JPH026598B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH026598B2 JPH026598B2 JP62500939A JP50093987A JPH026598B2 JP H026598 B2 JPH026598 B2 JP H026598B2 JP 62500939 A JP62500939 A JP 62500939A JP 50093987 A JP50093987 A JP 50093987A JP H026598 B2 JPH026598 B2 JP H026598B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scale
- maleic acid
- mixture
- water
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F5/00—Softening water; Preventing scale; Adding scale preventatives or scale removers to water, e.g. adding sequestering agents
- C02F5/08—Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents
- C02F5/10—Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents using organic substances
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F5/00—Softening water; Preventing scale; Adding scale preventatives or scale removers to water, e.g. adding sequestering agents
- C02F5/08—Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents
- C02F5/10—Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents using organic substances
- C02F5/14—Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents using organic substances containing phosphorus
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Hydrology & Water Resources (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Percussion Or Vibration Massage (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
Description
請求の範囲
1 約10〜25重量%のマレイン酸または無水マレ
イン酸のホモポリマー、約60〜75重量%の有機ホ
スホネート、および、約5〜25重量%のスルホン
酸化スチレン−マレイン酸またはスルホン酸化ス
チレン−無水マレイン酸のコポリマー、の混合物
から成る、スレツシユホールドスケール防止剤。 2 前記ホモポリマーが酸型のマレイン酸ホモポ
リマーおよびナトリウム塩型のマレイン酸ホモポ
リマーから成る群から選ばれる、特許請求の範囲
第1項記載のスケール防止剤。 3 前記有機ホスホネートが1−ヒドロキシエタ
ン−1、1−ジホスホン酸である、特許請求の範
囲第1項に記載のスケール防止剤。 4 前記有機ホスホネートが1−ヒドロキシエタ
ン−1、1−ジホスホン酸である、特許請求の範
囲第2項に記載のスケール防止剤。 5 前記スルホン酸化スチレン−マレイン酸また
はスルホン酸化スチレン−無水マレイン酸のコポ
リマーが酸型または塩型状態にある、特許請求の
範囲第1項に記載のスケール防止剤。 6 15.3〜20.4重量%のマレイン酸または無水マ
レイン酸のホモポリマー、65.3〜72.1重量%の有
機ホスホネート、および8.0〜19重量%のスルホ
ン酸化スチレン−マレイン酸またはスルホン酸化
スチレン−無水マレイン酸のコポリマー、の混合
物から成る、特許請求の範囲第1項に記載のスケ
ール防止剤。 7 17.8重量%の前記ホモポリマー、68.7重量%
の前記有機ホスホネート、および13.5重量%の前
記コポリマーからなる前記混合物であり、前記コ
ポリマーが40%水溶液状であることを特徴とす
る、特許請求の範囲第7項に記載のスケール防止
剤。 8 更に、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムま
たは他の1価水酸化物からなる群から選択される
中和剤を含む特許請求の範囲第1項に記載のスケ
ール防止剤。 発明の背景: 発明の分野 本発明は水蒸発系、ボイラー、水精製設備など
におけるマグネシウムまたはカルシウム含有スケ
ール形成を防ぐために使用するスケール防止剤に
一般的には関係している。さらに特定的にいえ
ば、本発明は三つのスケール防止剤の混合物に関
するものであり、その混合物はその三成分のうち
の単独成分または二つの組合せを使うことによつ
て得られる結果と比べるときに、予想外に相乗的
な量のスケール防止が得られる。 従来法の記述: 天然水、例えば塩水の中で可溶である各種の積
類の塩は、その濃度が水の加工、処理または使用
の間でその特定塩についての飽和値をこえるとき
に、スケールとして沈着する。スケールの沈着は
設備の周期的清浄化を必要とし、設備運転の中
断、高価な洗浄薬品の使用、設備の腐蝕、およ
び、その種の清浄化と関連する付随的労賃をもた
らすことになる。そのような問題は多年にわたつ
て認識されており、多数の研究者がスケール沈着
の防止または最小化のための系の開発を試み、清
浄化が必要なときには一たん形成されたスケール
が容易に除去されるよう、試みられてきた。これ
らの試みは、スケール形成が完全には防止または
最小化されることがなく、あるいはまた、清浄化
と次の清浄化の間の運転時間が実質上ひきのばせ
ないので、部分的にしか成功していなかつた。 海水処理中に形成し得る大部分のスケールは炭
酸カルシウム、硫酸カルシウムおよび水酸化マグ
ネシウムを含み、各々は異なる形成防止法と清浄
化問題を提示する。例示的にいえば、処理する装
置が海水上で作動するスプレーフイルム蒸気圧縮
蒸発器である場合には、それは代表的には2.0ま
たはそれ以下の濃縮値において作動し、一方、硫
酸カルシウムスケールの形成は通常はその濃縮率
が約2.5をこえるときにおこりはじめる。しかし、
ひどく汚染された設備においては、いくらかの硫
酸カルシウムが沈着することができ、従つてスケ
ール防止系を考慮する際に無視できない。一方、
蒸気圧縮蒸溜設備におけるたいていの海水鹹水排
液が9.4をこえるPHをもつので、水酸化マグネシ
ウムがその種の設備においてカルシウム、マグネ
シウムの炭酸塩および水酸化物化合物の各種の形
態と一緒に、代表的には現われる。炭酸カルシウ
ムはほとんどいつも、蒸気圧縮設備の中で水酸化
マグネシウムおよび硫酸カルシウムと一緒に形成
する。それらはしばしば個々の純粋な化合物の代
りに複合化合物を形成する。 異なるスケールは異なる清浄化特性をもち、炭
酸カルシウムが酸性清浄用溶液の中での溶解性の
ゆえに最も除去しやすいこともまた知られてい
る。水酸化マグネシウムは酸中でずつと溶解がお
そく、一方、硫酸カルシウムは一般的には除去用
キレート化剤を必要とする。 スケール形成の速度と量に影響する因子は、結
合してスケールを形成する供給原料中のイオン種
の初期濃度、処理される溶液のPH、温度、イオン
強度、処理工程中の各種の点における過飽和度、
使用するスケール防止剤の有効性、および、水中
および/またはスケール結晶がすでに形成してい
る設備の表面における核形成部位の存在、を含
む。 系のPHは、スケール防止剤、アルカリ度の初期
濃度、および二酸化炭素濃度、処理設備中の二酸
化素追出し程度、処理中におこり得るアルカリ度
の熱分解、並びに、供給原料水のイオン強度およ
び処理の進行にともなう水のイオン強度、によつ
て影響を受けることができる。 供給原料水中にスケール形成成分が存在するこ
とだけでは、スケールが形成することを意味せ
ず、おこるべき条件は成分濃度がそのそれぞれの
飽和値をこえねばならないことである。各化合物
についての飽和点は溶解積定数として知られ、そ
れは供給原料水のイオン強度と温度に応じて各々
について変動する。 スケール防止系で以て作業する際には、炭酸カ
ルシウムおよび水炭化マグネシウムのような各種
化合物の溶解積定数を比べるときに、溶液中のス
ケール誘起イオンの実際の濃度を、それらがたと
え化学量論的比率にほとんど全くないとしても、
測定することが必要であるということも念頭に置
くべきである。従つて、カチオン種とアニオン種
とのモル濃度の積である。それらの濃度のイオン
積(ion product)が用いられる。イオン積の平
方根を溶解積定数の平方根と比べるときに、過飽
和度を決定することができる。イオン積の方が大
きい場合には、溶液は過飽和であり、それらが大
きいほど、スケール形成速度が大きい。本発明以
前に知られているスケール防止剤は、この比較が
飽和係数(factor)の3−10倍の範囲にある数字
を生ずるときにはスケールを防止することができ
なかつた。 スレツシユホールド・スケール防止性(TSI)
化合物は長年知られており、この用語は、防止剤
をスケール形成塩の量と比べて少量で添加すると
きにスケール形成を防止できる化合物を記述する
のに用いられる。例えば、いくつかの有機カルボ
ン酸または塩は供給原料水中のカルシウムイオン
またはマグネシウムイオンを拘束することができ
る。クエン酸のようなヒドロキシ酸は硬度イオン
を弱く拘束し、一方、キレート化剤例えば
EDTAはこの種のイオンを拘束する一層有効な
仕事をする。 この種のスケール防止剤の主要な欠点は、それ
らが化学量論的に作用し、従つて大量で添加され
ねばならないことである。それらの化合物はそこ
でTSIであるという典型的定義にはあてはまらな
い。 本発明者の知るかぎりでは、最初の真のTSI化
合物は無機質のポリ燐酸塩であつた。10から
25ppm程度の少量のこの種の化合物が100から
300ppmの炭酸カルシウムの沈澱を抑制できる。
ポリカルボン酸およびポリマレイン酸もまた、
HEDP(1−ヒドロキシエタン−1、1−ジホス
ボン酸)および各種の有機アミノホスホネートの
ような有機ホスホネートと同様、TSI性質を保持
することが見出された。後者はこの分野の研究者
へ多少の不可思議さを提示し、それは、それらが
ポリマー質でないからであるが、しかし、今で
は、スケール形成性イオンを含む水の中でそれら
が実際に硬度イオンと一緒にポリマーを形成して
ポリマー形成過程における連結体として作用する
ものと信じられている。しかしもし供給原料水が
鉄または他の懸濁固体を含むならば、恐らくその
鉄塩または懸濁固体による重合阻止のために、あ
まり有効でなくなるかもしれない。 TSI化合物として有効であるためには、いくつ
かの要因が考慮されねばならない。それらはポリ
マー上の基およびポリマーの長さに関して親水性
および疎水性の特性を含み、これは供給原料水中
のポリマーの溶解度に影響を及ぼすことになる。
酸またはナトリウム型の中のカルボキシル基、ホ
スホリル基およびスルホン基は親水的性質を付加
し、一方、カルシウム塩またはマグネシウム塩の
形にある同じ化合物は疎水性である。化学薬剤
が、一つの形においては処理水へ添加するために
可溶性であり、かつもう一つの形においては、溶
液から硬度イオンを抜き去つたのちにおいて不溶
性でなければならないという点において、溶解性
もまた考慮されねばならない。大部分のTSIポリ
マーは1000〜100000の範囲にある分子量をもち、
分子量が大きい方が不溶性であるか、あるいは水
中で有効であるほどには十分可溶性ではない。 前述の特性のほかに、TSI物質のイオン交換部
位が鎖長に沿つて適切な間隔であつて、従つてそ
れらの原子価部位が硬度イオンによつて拘束され
得るようになることが必要である。 TSI化合物はそれがある結晶性表面と接触する
まで懸濁状態でとどまつていなければならず、そ
の時点において、ポリマーをとりかこむヘルムホ
ルツ二重層は収縮してその結晶性表面への結合を
可能にさせねばならない。同時に、イオン交換部
位の間隔は結晶構造中で出会うイオンの間隔と適
合せねばならず、そして恐らくは最も重要なこと
は、TSI化合物はスケールの追加形成が阻止され
るような様式で核形成部位において結晶表面と結
合せねばならない。代表的には、これは、核形成
部位におけるいかなるスケールの沈着も妨げかつ
形成するいかなる追加的スケールをもそれが容易
に除去できるように歪ませる。疎水性表面層を生
成させることによつて達成される。結晶上の活性
部位はそれによつて脱活性化されることになる。 例として炭酸カルシウムを使うと、水中および
設備表面上で見出される結晶は面積が比較的大き
いわりには核形成部位の数が比較的少なく、少量
のTSI物質がそれらを脱活性化することができ
る。結果は、実際に成長するスケールはすべて間
隔がひろくあいており、多孔質で、断片状であ
り、はげ落ちやすい。そのようなスケールは比較
的大きい表面積をもち、そこで酸洗常によつて容
易に除くことができる。TSI化合物を使用しない
場合には、炭酸カルシウムスケールは層となり密
であつて表面積が比較的小さく、酸洗浄溶液中で
はるかに溶けにくい。 この分野の従来の研究者は、各種のスケール形
成性塩類が処理すべき水中に存在し、各塩が異な
る結晶間隔をもつことを認識してきた。単一のス
ケール形成塩だけが存在する場合にはその塩の完
全なTSI化合物を設計することは比較的容易であ
る。 TSIポリマーを組合わせることによつて改善が
おこることもまた提唱されている。そのような組
合せはある相乗的結果を与えること、すなわち、
二つの化合物の混合物が単一添加物の効果よりも
良好な成績を提供すること、が期待されてきた。
いくつかの相乗性混合物が報告されてきたが、混
合物の大部分は実際には予期された添加剤効果よ
りも悪い結果をもたらしている。 いくつかの混合物の成功を説明するのに用いら
れる一つの理論は、硬度イオンによつて一緒に結
合される多次元的のポリマー網目構造が形成され
るということである。同じ理由による相乗性が有
機ホスホン酸塩とTSIポリマー、特にマレイン酸
のような長鎖型のもの、との使用から生じ得るこ
とも提唱されてきた。 有効なTSI化合物またはそられの混合物を提供
する従来の試みのいくつかの例を論ずるが、多く
の米国特許を引用する。 恐らくはこの論議中に含まれるきわめて多数の
特許は、瓶洗滌設備から蒸溜設備にいたる各種用
途にとつて真に有効で経済的なTSI製品を得る際
の困難性を指摘するのに役立つであろう。 クリユーガー氏等の米国特許第3699048号明細
書(1972年10月17日公告)の「水系におけるスケ
ールおよび沈着物の形成の防止方法と製品」にお
いては、論じられている問題は瓶洗滌溶液中の硬
度発生イオンの除去に関係している。提唱された
混合物は、出会う特定的な硬度系について計算し
た化学量論的の量で、アクリル酸またはメタクリ
ル酸のポリマーまたはコポリマー、あるいは、そ
れらのエチレン性不飽和化合物とのコポリマー、
あるいは多糖類(例えば澱粉)のグラフトコポリ
マー、と混合したアミノアルキシレンホスホン酸
を含んでいる。相乗性が主張されており、マレイ
ン酸がグラフトコポリマーの具体例において使用
するための可能な不飽和酸の一つとして挙げられ
ている。 異なる提案はジーチヤー氏等の1973年8月7日
公告の米国特許第3751372号明細書において、「ポ
リ燐酸塩および有機ホスホン酸を用いる循還水中
のスケールおよび腐蝕制御」について述べられて
いる。この特許の主張する混合物は水溶性の有機
ホスホン酸、好ましくは1−ヒドロキシアルキレ
ン、1、1−ジホスホン酸とある種の無機ポリ燐
酸塩(あるいはそれらの相当酸)あるいは多価ア
ルコールの多官能性酸燐酸塩エステルのどちらか
との組合せである。この特許において述べられて
いる応用は蒸発器の循還冷却水の中のスケール防
止である。 ジヨーンズ氏に対する1969年12月2日公告の米
国特許第3481869号明細書における「スケールの
阻止」については、重質スケールの禁止剤はアミ
ノホスホン酸の高密度水溶液と四カリウムピロ燐
酸塩を組合わせることによつて形成される。この
組合せは石油井戸のような井戸の中でのスケール
形成の防止において、きわめて低温においても特
に有用であると論じられている。 「スケール発生時のスケール防止と除去」のた
めの系が1970年12月22日公告のジヤクリン氏の米
国特許第3549538号明細書に記述されている。ボ
イラー給水を二つの成分の混合物で以て処理し、
その第一はニトリロ化合物であり、第二は分子量
が1000または1000以上である水溶性のスルホキシ
を含まない極性付加ポリマーである。この特許の
従来技術の項において、ジヤクリンは、スチレン
と無水マレイン酸との化学量論的量の反応によつ
てつくられる好ましいスチレン−マレイン酸コポ
リマーを含む、マレイン酸のビニル付加ポリマー
(ジヨンソンの米国特許第2723956号明細書に開示
されるとおりの)の試用を記述している。 1969年6月24日公告のパルシヨン氏の米国特許
第3451939号明細書においては、「スレツシユホー
ルド組成物と方法」について、その相乗性組成物
はポリ燐酸塩とメチレンホスホネートとの混合物
を含む。 1972年5月16日公告のラルストン氏の米国特許
第3663448号明細書においては、「スケール沈着の
防止」のためのもう一つの系が示されている。こ
の系は水溶性ポリアクリル酸誘導体と混合したア
ミノホスホネートを含む。 「鹹水蒸発器中のスケール防止の方法と組成
物」についてのリツデル氏の米国特許第3505238
号明細書(1970年4月7日公告)においては、提
唱されている処理剤はアミノ―メチレンホスホネ
ートの塩である。起泡抑制剤、水溶性ポリマー、
タンニン、リグニンおよび脱気剤を含めて多数の
添加剤が提案されており、すべて、スケール形成
を防ぐように設計されている。好ましい水溶性ポ
リマーはポリアクリルアミドである。 鹹水蒸発用のメタクルリ酸−ビニルスルホネー
トコポリマーのスケール防止剤」についてのブレ
イル氏の1972年8月8日公告の米国特許第
3682224号明細書においては、スルホネートが、
好ましくは塩基性塩の形である上記組合せが、鹹
水または海水の蒸発器の温度を280〓ほどの高温
へ硫酸カルシウムを沈澱させることなしに上げる
ことを可能にするよう使用される。その物質は
10ppm程度に低い濃度で使用される。 別の「スケール防止方法」は1977年1日4日公
告のマルコフスキー氏等の米国特許第4001134号
明細書において開示される。無水マレイン酸とア
リルアセテートとのコポリマーのスレツシユホー
ルドが海水蒸溜プラント中のスケール沈着防止に
用いられる。この特許はまた、ポリエチレングリ
コールを以てキヤツプされたものを含めて、マレ
イン酸−スチレンコポリマーおよび他の無水マレ
イン酸コポリマーの従来技術の使用も述べてい
る。 「ポリカチオン性ポリマーおよびポリアニオン
性ポリマーの混合物を用いるスケール防止方法」
についてのグツトマン氏の1979年4月3日公告の
米国特許第4147627号明細書においては、志向さ
れる主要問題は蒸発脱塩基装置における水酸化マ
グネシウムスケールの防止である。このポリアニ
オン性ポリマーはアクリル酸ポリマー、ポリアミ
ドおよびポリニトリルのような物質を含み、一
方、ポリカチオン性ポリマーはこの特許の3−4
欄に記載の四つの種類から選ばれる複合物質を含
む。この特許はアメリカン・シアナミド・カンパ
ニーの所有である。アメリカン・シアナミド・カ
ンパニーはまた水酸化マグネシウムスケールの防
止に関する別の特許をもち、すなわち、「ポリカ
チオン性ポリマーおよびボリアニオン性ポリマー
の混合物を使用するマグネシウムスケール防止方
法」についての1979年8月28日公告のグツトマン
氏の米国特許第4166041号明細書である。この特
許において用いられるポリアニオン性ポリマーは
エチレン性不飽和二塩基酸(例えばマレイン酸)
あるいはエチレン性不飽和スルホン酸から誘導さ
れる。ポリカチオン性物質はそのグツトマン氏の
特許において挙げられる四つの範囲から選ばれ
る。 シラー氏等の1982年8月3日公告のアメリカ
ン・シアナミド・カンパニーが所有するもう一つ
の特許、すなわち、「蒸明脱塩装置におけるスケ
ール防止方法」についての米国特許第3342652号
明細書がある。この特許においては、マレイン酸
または無水マレイン酸とアリルスルホン酸とのコ
ポリマーが蒸発脱塩装置中のスケール形成の防止
に用いられる。 ワリンスキー氏は、1983年6月29日公告の米国
特許第4390670号明細書において、「アクリレー
ト/マレエートコポリマー、それらの製造とスケ
ール防止剤としての使用」について、モノマー種
とポリマー種が溶液中に残留するようコポリマー
を製造するための特定系を記述している。0.1か
ら100ppmの水準でのそれらの使用はカルシウム
およびマグネシウムのスケール形成を防ぐことが
述べられている。同じ発明者は「(メタ)アクリ
ル酸/イタコン酸コポリマー、それらの製造とス
ケール防止剤としての使用」について、1984年9
月27日付けで米国特許第4485223号明細書が公告
されている。この特許はモノマーと防止剤を添加
する特定の方式を述べている。最後に、米国特許
第4547559号明細書は同じ発明者へ1985年10月15
日付けで、「アクリレート/マレエートコポリマ
ー、それらの製造とスケール防止剤としての使
用」について公告されている。この特許は最初に
挙げたワリンスキーの特許と類似している。 前述の諸特許は広範囲の種類のスケール防止剤
を述べているが、脱塩装置および給水がスケール
形成性イオンを含む場合のその他の装置における
スケール形成が未だ問題である。 上述の各種の化学薬剤系は非処理供給流と比べ
るときには著しい利点を提供するが、商業的製品
および上記提唱系よりも実質的に良好であるスケ
ール防止系を発見することは当業における重要な
進歩を表わす。 発明の目的と要約 本発明の主要な目的は、特に炭酸カルシウム、
水酸化マグネシウムおよび硫酸カルシウムの、ス
ケール形成を可及的に少なくし、かつ現在商業的
に利用できる系または前述諸特許において述べら
れている系よりもきわめて良好に働く、スケール
防止系を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、スケール形成性の
イオンを含む水を処理しあるいは利用する各種の
装置において使用できるスケール防止系を提供す
ることである。 本発明のさらにもう一つの目的は、脱塩系のよ
うな水処理設備の清浄化と清浄化との間の時間を
実質的にのばすことができるスケール防止系を提
供することである。 本発明のさらにもう一つの目的は、スケール形
成をもたらすイオンの各種の量を含む供給水中で
炭酸カルシウム、水酸化マグネシウムおよび硫酸
カルシウムのスケール形成を減らすのに有効であ
るスケール防止系を提供することである。 本発明のこれらおよびその他の目的がいかにし
て達成されるかは好ましい実施態様の次の詳細記
述において述べられている。 一般的にはしかし、三つの主要成分:マレイン
酸ホモポリマー、有機ホスホネートおよびスルホ
ン酸化スチレン−マレイン酸コポリマー、を含む
スケール形成防止系を使つて達成される。好まし
い有機ホスホネートは1−ヒドロキシエタン−
1、1−ジホスホン酸(HEDPA)である。この
三成分系は海水脱塩装置、冷水塔、ボイラー、蒸
溜装置、逆滲透装置、などにおいて使用できる。
これらの目的が達成されるその他の方式は、この
好ましい実施態様の記述を読んで理解したのちに
おいて、当業者にとつて明らかになる。本発明の
スケール防止系はスレツシユホールドスケール防
止剤系であり、少量で、例えば0.1から200ppmま
たはそれ以上の範囲で使用してよいことも理解さ
れる。
イン酸のホモポリマー、約60〜75重量%の有機ホ
スホネート、および、約5〜25重量%のスルホン
酸化スチレン−マレイン酸またはスルホン酸化ス
チレン−無水マレイン酸のコポリマー、の混合物
から成る、スレツシユホールドスケール防止剤。 2 前記ホモポリマーが酸型のマレイン酸ホモポ
リマーおよびナトリウム塩型のマレイン酸ホモポ
リマーから成る群から選ばれる、特許請求の範囲
第1項記載のスケール防止剤。 3 前記有機ホスホネートが1−ヒドロキシエタ
ン−1、1−ジホスホン酸である、特許請求の範
囲第1項に記載のスケール防止剤。 4 前記有機ホスホネートが1−ヒドロキシエタ
ン−1、1−ジホスホン酸である、特許請求の範
囲第2項に記載のスケール防止剤。 5 前記スルホン酸化スチレン−マレイン酸また
はスルホン酸化スチレン−無水マレイン酸のコポ
リマーが酸型または塩型状態にある、特許請求の
範囲第1項に記載のスケール防止剤。 6 15.3〜20.4重量%のマレイン酸または無水マ
レイン酸のホモポリマー、65.3〜72.1重量%の有
機ホスホネート、および8.0〜19重量%のスルホ
ン酸化スチレン−マレイン酸またはスルホン酸化
スチレン−無水マレイン酸のコポリマー、の混合
物から成る、特許請求の範囲第1項に記載のスケ
ール防止剤。 7 17.8重量%の前記ホモポリマー、68.7重量%
の前記有機ホスホネート、および13.5重量%の前
記コポリマーからなる前記混合物であり、前記コ
ポリマーが40%水溶液状であることを特徴とす
る、特許請求の範囲第7項に記載のスケール防止
剤。 8 更に、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムま
たは他の1価水酸化物からなる群から選択される
中和剤を含む特許請求の範囲第1項に記載のスケ
ール防止剤。 発明の背景: 発明の分野 本発明は水蒸発系、ボイラー、水精製設備など
におけるマグネシウムまたはカルシウム含有スケ
ール形成を防ぐために使用するスケール防止剤に
一般的には関係している。さらに特定的にいえ
ば、本発明は三つのスケール防止剤の混合物に関
するものであり、その混合物はその三成分のうち
の単独成分または二つの組合せを使うことによつ
て得られる結果と比べるときに、予想外に相乗的
な量のスケール防止が得られる。 従来法の記述: 天然水、例えば塩水の中で可溶である各種の積
類の塩は、その濃度が水の加工、処理または使用
の間でその特定塩についての飽和値をこえるとき
に、スケールとして沈着する。スケールの沈着は
設備の周期的清浄化を必要とし、設備運転の中
断、高価な洗浄薬品の使用、設備の腐蝕、およ
び、その種の清浄化と関連する付随的労賃をもた
らすことになる。そのような問題は多年にわたつ
て認識されており、多数の研究者がスケール沈着
の防止または最小化のための系の開発を試み、清
浄化が必要なときには一たん形成されたスケール
が容易に除去されるよう、試みられてきた。これ
らの試みは、スケール形成が完全には防止または
最小化されることがなく、あるいはまた、清浄化
と次の清浄化の間の運転時間が実質上ひきのばせ
ないので、部分的にしか成功していなかつた。 海水処理中に形成し得る大部分のスケールは炭
酸カルシウム、硫酸カルシウムおよび水酸化マグ
ネシウムを含み、各々は異なる形成防止法と清浄
化問題を提示する。例示的にいえば、処理する装
置が海水上で作動するスプレーフイルム蒸気圧縮
蒸発器である場合には、それは代表的には2.0ま
たはそれ以下の濃縮値において作動し、一方、硫
酸カルシウムスケールの形成は通常はその濃縮率
が約2.5をこえるときにおこりはじめる。しかし、
ひどく汚染された設備においては、いくらかの硫
酸カルシウムが沈着することができ、従つてスケ
ール防止系を考慮する際に無視できない。一方、
蒸気圧縮蒸溜設備におけるたいていの海水鹹水排
液が9.4をこえるPHをもつので、水酸化マグネシ
ウムがその種の設備においてカルシウム、マグネ
シウムの炭酸塩および水酸化物化合物の各種の形
態と一緒に、代表的には現われる。炭酸カルシウ
ムはほとんどいつも、蒸気圧縮設備の中で水酸化
マグネシウムおよび硫酸カルシウムと一緒に形成
する。それらはしばしば個々の純粋な化合物の代
りに複合化合物を形成する。 異なるスケールは異なる清浄化特性をもち、炭
酸カルシウムが酸性清浄用溶液の中での溶解性の
ゆえに最も除去しやすいこともまた知られてい
る。水酸化マグネシウムは酸中でずつと溶解がお
そく、一方、硫酸カルシウムは一般的には除去用
キレート化剤を必要とする。 スケール形成の速度と量に影響する因子は、結
合してスケールを形成する供給原料中のイオン種
の初期濃度、処理される溶液のPH、温度、イオン
強度、処理工程中の各種の点における過飽和度、
使用するスケール防止剤の有効性、および、水中
および/またはスケール結晶がすでに形成してい
る設備の表面における核形成部位の存在、を含
む。 系のPHは、スケール防止剤、アルカリ度の初期
濃度、および二酸化炭素濃度、処理設備中の二酸
化素追出し程度、処理中におこり得るアルカリ度
の熱分解、並びに、供給原料水のイオン強度およ
び処理の進行にともなう水のイオン強度、によつ
て影響を受けることができる。 供給原料水中にスケール形成成分が存在するこ
とだけでは、スケールが形成することを意味せ
ず、おこるべき条件は成分濃度がそのそれぞれの
飽和値をこえねばならないことである。各化合物
についての飽和点は溶解積定数として知られ、そ
れは供給原料水のイオン強度と温度に応じて各々
について変動する。 スケール防止系で以て作業する際には、炭酸カ
ルシウムおよび水炭化マグネシウムのような各種
化合物の溶解積定数を比べるときに、溶液中のス
ケール誘起イオンの実際の濃度を、それらがたと
え化学量論的比率にほとんど全くないとしても、
測定することが必要であるということも念頭に置
くべきである。従つて、カチオン種とアニオン種
とのモル濃度の積である。それらの濃度のイオン
積(ion product)が用いられる。イオン積の平
方根を溶解積定数の平方根と比べるときに、過飽
和度を決定することができる。イオン積の方が大
きい場合には、溶液は過飽和であり、それらが大
きいほど、スケール形成速度が大きい。本発明以
前に知られているスケール防止剤は、この比較が
飽和係数(factor)の3−10倍の範囲にある数字
を生ずるときにはスケールを防止することができ
なかつた。 スレツシユホールド・スケール防止性(TSI)
化合物は長年知られており、この用語は、防止剤
をスケール形成塩の量と比べて少量で添加すると
きにスケール形成を防止できる化合物を記述する
のに用いられる。例えば、いくつかの有機カルボ
ン酸または塩は供給原料水中のカルシウムイオン
またはマグネシウムイオンを拘束することができ
る。クエン酸のようなヒドロキシ酸は硬度イオン
を弱く拘束し、一方、キレート化剤例えば
EDTAはこの種のイオンを拘束する一層有効な
仕事をする。 この種のスケール防止剤の主要な欠点は、それ
らが化学量論的に作用し、従つて大量で添加され
ねばならないことである。それらの化合物はそこ
でTSIであるという典型的定義にはあてはまらな
い。 本発明者の知るかぎりでは、最初の真のTSI化
合物は無機質のポリ燐酸塩であつた。10から
25ppm程度の少量のこの種の化合物が100から
300ppmの炭酸カルシウムの沈澱を抑制できる。
ポリカルボン酸およびポリマレイン酸もまた、
HEDP(1−ヒドロキシエタン−1、1−ジホス
ボン酸)および各種の有機アミノホスホネートの
ような有機ホスホネートと同様、TSI性質を保持
することが見出された。後者はこの分野の研究者
へ多少の不可思議さを提示し、それは、それらが
ポリマー質でないからであるが、しかし、今で
は、スケール形成性イオンを含む水の中でそれら
が実際に硬度イオンと一緒にポリマーを形成して
ポリマー形成過程における連結体として作用する
ものと信じられている。しかしもし供給原料水が
鉄または他の懸濁固体を含むならば、恐らくその
鉄塩または懸濁固体による重合阻止のために、あ
まり有効でなくなるかもしれない。 TSI化合物として有効であるためには、いくつ
かの要因が考慮されねばならない。それらはポリ
マー上の基およびポリマーの長さに関して親水性
および疎水性の特性を含み、これは供給原料水中
のポリマーの溶解度に影響を及ぼすことになる。
酸またはナトリウム型の中のカルボキシル基、ホ
スホリル基およびスルホン基は親水的性質を付加
し、一方、カルシウム塩またはマグネシウム塩の
形にある同じ化合物は疎水性である。化学薬剤
が、一つの形においては処理水へ添加するために
可溶性であり、かつもう一つの形においては、溶
液から硬度イオンを抜き去つたのちにおいて不溶
性でなければならないという点において、溶解性
もまた考慮されねばならない。大部分のTSIポリ
マーは1000〜100000の範囲にある分子量をもち、
分子量が大きい方が不溶性であるか、あるいは水
中で有効であるほどには十分可溶性ではない。 前述の特性のほかに、TSI物質のイオン交換部
位が鎖長に沿つて適切な間隔であつて、従つてそ
れらの原子価部位が硬度イオンによつて拘束され
得るようになることが必要である。 TSI化合物はそれがある結晶性表面と接触する
まで懸濁状態でとどまつていなければならず、そ
の時点において、ポリマーをとりかこむヘルムホ
ルツ二重層は収縮してその結晶性表面への結合を
可能にさせねばならない。同時に、イオン交換部
位の間隔は結晶構造中で出会うイオンの間隔と適
合せねばならず、そして恐らくは最も重要なこと
は、TSI化合物はスケールの追加形成が阻止され
るような様式で核形成部位において結晶表面と結
合せねばならない。代表的には、これは、核形成
部位におけるいかなるスケールの沈着も妨げかつ
形成するいかなる追加的スケールをもそれが容易
に除去できるように歪ませる。疎水性表面層を生
成させることによつて達成される。結晶上の活性
部位はそれによつて脱活性化されることになる。 例として炭酸カルシウムを使うと、水中および
設備表面上で見出される結晶は面積が比較的大き
いわりには核形成部位の数が比較的少なく、少量
のTSI物質がそれらを脱活性化することができ
る。結果は、実際に成長するスケールはすべて間
隔がひろくあいており、多孔質で、断片状であ
り、はげ落ちやすい。そのようなスケールは比較
的大きい表面積をもち、そこで酸洗常によつて容
易に除くことができる。TSI化合物を使用しない
場合には、炭酸カルシウムスケールは層となり密
であつて表面積が比較的小さく、酸洗浄溶液中で
はるかに溶けにくい。 この分野の従来の研究者は、各種のスケール形
成性塩類が処理すべき水中に存在し、各塩が異な
る結晶間隔をもつことを認識してきた。単一のス
ケール形成塩だけが存在する場合にはその塩の完
全なTSI化合物を設計することは比較的容易であ
る。 TSIポリマーを組合わせることによつて改善が
おこることもまた提唱されている。そのような組
合せはある相乗的結果を与えること、すなわち、
二つの化合物の混合物が単一添加物の効果よりも
良好な成績を提供すること、が期待されてきた。
いくつかの相乗性混合物が報告されてきたが、混
合物の大部分は実際には予期された添加剤効果よ
りも悪い結果をもたらしている。 いくつかの混合物の成功を説明するのに用いら
れる一つの理論は、硬度イオンによつて一緒に結
合される多次元的のポリマー網目構造が形成され
るということである。同じ理由による相乗性が有
機ホスホン酸塩とTSIポリマー、特にマレイン酸
のような長鎖型のもの、との使用から生じ得るこ
とも提唱されてきた。 有効なTSI化合物またはそられの混合物を提供
する従来の試みのいくつかの例を論ずるが、多く
の米国特許を引用する。 恐らくはこの論議中に含まれるきわめて多数の
特許は、瓶洗滌設備から蒸溜設備にいたる各種用
途にとつて真に有効で経済的なTSI製品を得る際
の困難性を指摘するのに役立つであろう。 クリユーガー氏等の米国特許第3699048号明細
書(1972年10月17日公告)の「水系におけるスケ
ールおよび沈着物の形成の防止方法と製品」にお
いては、論じられている問題は瓶洗滌溶液中の硬
度発生イオンの除去に関係している。提唱された
混合物は、出会う特定的な硬度系について計算し
た化学量論的の量で、アクリル酸またはメタクリ
ル酸のポリマーまたはコポリマー、あるいは、そ
れらのエチレン性不飽和化合物とのコポリマー、
あるいは多糖類(例えば澱粉)のグラフトコポリ
マー、と混合したアミノアルキシレンホスホン酸
を含んでいる。相乗性が主張されており、マレイ
ン酸がグラフトコポリマーの具体例において使用
するための可能な不飽和酸の一つとして挙げられ
ている。 異なる提案はジーチヤー氏等の1973年8月7日
公告の米国特許第3751372号明細書において、「ポ
リ燐酸塩および有機ホスホン酸を用いる循還水中
のスケールおよび腐蝕制御」について述べられて
いる。この特許の主張する混合物は水溶性の有機
ホスホン酸、好ましくは1−ヒドロキシアルキレ
ン、1、1−ジホスホン酸とある種の無機ポリ燐
酸塩(あるいはそれらの相当酸)あるいは多価ア
ルコールの多官能性酸燐酸塩エステルのどちらか
との組合せである。この特許において述べられて
いる応用は蒸発器の循還冷却水の中のスケール防
止である。 ジヨーンズ氏に対する1969年12月2日公告の米
国特許第3481869号明細書における「スケールの
阻止」については、重質スケールの禁止剤はアミ
ノホスホン酸の高密度水溶液と四カリウムピロ燐
酸塩を組合わせることによつて形成される。この
組合せは石油井戸のような井戸の中でのスケール
形成の防止において、きわめて低温においても特
に有用であると論じられている。 「スケール発生時のスケール防止と除去」のた
めの系が1970年12月22日公告のジヤクリン氏の米
国特許第3549538号明細書に記述されている。ボ
イラー給水を二つの成分の混合物で以て処理し、
その第一はニトリロ化合物であり、第二は分子量
が1000または1000以上である水溶性のスルホキシ
を含まない極性付加ポリマーである。この特許の
従来技術の項において、ジヤクリンは、スチレン
と無水マレイン酸との化学量論的量の反応によつ
てつくられる好ましいスチレン−マレイン酸コポ
リマーを含む、マレイン酸のビニル付加ポリマー
(ジヨンソンの米国特許第2723956号明細書に開示
されるとおりの)の試用を記述している。 1969年6月24日公告のパルシヨン氏の米国特許
第3451939号明細書においては、「スレツシユホー
ルド組成物と方法」について、その相乗性組成物
はポリ燐酸塩とメチレンホスホネートとの混合物
を含む。 1972年5月16日公告のラルストン氏の米国特許
第3663448号明細書においては、「スケール沈着の
防止」のためのもう一つの系が示されている。こ
の系は水溶性ポリアクリル酸誘導体と混合したア
ミノホスホネートを含む。 「鹹水蒸発器中のスケール防止の方法と組成
物」についてのリツデル氏の米国特許第3505238
号明細書(1970年4月7日公告)においては、提
唱されている処理剤はアミノ―メチレンホスホネ
ートの塩である。起泡抑制剤、水溶性ポリマー、
タンニン、リグニンおよび脱気剤を含めて多数の
添加剤が提案されており、すべて、スケール形成
を防ぐように設計されている。好ましい水溶性ポ
リマーはポリアクリルアミドである。 鹹水蒸発用のメタクルリ酸−ビニルスルホネー
トコポリマーのスケール防止剤」についてのブレ
イル氏の1972年8月8日公告の米国特許第
3682224号明細書においては、スルホネートが、
好ましくは塩基性塩の形である上記組合せが、鹹
水または海水の蒸発器の温度を280〓ほどの高温
へ硫酸カルシウムを沈澱させることなしに上げる
ことを可能にするよう使用される。その物質は
10ppm程度に低い濃度で使用される。 別の「スケール防止方法」は1977年1日4日公
告のマルコフスキー氏等の米国特許第4001134号
明細書において開示される。無水マレイン酸とア
リルアセテートとのコポリマーのスレツシユホー
ルドが海水蒸溜プラント中のスケール沈着防止に
用いられる。この特許はまた、ポリエチレングリ
コールを以てキヤツプされたものを含めて、マレ
イン酸−スチレンコポリマーおよび他の無水マレ
イン酸コポリマーの従来技術の使用も述べてい
る。 「ポリカチオン性ポリマーおよびポリアニオン
性ポリマーの混合物を用いるスケール防止方法」
についてのグツトマン氏の1979年4月3日公告の
米国特許第4147627号明細書においては、志向さ
れる主要問題は蒸発脱塩基装置における水酸化マ
グネシウムスケールの防止である。このポリアニ
オン性ポリマーはアクリル酸ポリマー、ポリアミ
ドおよびポリニトリルのような物質を含み、一
方、ポリカチオン性ポリマーはこの特許の3−4
欄に記載の四つの種類から選ばれる複合物質を含
む。この特許はアメリカン・シアナミド・カンパ
ニーの所有である。アメリカン・シアナミド・カ
ンパニーはまた水酸化マグネシウムスケールの防
止に関する別の特許をもち、すなわち、「ポリカ
チオン性ポリマーおよびボリアニオン性ポリマー
の混合物を使用するマグネシウムスケール防止方
法」についての1979年8月28日公告のグツトマン
氏の米国特許第4166041号明細書である。この特
許において用いられるポリアニオン性ポリマーは
エチレン性不飽和二塩基酸(例えばマレイン酸)
あるいはエチレン性不飽和スルホン酸から誘導さ
れる。ポリカチオン性物質はそのグツトマン氏の
特許において挙げられる四つの範囲から選ばれ
る。 シラー氏等の1982年8月3日公告のアメリカ
ン・シアナミド・カンパニーが所有するもう一つ
の特許、すなわち、「蒸明脱塩装置におけるスケ
ール防止方法」についての米国特許第3342652号
明細書がある。この特許においては、マレイン酸
または無水マレイン酸とアリルスルホン酸とのコ
ポリマーが蒸発脱塩装置中のスケール形成の防止
に用いられる。 ワリンスキー氏は、1983年6月29日公告の米国
特許第4390670号明細書において、「アクリレー
ト/マレエートコポリマー、それらの製造とスケ
ール防止剤としての使用」について、モノマー種
とポリマー種が溶液中に残留するようコポリマー
を製造するための特定系を記述している。0.1か
ら100ppmの水準でのそれらの使用はカルシウム
およびマグネシウムのスケール形成を防ぐことが
述べられている。同じ発明者は「(メタ)アクリ
ル酸/イタコン酸コポリマー、それらの製造とス
ケール防止剤としての使用」について、1984年9
月27日付けで米国特許第4485223号明細書が公告
されている。この特許はモノマーと防止剤を添加
する特定の方式を述べている。最後に、米国特許
第4547559号明細書は同じ発明者へ1985年10月15
日付けで、「アクリレート/マレエートコポリマ
ー、それらの製造とスケール防止剤としての使
用」について公告されている。この特許は最初に
挙げたワリンスキーの特許と類似している。 前述の諸特許は広範囲の種類のスケール防止剤
を述べているが、脱塩装置および給水がスケール
形成性イオンを含む場合のその他の装置における
スケール形成が未だ問題である。 上述の各種の化学薬剤系は非処理供給流と比べ
るときには著しい利点を提供するが、商業的製品
および上記提唱系よりも実質的に良好であるスケ
ール防止系を発見することは当業における重要な
進歩を表わす。 発明の目的と要約 本発明の主要な目的は、特に炭酸カルシウム、
水酸化マグネシウムおよび硫酸カルシウムの、ス
ケール形成を可及的に少なくし、かつ現在商業的
に利用できる系または前述諸特許において述べら
れている系よりもきわめて良好に働く、スケール
防止系を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、スケール形成性の
イオンを含む水を処理しあるいは利用する各種の
装置において使用できるスケール防止系を提供す
ることである。 本発明のさらにもう一つの目的は、脱塩系のよ
うな水処理設備の清浄化と清浄化との間の時間を
実質的にのばすことができるスケール防止系を提
供することである。 本発明のさらにもう一つの目的は、スケール形
成をもたらすイオンの各種の量を含む供給水中で
炭酸カルシウム、水酸化マグネシウムおよび硫酸
カルシウムのスケール形成を減らすのに有効であ
るスケール防止系を提供することである。 本発明のこれらおよびその他の目的がいかにし
て達成されるかは好ましい実施態様の次の詳細記
述において述べられている。 一般的にはしかし、三つの主要成分:マレイン
酸ホモポリマー、有機ホスホネートおよびスルホ
ン酸化スチレン−マレイン酸コポリマー、を含む
スケール形成防止系を使つて達成される。好まし
い有機ホスホネートは1−ヒドロキシエタン−
1、1−ジホスホン酸(HEDPA)である。この
三成分系は海水脱塩装置、冷水塔、ボイラー、蒸
溜装置、逆滲透装置、などにおいて使用できる。
これらの目的が達成されるその他の方式は、この
好ましい実施態様の記述を読んで理解したのちに
おいて、当業者にとつて明らかになる。本発明の
スケール防止系はスレツシユホールドスケール防
止剤系であり、少量で、例えば0.1から200ppmま
たはそれ以上の範囲で使用してよいことも理解さ
れる。
本化学出願における図面はない。
好ましい具体化の詳細説明
前述のとおり、相乗効果はスケール防止化学の
分野において働く研究者の一つの目標であつた。
発明者は、スレツシユホールドスケール防止剤と
して作用かつ前述の他の系および市場で現在利用
できる系にまさる改善結果を提供する、化合物の
相乗性混合物を発見したのである。私が発明した
混合物は二つのポリマーと有機ホスホネート例え
ばHEDPAとの混合物を含む。私の系においては
相乗効果は背景として作用するポリマーにより、
それへ重合するHEDPAと一緒に提供され、一
方、硬度イオンは連結体として働くものと私は信
じている。有機ホスホネートは恐らくは、つくり
出される分岐へ追加的長さを構築しあるいは他の
ポリマー鎖へ結合する。そのような機構は、網目
構造または多次元的網目構造が形成され、結晶が
発達しはじめるにつれてそれが結晶上でこんどは
沈積しそしてより大きい結晶面を脱活性化すると
いう点において、私が得た結果と通ずる。その改
善はそこで、その種の網目構造が、その結合物の
個々の成分または三成分のうちの二つの成分の三
つの可能な小組合せのいずれかが可能であるより
も大きいスケール形成表面を脱活性化するという
認識から生ずる。 私の改善されたスケール発生防止系を試験する
に際し、私は、混合物の成分の有効比率を決定し
かつ普通に出会うスケールの三つのすべて、すな
わち、硫酸カルシウム、炭酸カルシウムおよび水
酸化マグネシウム、の形成を妨げるのにできるだ
け有効である調合に到達するために、異なる種類
の試験を採用した。 はじめの試験においては、マレイン酸ポリマー
と有機ホスホネートとの混合物が第三成分として
の他のポリマーあるいはアミノホスホン酸と一緒
に採用されるときに、相当に良好な結果を提供す
ることが決定された。しかし、水系化学がずれて
硫酸カルシウムについて高い過飽和水準を与える
場合には、硫酸カルシウム小結晶の形成とスケー
ル形成性イオンの過飽和の大きな増加とのため
に、運転時間が短かくなることが観察された。 換言すると、混合物は水酸化マグネシウムおよ
び炭酸カルシウムのスケールについての良好なス
ケール防止特性をもつが、硫酸カルシウムに関し
ては良好な防止特性をもたなかつた。 蒸発器の中、特に、熱交換管束のU字型曲管中
におけるような水の流れのおそい領域の中におい
ては、過度の濃縮率がおこり得るので、硫酸カル
シウムは沈澱がおこる可能性がありかつしばしば
炭酸カルシウム沈澱と一緒に実際におこる。従つ
て、理想的な防止剤系は、まずは炭酸カルシウム
と水酸化マグネシウムとのスケール発生の最小化
に有効でなければならないことのほか硫酸カルシ
ウムの沈澱を可及的に少なくできなければならな
い。 マレイン酸ホモポリマーと有機ボスホネートと
を第三のポリマー物質と一緒に使用するときに
は、一般的に改善された結果が認められた。しか
し、大きく改善された結果は、これらの成分のは
じめの二つを第三成分としてのスルホン酸化スチ
レン−マレイン酸コポリマーと混合するときに認
められた。実際にはこの新しい混合物について実
施した実験室テストにおける運転時間(run
times)は非常に長かつたのでカルシウムイオン
の濃縮率を3倍に増加し、通常のカルシウムレベ
ルの総計5倍まで増加し、その結果試験時間を短
かくした。もちろん、その種の増加はまた両カル
シウムスケール形成塩についての過飽和値を増す
が、しかし水酸化マグネシウム値に影響しない。
組成物中の比較的小さい変化は、次の表1におい
て例証するとおり、運転時間におけるいくらかの
増加また減少を誘起した。
分野において働く研究者の一つの目標であつた。
発明者は、スレツシユホールドスケール防止剤と
して作用かつ前述の他の系および市場で現在利用
できる系にまさる改善結果を提供する、化合物の
相乗性混合物を発見したのである。私が発明した
混合物は二つのポリマーと有機ホスホネート例え
ばHEDPAとの混合物を含む。私の系においては
相乗効果は背景として作用するポリマーにより、
それへ重合するHEDPAと一緒に提供され、一
方、硬度イオンは連結体として働くものと私は信
じている。有機ホスホネートは恐らくは、つくり
出される分岐へ追加的長さを構築しあるいは他の
ポリマー鎖へ結合する。そのような機構は、網目
構造または多次元的網目構造が形成され、結晶が
発達しはじめるにつれてそれが結晶上でこんどは
沈積しそしてより大きい結晶面を脱活性化すると
いう点において、私が得た結果と通ずる。その改
善はそこで、その種の網目構造が、その結合物の
個々の成分または三成分のうちの二つの成分の三
つの可能な小組合せのいずれかが可能であるより
も大きいスケール形成表面を脱活性化するという
認識から生ずる。 私の改善されたスケール発生防止系を試験する
に際し、私は、混合物の成分の有効比率を決定し
かつ普通に出会うスケールの三つのすべて、すな
わち、硫酸カルシウム、炭酸カルシウムおよび水
酸化マグネシウム、の形成を妨げるのにできるだ
け有効である調合に到達するために、異なる種類
の試験を採用した。 はじめの試験においては、マレイン酸ポリマー
と有機ホスホネートとの混合物が第三成分として
の他のポリマーあるいはアミノホスホン酸と一緒
に採用されるときに、相当に良好な結果を提供す
ることが決定された。しかし、水系化学がずれて
硫酸カルシウムについて高い過飽和水準を与える
場合には、硫酸カルシウム小結晶の形成とスケー
ル形成性イオンの過飽和の大きな増加とのため
に、運転時間が短かくなることが観察された。 換言すると、混合物は水酸化マグネシウムおよ
び炭酸カルシウムのスケールについての良好なス
ケール防止特性をもつが、硫酸カルシウムに関し
ては良好な防止特性をもたなかつた。 蒸発器の中、特に、熱交換管束のU字型曲管中
におけるような水の流れのおそい領域の中におい
ては、過度の濃縮率がおこり得るので、硫酸カル
シウムは沈澱がおこる可能性がありかつしばしば
炭酸カルシウム沈澱と一緒に実際におこる。従つ
て、理想的な防止剤系は、まずは炭酸カルシウム
と水酸化マグネシウムとのスケール発生の最小化
に有効でなければならないことのほか硫酸カルシ
ウムの沈澱を可及的に少なくできなければならな
い。 マレイン酸ホモポリマーと有機ボスホネートと
を第三のポリマー物質と一緒に使用するときに
は、一般的に改善された結果が認められた。しか
し、大きく改善された結果は、これらの成分のは
じめの二つを第三成分としてのスルホン酸化スチ
レン−マレイン酸コポリマーと混合するときに認
められた。実際にはこの新しい混合物について実
施した実験室テストにおける運転時間(run
times)は非常に長かつたのでカルシウムイオン
の濃縮率を3倍に増加し、通常のカルシウムレベ
ルの総計5倍まで増加し、その結果試験時間を短
かくした。もちろん、その種の増加はまた両カル
シウムスケール形成塩についての過飽和値を増す
が、しかし水酸化マグネシウム値に影響しない。
組成物中の比較的小さい変化は、次の表1におい
て例証するとおり、運転時間におけるいくらかの
増加また減少を誘起した。
【表】
HEDPA。フイリツプA.ハント・ケミカル・コ
ーポレーシヨンが製造し、ウエイプレツクスの商
標下で販売。水溶液中固形分60%。 EVN=マレイン酸ホモポリマー。チバガイギ
ーが製造し、ベルガードEVNの商標下で販売。
水中ナトリウム塩溶液の固形分33%。 TL−3=スルホン酸化スチレン−マレイン酸
コポリマー。ナシヨナル・スターチが製造し、そ
の商標名バーサ・TL3として販売。水溶液中固形
分40%。 〔註〕 試験1はカルシウム濃度が3倍増加する
前の運転であり、残りの試験はその増加後の運
転である。 このような試験の間において、試験1および2
(表1の)調合は濁度終点(turbidity end
point)に達する前では385分運転した。これは、
沈澱が起こる前、ただ85℃に達したウエイプレツ
クスHEDPAを使用する試験、単独で使用した成
分EVNについての39分、そして、成分HEDPA
及びEVNが最大の相乗効果のある組成物である
と信じられていたものと共に使用されたときの
143分と比較した。 この実験室テストにおいて認められた結果は、
油井掘さく船上でスプレーフイルム蒸気圧縮海水
蒸溜装置の中で実施した現場試験によつて確かめ
られた。この現場試験で使用した海水の供給源
は、水の半分が蒸溜水として生成されて排液
(blowdown)中の濃度は倍になつていた。この
現場テスト中に多数の化学的および物理的試験
を、蒸溜物流速対時間、アルカリ度減少
(lostalkalinity)、洗浄能力度(cleanability)、
およびテスト中に管上に形成されるスケールの分
析、を含めて実施した。 我々の実験室において開発した混合物である6
種の異なる調合物を、2種の個別のスケール防止
剤および1種の他の商業的混合物と共に、この現
場において試験した。各々を200時間試験し、生
成の低下の傾きを比較した。これらの試験によ
り、表1の試験1および2の混合物が実質的に改
善されたスレツシユホールドスケール防止剤であ
るという実験室試験が確認された。 通し期間テスト(full term testing)を次に表
1の試験1および2の組成物を使つて実施し、
1200時間の実際の運転時間が得られた。メチルオ
レンジ・アルカリ度減少は22mg/であり、管上
のスケール組成物は炭酸カルシウム6%、水酸化
マグネシウム40%、および硫酸カルシウム38%で
あることが測定された。これはHEDPA単独使用
時の約4倍であり、我々の次の最適の混合物を使
用する運転時間の2倍であつた。それはまた最良
の商業的混合的の運転時間の2倍であつた。 表1の試験1及び2の混合物は、我々のその他
のブレンドのいくつかよりもアルカリ度の損失が
高かつた。このことは、通常、我々のその他のブ
レントのいくつかが洗浄操作と洗浄操作の間の操
業時間を一層延長させるであろうことを示してい
るであろう。この混合物の成績の実質的改善にお
いて鍵となる要因は形成される管上のスケールが
微細針状様であることである。 これらの針状物はその幅に比べて相対的に長く
成長し、破損する。このように、このスケール防
止剤混合物が、通常成長する板状スケールでなく
針状結晶しか形成させない能力は、水の速度が結
晶を破損し去り次いで結晶が系を離れるので、そ
のスケールを自己清浄性のあるものとさせる。
TSI混合物によるスケールのこの結晶変性は混合
物中の成分Cの存在に基因するものと信じられ
る。 従つて、本発明の目的は試験1および2の組成
物を用いることによつて最適に達成され、他の商
業的に入手できるスケール防止剤、および、ポリ
マーと有機ホスホネートとの我々の他のブレンド
を使つて得られる結果より実質的に改善された結
果が得られた。 本発明の好都合なスケール防止はこれらの範疇
にある多数の入手可能薬剤を使つて達成できると
信じらるるが、私は以下において示されるとおり
のいくつかの商標名によつて規定される製品を使
用した。 HEDP−Aについては、上記において定義した
ウエイレツクとデクウエスト2010とが有効である
ことが見出されたが、後者はモンサント・コーポ
レーシヨンが製造販売するHEDP−Aである。 マレイン酸または無水マレイン酸のホモポリマ
ーについては、各種のチバガイギーの化合物が用
いられ、それらのいくつかは酸の形にあり、ある
いはナトリウム塩の形にある。その酸型ポリマー
は商標名ベルガードEV、ベルクレン200およびベ
ルガードEV63として販売され、一方、ナトリウ
ム塩は商標名ベルガードEVN、ベルクレン201、
ベルガードEVN170、およびベルロス285として
販売されている。上記のチバガイギー社の化合物
の各々の製造及び組成については、1974年5月14
日にジヨンズ(Jones)氏等に与えられた米国特
許第3810834号明細書に充分に開示されている。
該明細書は、300〜5000の分子量を有する加水分
解済ポリ無水マレイン酸の使用について論じてい
る。ベルクレン200の分子量は、スナイダ−
(Snyder)等に与えられた米国特許第4446045号
明細書(6欄、43〜47行)中で、800〜1000であ
ると確認される。有用であることがわかつたスル
ホン酸化マレイン酸―スチレンコポリマー(成分
C)には、表1脚注で示したバーサTL−3、並
びにアーコ・ケミカル社(Arco Chemical社)
によつて製造されるS−SMA3000が包含される。
バーサTL−3は、約1500の分子量を有するとし
て、米国特許第4446045号明細書(第5欄、49〜
50行)に開示されている。 前述の特定のホモポリマー、有機ホスホネー
ト、およびコポリマーは限定として取られるべき
ものではなく、試験された化合物の類似の性質を
もつ他の商業的に入手できる製品は本発明におい
て有用であるからである。 本発明のスレツシユホールドスケール防止剤は
パーセンテージ組成において広く変動する三成分
の混合物からつくることができる。例えば、マレ
イン酸ホモポリマーは1−50%の範囲にある量で
使用でき、20−30%が好ましい。HEDP―Aは30
から90%で使用でき、50―60%が好ましい。コポ
リマーは1から50%で使用でき、10−25%が好ま
しい。混合物自体は0.1から200ppmまたはそれ以
上の程度の少量でかつ0℃から300℃の間の温度
において使用でき、それらの条件は、冷水塔、ボ
イラー、蒸溜装置、逆滲透装置、電気透析装置、
熱交換器、など、すなわち、スケールの形成と清
浄化が過去において問題となつた装置、のよう
な、関係する処理装置の種類に依存する。ナトリ
ウム、カリウムまたは他の一価の水酸化物の群か
ら選ばれる中和剤も本発明のスケール防止剤へ添
加してもよい。 前記の記述は、いくつかの具体化を引用しそれ
らのうちのいくつかが脱塩装置におけるスケール
防止に最適なものであつたが、本発明は前記記述
に限定されるべきものではなく、次の請求の範囲
によつてのみ限定を受けるものである。
ーポレーシヨンが製造し、ウエイプレツクスの商
標下で販売。水溶液中固形分60%。 EVN=マレイン酸ホモポリマー。チバガイギ
ーが製造し、ベルガードEVNの商標下で販売。
水中ナトリウム塩溶液の固形分33%。 TL−3=スルホン酸化スチレン−マレイン酸
コポリマー。ナシヨナル・スターチが製造し、そ
の商標名バーサ・TL3として販売。水溶液中固形
分40%。 〔註〕 試験1はカルシウム濃度が3倍増加する
前の運転であり、残りの試験はその増加後の運
転である。 このような試験の間において、試験1および2
(表1の)調合は濁度終点(turbidity end
point)に達する前では385分運転した。これは、
沈澱が起こる前、ただ85℃に達したウエイプレツ
クスHEDPAを使用する試験、単独で使用した成
分EVNについての39分、そして、成分HEDPA
及びEVNが最大の相乗効果のある組成物である
と信じられていたものと共に使用されたときの
143分と比較した。 この実験室テストにおいて認められた結果は、
油井掘さく船上でスプレーフイルム蒸気圧縮海水
蒸溜装置の中で実施した現場試験によつて確かめ
られた。この現場試験で使用した海水の供給源
は、水の半分が蒸溜水として生成されて排液
(blowdown)中の濃度は倍になつていた。この
現場テスト中に多数の化学的および物理的試験
を、蒸溜物流速対時間、アルカリ度減少
(lostalkalinity)、洗浄能力度(cleanability)、
およびテスト中に管上に形成されるスケールの分
析、を含めて実施した。 我々の実験室において開発した混合物である6
種の異なる調合物を、2種の個別のスケール防止
剤および1種の他の商業的混合物と共に、この現
場において試験した。各々を200時間試験し、生
成の低下の傾きを比較した。これらの試験によ
り、表1の試験1および2の混合物が実質的に改
善されたスレツシユホールドスケール防止剤であ
るという実験室試験が確認された。 通し期間テスト(full term testing)を次に表
1の試験1および2の組成物を使つて実施し、
1200時間の実際の運転時間が得られた。メチルオ
レンジ・アルカリ度減少は22mg/であり、管上
のスケール組成物は炭酸カルシウム6%、水酸化
マグネシウム40%、および硫酸カルシウム38%で
あることが測定された。これはHEDPA単独使用
時の約4倍であり、我々の次の最適の混合物を使
用する運転時間の2倍であつた。それはまた最良
の商業的混合的の運転時間の2倍であつた。 表1の試験1及び2の混合物は、我々のその他
のブレンドのいくつかよりもアルカリ度の損失が
高かつた。このことは、通常、我々のその他のブ
レントのいくつかが洗浄操作と洗浄操作の間の操
業時間を一層延長させるであろうことを示してい
るであろう。この混合物の成績の実質的改善にお
いて鍵となる要因は形成される管上のスケールが
微細針状様であることである。 これらの針状物はその幅に比べて相対的に長く
成長し、破損する。このように、このスケール防
止剤混合物が、通常成長する板状スケールでなく
針状結晶しか形成させない能力は、水の速度が結
晶を破損し去り次いで結晶が系を離れるので、そ
のスケールを自己清浄性のあるものとさせる。
TSI混合物によるスケールのこの結晶変性は混合
物中の成分Cの存在に基因するものと信じられ
る。 従つて、本発明の目的は試験1および2の組成
物を用いることによつて最適に達成され、他の商
業的に入手できるスケール防止剤、および、ポリ
マーと有機ホスホネートとの我々の他のブレンド
を使つて得られる結果より実質的に改善された結
果が得られた。 本発明の好都合なスケール防止はこれらの範疇
にある多数の入手可能薬剤を使つて達成できると
信じらるるが、私は以下において示されるとおり
のいくつかの商標名によつて規定される製品を使
用した。 HEDP−Aについては、上記において定義した
ウエイレツクとデクウエスト2010とが有効である
ことが見出されたが、後者はモンサント・コーポ
レーシヨンが製造販売するHEDP−Aである。 マレイン酸または無水マレイン酸のホモポリマ
ーについては、各種のチバガイギーの化合物が用
いられ、それらのいくつかは酸の形にあり、ある
いはナトリウム塩の形にある。その酸型ポリマー
は商標名ベルガードEV、ベルクレン200およびベ
ルガードEV63として販売され、一方、ナトリウ
ム塩は商標名ベルガードEVN、ベルクレン201、
ベルガードEVN170、およびベルロス285として
販売されている。上記のチバガイギー社の化合物
の各々の製造及び組成については、1974年5月14
日にジヨンズ(Jones)氏等に与えられた米国特
許第3810834号明細書に充分に開示されている。
該明細書は、300〜5000の分子量を有する加水分
解済ポリ無水マレイン酸の使用について論じてい
る。ベルクレン200の分子量は、スナイダ−
(Snyder)等に与えられた米国特許第4446045号
明細書(6欄、43〜47行)中で、800〜1000であ
ると確認される。有用であることがわかつたスル
ホン酸化マレイン酸―スチレンコポリマー(成分
C)には、表1脚注で示したバーサTL−3、並
びにアーコ・ケミカル社(Arco Chemical社)
によつて製造されるS−SMA3000が包含される。
バーサTL−3は、約1500の分子量を有するとし
て、米国特許第4446045号明細書(第5欄、49〜
50行)に開示されている。 前述の特定のホモポリマー、有機ホスホネー
ト、およびコポリマーは限定として取られるべき
ものではなく、試験された化合物の類似の性質を
もつ他の商業的に入手できる製品は本発明におい
て有用であるからである。 本発明のスレツシユホールドスケール防止剤は
パーセンテージ組成において広く変動する三成分
の混合物からつくることができる。例えば、マレ
イン酸ホモポリマーは1−50%の範囲にある量で
使用でき、20−30%が好ましい。HEDP―Aは30
から90%で使用でき、50―60%が好ましい。コポ
リマーは1から50%で使用でき、10−25%が好ま
しい。混合物自体は0.1から200ppmまたはそれ以
上の程度の少量でかつ0℃から300℃の間の温度
において使用でき、それらの条件は、冷水塔、ボ
イラー、蒸溜装置、逆滲透装置、電気透析装置、
熱交換器、など、すなわち、スケールの形成と清
浄化が過去において問題となつた装置、のよう
な、関係する処理装置の種類に依存する。ナトリ
ウム、カリウムまたは他の一価の水酸化物の群か
ら選ばれる中和剤も本発明のスケール防止剤へ添
加してもよい。 前記の記述は、いくつかの具体化を引用しそれ
らのうちのいくつかが脱塩装置におけるスケール
防止に最適なものであつたが、本発明は前記記述
に限定されるべきものではなく、次の請求の範囲
によつてのみ限定を受けるものである。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US824230 | 1986-01-30 | ||
| US06/824,230 US4713195A (en) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | Scale inhibitor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63500783A JPS63500783A (ja) | 1988-03-24 |
| JPH026598B2 true JPH026598B2 (ja) | 1990-02-09 |
Family
ID=25240906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62500939A Granted JPS63500783A (ja) | 1986-01-30 | 1987-01-27 | スケ−ル防止剤 |
Country Status (21)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4713195A (ja) |
| EP (1) | EP0256057B1 (ja) |
| JP (1) | JPS63500783A (ja) |
| KR (1) | KR920007870B1 (ja) |
| AT (1) | ATE87890T1 (ja) |
| AU (1) | AU589491B2 (ja) |
| BR (1) | BR8705374A (ja) |
| CA (1) | CA1272424A (ja) |
| DE (1) | DE3785265D1 (ja) |
| EG (1) | EG18261A (ja) |
| ES (1) | ES2004516A6 (ja) |
| FI (1) | FI874237A0 (ja) |
| GB (1) | GB2200624B (ja) |
| GR (1) | GR870123B (ja) |
| IL (1) | IL81297A (ja) |
| MX (1) | MX162396A (ja) |
| MY (1) | MY101542A (ja) |
| NL (1) | NL8700201A (ja) |
| NO (1) | NO169482C (ja) |
| WO (1) | WO1987004696A1 (ja) |
| ZA (1) | ZA87640B (ja) |
Families Citing this family (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4834955A (en) * | 1988-04-26 | 1989-05-30 | Nalco Chemical Company | Chemical formulation and combined process for inhibiting deposition and corrosion in cooling water and gypsum scaling in flue gas desulfurization scrubber systems |
| US5053161A (en) * | 1988-06-10 | 1991-10-01 | The Mogul Corporation | Composition for inhibiting scale in water systems |
| US4978456A (en) * | 1988-06-10 | 1990-12-18 | The Mogul Corporation | Method for inhibiting scale and corrosion in water systems |
| GB8906413D0 (en) * | 1989-03-21 | 1989-05-04 | Ciba Geigy Ag | Composition for treating water or aqueous systems |
| US5135661A (en) * | 1989-03-21 | 1992-08-04 | Suresh Patel | Process for treating water or aqueous systems |
| US5259985A (en) * | 1990-09-03 | 1993-11-09 | Katayama Chemical, Incorporated | Calcium carbonate scale inhibitor having organophosphonate, water soluble acrylic or maleic copolymer and citric acid |
| US6022516A (en) * | 1997-06-23 | 2000-02-08 | Fmc Corporation | Method of reducing the formation of scale in the production of soda ash from trona and nahcolite ores |
| US6136219A (en) * | 1999-07-01 | 2000-10-24 | Decker; Stephen W. | Composition for water clarification |
| US6367487B1 (en) * | 1999-08-11 | 2002-04-09 | Diversey Lever, Inc. | Anti-etch and cleaning composition for glass bottles |
| US20040129637A1 (en) * | 2000-07-07 | 2004-07-08 | Hidayat Husain | Multi-stage filtration and softening module and reduced scaling operation |
| DE10064412A1 (de) * | 2000-12-21 | 2002-06-27 | Henkel Kgaa | Verhinderung der Abscheidung von Calciumfluorid |
| CN1761515A (zh) * | 2003-03-14 | 2006-04-19 | 齐侬环境有限公司 | 用于水的软化的带有内部分级的螺旋缠绕式组件的纳米过滤系统 |
| CA2530044C (en) | 2003-06-17 | 2012-09-25 | Phibro-Tech, Inc. | Particulate wood preservative and method for producing same |
| US20050252408A1 (en) | 2004-05-17 | 2005-11-17 | Richardson H W | Particulate wood preservative and method for producing same |
| WO2006044218A2 (en) | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Osmose, Inc. | Micronized wood preservative formulations in organic carriers |
| US20100197545A1 (en) | 2009-01-30 | 2010-08-05 | Ecolab USA | High alkaline detergent composition with enhanced scale control |
| WO2010100631A2 (en) | 2009-03-06 | 2010-09-10 | Bacarac Trading 114 (Proprietary) Limited | Mine water treatment |
| JP5510123B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2014-06-04 | 三浦工業株式会社 | 蒸気ボイラの運転方法 |
| US8729006B2 (en) | 2011-06-28 | 2014-05-20 | Ecolab Usa Inc. | Methods and compositions using sodium carboxymethyl cellulose as scale control agent |
| CN102351324B (zh) * | 2011-08-25 | 2013-09-25 | 常州中南化工有限公司 | 制盐阻垢剂及其应用 |
| US9174859B2 (en) | 2011-11-24 | 2015-11-03 | Eco Watertech, Inc. | Method for treating waste waters |
| MX342993B (es) | 2013-04-25 | 2016-10-13 | Inst Mexicano Del Petróleo | Proceso de obtencion de copolimeros aleatorios derivados del acido itaconico y/o sus isomeros y alquenil sulfonatos de sodio y uso del producto obtenido. |
| US11008523B2 (en) * | 2014-10-17 | 2021-05-18 | Cameron International Corporation | Chemical inhibitors with sub-micron materials as additives for enhanced flow assurance |
| WO2017063188A1 (en) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | Ecolab Usa Inc. | Maleic anhydride homopolymer and maleic acid homopolymer and the method for preparing the same, and non-phosphorus corrosion inhibitor and the use thereof |
| CN110272130A (zh) * | 2019-07-11 | 2019-09-24 | 北京中天兰清环境科技有限公司 | 一种用于高碱度水质的灰水分散剂配方及其制备方法和应用 |
| CN110304740A (zh) * | 2019-07-11 | 2019-10-08 | 北京中天兰清环境科技有限公司 | 一种耐低温储存及使用的灰水分散剂配方及应用 |
Family Cites Families (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3505238A (en) * | 1965-03-29 | 1970-04-07 | Calgon C0Rp | Methods and compositions for inhibiting scale in saline water evaporators |
| USB542190I5 (ja) * | 1966-04-13 | |||
| US3549538A (en) * | 1967-06-22 | 1970-12-22 | Nalco Chemical Co | Scale inhibition and removal in steam generation |
| US3481869A (en) * | 1968-05-07 | 1969-12-02 | Pan American Petroleum Corp | Inhibiting scale |
| US3699048A (en) * | 1969-07-24 | 1972-10-17 | Benckiser Gmbh Joh A | Process of preventing scale and deposit formation in aqueous systems and product |
| US3663448A (en) * | 1970-09-25 | 1972-05-16 | Calgon Corp | Inhibiting scale deposition |
| US3682224A (en) * | 1970-12-17 | 1972-08-08 | Merrill Bleyle | Scale prevention agents of methacrylic acid-vinyl sulfonate copolymers for saline water evaporation |
| US3751372A (en) * | 1971-06-18 | 1973-08-07 | Hercules Inc | Scale and corrosion control in circulating water using polyphosphates and organophonic acids |
| US4001134A (en) * | 1975-08-20 | 1977-01-04 | W. R. Grace & Co. | Scale inhibiting process |
| US4147627A (en) * | 1977-02-07 | 1979-04-03 | American Cyanamid Company | Process for scale control using mixtures of polycationic and polyanionic polymers |
| US4166041A (en) * | 1977-12-15 | 1979-08-28 | American Cyanamid Company | Process for magnesium scale control using mixtures of polycationic and polyanionic polymers |
| US4342652A (en) * | 1978-09-25 | 1982-08-03 | American Cyanamid Company | Process for scale inhibition in evaporative desalination units |
| US4255259A (en) * | 1979-09-18 | 1981-03-10 | Chemed Corporation | Scale inhibition |
| US4390670A (en) * | 1981-02-09 | 1983-06-28 | Pfizer Inc. | Acrylate/maleate copolymers, their preparation and use as antiscalants |
| US4547559A (en) * | 1981-02-09 | 1985-10-15 | Pfizer Inc. | Acrylate/maleate copolymers, their preparation and use as antiscalants |
| US4446045A (en) * | 1981-04-01 | 1984-05-01 | Betz Laboratories, Inc. | Composition for treating aqueous mediums |
| US4485223A (en) * | 1981-10-29 | 1984-11-27 | Pfizer Inc. | (Meth)acrylic acid/itaconic acid copolymers, their preparation and use as antiscalants |
| EP0089189B1 (en) * | 1982-03-11 | 1986-06-11 | Calgon Corporation | A calcium carbonate, magnesium hydroxide and calcium sulfate hemihydrate scale inhibitor |
| US4545920A (en) * | 1982-05-28 | 1985-10-08 | Nalco Chemical Company | Boiler water treating compositions |
| US4576722A (en) * | 1983-02-22 | 1986-03-18 | The Mogul Corporation | Scale and sludge compositions for aqueous systems |
| US4575425A (en) * | 1984-12-24 | 1986-03-11 | Calgon Corporation | Process for controlling calcium oxalate scale over a wide pH range |
| US4945920A (en) * | 1988-03-28 | 1990-08-07 | Cordis Corporation | Torqueable and formable biopsy forceps |
-
1986
- 1986-01-30 US US06/824,230 patent/US4713195A/en not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-01-16 CA CA000527509A patent/CA1272424A/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-01-19 IL IL81297A patent/IL81297A/xx not_active IP Right Cessation
- 1987-01-20 MX MX4985A patent/MX162396A/es unknown
- 1987-01-26 MY MYPI87000068A patent/MY101542A/en unknown
- 1987-01-27 WO PCT/US1987/000047 patent/WO1987004696A1/en not_active Ceased
- 1987-01-27 AU AU68917/87A patent/AU589491B2/en not_active Ceased
- 1987-01-27 EP EP87900943A patent/EP0256057B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-01-27 AT AT87900943T patent/ATE87890T1/de active
- 1987-01-27 FI FI874237A patent/FI874237A0/fi not_active IP Right Cessation
- 1987-01-27 BR BR8705374A patent/BR8705374A/pt unknown
- 1987-01-27 JP JP62500939A patent/JPS63500783A/ja active Granted
- 1987-01-27 GB GB8722708A patent/GB2200624B/en not_active Expired
- 1987-01-27 GR GR870123A patent/GR870123B/el unknown
- 1987-01-27 DE DE8787900943T patent/DE3785265D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1987-01-28 NL NL8700201A patent/NL8700201A/nl not_active Application Discontinuation
- 1987-01-29 ZA ZA87640A patent/ZA87640B/xx unknown
- 1987-01-29 EG EG58/87A patent/EG18261A/xx active
- 1987-01-30 ES ES8700234A patent/ES2004516A6/es not_active Expired
- 1987-04-10 KR KR1019870003419A patent/KR920007870B1/ko not_active Expired
- 1987-09-30 NO NO874121A patent/NO169482C/no unknown
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| IL81297A (en) | 1990-04-29 |
| IL81297A0 (en) | 1987-08-31 |
| EP0256057A1 (en) | 1988-02-24 |
| BR8705374A (pt) | 1987-12-22 |
| NO169482C (no) | 1992-07-15 |
| NO874121L (no) | 1987-09-30 |
| WO1987004696A1 (en) | 1987-08-13 |
| JPS63500783A (ja) | 1988-03-24 |
| US4713195A (en) | 1987-12-15 |
| GB8722708D0 (en) | 1987-11-04 |
| MY101542A (en) | 1991-12-17 |
| ES2004516A6 (es) | 1989-01-16 |
| EG18261A (en) | 1993-04-30 |
| EP0256057A4 (en) | 1989-04-24 |
| GR870123B (en) | 1987-06-05 |
| ZA87640B (en) | 1988-10-26 |
| CA1272424A (en) | 1990-08-07 |
| KR920007870B1 (ko) | 1992-09-18 |
| FI874237L (fi) | 1987-09-28 |
| ATE87890T1 (de) | 1993-04-15 |
| GB2200624B (en) | 1989-12-06 |
| NO874121D0 (no) | 1987-09-30 |
| FI874237A7 (fi) | 1987-09-28 |
| FI874237A0 (fi) | 1987-09-28 |
| AU6891787A (en) | 1987-08-25 |
| NL8700201A (nl) | 1987-08-17 |
| DE3785265D1 (de) | 1993-05-13 |
| EP0256057B1 (en) | 1993-04-07 |
| GB2200624A (en) | 1988-08-10 |
| MX162396A (es) | 1991-05-06 |
| KR880012489A (ko) | 1988-11-28 |
| NO169482B (no) | 1992-03-23 |
| AU589491B2 (en) | 1989-10-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH026598B2 (ja) | ||
| US4600524A (en) | Composition and method for inhibiting scale | |
| AT410677B (de) | Ablagerung und/oder korrosion hemmende zusammensetzung | |
| US4631131A (en) | Method for inhibiting scale | |
| DE68903070T2 (de) | Verfahren zur kesselsteinbekaempfung mittels allylsulfonat-maleinsaeureanhydridpolymeren. | |
| US4952327A (en) | Scale control with terpolymers containing styrene sulfonic acid | |
| JPH0848875A (ja) | 水処理用組成物 | |
| EP0388836B1 (en) | Composition for treating water or aqueous systems | |
| CN1218883C (zh) | 磷酸盐稳定用组合物 | |
| US4581145A (en) | Composition and method for inhibiting scale | |
| AU2002230517A1 (en) | Phosphate stabilizing compositions | |
| US5135661A (en) | Process for treating water or aqueous systems | |
| US5393456A (en) | Composition for controlling silica and water soluble silicate deposition | |
| FR2533549A1 (fr) | Composition et procede pour inhiber la formation de tartre | |
| US6620328B2 (en) | Control of barium sulfate scaling | |
| Amjad et al. | Comparative performance of natural, hybrid, and synthetic polymers containing different functional groups as strontium sulfate scale inhibitors |