JPH0331827B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0331827B2 JPH0331827B2 JP62006918A JP691887A JPH0331827B2 JP H0331827 B2 JPH0331827 B2 JP H0331827B2 JP 62006918 A JP62006918 A JP 62006918A JP 691887 A JP691887 A JP 691887A JP H0331827 B2 JPH0331827 B2 JP H0331827B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- loop length
- textile products
- top roller
- air pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、天然繊維、合成繊維並びに化学繊維
等による編織物等、長尺の繊維製品を連結したも
のを、ロープ状に集束させた状態で給送させなが
ら洗絨、洗浄、染色、精練、漂白等の処理を連続
的に行なう連続処理機に関するものであり、詳し
くはこの連続処理機における処理対象品の種類の
範囲を広げ、広範囲な繊維製品に対しても、優れ
た処理効果を奏すると共に連続化されたループ長
矯正を容易に実施しうる繊維製品の連続処理機に
関するものである。 (従来の技術) 従来、繊維製品をロープ状に集束させた状態で
処理するものとしては、エンドレスに接続された
繊維製品を、処理液中と絞液ローラーとの間に繰
り返し通過させながら処理するバツチ式処理機が
用いられているが、その構造上、生産性の低さ、
効率の悪さが大きな欠点となつている。また、生
産性向上のために処理機を多数連結したものにつ
いては、据付面積が増大し実用的なものではなか
つた。 そこで、上記の処理機の問題点を解消するも
の、即ち据付面積を増大することなく1台の処理
機で数百回の処理液含浸及び絞液を連続的に行な
うことを可能としたものが特開昭51−47189号等
により提案されている。この処理機の機構につい
て、第1図に基づきその概要を説明する。同図に
於いて、1は処理液を貯溜した処理室であつて、
該処理室1の上方には、トツプローラー2aとボ
トムローラー2bよりなる絞液ローラー2が上下
に対向状態で配設されている。該絞液ローラー2
は、そのトツプローラー2aが加圧されボトムロ
ーラー2b上に圧接された状態となつており、該
ボトムローラー2bは正逆転可能な駆動装置(図
示せず)により積極的に回動されるようになつて
いる。然して、この絞液ローラー2は、正転(前
進方向A)による繊維製品3の送り量が逆転(後
退方向B)による繊維製品3の送り量よりも大き
くなるようになつている。 この絞液ローラー2の前後には、該絞液ローラ
ー2と共に回転する正逆転可能なガイドローラー
4a,4bが配設されており、絞液ローラー2が
正転する際には片方のガイドローラー4aを引取
りローラーとして積極回転せしめると共にもう一
方のガイドローラー4bを消極的に回転せしめ、
絞液ローラー2が逆転する際には逆の状態、即ち
ガイドローラー4bが引取りローラーとして働く
ことになる。 このような構成によれば効率的な連続処理が可
能となるが、絞液ローラーと繊維製品間には必ず
若干のすべりが生じており、それに起因するルー
プ長の変動は、長時間の処理の内に繊維製品のも
つれ、絞液ローラーへの巻き付き等のトラブルを
起生している。かかる際必要となるループ長矯正
作業は、人手によるひどく煩雑な作業であり、こ
れから脱却し連続的に正確なループ長矯正を行な
う装置が開発され、特公昭58−12384号公報等に
既に提案されている。この装置の概要を、第3図
に示す一例に基づき説明すると、3は処理対象品
である繊維製品であつて、該繊維製品3には金属
箔、金属糸、染色糸等からなる被検出体が設けら
れており、繊維製品3の給送経路に設けられた過
剰張力又はたるみを検知する検出装置が前記検出
体を検出した時に、機台を停止して絞液ローラー
2及びガイドローラー4を停止する機構となつて
いる。機台停止に引き続き、絞液ローラー2のト
ツプローラー2aを持ち上げてボトムローラー2
bから離し(点線部)不作動状態とした上で対応
部分の繊維製品3を掴持用レバー5で掴持するこ
とによつてガイドローラー4から引き離し(点線
部)機台を再始動する。その結果、ガイドローラ
ー4から引き離された部分の繊維製品3は停止状
態となりその前後のループ長が矯正されることに
なる。矯正完了後、繊維製品3の掴持を解放する
と共にトツプローラー2aを元の位置に戻し、通
常の運転を再開する。 然して、上述のループ長矯正装置を備えること
で正確且つ簡単なループ長矯正がなされ、より一
層効率化された連続処理が行なわれることとな
る。 (発明が解決しようとする問題点) 前述の連続処理機は効率的な処理を行なうとい
う点では極めて優れた効果を有するものであつた
が、処理対象品によつては皺発生及び運転の困難
性等の問題を免れなかつた。即ち、この連続処理
機に於いては前記機構により繊維製品を往復運動
せしめるためバツチ式処理機に比べ皺ができにく
くなつているが、それでもなお、繊維製品の種類
によつては皺の発生が見られその品質にまでかか
わる問題であつた。即ち、この連続処理機はトツ
プローラー荷重を自重から加圧サイドに設定する
ものであつて、処理する繊維製品によつて選択設
定するようになつていた。つまり、この加圧方式
に於いてはローラー自重が最小であり、いかなる
繊維製品に対しても最低でもローラー自重分は加
わつていた。ところが、繊維製品の種類によつて
はその加圧のみによつても皺が生じ、処理する繊
維製品の種類を限定せざるを得なかつた。 また、従来のバツチ式処理機はローラー加圧が
マイナスからプラスまで自由に設定できる機構を
備えていることから、この連続処理機にも同様の
機構を設け処理品種によつてローラー加圧を調整
することができれば皺の発生防止は可能となる
が、その反面ループ長矯正作業を行なう際に問題
を伴い不適であつた。即ち、処理する繊維製品よ
つて皺防止を図りローラー加圧をマイナスに設定
すると、前述のループ長矯正作業の際にトツプロ
ーラーを充分に上昇せしめることが不可能とな
り、結局は処理する繊維製品の種類が限定される
ことは不可避であつた。つまり、処理品を皺の発
生から保護し、且つ充分な風合を得た状態に処理
するにはその種類毎に最適のローラー加圧を設定
する必要があり、その上でループ長矯正等の作業
を行なうことは前述の理由により不可能となる場
合があつた。 本発明はこのような実情に鑑みなされたもので
あつて、処理する繊維製品の種類にかかわらずロ
ーラー加圧をプラスからマイナスまで自由に設定
可能とし、且つループ長矯正等の作業の際のトツ
プローラーの上昇及び下降に関しても何等問題な
くスムーズに行なう繊維製品の連続処理機の提供
をその目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の繊維製
品の連続処理機は次のような構成をなしている。
即ち、繊維製品の給送経路に設けられた処理室、
該処理室の上方に上下に対向状態で配設されたト
ツプローラーとボトムローラーより成る回転可能
な絞液ローラー、該絞液ローラーの前後に設けら
れた回転可能なガイドローラー、及び該ガイドロ
ーラー上に位置するループ長矯正装置を有し、前
記処理室の一端側から導入された連続繊維製品を
前記絞液ローラー及びガイドローラーに通過さ
せ、複数のループを形成せしめながらスパイラル
状に仕掛け、処理室の他端側から導出するように
構成した繊維製品の連続処理機に於いて、前記ト
ツプローラーにこれを上昇、下降せしめるエアー
シリンダーを設けると共に、該エアーシリンダー
に2つの空気圧供給手段を並列に接続せしめてな
り、該2つの空気圧供給手段のうち一方が通常運
転時のトツプローラー荷重設定用であり、もう一
方が上記ループ長矯正装置によるループ長矯正動
作時のトツプローラー上昇用であつて、ループ長
矯正動作開始時と終了時とに両供給手段を切替え
る切替手段を備えていることを要旨とするもので
ある。 (作 用) このような構成をとることにより、通常運転に
はトツプローラー荷重設定用の空気圧供給手段側
から圧力供給を行うことで処理する繊維製品に最
適な荷重を与えること、即ち繊維製品の種類によ
つては繊維製品への荷重をローラー自重によるも
のより低く設定することにより、処理中に繊維製
品に皺が発生することを防止することができる。 また、ループ長矯正装置によるループ長の矯正
動作時には、上記トツプローラー荷重設定用から
トツプローラー上昇用の空気圧供給手段へと切替
えることにより、スムーズにトツプローラーを上
昇せしめてループ長の矯正を行うことが可能とな
るのである。つまり、処理する繊維製品にいかな
る種類のものを選んでも、皺の発生等の問題点を
解消しせしめ、しかも連続的なループ長矯正を実
現しうるのである。 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。 (実施例) 第2図は、本発明の繊維製品の連続処理機の一
実施例を示す空気回路図である。この空気回路図
に示された連続処理機の処理形式は、第1図に示
す前述の形式と同一であり、上下に対向状態で配
設されたトツプローラー2aとボトムローラー2
bよりなる絞液ローラー2を正逆転せしめなが
ら、該絞液ローラー2間を通過する繊維製品を連
続処理するものである。然して、絞液ローラー2
は、正転(前進方向)による繊維製品の送り量
を、逆転(後退方向)による繊維製品の送り量よ
り大きくすることにより、繊維製品を前進、後退
させながら処理液中と絞液ローラー2との間を繰
り返し通過させる機構となつている。 この連続処理機に於いては、処理する繊維製品
を複数のループを形成するようにスパイラル状に
仕掛けているが、連続処理の際の絞液ローラー2
間に於いて発生する繊維製品のスリツプ等がルー
プ長変動につながり、これにより時に繊維製品の
もつれ、損傷等の問題が起こつている。このよう
な好ましくない問題を解消するためには適宜ルー
プ長矯正を行なう必要があるが、該ループ長矯正
の際には第3図に基づき前述した通り絞液ローラ
ー2のトツプローラー2aを上昇せしめボトムロ
ーラー2bから引き離す必要がある。然して、本
実施例に於いては、トツプローラー2aを上昇及
び下降せしめる機構として、公知のエアーシリン
ダー6をトツプローラー2aの両端に設けてい
る。エアーシリンダー6への供給圧の通路は、該
エアーシリンダー6から電磁切替弁7を介して2
方向に分岐状態で接続された2つの空気減圧弁8
a,8bに達しており、これにより選択供給され
る構成となつている。空気減圧弁8a,8bは、
これら8a,8bを切り替える切替え手段として
夫々に接続した電磁開閉弁9a,9bを有してお
り、与えられた電気信号により該電磁開閉弁9
a,9bのうちどちらか一方を介して、それに連
結した空気減圧弁8a,8bのどちらかにおける
設定圧力が前記エアーシリンダー6に供給される
のである。 空気減圧弁8a,8bは、供給側の圧力及び負
荷側の空気消費量の変化に影響されずに常に一定
圧の空気を供給する役目を果たすものであつて
様々な公知技術から選択し用いればよい。然し
て、2つの空気減圧弁8a,8bのうちどちらか
一方、例えば8bにおける設定圧力は、トツプロ
ーラー2aを充分に上昇せしめるだけの空気圧と
しておき、もう一方の減圧弁8aは処理する繊維
製品にとつて最適なローラー荷重とするための空
気圧を適宜設定する。 即ち、通常運転時には、減圧弁8aに設定され
た空気圧を該減圧弁8aに接続された電磁開閉弁
9aを開くことにより送り出し、前記エアーシリ
ンダー6のピストンロツドに連結した電磁切替弁
7を介してエアーシリンダー6に供給することで
トツプローラー2aの荷重を処理品にとつて最適
なものとしている。また、運転中にループ長矯正
の必要が生じ、機台を停止すると共にトツプロー
ラー2aを上昇せしめる際には、送られた電気信
号により電磁開閉弁9aを閉じると同時に電磁開
閉弁9bを開き減圧弁8bに於いて設定された空
気圧を送り出し、前記電磁切替弁7を介してエア
ーシリンダー6に供給することでトツプローラー
2aの上昇を行なう機構になつている。 トツプローラー2aに連結するエアーシリンダ
ー6も様々な種のものから選択できるが、トツプ
ローラー2aを上昇及び下降せしめることを考慮
すれば複動シリンダーを用いることが好ましい。
即ち、トツプローラー2aの上昇及び下降運動を
行なう操作部に於いては、作動方向が往復の両方
向であつて空気圧の出入口の交替によつて操作を
行なう複動シリンダーを使用し、供給圧力によつ
て適宜電磁切替弁7を介して出入口が選択され、
トツプローラー2aの上昇及び下降の操作を行な
うのである。 このような機構によれば、トツプローラー2a
の自重のみでも皺の発生する繊維製品を処理する
際、ローラー加圧を減圧に選択することが可能と
なる。実際に運転中の連続処理機に於いて、ロー
ラー加圧を減圧サイドに設定し、その時の繊維製
品1ループ当りの荷重を測定した結果を下表に示
す。尚、本実施例で用いた処理機のトツプローラ
ー2aの自重は1050Kgである。
等による編織物等、長尺の繊維製品を連結したも
のを、ロープ状に集束させた状態で給送させなが
ら洗絨、洗浄、染色、精練、漂白等の処理を連続
的に行なう連続処理機に関するものであり、詳し
くはこの連続処理機における処理対象品の種類の
範囲を広げ、広範囲な繊維製品に対しても、優れ
た処理効果を奏すると共に連続化されたループ長
矯正を容易に実施しうる繊維製品の連続処理機に
関するものである。 (従来の技術) 従来、繊維製品をロープ状に集束させた状態で
処理するものとしては、エンドレスに接続された
繊維製品を、処理液中と絞液ローラーとの間に繰
り返し通過させながら処理するバツチ式処理機が
用いられているが、その構造上、生産性の低さ、
効率の悪さが大きな欠点となつている。また、生
産性向上のために処理機を多数連結したものにつ
いては、据付面積が増大し実用的なものではなか
つた。 そこで、上記の処理機の問題点を解消するも
の、即ち据付面積を増大することなく1台の処理
機で数百回の処理液含浸及び絞液を連続的に行な
うことを可能としたものが特開昭51−47189号等
により提案されている。この処理機の機構につい
て、第1図に基づきその概要を説明する。同図に
於いて、1は処理液を貯溜した処理室であつて、
該処理室1の上方には、トツプローラー2aとボ
トムローラー2bよりなる絞液ローラー2が上下
に対向状態で配設されている。該絞液ローラー2
は、そのトツプローラー2aが加圧されボトムロ
ーラー2b上に圧接された状態となつており、該
ボトムローラー2bは正逆転可能な駆動装置(図
示せず)により積極的に回動されるようになつて
いる。然して、この絞液ローラー2は、正転(前
進方向A)による繊維製品3の送り量が逆転(後
退方向B)による繊維製品3の送り量よりも大き
くなるようになつている。 この絞液ローラー2の前後には、該絞液ローラ
ー2と共に回転する正逆転可能なガイドローラー
4a,4bが配設されており、絞液ローラー2が
正転する際には片方のガイドローラー4aを引取
りローラーとして積極回転せしめると共にもう一
方のガイドローラー4bを消極的に回転せしめ、
絞液ローラー2が逆転する際には逆の状態、即ち
ガイドローラー4bが引取りローラーとして働く
ことになる。 このような構成によれば効率的な連続処理が可
能となるが、絞液ローラーと繊維製品間には必ず
若干のすべりが生じており、それに起因するルー
プ長の変動は、長時間の処理の内に繊維製品のも
つれ、絞液ローラーへの巻き付き等のトラブルを
起生している。かかる際必要となるループ長矯正
作業は、人手によるひどく煩雑な作業であり、こ
れから脱却し連続的に正確なループ長矯正を行な
う装置が開発され、特公昭58−12384号公報等に
既に提案されている。この装置の概要を、第3図
に示す一例に基づき説明すると、3は処理対象品
である繊維製品であつて、該繊維製品3には金属
箔、金属糸、染色糸等からなる被検出体が設けら
れており、繊維製品3の給送経路に設けられた過
剰張力又はたるみを検知する検出装置が前記検出
体を検出した時に、機台を停止して絞液ローラー
2及びガイドローラー4を停止する機構となつて
いる。機台停止に引き続き、絞液ローラー2のト
ツプローラー2aを持ち上げてボトムローラー2
bから離し(点線部)不作動状態とした上で対応
部分の繊維製品3を掴持用レバー5で掴持するこ
とによつてガイドローラー4から引き離し(点線
部)機台を再始動する。その結果、ガイドローラ
ー4から引き離された部分の繊維製品3は停止状
態となりその前後のループ長が矯正されることに
なる。矯正完了後、繊維製品3の掴持を解放する
と共にトツプローラー2aを元の位置に戻し、通
常の運転を再開する。 然して、上述のループ長矯正装置を備えること
で正確且つ簡単なループ長矯正がなされ、より一
層効率化された連続処理が行なわれることとな
る。 (発明が解決しようとする問題点) 前述の連続処理機は効率的な処理を行なうとい
う点では極めて優れた効果を有するものであつた
が、処理対象品によつては皺発生及び運転の困難
性等の問題を免れなかつた。即ち、この連続処理
機に於いては前記機構により繊維製品を往復運動
せしめるためバツチ式処理機に比べ皺ができにく
くなつているが、それでもなお、繊維製品の種類
によつては皺の発生が見られその品質にまでかか
わる問題であつた。即ち、この連続処理機はトツ
プローラー荷重を自重から加圧サイドに設定する
ものであつて、処理する繊維製品によつて選択設
定するようになつていた。つまり、この加圧方式
に於いてはローラー自重が最小であり、いかなる
繊維製品に対しても最低でもローラー自重分は加
わつていた。ところが、繊維製品の種類によつて
はその加圧のみによつても皺が生じ、処理する繊
維製品の種類を限定せざるを得なかつた。 また、従来のバツチ式処理機はローラー加圧が
マイナスからプラスまで自由に設定できる機構を
備えていることから、この連続処理機にも同様の
機構を設け処理品種によつてローラー加圧を調整
することができれば皺の発生防止は可能となる
が、その反面ループ長矯正作業を行なう際に問題
を伴い不適であつた。即ち、処理する繊維製品よ
つて皺防止を図りローラー加圧をマイナスに設定
すると、前述のループ長矯正作業の際にトツプロ
ーラーを充分に上昇せしめることが不可能とな
り、結局は処理する繊維製品の種類が限定される
ことは不可避であつた。つまり、処理品を皺の発
生から保護し、且つ充分な風合を得た状態に処理
するにはその種類毎に最適のローラー加圧を設定
する必要があり、その上でループ長矯正等の作業
を行なうことは前述の理由により不可能となる場
合があつた。 本発明はこのような実情に鑑みなされたもので
あつて、処理する繊維製品の種類にかかわらずロ
ーラー加圧をプラスからマイナスまで自由に設定
可能とし、且つループ長矯正等の作業の際のトツ
プローラーの上昇及び下降に関しても何等問題な
くスムーズに行なう繊維製品の連続処理機の提供
をその目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明の繊維製
品の連続処理機は次のような構成をなしている。
即ち、繊維製品の給送経路に設けられた処理室、
該処理室の上方に上下に対向状態で配設されたト
ツプローラーとボトムローラーより成る回転可能
な絞液ローラー、該絞液ローラーの前後に設けら
れた回転可能なガイドローラー、及び該ガイドロ
ーラー上に位置するループ長矯正装置を有し、前
記処理室の一端側から導入された連続繊維製品を
前記絞液ローラー及びガイドローラーに通過さ
せ、複数のループを形成せしめながらスパイラル
状に仕掛け、処理室の他端側から導出するように
構成した繊維製品の連続処理機に於いて、前記ト
ツプローラーにこれを上昇、下降せしめるエアー
シリンダーを設けると共に、該エアーシリンダー
に2つの空気圧供給手段を並列に接続せしめてな
り、該2つの空気圧供給手段のうち一方が通常運
転時のトツプローラー荷重設定用であり、もう一
方が上記ループ長矯正装置によるループ長矯正動
作時のトツプローラー上昇用であつて、ループ長
矯正動作開始時と終了時とに両供給手段を切替え
る切替手段を備えていることを要旨とするもので
ある。 (作 用) このような構成をとることにより、通常運転に
はトツプローラー荷重設定用の空気圧供給手段側
から圧力供給を行うことで処理する繊維製品に最
適な荷重を与えること、即ち繊維製品の種類によ
つては繊維製品への荷重をローラー自重によるも
のより低く設定することにより、処理中に繊維製
品に皺が発生することを防止することができる。 また、ループ長矯正装置によるループ長の矯正
動作時には、上記トツプローラー荷重設定用から
トツプローラー上昇用の空気圧供給手段へと切替
えることにより、スムーズにトツプローラーを上
昇せしめてループ長の矯正を行うことが可能とな
るのである。つまり、処理する繊維製品にいかな
る種類のものを選んでも、皺の発生等の問題点を
解消しせしめ、しかも連続的なループ長矯正を実
現しうるのである。 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。 (実施例) 第2図は、本発明の繊維製品の連続処理機の一
実施例を示す空気回路図である。この空気回路図
に示された連続処理機の処理形式は、第1図に示
す前述の形式と同一であり、上下に対向状態で配
設されたトツプローラー2aとボトムローラー2
bよりなる絞液ローラー2を正逆転せしめなが
ら、該絞液ローラー2間を通過する繊維製品を連
続処理するものである。然して、絞液ローラー2
は、正転(前進方向)による繊維製品の送り量
を、逆転(後退方向)による繊維製品の送り量よ
り大きくすることにより、繊維製品を前進、後退
させながら処理液中と絞液ローラー2との間を繰
り返し通過させる機構となつている。 この連続処理機に於いては、処理する繊維製品
を複数のループを形成するようにスパイラル状に
仕掛けているが、連続処理の際の絞液ローラー2
間に於いて発生する繊維製品のスリツプ等がルー
プ長変動につながり、これにより時に繊維製品の
もつれ、損傷等の問題が起こつている。このよう
な好ましくない問題を解消するためには適宜ルー
プ長矯正を行なう必要があるが、該ループ長矯正
の際には第3図に基づき前述した通り絞液ローラ
ー2のトツプローラー2aを上昇せしめボトムロ
ーラー2bから引き離す必要がある。然して、本
実施例に於いては、トツプローラー2aを上昇及
び下降せしめる機構として、公知のエアーシリン
ダー6をトツプローラー2aの両端に設けてい
る。エアーシリンダー6への供給圧の通路は、該
エアーシリンダー6から電磁切替弁7を介して2
方向に分岐状態で接続された2つの空気減圧弁8
a,8bに達しており、これにより選択供給され
る構成となつている。空気減圧弁8a,8bは、
これら8a,8bを切り替える切替え手段として
夫々に接続した電磁開閉弁9a,9bを有してお
り、与えられた電気信号により該電磁開閉弁9
a,9bのうちどちらか一方を介して、それに連
結した空気減圧弁8a,8bのどちらかにおける
設定圧力が前記エアーシリンダー6に供給される
のである。 空気減圧弁8a,8bは、供給側の圧力及び負
荷側の空気消費量の変化に影響されずに常に一定
圧の空気を供給する役目を果たすものであつて
様々な公知技術から選択し用いればよい。然し
て、2つの空気減圧弁8a,8bのうちどちらか
一方、例えば8bにおける設定圧力は、トツプロ
ーラー2aを充分に上昇せしめるだけの空気圧と
しておき、もう一方の減圧弁8aは処理する繊維
製品にとつて最適なローラー荷重とするための空
気圧を適宜設定する。 即ち、通常運転時には、減圧弁8aに設定され
た空気圧を該減圧弁8aに接続された電磁開閉弁
9aを開くことにより送り出し、前記エアーシリ
ンダー6のピストンロツドに連結した電磁切替弁
7を介してエアーシリンダー6に供給することで
トツプローラー2aの荷重を処理品にとつて最適
なものとしている。また、運転中にループ長矯正
の必要が生じ、機台を停止すると共にトツプロー
ラー2aを上昇せしめる際には、送られた電気信
号により電磁開閉弁9aを閉じると同時に電磁開
閉弁9bを開き減圧弁8bに於いて設定された空
気圧を送り出し、前記電磁切替弁7を介してエア
ーシリンダー6に供給することでトツプローラー
2aの上昇を行なう機構になつている。 トツプローラー2aに連結するエアーシリンダ
ー6も様々な種のものから選択できるが、トツプ
ローラー2aを上昇及び下降せしめることを考慮
すれば複動シリンダーを用いることが好ましい。
即ち、トツプローラー2aの上昇及び下降運動を
行なう操作部に於いては、作動方向が往復の両方
向であつて空気圧の出入口の交替によつて操作を
行なう複動シリンダーを使用し、供給圧力によつ
て適宜電磁切替弁7を介して出入口が選択され、
トツプローラー2aの上昇及び下降の操作を行な
うのである。 このような機構によれば、トツプローラー2a
の自重のみでも皺の発生する繊維製品を処理する
際、ローラー加圧を減圧に選択することが可能と
なる。実際に運転中の連続処理機に於いて、ロー
ラー加圧を減圧サイドに設定し、その時の繊維製
品1ループ当りの荷重を測定した結果を下表に示
す。尚、本実施例で用いた処理機のトツプローラ
ー2aの自重は1050Kgである。
【表】
上記表の如く減圧ゲージ圧の変化に伴い1ルー
プ当りの荷重を自由に変化せしめることができ
る。また、上記表に示した以外の調整も可能であ
ることは当然である。 一方、ループ長矯正作業の際にトツプローラー
2aを充分に上昇せしめるためには、自重1050Kg
のローラーに於いて空気減圧弁の設定圧力を少な
くとも3Kg/cm2とする必要があつた。この設定値
についてはローラー自重によつて必要な値に設定
すればよい。 即ち、処理品によつて設定圧を例えば0.5Kg/
cm2程度とした場合にもループ長矯正作業の際には
トツプローラー2a上昇用の空気圧を設定した減
圧弁から圧力供給がなされるため、トツプローラ
ー2aの上昇に関しても問題なくスムーズに行な
われる。 (発明の効果) 以上述べた通り、本発明の繊維製品の連続処理
機は、いかなる種類の繊維製品についても、それ
に最適なローラー加圧をプラスからマイナスまで
自由設定が可能であるため皺発生を防止すると共
に、ループ長矯正作業の際のトツプローラー上昇
も連続作業の中で行なうことを可能とした点で、
優れた効果を有するものであつて、極めて広範囲
の繊維製品に対して効率的で良質の連続処理を行
なうものである。
プ当りの荷重を自由に変化せしめることができ
る。また、上記表に示した以外の調整も可能であ
ることは当然である。 一方、ループ長矯正作業の際にトツプローラー
2aを充分に上昇せしめるためには、自重1050Kg
のローラーに於いて空気減圧弁の設定圧力を少な
くとも3Kg/cm2とする必要があつた。この設定値
についてはローラー自重によつて必要な値に設定
すればよい。 即ち、処理品によつて設定圧を例えば0.5Kg/
cm2程度とした場合にもループ長矯正作業の際には
トツプローラー2a上昇用の空気圧を設定した減
圧弁から圧力供給がなされるため、トツプローラ
ー2aの上昇に関しても問題なくスムーズに行な
われる。 (発明の効果) 以上述べた通り、本発明の繊維製品の連続処理
機は、いかなる種類の繊維製品についても、それ
に最適なローラー加圧をプラスからマイナスまで
自由設定が可能であるため皺発生を防止すると共
に、ループ長矯正作業の際のトツプローラー上昇
も連続作業の中で行なうことを可能とした点で、
優れた効果を有するものであつて、極めて広範囲
の繊維製品に対して効率的で良質の連続処理を行
なうものである。
第1図は従来の繊維製品の連続処理機の斜視
図、第2図は本発明の繊維製品の連続処理機の実
施例の空気回路図、第3図はループ長矯正装置の
説明図である。 1……処理室、2……絞液ローラー、2a……
トツプローラー、2b……ボトムローラー、3…
…繊維製品、4,4a,4b……ガイドローラ
ー、5……掴持用レバー、6……エアーシリンダ
ー、7……電磁切替弁、8a,8b……空気減圧
弁、9a,9b……電磁開閉弁、10……セパレ
ータ、11……排水口。
図、第2図は本発明の繊維製品の連続処理機の実
施例の空気回路図、第3図はループ長矯正装置の
説明図である。 1……処理室、2……絞液ローラー、2a……
トツプローラー、2b……ボトムローラー、3…
…繊維製品、4,4a,4b……ガイドローラ
ー、5……掴持用レバー、6……エアーシリンダ
ー、7……電磁切替弁、8a,8b……空気減圧
弁、9a,9b……電磁開閉弁、10……セパレ
ータ、11……排水口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 繊維製品の給送経路に設けられた処理室、該
処理室の上方に上下に対向状態で配設されたトツ
プローラーとボトムローラーより成る回転可能な
絞液ローラー、該絞液ローラーの前後に設けられ
た回転可能なガイドローラー、及び該ガイドロー
ラー上に位置するループ長矯正装置を有し、前記
処理室の一端側から導入された連続繊維製品を前
記絞液ローラー及びガイドローラーに通過させ、
複数のループを形成せしめながらスパイラル状に
仕掛け、処置室の他端側から導出するように構成
した繊維製品の連続処理機に於いて、前記トツプ
ローラーにこれを上昇、下降せしめるエアーシリ
ンダーを設けると共に、該エアーシリンダーに2
つの空気圧供給手段を並列に接続せしめてなり、
該2つの空気圧供給手段のうち一方が通常運転時
のトツプローラー荷重設定用であり、もう一方が
上記ループ長矯正装置によるループ長矯正動作時
のトツプローラー上昇用であつて、ループ長矯正
動作開始時と終了時とに両供給手段を切替える切
替手段を備えていることを特徴とする繊維製品の
連続処理機。 2 空気圧供給手段が、エアーシリンダーに連結
する電磁切替弁、該弁から2方向に分岐する系路
に接続された2つの電磁開閉弁、及び該開閉弁に
夫々接続された空気減圧弁により構成される特許
請求の範囲第1項記載の繊維製品の連続処理機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP691887A JPS63175161A (ja) | 1987-01-13 | 1987-01-13 | 繊維製品の連続処理機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP691887A JPS63175161A (ja) | 1987-01-13 | 1987-01-13 | 繊維製品の連続処理機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63175161A JPS63175161A (ja) | 1988-07-19 |
| JPH0331827B2 true JPH0331827B2 (ja) | 1991-05-08 |
Family
ID=11651614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP691887A Granted JPS63175161A (ja) | 1987-01-13 | 1987-01-13 | 繊維製品の連続処理機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63175161A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5752370B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2015-07-22 | Dowaメタルテック株式会社 | 廃液の減容化システム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5812384A (ja) * | 1981-06-16 | 1983-01-24 | Fujitsu Ltd | ダイオ−ドレ−ザの保護回路 |
-
1987
- 1987-01-13 JP JP691887A patent/JPS63175161A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63175161A (ja) | 1988-07-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US2109469A (en) | System for treating fabrics | |
| US2826167A (en) | Fabric treating apparatus | |
| US3508286A (en) | Method and a device for withdrawing from a liquid bath,normalizing and arranging in mesh alignment a knitted hose or the like | |
| CA1228740A (en) | Apparatus and method for pad batch dyeing of tubular knitted cotton fabrics | |
| US1825478A (en) | Method and means for treating textile fabrics | |
| US2266605A (en) | Cloth feed control | |
| US5623738A (en) | Machine and method for the continuous washing of a fabric | |
| ITFI990118A1 (it) | Orditoio per campioni a controllo elettronico | |
| US2753706A (en) | Compensating rolls for handling continuous lengths of materials in the form of strand, ropes, and the like | |
| US4335593A (en) | Chainless mercerizing equipment using a dye padder | |
| JPH0331827B2 (ja) | ||
| US4103521A (en) | Apparatus for successively processing continuous textile fabric | |
| US3875769A (en) | Automatic steeping apparatus for fabric | |
| US5601648A (en) | Apparatus for applying treating liquor to a traveling textile web | |
| CN201334553Y (zh) | 假捻变形机 | |
| US3977220A (en) | Washing of elongate materials | |
| US4972563A (en) | Yarn texturing machine | |
| US2505657A (en) | Continuous processing machine for textile fabrics | |
| US4570276A (en) | Method for pad batch dyeing of tubular knitted cotton fabrics | |
| US3284870A (en) | Size applicator | |
| US3137056A (en) | Method for dyeing and treating textile material | |
| JPH06101179A (ja) | 筒状編地の連続染色法 | |
| JPS641992Y2 (ja) | ||
| IL37317A (en) | Textile machine yarn storage and advancing method and device | |
| JPH06329312A (ja) | 長尺布帛のノーテンション移送装置 |