JPH0239538B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0239538B2 JPH0239538B2 JP56026937A JP2693781A JPH0239538B2 JP H0239538 B2 JPH0239538 B2 JP H0239538B2 JP 56026937 A JP56026937 A JP 56026937A JP 2693781 A JP2693781 A JP 2693781A JP H0239538 B2 JPH0239538 B2 JP H0239538B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- membrane
- blood
- acrylate
- methacrylate
- polycarbonate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- External Artificial Organs (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
本発明は、改良された多孔性ポリカーボネート
膜に関する。 本発明の膜は血液凝固を生じることなく血液か
ら血漿成分を迅速に分離することができるため、
血漿分離等の医療用膜として有用である。 近年、免疫疾患例えば全身性エリテマトーデ
ス、慢性関節リウマチ、糸球体腎炎、重症筋無力
症等の治療において、全血交換法に代わり血漿成
分のみを分離し、交換する方法が開発され、臨床
的応用が試みられている。従来、血液から血漿成
分を分離するためには、主として遠心分離法が使
用されているが、効率が良好でない欠点がある。 適当な孔径及び孔密度を有するポリカーボネー
ト膜が、血漿分離能を有することも知られている
が、ポリカーボネート膜は抗血液凝固性が充分で
ないため、実用化されていない。 本発明者らは従来法の欠点を改良するため研究
した結果、本発明に到達した。本発明は、プロス
タグランジン類を分散させたアクリレート重合体
で表面を被覆した多孔性ポリカーボネート膜であ
る。 本発明に用いられる多孔性ポリカーボネート膜
は、例えばポリカーボネートの薄膜に原子炉中で
荷電粒子を照射したのちアルカリエツチングする
ことにより製造できる。この膜は円形の小孔を有
し、各種の孔径及び孔密度を有するものが容易に
入手できるが、孔径0.1〜2.0μm程度のものが好ま
しい。 本発明に用いられるプロスタグランジン類とし
ては、プロスタグランジンE1、これと同様な作
用を有するプロスタグランジン類及びプロスタグ
ランジン類似物質があげられる。プロスタグラン
ジンE1は、血液凝固の初期過程としての血小板
凝集を阻止する作用を有することが知られている
が、熱や酸、アルカリ等に対する安定性に問題が
ある。しかしこれをアクリレート重合体に分散さ
せると、変質を防止することができる。 アクリレート重合体としては、一般式
膜に関する。 本発明の膜は血液凝固を生じることなく血液か
ら血漿成分を迅速に分離することができるため、
血漿分離等の医療用膜として有用である。 近年、免疫疾患例えば全身性エリテマトーデ
ス、慢性関節リウマチ、糸球体腎炎、重症筋無力
症等の治療において、全血交換法に代わり血漿成
分のみを分離し、交換する方法が開発され、臨床
的応用が試みられている。従来、血液から血漿成
分を分離するためには、主として遠心分離法が使
用されているが、効率が良好でない欠点がある。 適当な孔径及び孔密度を有するポリカーボネー
ト膜が、血漿分離能を有することも知られている
が、ポリカーボネート膜は抗血液凝固性が充分で
ないため、実用化されていない。 本発明者らは従来法の欠点を改良するため研究
した結果、本発明に到達した。本発明は、プロス
タグランジン類を分散させたアクリレート重合体
で表面を被覆した多孔性ポリカーボネート膜であ
る。 本発明に用いられる多孔性ポリカーボネート膜
は、例えばポリカーボネートの薄膜に原子炉中で
荷電粒子を照射したのちアルカリエツチングする
ことにより製造できる。この膜は円形の小孔を有
し、各種の孔径及び孔密度を有するものが容易に
入手できるが、孔径0.1〜2.0μm程度のものが好ま
しい。 本発明に用いられるプロスタグランジン類とし
ては、プロスタグランジンE1、これと同様な作
用を有するプロスタグランジン類及びプロスタグ
ランジン類似物質があげられる。プロスタグラン
ジンE1は、血液凝固の初期過程としての血小板
凝集を阻止する作用を有することが知られている
が、熱や酸、アルカリ等に対する安定性に問題が
ある。しかしこれをアクリレート重合体に分散さ
せると、変質を防止することができる。 アクリレート重合体としては、一般式
【式】
又は
【式】
(式中R1は水素原子又はメチル基、R2は水酸基、
アミノ基、ビニル基等で置換されていてもよい低
級アルキル基、R3は同様に置換されていてもよ
い低級アルキレン基又は(ポリ)オキシアルキレ
ン基を示す)で表わされるアクリル酸誘導体もし
くはメタクリル酸誘導体を、1種又は数種用いて
得られる重合体及び共重合体が用いられる。個々
の例としては、下記のものがあげられる。ポリメ
チルアクリレート、ポリエチルアクリレート、ポ
リプロピルアクリレート、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリエチルメタクリレート、ポリプロピル
メタクリレート、ポリヒドロキシエチルメタクリ
レート、ポリヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、ポリ(ポリエチレングリコール)アクリレー
ト、ポリ(ポリプロピレングリコール)アクリレ
ート、ポリ(ポリエチレングリコール)メタクリ
レート、ポリメチルヒドロキシエチルメタクリレ
ート、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ドなど。 本発明の膜を製造するに際しては、まずアクリ
レート重合体及びプロスタグランジン類を有機溶
媒に溶解する。有機溶媒としては、ポリカーボネ
ート膜を溶解しない溶媒、例えばメタノール、エ
タノール、アセトン、四塩化炭素、ジメチルスル
ホキシドなど、並びにこれらの混合物が好まし
い。 アクリレート重合体の使用量は、溶媒の種類、
ポリカーボネート膜の孔径などにより異なるが、
溶媒100部に対し0.01〜2部が好ましい。プロス
タグランジン類の使用量は、溶媒100部に対し
0.005〜1部が好ましい。 次いでこの溶液で多孔性ポリカーボネート膜を
処理したのち乾燥する。処理方法としては、例え
ば多孔性ポリカーボネート膜をロート、フイルタ
ーホルダーなどにセツトし、この膜の表面上に前
記の溶液を注いで流下させたのち、膜に付着した
残液を吸引過することが好ましい。 実施例 1 ポリエチルアクリレート濃度が0.2%のエタノ
ール溶液15mlに、プロスタグランジンE1の1.5mg
及び4.5mgをそれぞれ溶解し、これらの溶液を直
径6cmの桐山ロート上に濾紙と重ねて置いた孔径
0.6μmの多孔性ポリカーボネート膜(ニユクリポ
ア・メンブレンN060:ニユクリポア・コーポレ
ーシヨン社製)上に注ぎ、溶液を常圧下に自然に
流下させたのち、アスピレーターで吸引する。こ
の操作を再度繰返したのち、膜を取り出し、40℃
で10時間乾燥すると、プロスタグランジンE1を
含有するポリエチルアクリレートで表面が被覆さ
れた多孔性ポリカーボネート膜が得られる。 試験例 1 血漿分離能 2枚の内部をくり抜いたアクリル板の間に膜を
支持用網と合わせて挟み、上板の一端に流入口、
他端に流出口を設け、下板に他の流出口を設け
た。濾過面積20cm2の濾過装置を用い、実施例1に
て調製した膜及び未処理膜を用い、血漿分離能を
調べた。膜を濾過装置に固定し、血液を25ml/分
の速度で循環させ、所定時間ごとに装置の下部の
流出口から流出した血漿量を測定した。血液とし
てはヘパリン処理した豚の血液2を用いた。こ
の血液のヘマトクリツト値は24%であつた。その
結果を第1表に示す。
アミノ基、ビニル基等で置換されていてもよい低
級アルキル基、R3は同様に置換されていてもよ
い低級アルキレン基又は(ポリ)オキシアルキレ
ン基を示す)で表わされるアクリル酸誘導体もし
くはメタクリル酸誘導体を、1種又は数種用いて
得られる重合体及び共重合体が用いられる。個々
の例としては、下記のものがあげられる。ポリメ
チルアクリレート、ポリエチルアクリレート、ポ
リプロピルアクリレート、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリエチルメタクリレート、ポリプロピル
メタクリレート、ポリヒドロキシエチルメタクリ
レート、ポリヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、ポリ(ポリエチレングリコール)アクリレー
ト、ポリ(ポリプロピレングリコール)アクリレ
ート、ポリ(ポリエチレングリコール)メタクリ
レート、ポリメチルヒドロキシエチルメタクリレ
ート、ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミ
ドなど。 本発明の膜を製造するに際しては、まずアクリ
レート重合体及びプロスタグランジン類を有機溶
媒に溶解する。有機溶媒としては、ポリカーボネ
ート膜を溶解しない溶媒、例えばメタノール、エ
タノール、アセトン、四塩化炭素、ジメチルスル
ホキシドなど、並びにこれらの混合物が好まし
い。 アクリレート重合体の使用量は、溶媒の種類、
ポリカーボネート膜の孔径などにより異なるが、
溶媒100部に対し0.01〜2部が好ましい。プロス
タグランジン類の使用量は、溶媒100部に対し
0.005〜1部が好ましい。 次いでこの溶液で多孔性ポリカーボネート膜を
処理したのち乾燥する。処理方法としては、例え
ば多孔性ポリカーボネート膜をロート、フイルタ
ーホルダーなどにセツトし、この膜の表面上に前
記の溶液を注いで流下させたのち、膜に付着した
残液を吸引過することが好ましい。 実施例 1 ポリエチルアクリレート濃度が0.2%のエタノ
ール溶液15mlに、プロスタグランジンE1の1.5mg
及び4.5mgをそれぞれ溶解し、これらの溶液を直
径6cmの桐山ロート上に濾紙と重ねて置いた孔径
0.6μmの多孔性ポリカーボネート膜(ニユクリポ
ア・メンブレンN060:ニユクリポア・コーポレ
ーシヨン社製)上に注ぎ、溶液を常圧下に自然に
流下させたのち、アスピレーターで吸引する。こ
の操作を再度繰返したのち、膜を取り出し、40℃
で10時間乾燥すると、プロスタグランジンE1を
含有するポリエチルアクリレートで表面が被覆さ
れた多孔性ポリカーボネート膜が得られる。 試験例 1 血漿分離能 2枚の内部をくり抜いたアクリル板の間に膜を
支持用網と合わせて挟み、上板の一端に流入口、
他端に流出口を設け、下板に他の流出口を設け
た。濾過面積20cm2の濾過装置を用い、実施例1に
て調製した膜及び未処理膜を用い、血漿分離能を
調べた。膜を濾過装置に固定し、血液を25ml/分
の速度で循環させ、所定時間ごとに装置の下部の
流出口から流出した血漿量を測定した。血液とし
てはヘパリン処理した豚の血液2を用いた。こ
の血液のヘマトクリツト値は24%であつた。その
結果を第1表に示す。
【表】
溶媒はエタノール
試験例 2 試験例1で血液を3時間循環させたのち膜を取
り出し、1.25%グルタルアルデヒド溶液に6時間
浸漬したのち蒸留水で洗浄した。次いで凍結し、
20時間減圧乾燥した。この膜の表面に金を蒸着
し、走査電子顕微鏡で観察したところ、未処理の
膜には血小板等の血液成分が付着していたが、本
発明の膜には血液成分は認められなかつた。 試験例 3 実施例1で得られた膜の小片(直径1cm)を、
人の新鮮血液10mlを入れたガラスシヤーレ(直径
3cm)中に浸漬し、20分間静置したのち生理食塩
水200mlに3分間及び1.25%グルタルアルデヒド
溶液に6時間浸漬し、試験例3と同様に膜表面に
金を蒸着し、走査電子顕微鏡で観察したところ、
血液成分の付着は全く認められなかつた。
試験例 2 試験例1で血液を3時間循環させたのち膜を取
り出し、1.25%グルタルアルデヒド溶液に6時間
浸漬したのち蒸留水で洗浄した。次いで凍結し、
20時間減圧乾燥した。この膜の表面に金を蒸着
し、走査電子顕微鏡で観察したところ、未処理の
膜には血小板等の血液成分が付着していたが、本
発明の膜には血液成分は認められなかつた。 試験例 3 実施例1で得られた膜の小片(直径1cm)を、
人の新鮮血液10mlを入れたガラスシヤーレ(直径
3cm)中に浸漬し、20分間静置したのち生理食塩
水200mlに3分間及び1.25%グルタルアルデヒド
溶液に6時間浸漬し、試験例3と同様に膜表面に
金を蒸着し、走査電子顕微鏡で観察したところ、
血液成分の付着は全く認められなかつた。
Claims (1)
- 1 プロスタグランジン類を分散させたアクリレ
ート重合体で表面を被覆した多孔性ポリカーボネ
ート膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56026937A JPS57141434A (en) | 1981-02-27 | 1981-02-27 | Improved porous polycarbonate membrane |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56026937A JPS57141434A (en) | 1981-02-27 | 1981-02-27 | Improved porous polycarbonate membrane |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57141434A JPS57141434A (en) | 1982-09-01 |
| JPH0239538B2 true JPH0239538B2 (ja) | 1990-09-06 |
Family
ID=12207057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56026937A Granted JPS57141434A (en) | 1981-02-27 | 1981-02-27 | Improved porous polycarbonate membrane |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57141434A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7150669B2 (en) | 2002-03-05 | 2006-12-19 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Electroluminescent panel and a manufacturing method therefor |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH062156B2 (ja) * | 1988-09-06 | 1994-01-12 | 三菱化成株式会社 | 耐電離放射線材料 |
| WO2010031877A1 (en) * | 2008-09-22 | 2010-03-25 | Nanologica Ab | Hybrid silica -polycarbonate porous membranes and porous polycarbonate replicas obtained thereof |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4034359A (en) * | 1975-08-28 | 1977-07-05 | Sperry Rand Corporation | Magneto-resistive readout of a cross-tie wall memory system using a pillar and concentric ring probe |
| JPS609460B2 (ja) * | 1976-09-29 | 1985-03-11 | 住友ベークライト株式会社 | 血液透析器 |
| JPS563062A (en) * | 1979-06-22 | 1981-01-13 | Kawasumi Lab Inc | Filtering and dialyzing membrane for circulation at outside of body |
-
1981
- 1981-02-27 JP JP56026937A patent/JPS57141434A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7150669B2 (en) | 2002-03-05 | 2006-12-19 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Electroluminescent panel and a manufacturing method therefor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57141434A (en) | 1982-09-01 |
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