JPH0245716B2 - - Google Patents
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- JPH0245716B2 JPH0245716B2 JP56130687A JP13068781A JPH0245716B2 JP H0245716 B2 JPH0245716 B2 JP H0245716B2 JP 56130687 A JP56130687 A JP 56130687A JP 13068781 A JP13068781 A JP 13068781A JP H0245716 B2 JPH0245716 B2 JP H0245716B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- salt
- carboxylic acid
- oil
- pyridine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F11/00—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
- C23F11/08—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
- C23F11/10—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
本発明は熱延酸洗鋼板、冷却鋼板、鋳鉄等の鋼
材の防錆処理表面の改良に関するものである。 一般に冷延鋼板等には表面処理が施されてい
る。すなわち、これら各種の鋼板等は製造後それ
ぞれの用途に応じて加工使用されるまでにかなり
の期間があるため、防錆油の塗布、又は水溶性防
錆剤の塗布などの防錆処理がなされている。しか
し、これら従来の防錆方法にはいずれも次のよう
な難点がある。 防錆油を塗布している場合には、油によるべと
つきはもちろんのこと、最大の欠点は鋼板の使用
時に脱脂工程を必要とし、且つその脱脂液の廃液
処理が伴なう。また、防錆油を塗布したまま溶接
加工等を行なうと、電極が汚れ、発煙が著しく、
作業環境上も好ましくない等の欠点がある。 また水溶性防錆剤として亜硝酸ソーダ、硼酸ソ
ーダ等無機塩が使用されていたが、発ガン性物質
であるニトロソアミンの生成や毒性などの理由
や、また化成処理やメツキ、塗装などの表面処理
に悪影響を及ぼすなどの理由により、使用しない
ようになつてきている。 そのため、最近有機系の防錆剤が使用されるよ
うになつてきた。これらの有機系の防錆剤は、飽
和、不飽和の脂肪族カルボン酸(すなわちギ酸、
酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン
酸、エナント酸、カプリン酸、ペラルゴン酸、カ
プリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシ
ル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチ
ン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、アクリル
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ウンデシレン
酸、オレイン酸等)、飽和、不飽和の脂肪族ジカ
ルボン酸(すなわちシユウ酸、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン
酸、フマル酸等)、芳香族カルボン酸、(すなわち
安息香酸、ニトロ安息香酸、アミノ安息香酸、ト
ルイル酸、アミノトルイル酸、ニトロトルイル
酸、フエニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸等)、芳
香族ジカルボン酸(フタル酸、アミノフタル酸、
ニトロフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
等)、トリアゾール類(ベンゾトリアゾール、メ
チルベンゾトリアゾール等)、イミダゾール類、
アミン類(モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパ
ノールアミン、ヘキシルアミン等)の単独もしく
は複数の組み合せに、少量の界面活性剤(アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界
面活性剤、両性界面活性剤)を併用しているもの
が多い。特にカルボン酸類が防錆性に優れている
ため、水溶性有機系腐食防止剤としてはカルボン
酸類と主剤としたものがほとんどである。しかし
カルボン酸を主剤とした腐食防止剤で処理した鋼
板は、乾燥時または長期重ねて保管した場合、処
理表面が黒ずんだり、あるいは腐食防止剤を調質
圧延液として使用し、鋼板を処理した後防錆油を
塗布し、積み重ねて保管した場合オイルステイン
の問題が生じている。 本発明者らは、有機系の腐食防止剤のこのよう
な欠点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定
の添加剤を用いることにより、その解決方法を見
い出したものである。 即ち本発明はカルボン酸系の腐食防止剤を使用
する際に下記(a)の化合物又は下記(a)と(b)の両化合
物を添加することを特徴とする鋼材表面の改良方
法に係る。 (a) 一般式 (Xは水素原子、水酸基、アルキル基、カルボ
キシル基又はニトロ基を示す)で表わされる化
合物又はそのアルカリ金属塩、アンモニウム塩
もしくはアミン塩 (b) エチレンジアミンテトラ酢酸又はそのアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン塩か
ら選ばれた少なくとも1種 本発明の特徴は、カルボン酸系の腐食防止剤の
みで処理した鋼板が乾燥時または長期積み重ねて
保管した場合、処理表面全体が黒ずむのにくら
べ、本発明の添加剤を添加することにより、処理
表面を清浄に保つことができる。 本発明のもう一つの特徴は、カルボン酸系腐食
防止剤を調質圧延液として使用し、鋼板を処理し
た後、防錆油を塗布し、積み重ねて保管した場
合、オイルステインを生じるが、本発明の添加剤
を添加することにより、オイルステインの問題が
解消できる。 本発明のもう一つの特徴は、水溶性有機系の腐
食防止剤に本発明の添加剤を添加することによ
り、より防錆性能を向上させることができる。 本発明のもう一つの特徴は、次に行なわれる化
成処理やメツキ、塗装などの表面処理に悪影響を
およぼさないということである。 本発明において使用されるカルボン酸系腐食防
止剤としては公知のものを例示できるが、好まし
くは前記従来技術の部分で述べた飽和、不飽和の
脂肪族カルボン酸、脂肪族ジカルボン酸、芳香族
カルボン酸、芳香族ジカルボン酸等のカルボン酸
系の腐食防止剤を挙げることができる。 本発明において使用される一般式(1)の化合物と
しては例えばピリジン−2−カルボン酸、ピリジ
ン−3−カルボン酸、ピリジン−4−カルボン
酸、ピリジン−5−メチル−3−カルボン酸、ピ
リジン−4−ニトロ−3−カルボン酸、ピリジン
−5−ヒドロキシ−3−カルボン酸、ピリジン−
2,3−ジカルボン酸等を挙げることができる。
またこれらの化合物と塩を作るためのアルカリ剤
としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
アンモニア、モノエタノールアミン、モノイソプ
ロパノールアミン、トリエタノールアミン、アミ
ノエチルエタノールアミン、n−ヘキシルアミン
等が挙げられる。エチレンジアミンテトラ酢酸の
塩を作成する場合にも上記と同様のアルカリ剤を
用いることができる。 本発明では上記有機腐食防止剤(a)に一般式(1)で
表わされる化合物もしくはその塩、又は上記(a)の
化合物と(b)エチレンジアミンテトラ酢酸もしくは
その塩の両化合物を添加し、アンモニア水、ヒド
ラジン、アミノ類、(モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
イソプロパノールアミン、ヘキシルアミン等)に
より、好ましくはPH7〜11の領域に調整して使用
するのが良い。 本発明の有機系腐食防止剤は通常公知の濃度で
使用すれば良い。また一般式(1)で表わされる化合
物の添加量は使用濃度で約0.01〜5%(重量%、
以下同様)が好ましく、エチレンジアミンテトラ
酢酸の添加量も約0.01〜5%の範囲が好ましい。
両者を併用する場合には、その合計が約0.02〜5
%の範囲であるのが好ましく、その際それぞれの
成分は約0.01%以上の濃度で含まれているのが好
適である。使用濃度が5%を越えても効果は見ら
れるが、経済的でない。添加方法については水溶
性有機防錆剤に予め添加しておいても良く、また
使用時に別々に添加しても良い。 以下実施例を挙げて本発明について説明する。
尚%とあるのは重量%を示す。 実施例 1 カプリル酸1%、ピリジン−3−カルボン酸
0.1%の水溶液に、中和剤としてモノエタノール
アミンを加えてPH8に調整したものを処理液と
し、鋼板を通常の調質圧延を行ないロール出側で
一部はそのままコイル状にし、一部は防錆油を塗
布したのちコイル状にした。 実施例 2 安息香酸1%、ピリジン−4−カルボン酸1%
の水溶液に中和剤としてイソプロパノールアミン
を加えて、PH9に調整したものを処理液とし、実
施例1と同様の方法でコイルを得た。 比較例 1 カプリル酸1%水溶液に、中和剤としてモノエ
タノールアミンを加えてPH8に調整した処理液を
用いて、実施例1と同様の方法でコイルを得た。 比較例 2 ピリジン−4−カルボン酸を使用しなかつた以
外は実施例2と同じ方法でコイルを得た。 参考例 1 アミノ安息香酸1%、エチレンジアミンテトラ
酢酸(以下EDTAと略す)0.2%の水溶液に、中
和剤としてモノエタノールアミンを加えてPH10に
調整したものを処理液として、表面清浄化した冷
延鋼板に連続的にスプレーして直ちにゴムロール
にて絞り、ドライヤーで乾燥した後一部はそのま
ま積み重ね、一部は乾燥後防錆油を塗布した後積
み重ねた。 実施例 3 4−ニトロフタル酸1%、ピリジン−3−カル
ボン酸0.3%、EDTA−2Na塩をEDTA換算で0.2
%の水溶液に、中和剤としてトリエタノールアミ
ンを加えてPH9に調整した処理液を用いて、参考
例1と同様に行なつた。 実施例 4 3−ニトロフタル酸0.5%、アゼライン酸0.5
%、ピリジン−4−カルボン酸0.05%の水溶液
に、モノエタノールアミンを加えてPH10.5に調整
した処理液を用いて、参考例1と同様に行なつ
た。 参考例 2 セバシン酸0.5%、1,2,3−ベンゾトリア
ゾール0.4%、EDTA2%の水溶液に、界面活性剤
としてN−アルキル−β−アミノプロピオン酸
0.1%を加え、中和剤としてモノイソプロパノー
ルアミンを用いてPH9に調整した処理液を用い
て、参考例1と同様に行なつた。 比較例 3 EDTAを用いなかつた以外は参考例1と同様
に行なつた。 比較例 4 ピリジン−3−カルボン酸、EDTA−2Na塩
を用いなかつた以外は実施例3と同様に行なつ
た。 比較例 5 ピリジン−4−カルボン酸を用いなかつた以外
は実施例4と同様に行なつた。 比較例 6 EDTAを用いなかつた以外は参考例2と同様
に行なつた。 実施例、参考例及び比較例におけるコイルを1
ケ月放置した場合及び下記湿潤箱格納試験を行つ
た後の、錆及びオイルステインの発生に関する性
能評価を表1に示す。湿潤箱格納試験は10×10cm
の試験片10枚を小型万力でしめつけてから、40
℃、85%RHの湿潤箱に無塗油のものについては
15日間、塗油したものについては30日間入れて試
験を行つたものである。 性能評価は下記の判定基準により行なつた。 ◎;変化なし 〇;軽微の黒変 △;変色およびオイルステインが認められる ×;変色、オイルステインとともに錆が少量認め
られる。 ××;多量の錆が認められる。 表から明らかなように本発明方法によれば、水
溶性有機系の腐食防止剤を使用したときに生じる
処理表面の黒変等をなくし、また処理表面をさら
に防錆油で処理したときに生ずるオイルステイン
の問題を解消するばかりでなく、防錆性能を一層
高めることができる。
材の防錆処理表面の改良に関するものである。 一般に冷延鋼板等には表面処理が施されてい
る。すなわち、これら各種の鋼板等は製造後それ
ぞれの用途に応じて加工使用されるまでにかなり
の期間があるため、防錆油の塗布、又は水溶性防
錆剤の塗布などの防錆処理がなされている。しか
し、これら従来の防錆方法にはいずれも次のよう
な難点がある。 防錆油を塗布している場合には、油によるべと
つきはもちろんのこと、最大の欠点は鋼板の使用
時に脱脂工程を必要とし、且つその脱脂液の廃液
処理が伴なう。また、防錆油を塗布したまま溶接
加工等を行なうと、電極が汚れ、発煙が著しく、
作業環境上も好ましくない等の欠点がある。 また水溶性防錆剤として亜硝酸ソーダ、硼酸ソ
ーダ等無機塩が使用されていたが、発ガン性物質
であるニトロソアミンの生成や毒性などの理由
や、また化成処理やメツキ、塗装などの表面処理
に悪影響を及ぼすなどの理由により、使用しない
ようになつてきている。 そのため、最近有機系の防錆剤が使用されるよ
うになつてきた。これらの有機系の防錆剤は、飽
和、不飽和の脂肪族カルボン酸(すなわちギ酸、
酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン
酸、エナント酸、カプリン酸、ペラルゴン酸、カ
プリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシ
ル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチ
ン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、アクリル
酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ウンデシレン
酸、オレイン酸等)、飽和、不飽和の脂肪族ジカ
ルボン酸(すなわちシユウ酸、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン
酸、フマル酸等)、芳香族カルボン酸、(すなわち
安息香酸、ニトロ安息香酸、アミノ安息香酸、ト
ルイル酸、アミノトルイル酸、ニトロトルイル
酸、フエニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸等)、芳
香族ジカルボン酸(フタル酸、アミノフタル酸、
ニトロフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
等)、トリアゾール類(ベンゾトリアゾール、メ
チルベンゾトリアゾール等)、イミダゾール類、
アミン類(モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパ
ノールアミン、ヘキシルアミン等)の単独もしく
は複数の組み合せに、少量の界面活性剤(アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界
面活性剤、両性界面活性剤)を併用しているもの
が多い。特にカルボン酸類が防錆性に優れている
ため、水溶性有機系腐食防止剤としてはカルボン
酸類と主剤としたものがほとんどである。しかし
カルボン酸を主剤とした腐食防止剤で処理した鋼
板は、乾燥時または長期重ねて保管した場合、処
理表面が黒ずんだり、あるいは腐食防止剤を調質
圧延液として使用し、鋼板を処理した後防錆油を
塗布し、積み重ねて保管した場合オイルステイン
の問題が生じている。 本発明者らは、有機系の腐食防止剤のこのよう
な欠点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定
の添加剤を用いることにより、その解決方法を見
い出したものである。 即ち本発明はカルボン酸系の腐食防止剤を使用
する際に下記(a)の化合物又は下記(a)と(b)の両化合
物を添加することを特徴とする鋼材表面の改良方
法に係る。 (a) 一般式 (Xは水素原子、水酸基、アルキル基、カルボ
キシル基又はニトロ基を示す)で表わされる化
合物又はそのアルカリ金属塩、アンモニウム塩
もしくはアミン塩 (b) エチレンジアミンテトラ酢酸又はそのアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン塩か
ら選ばれた少なくとも1種 本発明の特徴は、カルボン酸系の腐食防止剤の
みで処理した鋼板が乾燥時または長期積み重ねて
保管した場合、処理表面全体が黒ずむのにくら
べ、本発明の添加剤を添加することにより、処理
表面を清浄に保つことができる。 本発明のもう一つの特徴は、カルボン酸系腐食
防止剤を調質圧延液として使用し、鋼板を処理し
た後、防錆油を塗布し、積み重ねて保管した場
合、オイルステインを生じるが、本発明の添加剤
を添加することにより、オイルステインの問題が
解消できる。 本発明のもう一つの特徴は、水溶性有機系の腐
食防止剤に本発明の添加剤を添加することによ
り、より防錆性能を向上させることができる。 本発明のもう一つの特徴は、次に行なわれる化
成処理やメツキ、塗装などの表面処理に悪影響を
およぼさないということである。 本発明において使用されるカルボン酸系腐食防
止剤としては公知のものを例示できるが、好まし
くは前記従来技術の部分で述べた飽和、不飽和の
脂肪族カルボン酸、脂肪族ジカルボン酸、芳香族
カルボン酸、芳香族ジカルボン酸等のカルボン酸
系の腐食防止剤を挙げることができる。 本発明において使用される一般式(1)の化合物と
しては例えばピリジン−2−カルボン酸、ピリジ
ン−3−カルボン酸、ピリジン−4−カルボン
酸、ピリジン−5−メチル−3−カルボン酸、ピ
リジン−4−ニトロ−3−カルボン酸、ピリジン
−5−ヒドロキシ−3−カルボン酸、ピリジン−
2,3−ジカルボン酸等を挙げることができる。
またこれらの化合物と塩を作るためのアルカリ剤
としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
アンモニア、モノエタノールアミン、モノイソプ
ロパノールアミン、トリエタノールアミン、アミ
ノエチルエタノールアミン、n−ヘキシルアミン
等が挙げられる。エチレンジアミンテトラ酢酸の
塩を作成する場合にも上記と同様のアルカリ剤を
用いることができる。 本発明では上記有機腐食防止剤(a)に一般式(1)で
表わされる化合物もしくはその塩、又は上記(a)の
化合物と(b)エチレンジアミンテトラ酢酸もしくは
その塩の両化合物を添加し、アンモニア水、ヒド
ラジン、アミノ類、(モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
イソプロパノールアミン、ヘキシルアミン等)に
より、好ましくはPH7〜11の領域に調整して使用
するのが良い。 本発明の有機系腐食防止剤は通常公知の濃度で
使用すれば良い。また一般式(1)で表わされる化合
物の添加量は使用濃度で約0.01〜5%(重量%、
以下同様)が好ましく、エチレンジアミンテトラ
酢酸の添加量も約0.01〜5%の範囲が好ましい。
両者を併用する場合には、その合計が約0.02〜5
%の範囲であるのが好ましく、その際それぞれの
成分は約0.01%以上の濃度で含まれているのが好
適である。使用濃度が5%を越えても効果は見ら
れるが、経済的でない。添加方法については水溶
性有機防錆剤に予め添加しておいても良く、また
使用時に別々に添加しても良い。 以下実施例を挙げて本発明について説明する。
尚%とあるのは重量%を示す。 実施例 1 カプリル酸1%、ピリジン−3−カルボン酸
0.1%の水溶液に、中和剤としてモノエタノール
アミンを加えてPH8に調整したものを処理液と
し、鋼板を通常の調質圧延を行ないロール出側で
一部はそのままコイル状にし、一部は防錆油を塗
布したのちコイル状にした。 実施例 2 安息香酸1%、ピリジン−4−カルボン酸1%
の水溶液に中和剤としてイソプロパノールアミン
を加えて、PH9に調整したものを処理液とし、実
施例1と同様の方法でコイルを得た。 比較例 1 カプリル酸1%水溶液に、中和剤としてモノエ
タノールアミンを加えてPH8に調整した処理液を
用いて、実施例1と同様の方法でコイルを得た。 比較例 2 ピリジン−4−カルボン酸を使用しなかつた以
外は実施例2と同じ方法でコイルを得た。 参考例 1 アミノ安息香酸1%、エチレンジアミンテトラ
酢酸(以下EDTAと略す)0.2%の水溶液に、中
和剤としてモノエタノールアミンを加えてPH10に
調整したものを処理液として、表面清浄化した冷
延鋼板に連続的にスプレーして直ちにゴムロール
にて絞り、ドライヤーで乾燥した後一部はそのま
ま積み重ね、一部は乾燥後防錆油を塗布した後積
み重ねた。 実施例 3 4−ニトロフタル酸1%、ピリジン−3−カル
ボン酸0.3%、EDTA−2Na塩をEDTA換算で0.2
%の水溶液に、中和剤としてトリエタノールアミ
ンを加えてPH9に調整した処理液を用いて、参考
例1と同様に行なつた。 実施例 4 3−ニトロフタル酸0.5%、アゼライン酸0.5
%、ピリジン−4−カルボン酸0.05%の水溶液
に、モノエタノールアミンを加えてPH10.5に調整
した処理液を用いて、参考例1と同様に行なつ
た。 参考例 2 セバシン酸0.5%、1,2,3−ベンゾトリア
ゾール0.4%、EDTA2%の水溶液に、界面活性剤
としてN−アルキル−β−アミノプロピオン酸
0.1%を加え、中和剤としてモノイソプロパノー
ルアミンを用いてPH9に調整した処理液を用い
て、参考例1と同様に行なつた。 比較例 3 EDTAを用いなかつた以外は参考例1と同様
に行なつた。 比較例 4 ピリジン−3−カルボン酸、EDTA−2Na塩
を用いなかつた以外は実施例3と同様に行なつ
た。 比較例 5 ピリジン−4−カルボン酸を用いなかつた以外
は実施例4と同様に行なつた。 比較例 6 EDTAを用いなかつた以外は参考例2と同様
に行なつた。 実施例、参考例及び比較例におけるコイルを1
ケ月放置した場合及び下記湿潤箱格納試験を行つ
た後の、錆及びオイルステインの発生に関する性
能評価を表1に示す。湿潤箱格納試験は10×10cm
の試験片10枚を小型万力でしめつけてから、40
℃、85%RHの湿潤箱に無塗油のものについては
15日間、塗油したものについては30日間入れて試
験を行つたものである。 性能評価は下記の判定基準により行なつた。 ◎;変化なし 〇;軽微の黒変 △;変色およびオイルステインが認められる ×;変色、オイルステインとともに錆が少量認め
られる。 ××;多量の錆が認められる。 表から明らかなように本発明方法によれば、水
溶性有機系の腐食防止剤を使用したときに生じる
処理表面の黒変等をなくし、また処理表面をさら
に防錆油で処理したときに生ずるオイルステイン
の問題を解消するばかりでなく、防錆性能を一層
高めることができる。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 カルボン酸系の腐食防止剤を使用する際に、
下記(a)の化合物又は下記(a)と(b)の両化合物を添加
することを特徴とする鋼材表面の改良方法。 (a) 一般式 (Xは水素原子、水酸基、アルキル基、カルボ
キシル基又はニトロ基を示す)で表わされる化
合物又はそのアルカリ金属塩、アンモニウム塩
もしくはアミン塩 (b) エチレンジアミンテトラ酢酸又はそのアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩もしくはアミン塩か
ら選ばれた少なくとも1種。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13068781A JPS5831088A (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 鋼材表面の改良方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13068781A JPS5831088A (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 鋼材表面の改良方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5831088A JPS5831088A (ja) | 1983-02-23 |
| JPH0245716B2 true JPH0245716B2 (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=15040212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13068781A Granted JPS5831088A (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 鋼材表面の改良方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5831088A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1397383A (en) * | 1973-01-17 | 1975-06-11 | Ciba Geigy Ag | Dihydrazides |
| JPS5538909A (en) * | 1978-09-07 | 1980-03-18 | Yoshihiro Komobuchi | Preventing method for corrosion of metal |
| JPS57152476A (en) * | 1981-03-14 | 1982-09-20 | Chiyoda Kagaku Kenkyusho:Kk | Corrosion inhibitor |
-
1981
- 1981-08-19 JP JP13068781A patent/JPS5831088A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5831088A (ja) | 1983-02-23 |
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