JPH0244280B2 - Ryujohiryoyobaindaa - Google Patents
RyujohiryoyobaindaaInfo
- Publication number
- JPH0244280B2 JPH0244280B2 JP16271386A JP16271386A JPH0244280B2 JP H0244280 B2 JPH0244280 B2 JP H0244280B2 JP 16271386 A JP16271386 A JP 16271386A JP 16271386 A JP16271386 A JP 16271386A JP H0244280 B2 JPH0244280 B2 JP H0244280B2
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- JP
- Japan
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- disintegration
- granulating agent
- slag
- sulfite pulp
- water
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は製鉄工業や非鉄金属工業の副産スラグ
を原料とした粒状肥料用の造粒剤、農薬の造粒
剤、団鉱の製造などに用いられるバインダー等の
崩壊性の良い肥料用造粒剤に関する。 〔従来の技術〕 従来、製鉄工業や非鉄金属工業の副産スラグを
粒状肥料として製造する場合、それに用いる造粒
剤はサルフアイトパルプ製造工程から副産される
亜硫酸パルプ排液の中和物及び廃糖蜜をそれぞれ
単独にまたは両者を種々の割合で配合して使われ
ている。 造粒剤の添加量は被造粒物の固形分に対し、造
粒剤の固形分が4〜10%程度の割合になるように
添加し、パン型造粒機などを用いて造粒した後、
ロータリー式ドライヤー等で乾燥する。 このようにして製造されるスラグ粒状肥料に対
する性能としては、水中および土壌中における崩
壊性が肥料効果の面から特に要望される。 この水中および土壌中における崩壊性は粒状肥
料試験法に規定されており、水中崩壊性試験は
2000ミクロン以上の粒状肥料50粒が水中において
24時間以内で80%以上崩壊分散すること、また、
土壌中崩壊性試験は、水中崩壊性試験に用いた同
様の粒状肥料を含水率60%の土壌中に埋め込み、
7日間で80%以上崩壊することである。 前述の亜硫酸パルプ排液中和物や廃糖蜜などを
造粒剤として用いたスラグ粒状肥料はこれらを充
分満足していない状況にある。 従つて、水中あるいは土壌中における粒状肥料
の崩壊性を向上させるバインダーを見出すことは
重要な問題であり、その解決方法として、例え
ば、特開昭60−16888にその例をみることができ
る。これによれば「高塩基性鉄鋼スラグを原料と
し、これに造粒用バインダーを添加または混和
し、粒状とした肥料において、ポリオキシ・アル
キルレン・アルキルフエニルエーテル硫酸塩を添
加することにより、水中および土壌中の崩壊分散
性を向上せしめたことを特徴とする高塩基性鉄鋼
スラグ粒状肥料」とある。ここに記載の造粒用バ
インダーとは亜硫酸パルプ排液の中和物や廃糖蜜
などである。本発明者らは、特開昭60−16888に
記載の方法とは異なる手段で問題点の解決を図つ
た。 〔発明が解決すべき問題点〕 スラグ粒状肥料に特に要望されているのは前述
のように、水中および土壌中の崩壊性である。従
来の粒状肥料は種類によつては製造直後〜1ケ月
では一応の崩壊分散性を示すが、3ケ月〜6ケ月
位の長期間経過した場合、極度に崩壊性が低下す
る。あるいは、製造直後でも崩壊性を示さないな
どの問題があり、造粒作用と崩壊性を具備したバ
インダーを発見することは重要な課題である。 〔問題を解決するための手段〕 本発明者らは従来のスラグ粒状肥料の問題点を
解決すべく、スラグ粒状肥料用造粒剤について鋭
意検討を重ねた結果、水中および土壌中の崩壊性
を長期間に亘つて維持せしめ、かつ造粒剤として
のバインダー効果を兼ね備えた優れたスラグ粒状
肥料用造粒剤を開発した。 すなわち、本発明者らはサルフアイトパルプ工
程から副産される亜硫酸パルプ排液中の成分組成
に着目し、亜硫酸パルプ排液を限外過処理する
ことにより排液中のリグニンスルホン酸塩の高分
子部分を除き、得た低分子部分を熱アルカリ処理
することによつて崩壊性のより優れたスラグ粒状
肥料用造粒剤を得た。 限外過処理において用いる分画膜は分画分子
量2000〜100000の範囲が好ましい。 分画分子量2000以下の膜を用いることも可能で
あるが生産性、収率の面で経済性に欠ける。 分画分子量100000以上の膜を用いた場合亜硫酸
パルプ排液中のリグニンスルホン酸塩の高分子部
分の除去効率が悪く、スラグ粒状肥料用造粒剤と
しての性能が満足されない。 限外過処理して得た透過液を熱アルカリ処理
するに当たつて、処理温度は80〜160℃が好まし
い。処理温度が低い場合は熱アルカリ処理する効
果、すなわち、熱アルカリ処理に基づく崩壊性の
向上効果がみられず、またあまり高温では経済的
でない。 アルカリの添加量は6〜20%が好ましい。アル
カリ添加量が、少ない場合は崩壊性の向上が図れ
ず、添加量が多くなると経済的でない。 限外過処理した透過液のPHは公知の方法によ
つて調整可能であり、PHがアルカリ性になる程、
崩壊性は向上する傾向がある。 〔作用〕 粒状肥料に用いるスラグの成分は炉の種類によ
つて、その割合は異なるが、CaO、SiO2、MgO、
Al2O3、FeO、MnOなどを含んでおり、遊離石灰
等の存在によつて常温で徐々に化合して不溶性の
ケイ酸カルシウムをつくる性質がある(ポゾラン
反応)。この性質が従来のバインダーを用いた場
合には崩壊性を充分満足し得ない原因であつた。 本発明が崩壊性を満足するに至つた機構は明ら
かではないが、前述の原因から推定して、サルフ
アイトパルプ蒸解排液を限外過処理して得られ
る透過液部分をバインダーとして用いた場合にポ
ゾラン反応を制御する何等かの効果を有し、これ
が前記の透過液部分を熱アルカリ処理することに
よつて一層促進されているためと思われる。 〔発明の効果〕 本発明の効果は従来の粒状肥料用バインダーと
比べ下記の点で非常に有利である。 (1) 従来よりも少ない添加量で造粒が可能であ
り、安価な造粒物が得られる。 (2) 水中崩壊性の大巾な向上が為しえることによ
り、施肥効果の促進が図れる。 (3) 長期間に亘つて崩壊性が維持出来る。 〔実施例〕 以下、実施例によつて本発明の効果を説明する
が本発明はこれに限定されるものではない。 サルフアイトパルプ蒸解排液を分画分子量
20000の限外過膜を用いて処理し、その透過液
に10%対固形分NaOH添加し、120℃にて2hr処
理した液をバインダーとして用い、被造粒物に所
定量添加し、造粒した後100〜300℃にて乾燥し
た。 得た造粒物の水中崩壊性および造粒に要したバ
インダーの添加量は下表の通りである。 なお、ここでは被造粒物として高炉スラグ(A)、
転炉スラグ(B)を用いた。
を原料とした粒状肥料用の造粒剤、農薬の造粒
剤、団鉱の製造などに用いられるバインダー等の
崩壊性の良い肥料用造粒剤に関する。 〔従来の技術〕 従来、製鉄工業や非鉄金属工業の副産スラグを
粒状肥料として製造する場合、それに用いる造粒
剤はサルフアイトパルプ製造工程から副産される
亜硫酸パルプ排液の中和物及び廃糖蜜をそれぞれ
単独にまたは両者を種々の割合で配合して使われ
ている。 造粒剤の添加量は被造粒物の固形分に対し、造
粒剤の固形分が4〜10%程度の割合になるように
添加し、パン型造粒機などを用いて造粒した後、
ロータリー式ドライヤー等で乾燥する。 このようにして製造されるスラグ粒状肥料に対
する性能としては、水中および土壌中における崩
壊性が肥料効果の面から特に要望される。 この水中および土壌中における崩壊性は粒状肥
料試験法に規定されており、水中崩壊性試験は
2000ミクロン以上の粒状肥料50粒が水中において
24時間以内で80%以上崩壊分散すること、また、
土壌中崩壊性試験は、水中崩壊性試験に用いた同
様の粒状肥料を含水率60%の土壌中に埋め込み、
7日間で80%以上崩壊することである。 前述の亜硫酸パルプ排液中和物や廃糖蜜などを
造粒剤として用いたスラグ粒状肥料はこれらを充
分満足していない状況にある。 従つて、水中あるいは土壌中における粒状肥料
の崩壊性を向上させるバインダーを見出すことは
重要な問題であり、その解決方法として、例え
ば、特開昭60−16888にその例をみることができ
る。これによれば「高塩基性鉄鋼スラグを原料と
し、これに造粒用バインダーを添加または混和
し、粒状とした肥料において、ポリオキシ・アル
キルレン・アルキルフエニルエーテル硫酸塩を添
加することにより、水中および土壌中の崩壊分散
性を向上せしめたことを特徴とする高塩基性鉄鋼
スラグ粒状肥料」とある。ここに記載の造粒用バ
インダーとは亜硫酸パルプ排液の中和物や廃糖蜜
などである。本発明者らは、特開昭60−16888に
記載の方法とは異なる手段で問題点の解決を図つ
た。 〔発明が解決すべき問題点〕 スラグ粒状肥料に特に要望されているのは前述
のように、水中および土壌中の崩壊性である。従
来の粒状肥料は種類によつては製造直後〜1ケ月
では一応の崩壊分散性を示すが、3ケ月〜6ケ月
位の長期間経過した場合、極度に崩壊性が低下す
る。あるいは、製造直後でも崩壊性を示さないな
どの問題があり、造粒作用と崩壊性を具備したバ
インダーを発見することは重要な課題である。 〔問題を解決するための手段〕 本発明者らは従来のスラグ粒状肥料の問題点を
解決すべく、スラグ粒状肥料用造粒剤について鋭
意検討を重ねた結果、水中および土壌中の崩壊性
を長期間に亘つて維持せしめ、かつ造粒剤として
のバインダー効果を兼ね備えた優れたスラグ粒状
肥料用造粒剤を開発した。 すなわち、本発明者らはサルフアイトパルプ工
程から副産される亜硫酸パルプ排液中の成分組成
に着目し、亜硫酸パルプ排液を限外過処理する
ことにより排液中のリグニンスルホン酸塩の高分
子部分を除き、得た低分子部分を熱アルカリ処理
することによつて崩壊性のより優れたスラグ粒状
肥料用造粒剤を得た。 限外過処理において用いる分画膜は分画分子
量2000〜100000の範囲が好ましい。 分画分子量2000以下の膜を用いることも可能で
あるが生産性、収率の面で経済性に欠ける。 分画分子量100000以上の膜を用いた場合亜硫酸
パルプ排液中のリグニンスルホン酸塩の高分子部
分の除去効率が悪く、スラグ粒状肥料用造粒剤と
しての性能が満足されない。 限外過処理して得た透過液を熱アルカリ処理
するに当たつて、処理温度は80〜160℃が好まし
い。処理温度が低い場合は熱アルカリ処理する効
果、すなわち、熱アルカリ処理に基づく崩壊性の
向上効果がみられず、またあまり高温では経済的
でない。 アルカリの添加量は6〜20%が好ましい。アル
カリ添加量が、少ない場合は崩壊性の向上が図れ
ず、添加量が多くなると経済的でない。 限外過処理した透過液のPHは公知の方法によ
つて調整可能であり、PHがアルカリ性になる程、
崩壊性は向上する傾向がある。 〔作用〕 粒状肥料に用いるスラグの成分は炉の種類によ
つて、その割合は異なるが、CaO、SiO2、MgO、
Al2O3、FeO、MnOなどを含んでおり、遊離石灰
等の存在によつて常温で徐々に化合して不溶性の
ケイ酸カルシウムをつくる性質がある(ポゾラン
反応)。この性質が従来のバインダーを用いた場
合には崩壊性を充分満足し得ない原因であつた。 本発明が崩壊性を満足するに至つた機構は明ら
かではないが、前述の原因から推定して、サルフ
アイトパルプ蒸解排液を限外過処理して得られ
る透過液部分をバインダーとして用いた場合にポ
ゾラン反応を制御する何等かの効果を有し、これ
が前記の透過液部分を熱アルカリ処理することに
よつて一層促進されているためと思われる。 〔発明の効果〕 本発明の効果は従来の粒状肥料用バインダーと
比べ下記の点で非常に有利である。 (1) 従来よりも少ない添加量で造粒が可能であ
り、安価な造粒物が得られる。 (2) 水中崩壊性の大巾な向上が為しえることによ
り、施肥効果の促進が図れる。 (3) 長期間に亘つて崩壊性が維持出来る。 〔実施例〕 以下、実施例によつて本発明の効果を説明する
が本発明はこれに限定されるものではない。 サルフアイトパルプ蒸解排液を分画分子量
20000の限外過膜を用いて処理し、その透過液
に10%対固形分NaOH添加し、120℃にて2hr処
理した液をバインダーとして用い、被造粒物に所
定量添加し、造粒した後100〜300℃にて乾燥し
た。 得た造粒物の水中崩壊性および造粒に要したバ
インダーの添加量は下表の通りである。 なお、ここでは被造粒物として高炉スラグ(A)、
転炉スラグ(B)を用いた。
【表】
表−1より本発明品は従来のバインダーと比較
し、添加量が少なく水中崩壊性に優れていること
は明白である。
し、添加量が少なく水中崩壊性に優れていること
は明白である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 サルフアイトパルプ蒸解排液を限外過処理
した、その透過液部分を熱アルカリ処理したもの
を含有する肥料用造粒剤。 2 限外過処理が分画分子量2000〜100000の分
画膜を用いる特許請求の範囲第1項記載の造粒
剤。 3 限外過処理がPH3〜10に調整されている特
許請求の範囲第1項または第2項記載の造粒剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16271386A JPH0244280B2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | Ryujohiryoyobaindaa |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16271386A JPH0244280B2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | Ryujohiryoyobaindaa |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6321277A JPS6321277A (ja) | 1988-01-28 |
| JPH0244280B2 true JPH0244280B2 (ja) | 1990-10-03 |
Family
ID=15759878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16271386A Expired - Lifetime JPH0244280B2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | Ryujohiryoyobaindaa |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0244280B2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-10 JP JP16271386A patent/JPH0244280B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6321277A (ja) | 1988-01-28 |
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