JPH0239580B2 - Chososeialgokin - Google Patents
ChososeialgokinInfo
- Publication number
- JPH0239580B2 JPH0239580B2 JP5646983A JP5646983A JPH0239580B2 JP H0239580 B2 JPH0239580 B2 JP H0239580B2 JP 5646983 A JP5646983 A JP 5646983A JP 5646983 A JP5646983 A JP 5646983A JP H0239580 B2 JPH0239580 B2 JP H0239580B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- superplastic
- content
- alloy
- alloys
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
この発明は、すぐれた超塑性特性を有するAl
合金に関するものである。 一般に、超塑性Al合金とは、通常400〜600℃
の範囲内の選定された温度で、所定の加工速度に
て高温引張変形を施した場合に、少なくとも300
%以上の伸びを示すAl合金をいい、この超塑性
Al合金によれば、プラスチツク成形の場合と同
様に、例えば板材を空気圧にてブロー成形するこ
とによつて、形状の複雑なものや、大型のものを
一体成形できることから、近年建材パネルや航空
機部品などの製造に用いられている。 現在、超塑性Al合金としては各種の成分系の
ものが提案され、実用に供されているが、いずれ
も未だ満足する超塑性特性を有するものではな
く、したがつて、苛酷な条件下での加工に耐える
ことのできる一段とすぐれた超塑性特性を有する
Al合金の開発が強く望まれている。 この発明は、従来実用に供されている超塑性
Al合金に比して著しくすぐれた超塑性特性を有
するAl合金を提供するもので、重量%で、 Zn:4〜15%、 Zr:0.03〜0.25%、 Sb:0.01〜1%、 を含有し、されに必要に応じて、 Mg:0.03〜3.5%、 Cu:0.03〜0.3%、 のうちの1種または2種を含有し、残りがAlと
不可避不純物からなる組成を有することに特徴を
有するものである。 つぎに、この発明のAl合金において、成分組
成を上記の通りに限定した理由を説明する。 (a) Zn Zn成分には、結晶粒を微細化して、加工変
形時に動的再結晶を起し易くすると共に、高温
時における結晶粒界の移動およびすべりを起し
易くする作用があり、これによつて超塑性特性
が確保されるようになるが、その含有量が4%
未満では所望のすぐれた超塑性特性を確保する
ことができず、一方15%を越えて含有させる
と、合金の圧延加工性に劣化傾向が現われるよ
うになることから、その含有量を4〜15%と定
めた。 (b) Zr Zr成分には、鋳造組織を細粒化すると共に、
熱処理中あるいは熱間成形中に過飽和固溶体か
ら細かく分散し、かつ比較的安定な2次相粒子
の形で析出して、結晶粒の回復および再結晶化
を抑制する作用があるほか、熱間成形中に再結
晶粒の粗大化を抑制する作用があり、これによ
つてすぐれた超塑性特性が得られるようになる
が、その含有量が0.03%未満では前記作用に所
望の効果が得られず、一方0.25%を越えて含有
させると、例えば連続鋳造にて大型鋳塊を製造
した場合に、超塑性特性劣化の原因となるZr
の巨大金属間化合物が晶出し易くなり、このた
め特殊な鋳造法が必要となつて実用的でないこ
とから、その含有量を0.03〜0.25%と定めた。 (c) Sb Sb成分には、Zrの素地中への析出をより一
層均一微細化し、もつてZrのもつ上記の作用
をより一段と向上せしめて著しくすぐれた超塑
性特性を確保せしめる作用があるが、その含有
量が0.01%未満では前記作用に所望の効果が得
られず、一方1%を越えて含有させると、金属
間化合物:SbAlが形成されるようになつて超
塑性特性が急激に劣化するようになることか
ら、その含有量を0.01〜1%と定めた。 (d) Mg Mg成分には、結晶粒をより一層微細化し、
かつ結晶粒界の移動およびすべりを促進して超
塑性特性を一段と向上させると共に、Znと結
合して合金に析出硬化性を付与する作用がある
ので、より一段とすぐれた超塑性特性および強
度が要求される場合に必要に応じて含有される
が、その含有量が0.03%未満では、超塑性特性
に所望の向上効果が見られず、一方3.5%を越
えて含有させると、圧延加工性が劣化するよう
になることから、その含有量を0.03〜3.5%と
定めた。 (e) Cu Cu成分には、素地に固溶して、これを強化
するほか、最適変形加工温度を低温側にシフト
する作用があり、さらにZrとの共存において
耐食性および耐応力腐食割れ性を向上させる作
用があるので、これらの特性が要求される場合
に必要に応じて含有されるが、その含有量が
0.03%未満では前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方0.3%を越えて含有させると、前記作
用に劣化傾向が現われるようになることから、
その含有量を0.03〜0.3%と定めた。 なお、この発明のAl合金は、不可避不純物と
して、Fe,Mn,Cr,Ti、およびBのうちの1種
または2種以上を含有する場合があるが、その含
有量が、それぞれFe:0.5%以下、Mn:0.2%以
下、Cr:0.2%以下、Ti:0.3%以下、およびB:
0.1%以下であれば、超塑性特性に何らの悪影響
を及ぼすものではない。 また、この発明のAl合金においては、400〜
500℃の範囲内の温度に1〜48時間保持の条件で
の均質化処理後、250〜530℃の温度範囲内での圧
下率:50%以上の熱間圧延、および40%以上の加
工率での冷間圧延によつて最終板厚の板材とされ
るが、この場合、上記の均質化処理は、処理温度
への昇温速度を10〜200℃/minの徐昇温とする
のが望ましく、これによつてZrの析出がきわめ
て微細にして均一になり、この結果すぐれた超塑
性特性が確保されるようになるからである。さら
にこの発明のAl合金においては、超塑性変形加
工を行なうに際して、所定の変形温度に加熱する
過程で再結晶し、超塑性特性をもつようになるこ
とから、冷間圧延後の板材に対して、再結晶熱処
理を施す必要はない。 つぎに、この発明の超塑性合金を実施例により
具体的に説明する。 実施例 通常の溶解鋳造法により、それぞれ第1表に示
される成分組成をもつた本発明Al合金1〜15お
よび比較Al合金1〜4を調製し、鋳造して鋳塊
となした後、10℃/minの徐昇温速度で昇温し、
この温度に16時間保持の条件で均質化処理を行な
い、ついでこの鋳塊に圧延開始温度:460℃にて
間圧延を施して板厚:8mmの熱延板とし、引
合金に関するものである。 一般に、超塑性Al合金とは、通常400〜600℃
の範囲内の選定された温度で、所定の加工速度に
て高温引張変形を施した場合に、少なくとも300
%以上の伸びを示すAl合金をいい、この超塑性
Al合金によれば、プラスチツク成形の場合と同
様に、例えば板材を空気圧にてブロー成形するこ
とによつて、形状の複雑なものや、大型のものを
一体成形できることから、近年建材パネルや航空
機部品などの製造に用いられている。 現在、超塑性Al合金としては各種の成分系の
ものが提案され、実用に供されているが、いずれ
も未だ満足する超塑性特性を有するものではな
く、したがつて、苛酷な条件下での加工に耐える
ことのできる一段とすぐれた超塑性特性を有する
Al合金の開発が強く望まれている。 この発明は、従来実用に供されている超塑性
Al合金に比して著しくすぐれた超塑性特性を有
するAl合金を提供するもので、重量%で、 Zn:4〜15%、 Zr:0.03〜0.25%、 Sb:0.01〜1%、 を含有し、されに必要に応じて、 Mg:0.03〜3.5%、 Cu:0.03〜0.3%、 のうちの1種または2種を含有し、残りがAlと
不可避不純物からなる組成を有することに特徴を
有するものである。 つぎに、この発明のAl合金において、成分組
成を上記の通りに限定した理由を説明する。 (a) Zn Zn成分には、結晶粒を微細化して、加工変
形時に動的再結晶を起し易くすると共に、高温
時における結晶粒界の移動およびすべりを起し
易くする作用があり、これによつて超塑性特性
が確保されるようになるが、その含有量が4%
未満では所望のすぐれた超塑性特性を確保する
ことができず、一方15%を越えて含有させる
と、合金の圧延加工性に劣化傾向が現われるよ
うになることから、その含有量を4〜15%と定
めた。 (b) Zr Zr成分には、鋳造組織を細粒化すると共に、
熱処理中あるいは熱間成形中に過飽和固溶体か
ら細かく分散し、かつ比較的安定な2次相粒子
の形で析出して、結晶粒の回復および再結晶化
を抑制する作用があるほか、熱間成形中に再結
晶粒の粗大化を抑制する作用があり、これによ
つてすぐれた超塑性特性が得られるようになる
が、その含有量が0.03%未満では前記作用に所
望の効果が得られず、一方0.25%を越えて含有
させると、例えば連続鋳造にて大型鋳塊を製造
した場合に、超塑性特性劣化の原因となるZr
の巨大金属間化合物が晶出し易くなり、このた
め特殊な鋳造法が必要となつて実用的でないこ
とから、その含有量を0.03〜0.25%と定めた。 (c) Sb Sb成分には、Zrの素地中への析出をより一
層均一微細化し、もつてZrのもつ上記の作用
をより一段と向上せしめて著しくすぐれた超塑
性特性を確保せしめる作用があるが、その含有
量が0.01%未満では前記作用に所望の効果が得
られず、一方1%を越えて含有させると、金属
間化合物:SbAlが形成されるようになつて超
塑性特性が急激に劣化するようになることか
ら、その含有量を0.01〜1%と定めた。 (d) Mg Mg成分には、結晶粒をより一層微細化し、
かつ結晶粒界の移動およびすべりを促進して超
塑性特性を一段と向上させると共に、Znと結
合して合金に析出硬化性を付与する作用がある
ので、より一段とすぐれた超塑性特性および強
度が要求される場合に必要に応じて含有される
が、その含有量が0.03%未満では、超塑性特性
に所望の向上効果が見られず、一方3.5%を越
えて含有させると、圧延加工性が劣化するよう
になることから、その含有量を0.03〜3.5%と
定めた。 (e) Cu Cu成分には、素地に固溶して、これを強化
するほか、最適変形加工温度を低温側にシフト
する作用があり、さらにZrとの共存において
耐食性および耐応力腐食割れ性を向上させる作
用があるので、これらの特性が要求される場合
に必要に応じて含有されるが、その含有量が
0.03%未満では前記作用に所望の効果が得られ
ず、一方0.3%を越えて含有させると、前記作
用に劣化傾向が現われるようになることから、
その含有量を0.03〜0.3%と定めた。 なお、この発明のAl合金は、不可避不純物と
して、Fe,Mn,Cr,Ti、およびBのうちの1種
または2種以上を含有する場合があるが、その含
有量が、それぞれFe:0.5%以下、Mn:0.2%以
下、Cr:0.2%以下、Ti:0.3%以下、およびB:
0.1%以下であれば、超塑性特性に何らの悪影響
を及ぼすものではない。 また、この発明のAl合金においては、400〜
500℃の範囲内の温度に1〜48時間保持の条件で
の均質化処理後、250〜530℃の温度範囲内での圧
下率:50%以上の熱間圧延、および40%以上の加
工率での冷間圧延によつて最終板厚の板材とされ
るが、この場合、上記の均質化処理は、処理温度
への昇温速度を10〜200℃/minの徐昇温とする
のが望ましく、これによつてZrの析出がきわめ
て微細にして均一になり、この結果すぐれた超塑
性特性が確保されるようになるからである。さら
にこの発明のAl合金においては、超塑性変形加
工を行なうに際して、所定の変形温度に加熱する
過程で再結晶し、超塑性特性をもつようになるこ
とから、冷間圧延後の板材に対して、再結晶熱処
理を施す必要はない。 つぎに、この発明の超塑性合金を実施例により
具体的に説明する。 実施例 通常の溶解鋳造法により、それぞれ第1表に示
される成分組成をもつた本発明Al合金1〜15お
よび比較Al合金1〜4を調製し、鋳造して鋳塊
となした後、10℃/minの徐昇温速度で昇温し、
この温度に16時間保持の条件で均質化処理を行な
い、ついでこの鋳塊に圧延開始温度:460℃にて
間圧延を施して板厚:8mmの熱延板とし、引
【表】
続いてこの熱延板に通常の条件で冷間圧延を施し
て最終板厚:1.6mmの冷延板とした。 つぎに、この結果得られた本発明Al合金1〜
15および比較Al合金1〜4の冷延板について、
超塑性特性を評価する目的で、変形温度:530℃、
変形温度までの昇温時間:10分、初期ひずみ速
度:1.7×10-3/secの条件で高温引張変形試験を
行ない、全伸びを測定した。この測定結果を第1
表に合せて示した。 第1表に示される結果から、本発明Al合金1
〜15は、いずれも全伸び:380%以上のすぐれた
超塑性特性を有するのに対して、Zn,Zr、およ
びSbの含有量がそれぞれこの発明の範囲から低
い方に外れた比較Al合金1〜3、およびSbの含
有量が高い方に外れた比較Al合金4においては、
いずれも270%以下の全伸びしか示さず、所望の
超塑性特性を確保することができないことが明ら
かである。 上述のように、この発明のAl合金は、著しく
すぐれた超塑性特性を有するので、苛酷な条件下
での加工に十分対処することができ、したがつて
その適用分野は著しく拡大するようになるなど工
業上有用な効果をもたらすものである。
て最終板厚:1.6mmの冷延板とした。 つぎに、この結果得られた本発明Al合金1〜
15および比較Al合金1〜4の冷延板について、
超塑性特性を評価する目的で、変形温度:530℃、
変形温度までの昇温時間:10分、初期ひずみ速
度:1.7×10-3/secの条件で高温引張変形試験を
行ない、全伸びを測定した。この測定結果を第1
表に合せて示した。 第1表に示される結果から、本発明Al合金1
〜15は、いずれも全伸び:380%以上のすぐれた
超塑性特性を有するのに対して、Zn,Zr、およ
びSbの含有量がそれぞれこの発明の範囲から低
い方に外れた比較Al合金1〜3、およびSbの含
有量が高い方に外れた比較Al合金4においては、
いずれも270%以下の全伸びしか示さず、所望の
超塑性特性を確保することができないことが明ら
かである。 上述のように、この発明のAl合金は、著しく
すぐれた超塑性特性を有するので、苛酷な条件下
での加工に十分対処することができ、したがつて
その適用分野は著しく拡大するようになるなど工
業上有用な効果をもたらすものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Zn:4〜15%、 Zr:0.03〜0.25%、 Sb:0.01〜1%、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする超塑
性Al合金。 2 Zn:4〜15%、 Zr:0.03〜0.25%、 Sb:0.01〜1%、 を含有し、さらに、 Mg:0.03〜3.5%、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする超塑
性Al合金。 3 Zn:4〜15%、 Zr:0.03〜0.25%、 Sb:0.01〜1%、 を含有し、さらに、 Cu:0.03〜0.3%、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする超塑
性Al合金。 4 Zn:4〜15%、 Zr:0.03〜0.25%、 Sb:0.01〜1%、 を含有し、さらに、 Mg:0.03〜3.5%、 Cu:0.03〜0.3%、 を含有し、残りがAlと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする超塑
性Al合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5646983A JPH0239580B2 (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | Chososeialgokin |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5646983A JPH0239580B2 (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | Chososeialgokin |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59182942A JPS59182942A (ja) | 1984-10-17 |
| JPH0239580B2 true JPH0239580B2 (ja) | 1990-09-06 |
Family
ID=13027959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5646983A Expired - Lifetime JPH0239580B2 (ja) | 1983-03-31 | 1983-03-31 | Chososeialgokin |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0239580B2 (ja) |
-
1983
- 1983-03-31 JP JP5646983A patent/JPH0239580B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59182942A (ja) | 1984-10-17 |
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