JPH0320627B2 - - Google Patents
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- JPH0320627B2 JPH0320627B2 JP387984A JP387984A JPH0320627B2 JP H0320627 B2 JPH0320627 B2 JP H0320627B2 JP 387984 A JP387984 A JP 387984A JP 387984 A JP387984 A JP 387984A JP H0320627 B2 JPH0320627 B2 JP H0320627B2
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- ring
- seal
- seat
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- rotating shaft
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/34—Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
- F16J15/3464—Mounting of the seal
- F16J15/348—Pre-assembled seals, e.g. cartridge seals
- F16J15/3484—Tandem seals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は圧力変化に対して良好なシール効果を
発揮し得るコンパクトで経済的な静止型複式メカ
ニカルシールに関するものである。
発揮し得るコンパクトで経済的な静止型複式メカ
ニカルシールに関するものである。
各種の化学工業機器に内蔵される回転軸密封用
の静止型複式メカニカルシール(以下単に複式シ
ールという)においては、密封対象流体の圧力上
昇に伴い、該流体側シール部の歪み量が増大し、
その結果密封端面の接触状態が悪くなりシール性
が低下するという現象が問題とされている。即ち
この種の代表的な複式シールの構成を第3図a
(要部縦断面模式図)に基づいて説明すれば次の
通りである。図において31は回転軸、32は該
回転軸31のシールボツクスである。又33a,
33bはシールボツクス3内に所定間隔をおいて
配設される各シートリングである。そしてこの配
設に当たつては、シールボツクス32内の両端に
固定されたシートリング受け34a,34bに
は、周方向に沿つて夫々複数のピン36とばね3
7を交互に介在させて嵌装されている。尚ピン3
6は各ピン穴に嵌装されており、ルーズなピン結
合状態を形成せしめている。即ちシートリング3
3a,33b全体は夫々シートリング受け34
a,34bに対して前後上下に多少の移動が可能
である様に取付けられている。そしてシートリン
グ33a,33bは後記する従動リング40a,
40bと接触して複式密封端面を構成する。
の静止型複式メカニカルシール(以下単に複式シ
ールという)においては、密封対象流体の圧力上
昇に伴い、該流体側シール部の歪み量が増大し、
その結果密封端面の接触状態が悪くなりシール性
が低下するという現象が問題とされている。即ち
この種の代表的な複式シールの構成を第3図a
(要部縦断面模式図)に基づいて説明すれば次の
通りである。図において31は回転軸、32は該
回転軸31のシールボツクスである。又33a,
33bはシールボツクス3内に所定間隔をおいて
配設される各シートリングである。そしてこの配
設に当たつては、シールボツクス32内の両端に
固定されたシートリング受け34a,34bに
は、周方向に沿つて夫々複数のピン36とばね3
7を交互に介在させて嵌装されている。尚ピン3
6は各ピン穴に嵌装されており、ルーズなピン結
合状態を形成せしめている。即ちシートリング3
3a,33b全体は夫々シートリング受け34
a,34bに対して前後上下に多少の移動が可能
である様に取付けられている。そしてシートリン
グ33a,33bは後記する従動リング40a,
40bと接触して複式密封端面を構成する。
従動リング40a,40bはいずれも回転軸3
1に一体的に取付けることによつて該回転軸31
と共に回転可能とするが、その取付構造は下記の
通りである。即ちリテーナ41は両側面が完全な
平面に形成されており、該両平面には夫々従動リ
ング40a,40bの相対向側端面を夫々図に現
われない回り止めピンを介して当接せしめると共
に、これらの従動リング40a,40bは上側従
動リング押え44及び下側従動リング押え43に
よりリテーナ41の左右側に一体的に配設されて
いる。またリテーナ41の両側面は予めラツプ加
工され、超精密な平面(表面あらさで言えばμ=
0.0003mm程度、平坦度で言えば0.7μm下程度)に
仕上げられている。尚従動リング40a,40b
の相対向側端面及び密封端面がラツプ加工されて
いることは勿論である。こうして従動リング40
a,40bを左右に有するリテーナ41は更に回
転軸31の段付部31aに嵌装して位置決めする
と共に、スリーブ45及びねじ46によつて回転
軸31に固定されている。
1に一体的に取付けることによつて該回転軸31
と共に回転可能とするが、その取付構造は下記の
通りである。即ちリテーナ41は両側面が完全な
平面に形成されており、該両平面には夫々従動リ
ング40a,40bの相対向側端面を夫々図に現
われない回り止めピンを介して当接せしめると共
に、これらの従動リング40a,40bは上側従
動リング押え44及び下側従動リング押え43に
よりリテーナ41の左右側に一体的に配設されて
いる。またリテーナ41の両側面は予めラツプ加
工され、超精密な平面(表面あらさで言えばμ=
0.0003mm程度、平坦度で言えば0.7μm下程度)に
仕上げられている。尚従動リング40a,40b
の相対向側端面及び密封端面がラツプ加工されて
いることは勿論である。こうして従動リング40
a,40bを左右に有するリテーナ41は更に回
転軸31の段付部31aに嵌装して位置決めする
と共に、スリーブ45及びねじ46によつて回転
軸31に固定されている。
又47a,47′aは高圧冷却液(以下密封液
という)の入口、47bは密封液の出口であり、
シールボツクス32内の空間48には密封液を封
入し密封対象流体より少し高めの圧力を負荷させ
て密封端面における熱歪みの発生を可及的に防止
すると共に、シートリング33a,33bを夫々
従動リング40a,40bに十分押圧付勢せしめ
て、密封端面を安定させるべく配慮がなされてい
る。尚空間49には所定圧力の密封対象流体が負
荷し、又空間50には大気圧が負荷するので、密
封端面以外におけるこれらの相互間の遮断を目的
として適所にOリングを配設せしめている。特に
51,52,54は、密封対象流体と密封液との
間のシールを考慮して配設さされたOリングであ
り、又55,56,58は密封液と大気圧との間
のシールを考慮して配設されたOリングである。
以上の様な構成によつて複式密封端面でのシール
性が確保できる様配慮されている。
という)の入口、47bは密封液の出口であり、
シールボツクス32内の空間48には密封液を封
入し密封対象流体より少し高めの圧力を負荷させ
て密封端面における熱歪みの発生を可及的に防止
すると共に、シートリング33a,33bを夫々
従動リング40a,40bに十分押圧付勢せしめ
て、密封端面を安定させるべく配慮がなされてい
る。尚空間49には所定圧力の密封対象流体が負
荷し、又空間50には大気圧が負荷するので、密
封端面以外におけるこれらの相互間の遮断を目的
として適所にOリングを配設せしめている。特に
51,52,54は、密封対象流体と密封液との
間のシールを考慮して配設さされたOリングであ
り、又55,56,58は密封液と大気圧との間
のシールを考慮して配設されたOリングである。
以上の様な構成によつて複式密封端面でのシール
性が確保できる様配慮されている。
ところでこの様な高圧用複式シールにおいては
装置の運転圧力の上昇に応じて密封対象流体の圧
力を高くしていくとシール性が急激に悪化すると
いう現象が問題となる点については既に述べた通
りである。これは第3図b〔第3図aの要部作用
説明拡大図〕に示す様に空間49内の密封対象流
体圧が上昇してくるとリテーナ41に作用するス
ラスト力(図中矢印で示す如き軸方向力)も無視
できない程度に大きくなり、リテーナ41の歪み
量もいきおい増大することに起因するものであ
り、その結果リテーナ41に一体的に抱持されて
いる従動リング40bにもほぼ同程度の歪みが同
じような分布をもつて生じ、従つてガス側密封端
面は図示の如きいわゆる面開き状態となるので密
封流体洩れが急激に増加するためである。
装置の運転圧力の上昇に応じて密封対象流体の圧
力を高くしていくとシール性が急激に悪化すると
いう現象が問題となる点については既に述べた通
りである。これは第3図b〔第3図aの要部作用
説明拡大図〕に示す様に空間49内の密封対象流
体圧が上昇してくるとリテーナ41に作用するス
ラスト力(図中矢印で示す如き軸方向力)も無視
できない程度に大きくなり、リテーナ41の歪み
量もいきおい増大することに起因するものであ
り、その結果リテーナ41に一体的に抱持されて
いる従動リング40bにもほぼ同程度の歪みが同
じような分布をもつて生じ、従つてガス側密封端
面は図示の如きいわゆる面開き状態となるので密
封流体洩れが急激に増加するためである。
そこで本発明者等はこの様な不都合を解決する
ための手段として、少なくとも密封対象流体側に
おける従動リングのリテーナ側端面を、密封対象
流体加圧下におけるリテーナの密封流体側々面形
状に予め符合する様に形成配置せしめておくこと
により、メカニカルシール部の構成を特に大きく
することなくしかもシール性の長期安定を保障し
得る様な複式シールの開発に成功し、先に実用新
案登録出願を行なつた(実願昭58−130766号)。
しかしこの先願の複式シールを適用してなる機器
をいわゆるバツチ的に運転する場合、新たな問題
が生じることが明らかとなつた。即ち運転開始か
ら所定の加圧運転に至るまでの間(圧力上昇中)
及び所定の加圧運転から運転停止に至るまでの間
(圧力下降中)は、従動リングのリテーナ側端面
とリテーナの密封端面の側面が正しく対面できる
に至つていないので、密封端面は両開き状態とな
つてやはり密封流体漏れが発生し、特に上記バツ
チ運転が高圧で行なわれるときほど圧力変動巾が
大きいためにその漏れ量が増加するという問題が
起こることが明らかとなつた。この対策として
は、前述した本発明者等の先願考案に係る複式シ
ールのリテーナ及び従動リング等の剛性を高める
ことにより密封流体漏れを許容範囲内に抑えるこ
とも一応考えられるが、その手段では形状が大き
くなり、又材質が高価となつてコンパクト化及び
製作コストの低減化という要請に対応できない。
ための手段として、少なくとも密封対象流体側に
おける従動リングのリテーナ側端面を、密封対象
流体加圧下におけるリテーナの密封流体側々面形
状に予め符合する様に形成配置せしめておくこと
により、メカニカルシール部の構成を特に大きく
することなくしかもシール性の長期安定を保障し
得る様な複式シールの開発に成功し、先に実用新
案登録出願を行なつた(実願昭58−130766号)。
しかしこの先願の複式シールを適用してなる機器
をいわゆるバツチ的に運転する場合、新たな問題
が生じることが明らかとなつた。即ち運転開始か
ら所定の加圧運転に至るまでの間(圧力上昇中)
及び所定の加圧運転から運転停止に至るまでの間
(圧力下降中)は、従動リングのリテーナ側端面
とリテーナの密封端面の側面が正しく対面できる
に至つていないので、密封端面は両開き状態とな
つてやはり密封流体漏れが発生し、特に上記バツ
チ運転が高圧で行なわれるときほど圧力変動巾が
大きいためにその漏れ量が増加するという問題が
起こることが明らかとなつた。この対策として
は、前述した本発明者等の先願考案に係る複式シ
ールのリテーナ及び従動リング等の剛性を高める
ことにより密封流体漏れを許容範囲内に抑えるこ
とも一応考えられるが、その手段では形状が大き
くなり、又材質が高価となつてコンパクト化及び
製作コストの低減化という要請に対応できない。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであ
つてその目的はバツチ運転下の圧力変動運転中に
おいても良好なシール性を維持することのできる
コンバクトで経済的な複式シールを提供すること
にある。
つてその目的はバツチ運転下の圧力変動運転中に
おいても良好なシール性を維持することのできる
コンバクトで経済的な複式シールを提供すること
にある。
しかしてこの様な目的を達成し得た第1発明の
複式シールとは、ほぼ完全な平面に形成された両
側面を有する外輪に、該外輪の厚みより小さな厚
みを有すると共に外径がシートリング受けのシー
ル径と同一の寸法である内輪を軸方向へ摺動可能
に嵌挿することによりリテーナを構成してなる点
に要旨を有するものである。
複式シールとは、ほぼ完全な平面に形成された両
側面を有する外輪に、該外輪の厚みより小さな厚
みを有すると共に外径がシートリング受けのシー
ル径と同一の寸法である内輪を軸方向へ摺動可能
に嵌挿することによりリテーナを構成してなる点
に要旨を有するものである。
以下実施例図面を参照しつつ第1発明の構成及
び作用効果について説明するが、従来例と同一で
ある基本的な構成についてはその重複説明を避
け、本発明の特徴的構成を中心に説明する。
び作用効果について説明するが、従来例と同一で
ある基本的な構成についてはその重複説明を避
け、本発明の特徴的構成を中心に説明する。
第1図aは第3図bの要部説明図に相当する図
面で化学反応容器の加圧運転前における複式シー
ルのセツト状態を示している。リテーナ11は、
従来のリテーナ(第3図の41)の周方向に2分
割したような構成と言える。即ちリテーナ11は
内輪11bに外輪11aを軸方向へ摺動可能に嵌
挿してなるが、この外輪11aの両側面はほぼ完
全な平面(従来のリテーナと同様の精密仕上面)
が維持されると共に、内輪11bは外輪11aの
厚みよりも小さな厚みとされ、且つその外径がシ
ートリング受け34bのシール径Dφmmと同一寸
法となるように構成されている。その結果リテー
ナ11における外輪11aに作用する力はいずれ
も(密封液の圧力P′+ばね37の押圧力S)とな
るので、両作用力は完全にバランスし、外輪11
aの両側面にはモーメントが全く加わらない。一
方、リテーナ11における内輪11bの密封流体
側端面には該密封流体の圧力Pが作用し、その大
きさFはF=π/4(D2−d2)×P(Kgf/mm2) 〔但し、dは内輪11bの内径(mm)、Dは内
輪11bの外径であり且つシートリング受け34
bのシール径(mm)である〕 となる。
面で化学反応容器の加圧運転前における複式シー
ルのセツト状態を示している。リテーナ11は、
従来のリテーナ(第3図の41)の周方向に2分
割したような構成と言える。即ちリテーナ11は
内輪11bに外輪11aを軸方向へ摺動可能に嵌
挿してなるが、この外輪11aの両側面はほぼ完
全な平面(従来のリテーナと同様の精密仕上面)
が維持されると共に、内輪11bは外輪11aの
厚みよりも小さな厚みとされ、且つその外径がシ
ートリング受け34bのシール径Dφmmと同一寸
法となるように構成されている。その結果リテー
ナ11における外輪11aに作用する力はいずれ
も(密封液の圧力P′+ばね37の押圧力S)とな
るので、両作用力は完全にバランスし、外輪11
aの両側面にはモーメントが全く加わらない。一
方、リテーナ11における内輪11bの密封流体
側端面には該密封流体の圧力Pが作用し、その大
きさFはF=π/4(D2−d2)×P(Kgf/mm2) 〔但し、dは内輪11bの内径(mm)、Dは内
輪11bの外径であり且つシートリング受け34
bのシール径(mm)である〕 となる。
この作用力のために内輪11bは第1図bに示
す如く歪むが、内輪11bがスリーブ45によつ
て固定されていること及び内輪11bの厚みを外
輪11aの厚みより適当に小さくしているため
に、歪んだ状態にある内輪11bの両側面が従動
リング40a,40bの相対向側端面にほとんど
接触しないようにすることができる。
す如く歪むが、内輪11bがスリーブ45によつ
て固定されていること及び内輪11bの厚みを外
輪11aの厚みより適当に小さくしているため
に、歪んだ状態にある内輪11bの両側面が従動
リング40a,40bの相対向側端面にほとんど
接触しないようにすることができる。
従つてリテーナ11の主要部を占める外輪11
aは密封対象流体圧力Pによる影響を受けないの
でバツチ運転下の圧力変動運転中においても密封
端面の垂直平面度は十分均一に保持され、良好な
シール性を維持することができる。
aは密封対象流体圧力Pによる影響を受けないの
でバツチ運転下の圧力変動運転中においても密封
端面の垂直平面度は十分均一に保持され、良好な
シール性を維持することができる。
ところがこの様な第1発明に係る複式シールに
おいても100Kgf/cm2程度以上の圧力条件下でバ
ツチ運転を行なうと、シール性が必ずしも良好と
は言えなくなり、特に200Kgf/cm2前後でバツチ
運転される重合反応容器の回転軸の密封に用いた
場合にはシール性低下の不安が大きくなることが
確認された。
おいても100Kgf/cm2程度以上の圧力条件下でバ
ツチ運転を行なうと、シール性が必ずしも良好と
は言えなくなり、特に200Kgf/cm2前後でバツチ
運転される重合反応容器の回転軸の密封に用いた
場合にはシール性低下の不安が大きくなることが
確認された。
本発明者等はこうした不安を解消すべく上記第
1発明に係る複式シールの挙動をつぶさに観察し
たところ、下記の知見及び解決指針が得られた。
即ち第1図bに基づいて説明すると、シートリン
グ33a,33bとしては一般にWC等の超硬質
材料が採用されているので、カーボン等の軟質材
料からなる従動リング40a,40bに比べる
と、その剛性は極めて高いと言える。このため
100Kgf/cm2程度以下の圧力が該従動リング40
a,40bに作用してもリテーナや従動リング4
0a,40bにおけるような歪み発生の問題はほ
ぼ無視できていた。従つてその程度の圧力条件で
あればリテーナ41や従動リング40a,40b
に歪みが生じないようにさえすればシール性を良
好に維持できるはずであり、この様な方針の下に
検討を進めた結果上記第1発明を完成し得たこと
は前述した通りである。しかし密封液の圧力P′が
100Kgf/cm2程度以上、特に200Kgf/cm2前後にな
ると、各シートリング33a,33bのリテーナ
寄り端部A,Bに作用する矢印方向のモーメント
が無視できなくなり、該端部A,Bに多少の歪み
が生じることが分かつた。この対策としてシート
リング33a,33bそのものを大きくすること
も可能ではあるが、それではシール構成が結局大
きくなつてしまい、又製作コストの上昇につなが
つてしまう。そこでシートリング33a,33b
そのものを特に大きくせずともリテーナ寄り端部
A,Bに上記モーメントが生じないようにするた
めには該端部A,Bが圧力の影響を受けない即ち
圧力的にバランスするような構造にすればよいと
の指針が得られた。
1発明に係る複式シールの挙動をつぶさに観察し
たところ、下記の知見及び解決指針が得られた。
即ち第1図bに基づいて説明すると、シートリン
グ33a,33bとしては一般にWC等の超硬質
材料が採用されているので、カーボン等の軟質材
料からなる従動リング40a,40bに比べる
と、その剛性は極めて高いと言える。このため
100Kgf/cm2程度以下の圧力が該従動リング40
a,40bに作用してもリテーナや従動リング4
0a,40bにおけるような歪み発生の問題はほ
ぼ無視できていた。従つてその程度の圧力条件で
あればリテーナ41や従動リング40a,40b
に歪みが生じないようにさえすればシール性を良
好に維持できるはずであり、この様な方針の下に
検討を進めた結果上記第1発明を完成し得たこと
は前述した通りである。しかし密封液の圧力P′が
100Kgf/cm2程度以上、特に200Kgf/cm2前後にな
ると、各シートリング33a,33bのリテーナ
寄り端部A,Bに作用する矢印方向のモーメント
が無視できなくなり、該端部A,Bに多少の歪み
が生じることが分かつた。この対策としてシート
リング33a,33bそのものを大きくすること
も可能ではあるが、それではシール構成が結局大
きくなつてしまい、又製作コストの上昇につなが
つてしまう。そこでシートリング33a,33b
そのものを特に大きくせずともリテーナ寄り端部
A,Bに上記モーメントが生じないようにするた
めには該端部A,Bが圧力の影響を受けない即ち
圧力的にバランスするような構造にすればよいと
の指針が得られた。
第2発明は上記指針を基に更に検断を重ねた結
果なされたものであつて、100Kgf/cm2程度以上
特に200Kgf/cm2前後でバツチ運転される化学装
置類の圧力変動運転中においても良好なシール性
を保持することのできるコンパクトで経済的な複
式シールを提供しようとするものである。
果なされたものであつて、100Kgf/cm2程度以上
特に200Kgf/cm2前後でバツチ運転される化学装
置類の圧力変動運転中においても良好なシール性
を保持することのできるコンパクトで経済的な複
式シールを提供しようとするものである。
しかしてこの様な第2発明の複式シールとは、
ほぼ完全な平面に形成された両側面を有する外輪
に、該外輪の厚みより小さな厚みを有すると共に
外径がシートリング受けのシール径と同一の寸法
である内輪を軸方向へ摺動可能に嵌挿してリテー
ナを構成し、更に各シートリングを軸直角方向に
分割すると共にゆるやかにピン結合して当接せし
め、且つ該当接面部にはシール外径が密封端面外
径と同一寸法となるようにシール部材を配置して
なる点に要旨を有するものである。
ほぼ完全な平面に形成された両側面を有する外輪
に、該外輪の厚みより小さな厚みを有すると共に
外径がシートリング受けのシール径と同一の寸法
である内輪を軸方向へ摺動可能に嵌挿してリテー
ナを構成し、更に各シートリングを軸直角方向に
分割すると共にゆるやかにピン結合して当接せし
め、且つ該当接面部にはシール外径が密封端面外
径と同一寸法となるようにシール部材を配置して
なる点に要旨を有するものである。
以下実施例図面を参照しつつ第2発明の構成及
び作用効果について説明するが、第2発明につい
てもその特徴的構成を中心に説明する。
び作用効果について説明するが、第2発明につい
てもその特徴的構成を中心に説明する。
第2図は第1図aの要部断面説明図に相当する
図面で重合反応容器の加圧運転前における複式シ
ールのセツト状態を示している。シートリング2
1a,21bはいずれも軸直角方向に分割して摺
り合い部21a1,21b1と支持部21a2,21b2
が形成されると共に、各一対の摺り合い部と支持
部の構成は、両者がOリング23a,23bを挾
持して(Oリングでシールされつつ)下部で当接
し、且つ上部でピン22a,22bを介してルー
ズに結合されており、更に上記Oリング23a,
23bの挾持位置を、シール径d0φmmが密封端面
外径と同一寸法となるように構成している。その
結果各シートリング21a1,21b1は両側面から
圧力(密封液の圧力P′)を均等に受けることにな
るので、第1図bに示した様な矢印方向のモーメ
ントは全く生じない。尚各シートリング21a1,
21b1が半径方向に多少歪むことがあつても、こ
のことは密封端面の垂直平面度に何ら影響を与え
ないので問題とはならない。こうしてリテーナ1
1の周方向分割による圧力バランス方式の基本的
効果(従動リング40a,40bに歪みが生じな
いようにして密封端面の垂直平面度を保持し得る
効果)に加えて、各シートリング21a,21b
の軸直角方向分割による圧力バランス方式の基本
的効果(摺合部21a1,21b1にモーメントが生
じないようにして密封端面の垂直平面度を保持し
得る効果)を享受することができる。従つて前述
した様に100Kgf/cm2程度以上特に200Kgf/cm2前
後でバツチ運転される重合反応容器の圧力変動運
転中においても良好なシール性を維持することが
できる。
図面で重合反応容器の加圧運転前における複式シ
ールのセツト状態を示している。シートリング2
1a,21bはいずれも軸直角方向に分割して摺
り合い部21a1,21b1と支持部21a2,21b2
が形成されると共に、各一対の摺り合い部と支持
部の構成は、両者がOリング23a,23bを挾
持して(Oリングでシールされつつ)下部で当接
し、且つ上部でピン22a,22bを介してルー
ズに結合されており、更に上記Oリング23a,
23bの挾持位置を、シール径d0φmmが密封端面
外径と同一寸法となるように構成している。その
結果各シートリング21a1,21b1は両側面から
圧力(密封液の圧力P′)を均等に受けることにな
るので、第1図bに示した様な矢印方向のモーメ
ントは全く生じない。尚各シートリング21a1,
21b1が半径方向に多少歪むことがあつても、こ
のことは密封端面の垂直平面度に何ら影響を与え
ないので問題とはならない。こうしてリテーナ1
1の周方向分割による圧力バランス方式の基本的
効果(従動リング40a,40bに歪みが生じな
いようにして密封端面の垂直平面度を保持し得る
効果)に加えて、各シートリング21a,21b
の軸直角方向分割による圧力バランス方式の基本
的効果(摺合部21a1,21b1にモーメントが生
じないようにして密封端面の垂直平面度を保持し
得る効果)を享受することができる。従つて前述
した様に100Kgf/cm2程度以上特に200Kgf/cm2前
後でバツチ運転される重合反応容器の圧力変動運
転中においても良好なシール性を維持することが
できる。
尚上記第1発明及び第2発明の各実施例は、い
ずれも代表例であつて本発明を限定する性質のも
のではなく、前述の趣旨に沿つて各部品の材質、
形状、大きさ等の設計を変更することは全て本発
明の技術的範囲に属する。
ずれも代表例であつて本発明を限定する性質のも
のではなく、前述の趣旨に沿つて各部品の材質、
形状、大きさ等の設計を変更することは全て本発
明の技術的範囲に属する。
又本発明のメカニカルシールは上記の様な化学
装置の回転軸への適用に限られることなく、あり
ゆる産業機械をはじめ自動車、航空用タービン等
の回転軸に適用可能であり、密封流体も水溶液、
潤滑油、気体等がいずれも適用対象となり得る。
装置の回転軸への適用に限られることなく、あり
ゆる産業機械をはじめ自動車、航空用タービン等
の回転軸に適用可能であり、密封流体も水溶液、
潤滑油、気体等がいずれも適用対象となり得る。
本発明は以上の様に構成されるが、要は低圧か
ら高圧までの広範囲に亘つて圧力が変動しても密
封端面の垂直平面度を確保できるようにしたの
で、シール性を長期に亘り安定して維持すること
のできるコンパクト且つ経済的な高圧バツチ運転
用の静止型複式メカニカルシールを提供できるこ
ととなつた。
ら高圧までの広範囲に亘つて圧力が変動しても密
封端面の垂直平面度を確保できるようにしたの
で、シール性を長期に亘り安定して維持すること
のできるコンパクト且つ経済的な高圧バツチ運転
用の静止型複式メカニカルシールを提供できるこ
ととなつた。
第1図aは第1発明に係るメカニカルシールを
例示する要部断面模式構成図、第1図bは同模式
作用図、第2図は第2発明に係るメカニカルシー
ルを例示する要部断面模式構成図、第3図aは従
来のメカニカルシールを示す要部断面模式構成
図、第3図bは同模式作用図である。 11,41……リテーナ、11a……外輪、1
1b……内輪、21a,21b,33c,33d
……シートリング、31……回転軸、32……シ
ールボツクス、34a,34b……シートリング
受け、40a,40b……従動リング。
例示する要部断面模式構成図、第1図bは同模式
作用図、第2図は第2発明に係るメカニカルシー
ルを例示する要部断面模式構成図、第3図aは従
来のメカニカルシールを示す要部断面模式構成
図、第3図bは同模式作用図である。 11,41……リテーナ、11a……外輪、1
1b……内輪、21a,21b,33c,33d
……シートリング、31……回転軸、32……シ
ールボツクス、34a,34b……シートリング
受け、40a,40b……従動リング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転軸のシールボツクス内に所定間隔をおい
て配置された各シートリング受けに弾性体を介在
させてゆるやかにピン結合されてなる各シートリ
ングの相対向側端面と、該回転軸に固定されたリ
ング状リテーナの左右側に従動リング押えにより
夫々一体的に配設された各従動リングの相背面側
端面とが夫々接触することにより各密封端面を構
成してなる静止型複式メカニカルシールにおい
て、前記リング状のリテーナは、ほぼ完全な平面
に形成された両側面を有する外輪に、該外輪の厚
みより小さな厚みを有すると共に外径が前記シー
トリング受けのシール径と同一の寸法である内輪
が軸方向へ摺動可能に嵌挿されてなることを特徴
とする静止型複式メカニカルシール。 2 回転軸のシールボツクス内に所定間隔をおい
て配置された各シートリング受けに弾性体を介在
させてゆるやかにピン結合されてなる各シートリ
ングの相対向側端面と、該回転軸に固定されたリ
ング状リテーナの左右側に従動リング押えにより
夫々一体的に配設された各従動リングの相背面側
端面とが夫々接触することにより各密封端面を構
成してなる静止型複式メカニカルシールにおい
て、前記リング状のリテーナは、ほぼ完全な平面
に形成された両側面を有する外輪に、該外輪の厚
みより小さな厚みを有すると共に外径が前記シー
トリング受けのシール径と同一の寸法である内輪
が軸方向へ摺動可能に嵌挿されてなり、更に前記
各シートリングは、軸直角方向に分割されると共
にゆるやかにピン結合して当接され、且つ該当接
面部にはシール外径が密封端面外径と同一寸法と
なるようにシール部材が配置されてなることを特
徴とする静止型複式メカニカルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP387984A JPS60146961A (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | 静止型複式メカニカルシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP387984A JPS60146961A (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | 静止型複式メカニカルシ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60146961A JPS60146961A (ja) | 1985-08-02 |
| JPH0320627B2 true JPH0320627B2 (ja) | 1991-03-19 |
Family
ID=11569468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP387984A Granted JPS60146961A (ja) | 1984-01-12 | 1984-01-12 | 静止型複式メカニカルシ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60146961A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109237036A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-18 | 安徽安密机械密封有限公司 | 一种小弹簧双端面机械密封装置的制造方法 |
-
1984
- 1984-01-12 JP JP387984A patent/JPS60146961A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60146961A (ja) | 1985-08-02 |
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