JPH031733B2 - - Google Patents
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- JPH031733B2 JPH031733B2 JP57113488A JP11348882A JPH031733B2 JP H031733 B2 JPH031733 B2 JP H031733B2 JP 57113488 A JP57113488 A JP 57113488A JP 11348882 A JP11348882 A JP 11348882A JP H031733 B2 JPH031733 B2 JP H031733B2
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- information recording
- layer
- recording medium
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/241—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
- G11B7/252—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers
- G11B7/257—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of layers other than recording layers of layers having properties involved in recording or reproduction, e.g. optical interference layers or sensitising layers or dielectric layers, which are protecting the recording layers
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/241—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
- G11B7/242—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
- G11B7/251—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising inorganic materials dispersed in an organic matrix
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
本発明は、光学的情報記録媒体に関し、更に詳
しくは基板と情報記録層との間にケイ酸、ポリオ
ルガノシロキサンおよびシリルエーテルからなる
群より選ばれた1種または2種以上の化合物を含
有する層を設けてなる光学的情報記録媒体に関す
る。 高照度かつ短時間露光を与え得る高密度エネル
ギービームを情報の記録および再生手段として用
いた高密度記録媒体において記録直後に後処理な
しに直接再生できる「DRAW」(Direct Read
After Write)特性を有する記録媒体、または消
去可能な記録媒体等を文書フアイル、画像フアイ
ル等の映像情報のメモリ媒体として用いることが
最近注目を集めている。 従来、このような記録媒体の基板として平滑性
に優れたガラス基板が用いられてきたが、重量が
大きく、取扱い時に破損しやすく危険である等の
問題があつた。上記の理由から合成樹脂を基板と
して用いることも行なわれている。 しかしながら合成樹脂よりなるシート、または
フイルム状の基板は造工程において、摩擦帯電或
は工程操作等によるゴミや異物等の混入により基
板に数μ程度のゴミ、異物、キズ、凹凸等が存在
するのが避けられない。合成樹脂においてはこれ
らを除去するための表面の鏡面仕上げができない
ために、情報の光学的記録および再生時に、上記
異物等の表面欠陥がノイズやドロツプアウト等の
原因となり実用上の支障となつていた。 更に、合成樹脂表面は疎水性であることが多
く、記録層との接着性も芳しくない。特に情報記
録層等に、親水性の物質を含有した金属微粒子分
散水溶液を塗布する際等にはピンホール、塗布ム
ラ、ハジキ等が生じて、極めて重大な問題となつ
ていた。 かかる欠点を解決するために、基板上に二酸化
ケイ素の蒸着膜を設けた後に情報を記録する層を
蒸着で設ける(例えばテルル)といつたことが知
られているが、基板と二酸化ケイ素の膜および二
酸化ケイ素と情報を記録する層との間の接着強度
が十分ではなかつた。 かかる欠点を解決する別の方法として、前記合
成樹脂基板の表面をプラズマ放電等の気体放電処
理とアルカリ浸潰処理等の化学処理とを施すこと
により解決できることを本出願人は特願昭57−
13350号として提案したがこの表面処理によりあ
る程度の接着性が得られるけれどこの方法では処
理工程が多く、気体放電処理において高電圧や高
周波を用いて装置が大型化すること、アルカリ浸
潰処理において、危険性が完全に除去し切れない
という不利があつた。 本発明の目的は、前記した不利を排除して、1
基板に対する接着性のよい且つ該接着性が経時劣
化を起さぬ接着安定性のある情報記録層を簡便に
塗布してなる光学的情報記録媒体を提供すること
であり、また2情報の光学的記録再生時のノイズ
やドロツプアウトの原因となる前記基板または情
報記録層の表面欠陥を除去し良好なS/N比を有
する光学的情報記録媒体を提供することである。 前記の本発明の目的は、高密度エネルギービー
ムを用いて情報の記録および再生を行なう光学的
情報記録媒体に於て、基板と金属微粒子を分散さ
せた有機物層から成る情報記録層との間にケイ酸
塩、ポリオルガノシロキサンおよびシリルエーテ
ルからなる群より選ばれた1種または2種以上の
化合物を含有する層(以下、下引き層と称する)
を設けたことを特徴とする光学的情報記録媒体に
よつて達することができる。 本発明をさらに詳しく説明する。本発明は高密
度エネルギービームを用いて情報の記録および再
生を行なう光学的情報記録媒体に関するするもの
であり、情報の記録の後述する各種の情報記録層
(高密度エネルギービームに対して反射性を有し
ている)を有する前記記録媒体に対して基板側あ
るいは基板の反対側から高密度エネルギービーム
を照射し、該情報記録層をふきとばし、記録部分
における情報記録層の反射性を消失せしめること
によつて行なわれる。ふきとばされた記録部分を
ピツトとよぶ。一方、情報の再生は記録された前
記記録媒体に対して、基板側あるいは基板の反対
側から高密度エネルギービームを照射し、前記情
報記録層の反射性を利用して、情報の読み出し再
生を行なうのであり、即ち、前記ピツトの部分で
は、反射性がないので高密度エネルギービームは
反射されにくく未記録部分では該ビームはよく反
射される。 次に図面によつて本発明を詳しく説明する。 第1図、第2図及び第3図は本発明の実施態様
の例の断面図である。 第1図に於て1は基板(好ましくは合成樹脂よ
りなる)、3は金属微粒子を分散含有する情報記
録層であつて、前記金属微粒子を分散懸濁した有
機物からなる分散液を塗設して形成される。2は
基板1と情報記録層3の間に設けられた下引き層
である。第1図に示した層構成は本発明の基本構
成単位となるものである。 第2図に於て、4は還元されうる金属塩を有機
物層からなる分散媒に分散させた層、例えば写真
感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤層であつて、
露光或はかぶり剤によつて金属銀の析出核となる
かぶり核を生成し、物理現像(一般的には還元)
を行い、銀(一般には金属)微粒子を生成させ前
記情報記録層3とするものである。 また第3図は前記基本構成単位の情報記録層3
の上に更に例えば前出のハロゲン化銀乳剤層4を
塗布し、情報記録層3に分散含有した金属微粒子
を前記層4からの金属銀の析出核として物理現像
し、該金属微粒子を補強した後、該ハロゲン化銀
乳剤層4を剥離して前記基本構成単位とするもの
である。また第4図の如く特に物理現像に適した
物理現像核を含有する物理現像核層5を乳剤層4
と情報記録層3の間に設ける構成としてもよい。 尚上記した物理現像に用いる現像液には、例え
ば下記組成のものが用いられる。現像後には水洗
することが好ましい。 物理現像液の例 現像条件:30℃、60秒 フエニドン 1.0g 無水亜硫酸ナトリウム 65.0g ハイドロキノン 12.0g 水酸化カリウム 15.0g 臭化カリウム 0.5g チオ硫酸ナトリウム 5.0g 水を加えて 1 また本発明の実施態様に於ては前記基本構成単
位の情報記録層3の上に高分子保護膜を直接に或
は接着層を設けて、積層(ラミネート)或は塗布
等の手段を用いて設けることができる。 更にまた同種または異種の情報記録層を有する
前記基本構成単位の情報記録層を対面させその間
にスペーサを設けて接着固定し2重構造を有する
光学的情報記録媒体としてもよい。 尚上記保護膜及びスペーサは基板側から高密度
エネルギービームによつて情報の記録、再生を行
なう時には基板は高密度エネルギービームに対し
ては、実質的に透明であることが好ましいが、必
ずしも該保護膜及び該スペーサは該高密度エネル
ギービームに対して実質的に透明である必要な
い。 また本発明で用いる前記基板1の厚さは全く限
定されず、実際上7μmから30mmまで用いても何ら
支障なく、必要に応じてトラツキング用案内溝が
ついていてもよい。 本発明にかかる前記下引き層は、基板(好まし
くは比較的表面硬度の小さなもので合成樹脂より
なる)と情報記録層を構成する有機物層とに、親
和力を有する層であることが好ましく、ケイ酸
塩、ポリオルガノシロキサンおよびシリルエーテ
ルからなる群より選ばれた1種または2種以上の
化合物を含有する層である。 前記ケイ酸塩は二酸化ケイ素と金属酸化物とか
らなる塩であつて、含水塩、複塩のほか、別の酸
基などの陰性原子団を含む形式のもの(例えば
Al2O3を含むアルミノケイ酸塩、B2O3を含むホウ
ケイ酸塩など)であつてもよい。また前記ケイ酸
塩に含まれる金属原子としては、Al、Fe()、
Ca、Mg、Na、Kなどがあり、本発明にかかる
ケイ酸は水溶性であることが望ましく、水不溶性
のものは、水酸化アルカリあるいは炭酸アルカリ
で処理して水溶性にして使用することができる。
また塗布のしやすさや取り扱いの容易さから、ケ
イ酸塩としては、酸化カリウムと二酸化ケイ素が
結合したような組成の化合物であるケイ酸カリウ
ムまたはケイ酸のナトリウム塩であるケイ酸ナト
リウムが特に好ましい。 前記ケイ酸カリウムとしては、例えばメタケイ
酸カリウム(K2SiO3)や二ケイ酸水素カリウム
(KHSiO5またはK2Si4O9・H2O)があげられる。
前記ケイ酸ナトリウムとしては、例えばメタケイ
酸ナトリウム(NaSiO3)およびその種々の含水
塩、オルトケイ酸ナトリウム(Na4SiO4)、二ケ
イ酸ナトリウム(Na2SiO5)および四ケイ酸ナト
リウム(Na2Si4O9)などがあげられる。 本発明にかかるケイ酸塩を含有する前記下引き
層は、基板の硬度を増し前記情報記録媒体の製造
の際におけるギズ等の発生を防止することが出来
るという利点をも有している。 本発明にかかるケイ酸塩を用いた下引き層は、
従来の二酸化ケイ素の蒸着膜による下引き層より
も膜強度や基板や情報記録層との接着性において
優れていたがこれは前記ケイ酸を用いた層を塗布
で設けるので、層がイオン性の強固な結合によつ
て形成されるため、分子間力によつて形成された
二酸化ケイ素の蒸着膜による下引き層よりも優れ
たものとなつたと考えられる。 前記ポリオルガノシロキサンとは
しくは基板と情報記録層との間にケイ酸、ポリオ
ルガノシロキサンおよびシリルエーテルからなる
群より選ばれた1種または2種以上の化合物を含
有する層を設けてなる光学的情報記録媒体に関す
る。 高照度かつ短時間露光を与え得る高密度エネル
ギービームを情報の記録および再生手段として用
いた高密度記録媒体において記録直後に後処理な
しに直接再生できる「DRAW」(Direct Read
After Write)特性を有する記録媒体、または消
去可能な記録媒体等を文書フアイル、画像フアイ
ル等の映像情報のメモリ媒体として用いることが
最近注目を集めている。 従来、このような記録媒体の基板として平滑性
に優れたガラス基板が用いられてきたが、重量が
大きく、取扱い時に破損しやすく危険である等の
問題があつた。上記の理由から合成樹脂を基板と
して用いることも行なわれている。 しかしながら合成樹脂よりなるシート、または
フイルム状の基板は造工程において、摩擦帯電或
は工程操作等によるゴミや異物等の混入により基
板に数μ程度のゴミ、異物、キズ、凹凸等が存在
するのが避けられない。合成樹脂においてはこれ
らを除去するための表面の鏡面仕上げができない
ために、情報の光学的記録および再生時に、上記
異物等の表面欠陥がノイズやドロツプアウト等の
原因となり実用上の支障となつていた。 更に、合成樹脂表面は疎水性であることが多
く、記録層との接着性も芳しくない。特に情報記
録層等に、親水性の物質を含有した金属微粒子分
散水溶液を塗布する際等にはピンホール、塗布ム
ラ、ハジキ等が生じて、極めて重大な問題となつ
ていた。 かかる欠点を解決するために、基板上に二酸化
ケイ素の蒸着膜を設けた後に情報を記録する層を
蒸着で設ける(例えばテルル)といつたことが知
られているが、基板と二酸化ケイ素の膜および二
酸化ケイ素と情報を記録する層との間の接着強度
が十分ではなかつた。 かかる欠点を解決する別の方法として、前記合
成樹脂基板の表面をプラズマ放電等の気体放電処
理とアルカリ浸潰処理等の化学処理とを施すこと
により解決できることを本出願人は特願昭57−
13350号として提案したがこの表面処理によりあ
る程度の接着性が得られるけれどこの方法では処
理工程が多く、気体放電処理において高電圧や高
周波を用いて装置が大型化すること、アルカリ浸
潰処理において、危険性が完全に除去し切れない
という不利があつた。 本発明の目的は、前記した不利を排除して、1
基板に対する接着性のよい且つ該接着性が経時劣
化を起さぬ接着安定性のある情報記録層を簡便に
塗布してなる光学的情報記録媒体を提供すること
であり、また2情報の光学的記録再生時のノイズ
やドロツプアウトの原因となる前記基板または情
報記録層の表面欠陥を除去し良好なS/N比を有
する光学的情報記録媒体を提供することである。 前記の本発明の目的は、高密度エネルギービー
ムを用いて情報の記録および再生を行なう光学的
情報記録媒体に於て、基板と金属微粒子を分散さ
せた有機物層から成る情報記録層との間にケイ酸
塩、ポリオルガノシロキサンおよびシリルエーテ
ルからなる群より選ばれた1種または2種以上の
化合物を含有する層(以下、下引き層と称する)
を設けたことを特徴とする光学的情報記録媒体に
よつて達することができる。 本発明をさらに詳しく説明する。本発明は高密
度エネルギービームを用いて情報の記録および再
生を行なう光学的情報記録媒体に関するするもの
であり、情報の記録の後述する各種の情報記録層
(高密度エネルギービームに対して反射性を有し
ている)を有する前記記録媒体に対して基板側あ
るいは基板の反対側から高密度エネルギービーム
を照射し、該情報記録層をふきとばし、記録部分
における情報記録層の反射性を消失せしめること
によつて行なわれる。ふきとばされた記録部分を
ピツトとよぶ。一方、情報の再生は記録された前
記記録媒体に対して、基板側あるいは基板の反対
側から高密度エネルギービームを照射し、前記情
報記録層の反射性を利用して、情報の読み出し再
生を行なうのであり、即ち、前記ピツトの部分で
は、反射性がないので高密度エネルギービームは
反射されにくく未記録部分では該ビームはよく反
射される。 次に図面によつて本発明を詳しく説明する。 第1図、第2図及び第3図は本発明の実施態様
の例の断面図である。 第1図に於て1は基板(好ましくは合成樹脂よ
りなる)、3は金属微粒子を分散含有する情報記
録層であつて、前記金属微粒子を分散懸濁した有
機物からなる分散液を塗設して形成される。2は
基板1と情報記録層3の間に設けられた下引き層
である。第1図に示した層構成は本発明の基本構
成単位となるものである。 第2図に於て、4は還元されうる金属塩を有機
物層からなる分散媒に分散させた層、例えば写真
感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤層であつて、
露光或はかぶり剤によつて金属銀の析出核となる
かぶり核を生成し、物理現像(一般的には還元)
を行い、銀(一般には金属)微粒子を生成させ前
記情報記録層3とするものである。 また第3図は前記基本構成単位の情報記録層3
の上に更に例えば前出のハロゲン化銀乳剤層4を
塗布し、情報記録層3に分散含有した金属微粒子
を前記層4からの金属銀の析出核として物理現像
し、該金属微粒子を補強した後、該ハロゲン化銀
乳剤層4を剥離して前記基本構成単位とするもの
である。また第4図の如く特に物理現像に適した
物理現像核を含有する物理現像核層5を乳剤層4
と情報記録層3の間に設ける構成としてもよい。 尚上記した物理現像に用いる現像液には、例え
ば下記組成のものが用いられる。現像後には水洗
することが好ましい。 物理現像液の例 現像条件:30℃、60秒 フエニドン 1.0g 無水亜硫酸ナトリウム 65.0g ハイドロキノン 12.0g 水酸化カリウム 15.0g 臭化カリウム 0.5g チオ硫酸ナトリウム 5.0g 水を加えて 1 また本発明の実施態様に於ては前記基本構成単
位の情報記録層3の上に高分子保護膜を直接に或
は接着層を設けて、積層(ラミネート)或は塗布
等の手段を用いて設けることができる。 更にまた同種または異種の情報記録層を有する
前記基本構成単位の情報記録層を対面させその間
にスペーサを設けて接着固定し2重構造を有する
光学的情報記録媒体としてもよい。 尚上記保護膜及びスペーサは基板側から高密度
エネルギービームによつて情報の記録、再生を行
なう時には基板は高密度エネルギービームに対し
ては、実質的に透明であることが好ましいが、必
ずしも該保護膜及び該スペーサは該高密度エネル
ギービームに対して実質的に透明である必要な
い。 また本発明で用いる前記基板1の厚さは全く限
定されず、実際上7μmから30mmまで用いても何ら
支障なく、必要に応じてトラツキング用案内溝が
ついていてもよい。 本発明にかかる前記下引き層は、基板(好まし
くは比較的表面硬度の小さなもので合成樹脂より
なる)と情報記録層を構成する有機物層とに、親
和力を有する層であることが好ましく、ケイ酸
塩、ポリオルガノシロキサンおよびシリルエーテ
ルからなる群より選ばれた1種または2種以上の
化合物を含有する層である。 前記ケイ酸塩は二酸化ケイ素と金属酸化物とか
らなる塩であつて、含水塩、複塩のほか、別の酸
基などの陰性原子団を含む形式のもの(例えば
Al2O3を含むアルミノケイ酸塩、B2O3を含むホウ
ケイ酸塩など)であつてもよい。また前記ケイ酸
塩に含まれる金属原子としては、Al、Fe()、
Ca、Mg、Na、Kなどがあり、本発明にかかる
ケイ酸は水溶性であることが望ましく、水不溶性
のものは、水酸化アルカリあるいは炭酸アルカリ
で処理して水溶性にして使用することができる。
また塗布のしやすさや取り扱いの容易さから、ケ
イ酸塩としては、酸化カリウムと二酸化ケイ素が
結合したような組成の化合物であるケイ酸カリウ
ムまたはケイ酸のナトリウム塩であるケイ酸ナト
リウムが特に好ましい。 前記ケイ酸カリウムとしては、例えばメタケイ
酸カリウム(K2SiO3)や二ケイ酸水素カリウム
(KHSiO5またはK2Si4O9・H2O)があげられる。
前記ケイ酸ナトリウムとしては、例えばメタケイ
酸ナトリウム(NaSiO3)およびその種々の含水
塩、オルトケイ酸ナトリウム(Na4SiO4)、二ケ
イ酸ナトリウム(Na2SiO5)および四ケイ酸ナト
リウム(Na2Si4O9)などがあげられる。 本発明にかかるケイ酸塩を含有する前記下引き
層は、基板の硬度を増し前記情報記録媒体の製造
の際におけるギズ等の発生を防止することが出来
るという利点をも有している。 本発明にかかるケイ酸塩を用いた下引き層は、
従来の二酸化ケイ素の蒸着膜による下引き層より
も膜強度や基板や情報記録層との接着性において
優れていたがこれは前記ケイ酸を用いた層を塗布
で設けるので、層がイオン性の強固な結合によつ
て形成されるため、分子間力によつて形成された
二酸化ケイ素の蒸着膜による下引き層よりも優れ
たものとなつたと考えられる。 前記ポリオルガノシロキサンとは
【式】
の基本単位から構成されている高分子化合物のう
ち
ち
【式】のようにケイ素原子に有機基Rが
結合したところの基本単位から構成されている高
分子化合物を示し、例えばR−(R2SiO(−nSiR3の
ような鎖状のポリオルガノシロキサン、(R2SiO)
nのような環状のポリオルガノシロキサンおよび
はしご状、かご状、三次元網目状のポリオルガノ
シロキサンがあり、これらのいずれも本発明で使
用することができる(nは正の数を表わす)。ま
た高分子の主鎖に有機基(Rc)を含んだ形であ
る
分子化合物を示し、例えばR−(R2SiO(−nSiR3の
ような鎖状のポリオルガノシロキサン、(R2SiO)
nのような環状のポリオルガノシロキサンおよび
はしご状、かご状、三次元網目状のポリオルガノ
シロキサンがあり、これらのいずれも本発明で使
用することができる(nは正の数を表わす)。ま
た高分子の主鎖に有機基(Rc)を含んだ形であ
る
【式】または
【式】を基本単位とするポリオル
ガノシロキサンも本発明に用いられる。
前記ポリオルガノシロキサンを例によりさらに
詳しく説明する。前記鎖状のポリオルガノシロキ
サンには、例えば以下の表−(イ)のようなものがあ
げられる。
詳しく説明する。前記鎖状のポリオルガノシロキ
サンには、例えば以下の表−(イ)のようなものがあ
げられる。
【表】
表−(イ)においてはメチル基、フエニル基、水素
原子、塩素原子、臭素原子、水酸基、メトキシ
基、ビニル基、ClCH2−、HOCH2−、
NCCH2CH2−、CF3CH2CH2CH2−、HOOC
(CH2)3−、およびアセトキシキ基のいずれかを
表わす。1〜6の各式においてRは同じであつて
も異なつていもよい。n、mは正の数を表わす。 前記の環状のポリオルガノシロキサンおよびは
しご状、かご状、三次元網目状のポリオルガノシ
ロキサンの基本骨格としては表−(ロ)のようなもの
が例としてあげられる。
原子、塩素原子、臭素原子、水酸基、メトキシ
基、ビニル基、ClCH2−、HOCH2−、
NCCH2CH2−、CF3CH2CH2CH2−、HOOC
(CH2)3−、およびアセトキシキ基のいずれかを
表わす。1〜6の各式においてRは同じであつて
も異なつていもよい。n、mは正の数を表わす。 前記の環状のポリオルガノシロキサンおよびは
しご状、かご状、三次元網目状のポリオルガノシ
ロキサンの基本骨格としては表−(ロ)のようなもの
が例としてあげられる。
【表】
【表】
【表】
表−(ロ)の10〜16においてRはメチル基、フエニ
ル基、水素原子、塩素原子、臭素原子、水酸基、
メトキシ基、ビニル基、HOOC(CH2)3−、
ClCH2−、HOCH2−、NCCH2CH2−、
CF3CH2CH2CH2−、およびアセトキシ基のいず
れかを表わし、10〜16のそれぞれの式においてR
は同じであつても異なつていてもよい。 表−(ロ)の各式で表わされるものが環をひらいて
重合したものも本発明にかかるポリオルガノシロ
キサンに含まれる。 又ポリオルガノシロキサンのなかにポリ(アル
ミノオルガノシロキサン)やポリ(チタノオルガ
ノシロキサン)のように、Al、Ti、B、Ge、
Sn、P、As、Mg、Pb、Zr、Sb、Cr、Fe、Niな
どの元素を共有結合の形で含んだものも、本発明
にかかるポリオルガノシロキサンに含まれる。 前記シリルエーテルとは少なくとも1つの
ル基、水素原子、塩素原子、臭素原子、水酸基、
メトキシ基、ビニル基、HOOC(CH2)3−、
ClCH2−、HOCH2−、NCCH2CH2−、
CF3CH2CH2CH2−、およびアセトキシ基のいず
れかを表わし、10〜16のそれぞれの式においてR
は同じであつても異なつていてもよい。 表−(ロ)の各式で表わされるものが環をひらいて
重合したものも本発明にかかるポリオルガノシロ
キサンに含まれる。 又ポリオルガノシロキサンのなかにポリ(アル
ミノオルガノシロキサン)やポリ(チタノオルガ
ノシロキサン)のように、Al、Ti、B、Ge、
Sn、P、As、Mg、Pb、Zr、Sb、Cr、Fe、Niな
どの元素を共有結合の形で含んだものも、本発明
にかかるポリオルガノシロキサンに含まれる。 前記シリルエーテルとは少なくとも1つの
【式】(×はケイ素原子以外の元素を表わ
す)結合を有する低分子量の有機化合物を示し、
例えば市販されているシランカツプリング剤等が
含まれる。例えば以下の表1に示す様な化合物で
ある。 前記ケイ酸塩、ポリオルガノシロキサンおよび
シリルエーテルからなる群のなかで少なくともケ
イ酸塩を含んでいる場合が、基板の選択の幅がも
つとも広く、特に好ましい。 本発明にかかる下引き層は塗布によつて形成す
ることもできる。塗布溶液の溶媒はケイ酸塩、オ
ルガノポリシロキサン、シリルエーテル等および
必要に応じて加えられるバインダーとしての有機
高分子化合物が溶解する溶媒であればすべて用い
ることができるが製造環境対策上、水系の溶媒で
あることが好ましい。 すなわち、水、メタノール、エタノール等のア
ルコール類、アセトンメチルエチルケトン等のケ
トン類、メチルセルソルブ、テトラヒドロフラン
等のエーテル類を用いることが好ましい。 また前記のケイ酸塩、ポリオルガノシロキサン
およびシリルエーテルからなる群より選ばれた1
種または2種以上の化合物100重量部とともに親
水性有機高分子化合物を前記バインダーとして30
重量部未満用いることにより塗布性の向上および
塗布膜の乾燥時の強度の向上を計ることもでき
る。ここで親水性有機高分子としては、ゼラチ
ン、ゼラチン誘導体、アラビアゴム、アルブミ
ン、寒天等の天然高分子または、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、セルロースエー
テル、酢酸セルロース、ポリアクリル酸、ポリア
クリルアミド等の親水性合成高分子を用いること
ができる。 更に前記下引き層2の塗布はゴミ、異物等が高
分子層中へ入り込まないように空気の清浄な室内
において行なわれる。塗布方法は基板が平板の場
合はデイツピング法、バーコート法等が適してお
り、基板が円板の場合にはスピンコート法が適し
ており、フイルム状基板に対してはデイツピング
法、バーコート法、ロールコート法なども適用で
きる。情報記録層3或は乳剤層4等の塗布につい
ても同様である。 前記下引き層の膜厚は実質上塗布可能な
0.01μmないし、1μmが実用的に好ましい。
0.01μm以下の場合には塗布困難であり、また基
板1の凹凸(0.1μm前后)を埋め積層する情報記
録層3等に対する平滑面素地を与えるのに不都合
であり、1μm以上であると光学的密度に基因する
光学的トラブルが起り易い。 本発明にかかる下引き層により基板と情報記録
層の接着性は極めてよくなつた。 また本発明にかかる下引き層により、基板上の
ゴミ、異物、キズ、凹凸等を除くことができ、こ
れらに起因するノイズやドロツプアウトがなくな
つた。 また本発明にかかる下引き層により、該下引き
層の上に情報記録層等を塗布する際に該下引き層
と該情報記録層等の接着性の悪さに起因するとこ
ろの該情報記録層等のピンホール、塗布ムラ、ハ
ジキ等がなくなつた。 また本発明にかかる下引き層は、塗布により形
成することもできるので気体放電処理等にくらべ
て装置の簡略化ができ、危険性も少なくなつた。 本発明で使用できる高密度エネルギービームと
しては、水銀アーク灯、キセノンフラツシユ灯ま
たはレーザ光があげられるが、なかでも本発明の
光学的情報記録媒体にピツト情報を記録、再生す
るための高密度エネルギービームとしてはレーザ
光が好ましくレーザ光としては連続波発振でもパ
ルス発振のものでも使用でき、具体的にはルビー
レーザ、アルゴンイオンレーザ、ガラスレーザ、
He−Ne レーザ、Krイオンレーザ、He−Cd+
レーザ、色素レーザ、半導体レーザ等が挙げられ
る。 また本発明の光学的情報記録媒体に於ては、記
録および再生のためのレーザ光を情報記録層3へ
基板1側から照射或はその逆側からの照射を可能
にする層構成を与えることができる。 本発明に於て、基板1は情報記録層3に対する
保護的機能を有し、記録用および再生用レーザ光
に対して透明であつても不透明であつてもよいが
好ましくは実質的に透明であるものが選ばれる。
例えばポリメチルメタクリレート、メチルメタク
リレートを主成分とする共重合体、ポリビニルク
ロライド、ポリスチレン、ポリエステルまたはポ
リカーボネートを主成分とするシートまたはフイ
ルム等が用いられる。特にポリメチルメタクリレ
ートは、表面平滑性および光学的特性に優れてい
るために本発明に特に好適である。 本発明で用いられる情報記録層3は好ましくは
金属の微粒子を分散させた有機物層から成つてお
り、金属微粒子の平均粒径は100〜300Åである。
金属としてはCu、Ag、Au、Ni、Pd、Pt、Fe、
Co、In、Tlが、分散媒としては各種合成高分子
化合物が使用できるがゼラチン、ゼラチン誘導
体、アラビアゴム、アルブミン、寒天、セルロー
ス等の天然高分子化合物、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、セルロースエーテ
ル、ポリアミド、酢酸セルロース等の親水性合成
高分子化合物が用いられることが好ましい。 前記情報記録層3は、金属微粒子を分散した上
記親水性水溶液を塗設して得た場合は、前述した
本発明にかかる下引き層2との接着性は甚だ良好
である。 前記金属微粒子の分散溶液は、用いられる金属
の塩、例えば硝酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、過
酸化物を適当な還元剤を用いて溶液還元法により
容易に製造することができる。前記分散溶液中の
コロイド状金属微粒子の含有率は通常1ないし20
重量%である。 前記情報記録層の膜厚は任意であるが記録層と
しては0.01μm以下の場合には、塗布がむずかし
く、また平面性を確保するのがむずかしいのであ
り、1μm以上では平面性などから実用的に好まし
くない場合があり、好ましくは0.01μm〜1μmで
ある。 また第3図に示した情報記録層母体として、感
光性ハロゲン化銀乳剤層4を設けた場合、および
第4図に示した物理現像核層5とハロゲン化銀乳
剤層4とを順次積層した場合についても同様に好
ましい接着性を与えた。 前記情報記録層3と、前記下引き層2との接着
性は、前記金属微粒子分散親水性水溶液中または
ハロゲン化銀乳剤中に適当なシランカツプリン剤
を添加することにより更に増強される。例えば東
レシリコーン(株)製のSH−6020、SH−6026、SH
−6032、SH−6050、SH−6075、SH−6040等、
または信越化学(株)製のKBM−403、KBM−503、
KBM−602等が用いられるがポリメチルメタク
リレートの基板を用いたときには、特に前記SH
−6020が情報記録層との接着性に極めてすぐれて
いた。 前記シランカツプリング剤と同様にチタン系カ
ツプリング剤も使用できる。チタン系カツプリン
グ剤としては例えば米国Kenrich
Petrochemicals社製のプレンアクトTTS、同
38S、同46B、同55、同138S、同134S等を用いる
ことができるが、希薄溶液で用いた場合ポリメチ
ルメタクリレートの基板には前記46Bが特にすぐ
れた接着性を与えた。 前記シランカツプリング剤と同チタン系カツプ
リング剤は、表−1、表−2のとおりである。
例えば市販されているシランカツプリング剤等が
含まれる。例えば以下の表1に示す様な化合物で
ある。 前記ケイ酸塩、ポリオルガノシロキサンおよび
シリルエーテルからなる群のなかで少なくともケ
イ酸塩を含んでいる場合が、基板の選択の幅がも
つとも広く、特に好ましい。 本発明にかかる下引き層は塗布によつて形成す
ることもできる。塗布溶液の溶媒はケイ酸塩、オ
ルガノポリシロキサン、シリルエーテル等および
必要に応じて加えられるバインダーとしての有機
高分子化合物が溶解する溶媒であればすべて用い
ることができるが製造環境対策上、水系の溶媒で
あることが好ましい。 すなわち、水、メタノール、エタノール等のア
ルコール類、アセトンメチルエチルケトン等のケ
トン類、メチルセルソルブ、テトラヒドロフラン
等のエーテル類を用いることが好ましい。 また前記のケイ酸塩、ポリオルガノシロキサン
およびシリルエーテルからなる群より選ばれた1
種または2種以上の化合物100重量部とともに親
水性有機高分子化合物を前記バインダーとして30
重量部未満用いることにより塗布性の向上および
塗布膜の乾燥時の強度の向上を計ることもでき
る。ここで親水性有機高分子としては、ゼラチ
ン、ゼラチン誘導体、アラビアゴム、アルブミ
ン、寒天等の天然高分子または、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、セルロースエー
テル、酢酸セルロース、ポリアクリル酸、ポリア
クリルアミド等の親水性合成高分子を用いること
ができる。 更に前記下引き層2の塗布はゴミ、異物等が高
分子層中へ入り込まないように空気の清浄な室内
において行なわれる。塗布方法は基板が平板の場
合はデイツピング法、バーコート法等が適してお
り、基板が円板の場合にはスピンコート法が適し
ており、フイルム状基板に対してはデイツピング
法、バーコート法、ロールコート法なども適用で
きる。情報記録層3或は乳剤層4等の塗布につい
ても同様である。 前記下引き層の膜厚は実質上塗布可能な
0.01μmないし、1μmが実用的に好ましい。
0.01μm以下の場合には塗布困難であり、また基
板1の凹凸(0.1μm前后)を埋め積層する情報記
録層3等に対する平滑面素地を与えるのに不都合
であり、1μm以上であると光学的密度に基因する
光学的トラブルが起り易い。 本発明にかかる下引き層により基板と情報記録
層の接着性は極めてよくなつた。 また本発明にかかる下引き層により、基板上の
ゴミ、異物、キズ、凹凸等を除くことができ、こ
れらに起因するノイズやドロツプアウトがなくな
つた。 また本発明にかかる下引き層により、該下引き
層の上に情報記録層等を塗布する際に該下引き層
と該情報記録層等の接着性の悪さに起因するとこ
ろの該情報記録層等のピンホール、塗布ムラ、ハ
ジキ等がなくなつた。 また本発明にかかる下引き層は、塗布により形
成することもできるので気体放電処理等にくらべ
て装置の簡略化ができ、危険性も少なくなつた。 本発明で使用できる高密度エネルギービームと
しては、水銀アーク灯、キセノンフラツシユ灯ま
たはレーザ光があげられるが、なかでも本発明の
光学的情報記録媒体にピツト情報を記録、再生す
るための高密度エネルギービームとしてはレーザ
光が好ましくレーザ光としては連続波発振でもパ
ルス発振のものでも使用でき、具体的にはルビー
レーザ、アルゴンイオンレーザ、ガラスレーザ、
He−Ne レーザ、Krイオンレーザ、He−Cd+
レーザ、色素レーザ、半導体レーザ等が挙げられ
る。 また本発明の光学的情報記録媒体に於ては、記
録および再生のためのレーザ光を情報記録層3へ
基板1側から照射或はその逆側からの照射を可能
にする層構成を与えることができる。 本発明に於て、基板1は情報記録層3に対する
保護的機能を有し、記録用および再生用レーザ光
に対して透明であつても不透明であつてもよいが
好ましくは実質的に透明であるものが選ばれる。
例えばポリメチルメタクリレート、メチルメタク
リレートを主成分とする共重合体、ポリビニルク
ロライド、ポリスチレン、ポリエステルまたはポ
リカーボネートを主成分とするシートまたはフイ
ルム等が用いられる。特にポリメチルメタクリレ
ートは、表面平滑性および光学的特性に優れてい
るために本発明に特に好適である。 本発明で用いられる情報記録層3は好ましくは
金属の微粒子を分散させた有機物層から成つてお
り、金属微粒子の平均粒径は100〜300Åである。
金属としてはCu、Ag、Au、Ni、Pd、Pt、Fe、
Co、In、Tlが、分散媒としては各種合成高分子
化合物が使用できるがゼラチン、ゼラチン誘導
体、アラビアゴム、アルブミン、寒天、セルロー
ス等の天然高分子化合物、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、セルロースエーテ
ル、ポリアミド、酢酸セルロース等の親水性合成
高分子化合物が用いられることが好ましい。 前記情報記録層3は、金属微粒子を分散した上
記親水性水溶液を塗設して得た場合は、前述した
本発明にかかる下引き層2との接着性は甚だ良好
である。 前記金属微粒子の分散溶液は、用いられる金属
の塩、例えば硝酸塩、硫酸塩、ハロゲン化物、過
酸化物を適当な還元剤を用いて溶液還元法により
容易に製造することができる。前記分散溶液中の
コロイド状金属微粒子の含有率は通常1ないし20
重量%である。 前記情報記録層の膜厚は任意であるが記録層と
しては0.01μm以下の場合には、塗布がむずかし
く、また平面性を確保するのがむずかしいのであ
り、1μm以上では平面性などから実用的に好まし
くない場合があり、好ましくは0.01μm〜1μmで
ある。 また第3図に示した情報記録層母体として、感
光性ハロゲン化銀乳剤層4を設けた場合、および
第4図に示した物理現像核層5とハロゲン化銀乳
剤層4とを順次積層した場合についても同様に好
ましい接着性を与えた。 前記情報記録層3と、前記下引き層2との接着
性は、前記金属微粒子分散親水性水溶液中または
ハロゲン化銀乳剤中に適当なシランカツプリン剤
を添加することにより更に増強される。例えば東
レシリコーン(株)製のSH−6020、SH−6026、SH
−6032、SH−6050、SH−6075、SH−6040等、
または信越化学(株)製のKBM−403、KBM−503、
KBM−602等が用いられるがポリメチルメタク
リレートの基板を用いたときには、特に前記SH
−6020が情報記録層との接着性に極めてすぐれて
いた。 前記シランカツプリング剤と同様にチタン系カ
ツプリング剤も使用できる。チタン系カツプリン
グ剤としては例えば米国Kenrich
Petrochemicals社製のプレンアクトTTS、同
38S、同46B、同55、同138S、同134S等を用いる
ことができるが、希薄溶液で用いた場合ポリメチ
ルメタクリレートの基板には前記46Bが特にすぐ
れた接着性を与えた。 前記シランカツプリング剤と同チタン系カツプ
リング剤は、表−1、表−2のとおりである。
【表】
【表】
【表】
本発明にかかる、例えば以上のようにして作成
できる、光学的情報記録媒体は基板に対する接着
性のよい且つ該接着性が経時劣化を起さぬ接着安
定性のある情報記録層を簡便に塗布してなる光学
的情報記録媒体であつた。また情報の光学的記録
再生時のノイズやドロツプアウトの原因となる基
板または情報記録層の表面欠陥がない、良好な
S/N比を有する光学的情報記録媒体であつた。 以下本発明を実施例に従い具体的に説明する
が、これにより本発明の実施態様が限定されるも
のではない。 実施例 1 清浄な8インチ角、1mm厚のポリメチルメタク
リレート基板(三菱レーヨン(株)製アクリライト)
上にメタケイ酸ナトリウム(和光純薬製)の5%
水溶液を用いて、デイツピングにより乾燥膜厚が
800Åとなる様に該ケイ酸ナトリウムの層を設け
た。乾燥後0.5重量パーセントのシランカツプリ
ング剤(東レ・シリコーン(株)製のSH−6020)を
含有するコロイド銀のゼラチン分散水溶液をワイ
ヤーバーを用いて乾燥膜厚0.3μmとなる様に塗布
し情報記録層を設けた。前記コロイド銀粒子のゼ
ラチン分散水溶液は、硝酸銀をデキストリンによ
り還元することによつて得られ、銀のゼラチンに
対する重量比は32%であり、コロイド粒子の粒径
は約300Åであつた。 この試料の乾燥時の接着性を自己粘着性テープ
を用いた剥離試験により調べたところ剥離部分が
全く認められず良好であつた。 上記試料上にハロゲン化銀乳剤を塗布し、物理
現像することにより、前記情報記録層の基板側の
コロイド銀層表面を下記記録レーザ光に対して42
%の反射率を有する反射性表面とし補強された情
報記録層とした。得られた本発明の光学的情報記
録媒体試料に対して、1.4μm径のビーム径を有す
る、記録面上にて8mWのHe−Neレーザ光
(6328Å)を5.2m/secの走査速度で走査し、音
響光学素子により500nsecのパルス信号を与えて
ピツトを形成させる書き込み記録を行なつた。そ
の後0.5mWのHe−Neレーザ光の連続光で再生
し、47dBのS/N比を得た。反射光強度をオシ
ロスコープ上で観察したとこる未記録部分のノイ
ズはほとんど認められなかつた。 実施例 2 実施例1においてメタケイ酸ナトリウムのかわ
りにメタケイ酸カリウムを用い、その他は同様に
行い、接着性、記録再生S/N比共、同様の良好
な結果を得た。 実施例 3 実施例1においてメタケイ酸ナトリウムのかわ
りにアルミノケイ酸ナトリウムを用いその他は同
様に行ない接着性、記録再生S/N比共、同様の
良好な結果を得た。 実施例 4 実施例2においてメタケイ酸カリウムの5%水
溶液に3重量%のポリアクリル酸を添加して、そ
の他は同様に行なつたところ、同様の良好な記録
再生S/N比を維持しつつ接着性も良好であつ
た。 実施例 5 実施例1においてメタケイ酸ナトリウムに対し
て5重量%の東レシリコーン(株)製のシランカツプ
リング剤SH−6040をメタノール溶液として添加
し、以下同様にして光学的情報記録媒体を得た。
前記記録媒体は、良好な接着性を与えた。又実施
例−1と同様にHe−Neレーザ光により記録した
ところ42dBの良好な再生信号S/N比を得た。 実施例 6 実施例2においてメタケイ酸カリウムに対して
1重量%のシリコーンオイルをテトラヒドロフラ
ン溶液として添加し以下同様にして光学的情報記
録媒体を得た。 前記記録媒体は良好な接着性を与えた。また実
施例−1と同様な記録方法により40dBの良好な
再生信号S/N比を得た。 比較例−1 実施例1においてメタケイ酸ナトリウム水溶液
のかわりに、メラミン樹脂塗料を用いたところ、
コロイド銀塗布溶液が若干ハジキを生じ記録層が
不均一となり、光学的情報記録媒体としては好ま
しくなかつた。 比較例−2 実施例1においてメタケイ酸ナトリウム水溶液
のかわりに、二酸化ケイ素の蒸着膜を設けて、他
は同様に行ない、このようにして作成した試料に
対して乾燥時の接着性を自己粘着性テープを用い
た剥離試験を実施例−1と同様に行なつたところ
剥離部分が多く実施例−1の試料よりも劣つてい
た。 比較例−3 実施例1ないし4における下引き層を用いない
場合、すなわち、ポリメチルメタクリレート基板
上に直接親水性コロイド銀分散液を塗布したとこ
ろ、ハジキを生じて塗布できなかつた。 前記親水性コロイド銀分散液は、分散媒として
ゼラチン水溶液を用い、硝酸銀をデキストリンに
より還元することによつて得られ、銀のゼラチン
に対する重量比は32%であり、コロイド粒子の粒
径は約300Åであつた。 以上より本発明にかかる下引き層は情報記録層
等と基板、特に合成樹脂基板との接着性に多大な
る効果を有することが判つた。
できる、光学的情報記録媒体は基板に対する接着
性のよい且つ該接着性が経時劣化を起さぬ接着安
定性のある情報記録層を簡便に塗布してなる光学
的情報記録媒体であつた。また情報の光学的記録
再生時のノイズやドロツプアウトの原因となる基
板または情報記録層の表面欠陥がない、良好な
S/N比を有する光学的情報記録媒体であつた。 以下本発明を実施例に従い具体的に説明する
が、これにより本発明の実施態様が限定されるも
のではない。 実施例 1 清浄な8インチ角、1mm厚のポリメチルメタク
リレート基板(三菱レーヨン(株)製アクリライト)
上にメタケイ酸ナトリウム(和光純薬製)の5%
水溶液を用いて、デイツピングにより乾燥膜厚が
800Åとなる様に該ケイ酸ナトリウムの層を設け
た。乾燥後0.5重量パーセントのシランカツプリ
ング剤(東レ・シリコーン(株)製のSH−6020)を
含有するコロイド銀のゼラチン分散水溶液をワイ
ヤーバーを用いて乾燥膜厚0.3μmとなる様に塗布
し情報記録層を設けた。前記コロイド銀粒子のゼ
ラチン分散水溶液は、硝酸銀をデキストリンによ
り還元することによつて得られ、銀のゼラチンに
対する重量比は32%であり、コロイド粒子の粒径
は約300Åであつた。 この試料の乾燥時の接着性を自己粘着性テープ
を用いた剥離試験により調べたところ剥離部分が
全く認められず良好であつた。 上記試料上にハロゲン化銀乳剤を塗布し、物理
現像することにより、前記情報記録層の基板側の
コロイド銀層表面を下記記録レーザ光に対して42
%の反射率を有する反射性表面とし補強された情
報記録層とした。得られた本発明の光学的情報記
録媒体試料に対して、1.4μm径のビーム径を有す
る、記録面上にて8mWのHe−Neレーザ光
(6328Å)を5.2m/secの走査速度で走査し、音
響光学素子により500nsecのパルス信号を与えて
ピツトを形成させる書き込み記録を行なつた。そ
の後0.5mWのHe−Neレーザ光の連続光で再生
し、47dBのS/N比を得た。反射光強度をオシ
ロスコープ上で観察したとこる未記録部分のノイ
ズはほとんど認められなかつた。 実施例 2 実施例1においてメタケイ酸ナトリウムのかわ
りにメタケイ酸カリウムを用い、その他は同様に
行い、接着性、記録再生S/N比共、同様の良好
な結果を得た。 実施例 3 実施例1においてメタケイ酸ナトリウムのかわ
りにアルミノケイ酸ナトリウムを用いその他は同
様に行ない接着性、記録再生S/N比共、同様の
良好な結果を得た。 実施例 4 実施例2においてメタケイ酸カリウムの5%水
溶液に3重量%のポリアクリル酸を添加して、そ
の他は同様に行なつたところ、同様の良好な記録
再生S/N比を維持しつつ接着性も良好であつ
た。 実施例 5 実施例1においてメタケイ酸ナトリウムに対し
て5重量%の東レシリコーン(株)製のシランカツプ
リング剤SH−6040をメタノール溶液として添加
し、以下同様にして光学的情報記録媒体を得た。
前記記録媒体は、良好な接着性を与えた。又実施
例−1と同様にHe−Neレーザ光により記録した
ところ42dBの良好な再生信号S/N比を得た。 実施例 6 実施例2においてメタケイ酸カリウムに対して
1重量%のシリコーンオイルをテトラヒドロフラ
ン溶液として添加し以下同様にして光学的情報記
録媒体を得た。 前記記録媒体は良好な接着性を与えた。また実
施例−1と同様な記録方法により40dBの良好な
再生信号S/N比を得た。 比較例−1 実施例1においてメタケイ酸ナトリウム水溶液
のかわりに、メラミン樹脂塗料を用いたところ、
コロイド銀塗布溶液が若干ハジキを生じ記録層が
不均一となり、光学的情報記録媒体としては好ま
しくなかつた。 比較例−2 実施例1においてメタケイ酸ナトリウム水溶液
のかわりに、二酸化ケイ素の蒸着膜を設けて、他
は同様に行ない、このようにして作成した試料に
対して乾燥時の接着性を自己粘着性テープを用い
た剥離試験を実施例−1と同様に行なつたところ
剥離部分が多く実施例−1の試料よりも劣つてい
た。 比較例−3 実施例1ないし4における下引き層を用いない
場合、すなわち、ポリメチルメタクリレート基板
上に直接親水性コロイド銀分散液を塗布したとこ
ろ、ハジキを生じて塗布できなかつた。 前記親水性コロイド銀分散液は、分散媒として
ゼラチン水溶液を用い、硝酸銀をデキストリンに
より還元することによつて得られ、銀のゼラチン
に対する重量比は32%であり、コロイド粒子の粒
径は約300Åであつた。 以上より本発明にかかる下引き層は情報記録層
等と基板、特に合成樹脂基板との接着性に多大な
る効果を有することが判つた。
第1図〜第4図は本発明の光学的情報記録媒体
の部分断面図である。 図中、1は合成樹脂基板、2は本発明にかかる
下引き層、3は金属微粒子分散層、4は還元され
うる金属塩を、有機物層からなる分散媒に分散さ
せた層、5は物理現像核を含有する物理現像核層
である。
の部分断面図である。 図中、1は合成樹脂基板、2は本発明にかかる
下引き層、3は金属微粒子分散層、4は還元され
うる金属塩を、有機物層からなる分散媒に分散さ
せた層、5は物理現像核を含有する物理現像核層
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高密度エネルギービームを用いて情報の記録
および再生を行なう光学的情報記録媒体におい
て、基板と金属微粒子を分散させた有機物層から
成る情報記録層との間にケイ酸塩、ポリオルガノ
シロキサンおよびシリルエーテルからなる群より
選ばれた1種または2種以上の化合物を含有する
層を設けたことを特徴とする光学的情報記録媒
体。 2 前記ケイ酸塩、ポリオルガノシロキサンおよ
びシリルエーテルからなる群より選ばれた1種ま
たは2種以上の化合物を含有する層の膜厚が0.01
ないし1.0μmであることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の光学的情報記録媒体。 3 前記基板が、ポリメチルメタクリレート板で
あることを特徴とする特許請求範囲第1項乃至第
2項記載の光学的情報記録媒体。 4 前記有機物層の有機物がゼラチンであること
を特徴とする特許請求範囲第2項乃至第3項記載
の光学的情報記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57113488A JPS593729A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 光学的情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57113488A JPS593729A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 光学的情報記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS593729A JPS593729A (ja) | 1984-01-10 |
| JPH031733B2 true JPH031733B2 (ja) | 1991-01-11 |
Family
ID=14613560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57113488A Granted JPS593729A (ja) | 1982-06-29 | 1982-06-29 | 光学的情報記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS593729A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59198545A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-10 | Daicel Chem Ind Ltd | 光学式情報記録デイスク |
| JPS59198544A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-10 | Daicel Chem Ind Ltd | 光学式情報記録デイスク |
| JPS60205840A (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-17 | Tdk Corp | 光記録媒体 |
| JPS60260388A (ja) * | 1984-06-07 | 1985-12-23 | Daicel Chem Ind Ltd | 情報記録担体 |
| US4741992A (en) * | 1986-09-22 | 1988-05-03 | Eastman Kodak Company | Thermally processable element comprising an overcoat layer containing poly(silicic acid) |
| JP2523303B2 (ja) * | 1987-02-17 | 1996-08-07 | ティーディーケイ株式会社 | 光記録媒体 |
| JP2656785B2 (ja) * | 1988-02-24 | 1997-09-24 | 日東電工株式会社 | 光デイスク |
| US4828971A (en) * | 1988-03-24 | 1989-05-09 | Eastman Kodak Company | Thermally processable element comprising a backing layer |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6059917B2 (ja) * | 1977-12-21 | 1985-12-27 | 東芝シリコ−ン株式会社 | シス−1,2−ジシリルアルケン化合物 |
| JPS5557495A (en) * | 1978-10-25 | 1980-04-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | Thermal recording medium |
-
1982
- 1982-06-29 JP JP57113488A patent/JPS593729A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS593729A (ja) | 1984-01-10 |
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