JPH0335037B2 - - Google Patents
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- JPH0335037B2 JPH0335037B2 JP61187165A JP18716586A JPH0335037B2 JP H0335037 B2 JPH0335037 B2 JP H0335037B2 JP 61187165 A JP61187165 A JP 61187165A JP 18716586 A JP18716586 A JP 18716586A JP H0335037 B2 JPH0335037 B2 JP H0335037B2
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- Japan
- Prior art keywords
- press
- plate
- sheet
- area
- auxiliary
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- Expired - Lifetime
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- Press Drives And Press Lines (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
(技術分野)
本発明はステツプ式連続プレス装置に係り、詳
しくは所定のシート状の積層材料が重ね合わされ
たシート状被加工物を、その移送方向に直列に位
置した複数の領域において互いに異なるプレス条
件で同時にプレス操作せしめて、それら積層材料
を積層接着するようにしたステツプ式連続プレス
装置に関するものである。 (従来技術) シート状の積層材料が重ね合わされて成るシー
ト状被加工物に対して所定のプレス操作を施し、
それらシート状被加工物を構成するシート状積層
材料を一体的に接着することによつて製造される
シート状プレス成形品の一種に、テープ状のシー
ト状積層材料が連続的に供給されることによつて
シート状被加工物が連続的に形成される一方、そ
の連続的に形成されたシート状被加工物に対して
所定のプレス操作が連続的に施されることによつ
て連続的に製造されるものがある。 例えば、プリント配線が施されたフレキシブル
なベースフイルムに対して、そのプリント配線面
にカバーフイルムが接着せしめられることによつ
て製造されるフレキシブルプリント配線板では、
通常、テープ状を成すベースフイルムとカバーフ
イルムとが連続的に重ね合わされることによつて
テープ状のシート状被加工物が連続的に形成せし
められる一方、その連続的に形成されたテープ状
のシート状被加工物に対して所定のプレス操作が
連続的に施されるようになつており、これによつ
てそれらベースフイルムとカバーフイルムとが一
体的に接着されて成るフレキシブルプリント配線
板が連続的に製造せしめられるようになつてい
る。 ところで、かかるフレキシブルプリント配線板
のように、シート状被加工物の形成並びにそれに
対するプレス操作が連続的に行なわれるシート状
プレス成形品の製造に際しては、従来、そのプレ
ス操作をローラによつて行なうローラプレス手法
が採用されている。 (問題点) しかし、このようなローラプレス手法では、シ
ート状被加工物に対するプレス力が小さく、充分
なプレス力が得られないといつた問題があり、ま
たプレス面積が小さいことから、プレス時間や接
着剤の硬化時間、あるいは接着後の冷却時間等を
充分に確保できないといつた不具合があつた。さ
らに、ローラによる加圧プレス時において、シー
ト状被加工物を構成する各シート状積層材料にズ
レや皺が生じ易く、プレス成形品に傷、気泡等の
欠陥や接着不良が生じ易いといつた問題があつ
た。 このような欠点を解消するためには、平板状の
プレス板を備えた通常のプレス装置を採用し、シ
ート状被加工物を間欠的に移送させるように為す
と共に、その間欠的に移送されるシート状被加工
物に対してかかる平板状のプレス板によつてプレ
ス操作をステツプ式に連続して行なうようにすれ
ばよいのであるが、このようなシート状プレス成
形品の製造に際しては、通常、主プレス操作の前
後において、予備加圧や予備加熱、あるいは事後
加圧や事後冷却等の種々の補助的なプレス操作を
連続的に行なう必要があるところから、通常のプ
レス装置を単独で用いるだけでは、シート状プレ
ス成形品の製造効率が著しく低下することとな
り、望ましくないのである。 また、これに対し、間欠的に移動せしめられる
シート状被加工物に対してその移送方向に直列的
に複数のプレス装置を配設し、シート状被加工物
の移送方向に直列に位置する複数の領域に対し
て、それぞれ所定のプレス操作を同時に行なうよ
うにすることが考えられる。しかし、このような
場合には、シート状プレス成形品を良好な製造効
率をもつて製造することが可能にはなるものの、
それら複数のプレス装置を同時に作動させること
が難しいといつた問題があるのであり、またそれ
ら複数のプレス装置のプレス面を一致させること
が極めて難しいことから、プレス操作時におい
て、シート状被加工物が各プレス装置の境界部に
おいて切断されたり、あるいは段差を生じたりす
るといつた重大な支障を来す恐れがあるのであ
る。そしてそれ故、従来では、かかる通常のプレ
ス装置を用いるプレス手法が採用し難かつたので
あり、前述の如き種々の問題を内在したローラプ
レス手法が専ら採用されていたのである。 (解決手段) 本発明は、このような事情を背景として、所定
のシート状被加工物を、その移送方向に直列に位
置した複数の領域において互いに異なるプレス条
件で同時にプレス操作し得るようにしたプレス装
置であつて、シート状被加工物をその領域に対応
した送り量をもつて間欠的に移送しつつプレス操
作せしめることにより、そのシート状被加工物の
複数の領域を互いに異なるプレス条件をもつて連
続的にプレス操作し得るようにした、シート状被
加工物の切断や段差の発生の恐れのないステツプ
式連続プレス装置を提供するために為されたもの
である。 そして、その要旨とするところは、(a)前記シー
ト状被加工物の複数の領域に対応した複数のプレ
ス領域を備えた固定盤と、(b)該固定盤と同様の複
数のプレス領域を備え、該固定盤と上下方向で対
向するように配設された可動盤と、(c)前記固定盤
に立設されたコラムに対してシリンダ本体が取り
付けられる一方、ラムが前記可動盤に連結される
ことにより、該可動盤を該固定盤に対して接近、
離間せしめる主シリンダと、(d)前記複数のプレス
領域のうち、前記シート状被加工物に対して主プ
レス操作を施す主プレス領域において対向位置す
る前記固定盤および前記可動盤の対向面上に、そ
れぞれ固定的に取り付けられた、対向面間に前記
主シリンダによるプレス力が及ぼされる一対の主
プレス板と、(e)前記複数のプレス領域のうち、前
記主プレス領域以外の補助プレス領域において対
向位置する前記固定盤および前記可動盤の何れか
一方の対向面上に前記主プレス板と面一となるよ
うに固定的に取り付けられた第一のプレス板と、
該固定盤および可動盤の何れか他方の対向面上
に、それら固定盤と可動盤との対向方向に変位可
能に配設された第二のプレス板とから成る補助プ
レス板と、(f)前記補助プレス領域において、前記
補助プレス板を構成する第二のプレス板と、該第
二のプレス板が対向面上に配設された前記固定盤
または可動盤との間に介在され、該第二のプレス
板を、前記第一のプレス板との対向面間距離が前
記一対の主プレス板の対向面間距離よりも大きく
なり得る状態で、該固定盤または可動盤に対して
所定の範囲内で変位可能に支持する浮上盤と、(g)
該浮上盤と、前記補助プレス板を構成する第一の
プレス板が取り付けられた前記可動盤または固定
盤との間に配設されて、それらを接近、離間せし
めると共に、前記補助プレス領域において前記第
一のプレス板と前記第二のプレス板との間に所望
のプレス力を与える補助シリンダとを、含むよう
に構成したことにある。 なお、ここにおいて、前記プレス板には、必要
に応じて加熱機能や冷却機能が付与されることと
なり、それら加熱機能や冷却機能に基づいて各プ
レス領域の温度条件が設定せしめられることとな
る。 (作用・効果) かかるステツプ式連続プレス装置によれば、シ
ート状被加工物が平板状の主プレス板および補助
プレス板間でプレス操作せしめられるため、ロー
ラプレス手法の採用時に生ずる、シート状被加工
物に対するプレス力が不足したり、プレス時間や
接着剤の硬化時間、あるいは接着後の冷却時間が
不足したりするといつた問題を、良好に解消でき
るのである。しかも、シート状被加工物のプレス
操作時において、そのシート状被加工物を構成す
る各シート状積層材料にズレや皺が生じることを
良好に回避できるのであり、従つてそのプレス成
形品に対して傷、気泡等の欠陥や接着不良が生じ
ることを著しく低減できるのである。 また、本発明に従うステツプ式連続プレス装置
では、各プレス領域に対して共通の固定盤および
可動盤が用いられることから、前記通常のプレス
装置を単に並設する場合に比べて、複数のプレス
操作を同時に行なうことが極めて簡単に実現でき
るのであり、しかも固定盤または可動盤側の一方
においては、そこに配設された主プレス板および
補助プレス板のプレス面が予め一致する状態で配
設されることから、プレス操作時においてシート
状被加工物がプレス領域の境界部において切断さ
れたり、段差を生じたりするといつた不具合がな
いのである。そしてそれ故、連続的に形成される
テープ状のシート状被加工物を、重大な支障を招
くことなく、効率的にプレス成形できるのであ
る。 さらに、本発明に従うステツプ式連続プレス装
置では、固定盤または可動盤の主プレス領域を除
く補助プレス領域において、上記プレス面が一致
せしめられる側とは反対側に配設された第二のプ
レス板の背面に浮上盤が配設され、該第二のプレ
ス板がその背面に設けられた浮上盤の移動に伴つ
て、主プレス領域の主プレス板に対して所定の範
囲内で昇降し得るようになつていると共に、それ
ら浮上盤とそれに対向する前記可動盤または前記
固定盤との間に、それらを接近、離間せしめる補
助シリンダが介在され、かかる補助プレス領域に
おけるプレス力が該補助シリンダによつて付与せ
しめられるようになつていることから、該補助プ
レス領域において所望のプレス力を、主プレス領
域或いは複数の補助プレス領域が存在する場合に
おける他の補助プレス領域とは独立して加えるこ
とができるといつた利点があるのであり、従つて
各プレス領域において被加工物を高い精度でプレ
ス成形できるといつた利点があるのである。 因みに、上記固定盤または可動盤の補助領域に
対してかかる浮上盤を介在させることなく補助プ
レス板を配設した場合には、各プレス領域におけ
るプレス力が固定盤および可動盤を介して相互に
干渉することとなつて、それらプレス領域におけ
るプレス力が不正確となるばかりでなく、各プレ
ス領域におけるプレス力の差に基づいて固定盤お
よび/または可動盤が湾曲変形せしめられる恐れ
があるのであり、従つてその構成は採用し難いの
である。 なお、本発明に係るステツプ式連続プレス装置
は、前記フレキシブルプリント配線板のように、
テープ状のシート状被加工物が連続的に供給され
る形式のシート状プレス成形品の製造に際して特
に好適に用いることができるものであるが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、シート状被
加工物が所定の領域毎に予め分断された形状で積
層接着形成される形式のシート状プレス成形品の
製造に際しても、用いることが可能である。この
ような形式のシート状プレス成形品の製造に用い
た場合にあつても、前記通常のプレス装置を単独
で用いる場合や並設して用いる場合に比べて、良
品質の製品を簡単に且つ効率良く生産できるとい
つた利点があるのである。 (実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにする
ために、その一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。 なお、ここでは、主プレス操作の前後において
各1段の補助プレス操作(予備プレス操作および
事後プレス操作)を同時に行なうことが可能なプ
レス装置につき、テープ状に連続して供給される
シート状被加工物をステツプ式に連続してプレス
成形する例について説明することとする。 先ず、第1図乃至第3図において、10は、位
置固定の固定盤であつて、平面形態が長手矩形状
を成しており、その幅方向の中央部に位置して、
所定幅のプレス領域がその長手方向の全長にわた
つて形成されている。そして、本実施例では、そ
のプレス領域が長手方向に3等分された各領域
が、第1図中左側から、それぞれ予備プレス領
域、主プレス領域および事後プレス領域とされて
おり、同図に示されているように、テープ状に連
続して供給される所定のシート状の積層材料が重
ね合わされたシート状被加工物13がかかる固定
盤10のプレス領域上を予備プレス領域側から事
後プレス領域側に向かつて供給、移送せしめられ
るようになつている。なお、かかるシート状被加
工物13は、通常、プレス装置の前段階において
連続的に重ね合わされて形成されつつ供給される
こととなる。 固定盤10には、その長手方向中央部の主プレ
ス領域を幅方向において挟むように、二対のコラ
ム14が立設されており、これらコラム14によ
つて上下方向に案内される状態で可動盤16が配
設されている。この可動盤16は、前記固定盤1
0のプレス領域に対応した長手矩形状を成してお
り、その下面が固定盤10のプレス領域に対面す
るプレス領域とされている。そして、そのプレス
領域が長手方向において3等分された各領域が、
それぞれ前記固定盤10の各対応する領域と対向
する予備プレス領域、主プレス領域および事後プ
レス領域とされている。なお、かかる可動盤16
は、そ側方に突出形成されたブラケツト18にお
いて、各コラム14に摺動可能に嵌合せしめられ
ている。 また、各コラム14の上端部には作動力の大き
な単動式の主シリンダ20が取り付けられてお
り、この主シリンダ20のラム22が可動盤16
の中央部上面、すなわち主プレス領域の中央部上
面に取り付けられている。 一方、主プレス領域には、前記固定盤10およ
び可動盤16における対向面上において、それぞ
れ、加熱機能を備えた主プレス板としての熱板2
6が、断熱板24を介して固定的に配設されてい
る。また、前記予備プレス領域および事後プレス
領域には、可動盤16の対向面上において、加熱
機能または冷却機能を備えた第一のプレス板とし
ての熱板26または冷却板28が、それぞれ断熱
板24を介して固定的に配設されていると共に、
固定盤10の対向面上において、加熱機能または
冷却機能を備えた第二のプレス板としての熱板2
6または冷却板28が、それぞれ断熱板24を介
して、第一のプレス板との対向方向に移動可能に
配設されている。即ち、本実施例においては、こ
れら予備プレス領域に配設された一対の熱板2
6,26および事後プレス領域に配設された一対
の冷却板28,28によつて、それぞれ、補助プ
レス板が構成されているのである。 ここにおいて、可動盤16側に配設された2枚
の熱板26および1枚の冷却板28は、可動盤1
6に対して、それぞれ下面のプレス面が面一とな
る状態で固定的に配設されている。 さらに、固定盤10側では、主プレス領域に対
して熱板26が直接配設され、位置固定に保持さ
れているが、予備プレス領域および事後プレス領
域の各補助プレス領域においては、熱板26およ
び冷却板28がそれぞれ所定厚さの浮上盤30の
上面に配設されており、該浮上盤30の固定盤1
0に対する昇降移動により、それぞれ上下方向に
所定距離移動し得るようにされている。 なお、第1図および第2図に示されているよう
に、固定盤10の各補助プレス領域は、主プレス
領域に比べてその上面高さが所定寸法低くされて
おり、この主プレス領域よりも上面高さが低くさ
れた各補助プレス領域に対して、上記浮上盤30
が上下方向に移動可能に配設されている。そし
て、第1図に明示されている如く、その浮上盤3
0の厚さがそれら主プレス領域と補助プレス領域
との段差寸法よりも僅かに小さく設定されている
のであり、それによつて主プレス領域におけるプ
レス面間距離:l1よりも、各補助プレス領域にお
けるプレス面間距離:l2,l3の方が、僅かに大き
くなるように設定されている。 そして、第1図および第2図に示されているよ
うに、本実施例では、これら浮上盤30の幅方向
側面の長手方向略中央部に位置して、それぞれ側
方に突出するブラケツト32が設けられ、これら
ブラケツト32に対してそれぞれ複動式の補助シ
リンダ34が、ボルト39によつて固定的に取り
付けられている。また、これら補助シリンダ34
のピストンロツド36が、それぞれその先端部に
おいて、可動盤16の側方に突出形成されたブラ
ケツト38に連結されている。これら、補助シリ
ンダ34によつて浮上盤30と可動盤16とが接
近、離間せしめられるようになつているのであ
り、ひいては予備プレス領域および事後プレス領
域において固定盤10側に配された熱板26また
は冷却板28が、それぞれ、可動盤16側の各対
応する位置に配設固定された熱板26または冷却
板28に対して、主プレス領域に配された熱板2
6,26間の対向面間距離に関わらず、それぞれ
独立して接近、離間せしめられるようになつてい
るのである。 次に、かかる実施例装置の作動を説明する。 先ず、第1図乃至第3図に示す状態、すなわち
各補助シリンダ34によるピストンロツド36の
突出作動によつて可動盤16をその上昇位置に保
持させた状態からプレス操作を行なうには、シー
ト状被加工物13の移送作動を停止させた状態
で、各補助シリンダ34の突出油圧を解消し、可
動盤16をその自重によつて降下させる。 そして、その可動盤16の下降作動の完了後、
主シリンダ20を作動させ、可動盤16を固定盤
10に対して所定の主プレス力をもつて押圧せし
める一方、各補助シリンダ34にそれぞれのプレ
ス条件に応じた浮上油圧(引込油圧)を作用さ
せ、浮上盤30を固定盤10からそれぞれ浮上さ
せて、該浮上盤30と可動盤16との間でシート
状被加工物13の各対応する領域をそれぞれ所望
のプレス力で加圧せしめる。また、これと同時
に、各熱板26および冷却板28の温度を各プレ
ス領域のプレス条件に応じて設定し、各対向する
熱板26および冷却板28間において、それらの
間に位置するシート状被加工物13の対応する領
域を加熱・冷却せしめる。これにより、予備プレ
ス領域、主プレス領域および事後プレス領域の各
プレス領域において、シート状被加工物13の各
対応する領域に対して、それぞれ所望の予備プレ
ス操作、主プレス操作および事後プレス操作が施
されることとなる。 すなわち、このようなプレス操作時において
は、主プレス領域の熱板26,26間に対して主
シリンダ20によるプレス力が直接に及ぼされ
て、シート状被加工物13に対する主プレス操作
が実施されることとなる一方、第4図に示されて
いるように、予備プレス領域および事後プレス領
域では、それぞれ、浮上盤30が、補助シリンダ
34によつて固定盤10側から所定寸法:δ1,
δ2だけ、可動盤16側に離隔移動せしめること
となるのであり、それによつて、これら予備プレ
ス領域および事後プレス領域における熱板26,
26および冷却板28,28巻に対して、それぞ
れ補助シリンダ34によるプレス力が直接に及ぼ
されて、それぞれ、シート状被加工物13に対す
る補助プレス操作が、前記主プレス領域とは異な
るプレス条件下において実施されることとなるの
である。なお、フレキシブルプリント配線板を積
層接着形成するに際して、一般的に設定される、
予備プレス領域、主プレス領域および事後プレス
領域における、各プレス条件の関係を、参考例と
して、下記第1表に示しておくこととする。
しくは所定のシート状の積層材料が重ね合わされ
たシート状被加工物を、その移送方向に直列に位
置した複数の領域において互いに異なるプレス条
件で同時にプレス操作せしめて、それら積層材料
を積層接着するようにしたステツプ式連続プレス
装置に関するものである。 (従来技術) シート状の積層材料が重ね合わされて成るシー
ト状被加工物に対して所定のプレス操作を施し、
それらシート状被加工物を構成するシート状積層
材料を一体的に接着することによつて製造される
シート状プレス成形品の一種に、テープ状のシー
ト状積層材料が連続的に供給されることによつて
シート状被加工物が連続的に形成される一方、そ
の連続的に形成されたシート状被加工物に対して
所定のプレス操作が連続的に施されることによつ
て連続的に製造されるものがある。 例えば、プリント配線が施されたフレキシブル
なベースフイルムに対して、そのプリント配線面
にカバーフイルムが接着せしめられることによつ
て製造されるフレキシブルプリント配線板では、
通常、テープ状を成すベースフイルムとカバーフ
イルムとが連続的に重ね合わされることによつて
テープ状のシート状被加工物が連続的に形成せし
められる一方、その連続的に形成されたテープ状
のシート状被加工物に対して所定のプレス操作が
連続的に施されるようになつており、これによつ
てそれらベースフイルムとカバーフイルムとが一
体的に接着されて成るフレキシブルプリント配線
板が連続的に製造せしめられるようになつてい
る。 ところで、かかるフレキシブルプリント配線板
のように、シート状被加工物の形成並びにそれに
対するプレス操作が連続的に行なわれるシート状
プレス成形品の製造に際しては、従来、そのプレ
ス操作をローラによつて行なうローラプレス手法
が採用されている。 (問題点) しかし、このようなローラプレス手法では、シ
ート状被加工物に対するプレス力が小さく、充分
なプレス力が得られないといつた問題があり、ま
たプレス面積が小さいことから、プレス時間や接
着剤の硬化時間、あるいは接着後の冷却時間等を
充分に確保できないといつた不具合があつた。さ
らに、ローラによる加圧プレス時において、シー
ト状被加工物を構成する各シート状積層材料にズ
レや皺が生じ易く、プレス成形品に傷、気泡等の
欠陥や接着不良が生じ易いといつた問題があつ
た。 このような欠点を解消するためには、平板状の
プレス板を備えた通常のプレス装置を採用し、シ
ート状被加工物を間欠的に移送させるように為す
と共に、その間欠的に移送されるシート状被加工
物に対してかかる平板状のプレス板によつてプレ
ス操作をステツプ式に連続して行なうようにすれ
ばよいのであるが、このようなシート状プレス成
形品の製造に際しては、通常、主プレス操作の前
後において、予備加圧や予備加熱、あるいは事後
加圧や事後冷却等の種々の補助的なプレス操作を
連続的に行なう必要があるところから、通常のプ
レス装置を単独で用いるだけでは、シート状プレ
ス成形品の製造効率が著しく低下することとな
り、望ましくないのである。 また、これに対し、間欠的に移動せしめられる
シート状被加工物に対してその移送方向に直列的
に複数のプレス装置を配設し、シート状被加工物
の移送方向に直列に位置する複数の領域に対し
て、それぞれ所定のプレス操作を同時に行なうよ
うにすることが考えられる。しかし、このような
場合には、シート状プレス成形品を良好な製造効
率をもつて製造することが可能にはなるものの、
それら複数のプレス装置を同時に作動させること
が難しいといつた問題があるのであり、またそれ
ら複数のプレス装置のプレス面を一致させること
が極めて難しいことから、プレス操作時におい
て、シート状被加工物が各プレス装置の境界部に
おいて切断されたり、あるいは段差を生じたりす
るといつた重大な支障を来す恐れがあるのであ
る。そしてそれ故、従来では、かかる通常のプレ
ス装置を用いるプレス手法が採用し難かつたので
あり、前述の如き種々の問題を内在したローラプ
レス手法が専ら採用されていたのである。 (解決手段) 本発明は、このような事情を背景として、所定
のシート状被加工物を、その移送方向に直列に位
置した複数の領域において互いに異なるプレス条
件で同時にプレス操作し得るようにしたプレス装
置であつて、シート状被加工物をその領域に対応
した送り量をもつて間欠的に移送しつつプレス操
作せしめることにより、そのシート状被加工物の
複数の領域を互いに異なるプレス条件をもつて連
続的にプレス操作し得るようにした、シート状被
加工物の切断や段差の発生の恐れのないステツプ
式連続プレス装置を提供するために為されたもの
である。 そして、その要旨とするところは、(a)前記シー
ト状被加工物の複数の領域に対応した複数のプレ
ス領域を備えた固定盤と、(b)該固定盤と同様の複
数のプレス領域を備え、該固定盤と上下方向で対
向するように配設された可動盤と、(c)前記固定盤
に立設されたコラムに対してシリンダ本体が取り
付けられる一方、ラムが前記可動盤に連結される
ことにより、該可動盤を該固定盤に対して接近、
離間せしめる主シリンダと、(d)前記複数のプレス
領域のうち、前記シート状被加工物に対して主プ
レス操作を施す主プレス領域において対向位置す
る前記固定盤および前記可動盤の対向面上に、そ
れぞれ固定的に取り付けられた、対向面間に前記
主シリンダによるプレス力が及ぼされる一対の主
プレス板と、(e)前記複数のプレス領域のうち、前
記主プレス領域以外の補助プレス領域において対
向位置する前記固定盤および前記可動盤の何れか
一方の対向面上に前記主プレス板と面一となるよ
うに固定的に取り付けられた第一のプレス板と、
該固定盤および可動盤の何れか他方の対向面上
に、それら固定盤と可動盤との対向方向に変位可
能に配設された第二のプレス板とから成る補助プ
レス板と、(f)前記補助プレス領域において、前記
補助プレス板を構成する第二のプレス板と、該第
二のプレス板が対向面上に配設された前記固定盤
または可動盤との間に介在され、該第二のプレス
板を、前記第一のプレス板との対向面間距離が前
記一対の主プレス板の対向面間距離よりも大きく
なり得る状態で、該固定盤または可動盤に対して
所定の範囲内で変位可能に支持する浮上盤と、(g)
該浮上盤と、前記補助プレス板を構成する第一の
プレス板が取り付けられた前記可動盤または固定
盤との間に配設されて、それらを接近、離間せし
めると共に、前記補助プレス領域において前記第
一のプレス板と前記第二のプレス板との間に所望
のプレス力を与える補助シリンダとを、含むよう
に構成したことにある。 なお、ここにおいて、前記プレス板には、必要
に応じて加熱機能や冷却機能が付与されることと
なり、それら加熱機能や冷却機能に基づいて各プ
レス領域の温度条件が設定せしめられることとな
る。 (作用・効果) かかるステツプ式連続プレス装置によれば、シ
ート状被加工物が平板状の主プレス板および補助
プレス板間でプレス操作せしめられるため、ロー
ラプレス手法の採用時に生ずる、シート状被加工
物に対するプレス力が不足したり、プレス時間や
接着剤の硬化時間、あるいは接着後の冷却時間が
不足したりするといつた問題を、良好に解消でき
るのである。しかも、シート状被加工物のプレス
操作時において、そのシート状被加工物を構成す
る各シート状積層材料にズレや皺が生じることを
良好に回避できるのであり、従つてそのプレス成
形品に対して傷、気泡等の欠陥や接着不良が生じ
ることを著しく低減できるのである。 また、本発明に従うステツプ式連続プレス装置
では、各プレス領域に対して共通の固定盤および
可動盤が用いられることから、前記通常のプレス
装置を単に並設する場合に比べて、複数のプレス
操作を同時に行なうことが極めて簡単に実現でき
るのであり、しかも固定盤または可動盤側の一方
においては、そこに配設された主プレス板および
補助プレス板のプレス面が予め一致する状態で配
設されることから、プレス操作時においてシート
状被加工物がプレス領域の境界部において切断さ
れたり、段差を生じたりするといつた不具合がな
いのである。そしてそれ故、連続的に形成される
テープ状のシート状被加工物を、重大な支障を招
くことなく、効率的にプレス成形できるのであ
る。 さらに、本発明に従うステツプ式連続プレス装
置では、固定盤または可動盤の主プレス領域を除
く補助プレス領域において、上記プレス面が一致
せしめられる側とは反対側に配設された第二のプ
レス板の背面に浮上盤が配設され、該第二のプレ
ス板がその背面に設けられた浮上盤の移動に伴つ
て、主プレス領域の主プレス板に対して所定の範
囲内で昇降し得るようになつていると共に、それ
ら浮上盤とそれに対向する前記可動盤または前記
固定盤との間に、それらを接近、離間せしめる補
助シリンダが介在され、かかる補助プレス領域に
おけるプレス力が該補助シリンダによつて付与せ
しめられるようになつていることから、該補助プ
レス領域において所望のプレス力を、主プレス領
域或いは複数の補助プレス領域が存在する場合に
おける他の補助プレス領域とは独立して加えるこ
とができるといつた利点があるのであり、従つて
各プレス領域において被加工物を高い精度でプレ
ス成形できるといつた利点があるのである。 因みに、上記固定盤または可動盤の補助領域に
対してかかる浮上盤を介在させることなく補助プ
レス板を配設した場合には、各プレス領域におけ
るプレス力が固定盤および可動盤を介して相互に
干渉することとなつて、それらプレス領域におけ
るプレス力が不正確となるばかりでなく、各プレ
ス領域におけるプレス力の差に基づいて固定盤お
よび/または可動盤が湾曲変形せしめられる恐れ
があるのであり、従つてその構成は採用し難いの
である。 なお、本発明に係るステツプ式連続プレス装置
は、前記フレキシブルプリント配線板のように、
テープ状のシート状被加工物が連続的に供給され
る形式のシート状プレス成形品の製造に際して特
に好適に用いることができるものであるが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、シート状被
加工物が所定の領域毎に予め分断された形状で積
層接着形成される形式のシート状プレス成形品の
製造に際しても、用いることが可能である。この
ような形式のシート状プレス成形品の製造に用い
た場合にあつても、前記通常のプレス装置を単独
で用いる場合や並設して用いる場合に比べて、良
品質の製品を簡単に且つ効率良く生産できるとい
つた利点があるのである。 (実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにする
ために、その一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。 なお、ここでは、主プレス操作の前後において
各1段の補助プレス操作(予備プレス操作および
事後プレス操作)を同時に行なうことが可能なプ
レス装置につき、テープ状に連続して供給される
シート状被加工物をステツプ式に連続してプレス
成形する例について説明することとする。 先ず、第1図乃至第3図において、10は、位
置固定の固定盤であつて、平面形態が長手矩形状
を成しており、その幅方向の中央部に位置して、
所定幅のプレス領域がその長手方向の全長にわた
つて形成されている。そして、本実施例では、そ
のプレス領域が長手方向に3等分された各領域
が、第1図中左側から、それぞれ予備プレス領
域、主プレス領域および事後プレス領域とされて
おり、同図に示されているように、テープ状に連
続して供給される所定のシート状の積層材料が重
ね合わされたシート状被加工物13がかかる固定
盤10のプレス領域上を予備プレス領域側から事
後プレス領域側に向かつて供給、移送せしめられ
るようになつている。なお、かかるシート状被加
工物13は、通常、プレス装置の前段階において
連続的に重ね合わされて形成されつつ供給される
こととなる。 固定盤10には、その長手方向中央部の主プレ
ス領域を幅方向において挟むように、二対のコラ
ム14が立設されており、これらコラム14によ
つて上下方向に案内される状態で可動盤16が配
設されている。この可動盤16は、前記固定盤1
0のプレス領域に対応した長手矩形状を成してお
り、その下面が固定盤10のプレス領域に対面す
るプレス領域とされている。そして、そのプレス
領域が長手方向において3等分された各領域が、
それぞれ前記固定盤10の各対応する領域と対向
する予備プレス領域、主プレス領域および事後プ
レス領域とされている。なお、かかる可動盤16
は、そ側方に突出形成されたブラケツト18にお
いて、各コラム14に摺動可能に嵌合せしめられ
ている。 また、各コラム14の上端部には作動力の大き
な単動式の主シリンダ20が取り付けられてお
り、この主シリンダ20のラム22が可動盤16
の中央部上面、すなわち主プレス領域の中央部上
面に取り付けられている。 一方、主プレス領域には、前記固定盤10およ
び可動盤16における対向面上において、それぞ
れ、加熱機能を備えた主プレス板としての熱板2
6が、断熱板24を介して固定的に配設されてい
る。また、前記予備プレス領域および事後プレス
領域には、可動盤16の対向面上において、加熱
機能または冷却機能を備えた第一のプレス板とし
ての熱板26または冷却板28が、それぞれ断熱
板24を介して固定的に配設されていると共に、
固定盤10の対向面上において、加熱機能または
冷却機能を備えた第二のプレス板としての熱板2
6または冷却板28が、それぞれ断熱板24を介
して、第一のプレス板との対向方向に移動可能に
配設されている。即ち、本実施例においては、こ
れら予備プレス領域に配設された一対の熱板2
6,26および事後プレス領域に配設された一対
の冷却板28,28によつて、それぞれ、補助プ
レス板が構成されているのである。 ここにおいて、可動盤16側に配設された2枚
の熱板26および1枚の冷却板28は、可動盤1
6に対して、それぞれ下面のプレス面が面一とな
る状態で固定的に配設されている。 さらに、固定盤10側では、主プレス領域に対
して熱板26が直接配設され、位置固定に保持さ
れているが、予備プレス領域および事後プレス領
域の各補助プレス領域においては、熱板26およ
び冷却板28がそれぞれ所定厚さの浮上盤30の
上面に配設されており、該浮上盤30の固定盤1
0に対する昇降移動により、それぞれ上下方向に
所定距離移動し得るようにされている。 なお、第1図および第2図に示されているよう
に、固定盤10の各補助プレス領域は、主プレス
領域に比べてその上面高さが所定寸法低くされて
おり、この主プレス領域よりも上面高さが低くさ
れた各補助プレス領域に対して、上記浮上盤30
が上下方向に移動可能に配設されている。そし
て、第1図に明示されている如く、その浮上盤3
0の厚さがそれら主プレス領域と補助プレス領域
との段差寸法よりも僅かに小さく設定されている
のであり、それによつて主プレス領域におけるプ
レス面間距離:l1よりも、各補助プレス領域にお
けるプレス面間距離:l2,l3の方が、僅かに大き
くなるように設定されている。 そして、第1図および第2図に示されているよ
うに、本実施例では、これら浮上盤30の幅方向
側面の長手方向略中央部に位置して、それぞれ側
方に突出するブラケツト32が設けられ、これら
ブラケツト32に対してそれぞれ複動式の補助シ
リンダ34が、ボルト39によつて固定的に取り
付けられている。また、これら補助シリンダ34
のピストンロツド36が、それぞれその先端部に
おいて、可動盤16の側方に突出形成されたブラ
ケツト38に連結されている。これら、補助シリ
ンダ34によつて浮上盤30と可動盤16とが接
近、離間せしめられるようになつているのであ
り、ひいては予備プレス領域および事後プレス領
域において固定盤10側に配された熱板26また
は冷却板28が、それぞれ、可動盤16側の各対
応する位置に配設固定された熱板26または冷却
板28に対して、主プレス領域に配された熱板2
6,26間の対向面間距離に関わらず、それぞれ
独立して接近、離間せしめられるようになつてい
るのである。 次に、かかる実施例装置の作動を説明する。 先ず、第1図乃至第3図に示す状態、すなわち
各補助シリンダ34によるピストンロツド36の
突出作動によつて可動盤16をその上昇位置に保
持させた状態からプレス操作を行なうには、シー
ト状被加工物13の移送作動を停止させた状態
で、各補助シリンダ34の突出油圧を解消し、可
動盤16をその自重によつて降下させる。 そして、その可動盤16の下降作動の完了後、
主シリンダ20を作動させ、可動盤16を固定盤
10に対して所定の主プレス力をもつて押圧せし
める一方、各補助シリンダ34にそれぞれのプレ
ス条件に応じた浮上油圧(引込油圧)を作用さ
せ、浮上盤30を固定盤10からそれぞれ浮上さ
せて、該浮上盤30と可動盤16との間でシート
状被加工物13の各対応する領域をそれぞれ所望
のプレス力で加圧せしめる。また、これと同時
に、各熱板26および冷却板28の温度を各プレ
ス領域のプレス条件に応じて設定し、各対向する
熱板26および冷却板28間において、それらの
間に位置するシート状被加工物13の対応する領
域を加熱・冷却せしめる。これにより、予備プレ
ス領域、主プレス領域および事後プレス領域の各
プレス領域において、シート状被加工物13の各
対応する領域に対して、それぞれ所望の予備プレ
ス操作、主プレス操作および事後プレス操作が施
されることとなる。 すなわち、このようなプレス操作時において
は、主プレス領域の熱板26,26間に対して主
シリンダ20によるプレス力が直接に及ぼされ
て、シート状被加工物13に対する主プレス操作
が実施されることとなる一方、第4図に示されて
いるように、予備プレス領域および事後プレス領
域では、それぞれ、浮上盤30が、補助シリンダ
34によつて固定盤10側から所定寸法:δ1,
δ2だけ、可動盤16側に離隔移動せしめること
となるのであり、それによつて、これら予備プレ
ス領域および事後プレス領域における熱板26,
26および冷却板28,28巻に対して、それぞ
れ補助シリンダ34によるプレス力が直接に及ぼ
されて、それぞれ、シート状被加工物13に対す
る補助プレス操作が、前記主プレス領域とは異な
るプレス条件下において実施されることとなるの
である。なお、フレキシブルプリント配線板を積
層接着形成するに際して、一般的に設定される、
予備プレス領域、主プレス領域および事後プレス
領域における、各プレス条件の関係を、参考例と
して、下記第1表に示しておくこととする。
【表】
また、上記予備プレス領域および事後プレス領
域における、浮上盤30の固定盤10からの移動
距離:δ1,δ2は、このようなプレス条件を考
慮して決定されることとなる。 次いで、かかるプレス操作が終了した後、主シ
リンダ20の作動油圧を解消すると共に、各補助
シリンダ34に突出油圧を作用させ、それら補助
シリンダ34の各ピストンロツド36を突出せし
めて、可動盤16を前記上昇位置まで上昇せしめ
る。なお、この突出操作によつて、予備プレス領
域および事後プレス領域における浮上盤30は、
それぞれ、固定盤10側に移動せしめられて、該
固定盤10に対して当接位置せしめられることと
なる(第1図参照)。 そして、この可動盤16の上昇作動の完了後、
シート状被加工物13を前記分割されたプレス領
域に対応した距離だけ第1図中右方向へ移送せし
め、この移送後において、前述と同様のプレス操
作を行なう。そして、以下、上述と同様の作動を
繰り返す。 このようにすれば、シート状被加工物13の移
送方向に直列に位置する、前記プレス領域に対応
する領域に対して、該シート状被加工物13をそ
の移送方向へ間欠的に移送しつつ、所定の予備プ
レス操作、主プレス操作および事後プレス操作を
連続して施すことができるのであり、フレキシブ
ルプリント配線板の如き、テープ状のシート状被
加工物13が連続的に形成されつつ供給されるシ
ート状プレス成形品を、ステツプ式に連続して成
形できるのである。なお、前述の説明から明らか
なように、ここでは、予備プレス領域において予
備加圧、予備加熱操作が行なわれると共に、事後
プレス領域において事後加圧、冷却操作が行なわ
れることとなる。 このように、本実施例装置によれば、テープ状
を成すシート状被加工物13の移送方向に直列に
位置する複数の領域に対し、従来のローラプレス
手法と同様、予備プレス操作、主プレス操作およ
び事後プレス操作を連続的に施すことができるの
であり、しかもそれら3種のプレス操作を1成形
サイクルで同時に行なうことができるうえ、各プ
レス領域において常に同様の温度条件でプレス操
作を行なうことができることから、通常のプレス
装置を単独で用いる場合に比べて、シート状プレ
ス成形品を効率良く製造できるのである。 また、本実施例装置では、シート状被加工物1
3の各領域を平板状のプレス板(熱板26、冷却
板28)間でプレス操作するようになつているた
め、シート状被加工物13に対して充分なプレス
力を加えることができるのであり、また充分なプ
レス時間を確保することができるのである。そし
てそれ故、ローラプレス手法の如き、シート状被
加工物13に対する加圧力が不足したり、プレス
時間や接着剤の硬化時間、あるいは接着後の冷却
時間が不足するといつた問題を、良好に解消でき
るのである。 さらに、本実施例装置によれば、そのようにシ
ート状被加工物13が平板状のプレス板間でプレ
ス操作されるようになつていることから、シート
状被加工物13を構成する各シート状積層材料に
ズレや皺等が生ずることを良好に回避できるので
あり、従つて傷、気泡等の欠陥や接着不良等の少
ない、品質の優れたプレス成形品を得ることがで
きるのである。 また、本実施例装置では、可動盤16側におい
て各プレス板(熱板26,26および冷却板2
8)のプレス面が一致せしめられていることか
ら、プレス操作時において、シート状被加工物1
3が各プレス領域の境界部において切断された
り、段差を生じたりするといつた不具合がないの
である。 更にまた、かかるプレス装置にあつては、主プ
レス領域において、主シリンダ20のプレス圧が
直接に及ぼされて、該主シリンダ20のプレス圧
によつてプレス操作が実施される一方、予備プレ
ス領域および事後ウレス領域の各補助プレス領域
においては、浮上盤30が固定盤10から浮上せ
しめられることによつて、主シリンダ20のプレ
ス圧が及ぼされることがなく、専ら補助シリンダ
34のプレス圧によつてプレス操作が実施される
ようになつていることから、各プレス領域におけ
るプレス力が相互に干渉することがなく、従つて
各プレス領域においてそれぞれ所望のプレス力を
精度良く設定できるといつた利点があるのであ
る。そしてそれ故、各プレス領域において高いプ
レス精度が得られるといつた利点があるのであ
る。 また、上述のように、各プレス領域におけるプ
レス力が互いに干渉しないことから、固定盤10
および/または可動盤16に対して、それらのプ
レス力の差に起因する湾曲変形が惹起されないと
いつた利点もあるのであり、それ故それら固定盤
10および/または可動盤16、ひいてはプレス
装置の保守管理が容易であるといつた利点もある
のである。 以上、本発明の一実施例を説明したが、これは
文字通りの例示であり、本発明がかかる具体例に
限定して解釈されるべきでないことは勿論であ
る。 例えば、前記実施例では、主プレス領域の前後
においてそれぞれ1段の予備プレス領域および事
後プレス領域が設けられていたが、それら予備プ
レス領域および事後プレス領域はその一方だけを
設けるようにすることも可能であり、またそれら
予備プレス領域および事後プレス領域を主プレス
領域の前後においてそれぞれ複数段設けるように
することも可能である。 また、前記実施例では、可動盤16側に配設さ
れたプレス板のプレス面が各プレス領域で一致せ
しめられて面一とされる一方、固定板10側に浮
上盤30が配設されていたが、固定盤10側に配
設されるプレス板のプレス面を一致させる一方、
浮上盤30を可動盤16側に配設するようにする
ことも可能である。 さらに、前記実施例では、テープ状に連続して
供給されるシート状被加工物13をプレス成形対
象とした例について述べたが、本実施例装置によ
つてプレス成形せしめられるシート状被加工物は
必ずしもテープ状に連続的に供給されるものであ
る必要はなく、各プレス領域に対応して予め分断
された形状のものであつてもよい。このような形
状のシート状被加工物をプレス成形する場合にあ
つても、通常のプレス装置を単独で用いる場合や
並設して用いる場合に比べて、良品質の製品を簡
単に且つ効率良く生産することができるのであ
る。 その他、一々列挙はしないが、本発明がその趣
旨を逸脱しない範囲内において種々なる変更、修
正、改良等を施した態様で実施できることは、言
うまでもないところである。
域における、浮上盤30の固定盤10からの移動
距離:δ1,δ2は、このようなプレス条件を考
慮して決定されることとなる。 次いで、かかるプレス操作が終了した後、主シ
リンダ20の作動油圧を解消すると共に、各補助
シリンダ34に突出油圧を作用させ、それら補助
シリンダ34の各ピストンロツド36を突出せし
めて、可動盤16を前記上昇位置まで上昇せしめ
る。なお、この突出操作によつて、予備プレス領
域および事後プレス領域における浮上盤30は、
それぞれ、固定盤10側に移動せしめられて、該
固定盤10に対して当接位置せしめられることと
なる(第1図参照)。 そして、この可動盤16の上昇作動の完了後、
シート状被加工物13を前記分割されたプレス領
域に対応した距離だけ第1図中右方向へ移送せし
め、この移送後において、前述と同様のプレス操
作を行なう。そして、以下、上述と同様の作動を
繰り返す。 このようにすれば、シート状被加工物13の移
送方向に直列に位置する、前記プレス領域に対応
する領域に対して、該シート状被加工物13をそ
の移送方向へ間欠的に移送しつつ、所定の予備プ
レス操作、主プレス操作および事後プレス操作を
連続して施すことができるのであり、フレキシブ
ルプリント配線板の如き、テープ状のシート状被
加工物13が連続的に形成されつつ供給されるシ
ート状プレス成形品を、ステツプ式に連続して成
形できるのである。なお、前述の説明から明らか
なように、ここでは、予備プレス領域において予
備加圧、予備加熱操作が行なわれると共に、事後
プレス領域において事後加圧、冷却操作が行なわ
れることとなる。 このように、本実施例装置によれば、テープ状
を成すシート状被加工物13の移送方向に直列に
位置する複数の領域に対し、従来のローラプレス
手法と同様、予備プレス操作、主プレス操作およ
び事後プレス操作を連続的に施すことができるの
であり、しかもそれら3種のプレス操作を1成形
サイクルで同時に行なうことができるうえ、各プ
レス領域において常に同様の温度条件でプレス操
作を行なうことができることから、通常のプレス
装置を単独で用いる場合に比べて、シート状プレ
ス成形品を効率良く製造できるのである。 また、本実施例装置では、シート状被加工物1
3の各領域を平板状のプレス板(熱板26、冷却
板28)間でプレス操作するようになつているた
め、シート状被加工物13に対して充分なプレス
力を加えることができるのであり、また充分なプ
レス時間を確保することができるのである。そし
てそれ故、ローラプレス手法の如き、シート状被
加工物13に対する加圧力が不足したり、プレス
時間や接着剤の硬化時間、あるいは接着後の冷却
時間が不足するといつた問題を、良好に解消でき
るのである。 さらに、本実施例装置によれば、そのようにシ
ート状被加工物13が平板状のプレス板間でプレ
ス操作されるようになつていることから、シート
状被加工物13を構成する各シート状積層材料に
ズレや皺等が生ずることを良好に回避できるので
あり、従つて傷、気泡等の欠陥や接着不良等の少
ない、品質の優れたプレス成形品を得ることがで
きるのである。 また、本実施例装置では、可動盤16側におい
て各プレス板(熱板26,26および冷却板2
8)のプレス面が一致せしめられていることか
ら、プレス操作時において、シート状被加工物1
3が各プレス領域の境界部において切断された
り、段差を生じたりするといつた不具合がないの
である。 更にまた、かかるプレス装置にあつては、主プ
レス領域において、主シリンダ20のプレス圧が
直接に及ぼされて、該主シリンダ20のプレス圧
によつてプレス操作が実施される一方、予備プレ
ス領域および事後ウレス領域の各補助プレス領域
においては、浮上盤30が固定盤10から浮上せ
しめられることによつて、主シリンダ20のプレ
ス圧が及ぼされることがなく、専ら補助シリンダ
34のプレス圧によつてプレス操作が実施される
ようになつていることから、各プレス領域におけ
るプレス力が相互に干渉することがなく、従つて
各プレス領域においてそれぞれ所望のプレス力を
精度良く設定できるといつた利点があるのであ
る。そしてそれ故、各プレス領域において高いプ
レス精度が得られるといつた利点があるのであ
る。 また、上述のように、各プレス領域におけるプ
レス力が互いに干渉しないことから、固定盤10
および/または可動盤16に対して、それらのプ
レス力の差に起因する湾曲変形が惹起されないと
いつた利点もあるのであり、それ故それら固定盤
10および/または可動盤16、ひいてはプレス
装置の保守管理が容易であるといつた利点もある
のである。 以上、本発明の一実施例を説明したが、これは
文字通りの例示であり、本発明がかかる具体例に
限定して解釈されるべきでないことは勿論であ
る。 例えば、前記実施例では、主プレス領域の前後
においてそれぞれ1段の予備プレス領域および事
後プレス領域が設けられていたが、それら予備プ
レス領域および事後プレス領域はその一方だけを
設けるようにすることも可能であり、またそれら
予備プレス領域および事後プレス領域を主プレス
領域の前後においてそれぞれ複数段設けるように
することも可能である。 また、前記実施例では、可動盤16側に配設さ
れたプレス板のプレス面が各プレス領域で一致せ
しめられて面一とされる一方、固定板10側に浮
上盤30が配設されていたが、固定盤10側に配
設されるプレス板のプレス面を一致させる一方、
浮上盤30を可動盤16側に配設するようにする
ことも可能である。 さらに、前記実施例では、テープ状に連続して
供給されるシート状被加工物13をプレス成形対
象とした例について述べたが、本実施例装置によ
つてプレス成形せしめられるシート状被加工物は
必ずしもテープ状に連続的に供給されるものであ
る必要はなく、各プレス領域に対応して予め分断
された形状のものであつてもよい。このような形
状のシート状被加工物をプレス成形する場合にあ
つても、通常のプレス装置を単独で用いる場合や
並設して用いる場合に比べて、良品質の製品を簡
単に且つ効率良く生産することができるのであ
る。 その他、一々列挙はしないが、本発明がその趣
旨を逸脱しない範囲内において種々なる変更、修
正、改良等を施した態様で実施できることは、言
うまでもないところである。
第1図は本発明の一実施例を示す正面図であ
り、第2図および第3図は、それぞれその−
断面図および−断面図である。また、第4図
は、第1図に示されている実施例の別の作動状態
と示す正面図である。 10:固定盤、13:シート状被加工物、1
6:可動盤、20:主シリンダ、24:断熱板、
26:熱板、28:冷却板、30:浮上盤、3
4:補助シリンダ、36:ピストンロツド。
り、第2図および第3図は、それぞれその−
断面図および−断面図である。また、第4図
は、第1図に示されている実施例の別の作動状態
と示す正面図である。 10:固定盤、13:シート状被加工物、1
6:可動盤、20:主シリンダ、24:断熱板、
26:熱板、28:冷却板、30:浮上盤、3
4:補助シリンダ、36:ピストンロツド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 所定のシート状の積層材料が重ね合わされた
シート状被加工物を、その移送方向に直列に位置
した複数の領域において互いに異なるプレス条件
で同時にプレス操作せしめて、それら積層材料を
積層接着するようにしたステツプ式連続プレス装
置であつて、 前記シート状被加工物の複数の領域に対応した
複数のプレス領域を備えた固定盤と、 該固定盤と同様の複数のプレス領域を備え、該
固定盤と上下方向で対向するように配設された可
動盤と、 前記固定盤に立設されたコラムに対してシリン
ダ本体が取り付けられる一方、ラムが前記可動盤
に連結されることにより、該可動盤を該固定盤に
対して接近、離間せしめる主シリンダと、 前記複数のプレス領域のうち、前記シート状被
加工物に対して主プレス操作を施す主プレス領域
において対向位置する前記固定盤および前記可動
盤の対向面上に、それぞれ固定的に取り付けられ
た、対向面間に前記主シリンダによるプレス力が
及ぼされる一対の主プレス板と、 前記複数のプレス領域のうち、前記主プレス領
域以外の補助プレス領域において対向位置する前
記固定盤および前記可動盤の何れか一方の対向面
上に前記主プレス板と面一となるように固定的に
取り付けられた第一のプレス板と、該固定盤およ
び可動盤の何れか他方の対向面上に、それら固定
盤と可動盤との対向方向に変位可能に配設された
第二のプレス板とから成る補助プレス板と、 前記補助プレス領域において、前記補助プレス
板を構成する第二のプレス板と、該第二のプレス
板が対向面上に配設された前記固定盤または可動
盤との間に介在され、該第二のプレス板を、前記
第一のプレス板との対向面間距離が前記一対の主
プレス板の対向面間距離よりも大きくなり得る状
態で、該固定盤または可動盤に対して所定の範囲
内で変位可能に支持する浮上盤と、 該浮上盤と、前記補助プレス板を構成する第一
のプレス板が取り付けられた前記可動盤または固
定盤との間に配設されて、それらを接近、離間せ
しめると共に、前記補助プレス領域において前記
第一のプレス板と前記第二のプレス板との間に所
望のプレス力を与える補助シリンダとを、 含み、前記シート状被加工物を前記領域に対応し
た送り量をもつて間欠的に移送しつつプレス操作
せしめることにより、該シート状被加工物の複数
の領域を互いに異なるプレス条件をもつて連続的
にプレス操作し得るようにしたことを特徴とする
ステツプ式連続プレス装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18716586A JPS6343795A (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | ステツプ式連続プレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18716586A JPS6343795A (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | ステツプ式連続プレス装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6343795A JPS6343795A (ja) | 1988-02-24 |
| JPH0335037B2 true JPH0335037B2 (ja) | 1991-05-24 |
Family
ID=16201255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18716586A Granted JPS6343795A (ja) | 1986-08-08 | 1986-08-08 | ステツプ式連続プレス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6343795A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0741440B2 (ja) * | 1988-03-25 | 1995-05-10 | 北川精機株式会社 | 真空プレス装置及び制御方法 |
| CN101823346A (zh) * | 2010-05-11 | 2010-09-08 | 天津市天锻压力机有限公司 | 一种带有浮动压制结构的粉末制品液压机 |
| FI123736B (fi) * | 2011-05-04 | 2013-10-15 | Raute Oyj | Puutuotepuristinlaitteisto |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58132326A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-06 | Toshiba Corp | 順送プレス加工方法 |
-
1986
- 1986-08-08 JP JP18716586A patent/JPS6343795A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6343795A (ja) | 1988-02-24 |
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