JPH0335328B2 - - Google Patents
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- JPH0335328B2 JPH0335328B2 JP7846182A JP7846182A JPH0335328B2 JP H0335328 B2 JPH0335328 B2 JP H0335328B2 JP 7846182 A JP7846182 A JP 7846182A JP 7846182 A JP7846182 A JP 7846182A JP H0335328 B2 JPH0335328 B2 JP H0335328B2
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- eva
- vinyl acetate
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Description
本発明は、良好な流動性を有するエチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂成形材料またはその成分とし
てエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有するホ
ツトメルト組成物成形材料に関する。 エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと
略す)のペレツトなどの成形材料は、その高い粘
着性のために、ペレツト製造工程、その後の貯
蔵,輸送等において、ペレツト同志が強固なブロ
ツキングを起し、また、その流動性が極めて乏し
いために、ペレツト類の生産時,包装作業時等に
おいて多大な労力を要するといつた問題をかか
て、長時間にわたる貯蔵,輸送等が困難であつ
た。また、ペレツト類の使用時においては、その
開封作業,各工程への仕込み作業及び溶解,混合
工程等でその乏しい流動性のために、著しい弊害
を招いていた。これらの弊害を緩和させる方法と
して、従来よりペレツト類に対する種々の処理方
法が提案されている。例えば、タルク,シリカ等
の無機物質,粉末ポリエチレン,ポリエチレンワ
ツクスおよびその分散液,EVA分散液等をペレ
ツト類表面にコーテイングする方法である。しか
しながら、上記の各種方法には多くの問題が存在
している。 例えば、EVAに無機物質であるタルク,シリ
カ等を混合付着させ添加した場合には、被コーテ
イングペレツト類に実用的な流動性,耐粘着性効
果を発揮させるために多量の添加が必要となる
が、EVAとの相溶性が極めて乏しいため、末端
製品の性能を著しく損なう問題がある。 また、粉末ポリエチレンをEVAペレツトに混
合付着させた場合には、被コーテイングペレツト
類を溶剤に溶解して使用するに際し、溶液に濁り
を生じさせると共に、多量に添加した場合には、
EVAの接着特性等に悪影響を与える等の欠点が
ある。 例えば、米国特許第3528841号等に記載される
ポリオレフイン微粉末の水系スラリーによる重合
体ペレツトへのコーテイング方法では、微粉末ポ
リオレフインの付着量が、現実に粘着性を防止
し、良好な流動性を確保する域までに達すること
が来ないと共に、上記粉末ポリエチレンコーテイ
ングと同様の用途面における欠点を有している。 また特開昭56−67209号等に提案されるポリエ
チレンワツクスまたはポリエチレンワツクスを主
成分とする分散液等でEVAペレツトにコーテイ
ングを実施した場合には、耐粘着性に対してはあ
る程度の効果が見られるものの、実用的な流動性
を得るに到らないうえ、該ポリエチレンワツクス
のコーテイング量が微量であつても被コーテイン
グEVAペレツトを溶解させた場合、乳濁状を呈
する問題があるため、良好な流動性を有する被コ
ーテイングペレツトを得るに到る多量の該被覆剤
の使用は、その用途面から著しい制約を受ける。 また、特開昭48−32939号等に提案される、高
粘着性エチレン系ポリマーペレツトに低粘着性
EVAの分散液でコーテイングを実施した場合に
は、コーテイング剤として用いるEVAの融点が
低いと共に、該物質中の酢酸ビニル含量いかんに
よつては、現実的に粘着性を防止し、良好な流動
性を有する被コーテイングペレツトを得るに到ら
ない等の問題がある。 本発明者等は、上記従来技術の有する問題点を
克服し、良好な流動性を有し、かつ、十分な粘着
防止効果をも兼ね備えたコーテイング方法につい
て鋭意研究の結果、本発明を完成させた。 本発明は、EVA成形材料またはその成分とし
てEVAを含有するホツトメルト組成物成形材料
の表面に、EVAの存在下、無水マレイン酸とア
クリル酸を共重合することにより得られる共重合
体中のカルボン酸の50化学当量%以上を中和した
カルボキシル化EVAとEVAあるいはワツクスか
らなる被覆材を被覆してなる成形材料、および
EVA成形材料またはその成分としてEVAを含有
するホツトメルト組成物成形材料の表面を、
EVAの存在下、無水マレイン酸とアクリル酸を
共重合することにより得られる共重合体中のカル
ボン酸の50化学当量%以上を中和したカルボキシ
ル化EVAを乳化剤とするEVAあるいはワツクス
の水性エマルジヨンを用いて、被覆することを特
徴とする樹脂成形材料の製造方法に関する。 本発明をさらに詳しく説明する。 本発明において、成形材料を被覆するために用
いられるカルボキシル化EVAは、EVA99〜50重
量部の存在下、1〜50重量部の無水マレイン酸と
アクリル酸を共重合することにより得られる共重
合体で、そのカルボン酸の50化学当量%以上、好
ましくは80〜100化学当量%を中和したものであ
る。 ここで用いられるEVAは、酢酸ビニル含有量
が3〜70重量%で、メルトインデツクスが0.1〜
500g/10分で、好ましくは酢酸ビニル含有量が
10〜40重量%である。 さらに、カルボキシル化EVAとしては、酸価
が10〜300mgKOH/g、好ましくは30〜100mg
KOH/gの共重合体で、そのカルボン酸の50化
学当量%以上を中和したものである。ワツクスと
しては、パラフインワツクス,マイクロクリスタ
ルワツクス,ポリエチレンワツクス,アタクチツ
クポリプロピレン等である。 また、本発明において、被覆を施こされる
EVAとしては、酢酸ビニル含有量3〜90重量%、
好ましくは15〜60重量%のEVAが特に好ましい。 さらに、その成分としてEVAを含有するホツ
トメルト組成物としては、該EVAに粘着付与剤、
ワツクス,フイラー,顔料等の配合剤を必要に応
じて配したもので、主に接着剤,コーテイング剤
に供されるものである。 成形材料としては、ペレツト,チツプ,ブロツ
ク,短冊,ビスケツト,ドロツプ,ープ等が用い
られる。 本発明において、成形材料に被覆を施こす方法
としては、カルボン酸の50化学当量%以上を中和
してカルボキシル化EVAを乳化剤とするEVAま
たはワツクスの水性エマルジヨンを用いることを
特徴とする。 本発明に用いるエマルジヨンとしては、カルボ
キシル化EVA100重量部に対して、EVAまたは
ワツクスを10〜1000重量部,水100〜10000重量部
からなるものである。 カルボキシル化EVAのカルボン酸を中和する
のに用いる塩基としては、アルカリ金属,アルカ
リ金属塩,アルカリ金属水酸化物,アルカリ金属
アルコキシド,水素化アルカリ金属,アンモニ
ア,アンモニウム塩,有機アミン等が用いられ
る。 本発明に用いるエマルジヨン中の固形分濃度は
1〜40重量%であり、該エマルジヨンの平均粒径
が3〜70μ、好ましくは、5〜30μである。 さらに、該エマルジヨンの平均粘度は1〜
1000cpである。 上記にその特徴を記したカルボキシル化EVA
水性エマルジヨンの調整方法としては、特開昭52
−142686号公報に開示された方法を例えば用いる
ことができる。 EVA成形材料またはその成分としてEVAを含
有するホツトメルト組成物成形材料の表面をカル
ボキシル化EVA水性エマルジヨンで被覆する方
法としては、 1 EVAまたはその成分として該EVAを含有す
るホツトメルト組成物のストランド製造時に、
該水性エマルジヨンあるいは該水性エマルジヨ
ンの希釈溶液と接触させ、該エマルジヨンで被
覆されたストランドを種々の形状にカツテイン
グする方法。 2 EVAまたはその成分として該EVAを含有す
るホツトメルト組成物を該エマルジヨン中ある
いは、該水性エマルジヨンの希釈溶液中に連続
的に押機ダイから排出させながらカツテイング
する、所請アンダーウオーターカツトする方
法。 3 EVA成形材料またはその成分として該EVA
を含有するホツトメルト組成物成形材料を該水
性エマルジヨンあるいは、該水性エマルジヨン
の希釈溶液に浸漬するかまたは、スプレーする
こと等により均一に該成形材料にコーテイング
した後に、乾燥させる方法が例示出来る。 上記に例示したいずれかの方法を、該エマルジ
ヨン被覆に採用したとしても、既存の工程には何
ら影響を与えるものではない。 また、上記被覆方法で良好な流動性を与え、か
つ十分な粘着防止効果をも有する被コーテイング
成形材料を得る該エマルジヨンの被覆量は、成形
材料に対して100〜5000ppmで十分であり、必要
に応じては更に高濃度付着も可能であり、何ら問
題となることはない。 本発明によれば、従来の粘着防止剤の有する
種々の問題点を改良でき、その使用量が極めて微
量で良好な流動性を有し、かつ十分な粘着防止効
果をも成形材料に付与することが出来る利点があ
る。加えて、本発明で用いるエマルジヨンが水系
であることから極めて安全性が高く、かつその使
用濃度を自由に調整出来る等取り扱いが容易であ
ることも大きな利点である。 また、該エマルジヨンを用いての被覆方法も従
来一般的に行われているペレツト製造工程への適
応が極めて容易であり、しかも該方法により製造
された被コーテイング成形材料の流動性向上およ
び粘着防止効果が極めて高い利点がる。 次に実施例によつて本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例に制限されるものでは
ない。 実施例中で述べる被コーテイング成形材料の性
状の評価方法,評価基準は以下の通りである。 1 流動性 流動性測定フアネル(上部口径130mm,下部口
径30mm,安息角60゜円錐形フアネル)に各種粘着
防止処理を実施した樹脂ペレツト200gを入れ、
フアネル通過時間,通過状態により、その流動性
を以下のランクに判別した。 A:極めてスムースに樹脂ペレツトが流下し、滞
留も詰まりもない。 B:樹脂ペレツトは流下するものの、滞留,詰ま
りを若干引き起こすと共に、流下に時間がかか
る。 C:全く流下しないか、フアネル上部より外力を
加えることにより少々は流下するが、再び詰ま
りをを生ずる。 2 耐ブロツキング性 内寸法60mm×60mm×70mmの枡状の容器に、各粘
着防止処理を実施したペレツト100gを仕込み、
7Kgの荷重をのせ、40℃または35℃に各々設定し
たオーブン中に48時間放置後、オーブンから取り
出し、23℃で24時間コンデイシヨニングしたブロ
ツク状ペレツトに、荷重をかけた方向と垂直な方
向に圧縮し、崩すのに要する力と、そのブロツキ
ング状況を観察し以下のランク判別した。 A:ブロツキングなし。 B:比較的容易に崩れる軽いブロツキング。 C:強固なブロツキング。 3 溶解性 各粘着防止処理をしたペレツト50gを、トルエ
ン230mlに溶かした該ペレツトのトルエン溶液を
調整し、その外観を比較し、以下のランクに判別
した。 A:透明で懸濁物がない溶液。 B:僅かに濁りを生じている溶液。 C:ひどく濁りを生じている溶液。 実施例 1 酢酸ビニル含有量32重量%,メルトインデツク
ス30g/10分のEVAに、無水マレイン酸およびア
クリル酸を加え、有機過酸化物重合開始剤を用い
て重合して得られた、粘度180cp/25℃,酸価65
mgKOH/gのカルボキシル化EVAの15重量%ト
ルエン溶液に、酢酸ビニル含有量40重量%,メル
トインデツクス65g/10分のEVAを溶解し、更に
水,アンモニアを添加し、バキユームホモミキサ
ー中で強力撹拌して得られた、固形物濃度13重量
%,平均粒子径5〜10μでそのカルボン酸の85%
を中和したカルボキシル化EVA水性エマルジヨ
ンを用い、固形物分散濃度1重量%の該エマルジ
ヨン希釈水溶液を作成した。この溶液1Kg中に、
酢酸ビニル含量40重量%のEVAペレツト500gを
浸漬後、5メツシユのステンレス製網で過し、
遠心分離機中で水分を除去し、乾燥した。このよ
うにして得られたペレツトの流動性,耐ブロツキ
ング性,溶解性の評価および固形物付着量を第1
表に示した。 比較例 1 メルトインデツクス22g/10分,平均粒子径
20μの粉末ポリエチレンを用い、固形物分散濃度
1重量%の水性分散液を調整し、実施例1で使用
したのと同様のEVAペレツトを浸漬し、実施例
1と同様の処理を行い、粉末ポリエチレンコーテ
イングEVAペレツトを作成した。このようにし
て得られたペレツトの流動性,耐ブロツキング
性,溶解性の評価および固形物付着量を第1表に
示した。
酸ビニル共重合樹脂成形材料またはその成分とし
てエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含有するホ
ツトメルト組成物成形材料に関する。 エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと
略す)のペレツトなどの成形材料は、その高い粘
着性のために、ペレツト製造工程、その後の貯
蔵,輸送等において、ペレツト同志が強固なブロ
ツキングを起し、また、その流動性が極めて乏し
いために、ペレツト類の生産時,包装作業時等に
おいて多大な労力を要するといつた問題をかか
て、長時間にわたる貯蔵,輸送等が困難であつ
た。また、ペレツト類の使用時においては、その
開封作業,各工程への仕込み作業及び溶解,混合
工程等でその乏しい流動性のために、著しい弊害
を招いていた。これらの弊害を緩和させる方法と
して、従来よりペレツト類に対する種々の処理方
法が提案されている。例えば、タルク,シリカ等
の無機物質,粉末ポリエチレン,ポリエチレンワ
ツクスおよびその分散液,EVA分散液等をペレ
ツト類表面にコーテイングする方法である。しか
しながら、上記の各種方法には多くの問題が存在
している。 例えば、EVAに無機物質であるタルク,シリ
カ等を混合付着させ添加した場合には、被コーテ
イングペレツト類に実用的な流動性,耐粘着性効
果を発揮させるために多量の添加が必要となる
が、EVAとの相溶性が極めて乏しいため、末端
製品の性能を著しく損なう問題がある。 また、粉末ポリエチレンをEVAペレツトに混
合付着させた場合には、被コーテイングペレツト
類を溶剤に溶解して使用するに際し、溶液に濁り
を生じさせると共に、多量に添加した場合には、
EVAの接着特性等に悪影響を与える等の欠点が
ある。 例えば、米国特許第3528841号等に記載される
ポリオレフイン微粉末の水系スラリーによる重合
体ペレツトへのコーテイング方法では、微粉末ポ
リオレフインの付着量が、現実に粘着性を防止
し、良好な流動性を確保する域までに達すること
が来ないと共に、上記粉末ポリエチレンコーテイ
ングと同様の用途面における欠点を有している。 また特開昭56−67209号等に提案されるポリエ
チレンワツクスまたはポリエチレンワツクスを主
成分とする分散液等でEVAペレツトにコーテイ
ングを実施した場合には、耐粘着性に対してはあ
る程度の効果が見られるものの、実用的な流動性
を得るに到らないうえ、該ポリエチレンワツクス
のコーテイング量が微量であつても被コーテイン
グEVAペレツトを溶解させた場合、乳濁状を呈
する問題があるため、良好な流動性を有する被コ
ーテイングペレツトを得るに到る多量の該被覆剤
の使用は、その用途面から著しい制約を受ける。 また、特開昭48−32939号等に提案される、高
粘着性エチレン系ポリマーペレツトに低粘着性
EVAの分散液でコーテイングを実施した場合に
は、コーテイング剤として用いるEVAの融点が
低いと共に、該物質中の酢酸ビニル含量いかんに
よつては、現実的に粘着性を防止し、良好な流動
性を有する被コーテイングペレツトを得るに到ら
ない等の問題がある。 本発明者等は、上記従来技術の有する問題点を
克服し、良好な流動性を有し、かつ、十分な粘着
防止効果をも兼ね備えたコーテイング方法につい
て鋭意研究の結果、本発明を完成させた。 本発明は、EVA成形材料またはその成分とし
てEVAを含有するホツトメルト組成物成形材料
の表面に、EVAの存在下、無水マレイン酸とア
クリル酸を共重合することにより得られる共重合
体中のカルボン酸の50化学当量%以上を中和した
カルボキシル化EVAとEVAあるいはワツクスか
らなる被覆材を被覆してなる成形材料、および
EVA成形材料またはその成分としてEVAを含有
するホツトメルト組成物成形材料の表面を、
EVAの存在下、無水マレイン酸とアクリル酸を
共重合することにより得られる共重合体中のカル
ボン酸の50化学当量%以上を中和したカルボキシ
ル化EVAを乳化剤とするEVAあるいはワツクス
の水性エマルジヨンを用いて、被覆することを特
徴とする樹脂成形材料の製造方法に関する。 本発明をさらに詳しく説明する。 本発明において、成形材料を被覆するために用
いられるカルボキシル化EVAは、EVA99〜50重
量部の存在下、1〜50重量部の無水マレイン酸と
アクリル酸を共重合することにより得られる共重
合体で、そのカルボン酸の50化学当量%以上、好
ましくは80〜100化学当量%を中和したものであ
る。 ここで用いられるEVAは、酢酸ビニル含有量
が3〜70重量%で、メルトインデツクスが0.1〜
500g/10分で、好ましくは酢酸ビニル含有量が
10〜40重量%である。 さらに、カルボキシル化EVAとしては、酸価
が10〜300mgKOH/g、好ましくは30〜100mg
KOH/gの共重合体で、そのカルボン酸の50化
学当量%以上を中和したものである。ワツクスと
しては、パラフインワツクス,マイクロクリスタ
ルワツクス,ポリエチレンワツクス,アタクチツ
クポリプロピレン等である。 また、本発明において、被覆を施こされる
EVAとしては、酢酸ビニル含有量3〜90重量%、
好ましくは15〜60重量%のEVAが特に好ましい。 さらに、その成分としてEVAを含有するホツ
トメルト組成物としては、該EVAに粘着付与剤、
ワツクス,フイラー,顔料等の配合剤を必要に応
じて配したもので、主に接着剤,コーテイング剤
に供されるものである。 成形材料としては、ペレツト,チツプ,ブロツ
ク,短冊,ビスケツト,ドロツプ,ープ等が用い
られる。 本発明において、成形材料に被覆を施こす方法
としては、カルボン酸の50化学当量%以上を中和
してカルボキシル化EVAを乳化剤とするEVAま
たはワツクスの水性エマルジヨンを用いることを
特徴とする。 本発明に用いるエマルジヨンとしては、カルボ
キシル化EVA100重量部に対して、EVAまたは
ワツクスを10〜1000重量部,水100〜10000重量部
からなるものである。 カルボキシル化EVAのカルボン酸を中和する
のに用いる塩基としては、アルカリ金属,アルカ
リ金属塩,アルカリ金属水酸化物,アルカリ金属
アルコキシド,水素化アルカリ金属,アンモニ
ア,アンモニウム塩,有機アミン等が用いられ
る。 本発明に用いるエマルジヨン中の固形分濃度は
1〜40重量%であり、該エマルジヨンの平均粒径
が3〜70μ、好ましくは、5〜30μである。 さらに、該エマルジヨンの平均粘度は1〜
1000cpである。 上記にその特徴を記したカルボキシル化EVA
水性エマルジヨンの調整方法としては、特開昭52
−142686号公報に開示された方法を例えば用いる
ことができる。 EVA成形材料またはその成分としてEVAを含
有するホツトメルト組成物成形材料の表面をカル
ボキシル化EVA水性エマルジヨンで被覆する方
法としては、 1 EVAまたはその成分として該EVAを含有す
るホツトメルト組成物のストランド製造時に、
該水性エマルジヨンあるいは該水性エマルジヨ
ンの希釈溶液と接触させ、該エマルジヨンで被
覆されたストランドを種々の形状にカツテイン
グする方法。 2 EVAまたはその成分として該EVAを含有す
るホツトメルト組成物を該エマルジヨン中ある
いは、該水性エマルジヨンの希釈溶液中に連続
的に押機ダイから排出させながらカツテイング
する、所請アンダーウオーターカツトする方
法。 3 EVA成形材料またはその成分として該EVA
を含有するホツトメルト組成物成形材料を該水
性エマルジヨンあるいは、該水性エマルジヨン
の希釈溶液に浸漬するかまたは、スプレーする
こと等により均一に該成形材料にコーテイング
した後に、乾燥させる方法が例示出来る。 上記に例示したいずれかの方法を、該エマルジ
ヨン被覆に採用したとしても、既存の工程には何
ら影響を与えるものではない。 また、上記被覆方法で良好な流動性を与え、か
つ十分な粘着防止効果をも有する被コーテイング
成形材料を得る該エマルジヨンの被覆量は、成形
材料に対して100〜5000ppmで十分であり、必要
に応じては更に高濃度付着も可能であり、何ら問
題となることはない。 本発明によれば、従来の粘着防止剤の有する
種々の問題点を改良でき、その使用量が極めて微
量で良好な流動性を有し、かつ十分な粘着防止効
果をも成形材料に付与することが出来る利点があ
る。加えて、本発明で用いるエマルジヨンが水系
であることから極めて安全性が高く、かつその使
用濃度を自由に調整出来る等取り扱いが容易であ
ることも大きな利点である。 また、該エマルジヨンを用いての被覆方法も従
来一般的に行われているペレツト製造工程への適
応が極めて容易であり、しかも該方法により製造
された被コーテイング成形材料の流動性向上およ
び粘着防止効果が極めて高い利点がる。 次に実施例によつて本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例に制限されるものでは
ない。 実施例中で述べる被コーテイング成形材料の性
状の評価方法,評価基準は以下の通りである。 1 流動性 流動性測定フアネル(上部口径130mm,下部口
径30mm,安息角60゜円錐形フアネル)に各種粘着
防止処理を実施した樹脂ペレツト200gを入れ、
フアネル通過時間,通過状態により、その流動性
を以下のランクに判別した。 A:極めてスムースに樹脂ペレツトが流下し、滞
留も詰まりもない。 B:樹脂ペレツトは流下するものの、滞留,詰ま
りを若干引き起こすと共に、流下に時間がかか
る。 C:全く流下しないか、フアネル上部より外力を
加えることにより少々は流下するが、再び詰ま
りをを生ずる。 2 耐ブロツキング性 内寸法60mm×60mm×70mmの枡状の容器に、各粘
着防止処理を実施したペレツト100gを仕込み、
7Kgの荷重をのせ、40℃または35℃に各々設定し
たオーブン中に48時間放置後、オーブンから取り
出し、23℃で24時間コンデイシヨニングしたブロ
ツク状ペレツトに、荷重をかけた方向と垂直な方
向に圧縮し、崩すのに要する力と、そのブロツキ
ング状況を観察し以下のランク判別した。 A:ブロツキングなし。 B:比較的容易に崩れる軽いブロツキング。 C:強固なブロツキング。 3 溶解性 各粘着防止処理をしたペレツト50gを、トルエ
ン230mlに溶かした該ペレツトのトルエン溶液を
調整し、その外観を比較し、以下のランクに判別
した。 A:透明で懸濁物がない溶液。 B:僅かに濁りを生じている溶液。 C:ひどく濁りを生じている溶液。 実施例 1 酢酸ビニル含有量32重量%,メルトインデツク
ス30g/10分のEVAに、無水マレイン酸およびア
クリル酸を加え、有機過酸化物重合開始剤を用い
て重合して得られた、粘度180cp/25℃,酸価65
mgKOH/gのカルボキシル化EVAの15重量%ト
ルエン溶液に、酢酸ビニル含有量40重量%,メル
トインデツクス65g/10分のEVAを溶解し、更に
水,アンモニアを添加し、バキユームホモミキサ
ー中で強力撹拌して得られた、固形物濃度13重量
%,平均粒子径5〜10μでそのカルボン酸の85%
を中和したカルボキシル化EVA水性エマルジヨ
ンを用い、固形物分散濃度1重量%の該エマルジ
ヨン希釈水溶液を作成した。この溶液1Kg中に、
酢酸ビニル含量40重量%のEVAペレツト500gを
浸漬後、5メツシユのステンレス製網で過し、
遠心分離機中で水分を除去し、乾燥した。このよ
うにして得られたペレツトの流動性,耐ブロツキ
ング性,溶解性の評価および固形物付着量を第1
表に示した。 比較例 1 メルトインデツクス22g/10分,平均粒子径
20μの粉末ポリエチレンを用い、固形物分散濃度
1重量%の水性分散液を調整し、実施例1で使用
したのと同様のEVAペレツトを浸漬し、実施例
1と同様の処理を行い、粉末ポリエチレンコーテ
イングEVAペレツトを作成した。このようにし
て得られたペレツトの流動性,耐ブロツキング
性,溶解性の評価および固形物付着量を第1表に
示した。
【表】
同一分散濃度水溶液を用いコーテイングを施し
た結果、第1表から明らかなように実施例1の方
は固形物付着量が多く、しかも流動性,耐ブロツ
キング性も著しく良化し、溶解性も損われていな
いことがわかる。 実施例 2 酢酸ビニル含有量32重量%,メルトインデツク
ス30g/10分のEVAを実施例1と同様に調製した
カルボキシル化EVAトルエン溶液に溶かした水
性エマルジヨンを用いて、実施例1と同様に、被
コーテイングEVAペレツトを作成した。このよ
うにして得られたペレツトの流動性,耐ブロツキ
ング性,溶解性の評価および固形物付着量を第2
表に示した。 実施例 3 実施例1と同様に調整したカルボキシル化
EVAおよび分子量2000,密度0.92g/cm3,軟化点
95℃のポリエチレンワツクスを用いカルボキシル
化EVAA水性エマルジヨン(固形物濃度10重量,
平均粒子径5〜10μ)を調整し、実施例1と同様
に被コーテイングEVAペレツトを得た。得られ
たペレツトの流動性,耐ブロツキング性,溶解性
の評価および固形物付着量を第2表に示す。 比較例 2 分子量4000,密度0.92g/cm3,軟化点13℃(JIS
K2531環球法)のポリエチレンワツクスを水中に
分散せしめた平均粒径5μ,固形物濃度40重量%
の水性分散液を用い、固形物分散濃度1重量%の
水溶液を作成し、実施例2と同様にして被コーテ
イングEVAペレツトを作成した。このようにし
て得られたペレツトの流動性,耐ブロツキング
性,溶解性の評価および固形物付着量を第2表に
示した。
た結果、第1表から明らかなように実施例1の方
は固形物付着量が多く、しかも流動性,耐ブロツ
キング性も著しく良化し、溶解性も損われていな
いことがわかる。 実施例 2 酢酸ビニル含有量32重量%,メルトインデツク
ス30g/10分のEVAを実施例1と同様に調製した
カルボキシル化EVAトルエン溶液に溶かした水
性エマルジヨンを用いて、実施例1と同様に、被
コーテイングEVAペレツトを作成した。このよ
うにして得られたペレツトの流動性,耐ブロツキ
ング性,溶解性の評価および固形物付着量を第2
表に示した。 実施例 3 実施例1と同様に調整したカルボキシル化
EVAおよび分子量2000,密度0.92g/cm3,軟化点
95℃のポリエチレンワツクスを用いカルボキシル
化EVAA水性エマルジヨン(固形物濃度10重量,
平均粒子径5〜10μ)を調整し、実施例1と同様
に被コーテイングEVAペレツトを得た。得られ
たペレツトの流動性,耐ブロツキング性,溶解性
の評価および固形物付着量を第2表に示す。 比較例 2 分子量4000,密度0.92g/cm3,軟化点13℃(JIS
K2531環球法)のポリエチレンワツクスを水中に
分散せしめた平均粒径5μ,固形物濃度40重量%
の水性分散液を用い、固形物分散濃度1重量%の
水溶液を作成し、実施例2と同様にして被コーテ
イングEVAペレツトを作成した。このようにし
て得られたペレツトの流動性,耐ブロツキング
性,溶解性の評価および固形物付着量を第2表に
示した。
【表】
第2表から明らかなように、比較例2において
は耐ブロツキング性にはある程度の効果が認めら
れるが、流動性,溶解性において著しく劣つてい
ることがわかる。これに対し、実施例2および3
では溶解性を損なうことなしに良好な流動性,耐
ブロツキング性が得られている。 実施例 4 実施例1で用いたと同様のカルボキシル化
EVA水性エマルジヨンを用い、固形物分散濃度
10重量%の水性エマルジヨン溶液を作成し、この
溶液1Kg中に、EVA70重量部(商品名ウルトラ
セン634を20重量部,ウルトラセン750を50重量
部、東洋曹達工業(株)製)と、粘着付与剤30重量部
(商品名ベンセルC、荒川化学(株)製)を配合して
得た、ホツトメルト組成物ペレツト500gを浸漬
した後、5メツシユステンレス製網で過し、遠
心分離機中で水分を除去し、乾燥した。このよう
にして得られたペレツトの流動性,耐ブロツキン
グ性,溶解性の評価および固形物付着量を第3表
に示した。 比較例 3 分子量4000,密度0.97g/cm3,軟化点128℃
(JISK2531環球法)のポリエチレンワツクスを水
中に分散せしめた平均粒径5μ,固形物濃度42重
量%の水性分散液を用い、固形物濃度10重量%の
水溶液を調整し用いる以外は全て実施例3と同様
にして被コーテイングホツトメルト組成物ペレツ
トを作成した。このようにして得られたペレツト
の流動性,耐ブロツキング性,溶解性の評価およ
び固形物付着量を第3表に示した。
は耐ブロツキング性にはある程度の効果が認めら
れるが、流動性,溶解性において著しく劣つてい
ることがわかる。これに対し、実施例2および3
では溶解性を損なうことなしに良好な流動性,耐
ブロツキング性が得られている。 実施例 4 実施例1で用いたと同様のカルボキシル化
EVA水性エマルジヨンを用い、固形物分散濃度
10重量%の水性エマルジヨン溶液を作成し、この
溶液1Kg中に、EVA70重量部(商品名ウルトラ
セン634を20重量部,ウルトラセン750を50重量
部、東洋曹達工業(株)製)と、粘着付与剤30重量部
(商品名ベンセルC、荒川化学(株)製)を配合して
得た、ホツトメルト組成物ペレツト500gを浸漬
した後、5メツシユステンレス製網で過し、遠
心分離機中で水分を除去し、乾燥した。このよう
にして得られたペレツトの流動性,耐ブロツキン
グ性,溶解性の評価および固形物付着量を第3表
に示した。 比較例 3 分子量4000,密度0.97g/cm3,軟化点128℃
(JISK2531環球法)のポリエチレンワツクスを水
中に分散せしめた平均粒径5μ,固形物濃度42重
量%の水性分散液を用い、固形物濃度10重量%の
水溶液を調整し用いる以外は全て実施例3と同様
にして被コーテイングホツトメルト組成物ペレツ
トを作成した。このようにして得られたペレツト
の流動性,耐ブロツキング性,溶解性の評価およ
び固形物付着量を第3表に示した。
【表】
第3表から明らかなように、実施例4ではいか
なる性質もも損なうことなしに、目的とする良好
な流動性を有する該ペレツトを得ている。しか
し、比較例3では溶解性を失なつている。 比較例 4,5 平均粒径が80〜130μ(比較例4)および0.1〜1μ
(比較例5)である以外は実施例1と同一のカル
ボキシル化EVA水性エマルジヨンを調整し、実
施例1と同様の操作で被コーテイングEVAペレ
ツトを作成した。このようにして得られたペレツ
トの流動性,耐ブロツキング性,溶解性の評価お
よび固形物付着量を、実施例1と比較し第4表に
示した。
なる性質もも損なうことなしに、目的とする良好
な流動性を有する該ペレツトを得ている。しか
し、比較例3では溶解性を失なつている。 比較例 4,5 平均粒径が80〜130μ(比較例4)および0.1〜1μ
(比較例5)である以外は実施例1と同一のカル
ボキシル化EVA水性エマルジヨンを調整し、実
施例1と同様の操作で被コーテイングEVAペレ
ツトを作成した。このようにして得られたペレツ
トの流動性,耐ブロツキング性,溶解性の評価お
よび固形物付着量を、実施例1と比較し第4表に
示した。
【表】
第4表から明らかなように、該水性エマルジヨ
ンの粒径範囲は被コーテイングペレツトの流動
性,耐ブロツキング性に著しい影響を与え、当該
用途において重要な因子であることがわかる。
ンの粒径範囲は被コーテイングペレツトの流動
性,耐ブロツキング性に著しい影響を与え、当該
用途において重要な因子であることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン−酢酸ビニル共重合体成形材料また
はその成分としてエチレン−酢酸ビニル共重合体
を含有するホツトメルト組成物成形材料の表面
に、エチレン−酢酸ビニル共重合体の存在下、無
水マレイン酸とアクリル酸を共重合することによ
り得られる共重合体中のカルボン酸の50化学当量
%以上を中和したカルボキシル化エチレン−酢酸
ビニル共重合体と、エチレン−酢酸ビニル共重合
体あるいはワツクスかららなる被覆材を被覆して
なる成形材料。 2 エチレン−酢酸ビニル共重合体成形材料また
はその成分としてエチレン−酢酸ビニル共重合体
を含有するホツトメルト組成物成形材料の表面
を、エチン−酢酸ビニル共重合体の存在下、無水
マレイン酸とアクリル酸を共重合することにより
得られる共重合体中のカルボン酸の50化学当量%
以上を中和したカルボキシル化エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を乳化剤とする、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体あるいはワツクスの水性エマルジヨ
ンを用いて被覆することを特徴とする、樹脂成形
材料の製造方法。 3 エマルジヨンの固形分濃度が1〜40重量%で
ある特許請求の範囲第2項記載の製造方法。 4 エマルジヨンの平均粒径が3〜70μである特
許請求の範囲第2〜3項のいづれかに記載の製造
方法。 5 エマルジヨンの平均粘度が1〜1000cpであ
る特許請求の範囲第2〜4項のいづれかに項記載
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7846182A JPS58196236A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 樹脂成形材料およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7846182A JPS58196236A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 樹脂成形材料およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58196236A JPS58196236A (ja) | 1983-11-15 |
| JPH0335328B2 true JPH0335328B2 (ja) | 1991-05-27 |
Family
ID=13662659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7846182A Granted JPS58196236A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 樹脂成形材料およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58196236A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4880991B2 (ja) * | 2005-12-14 | 2012-02-22 | 三井化学株式会社 | 高分子量ポリオレフィン系粒子 |
-
1982
- 1982-05-12 JP JP7846182A patent/JPS58196236A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58196236A (ja) | 1983-11-15 |
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