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JPH0334478B2 - - Google Patents
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JPH0334478B2 - - Google Patents

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JPH0334478B2
JPH0334478B2 JP58221727A JP22172783A JPH0334478B2 JP H0334478 B2 JPH0334478 B2 JP H0334478B2 JP 58221727 A JP58221727 A JP 58221727A JP 22172783 A JP22172783 A JP 22172783A JP H0334478 B2 JPH0334478 B2 JP H0334478B2
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JP
Japan
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JP58221727A
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Toshihiro Yamashita
Toshiaki Takeuchi
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は転写紙製造用樹脂組成物に関し、詳細
には印刷性並びに基材フイルムとの剥離性が良好
であり、且つ金属蒸着層の保護膜として耐擦傷性
に優れた樹脂層を形成する転写紙製造用樹脂組成
物に関するものである。 転写印刷に使用される転写紙は、例えば第1、
2図に示す様に基材フイルム1上に樹脂層2を設
けると共に該樹脂層2上に金属蒸着層3を形成
し、更に接着剤層4を形成した基材5を、金属蒸
着層3の表面に貼り合わせ、次いで第2図に示す
様に上記基材フイルム1を剥離することによつて
得ることができる。そして転写印刷を行なうに当
たつては、上記転写紙の最表層に当たる樹脂層2
面にグラビア印刷等の手法により印刷を施した
後、該印刷面に塩化ビニルフイルム等の被印刷物
を重ね合わせ、次いでこれを転写機に通すことに
よつて被印刷物上に印刷層を加熱転写させる。 ところで上記の様な転写紙に設ける樹脂層2
は、従来ワツクス、ロジン、シリコン、マレイン
酸樹脂、アクリル樹脂等の材料から形成されてお
り、どちらかと言えば離型層的な考え方を強く意
識するものであつた為、基材フイルムの剥離に当
たつて基材フイルム1だけが剥離されていかずに
樹脂層2自体が金属蒸着層の表面から剥離されて
いつてしまうこともあり、転写紙の表面に金属蒸
着層が露出することになつて耐擦傷性が劣るだけ
でなく、グラビア、フレキソ、オフセツト等の印
刷特性も悪いものであつた。 本発明はこうした事情に着目してなされたもの
である。即ち本発明者等は、基材フイルム等に対
する剥離性が良好であつて基材フイルムの剥離に
際して樹脂層を金属蒸着膜からひきはがすことが
なく、該樹脂層を金属蒸着層上に残すことにより
金属蒸着層の保護層になつて金属蒸着膜の耐擦傷
性を向上させ、また印刷特性の向上を図ることが
できる様な転写紙製造用樹脂組成物を提供すべく
鋭意検討を重ねた。 しかして上記目的を達成した本発明の樹脂組成
物は、下記(a)〜(d)の各成分を含有する点に要旨を
有するものである。 (a) 軟化点が200℃以下であつて、2塩基酸残基
(但し2塩基酸としてテレフタル酸を40モル%
以上又はテレフタル酸とイソフタル酸の混合酸
が40モル%以上含まれる)とグリコール残基か
らなる線状共重合ポリエステル:30〜80重量部 (b) ニトロセルロース樹脂:20〜70重量部 (c) イソシアネート化合物:1〜20重量部 (d) 塩素化ポリオレフイン:0.3〜5重量部 以下本発明組成物の構成並びに作用効果を順を
追つて説明する。 (a) 線状共重合ポリエステル:30〜80重量部 線状共重合ポリエステルは樹脂層と金属蒸着
層との密着性を保障すると共に保護層としての
機能を発揮する上での機械的強度を保障する為
の基本成分であつて、軟化点は200℃以下とす
る必要がある。 尚軟化点の下限は100℃程度を目安とすれば
よい。又線状共重合ポリエステルは2塩基酸残
基とグリコール残基から構成されるものである
が、該2塩基酸残基としては少なくともテレフ
タル酸自体、又はテレフタル酸とイソフタル酸
を合わせて40モル%以上含有するものであるこ
とが必要であつて、2塩基酸残基の構成がこの
条件を満足しない場合、即ち前記2塩基酸が40
モル%未満であると、重合度が比較的低くなる
と共に軟化温度も低くなり過ぎて本発明の目的
は達成しにくくなる。尚より好ましくは上記の
2塩基酸を95〜50モル%含有することが推奨さ
れる。そして上記2塩基酸と混合して使用し得
る他の2塩基酸としては、こはく酸、アジピン
酸、セバシン酸等の脂肪族2塩基酸、オルソフ
タル酸、ジフエニルジカルボン酸等の芳香族2
塩基酸等が例示される。一方グリコール残基を
構成するグリコール成分としては、エチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,2−
プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグ
リコール等の脂肪族グリコールが例示され、こ
れらのうちエチレングリコール及び/又は1,
4−ブタンジオールを全グリコール成分の20〜
70モル%となる様に使用したときに最適の結果
が得られた。即ちこれらのグリコール成分が20
モル%未満であつたり70モル%を超えたりする
と、生成した線状共重合ポリエステルの有機溶
剤に対する溶解性が低下して作業性が悪くなる
場合があつた。 そして上記構成からなる線状共重合ポリエス
テルの全樹脂組成物中に占める割合が30重量部
未満である場合には蒸着膜との密着性が低下
し、一方80重量部を超えると基材フイルムから
の剥離性や樹脂表面自体の耐擦傷性が低下す
る。尚上記配合割合を40〜60重量部の範囲に設
定するといつそう良好な結果がより安定して得
られる。その他、線状共重合ポリエステルとし
ては極限粘度[フエノール/テトラクロルエタ
ン=60/40(重量比)中、80℃で測定]が0.15
〜1.2dl/gの範囲に入る様な分子量のものを
選択することが望まれる。 (b) ニトロセルロース樹脂:20〜70重量部 ニトロセルロース樹脂は線状共重合ポリエス
テルと共に樹脂組成物の主要成分であり、樹脂
層に適度な強度や粘性を与え塗装作業性の向上
に貢献する。該ニトロセルロース樹脂として
は、窒素量が10〜12.5重量%であると共に、ニ
トロセルロースの特性を表示するハーキユレス
パウダの粘度表示法(共立出版社、昭和36年
7月15日発行、化学大辞典第6巻第760頁参照)
によつて求められる値が20〜1/20秒の範囲にな
る様な重合度であるものが好ましく、重合度に
対応する上記の値が1〜1/16秒の範囲に入るも
のがいつそう好ましい結果を与えた。そして上
記ニトロセルロース樹脂の全樹脂組成物中に占
める割合が20重量部未満である場合には樹脂層
自体の耐擦傷性や印刷性が悪化し、一方70重量
部を超えると樹脂層がもろくなり、樹脂層を折
り曲げた場合に樹脂層の剥離が発生する。 (c) イソシアネート化合物:1〜20重量部 イソシアネート化合物は樹脂層の硬度、耐熱
性及び蒸着膜との接着力を向上させる成分であ
り、該イソシアネート化合物としては、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、ジフエニルメタン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネートから選ばれる1種以上のジイソシアネー
ト化合物3モルとトリメチロールプロパン1モ
ルの縮合物等のポリイソシアネート化合物やこ
れらの誘導体が例示され樹脂層の硬度や耐熱性
等を考慮して原料ジイソシアネート化合物等を
選択することができる。上記イソシアネート化
合物の配合量が1重量部未満である場合には添
加効果が十分に発揮されず、配合量が増加する
につれて蒸着膜との接着効果は上昇していく
が、20重量部を超える場合には接着効果が反対
に低下し始めるので20重量部以下に制御すべき
である。 (d) 塩素化ポリオレフイン:30〜5重量部 塩素化ポリオレフインは、基材フイルムと樹
脂層を適度に接着させ、加工中に基材フイルム
から樹脂層(既に蒸着層と付着している)が脱
落するのを防止する為の成分であり、該塩素化
ポリオレフインとしてはポリプロピレンやポリ
エチレン等の鎖状炭化水素の重合体を常法によ
り塩素化してなるものが例示され、その塩素化
度は15〜55重量部の範囲であることが望まれ
る。即ち塩素化度が15重量部未満である場合に
は有機溶剤に対する溶解度が低下し、一方55重
量部を超えると接着機能が失なわれるので好ま
しくない。 そして上記塩素化ポリオレフインの全樹脂組
成物中に占める割合が0.3重量部未満である場
合には接着力増強効果が十分に発揮されず、一
方5重量部を超えると接着力が強くなりすぎて
基材フイルムからの剥離性が悪くなる。 本発明の樹脂組成物は上記各成分を必須成分
として含有するが、その他の成分として例えば
必要により着色染料を添加してもよい。 又、転写紙を得るに当つて用いられる基材フ
イルム用の可撓性のフイルムとしてはポリオレ
フイン系フイルム、ポリエステルフイルムある
いはポリアミド系フイルム等が例示され、表面
の平滑なものあるいは、マツト加工やヘアーラ
イン加工が施されているもの等を任意に選択で
きる。基材フイルムに塗布される樹脂組成物の
量は固形分として0.1〜10g/m2が好適である。
塗布量が0.1g/m2より少ないと樹脂層自体の
耐擦傷性が不良であり、10g/m2を超えると蒸
着加工の際に焼けが生じ蒸着面の光沢が損われ
る。基材フイルムに樹脂組成物を塗布した後、
蒸着される金属としてはアルミニウムが好まし
いが、金、銀、ニツケルクロム等の種々の金属
が使用される。蒸着の方法は一般には真空蒸着
によるが、イオンプレーテイングやスパツタリ
ング等の方法でもよい。蒸着層厚は200〜800Å
が一般に用いられるが、特に限定するものでは
ない。本発明で転写される側の基板としては、
各種の紙、布、不織布、プラスチツクシート、
皮革等広範囲に選択することができる。又基板
と蒸着層は汎用されているイソシアネート系の
ドライラミネート接着剤等によつて容易に貼合
することができる。 本発明は以上の様に構成されており、本発明樹
脂組成物からなる樹脂層は印刷性が優れていると
共に基材フイルムとの剥離性も良好であり、且つ
耐擦傷性に優れているので樹脂層によつて被覆さ
れた蒸着層に傷がつくこともなく、優れた特性を
有する転写印刷用の転写紙を得ることができる様
になつた。 次に本発明の実施例について説明する。 実施例1〜4及び比較例5〜10 テレフタル酸残基50モル%、イソフタル酸残基
50モル%とエチレングリコール残基55モル%、ネ
オペンチルグリコール残基45モル%とからなる線
状共重合ポリエステル(軟化温度163℃)とニト
ロセルロース(RS1/2ダイセル社製)およびト
リレンジイソシアネートとトリメチロールプロパ
ン反応物(コロネートL日本ポリウレタン社製)
と塩素化度26重量%の塩素化ポリプロピレン(ハ
ードレン13LP東洋化成社製)を種々の割合で混
合し、これを、トルエン/酢酸エチル/メチルエ
チルケトン(1/1/1重量比)混合溶媒に溶解
し20重量%樹脂組成物溶液を作成した。該溶液を
2軸延伸ポリプロピレンフイルム(P1261 25μm
東洋紡社製)の片面にバーコートし110℃×30秒
乾燥した塗布量(固形分)は1.9g/m2であつた。
この樹脂塗布量の上にアルミニウムを真空蒸着
(蒸着層厚500Å)し、このものを接着剤を介して
上質紙(坪量75g)と貼り合せ、さらにその後2
軸延伸ポリプロピレンを剥離してNo.1〜10の蒸着
転写紙を得た。 実施例 11 線状共重合ポリエステル(実施例1と同一のも
の)、ニトロセルロース(RS1 ダイセル社製)
コロネートHL(日本ポリウレタン社製)および
ハードレン13LP(東洋化成社製)を50/44.5/
5/0.5の割合(重量比)で混合し、これをトル
エン/酢酸メチル/メチルエチルケトン(1/
1/1/重量比)の混合溶媒に溶解して16重量%
の樹脂組成物溶液を作成した。該溶液を2軸延伸
ポリエステルフイルム(E506、12μm、東洋紡社
製)の片面にバーコートし、120℃×30秒で乾燥
した。塗布量(固形分)は2.2g/m2であつた。
この樹脂塗布層の上にアルミニウムを真空蒸着
(蒸着膜500Å)し、このものを接着剤を介して上
質紙(坪量75g)を貼合せさらにその後で2軸延
伸ポリエステルを剥離してNo.11の蒸着転写紙を得
た。 比較例 12、13 比較例12としてアルミフオイル、比較例13とし
て蒸着面に樹脂層等をバーコートしていないアル
ミ蒸着ポリエステルフイルムを夫々用意した。 上記実施例1〜4、11並びに比較例5〜10、
12、13の各試料について、剥離性や耐擦傷性等を
調査したところ第1表に示す結果が得られた。尚
各特性値の測定方法は次の通りである。 (1) 剥離性 転写基材に塗布された樹脂層面に25mm巾のセ
ロテープを貼りつけ、急速剥離した時の剥離状
態。 ○:全く抵抗を感ぜずに剥離する ×:抵抗感がある (2) チリ 転写基材に塗布した樹脂積層物を軽く折り曲
げた時の状態。 ○:樹脂層の脱落がない ×:樹脂層が細かく割れて脱落する (3) 樹脂層/蒸着層間の密着性 基板への転写後樹脂層面に25mm巾のセロテー
プを貼り付け、急速剥離をした時の剥離状態。 ○:樹脂層が単独で剥離することがない ×:樹脂層のみがテープにとられて剥離する (4) 耐擦傷性 基板へ転写後樹脂層面を染色堅牢度試験機
(東洋製機製作所製)を使用し、ガーゼで300回
こすつた後のキズ入り状態を判定する。 ○:キズはほとんど認められない △:キズは少し付くがあまり目立たない ×:キズが多く付く (5) 印刷性 基板へ転写後樹脂層面へグラビア印刷機、オ
フセツト印刷機で2色の重ね刷りを行い、印刷
部分に25mm巾のセロテープを貼り付け急速剥離
した時の印刷インキの脱落状態を評価する。 ○:インキが樹脂層から脱落しない ×:インキの密着性が悪く、インキの一部又は
全部がセロテープに付着して脱落する
【表】
【表】 * 樹脂層とアルミ蒸着膜の密着性
第1表に示す様にNo.1〜4及び11については要
求されるすべての性能を満足した。これに対して
No.5は線状共重合ポリエステル量が15重量部と少
ない為に樹脂層とアルミニウム蒸着層の密着性が
低下すると共にニトロセルロース樹脂量が75重量
部と過多である為に印刷性が悪化し更に樹脂層を
軽く折り曲げた時にチリが発生した。No.6はイソ
シアネート化合物量が23重量部と過多である為に
樹脂層とアルミニウム蒸着層の密着性が低下し
た。No.7は塩素化ポリプロピレン量が6重量部と
過多である為に接着性が強くなりすぎて基材フイ
ルムと樹脂層の剥離性が悪化した。No.8はニトロ
セルロース樹脂量が18重量部と少ない為に耐擦傷
性並びに印刷性が悪化すると共に、塩素化ポリプ
ロピレン量が6重量部と過多である為に剥離性が
悪化した。No.9はニトロセルロース樹脂量が15重
量部と少ない為に、剥離性、耐擦傷性並びに印刷
性が悪化した。No.10は線状共重合ポリエステル量
が85重量部と過多であると共に、ニトロセルロー
ス樹脂量が5重量部と少ない為に剥離性、耐擦傷
性並びに印刷性が極めて悪くなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、転写紙の製造手順を示す
断面説明図である。 1……基材フイルム、2……樹脂層、3……蒸
着層、4……接着剤層、5……基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材フイルム上に樹脂層を設けると共に該樹
    脂層上に金属蒸着層を形成し、更に接着剤を介し
    て基板と貼り合せ、次いで基材フイルムを樹脂層
    から剥離して転写紙を製造するに当たつて用いる
    前記樹脂層の樹脂組成物であつて、下記(a)〜(d)成
    分を含有するものであることを特徴とする転写紙
    製造用樹脂組成物。 (a) 軟化点が200℃以下であつて、2塩基酸残基
    (但し2塩基酸としてテレフタル酸を40モル%
    以上又はテレフタル酸とイソフタル酸の混合酸
    が40モル%以上含まれる)とグリコール残基か
    らなる線状共重合ポリエステル:30〜80重量部 (b) ニトロセルロース樹脂:20〜70重量部 (c) イソシアネート化合物:1〜20重量部 (d) 塩素化ポリオレフイン:0.3〜5重量部
JP58221727A 1983-11-24 1983-11-24 転写紙製造用樹脂組成物 Granted JPS60112441A (ja)

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