JPH0333696B2 - - Google Patents
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- JPH0333696B2 JPH0333696B2 JP7592087A JP7592087A JPH0333696B2 JP H0333696 B2 JPH0333696 B2 JP H0333696B2 JP 7592087 A JP7592087 A JP 7592087A JP 7592087 A JP7592087 A JP 7592087A JP H0333696 B2 JPH0333696 B2 JP H0333696B2
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- acid
- methyl
- methylalkylcarboxylic
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、カイラルスメクチツク相を取り得る
強誘電性液晶物質、昆虫の性フエロモンなどの生
理活性物質等の合成中間体として有用な光学活性
を有するα−メチルアルキルカルボン酸を製造す
る方法に関する。
強誘電性液晶物質、昆虫の性フエロモンなどの生
理活性物質等の合成中間体として有用な光学活性
を有するα−メチルアルキルカルボン酸を製造す
る方法に関する。
[従来の技術]
光学活性を有するα−メチルアルキルカルボン
酸の合成方法としては、従来、光学活性を有する
プロリンメチルエステルをアシル化してアミドエ
ステルとし、これをヨウ化メチルマグネシウムの
存在下にメチルエステル基を3級アルコールと
し、次いでアシル基をアルキル化し、得られるジ
アストレオマーを加水分解する方法〔Lin
Guoqiang,他、アクタ ケミカ スカンジナビ
カ(Acta Chemica Scandinavica)B38P795〜
801〕、及び光学活性を有する3−メトキシ−2−
フエニルオキサゾリンをアルキル化した後、加水
分解する方法〔Styrbjoern Bystroem,他、テト
ラヘドロン(Tetrahedron)37p2249〜2254〕等
不斉合成による方法が、提案されている。
酸の合成方法としては、従来、光学活性を有する
プロリンメチルエステルをアシル化してアミドエ
ステルとし、これをヨウ化メチルマグネシウムの
存在下にメチルエステル基を3級アルコールと
し、次いでアシル基をアルキル化し、得られるジ
アストレオマーを加水分解する方法〔Lin
Guoqiang,他、アクタ ケミカ スカンジナビ
カ(Acta Chemica Scandinavica)B38P795〜
801〕、及び光学活性を有する3−メトキシ−2−
フエニルオキサゾリンをアルキル化した後、加水
分解する方法〔Styrbjoern Bystroem,他、テト
ラヘドロン(Tetrahedron)37p2249〜2254〕等
不斉合成による方法が、提案されている。
[発明が解決しようとする問題点]
上記不斉合成による従来の方法は、得られる生
成物の光学純度が72%ee程で低く、また反応のス
テツプが長くて収率も低く、しかも、用いる試薬
が高価である等の欠点が有つた。
成物の光学純度が72%ee程で低く、また反応のス
テツプが長くて収率も低く、しかも、用いる試薬
が高価である等の欠点が有つた。
本発明者は、かかる現状に鑑み鋭意検討した結
果、光学活性を有する1,2−エポキシドを一定
の方法で反応させることによりラセミ化すること
なくα−メチルアルキルカルボン酸を合成できる
ことを見い出した。
果、光学活性を有する1,2−エポキシドを一定
の方法で反応させることによりラセミ化すること
なくα−メチルアルキルカルボン酸を合成できる
ことを見い出した。
本発明は、かかる知見に基づいて成されたもの
で、本発明の目的は、簡単な反応ステツプから成
り、生成物の収率が極めて高い、しかも高光学純
度で、製造コストの安価なα−メチルアルキルカ
ルボン酸の合成方法を提供することにある。
で、本発明の目的は、簡単な反応ステツプから成
り、生成物の収率が極めて高い、しかも高光学純
度で、製造コストの安価なα−メチルアルキルカ
ルボン酸の合成方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、光学活性を有する1,2−エポキシ
アルカンを出発原料とし、これをトリメチルアル
ミニウムと反応させて2−メチル−1−アルカノ
ールとし、次いでこのアルコールを過マンガン酸
カリウムで酸化することから成る光学活性を有す
るα−メチルアルキルカルボン酸の製造方法であ
る。
アルカンを出発原料とし、これをトリメチルアル
ミニウムと反応させて2−メチル−1−アルカノ
ールとし、次いでこのアルコールを過マンガン酸
カリウムで酸化することから成る光学活性を有す
るα−メチルアルキルカルボン酸の製造方法であ
る。
本発明の出発原料として用いる上記光学活性を
有する1,2−エポキシアルカンは、光学純度が
少なくとも70%ee以上のものが好ましい。また、
この場合のアルカンは、用途に応じて、適宜各種
の炭素数のものが選定されるが、炭素数として3
〜18のものが、その原料を安価に入手でき、特に
好ましい。このような1,2−エポキシアルカン
は、ノカルデイア属に属するエポキシ生産能を有
する菌株を、α−オレフインを含有する培地で好
気的条件下に反応させることによつて得ることが
できる(特公昭56−40号公報参照)。この微生物
を利用する方法により得られる1,2−エポキシ
アルカンが光学活性を有することは、その後に確
認されたものであるが、α−オレフインから極め
て簡便に、しかも安価に製造できるので、本発明
の出発物質として利用することは、特に有利であ
る。
有する1,2−エポキシアルカンは、光学純度が
少なくとも70%ee以上のものが好ましい。また、
この場合のアルカンは、用途に応じて、適宜各種
の炭素数のものが選定されるが、炭素数として3
〜18のものが、その原料を安価に入手でき、特に
好ましい。このような1,2−エポキシアルカン
は、ノカルデイア属に属するエポキシ生産能を有
する菌株を、α−オレフインを含有する培地で好
気的条件下に反応させることによつて得ることが
できる(特公昭56−40号公報参照)。この微生物
を利用する方法により得られる1,2−エポキシ
アルカンが光学活性を有することは、その後に確
認されたものであるが、α−オレフインから極め
て簡便に、しかも安価に製造できるので、本発明
の出発物質として利用することは、特に有利であ
る。
本発明では、先ず、上記1,2−エポキシアル
カンをトリメチルアルミニウムと反応させて開環
して2−メチル−1−アルカノールに変換させる
が、これは、トリメチルアルミニウムのヘキサ
ン、デカン、テトラデカン、シクロヘキサン等の
有機溶媒溶液に、上記1,2−エポキシアルカン
を−80℃〜150℃、ただし低沸点の有機溶媒の場
合は還流温度まで、温度範囲で撹拌しながら滴下
し、1〜120時間反応させ、反応終了後の反応液
を希塩酸溶液に注入して加水分解することにより
行う。この反応では1,2−エポキシアルカン1
モルに対し、トリメチルアルミニウム0.5〜3モ
ル、特には、トリメチルアルミニウム1〜2モル
を使用することが好ましい。生成物である2−メ
チル−1−アルカノールは、抽出、相分離、蒸
留、カラムクロマトグラフイー等の公知の手段で
単離精製することができる。
カンをトリメチルアルミニウムと反応させて開環
して2−メチル−1−アルカノールに変換させる
が、これは、トリメチルアルミニウムのヘキサ
ン、デカン、テトラデカン、シクロヘキサン等の
有機溶媒溶液に、上記1,2−エポキシアルカン
を−80℃〜150℃、ただし低沸点の有機溶媒の場
合は還流温度まで、温度範囲で撹拌しながら滴下
し、1〜120時間反応させ、反応終了後の反応液
を希塩酸溶液に注入して加水分解することにより
行う。この反応では1,2−エポキシアルカン1
モルに対し、トリメチルアルミニウム0.5〜3モ
ル、特には、トリメチルアルミニウム1〜2モル
を使用することが好ましい。生成物である2−メ
チル−1−アルカノールは、抽出、相分離、蒸
留、カラムクロマトグラフイー等の公知の手段で
単離精製することができる。
次に、この操作により得られた2−メチル−1
−アルカノールを過マンガン酸カリウムで酸化す
るが、この酸化反応は、酸性下で行なうことが好
ましく、酸としては特に、硫酸を用いると良い。
反応操作は5〜40%の硫酸水溶液に2−メチル−
1−オクタノールを加え、1〜3倍モルの過マン
ガン酸カリウムを20〜30℃の温度を保ちながらゆ
つくり加え反応させる。
−アルカノールを過マンガン酸カリウムで酸化す
るが、この酸化反応は、酸性下で行なうことが好
ましく、酸としては特に、硫酸を用いると良い。
反応操作は5〜40%の硫酸水溶液に2−メチル−
1−オクタノールを加え、1〜3倍モルの過マン
ガン酸カリウムを20〜30℃の温度を保ちながらゆ
つくり加え反応させる。
以上の様にして得られた反応混合物を亜硫酸水
素ナトリウムの水溶液に加えると未反応過マンガ
ン酸カリウム及び、二酸化マンガンが水に溶け、
α−メチルアルキルカルボン酸を簡便にエーテル
等の有機溶媒で抽出することができる。その後、
抽出をくり返し、蒸留、カラムクロマトグラフイ
ー等の公知の手段でα−メチルアルキルカルボン
酸を単離精製することができる。
素ナトリウムの水溶液に加えると未反応過マンガ
ン酸カリウム及び、二酸化マンガンが水に溶け、
α−メチルアルキルカルボン酸を簡便にエーテル
等の有機溶媒で抽出することができる。その後、
抽出をくり返し、蒸留、カラムクロマトグラフイ
ー等の公知の手段でα−メチルアルキルカルボン
酸を単離精製することができる。
得られたα−メチルアルキルカルボン酸は、先
ず、酸ハロゲン化物とし、これにフエノールを反
応させて4−アルカノイルフエノールを得、次い
で、この4−アルカノイルフエノールと4′−アル
コキシビフエニル−4−カルボン酸とをエステル
化させることにより、カイラルスメクチツク相を
取る強誘電性液晶物質を得ることができる。
ず、酸ハロゲン化物とし、これにフエノールを反
応させて4−アルカノイルフエノールを得、次い
で、この4−アルカノイルフエノールと4′−アル
コキシビフエニル−4−カルボン酸とをエステル
化させることにより、カイラルスメクチツク相を
取る強誘電性液晶物質を得ることができる。
一方、前述の文献〔Styrbjoern Bystroem,
他、テトラヘドロン(Tetrahedron)37p2249〜
2254〕に記載の方法に従うと昆虫の性フエロモン
を合成することができる。
他、テトラヘドロン(Tetrahedron)37p2249〜
2254〕に記載の方法に従うと昆虫の性フエロモン
を合成することができる。
[実施例]
(実施例 1)
トリメチルアルミニウムの1モル濃度のヘキサ
ン溶液1に、撹拌下に〔α〕25+14.4゜(neat)の
(R)−1,2−エポキシオクタン85.8g
(0.67mol)を30分で滴下後、2時間還流した。
冷却後、氷冷した12%塩酸水溶液にあけ、ヘキサ
ンで抽出し、ヘキサン層を水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を留去後、蒸留
(8mmHg、87〜92℃)し、純度90.4%の2−メチ
ル−1−オクタノール78.2gを得た。尚、純度は
シリコンSE−30を担持した2mのカラムを用い
てガスクロマトグラフイーにより測定した。ま
た、上記純度90.4%の2−メチル−1−オクタノ
ールを精留して得られる純度95.5%の2−メチル
−1−オクタノールの比旋光度は〔α〕25−9.6゜
(neat)だつた。
ン溶液1に、撹拌下に〔α〕25+14.4゜(neat)の
(R)−1,2−エポキシオクタン85.8g
(0.67mol)を30分で滴下後、2時間還流した。
冷却後、氷冷した12%塩酸水溶液にあけ、ヘキサ
ンで抽出し、ヘキサン層を水で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで脱水し、溶媒を留去後、蒸留
(8mmHg、87〜92℃)し、純度90.4%の2−メチ
ル−1−オクタノール78.2gを得た。尚、純度は
シリコンSE−30を担持した2mのカラムを用い
てガスクロマトグラフイーにより測定した。ま
た、上記純度90.4%の2−メチル−1−オクタノ
ールを精留して得られる純度95.5%の2−メチル
−1−オクタノールの比旋光度は〔α〕25−9.6゜
(neat)だつた。
このようにして得られた(−)2−メチル−1
−オクタノール24.7g(0.17mol)に水330ml、濃
硫酸46.6gを加えた後、撹拌しながら、過マンガ
ン酸カリウム63.4gを反応温度30℃以下に保ちな
がらゆつくり加えた。その後、氷水340mlに反応
混合物を移し、亜硫酸水素ナトリウム51.5gを加
え、塩酸を用いてPH1以下にした後、エーテルで
抽出した。このエーテル層からα−メチルオクタ
ン酸を10%水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。
−オクタノール24.7g(0.17mol)に水330ml、濃
硫酸46.6gを加えた後、撹拌しながら、過マンガ
ン酸カリウム63.4gを反応温度30℃以下に保ちな
がらゆつくり加えた。その後、氷水340mlに反応
混合物を移し、亜硫酸水素ナトリウム51.5gを加
え、塩酸を用いてPH1以下にした後、エーテルで
抽出した。このエーテル層からα−メチルオクタ
ン酸を10%水酸化ナトリウム水溶液で抽出した。
次に、この水層に氷水100ml、濃塩酸110mlを加
えPH1以下とし、α−メチルオクタン酸をクロロ
ホルムで抽出、有機層を水で洗浄した後、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。別後、減圧蒸留(0.28
mmHg、91〜94℃)で(+)α−メチルオクタン
酸を15.28g(0.097mol、収率64%)得た。
えPH1以下とし、α−メチルオクタン酸をクロロ
ホルムで抽出、有機層を水で洗浄した後、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。別後、減圧蒸留(0.28
mmHg、91〜94℃)で(+)α−メチルオクタン
酸を15.28g(0.097mol、収率64%)得た。
1H−NMR(CDCl3中,TMS基準,ppm):
11.8(b,1H)、2.5(m,1H)、1.7〜1.2(m,
13H)、0.9(t,3H) IR(cm-1):2910、1700 〔α〕25:+14.0゜ (実施例 2) (R)−1,2−エポキシデカンを原料とし、
実施例1と同様の方法でトリメチルアルミニウム
とヘキサン中で反応させることにより2−メチル
−1−デカノール(83%ee)を得、更に硫酸酸性
下、過マンガン酸カリウムで酸化することによ
り、ラセミ化することなくα−メチルデカン酸を
得た。
11.8(b,1H)、2.5(m,1H)、1.7〜1.2(m,
13H)、0.9(t,3H) IR(cm-1):2910、1700 〔α〕25:+14.0゜ (実施例 2) (R)−1,2−エポキシデカンを原料とし、
実施例1と同様の方法でトリメチルアルミニウム
とヘキサン中で反応させることにより2−メチル
−1−デカノール(83%ee)を得、更に硫酸酸性
下、過マンガン酸カリウムで酸化することによ
り、ラセミ化することなくα−メチルデカン酸を
得た。
1H−NMR(CDCl3中,TMS基準,ppm):
11.8(b,1H)、2.5(m,1H)、1.7〜1.2(m,
17H)、0.9(t,3H) IR(cm-1):2910、1700、1460 〔α〕25:+12.3゜ (実施例 3) (R)−1,2−エポキシヘキサンを原料とし、
実施例1と同様の方法でトリメチルアルミニウム
とヘキサン中で反応させることにより2−メチル
−1−ヘキサノール(67%ee)を得、更に硫酸酸
性下、過マンガン酸カリウムで酸化することによ
り、ラセミ化することなくα−メチルヘキサン酸
を得た。
11.8(b,1H)、2.5(m,1H)、1.7〜1.2(m,
17H)、0.9(t,3H) IR(cm-1):2910、1700、1460 〔α〕25:+12.3゜ (実施例 3) (R)−1,2−エポキシヘキサンを原料とし、
実施例1と同様の方法でトリメチルアルミニウム
とヘキサン中で反応させることにより2−メチル
−1−ヘキサノール(67%ee)を得、更に硫酸酸
性下、過マンガン酸カリウムで酸化することによ
り、ラセミ化することなくα−メチルヘキサン酸
を得た。
1H−NMR(CDCl3中,TMS基準,ppm):
11.8(b,1H)、2.5(m,1H)、1.7〜1.2(m,
9H)、0.9(t,3H) IR(cm-1):2910、1700、1460 〔α〕25:+12.4゜ (参考例) 上記実施例2で得られた(+)α−メチルデカ
ン酸を用いて次ぎの方法で強誘電性液晶物質であ
る(+)4−(2−メチル)デカノイルフエニル,
4′−オクチルオキシビフエニル−4−カルボン酸
エステルを合成した。
11.8(b,1H)、2.5(m,1H)、1.7〜1.2(m,
9H)、0.9(t,3H) IR(cm-1):2910、1700、1460 〔α〕25:+12.4゜ (参考例) 上記実施例2で得られた(+)α−メチルデカ
ン酸を用いて次ぎの方法で強誘電性液晶物質であ
る(+)4−(2−メチル)デカノイルフエニル,
4′−オクチルオキシビフエニル−4−カルボン酸
エステルを合成した。
フラスコに、実施例2で合成したα−メチルカ
ルボン酸4.9gをとり、室温で撹拌しながら滴下
ロートから塩化チオニル4.8gを6分間滴下した。
40分間室温で反応させた後、80℃で30分間更に撹
拌反応させる。塩化チオニルを減圧で留去し、
(+)α−メチルデカン酸クロリド、5.4gを得
た。
ルボン酸4.9gをとり、室温で撹拌しながら滴下
ロートから塩化チオニル4.8gを6分間滴下した。
40分間室温で反応させた後、80℃で30分間更に撹
拌反応させる。塩化チオニルを減圧で留去し、
(+)α−メチルデカン酸クロリド、5.4gを得
た。
次に、無水塩化メチレン2.5mlにフエノール
2.32g(25mmol)を入れ、窒素下−12℃で塩化
アルミニウム7.76g(97mmol)を加えたものに、
−15℃の温度で、上記で得られた(+)α−メチ
ルデカン酸クロリド、5.39g(26mmol)を滴下
して加え、塩氷水で冷却しながら2時間撹拌し
た。この反応混合物を氷水300mlに入れ、塩化メ
チレンで抽出、水洗いした後、硫酸マグネシウム
で乾燥、別、濃縮後、フエニル−2−メチルデ
カン酸エステル4.3gを得た。このフエニル−2
−メチルデカン酸エステルを塩化メチレン25ml中
に入れ窒素下で−10℃の温度で、塩化アルミニウ
ム4.48g(58mmol)を加え、ゆつくり室温に戻
した後、4時間加熱還流した。得られた反応混合
物を氷水200mlに移し、クロロホルムで抽出、有
機層を水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾
燥、別、濃縮後、シリカゲルによるカラムクロ
ストグラフイーで単離精製し、赤褐色液体の
(+)4−(2−メチル)デカノイルフエノール
1.77g(9.6mmol収率40%)を得た。
2.32g(25mmol)を入れ、窒素下−12℃で塩化
アルミニウム7.76g(97mmol)を加えたものに、
−15℃の温度で、上記で得られた(+)α−メチ
ルデカン酸クロリド、5.39g(26mmol)を滴下
して加え、塩氷水で冷却しながら2時間撹拌し
た。この反応混合物を氷水300mlに入れ、塩化メ
チレンで抽出、水洗いした後、硫酸マグネシウム
で乾燥、別、濃縮後、フエニル−2−メチルデ
カン酸エステル4.3gを得た。このフエニル−2
−メチルデカン酸エステルを塩化メチレン25ml中
に入れ窒素下で−10℃の温度で、塩化アルミニウ
ム4.48g(58mmol)を加え、ゆつくり室温に戻
した後、4時間加熱還流した。得られた反応混合
物を氷水200mlに移し、クロロホルムで抽出、有
機層を水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾
燥、別、濃縮後、シリカゲルによるカラムクロ
ストグラフイーで単離精製し、赤褐色液体の
(+)4−(2−メチル)デカノイルフエノール
1.77g(9.6mmol収率40%)を得た。
次に、水−エタノールの混合溶媒240mlに水酸
化ナトリウム50gを溶解させた溶液に、市販の
4′−オクチルオキシ−4−シアノビフエニル10g
(32mmol)を加え、加熱還流下、3時間反応さ
せた。反応混合物を塩酸で酸性にした後、別
し、エタノール−酢酸溶媒で再結晶し固体物を得
た。この生成物についてKBr法による赤外スペ
クトル分析を行なつた結果、3400cm-1、3200cm
-1、2950〜2850cm-1、1650cm-1、1600cm-1にそれ
ぞれ吸収が認められ、4′−オクチルオキシビフエ
ニル−4−カルボン酸であることが確認できた。
塩化メチレン5mlに4′−オクチルオキシビフエニ
ル−4−カルボン酸450mg(1.4mmol)、(+)4
−(2−メチル)デカノイルフエノール350mg
(1.4mmol)、4−ジメチルアミノピリジン10mgを
入れた混合物に、N,N′−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド275mg(1.4mmol)を加えた。これ
を4時間加熱還流した後、過し、液を塩化メ
チレンで抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾
燥、別、濃縮後、得られた固体をエタノールで
再結晶することにより白色固体の4−(2−メチ
ル)デカノイルフエニル,4′−オクチルオキシビ
フエニル−4−カルボン酸エステルを得た。この
化合物の理化学的性状を次に示す。
化ナトリウム50gを溶解させた溶液に、市販の
4′−オクチルオキシ−4−シアノビフエニル10g
(32mmol)を加え、加熱還流下、3時間反応さ
せた。反応混合物を塩酸で酸性にした後、別
し、エタノール−酢酸溶媒で再結晶し固体物を得
た。この生成物についてKBr法による赤外スペ
クトル分析を行なつた結果、3400cm-1、3200cm
-1、2950〜2850cm-1、1650cm-1、1600cm-1にそれ
ぞれ吸収が認められ、4′−オクチルオキシビフエ
ニル−4−カルボン酸であることが確認できた。
塩化メチレン5mlに4′−オクチルオキシビフエニ
ル−4−カルボン酸450mg(1.4mmol)、(+)4
−(2−メチル)デカノイルフエノール350mg
(1.4mmol)、4−ジメチルアミノピリジン10mgを
入れた混合物に、N,N′−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド275mg(1.4mmol)を加えた。これ
を4時間加熱還流した後、過し、液を塩化メ
チレンで抽出、水洗し、硫酸マグネシウムで乾
燥、別、濃縮後、得られた固体をエタノールで
再結晶することにより白色固体の4−(2−メチ
ル)デカノイルフエニル,4′−オクチルオキシビ
フエニル−4−カルボン酸エステルを得た。この
化合物の理化学的性状を次に示す。
1H NMR(CDCl3中,TMS基準,ppm):8.3
〜7.0(12H)、4.0(t,2H)、3.4(m,1H)、1.9
〜0.9(m,35H) IR(KBr cm-1):2950〜2850、1735、1680、
1600 Mass:570(M+) 上記化合物を偏光顕微鏡を用いて組織の変化を
観察した結果、昇温過程において59.0℃で強誘電
性相の液晶状態となり124.0℃でスメクテイツク
A相の液晶に変化し、152.0℃で等方性液体とな
つた。また降温過程では、150.7℃でスメクテイ
ツクA相の液晶状態と成り、125℃でスメクテイ
ツクC相の液晶に変化し、58.0℃で固体結晶とな
つた。
〜7.0(12H)、4.0(t,2H)、3.4(m,1H)、1.9
〜0.9(m,35H) IR(KBr cm-1):2950〜2850、1735、1680、
1600 Mass:570(M+) 上記化合物を偏光顕微鏡を用いて組織の変化を
観察した結果、昇温過程において59.0℃で強誘電
性相の液晶状態となり124.0℃でスメクテイツク
A相の液晶に変化し、152.0℃で等方性液体とな
つた。また降温過程では、150.7℃でスメクテイ
ツクA相の液晶状態と成り、125℃でスメクテイ
ツクC相の液晶に変化し、58.0℃で固体結晶とな
つた。
また厚さ3μmのポリエチレンテレフタレート
フイルムをスペンサーとし、ネサガラスで構成し
たセルに上記化合物を封入し、100Hzの交流をか
け三角波法により、自発分極を測定した結果60℃
で、210nc/cm2と非常に大きい自発分極を示し
た。
フイルムをスペンサーとし、ネサガラスで構成し
たセルに上記化合物を封入し、100Hzの交流をか
け三角波法により、自発分極を測定した結果60℃
で、210nc/cm2と非常に大きい自発分極を示し
た。
[発明の効果]
本発明は、α−メチルアルキルカルボン酸を簡
単な反応ステツプで、収率良く、しかも高光学純
度で、安価に合成できるという極めて優れた効果
を奏するものである。
単な反応ステツプで、収率良く、しかも高光学純
度で、安価に合成できるという極めて優れた効果
を奏するものである。
Claims (1)
- 1 光学活性を有する1,2−エポキシアルカン
を出発原料とし、これをトリメチルアルミニウム
と反応させて2−メチル−1−アルカノールと
し、次いでこのアルコールを過マンガン酸カリウ
ムで酸化することを特徴とする光学活性を有する
α−メチルアルキルカルボン酸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7592087A JPS63243058A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 光学活性を有するα−メチルアルキルカルボン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7592087A JPS63243058A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 光学活性を有するα−メチルアルキルカルボン酸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63243058A JPS63243058A (ja) | 1988-10-07 |
| JPH0333696B2 true JPH0333696B2 (ja) | 1991-05-20 |
Family
ID=13590229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7592087A Granted JPS63243058A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 光学活性を有するα−メチルアルキルカルボン酸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63243058A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0643362B2 (ja) * | 1988-10-21 | 1994-06-08 | 日本鉱業株式会社 | 光学活性な2−フルオロアルカン酸の製造方法 |
| JPH0643363B2 (ja) * | 1989-10-27 | 1994-06-08 | 日本鉱業株式会社 | 光学活性な2―フルオロ―2―メチルアルカン酸の製造方法 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP7592087A patent/JPS63243058A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63243058A (ja) | 1988-10-07 |
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