JPH0314538B2 - - Google Patents
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- JPH0314538B2 JPH0314538B2 JP57219369A JP21936982A JPH0314538B2 JP H0314538 B2 JPH0314538 B2 JP H0314538B2 JP 57219369 A JP57219369 A JP 57219369A JP 21936982 A JP21936982 A JP 21936982A JP H0314538 B2 JPH0314538 B2 JP H0314538B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/14—Peroxides
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C1/00—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds
- B22C1/16—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents
- B22C1/20—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C407/00—Preparation of peroxy compounds
- C07C407/003—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C407/006—Stabilisation; Use of additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/10—Esters; Ether-esters
- C08K5/11—Esters; Ether-esters of acyclic polycarboxylic acids
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- Materials Engineering (AREA)
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
本発明は鋳造中子又は鋳型の製法に関し、粒状
充填物と酸の作用で硬化する合成樹脂と減感され
たケトン過酸化物組成物とからなる組成物を所望
の鋳造中子または鋳型に作り二酸化硫黄で処理す
る方法に関する。 前記した方法は米国特許請求明細書第3879339
号に記載されており、その原理は酸化剤とごく微
量の水の存在で二酸化硫黄が硫酸に転化され、組
成物中に生成した硫酸が樹脂の迅速な硬化を引き
起こすと言うものである。この方法の特徴は二酸
化硫黄の中間生成物が無いことで、硬化作用が過
激であり選択性が無い。 前述の方法は大規模に用いられており、酸化剤
として一般にケトン過酸化物、とりわけ前記米国
特許明細書の実施例1に記載のメチルエチルケト
ン過酸化物が用いられている。ケトン過酸化物を
高純度状態で保存したり輸送することは分解の結
果起こる爆発災害の危険があるので法により禁止
されている。かゝる欠点は一般にケトン過酸化物
に減感剤を混入することにより解決されている。
適切な減感剤を選べケトン過酸化物が時ならずあ
るいは望ましくない分解を起こすことが無く、起
つてもほんの僅かで済むので実際上全く危険を伴
わない。 最も良く用いられる減感剤はフタル酸のジアル
キルエステル、とりわけフタル酸ジメチルとフタ
ル酸ジイソブチルである。しかしながら本プロセ
スにおいてかゝる類のケトン過酸化物組成物を用
いると、容易ならぬ問題が生じる。というのは成
形物の製作において鋳造中子や型は700ないし
1200℃の温度にさらされるので、かゝる高温では
フタル酸エステルは分解してしまう。その結果煙
が発生し成形工場内の視界が悪くなるばかりかそ
この作業者の粘膜や眼を刺激することになる。 本発明はこのような問題点に対する解決策を与
えるものであつてケトン過酸化物が一般式 (式中n=1〜7でありR1とR2は3−5の炭素
原子を有する分枝又は非分枝鎖アルキル基であ
る) で示す脂肪族ジカルボン酸のジアルキルエステル
を減感剤として含有することを特徴とする方法で
ある。 かゝるケトン過酸化物組成物を用いると成形工
程において厄介な減感剤の分解生成物が生成する
事を防止でき、さらにこのケトン過酸化物組成物
を用いると前述のフタル酸エステル組成物を用い
て得られるのと同等もしくはより勝れた鋳造中子
や鋳型の硬化が得られ、加うるに本組成物は通常
のフタル酸エステル含有組成物より粘度が低く加
工性に好都合な効果を与え、又本ケトン過酸化物
組成物は安定性や安全性の点でも勝れたものであ
ることがわかつた。 付言すると鋳造用鋳型の作製にあたり硬化させ
る樹脂と砂との混合物にジカルボン酸のジアルキ
ルエステル、好ましくはジメチルエステルを添加
することは米国特許明細書第4220578号に記載さ
れている。しかしながらこれら好ましい化合物は
ケトン過酸化物の安定性をそこなうためにケトン
過酸化物用の減感剤として用いるには不適用であ
る。 さらに付言するとケトン過酸化物用減感剤とし
て脂肪族ジカルボン酸のジアルキルエステルを用
いることが英国特許明細書第1095914号と第
1256432号および米国特許明細書第3649546号に開
示されている。しかしこれら特許明細書の何れに
も前述の類のエステルあるいは前述した組成物を
鋳造中子や型の製作に使用する可能性については
言及されていない。 本発明の目的は鋳造中子又は型の使用中に厄介
な分解生成物を発生せしめないようなケトン過酸
化物用の適切な減感剤を与える事だけで無く、鋳
造中子や型の硬化が良好というよりは極めて良好
に進むようなケトン過酸化物組成物を与える事で
ある。 通ガスされた直後に鋳造中子または型は全ゆる
種類の機械的力を受ける。例えば中子や型は一般
に中子箱や型箱から機械的に取り出されたコンベ
アベルトの上に置かれてさらに運搬される。鋳造
中子や型が全く損傷を受ける事無くこれら取扱い
に耐えるためには迅速かつ十分に硬化している必
要がある。かゝる目的に合つた基準としては通ガ
スを終了して30秒後の鋳造中子または型の曲げ強
さは少なくとも170N/cm2好ましくは少なくとも
200N/cm2の初期硬化が必要である。勿論、中子
や型が実際に用いられる時に受ける力を考えて十
分な最終硬化が重要なことは当然である。この場
合の基準としては通ガスを終了して24時間後の中
子又は型の曲げ強が少くとも270N/cm2であり好
ましくは少くとも300N/cm2であることが要求さ
れる。 従つて実用上の目的に適した鋳造中子や型にす
るには初期並びに最終硬化に関し前述したような
要件を充さねばならない。 本発明の方法に用いられる組成物は粒状充填物
と酸の作用で硬化する合成樹脂並びに前述のケト
ン過酸化物組成物とを含有するものである。使用
可能な充填物の一つとしてシリカを高比率で含有
する全ゆる材料が挙げられる。その例として珪
砂、耐火材、酸化ジルコニウムのような金属酸化
物、珪線石およびカーボランダムやコランダムの
ような研摩材が挙げられる。これらの中珪砂の使
用が好適である。 酸の作用で硬化する樹脂は全て本発明の方法に
使用可能であり、多数の樹脂がこの条件に適う。
とりわけ好適なのは尿素ホルムアルデヒド、フエ
ノールホルムアルデヒド、フラン及びフラン共重
合体樹脂であり、これらはフルフリルアルコール
や不飽和化合物あるいはエポキシ化合物で変性さ
れ得る。これら樹脂をγ−アミノプロピルトリエ
トキシシランでシラン化するのは一般に望ましい
ことであるが、不可欠では無い。組成物に含まれ
る樹脂の割合は0.5ないし10重量%の範囲である。
勿論前述の樹脂の混合物も使用可能である。 本発明のケトン過酸化物組成物には所望のケト
ン過酸化物を含有する。これらの例としてはアセ
トン過酸化物、メチルエチルケトン過酸化物、ジ
エチルケトン過酸化物、メチルプロピルケトン過
酸化物、メチルイソブチルケトン過酸化物、およ
びシクロペンタノン過酸化物、シクロヘキサノン
過酸化物、メチルシクロヘキサノン過酸化物、ト
リメチルシクロヘキサノン過酸化物のごとき脂環
式ケトン過酸化物が挙げられる。この中メチルエ
チルケトン過酸化物を使用するのが好ましい。ケ
トン過酸化物に混入する減感剤は一般式 (式中nは1ないし7でR1とR2は3−5の炭素
原子を有する分枝または非分枝鎖アルキル基であ
る) を有するものである。かゝる減感剤は当該脂肪族
ジカルボン酸を公知の方法でエステル化して作
る。適当なエステルの例としてマロン酸、こはく
酸、グルタル酸、アジピン酸及びピメリン酸(す
なわちnが1ないし5)のエステル類が挙げられ
る。 こはく酸、グルタル酸、アジピン酸からの誘導
されたエステルとりわけこれらエステルの混合物
の使用が好ましし。こはく酸、グルタル酸、アジ
ピン酸の混合物はナイロン66生産の副生物として
容易に入手可能である点から意義が大きい。 R1とR2基は炭素原子を3ないし5有する分枝
または非分枝鎖アルキル基を表わし、R1とR2が
同一であるのが好ましい。これらエステル単位は
炭素数が3より少いものは不可であつて、理由は
かゝるエステルを本方法に用いると初期硬化が不
分な結果となる。一方炭素数が5より大であるエ
ステル単位のものを用いると最終硬化が不十分と
なる。要するに本発明のエステルを使用した場合
にのみ鋳造中子や型の初期ならびに最終硬化が共
に十分なものとなる。炭素数4のエステル単位を
もつ減感剤を用いると大変良い結果が得られた。
10−35重量%のこはく酸ジイソブチルと30−60重
量%のグルタル酸ジイソブチルと20−50重量%の
アジピン酸ジイソブチルの混合物を用いるのが好
適である。 ケトン過酸化物組成物は常法すなわちジアルキ
ルエステルの存在下にH2SO4の作用でケトンを
H2O2と反応させて作ることができる。中和して
水相と分離した後組成物を乾燥し、必要ならさら
に何れかのエステルを添加しても良い。一般にこ
の組成物は10−75重量%のケトン過酸化物と10−
85重量%の減感剤と10%までの水を含有する。実
用目的には組成物中の活性酸素含量は一般に3な
いし11%好ましくは6ないし9%の範囲にある。
所望に応じ組成物に一つ以上の通常の安定剤を加
える。減感されたケトン過酸化物組成物は硬化す
べき組成物中に0.2−2重量%好ましくは0.3−0.7
重量%の範囲で混入させる。 粒状充填物、樹脂及び該ケトン過酸化物組成物
は何れか便利の方法で混合する。混合物は数時間
そのまゝにしておく事が出来る。更らに何か他の
添加剤例えば硬化促進剤を硬化すべき組成物中に
混入しても良い。かゝる目的のため適切なものは
例えばベンゼンスルホニルクロリド、パラトルエ
ンスルホン酸、ベンゾキノン及びヒドロキシルア
ミン塩酸塩である。引き続いて該組成物を用いて
型を作製する工程は所望の原型の囲りを混合物で
包む事から成る。組成物を手か機械的または水圧
または空気圧により締め固めた後二酸化硫黄を導
入する。ガスの噴射は公知の方法例えば米国特許
明細書第3879339号に記載のような行なわれる。
作業は一般に室温で、そして作製する中子や型の
大きさに応じて圧力を変えて行なわれる。通常採
用される圧力は0.5ないし5バールの間である。
二酸化硫黄の噴射に続いて組成物は一般に空気の
ごとき中性ガスで洗い残存する二酸化硫黄を駆逐
する。二酸化硫黄と空気との処理に全部で約10な
いし20秒かけた後型や中子は型箱や中子型から取
り出される。かくして出来た鋳造中子や鋳型は鋳
物の製作に適する全ての条件を満足する。本発明
の方法は金属鋳物工業の単純化と迅速化に役立
つ。 付言すると本発明のケトン過酸化物組成物はこ
れまでに記述した以外の目的のためにも使用可能
であり、例えば不飽和ポリエステル樹脂、アクリ
ル酸やメタクリル酸エステル等の硬化に用いう
る。 本発明につき以下に例をあげて詳しく説明す
る。 実施例 1 第1表に記載の化合物で減感された数多くのメ
チルエチルケトン過酸化物組成物を以下のごとく
作つた。500mlの三頚フラスコに110gのジアルキ
ルエステルと44.3gのメチルエチルケトンと1.8
gの4N−H2SO4とを撹拌しながら仕込んだ。次
いで51.4gの70%−H2O2溶液を約30分かけて添
加した。反応温度は氷水を用いて28゜ないし32℃
に維持した。30℃さらに1時間撹拌した後、組成
物は4Nの水酸化ナトリウム溶液を添加してPH5.5
ないし6.5に中和した。水相と有機相とを分離し
た後有機相は回転減圧蒸発器にかけて減圧乾燥し
た。必要に応じて活性酸素含量が7.0%になる様
にジアルキルエステルを添加して調整した。 実施例 2 実施例1に従つて調整した全てのメチルエチル
ケトン過酸化物を用いて2.2×2.2×17cmのサイズ
の鋳造中子を作製した。ジヨージフイツシヤー製
RKM型の砂混合機中で3000部の砂(シグラノ製
55AFA)を30部のフラン樹脂(SAPIC製ハルド
クス80)と0.09部のアミノプロピルトリエトキシ
シラン(ユニオンカーバイド製シランA1100)と
の混合物と2分間混合した。次いで15部のメチル
エチルケトン過酸化物組成物を添加しさらに1.5
分間混合した。続いて混合物を中子箱に入れて締
め固め、余分な砂混合物は削りおとした。次の工
程で中子箱を通ガス装置に設置し、室温にて1秒
間SO2を2.5−3バールの圧力で吹き込んだ。続
いて中子を約1.5バールの空気で洗い流してから
箱から取り出した。通ガス終了して30秒後と24時
間後に中子の曲げ強さをDIN52404記載の方法に
従つて測定した。結果を第1表に示す。
充填物と酸の作用で硬化する合成樹脂と減感され
たケトン過酸化物組成物とからなる組成物を所望
の鋳造中子または鋳型に作り二酸化硫黄で処理す
る方法に関する。 前記した方法は米国特許請求明細書第3879339
号に記載されており、その原理は酸化剤とごく微
量の水の存在で二酸化硫黄が硫酸に転化され、組
成物中に生成した硫酸が樹脂の迅速な硬化を引き
起こすと言うものである。この方法の特徴は二酸
化硫黄の中間生成物が無いことで、硬化作用が過
激であり選択性が無い。 前述の方法は大規模に用いられており、酸化剤
として一般にケトン過酸化物、とりわけ前記米国
特許明細書の実施例1に記載のメチルエチルケト
ン過酸化物が用いられている。ケトン過酸化物を
高純度状態で保存したり輸送することは分解の結
果起こる爆発災害の危険があるので法により禁止
されている。かゝる欠点は一般にケトン過酸化物
に減感剤を混入することにより解決されている。
適切な減感剤を選べケトン過酸化物が時ならずあ
るいは望ましくない分解を起こすことが無く、起
つてもほんの僅かで済むので実際上全く危険を伴
わない。 最も良く用いられる減感剤はフタル酸のジアル
キルエステル、とりわけフタル酸ジメチルとフタ
ル酸ジイソブチルである。しかしながら本プロセ
スにおいてかゝる類のケトン過酸化物組成物を用
いると、容易ならぬ問題が生じる。というのは成
形物の製作において鋳造中子や型は700ないし
1200℃の温度にさらされるので、かゝる高温では
フタル酸エステルは分解してしまう。その結果煙
が発生し成形工場内の視界が悪くなるばかりかそ
この作業者の粘膜や眼を刺激することになる。 本発明はこのような問題点に対する解決策を与
えるものであつてケトン過酸化物が一般式 (式中n=1〜7でありR1とR2は3−5の炭素
原子を有する分枝又は非分枝鎖アルキル基であ
る) で示す脂肪族ジカルボン酸のジアルキルエステル
を減感剤として含有することを特徴とする方法で
ある。 かゝるケトン過酸化物組成物を用いると成形工
程において厄介な減感剤の分解生成物が生成する
事を防止でき、さらにこのケトン過酸化物組成物
を用いると前述のフタル酸エステル組成物を用い
て得られるのと同等もしくはより勝れた鋳造中子
や鋳型の硬化が得られ、加うるに本組成物は通常
のフタル酸エステル含有組成物より粘度が低く加
工性に好都合な効果を与え、又本ケトン過酸化物
組成物は安定性や安全性の点でも勝れたものであ
ることがわかつた。 付言すると鋳造用鋳型の作製にあたり硬化させ
る樹脂と砂との混合物にジカルボン酸のジアルキ
ルエステル、好ましくはジメチルエステルを添加
することは米国特許明細書第4220578号に記載さ
れている。しかしながらこれら好ましい化合物は
ケトン過酸化物の安定性をそこなうためにケトン
過酸化物用の減感剤として用いるには不適用であ
る。 さらに付言するとケトン過酸化物用減感剤とし
て脂肪族ジカルボン酸のジアルキルエステルを用
いることが英国特許明細書第1095914号と第
1256432号および米国特許明細書第3649546号に開
示されている。しかしこれら特許明細書の何れに
も前述の類のエステルあるいは前述した組成物を
鋳造中子や型の製作に使用する可能性については
言及されていない。 本発明の目的は鋳造中子又は型の使用中に厄介
な分解生成物を発生せしめないようなケトン過酸
化物用の適切な減感剤を与える事だけで無く、鋳
造中子や型の硬化が良好というよりは極めて良好
に進むようなケトン過酸化物組成物を与える事で
ある。 通ガスされた直後に鋳造中子または型は全ゆる
種類の機械的力を受ける。例えば中子や型は一般
に中子箱や型箱から機械的に取り出されたコンベ
アベルトの上に置かれてさらに運搬される。鋳造
中子や型が全く損傷を受ける事無くこれら取扱い
に耐えるためには迅速かつ十分に硬化している必
要がある。かゝる目的に合つた基準としては通ガ
スを終了して30秒後の鋳造中子または型の曲げ強
さは少なくとも170N/cm2好ましくは少なくとも
200N/cm2の初期硬化が必要である。勿論、中子
や型が実際に用いられる時に受ける力を考えて十
分な最終硬化が重要なことは当然である。この場
合の基準としては通ガスを終了して24時間後の中
子又は型の曲げ強が少くとも270N/cm2であり好
ましくは少くとも300N/cm2であることが要求さ
れる。 従つて実用上の目的に適した鋳造中子や型にす
るには初期並びに最終硬化に関し前述したような
要件を充さねばならない。 本発明の方法に用いられる組成物は粒状充填物
と酸の作用で硬化する合成樹脂並びに前述のケト
ン過酸化物組成物とを含有するものである。使用
可能な充填物の一つとしてシリカを高比率で含有
する全ゆる材料が挙げられる。その例として珪
砂、耐火材、酸化ジルコニウムのような金属酸化
物、珪線石およびカーボランダムやコランダムの
ような研摩材が挙げられる。これらの中珪砂の使
用が好適である。 酸の作用で硬化する樹脂は全て本発明の方法に
使用可能であり、多数の樹脂がこの条件に適う。
とりわけ好適なのは尿素ホルムアルデヒド、フエ
ノールホルムアルデヒド、フラン及びフラン共重
合体樹脂であり、これらはフルフリルアルコール
や不飽和化合物あるいはエポキシ化合物で変性さ
れ得る。これら樹脂をγ−アミノプロピルトリエ
トキシシランでシラン化するのは一般に望ましい
ことであるが、不可欠では無い。組成物に含まれ
る樹脂の割合は0.5ないし10重量%の範囲である。
勿論前述の樹脂の混合物も使用可能である。 本発明のケトン過酸化物組成物には所望のケト
ン過酸化物を含有する。これらの例としてはアセ
トン過酸化物、メチルエチルケトン過酸化物、ジ
エチルケトン過酸化物、メチルプロピルケトン過
酸化物、メチルイソブチルケトン過酸化物、およ
びシクロペンタノン過酸化物、シクロヘキサノン
過酸化物、メチルシクロヘキサノン過酸化物、ト
リメチルシクロヘキサノン過酸化物のごとき脂環
式ケトン過酸化物が挙げられる。この中メチルエ
チルケトン過酸化物を使用するのが好ましい。ケ
トン過酸化物に混入する減感剤は一般式 (式中nは1ないし7でR1とR2は3−5の炭素
原子を有する分枝または非分枝鎖アルキル基であ
る) を有するものである。かゝる減感剤は当該脂肪族
ジカルボン酸を公知の方法でエステル化して作
る。適当なエステルの例としてマロン酸、こはく
酸、グルタル酸、アジピン酸及びピメリン酸(す
なわちnが1ないし5)のエステル類が挙げられ
る。 こはく酸、グルタル酸、アジピン酸からの誘導
されたエステルとりわけこれらエステルの混合物
の使用が好ましし。こはく酸、グルタル酸、アジ
ピン酸の混合物はナイロン66生産の副生物として
容易に入手可能である点から意義が大きい。 R1とR2基は炭素原子を3ないし5有する分枝
または非分枝鎖アルキル基を表わし、R1とR2が
同一であるのが好ましい。これらエステル単位は
炭素数が3より少いものは不可であつて、理由は
かゝるエステルを本方法に用いると初期硬化が不
分な結果となる。一方炭素数が5より大であるエ
ステル単位のものを用いると最終硬化が不十分と
なる。要するに本発明のエステルを使用した場合
にのみ鋳造中子や型の初期ならびに最終硬化が共
に十分なものとなる。炭素数4のエステル単位を
もつ減感剤を用いると大変良い結果が得られた。
10−35重量%のこはく酸ジイソブチルと30−60重
量%のグルタル酸ジイソブチルと20−50重量%の
アジピン酸ジイソブチルの混合物を用いるのが好
適である。 ケトン過酸化物組成物は常法すなわちジアルキ
ルエステルの存在下にH2SO4の作用でケトンを
H2O2と反応させて作ることができる。中和して
水相と分離した後組成物を乾燥し、必要ならさら
に何れかのエステルを添加しても良い。一般にこ
の組成物は10−75重量%のケトン過酸化物と10−
85重量%の減感剤と10%までの水を含有する。実
用目的には組成物中の活性酸素含量は一般に3な
いし11%好ましくは6ないし9%の範囲にある。
所望に応じ組成物に一つ以上の通常の安定剤を加
える。減感されたケトン過酸化物組成物は硬化す
べき組成物中に0.2−2重量%好ましくは0.3−0.7
重量%の範囲で混入させる。 粒状充填物、樹脂及び該ケトン過酸化物組成物
は何れか便利の方法で混合する。混合物は数時間
そのまゝにしておく事が出来る。更らに何か他の
添加剤例えば硬化促進剤を硬化すべき組成物中に
混入しても良い。かゝる目的のため適切なものは
例えばベンゼンスルホニルクロリド、パラトルエ
ンスルホン酸、ベンゾキノン及びヒドロキシルア
ミン塩酸塩である。引き続いて該組成物を用いて
型を作製する工程は所望の原型の囲りを混合物で
包む事から成る。組成物を手か機械的または水圧
または空気圧により締め固めた後二酸化硫黄を導
入する。ガスの噴射は公知の方法例えば米国特許
明細書第3879339号に記載のような行なわれる。
作業は一般に室温で、そして作製する中子や型の
大きさに応じて圧力を変えて行なわれる。通常採
用される圧力は0.5ないし5バールの間である。
二酸化硫黄の噴射に続いて組成物は一般に空気の
ごとき中性ガスで洗い残存する二酸化硫黄を駆逐
する。二酸化硫黄と空気との処理に全部で約10な
いし20秒かけた後型や中子は型箱や中子型から取
り出される。かくして出来た鋳造中子や鋳型は鋳
物の製作に適する全ての条件を満足する。本発明
の方法は金属鋳物工業の単純化と迅速化に役立
つ。 付言すると本発明のケトン過酸化物組成物はこ
れまでに記述した以外の目的のためにも使用可能
であり、例えば不飽和ポリエステル樹脂、アクリ
ル酸やメタクリル酸エステル等の硬化に用いう
る。 本発明につき以下に例をあげて詳しく説明す
る。 実施例 1 第1表に記載の化合物で減感された数多くのメ
チルエチルケトン過酸化物組成物を以下のごとく
作つた。500mlの三頚フラスコに110gのジアルキ
ルエステルと44.3gのメチルエチルケトンと1.8
gの4N−H2SO4とを撹拌しながら仕込んだ。次
いで51.4gの70%−H2O2溶液を約30分かけて添
加した。反応温度は氷水を用いて28゜ないし32℃
に維持した。30℃さらに1時間撹拌した後、組成
物は4Nの水酸化ナトリウム溶液を添加してPH5.5
ないし6.5に中和した。水相と有機相とを分離し
た後有機相は回転減圧蒸発器にかけて減圧乾燥し
た。必要に応じて活性酸素含量が7.0%になる様
にジアルキルエステルを添加して調整した。 実施例 2 実施例1に従つて調整した全てのメチルエチル
ケトン過酸化物を用いて2.2×2.2×17cmのサイズ
の鋳造中子を作製した。ジヨージフイツシヤー製
RKM型の砂混合機中で3000部の砂(シグラノ製
55AFA)を30部のフラン樹脂(SAPIC製ハルド
クス80)と0.09部のアミノプロピルトリエトキシ
シラン(ユニオンカーバイド製シランA1100)と
の混合物と2分間混合した。次いで15部のメチル
エチルケトン過酸化物組成物を添加しさらに1.5
分間混合した。続いて混合物を中子箱に入れて締
め固め、余分な砂混合物は削りおとした。次の工
程で中子箱を通ガス装置に設置し、室温にて1秒
間SO2を2.5−3バールの圧力で吹き込んだ。続
いて中子を約1.5バールの空気で洗い流してから
箱から取り出した。通ガス終了して30秒後と24時
間後に中子の曲げ強さをDIN52404記載の方法に
従つて測定した。結果を第1表に示す。
【表】
【表】
第1表において初めての21例は比較例である。
本発明のエステルを用いると公知のフタル酸エス
テルを用いて得られる結果と同等もしくはより良
い結果を生むことがわかる。本発明のジアルキル
エステルを用いると前記した一般式を充たさない
脂肪族ジカルボン酸のジアルキルエステルを用い
る時より良好な硬化をもたらす事も明らかであ
る。最後に分枝鎖又は非分枝鎖ブチルエステルを
用いると最良の結果が得られる事がわかる。 実施例 3 実施例1と同様に60.0gのナイロン酸ジイソブ
チルと98.0gのメチルイソブチルケトンと26.0g
の50%−H2SO4を三頚フラスコ中に仕込んだ。
次いで95.5gの70%−H2SO4溶液を30分間かけて
添加した。反応温度は20゜−22℃に維持され引き
続き2時間撹拌した。水酸化ナトリウムを用いて
PHを5.5−6.6に調整し減圧乾燥した後ナイロン酸
ジイソブチルを添加して活性酸素含量が7%にな
るよう調整した。 実施例 4 実施例1と同様に70.75gの70%−H2O2と72.5
gのナイロン酸ジイソブチルと0.565mlの2N−
H2SO4とを三頚フラスコ中に仕込んだ。次いで
28.0gのシクロヘキサノンを20゜−22℃の温度で
60秒間かけて添加した後さらに1時間撹拌を続け
た。続いて4N−水酸化ナトリウムで中和し分離
して過酸化物を減圧乾燥した。ナイロン酸ジイソ
ブチルを添加して活性酸素含量を7%に調整し
た。 実施例 5 実施例3により調製されたメチルイソブチルケ
トン過酸化物と実施例4により調製されたシクロ
ヘキサノン過酸化物を用いて鋳造中子が作製され
た結果を第2表に示す。
本発明のエステルを用いると公知のフタル酸エス
テルを用いて得られる結果と同等もしくはより良
い結果を生むことがわかる。本発明のジアルキル
エステルを用いると前記した一般式を充たさない
脂肪族ジカルボン酸のジアルキルエステルを用い
る時より良好な硬化をもたらす事も明らかであ
る。最後に分枝鎖又は非分枝鎖ブチルエステルを
用いると最良の結果が得られる事がわかる。 実施例 3 実施例1と同様に60.0gのナイロン酸ジイソブ
チルと98.0gのメチルイソブチルケトンと26.0g
の50%−H2SO4を三頚フラスコ中に仕込んだ。
次いで95.5gの70%−H2SO4溶液を30分間かけて
添加した。反応温度は20゜−22℃に維持され引き
続き2時間撹拌した。水酸化ナトリウムを用いて
PHを5.5−6.6に調整し減圧乾燥した後ナイロン酸
ジイソブチルを添加して活性酸素含量が7%にな
るよう調整した。 実施例 4 実施例1と同様に70.75gの70%−H2O2と72.5
gのナイロン酸ジイソブチルと0.565mlの2N−
H2SO4とを三頚フラスコ中に仕込んだ。次いで
28.0gのシクロヘキサノンを20゜−22℃の温度で
60秒間かけて添加した後さらに1時間撹拌を続け
た。続いて4N−水酸化ナトリウムで中和し分離
して過酸化物を減圧乾燥した。ナイロン酸ジイソ
ブチルを添加して活性酸素含量を7%に調整し
た。 実施例 5 実施例3により調製されたメチルイソブチルケ
トン過酸化物と実施例4により調製されたシクロ
ヘキサノン過酸化物を用いて鋳造中子が作製され
た結果を第2表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粒状充てん物と、酸の作用で硬化する合成樹
脂と減感されたケトン過酸化物組成物とからなる
組成物を所望の鋳型または鋳造中子に成形し二酸
化硫黄で処理する製法において該ケトン過酸化物
組成物は式 (式中nは1ないし7でR1とR2は3−5の炭素
原子を有する直鎖また分枝鎖アルキル基である) で示される脂肪族ジカルボン酸のジアルキルエス
テルを減感剤として含有することを特徴とする鋳
型もしくは鋳造中子の製法。 2 R1とR2が分枝または非分枝鎖ブチル基を表
わすことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の製法。 3 nが2、3もしくは4の何れかであることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に
記載の製法。 4 ケトン過酸化物組成物がこはく酸ジイソブチ
ルとグルタル酸ジイソブチルとアジピン酸ジイソ
ブチルとの混合物を含有することを特徴とする特
許請求の範囲第2項または第3項に記載の製法。 5 ケトン過酸化物がメチルエチルケトン過酸化
物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
ないし第4項の何れか1項に記載の製法。 6 粒状充てん物と、酸の作用で硬化する合成樹
脂と、式 (式中nは1ないし7でR1とR2は3−5の炭素
原子を有する直鎖また分枝鎖アルキル基である) で示される脂肪族ジカルボン酸のジアルキルエス
テルを減感剤として含有する減感されたケトン過
酸化物組成物とからなる組成物を所望の鋳型また
は鋳造中子に成形し、二酸化硫黄で処理してなる
鋳型もしくは鋳造中子。 7 R1とR2が分枝または非分枝鎖ブチル基を表
わす特許請求の範囲第6項記載の鋳型もしくは鋳
造中子。 8 nが2、3もしくは4の何れかである特許請
求の範囲第6項または第7項に記載の鋳型もしく
は鋳造中子。 9 ケトン過酸化物組成物がこはく酸ジイソブチ
ルとグルタル酸ジイソブチルとアジピン酸ジイソ
ブチルとの混合物を含有する特許請求の範囲第7
項または第8項に記載の鋳型もしくは鋳造中子。 10 ケトン過酸化物がメチルエチルケトン過酸
化物である特許請求の範囲第6項ないし第9項の
何れか1項に記載の鋳型もしくは鋳造中子。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| NL8105743 | 1981-12-21 | ||
| NL8105743 | 1981-12-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58112627A JPS58112627A (ja) | 1983-07-05 |
| JPH0314538B2 true JPH0314538B2 (ja) | 1991-02-27 |
Family
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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| EP (1) | EP0084689B1 (ja) |
| JP (1) | JPS58112627A (ja) |
| AT (1) | ATE13746T1 (ja) |
| AU (1) | AU9164382A (ja) |
| BR (1) | BR8207385A (ja) |
| CA (1) | CA1209319A (ja) |
| DE (1) | DE3264145D1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| NL8502042A (nl) * | 1985-07-16 | 1985-10-01 | Akzo Nv | Nieuwe geflegmatiseerde keton peroxide samenstellingen en hun toepassing bij de vervaardiging van gietkernen of -vormen. |
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-
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- 1982-12-03 EP EP82201540A patent/EP0084689B1/en not_active Expired
- 1982-12-03 AT AT82201540T patent/ATE13746T1/de active
- 1982-12-03 DE DE8282201540T patent/DE3264145D1/de not_active Expired
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- 1982-12-20 HU HU824096A patent/HU188238B/hu unknown
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- 1982-12-21 CA CA000418238A patent/CA1209319A/en not_active Expired
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