒1の内表面
と接触した状態で例えば毎分0.1乃至10回程度の
緩速度で公転させるための駆動機構を構成するも
のである。 以上の構成による濃縮脱水作用について説明す
るに、布筒1内にみたされたスラリー原液は、
その水頭により布筒1の全表面を通して液を
排出させ、該液は液回収槽13に受けられ管
路19を経て回収される。一方布筒(1)の内表面
には濃縮物が付着蓄積することになるが、該濃縮
物は、布筒1の内表面に接触して公転する掻取
ブレードによりたえず掻取られ、布筒1の下方
排出端部へ沈降してゆく。この際掻取ブレード
5,5はスラリー原液に撹拌作用を及ぼすので、
布筒表面部と中心部間の半径方向での濃度勾配
は比較的小さくなるが、布筒の上下方向では下
方部に最大濃縮度をもつ濃縮勾配が形成されるよ
うになる。 布筒1は、たとえばフイルタープレスに用い
られているものと同様な化学繊維でできたホース
状のものであり、該布筒の直径と長さの如何に
より撹拌作用の程度および最大水頭の大きさが異
なるため、濃縮脱水能も多少異なつてくるが、径
が細く長い程、上下方向の濃縮度の差は顕著にあ
らわれる。一般に布筒は、口径100mmφ〜300mm
φ長さ1m〜2m程度のものが適当である。さら
に、処理容量を増加するため、第3図に示すよう
に、多数の布筒1,1……を共通のスラリー原
液供給槽22に連通接続して並設配置した構成に
することができる。 また、本濃縮脱水装置は、第4図に示すように
スラリー原液供給槽32を密閉構造の加圧型供給
槽にすることができる。すなわちスラリー原液
は、スラリー原液槽14からポンプ15により一
旦圧力タンク33にいれられ、コンプレツサ31
の運転により加圧型供給槽32内に加圧供給され
る。この加圧状態は、過圧を上昇させ水分除去
速度を高めるのに役立つものであり、加圧力はス
ラリー原液の濃度および目的とする濃縮物の濃度
に応じて任意に選定し得るが、通常5Kg/cm2〜10
Kg/cm2程度が適当である。 第1図乃至第4図に示す実施例装置において、
濃縮物は、前述のように布筒1の下方排出端側
で最大濃縮度に達しており、その取出しは、いず
れの実施例においても、排出弁4を開放すること
により行なわれ、濃縮物受槽12に収容される。
この場合排出弁4の開閉は人為的にこれを行なつ
て所望濃縮度の濃縮物を連続的にもしくは適宜の
頻度で断続的に受槽12に排出することができ
る。しかしながら、布筒1内でスラリー原液が
濃縮されるにつれて、粘性が変化し、その粘性抵
抗が増大するため、掻取ブレード5を公転させる
ための駆動トルクも濃縮が進行するにしたがい増
大することになる。そこで本発明においては、例
えば駆動軸6にトルク検出器9を付設して回転ト
ルクを検出し、該トルクの所定値に検出されたと
き回路20、トルク設定器10を介して弁開閉制
御器11へ信号を送り、該信号に基づいて排出弁
4の開閉を制御するようにしている。以上のトル
ク検出器9、トルク設定器10および弁開閉制御
器11は全体として排出弁4の開閉を制御するた
めの排出弁開閉制御機構を構成し、該制御機構の
付設により所望とする一定濃縮度の濃縮物を連続
的もしくは断続的に取出すことができる。 一般にスラリー原液の濃縮操作は、液性限界近
くまで濃縮することが効率のよい濃縮であり、そ
の制御をすることは非常に困難で、従来は操作す
る人の経験と勘により行なわれていた。特にスラ
リー原液の濃度が変化する場合は過による水分
除去量が変化するため、濃縮物の濃縮度を一定に
保つことは非常に困難なことであつた。しかしな
がら、排出弁開閉制御機構を備えた本発明の方法
および装置によるときは、希望する濃縮度に対応
するトルク値をトルク設定器に設定しておき、一
方トルク検出器により検出されるトルク値との関
係から排出弁の開閉を制御し、希望する濃縮度の
濃縮物を得ることができる。 また上記実施例装置によれば、濃縮物の排出が
間欠的に行なわれる場合でも殆んど連続操作に近
いものであり、従来過による濃縮が回分操作
(バツチ処理)を主としていたものを自動・連続
操作という非常に簡単な作業に変えることがで
き、しかも従来経験と勘によつていた操作を追放
し、品質の高い濃縮物を得ることができる。 なお排出弁は、該弁の開度の設定により濃縮物
の排出量を制御することも考えられるが、一般に
は、供給スラリー原液の濃度によつては布筒内
を未濃縮の状態で通過しやすい場合もあり、この
場合にはむしろ排出弁を間欠的に開閉する方が正
常な運転稼働状態となる。このことは、間欠排出
により、布筒の下方排出端側における濃縮度の
高い部分のみを引抜くことができるためである。
なお本発明の実施に際し、特に加圧型供給槽を用
いる場合、過脱水が一層促進されるから、自動
回分操作することも可能である。回分操作の場合
は、所定のトルクを検出したとき、供給ポンプ1
5を停止し排出弁4を開放し布筒1内の濃縮物
を全量排出すればよい。 以上説明した実施例装置において使用する掻取
ブレードは、ほぼ垂直に配設された布筒のほぼ
全長にわたつてその内表面に接触して公転可能に
設けられるものであるが、要はその公転より布
筒内表面に付着する濃縮物を掻落すものであれば
よく、材質は金属・硬質ゴム等任意のものを採用
できる。第5図乃至第7図は掻取ブレードのいく
つかの変形例を示すもので、第5図に示す掻取ブ
レード51は、布筒内表面との接触部に丸味を
もたせ布筒との摩擦を少なくした固定型ブレー
ドであり、第6図に示す掻取ブレード52は布
筒内表面との接触部を回転自在のローラ状とし、
一層前記摩擦を減ずるとともに駆動トルクの減少
を図つた転動型ブレードである。さらに第7図
イ,ロに示す掻取ブレード53は、その回転方向
にしたがつて濃縮物を布筒下方へ押し進める機
能をもつ帯状螺旋型ブレードである。 第1図に示す実施例装置において、布筒とし
て口径150mmφ長さ1.0mHのものを用い、浄水場
凝集沈澱池から得た濃度3.1%の汚泥水を処理対
象物として供給し、巾155mmの掻取ブレードを3r.
p.mで公転させ、口径25Åの排出弁の開弁時間を
毎回1secとした場合の実験結果を第1表に示す。
なお弁開閉頻度とは1時間当りの弁開閉回数を示
す。
の濃縮方法や濃縮脱水装置に比べてきわめて稼働
効率が高く、濃縮度の調整が容易なスラリー原液
濃縮脱水方法並びに装置に関する。 一般産業における用排水処理、下水道および上
水道等で浄水処理を行なう場合、大量のスラリー
状汚泥水が発生し、かかる汚泥水は屡々二次公害
の原因となるから、少なくとも法律的な規制値ま
で濃縮脱水しその減容化をはからねばならない。
すなわち汚泥水の処理における減容化に際し、現
在一般的に行なわれている方法としては、濃縮槽
による自然重力沈降後、遠心分離機等により汚泥
水を液性限界近くまで濃縮する方法、もしくは高
分子凝集剤等の薬剤を用いて凝縮する方法などが
あり、このような方法によつて濃縮減容化が行な
われている。 ところで、遠心分離機等による方法は初期設備
費が高価につくばかりでなく、運転時の消費電
力、メインテナンス等ランニングコスト高でもあ
り、さらには騒音・振動等による二次公害対策も
必要となる。また薬剤等を使用する方法は薬剤費
のランニングコストが高価につき、薬注による二
次公害対策が必要となる難点を有する。 また、汚泥水に限らず、スラリー原液を布の
過作用により濃縮脱水することは、一般に広く
行なわれている。しかしながら布による過濃
縮では、布表面に濃縮物が付着蓄積することか
ら、稼働時間の経過とともに過脱水後の濃縮物
の濃度が不均一となり、一定濃度の濃縮物を得た
い場合には、濃縮物排出後に撹拌混合の操作を必
要としたり、さらには、布表面に付着した濃縮
物が非常に大なる過抵抗を示し、著しく過能
力の低下を来たし、濃縮脱水に長時間を要すると
いう欠点を生ずる。 本発明は、上記した実状、および従来の濃縮脱
水方法の諸欠点に鑑みてなされたものであつて、
基本的には、ほぼ垂直に配設したホース状の布
筒内表面に接触しながら公転する掻取ブレードに
より、布筒内表面に付着する濃縮物をたえず掻
取き落し、布筒の過能の低下を防止すると同
時に撹拌作用により布筒の表面部と中心部間の
半径方向での濃縮度勾配をなくし、しかも布筒
の下方部に最大濃縮度をもつ上下方向での濃度勾
配を形成させ均一濃度の濃縮物を布筒の下方部
から連続的もしくは断続的に得ようとするもので
ある。 すなわち、上記目的を達成するための方法発明
は、上部供給端と排出弁に接続する下部排出端と
を有する布筒をほぼ垂直に配設し、該布筒内
にその供給端からスラリー原液を供給し、該布
筒の全表面を通して液を排出せしめるととも
に、該布筒のほぼ全長にわたつて、その内表面
に接触する掻取ブレードを公転せしめることによ
り布筒内表面に付着する濃縮物をたえず掻取り
沈降せしめ、前記布筒の排出端側に最大濃縮度
をもつ濃度勾配を形成させ、該最大濃縮度の経時
的増大に基づく前記公転する掻取ブレードの回転
トルクの経時的増加をトルク検出機構により検出
し、該検出トルクが所定値に達したとき該所定値
に基づき弁開閉制御機構を作動させて前記排出弁
を開放することにより所定濃縮度の濃縮物を排出
するようにしたことを特徴とするものであり、ま
た上記方法発明を実施するための装置発明は、上
部供給端をスラリー原液供給槽に連通接続し、下
部排出端を排出弁付漏斗管に連通接続してほぼ垂
直に配設された布筒と、該布筒のほぼ全長に
わたつてその内表面に接触して公転可能に配設し
た濃縮物の掻取ブレードと、該掻取ブレードを公
転させるための駆動機構と、該駆動機構に付設し
た掻取ブレードの回転トルク検出機構と、該回転
トルク検出機構による所定トルク値の検出に基づ
き前記排出弁の開閉を制御するための排出弁開閉
制御機構とを備えたことを特徴とするものであ
る。 以下図面を参照して、本発明の原理および本発
明を実施するいくつかの具体的装置について詳細
に説明する。 第1図および第2図は、本発明に基づき、自然
重力のみで過濃縮を行なう過脱水装置の概要
を示すもので、ホース状の布筒1は、その上部
供給端が供給槽2に連通接続され、その下部排出
端が排出弁4を有する漏斗管3に連通接続されて
ほぼ垂直に定置配設されている。供給槽2には、
スラリー原液槽14から、ポンプ15の駆動およ
び弁16の開放により管路17を経てスラリー原
液が供給される。該スラリー原液は布筒1およ
び供給槽2内にみたされ、該供給槽2内で一定水
位を保つようにオーバフローされこのオーバフロ
ーのスラリー原液は、管路18を経てスラリー原
液槽14へ環流するようになつている。 布筒1の中心にはモータ7により駆動プーリ
8を介して回転駆動される駆動軸6が垂下配設さ
れ、該駆動軸6には上部支持部材61、下部支持
部材62および中心位置保持部材63が一体的に固
着され、該中心位置保持部材63は、漏斗管3の
円錐形内面に軽く接触する程度の位置に設けられ
ている。また前記上部および下部の各支持部材6
1,62は布筒1の直径にほぼ等しく、支持部6
1,62の各半径方向端部を上下に連結し、布筒
1のほぼ全長にわたつてその内表面に接触する如
く掻取ブレード5,5が設けられる。 前記モータ7、駆動プーリ8、および駆動軸6
は、前記掻取ブレード5,5を布筒1の内表面
と接触した状態で例えば毎分0.1乃至10回程度の
緩速度で公転させるための駆動機構を構成するも
のである。 以上の構成による濃縮脱水作用について説明す
るに、布筒1内にみたされたスラリー原液は、
その水頭により布筒1の全表面を通して液を
排出させ、該液は液回収槽13に受けられ管
路19を経て回収される。一方布筒(1)の内表面
には濃縮物が付着蓄積することになるが、該濃縮
物は、布筒1の内表面に接触して公転する掻取
ブレードによりたえず掻取られ、布筒1の下方
排出端部へ沈降してゆく。この際掻取ブレード
5,5はスラリー原液に撹拌作用を及ぼすので、
布筒表面部と中心部間の半径方向での濃度勾配
は比較的小さくなるが、布筒の上下方向では下
方部に最大濃縮度をもつ濃縮勾配が形成されるよ
うになる。 布筒1は、たとえばフイルタープレスに用い
られているものと同様な化学繊維でできたホース
状のものであり、該布筒の直径と長さの如何に
より撹拌作用の程度および最大水頭の大きさが異
なるため、濃縮脱水能も多少異なつてくるが、径
が細く長い程、上下方向の濃縮度の差は顕著にあ
らわれる。一般に布筒は、口径100mmφ〜300mm
φ長さ1m〜2m程度のものが適当である。さら
に、処理容量を増加するため、第3図に示すよう
に、多数の布筒1,1……を共通のスラリー原
液供給槽22に連通接続して並設配置した構成に
することができる。 また、本濃縮脱水装置は、第4図に示すように
スラリー原液供給槽32を密閉構造の加圧型供給
槽にすることができる。すなわちスラリー原液
は、スラリー原液槽14からポンプ15により一
旦圧力タンク33にいれられ、コンプレツサ31
の運転により加圧型供給槽32内に加圧供給され
る。この加圧状態は、過圧を上昇させ水分除去
速度を高めるのに役立つものであり、加圧力はス
ラリー原液の濃度および目的とする濃縮物の濃度
に応じて任意に選定し得るが、通常5Kg/cm2〜10
Kg/cm2程度が適当である。 第1図乃至第4図に示す実施例装置において、
濃縮物は、前述のように布筒1の下方排出端側
で最大濃縮度に達しており、その取出しは、いず
れの実施例においても、排出弁4を開放すること
により行なわれ、濃縮物受槽12に収容される。
この場合排出弁4の開閉は人為的にこれを行なつ
て所望濃縮度の濃縮物を連続的にもしくは適宜の
頻度で断続的に受槽12に排出することができ
る。しかしながら、布筒1内でスラリー原液が
濃縮されるにつれて、粘性が変化し、その粘性抵
抗が増大するため、掻取ブレード5を公転させる
ための駆動トルクも濃縮が進行するにしたがい増
大することになる。そこで本発明においては、例
えば駆動軸6にトルク検出器9を付設して回転ト
ルクを検出し、該トルクの所定値に検出されたと
き回路20、トルク設定器10を介して弁開閉制
御器11へ信号を送り、該信号に基づいて排出弁
4の開閉を制御するようにしている。以上のトル
ク検出器9、トルク設定器10および弁開閉制御
器11は全体として排出弁4の開閉を制御するた
めの排出弁開閉制御機構を構成し、該制御機構の
付設により所望とする一定濃縮度の濃縮物を連続
的もしくは断続的に取出すことができる。 一般にスラリー原液の濃縮操作は、液性限界近
くまで濃縮することが効率のよい濃縮であり、そ
の制御をすることは非常に困難で、従来は操作す
る人の経験と勘により行なわれていた。特にスラ
リー原液の濃度が変化する場合は過による水分
除去量が変化するため、濃縮物の濃縮度を一定に
保つことは非常に困難なことであつた。しかしな
がら、排出弁開閉制御機構を備えた本発明の方法
および装置によるときは、希望する濃縮度に対応
するトルク値をトルク設定器に設定しておき、一
方トルク検出器により検出されるトルク値との関
係から排出弁の開閉を制御し、希望する濃縮度の
濃縮物を得ることができる。 また上記実施例装置によれば、濃縮物の排出が
間欠的に行なわれる場合でも殆んど連続操作に近
いものであり、従来過による濃縮が回分操作
(バツチ処理)を主としていたものを自動・連続
操作という非常に簡単な作業に変えることがで
き、しかも従来経験と勘によつていた操作を追放
し、品質の高い濃縮物を得ることができる。 なお排出弁は、該弁の開度の設定により濃縮物
の排出量を制御することも考えられるが、一般に
は、供給スラリー原液の濃度によつては布筒内
を未濃縮の状態で通過しやすい場合もあり、この
場合にはむしろ排出弁を間欠的に開閉する方が正
常な運転稼働状態となる。このことは、間欠排出
により、布筒の下方排出端側における濃縮度の
高い部分のみを引抜くことができるためである。
なお本発明の実施に際し、特に加圧型供給槽を用
いる場合、過脱水が一層促進されるから、自動
回分操作することも可能である。回分操作の場合
は、所定のトルクを検出したとき、供給ポンプ1
5を停止し排出弁4を開放し布筒1内の濃縮物
を全量排出すればよい。 以上説明した実施例装置において使用する掻取
ブレードは、ほぼ垂直に配設された布筒のほぼ
全長にわたつてその内表面に接触して公転可能に
設けられるものであるが、要はその公転より布
筒内表面に付着する濃縮物を掻落すものであれば
よく、材質は金属・硬質ゴム等任意のものを採用
できる。第5図乃至第7図は掻取ブレードのいく
つかの変形例を示すもので、第5図に示す掻取ブ
レード51は、布筒内表面との接触部に丸味を
もたせ布筒との摩擦を少なくした固定型ブレー
ドであり、第6図に示す掻取ブレード52は布
筒内表面との接触部を回転自在のローラ状とし、
一層前記摩擦を減ずるとともに駆動トルクの減少
を図つた転動型ブレードである。さらに第7図
イ,ロに示す掻取ブレード53は、その回転方向
にしたがつて濃縮物を布筒下方へ押し進める機
能をもつ帯状螺旋型ブレードである。 第1図に示す実施例装置において、布筒とし
て口径150mmφ長さ1.0mHのものを用い、浄水場
凝集沈澱池から得た濃度3.1%の汚泥水を処理対
象物として供給し、巾155mmの掻取ブレードを3r.
p.mで公転させ、口径25Åの排出弁の開弁時間を
毎回1secとした場合の実験結果を第1表に示す。
なお弁開閉頻度とは1時間当りの弁開閉回数を示
す。
【表】
また上記実験装置と処理能力が同程度の遠心分
離とを比較したところ、第2表に示す結果が得ら
れた。
離とを比較したところ、第2表に示す結果が得ら
れた。
【表】
第2表からわかるように、消費電力量比をみる
と 濃縮装置/遠心分離機=57.6/532.1=1/9.23=10.
8%となり一 方イニシヤル設備費では遠心分離機の場合より30
%以上の低減が図られた。 以上の詳細な説明によつて明らかなように、本
発明によれば、布筒内表面に付着の濃縮物が公
転する掻取ブレードによつてたえず更新され過
機能の低下がないため、水分の除去能力にすぐれ
ており、濃縮時間の短縮ができるとともに装置の
小型化も可能となる利点を有する。 また本発明によれば、濃縮が進行するにつれ、
布筒内部の濃縮物の粘性が増加することを利用
し、粘性抵抗に対する駆動トルクを検出し、排出
弁の開閉頻度を制御することにより濃縮濃度の制
御ができる高性能な自動濃縮装置を提供される。
しかも本発明装置は、過による濃縮はエネルギ
ー消費が少なく、かつ掻取ブレードの回転数も小
さい事から駆動モーターの消費電力も小さく、従
来の遠心分離機などに比して、10分の1程度です
み、濃縮操作の省エネルギー化に貢献するととも
に布筒の表面を掻取つているため、布の洗浄
操作なしに長期間の使用が可能となるなど種々の
利点をもつものである。
と 濃縮装置/遠心分離機=57.6/532.1=1/9.23=10.
8%となり一 方イニシヤル設備費では遠心分離機の場合より30
%以上の低減が図られた。 以上の詳細な説明によつて明らかなように、本
発明によれば、布筒内表面に付着の濃縮物が公
転する掻取ブレードによつてたえず更新され過
機能の低下がないため、水分の除去能力にすぐれ
ており、濃縮時間の短縮ができるとともに装置の
小型化も可能となる利点を有する。 また本発明によれば、濃縮が進行するにつれ、
布筒内部の濃縮物の粘性が増加することを利用
し、粘性抵抗に対する駆動トルクを検出し、排出
弁の開閉頻度を制御することにより濃縮濃度の制
御ができる高性能な自動濃縮装置を提供される。
しかも本発明装置は、過による濃縮はエネルギ
ー消費が少なく、かつ掻取ブレードの回転数も小
さい事から駆動モーターの消費電力も小さく、従
来の遠心分離機などに比して、10分の1程度です
み、濃縮操作の省エネルギー化に貢献するととも
に布筒の表面を掻取つているため、布の洗浄
操作なしに長期間の使用が可能となるなど種々の
利点をもつものである。
第1図は、本発明によるスラリー原液濃縮脱水
装置の第1実施例を示す側断面図、第2図は第1
図の要部平面図、第3図は複数個の布筒を用い
た本発明の第2実施例の一部省畧側断面図、第4
図はスラリー原液供給槽を密閉された加圧型供給
槽とした本発明の第3実施例の一部省畧側断面
図、第5図乃至第7図イ,ロはそれぞれ本発明に
おける掻取ブレードの変形例を示す側面図であ
る。 1……布筒、2……スラリー原液供給槽、3
……漏斗管、4……排出弁、5……掻取ブレー
ド、6……駆動軸、7……モータ、8……駆動プ
ーリ、9……トルク検出器、10……トルク設定
器、11……弁開閉制御器、12……濃縮物受
槽、13……液回収槽。
装置の第1実施例を示す側断面図、第2図は第1
図の要部平面図、第3図は複数個の布筒を用い
た本発明の第2実施例の一部省畧側断面図、第4
図はスラリー原液供給槽を密閉された加圧型供給
槽とした本発明の第3実施例の一部省畧側断面
図、第5図乃至第7図イ,ロはそれぞれ本発明に
おける掻取ブレードの変形例を示す側面図であ
る。 1……布筒、2……スラリー原液供給槽、3
……漏斗管、4……排出弁、5……掻取ブレー
ド、6……駆動軸、7……モータ、8……駆動プ
ーリ、9……トルク検出器、10……トルク設定
器、11……弁開閉制御器、12……濃縮物受
槽、13……液回収槽。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上部供給端と排出弁に接続する下部排出端と
を有する布筒をほぼ垂直に配設し、該布筒内
にその供給端からスラリー原液を供給し、該布
筒の全表面を通して液を排出せしめるととも
に、該布筒のほぼ全長にわたつて、その内表面
に接触する掻取ブレードを公転せしめることによ
り布筒内表面に付着する濃縮物をたえず掻取り
沈降せしめ、前記布筒の排出端側に最大濃縮度
をもつ濃度勾配を形成させ、該最大濃縮度の経時
的増大に基づく前記公転する掻取ブレードの回転
トルクの経時的増加をトルク検出機構により検出
し、該検出トルクが所定値に達したとき該所定値
に基づき弁開閉制御機構を作動させて前記排出弁
を開放することにより所定濃縮度の濃縮物を排出
するようにしたことを特徴とするスラリー原液濃
縮脱水方法。 2 前項における布筒内へのスラリー原液の供
給態様が加圧供給であることを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載のスラリー原液濃縮脱水方
法。 3 上部供給端をスラリー原液供給槽に連通接続
し下部排出端を排出弁付漏斗管に連通接続してほ
ぼ垂直に配設された布筒と、該布筒のほぼ全
長にわたつてその内表面に接触して公転可能に配
設した濃縮物の掻取ブレードと、該掻取ブレード
を公転させるための駆動機構と、該駆動機構に付
設した掻取ブレードの回転トルク検出機構と、該
回転トルク検出機構による所定トルク値の検出に
基づき前記排出弁の開閉を制御するための排出弁
開閉制御機構とを備えたことを特徴とするスラリ
ー原液濃縮脱水装置。 4 前項における布筒が共通のスラリー原液供
給槽に連通接続されて複数本並設されていること
を特徴とする特許請求の範囲第3項に記載のスラ
リー原液濃縮脱水装置。 5 第3項または第4項におけるスラリー原液供
給槽が密閉された加圧型供給槽であることを特徴
とする特許請求の範囲第3項または第4項に記載
のスラリー原液濃縮脱水装置。 6 第3項または第4項における掻取ブレード
は、布筒内表面との接触部に丸味をもつた固定
型ブレードであることを特徴とする特許請求の範
囲第3項または第4項に記載のスラリー原液濃縮
脱水装置。 7 第3項または第4項における掻取ブレード
は、布筒内表面との接触部を回転自在のローラ
状とした転動型ブレードであることを特徴とする
特許請求の範囲第3項または第4項に記載のスラ
リー原液濃縮脱水装置。 8 第3項または第4項における掻取ブレード
は、帯状螺旋型ブレードであることを特徴とする
特許請求の範囲第3項または第4項に記載のスラ
リー原液濃縮脱水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57073028A JPS58189016A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | スラリ−原液の濃縮脱水方法並びに装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57073028A JPS58189016A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | スラリ−原液の濃縮脱水方法並びに装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58189016A JPS58189016A (ja) | 1983-11-04 |
| JPH0239287B2 true JPH0239287B2 (ja) | 1990-09-05 |
Family
ID=13506477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57073028A Granted JPS58189016A (ja) | 1982-04-30 | 1982-04-30 | スラリ−原液の濃縮脱水方法並びに装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58189016A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002058980A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-02-26 | L & L:Kk | 含水廃棄物処理装置 |
| JP5686263B2 (ja) * | 2012-07-30 | 2015-03-18 | 株式会社松本機械製作所 | 遠心分離機 |
| JP5686264B2 (ja) * | 2012-09-06 | 2015-03-18 | 株式会社松本機械製作所 | 遠心分離機 |
| JP6165496B2 (ja) * | 2013-04-25 | 2017-07-19 | 株式会社松本機械製作所 | 遠心分離機及び遠心分離機用ケーキ掻取装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5311772U (ja) * | 1976-07-14 | 1978-01-31 | ||
| JPS5440780A (en) * | 1977-09-06 | 1979-03-30 | Ricoh Kk | Plastic container |
| JPS5626803U (ja) * | 1979-08-07 | 1981-03-12 |
-
1982
- 1982-04-30 JP JP57073028A patent/JPS58189016A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58189016A (ja) | 1983-11-04 |
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