JPH0256232B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0256232B2 JPH0256232B2 JP13034983A JP13034983A JPH0256232B2 JP H0256232 B2 JPH0256232 B2 JP H0256232B2 JP 13034983 A JP13034983 A JP 13034983A JP 13034983 A JP13034983 A JP 13034983A JP H0256232 B2 JPH0256232 B2 JP H0256232B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- water
- salt
- weight
- salts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41N—PRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
- B41N3/00—Preparing for use and conserving printing surfaces
- B41N3/08—Damping; Neutralising or similar differentiation treatments for lithographic printing formes; Gumming or finishing solutions, fountain solutions, correction or deletion fluids, or on-press development
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- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
本発明は電子写真オフセツト印刷版面処理液に
関し、シアン化合物を一切含有しない、シアンフ
リ−オフセツト印刷用不感脂化処理液に関するも
のである。 電子写真オフセツト印刷原版(以下マスターと
称する)は、酸化亜鉛のごとき光導電性微粉末体
を樹脂結着剤中に分散した感光層を有し、この層
上に通常の電子写真操作を施して、親油性画像を
形成させることによつて得られる。 一般にオフセツト印刷では、水に湿潤され易い
非画線部(親水性部)と湿潤され難い画線部(親
油性部)とから構成された版が使用されている
が、電子写真オフセツト印刷原版は、その画線部
が疎水性の光導電層により成つているためそのま
ま印刷を施すと、印刷インキは非画線部に付着さ
れ正常な印刷を行うことができない。 それ故に印刷に先だつて、印刷原版の非画線部
を不感脂化処理して、親水性を付与してやる必要
がある。従来よりこの種の不感脂化処理液とし
て、フエロシアン塩、フエリシアン塩を主成分と
するシアン化合物含有処理液、アンミンコバルト
醋体、フイチン酸及びその誘導体、グアニジン誘
導体を主成分としたシアンフリー処理液が提起さ
れている。 しかしながら、これらの処理液は充分満足出来
る処理液とは言えない。即ち、前者のフエロシア
ン塩、フエリシアン塩含有処理液の場合は、不感
脂化力は強く、強固な親水性被膜形成能を持ち、
成膜速度も速い利点はあるが、反面フエロシアン
イオン、フエリシアンイオンは熱や光に対し不安
定で光にさらすと着色し、沈澱を生じて不感脂化
力が弱まり、さらにシアンイオン(CN)を含有
することで遊離シアンとして検出されることによ
り排水等、公害の面において種々の問題を提起す
る欠点を持つている。 一方、こうした点を考慮して後者のような不感
脂化剤を主成分としたシアンフリー処理液が提案
されているが、これらによつても未だ充分満足す
べき平版印刷原版を得る処理液とは言えない。具
体的には、前者に比べ成膜速度が遅く、プロセツ
サーを用いたエツチング方式では1回通しで直ち
に印刷可能な物理強度の高い親水性被膜形成が出
来ず、地汚れや網点階調につぶれを生じる欠点を
有している。 従来、イノシツトヘキサリン酸エステル及びそ
の金属誘導体は金属とキレート化合物を形成する
ことは周知の通りで、オフセツト印刷原版の不感
脂化剤としてすでに種々提供されている。 しかしこれらは、いずれも成膜速度が遅く、プ
ロセツサー1回の処理で印刷可能な親水性被膜が
形成されず、このためインキ分離性が悪く、地汚
れや網点階調のつぶれを生じる欠点がある。 本発明者らは、先に特公昭58−5799でイノシツ
トヘキサリン酸エステルのナトリウムフイテー
ト、カリウムフイテート、カルシウムフイテート
などの1価、2価の金属塩と水溶液カチオンポリ
マーとのイオンコンプレツクスを提案したが、こ
の場合は保水性は向上したが、満足すべきエツチ
ツグスピードが得られらないという欠点を有して
いた。これらの欠点を改良する方法として、その
後更に研究を進めた結果、イノシツトヘキサリン
酸エステル、その誘導体や亜鉛イオンとキレート
を形成能を有するアニオンポリマーと水溶液カチ
オンとのイオンコンプレツクスに特定の電解質化
合物を加えることによつてエツチングスピードを
高めることを見出し本発明を完成させた。 即ち、本発明は(a):イノシツトヘキサリン酸エ
ステルのアンモニウム塩又はアミン塩以外の分子
量約500以上で亜鉛イオンとキレート形成能を有
するアニオン化合物、(b):水溶性カチオンポリマ
ーおよび(c):ギ酸、修酸、硫酸、硝酸、スルフア
ミン酸又は炭酸のアルカリ金属塩、アルカリ土金
属塩、アンモニウム塩またはアミン塩から選ばれ
た少なくとも1種の常温における水に対する溶解
度が10重量%以上の電解質化合物からなるオフセ
ツト印刷用不感脂化処理液である。 本発明の処理液に用いる分子量約500以上で亜
鉛イオンとキレート形成能を有するアニオン化合
物としては特開昭57−199694号明細書、特公昭45
−24609号明細書、特開昭51−103501号明細書や
特開昭54−10003号明細書に記載されているフイ
チン酸又はその金属塩、特開昭53−83806号明細
書、特開昭53−83807号明細書、特開昭53−
109701号明細書、特開昭53−127002号明細書、特
開昭5−127003号明細書や特開昭54−44901明細
書に記載されている1位及/又4位の水酸基が不
活性化されているイノシツトヘキサリン酸エステ
ル誘導体、ビニルホスホン酸(塩)重合体又は共
重合体、りん酸セルロース(塩)、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリル酸エステル重合体又は
共重合体のりん酸エステル(塩)、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリル酸エステル重合体又
は共重合体のりん酸エステル(塩)、ポリアクリ
ル酸(塩)、ポリメタクリル酸(塩)、ポリスチレ
ンスルホン酸(塩)、ポリビニルアルコール硫酸
エステル、ポリグルタミン酸(塩)、アルギン酸
(塩)、カルボキシメチルセルロース、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸重合体
(塩)又は共重合体(塩)等があげられるが、こ
れらの中でも特にポリヒドロキシ化合物のりん酸
エステル又はその塩が好ましい。 本発明の処理液に用いる水溶性カチオンポリマ
ーは、分子量約500〜100000の水溶性化合物が好
適である。具体的にはアニリン樹脂塩酸塩、ポリ
チオ尿素塩酸塩、カチオン化アミノ樹脂、ポリビ
ニルピリジン塩酸塩、ポリアクリルアミドカチオ
ン変性物(ポリアクリルアミドをホフマン分解さ
せたビニルアミン重合体、ポリアクリルアミドを
ホルマリンと2級アミンでマンニツヒ反応させた
ものや更にジメチル硫酸で第4級アンモニウム塩
としたもの)、ポルビニルベンジルクロライドを
第3級アミンで第4級アンモニウム塩としたも
の、ポリ(N−ビニル−2−メチルイミダゾリウ
ムメチルサルフエート)、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート重合体及びその第4級アン
モニウム基、アミノ基含有(メタ)アクリレート
重合体(ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート重合体及びその第4級アンモニウム塩)、特
公昭45−24609号明細書中に記載されている、く
り返し単位中に脂肪族アミノ基を含有する重合体
のアミノ基を1部又は全部を塩または4級アンモ
ニウム塩に変えたポリアルキルイミン化合物、あ
るいはエポキシ樹脂のアミン付加物、マレイン化
ポリマーのアミン付加物、アミノ基含有ポリアミ
ド樹脂、ポリアミド−エポキシ樹脂、ポリアミド
−エピクロルヒドリン樹脂等の4級アンモニウム
塩があげられるが、これらに限定されるものでは
ない。 また、本発明の処理液に使用する水に対する溶
解度が10重量%以上の電解質化合物としてはギ
酸、修酸、硫酸、硝酸、スルフアミン酸又は炭酸
のアルカリ金属塩、アルカリ土金属塩、アンモニ
ウム塩又はアミン塩である。具体的にはAgNO3、
Ba(NO3)2、Ba(SO3NH2)2、Ca(NO3)2、Ca
(SO3NH2)2、KHCO3、KHSO4、KNO3、
K2SO4、LiNO3、MgCO3、MgSO4、NH4NO3、
(NH4)2SO4、NH4SO3NH2、Na2CO3、NaNO3、
NaSO3NH2、HCOONa、HCOOK、
NaOOCCOONa、KOOCCOONa、炭酸グアニジ
ン、炭酸アンモニウム等をあげることが出来る。
この他亜硝酸塩や亜硫酸塩のごとく還元性の塩も
酸化され硝酸塩や硫酸塩に変る場合は包容され
る。これらの電解質化合物の水に対する溶解度は
10重量%以下では処理液とした場合に長期放置で
結晶を生じ好ましくない。好ましくは水に対する
溶解度が20重量%以上のものである。 本発明は特定の酸の塩からなる電解質合物をア
ニオン化合物とカチオン化合物のイオンコンプレ
ツクスに添加することによつてエツチングスピー
ドの高い処理液を見出したもので、たとえば通常
一般の不感脂化処理液に添加されるりん酸塩を本
発明の電解質化合物の代りに用いてもエツチング
スピードは低く十分な不感脂化力は得られない。
またNaCl、NH4Cl、KBr等のハロゲン化酸の塩
は金属に対して腐食が強く本発明の電解質化合物
としては不適である。 本発明の処理液を構成する上記物質の使用量
は、本処理剤1000重量部中亜鉛イオンとキレート
形成能を有するアニオン化合物10〜200重量部、
より好ましくは40〜75重量部、電解質化合物20〜
150重量部、より好ましくは40〜100重量部、およ
び水溶性カチオンポリマー0.2〜20重量部、より
好ましくは1〜10重量部である。 これらの化合物をイオン交換水又は水道水に溶
解させて本処理液とする。溶解の順序は特に制限
されないが、好ましくは水に亜鉛イオンとキレー
ト形成能を有するアニオン化合物を溶解させた
後、電解質化合物を加え、その後にカチオンポリ
マー水溶液を加える。処理液には上記成分の他に
PH調整剤として有機もしくは無機の酸類、水酸化
カルシウム、水酸化ナトリウム等の塩基性水酸化
物、湿潤剤としてエチレングリコール、ソルビト
ール、グリセリン、アラビアゴム、界面活性剤
等、防腐剤としてサリチル酸、フエノールパラ安
息香酸ブチル、デヒドロ酢酸ナトリウム、4−イ
ソチアゾリン−3−オン化合物等、防錆剤として
EDTA、アミン類、など適当量添加して使用す
ることが出来る。 処理液を実施するに当たり、処理液のPH値は3
〜6の範囲にするのが好ましい。又、水で稀釈し
て湿し水としても使用出来る。 以上の如く、本発明の処理液は公害上問題とな
り、且つ光や熱によつて劣化するフエロシアン、
フエリシアン化合物を含まず、長期保存下でも安
定で、変色、沈澱をせず、従来のシアンフリー処
理液に比べ印刷環境の影響を受けず、しかも著し
く成膜速度が向上し、高速エツチング処理によつ
ても地汚れや網点階調のつぶれの出ないオフセツ
ト印刷原版を得ることが出来る優れたシアンフリ
ーの処理液である。 以下実施例、比較例により本発明を説明する。 実施例 1 水 1000重量部 フイチン酸カリウム塩(50%水溶液)
100 〃 4級化ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂
(30%水溶液) 7 〃 グリセリン 100 〃 (NH4)2SO4(電解質化合物) 80重量部 アーモゲン(第一工業製薬株式会社製:両性界
面活性剤 0.1 〃 サリチル酸 1.0 〃 1,2−ベンゾイソチアゾロン−3−オン
0.5 〃 を充分溶解し、グリコール酸を加えてPH=4.5に
調整した。 一方、酸化亜鉛〜樹脂分散系の電子写真感光材
料に常法に従い画像を形成した後、上記の処理液
で夫々高速エツチング処理してオフセツトマスタ
ー原版とし、湿し水に上記処理液を水で5倍に稀
釈したものを用いてオフセツト印刷を行なつた。
その結果を表−1に示す。 実施例2〜9、比較例1〜7 電解質化合物として表−1に示す化合物を用
い、実施例1と同様にしてオフセツト印刷を行な
つた。結果を表−1に示す。
関し、シアン化合物を一切含有しない、シアンフ
リ−オフセツト印刷用不感脂化処理液に関するも
のである。 電子写真オフセツト印刷原版(以下マスターと
称する)は、酸化亜鉛のごとき光導電性微粉末体
を樹脂結着剤中に分散した感光層を有し、この層
上に通常の電子写真操作を施して、親油性画像を
形成させることによつて得られる。 一般にオフセツト印刷では、水に湿潤され易い
非画線部(親水性部)と湿潤され難い画線部(親
油性部)とから構成された版が使用されている
が、電子写真オフセツト印刷原版は、その画線部
が疎水性の光導電層により成つているためそのま
ま印刷を施すと、印刷インキは非画線部に付着さ
れ正常な印刷を行うことができない。 それ故に印刷に先だつて、印刷原版の非画線部
を不感脂化処理して、親水性を付与してやる必要
がある。従来よりこの種の不感脂化処理液とし
て、フエロシアン塩、フエリシアン塩を主成分と
するシアン化合物含有処理液、アンミンコバルト
醋体、フイチン酸及びその誘導体、グアニジン誘
導体を主成分としたシアンフリー処理液が提起さ
れている。 しかしながら、これらの処理液は充分満足出来
る処理液とは言えない。即ち、前者のフエロシア
ン塩、フエリシアン塩含有処理液の場合は、不感
脂化力は強く、強固な親水性被膜形成能を持ち、
成膜速度も速い利点はあるが、反面フエロシアン
イオン、フエリシアンイオンは熱や光に対し不安
定で光にさらすと着色し、沈澱を生じて不感脂化
力が弱まり、さらにシアンイオン(CN)を含有
することで遊離シアンとして検出されることによ
り排水等、公害の面において種々の問題を提起す
る欠点を持つている。 一方、こうした点を考慮して後者のような不感
脂化剤を主成分としたシアンフリー処理液が提案
されているが、これらによつても未だ充分満足す
べき平版印刷原版を得る処理液とは言えない。具
体的には、前者に比べ成膜速度が遅く、プロセツ
サーを用いたエツチング方式では1回通しで直ち
に印刷可能な物理強度の高い親水性被膜形成が出
来ず、地汚れや網点階調につぶれを生じる欠点を
有している。 従来、イノシツトヘキサリン酸エステル及びそ
の金属誘導体は金属とキレート化合物を形成する
ことは周知の通りで、オフセツト印刷原版の不感
脂化剤としてすでに種々提供されている。 しかしこれらは、いずれも成膜速度が遅く、プ
ロセツサー1回の処理で印刷可能な親水性被膜が
形成されず、このためインキ分離性が悪く、地汚
れや網点階調のつぶれを生じる欠点がある。 本発明者らは、先に特公昭58−5799でイノシツ
トヘキサリン酸エステルのナトリウムフイテー
ト、カリウムフイテート、カルシウムフイテート
などの1価、2価の金属塩と水溶液カチオンポリ
マーとのイオンコンプレツクスを提案したが、こ
の場合は保水性は向上したが、満足すべきエツチ
ツグスピードが得られらないという欠点を有して
いた。これらの欠点を改良する方法として、その
後更に研究を進めた結果、イノシツトヘキサリン
酸エステル、その誘導体や亜鉛イオンとキレート
を形成能を有するアニオンポリマーと水溶液カチ
オンとのイオンコンプレツクスに特定の電解質化
合物を加えることによつてエツチングスピードを
高めることを見出し本発明を完成させた。 即ち、本発明は(a):イノシツトヘキサリン酸エ
ステルのアンモニウム塩又はアミン塩以外の分子
量約500以上で亜鉛イオンとキレート形成能を有
するアニオン化合物、(b):水溶性カチオンポリマ
ーおよび(c):ギ酸、修酸、硫酸、硝酸、スルフア
ミン酸又は炭酸のアルカリ金属塩、アルカリ土金
属塩、アンモニウム塩またはアミン塩から選ばれ
た少なくとも1種の常温における水に対する溶解
度が10重量%以上の電解質化合物からなるオフセ
ツト印刷用不感脂化処理液である。 本発明の処理液に用いる分子量約500以上で亜
鉛イオンとキレート形成能を有するアニオン化合
物としては特開昭57−199694号明細書、特公昭45
−24609号明細書、特開昭51−103501号明細書や
特開昭54−10003号明細書に記載されているフイ
チン酸又はその金属塩、特開昭53−83806号明細
書、特開昭53−83807号明細書、特開昭53−
109701号明細書、特開昭53−127002号明細書、特
開昭5−127003号明細書や特開昭54−44901明細
書に記載されている1位及/又4位の水酸基が不
活性化されているイノシツトヘキサリン酸エステ
ル誘導体、ビニルホスホン酸(塩)重合体又は共
重合体、りん酸セルロース(塩)、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリル酸エステル重合体又は
共重合体のりん酸エステル(塩)、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリル酸エステル重合体又
は共重合体のりん酸エステル(塩)、ポリアクリ
ル酸(塩)、ポリメタクリル酸(塩)、ポリスチレ
ンスルホン酸(塩)、ポリビニルアルコール硫酸
エステル、ポリグルタミン酸(塩)、アルギン酸
(塩)、カルボキシメチルセルロース、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸重合体
(塩)又は共重合体(塩)等があげられるが、こ
れらの中でも特にポリヒドロキシ化合物のりん酸
エステル又はその塩が好ましい。 本発明の処理液に用いる水溶性カチオンポリマ
ーは、分子量約500〜100000の水溶性化合物が好
適である。具体的にはアニリン樹脂塩酸塩、ポリ
チオ尿素塩酸塩、カチオン化アミノ樹脂、ポリビ
ニルピリジン塩酸塩、ポリアクリルアミドカチオ
ン変性物(ポリアクリルアミドをホフマン分解さ
せたビニルアミン重合体、ポリアクリルアミドを
ホルマリンと2級アミンでマンニツヒ反応させた
ものや更にジメチル硫酸で第4級アンモニウム塩
としたもの)、ポルビニルベンジルクロライドを
第3級アミンで第4級アンモニウム塩としたも
の、ポリ(N−ビニル−2−メチルイミダゾリウ
ムメチルサルフエート)、ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート重合体及びその第4級アン
モニウム基、アミノ基含有(メタ)アクリレート
重合体(ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート重合体及びその第4級アンモニウム塩)、特
公昭45−24609号明細書中に記載されている、く
り返し単位中に脂肪族アミノ基を含有する重合体
のアミノ基を1部又は全部を塩または4級アンモ
ニウム塩に変えたポリアルキルイミン化合物、あ
るいはエポキシ樹脂のアミン付加物、マレイン化
ポリマーのアミン付加物、アミノ基含有ポリアミ
ド樹脂、ポリアミド−エポキシ樹脂、ポリアミド
−エピクロルヒドリン樹脂等の4級アンモニウム
塩があげられるが、これらに限定されるものでは
ない。 また、本発明の処理液に使用する水に対する溶
解度が10重量%以上の電解質化合物としてはギ
酸、修酸、硫酸、硝酸、スルフアミン酸又は炭酸
のアルカリ金属塩、アルカリ土金属塩、アンモニ
ウム塩又はアミン塩である。具体的にはAgNO3、
Ba(NO3)2、Ba(SO3NH2)2、Ca(NO3)2、Ca
(SO3NH2)2、KHCO3、KHSO4、KNO3、
K2SO4、LiNO3、MgCO3、MgSO4、NH4NO3、
(NH4)2SO4、NH4SO3NH2、Na2CO3、NaNO3、
NaSO3NH2、HCOONa、HCOOK、
NaOOCCOONa、KOOCCOONa、炭酸グアニジ
ン、炭酸アンモニウム等をあげることが出来る。
この他亜硝酸塩や亜硫酸塩のごとく還元性の塩も
酸化され硝酸塩や硫酸塩に変る場合は包容され
る。これらの電解質化合物の水に対する溶解度は
10重量%以下では処理液とした場合に長期放置で
結晶を生じ好ましくない。好ましくは水に対する
溶解度が20重量%以上のものである。 本発明は特定の酸の塩からなる電解質合物をア
ニオン化合物とカチオン化合物のイオンコンプレ
ツクスに添加することによつてエツチングスピー
ドの高い処理液を見出したもので、たとえば通常
一般の不感脂化処理液に添加されるりん酸塩を本
発明の電解質化合物の代りに用いてもエツチング
スピードは低く十分な不感脂化力は得られない。
またNaCl、NH4Cl、KBr等のハロゲン化酸の塩
は金属に対して腐食が強く本発明の電解質化合物
としては不適である。 本発明の処理液を構成する上記物質の使用量
は、本処理剤1000重量部中亜鉛イオンとキレート
形成能を有するアニオン化合物10〜200重量部、
より好ましくは40〜75重量部、電解質化合物20〜
150重量部、より好ましくは40〜100重量部、およ
び水溶性カチオンポリマー0.2〜20重量部、より
好ましくは1〜10重量部である。 これらの化合物をイオン交換水又は水道水に溶
解させて本処理液とする。溶解の順序は特に制限
されないが、好ましくは水に亜鉛イオンとキレー
ト形成能を有するアニオン化合物を溶解させた
後、電解質化合物を加え、その後にカチオンポリ
マー水溶液を加える。処理液には上記成分の他に
PH調整剤として有機もしくは無機の酸類、水酸化
カルシウム、水酸化ナトリウム等の塩基性水酸化
物、湿潤剤としてエチレングリコール、ソルビト
ール、グリセリン、アラビアゴム、界面活性剤
等、防腐剤としてサリチル酸、フエノールパラ安
息香酸ブチル、デヒドロ酢酸ナトリウム、4−イ
ソチアゾリン−3−オン化合物等、防錆剤として
EDTA、アミン類、など適当量添加して使用す
ることが出来る。 処理液を実施するに当たり、処理液のPH値は3
〜6の範囲にするのが好ましい。又、水で稀釈し
て湿し水としても使用出来る。 以上の如く、本発明の処理液は公害上問題とな
り、且つ光や熱によつて劣化するフエロシアン、
フエリシアン化合物を含まず、長期保存下でも安
定で、変色、沈澱をせず、従来のシアンフリー処
理液に比べ印刷環境の影響を受けず、しかも著し
く成膜速度が向上し、高速エツチング処理によつ
ても地汚れや網点階調のつぶれの出ないオフセツ
ト印刷原版を得ることが出来る優れたシアンフリ
ーの処理液である。 以下実施例、比較例により本発明を説明する。 実施例 1 水 1000重量部 フイチン酸カリウム塩(50%水溶液)
100 〃 4級化ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂
(30%水溶液) 7 〃 グリセリン 100 〃 (NH4)2SO4(電解質化合物) 80重量部 アーモゲン(第一工業製薬株式会社製:両性界
面活性剤 0.1 〃 サリチル酸 1.0 〃 1,2−ベンゾイソチアゾロン−3−オン
0.5 〃 を充分溶解し、グリコール酸を加えてPH=4.5に
調整した。 一方、酸化亜鉛〜樹脂分散系の電子写真感光材
料に常法に従い画像を形成した後、上記の処理液
で夫々高速エツチング処理してオフセツトマスタ
ー原版とし、湿し水に上記処理液を水で5倍に稀
釈したものを用いてオフセツト印刷を行なつた。
その結果を表−1に示す。 実施例2〜9、比較例1〜7 電解質化合物として表−1に示す化合物を用
い、実施例1と同様にしてオフセツト印刷を行な
つた。結果を表−1に示す。
【表】
比較例5〜7は処理液中に沈澱が発生したので
印刷テストは行なわなかつた。 表−1から判るように実施例1〜9は高速エツ
チング処理しても4000枚の印刷でマスター及び印
刷物に地汚れがなく、インキ付着性も良好で網点
階調のつぶれのない鮮明な印刷物が得られた上に
処理剤自体に沈澱もなくまたアルミニウム板に対
して腐食も認められなかつた。 実施例 10 水 1000重量部 フイチン酸(50%水溶液) 100 〃 NaOH(50%水溶液) 70 〃 ジメチル硫酸で四級化したポリエチレンイミン
7 〃 グリセリン 100 〃 (NH4)2SO4 80 〃 グリコール酸を加えてPH4.0に調整した。 実施例1と同様に高速エツチング処理してオフ
セツトマスター印刷版を作製し、湿し水として実
施例1の処理液を水で5倍に稀釈したものを用い
て印刷し4000枚以上の地汚れのない印刷物を得
た。 実施例 11 水 1000重量部 ポリビニルホスホン酸ナトリウム 40 〃 4級化ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂
(30%水溶液) 100 〃 グリセリン 100 〃 Na2SO4 50 〃 ギ酸ナトリウム 50 〃 グリコール酸を加えてPH4.0に調整した。 実施例1と同様に高速エツチング処理してオフ
セツトマスター印刷版を作製し、湿し水として実
施例1の処理液を水で5倍に稀釈したものを用い
て印刷し4000枚以上の地汚れのない印刷物を得
た。
印刷テストは行なわなかつた。 表−1から判るように実施例1〜9は高速エツ
チング処理しても4000枚の印刷でマスター及び印
刷物に地汚れがなく、インキ付着性も良好で網点
階調のつぶれのない鮮明な印刷物が得られた上に
処理剤自体に沈澱もなくまたアルミニウム板に対
して腐食も認められなかつた。 実施例 10 水 1000重量部 フイチン酸(50%水溶液) 100 〃 NaOH(50%水溶液) 70 〃 ジメチル硫酸で四級化したポリエチレンイミン
7 〃 グリセリン 100 〃 (NH4)2SO4 80 〃 グリコール酸を加えてPH4.0に調整した。 実施例1と同様に高速エツチング処理してオフ
セツトマスター印刷版を作製し、湿し水として実
施例1の処理液を水で5倍に稀釈したものを用い
て印刷し4000枚以上の地汚れのない印刷物を得
た。 実施例 11 水 1000重量部 ポリビニルホスホン酸ナトリウム 40 〃 4級化ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂
(30%水溶液) 100 〃 グリセリン 100 〃 Na2SO4 50 〃 ギ酸ナトリウム 50 〃 グリコール酸を加えてPH4.0に調整した。 実施例1と同様に高速エツチング処理してオフ
セツトマスター印刷版を作製し、湿し水として実
施例1の処理液を水で5倍に稀釈したものを用い
て印刷し4000枚以上の地汚れのない印刷物を得
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記(a)、(b)および(c)を有効成分とすることを
特徴とするシアンフリーオフセツト印刷用不感脂
化処理液。 (a):イノシツトヘキサりん酸エステルのアンモニ
ウム塩又はアミン塩以外の分子量約500以上で
亜鉛イオンとキレート形成能を有するアニオン
化合物、 (b):水溶性カチオンポリマー、 (c):ギ酸、修酸、硫酸、硝酸、スルフアミン酸又
は炭酸のアルカリ金属塩、アルカリ土金属塩、
アンモニウム塩又はアミン塩から選ばれた少な
くとも1種の常温における水に対する溶解度が
10重量%以上の電解質化合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13034983A JPS6023098A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | オフセツト印刷用不感脂化処理液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13034983A JPS6023098A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | オフセツト印刷用不感脂化処理液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6023098A JPS6023098A (ja) | 1985-02-05 |
| JPH0256232B2 true JPH0256232B2 (ja) | 1990-11-29 |
Family
ID=15032264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13034983A Granted JPS6023098A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | オフセツト印刷用不感脂化処理液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023098A (ja) |
-
1983
- 1983-07-19 JP JP13034983A patent/JPS6023098A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6023098A (ja) | 1985-02-05 |
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