JPH0332643B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0332643B2 JPH0332643B2 JP58229467A JP22946783A JPH0332643B2 JP H0332643 B2 JPH0332643 B2 JP H0332643B2 JP 58229467 A JP58229467 A JP 58229467A JP 22946783 A JP22946783 A JP 22946783A JP H0332643 B2 JPH0332643 B2 JP H0332643B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stiffening girder
- bridge
- load
- suspension bridge
- stiffening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01D—CONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
- E01D11/00—Suspension or cable-stayed bridges
- E01D11/02—Suspension bridges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、吊橋に関するものであり、一層詳細
には橋床に作用する活荷重を分散させ、変形し易
い主ケーブルを補剛する補剛桁型吊橋に関するも
のである。
には橋床に作用する活荷重を分散させ、変形し易
い主ケーブルを補剛する補剛桁型吊橋に関するも
のである。
[従来技術]
吊橋は、活荷重を分散させるための補剛桁(ト
ラス型式の補剛トラスも以下では補剛桁と称する
ことにする)の型式によつて種々に分類されてお
り、その主な型式にはプレートガーター型式、ト
ラス型式、ボツクスガーター型式等がある。
ラス型式の補剛トラスも以下では補剛桁と称する
ことにする)の型式によつて種々に分類されてお
り、その主な型式にはプレートガーター型式、ト
ラス型式、ボツクスガーター型式等がある。
これらの補剛桁の型式のうちプレートガーター
型式は耐風安定性の面で不安定現象を起し易いと
いう欠陥を有しているため長大吊橋の補剛桁とし
ては不適当とされている。またトラス型式は鋼材
の使用量が多く工費も嵩む難点があるが耐風安定
性の面ではプレートガーター型式と比べた場合比
較的安定していることから中小の吊橋から長大吊
橋に至るまで広範に使用されている。さらに、ボ
ツクスガーター型式は断面形状を流線形に構成す
ることによつてプレートガーター型式の不安定性
を補うという視点に立つて提案されたもので、耐
風安定性に富むだけでなく鋼材の使用量も少なく
なることから経済性に優れ、従来、長大吊橋にし
ばしば採用されている。
型式は耐風安定性の面で不安定現象を起し易いと
いう欠陥を有しているため長大吊橋の補剛桁とし
ては不適当とされている。またトラス型式は鋼材
の使用量が多く工費も嵩む難点があるが耐風安定
性の面ではプレートガーター型式と比べた場合比
較的安定していることから中小の吊橋から長大吊
橋に至るまで広範に使用されている。さらに、ボ
ツクスガーター型式は断面形状を流線形に構成す
ることによつてプレートガーター型式の不安定性
を補うという視点に立つて提案されたもので、耐
風安定性に富むだけでなく鋼材の使用量も少なく
なることから経済性に優れ、従来、長大吊橋にし
ばしば採用されている。
ところで、長大吊橋を設計する際、その動的安
定性を向上させる方法としては、補剛桁の断面
や肉厚を大きくして剛性を高める、耐風対策と
して、トラス型式のものにおいてはトラスの上下
面に強固な横構を設けてねじれ剛性を高めたり、
橋床に開床部を設けて風に対する抵抗を緩和させ
たり、縦桁や高欄の形状を風の流れを乱さない形
状に設定しており、また、ボツクスガーター型式
のものにおいてはスタビライザーにより風の流れ
を一様にする手段が講じられている。
定性を向上させる方法としては、補剛桁の断面
や肉厚を大きくして剛性を高める、耐風対策と
して、トラス型式のものにおいてはトラスの上下
面に強固な横構を設けてねじれ剛性を高めたり、
橋床に開床部を設けて風に対する抵抗を緩和させ
たり、縦桁や高欄の形状を風の流れを乱さない形
状に設定しており、また、ボツクスガーター型式
のものにおいてはスタビライザーにより風の流れ
を一様にする手段が講じられている。
しかしながら、最近のボツクスガーター型式の
軽い吊橋では疲労等に対する配慮から走行車両や
風等によつて誘起される振動板幅を低減させるこ
とが重要となつてくる。
軽い吊橋では疲労等に対する配慮から走行車両や
風等によつて誘起される振動板幅を低減させるこ
とが重要となつてくる。
そこで、発明者は鋭意研究を重ねた結果、補剛
桁の所定箇所に付加荷重を配設して橋の重量を増
加させることにより振動数もほとんど変化させる
ことなく外荷重に対する動的安定性の向上を図る
ことができることを突き止めた。
桁の所定箇所に付加荷重を配設して橋の重量を増
加させることにより振動数もほとんど変化させる
ことなく外荷重に対する動的安定性の向上を図る
ことができることを突き止めた。
[発明の目的]
従つて本発明は風や走行車両等によつて誘起さ
れる振動などの外荷重に対する動的安定性の向上
を図ることのできる補剛桁型吊橋を提供すること
をその目的とする。
れる振動などの外荷重に対する動的安定性の向上
を図ることのできる補剛桁型吊橋を提供すること
をその目的とする。
[発明の構成]
前述の目的を達成するため、本発明は主ケーブ
ルと、この主ケーブルの張力を保持するアンカー
と、前記主ケーブルを支持する複数の塔と、橋床
に作用する活荷重を分散させる補剛桁と、この補
剛桁を主ケーブルに懸吊する多数の吊部材とを備
える補剛桁型吊橋において、補剛桁の橋軸に沿つ
て所定の付加荷重を配設することを特徴とする。
ルと、この主ケーブルの張力を保持するアンカー
と、前記主ケーブルを支持する複数の塔と、橋床
に作用する活荷重を分散させる補剛桁と、この補
剛桁を主ケーブルに懸吊する多数の吊部材とを備
える補剛桁型吊橋において、補剛桁の橋軸に沿つ
て所定の付加荷重を配設することを特徴とする。
前述の補剛桁型吊橋において、補剛桁の断面形
状を流線形に構成すると共にこの流線形補剛桁の
橋軸に沿つてセンターコアを設け、このセンター
コアに付加荷重を配設すれば耐風安定性上極めて
良好であり、さらにこの付加荷重としてセンター
コアに打設したコンクリートを使用すればコスト
の低減も達成することができる。
状を流線形に構成すると共にこの流線形補剛桁の
橋軸に沿つてセンターコアを設け、このセンター
コアに付加荷重を配設すれば耐風安定性上極めて
良好であり、さらにこの付加荷重としてセンター
コアに打設したコンクリートを使用すればコスト
の低減も達成することができる。
本発明の目的および利点は以下の説明から一層
明らかになるであろう。
明らかになるであろう。
[実施例]
次に本発明に係る補剛桁型吊橋の好適な実施例
として、ボツクスガーター型式の補剛桁を使用し
た吊橋を例示し、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
として、ボツクスガーター型式の補剛桁を使用し
た吊橋を例示し、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
添付図面において、本発明に係る補剛桁型吊橋
1は所定距離(中央支間l1)離間させて立設配置
した塔2および3と、これらの塔2および3と所
定距離(側支間l2)離間させて配設したアンカー
ブロツク4および5と、これらの塔2および3の
基台部分、アンカーブロツク4および5の基部に
夫々架設されかつその断面形状を流線形に構成し
たボツクスガーター型式の補剛桁6と、所定のサ
グ長fを保持するように塔2,3間に架けわたさ
れ、その両端部をアンカーブロツク4および5に
夫々固定される主ケーブル7と、前記補剛桁6を
主ケーブル7に懸吊するための多数の吊部材8
と、前記補剛桁6の橋軸9に沿つて設けられるセ
ンターコア10と、このセンターコア10に打設
される所定重量、例えば、全体として吊橋1の死
荷重の50%の重量を有するコンクリートからなる
付加荷重11とから基本的に構成されている。な
お、この場合、このセンターコア10に打設され
るコンクリート製付加荷重による付加極慣性モー
メントをできるだけ小さくなるようにセンターコ
ア10は原則として橋軸9に対し、対称に配置す
る。
1は所定距離(中央支間l1)離間させて立設配置
した塔2および3と、これらの塔2および3と所
定距離(側支間l2)離間させて配設したアンカー
ブロツク4および5と、これらの塔2および3の
基台部分、アンカーブロツク4および5の基部に
夫々架設されかつその断面形状を流線形に構成し
たボツクスガーター型式の補剛桁6と、所定のサ
グ長fを保持するように塔2,3間に架けわたさ
れ、その両端部をアンカーブロツク4および5に
夫々固定される主ケーブル7と、前記補剛桁6を
主ケーブル7に懸吊するための多数の吊部材8
と、前記補剛桁6の橋軸9に沿つて設けられるセ
ンターコア10と、このセンターコア10に打設
される所定重量、例えば、全体として吊橋1の死
荷重の50%の重量を有するコンクリートからなる
付加荷重11とから基本的に構成されている。な
お、この場合、このセンターコア10に打設され
るコンクリート製付加荷重による付加極慣性モー
メントをできるだけ小さくなるようにセンターコ
ア10は原則として橋軸9に対し、対称に配置す
る。
次にこのように構成される補剛桁型吊橋の実際
例の数値解析を鉛直たわみ逆対称一次振動、ねじ
れ逆対称一次振動を例にとり説明する。
例の数値解析を鉛直たわみ逆対称一次振動、ねじ
れ逆対称一次振動を例にとり説明する。
数値解析例
まず、第1図のおいて中央支間l1を1000m、側
支間l2を夫々300mとして橋長lを1600mに設定
すると共にサグ長fを80m、主ケーブルの間隔b
を22mに設定し、断面諸量を以下の通りとする。
支間l2を夫々300mとして橋長lを1600mに設定
すると共にサグ長fを80m、主ケーブルの間隔b
を22mに設定し、断面諸量を以下の通りとする。
() 重量(死荷重)w () 極慣性モーメントIe
補剛桁;7t/m/Bridge
25t・m・s2/m/Bridge 主ケーブル;3t/m/Bridge
35t・m・s2/m/Bridge 舗装;2t/m/Bridge 10t・m・s2/m/Bridgeその他;1t/m/Bridge 合計 13t/m/Bridge70t・m・s2/m/Bridge () 断面2次モーメント(弱軸回り);
Ix=1.0m4 () ねじれ剛性J; J=2.0m4 () ヤング係数E; E=2.1×107t/m2 () せん断弾性係数G; G=0.31×107t/m2 ところで、吊橋における鉛直たわみ逆対称振動
数(ωηn)は次式で与えられる。
25t・m・s2/m/Bridge 主ケーブル;3t/m/Bridge
35t・m・s2/m/Bridge 舗装;2t/m/Bridge 10t・m・s2/m/Bridgeその他;1t/m/Bridge 合計 13t/m/Bridge70t・m・s2/m/Bridge () 断面2次モーメント(弱軸回り);
Ix=1.0m4 () ねじれ剛性J; J=2.0m4 () ヤング係数E; E=2.1×107t/m2 () せん断弾性係数G; G=0.31×107t/m2 ところで、吊橋における鉛直たわみ逆対称振動
数(ωηn)は次式で与えられる。
(但し、n=2、4、6…)
ここでπ=3.1459…、gは重力加速度(9.8
m/s2)l1はスパン長、ωは単位長さ当りの重量
Hwは死荷重によつて主ケーブルの水平張力成分
である。従つて、サグ長をfとする水平張力成分
(Hw)はHw=wl〓/8fで与えられる。
m/s2)l1はスパン長、ωは単位長さ当りの重量
Hwは死荷重によつて主ケーブルの水平張力成分
である。従つて、サグ長をfとする水平張力成分
(Hw)はHw=wl〓/8fで与えられる。
一方、単純支持梁の振動数(ωηn)は次式
で算定できるから、吊橋の場合には式における
HW/〓l〓の頂が寄与することになる。
HW/〓l〓の頂が寄与することになる。
また、同様に吊橋におけるねじれ逆対称振動数
(ωφn)は次式で与えられる。
(ωφn)は次式で与えられる。
(但し、n=2、4、6…)
ここでbはケーブルの間隔である。
一方、両端固定の単純梁のねじれ振動数
(ωφn)は次式 で算定できるから、吊端の場合には式における
Hw/4b2/I〓の項が寄与することになる。
(ωφn)は次式 で算定できるから、吊端の場合には式における
Hw/4b2/I〓の項が寄与することになる。
そこで、一例として従来の補剛桁型吊橋(無付
加荷重)と死荷重の50%に当る付加荷重を第2図
に示すように配設した本発明に係る補剛桁型吊橋
の鉛直たわみ逆対称1次振動数およびねじれ逆対
称1次振動数を夫々算定してみると次の通りであ
る。
加荷重)と死荷重の50%に当る付加荷重を第2図
に示すように配設した本発明に係る補剛桁型吊橋
の鉛直たわみ逆対称1次振動数およびねじれ逆対
称1次振動数を夫々算定してみると次の通りであ
る。
(A) 鉛直たわみ逆対称1次振動数(ωηz)
無付加荷重
Hw=wl2/1/8f=13×10002/8×80=20313t
付加荷重後
死荷重+0.5=13×0.5=6.5t/m
Hw=(13+6.5)/8f×l2 1
=19.5×10002/8×80
≒30469t
従つて、鉛直たわみ逆対称1次振動数は単
位長さ当りの重量を50%増加させても無付加
荷重時に比べてほどんど変化することがな
い。また、吊橋の特性より、この傾向は鉛直
たわみ対称1次振動数ならびにさらに高次の
振動数についても言える。
位長さ当りの重量を50%増加させても無付加
荷重時に比べてほどんど変化することがな
い。また、吊橋の特性より、この傾向は鉛直
たわみ対称1次振動数ならびにさらに高次の
振動数についても言える。
(B) ねじれ逆対称1次振動数(ωφz)
無付加荷重
Hw=wl2/1/8f=13×10002/8×80=20313t
付加荷重後
死荷重×0.5=13×0.5=6.5t/m
Hw=wl2/1/8f=(13+6.5)×10002/8×80=
30469t この場合、ねじれ逆対称1次振動数を算定
するに際しては、付加荷重を橋軸に沿つて配
設した場合を仮定するとこの付加荷重による
付加極慣性モーメントについては小さく、考
慮する必要がない。
30469t この場合、ねじれ逆対称1次振動数を算定
するに際しては、付加荷重を橋軸に沿つて配
設した場合を仮定するとこの付加荷重による
付加極慣性モーメントについては小さく、考
慮する必要がない。
従つて、ねじれ逆対称1次振動数は付加荷
重を橋軸に沿つて配置し単位長さ当りの重量
を50%増加させても無付加荷重時に比べてほ
とんど変化することがない。また、吊橋の特
性により、この傾向はねじれ対称1次振動数
ならびに高次の振動数についても言える。
重を橋軸に沿つて配置し単位長さ当りの重量
を50%増加させても無付加荷重時に比べてほ
とんど変化することがない。また、吊橋の特
性により、この傾向はねじれ対称1次振動数
ならびに高次の振動数についても言える。
前述の数値解析から明らかなように、橋軸に沿
つて所定の付加荷重を配設した本発明に係る補剛
桁吊橋における各振動数と従来の無付加荷重の補
剛桁型吊橋における各振動数とを比較するとこれ
らの振動数はほとんど変化することがない。
つて所定の付加荷重を配設した本発明に係る補剛
桁吊橋における各振動数と従来の無付加荷重の補
剛桁型吊橋における各振動数とを比較するとこれ
らの振動数はほとんど変化することがない。
そこで、このように荷重を付加した場合Bと荷
重を付加しない場合Aの風速に対する補剛桁型吊
橋の振幅特性をたわみ風琴振動(第3図参照)お
よびたわみのバフエテイング(第4図参照)につ
き検討したところ、いずれについても荷重を付加
した場合Bの方がその振幅は小さく、従つて動的
安定性が高いことが判る。これは振動数と断面形
状が同一である時、外荷重によつて誘起される振
動の振幅は質量が増大、すなわち吊橋の死荷重が
増大するにつれて小さくなることによる。
重を付加しない場合Aの風速に対する補剛桁型吊
橋の振幅特性をたわみ風琴振動(第3図参照)お
よびたわみのバフエテイング(第4図参照)につ
き検討したところ、いずれについても荷重を付加
した場合Bの方がその振幅は小さく、従つて動的
安定性が高いことが判る。これは振動数と断面形
状が同一である時、外荷重によつて誘起される振
動の振幅は質量が増大、すなわち吊橋の死荷重が
増大するにつれて小さくなることによる。
また、自然風の傾斜角が小さい場合、本発明の
ように流線形断面を有する吊橋に発生するフラツ
ターは、曲げねじれフラツターであると考えられ
る。そこで荷重付加による曲げねじれフラツター
の限界風速を曲げ振動数(fη)およびねじれ振動
数(fφ)を一定としてBleich法を用いて演算し
たところ、第5図に示すように荷重を付加しない
場合Aに比べて、死荷重の50%の荷重を付加した
場合Bないしは死荷重の100%の荷重を付加した
場合(C)における曲げねじれフラツターの限界
風速の値が上昇することが判る。従つて、この点
からも、荷重を付加した方が曲げねじれフラツタ
ーに対して安定することが確認され、その付加率
としては死荷重の50%〜100%程度(トラス型式
の吊橋の死荷重を越えない範囲内)が経済性から
も良好であることが確認された。
ように流線形断面を有する吊橋に発生するフラツ
ターは、曲げねじれフラツターであると考えられ
る。そこで荷重付加による曲げねじれフラツター
の限界風速を曲げ振動数(fη)およびねじれ振動
数(fφ)を一定としてBleich法を用いて演算し
たところ、第5図に示すように荷重を付加しない
場合Aに比べて、死荷重の50%の荷重を付加した
場合Bないしは死荷重の100%の荷重を付加した
場合(C)における曲げねじれフラツターの限界
風速の値が上昇することが判る。従つて、この点
からも、荷重を付加した方が曲げねじれフラツタ
ーに対して安定することが確認され、その付加率
としては死荷重の50%〜100%程度(トラス型式
の吊橋の死荷重を越えない範囲内)が経済性から
も良好であることが確認された。
以上の結果から、本発明に係る補剛桁型吊橋に
よれば、外荷重によつて誘起される振動振幅の低
減および曲げねじれフラツターに対する耐風性の
向上を図ることができ、従つて動的安定性が向上
する。
よれば、外荷重によつて誘起される振動振幅の低
減および曲げねじれフラツターに対する耐風性の
向上を図ることができ、従つて動的安定性が向上
する。
一方、第6図乃至第8図は、コンクリート11
からなる付加荷重を補剛桁6の上部、すなわち、
床板部分12に配設した場合(第6図)、床板部
分12と車道分離帯部分13に配設した場合(第
7図)、および中央部分14とボトムプレート1
5上に配設した場合(第8図)の本発明に係る補
剛桁型吊橋の夫々別の実施例を示すものである
が、これらの実施例も前述の実施例と同様に効果
を奏することが確認されている。すなわち、前述
の実施例の如く、死荷重の50%に当たる6.5t/m
の付加重量を配設する位置を橋軸から幅員方向に
移動した場合における曲げフラツターの限界風速
の値を前記第5図の場合と同様(但し、付加荷重
の配設位置を移動すると極慣性モーメント(Iθ)
が増加し、ねじれ振動数(fφ)が低下するので
演算上のねじれ振動数については再計算して表1
の値を使用した)に演算したところ、第9図に示
すように、荷重を付加しない場合Aと比較すると
前記6.5t/mの付加荷重を橋軸9から幅員方向へ
8m以内の範囲(第9図斜線部分)に設定すれ
ば、曲げねじれフラツターの限界風速の値は低下
しなかつた。従つて、付加荷重を第6図乃至第8
図に示すように配設しても橋軸から幅員方向への
距離に留意すれば外荷重によつて誘起される振動
振幅の低減と共に曲げねじれフラツターに対する
耐風性の向上も図ることができる。
からなる付加荷重を補剛桁6の上部、すなわち、
床板部分12に配設した場合(第6図)、床板部
分12と車道分離帯部分13に配設した場合(第
7図)、および中央部分14とボトムプレート1
5上に配設した場合(第8図)の本発明に係る補
剛桁型吊橋の夫々別の実施例を示すものである
が、これらの実施例も前述の実施例と同様に効果
を奏することが確認されている。すなわち、前述
の実施例の如く、死荷重の50%に当たる6.5t/m
の付加重量を配設する位置を橋軸から幅員方向に
移動した場合における曲げフラツターの限界風速
の値を前記第5図の場合と同様(但し、付加荷重
の配設位置を移動すると極慣性モーメント(Iθ)
が増加し、ねじれ振動数(fφ)が低下するので
演算上のねじれ振動数については再計算して表1
の値を使用した)に演算したところ、第9図に示
すように、荷重を付加しない場合Aと比較すると
前記6.5t/mの付加荷重を橋軸9から幅員方向へ
8m以内の範囲(第9図斜線部分)に設定すれ
ば、曲げねじれフラツターの限界風速の値は低下
しなかつた。従つて、付加荷重を第6図乃至第8
図に示すように配設しても橋軸から幅員方向への
距離に留意すれば外荷重によつて誘起される振動
振幅の低減と共に曲げねじれフラツターに対する
耐風性の向上も図ることができる。
[発明の効果]
先に述べたように、本発明に係る補剛桁型吊橋
は実際例の数値解析からも明らかな如く、付加荷
重を配設する前の鉛直たわみ逆対称1次振動数お
よびねじれ逆対称1次振動数と比較した場合、こ
れらの振動数にはほとんど変化が認められない。
断面形状と振動数が同じで質量が増大する場合に
は外荷重によつて誘起される振動振幅は小さくな
ることが知られている。それゆえ、本発明を採用
すれば風および走行車輛等によつて誘起される振
動幅の低減を図り動的安定性も向上させることが
でき、構成部材の疲労対策としても極めて有効で
あり、さらに、補剛桁の断面形状も流線形に構成
したので本来の耐風安定性も保持することができ
る。また、付加荷重として高減衰材料であるコン
クリートを使用したので荷重を付加しない場合と
比較した場合、吊橋自体の構造減衰を増大させる
ことができる。このような構造減衰の増大は質量
の増大による効果と相俟つて風琴振動の振動振幅
低減にも極めて有効となる等種々の利点を有す
る。
は実際例の数値解析からも明らかな如く、付加荷
重を配設する前の鉛直たわみ逆対称1次振動数お
よびねじれ逆対称1次振動数と比較した場合、こ
れらの振動数にはほとんど変化が認められない。
断面形状と振動数が同じで質量が増大する場合に
は外荷重によつて誘起される振動振幅は小さくな
ることが知られている。それゆえ、本発明を採用
すれば風および走行車輛等によつて誘起される振
動幅の低減を図り動的安定性も向上させることが
でき、構成部材の疲労対策としても極めて有効で
あり、さらに、補剛桁の断面形状も流線形に構成
したので本来の耐風安定性も保持することができ
る。また、付加荷重として高減衰材料であるコン
クリートを使用したので荷重を付加しない場合と
比較した場合、吊橋自体の構造減衰を増大させる
ことができる。このような構造減衰の増大は質量
の増大による効果と相俟つて風琴振動の振動振幅
低減にも極めて有効となる等種々の利点を有す
る。
以上本発明に係る補剛桁型吊橋の好適な実施例
につき説明したが、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、構成部材の軽量化が
図れる場合はトラス形式の補剛桁の橋軸に沿つて
付加荷重を配設する等、本発明の精神を逸脱しな
い範囲内において種々の設計変更をなし得ること
は勿論である。
につき説明したが、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、例えば、構成部材の軽量化が
図れる場合はトラス形式の補剛桁の橋軸に沿つて
付加荷重を配設する等、本発明の精神を逸脱しな
い範囲内において種々の設計変更をなし得ること
は勿論である。
第1図は本発明に係る補剛桁型吊橋の好適な実
施例であるボツクスガーター型式の補剛桁型吊橋
の側面説明図、第2図は第1図に示す補剛桁型吊
橋の断面説明図、第3図は振動数を一定とした場
合のたわみ風琴振動における風速と振幅との関係
を示す特性曲線図、第4図は振動数を一定とした
場合のたわみのバフエテイングにおける風速と振
幅との関係を示す特性曲線図、第5図は付加荷重
を橋軸中央に配設した場合のその付加荷重とフラ
ツター限界風速との関係を示す特性曲線図、第6
図乃至第8図は本発明に係る補剛桁型吊橋の別の
実施例を示す断面概略図、第9図は第5図におけ
る付加荷重の配設位置を橋軸から幅員方向へ移動
させた場合における配設位置とフラツター限界風
速との関係を示す特性曲線図である。 6……補剛桁、9……橋軸、10……センター
コア、11……付加荷重(コンクリート)、12
……床板部分、13……分離帯部分、14……中
央部分、15……ボトムプレート。
施例であるボツクスガーター型式の補剛桁型吊橋
の側面説明図、第2図は第1図に示す補剛桁型吊
橋の断面説明図、第3図は振動数を一定とした場
合のたわみ風琴振動における風速と振幅との関係
を示す特性曲線図、第4図は振動数を一定とした
場合のたわみのバフエテイングにおける風速と振
幅との関係を示す特性曲線図、第5図は付加荷重
を橋軸中央に配設した場合のその付加荷重とフラ
ツター限界風速との関係を示す特性曲線図、第6
図乃至第8図は本発明に係る補剛桁型吊橋の別の
実施例を示す断面概略図、第9図は第5図におけ
る付加荷重の配設位置を橋軸から幅員方向へ移動
させた場合における配設位置とフラツター限界風
速との関係を示す特性曲線図である。 6……補剛桁、9……橋軸、10……センター
コア、11……付加荷重(コンクリート)、12
……床板部分、13……分離帯部分、14……中
央部分、15……ボトムプレート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 主ケーブルと、この主ケーブルの張力を保持
するためのアンカーと、主ケーブルを支持する複
数の塔と、橋床に作用する活荷重を分散させる補
剛桁と、この補剛桁を主ケーブルに懸吊する多数
の吊部材とを備える補剛桁型吊橋において、前記
補剛桁の断面形状を両側が尖鋭状となつた流線形
に構成すると共に、この流線形補剛桁内の橋軸を
中央とする両側幅員方向の所定範囲内に該橋軸方
向に沿つて所定量の付加荷重を固定配設すること
を特徴とする補剛桁型吊橋。 2 流線形補剛桁の橋軸に沿つてセンターコアを
設けて、該センターコア内に所定量の付加荷重を
配設することからなる請求項1に記載の補剛桁型
吊橋。 3 付加荷重がセンターコア内に打設されるコン
クリートである請求項2に記載の補剛桁型吊橋。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58229467A JPS60192007A (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 補剛桁型吊橋 |
| AU29082/84A AU544011B2 (en) | 1983-12-05 | 1984-06-05 | Suspension bridge |
| CA000457816A CA1223108A (en) | 1983-12-05 | 1984-06-29 | Stiffening girder type suspension bridge |
| EG465/84A EG17550A (en) | 1983-12-05 | 1984-07-24 | Stiffening girder type suspension bridge |
| ES534805A ES534805A0 (es) | 1983-12-05 | 1984-08-01 | Perfeccionamientos en la estructura de puentes colgantes del tipo de viga de refuerzo |
| GB08422271A GB2150618A (en) | 1983-12-05 | 1984-09-04 | A stiffening girder type suspension bridge |
| BR8405030A BR8405030A (pt) | 1983-12-05 | 1984-10-05 | Ponte suspensa tipo viga reforcada |
| IT23375/84A IT1177082B (it) | 1983-12-05 | 1984-10-30 | Ponte sospeso di tipo a trave di rinforzo |
| US06/846,603 US4665578A (en) | 1983-12-05 | 1986-03-31 | Streamlined box girder type suspension bridge |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58229467A JPS60192007A (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 補剛桁型吊橋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60192007A JPS60192007A (ja) | 1985-09-30 |
| JPH0332643B2 true JPH0332643B2 (ja) | 1991-05-14 |
Family
ID=16892650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58229467A Granted JPS60192007A (ja) | 1983-12-05 | 1983-12-05 | 補剛桁型吊橋 |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4665578A (ja) |
| JP (1) | JPS60192007A (ja) |
| AU (1) | AU544011B2 (ja) |
| BR (1) | BR8405030A (ja) |
| CA (1) | CA1223108A (ja) |
| EG (1) | EG17550A (ja) |
| ES (1) | ES534805A0 (ja) |
| GB (1) | GB2150618A (ja) |
| IT (1) | IT1177082B (ja) |
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1983
- 1983-12-05 JP JP58229467A patent/JPS60192007A/ja active Granted
-
1984
- 1984-06-05 AU AU29082/84A patent/AU544011B2/en not_active Ceased
- 1984-06-29 CA CA000457816A patent/CA1223108A/en not_active Expired
- 1984-07-24 EG EG465/84A patent/EG17550A/xx active
- 1984-08-01 ES ES534805A patent/ES534805A0/es active Granted
- 1984-09-04 GB GB08422271A patent/GB2150618A/en not_active Withdrawn
- 1984-10-05 BR BR8405030A patent/BR8405030A/pt unknown
- 1984-10-30 IT IT23375/84A patent/IT1177082B/it active
-
1986
- 1986-03-31 US US06/846,603 patent/US4665578A/en not_active Expired - Lifetime
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