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JPH0245370B2 - Shuhasubunrikairo - Google Patents
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JPH0245370B2 - Shuhasubunrikairo - Google Patents

Shuhasubunrikairo

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JPH0245370B2
JPH0245370B2 JP13365780A JP13365780A JPH0245370B2 JP H0245370 B2 JPH0245370 B2 JP H0245370B2 JP 13365780 A JP13365780 A JP 13365780A JP 13365780 A JP13365780 A JP 13365780A JP H0245370 B2 JPH0245370 B2 JP H0245370B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、基本波成分及び高調波成分を含む入
力信号から基本波成分を除去する周波数分離回路
に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題
点] 歪率計は電子技術分野で盛んに利用されている
が、歪率計による歪率の測定は、例えば、ノツ
チ・フイルタと称する周波数分離回路を用い、基
本波成分と高調波成分を有する入力信号から基本
波成分を除去して得た高調波成分を、入力信号と
比較演算して行う。従来の周波数分離回路は、例
えば、並列接続した2個のT型ブリツジ回路に
夫々2個のT型フイルタを直列接続し、フイルタ
の通過周波数帯を手動で調整しているので、通過
周波数帯を入力信号の基本波成分に合せるのが非
常に困難であつた。一方、米国特許第3714588号
は、通過周波数が入力信号の基本周波数に自動的
に追従する帯域フイルタを開示しているが、中心
周波数利得を自動制御していないため、温度や経
年変化によつて中心周波数利得が変化する虞があ
つた。したがつて、この帯域フイルタを用いて
も、入力信号から基本波成分を確実に除去する自
動周波数分離回路を実現できなかつた。
したがつて、本発明の目的は、入力信号から基
本波成分を自動的かつ確実に除去する周波数分離
回路を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の周波数分離回路は、基本波成分及び高
調波成分を含む入力信号を受け、通過させる周波
数帯域及びその振幅を夫々調整する通過周波数帯
調整部及び振幅調整部を有し、通過周波数帯調整
部が入力信号の基本波成分に同調したとき、この
入力信号の基本波成分と夫々基準位相関係及び直
角位相関係にある基準位相分及び直角位相分を出
力する帯域フイルタと、入力信号から帯域フイル
タの出力の基準位相分を除去する除去手段と、こ
の除去手段の出力を受け、プツシユプル出力を発
生するパラフエーズ増幅器と、帯域フイルタの出
力の基準位相分に応じてプツシユプル出力のいず
れか一方を選択すると共に、直角位相分に応じて
プツシユプル出力のいずれか一方を選択すマルチ
プレクサと、基準位相分に応じて選択されたマル
チプレクサの第1出力を積分する第1積分器と、
直角位相分に応じて選択されたマルチプレクサの
第2出力を積分する第2積分器とを具えている。
なお、本明細書で基準位相(inphase)関係と
は、入力信号に対して0度又は±180度の位相関
係にあることをいい、また、直角位相
(quadrature phase)関係とは入力信号に対して
±90度又は±270度の位相関係にあることをいう。
[作用] 本発明の周波数分離回路によれば、帯域フイル
タの通過周波数帯調整部が基本波成分に完全に同
調しておらず、また、振幅調整部が適切に基本波
成分の振幅を調整していないと、除去手段は基本
波成分を完全に除去できないが、この際、マルチ
プレクサの制御信号としての帯域フイルタの出力
の基本位相分及び直角位相分の位相が変化すると
共に、マルチプレクサの入力信号としてのパラフ
エーズ増幅器のプツシユプル出力の振幅が変化す
る。したがつて、第1及び第2積分器の出力も変
化するので、第1積分器の出力により振幅調整部
を制御すると共に、第2積分器の出力により通過
周波数帯調整部を制御することによつて、入力信
号から基本波成分を除去した信号を除去手段の出
力端に得ることができる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
(全体的構成) 第1図は、本発明に係る周波数分離回路の基本
動作を説明するためのブロツク図である。入力信
号が、入力端子10を介して、通過周波数帯及び
振幅を制御できる帯域フイルタ12、除去手段1
4及び16に印加される。除去手段14は、入力
端子10を介して入力信号を受け取る外に、帯域
フイルタ12から基本波成分の基準位相分を受け
取り、その出力を除去手段16、出力端子18、
パラフエーズ増幅器20に印加する。除去手段1
6の出力は、シユミツト回路22を介して、周波
数弁別器24に印加され、周波数弁別器24の出
力は帯域フイルタ12に印加されて帯域フイルタ
12の通過周波数帯の粗調に利用される。パラフ
エーズ増幅器20のプツシユプル出力はアナロ
グ・マルチプレクサ26に印加されるが、マルチ
プレクサ26は、帯域フイルタ12から印加され
る位相差90度及び180度(共に入力信号に対する
位相差、以下同様)の信号成分(即ち直角位相分
及び基準位相分)によつて制御される。マルチプ
レクサ26からの2出力は、夫々積分器30,3
2に印加され、積分器30,32の出力は、帯域
フイルタ12に帰還されてフイルタ出力の振幅及
びフイルタの通過周波数帯の微調を制御する。
演算増幅器、抵抗器、コンデンサ等から構成さ
れる能動フイルタは、Qが非常に高く且つ共振周
波数の制御が容易なので、帯域フイルタとして用
いて好適である。尚、帯域フイルタ12が反転フ
イルタ(入出力信号の位相が逆相)であれば、除
去手段14は加算回路であり、帯域フイルタ12
が同相フイルタ(入出力信号の位相が同相)であ
れば除去手段14は減算回路である。一方、除去
手段16への2入力信号が同相であれば、除去手
段16は減算回路であり、逆相ならば加算回路で
ある。本実施例では、帯域フイルタ12を反転フ
イルタとし、除去手段14,16を共に位相反転
加算回路としている。尚、除去手段14の増幅率
は1未満である。
(全体的動作) 帯域フイルタ12の周波数が入力信号の基本波
成分に同調されると、反転した基本波成分が除去
手段14に印加されるので、反転加算器である除
去手段14は入力信号と逆相の高調波成分を出力
する。即ち、帯域フイルタ12と除去手段14と
で所謂ノツチ・フイルタを構成する(尚、ノツ
チ・フイルタの通過阻止周波数帯の中心周波数を
ノツチ周波数という)。
次に、帯域フイルタ12の通過周波数帯自動調
整について説明する。除去手段16には、入力信
号が入力端子10を介して印加されると共に、除
去手段14から高調波成分が印加される。除去手
段14は反転加算器なので、入力信号の高調波成
分は反転されて出力される。この逆相高調波成分
は除去手段16で入力信号と加算されるので、入
力信号の高調波成分は低減される。除去手段16
の出力に高調波成分が含まれていても、その振幅
は基本波成分の振幅に比べ充分小さいので、シユ
ミツト回路22のヒステリシスで高調波成分は無
視される。周波数弁別器24は、シユミツト回路
22の出力パルスの周波数を弁別して基本波成分
の周波数帯を検知し、帯域フイルタ12の中心周
波数の粗調整を行う。尚、帯域フイルタ12は能
動フイルタであり、後述する如く、演算増幅器、
複数の抵抗器、複数のコンデンサ、及び周波数弁
別器24からの出力に応じて抵抗器とコンデンサ
を選択的に切り換えるスイツチ手段から構成され
ている。
帯域フイルタ12は、基本波成分に同調した状
態で入力信号と位相差90度(進相)及び180度位
相の異なつた基本波成分の直角位相分及び基準位
相分を出力する。これら位相分の入力信号に対す
る位相差は、帯域フイルタ12の特性により決ま
り、基本波成分の周波数が帯域フイルタ12の同
調周波数、即ち通過周波数(ノツチ周波数に対
応)より低くなるに従つて、入力信号に対する位
相は直角位相分が0度に向かつて変化し、基準位
相分が90度に向かつて変化する。また、基本波成
分の周波数が帯域フイルタ12の通過周波数より
高くなるに従つて、入力信号に対する位相は基準
位相分が270度に向かつて変化するが、直角位相
分は180度に向かつて変化する。更に、通過周波
数帯が正しく調整されると、ノツチ・フイルタの
出力端、即ち除去手段14の出力端には、基本波
成分の位相差90度の信号は出力されず、一方、基
本波成分の振幅が正しく調整されると基本波成分
が出力されない。パラフエーズ増幅器20は、入
力信号に対して位相差180度の信号を除去手段1
4から受け取り、次段のマルチプレクサ26に同
相及び逆相の高調波成分信号を印加する。マルチ
プレクサ26は、帯域フイルタ12から加えられ
る入力信号の基本波成分信号と位相差90度(進
相)及び180度の2種類の信号、即ち基準位相分
及び直角位相分に従つて、パラフエーズ増幅器2
0からの信号を選択的に積分器30,32に印加
する。更に詳しく説明すれば、マルチプレクサ2
6は帯域フイルタ12からの位相差180度の基本
波成分信号(基準位相分)によつて定まる周期及
び位相により制御されて、パラフエーズ増幅器2
0からの同相或いは逆相高調波成分信号を選択的
に積分器30に印加し、一方、マルチプレクサ2
6は、帯域フイルタ12からの位相差90度の基本
波成分(直角位相分)によつて定まる周期及び位
相により制御されて、パラフエーズ増幅器20か
らの同相或いは逆相高調波成分信号を選択的に積
分器32に印加する。積分器30は、マルチプレ
クサ26の出力を積分して帯域フイルタ12の振
幅調整部を制御する信号を出力し、一方、積分器
32はマルチプレクサ26の出力を積分して帯域
フイルタ12の通過周波数帯調整部を微調する信
号を出力する。具体的には第2図について説明す
るが、積分器30及び32の出力は、ホトカプラ
の抵抗を制御して帯域フイルタ12の増幅率及び
通過周波数帯を制御する。マルチプレクサ26の
出力の直流レベルの極性は、積分器30及び32
を介して帯域フイルタ12の通過周波数帯及び増
幅度の変化方向を制御し、ノツチ・フイルタを適
正値にすると共に基本波成分のノツチ・フイルタ
からの漏れを防止する。
(帯域フイルタ及び除去手段) 第2図は、第1図にブロツクで示した帯域フイ
ルタ12及び除去手段14,16の詳細な回路図
である。帯域フイルタ12は、演算増幅器34、
抵抗器36及び38、コンデンサ40〜56、リ
レー58〜64、このリレー58〜64を駆動す
るトランジスタ(以下TRと略す)66〜72、
ホトカプラ74〜78、演算増幅器80及び8
2、抵抗器84〜112等から構成されている。
フイルタ12は高周波通過フイルタと低周波通過
フイルタとの組合せである。高周波通過フイルタ
は演算増幅器34、抵抗器36,38及びコンデ
ンサ48〜54で構成され、低周波通過フイルタ
はコンデンサ40〜46、ホトカプラ74及び電
子抵抗器(ホトカプラ76、演算増幅器80及び
関連した抵抗器から成る)で構成される。帰還抵
抗器36,38、ホトカプラ74、及び入力抵抗
器84,86で減衰器を構成している。フイルタ
12の通過周波数帯調整は、抵抗器36,38及
びコンデンサ40〜54の双方を適当に切り換え
ることによつて、例えば、5−10−50−100−…
のようなステツプで行われる。この切換え動作
は、周波数弁別器24の出力パルスを端子114
〜120を介してTR66〜72に印加し、TR
66〜72のオン・オフを制御してリレー58〜
64を選択的に駆動して行う。尚、各デイケード
ごとの切換えはコンデンサ40〜54を適当に切
り換えて行う。例えば、入力端子10に印加され
る入力信号の基本波成分周波数が、約10KHz以下
の場合にはリレー64が動作し、約1KHz以下の
場合にはリレー64及び62が動作し、約100Hz
以下の場合にはリレー64,62,60が動作す
る。リレー58は切換デイケード間の周波数の上
半分を制御するリレーであり、リレー58の動作
によつて、帯域フイルタ12内の抵抗を減少させ
てノツチ周波数を上昇(例えば3倍)させる。
積分器30及び32の出力は、夫々端子122
及び124に印加される。上述した如く、ノツチ
周波数のステツプ調整はコンデンサ40〜54及
び抵抗器36の切換えで行うが、各ステツプ間の
連続調整は、演算増幅器80、ホトカプラ76及
び78を主要構成要素とする電子抵抗器インピー
ダンスを、積分器32の出力に応じて制御して行
う。即ち、端子124に印加される積分器32の
出力によつて、ホトカプラ76及び78の抵抗が
高くなると、ホトカプラ76と抵抗器108の中
点と接地間のインピーダンスが減少し、ノツチ周
波数を高い方に移動させる。よつて、この電子抵
抗器が通過周波数帯調整部となる。一方、端子1
22に印加される積分器30の出力によつて、抵
抗器36及び38と共に減衰器を構成するホトカ
プラ74の抵抗を変えて帯域フイルタ12の利得
即ち、入力信号振幅の微調を行い、ノツチ・フイ
ルタの出力から基本波成分を効果的に除去してい
る。よつて、このホトカプラ74等から成る減衰
器が振幅調整部となる。このように、帯域フイル
タ12の出力端子126,128から夫々基本波
成分信号の基準位相分及び直角位相分が得られ
る。
除去手段14は、演算増幅器130、入力抵抗
器132及び134、帰還抵抗器136から構成
され、抵抗器132を介して帯域フイルタ12の
出力を受け取ると共に、抵抗器134を介して入
力端子10に印加された入力信号を受け取り、出
力を出力端子18を介して外部回路(図示せず)
に印加すると共に端子18′を介して次段のパラ
フエーズ増幅器20に印加する。一方、除去手段
16は、演算増幅器148及び抵抗器140〜1
44から構成され、抵抗器140を介して入力端
子10に印加された入力信号と共に抵抗器142
を介して除去手段14の出力を受け取る。除去手
段16の出力は、端子146を介して、シユミツ
ト回路22に印加される。抵抗器132〜13
6,140〜144の夫々の抵抗は、例えば、次
の通りである。
抵抗器132:5.90KΩ 抵抗器134:2.00KΩ 抵抗器136:1.00KΩ 抵抗器140:10KΩ 抵抗器142:10KΩ 抵抗器144:10KΩ (シユミツト回路及び周波数弁別器) 第3図は、シユミツト回路22及び周波数弁別
器24の回路図である。シユミツト回路22は、
エミツタ結合TR150,152及び付属の抵抗
器から成る従来の回路である。周波数弁別器24
は、D型フリツプ・フロツプ(以下、フリツプ・
フロツプをFFとする)154〜168、抵抗器
とコンデンサを有し夫々異なる時定数のタイミン
グ回路170〜176、マルチプレクサ
(MUX)178、比較器180〜186等から
構成されている。
除去手段16(第1図及び第2図)は、その出
力を、端子146を介して、シユミツト回路22
に印加し、シユミツト回路22は、入力信号の基
本波成分に同期した出力を周波数弁別器24の
FF154〜160のクロツク端子に印加する。
FF160の端子は、FF154〜160の夫々
のD端子に接続しているので、FF154〜16
0のQ及び端子の出力は、シユミツト回路22
の出力の立上り毎に位相が反転する。タイミング
回路170〜176は夫々積分器であり、夫々の
出力レベルは夫々の時定数及びFF154〜16
0内の対応するFFの出力の周波数で定まる。し
たがつて、タイミング回路170〜176の出力
レベルによつて、基本波成分の周波数が検知でき
る。尚、1例として、タイミング回路170,1
72,174,176の時定数は、夫々16μs、
200μs、2ms、20msである。
比較器182〜186は、対応するタイミング
回路172〜176の出力レベルを、抵抗器18
8〜192から成る分圧器からの基準値(しきい
値)と比較する。FF164〜168のD端子に
は夫々対応する比較器182〜186の出力が印
加され、クロツク端子CにはFF160の端子
の出力が印加されるので、FF164〜168の
Q端子の出力はFF160の端子の出力サイク
ル毎に更新され、基本波成分の周波数を表わす。
FF164〜168のQ端子の出力は、端子11
6〜120を介して、第2図のリレー駆動用の
TR68〜72に印加される。
アナログ・マルチプレクサ178には、タイミ
ング回路170〜176からアナログ出力が印加
され且つ比較器182〜186の出力が制御信号
として印加される。マルチプレクサ178のアナ
ログ出力は、比較器180において、抵抗器18
8〜192から成る分圧器からの基準値(しきい
値)と比較され、比較器180の出力は、FF1
62のD端子に印加される。FF162のクロツ
ク端子にはFF160の端子の出力が印加され
るので、FF162の端子の出力は、FF160
の端子の出力のサイクル毎に更新され、第2図
のTR66に印加される。
マルチプレクサ178の制御入力A,B,Cに
応じた入力の関係は次のようになる。
A B C 出 力 1 1 1 入力7 1 1 0 入力3 1 0 0 入力1 0 0 0 入力0 第3図の回路の周波数弁別動作をこの実施例に
ついて更に詳細に説明する。上述の如く、シユミ
ツト回路22の入力端子146に印加される入力
信号は、高調波成分が低減された基本波信号であ
る。たとえ、除去手段14の出力に基本波成分の
直角位相分が含まれているときでも、除去手段1
6の基本波出力の周波数は変化しない。よつつ
て、シユミツト回路22からは、基本波周波数の
方形波が得られる。この方形波は、FF154〜
160の各クロツク端子Cに印加され、各Q出力
端子から1/2分周された方形波が出力される。
この方形波の立上りで各タイミング回路170〜
176は各々の時定数に応じた速さで積分を開始
する。時定数の小さいタイミング回路の積分分圧
は急峻に上昇し、時定数のタイミング回路の積分
電圧は緩慢に上昇する。したがつて、同一の方形
波を受けても、異なる時定数を有するタイミング
回路170〜176は、異なる電圧波形を出力す
る。各タイミング回路に夫々対応する比較器18
0〜186から、FF154〜160のQ出力方
形波の立下り時点で高(論理1)信号が出力する
か否かは、そのしきい値の大きさ、タイミング回
路の時定数、及び方形波の周波数に依存する。
上述した時定数の例では、入力周波数が充分低
い(例えば約100Hz以下の)とき、方形波の周期
は長く、その立下り時点でタイミング回路172
〜176の出力レベルはすべて比較器182〜1
86のしきい値に達している。したがつて、比較
器182〜186の出力は111となり、マルチ
プレクサ178はその入力7(即ち、タイミング
回路176の出力レベル)を選択し比較器180
へ出力する。比較器180のしきい値は、第3図
の抵抗分圧器188,190,192から判るよ
うに、他の比較器182〜186より高く設定さ
れている。このため、タイミング回路176の出
力レベルが比較器180の入力として選ばれてい
るとき、比較器186は入力周波数が約100Hz以
下であれば1を出力するが、比較器180はそれ
より低い例えば30Hz以下で1を出力する。即ち、
この構成によつて1デイケードの上半分と下半分
の識別ができる。FF154〜160の出力方形
波の立下り時点で、FF160の出力が立上る
ので、比較器180〜186の出力は夫々FF1
62〜FF168にラツチされる。同時に、タイ
ミング回路170〜176の蓄積電荷は、次の積
分動作に備えて方形波の立下りでダイオード17
0〜176を介して急速に放電される。
入力信号周波数が約100Hz〜1KHzの範囲では、
比較器182〜186の出力は110となり、マ
ルチプレクサ178の入力3(タイミング回路1
74の出力レベル)が比較器180に与えられ
る。この場合、上述の場合と同様に、約300Hz以
下の入力周波数で比較器180は出力1を発生す
る。入力周波数が、更に高いデイケード、約1K
Hz〜10KHzの範囲では、比較器182〜186の
出力は100となり、マルチプレクサ178の入力
1が選択されるので、比較器180への入力はタ
イミング回路172の出力レベルになる。入力周
波数が約3KHz以下で比較器180は1を出力す
る。入力周波数が約10K〜100KHzの範囲では、
比較器182〜186の出力が000となり、マル
チプレクサ178の入力0が選ばれるので、比較
器180にはタイミング回路170の出力レベル
が入力される。比較器180は約30KHz以下の入
力周波数に対して1を出力する。尚、各FF16
2〜168のQ出力を、抵抗器を介して比較器1
80〜186に帰還しているのは、周波数範囲の
切換周波数あたりの入力周波数に対して周波数範
囲がランダムに切り換わらないように、周波数範
囲切換に若干のヒステリシスをもたせるためであ
る。このようにして、FF162〜168の各出
力パターンは入力周波数に応じて変化し、第2図
の対応するリレーを制御する。
(プツシユプル増幅器、マルチプレクサ及び積分
器) 第4図は、プツシユプル増幅器20、アナロ
グ・マルチプレクサ26、積分器30,32の回
路図である。帯域フイルタ12及び除去手段14
から構成されるノツチ・フイルタの出力は、端子
18′を介して、演算増幅器194〜198を主
要構成要素とする増幅器20に印加される。因み
に、増幅器20の利得は、例えば約50dBである。
演算増幅器194及び196はボルテージ・ホロ
ワであり、演算増幅器198は利得1のインバー
タなので、増幅器20からマルチプレクサ26の
X,Y入力端にプツシユプル出力が印加される。
尚、増幅器20の出力の一部は、ダイオード20
0及び202で整流され、更にTR204で増幅
され、コンデンサ206で平滑された後、FET
(電界効果トランジスタ)208に印加され、こ
のFET208及び抵抗器209で構成される減
衰器を制御して増幅器20の利得を制御する。こ
の利得制御ループによつて、マルチプレクサ26
への入力レベルを、例えば約5V以下に維持して
いる。
帯域フイルタ12からの基本波成分の直角位相
分は、端子128及び反転増幅器210を介し
て、マルチプレクサ26の制御信号入力端C1に
印加され、一方、帯域フイルタ12からの基本波
成分の基準位相分は、端子126及び反転増幅器
212を介して、マルチプレクサ26の制御信号
入力端C2に印加される。マルチプレクサ26
は、位相検波器として作用し、制御信号入力端C
1及びC2に印加される信号に応じ、入力端X及
びYに印加される信号を選択的に出力端A及びB
に出力する。次表は、マルチプレクサ26の入出
力関係を示したをのである。
C1 C2 A B 0 0 X X 1 0 X Y 0 1 Y X 1 1 Y Y 積分器30には、制御入力端子C2に印加され
る基本波成分の基準位相分によつて定まる周期と
位相で、パラフエーズ増幅器20からの同相(入
力端子10に対して)高調波成分(端子X)或い
は反転(入力端子10に対して)高調波成分(端
子Y)が選択的に印加され、一方、積分器32に
は、制御入力端子C1に印加される基本波成分信
号の直角位相分(270度又は90度)によつて定ま
る周期と位相で、パラフエーズ増幅器200から
の同相高調波成分信号(X端子)或いは反転高調
波成分信号(端子Y)が選択的に印加される。
尚、積分器30,32は、夫々、反転増幅器21
4とコンデンサ218、及び反転増幅器216と
コンデンサ220を主要構成要素とする。
積分器30の出力は、TR222及び端子12
2を介して第2図のホトカプラ74に印加され、
その抵抗値を制御して帯域フイルタ12の増幅度
を制御し、積分器32の出力は、TR224及び
端子124を介して第2図のホトカプラ76及び
78に印加され、これらの抵抗値を制御して帯域
フイルタ12の通過周波数帯を制御する。マルチ
プレクサ26の出力端A及びBに出力される信号
の直流の極性は、夫々、帯域フイルタ12の通過
周波数帯及び増幅度の変化方向を決定し、ノツチ
周波数を正しく設定し基本波成分を阻止するもの
である。可変抵抗器226及び228は、夫々、
演算増幅器214及び216のオフセツト除去用
であり、この抵抗器226及び228を適当に調
整することによつて、ノツチ・フイルタの出力か
ら基本波成分を効率よく除去することができる。
尚、ノツチ・フイルタの調整が完了すると、マ
ルチプレクサ26の出力端子A及びBの平均出力
電圧は、実質上0Vになる。
次に、第5A〜第5C図を参照して第4図の回
路動作を説明する。なお、説明を簡単にするた
め、入力端子10に供給された入力信号は、 Asinωt+(A/4)sin2ωt 即ち基本波成分をAsinωtとし、2次高調波成
分を(A/4)sin2ωとする。よつて、図におい
て、入力波形の零交差点は基本波成分の0度、
180度及び360度である。また、各波形の振幅は波
形を判り易くしたため互いに対応していない。
第5A図は、帯域フイルタ12の通過周波数帯
が入力信号の基本波成分周波数よりも高い場合を
示す。マルチプレクサ26の制御信号入力端C1
の制御信号は、入力信号の基本波成分の直角位相
分であるが、増幅器82及び210が反転型であ
るため、演算増幅器80の出力端、即ち電子抵抗
器の直角位相分と同相になる。上述の如く、帯域
フイルタ12の通過周波数帯が高い場合、この直
角位相分の入力信号に対する位相差は、90度より
も小さくなる。また、マルチプレクサ26の制御
入力端C2の制御信号は、端子126における入
力信号の基本波成分の基準位相分を反転したもの
であるが、この基準位相分は上述の如く帯域フイ
ルタ12の通過周波数帯が高い場合、入力信号に
対する位相差が180度よりも小さくなる。マルチ
プレクサ26の入力端X及びYの信号はノツチ・
フイルタの出力信号であり、これは入力信号の基
準位相分C2との差に等しい。よつて、マルチプ
レクサ26の端子C1,C2,X及びYの信号の
入力信号に対する位相関係は図示のようになる。
端子C1及びC2の信号は、零交差よりも高いと
きに論理「1」となり、低いときに論理「0」と
すれば、マルチプレクサ26の出力端A及びBの
信号は図示のようになる。これら出力端A及びB
の信号は積分器30及び32により積分されて、
ノツチ・フイルタが基本波成分を完全に除去する
方向に帯域フイルタ12の振幅調整部及び通過周
波数帯調整部を制御する。
第5B図は、帯域フイルタ12の通過周波数帯
が入力信号の基本波成分周波数よりも低い場合を
示す。この場合、上述の如く、帯域フイルタ12
の直角位相分の入力信号に対する位相差は90度よ
り大きくなり、基準位相分の入力信号に対する位
相差は180度よりも大きくなる。よつて、マルチ
プレクサ26の入力端C1,C2,X及びYの信
号並びにその結果の出力端A及びBの信号は図示
のようになる。出力端A及びBの信号は第5A図
の場合と同様に積分されて、ノツチ・フイルタが
基本波成分を完全に除去する方向に帯域フイルタ
12を制御する。
第5C図は、帯域フイルタ12の通過周波数帯
が入力信号の基本波成分周波数に等しく、かつ帯
域フイルタ12の振幅調整が最適な場合を示す。
帯域フイルタ12の通過周波数帯が基本波成分周
波数に等しい場合、上述の如く、この帯域フイル
タ12の直角位相分及び基準位相分の入力信号に
対する位相差は夫々90度及び180度となるので、
マルチプレクサ26の入力端C1,C2,X及び
Y並びに出力端A及びBの信号は図のようにな
る。入力信号、端子C1,C2,X及びYの信号
は、0度、90度、180度、270度又は360度の位置
が互いに一致している点に留意されたい。したが
つて、出力端A及びBには、入力端X及びYに供
給された高調波成分が1サイクル分ずつそのまま
出力端A及びBに現れるので、これらの信号は実
質上0になる。すなわち、積分器30及び32に
より、これら信号を積分して平均化しても、その
出力は変化しないことになる。なお、このときの
積分器30及び32の出力は、それ以前の過程で
コンデンサ218及び220に充電された値で決
まる。
以上、本発明の好適な実施例を説明したが、当
業者は用途に応じて本実施例の変形変更を行うこ
とは容易である。例えば、第2図において、ホト
カプラの代りに電圧−抵抗変換器を、リレーとコ
ンデンサの代りにバリキヤツプの如き電圧−容量
変換器を用いてもよい。また、入力信号の基本波
成分の周波数が比較的狭い範囲に限定されている
場合は、帯域フイルタ12の粗調整に関係する構
成は不要である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る周波数分離
回路は、帯域フイルタの通過周波数帯を入力信号
の基本波の周波数に自動的かつ正確に調整できる
ので、歪率計のノツチ・フイルタに用いて極めて
有用である。本発明のノツチ・フイルタ部は帯域
フイルタ及び除去手段から成り、ノツチ周波数は
帯域フイルタの中心周波数で定まるので、ノツチ
周波数の調整は非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロツク図、第
2図は第1図においてブロツクで示した帯域フイ
ルタ及び除去手段の回路図、第3図は第1図にお
いてブロツクで示したシユミツト回路及び周波数
弁別器の回路図、第4図は第1図においてブロツ
クで示したパラフエーズ増幅器、マルチプレク
サ、及び積分器の回路図、第5A図〜第5C図は
第4図の回路動作を説明するための説明図であ
る。 図中、12は帯域フイルタ、14は除去手段、
20はパラフエーズ増幅器、26はマルチプレク
サ、30は第1積分器、32は第2積分器を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基本波成分及び高調波成分を含む入力信号か
    ら上記基本波成分を除去する周波数分離回路にお
    いて、 通過周波数帯域を調整する通過周波数帯調整部
    及び上記入力信号の振幅を調整する振幅調整部を
    有し、上記入力信号を受けて位相が互に直角関係
    にある2出力信号を発生し、上記通過周波数帯調
    整部が上記入力信号の基本波成分に同調したとき
    には、上記2出力信号の一方の信号は上記入力信
    号の基本波成分と基準位相関係にある基準位相分
    となり、上記2出力信号の他方の信号は上記入力
    信号の基準波成分と直角位相関係にある直角位相
    分となる帯域フイルタと、 上記入力信号から上記帯域フイルタの出力の上
    記基準位相分を除去する除去手段と、 該除去手段の出力を受け、プツシユプル出力を
    発生するパラフエーズ増幅器と、 上記帯域フイルタの出力の上記基準位相分に応
    じて上記ブツシユプル出力のいずれか一方を選択
    すると共に、上記直角位相分に応じて上記プツシ
    ユプル出力のいずれか一方を選択するマルチプレ
    クサと、 上記基準位相分に応じて選択された上記マルチ
    プレクサの第1出力を積分する第1積分器と、 上記直角位相分に応じて選択された上記マルチ
    プレクサの第2出力を積分する第2積分器とを具
    え、 上記第1積分器の出力により上記振幅調整部を
    制御すると共に、上記第2積分器の出力により上
    記通過周波数帯調整部を制御することによつて、
    上記入力信号から上記基本波成分を除去した信号
    を上記除去手段の出力端に得る周波数分離回路。
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