Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JPH0316424B2 - - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JPH0316424B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0316424B2
JPH0316424B2 JP16522085A JP16522085A JPH0316424B2 JP H0316424 B2 JPH0316424 B2 JP H0316424B2 JP 16522085 A JP16522085 A JP 16522085A JP 16522085 A JP16522085 A JP 16522085A JP H0316424 B2 JPH0316424 B2 JP H0316424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
nap
foam
napped
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16522085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6228477A (ja
Inventor
Hikari Sakamoto
Hisaharu Kuwabara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP16522085A priority Critical patent/JPS6228477A/ja
Publication of JPS6228477A publication Critical patent/JPS6228477A/ja
Publication of JPH0316424B2 publication Critical patent/JPH0316424B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテーパー状の先細先端を有する立毛構
造物の製造方法に関するものである。
ミンクやキツネなどの動物の毛皮の立毛は大別
して刺毛成分をわた毛成分から構成されていて、
わた毛成分が細くて短かい立毛であるのに対しさ
し毛成分は太くて長い立毛であつてそろ先端がテ
ーパー状の先細になつていて毛皮の外観や触感に
大きく寄与していることが知られている。
合成繊維就中ポリエステル系繊維から成る立毛
繊維の先端を先細化して獣毛に以た立毛構造物を
得るためにこれまで多くの試みがなされてきてい
る。繊維の先細を先細化する従来の技術には次の
様な方法がある。
極細繊維、分割型繊維または海島型繊維を立
毛繊維に用いてその先端を溶剤や膨潤剤等で一
部の成分を溶解したり或いは成分間を分割して
立毛先端を極細化する方法 繊維の先端部を摺擦研磨する方法 繊維の先端部を溶剤や分解剤に浸漬または接
触させる方法 繊維を加熱しながらけん切する方法 立毛布帛の立毛先端部を処理液に浸漬または
接触させる方法 立毛構造物の立毛面に溶剤又は分解剤をコー
テイングして熱処理する方法 しかしこれらの従来法には生産性、コスト或い
は先細状態の品位や均斉度などの面で満足するも
のが得難いため量産化が難しくまた生産してもコ
ストが高いものになつている。例えば先細状先端
を有する繊維を得るために上記の従来法〜に
ついて多くの提案がなされているが1回当りの処
理で少量の繊維しか処理出来ない、処理速度が遅
い、バツチ式の処理しかできない或いは繊維間ま
たは処理間の先細化のバラツキが大きいなどの問
題がある。たとえ良好な先細化された繊維が得ら
れてもこれを利用して立毛構造物を得るためにパ
イル織物やスライバーニツトなどに適用する場
合、良好な品位を得るためにパイルを切断したり
剪毛したりする工程が必要となり、立毛の先端が
切断されて非先細端が表面に出きて外観や風合を
損うという問題がある。
又立毛布帛の状態で立毛先端部を先細化する方
法として特公昭48−4910号公報などで立毛布帛の
立毛先端部を処理液に浸漬する方法が提案されて
いる。しかし工業的規模で実施する場合広い面積
の布帛の立毛部を処理液に均一に浸漬することは
極めて難しく、又立毛密度のバラツキ、処理液の
濃度や温度の変動、被加工布の移動が装置の振動
などによる液面の変動などのため立毛方向に対す
る処理液の上昇度合、濃度或いは温度のバラツキ
が生じ広い面積にわたつて均一に先細化すること
も極めて難しいなどの問題がある。
更に立毛布帛での先細化方法として特開昭55−
57069号公報や特開昭56−58067号公報などに示さ
れるように溶剤または分解剤の粘性処理剤をコー
テイングや捺染の方法で立毛面に付与し次いで加
熱処理する方法がある。しかしこの方法では立毛
の先端部の極く短い部分は細くなるが本発明の目
的とするソフトで腰のある触感が得られるような
良好なテーパー状の先細状態とはならない。なお
本発明におけるテーパー状の先細とは、立毛繊維
の直径が先端に向つて次第に細くなつていてかつ
繊維直径に対する細化部分の長さの比(以下細化
度という)が20以上である立毛の先端形状をい
う。
本発明者らは、このような現状に鑑みて鋭意検
討した結果立毛構造物の立毛面に該立毛を構成す
る繊維の溶剤及び/または分解剤を泡状にして付
与し次いで加熱処理することによつて溶剤や分解
剤を含む液を立毛表面にコーテイングする従来法
に比較して格段に良好なテーパー状の先細先端を
高い均一性で有する立毛構造物が容易に得られる
ことを見出し本発明に到達した。
立毛構造物の立毛面に溶剤または分解剤を泡状
にして付与し次いで加熱処理するとテーパー状の
先細状態の立毛が得られる理由については明確で
はないが、泡状処理液が立毛表面に集まりやすく
しかも加熱処理によつてその傾向が助長されるた
め立毛の先端ほど強く溶解または分解され易いこ
と、更には立毛面を上に向けていると立毛間に入
りこんだ泡状処理液が加熱で膨脹して上方へ移行
するため立毛が起立する現象が生じて泡状処理液
が立毛の先端により接触するようになること及び
立毛の先端部の方が根元部より早く昇温されて相
対的に先端部が高い処理温度となり溶解または分
解がより早く進められることが原因と推定され
る。
本発明において立毛表面を形成する立毛繊維と
してはポリアミド系繊維、ポリエステル系繊維、
ポリアクリル系繊維、ポリオレフイン系繊維など
の繊維が適用できる。しかしこれらの繊維に限定
されるものではなく溶解または分解除去が可能な
繊維であればいずれの繊維でも良く、またこれら
の繊維を混合して使用しても良い。これらの繊維
の断面形状は特に限定されないが、凹み部を有す
る扁平断面糸を使用すると立毛の先端部分の断面
の凹み部分で分割され、また海島型複合繊維や分
割型複合繊維を用いると先端部が極細繊維化でき
て各々特徴のある外観と触感を表現することがで
きる。
立毛繊維が刺毛成分とわた毛成分を形成する2
種以上の繊維から構成される場合は上記の該繊維
は少くとも刺毛成分繊維として単独または混合し
て使用されるが、少くとも80%以上の該繊維を含
んでいれば処理剤に対して難溶または不溶な繊維
を混用してもよい。このときわた毛成分繊維とし
て該繊維を刺毛成分繊維より細くしたり及び/ま
たは表面積のより大きい異型断面にして使用する
か或いは他の易溶解性または易分解性の繊維を使
用するのが適当である。更にはわた毛成分繊維と
して刺毛の立毛長の約2/3以下の繊維長であれば
処理剤に対して溶解または分解が困難な繊維でも
適用することができる。2種以上の繊維を混用す
る方法として混紡、交撚、交絡等で混合して立毛
糸を作る方法が交織、交編する方などが利用でき
るが特に限定されるものではない。また立毛表面
を形成する立毛繊維の繊度は単独で使用されると
きは3〜20デニール、わた毛成分と混合使用され
るときは10〜50デニールが適当である。
本発明において立毛構造物とはパイル編、パイ
ル織、スライバーニツト、タフテイング、電気植
毛などによつて得られる立毛を有する繊維構造物
であるが、製法には特に限定されない。又立毛密
度は2500〜20000本/cm2、立毛長は5〜50mm、好
ましくは10〜30mmの立毛構造物が適している。
立毛繊維を先組にするための処理剤として使用
される溶解剤や分解剤としては例えば次のような
薬剤が使用される。
ポリアミド系繊維の場合:フエノール、m−
クレゾール、ギ酸 ポリエステル系繊維の場合:テトラクロロエ
タン−フエノール混合物、O−クロロロフエノ
ール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム ポリアクリル系繊維の場合:ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキサイド ポリオレフイン系繊維の場合:四塩化エタ
ン、四塩化炭素、シクロヘキサン 上記の溶解剤や分解剤は通常水溶液や水分散液
にしてそれに適用な起泡剤を添加し、必要に応じ
て泡安定剤、分散剤、分解促進剤及び/または浸
透剤などを添加した后空気と混合して発泡され泡
状で立毛面に付与するが、起泡剤としては例えば
ステアリン酸カリウムやオレフイン酸アンモニウ
ムなどの脂肪酸塩類、ブチル硫酸ナトリウムやラ
ウリル硫酸アンモニウムなどの脂肪アルコールの
無機エステル塩類、ブチルモノエチレンオキサイ
ド硫酸ナトリウムやラウリルエーテル硫酸ナトリ
ウムなどのアルキルエーテルの無機エステル塩
類、アルキルアミンオキシド、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウムのような高級アルキルフエ
ノールの無機エステル塩、ノニルフエノールのエ
チレンオキサイド付加物の硫酸塩のような高級ア
ルキルフエノールエーテルの無機エステル塩、脂
肪酸ベタイン類などの多くの界面活性剤が適用で
きる。なおこれらの起泡剤の濃度は10〜130g/
が適当である。使用される溶解剤や分解剤、起
泡剤、そして必要に応じて添加される泡安定剤、
分散剤、分解促進剤、浸透剤および/或いは粘度
調整剤等の種類や濃度は処理される立毛構造体の
構造、立毛繊維の種類、断面形状および/或いは
繊度等、熱処理の方法や条件等によつて適宜選択
するのが好ましい。
本発明は上記の溶解剤や分解剤の溶液又は分散
液に起泡剤を配合し、必要に応じて他の添加剤を
加えて処理液を作成し発泡させたのち立毛面に付
与して立毛先端を先細にすることから構成されて
いるが、発泡方法としては該処理液を空気または
任意の不活性ガスと撹拌混合して発泡させる方法
が適用できる。しかし処理液の内容によつては撹
拌機の差によつて発泡性や泡安定性に差が生じる
ことがあるので適正な撹拌機構を有した発泡機を
用いることが望ましい。好ましい発泡機としては
例えばホモミキサーや市販のワーナーマチス社製
の発泡機などがある。
このようにして得られた泡の形状や安定性は均
一で且つ安定した先細加工を施すために重要な要
素である。本発明の先細加工に用いられる泡液の
発泡倍率は3〜20倍、好ましくは5〜15倍の範囲
であり、泡の半減期は2分以上好ましくは5分以
上である。しかしこれらは発泡機から立毛構造体
に付与するまでの滞留時間が付与后の処理条件、
更には要求される先細形状によつて調整されなけ
ればならない。なお発泡倍率及び泡半減期は各々
次の方法によつて測定した。
発泡倍率(倍):重量既知のメスシリンダーに特
定容量の泡を入れてメスシリンダーの重量
増加より特定容量の泡の重量を求め、予め
測定した発泡前の液の容量と重量の関係よ
り特定容量の泡の発泡前の液の容量を求め
次式より発泡倍率を算出する。
発泡倍率(倍) =採取した泡の容量(ml)/採取した泡の発泡前の
液の容量(ml) 泡半減期(分):特定容量の泡をメスシリンダー
に入れ、前期発泡倍率の測定のときと同様
な方法で特定容量の泡の発泡前の液の容量
を求め、該液容量の1/2の液がメスシリン
ダーの底に排出するまでの時間を測定す
る。
泡状処理液の立毛面への付与方法は均一に施す
ことができれば特に限定されるものではないが、
一般に使用されているナイフコート法、ナイフオ
ーバーロール法、フローテイングナイフ法、ロー
タリースクリーン法などの慣用技術が適用でき
る。次に立毛面に泡状処理液を付与された立毛構
造物は加熱処理される。加熱処理は単に温度を上
げて処理速度を早くするためばかりではない。加
熱により泡状処理液が膨脹して立毛表面に集まり
やすくなるとともに立毛間に入りこんだ一部の泡
が膨脹するとともに上方へ移動するためと推定さ
れる立毛の起立化が起つて先細化ができやすくな
る。更に立毛の表面部は内層部より早く昇温され
て相対的に反応が早く進むことになる。これらの
泡と熱の相乗効果により好ましいテーパー状の先
細先端を容易に形成させることができる。この作
用効果は処理液を単にコーテイングして付与した
場合には期待できない。
加熱処理方法としては熱風などの乾熱処理やス
チームなどの湿熱処理などの慣用技術が適用でき
るが、マイクロ波加熱処理などの場合泡の膨脹破
壊が必要以上に早く起つて十分な処理効果が得ら
れない場合もあるので立毛繊維の種類、処理液の
内容及びその他の処理条件などから加熱方式や加
熱温度及び時間等適宜選択するのが好ましい。又
泡状処理液は溶解または分解による立毛先端部の
先細化が完了するまで泡状で維持されることは必
ずしも必要ではなく、加熱処理を開始する時点で
付与した泡状処理液の容量の50%以上、好ましく
は70%以上が泡状であれば立毛表面を形成する立
毛繊維いわゆる刺毛成分繊維の50%以上好ましく
は80%以上が好ましいテーパー状の先細先端を形
成させることができる。このためには泡状処理液
を付与された時点から加熱処理開始時点までの距
離ができるだけ短くなるように装置を配置するこ
とが望ましいが、量産加工時には装置の大きさと
その設置スペース、処理速度などの制約から泡状
処理液もできるだけ泡の安定性を高く保つのが好
ましいが、一応の目安として泡状処理液の泡半減
期が2分以上、望ましくは2分以上更に望ましく
は10分以上になるように処理液の各成分の配合割
合や泡安定剤の添加等を調整することが好まし
い。
本発明は上述のように溶解剤または分解剤を含
む処理液を泡状にして立毛構造物の立毛面に付与
したのち加熱処理することによつて立毛先端を先
細状にして獣毛様の外観と触感を得ることを特徴
とするものであるが、本発明の内容の立毛繊維が
ポリエステル系繊維である場合について更に詳細
に説明する。本発明におけるポリエステル系繊維
とはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、またはそれらを主成分としてイ
ソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
或いはポリアルキレングリコール等を共重合した
ポリエステルなどである。
立毛繊維がポリエステル系繊維の場合、分解剤
としてテトラクロロエタン−フエノール混合物、
O−クロロフエノールなども使用できるが、取扱
い性や安全性の面からアルカリ金属水酸化物、特
に水酸化ナトリウムの水溶液が好ましく、その濃
度は20〜500g/、好ましくは50〜200g/で
ある。分解促進剤として通常ポリエステル系繊維
の減量加工に用いられている第4級アンモニウム
塩、アミン化合物、リン酸エステル系化合物など
を添加すると先細化を促進することが可能で、使
用される濃度は0〜50g/が良い。これらのア
ルカリ液の起泡剤としては例えばポリオキシエチ
レンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンアルキルフエニルエーテル硫酸ナトリ
ウム、アルキルアミンオキサイド、ブチルサルフ
エートナトリウム塩、ブチルモノエチレンオキサ
イドナトリウム塩などが適用できて、使用される
濃度は10〜50g/である。更に吸湿性成分とし
てグリセリンなどを10〜300g/添加すると先
細形状が良化し均斉度も向上する。
そこでこれらの分解剤、分解促進剤、起泡剤及
びグリセリンを含む処理液をホモミキサーや市販
の発泡機などを用いた空気または他の不活性ガス
と撹拌混合して泡状にする。このときの発泡倍率
は3〜20倍の範囲に、また泡の半減期は2分以
上、好ましくは5分以上となるように各成分の配
合割合、濃度などを調整する。この泡状処理液を
立毛構造物の立毛面に付与する。付与方法として
はナイフコート法、ロータリースクリーン法など
の方法が適用でき、その付与量は繊維ポリマーの
内容、立毛本数、単繊維デニール、繊維の断面形
状などの立毛繊維の内容、処理条件或いは要求さ
れる外観や触感からくる先細形状などによつて異
なるが、水酸化ナトリウムの場合立毛構造物1m2
当り20〜240gが適当である。付与された泡状処
理液の泡容量の少くとも50%が泡状に保たれた状
態で立毛構造物を加熱処理する。このとき加熱処
理は乾熱よりも湿熱で施す方が先細形状、先細化
速度、均斉性などの点で大いに優れている。
以上の説明のように本発明の方法によれば立毛
先端部がテーパー状に先細化された獣毛様の外観
と触感を有する立毛構造物を従来の方法とは全く
異つた方法で工業的規模で容易に生産することが
できるようになることが判る。
以下実施例で本発明の内容について詳細を説明
する。
実施例 1 立毛(パイル)成分としてポリエチレンテレフ
タレートからなるポリエステル短繊維(単繊維繊
度5デニール、繊維長53mm)を耐アルカリ性の良
い分散染料を用いてわた染したのちローラーカー
ドを用いてカードスライバーを作り、基布成分と
してポリエチレンテレフタレートからなるポリエ
ステル長繊維(ヤーンデニール150、フイラメン
ト数32)の仮撚加工糸を用いてスライバー編機で
ハイパイル編地(パイル長18mm、パイル目付469
g/m2)を編成した。アクリル系樹脂でバツキン
グしたのち160℃に加熱されたポリツシヤーに2
回通して立毛表面部の立毛の捲縮を除去し、次い
でシヤーリングして立毛長を揃えて次の先細加工
に供した。
先細加工のための処理液として水1に対して
分解剤として水酸化ナトリウムを50g、起泡剤と
してメイフオーマF210(明成化学(株)製)を20g、
分解促進剤としてマーセリンPES(明成化学(株)製)
を20g、補助剤としてグリセリンを100gの割合
で配合し、ホモジナイザーを用いて9000rpmで5
分間撹拌して発泡させた。得られた泡状処理液の
発泡倍率は6.4倍、泡半減期は305秒であつた。
そこで先に準備したハイパイル編地の立毛面に
泡状処理液をナイフコーターを利用して編地1m2
当り1200gを付与した。次いで立毛面を上に向け
て180℃の過熱蒸気スチーマ(HTスチーマ)に
入れて8分間湿熱処理し、そののち約40℃の温水
洗し、乾燥した。処理されたハイパイル編地の立
毛の先端部を顕微鏡で観察すると大部分の立毛繊
維の先端部が第1図のモデル図のようにテーパー
状に先細化されていて、平均細化度は32であつ
た。また立毛面の触感も未処理品にくらべてソフ
トになつており先細化の効果が認められた。
次に処理液の成分の1つであるグリセリンを添
加しないで上記と同様な処理をしたところ添加し
た時にくらべて細化度がやゝ低下し立毛繊維間の
先細状態の斑もやゝ増加する傾向を認めた。
比較例 1 水1に対し糊剤としてメイプロガムNP(三
晶(株)製)を80g、分解剤として水酸化ナトリウム
を100g、分解促進剤としてマーセリンPES(明成
化学製)を5gの割合で配合して処理液を調整し
た。この調整液の粘度を室温でBL型粘度計で測
定したら10500cpsであつた。実施例1で先細加工
に供したハイパイル編地の立毛面に100メツシユ
スクリーンを用いて処理液を編地1m2当り128g
付与し、高圧スチーマを用いて130℃で15分間又
は過熱蒸気スチーマ(HTスチーマ)を用いて
180℃で10分間湿熱処理し、次いで約40℃で温水
洗し、風乾した。
処理された編地の立毛先端部を顕微鏡で観察す
ると第2図及び第4図のモデル図で示されるよう
な先端を有した立毛が多く第3図のモデル図で示
される先端の立毛が少し混つている状態になつて
いて、本発明の目標とする第1図のモデル図で示
されるようなテーパー状の先細先端の立毛は見あ
たらなかつた。又、立毛面での先端形状やパイル
長のバラツキが多かつた。加工后の編地の触感は
加工前にくらべて特に良くなつていなかつた。
比較例 2 比較例1で用いた処理液を実施例1で先細加工
に供したハイパイル編地の立毛面にナイフコータ
ーを使つて編地1m2当り531g付与し、高圧スチ
ーマに入れて130℃で15分間或いは過熱蒸気スチ
ーマ(HTスチーマ)に入れて180℃で10分間湿
熱処理し、次いで約40℃で温水洗し、乾燥させ
た。
処理された編地の立毛先端部を観察すると、立
毛繊維の直径が変化していた立毛の多くは第2図
のモデル図に示されるように先端部が細化されて
いて第1図のモデル図に示されるようなテーパー
状の先細先端の立毛は見あたらなかつた。又立毛
面での先端形状やパイル長などのバラツキが多か
つた。加工后の触感は加工前編地に比較して特に
良くはならなかつた。
実施例 2 立毛(パイル)成分としてポリエチレンテレフ
タレートからなるポリエステル短繊維(A)(単繊維
繊度24デニール、繊維長51mm)、ポリエステル短
繊維(B)(単繊維繊度8デニール、繊維長32mm)及
びポリエステル短繊維(C)(単繊維繊度3デニー
ル、繊維長32mm)を各々耐アルカリ性の良い分散
染料を用いてわた染したのち混打綿機で(A)と(B)と
(C)の割合が重量で20:40:40になるように混合し
ローラーカード機でカードスライバーを作成し
た。基本成分としポリエチレンテレフタレートか
らなるポリエステル長繊維(ヤーンデニール150
デニール、フイラメント数32本)の仮撚加工糸を
用いて上記のカードスライバーをスライバー編機
でハイパイル編地(パイル長20mm、パイル目付
557g/m2)に編成した。アクリル系樹脂でバツ
キングしたのち180℃に加熱されたポリツシヤー
に3回通して立毛表面層部の立毛繊維の捲縮を除
去し、次いでシヤーリング機に通して立毛長を揃
えて次の先細加工に供した。 先細加工用の処理
液として水1に対して水酸化ナトリウム120g、
メイフオーマF210(明成化学(株)製)25g、マーセ
リンPES(明成化学(株)製)25g、グリセリン100g
の割合で配合して調整しホモジナイザーを用いて
発泡させて泡状処理液を作成した。この時得られ
た泡状処理液の発泡倍率は5.0倍、泡半減期は340
秒であつた。
そこで先に準備したハイパイル編地の立毛面に
上記の泡状処理液をナイフコーターを利用して編
地1m2あたり1600gを付与した。次いで立毛面を
上に向けて200℃の過熱蒸気スチーマ(HTスチ
ーマ)に入れて10分間湿熱処理し、その后温水洗
浄し乾燥した。
処理されたハイパイル編地の立毛の先端を顕微
鏡で観察すると刺毛成分である単繊維24デニール
の立毛の先端部は第1図で示されるような良好な
テーパー状に先細化されており、平均細化率が45
であつた。又立毛面の触感も未処理品のがさつい
た硬い触感からソフトでこしのある触感になつて
いた。
実施例 3 ポリエチレンテレフタレートからなるポリエス
テル短繊維(A)(単繊維12デニール、繊維長76mm)
と5−ナトリウムスルホキシイソフタル酸を5モ
ル%共重合したポリエチレンテレフタレートから
なるポリエステル短繊維(B)(単繊維繊度2.5デニ
ール、繊維長64mm)を各々に耐アルカリ性のある
分散染料で染色したのち、混打機でAとBの割合
を重量で30:70になるように混合し、次いでロー
ラーカード機でカードスライバーを作成した。そ
こでポリエチレンテレフタレートからなる長繊維
(ヤーンデニール150デニール、フイラメント数32
本)の仮撚加工糸を基布成分にそして上記のカー
ドスライバーを立毛(パイル)成分として用いて
スライバー編機でハイパイル編地(パイル長20
mm、パイル目付371g/m2)に編成した。アクリ
ル系樹脂でバツキングしたのち170℃に加熱され
たポリシヤーに3回通して立毛先端の捲縮を除去
し、次いでシヤーリング機に通して立毛長を揃え
て次の先細加工に供した。
先細加工のための処理液として水1に対して
水酸化ナトリウム80g、エマールてC(花王石鹸
(株)製)21g、LYK−3133(一方社油脂工業(株)製)
23g、グリセリン100gの割合で配合して調整し
たのち、ホモジナイザーを用いて発泡させて泡状
処理液を作成した。このとき得られた泡状処理液
の発泡倍率は5.3倍、泡半減期315秒であつた。
そこで先に準備したハイパイル編地の立毛面に
上記の泡状処理液をナイフコーターを利用して付
与した。このときの付与量は780g/m2であつた。
次にこのハイパイル編地を立毛面を上に向けて
195℃の過熱蒸気スチーマに9分間入れて湿熱処
理し、そのあと温水洗浄し乾燥した。
先細加工処理された編地の立毛の先端を顕微鏡
で観察すると刺毛成分を構成する単繊維12デニー
ルの(A)繊維の立毛の先端は第1図にモデル的に示
されるように良好なテーパー状の先細形状になつ
ており、平均細化率は42であつた。また単繊維
2.5デニールの2繊維の立毛長はA繊維の立毛よ
り8mm短かくなつていて天然毛皮のようなわた毛
成分を形成していた。立毛面の触感も未処理品に
くらべて著しく向上しソフトで腰のある触感をし
ていた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が目的とする好ましい立毛先端
形状のモデル図で、第2図〜第4図は処理剤をコ
ーテイング法で立毛面に付与する方法などで見ら
れる好ましくない立毛の先端形状のモデル図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 立毛を有する繊維構造物の立毛面に該立毛を
    構成する繊維を溶解または分解する能力のある化
    合物を含む処理剤を泡状にして付与し、次いで加
    熱処理することを特徴とする立毛繊維構造物の立
    毛先端先細化方法。 2 立毛を構成する繊維が単繊維繊度が5デニー
    ル以下の細い繊維と10デニール以上の太い繊維を
    含んで構成されている特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。 3 立毛を構成する繊維が溶解性または分解性の
    異つた繊維の混合物である特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 4 ポリエステル系繊維からなる立毛にアルカリ
    金属水酸化物を含む水溶液を泡状で付与し次いで
    湿熱処理することからなる特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 5 アルカリ金属水酸化物を含む水溶液に減量促
    進剤およびグリセリンが含まれている特許請求の
    範囲第4項に記載の方法。
JP16522085A 1985-07-25 1985-07-25 立毛構造物の立毛先端先細化方法 Granted JPS6228477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16522085A JPS6228477A (ja) 1985-07-25 1985-07-25 立毛構造物の立毛先端先細化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16522085A JPS6228477A (ja) 1985-07-25 1985-07-25 立毛構造物の立毛先端先細化方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6228477A JPS6228477A (ja) 1987-02-06
JPH0316424B2 true JPH0316424B2 (ja) 1991-03-05

Family

ID=15808131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16522085A Granted JPS6228477A (ja) 1985-07-25 1985-07-25 立毛構造物の立毛先端先細化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6228477A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2591675B2 (ja) * 1989-02-02 1997-03-19 株式会社クラレ 立毛織編物およびその製造方法
JP2703316B2 (ja) * 1989-02-20 1998-01-26 株式会社クラレ 立毛構造物の立毛先端先細化方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6228477A (ja) 1987-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100808724B1 (ko) 섬유 및 그 제조방법
GB2065732A (en) Suede-like sheet-form material
EP0328287B1 (en) A method of altering the surface of a solid synthetic polymer
US3751777A (en) Process for making tufted pile carpet
WO1992006233A1 (fr) Tissu a poils a toucher cuir et son procede de fabrication
JPH0316424B2 (ja)
US4865786A (en) Foamed synthetic fiber and its manufacturing method
JP2703316B2 (ja) 立毛構造物の立毛先端先細化方法
US3827932A (en) Polyacrylonitrile synthetic fiber and a process of manufacturing the same
JP2597090B2 (ja) 発泡繊維を含有するパイル編織物
JPS5940944B2 (ja) 模様状にフイブリル域を有する繊維構造物の製造方法
JP3207968B2 (ja) 混繊糸
JP3664284B2 (ja) 立毛布帛
WO2000052241A1 (en) Multifilament for mohair-like pile fabric and pile fabric comprising the same and method for manufacturing the fabric
JPH1143818A (ja) 保湿性繊維、その製造方法およびその染色方法
JP7219418B2 (ja) 捲縮性吸湿アクリロニトリル系繊維、該繊維の製造方法および該繊維を含有する繊維構造体
KR100253018B1 (ko) 중공 섬유직물 및 이의 제조방법
JPS5851058B2 (ja) 模様状にフィブリル域を有する繊維構造物の製造方法
JPH05222670A (ja) 特殊な立毛布帛の製造方法
JP2836754B2 (ja) 吸水性布帛及びその製造方法
JPS6235508B2 (ja)
JPH0284535A (ja) 天然毛皮調立毛製品の製造法
JPH06280158A (ja) 改良立毛布帛およびその製造方法
JP2002088584A (ja) 分割複合繊維および植毛加工品
JPH1025659A (ja) 特殊布帛およびその製造方法