JPH0240951B2 - - Google Patents
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- JPH0240951B2 JPH0240951B2 JP60094948A JP9494885A JPH0240951B2 JP H0240951 B2 JPH0240951 B2 JP H0240951B2 JP 60094948 A JP60094948 A JP 60094948A JP 9494885 A JP9494885 A JP 9494885A JP H0240951 B2 JPH0240951 B2 JP H0240951B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F26—DRYING
- F26B—DRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
- F26B7/00—Drying solid materials or objects by processes using a combination of processes not covered by a single one of groups F26B3/00 and F26B5/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10F—DRYING OR WORKING-UP OF PEAT
- C10F5/00—Drying or de-watering peat
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G OR C10K; LIQUIFIED PETROLEUM GAS; USE OF ADDITIVES TO FUELS OR FIRES; FIRE-LIGHTERS
- C10L5/00—Solid fuels
- C10L5/02—Solid fuels such as briquettes consisting mainly of carbonaceous materials of mineral or non-mineral origin
- C10L5/06—Methods of shaping, e.g. pelletizing or briquetting
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
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- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、褐炭、亜炭、亜瀝青炭、泥炭、ウツ
ドチツプ、有機固形廃棄物などの高水分多孔質有
機固形物を効率よく脱水する方法に関するもので
ある。 従来の技術 高水分多孔質有機固形物、たとえば褐炭は世界
に莫大な埋蔵量があり、その有効利用法への要求
は高い。しかし褐炭は、(1)微細毛細管に富み多孔
質で、体積当りの発熱量が小さい。(2)毛細管を水
が充満し、高水分で重量当りの発熱量が小さい。
(3)乾燥する毛細管の不均一収縮により崩壊しハン
ドリングし難く、また着火の危険がある。などの
問題がある。 したがつて長距離の輸送が技術的にも経済性か
らも困難で、山元に近くでしか利用できない。 褐炭を脱水するために圧密する方法が考えられ
るが、褐炭を原炭のまま圧密しても、荷重の石炭
構造へ伝播が水に阻害されて充分に圧密できな
い。 従来、褐炭を脱水するために次の方法が知られ
ている。 (a) 褐炭を予め適度な水分になるまで乾燥した
後、圧密成型する方法。 (b) 褐炭を水分の蒸発を抑制または調節するため
に高圧下に置いて、高温たとえば200〜300℃に
加熱する方法。 (c) 英国特許第496680号公報に示されるように、
褐炭を高温・高圧下で圧密する方法。 (d) 特開昭56−79189号公報に示されるように、
高圧熱処理した後、二次的な圧力に減圧してか
ら圧密する方法。 発明が解決しようとする問題点 (a)の方法は工業的にも一応成功しているが、(1)
乾燥の熱消費が大きく(蒸発潜熱が大きく)、経
済性が悪い。(2)圧密に要する荷重が大きい。(3)炭
種によつては充分に圧密できず、高価なバインダ
ーを必要とする(一般的に、バインダーなしに圧
密成型できるのは、石炭化度の低い軟質の褐炭で
ある)。などの問題がある。 また(b)の方法は、褐炭の炭質が改善される利点
を有している。とくに飽和蒸気または水中で褐炭
を加熱する方法では、水分は完全に蒸発を抑制さ
れるので、液体のまま褐炭から離脱し、これに応
じて毛細管が収縮する。この方法は、水分の蒸発
潜熱の供給が不要で熱消費が小さく、塊状の褐炭
も崩壊せずに均一に収縮し、かつ炭質も改善され
るが、(1)褐炭を高圧下から取り出す際に残水分が
蒸発し孔隙が残るので、体積積りの発熱量がまだ
不充分である。(2)加熱終了段階で残水分をなくす
には、非常に高い圧力を要し経済的でない。など
の問題がある。さらにこのように高温で熱処理し
た褐炭を粉砕して圧密成型しても、熱処理により
炭質が変化しており(軟質炭が硬質になる。また
石炭化度の高い石炭に炭質が近づく)、成型性が
悪くなり、充分に圧密できない。 (c)の方法においては、褐炭は高温では軟化して
いるので変形させ易くなつているが、(1)収縮した
毛細管内に水分が充満されているので、荷重が充
分伝播され難く、圧密は不充分である。(2)残つた
水分が減圧時に蒸発し空隙が生じる。などの問題
がある。 さらに(d)の方法は、(1)減圧により水分に蒸発潜
熱を奪われ、褐炭が冷却され硬化するので変形さ
せ難くなる。(2)圧密した後、大気圧まで減圧させ
る際に、残水分が蒸発し空隙が生じる。などの問
題がある。 本発明は上記の問題点を解決するためになされ
たもので、褐炭を高圧下において加熱することに
より、炭質を改善し、脱水し、収縮させ、かつ軟
化させ、ついで高温・高圧を維持したまま褐炭に
荷重をかけ、軟化した褐炭を圧密し、高温で粘性
の低下している水分を毛細管から外部に押し出
し、その後、褐炭に荷重を加えたまま圧力を減
じ、残水分を蒸発させ、水分の蒸発により生じた
空隙を圧密することにより、低水分、高密度で、
かつ炭質が改善され発熱量の大きい成型物とする
方法の提供を目的とするものである。 問題点を解決するための手段および作用 本願の第一の発明は、高水分多孔質有機固形物
を高圧下において加熱することにより脱水した
後、高温・高圧を維持した状態で機械的な圧密を
開始し、ついで圧密を継続した状態で圧力を減じ
ることを特徴としている。 また本願の第二の発明は、高水分多孔質有機固
形物を高圧下において加熱することにより脱水し
た後、高温・高圧を維持した状態で機械的な圧密
を開始し、ついで圧密を継続した状態で圧力を減
じ、減圧工程で放出される水蒸気を高水分多孔質
有機固形物の予熱に利用することを特徴としてい
る。 本発明において、高水分多孔質有機固形物とし
て、水分40wt%以上を含有する褐炭を用いるの
が適している。また高圧下において加熱する場
合、水中または水蒸気中において加熱するが好ま
しく、とくに相対圧力10気圧以上の高圧下におい
て加熱し、温度は180℃以上、望ましくは230℃以
上350℃以下とする。また脱水工程では、脱水の
少なくとも一部を非蒸発で行うようにするか、ま
たは脱水の殆どすべてを非蒸発で行うことによ
り、収縮した毛細管が水分で充満されるようにす
るのが好ましい。 さらに圧密・減圧工程は、減圧と圧密を連続的
に行う方法、または減圧を段階的に行いながら圧
密を行う方法のどちらを採用してもよいが、減圧
は大気圧まで行うようにするのが好ましい。 本発明の方法は、バツチ処理法または連続法に
より行われる。つぎにバツチ処理法の単動型の場
合について工程を説明する。 (1) オートクレーブを大気圧に開放する。 (2) 褐炭をオートクレーブに充填する。 (3) オートクレーブを密閉する(ただし、外部か
ら褐炭に荷重を加え得るようにしておく)。 (4) オートクレーブを昇温・昇圧して褐炭を脱水
する。この方法には、オートクレーブに水蒸気
などの高温・高圧の流体を供給する方法、オー
トクレーブを外熱する方法(褐炭から水分が蒸
発して高圧になる)、高温・高圧流体の注入と
外熱の組合せによる方法がある。 (5) 高温・高圧を維持したまま、褐炭に荷重を加
え圧密を開始する。 (6) 褐炭の圧密を継続しまま、オートクレーブを
減圧する。 (7) オートクレーブが大気圧となつたら、荷重を
解除しオートクレーブを開放し褐炭を取り出
す。 (8) 再度(1)の工程を行う。 また上記(6)の工程で排出される水蒸気または/
および熱水を貯えておき、次のバツチの予熱(上
記(4)の工程の初期段階)に利用する熱回収型とす
ることもできる。 さらにオートクレーブを多数設けておき、一つ
のオートクレーブが上記(6)の工程で排出する水蒸
気または/および熱水を別のオートクレーブの予
熱(上記(4)の工程の初期段階)にそのまま供給し
得るように、時間をずらして運転行う複数型とす
ることもできる。 つぎに連続法の場合について工程を説明する。
第1図に示すように、褐炭を圧力シール機能を有
する圧力シール供給装置1(ロツクホツパー、ス
クリユーフイーダ、スタンピングエクストルー
ダ、ロータリーバルブ、スラリー化してポンプに
より送入する装置など)により高温・高圧室2に
送り込み、褐炭を脱水する。高温・高圧室2は外
熱するか、水蒸気などの高温・高圧流体を供給す
るか、またはその両方により高温・高圧を維持す
るように構成されている。脱水褐炭は圧力シール
機能を有する圧力シール排出装置3により圧密・
減圧装置4の減圧室5に送り込まれる。減圧室5
内において、褐炭を圧密成型装置6で圧密しなが
ら減圧して、高密度脱水成型炭を大気圧の外部に
排出する。なお圧力シール排出装置を圧密成型装
置と兼用するように構成することもできる。 第2図に示すように、圧力シール供給装置1と
高温・高圧室2との間に、予熱・予圧室7および
圧力シール供給装置8を設けて、減圧室5から排
出される水蒸気や熱水を予熱・予圧室7に供給し
て熱回収を図るようにする場合もある。また予
熱・予圧室は2段階以上とすることも可能であ
る。この場合、高圧の(上流の減圧室からの)排
熱(熱水、水蒸気など)は高圧の(下流の)予
熱・予圧室へと供給するようにする。ここの方法
は熱消費を低減することができ、かつ一段当りの
圧力シールの差圧を小さくできるという利点を有
している。 つぎに圧密・減圧装置の具体例について第3図
〜第5図に基づいて説明する。第3図はスクリユ
ーエクストルーダ型の圧密・減圧装置を示すもの
で、高温・高圧室2から落下する高温脱水炭は、
脱水炭落下口10から圧密室11に導入され、押
込みスクリユー12により一次絞り部13に供給
されて圧密され、多孔板14からなる圧密荷重保
持室15で多孔板14を介して水蒸気抜きノズル
16から水蒸気を抜き取り、減圧され、最初のス
クリユーの押込み力でそのまま二次絞り部17へ
圧入され、外部へ押し出される。この装置におい
ては、高温・高圧室2と圧密荷重保持室15、お
よび圧密液荷重保持室15と外部との間の圧力シ
ールは、絞りによるマテリアルシールによつてな
される。なお圧密荷重保持室を軸方向に多段に設
ける場合もある。 第4図はスタンピングエクストルーダ型の圧
密・減圧装置を示している。高温・高圧室2から
落下する高温脱水炭は、脱水炭落下口10から装
置内に導入され、フライホイール18を備えたク
ランク20により往復運動するスタンピングプラ
ンジヤ21により、連続的な絞り部22に押し込
まれ圧密される。絞り部22の壁は数個の多孔板
14で形成されており、各多孔板14が減圧室5
を形成する。最初の減圧室では、圧密で毛細管か
ら押し出された水を水抜きノズル23から抜き出
すことにより減圧され、二段目以降の減圧室では
水蒸気抜きノズル16から水蒸気が抜き取られ
る。この装置は、スタンピングエクストルーダに
よりスクリユーエクストルーダより大きな荷重で
圧密することが可能で、絞り部が連続的であるの
で圧密を連続的に行うことができ、圧密の初期で
は高温のため褐炭が軟らかく、かつ水の粘性が小
さいので水分が液体のまま出てきて、これをその
まま除去した方が全体としての脱水量が増えると
いう利点を有している。なお圧密の進行または減
圧による冷却に伴う温度低下により、水が液体の
ままで押し出され難くなるので、後半では水蒸気
を抜いて減圧し、この結果、生じた空隙を圧密に
より潰して行くものである。スタンピングプレス
の場合、成型物が1ストローク分づつ分断される
ので、カツテイングする必要がなくなる。 また第5図は多段プランジヤ型の圧密・成型装
置を示している。高温・高圧室2から落下する高
温脱水炭は、脱水炭落下口24から装置内に導入
され、第1絞り部25を有する第1傾斜圧密室2
6において、第1圧密プランジヤ27でスタンピ
ングされ、第1絞り部25によつて圧密された
後、第1減圧室28のトラフまたは多孔板などに
より形成されるガイド30内を滑り落ちる。つい
で第1傾斜圧密室26と反対方向に傾斜する第2
圧密室26aにおいて、第2圧密プランジヤ27
aでスタンピングされて、第1絞り部25aによ
りされに圧密され、第2減圧室28a内のガイド
30内に送られる。このような手順を複数段経て
最終的に外部へ排出される。各減圧室からは水蒸
気または水が抜き出される。図面は一例として5
段の場合を示しており、25b,25c,25d
は絞り部、26b,26c,26dは傾斜圧密
室、27b,27c,27dは圧密プランジヤ、
28b,28c,28dは減圧室である。この装
置は、ガイド30をトラフにした場合はもちろ
ん、多孔板とした場合でも、第3図および第4図
に示す多孔板よりも開口面積が大きくとれるの
で、目詰りし難い。また左右のプランジヤを一対
づつ、または全部のプランジヤを機械的に結合す
れば、成型荷重の平滑化を図ることができるとい
う利点を有している。上流のプランジヤと、この
プランジヤのすぐ次の下流のプランジヤとに水平
方向にかかる力は反対向きであるので、両プラン
ジヤを機械的に結合すれば、互いに荷重を抜ち消
し合うようにすることができる。上流のプランジ
ヤほど、褐炭が軟質で水の粘性が小さいので、圧
密に要する力が小さくてすむ。一方、上流ほど内
圧が高くプランジヤ径も大きいので受圧面が大き
く、これに打ち勝つための力も大きくなる。した
がつて、設計上の工夫(各段の絞り比や内圧の選
定)によつて、各プランジヤの所要荷重の変動を
小さくすることができる。 第6図は圧密・減圧装置の他の例を示してい
る。高温・高圧の処理室45から落下した褐炭4
6は、2本のピストン47a,48aにより左右
から挾まれることにより高温・高圧のまま圧密と
開始され、2本のピストンにより挾まれて圧密を
継続しながら、通路50aを水平に移動し、2本
のピストンが2点鎖線で示す位置47′a,4
8′aに達すると、減圧ノズル51aを備えた減
圧室52aに側面が開放されるので圧密されたま
ま減圧され、次にピストン47aを左へ移動すれ
ば、褐炭は圧密を解除されて落下するので、これ
をピストン47b,48bで圧密しながら、通路
50bを水平に移動し、通路50bを右へ移動し
て第2の減圧室52bへ落下させる。同様にして
減圧と圧密を進め、最終的に、ピストン47e,
48eで挾みながら、外部への放出口53まで移
動させて、大気圧まで減圧してから、圧密を解除
して、外部へ褐炭を放出する。 本発明において、高水分多孔質有機固形物とし
ては、褐炭、亜炭、亜瀝青炭、泥炭などの低品位
炭、ウツドチツプ、有機固形廃棄物などを用いる
ことができる。とくに低品位炭の場合、製造され
た製品の燃料としての価値が高く効果的である。
低品位炭のうちでも、とくに水分40wt%以上の
高水分の褐炭、泥炭などの場合の効果が大きい。 本発明における加圧・加熱条件は、基本的には
水中または水蒸気中で加熱することである。この
水または水蒸気は外部から供給しても、加熱によ
り原料から発生させても良い。通常は、水または
飽和水蒸気により、水分の蒸発を抑制して、水分
を液状で脱水する。ただし過熱蒸気を用いても良
い(オートクレーブ内で飽和になる)し、過熱蒸
気を併用(途中で切りかえるなど)して非蒸発脱
水と蒸発脱水とを組み合わせても良い。殆どの原
料の場合、180℃以上の温度まで昇温する必要が
ある。したがつて10ata(180℃における水の飽和
蒸気)まで昇圧することが好ましい。とくに水分
40wt%以上の褐炭の場合、230℃以上の温度に昇
温すると、非蒸発脱水によつて水分が半分以下に
なり、これに伴い体積も30%以上減少する。高温
ほど、脱水および褐炭軟化の効果は大きいが、装
置材料の経済性から350℃以下とするのが好まし
い。 また本発明における圧密・減圧条件について説
明すると、減圧と圧密とをすべて連続的に行うの
が圧密成型上は好ましいが、これは加圧・加熱を
バツチ処理法で行う場合のみ可能である。加圧・
加熱を連続処理する場合には、第4図、第5図の
具体例で示したように減圧あるいは減圧と圧密の
両方を段階的に行わねばならない。減圧の排熱を
回収して熱効率上げるためには、連続、バツチを
問わず、減圧は多段階にした方が好ましい(予
熱・予圧も多段階となる)。装置を複雑にしない
ため、熱回収は多くても4段以下とするのが好ま
しい。圧密・減圧の段数をこれ以上増やす必要の
ある時は、数段階をまとめて熱回収するのが好ま
しい。圧密は圧力が大気圧になるまで継続するの
が好ましい。とくに連続法では、圧密しながら褐
炭成型物を大気圧下に排出して、圧力シールの機
能を圧密によつて兼ねるのが好ましい。 また加熱や減圧を水蒸気や水以外の流体の中
で、あるいはこれと水蒸気や水との混合流体の中
で行つても良い。たとえば、150℃程度の温度下
で、低濃度の酸素と褐炭とを接触させることによ
り、自然発火性を低くする公知技術があるが、減
圧を多段階で実施する場合に、このうち1段でこ
のような処理を行うようにしても良い。 実施例 第7図に示す試験装置を用いてバツチ処理によ
り実施例および比較例の試験を行つた。試料とし
て第1表に示す性状のオーストラリア褐炭を用い
た。
ドチツプ、有機固形廃棄物などの高水分多孔質有
機固形物を効率よく脱水する方法に関するもので
ある。 従来の技術 高水分多孔質有機固形物、たとえば褐炭は世界
に莫大な埋蔵量があり、その有効利用法への要求
は高い。しかし褐炭は、(1)微細毛細管に富み多孔
質で、体積当りの発熱量が小さい。(2)毛細管を水
が充満し、高水分で重量当りの発熱量が小さい。
(3)乾燥する毛細管の不均一収縮により崩壊しハン
ドリングし難く、また着火の危険がある。などの
問題がある。 したがつて長距離の輸送が技術的にも経済性か
らも困難で、山元に近くでしか利用できない。 褐炭を脱水するために圧密する方法が考えられ
るが、褐炭を原炭のまま圧密しても、荷重の石炭
構造へ伝播が水に阻害されて充分に圧密できな
い。 従来、褐炭を脱水するために次の方法が知られ
ている。 (a) 褐炭を予め適度な水分になるまで乾燥した
後、圧密成型する方法。 (b) 褐炭を水分の蒸発を抑制または調節するため
に高圧下に置いて、高温たとえば200〜300℃に
加熱する方法。 (c) 英国特許第496680号公報に示されるように、
褐炭を高温・高圧下で圧密する方法。 (d) 特開昭56−79189号公報に示されるように、
高圧熱処理した後、二次的な圧力に減圧してか
ら圧密する方法。 発明が解決しようとする問題点 (a)の方法は工業的にも一応成功しているが、(1)
乾燥の熱消費が大きく(蒸発潜熱が大きく)、経
済性が悪い。(2)圧密に要する荷重が大きい。(3)炭
種によつては充分に圧密できず、高価なバインダ
ーを必要とする(一般的に、バインダーなしに圧
密成型できるのは、石炭化度の低い軟質の褐炭で
ある)。などの問題がある。 また(b)の方法は、褐炭の炭質が改善される利点
を有している。とくに飽和蒸気または水中で褐炭
を加熱する方法では、水分は完全に蒸発を抑制さ
れるので、液体のまま褐炭から離脱し、これに応
じて毛細管が収縮する。この方法は、水分の蒸発
潜熱の供給が不要で熱消費が小さく、塊状の褐炭
も崩壊せずに均一に収縮し、かつ炭質も改善され
るが、(1)褐炭を高圧下から取り出す際に残水分が
蒸発し孔隙が残るので、体積積りの発熱量がまだ
不充分である。(2)加熱終了段階で残水分をなくす
には、非常に高い圧力を要し経済的でない。など
の問題がある。さらにこのように高温で熱処理し
た褐炭を粉砕して圧密成型しても、熱処理により
炭質が変化しており(軟質炭が硬質になる。また
石炭化度の高い石炭に炭質が近づく)、成型性が
悪くなり、充分に圧密できない。 (c)の方法においては、褐炭は高温では軟化して
いるので変形させ易くなつているが、(1)収縮した
毛細管内に水分が充満されているので、荷重が充
分伝播され難く、圧密は不充分である。(2)残つた
水分が減圧時に蒸発し空隙が生じる。などの問題
がある。 さらに(d)の方法は、(1)減圧により水分に蒸発潜
熱を奪われ、褐炭が冷却され硬化するので変形さ
せ難くなる。(2)圧密した後、大気圧まで減圧させ
る際に、残水分が蒸発し空隙が生じる。などの問
題がある。 本発明は上記の問題点を解決するためになされ
たもので、褐炭を高圧下において加熱することに
より、炭質を改善し、脱水し、収縮させ、かつ軟
化させ、ついで高温・高圧を維持したまま褐炭に
荷重をかけ、軟化した褐炭を圧密し、高温で粘性
の低下している水分を毛細管から外部に押し出
し、その後、褐炭に荷重を加えたまま圧力を減
じ、残水分を蒸発させ、水分の蒸発により生じた
空隙を圧密することにより、低水分、高密度で、
かつ炭質が改善され発熱量の大きい成型物とする
方法の提供を目的とするものである。 問題点を解決するための手段および作用 本願の第一の発明は、高水分多孔質有機固形物
を高圧下において加熱することにより脱水した
後、高温・高圧を維持した状態で機械的な圧密を
開始し、ついで圧密を継続した状態で圧力を減じ
ることを特徴としている。 また本願の第二の発明は、高水分多孔質有機固
形物を高圧下において加熱することにより脱水し
た後、高温・高圧を維持した状態で機械的な圧密
を開始し、ついで圧密を継続した状態で圧力を減
じ、減圧工程で放出される水蒸気を高水分多孔質
有機固形物の予熱に利用することを特徴としてい
る。 本発明において、高水分多孔質有機固形物とし
て、水分40wt%以上を含有する褐炭を用いるの
が適している。また高圧下において加熱する場
合、水中または水蒸気中において加熱するが好ま
しく、とくに相対圧力10気圧以上の高圧下におい
て加熱し、温度は180℃以上、望ましくは230℃以
上350℃以下とする。また脱水工程では、脱水の
少なくとも一部を非蒸発で行うようにするか、ま
たは脱水の殆どすべてを非蒸発で行うことによ
り、収縮した毛細管が水分で充満されるようにす
るのが好ましい。 さらに圧密・減圧工程は、減圧と圧密を連続的
に行う方法、または減圧を段階的に行いながら圧
密を行う方法のどちらを採用してもよいが、減圧
は大気圧まで行うようにするのが好ましい。 本発明の方法は、バツチ処理法または連続法に
より行われる。つぎにバツチ処理法の単動型の場
合について工程を説明する。 (1) オートクレーブを大気圧に開放する。 (2) 褐炭をオートクレーブに充填する。 (3) オートクレーブを密閉する(ただし、外部か
ら褐炭に荷重を加え得るようにしておく)。 (4) オートクレーブを昇温・昇圧して褐炭を脱水
する。この方法には、オートクレーブに水蒸気
などの高温・高圧の流体を供給する方法、オー
トクレーブを外熱する方法(褐炭から水分が蒸
発して高圧になる)、高温・高圧流体の注入と
外熱の組合せによる方法がある。 (5) 高温・高圧を維持したまま、褐炭に荷重を加
え圧密を開始する。 (6) 褐炭の圧密を継続しまま、オートクレーブを
減圧する。 (7) オートクレーブが大気圧となつたら、荷重を
解除しオートクレーブを開放し褐炭を取り出
す。 (8) 再度(1)の工程を行う。 また上記(6)の工程で排出される水蒸気または/
および熱水を貯えておき、次のバツチの予熱(上
記(4)の工程の初期段階)に利用する熱回収型とす
ることもできる。 さらにオートクレーブを多数設けておき、一つ
のオートクレーブが上記(6)の工程で排出する水蒸
気または/および熱水を別のオートクレーブの予
熱(上記(4)の工程の初期段階)にそのまま供給し
得るように、時間をずらして運転行う複数型とす
ることもできる。 つぎに連続法の場合について工程を説明する。
第1図に示すように、褐炭を圧力シール機能を有
する圧力シール供給装置1(ロツクホツパー、ス
クリユーフイーダ、スタンピングエクストルー
ダ、ロータリーバルブ、スラリー化してポンプに
より送入する装置など)により高温・高圧室2に
送り込み、褐炭を脱水する。高温・高圧室2は外
熱するか、水蒸気などの高温・高圧流体を供給す
るか、またはその両方により高温・高圧を維持す
るように構成されている。脱水褐炭は圧力シール
機能を有する圧力シール排出装置3により圧密・
減圧装置4の減圧室5に送り込まれる。減圧室5
内において、褐炭を圧密成型装置6で圧密しなが
ら減圧して、高密度脱水成型炭を大気圧の外部に
排出する。なお圧力シール排出装置を圧密成型装
置と兼用するように構成することもできる。 第2図に示すように、圧力シール供給装置1と
高温・高圧室2との間に、予熱・予圧室7および
圧力シール供給装置8を設けて、減圧室5から排
出される水蒸気や熱水を予熱・予圧室7に供給し
て熱回収を図るようにする場合もある。また予
熱・予圧室は2段階以上とすることも可能であ
る。この場合、高圧の(上流の減圧室からの)排
熱(熱水、水蒸気など)は高圧の(下流の)予
熱・予圧室へと供給するようにする。ここの方法
は熱消費を低減することができ、かつ一段当りの
圧力シールの差圧を小さくできるという利点を有
している。 つぎに圧密・減圧装置の具体例について第3図
〜第5図に基づいて説明する。第3図はスクリユ
ーエクストルーダ型の圧密・減圧装置を示すもの
で、高温・高圧室2から落下する高温脱水炭は、
脱水炭落下口10から圧密室11に導入され、押
込みスクリユー12により一次絞り部13に供給
されて圧密され、多孔板14からなる圧密荷重保
持室15で多孔板14を介して水蒸気抜きノズル
16から水蒸気を抜き取り、減圧され、最初のス
クリユーの押込み力でそのまま二次絞り部17へ
圧入され、外部へ押し出される。この装置におい
ては、高温・高圧室2と圧密荷重保持室15、お
よび圧密液荷重保持室15と外部との間の圧力シ
ールは、絞りによるマテリアルシールによつてな
される。なお圧密荷重保持室を軸方向に多段に設
ける場合もある。 第4図はスタンピングエクストルーダ型の圧
密・減圧装置を示している。高温・高圧室2から
落下する高温脱水炭は、脱水炭落下口10から装
置内に導入され、フライホイール18を備えたク
ランク20により往復運動するスタンピングプラ
ンジヤ21により、連続的な絞り部22に押し込
まれ圧密される。絞り部22の壁は数個の多孔板
14で形成されており、各多孔板14が減圧室5
を形成する。最初の減圧室では、圧密で毛細管か
ら押し出された水を水抜きノズル23から抜き出
すことにより減圧され、二段目以降の減圧室では
水蒸気抜きノズル16から水蒸気が抜き取られ
る。この装置は、スタンピングエクストルーダに
よりスクリユーエクストルーダより大きな荷重で
圧密することが可能で、絞り部が連続的であるの
で圧密を連続的に行うことができ、圧密の初期で
は高温のため褐炭が軟らかく、かつ水の粘性が小
さいので水分が液体のまま出てきて、これをその
まま除去した方が全体としての脱水量が増えると
いう利点を有している。なお圧密の進行または減
圧による冷却に伴う温度低下により、水が液体の
ままで押し出され難くなるので、後半では水蒸気
を抜いて減圧し、この結果、生じた空隙を圧密に
より潰して行くものである。スタンピングプレス
の場合、成型物が1ストローク分づつ分断される
ので、カツテイングする必要がなくなる。 また第5図は多段プランジヤ型の圧密・成型装
置を示している。高温・高圧室2から落下する高
温脱水炭は、脱水炭落下口24から装置内に導入
され、第1絞り部25を有する第1傾斜圧密室2
6において、第1圧密プランジヤ27でスタンピ
ングされ、第1絞り部25によつて圧密された
後、第1減圧室28のトラフまたは多孔板などに
より形成されるガイド30内を滑り落ちる。つい
で第1傾斜圧密室26と反対方向に傾斜する第2
圧密室26aにおいて、第2圧密プランジヤ27
aでスタンピングされて、第1絞り部25aによ
りされに圧密され、第2減圧室28a内のガイド
30内に送られる。このような手順を複数段経て
最終的に外部へ排出される。各減圧室からは水蒸
気または水が抜き出される。図面は一例として5
段の場合を示しており、25b,25c,25d
は絞り部、26b,26c,26dは傾斜圧密
室、27b,27c,27dは圧密プランジヤ、
28b,28c,28dは減圧室である。この装
置は、ガイド30をトラフにした場合はもちろ
ん、多孔板とした場合でも、第3図および第4図
に示す多孔板よりも開口面積が大きくとれるの
で、目詰りし難い。また左右のプランジヤを一対
づつ、または全部のプランジヤを機械的に結合す
れば、成型荷重の平滑化を図ることができるとい
う利点を有している。上流のプランジヤと、この
プランジヤのすぐ次の下流のプランジヤとに水平
方向にかかる力は反対向きであるので、両プラン
ジヤを機械的に結合すれば、互いに荷重を抜ち消
し合うようにすることができる。上流のプランジ
ヤほど、褐炭が軟質で水の粘性が小さいので、圧
密に要する力が小さくてすむ。一方、上流ほど内
圧が高くプランジヤ径も大きいので受圧面が大き
く、これに打ち勝つための力も大きくなる。した
がつて、設計上の工夫(各段の絞り比や内圧の選
定)によつて、各プランジヤの所要荷重の変動を
小さくすることができる。 第6図は圧密・減圧装置の他の例を示してい
る。高温・高圧の処理室45から落下した褐炭4
6は、2本のピストン47a,48aにより左右
から挾まれることにより高温・高圧のまま圧密と
開始され、2本のピストンにより挾まれて圧密を
継続しながら、通路50aを水平に移動し、2本
のピストンが2点鎖線で示す位置47′a,4
8′aに達すると、減圧ノズル51aを備えた減
圧室52aに側面が開放されるので圧密されたま
ま減圧され、次にピストン47aを左へ移動すれ
ば、褐炭は圧密を解除されて落下するので、これ
をピストン47b,48bで圧密しながら、通路
50bを水平に移動し、通路50bを右へ移動し
て第2の減圧室52bへ落下させる。同様にして
減圧と圧密を進め、最終的に、ピストン47e,
48eで挾みながら、外部への放出口53まで移
動させて、大気圧まで減圧してから、圧密を解除
して、外部へ褐炭を放出する。 本発明において、高水分多孔質有機固形物とし
ては、褐炭、亜炭、亜瀝青炭、泥炭などの低品位
炭、ウツドチツプ、有機固形廃棄物などを用いる
ことができる。とくに低品位炭の場合、製造され
た製品の燃料としての価値が高く効果的である。
低品位炭のうちでも、とくに水分40wt%以上の
高水分の褐炭、泥炭などの場合の効果が大きい。 本発明における加圧・加熱条件は、基本的には
水中または水蒸気中で加熱することである。この
水または水蒸気は外部から供給しても、加熱によ
り原料から発生させても良い。通常は、水または
飽和水蒸気により、水分の蒸発を抑制して、水分
を液状で脱水する。ただし過熱蒸気を用いても良
い(オートクレーブ内で飽和になる)し、過熱蒸
気を併用(途中で切りかえるなど)して非蒸発脱
水と蒸発脱水とを組み合わせても良い。殆どの原
料の場合、180℃以上の温度まで昇温する必要が
ある。したがつて10ata(180℃における水の飽和
蒸気)まで昇圧することが好ましい。とくに水分
40wt%以上の褐炭の場合、230℃以上の温度に昇
温すると、非蒸発脱水によつて水分が半分以下に
なり、これに伴い体積も30%以上減少する。高温
ほど、脱水および褐炭軟化の効果は大きいが、装
置材料の経済性から350℃以下とするのが好まし
い。 また本発明における圧密・減圧条件について説
明すると、減圧と圧密とをすべて連続的に行うの
が圧密成型上は好ましいが、これは加圧・加熱を
バツチ処理法で行う場合のみ可能である。加圧・
加熱を連続処理する場合には、第4図、第5図の
具体例で示したように減圧あるいは減圧と圧密の
両方を段階的に行わねばならない。減圧の排熱を
回収して熱効率上げるためには、連続、バツチを
問わず、減圧は多段階にした方が好ましい(予
熱・予圧も多段階となる)。装置を複雑にしない
ため、熱回収は多くても4段以下とするのが好ま
しい。圧密・減圧の段数をこれ以上増やす必要の
ある時は、数段階をまとめて熱回収するのが好ま
しい。圧密は圧力が大気圧になるまで継続するの
が好ましい。とくに連続法では、圧密しながら褐
炭成型物を大気圧下に排出して、圧力シールの機
能を圧密によつて兼ねるのが好ましい。 また加熱や減圧を水蒸気や水以外の流体の中
で、あるいはこれと水蒸気や水との混合流体の中
で行つても良い。たとえば、150℃程度の温度下
で、低濃度の酸素と褐炭とを接触させることによ
り、自然発火性を低くする公知技術があるが、減
圧を多段階で実施する場合に、このうち1段でこ
のような処理を行うようにしても良い。 実施例 第7図に示す試験装置を用いてバツチ処理によ
り実施例および比較例の試験を行つた。試料とし
て第1表に示す性状のオーストラリア褐炭を用い
た。
【表】
円板状のセラミツク多孔板31上に成型用シリ
ンダ32を置き、この成型用シリンダ32内に粒
径2mm以下に粉砕した試料を充填した。ついで第
7図に示すように、多孔板31および成型用シリ
ンダ32をオートクレーブ33内にセツトし、オ
ートクレーブ33に蓋34を被覆して密閉した。
圧密用ピストン35を定位置に保持した状態で、
ボイラ36よりオートクレーブ33へ260℃
(50atg)の飽和蒸気を供給した。同時に排水バル
ブ37を調節しながら開き、スチームの凝縮水や
褐炭から液状で除去された水分からなる熱水を抜
き出し、水冷クーラ38で冷却して排出した。オ
ートクレーブ33内の温度が258℃に達してから
5分後に、圧密用ピストン35に100Kg/cm2の荷
重を加え下方へ押し付けた。ついで、水蒸気供給
バルブ40を閉じ、減圧バルブ41を開き、オー
トクレーブ33内の水蒸気を水冷クーラ38に送
ることにより、ゆつくりと減圧を行つた。この
時、加圧装置(図示せず)を調整し、圧密用ピス
トン35を常に100Kg/cm2±10Kg/cm2の荷重で下
方へ押し付けるようにした。オートクレーブ38
を完全に大気圧まで減圧した後、圧密用ピストン
35の荷重を解除し、オートクレーブ33の蓋3
4を開きサンプルを取り出した。サンプルの重量
を測り、ピストン35のストロークから体積を決
定して見掛密度を算出後、水分および発熱量を分
析した。42はシール、43は圧力計、44は温
度計である。 試験の結果は第2表に示す如くであつた。非蒸
発脱水処理により乾炭の発熱量が上上昇してお
り、湿炭ベースでは重量当りの発熱量で原炭の約
3倍、体積当りの発熱量では原炭の約4倍とな
り、光沢のある強固なブリケツトが得られた。 比較例 1 オートクレーブに水蒸気を加えずに常温・常圧
で原炭のまま圧密ピストンにより荷重を加えた
が、第2表のように水分は殆ど減らなかつた。荷
重を増しても圧密量は小さく、成型物には各所に
亀裂が見られた。これは、圧密により破壊された
毛細管から押し出された水が亀裂部分に集つたこ
とによるものと見られる。 比較例 2 オートクレーブに水蒸気を供給して昇圧・昇温
後も圧密用ピストンを定位置に保持して、減圧し
た。第2表に示すように、重量基準の発熱量はか
なり大きいが、体積基準の発熱量が実施例よりは
るかに小さかつた。なお製品は成型されていない
ので粒子1の体積と重量から見掛比重を計算して
いる(別途同様に処理した大塊による)。 比較例 3 比較例2の製品をそのまま(オートクレーブを
大気圧にした状態で)圧密用ピストンに荷重を加
え圧密した。2000Kg/cm2まで荷重を増したが、第
2表のように、成型物の見掛密度はもとの粒子の
見掛密度と大差がなかつた。成型物は脆く、こわ
れやすかつた。 比較例 4 電気炉で蒸発乾燥して水分を19.8%にした乾燥
褐炭粉を第6図の装置で大気圧下で圧密した。荷
重は200Kg/cm2であつた。比較例3よりも見掛密
度は大きいが、乾炭ベースでの発熱量が原炭とほ
ぼ同じで低いので、重量当り、体積当りの湿炭発
熱量は大きくない。 比較例 5 実施例と同様に高温・高圧下で100Kg/cm2の荷
重で圧密したが、減圧する前に荷重を解除した。
成型物の水分が比較例3により低いのは高温下で
の圧密により水分が押し出されたためと見られ
る。局所的に集中した水分が蒸発したあとと見ら
れる亀裂の痕跡が見られた。 比較例 6 実施例と同様に昇温・昇圧後、温度が200℃に
なるまで減圧してから(約16ata)、圧密用ピスト
ンに100Kg/cm2の荷重を加えた。比較例5より密
度が大きいのは、圧密開始時点で、水分の蒸発に
より空隙が生じていたためであり、このことから
毛細管を水分が充満していると圧密しにくいこと
がわかる。水分が比較例5より多いのは、圧密に
よる水分の機械的な押出しが少なかつたためで、
このことから、減圧前の最も温度の高い状態で圧
密を開始すべきであることがわかる。
ンダ32を置き、この成型用シリンダ32内に粒
径2mm以下に粉砕した試料を充填した。ついで第
7図に示すように、多孔板31および成型用シリ
ンダ32をオートクレーブ33内にセツトし、オ
ートクレーブ33に蓋34を被覆して密閉した。
圧密用ピストン35を定位置に保持した状態で、
ボイラ36よりオートクレーブ33へ260℃
(50atg)の飽和蒸気を供給した。同時に排水バル
ブ37を調節しながら開き、スチームの凝縮水や
褐炭から液状で除去された水分からなる熱水を抜
き出し、水冷クーラ38で冷却して排出した。オ
ートクレーブ33内の温度が258℃に達してから
5分後に、圧密用ピストン35に100Kg/cm2の荷
重を加え下方へ押し付けた。ついで、水蒸気供給
バルブ40を閉じ、減圧バルブ41を開き、オー
トクレーブ33内の水蒸気を水冷クーラ38に送
ることにより、ゆつくりと減圧を行つた。この
時、加圧装置(図示せず)を調整し、圧密用ピス
トン35を常に100Kg/cm2±10Kg/cm2の荷重で下
方へ押し付けるようにした。オートクレーブ38
を完全に大気圧まで減圧した後、圧密用ピストン
35の荷重を解除し、オートクレーブ33の蓋3
4を開きサンプルを取り出した。サンプルの重量
を測り、ピストン35のストロークから体積を決
定して見掛密度を算出後、水分および発熱量を分
析した。42はシール、43は圧力計、44は温
度計である。 試験の結果は第2表に示す如くであつた。非蒸
発脱水処理により乾炭の発熱量が上上昇してお
り、湿炭ベースでは重量当りの発熱量で原炭の約
3倍、体積当りの発熱量では原炭の約4倍とな
り、光沢のある強固なブリケツトが得られた。 比較例 1 オートクレーブに水蒸気を加えずに常温・常圧
で原炭のまま圧密ピストンにより荷重を加えた
が、第2表のように水分は殆ど減らなかつた。荷
重を増しても圧密量は小さく、成型物には各所に
亀裂が見られた。これは、圧密により破壊された
毛細管から押し出された水が亀裂部分に集つたこ
とによるものと見られる。 比較例 2 オートクレーブに水蒸気を供給して昇圧・昇温
後も圧密用ピストンを定位置に保持して、減圧し
た。第2表に示すように、重量基準の発熱量はか
なり大きいが、体積基準の発熱量が実施例よりは
るかに小さかつた。なお製品は成型されていない
ので粒子1の体積と重量から見掛比重を計算して
いる(別途同様に処理した大塊による)。 比較例 3 比較例2の製品をそのまま(オートクレーブを
大気圧にした状態で)圧密用ピストンに荷重を加
え圧密した。2000Kg/cm2まで荷重を増したが、第
2表のように、成型物の見掛密度はもとの粒子の
見掛密度と大差がなかつた。成型物は脆く、こわ
れやすかつた。 比較例 4 電気炉で蒸発乾燥して水分を19.8%にした乾燥
褐炭粉を第6図の装置で大気圧下で圧密した。荷
重は200Kg/cm2であつた。比較例3よりも見掛密
度は大きいが、乾炭ベースでの発熱量が原炭とほ
ぼ同じで低いので、重量当り、体積当りの湿炭発
熱量は大きくない。 比較例 5 実施例と同様に高温・高圧下で100Kg/cm2の荷
重で圧密したが、減圧する前に荷重を解除した。
成型物の水分が比較例3により低いのは高温下で
の圧密により水分が押し出されたためと見られ
る。局所的に集中した水分が蒸発したあとと見ら
れる亀裂の痕跡が見られた。 比較例 6 実施例と同様に昇温・昇圧後、温度が200℃に
なるまで減圧してから(約16ata)、圧密用ピスト
ンに100Kg/cm2の荷重を加えた。比較例5より密
度が大きいのは、圧密開始時点で、水分の蒸発に
より空隙が生じていたためであり、このことから
毛細管を水分が充満していると圧密しにくいこと
がわかる。水分が比較例5より多いのは、圧密に
よる水分の機械的な押出しが少なかつたためで、
このことから、減圧前の最も温度の高い状態で圧
密を開始すべきであることがわかる。
【表】
発明の効果
本発明は上記のように構成されているので、つ
ぎのような効果を有している。 (1) 高温処理により乾炭発熱量増加、燃料比増加
など、褐炭などの低品位炭の炭質を改善するこ
とができる。 (2) 脱水の熱消費が小さい。 (3) 高温では褐炭などが軟化しているので褐炭な
どを変形させ易く、かつ水の粘性が低いので毛
細管から押し出し易く、小さな成型荷重です
む。 (4) 低圧になるまで圧密を継続するので、脱水に
より生じた空隙を充分に潰すことができる。 (5) 体積当り、重量当りともに高発熱量の強固な
褐炭などの成型物を小さな熱消費、動力消費で
製造することができる。
ぎのような効果を有している。 (1) 高温処理により乾炭発熱量増加、燃料比増加
など、褐炭などの低品位炭の炭質を改善するこ
とができる。 (2) 脱水の熱消費が小さい。 (3) 高温では褐炭などが軟化しているので褐炭な
どを変形させ易く、かつ水の粘性が低いので毛
細管から押し出し易く、小さな成型荷重です
む。 (4) 低圧になるまで圧密を継続するので、脱水に
より生じた空隙を充分に潰すことができる。 (5) 体積当り、重量当りともに高発熱量の強固な
褐炭などの成型物を小さな熱消費、動力消費で
製造することができる。
第1図は本発明の高水分多孔質有機固形物の脱
水方法の工程の一例を示すフローシート、第2図
は他の例を示すフローシート、第3図〜第6図は
圧密・減圧装置の一例を示す説明図、第7図は実
施例および比較例において用いた試験装置の説明
図である。 1……圧力シール供給装置、2……高温・高圧
室、3……圧力シール排出装置、4……圧密・減
圧装置、5……減圧室、6……圧密成型装置、7
……予熱・予圧室、8……圧力シール供給装置、
10……脱水炭落下口、11……圧密室、12…
…押込みスクリユー、13……一次絞り部、14
……多孔板、15……圧密荷重保持室、16……
蒸気抜きノズル、17……二次絞り部、18……
フライホイール、20……クランク、21……ス
タンピングプランジヤ、22……絞り部、23…
…水抜きノズル、24……脱水炭落下口、25,
25a,25b,25c,25d……絞り部、2
6,26a,26b,26c,26d……傾斜圧
密室、27,27a,27b,27c,27d…
…圧密プランジヤ、28,28a,28b,28
c,28d……減圧室、30……ガイド、31…
…多孔板、32……成型用シリンダ、33……オ
ートクレーブ、34……蓋、35……圧密用ピス
トン、36……ボイラ、37……排水バルブ、3
8……水冷クーラ、40……水蒸気供給バルブ、
41……減圧バルブ、42……シール、43……
圧力計、44……温度計、45……処理室、46
……褐炭、47a〜47e……ピストン、48a
〜48e……ピストン、50a〜50e……通
路、51a〜51d……減圧ノズル、52a〜5
2d……減圧室、53……放出口。
水方法の工程の一例を示すフローシート、第2図
は他の例を示すフローシート、第3図〜第6図は
圧密・減圧装置の一例を示す説明図、第7図は実
施例および比較例において用いた試験装置の説明
図である。 1……圧力シール供給装置、2……高温・高圧
室、3……圧力シール排出装置、4……圧密・減
圧装置、5……減圧室、6……圧密成型装置、7
……予熱・予圧室、8……圧力シール供給装置、
10……脱水炭落下口、11……圧密室、12…
…押込みスクリユー、13……一次絞り部、14
……多孔板、15……圧密荷重保持室、16……
蒸気抜きノズル、17……二次絞り部、18……
フライホイール、20……クランク、21……ス
タンピングプランジヤ、22……絞り部、23…
…水抜きノズル、24……脱水炭落下口、25,
25a,25b,25c,25d……絞り部、2
6,26a,26b,26c,26d……傾斜圧
密室、27,27a,27b,27c,27d…
…圧密プランジヤ、28,28a,28b,28
c,28d……減圧室、30……ガイド、31…
…多孔板、32……成型用シリンダ、33……オ
ートクレーブ、34……蓋、35……圧密用ピス
トン、36……ボイラ、37……排水バルブ、3
8……水冷クーラ、40……水蒸気供給バルブ、
41……減圧バルブ、42……シール、43……
圧力計、44……温度計、45……処理室、46
……褐炭、47a〜47e……ピストン、48a
〜48e……ピストン、50a〜50e……通
路、51a〜51d……減圧ノズル、52a〜5
2d……減圧室、53……放出口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高水分多孔質有機固形物を高圧下において加
熱することにより脱水工程を実施した後、高温・
高圧を維持した状態で機械的な圧密を開始し、つ
いで圧密を継続した状態で圧力を減じることによ
り減圧工程を実施することを特徴とする高水分多
孔質有機固形物の脱水方法。 2 高水分多孔質有機固形物が水分40wt%以上
を含有する褐炭である特許請求の範囲第1項記載
の高水分多孔質有機固形物の脱水方法。 3 高水分多孔質有機固形物を水中または水蒸気
中において加熱する特許請求の範囲第1項記載の
高水分多孔質有機固形物の脱水方法。 4 高水分多孔質有機固形物を相対圧力10気圧以
上において加熱する特許請求の範囲第1項記載の
高水分多孔質有機固形物の脱水方法。 5 高水分多孔質有機固形物を180℃以上に加熱
する特許請求の範囲第1項記載の高水分多孔質有
機固形物の脱水方法。 6 脱水工程において、脱水の少なくとも一部を
非蒸発で行う特許請求の範囲第1項記載の高水分
多孔質有機固形物の脱水方法。 7 脱水工程において、脱水の殆どすべてを非蒸
発で行う特許請求の範囲第1項記載の高水分多孔
質有機固形物の脱水方法。 8 減圧工程において、減圧と圧密を連続的に行
う特許請求の範囲第1項記載の高水分多孔質有機
固形物の脱水方法。 9 減圧工程において、減圧を段階的に行いなが
ら圧密を行う特許請求の範囲第1項記載の高水分
多孔質有機固形物の脱水方法。 10 減圧工程において、減圧を大気圧まで行う
特許請求の範囲第1項記載の高水分多孔質有機固
形物の脱水方法。 11 高水分多孔質有機固形物を高圧下において
加熱することにより脱水工程を実施した後、高
温・高圧を維持した状態で機械的な圧密を開始
し、ついで圧密を継続した状態で圧力を減じるこ
とにより減圧工程を実施し、減圧工程で放出され
る水蒸気を高水分多孔質有機固形物の予熱に利用
することを特徴とする高水分多孔質有機固形物の
脱水方法。 12 高水分多孔質有機固形物が水分40wt%以
上を含有する褐炭である特許請求の範囲第11項
記載の高水分多孔質有機固形物の脱水方法。 13 高水分多孔質有機固形物を水中または水蒸
気中において加熱する特許請求の範囲第11項記
載の高水分多孔質有機固形物の脱水方法。 14 高水分多孔質有機固形物を相対圧力10気圧
以上において加熱する特許請求の範囲第11項記
載の高水分多孔質有機固形物の脱水方法。 15 高水分多孔質有機固形物を180℃以上に加
熱する特許請求の範囲第11項記載の高水分多孔
質有機固形物の脱水方法。 16 脱水工程において、脱水の少なくとも一部
を非蒸発で行う特許請求の範囲第11項記載の高
水分多孔質有機固形物の脱水方法。 17 脱水工程において、脱水の殆どすべてを非
蒸発で行う特許請求の範囲第11項記載の高水分
多孔質有機固形物の脱水方法。 18 減圧工程において、減圧と圧密を連続的に
行う特許請求の範囲第11項記載の高水分多孔質
有機固形物の脱水方法。 19 減圧工程において、減圧を段階的に行いな
がら圧密を行う特許請求の範囲第11項記載の高
水分多孔質有機固形物の脱水方法。 20 減圧工程において、減圧を大気圧まで行う
特許請求の範囲第11項記載の高水分多孔質有機
固形物の脱水方法。
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